JPH10279934A - 蛍光体 - Google Patents
蛍光体Info
- Publication number
- JPH10279934A JPH10279934A JP9181097A JP9181097A JPH10279934A JP H10279934 A JPH10279934 A JP H10279934A JP 9181097 A JP9181097 A JP 9181097A JP 9181097 A JP9181097 A JP 9181097A JP H10279934 A JPH10279934 A JP H10279934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- group
- emission
- light
- wavelength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長波長の紫外線励起により紫外域から青色〜
赤色の可視域の発光色を有する新規な蛍光体を提供しよ
うとするものである。 【解決手段】 組成式M1 M2 2 (Ln,Ln’)O4
で表される蛍光体である。(式中、M1 はLi、Na、
K、Rb及びCsの群から選択された一種以上の1価金
属元素であり、M2 はCa、Sr、Ba、Be、Mg、
Zn及びCdの群から選択された一種以上の2価金属元
素であり、LnはY、La、Gd及びLuの群から選択
された一種以上の元素であり、Ln’はCe、Pr、N
d、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及び
Ybの群から選択された一種以上の元素をそれぞれ示
す。)
赤色の可視域の発光色を有する新規な蛍光体を提供しよ
うとするものである。 【解決手段】 組成式M1 M2 2 (Ln,Ln’)O4
で表される蛍光体である。(式中、M1 はLi、Na、
K、Rb及びCsの群から選択された一種以上の1価金
属元素であり、M2 はCa、Sr、Ba、Be、Mg、
Zn及びCdの群から選択された一種以上の2価金属元
素であり、LnはY、La、Gd及びLuの群から選択
された一種以上の元素であり、Ln’はCe、Pr、N
d、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及び
Ybの群から選択された一種以上の元素をそれぞれ示
す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線、X線及び
紫外線など、特に紫外線の励起によって主として紫外か
ら可視の波長領域に発光を呈する希土類蛍光体に関す
る。
紫外線など、特に紫外線の励起によって主として紫外か
ら可視の波長領域に発光を呈する希土類蛍光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線励起により発光する蛍光体(紫外
線励起蛍光体)は、蛍光ランプ、カラープラズマディス
プレイ、高圧水銀灯、屋内外で使用される蛍光壁材や蛍
光性タイル等による装飾等に幅広く実用化されている。
蛍光性の壁材や蛍光性のタイル等は紫外線の中でも特
に、長波長(365nm)紫外線で励起されて種々の色
に明るく発光する必要がある。
線励起蛍光体)は、蛍光ランプ、カラープラズマディス
プレイ、高圧水銀灯、屋内外で使用される蛍光壁材や蛍
光性タイル等による装飾等に幅広く実用化されている。
蛍光性の壁材や蛍光性のタイル等は紫外線の中でも特
に、長波長(365nm)紫外線で励起されて種々の色
に明るく発光する必要がある。
【0003】従来、長波長紫外線励起蛍光体としては、
青色発光のEu2+付活アルカリ土類ハロ燐酸塩蛍光体、
Eu2+付活アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体など、緑色
発光のZn2 GeO4 :Mn蛍光体など、また、赤色発
光蛍光体のY2 O2 S:Eu又はYVO4 :Eu蛍光体
などが実用化されている。
青色発光のEu2+付活アルカリ土類ハロ燐酸塩蛍光体、
Eu2+付活アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体など、緑色
発光のZn2 GeO4 :Mn蛍光体など、また、赤色発
光蛍光体のY2 O2 S:Eu又はYVO4 :Eu蛍光体
などが実用化されている。
【0004】しかし、表示の多様化、高機能化に伴い、
発光色の多色化、高輝度化、耐侯性改良等が求められて
いるが、従来の蛍光体は発光色の種類が限定されている
ため、さらに種々の色の発光を呈する実用的な蛍光体の
開発が要望されている。
発光色の多色化、高輝度化、耐侯性改良等が求められて
いるが、従来の蛍光体は発光色の種類が限定されている
ため、さらに種々の色の発光を呈する実用的な蛍光体の
開発が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に長波長
