JPH10281809A - 位置検出装置とモータ制御装置 - Google Patents

位置検出装置とモータ制御装置

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JPH10281809A
JPH10281809A JP10006680A JP668098A JPH10281809A JP H10281809 A JPH10281809 A JP H10281809A JP 10006680 A JP10006680 A JP 10006680A JP 668098 A JP668098 A JP 668098A JP H10281809 A JPH10281809 A JP H10281809A
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JP
Japan
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signal
circuit
pulse
output
carry
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Application number
JP10006680A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kishimoto
憲一 岸本
Yukihiro Shio
幸広 塩
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の位置を内挿処理回路を用いて高分解能
に検出する位置検出装置において、物体が高速に移動し
た場合でも誤動作することなく物体の位置を検出するも
のである。 【解決手段】 内挿処理回路の出力信号から第1の桁上
げパルス及び第1の桁下げパルスを発生する第1のパル
ス発生回路と、第1及び第2の位置信号をそれぞれ方形
波に変換する波形変換回路の出力信号より第2の桁上げ
パルス及び第2の桁下げパルスを発生する第2のパルス
発生回路を備え、物体の移動速度に応じて、第1の桁上
げパルス及び第1の桁下げパルスと、第2の桁上げパル
ス及び第2の桁下げパルスを切り換えるように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータなど物体の
位置を検出するための位置検出装置に関するものであ
り、モータ制御装置に用いることによりモータの回転位
置あるいは回転速度の制御を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】モータ制御装置に応用した位置検出装置
の例としては、例えば特願平8−201621号に記載
されたものがある。以下に図面を参照しながら、従来の
位置検出装置について説明する。図10は、従来の位置
検出装置の構成図である。
【0003】図10において、101はモータ、102
は位置信号発生器である。位置信号発生器102は、モ
ータ101の回転角度位置に応じて互いの位相が90°
異なる第1,第2の位置信号MR1,MR2を出力す
る。本従来例では、MR1=cosθ、MR2=sin
θの位相とする。MR1,MR2は、モータ101の1
回転当たり、512波発生されるとする。
【0004】1103,1104は増幅回路であり、位
置信号発生器102から出力される振幅の小さい第1,
第2の位置信号MR1,MR2を以降の各信号処理に十
分な振幅になるように所定のゲインだけ増幅して出力す
る回路である。破線枠内1105は、1回転における回
転位置をディジタル値として出力する位置検出回路であ
り、位置信号MR1,MR2の1周期をより細かく分割
する内挿処理回路1126(破線枠1126内)を包含
している。
【0005】次に、位置検出回路1105、内挿処理回
路1126について具体的に説明する。1106,11
07はそれぞれ乗算回路、1111は位置検出信号MR
1,MR2の周波数に比して十分高い周波数(例えば数
十kHzないし数百kHz)の互いに位相が90°異なる2
相のキャリア信号を発生するキャリア信号発生回路であ
り、乗算回路1106,1107は増幅器1103,1
104によりそれぞれ増幅された位置信号MR1,MR
2と各キャリア信号とを乗算し、キャリア信号を位置信
号により変調するものである。即ち、キャリア信号発生
回路1111は、互いに位相が90°異なる2相のキャ
リア信号を発生し、その信号の一方を+sinωtとす
れば(ω:角速度、t:時間)、他方はcosωtまた
は−cosωtとなる(一応前者で説明する)。
【0006】一方の乗算回路1106は一方の位相の位
置信号MR1(cosθ)と一方のキャリア信号(+s
inωt)とを乗算し、他方の乗算回路1107は他方
の位相の位置信号MR2(sinθ)と他方のキャリア
信号(+cosωt)とを乗算する。乗算回路110
6,1107の各出力(+sinωt・cosθ)、
(+cosωt・sinθ)は、加算回路1108に導
入されて加算され、sin(ωt+θ)となる。
【0007】加算された信号はフィルタ1109におい
て不要な高周波成分が除去された後、方形波に変換する
波形整形回路1110に入力され、波形整形回路111
0の出力は位相検出器1113に入力される。位相検出
器1113は、波形整形回路1110からの出力信号s
in(ωt+θ)とキャリア信号発生回路1111から
の出力信号sinωtとの位相比較を行い、位相θを検
出するものである。検出された位相θはデジタル信号に
変換され、従えば7ビットのデータとして出力される。
【0008】パルス発生回路1116とアップダウンカ
ウンタ1122は、上記の位相θより桁上げ桁下げ処理
を行い、その結果を位置信号MR1,MR2の1周期よ
り大きい位置として検出し、例えば9ビットのデータと
して出力するためのものである。
【0009】いま、位置信号発生器102は1回転当た
り、位置信号MR1,MR2を512波出力するものと
し、さらにそのMR1,MR2の1波を128分割する
ものとする。すなわち、モータ101の回転位置を51
2×128=65536に分割し16ビットの位置デー
タとして表す。この場合の位置データのフォーマット
は、上位9ビットの部分は位置信号MR1,MR2の5
12波に割り当て、下位7ビットの部分は位置信号MR
1,MR2の1波の128分割に割り当てるものとす
る。また、下位7ビットのうち、上位2ビットの部分は
