JPH10277638A - 鋼管の溶接方法および溶接用鋼管 - Google Patents
鋼管の溶接方法および溶接用鋼管Info
- Publication number
- JPH10277638A JPH10277638A JP9083645A JP8364597A JPH10277638A JP H10277638 A JPH10277638 A JP H10277638A JP 9083645 A JP9083645 A JP 9083645A JP 8364597 A JP8364597 A JP 8364597A JP H10277638 A JPH10277638 A JP H10277638A
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- JP
- Japan
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- steel pipe
- welding
- filler wire
- butt
- groove
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K2103/00—Materials to be soldered, welded or cut
- B23K2103/02—Iron or ferrous alloys
- B23K2103/04—Steel or steel alloys
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上向や立向姿勢での溶接において、溶融金属
と添加物の融合不良による溶接欠陥の発生を防止し健全
な溶接を可能とする、鋼管同士の溶接方法を提供する。 【解決手段】 フィラーワイヤー供給方式によるレーザ
ビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法において、溶接前
に予め鋼管の突合せ端面にフィラーワイヤー嵌合用の溝
を設け、該溝にフィラーワイヤ−を嵌合したあと端面を
突合せ、鋼管の外部より溶接する。あるいは、溶接前に
予め鋼管の突合せの片端面または両端面にフィラーワイ
ヤーと同じ成分を持つ箔状のリングを装着したあと端面
を突合せ、鋼管の外部より溶接する。
と添加物の融合不良による溶接欠陥の発生を防止し健全
な溶接を可能とする、鋼管同士の溶接方法を提供する。 【解決手段】 フィラーワイヤー供給方式によるレーザ
ビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法において、溶接前
に予め鋼管の突合せ端面にフィラーワイヤー嵌合用の溝
を設け、該溝にフィラーワイヤ−を嵌合したあと端面を
突合せ、鋼管の外部より溶接する。あるいは、溶接前に
予め鋼管の突合せの片端面または両端面にフィラーワイ
ヤーと同じ成分を持つ箔状のリングを装着したあと端面
を突合せ、鋼管の外部より溶接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプラインにお
いて使用される鋼管の溶接方法、および溶接用鋼管に関
する。
いて使用される鋼管の溶接方法、および溶接用鋼管に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来法としては、特開昭61−5679
1号公報に示されるように、突合せた被溶接材料の間隔
を調整し、この調整された隙間をガイドとしてフィラー
ワイヤーを供給する方法で行われている。また、特開昭
61−119392号公報に示される方法においては、
開先部分に安定的にフィラーワイヤーを供給するため
に、被溶接材料の開先部分にフィラーワイヤーを仮止め
する方法が採用されている。
1号公報に示されるように、突合せた被溶接材料の間隔
を調整し、この調整された隙間をガイドとしてフィラー
ワイヤーを供給する方法で行われている。また、特開昭
61−119392号公報に示される方法においては、
開先部分に安定的にフィラーワイヤーを供給するため
に、被溶接材料の開先部分にフィラーワイヤーを仮止め
する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来法の特開
昭61−56791号公報で示されている方法において
は、フィラーワイヤーを導入するための間隔に被溶接材
料を精度よく突合せることが技術的に必要であり、突き
合わせ精度を確保できなければ安定的な溶接はできな
