JPH10277859A - 筒状ワーク外周面の加工方法 - Google Patents

筒状ワーク外周面の加工方法

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JPH10277859A
JPH10277859A JP8299097A JP8299097A JPH10277859A JP H10277859 A JPH10277859 A JP H10277859A JP 8299097 A JP8299097 A JP 8299097A JP 8299097 A JP8299097 A JP 8299097A JP H10277859 A JPH10277859 A JP H10277859A
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JP
Japan
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cylindrical work
peripheral surface
outer peripheral
cylindrical
spheres
Prior art date
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Pending
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JP8299097A
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English (en)
Inventor
Yoshiya Shino
惠也 篠
Shigeru Yamagishi
繁 山岸
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状ワークを精度よく切削加工、研削加工す
ることができる筒状ワーク外周面の加工方法を提供す
る。 【解決手段】 筒状ワーク6を回転することにより発生
した遠心力で複数の球体7…を筒状ワーク6の内周に押
し付けることで、筒状ワーク6の剛性を高める。従っ
て、例えばバイト17で筒状ワーク6を切削加工する際
に、切削抵抗により発生する筒状ワーク6の変形や振動
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筒状ワーク外周面の
加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄肉で剛性の乏しいワークや、難削材の
ために切削抵抗が大きく振動を起こしやすいワークの固
定方法は、特開昭55−42766号公報「箱型工作
物の切削加工方法」が知られている。上記は、箱型工
作物に液体を貯留して重量を増やし、切削加工時の工作
物の振動を抑えるものである。しかし、上記は、液体
をワークから洩れないようにする必要があり、段取りに
時間がかかる。
【0003】上記問題を解消するために、本出願人は
特願平7−296978号「ワーク強化方法」を提案し
た。この技術は、薄肉状の筒状ワークの内側に複数の球
体を充填した後、溶融状態の低溶融点材を球体間の隙間
に流し込んで固化することにより筒状ワークの剛性を高
め、加工中の切削抵抗による筒状ワークの変形や振動を
抑えるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記は、複
数の球体間の隙間に流し込んだ低溶融点材をワーク加工
後に除去する必要があるので、手間がかかり加工コスト
も上がる
【0005】そこで、本発明の目的は、手間がかからな
い方法で薄肉状のワークの剛性を高めることにより、加
工中のワークの変形や振動を抑えて精度良くワークを加
工することができる技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、薄肉の筒状ワークの外周面を加
工するために筒状ワークの剛性を高めて加工する加工方
法において、筒状ワークの被加工面となる外周面の裏面
に接して、多数の球体を充填する工程と、筒状ワークを
回転させつつ筒状ワークの外周面を切削または研削加工
する工程とからなることを特徴とする。
【0007】筒状ワークを回転することにより発生した
遠心力で複数の球体を筒状ワークの内周に押し付けるこ
とで、筒状ワークの剛性を高める。従って、例えばバイ
トで筒状ワークを切削加工する際に、切削抵抗により発
生する筒状ワークの変形や振動を抑えることができる。
また、筒状ワーク内に複数の球体を充填するだけなの
で、手間をかけないで筒状ワークを精度よく切削加工す
ることができる。
【0008】請求項2は、薄肉の筒状ワークの外周面を
加工するために筒状ワークの剛性を高めて加工する加工
方法において、筒状ワークの内側に筒状ワークより小径
のインナリングをセットする工程と、このインナリング
と筒状ワークとの間の隙間に多数の球体を充填する工程
と、インナリング及び筒状ワークの開口を塞ぐカバーを
取り付ける工程と、筒状ワークを回転させつつ筒状ワー
クの外周面を切削または研削加工する工程とからなるこ
とを特徴とする。
【0009】筒状ワークを回転することにより発生した
遠心力で複数の球体を筒状ワークの内周に押し付けるこ
とで、筒状ワークの剛性を高める。従って、例えばバイ
トで筒状ワークを切削加工する際に、切削抵抗により発
生する筒状ワークの変形や振動を抑えることができる。
また、筒状ワーク内に複数の球体を充填するだけなの
