JPH10278097A - ポリプロピレンシートの製造方法及びその装置 - Google Patents
ポリプロピレンシートの製造方法及びその装置Info
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- JPH10278097A JPH10278097A JP9092067A JP9206797A JPH10278097A JP H10278097 A JPH10278097 A JP H10278097A JP 9092067 A JP9092067 A JP 9092067A JP 9206797 A JP9206797 A JP 9206797A JP H10278097 A JPH10278097 A JP H10278097A
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高光沢かつ高透明のポリプロピレンシートの
製造方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 核剤を含有する溶融状態のポリプロピレ
ンシート12に対して、一方の表面を第1のロール13で冷
却すると共に、加熱装置16で他方の表面をこのポリプロ
ピレンシート12の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100
℃)に加熱し、この後このシート12の加熱された面を第
2のロール15で冷却する。第1と第2のロール13,15
は、ポリプロピレンシート12と接触する面が表面粗さRa
で0.5μm以下の鏡面を有している。
製造方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 核剤を含有する溶融状態のポリプロピレ
ンシート12に対して、一方の表面を第1のロール13で冷
却すると共に、加熱装置16で他方の表面をこのポリプロ
ピレンシート12の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100
℃)に加熱し、この後このシート12の加熱された面を第
2のロール15で冷却する。第1と第2のロール13,15
は、ポリプロピレンシート12と接触する面が表面粗さRa
で0.5μm以下の鏡面を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高光沢かつ高透明
のポリプロピレンシートの製造方法及びその装置に関す
る。
のポリプロピレンシートの製造方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】図2に示
すように、従来、ポリプロピレンシートを製造する際、
押出機21のダイ22より押し出された溶融状態のポリプロ
ピレンシート23に対して、第1の冷却ロール24でこのシ
ート23の一方の面側を冷却した後、引き続き第2の冷却
ロール25でシート23の他方の面側を冷却している。この
ような製造方法によれば、ポリプロピレンシート23の一
方の面側については、第1の冷却ロール24によって溶融
状態のポリプロピレンシート23の鏡面転写と冷却が同時
になされるため、この一方の面に関しては光沢が良好に
なる。
すように、従来、ポリプロピレンシートを製造する際、
押出機21のダイ22より押し出された溶融状態のポリプロ
ピレンシート23に対して、第1の冷却ロール24でこのシ
ート23の一方の面側を冷却した後、引き続き第2の冷却
ロール25でシート23の他方の面側を冷却している。この
ような製造方法によれば、ポリプロピレンシート23の一
方の面側については、第1の冷却ロール24によって溶融
状態のポリプロピレンシート23の鏡面転写と冷却が同時
になされるため、この一方の面に関しては光沢が良好に
なる。
【0003】しかし、シート23の他方の面側について
は、第2の冷却ロール25に当接した際、第1の冷却のロ
ール24に接触した後であってシート23の温度が下がって
いるため、良好な鏡面転写が行われなくなる。この結
果、ポリプロピレンシート23の厚さや引き取り速度によ
っては、シート23の両面に同じような高光沢を付与する
ことが困難であった。
は、第2の冷却ロール25に当接した際、第1の冷却のロ
ール24に接触した後であってシート23の温度が下がって
いるため、良好な鏡面転写が行われなくなる。この結
果、ポリプロピレンシート23の厚さや引き取り速度によ
