JPH10277626A - 鋼帯冷却装置 - Google Patents
鋼帯冷却装置Info
- Publication number
- JPH10277626A JPH10277626A JP8528597A JP8528597A JPH10277626A JP H10277626 A JPH10277626 A JP H10277626A JP 8528597 A JP8528597 A JP 8528597A JP 8528597 A JP8528597 A JP 8528597A JP H10277626 A JPH10277626 A JP H10277626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- cooling water
- cooling
- water flow
- blocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の鋼帯冷却装置は、既存設備に適用する
ことが難しいとともに、鋼帯を幅方向に均一に所定温度
へ冷却して鋼帯の幅方向端部側における外観不良を解消
できない。 【解決手段】 鋼帯11表面に冷却水流23a 〜23f を噴出
するノズル21a 〜21fと、冷却水流23a 〜23f に衝突す
る遮断位置Bと衝突しない非遮断位置Aとに変更自在に
配置されるとともに非遮断位置Aにある場合に冷却水流
23a 〜23f が通過する貫通孔32a 〜32f を有する遮断板
31と、遮断板31に衝突して流下する冷却水を受けて系外
へ排出する排水樋41と、遮断板31の上面に設置されて遮
断板31が非遮断位置Aにある場合に鋼帯両端部側を冷却
する冷却水流23a,23f に対して気体を噴射して冷却水流
23a,23f を排水樋41へ流下させる気体噴射ノズル51a,51
fとを備える鋼帯冷却装置50である。
ことが難しいとともに、鋼帯を幅方向に均一に所定温度
へ冷却して鋼帯の幅方向端部側における外観不良を解消
できない。 【解決手段】 鋼帯11表面に冷却水流23a 〜23f を噴出
するノズル21a 〜21fと、冷却水流23a 〜23f に衝突す
る遮断位置Bと衝突しない非遮断位置Aとに変更自在に
配置されるとともに非遮断位置Aにある場合に冷却水流
23a 〜23f が通過する貫通孔32a 〜32f を有する遮断板
31と、遮断板31に衝突して流下する冷却水を受けて系外
へ排出する排水樋41と、遮断板31の上面に設置されて遮
断板31が非遮断位置Aにある場合に鋼帯両端部側を冷却
する冷却水流23a,23f に対して気体を噴射して冷却水流
23a,23f を排水樋41へ流下させる気体噴射ノズル51a,51
fとを備える鋼帯冷却装置50である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯冷却装置に関
し、特に熱間圧延後の鋼帯を冷却する鋼帯冷却装置に関
する。
し、特に熱間圧延後の鋼帯を冷却する鋼帯冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱延鋼板等の鋼板製造プロセスで
は、制御圧延した鋼帯をオンラインで加速冷却して高強
度かつ高靱性の鋼板を得る制御冷却が広く行われてい
る。
は、制御圧延した鋼帯をオンラインで加速冷却して高強
度かつ高靱性の鋼板を得る制御冷却が広く行われてい
る。
【0003】図8は、熱延鋼板の制御冷却プロセスを示
す略式説明図である。熱間圧延装置の仕上圧延機1 によ
り仕上圧延を行われた鋼帯2 は、鋼帯2 の上面を冷却す
る上面冷却装置3 と下面を冷却する下面冷却装置4 とに
より、オンラインで上面側および下面側から制御冷却さ
れ、コイラー5 に巻き取られる。
す略式説明図である。熱間圧延装置の仕上圧延機1 によ
り仕上圧延を行われた鋼帯2 は、鋼帯2 の上面を冷却す
る上面冷却装置3 と下面を冷却する下面冷却装置4 とに
より、オンラインで上面側および下面側から制御冷却さ
れ、コイラー5 に巻き取られる。
【0004】鋼帯2 の上面を冷却する上面冷却装置3 に
は、一般にパイプラミナー方式が採用される。図9は、
このパイプラミナー方式による上面冷却装置3 を示す説
明図であって、図9(a) は鋼帯2 の幅方向中心位置にお
ける垂直断面図,図9(b) は図9(a) におけるA−A線
矢視図である。
は、一般にパイプラミナー方式が採用される。図9は、
このパイプラミナー方式による上面冷却装置3 を示す説
明図であって、図9(a) は鋼帯2 の幅方向中心位置にお
ける垂直断面図,図9(b) は図9(a) におけるA−A線
矢視図である。
【0005】上面冷却装置3 は、図9(a) における矢印
方向に搬送される鋼帯2 の上方に、搬送方向について所
定間隔だけ離間してヘッダー6 が3本並設されており、
図9(b)に示すように、これらのヘッダー6,6,6 の長手方
向 (鋼帯2 の幅方向) に所定間隔をあけて冷却水吐出用
のノズル7 が連通状態で多数取り付けられる。各ノズル
7 は、例えばヘッダー6 の最上部から略円弧状に湾曲し
て下方へ向けて延設され、逆U字状の外形を呈する。ヘ
ッダー6 の内部にはその一端側から冷却水が供給され、
供給された冷却水は、各ノズル7 から複数かつ柱状のラ
ミナー流8 として、鋼帯2 の上面に噴射される。これに
より、高温の鋼帯2 は、幅方向に所望の巻取温度にまで
均一に加速冷却される。
方向に搬送される鋼帯2 の上方に、搬送方向について所
定間隔だけ離間してヘッダー6 が3本並設されており、
図9(b)に示すように、これらのヘッダー6,6,6 の長手方
向 (鋼帯2 の幅方向) に所定間隔をあけて冷却水吐出用
のノズル7 が連通状態で多数取り付けられる。各ノズル
7 は、例えばヘッダー6 の最上部から略円弧状に湾曲し
て下方へ向けて延設され、逆U字状の外形を呈する。ヘ
ッダー6 の内部にはその一端側から冷却水が供給され、
供給された冷却水は、各ノズル7 から複数かつ柱状のラ
ミナー流8 として、鋼帯2 の上面に噴射される。これに
より、高温の鋼帯2 は、幅方向に所望の巻取温度にまで
均一に加速冷却される。
【0006】添加元素量の最適化により従来実現されて
きた鋼帯の高強度化, 高靱性化を、この制御冷却と制御
圧延とを組み合わせにより実現することが可能であり、
省エネルギーや省コストの観点だけでなく、鋼帯の機械
的性質のよりいっそうの向上等にも多大な成果をあげて
いる。
きた鋼帯の高強度化, 高靱性化を、この制御冷却と制御
圧延とを組み合わせにより実現することが可能であり、
省エネルギーや省コストの観点だけでなく、鋼帯の機械
的性質のよりいっそうの向上等にも多大な成果をあげて
いる。
【0007】ところで、図9 に示すパイプラミナー方式
による上面冷却装置3 では、冷却開始時には各ノズル7
から同時に冷却水が噴出されるとともに冷却終了時には
