JPH10277830A - 突き加工用カッタ - Google Patents

突き加工用カッタ

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JPH10277830A
JPH10277830A JP8116897A JP8116897A JPH10277830A JP H10277830 A JPH10277830 A JP H10277830A JP 8116897 A JP8116897 A JP 8116897A JP 8116897 A JP8116897 A JP 8116897A JP H10277830 A JPH10277830 A JP H10277830A
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JP
Japan
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cutting
butting
tip
cutter
cutter body
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JP8116897A
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English (en)
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Kikuyuki Yano
喜久幸 矢野
Kazutaka Taguchi
和孝 田口
Kiyoaki Shibata
清秋 柴田
Naofumi Yamashita
直文 山下
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Mitsubishi Materials Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/109Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切刃の被削材への食い付き性の向上を図るこ
とにより、ビビリ振動や切刃の上滑り等を確実に防止す
ることができる突き加工用カッタを提供する。 【解決手段】 軸線O回りに回転されつつこの軸線O方
向に移動させられるカッタ本体1に、コーナ部10をカ
ッタ本体1の外周に突出させ、かつ切刃9Aが軸線Oに
対して略直交する面S上に配置される第1の突き加工用
チップ6と、切刃9Bがカッタ本体1の内周側に向かう
に従い後端側に向かうように傾斜させられた第2の突き
加工用チップ7とを取り付け、これら第1、第2の突き
加工用チップ6,7を、第1の突き加工用チップ6のコ
ーナ部10が第2の突き加工用チップ7のコーナ部10
に対して後退するとともに、互いの切刃9A,9Bの軸
線O回りの回転軌跡が交差するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金型の縦壁
面(立面)を加工するのに用いられる突き加工用カッタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金型等を切削加工する場合、特に
大型の金型等の深い穴や壁面等の立面加工をする工具と
しては、ソリッドエンドミルを用いることが多かった
が、かかるソリッドエンドミルで切削加工する場合、加
工すべき立面の上下方向距離が長くなると、工作機械の
主軸部に保持されるソリッドエンドミルの保持部から切
刃先端までの距離、すなわち突き出し量も大きくなり、
この状態で横送りしつつ立面を切削して仕上げ加工等が
行なわれるため、ビビリ振動を生じ易く、加工面の面精
度が悪化するという欠点があった。また、横送りの際の
切削抵抗により、ソリッドエンドミルに撓みが生じて加
工面が傾斜するといった欠点もあり、このように切削状
態が不安定となるため、無人化による立面加工ができ
ず、切削状態を常時作業員が監視して加工の修正等を随
時行なう必要があった。
【0003】そこで、このような問題点を解消するため
に、軸線回りに回転されるカッタ本体の先端部外周に、
複数のスローアウェイチップ(突き加工用チップ)を、
その切刃がカッタ本体の内周側から外周側に延びるよう
に、かつこの切刃のコーナ部がカッタ本体の外周に突出
するようにして取り付けた突き加工用カッタを用いて、
この突き加工用カッタのカッタ本体を上記軸線方向に移
動させつつ、上記突き加工用チップの切刃によって被削