っては、シート23の両面に同じような高光沢を付与する
ことが困難であった。
【0004】なお、ポリプロピレンシートの他方の面側
を冷却する冷却ロールを可動とすることにより前記問題
点の解決を図ろうとした製造装置も提案されている(実
公昭60-23138号公報、実公昭60-23139号公報、特開平8-
230018号公報、等)。しかし、これらの製造装置によれ
ば、機構が複雑となり、装置代も高価となる。
を冷却する冷却ロールを可動とすることにより前記問題
点の解決を図ろうとした製造装置も提案されている(実
公昭60-23138号公報、実公昭60-23139号公報、特開平8-
230018号公報、等)。しかし、これらの製造装置によれ
ば、機構が複雑となり、装置代も高価となる。
【0005】そこで、本発明は、高光沢かつ高透明のポ
リプロピレンシートの製造方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
リプロピレンシートの製造方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
ポリプロピレンシートの製造方法は、溶融状態の核剤含
有ポリプロピレンシートに対して、一方の表面を第1の
冷却手段で冷却すると共に、他方の表面をこのポリプロ
ピレンシートの(熱変形温度−10℃)〜(融点+100
℃)に加熱し、この後このシートの加熱された面を第2
の冷却手段で冷却することを特徴とする。
ポリプロピレンシートの製造方法は、溶融状態の核剤含
有ポリプロピレンシートに対して、一方の表面を第1の
冷却手段で冷却すると共に、他方の表面をこのポリプロ
ピレンシートの(熱変形温度−10℃)〜(融点+100
℃)に加熱し、この後このシートの加熱された面を第2
の冷却手段で冷却することを特徴とする。
【0007】前記ポリプロピレンは、ホモポリマー、ラ
ンダムコポリマーのいずれでもよい。前記溶融状態のポ
リプロピレンシートは、例えば押出機のダイより押し出
された直後のポリプロピレンシートである。前記ポリプ
ロピレンシートの加熱は、加熱手段をシートに当接させ
る直接加熱、又は加熱手段をシートに当接させない間接
加熱のいずれでもよいが、直接加熱の方が効率的であ
る。
ンダムコポリマーのいずれでもよい。前記溶融状態のポ
リプロピレンシートは、例えば押出機のダイより押し出
された直後のポリプロピレンシートである。前記ポリプ
ロピレンシートの加熱は、加熱手段をシートに当接させ
る直接加熱、又は加熱手段をシートに当接させない間接
加熱のいずれでもよいが、直接加熱の方が効率的であ
る。
【0008】前記ポリプロピレンシートの加熱温度が
(熱変形温度−10℃)より低い場合には、シートが充分
に軟化していないため、冷却手段表面のシートへの転写
が不充分になる。一方、加熱温度が(融点+100℃)よ
り高い場合には、シートが軟化しすぎて、シートが冷却
ロールから垂れ下がる虞れがある。前記ポリプロピレン
シートの他方の表面への加熱は、一方の表面への冷却と
同時的でも、多少時間をずらしてもよい。前記シートに
は、厚さのみが相対的に異なるフィルムの場合を含む。
(熱変形温度−10℃)より低い場合には、シートが充分
に軟化していないため、冷却手段表面のシートへの転写
が不充分になる。一方、加熱温度が(融点+100℃)よ
り高い場合には、シートが軟化しすぎて、シートが冷却
ロールから垂れ下がる虞れがある。前記ポリプロピレン
シートの他方の表面への加熱は、一方の表面への冷却と
同時的でも、多少時間をずらしてもよい。前記シートに
は、厚さのみが相対的に異なるフィルムの場合を含む。
【0009】前記核剤としては、結晶化速度を速める造
核効果のある有機系物質及び無機系物質を任意に使用で
きる。有機系核剤の具体例は、例えば、ジベンジリデン
ソルビトール系化合物、フォスフェート系化合物であ
る。前記ジベンジリデンソルビトール系化合物には、ジ
ベンジリデンソルビトール(DBSと略す)、パラ・メ
チル・DBS、パラ・エチル・DBS、パラ・クロル・
DBS、等が含まれる。このDBS系化合物は、透明性
の改善に特に有効である。
核効果のある有機系物質及び無機系物質を任意に使用で
きる。有機系核剤の具体例は、例えば、ジベンジリデン
ソルビトール系化合物、フォスフェート系化合物であ
る。前記ジベンジリデンソルビトール系化合物には、ジ
ベンジリデンソルビトール(DBSと略す)、パラ・メ
チル・DBS、パラ・エチル・DBS、パラ・クロル・
DBS、等が含まれる。このDBS系化合物は、透明性
