JPH1027913A - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法

Info

Publication number
JPH1027913A
JPH1027913A JP19964496A JP19964496A JPH1027913A JP H1027913 A JPH1027913 A JP H1027913A JP 19964496 A JP19964496 A JP 19964496A JP 19964496 A JP19964496 A JP 19964496A JP H1027913 A JPH1027913 A JP H1027913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
regions
resistance
source
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19964496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouyuu Chiyou
宏勇 張
Satoshi Teramoto
聡 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP19964496A priority Critical patent/JPH1027913A/ja
Publication of JPH1027913A publication Critical patent/JPH1027913A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本質的に位置合わせ精度に誤差が存在する場
合に、高抵抗領域の寸法の誤差による影響を抑制し、チ
ラツキのない画質を得る。 【構成】 チャネル領域107を挟むようにして、高抵
抗領域102と103を備え、またチャネル領域109
を挟むようにして、高抵抗領域108と110を備えた
構成とする。この時、高抵抗領域102と103との寸
法、及び高抵抗領域108と110との寸法が作製時の
位置合わせ誤差により異なるものとなることを前提とす
る。チャネル領域の数を偶数個とすることで、上記位置
合わせ誤差が発生しても、薄膜トランジスタの動作の対
称性を確保することができる。そして、画素電極114
に書き込まれる情報に上記対称性の乱れの影響が及ばな
いようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書で開示する発明は、
薄膜トランジスタの構成に関する。特に、等価的に複数
の薄膜トランジスタが直列に接続された構成を有する薄
膜トランジスタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガラス基板や石英基板上に形成
される薄膜トランジスタが知られている。薄膜トランジ
スタは液晶表示装置や各種集積回路に利用することがで
きる。特に大面積のアクティブマトリクス型の液晶表示
装置に利用する技術が知られている。
【0003】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
は、数百×数百という数でマトリクス状に画素電極が配
置され。さらにその画素電極のそれぞれに対して薄膜ト
ランジスタが配置された構成を有している。この画素電
極のそれぞれに配置された薄膜トランジスタは、画素電
極への電荷の出入りを制御する機能を有している。
【0004】上記画素電極のそれぞれに個別に配置(画
素電極に接続)された薄膜トランジスタは、所定の時間
において画素電極に電荷を保持させるための機能が最も
重視される。具体的には、OFF動作時におけるリーク
電流が少ない特性が特に要求される。
【0005】図4に示すのは、アクティブマトリクス回
路における1画素の部分を拡大した上面図である。
【0006】図4において、11がゲイト線であり、1
2がソース線である。ゲイト線11とソース線12と
は、アクティブマトリクス回路において格子状に配置さ
れている。
【0007】薄膜トランジスタは、ソース領域13、ド
レイン領域14、チャネル領域17(ゲイト線11から
延在したゲイト電極18の下部に存在する)、低濃度不
純物領域15と16、で構成される活性層(島状の半導
体層)を主要な構成要素としている。
【0008】ドレイン領域14には画素電極19が接続
されている。画素電極には、ゲイト電極18に印加され
る信号により選択された電荷(画像信号に対応した電荷
量を有する)がソース線12から流入する。
【0009】15、16で示される低濃度不純物領域
は、ソース領域13やドレイン領域14に比較して、よ
り低い濃度で一導電型を付与する不純物を含んでいる。
【0010】低濃度不純物領域を設けるのは、低OFF
電流特性を得るためである。図4には、15と16で示
される2つの低濃度不純物領域が示されている。OFF
電流値の低減に寄与するのは、主にドレイン領域14側
の低濃度不純物領域16である。
【0011】薄膜トランジスタにおいて、OFF電流が
発生するのは、特公平3−38755号公報に記載され
ているように、OFF動作時においてチャネル領域とド
レイン領域との間に形成される強電界に起因する。
【0012】チャネル領域とドレイン領域との間に配置
された低濃度不純物領域(通常LDD(ライトドープド
レイン領域と称される))は、上記強電界を緩和させ、
それによりOFF動作時におけるリーク電流を値を小さ
くすることができる。(上記特公平3−38755号公
報の記載参照)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置において
は、画素電極に印加される電圧はその極性が所定の周期
でもって反転される。これは、液晶材料の劣化を防ぐた
めの工夫である。(DC電圧を印加し続けると、表示が
焼きついてしまう現象が生じる)
【0014】上記のような極性を反転させる動作を行わ
す場合(反転動作という)、図4に示すような構成にお
けるソース領域13とドレイン領域14の役割は、機能
的な観点からは反転するものとなる。ここでは、便宜上
13をソース領域、14をドレイン領域と定義する。
【0015】低濃度不純物領域15及び16を形成する
には、レジストマスクを利用して活性層に対する不純物
イオンの注入量を選択的に異ならせる方法が利用され
る。
【0016】この場合、フォトリソグラフィー工程にお
けるマスク合わせ精度のズレに起因して、低濃度不純物
領域15と16の寸法が僅かに異なってしまう状態が発
生する。
【0017】実際問題として、各低濃度不純物領域の寸
法は、ソース/ドレイン間を結ぶ線方向の長さにして2
μm程度以下である。
【0018】一方、今後の大面積画面に対応する大面積
ガラス基板(例えば450mm×600mm角のガラス
基板)を用いた場合には、ガラス基板自身の収縮や露光
装置の光学系の問題から、マスク合わせ精度は最悪の場
合1〜2μm程度となってしまう。
【0019】このような場合、例えば低濃度不純物領域
15と16の寸法が大きく異なるものとなる。具体的に
は、設定された寸法に対して50%以上の誤差が生じて
しまう。
【0020】その結果、それぞれの低濃度不純物領域が
有する抵抗も異なることになる。ON動作時において
は、低濃度不純物領域の示す抵抗は活性層中において相
対的に高いものとなる。従って、上記2つの低濃度不純
