JPH10282194A - 磁気センサ及び感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材 - Google Patents
磁気センサ及び感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材Info
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- JPH10282194A JPH10282194A JP9090845A JP9084597A JPH10282194A JP H10282194 A JPH10282194 A JP H10282194A JP 9090845 A JP9090845 A JP 9090845A JP 9084597 A JP9084597 A JP 9084597A JP H10282194 A JPH10282194 A JP H10282194A
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- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造容易にしてばらつきの少ない感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサを得る。 【解決手段】 40重量%ないし60重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上にて線引き加工して得た鉄−ニッケル系
合金線材を所望の長さに切断して感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線を得る。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系
合金線をボビン本体(1)の貫通孔(1a)、第1のボ
ビン縁(2)の貫通孔(2a)、第2のボビン縁(3)
の貫通孔(3a)を貫通させて配置する。感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線における第1のボビン縁(2)
側の端部を屈曲し、第1のボビン縁(2)の溝(2b)
内に固定する。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に
おける第2のボビン縁(3)側端部にて周方向にひねり
与えた後、第2のボビン縁(3)の溝(3b)内に固定
して感磁性ワイヤ(4)とする。検出コイル(5)を感
磁性ワイヤ(4)の周囲を囲んでボビン本体(1)の外
周に巻回する。
ヤを備えた磁気センサを得る。 【解決手段】 40重量%ないし60重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上にて線引き加工して得た鉄−ニッケル系
合金線材を所望の長さに切断して感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線を得る。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系
合金線をボビン本体(1)の貫通孔(1a)、第1のボ
ビン縁(2)の貫通孔(2a)、第2のボビン縁(3)
の貫通孔(3a)を貫通させて配置する。感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線における第1のボビン縁(2)
側の端部を屈曲し、第1のボビン縁(2)の溝(2b)
内に固定する。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に
おける第2のボビン縁(3)側端部にて周方向にひねり
与えた後、第2のボビン縁(3)の溝(3b)内に固定
して感磁性ワイヤ(4)とする。検出コイル(5)を感
磁性ワイヤ(4)の周囲を囲んでボビン本体(1)の外
周に巻回する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転計、流量
計、水位計、近接スイッチなどに使用される感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサ及び新規な感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル合金線材に関するものである。