い。さらに、作業現場にフィラーワイヤーの供給装置
や、被溶接材料の突合せ間隔を制御する装置が必要とな
るだけでなく、種々の装置を修理・調整するための費用
を必要とするなど、安価な方法ではない。また、パイプ
ライン用の鋼管をフィールド上で溶接する場合において
は、被溶接鋼管を回転できないために溶接ヘッドを鋼管
の周囲に回転走査する必要がある。その場合、上向姿勢
や立向姿勢での溶接においては、図2(a)(b)に示
すように、溶融したフィラーワイヤー11が重力により
自由落下するため溶融金属との融合不良が発生し、溶接
欠焔の原因となるなどの問題点を含んでいる。また、特
開昭61−119392号公報に示される方法において
は、前述の特開昭61−56791号公報と同様にフィ
ラーワイヤーの供給装置を必要とするだけでなく、仮止
めと本溶接を必要とする複雑な工程になるなどの問題点
を含んでいる。
昭61−56791号公報で示されている方法において
は、フィラーワイヤーを導入するための間隔に被溶接材
料を精度よく突合せることが技術的に必要であり、突き
合わせ精度を確保できなければ安定的な溶接はできな
い。さらに、作業現場にフィラーワイヤーの供給装置
や、被溶接材料の突合せ間隔を制御する装置が必要とな
るだけでなく、種々の装置を修理・調整するための費用
を必要とするなど、安価な方法ではない。また、パイプ
ライン用の鋼管をフィールド上で溶接する場合において
は、被溶接鋼管を回転できないために溶接ヘッドを鋼管
の周囲に回転走査する必要がある。その場合、上向姿勢
や立向姿勢での溶接においては、図2(a)(b)に示
すように、溶融したフィラーワイヤー11が重力により
自由落下するため溶融金属との融合不良が発生し、溶接
欠焔の原因となるなどの問題点を含んでいる。また、特
開昭61−119392号公報に示される方法において
は、前述の特開昭61−56791号公報と同様にフィ
ラーワイヤーの供給装置を必要とするだけでなく、仮止
めと本溶接を必要とする複雑な工程になるなどの問題点
を含んでいる。
【0004】そこで本発明は、フィラーワイヤー供給装
置を必要とすることなく接合部へのフィラーワイヤーも
しくは同じ成分の添加を可能とし、凝固割れやブローホ
ール等の溶接欠陥の無い健全な溶接を可能とする鋼管同
士の接合方法を提供することにある。また、図2(c)
(d)に見られるように、従来のフィラーワイヤー供給
方法では困難であった上向姿勢や立向姿勢での溶接にお
いても、重力による溶融したフィラーワイヤーの自由落
下がみられず、これにより溶融金属と添加物の融合不良
による溶接欠陥の発生を防止した健全な溶接を可能とす
る、鋼管同士の接合方法を提供することにある。
置を必要とすることなく接合部へのフィラーワイヤーも
しくは同じ成分の添加を可能とし、凝固割れやブローホ
ール等の溶接欠陥の無い健全な溶接を可能とする鋼管同
士の接合方法を提供することにある。また、図2(c)
(d)に見られるように、従来のフィラーワイヤー供給
方法では困難であった上向姿勢や立向姿勢での溶接にお
いても、重力による溶融したフィラーワイヤーの自由落
下がみられず、これにより溶融金属と添加物の融合不良
による溶接欠陥の発生を防止した健全な溶接を可能とす
る、鋼管同士の接合方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。フィラーワイヤー供給方式によるレーザビ−ム
を用いた鋼管の突合せ溶接方法において、レーザビ−ム
照射の前に予め鋼管の突合せ端面にフィラーフイヤー嵌
合用の溝を設け、該溝にフィラーワイヤーを嵌合したあ
と前記端面を突合せ鋼管の外部より溶接することを特徴
とする鋼管の溶接方法と、フィラーワイヤー供給方式に
よるレーザビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法におい
て、レーザビーム照射の前に予め鋼管の突合せの片端面
または両端面にフィラーワイヤーと同じ成分を持つ箔状
のリングを装着したあと、端面を突合せ鋼管の外部より
溶接することを特徴とする鋼管の溶接方法である。
である。フィラーワイヤー供給方式によるレーザビ−ム
を用いた鋼管の突合せ溶接方法において、レーザビ−ム
照射の前に予め鋼管の突合せ端面にフィラーフイヤー嵌
合用の溝を設け、該溝にフィラーワイヤーを嵌合したあ
と前記端面を突合せ鋼管の外部より溶接することを特徴
とする鋼管の溶接方法と、フィラーワイヤー供給方式に
よるレーザビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法におい
て、レーザビーム照射の前に予め鋼管の突合せの片端面
または両端面にフィラーワイヤーと同じ成分を持つ箔状
のリングを装着したあと、端面を突合せ鋼管の外部より
溶接することを特徴とする鋼管の溶接方法である。
【0006】フィラーワイヤー嵌合用の溝形状は特に規
定する必要はなく、鋼管の肉厚方向の溝の位置や溝の本
数も特に規定する必要性はない。このときフィラーワイ
ヤーは予測される溶融断面の幅よりも細いものを使用
し、フィラーワイヤー嵌合用の溝の深さは、予測される
溶融断面の幅の半分よりも浅いものとし、該溝の断面積
はフィラーワイヤーの断面積と等しい、もしくはそれ以
下とする。これによりフィラーワイヤー嵌合用の溝が溶
接後に残留することなく、溶接欠陥の発生を防ぐことが
可能となる。また、実際に溶接する前に、鋼管の前処理
として開先加工を行っており、開先加工に使用する装置
を流用してフィラーワイヤー嵌合用の溝加工を行うこと
が可能であり、新たに加工装置を導入する必要性はな
い。
定する必要はなく、鋼管の肉厚方向の溝の位置や溝の本
数も特に規定する必要性はない。このときフィラーワイ
ヤーは予測される溶融断面の幅よりも細いものを使用
し、フィラーワイヤー嵌合用の溝の深さは、予測される
溶融断面の幅の半分よりも浅いものとし、該溝の断面積
はフィラーワイヤーの断面積と等しい、もしくはそれ以
下とする。これによりフィラーワイヤー嵌合用の溝が溶
接後に残留することなく、溶接欠陥の発生を防ぐことが
可能となる。また、実際に溶接する前に、鋼管の前処理
として開先加工を行っており、開先加工に使用する装置
を流用してフィラーワイヤー嵌合用の溝加工を行うこと
が可能であり、新たに加工装置を導入する必要性はな
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明による
実施形態例を説明する。図1は本レーザ鋼管溶接システ
ムの概要図である。レーザ発振装置は炭酸ガスレーザ発
振器1であり、レーザ発振器から発振したレーザビーム
5は伝送光学系2にて移動式加工ヘッド3に伝送され
る。伝送光学系の構成は複数枚の反射ミラー8、及びレ
ーザビームを保護し作業者の安全を確保するビームダク
ト2である。ビームダクト2は溶接する鋼管4の最大の
直径に合わせて製作すれば良い。例えば、これらの一つ
のダクトの長さは大まかに鋼管の最大直径に、鋼管に接
触せず、また、移動式加工ヘッドの大きさを考慮に入れ
た長さが目安となる。ビームダクト2は蛇腹形状のダク
トであり、伸縮が自在で、後述する開先位置の倣い装置
にこの伸縮可能な蛇腹ダクトは有効である。
実施形態例を説明する。図1は本レーザ鋼管溶接システ
ムの概要図である。レーザ発振装置は炭酸ガスレーザ発
振器1であり、レーザ発振器から発振したレーザビーム
5は伝送光学系2にて移動式加工ヘッド3に伝送され
る。伝送光学系の構成は複数枚の反射ミラー8、及びレ
ーザビームを保護し作業者の安全を確保するビームダク
ト2である。ビームダクト2は溶接する鋼管4の最大の
直径に合わせて製作すれば良い。例えば、これらの一つ
のダクトの長さは大まかに鋼管の最大直径に、鋼管に接
触せず、また、移動式加工ヘッドの大きさを考慮に入れ
た長さが目安となる。ビームダクト2は蛇腹形状のダク
トであり、伸縮が自在で、後述する開先位置の倣い装置
にこの伸縮可能な蛇腹ダクトは有効である。
【0008】各反射ミラーはそれぞれレーザビーム5を
光軸に対し90度の角度で反射する。この90度の角度
でレーザビームを反射させる反射ミラー2枚を一組と
し、反射ミラーを保持するミラーホルダー間には光軸を
中心に自由に回転するベアリングが取り付けられ、レー
ザビームを光軸に平行な平面内において自由な角度に偏
向することができる。移動式加工ヘッド3の構成は反射
ミラー(BM)、集光光学系、焦点位置の倣い装置、開
先位置の倣い装置、溶接用ノズル、加工ヘッド自走装
置、及び鋼管4に取り付けたガイドレール7である。
光軸に対し90度の角度で反射する。この90度の角度
でレーザビームを反射させる反射ミラー2枚を一組と
し、反射ミラーを保持するミラーホルダー間には光軸を
中心に自由に回転するベアリングが取り付けられ、レー
ザビームを光軸に平行な平面内において自由な角度に偏
向することができる。移動式加工ヘッド3の構成は反射
ミラー(BM)、集光光学系、焦点位置の倣い装置、開
先位置の倣い装置、溶接用ノズル、加工ヘッド自走装