材の壁面、すなわち上記立面を切削加工することが試み
られている。しかるに、このような突き加工用カッタに
よれば、上述のような金型等の立面加工をカッタ本体の
縦送りによる切削で行えるから、エンドミルによる横送
りの切削に比べ、突き出し量が大きくなってもビビリ振
動が生じ難く、また横送りの際の撓みも生じることがな
いという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来試みら
れていた突き加工用カッタでは、全ての切刃が上記軸線
回りの回転軌跡において一致するように、上記複数の突
き加工用チップが互いに等しい姿勢で等間隔に取り付け
られており、従って切削により生成される切屑の厚さは
切込み方向に亙って均一となる。このため、特に1刃当
たりの送り量が小さい場合には、切屑の厚さも全体的に
薄くなってしまうため、切刃の被削材への食い付き性が
悪化し、これに起因するビビリ振動が発生して安定した
切削加工が阻害されたり、切削抵抗の増大を招いたり、
あるいは切刃が被削材を上滑りするといった現象が生じ
て、突き加工用チップの逃げ面の摩耗が著しく促進さ
れ、チップ寿命が短縮されたりするおそれがあった。
【0005】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、切刃の被削材への食い付き性の向上を図るこ
とにより、ビビリ振動や切刃の上滑り等を確実に防止す
ることができる突き加工用カッタを提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転
されるカッタ本体の先端部外周に、突き加工用チップ
が、その切刃を上記カッタ本体の内周側から外周側に延
びるように配置させ、かつこの切刃のコーナ部を上記カ
ッタ本体の外周に突出させて取り付けられ、上記軸線方
向に上記カッタ本体を移動しつつ上記突き加工用チップ
の切刃により被削材の壁面を切削加工する突き加工用カ
ッタであって、上記カッタ本体に、上記切刃が上記軸線
に対して略直交する面上に配置された第1の突き加工用
チップと、上記切刃が内周側に向かうに従い上記カッタ
本体の後端側に向かうように傾斜させられた第2の突き
加工用チップとを取り付け、これら第1、第2の突き加
工用チップを、第1の突き加工用チップの上記コーナ部
が第2の突き加工用チップの上記コーナ部に対して後退
するとともに、互いの切刃の上記軸線回りの回転軌跡が
交差するように配置したことを特徴とする。
【0007】しかるに、このように構成された突き加工
用カッタによれば、カッタ本体の送りに伴い被削材の壁
面は、第1の突き加工用チップの切刃による送り方向に
垂直な切込みと、第2の突き加工用チップの切刃による
送り方向に対して傾斜した切込みとが繰り返されて切削
されることとなって、両切刃により生成される切屑の厚
さはいずれも切込み方向に向けて不均一となり、切刃の
数や送り量が同じならば、全ての突き加工用チップが同
一姿勢で取り付けられた上記従来の突き加工用カッタに
よる切屑に比べ、第1の突き加工用チップによる切屑は
切込み方向後方側の厚さが大きくなり、第2の突き加工
用チップによる切屑は切込み方向側の厚さが大きくな
る。従って、本発明の突き加工用カッタによれば、第
1、第2の突き加工用チップの切刃とも、被削材への食
い付き性を向上させることができ、かかる食い付き性の
悪化に起因するビビリ振動や切刃の上滑りを防止するこ
とが可能となる。
【0008】ここで、このような構成を採った場合、こ
れら第1、第2の突き加工用チップをカッタ本体の周方
向に交互に配置することにより、上述した第1の突き加
工用チップの切刃による送り方向に垂直な切込みと、第
2の突き加工用チップの切刃による送り方向に対して傾
斜した切込みとが交互に繰り返されて切削が進行するこ
とになるので、より確実に食い付き性の向上を図ること
ができるとともに、切削時のカッタ本体のバランスをと
ることができる。
【0009】また、特に上記第1の突き加工用チップの
切刃が第2の突き加工用チップのコーナ部に対してなす
後退量Zを、これら第1、第2の突き加工用チップの切
刃による被削材への切込み長さP、および上記第2の突
き加工用チップの切刃が上記軸線に直交する面に対して
なす傾斜角θに対して、Z=(P/2)×tanθに設
定することにより、第1、第2の突き加工用チップの切
刃が、カッタ本体の軸線回りの回転軌跡において上記切
込み長さPの1/2の位置で交差することになるので、
