JPH10277586A - 微生物を使用する浄化剤 - Google Patents

微生物を使用する浄化剤

Info

Publication number
JPH10277586A
JPH10277586A JP9090576A JP9057697A JPH10277586A JP H10277586 A JPH10277586 A JP H10277586A JP 9090576 A JP9090576 A JP 9090576A JP 9057697 A JP9057697 A JP 9057697A JP H10277586 A JPH10277586 A JP H10277586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
purifying agent
microorganisms
zeolite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9090576A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Moriguchi
浩史 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP9090576A priority Critical patent/JPH10277586A/ja
Publication of JPH10277586A publication Critical patent/JPH10277586A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】即効性に優れ、十分な浄化効果を有し、運転操
作が容易であること 【解決手段】本発明の浄化剤は、微生物群、腐植物質、
フミン酸、フルボ酸、ゼオライト、糖類及び窒素系栄養
源からなり、これに水5〜30重量部を混合し、温度2
8℃〜40℃、酸素供給量0.03〜0.10リットル
/分で36時間培養した後、更に継続して温度28℃〜
40℃、酸素供給を行わないで60時間培養した培養物
を凍結乾燥した粉末である。また酸素供給量0.03リ
ットル/分〜0.10リットル/分で36時間培養した
培養物を凍結乾燥した粉末である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水の浄化剤に関
するものであり、更には、本発明は、凝集沈澱効果を利
用して汚水をきれいにする浄化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、池や沼、用水等が汚染されている
場合が多く、このような池や沼、用水等の汚水の浄化
は、従来ゼオライト、木炭、その他多孔質体を汚水中に
設置して汚水中に分布している微生物を固定することに
より汚水を浄化する方法が試みられており、また汚水の
浄化を腐植物質を成分とする浄化剤を使用して汚水中に
分布している微生物を活性化し、凝集沈降効果を利用し
て浄化する方法があり、例えば特開平5−31490号
公報には、フルボ酸、腐植酸等の腐植植物、粘土鉱物及
び活性鉄等を含む腐植質鉄錯体を汚水中に投入し、酸化
反応と微生物群の増殖を行って、これを曝気工程で浄化
することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如くゼオライト、木炭、その他多孔質体を汚水中に設置
して汚水中に分布している微生物を固定することにより
汚水を浄化する方法は、一応の生物効果は示すものの即
効性に乏しく、効率の悪いものであった。また腐植物質
を成分とする浄化剤を使用する方法もまた即効性に問題
があり、現場にセットしてから、略嫌気的な処理を行う
ことが決め手となるため運転が難しく、処理を効果的に
行うには経験乃至熟練が必要であった。更に腐植質鉄錯
体を使用する方法では、曝気工程を使用する点で浄化が
複雑かつ経費がかかる等の問題がある。
【0004】そこで、本発明等は、前述の如き問題点に
ついて種々検討したところ、微生物群を積極的に繁殖さ
せて使用することにより、前述如き問題点を解決するこ
とができ、即効性に優れ、十分な浄化効果を有し、運転
操作が容易であることを見出し、この知見に基づいて本
発明はなされたものである。したがって、本発明が解決
しようとする課題は、即効性に優れ、十分な浄化効果を