置、及び鋼管4に取り付けたガイドレール7である。
【0009】
【実施例】本システムを用い、直径約711mm、板厚約
15mmで、米国のAPI規格を満たしている鋼管の溶接
を行った。レーザ発振装置は市販の25kW炭酸ガスレー
ザ発振器である。伝送光学系に用いた反射ミラーは直径
100mmの無酸素銅に金メッキを施した炭酸ガスレーザ
用のミラーである。また、ビームダクトはステンレス製
の鋼管であり、ベアリングはJlS規格に指定されてい
る外径150mmのボールベアリングを用いている。移動
式加工ヘッドに含む集光光学系は焦点距離約500mmの
放物面鏡を用い、集光光学系のレーザ出射部分には溶接
用のアシストガスを供給するノズルを有している。焦点
位置の倣い装置はレーザ式の距離センサーと、鋼管と集
光光学系の距離を一定に保つ移動機構を備えている。開
先位置倣い装置は画像処理によって開先部分を判断する
演算部分と開先部分に正確にレーザを照射するための移
動機構を有している。これらの移動機構は外部から電源
を供給されモータによって駆動する方式である。移動式
加工ヘッドは鋼管に取り付けられたガイドレールにより
鋼管の周囲を移動し、自走装置は外部から電源を供給さ
れモー夕によって駆動する方式であり速度および移動距
離の制御が可能である。またこのガイドレールは予め鋼
管のサイズに合わせて製作されている。
15mmで、米国のAPI規格を満たしている鋼管の溶接
を行った。レーザ発振装置は市販の25kW炭酸ガスレー
ザ発振器である。伝送光学系に用いた反射ミラーは直径
100mmの無酸素銅に金メッキを施した炭酸ガスレーザ
用のミラーである。また、ビームダクトはステンレス製
の鋼管であり、ベアリングはJlS規格に指定されてい
る外径150mmのボールベアリングを用いている。移動
式加工ヘッドに含む集光光学系は焦点距離約500mmの
放物面鏡を用い、集光光学系のレーザ出射部分には溶接
用のアシストガスを供給するノズルを有している。焦点
位置の倣い装置はレーザ式の距離センサーと、鋼管と集
光光学系の距離を一定に保つ移動機構を備えている。開
先位置倣い装置は画像処理によって開先部分を判断する
演算部分と開先部分に正確にレーザを照射するための移
動機構を有している。これらの移動機構は外部から電源
を供給されモータによって駆動する方式である。移動式
加工ヘッドは鋼管に取り付けられたガイドレールにより
鋼管の周囲を移動し、自走装置は外部から電源を供給さ
れモー夕によって駆動する方式であり速度および移動距
離の制御が可能である。またこのガイドレールは予め鋼
管のサイズに合わせて製作されている。
【0010】溶接条件はレーザの出力25kW、焦点距離
は約500mmの集光光学系を用い突合せ部分に集光し、
移動式加工ヘッドの走査速度を2.0m/min とした。材
料の溶接部分である突合せ開先部には、図3(a)に示
すように幅1.2mmで深さ0.6mmの半月状の溝10を
板厚方向中央部に施した。このフィラーワイヤー嵌合用
の溝10にJlS Z 3312で規定されている直径
1.2mmのYGW11のフィラーワイヤー11を挟む様
に材料端面を付き合わせた。その結果、従来法では図7
(a)のX線検査結果の模式図のように発生していたの
溶接欠陥(例えば、ブローホール19)が、図7(b)
に示されるように健全な溶接部を得た。また、上向姿勢
や立向姿勢においても同条件にて実施したところ、フィ
ラーワイヤーは外部への溶け落ちが発生すること無く溶
融金属に融合し、溶接欠陥の見られない健全な溶接結果
を得た。
は約500mmの集光光学系を用い突合せ部分に集光し、
移動式加工ヘッドの走査速度を2.0m/min とした。材
料の溶接部分である突合せ開先部には、図3(a)に示
すように幅1.2mmで深さ0.6mmの半月状の溝10を
板厚方向中央部に施した。このフィラーワイヤー嵌合用
の溝10にJlS Z 3312で規定されている直径
1.2mmのYGW11のフィラーワイヤー11を挟む様
に材料端面を付き合わせた。その結果、従来法では図7
(a)のX線検査結果の模式図のように発生していたの
溶接欠陥(例えば、ブローホール19)が、図7(b)
に示されるように健全な溶接部を得た。また、上向姿勢
や立向姿勢においても同条件にて実施したところ、フィ
ラーワイヤーは外部への溶け落ちが発生すること無く溶
融金属に融合し、溶接欠陥の見られない健全な溶接結果
を得た。
【0011】同様な方法によって図3(b),(c),
(d)に示すような、三角形、矩形又は多角形等の溝1