送り量に拘わらず第1、第2の突き加工用チップ同士で
切削量が等しくなり、いずれか一方の突き加工用チップ
の切刃の消耗が促進されるような事態を防止することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の一実
施形態を示すものである。本実施形態の突き加工用カッ
タでは、略円筒状のカッタ本体1の中央部に、その軸線
Oに沿って当該カッタ本体1を工作機械のスピンドルに
取り付けるための取付穴2が形成されるとともに、外周
部には偶数(本実施形態では4つ)のチップポケット3
…が周方向に等間隔に形成されている。そして、これら
のチップポケット3…のカッタ回転方向T側を向く壁面
4…にはそれぞれチップ取付座5が形成されており、こ
れらのチップ取付座5…のうち、周方向に一つおきのチ
ップ取付座5,5には第1の突き加工用チップ6が、ま
た残りの一つおきのチップ取付座5,5には第2の突き
加工用チップ7が、クランプネジ8によって着脱自在に
装着されている。従って、これら第1、第2の突き加工
用チップ6,7は、カッタ本体1の周方向に交互に配置
されることとなる。
【0011】ここで、これら第1、第2の突き加工用チ
ップ6,7は、本実施形態ではいずれも、超硬合金等の
硬質材料により菱形平板状に形成された同形同大のポジ
ティブスローアウェイチップであって、その上面(大き
い方の菱形面)をすくい面としてカッタ回転方向T側に
向けるとともに、一の側面を逃げ面としてカッタ本体1
の先端側に向けて取り付けられており、これらのすくい
面と逃げ面との交差稜線部には切刃9が形成されてい
て、この切刃9の外周側に位置するコーナ部10を軸線
Oから等しい距離でカッタ本体1の外周側に突出させて
いる。そして、図1および図3に示すように、上記第1
の突き加工用チップ6は、その切刃9Aがカッタ本体1
の上記軸線Oに直交する面S上に配置されるように取り
付けられている一方、第2の突き加工用チップ7は、そ
の切刃9Bが上記コーナ部10から内周側に向かうに従
いカッタ本体1の後端側に向けて傾斜するように取り付
けられており、その傾斜角θは本実施形態では約10°
程度に設定されている。
【0012】さらに、これら第1、第2の突き加工用チ
ップ6,7は、第1の突き加工用チップ6の切刃9A
が、第2の突き加工用チップ7の切刃9Bのコーナ部1
0よりもカッタ本体1の後端側に僅かに後退するように
配置されており、その後退量Zは、図3に示すように両
突き加工用チップ6,7の切刃9A,9Bによる上記被
削材Wへの切込み長さをPとしたとき、第2の突き加工
用チップ7の切刃9Bの上記面Sに対する傾斜角θに対
して、Z=(P/2)×tanθに設定されている。従
って、このように設定されることにより、第1、第2の
突き加工用チップ6,7の切刃9A,9Bは、軸線O回
りの回転軌跡において交差し、その交点Cは上記切込み
長さPの1/2の位置に配置されることになる。なお、
本実施形態において、第1、第2の突き加工用チップ
6,7の上記すくい面の外周側に位置する辺稜部にはそ
れぞれ数度程度の逃げ角γ1,γ2が与えられて、これら
の辺稜部が上記コーナ部10からカッタ本体1の後端側
に向かうに従い内周側に向かって傾斜するように構成さ
れている。
【0013】このように構成された突き加工用カッタ
は、カッタ本体1の上記取付穴2により工作機械のスピ
ンドルに取り付けられて、図3に示すように軸線O回り
にカッタ回転方向Tに回転されつつ、この軸線O方向先
端側の送り方向Fに送り出され、上記突き加工用チップ
6,7の切刃9A,9Bにより被削材Wを切削して壁面
Lを形成して行く。しかるに、これら第1、第2の突き
加工用チップ6,7は、第1の突き加工用チップ6の切
刃9Aが第2の突き加工用チップ7の切刃9Bのコーナ
部10に対して後退するように配置されているので、被
削材Wは、まず先行する第2の突き加工用チップ7の傾
斜した切刃9Bにより、上記送り方向F側に向かうに従
い切込み方向側(図3において右側)側に向かって傾斜
した方向に切り込まれ、次いでカッタ本体1の送りに伴
い、第1の突き加工用チップ6の切刃9Aにより送り方
向Fに垂直な方向に切込まれ、このような切込みが繰り
返されて上記壁面Lが形成されて行く。
【0014】ここで、図4は、突き加工用チップが同一
の姿勢で取り付けられた従来の突き加工用カッタと本実
施形態の突き加工用カッタとを、それぞれカッタ本体の
軸線回りに回転させつつこの軸線方向に送り出した場合
の、該軸線を含む平面における被削材への切刃の切込み