紫外線励起下で主として紫外域から青色〜赤色の可視域
に発光を呈する新規な蛍光体を提供しようとするもので
ある。
紫外線励起下で主として紫外域から青色〜赤色の可視域
に発光を呈する新規な蛍光体を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は下記のと
おりである。 (1) 下記の組成式で表される蛍光体。 M1 M2 2 (Ln,Ln’)O4 (式中、M1 はLi、Na、K、Rb及びCsの群から
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の希土類
金属元素であり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、E
u、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から
選択された一種以上のランタナイド族元素をそれぞれ示
す。)
おりである。 (1) 下記の組成式で表される蛍光体。 M1 M2 2 (Ln,Ln’)O4 (式中、M1 はLi、Na、K、Rb及びCsの群から
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の希土類
金属元素であり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、E
u、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から
選択された一種以上のランタナイド族元素をそれぞれ示
す。)
【0007】(2) 下記の組成式で表される蛍光体。 M1 M2 2 (Ln1-X ,Ln’X )O4 (式中、M1 はLi、Na、K、Rb及びCsの群から
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の希土類
金属元素であり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、E
u、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から
選択された一種以上のランタナイド族元素をそれぞれ示
し、xは1×10-5≦x≦8×10-1の範囲の数であ
る。)
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の希土類
金属元素であり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、E
u、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から
選択された一種以上のランタナイド族元素をそれぞれ示
し、xは1×10-5≦x≦8×10-1の範囲の数であ
る。)
【0008】(3) 前記組成式中、xが1×10-3≦x≦
5×10-1の範囲の数であることを特徴とする上記(1)
又は(2) 記載の蛍光体。
5×10-1の範囲の数であることを特徴とする上記(1)
又は(2) 記載の蛍光体。
【0009】(4) 前記組成式中、M1 がLiであり、M
2 がSrであり、LnがYであることを特徴とする上記
(1) 〜(3) のいづれか1つに記載の蛍光体。
2 がSrであり、LnがYであることを特徴とする上記
(1) 〜(3) のいづれか1つに記載の蛍光体。
【0010】(5) 前記組成式中、蛍光体の付活剤Ln’
がEu及び/又はTbであることを特徴とする上記(1)
〜(4) のいづれか1つに記載の蛍光体。
がEu及び/又はTbであることを特徴とする上記(1)
〜(4) のいづれか1つに記載の蛍光体。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の蛍光体組成物の代表的な
具体例を示すと以下のようになる。LiSr
2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,Tb
X )O4 、LiSr2 (Y1-X ,CeX )O4 、LiS
r2 (Y1-X ,PrX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,N
dX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,SmX )O4 、Li
Sr2 (Y1-X ,DyX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,
HoX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,ErX )O4 、L
iSr2 (Y1-X ,TmX )O4 、LiSr
2 (Y1-X ,YbX )O4 、LiCa2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、LiCa2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiB
a2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiBa2 (Y1-X ,T
bX )O4 、LiBe2 (Y1-X ,EuX )O4 、Li
Be2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiMg2 (Y1-X ,
EuX )O4 、LiMg2 (Y1-X ,TbX )O4 、L
iZn2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiZn
2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiCd2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、LiCd2 (Y1-X ,TbX )O4 、NaS
r2 (Y1-X ,EuX )O4 、NaSr2 (Y1-X ,T
bX )O4 、KSr2 (Y1-X ,EuX )O4 、KSr
2 (Y1-X ,TbX )O4 、RbSr2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、RbSr2 (Y1-X ,TbX )O4 CsSr2 (Y1-X ,EuX )O4 、CsSr2 (Y
1-X ,TbX )O4
具体例を示すと以下のようになる。LiSr
2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,Tb
X )O4 、LiSr2 (Y1-X ,CeX )O4 、LiS
r2 (Y1-X ,PrX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,N
dX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,SmX )O4 、Li
Sr2 (Y1-X ,DyX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,
HoX )O4 、LiSr2 (Y1-X ,ErX )O4 、L
iSr2 (Y1-X ,TmX )O4 、LiSr
2 (Y1-X ,YbX )O4 、LiCa2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、LiCa2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiB
a2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiBa2 (Y1-X ,T
bX )O4 、LiBe2 (Y1-X ,EuX )O4 、Li
Be2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiMg2 (Y1-X ,
EuX )O4 、LiMg2 (Y1-X ,TbX )O4 、L
iZn2 (Y1-X ,EuX )O4 、LiZn
2 (Y1-X ,TbX )O4 、LiCd2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、LiCd2 (Y1-X ,TbX )O4 、NaS
r2 (Y1-X ,EuX )O4 、NaSr2 (Y1-X ,T
bX )O4 、KSr2 (Y1-X ,EuX )O4 、KSr
2 (Y1-X ,TbX )O4 、RbSr2 (Y1-X ,Eu
X )O4 、RbSr2 (Y1-X ,TbX )O4 CsSr2 (Y1-X ,EuX )O4 、CsSr2 (Y
1-X ,TbX )O4
【0012】本発明の蛍光体は、次のようにして製造さ
れる。母体を構成するM1 元素、M2 元素、Ln元素及
び付活剤となるLn’元素の各酸化物又は焼成により容
易に酸化物となる炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物などの
塩からなる蛍光体原料を化学量論的に、上記組成式とな
るような割合で秤取し、湿式又は乾式で充分に混合す
る。なお、これらの原料混合物をペレット状に加圧成型
しても良い。また、希土類原料であるLnの化合物及び
Ln’の化合物は、水等に溶解後、両者を共沈させて混
合してもよい。
れる。母体を構成するM1 元素、M2 元素、Ln元素及
び付活剤となるLn’元素の各酸化物又は焼成により容
易に酸化物となる炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物などの
塩からなる蛍光体原料を化学量論的に、上記組成式とな
るような割合で秤取し、湿式又は乾式で充分に混合す
る。なお、これらの原料混合物をペレット状に加圧成型
しても良い。また、希土類原料であるLnの化合物及び
Ln’の化合物は、水等に溶解後、両者を共沈させて混