各ノズル7 からの冷却水の噴出が同時に終了すること
が、極めて重要である。鋼帯2の幅方向に並設される各
ノズル7 からの冷却水噴出タイミングおよび停止タイミ
ングが一致しないと、鋼帯2 の幅方向に関して冷却が不
均一となり、最悪の場合には、鋼帯2 の幅方向両端部側
に耳波変形等の外観不良を発生するからである。
による上面冷却装置3 では、冷却開始時には各ノズル7
から同時に冷却水が噴出されるとともに冷却終了時には
各ノズル7 からの冷却水の噴出が同時に終了すること
が、極めて重要である。鋼帯2の幅方向に並設される各
ノズル7 からの冷却水噴出タイミングおよび停止タイミ
ングが一致しないと、鋼帯2 の幅方向に関して冷却が不
均一となり、最悪の場合には、鋼帯2 の幅方向両端部側
に耳波変形等の外観不良を発生するからである。
【0008】したがって、従来より、パイプラミナー方
式による上面冷却装置では、ノズルから噴出される冷却
水の噴出および停止タイミングを一致させること、すな
わち冷却水噴出に関する応答性を向上させることが要請
されており、様々な提案がなされている。
式による上面冷却装置では、ノズルから噴出される冷却
水の噴出および停止タイミングを一致させること、すな
わち冷却水噴出に関する応答性を向上させることが要請
されており、様々な提案がなされている。
【0009】例えば、特公昭45−29891 号公報には、ノ
ズルの先端と鋼帯との間に冷却水流を遮断することがで
きる遮断板と、遮断板に衝突して流下する冷却水を受け
るとともにヘッダーに連接される水受とを配置すること
により、冷却水噴射・停止時の応答性向上を図った冷却
装置が記載されている。
ズルの先端と鋼帯との間に冷却水流を遮断することがで
きる遮断板と、遮断板に衝突して流下する冷却水を受け
るとともにヘッダーに連接される水受とを配置すること
により、冷却水噴射・停止時の応答性向上を図った冷却
装置が記載されている。
【0010】また、特開昭62−179807号公報には、噴射
された冷却水が最終的に排出される鋼帯の幅方向端部側
が幅方向中央部よりも過冷却され易いことに起因する、
前述の外観不良の対策として、ノズルの先端と鋼帯との
間に、鋼帯の幅方向に沿って凹凸状を呈することにより
冷却水遮断領域および非遮断領域を形成する冷却水遮断
装置を設置した冷却装置が記載されている。
された冷却水が最終的に排出される鋼帯の幅方向端部側
が幅方向中央部よりも過冷却され易いことに起因する、
前述の外観不良の対策として、ノズルの先端と鋼帯との
間に、鋼帯の幅方向に沿って凹凸状を呈することにより
冷却水遮断領域および非遮断領域を形成する冷却水遮断
装置を設置した冷却装置が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの提案
によっても、熱延鋼帯、特に低温巻取りの熱延鋼帯の幅
方向に関する冷却の不均一や、これに起因する鋼帯の幅
方向端部側における外観不良を解消することはできな
い。
によっても、熱延鋼帯、特に低温巻取りの熱延鋼帯の幅
方向に関する冷却の不均一や、これに起因する鋼帯の幅
方向端部側における外観不良を解消することはできな
い。
【0012】すなわち、特公昭45−29891 号公報に記載
された冷却装置は、遮断板を約90度程度回動させること
により冷却水流の遮断を行うため、現在求められている
応答性を発揮することはできない。また、この公報に記
載された冷却装置では、鋼帯の幅方向端部側における過
冷却については何らの対策もなされておらず、前述の外
観不良を解消することはできない。
された冷却装置は、遮断板を約90度程度回動させること
により冷却水流の遮断を行うため、現在求められている
応答性を発揮することはできない。また、この公報に記
載された冷却装置では、鋼帯の幅方向端部側における過
冷却については何らの対策もなされておらず、前述の外
観不良を解消することはできない。
【0013】また、特開昭62−179807号公報に記載され
た冷却装置は、確かに鋼帯の均一な冷却を可能とするも
のであるが、極めて大型の冷却水遮断装置を、密集して
配設された各ノズル間に配置しなければならず、やは
り、実現性が低い。
た冷却装置は、確かに鋼帯の均一な冷却を可能とするも
のであるが、極めて大型の冷却水遮断装置を、密集して
配設された各ノズル間に配置しなければならず、やは
り、実現性が低い。
【0014】このように、従来の鋼帯冷却装置は、既存
設備に適用することが難しいとともに、鋼帯を幅方向に
均一に所定温度へ冷却して鋼帯の幅方向端部側における
外観不良を解消することができなかったのである。ここ
に、本発明の目的は、このような従来の課題を解決する
ことができる鋼帯冷却装置を提供することである。
設備に適用することが難しいとともに、鋼帯を幅方向に
均一に所定温度へ冷却して鋼帯の幅方向端部側における
外観不良を解消することができなかったのである。ここ
に、本発明の目的は、このような従来の課題を解決する
ことができる鋼帯冷却装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、冷却水供
給用のヘッダーに連通された多数のノズルからの冷却水
噴出および停止に関する応答性および均一性を高めるこ
とができる手段について、鋭意検討した結果、ノズル
から柱状に噴出される冷却水が通過する貫通孔を有する
遮断板を微小に動かして冷却水の噴出および停止を行う
こと、または遮断板, 排水樋を有して冷却水流を柱状
に噴出する冷却装置において、一部の冷却水流を変更す
る冷却水遮断機構を配置しておき、耳波発生部への冷却
水噴射量を独立して制御することにより、鋼帯を従来よ
りも高精度かつ幅方向に均一に所望の温度に冷却するこ
とができ、これにより、上記課題を解決することができ
ることを知見して、本発明を完成した。
給用のヘッダーに連通された多数のノズルからの冷却水
噴出および停止に関する応答性および均一性を高めるこ
とができる手段について、鋭意検討した結果、ノズル
から柱状に噴出される冷却水が通過する貫通孔を有する
遮断板を微小に動かして冷却水の噴出および停止を行う
こと、または遮断板, 排水樋を有して冷却水流を柱状
に噴出する冷却装置において、一部の冷却水流を変更す
る冷却水遮断機構を配置しておき、耳波発生部への冷却
水噴射量を独立して制御することにより、鋼帯を従来よ
りも高精度かつ幅方向に均一に所望の温度に冷却するこ
とができ、これにより、上記課題を解決することができ
ることを知見して、本発明を完成した。
【0016】ここに、本発明の要旨とするところは、搬
送される鋼帯の冷却装置であって、鋼帯幅方向へ並設さ
れるとともに鋼帯の表面に向けて複数の冷却水流を噴出
する複数のノズルと、複数の冷却水流に衝突して鋼帯の
表面への冷却水流を遮断する遮断位置と複数の冷却水流
に衝突しない非遮断位置とに変更自在に配置される遮断
部材と、遮断位置に位置する遮断部材の下方に配置され