の軌跡を、1刃当たりの送り量を変化させて比較したも
のであり、従ってこの切刃の軌跡によって囲まれる部分
が、切削時に生成される切屑の断面形状に相当する。た
だし、図4左側に示す従来の突き加工用カッタでは、そ
の突き加工用チップの切刃は、いずれもカッタ本体の内
周側に向かうに従い後端側に向かうように傾斜させられ
て配置されている。また、この図4において比較された
両突き加工用カッタでは、同数の突き加工用チップがカ
ッタ本体の周方向に等しい間隔で取り付けられており、
さらに図中において左右に並ぶ回転軌跡では、1刃当た
りの送り量は互いに等しくされている。さらにまた、図
中に符号Fで示すのはカッタ本体の送り方向であり、符
号Pで示すのは突き加工用チップの切刃による切込み長
さ(実施形態にあっては第1、第2の突き加工チップ
6,7の切刃9A,9Bによる切込み長さ)である。
【0015】しかるに、全ての突き加工用チップが同一
姿勢で取り付けられて切刃の回転軌跡が一致する上記従
来の突き加工用カッタでは、図4左側に示すように同一
方向に傾斜した切刃による切込みが、カッタ本体の送り
に伴い送り方向Fに移動するだけである。従って、これ
により生成される切屑の厚さも、切刃の切込み方向(図
4の各図において右側から左側に向かう方向)に亙って
均一となり、この切屑の送り方向の厚さは1刃当たりの
送り量と等しくなる。ところが、これに対して上記実施
形態の突き加工用カッタでは、カッタ本体1の送りに伴
い、上述のように第2の突き加工用チップ7の切刃9B
による送り方向Fに対して傾斜した方向への切込みと、
第1の突き加工用チップ6の切刃9Aによる送り方向F
に垂直な方向への切込みとが交互に繰り返される。従っ
て、送り量に拘わらず切屑の厚さは上記切込み方向に向
けて不均一となり、かつその最大厚さは上記従来の突き
加工用カッタの場合よりも大きくなる。
【0016】すなわち、送り量が上記後退量Zよりも小
さい場合には、図4右側上段に示すように、被削材への
上記切込み方向中央部分が、第1、第2の突き加工用チ
ップ6,7の切刃9A,9Bにより、送り方向Fに対し
て傾斜した方向と垂直な方向とに交互に切り込まれる。
このため、生成される切屑の厚さは、第1の突き加工用
チップ6の切刃9Aによるものが、上記切込み方向中央
部において切込み方向後方側(図4各図において右側)
に向かうに従い漸次増大して、この切込み方向後方側の
部分において送り量の2倍の厚さになる。
【0017】一方、第2の突き加工用チップ7の切刃9
Bによるものは、上記切込み方向中央部において切込み
方向側(図4各図において左側)に向かうに従い漸次増
大して、この切込み方向側の部分においてやはり送り量
の2倍の厚さになる。従って、上記構成の突き加工用カ
ッタによれば、第1、第2の突き加工用チップ6,7の
いずれの切刃9A,9Bにより生成される切屑でも、そ
の厚さは切込み方向に向けて不均一となり、かつ該切屑
の最大厚さは、それぞれ1刃当たりの送り量の2倍、す
なわち上記従来の突き加工用カッタの2倍になるのであ
る。なお、この送り量が後退量Zよりも小さい場合に
は、上記各切刃9A,9Bによる切込み長さP1,P
2は、両切刃9A,9Bによる切込み長さPよりも小さ
くなる。
【0018】さらにまた、これよりも送り量を増大させ
て上記後退量Zと等しくした場合には、図4右側中段に
示すように、第1、第2の突き加工用チップ6,7の切
刃9A,9Bによる切込みの軌跡は鋸刃状に連なるよう
になって、切屑の断面は直角三角形状となり、従って切
屑の厚さは切込み長さPの全長に亙って不均一となり、
その最大厚さも、第1の突き加工用チップ6の切刃9A
による切屑は上記切込み方向後方側の端部において、ま
た第2の突き加工用チップ7の切刃9Bによる切屑は上
記切込み方向側の端部において、それぞれ1刃当たりの
送り量の2倍となる。また、さらに送り量を増大させて
上記後退量Zよりも大きくした場合においても、図4右
側下段に示すように、切屑の厚さは切込み長さPの全長
に亙って不均一であり、その最大厚さも、1刃当たりの
送り量の2倍よりは小さくなるものの、従来の突き加工
用カッタのように1刃当たりの送り量相当の厚さよりは
大きくなる。
【0019】このように、上記実施形態の突き加工用カ
ッタでは、カッタ本体1の送り量の拘わらず、切削時に
生成される切屑の厚さを切込み方向に亙って不均一と
し、かつその最大厚さを、たとえ上記送り量が小さい場
合であっても、従来試みられていた突き加工用カッタに