の改善に特に有効である。
【0010】前記フォスフェート系化合物には、リン酸
ビス(4-t-ブチルフェニル)ナトリウム、リン酸-2,
2´-メチレンビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)ナ
トリウム、等が含まれる。前記以外の核剤としては、ジ
安息香酸アルミニウム、塩基性ジ・パラ・ターシャリ・
ブチル安息香酸アルミニウム、ベータ-ナフトエン酸ソ
ーダ、カプロン酸ソーダ、リン酸-2,2´-メチレンビ
ス(4,6-ジターシャリ・ブチルフェニル)ソーダ、
フタロシアニン、キナクリドン、高融点ポリマー、等も
使用できる。
ビス(4-t-ブチルフェニル)ナトリウム、リン酸-2,
2´-メチレンビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)ナ
トリウム、等が含まれる。前記以外の核剤としては、ジ
安息香酸アルミニウム、塩基性ジ・パラ・ターシャリ・
ブチル安息香酸アルミニウム、ベータ-ナフトエン酸ソ
ーダ、カプロン酸ソーダ、リン酸-2,2´-メチレンビ
ス(4,6-ジターシャリ・ブチルフェニル)ソーダ、
フタロシアニン、キナクリドン、高融点ポリマー、等も
使用できる。
【0011】無機系核剤の具体例は、例えば、ミョウバ
ン、チタン、タルクである。前記核剤の含有量は、ポリ
プロピレン基材100重量部に対して、例えば0.02〜1.0重
量部とする。
ン、チタン、タルクである。前記核剤の含有量は、ポリ
プロピレン基材100重量部に対して、例えば0.02〜1.0重
量部とする。
【0012】本発明の第2発明に係るポリプロピレンシ
ートの製造装置は、溶融状態のポリプロピレンシートの
一方の表面を冷却する第1の冷却手段と、前記ポリプロ
ピレンシートの他方の表面を加熱する加熱手段と、この
シートの加熱された他方の表面を冷却する第2の冷却手
段とを備えていることを特徴とする。
ートの製造装置は、溶融状態のポリプロピレンシートの
一方の表面を冷却する第1の冷却手段と、前記ポリプロ
ピレンシートの他方の表面を加熱する加熱手段と、この
シートの加熱された他方の表面を冷却する第2の冷却手
段とを備えていることを特徴とする。
【0013】前記冷却手段の構造は任意であり、例えば
ロールとし、内部に冷却媒体を通してもよい。前記加熱
手段は、直接加熱手段、間接加熱手段のいずれでもよ
い。間接加熱手段としては、ハロゲンヒータ、赤外線ヒ
ータ、熱風送風機、ガスヒータ、等を使用できる。
ロールとし、内部に冷却媒体を通してもよい。前記加熱
手段は、直接加熱手段、間接加熱手段のいずれでもよ
い。間接加熱手段としては、ハロゲンヒータ、赤外線ヒ
ータ、熱風送風機、ガスヒータ、等を使用できる。
【0014】本発明の第3発明に係るポリプロピレンシ
ートの製造装置は、第2発明において、前記第1と第2
の冷却手段は、前記ポリプロピレンシートと接触する面
が表面粗さRa(中心線平均粗さ)で0.5μm以下の鏡面
を有していることを特徴とする。前記表面粗さRaが0.5
μmを超えると、ロールの表面状態がそのまま転写され
るため、得られるポリプロピレンシートの光沢及び透明
性の度合いが落ちる。
ートの製造装置は、第2発明において、前記第1と第2
の冷却手段は、前記ポリプロピレンシートと接触する面
が表面粗さRa(中心線平均粗さ)で0.5μm以下の鏡面
を有していることを特徴とする。前記表面粗さRaが0.5
μmを超えると、ロールの表面状態がそのまま転写され
るため、得られるポリプロピレンシートの光沢及び透明
性の度合いが落ちる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の一実施形
態に係るポリプロピレンシートの製造方法及びその装置
を説明する。本実施形態の製造装置は、押出機11と、溶
融状態のポリプロピレンシート12を冷却する第1の冷却
ロール13と、この第1の冷却ロール13に溶融ポリプロピ
レンシート12を押し当てる押付けロール14と、溶融ポリ
プロピレンシート12を介して第1の冷却ロール13と当接
するように設けられた第2の冷却ロール15と、第1の冷
却ロール13の外周面近傍に配置された加熱装置16とを備
えて構成されている。
態に係るポリプロピレンシートの製造方法及びその装置
を説明する。本実施形態の製造装置は、押出機11と、溶
融状態のポリプロピレンシート12を冷却する第1の冷却
ロール13と、この第1の冷却ロール13に溶融ポリプロピ
