JPH10277846A - 放電加工機 - Google Patents
放電加工機Info
- Publication number
- JPH10277846A JPH10277846A JP9089269A JP8926997A JPH10277846A JP H10277846 A JPH10277846 A JP H10277846A JP 9089269 A JP9089269 A JP 9089269A JP 8926997 A JP8926997 A JP 8926997A JP H10277846 A JPH10277846 A JP H10277846A
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- Japan
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- vibration
- side beam
- vibration applying
- electric discharge
- discharge machine
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動付加機構をコンパクトにして装置をコン
パクトにし、被加工物の着脱等の作業性を向上させるこ
とができる放電加工機を提供する。 【解決手段】 電極保持部3に保持された加工用電極1
と、被加工物2を保持する試料台6と、試料台6をその
可動部11において支持する梁構造体7と、梁構造体7
の固定部12を支持する支持基台10と、試料台6を上
下方向Zに振動させる振動付加手段8とを備えた放電加
工機において、前記梁構造体7は、前記可動部となる左
辺ビーム11、前記固定部となる右辺ビーム12、上辺
ビーム13および下辺ビーム14の4つのビームが平行
四辺形を形成しかつ基準平行四辺形に戻るように付勢さ
れて互いにヒンジ結合されてなり、前記振動付加手段8
は、上辺ビーム13または下辺ビーム14の一方のビー
ムの振動印加部16aに上下方向Zの振動aを印加する
ように構成されている。
パクトにし、被加工物の着脱等の作業性を向上させるこ
とができる放電加工機を提供する。 【解決手段】 電極保持部3に保持された加工用電極1
と、被加工物2を保持する試料台6と、試料台6をその
可動部11において支持する梁構造体7と、梁構造体7
の固定部12を支持する支持基台10と、試料台6を上
下方向Zに振動させる振動付加手段8とを備えた放電加
工機において、前記梁構造体7は、前記可動部となる左
辺ビーム11、前記固定部となる右辺ビーム12、上辺
ビーム13および下辺ビーム14の4つのビームが平行
四辺形を形成しかつ基準平行四辺形に戻るように付勢さ
れて互いにヒンジ結合されてなり、前記振動付加手段8
は、上辺ビーム13または下辺ビーム14の一方のビー
ムの振動印加部16aに上下方向Zの振動aを印加する
ように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的小さな被加
工物の放電加工を高速にしかも生産性よく行うための小
型の放電加工機に関するものである。
工物の放電加工を高速にしかも生産性よく行うための小
型の放電加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の放電加工機は、図4に示す特開
平8−112722号公報に開示されているようなもの
で、電極保持部3に保持された加工用電極1と、試料台
31上に保持された被加工物2とを上下方向Zに微小な
間隙で対向させて放電加工する型彫り放電加工機であ
り、加工液5の入った加工槽36に固定されたコラム3
5とコラム35に固定された板バネ構造体32との間に
加圧されて接続された圧電素子34とからなる振動付加
手段37を備えている。
平8−112722号公報に開示されているようなもの
で、電極保持部3に保持された加工用電極1と、試料台
31上に保持された被加工物2とを上下方向Zに微小な
間隙で対向させて放電加工する型彫り放電加工機であ
り、加工液5の入った加工槽36に固定されたコラム3
5とコラム35に固定された板バネ構造体32との間に
加圧されて接続された圧電素子34とからなる振動付加
手段37を備えている。
【0003】この従来例は、圧電素子34が上下方向Z
に伸縮して振動cのように振動し、板バネ構造体32に
おける先端側ビーム39の圧接点38に前記振動cを印
加すると、コラム35に取付けられた板バネ構造体32
の基端側ビーム40を固定端として一対の平行な上下の
板バネ部33、33が振動cに応じて弾性変形し、板バ
ネ構造体32の先端側ビーム39が基端側ビーム40に
対する平行姿勢を保ったまま上下方向Zに振動dで振動