0の形態を採用したが、いずれの形態においても溶接欠
陥の無い健全な溶接を得ることができた。また、図4・
図5に示すように、相対する鋼管13、14の各端部1
5、16に溝10を複数設け、直径の細いワイヤー11
を用いた場合、図6に示すように、鋼管13、14の端
部15、16における開先部に溝加工を施さずに箔状の
フィラーリング12を供給した場合において、いずれも
溶接欠陥の無い健全な溶接結果を得ることができた。
(d)に示すような、三角形、矩形又は多角形等の溝1
0の形態を採用したが、いずれの形態においても溶接欠
陥の無い健全な溶接を得ることができた。また、図4・
図5に示すように、相対する鋼管13、14の各端部1
5、16に溝10を複数設け、直径の細いワイヤー11
を用いた場合、図6に示すように、鋼管13、14の端
部15、16における開先部に溝加工を施さずに箔状の
フィラーリング12を供給した場合において、いずれも
溶接欠陥の無い健全な溶接結果を得ることができた。
【0012】本発明のレーザ溶接システムを、石油パイ
プラインの敷設船での溶接およびガスパイプラインの施
工に使用すると、従来のアーク溶接法と比較して約1/
10の実溶接時間で溶接が終了し、超高速の施工を可能
とするだけでなく、溶接部においてはブローホールや凝
固割れなどの溶接欠陥の見られない高品質な継ぎ手を得
ることができる。
プラインの敷設船での溶接およびガスパイプラインの施
工に使用すると、従来のアーク溶接法と比較して約1/
10の実溶接時間で溶接が終了し、超高速の施工を可能
とするだけでなく、溶接部においてはブローホールや凝
固割れなどの溶接欠陥の見られない高品質な継ぎ手を得
ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明はパイプライン用の鋼管におい
て、突合せ部の端面にフィラーワイヤー用の溝を有する
鋼管において、該溝部分に予めフィラーワイヤー等の成
分調整用の添加物を埋込む事で、加工ヘッドにワイヤー
トーチまたはワイヤーガイド等のフィラーワイヤー供給
装置を設置する必要性がなくなるだけでなく、ワイヤー
リールの交換作業により溶接作業を中断することがなく
なる。また、該鋼管をレーザビームにより溶接を行うこ
とで、溶接線に対するフィラーワイヤーの目外れや、上
向姿勢や立向姿勢での溶接において重力によるフィラー
ワイヤーの自由落下に起因する、溶融金属と添加物の融
合不良による溶接欠陥の発生を防止することが可能であ
る。また、作業現場にフィラーワイヤーの供給装置や、
被溶接材料の突合せ間隔を制御する装置を必要としない
ことから、種々の装置を修理・調整する必要がなくなり
安価である。
て、突合せ部の端面にフィラーワイヤー用の溝を有する
鋼管において、該溝部分に予めフィラーワイヤー等の成
分調整用の添加物を埋込む事で、加工ヘッドにワイヤー
トーチまたはワイヤーガイド等のフィラーワイヤー供給
装置を設置する必要性がなくなるだけでなく、ワイヤー
リールの交換作業により溶接作業を中断することがなく
なる。また、該鋼管をレーザビームにより溶接を行うこ
とで、溶接線に対するフィラーワイヤーの目外れや、上
向姿勢や立向姿勢での溶接において重力によるフィラー
ワイヤーの自由落下に起因する、溶融金属と添加物の融
合不良による溶接欠陥の発生を防止することが可能であ
る。また、作業現場にフィラーワイヤーの供給装置や、
被溶接材料の突合せ間隔を制御する装置を必要としない
ことから、種々の装置を修理・調整する必要がなくなり
安価である。
【図1】本発明方法で採用するレーザシステムの概要
図。
図。
【図2】上向姿勢及び立向姿勢での溶接の説明図。
【図3】本発明に係る鋼管溶接方法の実施形態例を示す
鋼管開先部概念図。
鋼管開先部概念図。
【図4】図3における他の形態例を示す鋼管開先部概念
図。
図。
【図5】図3におけるさらに他の形態例を示す鋼管開先
部概念図。
部概念図。
【図6】本発明に係る鋼管溶接方法の別の実施形態例を
示す鋼管開先部概念図。
示す鋼管開先部概念図。
【図7】X線検査によるブローホール欠陥の測定図。
1、1′ レ−ザ発振器 2 伝送光学系およびビ−ムダクト 3、3′ 移動式加工ヘッド 4 鋼管 5、5′ レーザビーム 6、6′ 集光光学系 7 ガイドレール 8 反射ミラー 9 自在継手 10 フィラーワイヤー嵌合用溝 11 フィラーワイヤ 12 フィラーリング 13 先行鋼管 14 後行鋼管 15 先行鋼管終端部 16 後行鋼管始端部 17 キーホール 18 プラズマ 19 ブローホール