レンシート12を押し当てる押付けロール14と、溶融ポリ
プロピレンシート12を介して第1の冷却ロール13と当接
するように設けられた第2の冷却ロール15と、第1の冷
却ロール13の外周面近傍に配置された加熱装置16とを備
えて構成されている。
【0016】前記押出機11の先端には、ダイ17が取り付
けられている。前記第2の冷却ロール15は、前記第1の
冷却ロール13を挟んで押付けロール14と対向する側に設
けられている。前記第1、第2の冷却ロール13,15及び
押付けロール14は、外周面が表面粗さRaで0.5μm以下
の鏡面となっている。前記加熱装置16は、ハロゲンヒー
タ等よりなり、第1の冷却ロール13のポリプロピレンシ
ート12が当接する面側に設けられている。
けられている。前記第2の冷却ロール15は、前記第1の
冷却ロール13を挟んで押付けロール14と対向する側に設
けられている。前記第1、第2の冷却ロール13,15及び
押付けロール14は、外周面が表面粗さRaで0.5μm以下
の鏡面となっている。前記加熱装置16は、ハロゲンヒー
タ等よりなり、第1の冷却ロール13のポリプロピレンシ
ート12が当接する面側に設けられている。
【0017】この製造装置を使用して次のようにポリプ
ロピレンシート12を製造する。先ず、押出機11のダイ17
から核剤を含有するポリプロピレンをシート状に押し出
し、この溶融状態のシート12を押付けロール14により第
1の冷却ロール13の外周面に当接させる。第1の冷却ロ
ール13により、この溶融状態のシート12は、第1の冷却
ロール13側の一方の表面が鏡面転写を受けると共に、急
冷される。
ロピレンシート12を製造する。先ず、押出機11のダイ17
から核剤を含有するポリプロピレンをシート状に押し出
し、この溶融状態のシート12を押付けロール14により第
1の冷却ロール13の外周面に当接させる。第1の冷却ロ
ール13により、この溶融状態のシート12は、第1の冷却
ロール13側の一方の表面が鏡面転写を受けると共に、急
冷される。
【0018】そして、シート12の一方の面に対する鏡面
転写と冷却を行いながら、同時に裏面である押付けロー
ル14側の面に対しては前記加熱装置16で加熱する。この
シート12裏面への加熱温度は、ポリプロピレンシート12
の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100℃)である。引
き続き、このシート12を第2の冷却ロール15の外周面に
沿わせることによりポリプロピレンシート12の前記温度
に加熱された面に対する鏡面転写と冷却を行う。
転写と冷却を行いながら、同時に裏面である押付けロー
ル14側の面に対しては前記加熱装置16で加熱する。この
シート12裏面への加熱温度は、ポリプロピレンシート12
の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100℃)である。引
き続き、このシート12を第2の冷却ロール15の外周面に
沿わせることによりポリプロピレンシート12の前記温度
に加熱された面に対する鏡面転写と冷却を行う。
【0019】
[実施例1〜4]上記実施形態において、装置と製造方
法の具体的条件を下記の通りとしてポリプロピレンシー
ト12を製造した。各実施例において使用した樹脂と核剤
を表1に示す。また、シート12の厚さ、加熱装置16で外
部加熱した直後のシート表面の温度及びシートの熱変形
温度を表1に併せて示す。シートの熱変形温度は、JIS
K7207(0.46MPa)に準じて測定した。
法の具体的条件を下記の通りとしてポリプロピレンシー
ト12を製造した。各実施例において使用した樹脂と核剤
を表1に示す。また、シート12の厚さ、加熱装置16で外
部加熱した直後のシート表面の温度及びシートの熱変形
温度を表1に併せて示す。シートの熱変形温度は、JIS
K7207(0.46MPa)に準じて測定した。
【0020】押出機のスクリュー…直径115mm。 ダイ幅…900mm。 ダイの樹脂吐出量…300kg/hr。 ダイ出口の樹脂温度…約255℃。 押付けロールの直径…350mm。 第1の冷却ロールの直径…600mm。 第2の冷却ロールの直径…350mm。 押付けロールと第1の冷却ロール間の線圧…500N/cm。 第1の冷却ロールと第2の冷却ロール間の線圧…500N/c
m。 加熱装置…ハロゲンヒータ。
m。 加熱装置…ハロゲンヒータ。
【0021】使用樹脂…出光ポリプロF205S(商品名、