するので、この先端側ビーム39に取付けられた試料台
31を介して被加工物2に振動cと同じ大きさの振動d
が伝わるようになっている。
に伸縮して振動cのように振動し、板バネ構造体32に
おける先端側ビーム39の圧接点38に前記振動cを印
加すると、コラム35に取付けられた板バネ構造体32
の基端側ビーム40を固定端として一対の平行な上下の
板バネ部33、33が振動cに応じて弾性変形し、板バ
ネ構造体32の先端側ビーム39が基端側ビーム40に
対する平行姿勢を保ったまま上下方向Zに振動dで振動
するので、この先端側ビーム39に取付けられた試料台
31を介して被加工物2に振動cと同じ大きさの振動d
が伝わるようになっている。
【0004】振動付加手段37は、被加工物2の振動d
とこの振動dによる被加工物2と加工用電極1間の加工
液5の循環の促進とによって、被加工物2上の加工屑の
排除や気泡の除去等を行い、加工中の被加工物2の表面
の清浄化と放電特性の安定化とを図ることによって、加
工速度を上げることができるものである。このような作
用を営むため、振動付加手段37は、例えば振幅20μ
m、振動数100Hzといった振動cを発生する圧電素
子34を用いて構成されている。
とこの振動dによる被加工物2と加工用電極1間の加工
液5の循環の促進とによって、被加工物2上の加工屑の
排除や気泡の除去等を行い、加工中の被加工物2の表面
の清浄化と放電特性の安定化とを図ることによって、加
工速度を上げることができるものである。このような作
用を営むため、振動付加手段37は、例えば振幅20μ
m、振動数100Hzといった振動cを発生する圧電素
子34を用いて構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放電加工機では、十分な振幅の振動を安定して得るため
に振動方向すなわち上下方向Zに長い圧電素子34を必
要とし、この長い圧電素子34を固定するコラム35に
も大きな剛性が要求されるため振動付加手段37が大掛
かりなものとなって、図4に示すように、試料台31に
近接して上方に大きく突出するので、装置の大型化を招
くという問題があった。従って、せっかく振動付加手段
37の付加によって放電加工を高速化しても、被加工物
2の着脱等の作業性がよくなく生産性の向上が十分でな
かった。なお、加工用電極1側に前記のような大きな振
動付加手段37を設けることは、更に困難であるため行
われていない。
放電加工機では、十分な振幅の振動を安定して得るため
に振動方向すなわち上下方向Zに長い圧電素子34を必
要とし、この長い圧電素子34を固定するコラム35に
も大きな剛性が要求されるため振動付加手段37が大掛
かりなものとなって、図4に示すように、試料台31に
近接して上方に大きく突出するので、装置の大型化を招
くという問題があった。従って、せっかく振動付加手段
37の付加によって放電加工を高速化しても、被加工物
2の着脱等の作業性がよくなく生産性の向上が十分でな
かった。なお、加工用電極1側に前記のような大きな振
動付加手段37を設けることは、更に困難であるため行
われていない。
【0006】また、圧電素子34からの振動cを圧接点
38に効率よく伝達するため両者34、38を互いに適
正な圧接力で圧接した状態で取付ける必要があるのであ
るが、この予圧を与えての取付けに手間を要し、圧電素
子34の寿命後の交換時にも振動付加手段37の調整と
取付けに手間を要していた。
38に効率よく伝達するため両者34、38を互いに適
正な圧接力で圧接した状態で取付ける必要があるのであ
るが、この予圧を与えての取付けに手間を要し、圧電素
子34の寿命後の交換時にも振動付加手段37の調整と
取付けに手間を要していた。
【0007】本発明は、上記問題に鑑み、振動付加手段
をコンパクトにして装置をコンパクトにし、被加工物の
着脱等の作業性を向上させることができる放電加工機を
提供することを主たる目的とする。また、振動付加手段
の取付・保守の作業性を向上させる放電加工機を提供す
ることをも目的とする。
をコンパクトにして装置をコンパクトにし、被加工物の
着脱等の作業性を向上させることができる放電加工機を
提供することを主たる目的とする。また、振動付加手段
の取付・保守の作業性を向上させる放電加工機を提供す
ることをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、電極保持部に保持された加工用電極と、被
加工物を保持する試料台と、試料台をその可動部におい
て支持する梁構造体と、梁構造体の固定部を支持する支
持基台と、試料台を上下方向に振動させる振動付加手段
とを備えた放電加工機において、前記梁構造体は、前記
可動部となる左辺ビーム、前記固定部となる右辺ビー