物領域の抵抗の違いによる影響も大きなものとなる。
【0021】このような状況において、液晶を駆動する
ための信号電圧の極性が反転すると、極性の反転時にお
ける動作のバランスが崩れてしまう。
【0022】例えば、図4に示す薄膜トランジスタをN
チャネル型とする。また、低濃度不純物領域は16だけ
が存在しているとする。(15の低濃度不純物領域が存
在しないものとする)
【0023】この状況において、ソース領域13の電位
がグランドレベル(または所定の定電位)に比較して低
い状態を考える。この場合、ON動作によってソース領
域13からドレイン領域14にキャリアである電子が移
動する。(動作状態A)
【0024】他方、上記動作状態Aに対してソース線1
2から供給される信号電圧の極性が反転した場合を考え
る。この状態においては、ON動作によってドレイン領
域14からソース領域13にキャリアである電子が移動
する。(動作状態B)
【0025】この反転した動作状態Bにおいては、ソー
ス領域13とドレイン領域14の役割は、動作状態Aに
対して逆転したものとなる。
【0026】この場合は、ドレイン領域側だけに低濃度
不純物領域16が配置された状況を考えている。従っ
て、上記動作状態Aと動作状態Bとでは、薄膜トランジ
スタの動作インピーダンスは異なるものとなる。
【0027】このことは、2つの動作状態において、移
動するキャリアの経路が異なることに起因する。即ち、
動作状態Aにおいては、キャリア(電子)は、ソース領
域13からチャネル領域17に入り(この場合、15の
領域は存在しないものと設定してある)、さらに低濃度
不純物領域16を通過して、ドレイン領域14に至る経
路を移動する。
【0028】他方、動作状態Bにおいては、キャリア
(電子)は、ドレイン領域14から低濃度不純物領域1
6を通過してチャネル領域17に入り、ドレイン領域1
4に至る経路を移動する。
【0029】絶縁ゲイト型の電界効果トランジスタにお
いては、低濃度不純物領域のような高抵抗領域がチャネ
ルに対してキャリアの流入側にあるのか、あるいは流出
側にあるのか、ということは、動作状態に大きな違いを
与える。
【0030】従ってこのような場合、ソース線12から
供給される信号電圧の極性が反転することで、薄膜トラ
ンジスタの動作状態は異なるものとなる。これは、ドレ
イン領域14側だけに低濃度不純物領域が配置されてい
ることに起因する。(ここではそのような設定としてい
る)
【0031】この現象は、低濃度不純物領域15と16
の寸法が異なる場合にも同様に発生する。
【0032】このような状況においては、画素に同じ情
報を書き込もうとしても、その極性が反転することによ
り、薄膜トランジスタの動作状況が異なるものとなり、
それに対応して情報の書込み状態も違ったものとなる。
【0033】1画素に注目すれば、普通極性の反転は毎
回の書込み毎に行われる。例えば、1画素への書き込み
は、1秒間に30回行われる。従って、上記薄膜トラン
ジスタの動作の非対称性は毎秒30回発生する。
【0034】このような場合、同じ情報を書込み続けよ
うとしても、1秒間に30回の割合で書き込まれる情報
に違いが発生する。この書き込まれる情報の違いは、フ
リッカーと呼ばれる画面のチラツキの要因となる。
【0035】本明細書で開示する発明は、前述した不可
避に発生してしまうマスク合わせのズレに起因して生じ
る、極性反転動作時における薄膜トランジスタのアンバ
ンラス動作の問題を解決し、表示される画像のチラツキ
を抑制する技術を提供することを課題とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、図1(A)にその具体的な構成例を示すよう
に、活性層中に、ソース領域104及びドレイン領域1
11と、偶数個のチャネル領域107及び109と、前
記偶数個のチャネル領域のそれぞれにおいて各チャネル
領域を挟んで配置された一対の高抵抗領域102及び1
03、さらに108及び110と、が形成され、前記高
抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領域に比較して高
抵抗を有し、前記各チャネル領域を挟んで配置された一
対の高抵抗領域102と103、及び108と110の
寸法は、互いに異なっていることを特徴とする。
【0037】上記構成は、本質的に作製時の位置合わせ
誤差により、高抵抗領域102と103の配置位置がズ
レてしまった場合を前提としている。この位置合わせの
ズレは、フォトリソグラフィー工程を利用した非自己整
合プロセスを利用した場合に発生する。
【0038】即ち、上記構成は、フォトマスクの配置に
際する位置合わせ精度の問題や、露光時における分解能
の問題から、発生する位置合わせのズレを前提としてい
る。
【0039】またここで問題となる位置ズレは、図1
(A)のA−A’で切り取られる断面の面方向(面に平
行な方向)におけるものである。この位置ズレは、薄膜
トランジスタの動作時におけるキャリアの移動方向に概
略一致する。また、この位置ズレは、マスク合わせ時の
回転方向のズレによっても生じる。
【0040】なお、A−A’で切り取られる断面の面に
垂直な方向における位置ズレは、本明細書で開示する発
明には関係しない。
【0041】上記構成を採用することの効果は、位置合
わせ誤差により、一対の高抵抗領域の寸法の違いが50
%以上となる場合に特に顕著に得られる。
【0042】高抵抗領域としては、ソース及びドレイン
領域に比較して低濃度に一導電型を付与する不純物が含
まれた一導電型を有する低濃度不純物領域を挙げること
ができる。一般にドレイン領域側に配置された低濃度不
純物領域がLDD(ライトドープドレイン領域)と称さ
れる。
【0043】一導電型を付与する不純物の含有濃度がソ
ース及びドレイン領域よりも低ければ、当然その抵抗は
高くなる。具体的には、その導電率は低くなり、シート
抵抗は高くなる。
【0044】また、高抵抗領域としては、一導電型を付
与する不純物イオンをドーピングしないで、真性または
実質的に真性な領域を利用することもできる。これは、
オフセットゲイト領域やオフセット領域と称される。こ
の領域はソース/ドレイン領域としても機能せず、また
チャネル領域としても機能しない。この領域の作用も上
述した低濃度不純物領域と同様な機能を有する。
【0045】他の発明の構成は、図1(A)にその具体
的な構成例を示すように、偶数個のチャネル領域107
及び109と、前記偶数個のチャネル領域のそれぞれに
おいて各チャネル領域を挟んで配置された一対の高抵抗
領域102及び103、さらに108及び110と、ソ
ース領域104及びドレイン領域111と、を少なくと
も有し、前記高抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領
域に比較して高抵抗を有し、前記一対の高抵抗領域の寸
法は、一方(例えば102)が所定の寸法より大きく、
他方(例えば103)が所定の寸法より小さいことを特
徴とする。
【0046】上記構成は、図2に示すように、レジスト
マスク203の位置合わせ誤差により、108及び11
0で示されるチャネル領域109を挟んで配置された高
抵抗領域(図2の場合は低濃度不純物領域)の寸法が、
所定の寸法よりズレてしまった場合を前提としている。
【0047】図2に示すようなレジストマスク203の
位置合わせのズレが発生した場合、108の領域はその