有し、運転操作が容易である浄化剤を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の各発明によって達成される。
【0006】(1)微生物群、腐植物質、フミン酸、フ
ルボ酸、ゼオライト、糖類及び窒素系栄養源からなる浄
化剤。 (2)割合が微生物群0.05〜0.3重量部、腐植物
質0.5〜3重量部、フミン酸0.1〜1.0重量部、
フルボ酸0.1〜1.0、ゼオライト0.1〜10重量
部、糖類(糖質)0.05〜5重量部、窒素系栄養源
0.01〜2重量部からなることを特徴とする前記第1
項に記載の浄化剤。 (3)前記第2項に記載の浄化剤に水5〜30重量部を
混合し、温度28℃〜40℃、酸素供給量0.03リッ
トル/分〜0.10リットル/分で36時間培養した
後、更に継続して温度28℃〜40℃、酸素供給を行わ
ないで60時間培養した培養物を凍結乾燥した粉末であ
ることを特徴とする浄化剤。 (4)微生物群がバチルス属、ストレプトコッカス属、
エンテロバクター属、リゾープス属、ニトロソモナス
属、ニトロバクター属、シュードモナス属及びセルロモ
ナス属を含むことを特徴とする前記第1項乃至第3項の
いずれかに記載の浄化剤。 (5)微生物群10重量部に対し、糖類5〜10重量
部、窒素系栄養源0.2〜5重量部、珪酸カルシウムの
多孔体20〜100重量部、水1000〜5000重量
部の混合物を、温度28℃〜40℃、酸素供給量0.0
3リットル/分〜0.10リットル/分で36時間培養
することによって得られた培養物を凍結乾燥した粉末で
あることを特徴とする前記第1項又は第4項に記載の浄
化剤。 (6)ゼオライトが、沸石又は海緑石を含有しているこ
とを特徴とする前記第1項乃至第5項のいずれかに記載
の浄化剤。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を更に詳しく説明
する。本発明の浄化剤は、微生物群、腐植物質、フミン
酸、フルボ酸、ゼオライト、糖類及び窒素系栄養源から
なることにより、即効性に優れ、十分な浄化効果を有
し、運転操作が容易であるという効果を奏するものであ
る。また本発明の浄化剤は、その割合が微生物群0.0
5〜0.3重量部、腐植物質0.5〜3重量部、フミン
酸0.1〜1.0重量部、フルボ酸0.1〜1.0、ゼ
オライト0.1〜10重量部、糖類(糖質)0.05〜
5重量部、窒素系栄養源0.01〜2重量部からなるこ
とにより、好ましい前記効果を奏するものである。
【0008】本発明では、前記割合で混合されている浄
化剤に水5〜30重量部を混合し、温度28℃〜40
℃、酸素供給量0.03リットル/分〜0.10リット
ル/分で36時間培養した後、更に継続して温度30
℃、酸素供給を行わないで60時間培養し、得られた培
養物を凍結乾燥して浄化剤粉末を得ることにより、好気
性微生物を多量に増殖することができると共に嫌気性微
生物の増殖も極力増殖させることができ、両者の拮抗作
用の少ない状態にすることができるもので、両微生物群
に富んだ優れた浄化剤が得られ、しかも取り扱いが容易
である。
【0009】更に、本発明において、微生物群がバチル
ス属、ストレプトコッカス属、エンテロバクター属、リ
ゾープス属、ニトロソモナス属、ニトロバクター属、シ
ュードモナス属及びセルロモナス属を含むことにより、
浄化剤の性能が優れ、即ち即効性に優れ、十分な浄化効
果を有する浄化剤が得られる。
【0010】更に本発明では、前記の第1項〜第4項ま
での浄化剤において、微生物群10重量部に対し、糖類
5〜10重量部、窒素系栄養源0.2〜5重量部、珪酸
カルシウムの多孔体20〜100重量部、水1000〜
5000重量部の混合物を、温度20℃〜40℃、酸素
供給量0.03リットル/分〜0.10リットル/分で
36時間培養することによって得られた培養物を凍結乾
燥した粉末であることにより、好気性の微生物群に富ん
だ優れた浄化剤が得られ、しかも取り扱いが容易であ
る。
【0011】本発明において、ゼオライトが、沸石又は
海緑石を含有していることにより微生物群の固定を良好
にすることができる。
【0012】本発明に用いられる浄化剤は、微生物群、
腐植物質、フミン酸、フルボ酸、ゼオライト、糖類及び
窒素系栄養源からなり、これらの各成分について説明す
ると、(1)本発明に用いられる微生物群としては、
バチルス(Bacillus)属、ストレプトコッカ
ス(Streptococcus)属、エンテロバク
ター(Enterobacter)属、リゾープス
(Rhizopus)属、ニトロソモナス(Nitr
osomonas)属、ニトロバクター(Nitro
bacter)属、シュードモナス(Pseudom
onas)属及びセルロモナス(Cellulomo
nas)属を含むものから構成される。
【0013】このうち、〜の微生物は汚染源である
有機物の分解に寄与する。〜の微生物は汚染源から
発生するアンモニアの分解に寄与するものであり、は
アンモニア→NO2 、はNO2 →NO3 、はNO3
→N2 への変換を行ない、悪臭を無臭化する。また、
は糖類やアルコールを乳酸やクエン酸などの有機酸に
変換したり、酵素(アミラーゼ、プロテアーゼ、リパー
ゼなど)を産出し、汚染源(有機物)を分解する役割を
演ずる。はセルロースの分解に寄与する。以上、〜
の微生物がそれぞれの機能を果すことによって汚染源
の成分を分解・溶解する。
【0014】(2)腐植物質としては、天然の土壌から
なるもので、土壌の粗粒分を除去したものが用いられ
る。(3)フミン酸は、腐植物質から分離したもので、
汚水のpHを低下させアルカリ汚濁物の中和に寄与す
る。(4)フルボ酸は、腐植物質から分離したもので、
微生物を活性化させる作用を有する。また(5)ゼオラ
イトとしては、特に限定されるものではないが、好まし
くは沸石又は海緑石が挙げられ、これは担体として用い
られ、これを含有していることにより微生物群の固定を
良好にすることができる。(6)糖類は、特に限定され
るものでないが、グルコースが好ましい。グルコース
は、微生物の栄養源となり、微生物の生育を効果的に促
進する。更に(7)窒素系栄養源は、窒素を含む化合物
であれば、特に制限されないが、通常塩化アンモニウ
ム、硫安が用いられる。
【0015】本発明において、浄化剤の成分の割合は微
生物群0.05〜0.3重量部、腐植物質0.5〜3重
量部、フミン酸0.1〜1.0重量部、フルボ酸0.1
〜1.0、ゼオライト0.1〜10重量部、糖類(糖
質)0.05〜5重量部、窒素系栄養源0.01〜2重
量部からなるが、好ましくは微生物群0.10〜0.3
重量部、腐植物質0.1〜3重量部、フミン酸0.3〜
1.0重量部、フルボ酸0.3〜1.0、ゼオライト1
〜8重量部、糖類(糖質)0.1〜5重量部、窒素系栄
養源0.1〜2重量部からなるのがよい。
【0016】これらの割合の場合は、微生物群0.05
重量部未満では、即効性に乏しく、また0.3重量部を
越えると菌のバランスが崩れるので好ましくない。腐植
物質の割合が0.5重量部未満では、長期的な浄化に寄
与しない。また3重量部を越えると、生物活性に悪影響
を与える。フミン酸0.1重量部未満では、アルカリ汚
濁物を処理できない。また1.0重量部を越えてもそれ
なりまたはそれ以上の効果を示さない。またフルボ酸
0.1重量部未満では、生物活性を高めることができな
い。また1.0重量部を越えても、それなりの生物活性
の向上効果を示さない。ゼオライト0.1重量部未満で
は、生物の担持体として面積が不十分であり、また10
重量部を越えても、担持能力に大した差がない。更に糖
類(糖質)0.05重量部未満では、微生物の生育を効
果的に促進しない。また糖類が5重量部を越えるとバチ
ルス属やシュートモナス属の菌数が増えすぎて他種の菌
との共存が不可能となる。窒素系栄養源0.01重量部
未満では、微生物の生育を効果的に促進しないし、また
2重量部を越えると菌のバランスが一定値以上にならな
い。
【0017】更に本発明では、微生物群0.05〜0.
3重量部、腐植物質0.5〜3重量部、フミン酸0.1
〜1.0重量部、フルボ酸0.1〜1.0、ゼオライト
0.1〜10重量部、糖類(糖質)0.05〜5重量
部、窒素系栄養源0.01〜2重量部からなる浄化剤に
水10〜25重量部を混合し、温度30℃、酸素供給量
0.05リットル/分で36時間培養した後、更に継続
して温度30℃、酸素供給を行わないで60時間培養し
た培養物を凍結乾燥して浄化剤粉末を製造することによ
り、好気性微生物を多量に増殖することができると共に
嫌気性微生物の増殖も極力増殖させることができ、両者
の拮抗作用の少ない状態にすることができるもので、両
微生物群に富んだ優れた浄化剤が得られ、しかも取り扱
いが容易である。
【0018】この浄化剤の割合は、好ましくは微生物群
0.07〜0.2重量部、腐植物質0.5〜2重量部、
フミン酸0.3〜0.8重量部、フルボ酸0.3〜0.
8、ゼオライト0.5〜8重量部、糖類(糖質)0.0
7〜2重量部、窒素系栄養源0.01〜1.5重量部か
らなる浄化剤に水10〜25重量部を混合し、温度30
℃、酸素供給量0.05リットル/分で36時間培養し
た後、更に継続して温度30℃、酸素供給を行わないで
60時間培養した培養物を凍結乾燥して浄化剤粉末を製
造することがよく、この範囲で好気性微生物と嫌気性微
生物の両微生物群に富んだ最良の優れた浄化剤が得られ
る。本発明で使用する微生物群は、更に詳しくは以下の
表1の如くである。
【0019】
【表1】
【0020】更に本発明では、前記の第1項〜第4項ま
での浄化剤において、微生物群10重量部に対し、糖類
5〜10重量部、窒素系栄養源0.2〜5重量部、珪酸
カルシウムの多孔体20〜100重量部、水1000〜
5000重量部の混合物を、温度20℃〜40℃、酸素
供給量0.03リットル/分〜0.10リットル/分で
36時間培養することによって得られた培養物を凍結乾
燥した粉末であることにより、好気性の微生物群に富ん
だ優れた浄化剤が得られ、しかも取り扱いが容易であ
る。
【0021】ここで好気性の微生物群に富んだ優れた浄
化剤を製造する場合において、糖類は、特に限定される
ものでなく、何でも良いが、グルコースが好ましい。糖
類の混合割合は、微生物群10重量部に対し、5〜10
重量部であり、糖類の量が5重量部未満のときは、微生
物の生育を効果的に促進しない。また糖類の量が10重
量部を越えるとバスチル属やシュードモナス属の菌数が
増えすぎて他種の菌との共存が不可能となる。また窒素
栄養源として用いられる水溶性窒素化合物は、特定のも
のでなく、通常用いられるものでよく、ここでは塩化ア
ンモニウム、硫安等が挙げられる。この水溶性窒素化合
物の添加量が、微生物群10重量部に対し、0.2重量
部未満のときには、微生物の生育を効果的に促進しな
い。また5重量部を越えると、バスチル属やシュードモ
ナス属の菌数が増えすぎて他種の菌とのバランスが保て
ないので、他種の菌との共存が不可能となる。
【0022】更に珪酸カルシウムの多孔体は、微生物の
担体として用いられるもので、微生物の増殖環境に適し
ているが、この珪酸カルシウムの多孔体の量が、微生物
群10重量部に対し20重量部未満のときは、微生物の
生育・増殖に効果的ではなく、また珪酸カルシウムの多
孔体の量が、100重量部を越えると、他のものとのバ
ランス上好ましくない。水の混合量は、1000〜50
00重量部の範囲内で、微生物の生育に好適であり、使
用する水としては、脱イオン水や蒸留水が好ましい。
【0023】本発明の浄化剤の製造方法は、コンクリー
トミキサー等の通常の混合機を用いて、前記の浄化剤成
分である微生物群、腐植物質、フミン酸、フルボ酸、ゼ
オライト、糖類及び窒素系栄養源の所要量を混合するこ
とにより得られる。この際の混合時間は、均一に混合さ
れればよく、通常5分〜20分、好ましくは8分〜12
分混合することにより均一に混合される。
【0024】
【実施例】以下に、本発明について実施例を挙げて更に
詳しく説明するが、本発明は、これらに限定されるもの
ではない。
【0025】〔実施例1〕B.subtilis〔IA
M,1168〕2g、S.faecalis〔IAM,
1119〕1g、E.sakazakii〔IAM,1
2660〕1g、R.oryzae〔IAM,600
6〕1g、N.europaea〔IFO,1429
8〕、N.agilis〔IFO,14297〕1g、
P.caryophilli〔IFO,12950〕1
g、C.biazotea〔IFO,12680〕3g
を混合し、2gのグルコースと200gの滅菌水を混合
し、30℃で6時間攪拌培養し、得られた培養液は微生
物群からなる。
【0026】この微生物群10重量部、グルコース5重
量部、塩化アンモニウム0.5重量部、珪酸カルシウム
多孔体30重量部、水1500重量部を混合し、温度3
0℃、酸素供給量0.05リットル/分として36時間
攪拌培養した後、凍結乾燥して粉末の浄化剤を得た。こ
の浄化剤は、好気性微生物と嫌気性微生物が共存してい
る。この浄化剤を10重量部、腐植物質(総合研究所の
花畑からとった土を44メッシュの篩で粗粒を除去して
えられたもの、総合研究所の所在地:埼玉県大宮市北袋
一丁目297番地三菱マテリアル株式会社内)を20重
量部、フミン酸10重量部、フルボ酸10重量部、ゼオ
ライト45重量部、グルコース4重量部、塩化アンモニ
ウム1重量部を混合し、ティーバックに入れた。総合研
究所の池(BOD=20、COD=18、SS=70、
T−N=0.6、T−P=0.3の水)を試験用とし
た。この池は水量100リットルなので本発明の浄化材
を0.5Kg計ってティーバックに入れて池底へつるし
た。このままの状態で、7日目、30日目、60日目及
び90日目に試料を採取して、表2に示す水質検査を行
った。60日経過後には池底がみえる程に透明性が改善
された。アオコの発生も見られなかった。得られた結果
を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明らかなように、本発明の浄化剤
を使用した場合には、各試験項目が湖沼基準値におい
て、水産3級(工業用水1級)また水道2、3級の基準
値を満たしていることがわかり、したがって、本発明の
浄化剤は、優れた浄化作用を有することがわかる。これ
に対して、市販の微生物製剤を用いた場合には、90日
目で各項目で5倍以上の値を示し、本発明よりはるかに
浄化性能が劣るものである。
【0029】〔実施例2〕実施例1の微生物群10重量
部、総合研究所の花畑からとった土を44メッシュの篩
で粗粒を除去した腐植物質を100重量部、フミン酸5
0重量部、フルボ酸50重量部、珪酸カルシウム多孔体
200重量部、グルコース10重量部、塩化アンモニウ
ム1重量部、水1500重量部を混合し、温度30℃、
酸素供給量0.05リットル/分として36時間培養
後、更に継続して、温度30℃、酸素供給量なしで60
時間培養を行ない、凍結乾燥後、粉末の浄化剤を得た。
この浄化剤は好気性微生物に富んでいる。これを用い
て、総合研究所の池で浄化テストを行った。池の水質は
BOD=35、COD=40、SS=81、T−N=
0.45、T−P=0.4であった。池の水量は、約1
00リットルである。本発明の浄化材を0.3Kgはか
り、ティーバックに入れて、池底へつるした。2時間エ
アレーション(ティーバックの下に散気管を装備し
た。)22時間静止の反復を行なった。7日目、30日
目、60日目及び90日目に試料を採取して、表3に示
す水質検査を行った。30日経過後には、池底が見える
程に透明性が改善された。得られた結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】表3から明らかなように、本発明の浄化剤
を使用した場合には、各試験項目が湖沼基準値におい
て、水道2級(水産2級)の基準値を満たしていること
がわかり、したがって、本発明の浄化剤は、優れた浄化
作用を有することがわかる。これに対して、市販の微生
物製剤を用いた場合には、90日目で各項目で5倍以上
の値を示し、本発明よりはるかに浄化性能が劣るもので
ある。
【0032】〔実施例3〕実施例2において、珪酸カル
シウム多孔体にかえてゼオライトを用いた以外は、実施
例2と同様にして浄化剤を製造した。得られた浄化剤を
用いて実施例2と同様にして試験したところ、実施例2
と同様に市販の微生物製剤より優れた性能を有してい
た。またゼオライトとして、海緑石を用いた場合には、
単にゼオライトを使用したものより一段と優れていた。
【0033】
【発明の効果】本発明の浄化剤は、微生物群、腐植物
質、フミン酸、フルボ酸、ゼオライト、糖類及び窒素系
栄養源からなることにより、即効性に優れ、十分な浄化
効果を有し、運転操作が容易であるという効果を奏する
ものである。
【0034】本発明では、前記の浄化剤に水5〜30重
量部を混合し、温度28℃〜40℃、酸素供給量0.0
3リットル/分〜0.10リットル/分で36時間培養
した後、更に継続して温度30℃、酸素供給を行わない
で60時間培養し、得られた培養物を凍結乾燥して浄化
剤粉末を得ることにより、好気性微生物を多量に増殖す
ることができると共に嫌気性微生物の増殖も極力増殖さ
せることができ、両者の拮抗作用の少ない状態にするこ
とができるもので、両微生物群に富んだ優れた浄化剤が
得られ、しかも取り扱いが容易である。
【0035】更に、本発明において、微生物群がバチル
ス属、ストレプトコッカス属、エンテロバクター属、リ
ゾープス属、ニトロソモナス属、ニトロバクター属、シ
ュードモナス属及びセルロモナス属を含むことにより、
浄化剤の性能が優れ、即ち即効性に優れ、十分な浄化効
果を有する浄化剤が得られる。
【0036】更に本発明の第1項〜第4項までの浄化剤
において、微生物群10重量部に対し、糖類5〜10重
量部、窒素系栄養源0.2〜5重量部、珪酸カルシウム
の多孔体20〜100重量部、水1000〜5000重
量部の混合物を、温度20℃〜40℃、酸素供給量0.
03リットル/分〜0.10リットル/分で36時間培
養することによって得られた培養物を凍結乾燥した粉末
であることにより、好気性の微生物群に富んだ優れた浄
化剤が得られ、しかも取り扱いが容易である。更にまた
本発明において、ゼオライトが、沸石又は海緑石を含有
していることにより微生物群の固定を良好にすることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:46 1:01 1:845 1:38)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物群、腐植物質、フミン酸、フルボ
    酸、ゼオライト、糖類及び窒素系栄養源からなる浄化
    剤。
  2. 【請求項2】割合が微生物群0.05〜0.3重量部、
    腐植物質0.5〜3重量部、フミン酸0.1〜1.0重
    量部、フルボ酸0.1〜1.0、ゼオライト0.1〜1
    0重量部、糖類(糖質)0.05〜5重量部、窒素系栄
    養源0.01〜2重量部からなることを特徴とする請求
    項1に記載の浄化剤。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の浄化材に水5〜30重量
    部を混合し、温度28℃〜40℃、酸素供給量0.03
    〜0.10リットル/分で36時間培養した後、更に継
    続して温度28℃〜40℃、酸素供給を行わないで60
    時間培養した培養物を凍結乾燥した粉末であることを特
    徴とする浄化剤。
  4. 【請求項4】微生物群がバチルス属、ストレプトコッカ
    ス属、エンテロバクター属、リゾープス属、ニトロソモ
    ナス属、ニトロバクター属、シュードモナス属及びセル
    ロモナス属を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3に記載の浄化剤。
  5. 【請求項5】微生物群10重量部に対し、糖類5〜10
    重量部、窒素系栄養源0.2〜5重量部、珪酸カルシウ
    ムの多孔体20〜100重量部、水1000〜5000
    重量部の混合物を、温度28℃〜40℃、酸素供給量
    0.03〜0.10リットル/分で36時間培養するこ
    とによって得られた培養物を凍結乾燥した粉末であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の浄化剤。
  6. 【請求項6】ゼオライトが、沸石又は海緑石を含有して
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載の浄化剤。
JP9090576A 1997-04-09 1997-04-09 微生物を使用する浄化剤 Withdrawn JPH10277586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9090576A JPH10277586A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 微生物を使用する浄化剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9090576A JPH10277586A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 微生物を使用する浄化剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10277586A true JPH10277586A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14002267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9090576A Withdrawn JPH10277586A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 微生物を使用する浄化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10277586A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020029880A (ko) * 2002-02-26 2002-04-20 서영진 가축의 음용수 처리방법
KR100420756B1 (ko) * 2001-08-08 2004-03-12 서희동 활성부식물질을 이용한 하·폐수의 처리방법
KR100424158B1 (ko) * 2001-08-22 2004-03-30 서희동 활성부식물질을 이용한 부식화미생물 배양방법
KR100471097B1 (ko) * 2002-03-13 2005-02-23 서희동 음식물쓰레기의 퇴비화방법
KR101438380B1 (ko) * 2014-05-07 2014-09-05 석성기업주식회사 수질정화용 콘크리트 블록
JP2015110760A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 恭子 柿澤 洗浄用組成物
CN113526604A (zh) * 2021-05-24 2021-10-22 威海瑞能电力工程有限公司 一种污水处理剂及其制备方法
JP7675911B1 (ja) * 2024-09-13 2025-05-13 将人 木村 水産物加工場の廃水の浄化液及びその使用方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420756B1 (ko) * 2001-08-08 2004-03-12 서희동 활성부식물질을 이용한 하·폐수의 처리방법
KR100424158B1 (ko) * 2001-08-22 2004-03-30 서희동 활성부식물질을 이용한 부식화미생물 배양방법
KR20020029880A (ko) * 2002-02-26 2002-04-20 서영진 가축의 음용수 처리방법
KR100471097B1 (ko) * 2002-03-13 2005-02-23 서희동 음식물쓰레기의 퇴비화방법
JP2015110760A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 恭子 柿澤 洗浄用組成物
KR101438380B1 (ko) * 2014-05-07 2014-09-05 석성기업주식회사 수질정화용 콘크리트 블록
CN113526604A (zh) * 2021-05-24 2021-10-22 威海瑞能电力工程有限公司 一种污水处理剂及其制备方法
JP7675911B1 (ja) * 2024-09-13 2025-05-13 将人 木村 水産物加工場の廃水の浄化液及びその使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Park et al. Growth of microalgae in diluted process water of the animal wastewater treatment plant
CN108033574A (zh) 一种用于城市河道净化的生态净水剂及其制备方法
CN103589672A (zh) 一种有效菌水质净化剂的制备方法
JP3732089B2 (ja) 廃水処理用微生物培養物の調製方法
JPH10277586A (ja) 微生物を使用する浄化剤
JP4707251B2 (ja) 活性汚泥及び排水処理方法
KR19980033946A (ko) 폐수처리용 활성미생물 배양물질 및 그 사용방법
JPH10295367A (ja) バチルス属に属する新規微生物
JPS63130184A (ja) アオコなどの汚水浄化法
US20030201224A1 (en) Microbial consortium for the biodegradation of dithiocarbamates
Yan et al. Comparison of the effects of nitrogen concentration on nutrient removal, growth and physiological characteristics of immobilized and free Chlorella vulgaris: I. growth and nutrient removal
WO2021149811A1 (ja) 有機物分解材及びその使用
KR930011713B1 (ko) 미생물을 이용한 계분 및 인분 정화제
KR840000936B1 (ko) 폐수처리용 미생물 영양조성물 및 그 제조방법
SU524777A1 (ru) Способ биологической очистки сточных вод от органических соединений
KR0165526B1 (ko) 폐수처리제의 제조방법
JPH10296295A (ja) 排水処理方法
JPH08155476A (ja) 含アンモニア態窒素海水の硝化処理法
JPH08103755A (ja) 生ゴミ分解用の菌担持体
CN120058128A (zh) 一种基于菌酶协同的功能型生物絮团的培养方法
JP2001000995A (ja) 排水処理方法および有用微生物
KR20020031958A (ko) 토양 미생물을 이용한 생물활성수의 제조방법
JPH04505279A (ja) 排水処理
JP2018050518A (ja) バクテリアブロック
SU1336454A1 (ru) Способ биологической очистки сточных вод от этиленгликол

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706