ム、上辺ビームおよび下辺ビームの4つのビームが平行
四辺形を形成しかつ基準平行四辺形に戻るように付勢さ
れて互いにヒンジ結合されてなり、前記振動付加手段
は、上辺ビームまたは下辺ビームの一方のビームの振動
印加部に上下方向の振動を印加するように構成されてい
ることを特徴とする。
成するため、電極保持部に保持された加工用電極と、被
加工物を保持する試料台と、試料台をその可動部におい
て支持する梁構造体と、梁構造体の固定部を支持する支
持基台と、試料台を上下方向に振動させる振動付加手段
とを備えた放電加工機において、前記梁構造体は、前記
可動部となる左辺ビーム、前記固定部となる右辺ビー
ム、上辺ビームおよび下辺ビームの4つのビームが平行
四辺形を形成しかつ基準平行四辺形に戻るように付勢さ
れて互いにヒンジ結合されてなり、前記振動付加手段
は、上辺ビームまたは下辺ビームの一方のビームの振動
印加部に上下方向の振動を印加するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明の放電加工機によれば、例えば図2
に示すように、振動付加手段8による振動印加部16a
を上辺ビーム13に設置すると、振動印加部16aの振
幅を上辺ビーム13の可動側、固定側両ヒンジ結合部2
6、28間の長さAと振動印加部16aと固定側ヒンジ
結合部28間の長さBとの比A/Bに相当する増幅率で
増幅して、左辺ビーム(可動部)11に接続された試料
台6を振動させることができるので、その分振幅の小さ
なすなわち振幅方向の長さの小さな振動付加手段8を使
用でき、装置をコンパクトにできる。
に示すように、振動付加手段8による振動印加部16a
を上辺ビーム13に設置すると、振動印加部16aの振
幅を上辺ビーム13の可動側、固定側両ヒンジ結合部2
6、28間の長さAと振動印加部16aと固定側ヒンジ
結合部28間の長さBとの比A/Bに相当する増幅率で
増幅して、左辺ビーム(可動部)11に接続された試料
台6を振動させることができるので、その分振幅の小さ
なすなわち振幅方向の長さの小さな振動付加手段8を使
用でき、装置をコンパクトにできる。
【0010】振動付加手段を、上辺ビームまたは下辺ビ
ームの内の振動を印加されない側のビームを貫通して配
され上下方向に振動する柱状の振動素子を用いて構成す
ると、振動素子の大部分を梁構造体の内部に収容できる
ので、振動素子を梁構造体の外部に配している構造に比
べて梁構造体周辺の高さを小さくでき、装置をよりコン
パクトにできる。
ームの内の振動を印加されない側のビームを貫通して配
され上下方向に振動する柱状の振動素子を用いて構成す
ると、振動素子の大部分を梁構造体の内部に収容できる
ので、振動素子を梁構造体の外部に配している構造に比
べて梁構造体周辺の高さを小さくでき、装置をよりコン
パクトにできる。
【0011】振動付加手段の振動素子を圧電素子で構成
すると、所望の振幅および振動数の振動を電気的に容易
に制御でき安定して得ることができる。
すると、所望の振幅および振動数の振動を電気的に容易
に制御でき安定して得ることができる。
【0012】圧電素子が上辺ビームまたは下辺ビームの
一方のビームの振動印加部に圧接されており、この圧接
力をネジ回転操作により調整する圧接力調整手段を前記
ビームに備えると、圧電素子をこれに予圧を与えること
なく取付け部に配置した後に圧接力調整手段のネジを締
め込むといった簡単な操作で、そのネジ回転量に見合っ
た適正な圧接力で圧電素子を振動印加部に圧接させた状
態で取付けることができるので、振動付加手段の取付け
・保守の作業性を向上させることができる。
一方のビームの振動印加部に圧接されており、この圧接
力をネジ回転操作により調整する圧接力調整手段を前記
ビームに備えると、圧電素子をこれに予圧を与えること
なく取付け部に配置した後に圧接力調整手段のネジを締
め込むといった簡単な操作で、そのネジ回転量に見合っ
た適正な圧接力で圧電素子を振動印加部に圧接させた状
態で取付けることができるので、振動付加手段の取付け
・保守の作業性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て以下に説明する。
て以下に説明する。
【0014】本発明の放電加工機の一実施形態は、図1
〜図3に示すように、電極保持部3に保持された加工用
電極1と、試料台6上に保持された被加工物2とを上下
方向Zに微小な間隙で対向させて放電加工する型彫り放
電加工機であり、試料台6をその姿勢が常に一定となる
ようにして支持する梁構造体7と、梁構造体7の固定部
12を支持する支持基台10と、試料台6を上下方向Z
に振動bのように振動させる振動付加手段8とを備えて
いる。加工槽20には、被加工物2が浸漬するように絶