るとともに遮断部材に衝突して流下する冷却水を受けて
系外へ排出する排水機構とを備え、遮断部材が、非遮断
位置にある場合に冷却水流が通過する貫通孔を複数有す
ることを特徴とする。
送される鋼帯の冷却装置であって、鋼帯幅方向へ並設さ
れるとともに鋼帯の表面に向けて複数の冷却水流を噴出
する複数のノズルと、複数の冷却水流に衝突して鋼帯の
表面への冷却水流を遮断する遮断位置と複数の冷却水流
に衝突しない非遮断位置とに変更自在に配置される遮断
部材と、遮断位置に位置する遮断部材の下方に配置され
るとともに遮断部材に衝突して流下する冷却水を受けて
系外へ排出する排水機構とを備え、遮断部材が、非遮断
位置にある場合に冷却水流が通過する貫通孔を複数有す
ることを特徴とする。
【0017】また、本発明は、別の観点からは、搬送さ
れる鋼帯の冷却装置であって、鋼帯幅方向へ並設される
とともに鋼帯の表面に向けて複数の冷却水流を噴出する
複数のノズルと、複数の冷却水流に衝突して鋼帯の表面
への冷却水流を遮断する遮断位置と複数の冷却水流に衝
突しない非遮断位置とに変更自在に配置される遮断部材
と、遮断位置に位置する遮断部材の下方に配置されると
ともに遮断部材に衝突して流下する冷却水を受けて系外
へ排出する排水機構と、遮断部材が非遮断位置にある場
合に、冷却水流のうちで鋼帯に過冷却が発生する部位の
冷却に直接的に影響する冷却水流を排水機構へ流下させ
る冷却水流遮断機構とを備えることを特徴とする。
れる鋼帯の冷却装置であって、鋼帯幅方向へ並設される
とともに鋼帯の表面に向けて複数の冷却水流を噴出する
複数のノズルと、複数の冷却水流に衝突して鋼帯の表面
への冷却水流を遮断する遮断位置と複数の冷却水流に衝
突しない非遮断位置とに変更自在に配置される遮断部材
と、遮断位置に位置する遮断部材の下方に配置されると
ともに遮断部材に衝突して流下する冷却水を受けて系外
へ排出する排水機構と、遮断部材が非遮断位置にある場
合に、冷却水流のうちで鋼帯に過冷却が発生する部位の
冷却に直接的に影響する冷却水流を排水機構へ流下させ
る冷却水流遮断機構とを備えることを特徴とする。
【0018】上記の本発明にかかる鋼帯冷却装置では、
冷却水流遮断機構が、過冷却が発生する部位の冷却に直
接的に影響する冷却水流に対して気体を噴射する気体噴
射装置であることが、設備の簡素化の観点から望まし
い。
冷却水流遮断機構が、過冷却が発生する部位の冷却に直
接的に影響する冷却水流に対して気体を噴射する気体噴
射装置であることが、設備の簡素化の観点から望まし
い。
【0019】また、上記の本発明にかかる鋼帯冷却装置
では、遮断部材が、非遮断位置にある場合に冷却水流が
通過する貫通孔を複数有するとともに、気体を噴射され
た冷却水を導いて排水機構に流下させる位置に位置する
板状部材であることが、鋼帯を幅方向に均一に所定温度
に冷却するためには、望ましい。また、上記の本発明に
かかる鋼帯冷却装置では、冷却水流遮断機構が、遮断部
材の冷却水流との衝突面に設けられることが、小型化を
図るためには望ましい。
では、遮断部材が、非遮断位置にある場合に冷却水流が
通過する貫通孔を複数有するとともに、気体を噴射され
た冷却水を導いて排水機構に流下させる位置に位置する
板状部材であることが、鋼帯を幅方向に均一に所定温度
に冷却するためには、望ましい。また、上記の本発明に
かかる鋼帯冷却装置では、冷却水流遮断機構が、遮断部
材の冷却水流との衝突面に設けられることが、小型化を
図るためには望ましい。
【0020】これらの本発明では、遮断部材の遮断位置
および非遮断位置の変更が、遮断部材の端部近傍を回転
中心とする回転運動により、行われることが、設備小型
化のためには望ましい。さらに、これらの本発明では、
排水機構が、鋼帯の上方に鋼帯幅方向に架け渡されて設
置された排水樋であることが、設備小型化のためには望
ましい。
および非遮断位置の変更が、遮断部材の端部近傍を回転
中心とする回転運動により、行われることが、設備小型
化のためには望ましい。さらに、これらの本発明では、
排水機構が、鋼帯の上方に鋼帯幅方向に架け渡されて設
置された排水樋であることが、設備小型化のためには望
ましい。
【0021】
(第1実施形態)以下、本発明の実施形態を添付図面を
参照しながら、詳細に説明する。図1は、本実施形態の
鋼帯冷却装置10の主要部を抽出するとともに一部を透視
状態で示す斜視図である。
参照しながら、詳細に説明する。図1は、本実施形態の
鋼帯冷却装置10の主要部を抽出するとともに一部を透視
状態で示す斜視図である。
【0022】熱間圧延を行われて所定の板厚とされた熱
延鋼帯11は、ホットランテーブル上を図中白抜矢印方向
に搬送されており、下流工程に設置されたコイラー (図
示しない) によりコイルに巻き取られる。本実施形態の
鋼帯冷却装置10は、ホットランテーブルにおいて熱延鋼
帯11の上方に設置される。
延鋼帯11は、ホットランテーブル上を図中白抜矢印方向
に搬送されており、下流工程に設置されたコイラー (図
示しない) によりコイルに巻き取られる。本実施形態の
鋼帯冷却装置10は、ホットランテーブルにおいて熱延鋼
帯11の上方に設置される。
【0023】本実施形態の鋼帯冷却装置10は、逆U字状
ノズル群20, 遮断部材30および排水機構40の組合せを、
鋼帯搬送方向に複数組備えており、図示範囲ではこれら
の組合せを2組, 逆U字状ノズル群20を4 組示してい
る。各組合せの要素は同一であるため、以降の実施形態
の説明は、逆U字状ノズル群20, 遮断部材30および排水
機構40の組合せを例にとって、行うこととし、他の組合
せについては同一の図中符合に連字符(−1,−2,−3 )
を付すことにより、重複する説明を省略する。
ノズル群20, 遮断部材30および排水機構40の組合せを、
鋼帯搬送方向に複数組備えており、図示範囲ではこれら
の組合せを2組, 逆U字状ノズル群20を4 組示してい
る。各組合せの要素は同一であるため、以降の実施形態
の説明は、逆U字状ノズル群20, 遮断部材30および排水
機構40の組合せを例にとって、行うこととし、他の組合
せについては同一の図中符合に連字符(−1,−2,−3 )
を付すことにより、重複する説明を省略する。
【0024】逆U字状ノズル群20は、上方へ略円弧状に
湾曲して下方へ向かう6本の管体である逆U字状ノズル
21a 〜21f により構成される。逆U字状ノズル21a 〜21
f は、熱延鋼帯11の幅方向に一列に等間隔で並設されて
おり、それぞれの一端開口部は、下方に位置する熱延鋼
帯11の表面を指向する。また、他端開口部は、パイプラ
ミナーヘッダー22に接続される。
湾曲して下方へ向かう6本の管体である逆U字状ノズル
21a 〜21f により構成される。逆U字状ノズル21a 〜21
f は、熱延鋼帯11の幅方向に一列に等間隔で並設されて
おり、それぞれの一端開口部は、下方に位置する熱延鋼
帯11の表面を指向する。また、他端開口部は、パイプラ