比べて2倍とすることができる。このため、本実施形態
によれば、被削材Wへの切刃9A,9Bの食い付き性の
向上を図ることができ、これにより、食い付き性の悪化
に起因するビビリ振動の発生を防止することが可能とな
るので、切削時に作用する実際の切削抵抗のうち、かか
るビビリ振動による成分を低減することが可能となる。
また、このように切刃9A,9Bの食い付き性が向上す
ることにより、上記実際の切削抵抗のうち、切屑の生成
による主たる成分において比切削抵抗の低減も促され、
これに伴いこの主たる切削抵抗成分の低減も図ることが
できるので、これらにより上記構成の突き加工用カッタ
によれば、実際の切削抵抗全体の低減を図ることが可能
となる。
【0020】しかも、本実施形態では、特に送り量が小
さく、上記後退量Zを下回る場合においても、図4の右
側上段に示すように第1、第2の突き加工用チップの切
刃9A,9Bの切込み長さP1,P2が両切刃9A,9B
による切込み長さPよりも小さくなり、これによっても
切刃9A,9Bによる被削材Wへの食い付き性の向上を
図ることができる。従って、上記構成の突き加工用カッ
タによれば、このように送り量が小さい場合であって
も、ビビリ振動による切削抵抗成分や主たる切削抵抗成
分の低減が図られるので、実際の切削抵抗を低減するこ
とができ、これにより安定した加工を促すことが可能と
なる。
【0021】さらに、このように切刃9A,9Bの食い
付き性の向上が図られることから、送り量が小さい場合
であっても、切刃9A,9Bの上滑りといった現象も防
止されるので、第1、第2の突き加工用チップ6,7の
摩耗が著しく促進されてしまうような事態を未然に防止
することができ、チップ寿命の延長を図ることが可能と
なる。また、本実施形態の突き加工用カッタでは、上記
第1、第2の突き加工用チップ6,7のすくい面の外周
側に位置する辺稜部にそれぞれ逃げ角γ1,γ2が与えら
れており、従ってこれらの辺稜部が被削材Wの壁面Lに
接することにより第1、第2の突き加工用チップ6,7
の摩耗が促進されるような事態も防止できるとともに、
この被削材の壁面Lへの接触によりカッタ本体1に作用
する曲げ方向の分力も低減することができるので、加工
時におけるカッタ本体1の直進性を維持することがで
き、これにより当該突き加工用カッタによる加工精度の
向上を図ることができる。
【0022】一方、本実施形態の突き加工用カッタで
は、上記第1、第2の突き加工用チップ6,7がカッタ
本体1の周方向に等間隔に交互に配置されているので、
被削材Wはその切込み方向側と切込み方向後方側とが交
互に厚く切り込まれることになる。このため、より確実
に食い付き性の向上を図って切削抵抗の低減等を促すこ
とができるとともに、第1、第2の突き加工用チップ
6,7が交互に切削に供されることになるため、切削時
のカッタ本体1のバランスをとって一層安定した切削を
促すことが可能となる。
【0023】しかも本実施形態では、第1の突き加工用
チップ6の切刃9Aの上記後退量Zが、切刃9A,9B
による被削材Wへの切込み長さP、および第2の突き加
工用チップ6の切刃9Bの上記傾斜角θに対して、Z=
(P/2)×tanθとなるように設定されており、こ
れにより、上述のように第1、第2の突き加工用チップ
6,7の切刃9A,9Bは、軸線O回りの回転軌跡にお
いて上記切込み長さPの1/2の位置で交差することに
なる。従って、送り量が上記後退量Zと等しいか、これ
より大きい場合は勿論、たとえ送り量が後退量Zより小
さい場合であっても、これらの切刃9A,9Bのそれぞ
れによる上記切込み長さP1,P2は、図4右側上段に示
したように互いに等しくなるので、両切刃9A,9Bに
よる切削量も略等しくなり、これにより、第1、第2の
突き加工用チップ6,7の切刃9A,9Bのいずれか一
方だけが著しく摩耗したりするような事態を防止するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、第1の突き加工用チッ
プの切刃による送り方向に垂直な方向への切込みと、第
2の突き加工用チップの切刃による送り方向に対して傾
斜した方向への切込みとによって被削材が切削され、こ
れにより切削時に生成される切屑の厚さが不均一となっ
て、その最大厚さがカッタ本体の1刃当たりの送り量よ
りも大きくなるので、この送り量に拘わらず、切刃の被
削材への食い付き性の向上を図ることができる。そし
て、これにより、このような切刃の食い付き性の悪化に