縁オイル等の加工液5が入っており、試料台6を支持す
る支持基台10が固定されている。
〜図3に示すように、電極保持部3に保持された加工用
電極1と、試料台6上に保持された被加工物2とを上下
方向Zに微小な間隙で対向させて放電加工する型彫り放
電加工機であり、試料台6をその姿勢が常に一定となる
ようにして支持する梁構造体7と、梁構造体7の固定部
12を支持する支持基台10と、試料台6を上下方向Z
に振動bのように振動させる振動付加手段8とを備えて
いる。加工槽20には、被加工物2が浸漬するように絶
縁オイル等の加工液5が入っており、試料台6を支持す
る支持基台10が固定されている。
【0015】電極保持部3は、放電制御部4と協働する
図示しない駆動手段によって加工用電極1と被加工物2
間の間隙を適正に維持しつつ加工の進行と共に加工方向
(下方)へ変位する。放電制御部4は、加工用電極1と
被加工物2間に電圧を印加して両者間に放電を起こさせ
ると共に、駆動手段と協働して放電の状態を制御する。
図示しない駆動手段によって加工用電極1と被加工物2
間の間隙を適正に維持しつつ加工の進行と共に加工方向
(下方)へ変位する。放電制御部4は、加工用電極1と
被加工物2間に電圧を印加して両者間に放電を起こさせ
ると共に、駆動手段と協働して放電の状態を制御する。
【0016】試料台6は、被加工物2に接触して放電の
電力供給経路となる試料搭載部23が絶縁層24を介し
て基部25上に保持されたものからなり、基部25は梁
構造体7の可動部11との間の結合剛性を高めるためこ
れに一体に形成されている。
電力供給経路となる試料搭載部23が絶縁層24を介し
て基部25上に保持されたものからなり、基部25は梁
構造体7の可動部11との間の結合剛性を高めるためこ
れに一体に形成されている。
【0017】ここで、絶縁層24を設けた理由は、振動
付加手段8を構成する圧電素子9に対する放電加工の電
流の影響を小さくするためであるが、その影響が問題に
ならないのであれば絶縁層24を設けなくてもよい。ま
た、基部25は梁構造体7の可動部11との間の結合剛
性が十分であれば、両者25、11を一体に形成しなく
てもよい。
付加手段8を構成する圧電素子9に対する放電加工の電
流の影響を小さくするためであるが、その影響が問題に
ならないのであれば絶縁層24を設けなくてもよい。ま
た、基部25は梁構造体7の可動部11との間の結合剛
性が十分であれば、両者25、11を一体に形成しなく
てもよい。
【0018】梁構造体7は、幅方向Y(図3参照)の幅
が大きい左辺ビーム(可動部)11、右辺ビーム(固定
部)12、上辺ビーム13および下辺ビーム14の4つ
のビームが、側方から見ると基準形状が長方形を呈する
枠状に一体に接続された鋼材からなる。これら4つのビ
ーム11〜14の4つの各接続部は、幅方向Yいっぱい
に渡って上面および下面から半円溝状の切込みが設けら
れてなる薄肉ヒンジ部26、27、28、29で構成さ
れている。右辺ビーム12は支持基台10の立設部10
aにボルト21で固定され、左辺ビーム11は試料台6
の基部25に一体に設けられ、基部25の立上り壁を兼
ねている。
が大きい左辺ビーム(可動部)11、右辺ビーム(固定
部)12、上辺ビーム13および下辺ビーム14の4つ
のビームが、側方から見ると基準形状が長方形を呈する
枠状に一体に接続された鋼材からなる。これら4つのビ
ーム11〜14の4つの各接続部は、幅方向Yいっぱい
に渡って上面および下面から半円溝状の切込みが設けら
れてなる薄肉ヒンジ部26、27、28、29で構成さ
れている。右辺ビーム12は支持基台10の立設部10
aにボルト21で固定され、左辺ビーム11は試料台6
の基部25に一体に設けられ、基部25の立上り壁を兼
ねている。
【0019】薄肉ヒンジ部26〜29は、後述のよう
に、上辺ビーム13に上下方向の外力が印加されると、
4つのビーム11〜14が形成する平行四辺形の構造に
よって、左辺ビーム11がその姿勢を常に維持して上下
に変位すると共に、協働して前記の平行四辺形を基準長
方形に戻すような弾性復元力を蓄えるように働く。すな
わち、梁構造体7は、図2に示すように、可動部側の試
料台6を、その姿勢を前記の平行四辺形の構造によって
一定に保ったまま、前記の弾性復元力によってその位置
が初期位置に戻るようにして支持する。
に、上辺ビーム13に上下方向の外力が印加されると、
4つのビーム11〜14が形成する平行四辺形の構造に
よって、左辺ビーム11がその姿勢を常に維持して上下
に変位すると共に、協働して前記の平行四辺形を基準長
方形に戻すような弾性復元力を蓄えるように働く。すな
わち、梁構造体7は、図2に示すように、可動部側の試
料台6を、その姿勢を前記の平行四辺形の構造によって