で、手間をかけないで筒状ワークを精度よく切削加工す
ることができる。さらに、インナリングと筒状ワークと
の間の隙間にのみ球体を充填するようにしたので、球体
の使用量を少なくすることができる。球体の量が少ない
ので球体の充填時間や除去時間は短くなり、大径の筒状
ワークを効率よく加工することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る筒状ワーク
外周面の加工構造(第1実施例)の平面図である。筒状
ワーク外周面の加工構造は、回転テーブル2に押え金3
…(…は複数個を示す。以下同様。)で取り付けた円形
のベースプレート4と、ベースプレート4にボルト5…
で立向きに取り付けた筒状ワーク6と、筒状ワーク6の
内側に充填した複数の球体7…とからなる。8は押え金
3…を回転テーブルに取り付けるボルトである。
【0011】図2は本発明に係る筒状ワーク外周面の加
工構造(第1実施例)の断面図である。筒状ワーク6
は、薄肉状に形成した筒体であり、下端部にフランジ1
1を備える。フランジ11はボルト5…を貫通させるボ
ルト穴(図1も参照)11aを等間隔に有する。球体7
…は、例えばセラミックス材や鋼材で直径2〜8mmの
大きさに形成したもので、好適には直径5mmの球体で
ある。球体の直径が2mmより小さいと密に詰りすぎて
排出に手間取るという不具合が発生し、球体7…の直径
が8mmより大きいと球体間の隙間が大きくなりすぎ
て、筒状ワーク6の内周を均一に押圧することができな
いからである。
【0012】以上に述べた本発明に係る筒状ワーク外周
面の加工方法(第1実施例)を次に説明する。図3
(a)〜(c)は本発明に係る筒状ワーク外周面の加工
方法(第1実施例)を説明する第1加工説明図である。
(a)において、回転テーブル2に押え金3…でベース
プレート4を取り付けた後、ベースプレート4にボルト
5で筒状ワーク6を取り付ける。(b)において、筒状
ワーク6の上方に容器15を臨ませ、この容器15を傾
けて複数の球体7…を筒状ワーク6の内部に充填する。
【0013】(c)において、回転テーブル2を、例え
ば100rpmで回転することにより、回転テーブル2
とともに筒状ワーク6及び球体7…が回転して球体7…
に遠心力が作用する。この遠心力で球体7…を筒状ワー
ク6の内壁に押し付けた状態で、筒状ワーク6の外周を
バイト17や砥石(図示しない。)で切削加工又は研削
加工する。
【0014】球体7…を筒状ワーク6の内壁に押し付け
ることにより、筒状ワーク6の剛性を高めることができ
るので筒状ワーク6の外周の切削加工中や研削加工中
に、筒状ワーク6の変形や振動を防ぐことができる。こ
の結果、筒状ワーク6を精度よく切削加工することがで
きる。また、筒状ワーク6内に球体7…を充填するだけ
なので、手間をかけないで筒状ワーク6を精度よく切削
加工することができる。
【0015】図4(a),(b)は本発明に係る筒状ワ
ーク外周面の加工方法(第1実施例)を説明する第2加
工説明図である。(a)において、加工完了後、筒状ワ
ーク6の内部の球体7…を、例えば掃除機などの吸込み
ノズル16で吸い上げて筒状ワーク6の内部から排出す
る。特に、球体7…がセラミックス製の場合、軽量なの
で効率よく吸い込むことができる。(b)において、ベ
ースプレート4から筒状ワーク6を外す。
【0016】次に、第2実施例を説明する。なお、第1
実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省
略する。図5は本発明に係る筒状ワーク外周面の加工構
造(第2実施例)の平面図である。筒状ワーク外周面の
加工構造は、回転テーブル2に押え金3で取り付けた円
形のベースプレート21と、ベースプレート21にボル
ト22…で立向きに取り付けた筒状ワーク23と、筒状
ワーク23の内側にボルト24で立向きに取り付けた筒
状ワーク23より小径のインナリング25と、インナリ
ング25と筒状ワーク23との間の隙間に充填した複数
の球体7…と、インナリング25及び筒状ワーク23の
開口を塞ぐ円板状のカバー26とからなる。27はカバ
ー26を筒状ワーク23の上端に取り付けるボルトであ
る。
【0017】図6は本発明に係る筒状ワーク外周面の加
工構造(第2実施例)の断面図である。筒状ワーク23
は、薄肉状に形成した筒体であり、下端部及び上端部に
それぞれフランジ31及びフランジ32を備える。フラ
ンジ31はボルト22…を貫通させるボルト穴31a…
を等間隔に有し、フランジ32はボルト27…を貫通さ
せるボルト穴32aを等間隔に有する。
【0018】インナリング25は、筒状ワーク23より
高さの低い厚肉状の筒体であり、下端部に内側に張出し
た取付け部33を有する。取付け部33は、ボルト24
…を貫通させるボルト穴33a…を等間隔に有する。
【0019】以上に述べた本発明に係る筒状ワーク外周
面の加工方法(第2実施例)を次に説明する。図7
(a)〜(c)は本発明に係る筒状ワーク外周面の加工
方法(第2実施例)を説明する第1加工説明図である。
(a)において、回転テーブル2に押え金3…でベース
プレート21を取り付けた後、ベースプレート21にボ
ルト24…でインナリング25を取り付ける。次に、イ
ンナリング25の外側にボルト22…で筒状ワーク23
を取り付ける。
【0020】(b)において、筒状ワーク23の上方に
容器15を臨ませ、この容器15を傾けて複数の球体7
…を筒状ワーク23とインナリング25との間の隙間に
充填する。(c)において、筒状ワーク23のフランジ