ミナーヘッダー22に接続される。
【0025】パイプラミナーヘッダー22は、内部に冷却
水を流す冷却水供給体であって、熱延鋼帯11の上方かつ
幅方向に、図示しない架台に支持されて、架け渡され
る。このパイプラミナーヘッダー22の外表面には、連通
状態で逆U字状ノズル21a 〜21f の他端が一列に等間隔
で取り付けられる。これにより、パイプラミナーヘッダ
ー22の内部に適宜圧力で冷却水を供給すると、逆U字状
ノズル21a 〜21f の一端開口部から下方に向けて、冷却
水流である柱状のラミナー流23a 〜23f が噴出される。
水を流す冷却水供給体であって、熱延鋼帯11の上方かつ
幅方向に、図示しない架台に支持されて、架け渡され
る。このパイプラミナーヘッダー22の外表面には、連通
状態で逆U字状ノズル21a 〜21f の他端が一列に等間隔
で取り付けられる。これにより、パイプラミナーヘッダ
ー22の内部に適宜圧力で冷却水を供給すると、逆U字状
ノズル21a 〜21f の一端開口部から下方に向けて、冷却
水流である柱状のラミナー流23a 〜23f が噴出される。
【0026】なお、本実施形態では、一つのパイプラミ
ナーヘッダー22から熱延鋼帯11の搬送方向に関して、逆
U字状ノズル群21, 21−1 を設けているため、パイプラ
ミナーヘッダーの設置数を低減することができる。した
がって、逆U字状ノズルが多数密集して配置されていて
も、容易に設置することができる。
ナーヘッダー22から熱延鋼帯11の搬送方向に関して、逆
U字状ノズル群21, 21−1 を設けているため、パイプラ
ミナーヘッダーの設置数を低減することができる。した
がって、逆U字状ノズルが多数密集して配置されていて
も、容易に設置することができる。
【0027】遮断部材30は、逆U字状ノズル群20と熱延
鋼帯11との間に設置される。遮断部材30は、遮断板31と
回転軸33とにより構成される。遮断板31は、熱延鋼帯11
の幅方向の全面を覆うことができる矩形の平面形状を呈
し、熱延鋼帯11の上方に幅方向に架け渡されて、設置さ
れる。遮断板31には、ラミナー流23a 〜23f と同一ピッ
チで、ラミナー流23a 〜23f がそれぞれ通過する貫通孔
32a 〜32f が形成されている。
鋼帯11との間に設置される。遮断部材30は、遮断板31と
回転軸33とにより構成される。遮断板31は、熱延鋼帯11
の幅方向の全面を覆うことができる矩形の平面形状を呈
し、熱延鋼帯11の上方に幅方向に架け渡されて、設置さ
れる。遮断板31には、ラミナー流23a 〜23f と同一ピッ
チで、ラミナー流23a 〜23f がそれぞれ通過する貫通孔
32a 〜32f が形成されている。
【0028】これらの貫通孔32a 〜32f は、図3を参照
しながら後述するように遮断板31が非遮断位置Aにある
場合 (図1または図3に示す場合)にラミナー流23a 〜
23fを貫通させて熱延鋼帯11の表面に噴出するために設
けられる。したがって、遮断板31に対して所定の角度だ
け斜めに傾斜して形成される。
しながら後述するように遮断板31が非遮断位置Aにある
場合 (図1または図3に示す場合)にラミナー流23a 〜
23fを貫通させて熱延鋼帯11の表面に噴出するために設
けられる。したがって、遮断板31に対して所定の角度だ
け斜めに傾斜して形成される。
【0029】遮断板31は、例えば締結等の適宜手段によ
り、回転軸33の外周面に固定される。なお、回転軸33の
外周面の一部に、遮断板31取り付け用の平面部を形成し
ておくことが、確実な取り付けのためには望ましい。回
転軸33は、中心軸に対して両方向へ回転自在の円柱体で
あって、熱延鋼帯11の上方に幅方向に架け渡されて、支
持される。
り、回転軸33の外周面に固定される。なお、回転軸33の
外周面の一部に、遮断板31取り付け用の平面部を形成し
ておくことが、確実な取り付けのためには望ましい。回
転軸33は、中心軸に対して両方向へ回転自在の円柱体で
あって、熱延鋼帯11の上方に幅方向に架け渡されて、支
持される。
【0030】図2は、回転軸33の駆動部を示す説明図で
ある。同図に示すように、回転軸33の両端部33a,33a
は、架台34,34 により支持された軸受35,35 により支持
される。両端部33a,33a には連結部材36,36 が固定され
ており、連結部材36,36 の端部には、架台37,37 により
支持された空気シリンダ38,38 の端部が伸縮自在に接続
される。したがって、空気シリンダ38,38 を作動させる
ことにより、回転軸33は中心軸を中心として両方向に回
転する。このように、本実施形態では、遮断板31の駆動
に回転軸33を用いるため、駆動部をできるだけ小型化す
ることができる。
ある。同図に示すように、回転軸33の両端部33a,33a
は、架台34,34 により支持された軸受35,35 により支持
される。両端部33a,33a には連結部材36,36 が固定され
ており、連結部材36,36 の端部には、架台37,37 により
支持された空気シリンダ38,38 の端部が伸縮自在に接続
される。したがって、空気シリンダ38,38 を作動させる
ことにより、回転軸33は中心軸を中心として両方向に回
転する。このように、本実施形態では、遮断板31の駆動
に回転軸33を用いるため、駆動部をできるだけ小型化す
ることができる。
【0031】本実施形態における遮断板31は、両方向へ
回転自在の回転軸33に固定されるため、回転軸33の中心
軸を中心として回動することにより、ラミナー流23a 〜
23fとの相対的な位置関係を変更させることができる。
すなわち、遮断板31は、ラミナー流23a 〜23f に衝突し
て鋼帯11へのラミナー流23a 〜23f の到達を遮断する遮
断位置B (後述する図4参照)と、ラミナー流23a 〜23
f に衝突しない非遮断位置A(図1または後述する図3
参照)とに変更自在に配置される。
回転自在の回転軸33に固定されるため、回転軸33の中心
軸を中心として回動することにより、ラミナー流23a 〜
23fとの相対的な位置関係を変更させることができる。
すなわち、遮断板31は、ラミナー流23a 〜23f に衝突し
て鋼帯11へのラミナー流23a 〜23f の到達を遮断する遮
断位置B (後述する図4参照)と、ラミナー流23a 〜23
f に衝突しない非遮断位置A(図1または後述する図3
参照)とに変更自在に配置される。
【0032】非遮断位置Bにある遮断板31の下方には、
遮断板31に衝突して流下する冷却水を受けて系外へ排出
する排水機構40が配置される。本実施形態では、排水機
構40として、熱延鋼帯11の上方に鋼帯幅方向に架け渡さ
れて設置された排水樋41を用いた。排水樋41は、小型簡
素な構造であるために設置スペースが少なくて済み、充
分に既存の冷却装置に適用することができる。
遮断板31に衝突して流下する冷却水を受けて系外へ排出