計、水位計、近接スイッチなどに使用される感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサ及び新規な感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル合金線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感磁性ワイヤとして、例えば、特公昭5
2−13705号公報(以下、先行技術1と称す)、特
公昭55−15797号公報(以下、先行技術2と称
す)、特開昭54−96079号公報(以下、先行技術
3と称す。)、特開平6−44771号公報(以下、先
行技術4と称す。)、特開平6−252770号公報
(以下、先行技術5と称す。)、及び特開平8−138
919号公報(以下、先行技術6と称す。)に示されて
いる。
2−13705号公報(以下、先行技術1と称す)、特
公昭55−15797号公報(以下、先行技術2と称
す)、特開昭54−96079号公報(以下、先行技術
3と称す。)、特開平6−44771号公報(以下、先
行技術4と称す。)、特開平6−252770号公報
(以下、先行技術5と称す。)、及び特開平8−138
919号公報(以下、先行技術6と称す。)に示されて
いる。
【0003】先行技術1には、実質的に均一な組成をも
ち、異なる磁気特性を持つ比較的やわらかい(低い抗磁
性をもつ)中央部心部と比較的硬い(高い抗磁性と軸方
向に永久的に磁化される能力を持つ)外殻を形成するよ
うに処理された磁化可能な金属線が示されている。この
金属線は、鉄−ニッケル合金の線を引き抜き、ワイヤの
表面を機械的に硬化して形成される。具体的には48%
の鉄と52%のニッケルからなる合金を直径0.3m
m、長さ14mmに形成したと記されている。なお、こ
の先行技術1には、この感磁性ワイヤを筒型のリムの外
側凹み内に軸方向等角的に複数個配置した回転式パルス
発生装置が示されている。
ち、異なる磁気特性を持つ比較的やわらかい(低い抗磁
性をもつ)中央部心部と比較的硬い(高い抗磁性と軸方
向に永久的に磁化される能力を持つ)外殻を形成するよ
うに処理された磁化可能な金属線が示されている。この
金属線は、鉄−ニッケル合金の線を引き抜き、ワイヤの
表面を機械的に硬化して形成される。具体的には48%
の鉄と52%のニッケルからなる合金を直径0.3m
m、長さ14mmに形成したと記されている。なお、こ
の先行技術1には、この感磁性ワイヤを筒型のリムの外
側凹み内に軸方向等角的に複数個配置した回転式パルス
発生装置が示されている。
【0004】また、先行技術2にも、比較的低い残磁性
及び保持力をもつ比較的やわらかい心部と比較的高い残
磁性及び保持性をもつ比較的硬い殻部を形成するように
処理されたワイヤが示されている。そして、感磁性ワイ
ヤを得る方法として次のようなものが示されている。つ
まり、48%の鉄及び52%のニッケルの合金ワイヤを
焼鈍させる。焼鈍された合金ワイヤを高温及び低温と冷
却とを繰り返して行う殻部硬化のための熱処理が施され
る。その後、合金ワイヤをわずかに伸ばして感磁性ワイ
ヤを得る。もしくは、48%の鉄及び52%のニッケル
の合金ワイヤを、その断面積が20%減少させる引き抜
き動作を行なう。この引き抜き動作に引き続き、合金ワ
イヤをわずかに伸ばし、円周ひずみを加えて感磁性ワイ
ヤを得る。この円周ひずみを加える工程は、インチ当た
り10回一方向に巻回し、その後、巻戻し、かつ、反対
方向に同じ量巻回することによって行われる。なお、こ
の先行技術2には、鉄及びコバルト、鉄、ニッケル、コ
バルトからなる組成物によって形成できる旨、及びこの
感磁性ワイヤは記憶素子、磁気シフトレジスタ、記憶マ
トリックス等に用いられる旨示されている。
及び保持力をもつ比較的やわらかい心部と比較的高い残
磁性及び保持性をもつ比較的硬い殻部を形成するように
処理されたワイヤが示されている。そして、感磁性ワイ
ヤを得る方法として次のようなものが示されている。つ
まり、48%の鉄及び52%のニッケルの合金ワイヤを
焼鈍させる。焼鈍された合金ワイヤを高温及び低温と冷
却とを繰り返して行う殻部硬化のための熱処理が施され
る。その後、合金ワイヤをわずかに伸ばして感磁性ワイ
ヤを得る。もしくは、48%の鉄及び52%のニッケル
の合金ワイヤを、その断面積が20%減少させる引き抜
き動作を行なう。この引き抜き動作に引き続き、合金ワ
イヤをわずかに伸ばし、円周ひずみを加えて感磁性ワイ
ヤを得る。この円周ひずみを加える工程は、インチ当た
り10回一方向に巻回し、その後、巻戻し、かつ、反対
方向に同じ量巻回することによって行われる。なお、こ
の先行技術2には、鉄及びコバルト、鉄、ニッケル、コ