寸法が所定の寸法より大きくなり、110の領域はその
寸法が所定の寸法より小さくなる。なお、図2に示す場
合では、所定の寸法が実現した場合、108の領域と1
10の領域の寸法とは同じになる。
【0048】所定の寸法よりズレているかどうかは、多
数の完成品を比較すれば明らかになる。例えば、全ての
完成品について、図2(C)に示すような状態、即ち、
高抵抗領域(この場合は低濃度不純物領域)108と1
10との寸法比が概略同じであるような構造が観察され
る場合、それは本質的なマスク合わせ時のズレによって
生じたものではなく、そもそもがそのような構成であっ
たということになる。
【0049】即ち、上記構成は、ロット毎にマスク合わ
せ誤差のバラツキが存在することを前提としている。
【0050】他の発明の構成は、偶数個のチャネル領域
と、前記偶数個のチャネル領域のそれぞれにおいて各チ
ャネル領域を挟んで配置された一対の高抵抗領域と、ソ
ース及びドレイン領域と、を少なくとも具備した活性層
を有し、前記高抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領
域に比較して高抵抗を有し、前記一対の高抵抗領域の寸
法は作製時の位置合わせ誤差により、一方が所定の寸法
より大きく、他方が所定の寸法より小さいことを特徴と
する。
【0051】他の発明の構成は、具体的な構成例を図1
(A)に示すように、活性層中に、ソース領域104及
びドレイン領域111と、偶数個(この場合は2個)の
チャネル領域107及び109と、前記ソース及びドレ
イン領域に比較して高抵抗を有した複数の高抵抗領域
(この場合は低濃度不純物領域)102、103、10
8、110と、を有し、前記高抵抗領域の寸法は本質的
な位置合わせ誤差を有し、前記高抵抗領域に着目した場
合における前記ソース領域104から前記ドレイン領域
111へと至る経路と前記ドレイン領域111から前記
ソース領域104へと至る経路とが等しいまたは概略等
しいことを特徴とする。
【0052】図1(A)に示す構成においては、高抵抗
領域102と103は本質的な位置合わせ誤差により、
その寸法が互いに異なってしまっている。この本質的な
位置合わせ誤差は、高抵抗領域を形成する際におけるマ
スク合わせ時の位置合わせ誤差に起因する。
【0053】高抵抗領域に着目した場合におけるソース
領域104からドレイン領域111への経路は、 (1)ソース領域104 (2)高抵抗領域(低濃度不純物領域)103 (3)チャネル領域107 (4)高抵抗領域(低濃度不純物領域)102 (5)N+ 型領域101 (6)高抵抗領域(低濃度不純物領域)108 (7)チャネル領域109 (8)高抵抗領域(低濃度不純物領域)110 (9)ドレイン領域111 となる。
【0054】他方、ドレイン領域111からソース領域
104への経路は、 (1)ドレイン領域111 (2)高抵抗領域(低濃度不純物領域)110 (3)チャネル領域109 (4)高抵抗領域(低濃度不純物領域)108 (5)N+ 型領域101 (6)高抵抗領域(低濃度不純物領域)102 (7)チャネル領域107 (8)高抵抗領域(低濃度不純物領域)103 (9)ソース領域104 となる。
【0055】ここで、高抵抗領域102と108の示す
抵抗は同じと見なせる。また、103と110の抵抗も
同じと見なせる。この関係は、高抵抗領域の形成時にお
ける位置合わせ誤差には実質上依存しない。
【0056】従って、上記2つの経路は同じものと見な
せる。
【0057】他の発明の構成は、偶数個のチャネル領域
と、前記チャネル領域のそれぞれを挟んで配置された一
対の高抵抗領域と、ソース及びドレイン領域と、を少な
くとも具備した活性層を有した半導体装置の作製方法で
あって、一対の高抵抗領域は、非自己整合的に行われる
不純物イオンのドーピングにより一方が所定の寸法より
大きく、他方が所定の寸法より小さく形成されることを
特徴とする。
【0058】
【発明の実施の形態】図1(A)に示すように、本質的
にその寸法に誤差が生じている高抵抗領域103と10
2、さらに110と108とを備えた薄膜トランジスタ
において、ソース領域104側からドレイン領域111
への経路における上記高抵抗領域の存在と、ドレイン領
域111側からソース領域104への経路における上記
高抵抗領域の存在とが同じ配置状態になるようにする。
【0059】即ち、チャネルの数を偶数個とし、102
や103で示される一対の高抵抗領域の寸法が位置合わ
せ誤差のために異なってしまった場合であっても、その
影響が上記2つの経路において異ならないようにする。
【0060】このようにすることで、ソース線106か
ら供給される信号電圧が反転した場合であっても、画素
電極114に書き込まれる情報に上記位置合わせ誤差の
影響ができることを抑制することができる。具体的に
は、上記位置合わせ誤差に起因して、画像のチラツキが
生じてしまうことを抑制することができる。
【0061】
【実施例】
〔実施例1〕図1(A)に本実施例の概略の構成の上面
図を示す。図1(A)に示すのは、アクティブマトリク
ス型の液晶表示装置の1画素の部分を上面から見た状態
である。
【0062】本実施例に示す構成は、高抵抗領域(ここ
では低濃度不純物領域)の形成位置がずれても、その影
響により反転動作時における薄膜トランジスタの動作に
非対称性が現れないものとしたことを特徴とする。
【0063】本実施例に示す薄膜トランジスタは、等価
的に2つの薄膜トランジスタが直列に接続され、共通の
ゲイト電極を備えた構成を有している。
【0064】図1(A)において、106がソース線で
ある。このソース線106には画素電極114に書込む
べき画像信号が供給される。このソース線106に供給
される画像信号は薄膜トランジスタで選択され、画素電
極114に画像情報に対応した所定の情報が書き込まれ
る。
【0065】113がゲイト線である。ゲイト線113
には、薄膜トランジスタをON/OFFさせるための信
号が供給される。ゲイト線113の活性層と交差する部
分はゲイト電極として機能する。
【0066】ソース線106とゲイト線113とは数百
×数百の数でもってアクティブマトリクス回路に格子状
に配置されている。そして、その交点付近は、全て図1
(A)に示すような構成を有している。
【0067】活性層は、104、103、107、10
2、101、108、109、110、111で示され
る各領域でもって構成される島状のパターンである。
【0068】104、101、111で示される領域
は、N型(強いN型を有しているという意味でN+ 型と
表示する)を有している。(本実施例ではNチャネル型
の例を示す)
【0069】ここでは、104の領域をソース領域、1
11の領域をドレイン領域と定義する。
【0070】103、102、108、110で示され
るのは高抵抗領域となる低濃度不純物領域である。これ
ら領域は、104、101、111で示される領域に比
較して、より弱いN型(N- 型と表示する)を有してい
る。
【0071】即ち、103、102、108、110で
示される高抵抗領域は、ソース領域104及びドレイン
領域111よりも含まれる導電型を付与する不純物の濃
度が低いものとなっている。
【0072】本実施例においては、高抵抗領域102の
寸法(キャリアの移動方向における寸法)と高抵抗領域
103との寸法は異なるものとなっている。また、高抵
抗領域108の寸法と高抵抗領域110の寸法は互いに
異なるものとなっている。