起因するビビリ振動が防止され、安定した加工を促すこ
とが可能となるとともに、切削時に実際に作用する切削
抵抗のうち、このビビリ振動による成分が低減されるの
で、切削の低抵抗化を図ることができる。また、このよ
うに食い付き性の向上が図られることにより、切刃の上
滑りといった現象も防止されるため、突き加工用チップ
の摩耗を抑えてその寿命の延長を図ることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す側断面図であっ
て、図中右側のX部分は図2におけるOX断面に相当す
る側断面図、図中左側のY部分は図2におけるOY断面
に相当する側断面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の軸線O方向先端視の正
面図である。
【図3】 図1に示す実施形態の第1、第2の突き加工
用チップ6,7の軸線O回りの回転軌跡を示す図であ
る。
【図4】 従来の突き加工用カッタと図1に示す実施形
態の突き加工用カッタとにより、被削材への切刃の切込
みの軌跡を比較した図である。
【符号の説明】
1 カッタ本体 6 第1の突き加工用チップ 7 第2の突き加工用チップ 9 切刃 9A 第1の突き加工用チップ6の切刃 9B 第2の突き加工用チップ7の切刃 10 切刃9のコーナ部 O カッタ本体1の軸線 T カッタ回転方向 W 被削材 L 被削材Wに形成される壁面 Z 第1の突き加工用チップ6の切刃9Aが第2の突き
加工用チップ7のコーナ部10に対してなす後退量 P 第1、第2の突き加工用チップ6,7の切刃9A,
9Bによる被削材Wへの切込み長さ P1 第1の突き加工用チップ6の切刃9Aによる切込
み長さ P2 第2の突き加工用チップ7の切刃9Bによる切込
み長さ C 軸線O回りの回転軌跡における切刃9A,9Bの交
点 θ 軸線Oに直交する面Sに対して第2の突き加工用チ
ップ7の切刃9Bがなす傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 和孝 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 柴田 清秋 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 山下 直文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転されるカッタ本体の先端
    部外周に、突き加工用チップが、その切刃を上記カッタ
    本体の内周側から外周側に延びるように配置させ、かつ
    この切刃のコーナ部を上記カッタ本体の外周に突出させ
    て取り付けられ、上記軸線方向に上記カッタ本体を移動
    しつつ上記突き加工用チップの切刃により被削材の壁面
    を切削加工する突き加工用カッタであって、上記カッタ
    本体には、上記切刃が上記軸線に対して略直交する面上
    に配置された第1の突き加工用チップと、上記切刃が内
    周側に向かうに従い上記カッタ本体の後端側に向かうよ
    うに傾斜させられた第2の突き加工用チップとが取り付
    けられており、これら第1、第2の突き加工用チップ
    は、第1の突き加工用チップの上記切刃が第2の突き加
    工用チップの上記コーナ部に対して後退するとともに、
    互いの切刃の上記軸線回りの回転軌跡が交差するように
    配置されていることを特徴とする突き加工用カッタ。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2の突き加工用チップは、
    上記カッタ本体の周方向に交互に配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の突き加工用カッタ。
  3. 【請求項3】 上記第1の突き加工用チップの切刃が第
    2の突き加工用チップのコーナ部に対してなす後退量Z
    が、上記第1、第2の突き加工用チップの切刃による被
    削材への切込み長さP、および上記第2の突き加工用チ
    ップの切刃が上記軸線に直交する面に対してなす傾斜角
    θに対して、Z=(P/2)×tanθに設定されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の突
    き加工用カッタ。
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