合してもよい。
【0013】次いで、この混合物にアルカリのハロゲン
化物、アンモニウムのハロゲン化物などの従来から蛍光
体製造時に用いられる低融点化合物を、必要に応じて融
剤として蛍光体原料の中に添加、混合し、この混合物を
アルミナルツボ等の耐熱容器に充填し、空気中又は中性
ガス雰囲気中に保持して、600〜1400℃で1〜4
8時間、好ましくは700〜900 ℃で24〜48時
間で1回以上焼成される。この焼成物を粉砕し、水洗、
乾燥、篩分等を行い、本発明の蛍光体を得る。この時、
特に付活剤のLn' 元素がTb又はCeのときには、還
元性雰囲気で最後の焼成を行うと、蛍光体の発光輝度が
一層高めることができる。
化物、アンモニウムのハロゲン化物などの従来から蛍光
体製造時に用いられる低融点化合物を、必要に応じて融
剤として蛍光体原料の中に添加、混合し、この混合物を
アルミナルツボ等の耐熱容器に充填し、空気中又は中性
ガス雰囲気中に保持して、600〜1400℃で1〜4
8時間、好ましくは700〜900 ℃で24〜48時
間で1回以上焼成される。この焼成物を粉砕し、水洗、
乾燥、篩分等を行い、本発明の蛍光体を得る。この時、
特に付活剤のLn' 元素がTb又はCeのときには、還
元性雰囲気で最後の焼成を行うと、蛍光体の発光輝度が
一層高めることができる。
【0014】なお、付活剤Ln’の量を表すx値は、1
x10-5≦x≦8×10-1の範囲に調整する。x値が1
x10-5を下回ると、得られる蛍光体がほとんど発光せ
ず、また、x値が8×10-1を越えると濃度消光を起こ
し、蛍光体の発光強度を著しく低下させるので好ましく
ない。なお、得られる蛍光体の発光強度の観点から、x
値は1×10-3≦x≦5×10-1の範囲とするのが特に
好ましい。
x10-5≦x≦8×10-1の範囲に調整する。x値が1
x10-5を下回ると、得られる蛍光体がほとんど発光せ
ず、また、x値が8×10-1を越えると濃度消光を起こ
し、蛍光体の発光強度を著しく低下させるので好ましく
ない。なお、得られる蛍光体の発光強度の観点から、x
値は1×10-3≦x≦5×10-1の範囲とするのが特に
好ましい。
【0015】図1は、本発明の蛍光体の1つであるLi
Sr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍光体の結晶構造を確認した
X線回折線図を例示したものである。
Sr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍光体の結晶構造を確認した
X線回折線図を例示したものである。
【0016】図2は、本発明の蛍光体の1つであるLi
Sr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍光体を365nmの紫外線
で励起したときの発光スペクトルを示したもので、発光
ピーク波長は612nmであった。
Sr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍光体を365nmの紫外線
で励起したときの発光スペクトルを示したもので、発光
ピーク波長は612nmであった。
【0017】図3は、本発明の蛍光体の1つであるLi
Sr2 Y0.9 Tb0.1 O4 蛍光体を365nmの紫外線
で励起したときの発光スペクトルを示したもので、発光
ピーク波長は552nmであった。
Sr2 Y0.9 Tb0.1 O4 蛍光体を365nmの紫外線
で励起したときの発光スペクトルを示したもので、発光
ピーク波長は552nmであった。
【0018】本発明の蛍光体の発光スペクトルは、付活
剤元素(Ln’)が同じであれば、上記の蛍光体以外の
母体元素から構成された蛍光体でもほぼ同じ発光スペク
トルを示すことを確認している。また、付活剤(L
n’)としてEu又はTb以外の希土類元素を用いた場
合、紫外線励起下において、用いられた付活剤元素に固
有の発光色の発光を呈する蛍光体が得られた。
剤元素(Ln’)が同じであれば、上記の蛍光体以外の
母体元素から構成された蛍光体でもほぼ同じ発光スペク
トルを示すことを確認している。また、付活剤(L
n’)としてEu又はTb以外の希土類元素を用いた場
合、紫外線励起下において、用いられた付活剤元素に固
有の発光色の発光を呈する蛍光体が得られた。
【0019】図4は、LiSr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍
光体の励起スペクトルを例示したものである。励起スペ
クトルの測定は、分光光度計の出力側の分光波長を各蛍
光体の発光スペクトルピーク波長である612nmに固
定し、試料に照射する励起光の波長を変化させた時の6
12nmの出力光の強度をプロットしたもので、縦軸は
出力側(各発光波長)での相対発光強度、横軸はスキャ
ンする励起光の波長で、このスペクトルのピーク波長が
この蛍光体を最も効率良く発光させられる波長である。
光体の励起スペクトルを例示したものである。励起スペ