一定に保ったまま、前記の弾性復元力によってその位置
が初期位置に戻るようにして支持する。
【0020】振動付加手段8は、駆動部19によって長
手方向に伸縮駆動される圧電素子9からなる。圧電素子
9は、固定端9bを支持基台10下部の取付孔10bに
固定リング18で固定し、自由端9aを上辺ビーム13
の長さ方向Xおよび幅方向Yの中央部に位置する振動印
加部16aに当接して、この振動印加部16aに上下方
向Zの振動aを印加する。この構造によって、図2に示
すように、この振動aの振幅を上辺ビーム13の可動
側、固定側両薄肉ヒンジ部26、28間の長さAと振動
印加部16aと固定側薄肉ヒンジ部28間の長さBとの
比A/Bに相当する増幅率で増幅して、可動部の左辺ビ
ーム11に接続された試料台6を増幅された振動bで振
動させることができる。
手方向に伸縮駆動される圧電素子9からなる。圧電素子
9は、固定端9bを支持基台10下部の取付孔10bに
固定リング18で固定し、自由端9aを上辺ビーム13
の長さ方向Xおよび幅方向Yの中央部に位置する振動印
加部16aに当接して、この振動印加部16aに上下方
向Zの振動aを印加する。この構造によって、図2に示
すように、この振動aの振幅を上辺ビーム13の可動
側、固定側両薄肉ヒンジ部26、28間の長さAと振動
印加部16aと固定側薄肉ヒンジ部28間の長さBとの
比A/Bに相当する増幅率で増幅して、可動部の左辺ビ
ーム11に接続された試料台6を増幅された振動bで振
動させることができる。
【0021】また、圧電素子9は、下辺ビーム14の中
央に設けた上下に貫通する孔14aをこの内面に接触し
ないように貫通して配されているので、梁構造体7の上
方に突出せず、装置をコンパクトにしている。
央に設けた上下に貫通する孔14aをこの内面に接触し
ないように貫通して配されているので、梁構造体7の上
方に突出せず、装置をコンパクトにしている。
【0022】振動印加部16aは、上辺ビーム13の中
央部に貫設されたネジ孔13aに螺合したネジ16の下
端に形成されており、このネジ16のネジ回し操作によ
って、圧電素子9の上端の自由端9aに圧接されて、梁
構造体7の薄肉ヒンジ部28、29の弾性復元力による
圧接力を両者16a、9a間に加えこの圧接力を適正な
大きさに容易に調整できる。従って、圧電素子9を取付
けるときには、圧電素子9に予圧を与えることなく、振
動印加部16aと固定リング18間に配置した後に、ネ
ジ16を締め込めばよい。
央部に貫設されたネジ孔13aに螺合したネジ16の下
端に形成されており、このネジ16のネジ回し操作によ
って、圧電素子9の上端の自由端9aに圧接されて、梁
構造体7の薄肉ヒンジ部28、29の弾性復元力による
圧接力を両者16a、9a間に加えこの圧接力を適正な
大きさに容易に調整できる。従って、圧電素子9を取付
けるときには、圧電素子9に予圧を与えることなく、振
動印加部16aと固定リング18間に配置した後に、ネ
ジ16を締め込めばよい。
【0023】ネジ16には緩み止めナット17が螺合さ
れており、圧接力の調整完了後にネジ16の回転を防止
すると共にネジ16のバックラッシュをなくして振動a
のロスが発生しないようにするため、緩み止めナット1
7をしっかりと締め付ける。
れており、圧接力の調整完了後にネジ16の回転を防止
すると共にネジ16のバックラッシュをなくして振動a
のロスが発生しないようにするため、緩み止めナット1
7をしっかりと締め付ける。
【0024】また、圧電素子9の自由端9aを凸状に形
成し、ネジ16の振動印加部16aを自由端9aの凸状
より少し大きな凹状に形成することにより、両者16
a、9aの接続が側方に外れないようにすると共に、圧
電素子9の伸縮に伴う上辺ビーム13の薄肉ヒンジ部2
8回りの回動すなわちネジ16の傾動に対しても、振動
印加部16aと薄肉ヒンジ部28間の距離Bを常に一定
に保ち、かつ圧電素子9に曲げ力等の有害な力が加わら
ないようにしている。
成し、ネジ16の振動印加部16aを自由端9aの凸状
より少し大きな凹状に形成することにより、両者16
a、9aの接続が側方に外れないようにすると共に、圧
電素子9の伸縮に伴う上辺ビーム13の薄肉ヒンジ部2
8回りの回動すなわちネジ16の傾動に対しても、振動
印加部16aと薄肉ヒンジ部28間の距離Bを常に一定
に保ち、かつ圧電素子9に曲げ力等の有害な力が加わら
ないようにしている。
【0025】上記実施形態では、梁構造体7を、4つの
ビーム11〜14がこれらに一体に形成された薄くくび
れた4つの薄肉ヒンジ部26〜29で接続されるように
構成したが、本発明はこれに限定されず、4つの薄肉ヒ
ンジ部を別の弾性部材で構成してもよい。また、右辺ビ
ーム12を支持基台10と一体としてもよい。