出光石油化学株式会社製、ホモポリマー、MI:2)。
出光ポリプロF534N-4(商品名、出光石油化学株式会社
製、ランダムコポリマー、MI:6)。 核剤…ゲルオールMD(商品名、新日本理化株式会社
製、1,3-P-メチルベンジリデン-2A-P-メチルベンジリデ
ンソルビトール)。NA−21(商品名、旭電化工業株
式会社製、主成分:ビス(2,4,8,10-テトラ-tert-ブチ
ル-オキソ-12H-ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホ
シン-6-オキシド)水酸化アルミニウム塩)。
出光石油化学株式会社製、ホモポリマー、MI:2)。
出光ポリプロF534N-4(商品名、出光石油化学株式会社
製、ランダムコポリマー、MI:6)。 核剤…ゲルオールMD(商品名、新日本理化株式会社
製、1,3-P-メチルベンジリデン-2A-P-メチルベンジリデ
ンソルビトール)。NA−21(商品名、旭電化工業株
式会社製、主成分:ビス(2,4,8,10-テトラ-tert-ブチ
ル-オキソ-12H-ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホ
シン-6-オキシド)水酸化アルミニウム塩)。
【0022】[比較例1〜3]前記実施例と同じ装置を
使用したが、使用した樹脂と核剤、外部加熱直後のシー
ト表面の温度等は、表1に示すように異ならせた。
使用したが、使用した樹脂と核剤、外部加熱直後のシー
ト表面の温度等は、表1に示すように異ならせた。
【0023】[特性の測定]前記実施例及び比較例によ
って得られたポリプロピレンシートについて、光沢と全
ヘイズを測定した。それらの結果を表1に示す。前記光
沢及び全ヘイズは、JIS K 7105に準じて測定した。
って得られたポリプロピレンシートについて、光沢と全
ヘイズを測定した。それらの結果を表1に示す。前記光
沢及び全ヘイズは、JIS K 7105に準じて測定した。
【0024】
【表1】
【0025】表1より、実施例1〜4によれば、溶融状
態の核剤含有ポリプロピレンシート12に対して、鏡面を
有する第1の冷却ロール13で一方の表面を冷却すると共
に、加熱装置16で他方の表面をこのポリプロピレンシー
ト12の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100℃)に加熱
し、この後鏡面を有する第2の冷却ロール15でこのシー
ト12の加熱された面を冷却してポリプロピレンシート12
を製造したため、得られたポリプロピレンシート12は、
第1の冷却ロール面側とこの裏面側のいずれも鏡面転写
がなされて光沢が良好であることがわかる。また、全ヘ
イズが低く、透明性も良好であることがわかる。
態の核剤含有ポリプロピレンシート12に対して、鏡面を
有する第1の冷却ロール13で一方の表面を冷却すると共
に、加熱装置16で他方の表面をこのポリプロピレンシー
ト12の(熱変形温度−10℃)〜(融点+100℃)に加熱
し、この後鏡面を有する第2の冷却ロール15でこのシー
ト12の加熱された面を冷却してポリプロピレンシート12
を製造したため、得られたポリプロピレンシート12は、
第1の冷却ロール面側とこの裏面側のいずれも鏡面転写
がなされて光沢が良好であることがわかる。また、全ヘ
イズが低く、透明性も良好であることがわかる。
【0026】一方、比較例1によれば、ポリプロピレン
シートが核剤を含有していないため、得られたポリプロ
ピレンシートの光沢と透明性が不良であることがわか
る。比較例2によれば、加熱装置によるポリプロピレン
シートの加熱温度が(熱変形温度−10℃)より低く、押
付けロール面側の鏡面転写がなされていないため、得ら
れたポリプロピレンシートの押付けロール面側の光沢が
不良であった。比較例3によれば、加熱装置によるポリ
プロピレンシートの加熱温度が(融点+100℃)より高
かったため、シートの垂れ下がりによる折り皺が発生し
てシートを製造できなかった。
シートが核剤を含有していないため、得られたポリプロ
ピレンシートの光沢と透明性が不良であることがわか
る。比較例2によれば、加熱装置によるポリプロピレン
シートの加熱温度が(熱変形温度−10℃)より低く、押
付けロール面側の鏡面転写がなされていないため、得ら
れたポリプロピレンシートの押付けロール面側の光沢が
不良であった。比較例3によれば、加熱装置によるポリ
プロピレンシートの加熱温度が(融点+100℃)より高
かったため、シートの垂れ下がりによる折り皺が発生し