クトルの測定は、分光光度計の出力側の分光波長を各蛍
光体の発光スペクトルピーク波長である612nmに固
定し、試料に照射する励起光の波長を変化させた時の6
12nmの出力光の強度をプロットしたもので、縦軸は
出力側(各発光波長)での相対発光強度、横軸はスキャ
ンする励起光の波長で、このスペクトルのピーク波長が
この蛍光体を最も効率良く発光させられる波長である。
【0020】図5は、LiSr2 Y0.9 Tb0.1 O4 蛍
光体の励起スペクトルを例示したものである。励起スペ
クトルの測定は、分光光度計の出力側の分光波長を各蛍
光体の発光スペクトルピーク波長である552nmに固
定し、試料に照射する励起光の波長を変化させた時の5
52nmの出力光の強度をプロットしたもので、縦軸は
出力側(各発光波長)での相対発光強度、横軸はスキャ
ンする励起光の波長で、このスペクトルのピーク波長が
この蛍光体を最も効率良く発光させられる波長である。
光体の励起スペクトルを例示したものである。励起スペ
クトルの測定は、分光光度計の出力側の分光波長を各蛍
光体の発光スペクトルピーク波長である552nmに固
定し、試料に照射する励起光の波長を変化させた時の5
52nmの出力光の強度をプロットしたもので、縦軸は
出力側(各発光波長)での相対発光強度、横軸はスキャ
ンする励起光の波長で、このスペクトルのピーク波長が
この蛍光体を最も効率良く発光させられる波長である。
【0021】図6は、LiSr2 Y0.85Eu0.15O4 蛍
光体を365nmの紫外線で励起したときの、蛍光体の
発光強度の付活剤濃度依存性を示したグラフである。図
6において、縦軸は発光波長のピーク波長における発光
の相対強度であり、横軸は蛍光体の付活剤濃度を示す。
光体を365nmの紫外線で励起したときの、蛍光体の
発光強度の付活剤濃度依存性を示したグラフである。図
6において、縦軸は発光波長のピーク波長における発光
の相対強度であり、横軸は蛍光体の付活剤濃度を示す。
【0022】図7は、LiSr2 Y0.9 Tb0.1 O4 蛍
光体を365nmの紫外線で励起したときの、蛍光体の
発光強度の付活剤濃度依存性を示したグラフである。図
7の縦軸及び横軸は、図6と同じである。本発明の蛍光
体の発光強度の付活剤濃度依存性は、蛍光体構成元素
(蛍光体組成)を代えても図6、7と類似した傾向にあ
り、一定レベル以上の発光輝度を有する蛍光体を得るの
に最適な付活剤(Ln’)濃度(x)は、1×10-5≦
x≦8×10-1の範囲であり、より高輝度の発光を得る
には、1×10-3≦x≦5×10-1の範囲がよいことを
確認している。
光体を365nmの紫外線で励起したときの、蛍光体の
発光強度の付活剤濃度依存性を示したグラフである。図
7の縦軸及び横軸は、図6と同じである。本発明の蛍光
体の発光強度の付活剤濃度依存性は、蛍光体構成元素
(蛍光体組成)を代えても図6、7と類似した傾向にあ
り、一定レベル以上の発光輝度を有する蛍光体を得るの
に最適な付活剤(Ln’)濃度(x)は、1×10-5≦
x≦8×10-1の範囲であり、より高輝度の発光を得る
には、1×10-3≦x≦5×10-1の範囲がよいことを
確認している。
【0023】本発明の蛍光体は、特に長波長紫外線で励
起することにより、付活剤元素固有の発光色に発光する
蛍光体を得ることができ、蛍光ランプ、カラープラズマ
ディスプレイ、高圧水銀灯、及び屋内外の壁面装飾用の
蛍光性壁材やタイル等に利用できる。また、電子線及び
X線励起時にも発光するため、電子線及びX線で励起し
て発光させる用途にも幅広く利用することができる。
起することにより、付活剤元素固有の発光色に発光する
蛍光体を得ることができ、蛍光ランプ、カラープラズマ
ディスプレイ、高圧水銀灯、及び屋内外の壁面装飾用の
蛍光性壁材やタイル等に利用できる。また、電子線及び
X線励起時にも発光するため、電子線及びX線で励起し
て発光させる用途にも幅広く利用することができる。
【0024】
SrCO3 29.5 g Li2 CO3 3.7 g Y2 O3 9.6 g Eu2 O3 2.6 g NH4 Cl(融剤) 0.9 g 上記の原料を充分に混合し、アルミナルツボに詰めて電
気炉に装填し、空気中で800℃4時間焼成した。得ら
れた焼成物を粉砕、水洗、乾燥、篩分を行って蛍光体を
得た。
気炉に装填し、空気中で800℃4時間焼成した。得ら
れた焼成物を粉砕、水洗、乾燥、篩分を行って蛍光体を
得た。
【0025】この蛍光体は、LiSr2 Y0.85Eu0.15
O4 の組成を有し、図1に示したX線回折線図を示し、
365nmの紫外線で励起したときの発光スペクトルは
図2のとおりであり、その発光ピーク波長は612nm
の赤色発光を呈するものであった。また、この蛍光体
の、赤色発光(612nm)を与えるための励起スペク
トルは、図4のとおりで、その励起帯は紫外域から可視
域まで広がっていた。
O4 の組成を有し、図1に示したX線回折線図を示し、
365nmの紫外線で励起したときの発光スペクトルは