ビーム11〜14がこれらに一体に形成された薄くくび
れた4つの薄肉ヒンジ部26〜29で接続されるように
構成したが、本発明はこれに限定されず、4つの薄肉ヒ
ンジ部を別の弾性部材で構成してもよい。また、右辺ビ
ーム12を支持基台10と一体としてもよい。
【0026】また、上記実施形態では、振動付加手段8
に圧電素子9を用いたが、これに代えて、フェライト振
動子等の磁歪素子を用いてもよい。
に圧電素子9を用いたが、これに代えて、フェライト振
動子等の磁歪素子を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の放電加工機によれば、振動付加
手段によって振動を印加される上辺ビームまたは下辺ビ
ームの一方のビームの振動印加部の振幅を、このビーム
の可動側、固定側両ヒンジ結合部間の長さと振動印加部
と固定側ヒンジ結合部間の長さとの比に相当する増幅率
で増幅して、左辺ビーム(可動部)に接続された試料台
を振動させることができるので、その分振幅の小さなす
なわち振幅方向の長さの小さな振動付加手段を使用で
き、装置をコンパクトにできる。従って、被加工物の着
脱等の作業性を向上させて、生産性を向上させることが
できる。
手段によって振動を印加される上辺ビームまたは下辺ビ
ームの一方のビームの振動印加部の振幅を、このビーム
の可動側、固定側両ヒンジ結合部間の長さと振動印加部
と固定側ヒンジ結合部間の長さとの比に相当する増幅率
で増幅して、左辺ビーム(可動部)に接続された試料台
を振動させることができるので、その分振幅の小さなす
なわち振幅方向の長さの小さな振動付加手段を使用で
き、装置をコンパクトにできる。従って、被加工物の着
脱等の作業性を向上させて、生産性を向上させることが
できる。
【0028】振動付加手段を、上辺ビームまたは下辺ビ
ームの内の振動を印加されない側のビームを貫通して配
され上下方向に振動する柱状の振動素子を用いて構成す
ると、振動素子の大部分を梁構造体の内部に収容できる
ので、振動素子を梁構造体の外部に配している構造に比
べて梁構造体周辺の高さを小さくでき、装置をよりコン
パクトにできる。
ームの内の振動を印加されない側のビームを貫通して配
され上下方向に振動する柱状の振動素子を用いて構成す
ると、振動素子の大部分を梁構造体の内部に収容できる
ので、振動素子を梁構造体の外部に配している構造に比
べて梁構造体周辺の高さを小さくでき、装置をよりコン
パクトにできる。
【0029】振動付加手段の振動素子を圧電素子で構成
すると、所望の振幅および振動数の振動を電気的に容易
に制御でき安定して得ることができる。
すると、所望の振幅および振動数の振動を電気的に容易
に制御でき安定して得ることができる。
【0030】圧電素子が上辺ビームまたは下辺ビームの
一方のビームの振動印加部に圧接されており、この圧接
力をネジ回転操作により調整する圧接力調整手段を前記
ビームに備えると、圧電素子をこれに予圧を与えること
なく取付け部に配置した後に圧接力調整手段のネジを締
め込むといった簡単な操作で、そのネジ回転量に見合っ
た適正な圧接力で圧電素子を振動印加部に圧接させた状
態で取付けることができるので、振動付加手段の取付け
・保守の作業性を向上させて、生産性を向上させること
ができる。
一方のビームの振動印加部に圧接されており、この圧接
力をネジ回転操作により調整する圧接力調整手段を前記
ビームに備えると、圧電素子をこれに予圧を与えること
なく取付け部に配置した後に圧接力調整手段のネジを締
め込むといった簡単な操作で、そのネジ回転量に見合っ
た適正な圧接力で圧電素子を振動印加部に圧接させた状
態で取付けることができるので、振動付加手段の取付け
・保守の作業性を向上させて、生産性を向上させること
ができる。
【図1】本発明の放電加工機の一実施形態を示す断面
図。
図。
【図2】本発明の放電加工機の一実施形態を説明する原
理図。
理図。
【図3】本発明の放電加工機の試料台の一形態を示す斜
視図。
視図。
【図4】従来例を示す概略図。
1 加工用電極 2 被加工物 3 電極保持部 6 試料台 7 梁構造体 8 振動付加手段 9 圧電素子(振動素子) 10 支持基台 11 左辺ビーム(可動部) 12 右辺ビーム(固定部) 13 上辺ビーム 14 下辺ビーム 16 ネジ(圧接力調整手段) 16a 振動印加部 a 振動印加部の振動 b 試料台の振動 Z 上下方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正木 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 室 真弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 船所 宏行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 電極保持部に保持された加工用電極と、