バルトからなる組成物によって形成できる旨、及びこの
感磁性ワイヤは記憶素子、磁気シフトレジスタ、記憶マ
トリックス等に用いられる旨示されている。
【0005】先行技術3には、次のような方法にて得た
感磁性ワイヤが示されている。つまり、50%の鉄、4
0%のコバルト、10%のバナジウムのビッカロイを線
引きして作った直径0.25mm、長さ40mmの強磁
性線にねじりを主体とする処理を施す。その後、比較的
大きな外部磁界を作用させる第1段階と、第1段階とは
異なる方向の比較的小さな外部磁界をかける第2段階
と、第1段階と同方向の第2段階と同程度またはそれ以
上の外部磁界をかける第3段階の処理を施して感磁性ワ
イヤを得る。
感磁性ワイヤが示されている。つまり、50%の鉄、4
0%のコバルト、10%のバナジウムのビッカロイを線
引きして作った直径0.25mm、長さ40mmの強磁
性線にねじりを主体とする処理を施す。その後、比較的
大きな外部磁界を作用させる第1段階と、第1段階とは
異なる方向の比較的小さな外部磁界をかける第2段階
と、第1段階と同方向の第2段階と同程度またはそれ以
上の外部磁界をかける第3段階の処理を施して感磁性ワ
イヤを得る。
【0006】先行技術4には、次のような方法にて得た
感磁性ワイヤが示されている。つまり、10V−50C
o−残部Fe(wt%)からなる合金を熱間加工し、焼
鈍し、線引きし、焼鈍して素線を得る。その後、残留歪
み0〜1(%)を与えた後、ひねり処理を行い熱処理を
行なって感磁性ワイヤを得る。
感磁性ワイヤが示されている。つまり、10V−50C
o−残部Fe(wt%)からなる合金を熱間加工し、焼
鈍し、線引きし、焼鈍して素線を得る。その後、残留歪
み0〜1(%)を与えた後、ひねり処理を行い熱処理を
行なって感磁性ワイヤを得る。
【0007】先行技術5には、パーマロイ合金(Fe−
Ni系合金)からなる素線に、窒化を施して表面を硬化
させることにより表層部に表面磁性層を形成した感磁性
ワイヤが示されている。また、上記素線に侵炭を行い、
表層部に炭素を拡散させることにより表面磁性層を形成
した感磁性ワイヤも示されている。
Ni系合金)からなる素線に、窒化を施して表面を硬化
させることにより表層部に表面磁性層を形成した感磁性
ワイヤが示されている。また、上記素線に侵炭を行い、
表層部に炭素を拡散させることにより表面磁性層を形成
した感磁性ワイヤも示されている。
【0008】先行技術6には、バイカロイ(Fe−Co
−V系合金)やパーマロイ(Fe−Ni系合金)等の強
磁性材料からなる線材を引っ張り曲げ加工して円弧状に
塑性変形させて得た感磁性ワイヤが示されている。
−V系合金)やパーマロイ(Fe−Ni系合金)等の強
磁性材料からなる線材を引っ張り曲げ加工して円弧状に
塑性変形させて得た感磁性ワイヤが示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら先行技術1ない
し6に示された感磁性ワイヤは、それぞれ心部と殻部と
の磁気特性が異なる複合磁気特性を得るために、(1)
ワイヤの表面を機械的に硬化したり(先行技術1)、
(2)殻部硬化のため高温と冷却とを繰り返す熱処理を
行なったり(先行技術2)、(3)円周方向にねじりさ
らに逆方向にねじり戻す操作を繰り返して応力ひずみを
残留させたり(先行技術2、3、4)、(4)表面を窒
化又は侵炭させて表面磁性層を形成したり(先行技術
5)、(5)引っ張り曲げ加工して円弧状に塑性変形さ
せたり(先行技術6)していた。
し6に示された感磁性ワイヤは、それぞれ心部と殻部と
の磁気特性が異なる複合磁気特性を得るために、(1)
ワイヤの表面を機械的に硬化したり(先行技術1)、
(2)殻部硬化のため高温と冷却とを繰り返す熱処理を
行なったり(先行技術2)、(3)円周方向にねじりさ
らに逆方向にねじり戻す操作を繰り返して応力ひずみを
残留させたり(先行技術2、3、4)、(4)表面を窒
化又は侵炭させて表面磁性層を形成したり(先行技術
5)、(5)引っ張り曲げ加工して円弧状に塑性変形さ
せたり(先行技術6)していた。
【0010】したがって、これら先行技術1ないし6に
示された感磁性ワイヤを得るには、かなり面倒な製造を
行なう必要があり、生産効率の低いものであった。ま
た、長尺のワイヤにねじり処理を施して複合磁気特性を
得るもの(先行技術2ないし4等)にあっては、(a)
長尺のワイヤ両端近傍と中央部とのひねり度合に差異が
生じやすく、(b)長尺のワイヤの長手方向における材
料硬度の不均一さがひねり加工における歪みの加わり方
に影響を及ぼし、その結果、全長に亙って均一な磁気特