【0073】これは、高抵抗領域の形成時におけるマス
ク合わせ精度の誤差に起因する。本実施例ではマスク合
わせ精度のズレが存在することを前提とした構成が示さ
れている。
【0074】105はソース領域104とソース線10
6とのコンタクト部である。また、112はドレイン領
域111と画素電極114とのコンタクト部である。
【0075】本実施例に示す構成においては、ソース線
106に供給される信号電圧の極性が反転しても薄膜ト
ランジスタの動作の対称性が維持される。
【0076】例えば、基準電位に対して、ソース領域1
04に低い電圧(負の電圧)を加えた状態を考える。
(動作状態A)
【0077】他方、基準電位に対して、ソース領域10
4に高い電圧(正の電圧)を加えた状態を考える。(動
作状態B)
【0078】上記2つの状態では、キャリアの移動方向
は逆になる。そしてそれに対応して、ソース領域104
とドレイン領域111との役割は逆転する。
【0079】この場合、移動するキャリアの経路を考え
ると、その経路の対称性は保たれている。
【0080】即ち、動作状態Aにおいては、キャリア
(電子)は、 (1)ソース領域104 (2)高抵抗領域(低濃度不純物領域)103 (3)チャネル領域107 (4)高抵抗領域(低濃度不純物領域)102 (5)N+ 型領域101 (6)高抵抗領域(低濃度不純物領域)108 (7)チャネル領域109 (8)高抵抗領域(低濃度不純物領域)110 (9)ドレイン領域111 といった経路で移動する。
【0081】他方、動作状態Bにおいては、キャリア
(電子)は、 (1)ドレイン領域111 (2)高抵抗領域(低濃度不純物領域)110 (3)チャネル領域109 (4)高抵抗領域(低濃度不純物領域)108 (5)N+ 型領域101 (6)高抵抗領域(低濃度不純物領域)102 (7)チャネル領域107 (8)高抵抗領域(低濃度不純物領域)103 (9)ソース領域104 といった経路で移動する。
【0082】ここで、高抵抗領域102と108はほぼ
同じ抵抗を示すと見なすことができる。即ち、102と
108の領域は、キャリアの移動に際してほぼ同じ抵抗
を示すものと見なせる。
【0083】一方で、高抵抗領域103と110もほぼ
同じ抵抗を示すと見なすことができる。即ち、高抵抗領
域103と110は、キャリアに移動に際してほぼ同じ
抵抗を示すものと見なせる。
【0084】従って、高抵抗領域に着目して、上記2つ
の動作状態におけるキャリアに移動経路を考えた場合、
その移動経路は同じものと見なせる。従って、動作状態
Aと動作状態Bとは同じ動作状態であると見ることがで
きる。
【0085】図からは明らかでないが、現実には105
や112で示されるコンタクトの形成位置のズレも存在
する。
【0086】しかし、ソース領域104やドレイン領域
111の抵抗は、高抵抗領域(低濃度不純物領域)に比
較して低抵抗(1桁以上導電率は高い)であるので、コ
ンタクト位置のズレによる動作への影響はほとんど問題
とならない。
【0087】従って、コンタクト位置のズレが存在して
も、ソース線106に供給される信号電圧の極性が反転
した場合における動作状態の対称性は確保される。
【0088】以上のように本実施例に示す構成を採用す
ることにより、反転動作時における薄膜トランジスタの
非対称動作に起因する表示のチラツキを抑制することが
できる。
【0089】図1(B)に示すのは、図1(A)に示す
場合とは異なった方向にマスクがずれてしまった場合の
例である。即ち、高抵抗領域102、103、108、
110を形成するためのレジストマスクの配置に際し
て、図1(A)の場合とは逆に図面下側の方向にマスク
の配置位置がずれてしまった場合の例である。
【0090】この場合も、高抵抗領域に着目した場合に
おけるソース領域104からドレイン領域111へと移
動するキャリアの経路と、ドレイン領域111からソー
ス領域101へと移動するキャリアの経路とは同じにな
る。
【0091】従って、この場合も反転動作時における対
称性は確保される。
【0092】このようにマスク合わせ時の位置ズレが存
在した場合において、ソース領域(ソース電極)に加え
られる信号電圧の極性が反転しても薄膜トランジスタの
動作の対称性を保つことができる。そして、そのことに
よりチラツキのない表示を行うことができる。
【0093】〔実施例2〕本実施例では、実施例1に示
す構成の作製工程の概略を示す。本実施例で示すのは、
図1(A)のA−A’で切った断面の作製工程である。
【0094】図2は図1(A)のA−A’で切った断面
の作製工程である。なお、図1と同じ符号は図1と同じ
箇所を示す。またその詳細は実施例1に示したものと同
じである。
【0095】まずガラス基板201上に図示しない下地
膜を成膜する。ここでは、下地膜として酸化珪素膜をス
パッタ法によって3000Åの厚さに成膜する。
【0096】次に図示しない非晶質珪素膜を減圧熱CV
D法のより、500Åの厚さに成膜する。そしてレーザ
ー光の照射を行いこの非晶質珪素膜を結晶化させ、結晶
性珪素膜を得る。この方法はレーザーアニール法として
知られている。レーザーアニール法以外には、加熱処理
や強光の照射による方法を利用することができる。
【0097】次に上記レーザーアニール法によって得ら
れた結晶性珪素膜をパターニングし、図2(A)の20
2で示す活性層パターンを形成する。202で示される
活性層パターンは、図1の104、103、107、1
02、101、108、109、110、111の各領
域で構成されている。
【0098】図2(A)に示す状態を得たら、ゲイト絶
縁膜205として1000Å厚の酸化珪素膜をプラズマ
CVD法で成膜する。
【0099】さらにゲイト電極(ゲイト配線が兼ねてい
る)113を構成するためのアルミニウム膜(図示せ
ず)を4000Åの厚さにスパッタ法でもって成膜す
る。このアルミニウム膜中には、スカンジウムを0.18重
量%含有させる。
【0100】スカンジウムを含有させるのは、後の工程
においてヒロックやウィスカーと呼ばれる突起物が形成
されてしまうことを抑制するためである。ヒロックやウ
ィスカーとは、アルミニウムの異常成長によって形成さ
れる針状あるいは刺状の突起物のことである。
【0101】図示しないアルミニウム膜を成膜したら、
それをパターニングすることにより、113で示される
パターンを形成する。113で示されるパターンは、図
1にも図示されているように、アクティブマトリクス回
路におけるゲイト線として機能する。また、活性層20
2と交差する部分でゲイト電極として機能する。図2に
は、ゲイト電極として機能する部分の断面が示されてい
る。
【0102】次に得られたアルミニウムパターンを陽極
とした陽極酸化を行い、厚さ800Åの陽極酸化膜20
4(図1には図示せず)を形成する。この陽極酸化膜2
04は、前述のヒロックやウィスカーの発生を抑制する
機能と、ゲイト線の周囲からの絶縁性を向上させ、多層
配線構造とした場合における上下ショートを防止する機
能を有している。
【0103】次に図2(B)に示すようにレジストマス
ク203を配置する。このレジストマスクの配置におい
て、その位置がゲイト電極113に対して図2の図面上
の左右どちらかに相対的にズレてしまう。ここでは、図
面上左側に相対的にズレた例が示されている。
【0104】この位置ズレは、基板の大きさが小さく
(例えば5cm角程度以下というような大きさ)、また