Claims (6)
- 【請求項1】 フィラーワイヤー供給方式によるレーザ
ビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法において、レーザ
ビーム照射の前に予め鋼管の突合せ端面にフィラーワイ
ヤー嵌合用の溝を設け、該溝にフィラーワイヤーを嵌合
したあと前記端面を突合せ鋼管の外部より溶接すること
を特徴とするパイプライン用鋼管の溶接方法。 - 【請求項2】 フィラーワイヤー供給方式によるレーザ
ビームを用いた鋼管の突合せ溶接方法において、レーザ
ビーム照射の前に予め鋼管の突合せの片端面または両端
面にフィラーワイヤーと同じ成分を持つ箔状のリングを
装着したあと、端面を突合せ鋼管の外部より溶接するこ
とを特徴とするパイプライン用鋼管の溶接方法。 - 【請求項3】 溶接用鋼管であって、該溶接用鋼管の突
合せ端面にフィラーワイヤー嵌合用の溝を有することを
特徴とする溶接用鋼管。 - 【請求項4】 前記フィラーワイヤー嵌合用の溝が、鋼
管の円周方向に延びていることを特徴とする請求項3記
載の溶接用鋼管。 - 【請求項5】 前記フィラーワイヤー嵌合用の溝を複数
設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の鋼管。 - 【請求項6】 前記フィラーワイヤー嵌合用の溝に予め
フィラーワイヤーを埋込んだことを特徴とする請求項
3、4又は5記載の鋼管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083645A JPH10277638A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 鋼管の溶接方法および溶接用鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083645A JPH10277638A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 鋼管の溶接方法および溶接用鋼管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277638A true JPH10277638A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13808196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9083645A Withdrawn JPH10277638A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 鋼管の溶接方法および溶接用鋼管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277638A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100384626B1 (ko) * | 1996-11-02 | 2003-10-22 | 주식회사 포스코 | 용접부충격인성이우수한고강도·고인성강재의전자빔용접방법 |
| JP2008246548A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Tokyu Car Corp | 金属材の接合方法及びフィラー |
| EP2248624A1 (en) * | 2009-05-05 | 2010-11-10 | General Electric Company | Method of beam welding two members using vented shim; corresponding vented shim |
| CN116160111A (zh) * | 2023-02-07 | 2023-05-26 | 中国大唐集团科学技术研究总院有限公司西北电力试验研究院 | 一种电厂异径管套筒式局部激光焊接方法 |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP9083645A patent/JPH10277638A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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