32にボルト27…でカバー26を取り付けることによ
り、筒状ワーク23及びインナリング25の開口を塞
ぐ。
【0021】図8(a)〜(c)は本発明に係る筒状ワ
ーク外周面の加工方法(第2実施例)を説明する第2加
工説明図である。(a)において、回転テーブル2を、
例えば100rpmで回転することにより球体7…に遠
心力が作用する。この遠心力で球体7…を筒状ワーク2
3の内壁に押し付けた状態で、筒状ワーク23の外周を
バイト17や図示しない砥石で切削加工又は研削加工す
る。
【0022】球体7…を筒状ワーク23の内壁に押し付
けることにより、筒状ワーク23の剛性を高めることが
できるので、切削加工中や研削加工中に筒状ワーク6の
変形や振動が発生することを防ぐことができる。この結
果、筒状ワーク23を精度よく切削加工することができ
る。また、筒状ワーク23内に球体7…を充填するだけ
なので、手間をかけないで筒状ワーク23を精度よく切
削加工することができる。
【0023】(b)において、(a)に示すカバー26
を外した後、球体7…を、例えば掃除機などの吸込みノ
ズル16で吸い上げて、筒状ワーク23とインナリング
25との間の隙間から排出する。特に、球体7…がセラ
ミックス製の場合、軽量なので効率よく吸い込むことが
できる。(c)において、ベースプレート21から筒状
ワーク23を外す。
【0024】前記第1、第2実施例では、球体をセラミ
ックス材や鋼材で形成した場合について説明したが、こ
れに限らず、その他の部材で形成しても同様の効果を得
ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、筒状ワークを回転することにより発
生する遠心力で複数の球体を筒状ワークの内周に押し付
けることで、筒状ワークの剛性を高める。従って、例え
ばバイトで筒状ワークを切削加工する際に、切削抵抗に
より発生する筒状ワークの変形や振動を抑えることがで
きる。この結果、筒状ワークを精度よく切削加工するこ
とができる。また、筒状ワーク内に複数の球体を充填す
るだけなので、手間をかけないで筒状ワークを精度よく
切削加工することができる。
【0026】請求項2は、筒状ワークを回転することに
より発生した遠心力で複数の球体を筒状ワークの内周に
押し付けることで、筒状ワークの剛性を高める。従っ
て、例えばバイトで筒状ワークを切削加工する際に、切
削抵抗により発生する筒状ワークの変形や振動を抑える
ことができる。この結果、筒状ワークを精度よく切削加
工することができる。
【0027】また、筒状ワーク内に複数の球体を充填す
るだけなので、手間をかけないで筒状ワークを精度よく
切削加工することができる。さらに、インナリングと筒
状ワークとの間の隙間にのみ球体を充填するようにした
ので、球体の使用量を少なく抑えることができる。球体
の量が少ないので球体の充填時間や除去時間は短くな
り、大径の筒状ワークを効率よく加工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工構造(第
1実施例)の平面図
【図2】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工構造(第
1実施例)の断面図
【図3】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工方法(第
1実施例)を説明する第1加工説明図
【図4】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工方法(第
1実施例)を説明する第2加工説明図
【図5】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工構造(第
2実施例)の平面図
【図6】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工構造(第
2実施例)の断面図
【図7】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工方法(第
2実施例)を説明する第1加工説明図
【図8】本発明に係る筒状ワーク外周面の加工方法(第
2実施例)を説明する第2加工説明図
【符号の説明】
6,23…筒状ワーク、7…球体、25…インナリン
グ、26…カバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の筒状ワークの外周面を加工するた
    めに筒状ワークの剛性を高めて加工する加工方法におい
    て、 前記筒状ワークの被加工面となる外周面の裏面に接し
    て、多数の球体を充填する工程と、前記筒状ワークを回
    転させつつ筒状ワークの外周面を切削または研削加工す
    る工程とからなる筒状ワーク外周面の加工方法。
  2. 【請求項2】 薄肉の筒状ワークの外周面を加工するた
    めに筒状ワークの剛性を高めて加工する加工方法におい
    て、 前記筒状ワークの内側に筒状ワークより小径のインナリ
    ングをセットする工程と、このインナリングと筒状ワー
    クとの間の隙間に多数の球体を充填する工程と、インナ
    リング及び筒状ワークの開口を塞ぐカバーを取り付ける
    工程と、前記筒状ワークを回転させつつ筒状ワークの外
    周面を切削または研削加工する工程とからなる筒状ワー
    ク外周面の加工方法。
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