被加工物を保持する試料台と、試料台をその可動部にお
いて支持する梁構造体と、梁構造体の固定部を支持する
支持基台と、試料台を上下方向に振動させる振動付加手
段とを備えた放電加工機において、 前記梁構造体は、前記可動部となる左辺ビーム、前記固
定部となる右辺ビーム、上辺ビームおよび下辺ビームの
4つのビームが平行四辺形を形成しかつ基準平行四辺形
に戻るように付勢されて互いにヒンジ結合されてなり、 前記振動付加手段は、上辺ビームまたは下辺ビームの一
方のビームの振動印加部に上下方向の振動を印加するよ
うに構成されていることを特徴とする放電加工機。 - 【請求項2】 振動付加手段は、上辺ビームまたは下辺
ビームの内の振動を印加されない側のビームを貫通して
配され上下方向に振動する柱状の振動素子を用いて構成
されている請求項1記載の放電加工機。 - 【請求項3】 振動付加手段の振動素子が圧電素子から
なる請求項1または2記載の放電加工機。 - 【請求項4】 圧電素子が上辺ビームまたは下辺ビーム
の一方のビームの振動印加部に圧接されており、この圧
接力をネジ回転操作により調整する圧接力調整手段を前
記ビームに備えている請求項3記載の放電加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9089269A JPH10277846A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9089269A JPH10277846A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 放電加工機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277846A true JPH10277846A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13966042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9089269A Pending JPH10277846A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 放電加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277846A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6454930B1 (en) | 1998-10-27 | 2002-09-24 | Agie S.A. | Procedure and device for the three-dimensional processing of a work piece by means of electroerosive or electrochemical machining |
| CN113938052A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-01-14 | 东北电力大学 | 一种基于两级杠杆放大机构的压电粘滑驱动器 |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP9089269A patent/JPH10277846A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6454930B1 (en) | 1998-10-27 | 2002-09-24 | Agie S.A. | Procedure and device for the three-dimensional processing of a work piece by means of electroerosive or electrochemical machining |
| CN113938052A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-01-14 | 东北电力大学 | 一种基于两级杠杆放大机构的压电粘滑驱动器 |
| CN113938052B (zh) * | 2021-09-29 | 2023-09-08 | 东北电力大学 | 一种基于两级杠杆放大机构的压电粘滑驱动器 |
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