その収縮が問題とならないレベル(石英基板を利用すれ
ば実現できる)であれば、ほとんど無いものと見なすこ
とができる。または生じても実用上は無視することがで
きる。
【0105】しかしながら、基板が大型化し、また基板
としてガラス基板を利用する場合には、不可避に発生し
てしまう。勿論この位置合わせのズレは、ゲイト電極1
13の形成時におけるマスク合わせのズレによっても生
じる。いずれにせよ、ゲイト線113とレジストマスク
203との相対的なズレは、図2(B)に示すようなも
のとなる。
【0106】なお、ゲイト線113とレジストマスク2
03との相対的な位置ズレが図2における図面奥行き方
向(即ち、図1における図面左右方向)に生じた場合
は、特に問題とはならない。この場合は、レジストマス
ク203の寸法を大きめに設定することにより、その影
響を吸収することができる。
【0107】レジストマスク203を配置し、図2
(B)に示す状態としたら、P(リン)元素のドーピン
グを行う。ここでは、プラズマドーピング法を用いてP
(リン)元素のドーピングを行う。101と111の領
域は、P元素が選択的にドーピングされ、N+ 型の領域
となる。
【0108】N+ 型というのは、後に形成される低濃度
不純物領域に対して、強い導電型を有していることを示
すための便宜上の表現である。(なお、低濃度不純物領
域はN- 型と表記する)
【0109】本実施例では、Nチャネル型の薄膜トラン
ジスタを作製する場合であるので、N型を付与するPを
利用する場合を示す。例えば、Pチャネル型を作製する
のであれば、B(ボロン)イオンの注入を行う。
【0110】次にレジストマスク203を除去し、プラ
ズマドーピング法を用いて、再度のP元素のドーピング
を行う。この工程におけるドーピング条件は、図2
(B)に示す工程における場合より、低ドーズ量でもっ
て行う。即ち、図2(B)に示す工程における場合よ
り、ライトドーピングを行う。なお、Pチャネル型の薄
膜トランジスタを作製するのであれば、ここでB元素の
ドーピングを行う。
【0111】この工程では、108と110で示される
領域に対して、より低ドーズ量(101や111で示さ
れる領域に比較して)でもってP元素がドーピングされ
る。そして、108と110の領域は、N- 型を有した
高抵抗領域(低濃度不純物領域)となる。
【0112】図2には図示されないが、この工程におい
て、図1(A)の102と103で示される領域も同時
に形成される。なお、102が108で示される領域
に、103が110で示される領域に対応する。
【0113】レジストマスク203とゲイト電極113
の相対的な位置関係のズレに起因して、図2(C)に示
すように、108と110の領域の寸法(ソース/ドレ
インを結ぶ線状の寸法、換言すればキャリアの移動経路
方向における寸法)は互いに異なるものとなる。
【0114】図2(C)に示す状態における不純物元素
のドーピング(ライトドーピング工程)が終了したら、
再度のレーザー光の照射を行う。このレーザー光の照射
を施すことにより、ドーピングされたP元素の活性化
と、ドーピング時のイオンの衝撃によって損傷した結晶
構造のアニールとを行う。
【0115】次に図2(D)に示すように、第1の層間
絶縁膜207として、窒化珪素膜を3000Åの厚さに
プラズマCVD法でもって成膜する。
【0116】そして図からは明らかでないが、この第1
の層間絶縁膜207上にソース線106(図1参照)を
形成する。ソース線106はコンタクト105を介して
ソース領域104とコンタクトする。(図1参照)
【0117】さらに第2の層間絶縁膜208として、樹
脂(ポリイミド)でなる層を形成する。樹脂でなる層
は、その表面を平坦化できるという特徴を有している。
【0118】さらに画素電極114をITOでもって形
成する。図1に示されるように画素電極114は、コン
タクト112を介して、ドレイン領域111とコンタク
トする。
【0119】こうして、図1(A)にその上面の概略を
示す構成を得る。なお、図2(B)に示す工程におい
て、レジストマスクの配置位置が図面右側の方向にズレ
た場合、図1(B)にその上面図を示す構成を得る。
【0120】なお、コンタクト105や112の形成の
際にもマスク合わせ時の位置ズレは生じる。しかし、ソ
ース領域104やドレイン領域111の抵抗は低く、そ
の領域に対する位置のズレ(コンタクト位置のズレ)は
特に問題とはならない。
【0121】即ち、ソース領域104に極性の反転した
信号電圧が加わった場合における薄膜トランジスタの動
作の対称性に影響を与える影響は、高抵抗領域を形成す
る際の位置ズレに比較すれば問題とはならない。従っ
て、ここではその影響は無視することができる。
【0122】〔実施例3〕本実施例は、実施例1または
実施例2に示した構成において、高抵抗領域として、低
濃度不純物領域の代わりに、当該領域をオフセットゲイ
ト領域とする場合の例を示す。
【0123】オフセットゲイト領域は、低濃度不純物領
域と同様な作用を有する高抵抗領域である。オフセット
ゲイト領域が低濃度不純物領域と異なるのは、その導電
型が真性または実質的に真性であるということである。
【0124】本実施例に示す構成を実現するには、図2
(C)に示す工程におけるライトドーピングを行わず、
108と110の領域を真性または実質的に真性な領域
として残存させればよい。この場合、108と110の
領域がオフセットゲイト領域として機能する。
【0125】本実施例に示す構成においても、レジスト
マスク203のゲイト電極113に対する相対的な位置
ズレに起因する問題を抑制することができる。即ち、上
記位置ズレに起因して生じる薄膜トランジスタの動作の
対称性の乱れを抑えることができる。
【0126】なお、図2に示すような作製工程を採用し
た場合、陽極酸化膜204の下部にその厚さの分でオフ
セットゲイト領域が形成される。しかし、図2に示す例
においては、その厚さが800Åと薄いので、その存在
は図示していない。
【0127】〔実施例4〕本実施例は、実施例1に示す
構成(図1(A)に示す構成)をさらに変形した場合の
例である。図3に本実施例の概略の上面図を示す。本実
施例では、Nチャネル型の薄膜トランジスタの例を示
す。
【0128】本実施例では、活性層中にチャネル領域が
4か所形成される。即ち、ゲイト線312と活性層とが
交差する303、318、308、310で示される領
域がチャネル領域となる。
【0129】本実施例に示すような構成とした場合、等
価的に4つの薄膜トランジスタが直列に接続された状態
となる。このような構成は、画素電極とソース線との間
に加わる電圧が各対応する薄膜トランジスタに分散され
ることになり、リーク電流の値を減少させることができ
る。
【0130】本実施例では、316をソース領域、32
1をドレイン領域と定義する。これらの領域はN+
(Pチャネル型であればP+ 型)を有している。
【0131】ソース領域316にはコンタクト314を
介してソース線315にコンタクトしている。ドレイン
領域321にはコンタクト322を介して画素電極(I
TO電極)313がコンタクトしている。
【0132】301、319、307で示される領域
は、ソース領域316及びドレイン領域321と同じN
+ 型を有している。
【0133】304、302、305、317、32
0、306、309、311で示されるのが、高抵抗領
域である。これらの領域は、N- 型で示される低濃度不
純物領域である。