図2のとおりであり、その発光ピーク波長は612nm
の赤色発光を呈するものであった。また、この蛍光体
の、赤色発光(612nm)を与えるための励起スペク
トルは、図4のとおりで、その励起帯は紫外域から可視
域まで広がっていた。
【0026】 〔実施例2〕 SrCO3 29.5 g Li2 CO3 3.7 g Y2 O3 10.2 g Tb4 O7 1.9 g NH4 Cl(融剤) 0.9 g 上記の原料を充分に混合し、アルミナルツボに詰めて電
気炉に装填し、炭素還元雰囲気(COx ガス雰囲気)中
で1000℃4時間焼成した。得られた焼成物を粉砕、
水洗、乾燥、篩分を行って蛍光体を得た。
気炉に装填し、炭素還元雰囲気(COx ガス雰囲気)中
で1000℃4時間焼成した。得られた焼成物を粉砕、
水洗、乾燥、篩分を行って蛍光体を得た。
【0027】この蛍光体は、LiSr2 Y0.9 Tb0.1
O4 の組成を有し、365nm紫外線で励起したときの
発光スペクトルは図3のとおりで、発光ピーク波長は5
52nmの黄緑色発光を有するものであった。また、励
起スペクトルは、図5のとおりで、その主励起波長がお
よそ320nmの紫外域にあった。
O4 の組成を有し、365nm紫外線で励起したときの
発光スペクトルは図3のとおりで、発光ピーク波長は5
52nmの黄緑色発光を有するものであった。また、励
起スペクトルは、図5のとおりで、その主励起波長がお
よそ320nmの紫外域にあった。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上記構成を採用することによ
り、特に紫外線励起により添加される付活剤の希土類元
素の種類によって希土類元素に固有の主として紫外域か
ら青色〜赤色の可視域に発光を有する新規な蛍光体を提
供することができた。
り、特に紫外線励起により添加される付活剤の希土類元
素の種類によって希土類元素に固有の主として紫外域か
ら青色〜赤色の可視域に発光を有する新規な蛍光体を提
供することができた。
【図1】実施例1の蛍光体の粉末X線回折線図を例示す
るものである。
るものである。
【図2】実施例1の蛍光体の発光スペクトルを例示する
グラフである。
グラフである。
【図3】実施例2の蛍光体の発光スペクトルを例示する
グラフである。
グラフである。
【図4】実施例1の蛍光体の励起スペクトルを例示する
グラフである。
グラフである。
【図5】実施例2の蛍光体の励起スペクトルを例示する
グラフである。
グラフである。
【図6】実施例1の蛍光体の発光強度の付活剤濃度依存
性を例示するグラフである。
性を例示するグラフである。
【図7】実施例2の蛍光体の発光強度の付活剤濃度依存
性を例示するグラフである。
性を例示するグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の組成式で表される蛍光体。 M1 M2 2 (Ln,Ln’)O4 (式中、M1 はLi、Na、K、Rb及びCsの群から
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の元素で
あり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、
Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から選択された
一種以上の元素をそれぞれ示す。) - 【請求項2】 下記の組成式で表される蛍光体。 M1 M2 2 (Ln1-X ,Ln’X )O4 (式中、M1 はLi、Na、K、Rb及びCsの群から
選択された一種以上の1価金属元素であり、M2 はC
a、Sr、Ba、Be、Mg、Zn及びCdの群から選
択された一種以上の2価金属元素であり、LnはY、L
a、Gd及びLuの群から選択された一種以上の元素で
あり、Ln’はCe、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、
Dy、Ho、Er、Tm、及びYbの群から選択された
一種以上の元素をそれぞれ示し、xは1×10-5≦x≦
8×10-1の範囲の数である。) - 【請求項3】 前記組成式中、xが1×10-3≦x≦5
×10-1の範囲の数であることを特徴とする請求項1又
は2記載の蛍光体。 - 【請求項4】 前記組成式中、M1 がLiであり、M2
がSrであり、LnがYであることを特徴とする請求項
1〜3のいづれか1項に記載の蛍光体。 - 【請求項5】 前記組成式中、蛍光体の付活剤Ln’が
Eu及び/又はTbであることを特徴とする請求項1〜
4項のいづれか1項に記載の蛍光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181097A JPH10279934A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 蛍光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181097A JPH10279934A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 蛍光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10279934A true JPH10279934A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14036994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9181097A Pending JPH10279934A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 蛍光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10279934A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100459782B1 (ko) * | 2002-07-26 | 2004-12-03 | 주식회사 이츠웰 | 발광 다이오드를 포함하는 마이크로 칩 어레이 및 이를 포함하는 풀 칼라 표시 모듈 |
| JP2023090161A (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-29 | デンカ株式会社 | 蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9181097A patent/JPH10279934A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100459782B1 (ko) * | 2002-07-26 | 2004-12-03 | 주식회사 이츠웰 | 발광 다이오드를 포함하는 마이크로 칩 어레이 및 이를 포함하는 풀 칼라 표시 모듈 |
| JP2023090161A (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-29 | デンカ株式会社 | 蛍光体、発光素子、及び発光装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0908502A1 (en) | Aluminate phosphor, process for preparing the same, and vacuum ultraviolet-excited light emitting device | |
| JP3257942B2 (ja) | 蓄光性蛍光体 | |
| JPH03106988A (ja) | アルミン酸塩蛍光体 | |
| JP2000144130A (ja) | 赤色発光蛍光体及びそれを用いた発光スクリ―ン | |
| JP2979984B2 (ja) | 残光性蛍光体 | |
| JP3826210B2 (ja) | 希土類複合酸化物蛍光体 | |
| JP2000017257A (ja) | 蛍光体及びそれを用いた発光スクリーン | |
| JP3515737B2 (ja) | 蛍光体およびそれを用いた蛍光ランプ | |
| JP2000034480A (ja) | 蓄光性蛍光体 | |
| JPH10279934A (ja) | 蛍光体 | |
| JPH03177491A (ja) | 蛍光体及び蛍光ランプ | |
| JPH10279935A (ja) | 蛍光体 | |
| JP3098266B2 (ja) | 発光組成物及び蛍光ランプ | |
| JP2786329B2 (ja) | アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ | |
| JP2589491B2 (ja) | 蛍光ランプ | |
| JPH09157644A (ja) | アルミン酸塩蛍光体とその製造方法及びその蛍光体を用いた放電装置 | |
| JP2000309775A (ja) | 蓄光性蛍光体 | |
| US3549551A (en) | Europium activated lithium indium silicate | |
| JP4219518B2 (ja) | ユーロピウム付活複合酸化物蛍光体 | |
| JPS598381B2 (ja) | 高演色性螢光ランプ | |
| JPH1088126A (ja) | 蓄光性焼結蛍光体及びその製造方法 | |
| JP3754701B2 (ja) | 蛍光体及びそれを使用した発光素子 | |
| JPH04270782A (ja) | 蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ | |
| JP3360901B2 (ja) | 蛍光体および蛍光ランプ | |
| JPH0794658B2 (ja) | 高演色性蛍光ランプ |