桁上げ/桁下げのデータとして使用する。
【0010】即ち、モータ101の回転に伴って下位7
ビットは、例えば0000000、0000001、0
000010・・・・・、と変化していき、次にオーバ
ーフローして下位7ビットの内の上位2ビットが11か
ら00に変化したとき、桁上げが発生する。すなわち、
パルス発生回路1116は、桁上げパルスを出力し、ア
ップダウンカウンタ1122は、1ビットを加算する。
【0011】それによって上位のビットの最下位ビット
が0から1へと変化し、位置信号MR1またはMR2の
次の1波へと移る。以上を繰り返し、全16ビットのデ
ータがモータ101の回転角度に応じて微小回転角度ご
とに変化し、1回転すると全16ビットのデータが全て
1の状態からすべて0の初期値にもどる。
【0012】また逆回転の場合は、下位7ビットのうち
の上位2ビットが00から11に変化したとき、桁下げ
が発生するものとする。すなわち、パルス発生回路11
16は、桁下げパルスを出力し、アップダウンカウンタ
1122は、1ビットを減算する。
【0013】なお、データレジスタ1123はアップダ
ウンカウンタ1122の出力信号を上位データとして格
納し、データレジスタ1124は位相検出器1113の
出力信号を下位データとして格納し、それぞれ合わせて
全16ビットのデータとして出力される。
【0014】以上のような動作を行うことにより、1回
転中の位置を16ビット、即ち65536のデータに細
分割し、モータの回転位置を高分解能で検出できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、モータの回転位置を高分解能で検出する
ことができる反面、キャリア信号の周波数が一定なの
で、モータの回転速度が高速になり、位置信号の周波数
がキャリア信号の周波数の約1/5以上となると、桁上
げ桁下げ処理が正常に行われなくなり誤動作を生じるよ
うになる。また、さらに位置信号の周波数が高くなる
と、内挿処理回路により検出した位置信号の1周期より
細かい位置の検出値も正しい値を示さなくなるという問
題点があった。例えば、キャリア周波数を125kHzと
すると、位置信号の周波数の上限は約25kHzとなり、
モータ1回転で位置信号が512波とすると、モータの
回転数の上限は、約2900回転/分となる。
【0016】キャリア信号の周波数を高くすれば、モー
タの回転速度の上限を上げることができるが、逆に位相
比較器の位相検出分解能が低くなり、位置検出精度が低
下するという問題点があった。
【0017】本発明は上記問題点に鑑み、物体の移動速
度(あるいはモータの回転速度)が比較的低速な場合は
内挿処理回路を用いて高分解能に物体の位置を検出しな
がら、物体の移動速度(あるいはモータの回転速度)が
比較的高速な場合でも誤動作せずに物体の位置(あるい
はモータの回転位置)を正しく検出することができる位
置検出装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の位置検出装置は、物体の位置に応じた互い
に位相差の異なる第1及び第2の位置信号を出力する位
置信号発生器と、前記第1及び第2の位置信号の1周期
より細かい前記物体の位置を検出する内挿処理回路と、
前記内挿処理回路の出力する信号から第1の桁上げパル
ス及び第1の桁下げパルスを発生し出力する第1のパル
ス発生回路と、前記第1あるいは第2の位置信号をそれ
ぞれ方形波に変換して出力する波形変換回路と、前記波
形変換回路の出力信号より第2の桁上げパルス及び第2
の桁下げパルスを発生し出力する第2のパルス発生回路
と、前記第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパルス
と、前記第2の桁上げパルス及び第2の桁下げパルスと
を前記物体の移動速度に応じて、前記第1及び第2の位
置信号の所定の位相において切り換えるパルス切り換え
回路と、前記パルス切り換え回路の出力する第3の桁上
げパルス及び第3の桁下げパルスをそれぞれ計数し前記
第1及び第2の位置信号の1周期より大きい前記物体の
位置として出力するアップダウンカウンタより構成され
たものである。
【0019】上記の構成により、物体の移動速度が比較
的低速な場合は、第1の桁上げパルス及び第1の桁下げ
パルスを選択し、逆に物体の移動速度が比較的高速な場
合は、第2の桁上げパルス及び第2の桁下げパルスを選
択して、上述の桁上げ桁下げ処理を行うので、物体の移
動速度が比較的低速な場合は、高分解能に物体の位置を
検出することができ、逆に物体の移動速度が比較的高速
な場合においても、位置信号の1周期より大きい物体の
位置を正しく検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために、本願
の第1発明の位置検出装置は、物体の位置に応じた互い
に位相差の異なる第1及び第2の位置信号を出力する位
置信号発生器と、前記第1及び第2の位置信号の1周期
より細かい前記物体の位置を検出する内挿処理回路と、
前記内挿処理回路の出力する信号から第1の桁上げパル
ス及び第1の桁下げパルスを発生し出力する第1のパル
ス発生回路と、前記第1あるいは第2の位置信号をそれ
ぞれ方形波に変換して出力する波形変換回路と、前記波
形変換回路の出力信号より第2の桁上げパルス及び第2
の桁下げパルスを発生し出力する第2のパルス発生回路
と、前記第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパルス
と、前記第2の桁上げパルス及び第2の桁下げパルスと
を前記物体の移動速度に応じて、前記第1及び第2の位
置信号の所定の位相において切り換えるパルス切り換え
回路と、前記パルス切り換え回路の出力する第3の桁上
げパルス及び第3の桁下げパルスをそれぞれ計数し前記
第1及び第2の位置信号の1周期より大きい前記物体の
位置として出力するアップダウンカウンタより構成され
たものである。
【0021】本願の第1発明の位置検出装置は、上記の
構成により、物体の移動速度が比較的低速な場合は、第
1の桁上げパルス及び第1の桁下げパルスを選択し、逆
に物体の移動速度が比較的高速な場合は、第2の桁上げ
パルス及び第2の桁下げパルスを選択して、上述の桁上
げ桁下げ処理を行うので、物体の移動速度が比較的低速
な場合は、高分解能に物体の位置を検出することがで
き、逆に物体の移動速度が比較的高速な場合において
も、位置信号の1周期より大きい物体の位置を正しく検
出することができる。
【0022】また、本願の第2発明の位置検出装置は、
上述の本願の第1発明の位置検出装置に対して、波形変
換回路の出力する2相の信号より第1及び第2の位置信
号の1周期の1/4の分解能で物体の位置を検出する逓
倍回路と、前記逓倍回路の出力信号と内挿処理回路の出
力信号とを、パルス切り換え回路と連動して切り換えて
出力する下位データ切り換え回路とを付加したものであ
る。
【0023】本願の第2発明の位置検出装置は、上記の
構成により、物体の移動速度が比較的低速な場合は、内
挿処理回路の出力信号を選択し、逆に物体の移動速度が
比較的高速な場合は、逓倍回路の出力信号を選択して、
位置信号の1周期より細かい物体の位置として出力する
ので、物体の移動速度が比較的低速な場合は、上述の本
願の第1発明の位置検出装置と同様に高分解能に物体の
位置を検出することができ、逆に物体の移動速度が比較
的高速な場合においても、位置信号の1周期より大きい
物体の位置だけでなく、位置信号の1周期より細かい物
体の位置についても位置信号の1周期の1/4の分解能
で物体の位置を正しく検出することができる。
【0024】また、本願の第3発明の位置検出装置は、
物体の位置に応じた互いに位相差の異なる第1及び第2
の位置信号を出力する位置信号発生器と、前記第1及び
第2の位置信号の1周期より細かい前記物体の位置を検
出する内挿処理回路と、前記第1及び第2の位置信号を
それぞれ方形波に変換して出力する波形変換回路と、前
記波形変換回路の出力する2相の信号より第1及び第2
の位置信号の1周期の1/4の分解能で物体の位置を検
出する逓倍回路と、前記内挿処理回路の出力信号と前記
逓倍回路の出力信号とを前記物体の移動速度に応じて、
切り換えて出力する下位データ切り換え回路と、前記下
位データ切り換え回路の出力する信号から第1の桁上げ
パルス及び第1の桁下げパルスを発生し出力する第1の
パルス発生回路と、前記第1のパルス発生回路の出力す
る第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパルスをそれぞ
れ計数し前記第1及び第2の位置信号の1周期より大き
い前記物体の位置として出力するアップダウンカウンタ
より構成されたものである。
【0025】本願の第3発明の位置検出装置は、上記の
構成により、物体の移動速度が比較的低速な場合は、内
挿処理回路の出力信号を選択し、逆に物体の移動速度が
比較的高速な場合は、逓倍回路の出力信号を選択して、
位置信号の1周期より細かい物体の位置として出力する
ので、物体の移動速度が比較的低速な場合は、上述の本
願の第1発明,第2発明の位置検出装置と同様に高分解
能に物体の位置を検出することができ、逆に物体の移動
速度が比較的高速な場合においても、位置信号の1周期
より大きい物体の位置だけでなく、位置信号の1周期よ
り細かい物体の位置についても位置信号の1周期の1/
4の分解能で物体の位置を正しく検出することができ
る。また、第1のパルス発生回路は、下位データ切り換
え回路が選択して出力した信号より、第1の桁上げパル
ス及び第1の桁下げパルスを生成し出力するので、物体
の移動速度にかかわらず、位置信号の1周期より大きい
物体の位置も正しく検出することができる。
【0026】また、本願の第4発明の位置検出装置は、
上述の本願の第1発明,第2発明,あるいは第3発明の
位置検出装置に対して、波形変換回路の出力信号より第
2の桁上げパルス及び第2の桁下げパルスを発生し出力
する第2のパルス発生回路と、第2の桁上げパルス及び
第2の桁下げパルスの発生時に内挿処理回路の出力信号
を格納することにより内挿処理回路の出力信号に含まれ
るオフセットを検出するオフセット検出回路と、前記オ
フセット検出回路の出力信号により内挿処理回路の出力
信号に含まれるオフセットを補正するオフセット補正手
段とを付加したものである。
【0027】本願の第4発明の位置検出装置は、上記の
構成により、上述のパルス切り換え回路あるいは下位デ
ータ切り換え回路が、それぞれ選択する信号を切り換え
た時に、検出した物体の位置の信号に含まれるオフセッ
トを補正するので、移動速度が比較的低速な場合と比較
的高速な場合のどちらにおいても、検出した物体の位置
の信号にオフセットを含むことなく、正しく物体の位置
を検出することができる。
【0028】また、本発明のモータ制御装置は、モータ
の回転位置を検出する上記本願の第1,第2,第3また
は第4発明の位置検出装置と、前記モータの目標位置を
示す基準位置信号と前記位置検出装置の出力する回転位
置信号との誤差を検出し、その位置誤差が最小になるよ
うに帰還をかけるための位置制御信号を出力する位置制
御手段と、前記モータの目標速度を示す基準速度信号と
前記回転位置信号を時間微分して得られる回転速度信号
との誤差を検出し、その速度誤差が最小になるように帰
還をかけるための速度制御信号を出力する速度制御手段
と、前記位置制御信号と前記速度制御信号とを所定の比
率で混合する混合手段とを備え、前記混合手段の出力に
より前記モータの回転位置及び回転速度の両方あるいは
いずれか一方を制御するように構成されたものである。
【0029】本発明のモータ制御装置は、上記の構成に
より、モータの回転速度が比較的低速な場合は、高分解
能にモータの回転位置あるいは回転速度を制御すること
ができ、逆にモータの回転速度が比較的高速な場合にお
いても、高分解能ではないものの誤動作することなくモ
ータの回転位置あるいは回転速度を制御することができ
る。
【0030】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0031】(実施例1)本実施例では、モータの回転
位置を16ビットのディジタル値として検出する位置検
出装置について説明する。図1は本発明の第1の実施例
における位置検出装置の構成図を示すものである。
【0032】図1において、101はモータ、102は
位置信号発生器である。位置信号発生器102は、モー
タ101の回転角度位置に応じて互いの位相が90°異
なる第1,第2の位置信号MR1,MR2を出力する。
本実施例では、一応MR1=cosθ、MR2=sin
θの位相とする。MR1,MR2はモータ101の1回
転当たり、例えば512波発生される。
【0033】103,104は増幅回路であり、位置信
号発生器102から出力される振幅の小さい第1,第2
の位置信号MR1,MR2を以降の各信号処理に十分な
振幅になるように所定のゲインだけ増幅して出力する回
路である。
【0034】破線枠内105は、1回転における回転位
置をディジタル値として出力する位置検出回路であり、
位置信号MR1,MR2の1周期をより細かく分割する
内挿処理回路126(破線枠126内)を包含する。
【0035】次に、位置検出回路105、内挿処理回路
126の詳細について具体的に説明する。114は、波
形変換回路であり、2つのゼロクロスコンパレータによ
り構成され、信号MR1を信号FG1に、信号MR2を
信号FG2に、それぞれ変換して出力する。信号MR1
あるいはMR2の位相θ(単位はラジアン)を横軸とし
た時の、これらの各信号波形を図3(a)〜(d)に示
す。図3(a)は信号MR1、図3(b)は信号MR
2、図3(c)は信号FG1、図3(d)は信号FG2
である。117は逓倍回路、118は第2のパルス発生
回路、119は切り換え信号発生回路である。図2は、
逓倍回路117、第2のパルス発生回路118、切り換
え信号発生回路119の具体的な回路構成を示したもの
である。図2の中で、201,202,206はDフリ
ップフロップであり、203,204はインバータ、2
05は排他的論理和回路である。
【0036】逓倍回路117は、信号FG1,FG2か
ら位相θを1周期の1/4の分解能で検出し7ビットの
信号として出力する回路である。1/4の分解能なので
2ビットで表せるが、内挿処理回路126が位相θを1
28分割し7ビットのデータとして扱うので、これと整
合させるために2ビットの信号を7ビットの信号に変換
して出力する。逓倍回路117の出力する7ビットの信
号の各ビットをB0〜B6(B0が下位)とすると、位
相θ,信号FG1,FG2のレベルと逓倍回路117の
出力信号の各ビットB0〜B6の関係は、(表1)のよ
うになる。
【0037】
【表1】
【0038】第2のパルス発生回路118は、信号FG
1,FG2から第2の桁上げパルス及び第2の桁下げパ
ルスを発生し出力する回路である。120は切り換え指
令回路であり、データレジスタ123,124の出力す
る位置データを時間微分することによりモータ101の
回転速度を検出すると同時に、これを所定の切り換え速
度と比較し、切り換え速度より低ければLレベルの信号
を、切り換え速度より高ければHレベルの信号を切り換
え指令信号CHGとして出力する。切り換え信号発生回
路119は、切り換え指令回路120の出力する切り換
え指令信号CHGを信号FG1の立ち上がりエッジで同
期化して切り換え信号CSGとして出力する。
【0039】121は、パルス切り換え回路であり、切
り換え信号発生回路119の出力する切り換え信号CS
Gに従って、Lレベルならば、第1のパルス発生回路1
16の出力する第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパ
ルスを選択し、Hレベルならば、第2のパルス発生回路
118の出力する第2の桁上げパルス及び第2の桁下げ
パルスを選択して第3の桁上げパルス及び第3の桁下げ
パルスとして出力する。第3の桁上げパルス及び第3の
桁下げパルスはアップダウンカウンタ122にて計数さ
れ、計数値はデータレジスタ123に格納される。
【0040】115は、下位データ切り換え回路であ
り、切り換え信号発生回路119の出力する切り換え信
号CSGに従って、Lレベルならば、内挿処理回路12
6の出力信号を選択し、Hレベルならば、逓倍回路11
7の出力信号を選択して出力する。データレジスタ12
4は、下位データ切り換え回路115の出力信号を格納
する。データレジスタ123,124に格納された値
は、モータ101の回転位置の位置データとして外部に
出力される。
【0041】125は、オフセット検出回路であり、パ
ルス発生回路118の出力する第2の桁上げパルスと第
2の桁下げパルスのどちらかが発生したときに内挿処理
回路126の出力信号を格納し外部に出力する。
【0042】内挿処理回路126については、図10と
ほぼ同一であるが異なる部分のみ説明する。112は遅
延回路であるが、遅延回路112は、入力されたキャリ
ア信号を位相αだけ遅延させて出力する。この出力信号
は、位相検出器113に入力され、波形整形回路110
の出力信号と位相比較される。
【0043】波形整形回路110の出力信号は、上述し
たようにsin(ωt+θ)となるはずであるが、フィ
ルタ109を始めとする各信号処理の過程において遅延
位相(あるいは遅延時間)が生じるのでこの遅延位相を
βとすると、実際の信号はsin(ωt+θ−β)とな
る。従って、これを第1のキャリア信号であるsinω
tと位相比較すると、位相差は(θ−β)となり位相θ
に対してオフセット値βを生ずる。遅延回路112は、
このオフセット値βを補正するためのものである。遅延
回路112の遅延位相をαとすると、その出力信号はs
in(ωt−α)なので、位相検出器113が検出する
位相は、θ−(β−α)となる。ここで、遅延位相αの
設定値を遅延位相βを補うように設定する。すなわち、
(β−α)<<0とすると、θ−(β−α)≒θとな
り、位相θの検出誤差は小さくなる。
【0044】図4(a)〜(g)は、図1における各部
の信号波形を示すものである。ただし、横軸は位置信号
MR1あるいはMR2の位相θ(単位はラジアン)であ
る。ここで、図4(a)は信号FG1を、図4(b)は
信号FG2を、図4(c)は第2の桁上げパルスを、図
4(d)は第2の桁下げパルスを、図4(e)は第1の
桁上げパルスあるいは第1の桁下げパルスを、図4
(f)と図4(g)は第3の桁上げパルスを示してい
る。ここで、パルスP1,Q1,R1と、パルスP2,
Q2,R2と、パルスP3,Q3,R3は、それぞれモ
ータ101の同一回転位置に対応するパルス群である。
【0045】まず、モータ101が正方向に回転してい
る場合、すなわち位相θが時間の経過とともに増加する
場合について説明する。このとき、第2のパルス発生回
路118は、図4(c)に示すような第2の桁上げパル
スを出力する。このパルスはパルス切り換え回路121
を通してアップダウンカウンタ122において立ち上が
りエッジが計数されることになるが、立ち上がりエッジ
が発生する位相は2nπ(nは整数)となる。仮に、α
=0、−2π<β<θ1 とすると、第1の桁上げパルス
は図4(e)に示すように位相(2nπ+β)において
発生する。
【0046】ここで、切り換え信号発生回路119の出
力する切り換え信号CSGにより第1の桁上げパルスと
第2の桁上げパルスを切り換える場合を考える。切り換
え信号CSGは信号FG1の立ち上がりエッジで変化す
るので、この場合、位相(2nπ+θ1 )にて変化す
る。モータ101の回転数が高速になり、切り換え指令
回路120の出力する切り換え指令信号CHGがLレベ
ルからHレベルに変化し、それに伴い、切り換え信号C
SGが位相θ1 にてLレベルからHレベルに変化したと
すると、パルス切り換え回路121が出力する第3の桁
上げパルスには、図4(f)に示すようにパルスR2と
パルスP2の両方が含まれることになる。これではアッ
プダウンカウンタ122は2重にパルスを計数すること
になり、計数値はモータ101の正しい回転位置を示さ
なくなる。逆に、モータ101の回転数が低速になり、
切り換え指令回路120の出力する切り換え指令信号C
HGがHレベルからLレベルに変化し、それに伴い、切
り換え信号CSGが位相θ1にてHレベルからLレベル
に変化したとすると、第3の桁上げパルスには、図4
(g)のようにパルスR2とパルスP2の両方とも含ま
れないことになる。これはパルスが抜けたことになり、
この場合もアップダウンカウンタ122の計数値は正し
い回転位置を示さない。
【0047】次に、モータ101が逆方向に回転してい
る場合、すなわち位相θが時間の経過とともに減少する
場合について説明する。図5(a)〜(g)は図4
(a)〜(g)にそれぞれ対応している。ただし、図5
(f)と図5(g)は第3の桁下げパルスである。この
とき、第2のパルス発生回路118は、図5(d)に示
すような第2の桁下げパルスを出力する。このパルスは
パルス切り換え回路121を通してアップダウンカウン
タ122において立ち上がりエッジが計数されることに
なるが、立ち上がりエッジが発生する位相は2nπ(n
は整数)となる。仮に、α=0、θ2<β<+2πとす
ると、第1の桁下げパルスは図5(e)に示すように位
相(2nπ+β)において発生する。
【0048】ここで、上述と同様に、切り換え信号CS
Gにより第1の桁下げパルスと第2の桁下げパルスを切
り換える場合を考える。切り換え信号CSGは信号FG
1の立ち上がりエッジで変化するので、この場合、位相
(2nπ+θ2)にて変化する。モータ101の回転数
が高速になり、切り換え指令回路120の出力する切り
換え指令信号CHGがLレベルからHレベルに変化し、
それに伴い、切り換え信号CSGが位相θ2 にてLレベ
ルからHレベルに変化したとすると、パルス切り換え回
路121が出力する第3の桁下げパルスには、図5
(f)に示すようにパルスR2とパルスQ2の両方が含
まれることになる。これではアップダウンカウンタ12
2は2重にパルスを計数することになり、計数値はモー
タ101の正しい回転位置を示さなくなる。逆に、モー
タ101の回転数が低速になり、切り換え指令回路12
0の出力する切り換え指令信号CHGがHレベルからL
レベルに変化し、それに伴い、切り換え信号CSGが位
相θ2にてHレベルからLレベルに変化したとすると、
第3の桁上げパルスには、図5(g)のようにパルスR
2とパルスQ2の両方とも含まれないことになる。これ
はパルスが抜けたことになり、この場合もアップダウン
カウンタ122の計数値は正しい回転位置を示さない。
【0049】特に、切り換え指令信号CHGが、Lレベ
ルからHレベルあるいはHレベルからLレベルへの変化
を複数回繰り返すと、上述のアップダウンカウンタ12
2の計数値の誤差が累積し、位置検出回路105の出力
する位置データには、大きな誤差を生ずることになって
しまう。
【0050】次に、αの値をβを補うように設定し、オ
フセット値(β−α)が、(β−α)<<0とした場合
を考える。図6(a)〜図6(g)は図4(a)〜図4
(g)にそれぞれ対応している。この場合、第1の桁上
げパルスあるいは第1の桁下げパルスは図6(e)に示
すように位相2nπ(nは整数)において発生する。モ
ータ101が正方向あるいは逆方向のいずれの場合にお
いても、また、モータ101の回転数の変化に伴い、切
り換え信号CSGが位相θ1あるいは位相θ2においてL
レベルからHレベルあるいはHレベルからLレベルに変
化した場合のいずれの場合においても、パルス切り換え
回路121が出力する第3の桁上げパルスあるいは第3
の桁下げパルスには、図6(f),図6(g)に示すよ
うにパルスR2とパルスP2(あるいはパルスQ2)の
両方が同時に含まれることも、両方とも含まれないこと
も起きない。従って、桁上げ桁下げ処理が正しく行わ
れ、アップダウンカウンタ122の計数値はモータ10
1の正しい回転位置を示すことになる。
【0051】実際には、位相βの値はフィルタ109を
通過する信号の周波数によって変化し、さらにフィルタ
109を構成する部品の精度などの要因によりばらつき
を生じることから、オフセット値が(β−α)<<0と
はならない場合がある。しかし、この場合もオフセット
値が、θ1<(β−α)<θ2の範囲に入っていれば、誤
動作することなく、正しく桁上げ桁下げ処理を行うこと
ができる。
【0052】ただし、このオフセットは内挿処理回路1
26の出力信号にのみ含まれ、一方の逓倍回路117の
出力信号には含まれないため、オフセット値(β−α)
が実用上無視できない値であれば、これを補正する必要
がある。オフセット検出回路125は、このオフセット
値を検出するための回路である。オフセット検出回路1
25は、第2の桁上げパルスと第2の桁下げパルスのど
ちらかが発生した時に、内挿処理回路126の出力信号
を格納するが、第2の桁上げパルスと第2の桁下げパル
スのどちらもθ=0の時に発生するので、この時、内挿
処理回路126の出力信号は、θ−(β−α)=−(β
−α)となり、オフセット検出回路125にオフセット
値(β−α)が格納されることになる。
【0053】これを補正データとして、マイクロプロセ
ッサ(あるいはマイクロコンピュータ)においてソフト
ウェアでオフセット補正手段を構成することにより位置
データに含まれるオフセットを補正することができる。
すなわち、補正データをデータレジスタ123,124
の出力する位置データと同時に取り込み、かつ切り換え
信号CSGのレベルを取り込むことにより下位データ切
り換え回路115がいずれの信号を選択しているかを判
断しながら、補正データを位置データに加算(あるいは
減算)する処理をソフトウェアでプログラムすればよ
い。
【0054】なお、本実施例では、マイクロプロセッサ
によりソフトウェアでオフセット補正手段を構成してい
るが、位置検出回路内部においてハードウェアで加算回
路などを設けることにより、オフセット補正手段を構成
してもよい。
【0055】また、内挿処理回路126においては、遅
延回路112を用いてオフセットの補正を行っている
が、遅延回路を設けずに、例えば位相検出回路113の
出力値に加算回路を用いて位相αを加算しても、上述と
同様な動作となる。
【0056】さらに、モータ101が加速して高速に回
転した場合を考える。この場合、内挿処理回路126の
出力する位置信号の位相θ(あるいはθ−(β−α))
については、もはや正しい値を示さなくなる。しかし、
逓倍回路117の出力する値はモータ101が高速に回
転している場合でも、常に位置信号の位相θに対応した
正しい値を出力する。
【0057】下位データ切り換え回路115は、パルス
切り換え回路121と連動して、モータ101の回転速
度に応じて、位置信号の位相θに対応した信号を切り換
えて出力する回路である。すなわち、モータ101が低
速で回転している時には、位相検出回路113の出力信
号を、モータ101が高速で回転している時には、逓倍
回路117の出力信号を選択して出力するので、下位デ
ータ切り換え回路115は、モータ101の回転速度に
かかわらず常に位置信号の位相θに対応した正しい値を
出力することになる。
【0058】なお、逓倍回路117及び下位データ切り
換え回路115の構成を省略し、内挿処理回路126の
出力信号をデータレジスタ124に直接入力する構成も
考えられる。この場合、位置信号の1周期より細かい位
置については、正しく検出できないが、桁上げ桁下げ処
理は正しく行われるので位置信号の1周期より大きい位
置については、正しく検出できる。
【0059】また、本実施例では切り換え指令回路12
0をハードウェアで構成しているが、例えば、データレ
ジスタ123,124の出力する位置データを外部のマ
イクロプロセッサで取り込み、マイクロプロセッサ内部
において取り込んだ位置データを時間微分して移動速度
に変換し、所定の切り換え速度と比較して、その大小に
より切り換え指令信号を切り換え信号発生回路119に
出力しても上述と同様の動作が可能である。
【0060】以上のように本実施例によれば、モータが
比較的低速で回転している場合には、内挿処理回路の働
きにより高分解能の位置検出が可能であり、比較的高速
で回転している場合においても、分解能は低下するが誤
動作することなく正しく回転位置を検出することが可能
である。
【0061】(実施例2)図7は本発明の第2の実施例
における位置検出装置の構成図を示すものである。図7
に示す本発明の第2の実施例の位置検出装置おいては、
図1に示す本発明の第1の実施例の位置検出装置を構成
する各構成要素は共通しており、図7においては図1よ
りも構成する構成要素の数が少なくなっている。また、
図1と共通する構成要素については同一図番を付し、そ
の説明を省略する。以下、異なる構成についてのみ説明
する。
【0062】下位データ切り換え回路115は、切り換
え指令回路120の出力する切り換え指令信号CHGを
切り換え信号CSGとして、この信号のレベルに従っ
て、内挿処理回路126の出力信号と、逓倍回路117
の出力信号を切り換えて出力する。第1のパルス発生回
路116は下位データ切り換え回路115の出力信号か
ら、上述の本発明の第1の実施例と同様に第1の桁上げ
パルス及び第1の桁下げパルスを生成し出力する。アッ
プダウンカウンタ122は、前記第1の桁上げパルス及
び第1の桁下げパルスを計数してデータレジスタ123
に出力する。
【0063】図8は、図7における各信号の波形を示し
たものである。ただし、横軸は位置信号MR1あるいは
MR2の位相θである。ここで、図8(a)は信号FG
1を、図8(b)は信号FG2を、図8(c)は逓倍回
路117の出力信号を、図8(d)は内挿処理回路12
6の出力信号を、図8(e)は下位データ切り換え回路
の出力信号を、図8(f)と図8(g)はそれぞれ第1
のパルス発生回路116の出力する第1の桁上げパルス
及び第1の桁下げパルスを示している。なお、ここで図
8(c),(d),(e)に示す各信号は桁上げ桁下げ
処理に必要な上位2ビットを2進数で示している(左側
が上位)。
【0064】いま、内挿処理回路126の出力信号に含
まれるオフセットを上述と同様に(β−α)とすると、
内挿処理回路126の出力信号は、図8(d)に示すよ
うに、図8(c)の逓倍回路117の出力信号に対して
(β−α)だけ位相がずれた信号となっている。モータ
101は正方向に回転している、すなわち位相θが時間
の経過とともに増加しているとする。ここで、0<γ<
(β−α)<+π/2として、モータ101の回転数の
変化に伴い、切り換え信号CSGが位相γにおいてHレ
ベルからLレベルに変化し、下位データ切り換え回路1
15が逓倍回路117の出力信号から内挿処理回路12
6の出力信号に切り換えたとする。この時、下位データ
切り換え回路115の出力信号は図8(e)に示すよう
に変化する。第1のパルス発生回路116は、図8
(f)に示すような第1の桁上げパルスと、図8(g)
に示すような桁下げパルスを出力する。
【0065】図8(f),図8(g)において、パルス
P2とS2、あるいはパルスR2とS2は、アップダウ
ンカウンタ122において互いに打ち消し合うように作
用するので、結果としてアップダウンカウンタ122の
計数値は、モータ101の位置信号MR1,MR2の1
周期より大きい回転位置を正しく示すことになる。ま
た、モータ101が逆方向に回転している場合、あるい
は切り換え信号CSGがLレベルからHレベルに変化し
た場合のいずれの場合においても、上述と同様の結果と
なる。
【0066】ただし、オフセット値(β−α)は、−π
/2<(β−α)<+π/2の範囲に入っていない場合
は、第1の桁上げパルスあるいは第1の桁下げパルスの
発生の仕方が異なるのでアップダウンカウンタ122の
計数値は上述のような正しい計数値を示すとは限らな
い。
【0067】このように、下位データ切り換え回路11
5がモータ101の回転速度に応じて信号を切り換えて
出力した場合でも、誤動作することなく桁上げ桁下げ処
理が行われ、データレジスタ123,124の出力信号
はモータ101の回転位置を正しく示すことになる。
【0068】また、本発明の第2の実施例においても、
本発明の第1の実施例と同様に第2のパルス発生回路1
18、オフセット検出回路125とオフセット補正手段
を備えることにより、内挿処理回路126の出力信号に
含まれるオフセットを補正することができる。
【0069】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例と同様に、モータが比較的低速で回転している場合
には、内挿処理回路の働きにより高分解能の位置検出が
可能であり、比較的高速で回転している場合において
も、分解能は低下するが誤動作することなく正しく回転
位置を検出することが可能である。
【0070】なお、本発明の第2の実施例においては、
第1の実施例と比較して、その位置検出の機能あるいは
性能に関しては実質的に同等であるが、構成要素の数は
より少なくなっており、位置検出回路全体の回路規模を
より小さくすることができる。
【0071】また、本実施例においては回転型のモータ
の位置検出について説明したが、直線型のモータ(リニ
アモータ)などについても同様にその位置検出に応用す
ることができる。
【0072】次に本発明のモータ制御装置について、図
面を参照しながら説明する。図9は本発明の実施例にお
けるモータ制御装置の全体の構成図を示すものである。
【0073】図9において、モータ101、位置信号発
生器102、増幅回路103,104、位置検出回路1
05については、図1と同一の構成であるため、その説
明を省略する。また、破線枠内901は、上述の本発明
の位置検出装置である。
【0074】破線枠内902は、マイクロプロセッサに
よりソフトウェア的に処理される部分を示す。910は
オフセット補正手段であり、位置検出回路105の出力
する切り換え信号のレベルに応じて、位置検出回路10
5の出力する位置データに補正データを加算して回転位
置信号として出力する。905は基準速度信号発生手段
であり、モータ101の目標速度を示す基準速度信号を
出力する。906は積分手段であり、基準速度信号発生
手段905の出力する基準速度信号を時間積分すること
により、モータ101の目標位置を示す基準位置信号を
生成して出力する。907は速度制御手段であり、基準
速度信号とオフセット補正手段910の出力する回転位
置信号を時間微分して得られる回転速度信号を比較し、
その速度誤差に応じた速度制御信号を出力する。908
は位置制御手段であり、基準位置信号とオフセット補正
手段910の出力する回転位置信号を比較し、その位置
誤差に応じた位置制御信号を出力する。
【0075】速度誤差に応じた速度制御信号と位置誤差
に応じた位置制御信号は、混合手段909にて所定の比
率で加算される。混合手段909の出力は、D/Aコン
バータ902を介して駆動回路903に入力され、モー
タ101は上述の位置誤差あるいは速度誤差が最小にな
るように、回転位置あるいは回転速度が制御される。
【0076】以上のように構成された本発明のモータ制
御装置においては、位置検出装置901はモータ101
の回転速度にかかわらず、誤動作せずに正しい回転位置
に対応する回転位置信号を出力するので、モータ101
は停止から比較的低い回転速度まではモータ101の回
転位置あるいは回転速度を高分解能に制御することがで
きるだけでなく、高速回転においても回転位置あるいは
回転速度を目標位置あるいは目標速度とずれることなく
制御することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明の位置検出装置にお
いては、以下の効果を得ることができる。
【0078】請求項1記載の発明によれば、物体の移動
速度が比較的低速な場合は、高分解能に物体の位置を検
出することができ、逆に物体の移動速度が比較的高速な
場合においても、位置信号の1周期より大きい物体の位
置を正しく検出することができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、物体の移動
速度が比較的低速な場合は、上述の請求項1記載の発明
と同様に高分解能に物体の位置を検出することができ、
逆に物体の移動速度が比較的高速な場合においても、位
置信号の1周期の1/4の分解能で物体の位置を正しく
検出することができる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、上述の請求
項2記載の発明と同様に、物体の移動速度が比較的低速
な場合は、高分解能に物体の位置を検出することがで
き、逆に物体の移動速度が比較的高速な場合において
も、位置信号の1周期の1/4の分解能で物体の位置を
正しく検出することができる。さらに、請求項2記載の
発明よりも小規模の回路で構成することができる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、移動速度が
比較的低速な場合と比較的高速な場合のどちらにおいて
も、検出した物体の位置の信号にオフセットを含むこと
なく、正しく物体の位置を検出することができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、モータの回
転速度が比較的低速な場合は、高分解能にモータの回転
位置あるいは回転速度を制御することができ、逆にモー
タの回転速度が比較的高速な場合においても、高分解能
ではないものの誤動作することなくモータの回転位置あ
るいは回転速度を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における位置検出装置の
構成図
【図2】図1に示す第2のパルス発生回路、逓倍回路、
切り換え信号発生回路の回路図
【図3】図1に示す波形変換回路の動作説明図
【図4】本発明の第1の実施例における位置検出装置の
動作説明図
【図5】本発明の第1の実施例における位置検出装置の
動作説明図
【図6】本発明の第1の実施例における位置検出装置の
動作説明図
【図7】本発明の第2の実施例における位置検出装置の
構成図
【図8】本発明の第2の実施例における位置検出装置の
動作説明図
【図9】本発明の実施例におけるモータ制御装置の構成
【図10】従来の位置検出装置の構成図
【符号の説明】
101 モータ 102 位置信号発生器 103,104 増幅回路 105 位置検出回路 106,107 乗算回路 108 加算回路 109 フィルタ 110 波形整形回路 111 キャリア信号発生回路 112 遅延回路 113 位相検出器 114 波形変換回路 115 下位データ切り換え回路 116 第1のパルス発生回路 117 逓倍回路 118 第2のパルス発生回路 119 切り換え信号発生回路 120 切り換え指令回路 121 パルス切り換え回路 122 アップダウンカウンタ 123,124 データレジスタ 125 オフセット検出回路 126 内挿処理回路 907 速度制御手段 908 位置制御手段 909 混合手段 910 オフセット補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 5/00 H02P 5/00 R

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の位置に応じた互いに位相差の異なる
    第1及び第2の位置信号を出力する位置信号発生器と、
    前記第1及び第2の位置信号の1周期より細かい前記物
    体の位置を検出する内挿処理回路と、前記内挿処理回路
    の出力する信号から第1の桁上げパルス及び第1の桁下
    げパルスを発生し出力する第1のパルス発生回路と、前
    記第1及び第2の位置信号をそれぞれ方形波に変換して
    出力する波形変換回路と、前記波形変換回路の出力信号
    より第2の桁上げパルス及び第2の桁下げパルスを発生
    し出力する第2のパルス発生回路と、前記第1の桁上げ
    パルス及び第1の桁下げパルスと、前記第2の桁上げパ
    ルス及び第2の桁下げパルスとを前記物体の移動速度に
    応じて、前記第1あるいは第2の位置信号の所定の位相
    において切り換えるパルス切り換え回路と、前記パルス
    切り換え回路の出力する第3の桁上げパルス及び第3の
    桁下げパルスをそれぞれ計数し前記第1及び第2の位置
    信号の1周期より大きい前記物体の位置として出力する
    アップダウンカウンタとを備えた位置検出装置。
  2. 【請求項2】波形変換回路の出力する2相の信号より第
    1及び第2の位置信号の1周期の1/4の分解能で物体
    の位置を検出する逓倍回路と、前記逓倍回路の出力信号
    と内挿処理回路の出力信号とを、パルス切り換え回路と
    連動して切り換えて出力する下位データ切り換え回路と
    を備えた請求項1記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】物体の位置に応じた互いに位相差の異なる
    第1及び第2の位置信号を出力する位置信号発生器と、
    前記第1及び第2の位置信号の1周期より細かい前記物
    体の位置を検出する内挿処理回路と、前記第1及び第2
    の位置信号をそれぞれ方形波に変換して出力する波形変
    換回路と、前記波形変換回路の出力する2相の信号より
    第1及び第2の位置信号の1周期の1/4の分解能で物
    体の位置を検出する逓倍回路と、前記内挿処理回路の出
    力信号と前記逓倍回路の出力信号とを前記物体の移動速
    度に応じて、切り換えて出力する下位データ切り換え回
    路と、前記下位データ切り換え回路の出力する信号から
    第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパルスを発生し出
    力する第1のパルス発生回路と、前記第1のパルス発生
    回路の出力する第1の桁上げパルス及び第1の桁下げパ
    ルスをそれぞれ計数し前記第1及び第2の位置信号の1
    周期より大きい前記物体の位置として出力するアップダ
    ウンカウンタとを備えた位置検出装置。
  4. 【請求項4】内挿処理回路が、第1及び第2の位置信号
    より周波数が高くかつ互いに位相が異なる第1及び第2
    のキャリア信号を発生させる手段と、第1及び第2の位
    置信号により第1及び第2のキャリア信号をそれぞれ変
    調する手段と、変調された各信号を加算する手段と、加
    算された信号と前記第1または第2のキャリア信号との
    位相差を検出する位相検出手段を備え、前記位相検出手
    段の出力信号を位置検出器の第1あるいは第2の信号の
    1周期より細かい物体の位置として出力する請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】内挿処理回路が、内挿処理回路の出力信号
    に含まれるオフセットを補正する手段を備えた請求項4
    記載の位置検出装置。
  6. 【請求項6】波形変換回路の出力信号より第2の桁上げ
    パルス及び第2の桁下げパルスを発生し出力する第2の
    パルス発生回路と、第2の桁上げパルス及び第2の桁下
    げパルスの発生時に内挿処理回路の出力信号を格納する
    ことにより内挿処理回路の出力信号に含まれるオフセッ
    トを検出するオフセット検出回路と、前記オフセット検
    出回路の出力信号により内挿処理回路の出力信号に含ま
    れるオフセットを補正するオフセット補正手段とを備え
    た請求項1から5のいずれか1項に記載の位置検出装
    置。
  7. 【請求項7】位置信号発生器は、物体と一体に移動する
    多極着磁された永久磁石と、前記永久磁石の近傍に設置
    され、物体の位に応じた前記永久磁石による磁力の変化
    を電気信号に変換する磁電変換素子で構成された請求項
    1から6のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  8. 【請求項8】モータの回転位置を検出する位置検出装置
    と、前記モータの目標位置を示す基準位置信号と前記位
    置検出装置の出力する回転位置信号との誤差を検出し、
    その位置誤差が最小になるように帰還をかけるための位
    置制御信号を出力する位置制御手段と、前記モータの目
    標速度を示す基準速度信号と前記回転位置信号を時間微
    分して得られる回転速度信号との誤差を検出し、その速
    度誤差が最小になるように帰還をかけるための速度制御
    信号を出力する速度制御手段と、前記位置制御信号と前
    記速度制御信号とを所定の比率で混合する混合手段とを
    備え、前記混合手段の出力により前記モータの回転位置
    及び回転速度の両方あるいはいずれか一方を制御するよ
    うに構成したモータ制御装置。
  9. 【請求項9】位置検出装置に請求項1から7のいずれか
    1項の位置検出装置を備えた請求項8記載の制御装置。
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