性が得られ難いものであった。つまり、長尺のワイヤに
複合磁気特性を与え、所望の長さに切断して感磁性ワイ
ヤを得た場合、得られた感磁性ワイヤは種々の複合磁気
特性を有するものになってしまう。
示された感磁性ワイヤを得るには、かなり面倒な製造を
行なう必要があり、生産効率の低いものであった。ま
た、長尺のワイヤにねじり処理を施して複合磁気特性を
得るもの(先行技術2ないし4等)にあっては、(a)
長尺のワイヤ両端近傍と中央部とのひねり度合に差異が
生じやすく、(b)長尺のワイヤの長手方向における材
料硬度の不均一さがひねり加工における歪みの加わり方
に影響を及ぼし、その結果、全長に亙って均一な磁気特
性が得られ難いものであった。つまり、長尺のワイヤに
複合磁気特性を与え、所望の長さに切断して感磁性ワイ
ヤを得た場合、得られた感磁性ワイヤは種々の複合磁気
特性を有するものになってしまう。
【0011】本発明は、上記した点に鑑みてなされたも
のであり、製造容易にしてばらつきの少ない感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサを得ることを目的とする。また、
本発明の第2の目的は、磁気センサに用いられる、製造
容易で、かつ新規な感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線
材を得ることである。
のであり、製造容易にしてばらつきの少ない感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサを得ることを目的とする。また、
本発明の第2の目的は、磁気センサに用いられる、製造
容易で、かつ新規な感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線
材を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る磁気セ
ンサは、ボビンと、磁気的に半硬質な磁性を有する半硬
質磁性線からなり、周方向にひねりを与えられた状態で
両端がボビンに固定された感磁性ワイヤと、この感磁性
ワイヤの周囲を囲んで巻回され、ボビンに装着される検
知コイルとを設けたものである。
ンサは、ボビンと、磁気的に半硬質な磁性を有する半硬
質磁性線からなり、周方向にひねりを与えられた状態で
両端がボビンに固定された感磁性ワイヤと、この感磁性
ワイヤの周囲を囲んで巻回され、ボビンに装着される検
知コイルとを設けたものである。
【0013】第2の発明に係る感磁性ワイヤ用鉄−ニッ
ケル合金線材は、40重量%ないし60重量%、好まし
くは46重量%ないし50重量%のニッケルと残部が鉄
からなる鉄−ニッケル系合金線材を、下記式で示す加工
率Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加
工して形成されたものである。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。
ケル合金線材は、40重量%ないし60重量%、好まし
くは46重量%ないし50重量%のニッケルと残部が鉄
からなる鉄−ニッケル系合金線材を、下記式で示す加工
率Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加
工して形成されたものである。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。
【0014】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示すも
のであり、図1(a)において、10はボビンで、図2
に示す構成をしている。図1(a)の側面図を図1
(b)に示す。図2において1は筒状のボビン本体、2
はこのボビン本体の一端に設けられる第1のボビン縁で
ある。この第1のボビン縁2は上記ボビン本体1の貫通
孔1aに対応して貫通孔2aを有するとともにこの貫通
孔2aと連通する外側端面に形成された溝2bを有す
る。この溝2bは、図2に示しているように、中心に設
けられた貫通孔1aから中心線に沿って図示下方に延び
て形成される。
のであり、図1(a)において、10はボビンで、図2
に示す構成をしている。図1(a)の側面図を図1
(b)に示す。図2において1は筒状のボビン本体、2
はこのボビン本体の一端に設けられる第1のボビン縁で
ある。この第1のボビン縁2は上記ボビン本体1の貫通
孔1aに対応して貫通孔2aを有するとともにこの貫通
孔2aと連通する外側端面に形成された溝2bを有す