【0134】図3に示す構成も高抵抗領域を形成するた
めのマスクがゲイト線312に対して相対的にズレて
(この場合は上方向に)しまい、その結果として、例え
ば302と304で示される領域の寸法が互いに異なっ
てしまった場合の例である。
【0135】本実施例に示す場合においても、キャリア
の移動経路における高抵抗領域の存在が、その移動方向
を反対方向とした場合において対称となっている。
【0136】従って、ソース電極315に加わる信号電
圧の極性が反転した場合でもっても動作の対称性を保つ
ことができる。
【0137】〔比較例〕ここでは、図3に示す構成と比
較する意味でゲイト線と活性層との交差が3箇所で行わ
れており、対応する活性層の領域にチャネル領域が形成
されている構成を示す。
【0138】図5に比較例を示す。図5に示す構成は、
3つの薄膜トランジスタが直列に接続された等価構造を
有している。この比較例は、チャネル(活性層とゲイト
線の交差箇所の数)とそれに対応する高抵抗領域の数が
異なる以外は、図3に示すものと同じ構成と有してい
る。
【0139】このような構成においては、ソース領域5
05からドレイン領域501へのキャイリアの移動経路
(高抵抗領域に着目したキャリアの移動経路)と、ドレ
イン領域501からソース領域505へのキャリアの移
動経路(高抵抗領域に着目したキャリアの移動経路)と
は、互いに異なるものとなる。
【0140】即ち、ソース領域505からドレイン領域
501へのキャリアの移動経路を高抵抗領域に着目して
考えた場合、キャリアはまず504で示される高抵抗領
域を通過し、最後に高抵抗領域502を通過する。
【0141】他方、ドレイン領域501からソース領域
505へのキャリアの移動経路を低濃度不純物領域に着
目して考えた場合、キャリアはまず502で示される高
抵抗領域を通過し、最後に高抵抗領域504を通過す
る。
【0142】この比較例の場合も図3に示す構成の場合
と同様に、高抵抗領域505と高抵抗領域502の寸法
とは異なっている。当然、キャリアの移動に際して当該
領域が示す抵抗値も異なる。
【0143】従って、ソース線506に供給される信号
電圧の極性が反転した場合、その動作の対称性は維持さ
れない。
【0144】このように、チャネルの数が奇数個の場合
は、薄膜トランジスタの動作の対称性は維持されない。
【0145】〔実施例5〕本実施例は、実施例2に示す
構成において、陽極酸化膜204の膜厚を2000Åと
した場合の例である。この場合、陽極酸化膜204の厚
さの分で有効に機能するオフセットゲイト領域を形成す
ることができる。この場合、低濃度不純物領域である高
抵抗領域108、110に加えて、さらにチャネル領域
109に隣接してオフセットゲイト領域を配置した構成
が得られる。
【0146】〔実施例6〕本実施例は、実施例1(実施
例2)に示す構成において、意図的にレジストマスクの
配置位置をズラした場合の例である。この場合であって
も位置合わせ時の位置ズレは存在するので、実施例1に
示したように本明細書で開示する発明は有用なものとな
る。
【0147】〔実施例7〕本明細書に開示する発明は、
アクティブマトリクス型の液晶表示パネルに利用するこ
とができる。以下において、アクティブマトリクス型の
液晶パネルを利用した各種装置の例を示す。
【0148】図6(A)に示すのは、デジタルスチール
カメラや電子カメラ、または動画を扱うことができるビ
デオムービーと称される撮影装置である。
【0149】この装置は、カメラ部2002に配置され
たCCDカメラ(または適当な撮影手段)で撮影した画
像を電子的に保存する機能を有している。そして撮影し
た画像を本体2001に配置された液晶表示パネル20
03に表示する機能を有している。装置の操作は、操作
ボタン2004によって行われる。
【0150】図6(B)に示すのは、携帯型のパーソナ
ルコンピュータ(情報処理装置)である。この装置は、
本体2101に装着された開閉可能なカバー(蓋)21
02に液晶表示パネル2104が備えられ、キーボード
2103から各種情報を入力したり、各種演算操作を行
うことができる。
【0151】図6(C)に示すのは、カーナビゲーショ
ンシステム(情報処理装置)にフラットパネルディスプ
レイを利用した場合の例である。カーナビゲーションシ
ステムは、アンテナ部2304と液晶表示パネル230
2を備えた本体から構成されている。
【0152】ナビゲーションに必要とされる各種情報の
切り換えは、操作ボタン2303によって行われる。一
般には図示しないリモートコントロール装置によって操
作が行われる。
【0153】図6(D)に示すのは、投射型の画像表示
装置の例である。図において、光源2402から発せら
れた光は、液晶表示パネル2403によって光学変調さ
れ、画像となる。画像は、ミラー2404、2405で
反射されてスクリーン2406に映し出される。
【0154】図6(E)に示すのは、ビデオカメラ(撮
影装置)の本体2501にビューファインダーと呼ばれ
る表示装置が備えられた例である。
【0155】ビューファインダーは、大別して液晶表示
パネル2502と画像が映し出される接眼部2503と
から構成されている。
【0156】図6(E)に示すビデオカメラは、操作ボ
タン2504によって操作され、テープホルダー250
5に収納された磁気テープに画像が記録される。また図
示しないカメラによって撮影された画像は液晶表示パネ
ル2502に表示される。また表示装置2502には、
磁気テープに記録された画像が映し出される。
【0157】
【発明の効果】本明細書で開示する発明を利用すること
で、アクティブマトリクス型の液晶パネルの作製工程に
おいて、不可避に発生してしまうマスク合わせのズレに
起因して生じる、極性反転動作時における薄膜トランジ
スタのアンバンラス動作の問題を解決し、表示される画
像のチラツキを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施例である画素の上面概略図を示す
図。
【図2】 図1のA−A’で切った断面作製工程を示す
図。
【図3】 発明の実施例である画素の上面概略図を示す
図。
【図4】 従来の例における画素の上面概略図を示す
図。
【図5】 比較のために例示した画素の上面概略図を示
す図。
【図6】 液晶パネルを利用した装置の例を示す図。
【符号の説明】
101 N+ 型領域 102 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 103 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 104 ソース領域(N+ 型領域) 105 コンタクト 106 ソース線 107 チャネル領域 108 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 109 チャネル領域 110 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 111 ドレイン領域 112 コンタクト 113 ゲイト線(活性層と交わる領域でゲ
イト電極として機能する) 114 画素電極(ITO電極) 201 ガラス基板 202 活性層パターン 203 レジストマスク 204 陽極酸化膜 205 ゲイト絶縁膜(酸化珪素膜) 206 不純物元素のドーピングされなかっ