てシートを製造できなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、高光沢かつ高透明のポ
リプロピレンシートが得られる。
リプロピレンシートが得られる。
【図1】本発明の一実施形態に係るポリプロピレンシー
トの製造装置の概略図である。
トの製造装置の概略図である。
【図2】従来例に係るポリプロピレンシートの製造装置
の概略図である。
の概略図である。
12 ポリプロピレンシート 13 第1の冷却ロール 15 第2の冷却ロール 16 加熱装置 17 ダイ
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融状態の核剤含有ポリプロピレンシー
トに対して、一方の表面を第1の冷却手段で冷却すると
共に、他方の表面をこのポリプロピレンシートの(熱変
形温度−10℃)〜(融点+100℃)に加熱し、この後こ
のシートの加熱された面を第2の冷却手段で冷却するこ
とを特徴とするポリプロピレンシートの製造方法 。 - 【請求項2】 溶融状態のポリプロピレンシートの一方
の表面を冷却する第1の冷却手段と、前記ポリプロピレ
ンシートの他方の表面を加熱する加熱手段と、このシー
トの加熱された他方の表面を冷却する第2の冷却手段と
を備えていることを特徴とするポリプロピレンシートの
製造装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のポリプロピレンシート
の製造装置において、前記第1と第2の冷却手段は、前
記ポリプロピレンシートと接触する面が表面粗さRaで0.
5μm以下の鏡面を有していることを特徴とするポリプ
ロピレンシートの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092067A JPH10278097A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ポリプロピレンシートの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092067A JPH10278097A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ポリプロピレンシートの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10278097A true JPH10278097A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14044133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9092067A Withdrawn JPH10278097A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ポリプロピレンシートの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10278097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007083423A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| JP2009066552A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Chung Yuan Christian Univ | 非対称膜材の成形方法及びその装置 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9092067A patent/JPH10278097A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007083423A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| JP2009066552A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Chung Yuan Christian Univ | 非対称膜材の成形方法及びその装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |