JPH10281151A - 通電式玉軸受 - Google Patents
通電式玉軸受Info
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- JPH10281151A JPH10281151A JP9090983A JP9098397A JPH10281151A JP H10281151 A JPH10281151 A JP H10281151A JP 9090983 A JP9090983 A JP 9090983A JP 9098397 A JP9098397 A JP 9098397A JP H10281151 A JPH10281151 A JP H10281151A
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- JP
- Japan
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- current
- diameter side
- raceway
- sliding contact
- cage
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/002—Conductive elements, e.g. to prevent static electricity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2202/00—Solid materials defined by their properties
- F16C2202/30—Electric properties; Magnetic properties
- F16C2202/32—Conductivity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた耐久性及び信頼性を有する構造を安価
に実現する。 【解決手段】 保持器6を構成する基部7に、金属板を
曲げ形成して成る通電部材10を嵌合する。そして、こ
の通電部材10に形成した、外径側、内径側両摺接部1
4、15を、内輪2の端部外周面と外輪4の端部内周面
とに形成した段部16、17に、弾性的に接触させる。
に実現する。 【解決手段】 保持器6を構成する基部7に、金属板を
曲げ形成して成る通電部材10を嵌合する。そして、こ
の通電部材10に形成した、外径側、内径側両摺接部1
4、15を、内輪2の端部外周面と外輪4の端部内周面
とに形成した段部16、17に、弾性的に接触させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る通電式玉軸受
は、例えば自動車用操舵装置に組み込んで、金属製のス
テアリングシャフトを金属製のステアリングコラムの内
側に回転自在に支持する為に利用する。
は、例えば自動車用操舵装置に組み込んで、金属製のス
テアリングシャフトを金属製のステアリングコラムの内
側に回転自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用操舵装置を構成するステアリン
グホイール部分には、警音器(ホーン)のスイッチを設
ける必要上、電気配線を行なうが、この電気配線は、車
体とは絶縁されたコード等を流れる回路と、車体を通じ
て流れるアース回路とから構成する。一方、上記ステア
リングホイールを上端部に支持したステアリングシャフ
トは、車体に支持されたステアリングコラムの内側に、
上下1対の玉軸受を介して、回転自在に支持している。
ステアリングシャフトとステアリングコラムとが金属製
である場合、上記玉軸受が上記アース回路の一部を構成
するが、玉軸受を構成する玉に電流を流すと、この玉の
転動面、並びに内外輪の軌道面が電気的に腐食する為、
玉軸受の耐久性が損なわれてしまう。
グホイール部分には、警音器(ホーン)のスイッチを設
ける必要上、電気配線を行なうが、この電気配線は、車
体とは絶縁されたコード等を流れる回路と、車体を通じ
て流れるアース回路とから構成する。一方、上記ステア
リングホイールを上端部に支持したステアリングシャフ
トは、車体に支持されたステアリングコラムの内側に、
上下1対の玉軸受を介して、回転自在に支持している。
ステアリングシャフトとステアリングコラムとが金属製
である場合、上記玉軸受が上記アース回路の一部を構成
するが、玉軸受を構成する玉に電流を流すと、この玉の
転動面、並びに内外輪の軌道面が電気的に腐食する為、
玉軸受の耐久性が損なわれてしまう。
【0003】この為従来から、実開昭63−28921
号公報、実開平1−139123号公報、同4−885
25号公報、同6−14547号公報、同6−1454
8号公報等に記載された様な通電式玉軸受が、自動車用
操舵装置等、電気が流れる部分に使用されていた。これ
ら従来から知られている通電式玉軸受は、弾性を有する
金属製の線材を、内輪の端部外周面並びに外輪の端部内
周面に形成した凹溝に係止したり、或は合成樹脂製の保
持器の一部に金属板を、この保持器を射出成形する際に
インサートしている。これら従来構造の場合には、上記
線材又は金属板が内輪と外輪とを電気的に導通させて、
玉に電流が流れる事を防止し、この玉の転動面、並びに
内外輪の軌道面が電気的に腐食する事を防止する。
号公報、実開平1−139123号公報、同4−885
25号公報、同6−14547号公報、同6−1454
8号公報等に記載された様な通電式玉軸受が、自動車用
操舵装置等、電気が流れる部分に使用されていた。これ
ら従来から知られている通電式玉軸受は、弾性を有する
金属製の線材を、内輪の端部外周面並びに外輪の端部内
周面に形成した凹溝に係止したり、或は合成樹脂製の保
持器の一部に金属板を、この保持器を射出成形する際に
インサートしている。これら従来構造の場合には、上記
線材又は金属板が内輪と外輪とを電気的に導通させて、
玉に電流が流れる事を防止し、この玉の転動面、並びに
内外輪の軌道面が電気的に腐食する事を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な構造を有す
る従来の通電式玉軸受の場合、次の様な点を改良する事
が望まれている。先ず、金属製の線材を内輪の端部外周
面並びに外輪の端部内周面に形成した凹溝に係止する構
造の場合、例えば軸受メーカーから自動車用操舵装置を
組み立てる自動車メーカーに玉軸受を搬送する際に、こ
の線材が外れる可能性があった。線材が外れた玉軸受
を、気付かずにそのまま自動車用操舵装置に組み付けた
場合、玉軸受の耐久性が損なわれる。又、線材が内輪と
外輪との一方と共に回転し、他方に対して摺動する為、
摺動部の滑り速度が速く(摺動部の単位時間当りの滑り
量が多く)なり、摺動部の摩耗が進み易い。
る従来の通電式玉軸受の場合、次の様な点を改良する事
が望まれている。先ず、金属製の線材を内輪の端部外周
面並びに外輪の端部内周面に形成した凹溝に係止する構
造の場合、例えば軸受メーカーから自動車用操舵装置を
組み立てる自動車メーカーに玉軸受を搬送する際に、こ
の線材が外れる可能性があった。線材が外れた玉軸受
を、気付かずにそのまま自動車用操舵装置に組み付けた
場合、玉軸受の耐久性が損なわれる。又、線材が内輪と
外輪との一方と共に回転し、他方に対して摺動する為、
摺動部の滑り速度が速く(摺動部の単位時間当りの滑り
量が多く)なり、摺動部の摩耗が進み易い。
【0005】これに対して、合成樹脂製の保持器の一部
に金属板をインサートする構造の場合には、金属板付の
合成樹脂製保持器の製造作業が面倒で、コストが嵩むだ
けでなく、通電式でない一般の玉軸受との間で保持器を
共用できない。この為、通電式玉軸受専用の保持器が必
要になり、部品の種類増加により、やはりコストが嵩む
原因となる。本発明の通電式玉軸受は、上述の様な不都
合を何れも解消すべく、考えたものである。
に金属板をインサートする構造の場合には、金属板付の
合成樹脂製保持器の製造作業が面倒で、コストが嵩むだ
けでなく、通電式でない一般の玉軸受との間で保持器を
共用できない。この為、通電式玉軸受専用の保持器が必
要になり、部品の種類増加により、やはりコストが嵩む
原因となる。本発明の通電式玉軸受は、上述の様な不都
合を何れも解消すべく、考えたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の通電式玉軸受
は、従来から知られている通電式玉軸受と同様に、外周
面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面に深溝型
の外輪軌道を有する外輪と、上記内輪軌道と外輪軌道と
の間に転動自在に設けられた複数の玉と、この複数の玉
を転動自在に保持する、合成樹脂製の保持器と、上記内
輪と外輪とを電気的に導通させる少なくとも1個の通電
部材とを備える。
は、従来から知られている通電式玉軸受と同様に、外周
面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、内周面に深溝型
の外輪軌道を有する外輪と、上記内輪軌道と外輪軌道と
の間に転動自在に設けられた複数の玉と、この複数の玉
を転動自在に保持する、合成樹脂製の保持器と、上記内
輪と外輪とを電気的に導通させる少なくとも1個の通電
部材とを備える。
【0007】特に、本発明の通電式玉軸受に於いては、
上記通電部材は弾性を有する金属板を曲げ形成する事に
より造られて、上記保持器の一部を直径方向両側から弾
性的に挟持する1対の抑え板部を有する。又、これら1
対の抑え板部のうち、直径方向外側に存在する外径側抑
え板部の先端部を直径方向外方に折り曲げる事により外
径側摺接部を、直径方向内側に存在する内径側抑え板部
の先端部を直径方向内方に折り曲げる事により内径側摺
接部を、それぞれ設けている。そして、上記1対の抑え
板部により上記保持器の一部を直径方向両側から挟持
し、上記通電部材を上記保持器の一部に係止した状態
で、上記外径側摺接部の一部は上記外輪の一部で上記外
輪軌道から外れた部分に、上記内径側摺接部の一部は上
記内輪の一部で上記内輪軌道から外れた部分に、それぞ
れ弾性的に当接している。
上記通電部材は弾性を有する金属板を曲げ形成する事に
より造られて、上記保持器の一部を直径方向両側から弾
性的に挟持する1対の抑え板部を有する。又、これら1
対の抑え板部のうち、直径方向外側に存在する外径側抑
え板部の先端部を直径方向外方に折り曲げる事により外
径側摺接部を、直径方向内側に存在する内径側抑え板部
の先端部を直径方向内方に折り曲げる事により内径側摺
接部を、それぞれ設けている。そして、上記1対の抑え
板部により上記保持器の一部を直径方向両側から挟持
し、上記通電部材を上記保持器の一部に係止した状態
で、上記外径側摺接部の一部は上記外輪の一部で上記外
輪軌道から外れた部分に、上記内径側摺接部の一部は上
記内輪の一部で上記内輪軌道から外れた部分に、それぞ
れ弾性的に当接している。
【0008】
【作用】上述の様に構成される本発明の通電式玉軸受の
場合、内輪と外輪とは通電部材により電気的に導通され
ており、外輪と内輪との間で流れる電流の大部分は、電
気抵抗の小さな上記通電部材を通る。この為、玉を流れ
る電流は僅少となり、玉の転動面や内外輪の軌道面に電
気的な腐食が生じる事がなくなる。又、上記通電部材は
保持器と共に回転するので、この通電部材と内輪及び外
輪との摺動部の滑り速度は、これら内輪と外輪との相対
速度の半分程度になる。従って、上記摺動部の摩耗を少
なく抑えて、通電式玉軸受の性能を安定させると共に耐
久性向上を図れる。
場合、内輪と外輪とは通電部材により電気的に導通され
ており、外輪と内輪との間で流れる電流の大部分は、電
気抵抗の小さな上記通電部材を通る。この為、玉を流れ
る電流は僅少となり、玉の転動面や内外輪の軌道面に電
気的な腐食が生じる事がなくなる。又、上記通電部材は
保持器と共に回転するので、この通電部材と内輪及び外
輪との摺動部の滑り速度は、これら内輪と外輪との相対
速度の半分程度になる。従って、上記摺動部の摩耗を少
なく抑えて、通電式玉軸受の性能を安定させると共に耐
久性向上を図れる。
【0009】又、上記通電部材は、合成樹脂製の保持器
の一部を、外径側と内径側との1対の抑え板部により直
径方向両側から挟持する事により保持器に装着するの
で、この保持器の製作が面倒になる事がない。又、この
保持器は、上記係合凹部に上記通電部材の一部を係合さ
せなければ、通電式でない一般の玉軸受用の保持器とし
て利用できる。
の一部を、外径側と内径側との1対の抑え板部により直
径方向両側から挟持する事により保持器に装着するの
で、この保持器の製作が面倒になる事がない。又、この
保持器は、上記係合凹部に上記通電部材の一部を係合さ
せなければ、通電式でない一般の玉軸受用の保持器とし
て利用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。外周面に深溝型の内輪軌道1を
有する内輪2と、内周面に深溝型の外輪軌道3を有する
外輪4とを、互いに同心に配置している。そして、上記
内輪軌道1と外輪軌道3との間に複数の玉5、5を、転
動自在に設けている。これら複数の玉5、5は、合成樹
脂を射出成形する事により一体成形した保持器6によ
り、転動自在に保持している。図示の例では、この保持
器6として、冠型の保持器6を使用している。この冠型
の保持器6は、円環状の基部7の軸方向片面(図1の裏
面、図2の左面)に、部分円筒面状若しくは部分球面状
の凹部8、8を形成すると共に、これら各凹部8、8の
開口縁部にそれぞれ弾性爪片を設け、これら凹部8、8
及び弾性爪片により囲まれる部分をポケット9、9とし
ている。上記各玉5、5は、上記各弾性爪片の先端同士
の間隔を弾性的に広げつつ、上記各ポケット9、9内に
押し込む。そして、押し込んだ状態で上記各玉5、5は
上記各ポケット9、9内に、転動自在に保持される。
の第1例を示している。外周面に深溝型の内輪軌道1を
有する内輪2と、内周面に深溝型の外輪軌道3を有する
外輪4とを、互いに同心に配置している。そして、上記
内輪軌道1と外輪軌道3との間に複数の玉5、5を、転
動自在に設けている。これら複数の玉5、5は、合成樹
脂を射出成形する事により一体成形した保持器6によ
り、転動自在に保持している。図示の例では、この保持
器6として、冠型の保持器6を使用している。この冠型
の保持器6は、円環状の基部7の軸方向片面(図1の裏
面、図2の左面)に、部分円筒面状若しくは部分球面状
の凹部8、8を形成すると共に、これら各凹部8、8の
開口縁部にそれぞれ弾性爪片を設け、これら凹部8、8
及び弾性爪片により囲まれる部分をポケット9、9とし
ている。上記各玉5、5は、上記各弾性爪片の先端同士
の間隔を弾性的に広げつつ、上記各ポケット9、9内に
押し込む。そして、押し込んだ状態で上記各玉5、5は
上記各ポケット9、9内に、転動自在に保持される。
【0011】上記保持器6の円周方向1個所位置には、
ステンレスのばね鋼等、弾性を有する金属薄板製の通電
部材10を装着して、上記内輪2と外輪4とを電気的に
導通させている。上記通電部材10は、上記金属薄板を
曲げ形成して成り、外径側、内径側、1対の抑え板部1
1、12を有する。これら1対の抑え板部11、12
は、上記保持器6の一部である、1個のポケット9の中
央部分に対応する部分で上記基部7を、直径方向両側か
ら弾性的に挟持する。これら1対の抑え板部11、12
の基端部(図2の左端部)同士は、連結部13により互
いに連結している。この連結部13の外側面(図2の右
側面)は、上記ポケット9を構成する凹部8の内周面に
合致する球状凸面としている。又、上記1対の抑え板部
11、12は、上記保持器6の基部7を直径方向両側か
ら弾性的に押圧自在としている。従って、上記1対の抑
え板部11、12同士の自由状態での間隔は、基端寄り
(図2の左端寄り)部分では上記基部7の直径方向に亙
る厚さとほぼ等しくし、先端寄り(図2の右端寄り)部
分ではこの厚さよりも少し小さくしている。
ステンレスのばね鋼等、弾性を有する金属薄板製の通電
部材10を装着して、上記内輪2と外輪4とを電気的に
導通させている。上記通電部材10は、上記金属薄板を
曲げ形成して成り、外径側、内径側、1対の抑え板部1
1、12を有する。これら1対の抑え板部11、12
は、上記保持器6の一部である、1個のポケット9の中
央部分に対応する部分で上記基部7を、直径方向両側か
ら弾性的に挟持する。これら1対の抑え板部11、12
の基端部(図2の左端部)同士は、連結部13により互
いに連結している。この連結部13の外側面(図2の右
側面)は、上記ポケット9を構成する凹部8の内周面に
合致する球状凸面としている。又、上記1対の抑え板部
11、12は、上記保持器6の基部7を直径方向両側か
ら弾性的に押圧自在としている。従って、上記1対の抑
え板部11、12同士の自由状態での間隔は、基端寄り
(図2の左端寄り)部分では上記基部7の直径方向に亙
る厚さとほぼ等しくし、先端寄り(図2の右端寄り)部
分ではこの厚さよりも少し小さくしている。
【0012】又、上記1対の抑え板部11、12のう
ち、直径方向外側に存在する外径側抑え板部11の先端
部には外径側摺接部14を、この外径側抑え板部11の
先端部分を直径方向外方に、且つこの外径側抑え板部1
1とのなす角度が鋭角になるまで折り曲げる事により形
成している。一方、直径方向内側に存在する内径側抑え
板部12の先端部には内径側摺接部15を、この内径側
抑え板部12の先端部分を直径方向内方に、且つこの内
径側抑え板部12とのなす角度が鋭角になるまで折り曲
げる事により形成している。
ち、直径方向外側に存在する外径側抑え板部11の先端
部には外径側摺接部14を、この外径側抑え板部11の
先端部分を直径方向外方に、且つこの外径側抑え板部1
1とのなす角度が鋭角になるまで折り曲げる事により形
成している。一方、直径方向内側に存在する内径側抑え
板部12の先端部には内径側摺接部15を、この内径側
抑え板部12の先端部分を直径方向内方に、且つこの内
径側抑え板部12とのなす角度が鋭角になるまで折り曲
げる事により形成している。
【0013】上述の様な通電部材10を上記保持器6に
装着するには、この通電部材10を何れかのポケット9
内に挿入し、上記外径側抑え板部11と内径側抑え板部
12とを、互いの先端部同士が離れる方向に弾性変形さ
せつつ、上記保持器6の基部7の一部で上記ポケット9
の中央部分に対応する部分に外嵌する。この様にして上
記1対の抑え板部11、12を上記基部7に外嵌した状
態では、これら1対の抑え板部11、12が、上記保持
器6の一部である、基部7を直径方向両側から挟持し、
上記通電部材10を上記保持器6の一部に係止する。こ
の様にしてこの通電部材10を上記保持器6に係止した
状態で、上記外径側摺接部14の先半部片側面(図2の
上半部左側面)は、前記外輪4の内周面で前記外輪軌道
3よりも軸方向端部に寄った部分に形成した段部16
に、弾性的に当接する。又、上記内径側摺接部15の先
半部片側面(図2の下半部左側面)は、前記内輪2の内
周面で前記内輪軌道1よりも軸方向端部に寄った部分に
形成した段部17に、弾性的に当接する。
装着するには、この通電部材10を何れかのポケット9
内に挿入し、上記外径側抑え板部11と内径側抑え板部
12とを、互いの先端部同士が離れる方向に弾性変形さ
せつつ、上記保持器6の基部7の一部で上記ポケット9
の中央部分に対応する部分に外嵌する。この様にして上
記1対の抑え板部11、12を上記基部7に外嵌した状
態では、これら1対の抑え板部11、12が、上記保持
器6の一部である、基部7を直径方向両側から挟持し、
上記通電部材10を上記保持器6の一部に係止する。こ
の様にしてこの通電部材10を上記保持器6に係止した
状態で、上記外径側摺接部14の先半部片側面(図2の
上半部左側面)は、前記外輪4の内周面で前記外輪軌道
3よりも軸方向端部に寄った部分に形成した段部16
に、弾性的に当接する。又、上記内径側摺接部15の先
半部片側面(図2の下半部左側面)は、前記内輪2の内
周面で前記内輪軌道1よりも軸方向端部に寄った部分に
形成した段部17に、弾性的に当接する。
【0014】上述の様に構成される本発明の通電式玉軸
受の場合、上記内輪2と外輪4とは、外径側摺接部14
及び内径側摺接部15を含む通電部材10により、電気
的に導通される。上記外径側摺接部14及び内径側摺接
部15の先半部片側面と上記各段部16、17との間に
は、グリース等の潤滑剤が存在しないか、仮に存在して
も極く僅かである。従って、これら外径側、内径側、各
摺接部14、15と内輪2の外周面及び外輪4の内周面
との当接部の電気抵抗は小さい。これに対して、前記各
玉5、5の転動面と前記内輪軌道1及び外輪軌道3との
間には、グリース等の潤滑剤の膜が存在する。従って、
これら各玉5、5の転動面と前記内輪軌道1及び外輪軌
道3との当接部の電気抵抗は比較的大きい。従って、上
記外輪4と内輪2との間で流れる電流の大部分は、上記
外径側摺接部14及び内径側摺接部15を含む通電部材
10を通る。この為、上記各玉5、5を流れる電流は僅
少となり、これら各玉5、5の転動面や、上記内輪軌道
1及び外輪軌道3に電気的な腐食が生じる事がなくな
る。
受の場合、上記内輪2と外輪4とは、外径側摺接部14
及び内径側摺接部15を含む通電部材10により、電気
的に導通される。上記外径側摺接部14及び内径側摺接
部15の先半部片側面と上記各段部16、17との間に
は、グリース等の潤滑剤が存在しないか、仮に存在して
も極く僅かである。従って、これら外径側、内径側、各
摺接部14、15と内輪2の外周面及び外輪4の内周面
との当接部の電気抵抗は小さい。これに対して、前記各
玉5、5の転動面と前記内輪軌道1及び外輪軌道3との
間には、グリース等の潤滑剤の膜が存在する。従って、
これら各玉5、5の転動面と前記内輪軌道1及び外輪軌
道3との当接部の電気抵抗は比較的大きい。従って、上
記外輪4と内輪2との間で流れる電流の大部分は、上記
外径側摺接部14及び内径側摺接部15を含む通電部材
10を通る。この為、上記各玉5、5を流れる電流は僅
少となり、これら各玉5、5の転動面や、上記内輪軌道
1及び外輪軌道3に電気的な腐食が生じる事がなくな
る。
【0015】又、上記通電部材10は保持器6と共に回
転するので、この通電部材10を構成する上記外径側摺
接部14及び内径側摺接部15と上記各段部16、17
との摺動部の滑り速度(各当接部の単位時間当りの滑り
量)は、これら内輪2と外輪4との相対速度の半分程度
になる。従って、上記各摺動部の摩耗を少なく抑えて、
通電式玉軸受の性能を安定させると共に耐久性向上を図
れる。
転するので、この通電部材10を構成する上記外径側摺
接部14及び内径側摺接部15と上記各段部16、17
との摺動部の滑り速度(各当接部の単位時間当りの滑り
量)は、これら内輪2と外輪4との相対速度の半分程度
になる。従って、上記各摺動部の摩耗を少なく抑えて、
通電式玉軸受の性能を安定させると共に耐久性向上を図
れる。
【0016】又、上記通電部材10は、前記外径側、内
径側各抑え板部11、12と連結部13とにより、合成
樹脂製の保持器6を構成する基部7の一部を抑え付ける
事により、この保持器6に装着するので、この保持器6
の製作が面倒になる事がない。即ち、本発明の通電式玉
軸受を構成する保持器6自体は、一般的な冠型保持器と
同じ構造を有する。従って、上記保持器6のコストが嵩
む事はない。
径側各抑え板部11、12と連結部13とにより、合成
樹脂製の保持器6を構成する基部7の一部を抑え付ける
事により、この保持器6に装着するので、この保持器6
の製作が面倒になる事がない。即ち、本発明の通電式玉
軸受を構成する保持器6自体は、一般的な冠型保持器と
同じ構造を有する。従って、上記保持器6のコストが嵩
む事はない。
【0017】更に、上記通電部材10を係止した保持器
6を玉軸受に組み込んだ後は、この通電部材10が玉軸
受から脱落する事はない。従って、搬送中に上記通電部
材10が外れる事がなく、通電部材10が外れた玉軸受
を組み込む事でこの玉軸受の耐久性を損なう事がない。
更に、上記保持器6は、上記通電部材10を装着しなけ
れば、通電式でない一般の玉軸受用の保持器として利用
できる。従って、通電式でない一般の玉軸受との間で保
持器を共用できる。この為、通電式玉軸受専用の保持器
が不要になり、部品の種類増加を抑えて、やはり通電式
玉軸受のコストが嵩む事を防止できる。
6を玉軸受に組み込んだ後は、この通電部材10が玉軸
受から脱落する事はない。従って、搬送中に上記通電部
材10が外れる事がなく、通電部材10が外れた玉軸受
を組み込む事でこの玉軸受の耐久性を損なう事がない。
更に、上記保持器6は、上記通電部材10を装着しなけ
れば、通電式でない一般の玉軸受用の保持器として利用
できる。従って、通電式でない一般の玉軸受との間で保
持器を共用できる。この為、通電式玉軸受専用の保持器
が不要になり、部品の種類増加を抑えて、やはり通電式
玉軸受のコストが嵩む事を防止できる。
【0018】次に、図3〜4は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。上述の第1例の構造が、通電部材
10をポケット9の中央部に係止していたのに対して、
本例の場合には、円周方向に隣り合うポケット9、9同
士の間に、通電部材10aを装着している。通電部材1
0aの装着位置を変更した事に伴い、この通電部材10
aを構成する外径側、内径側両抑え板部11a、12a
と連結部13aと外径側、内径側両摺接部14a、15
aの幅を、保持器6を構成する基部7の一部で、隣り合
うポケット9、9同士の間に存在する部分に装着可能な
程度に狭くしている。又、上記連結部13aを、通電部
材10aの装着位置の基部7の断面形状に合わせて、直
線的にしている。その他の構成及び作用は、上述した第
1例の場合と同様である。
第2例を示している。上述の第1例の構造が、通電部材
10をポケット9の中央部に係止していたのに対して、
本例の場合には、円周方向に隣り合うポケット9、9同
士の間に、通電部材10aを装着している。通電部材1
0aの装着位置を変更した事に伴い、この通電部材10
aを構成する外径側、内径側両抑え板部11a、12a
と連結部13aと外径側、内径側両摺接部14a、15
aの幅を、保持器6を構成する基部7の一部で、隣り合
うポケット9、9同士の間に存在する部分に装着可能な
程度に狭くしている。又、上記連結部13aを、通電部
材10aの装着位置の基部7の断面形状に合わせて、直
線的にしている。その他の構成及び作用は、上述した第
1例の場合と同様である。
【0019】尚、上述した実施の形態は何れも、通電部
材10、10aを、保持器6の円周方向1個所位置にの
み設けている。内輪、外輪両軌道1、3及び玉5、5の
転動面の電食を防止する為、内輪2と外輪4との間で電
流を流す事を考えた場合には、上記通電部材10、10
aは円周方向1個所にのみ設ければ足りる。又、自動車
用操舵装置に組み込む場合の様に、低速で使用する玉軸
受の場合には、特に回転バランスを考慮する必要がない
ので、上記通電部材10、10aを円周方向1個所にの
み設ける事で保持器6の回転バランスがずれても、何ら
不都合は生じない。これに対して、本発明を、例えば電
動機の回転軸支持部の様に、高速回転する部分に組み込
む通電式玉軸受に適用する場合には、上記通電部材1
0、10aを円周方向複数個所に、円周方向に亙り等間
隔に配置して、保持器6の回転バランスを維持する。
材10、10aを、保持器6の円周方向1個所位置にの
み設けている。内輪、外輪両軌道1、3及び玉5、5の
転動面の電食を防止する為、内輪2と外輪4との間で電
流を流す事を考えた場合には、上記通電部材10、10
aは円周方向1個所にのみ設ければ足りる。又、自動車
用操舵装置に組み込む場合の様に、低速で使用する玉軸
受の場合には、特に回転バランスを考慮する必要がない
ので、上記通電部材10、10aを円周方向1個所にの
み設ける事で保持器6の回転バランスがずれても、何ら
不都合は生じない。これに対して、本発明を、例えば電
動機の回転軸支持部の様に、高速回転する部分に組み込
む通電式玉軸受に適用する場合には、上記通電部材1
0、10aを円周方向複数個所に、円周方向に亙り等間
隔に配置して、保持器6の回転バランスを維持する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用する為、安価でしかも優れた耐久性及び信頼性を備
え、しかも低トルクの通電式玉軸受を実現できる。
用する為、安価でしかも優れた耐久性及び信頼性を備
え、しかも低トルクの通電式玉軸受を実現できる。
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す正面図。
【図4】図3のB−B断面図。
1 内輪軌道 2 内輪 3 外輪軌道 4 外輪 5 玉 6 保持器 7 基部 8 凹部 9 ポケット 10、10a 通電部材 11、11a 外径側抑え板部 12、12a 内径側抑え板部 13、13a 連結部 14、14a 外径側摺接部 15、15a 内径側摺接部 16 段部 17 段部
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪
と、内周面に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、上記内
輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の
玉と、この複数の玉を転動自在に保持する、合成樹脂製
の保持器と、上記内輪と外輪とを電気的に導通させる少
なくとも1個の通電部材とを備えた通電式玉軸受に於い
て、上記通電部材は弾性を有する金属板を曲げ形成する
事により造られて、上記保持器の一部を直径方向両側か
ら弾性的に挟持する1対の抑え板部を有し、これら1対
の抑え板部のうち、直径方向外側に存在する外径側抑え
板部の先端部を直径方向外方に折り曲げる事により外径
側摺接部を、直径方向内側に存在する内径側抑え板部の
先端部を直径方向内方に折り曲げる事により内径側摺接
部を、それぞれ設けたものであり、上記1対の抑え板部
により上記保持器の一部を直径方向両側から挟持し、上
記通電部材を上記保持器の一部に係止した状態で、上記
外径側摺接部の一部は上記外輪の一部で上記外輪軌道か
ら外れた部分に、上記内径側摺接部の一部は上記内輪の
一部で上記内輪軌道から外れた部分に、それぞれ弾性的
に当接している事を特徴とする通電式玉軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9090983A JPH10281151A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 通電式玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9090983A JPH10281151A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 通電式玉軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10281151A true JPH10281151A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14013759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9090983A Pending JPH10281151A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 通電式玉軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10281151A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9641034B2 (en) | 2012-10-23 | 2017-05-02 | Hitachi, Ltd. | Rotary machine and drive system therefor |
| CN113431843A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-09-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 轴承结构和电机 |
| JP2022089066A (ja) * | 2020-12-03 | 2022-06-15 | 株式会社不二越 | 転がり軸受 |
| WO2023133746A1 (zh) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 轴承 |
| DE102022102657A1 (de) | 2022-02-04 | 2023-08-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9090983A patent/JPH10281151A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9641034B2 (en) | 2012-10-23 | 2017-05-02 | Hitachi, Ltd. | Rotary machine and drive system therefor |
| JP2022089066A (ja) * | 2020-12-03 | 2022-06-15 | 株式会社不二越 | 転がり軸受 |
| CN113431843A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-09-24 | 珠海格力电器股份有限公司 | 轴承结构和电机 |
| WO2023133746A1 (zh) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 轴承 |
| DE102022102657A1 (de) | 2022-02-04 | 2023-08-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager |
| DE102022102657B4 (de) | 2022-02-04 | 2023-12-14 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzlager |
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