た領域(I型領域) 207 第1の層間絶縁膜(窒化珪素膜) 208 第2の層間絶縁膜(ポリイミド膜) 301 N+ 型領域 302 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 303 チャネル領域 304 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 305 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 306 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 307 N+ 型領域 308 チャネル形成領域 309 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 310 チャネル形成領域 311 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 312 ゲイト線(活性層と交差する領域と
ゲイト電極として機能する) 313 画素電極(ITO電極) 314 コンタクト 315 ソース線 316 ソース領域(N+ 型領域) 317 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 318 チャネル領域 319 N- 型領域 320 高抵抗領域(低濃度不純物領域(N
- 型領域)) 321 ドレイン領域(N+ 型領域) 322 コンタクト 11 ソース線 12 ゲイト線 13 ソース領域 14 ドレイン領域 15 高抵抗領域(低濃度不純物領域) 16 高抵抗領域(低濃度不純物領域) 17 チャネル領域 18 ゲイト電極 19 画素電極 501 ドレイン領域 502 高抵抗領域(低濃度不純物領域) 503 画素電極 504 高抵抗領域(低濃度不純物領域) 505 ソース領域 506 ゲイト線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性層中に、 ソース及びドレイン領域と、 偶数個のチャネル領域と、 前記偶数個のチャネル領域のそれぞれにおいて各チャネ
    ル領域を挟んで配置された一対の高抵抗領域と、 が形成され、 前記高抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領域に比較
    して高抵抗を有し、 前記各チャネル領域を挟んで配置された一対の高抵抗領
    域の寸法は、互いに異なっていることを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 一対の高抵抗領域の寸法の違いが50%以上あることを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 一対の高抵抗領域の寸法の違いは作製時の位置合わせ精
    度によるものであることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 高抵抗領域はソース及びドレイン領域に比較して低濃度
    に一導電型を付与する不純物が含まれた一導電型を有す
    る領域であることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 高抵抗領域は真性または実質的に真性な導電型を有し、
    かつチャネルとして機能しない領域であることを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】偶数個のチャネル領域と、 前記偶数個のチャネル領域のそれぞれにおいて各チャネ
    ル領域を挟んで配置された一対の高抵抗領域と、 ソース及びドレイン領域と、 を少なくとも有し、 前記高抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領域に比較
    して高抵抗を有し、 前記一対の高抵抗領域の寸法は、一方が所定の寸法より
    大きく、他方が所定の寸法より小さいことを特徴とする
    半導体装置。
  7. 【請求項7】偶数個のチャネル領域と、 前記偶数個のチャネル領域のそれぞれにおいて各チャネ
    ル領域を挟んで配置された一対の高抵抗領域と、 ソース及びドレイン領域と、 を少なくとも具備した活性層を有し、 前記高抵抗領域は、前記ソース及びドレイン領域に比較
    して高抵抗を有し、 前記一対の高抵抗領域の寸法は作製時の位置合わせ誤差
    により、一方が所定の寸法より大きく、他方が所定の寸
    法より小さいことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7において、 高抵抗領域はソース及びドレイン領域に比較して低濃度
    に一導電型を付与する不純物が含まれた一導電型を有す
    る領域であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】請求項6または請求項7において、 高抵抗領域は真性または実質的に真性な導電型を有し、
    かつチャネルとして機能しない領域であることを特徴と
    する半導体装置。
  10. 【請求項10】活性層中に、 ソース及びドレイン領域と、 偶数個のチャネル領域と、 前記ソース及びドレイン領域に比較して高抵抗を有した
    複数の高抵抗領域と、 を有し、 前記高抵抗領域の寸法は本質的な位置合わせ誤差を有
    し、 前記高抵抗領域に着目した場合における前記ソース領域
    から前記ドレイン領域へと至る経路と前記ドレイン領域
    から前記ソース領域へと至る経路とが等しいまたは概略
    等しいことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、 高抵抗領域はソース及びドレイン領域に比較して一導電
    型を付与する不純物をより低濃度に含んだ一導電型を有
    する領域であることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】請求項10において、 高抵抗領域は真性または実質的に真性な導電型を有し、
    かつチャネルとして機能しない領域であることを特徴と
    する半導体装置。
  13. 【請求項13】偶数個のチャネル領域と、 前記チャネル領域のそれぞれを挟んで配置された一対の
    高抵抗領域と、 ソース及びドレイン領域と、 を少なくとも具備した活性層を有した半導体装置の作製
    方法であって、 一対の高抵抗領域は、非自己整合的に行われる不純物元
    素のドーピングにより一方が所定の寸法より大きく、他
    方が所定の寸法より小さく形成されることを特徴とする
    半導体装置の作製方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、 非自己整合的に行われる不純物元素のドーピングにおい
    ては、 本質的にマスク合わせ精度の誤差が存在し、該誤差によ
    り一対の高抵抗領域の一方が所定の寸法より大きく、他
    方が所定の寸法より小さく形成されることを特徴とする
    半導体装置の作製方法。