する排水機構40が配置される。本実施形態では、排水機
構40として、熱延鋼帯11の上方に鋼帯幅方向に架け渡さ
れて設置された排水樋41を用いた。排水樋41は、小型簡
素な構造であるために設置スペースが少なくて済み、充
分に既存の冷却装置に適用することができる。
【0033】本実施形態の鋼帯冷却装置10は、以上のよ
うに構成されている。次に、この鋼帯冷却装置10の動作
を説明する。図3 は、図1に示す状態である鋼帯冷却時
を示す説明図であり、図4 は、鋼帯非冷却時を示す説明
図である。
うに構成されている。次に、この鋼帯冷却装置10の動作
を説明する。図3 は、図1に示す状態である鋼帯冷却時
を示す説明図であり、図4 は、鋼帯非冷却時を示す説明
図である。
【0034】図3 において、ラミナー流23a 〜23f が貫
通孔32a 〜32f を貫通する非遮断位置Aに遮断板31が位
置するように、回転軸33の回転位置が調節されている。
この状態で、パイプラミナーヘッダー22に供給された冷
却水は、逆U字ノズル21a 〜21f の先端開口部からラミ
ナー流23a 〜23f となって下方へ噴出される。噴出され
たラミナー流23a 〜23f は、遮断板31の貫通孔32a 〜32
f を通過し、さらに排水樋41の近傍を通過して、熱延鋼
帯11の表面に衝突する。これにより、熱延鋼帯11は冷却
される。
通孔32a 〜32f を貫通する非遮断位置Aに遮断板31が位
置するように、回転軸33の回転位置が調節されている。
この状態で、パイプラミナーヘッダー22に供給された冷
却水は、逆U字ノズル21a 〜21f の先端開口部からラミ
ナー流23a 〜23f となって下方へ噴出される。噴出され
たラミナー流23a 〜23f は、遮断板31の貫通孔32a 〜32
f を通過し、さらに排水樋41の近傍を通過して、熱延鋼
帯11の表面に衝突する。これにより、熱延鋼帯11は冷却
される。
【0035】次に、冷却を終了する場合には、ラミナー
流23a 〜23f が貫通孔32a 〜32f を通過できなくなるよ
うに、回転軸33を図3 中に矢印で示す方向に微小角度だ
け回転させる。この回転を行われた後の状態は図4 に示
すようになる。ラミナー流23a 〜23f は、遮断板31の縁
部31a に衝突し遮断板31の表面を伝って端部から下方に
流下する。流下した冷却水は、下方に配置された排水樋
41に受けられるため、熱延鋼帯11の表面には到達しなく
なる。この状態 (非冷却の状態) から冷却を行うには、
今の手順の逆を行えばよく、これ以上の説明は省略す
る。
流23a 〜23f が貫通孔32a 〜32f を通過できなくなるよ
うに、回転軸33を図3 中に矢印で示す方向に微小角度だ
け回転させる。この回転を行われた後の状態は図4 に示
すようになる。ラミナー流23a 〜23f は、遮断板31の縁
部31a に衝突し遮断板31の表面を伝って端部から下方に
流下する。流下した冷却水は、下方に配置された排水樋
41に受けられるため、熱延鋼帯11の表面には到達しなく
なる。この状態 (非冷却の状態) から冷却を行うには、
今の手順の逆を行えばよく、これ以上の説明は省略す
る。
【0036】本実施形態では、このようにしてラミナー
流23a 〜23f の噴出および停止が行われるが、ラミナー
流23a 〜23f の熱延鋼帯11への噴出を、遮断板31に形成
した貫通孔32a 〜32f を介して行うようにしているた
め、遮断板31の微小な動作でラミナー流23a 〜23f の噴
出および停止を行うことができる。そのため、例えば前
述した特公昭45−29891 号公報記載の冷却装置に比較し
て、ラミナー流23a 〜23f の噴出および停止に関する応
答性を顕著に向上することができる。これにより、逆U
字状ノズル21a 〜21f からの冷却水の噴出タイミングお
よび停止タイミングの均一性および応答性を高めること
ができ、熱延鋼帯11に対する冷却精度を向上させること
ができる。このようにして、熱延鋼帯11を、所望の温度
に、幅方向温度不均一をできるだけ抑制して、冷却する
ことができる。
流23a 〜23f の噴出および停止が行われるが、ラミナー
流23a 〜23f の熱延鋼帯11への噴出を、遮断板31に形成
した貫通孔32a 〜32f を介して行うようにしているた
め、遮断板31の微小な動作でラミナー流23a 〜23f の噴
出および停止を行うことができる。そのため、例えば前
述した特公昭45−29891 号公報記載の冷却装置に比較し
て、ラミナー流23a 〜23f の噴出および停止に関する応
答性を顕著に向上することができる。これにより、逆U
字状ノズル21a 〜21f からの冷却水の噴出タイミングお
よび停止タイミングの均一性および応答性を高めること
ができ、熱延鋼帯11に対する冷却精度を向上させること
ができる。このようにして、熱延鋼帯11を、所望の温度
に、幅方向温度不均一をできるだけ抑制して、冷却する
ことができる。
【0037】(第2実施形態)次に、第2実施形態の鋼帯
冷却装置50を、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本実施形態の鋼帯冷却装置50の説明は、第1
実施形態の鋼帯冷却装置10と異なる部分についてだけ行
うこととし、共通する部分については、同一の図中符合
を付すことにより、共通する説明を省略する。図5は、
本実施形態の鋼帯冷却装置50と、この鋼帯冷却装置50を
用いた鋼帯冷却時の状況とを示す説明図である。
冷却装置50を、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本実施形態の鋼帯冷却装置50の説明は、第1
実施形態の鋼帯冷却装置10と異なる部分についてだけ行
うこととし、共通する部分については、同一の図中符合
を付すことにより、共通する説明を省略する。図5は、
本実施形態の鋼帯冷却装置50と、この鋼帯冷却装置50を
用いた鋼帯冷却時の状況とを示す説明図である。
【0038】本実施形態の鋼帯冷却装置50が、第1実施
形態の鋼帯冷却装置10と異なるのは、遮断板31のラミナ
ー流23a 〜23f との衝突面 (上面) の両端部側に、遮断
板31が非遮断位置にある場合にラミナー流23a 〜23f の
うちで熱延鋼帯11に過冷却が発生する部位 (本実施形態
では、鋼帯幅方向の両端部側の5%程度の範囲)の冷却
に直接的に影響するラミナー流23a,23f を遮断する冷却
水流遮断機構として、ラミナー流23a,23f に対して気体
を噴射することができる気体噴射装置51a,51fを設置し
た点である。
形態の鋼帯冷却装置10と異なるのは、遮断板31のラミナ
ー流23a 〜23f との衝突面 (上面) の両端部側に、遮断
板31が非遮断位置にある場合にラミナー流23a 〜23f の
うちで熱延鋼帯11に過冷却が発生する部位 (本実施形態
では、鋼帯幅方向の両端部側の5%程度の範囲)の冷却
に直接的に影響するラミナー流23a,23f を遮断する冷却
水流遮断機構として、ラミナー流23a,23f に対して気体
を噴射することができる気体噴射装置51a,51fを設置し
た点である。
【0039】本実施形態では、気体噴射装置として空気
噴射ノズル51a,51f を設置し、この空気噴射ノズル51a,
51f からエアジェット流を噴出することにより、熱延鋼
帯11の幅方向両端側に向けて噴出される柱状のラミナー
流23a,23f の経路だけを変更するものである。
噴射ノズル51a,51f を設置し、この空気噴射ノズル51a,
51f からエアジェット流を噴出することにより、熱延鋼
帯11の幅方向両端側に向けて噴出される柱状のラミナー
流23a,23f の経路だけを変更するものである。
【0040】本実施形態では、第1実施形態で用いた遮
断板31を用いるため、ラミナー流23a 〜23f の噴出およ
び停止の際における遮断板31の位置変化が微小となり、
遮断位置Bおよび非遮断位置Aのいずれにおいても、遮
断板31の先端部は、排水樋41の開口部の上方の位置、す
なわち遮断板31の表面を流れる冷却水が排水樋41に流下
する位置に、常時存在することができる。
断板31を用いるため、ラミナー流23a 〜23f の噴出およ
び停止の際における遮断板31の位置変化が微小となり、
遮断位置Bおよび非遮断位置Aのいずれにおいても、遮
断板31の先端部は、排水樋41の開口部の上方の位置、す
なわち遮断板31の表面を流れる冷却水が排水樋41に流下
する位置に、常時存在することができる。
【0041】そのため、遮断板31が非遮断位置Aにあっ
ても、空気噴射ノズル51a,51f からエアジェット流をラ
ミナー流23a,23f に向けて噴出することにより、ラミナ
ー流23a,23f は落下の方向を変えられ、貫通孔32a,32f
を通過できず遮断板31に衝突する。このようにして、冷
却水は、遮断板31の両側縁部を伝って下方に流下し、排
水樋41に受けられる。
ても、空気噴射ノズル51a,51f からエアジェット流をラ
ミナー流23a,23f に向けて噴出することにより、ラミナ
ー流23a,23f は落下の方向を変えられ、貫通孔32a,32f
を通過できず遮断板31に衝突する。このようにして、冷
却水は、遮断板31の両側縁部を伝って下方に流下し、排
水樋41に受けられる。
【0042】したがって、図5においては、遮断板31の
内部側に形成された貫通孔32b 〜32e からだけラミナー
流23b 〜23e が噴出されて熱延鋼帯11の幅方向内部側の
冷却が行われるが、熱延鋼帯11の幅方向両端部側の冷却
は行われない。このようにして、熱延鋼帯11の幅方向両
端部側は、内部側に比較すると弱冷却されるため、熱延
鋼帯11の幅方向温度分布の不均一が抑制・解消される。
これにより、熱延鋼帯11の冷却時における端部過冷が抑
制ないしは解消される。
内部側に形成された貫通孔32b 〜32e からだけラミナー
流23b 〜23e が噴出されて熱延鋼帯11の幅方向内部側の
冷却が行われるが、熱延鋼帯11の幅方向両端部側の冷却
は行われない。このようにして、熱延鋼帯11の幅方向両
端部側は、内部側に比較すると弱冷却されるため、熱延
鋼帯11の幅方向温度分布の不均一が抑制・解消される。
これにより、熱延鋼帯11の冷却時における端部過冷が抑
制ないしは解消される。
【0043】
【実施例】さらに、本発明にかかる鋼帯冷却装置の効果
を、実験データに基づいてより具体的に説明する。図6
は、仕上圧延機出口における熱延鋼帯 (板厚5.7mm,板幅
1600mm) の表面温度の経時変化例を示すグラフである。
を、実験データに基づいてより具体的に説明する。図6
は、仕上圧延機出口における熱延鋼帯 (板厚5.7mm,板幅
1600mm) の表面温度の経時変化例を示すグラフである。
【0044】図6にグラフで示すように高温状態にある
熱延鋼帯に対して、全長80mのホットランテーブルに設
けられた鋼帯冷却装置のうちの入側10mの高温範囲に、
図5に示す本発明にかかる鋼帯冷却装置50を適用して制
御冷却を行い、巻取温度の経時変化および板幅方向温度
分布を測定した。
熱延鋼帯に対して、全長80mのホットランテーブルに設
けられた鋼帯冷却装置のうちの入側10mの高温範囲に、
図5に示す本発明にかかる鋼帯冷却装置50を適用して制
御冷却を行い、巻取温度の経時変化および板幅方向温度
分布を測定した。
【0045】一方、遮断板31、排水樋41および空気噴射
ノズル51a,51f を備えていない従来の鋼帯冷却装置を用
いて、前述の熱延鋼帯を冷却し、同様の測定を行った。
なお、本発明にかかる鋼帯冷却装置, 従来の鋼帯冷却装
置のそれぞれについて、ヘッダーの応答時間を測定し
た。結果を表1にまとめて示す。
ノズル51a,51f を備えていない従来の鋼帯冷却装置を用
いて、前述の熱延鋼帯を冷却し、同様の測定を行った。
なお、本発明にかかる鋼帯冷却装置, 従来の鋼帯冷却装
置のそれぞれについて、ヘッダーの応答時間を測定し
た。結果を表1にまとめて示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1から、本発明にかかる鋼帯冷却装置で
は、ヘッダの応答時間を著しく低減することができ、冷
却水の噴出および停止に関する応答性を著しく改善でき
たことがわかる。巻取温度の経時変化の測定結果を図7
(a)にグラフで示すとともに、板幅方向温度分布を図7
(b)にグラフで示す。
は、ヘッダの応答時間を著しく低減することができ、冷
却水の噴出および停止に関する応答性を著しく改善でき
たことがわかる。巻取温度の経時変化の測定結果を図7
(a)にグラフで示すとともに、板幅方向温度分布を図7
(b)にグラフで示す。
【0048】図7(a)に示すグラフから、本発明にかかる
鋼帯冷却装置により、熱延鋼帯の巻取温度が均一化さ
れ、冷却精度が向上したことがわかる。これは、本発明
によりヘッダの応答性が改善されたためである。
鋼帯冷却装置により、熱延鋼帯の巻取温度が均一化さ
れ、冷却精度が向上したことがわかる。これは、本発明
によりヘッダの応答性が改善されたためである。
【0049】また、図7(b)に示すグラフから、熱延鋼帯
の幅方向両端側の冷却能力を内部側に比較して、50〜70
%程度低減できたことがわかる。したがって、熱延鋼帯
の冷却時における幅方向温度差を10℃以内に抑制するこ
とができた。これにより、耳波変形が解消された。
の幅方向両端側の冷却能力を内部側に比較して、50〜70
%程度低減できたことがわかる。したがって、熱延鋼帯
の冷却時における幅方向温度差を10℃以内に抑制するこ
とができた。これにより、耳波変形が解消された。
【0050】
【変形形態】各実施形態の鋼帯冷却装置では、逆U字状
ノズルを鋼帯幅方向に6 つ設置した場合を示したが、本
発明にかかる鋼帯冷却装置はこのような態様に限定され
るものではなく、冷却装置に求める能力等に応じて適宜
設定すればよい。
ノズルを鋼帯幅方向に6 つ設置した場合を示したが、本
発明にかかる鋼帯冷却装置はこのような態様に限定され
るものではなく、冷却装置に求める能力等に応じて適宜
設定すればよい。
【0051】また、各実施形態の鋼帯冷却装置では、逆
U字状ノズル群が鋼帯搬送方向に4基並設された場合を
示しているが(図1参照)、本発明にかかる鋼帯冷却装
置はこのような態様に限定されるものではなく、冷却装
置に求める能力等に応じて適宜設定すればよい。通常
は、200 基程度設置される。
U字状ノズル群が鋼帯搬送方向に4基並設された場合を
示しているが(図1参照)、本発明にかかる鋼帯冷却装
置はこのような態様に限定されるものではなく、冷却装
置に求める能力等に応じて適宜設定すればよい。通常
は、200 基程度設置される。
【0052】また、各実施形態では、遮断板を動作させ
るために、回転軸および空気シリンダ等を用いたが、本
発明はこのような態様に限定されるものではない。例え
ば、空気シリンダまたはロボットアームを遮断板に直接
設置することにより、遮断板を直線的, 曲線的またはこ
れらの組合せにより動作させてもよい。
るために、回転軸および空気シリンダ等を用いたが、本
発明はこのような態様に限定されるものではない。例え
ば、空気シリンダまたはロボットアームを遮断板に直接
設置することにより、遮断板を直線的, 曲線的またはこ
れらの組合せにより動作させてもよい。
【0053】また、各実施形態では、柱状の冷却水流を
鋼帯に向けて噴出する場合を示したが、本発明はこのよ
うな態様に限定されるものではなく、例えば板状の冷却
水流を噴出する場合も包含する。
鋼帯に向けて噴出する場合を示したが、本発明はこのよ
うな態様に限定されるものではなく、例えば板状の冷却
水流を噴出する場合も包含する。
【0054】さらに、第2実施形態では、冷却水流遮断
機構として、遮断板に設置された気体噴射装置を用いた
が、本発明にかかる鋼帯冷却装置はこのような態様に限
定されるものではなく、例えば、遮断板に配置されたス
ライド自在の貫通孔閉鎖板等の、一部の貫通孔を閉鎖で
きるものであればよい。
機構として、遮断板に設置された気体噴射装置を用いた
が、本発明にかかる鋼帯冷却装置はこのような態様に限
定されるものではなく、例えば、遮断板に配置されたス
ライド自在の貫通孔閉鎖板等の、一部の貫通孔を閉鎖で
きるものであればよい。
【0055】
【発明の効果】本発明にかかる鋼帯冷却装置によれば、
冷却水の噴出開始タイミング,停止タイミングの応答性
および幅方向温度分布の均一性を、いずれも顕著に完全
することができる。また、本発明にかかる鋼帯冷却装置
は、低コストで既存設備に容易に適用することができ、
鋼帯を幅方向に均一に所定温度へ冷却して鋼帯の幅方向
端部側における外観不良を解消することができる。した
がって、本発明にかかる鋼帯冷却装置によれば、鋼板品
質および歩留まりを大幅に向上することができる。かか
る効果を有する本発明の意義は、極めて著しい。
冷却水の噴出開始タイミング,停止タイミングの応答性
および幅方向温度分布の均一性を、いずれも顕著に完全
することができる。また、本発明にかかる鋼帯冷却装置
は、低コストで既存設備に容易に適用することができ、
鋼帯を幅方向に均一に所定温度へ冷却して鋼帯の幅方向
端部側における外観不良を解消することができる。した
がって、本発明にかかる鋼帯冷却装置によれば、鋼板品
質および歩留まりを大幅に向上することができる。かか
る効果を有する本発明の意義は、極めて著しい。
【図1】第1実施形態における鋼帯冷却装置の主要部を
抽出するとともに一部を透視状態で示す斜視図である。
抽出するとともに一部を透視状態で示す斜視図である。
【図2】第1実施形態における鋼帯冷却装置の回転軸の
駆動部を示す説明図である。
駆動部を示す説明図である。
【図3】第1実施形態における鋼帯冷却装置について鋼
帯冷却時を示す説明図である。
帯冷却時を示す説明図である。
【図4】第1実施形態における鋼帯冷却装置について鋼
帯非冷却時を示す説明図である。
帯非冷却時を示す説明図である。
【図5】第2実施形態の鋼帯冷却装置と、この鋼帯冷却
装置を用いた鋼帯冷却時の状況とを示す説明図である。
装置を用いた鋼帯冷却時の状況とを示す説明図である。
【図6】実施例において用いた熱延鋼帯の、仕上圧延機
出口における表面温度の経時変化例を示すグラフであ
る。
出口における表面温度の経時変化例を示すグラフであ
る。
【図7】図7(a), 図7(b)は、実施例において、巻取温度
の経時変化, 板幅方向温度分布をそれぞれ示すグラフで
ある。
の経時変化, 板幅方向温度分布をそれぞれ示すグラフで
ある。
【図8】熱延鋼板の制御冷却プロセスを示す略式説明図
である。
である。
【図9】パイプラミナー方式による上面冷却装置を示す
説明図であって、図9(a) は鋼帯の幅方向中心位置にお
ける垂直断面図,図9(b) は図9(a) におけるA−A線
矢視図である。
説明図であって、図9(a) は鋼帯の幅方向中心位置にお
ける垂直断面図,図9(b) は図9(a) におけるA−A線
矢視図である。
11 鋼帯 21a 〜21f ノズル 23a 〜23f 冷却水流 31 遮断板 32a 〜32f 貫通孔 41 排水樋 50 鋼帯冷却装置 51a,51f 気体噴射ノズル
Claims (7)
- 【請求項1】 搬送される鋼帯の冷却装置であって、鋼
帯幅方向へ並設されるとともに前記鋼帯の表面に向けて
複数の冷却水流を噴出する複数のノズルと、複数の前記
冷却水流に衝突して前記表面への冷却水流を遮断する遮
断位置と複数の前記冷却水流に衝突しない非遮断位置と
に変更自在に配置される遮断部材と、前記遮断位置に位
置する前記遮断部材の下方に配置されるとともに当該遮
断部材に衝突して流下する冷却水を受けて系外へ排出す
る排水機構とを備え、前記遮断部材は、前記非遮断位置
にある場合に前記冷却水流が通過する貫通孔を複数有す
ることを特徴とする鋼帯冷却装置。 - 【請求項2】 搬送される鋼帯の冷却装置であって、鋼
帯幅方向へ並設されるとともに前記鋼帯の表面に向けて
複数の冷却水流を噴出する複数のノズルと、複数の前記
冷却水流に衝突して前記表面への冷却水流を遮断する遮
断位置と複数の前記冷却水流に衝突しない非遮断位置と
に変更自在に配置される遮断部材と、前記遮断位置に位
置する前記遮断部材の下方に配置されるとともに当該遮
断部材に衝突して流下する冷却水を受けて系外へ排出す
る排水機構と、前記遮断部材が前記非遮断位置にある場
合に、前記冷却水流のうちで前記鋼帯に過冷却が発生す
る部位の冷却に直接的に影響する前記冷却水流を前記排
水機構へ流下させる冷却水流遮断機構とを備えることを
特徴とする鋼帯冷却装置。 - 【請求項3】 前記冷却水流遮断機構は、前記過冷却が
発生する部位の冷却に直接的に影響する前記冷却水流に
対して気体を噴射する気体噴射装置であることを特徴と
する請求項2記載の鋼帯冷却装置。 - 【請求項4】 前記遮断部材は、前記非遮断位置にある
場合に前記冷却水流が通過する貫通孔を複数有するとと
もに、前記気体を噴射された冷却水を導いて前記排水機
構に流下させる位置に位置する板状部材であることを特
徴とする請求項3記載の鋼帯冷却装置。 - 【請求項5】 前記冷却水流遮断機構は、前記遮断部材
の前記冷却水流との衝突面に設けられることを特徴とす
る請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の鋼
帯冷却装置。 - 【請求項6】 前記遮断部材の前記遮断位置および前記
非遮断位置の変更は、前記遮断部材の端部近傍を回転中
心とする回転運動により、行われることを特徴とする請
求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の鋼帯冷
却装置。 - 【請求項7】 前記排水機構は、前記鋼帯の上方に鋼帯
幅方向に架け渡されて設置された排水樋であることを特
徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記
載の鋼帯冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8528597A JPH10277626A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 鋼帯冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8528597A JPH10277626A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 鋼帯冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277626A true JPH10277626A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13854310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8528597A Pending JPH10277626A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 鋼帯冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277626A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100825619B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2008-04-25 | 주식회사 포스코 | 스트립 에지부 과냉을 방지하는 가변형 라미나 플로우냉각장치 |
| JP2021522409A (ja) * | 2018-04-20 | 2021-08-30 | シュヴァルツ ゲーエムベーハー | 部品を部分的に冷却する温度制御装置 |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP8528597A patent/JPH10277626A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100825619B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2008-04-25 | 주식회사 포스코 | 스트립 에지부 과냉을 방지하는 가변형 라미나 플로우냉각장치 |
| JP2021522409A (ja) * | 2018-04-20 | 2021-08-30 | シュヴァルツ ゲーエムベーハー | 部品を部分的に冷却する温度制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8506879B2 (en) | Method for cooling hot strip | |
| KR101045363B1 (ko) | 강판의 제어 냉각 장치 및 냉각 방법 | |
| KR101052453B1 (ko) | 열연강대의 냉각 장치 및 냉각 방법 | |
| EP1935522B1 (en) | Reversing rolling mill with cooling facility and corresponding method of cooling a steel plate or sheet | |
| CN112703067B (zh) | 热轧钢板的冷却装置及热轧钢板的冷却方法 | |
| EP1992426B1 (en) | Cooling apparatus for hot rolled steel band and method of cooling the steel band | |
| JP3770216B2 (ja) | 熱延鋼帯の冷却装置および熱延鋼帯の製造方法ならびに熱延鋼帯製造ライン | |
| KR100231617B1 (ko) | 열간압연설비 | |
| JP2001286925A (ja) | 鋼板の水冷装置とその水冷方法 | |
| JPH05228525A (ja) | 熱間圧延鋼帯の幅方向温度制御方法および装置 | |
| JPH1034226A (ja) | 高温金属板の冷却方法及び装置 | |
| JPH10277626A (ja) | 鋼帯冷却装置 | |
| JP2010099687A (ja) | 切断装置 | |
| JP4120129B2 (ja) | 熱延鋼帯の冷却装置と、その冷却方法 | |
| JP2898873B2 (ja) | 高温金属板の下面冷却装置 | |
| JP3189732B2 (ja) | 高温鋼板の冷却方法及び高温鋼板の冷却装置 | |
| JP4145606B2 (ja) | 鋼板の下面冷却装置、鋼板及びその製造方法 | |
| JPH1058026A (ja) | 高温鋼板の冷却方法およびその装置 | |
| JP3617448B2 (ja) | 鋼板の水切り方法および装置 | |
| JP3722101B2 (ja) | 熱延鋼帯の冷却制御方法 | |
| JP4061286B2 (ja) | 金属板の冷却装置および冷却方法 | |
| JP4016147B2 (ja) | 鋼帯圧延における圧延油噴射方法 | |
| JPS61183415A (ja) | 連続熱処理炉におけるストリツプの冷却方法 | |
| JPH06254617A (ja) | 鋼板上面冷却装置 | |
| JPH08215733A (ja) | 鋼板の冷却装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020219 |