JP19964496A 1996-07-09 1996-07-09 半導体装置およびその作製方法 Withdrawn JPH1027913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19964496A JPH1027913A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 半導体装置およびその作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19964496A JPH1027913A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 半導体装置およびその作製方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084466A Division JP4421568B2 (ja) 2006-03-27 2006-03-27 半導体装置の作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1027913A true JPH1027913A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16411288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19964496A Withdrawn JPH1027913A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 半導体装置およびその作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1027913A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318628A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置および電気器具
JP2010107786A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hitachi Displays Ltd 表示装置
US7807516B2 (en) 2005-06-30 2010-10-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method of the same
US8017944B2 (en) 2000-02-28 2011-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with light emission for a display

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001318628A (ja) * 2000-02-28 2001-11-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置および電気器具
US8017944B2 (en) 2000-02-28 2011-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device with light emission for a display
US8829668B2 (en) 2000-02-28 2014-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device
US7807516B2 (en) 2005-06-30 2010-10-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method of the same
JP2010107786A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hitachi Displays Ltd 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8502232B2 (en) Capacitor, semiconductor device and manufacturing method thereof
KR100788870B1 (ko) 반도체 장치 및 그의 제작방법
US6674136B1 (en) Semiconductor device having driver circuit and pixel section provided over same substrate
JP4309811B2 (ja) インプレーンスイッチング方式液晶表示装置及びその製造方法
JP4076648B2 (ja) 半導体装置
US8158980B2 (en) Semiconductor device having a pixel matrix circuit that includes a pixel TFT and a storage capacitor
US20020014624A1 (en) Semiconductor device
US20090322698A1 (en) Semiconductor device and method of fabricating the same
US6400427B1 (en) Active matrix liquid crystal display device
JPH11112002A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH10153793A (ja) 液晶表示装置
US9035315B2 (en) Semiconductor device, display device, and method for manufacturing semiconductor device
JPH1027913A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JP4421568B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP4176164B2 (ja) 半導体装置
JP4494512B2 (ja) 半導体装置及びその作製方法、液晶パネル
JP4494344B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2009210681A (ja) 表示装置及びその製造方法
JP4946083B2 (ja) 受光装置、電気光学装置及び電子機器
JPH09269503A (ja) 液晶表示装置
JP3469183B2 (ja) 液晶表示装置
JPH07114046A (ja) 薄膜トランジスタアレイ素子
KR100720069B1 (ko) 반도체장치
JP2004119503A (ja) 薄膜半導体装置の製造方法、薄膜半導体装置、電気光学装置、および電子機器
JP2010205874A (ja) 半導体装置、電気光学装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20030707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060712

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060804

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080902