る。この溝2bは、図2に示しているように、中心に設
けられた貫通孔1aから中心線に沿って図示下方に延び
て形成される。
【0015】3は上記ボビン本体1の他端に設けられる
第2のボビン縁である。この第2のボビン縁3は上記ボ
ビン本体1の貫通孔1aに対応して貫通孔3aを有する
とともにこの貫通孔3aと連通する外側端面に形成され
た溝3bを有する。このボビン縁3の溝3bは、図2に
示しているように、中心に設けられた貫通孔1aを通る
中心線に沿って図示上下方向に延びて形成される。
第2のボビン縁である。この第2のボビン縁3は上記ボ
ビン本体1の貫通孔1aに対応して貫通孔3aを有する
とともにこの貫通孔3aと連通する外側端面に形成され
た溝3bを有する。このボビン縁3の溝3bは、図2に
示しているように、中心に設けられた貫通孔1aを通る
中心線に沿って図示上下方向に延びて形成される。
【0016】4は磁気的に半硬質な磁性(例えば、保磁
力が160〜40000[A/m](2〜500エルス
テッド)、好ましくは160〜16000[A/m]
(2〜200エルステッド)、より好ましくは80〜8
000[A/m](10〜100エルステッド)であ
る)を有する半硬質磁性線からなり、周方向にひねりを
与えられた状態で両端が上記ボビン10に固定された感
磁性ワイヤである。この感磁性ワイヤ4は、上記ボビン
本体2の貫通孔2aを貫通して配設され、その一端が上
記第1のボビン縁2の溝2a内に固定され、他端が上記
第2のボビン縁3の溝3a内に固定される。感磁性ワイ
ヤ4は、ボビン本体2の貫通孔2a内に位置する主部4
aと、この主部4aの一端から90度屈曲された第1の
固定部4bと、上記主部4aの他端から90度屈曲され
た第2の固定部4cとを有している。また、周方向にひ
ねりを与えられた状態で両端が上記ボビンに固定された
感磁性ワイヤ4は、心部と殻部との磁気特性が異なる複
合磁気特性を有している。
力が160〜40000[A/m](2〜500エルス
テッド)、好ましくは160〜16000[A/m]
(2〜200エルステッド)、より好ましくは80〜8
000[A/m](10〜100エルステッド)であ
る)を有する半硬質磁性線からなり、周方向にひねりを
与えられた状態で両端が上記ボビン10に固定された感
磁性ワイヤである。この感磁性ワイヤ4は、上記ボビン
本体2の貫通孔2aを貫通して配設され、その一端が上
記第1のボビン縁2の溝2a内に固定され、他端が上記
第2のボビン縁3の溝3a内に固定される。感磁性ワイ
ヤ4は、ボビン本体2の貫通孔2a内に位置する主部4
aと、この主部4aの一端から90度屈曲された第1の
固定部4bと、上記主部4aの他端から90度屈曲され
た第2の固定部4cとを有している。また、周方向にひ
ねりを与えられた状態で両端が上記ボビンに固定された
感磁性ワイヤ4は、心部と殻部との磁気特性が異なる複
合磁気特性を有している。
【0017】この感磁性ワイヤ4は、この実施の形態1
では、具体的には、次のようにして得ている。まず、4
6.5重量%のニッケルと残部が鉄からなり、直径が6
mmの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下(常温
(室温)雰囲気での加工)で線引き加工し、直径が0.
25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を得
た。このようにして得られた直径0.25mmの感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材の保磁力は略360
[A/m]であり、半硬質な磁性を示した。
では、具体的には、次のようにして得ている。まず、4
6.5重量%のニッケルと残部が鉄からなり、直径が6
mmの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下(常温
(室温)雰囲気での加工)で線引き加工し、直径が0.
25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を得
た。このようにして得られた直径0.25mmの感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材の保磁力は略360
[A/m]であり、半硬質な磁性を示した。
【0018】なお、この直径0.25mmの感磁性ワイ
ヤ用鉄−ニッケル系合金線材は次式(1)で示される加
工率Aが99.83%である。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ……(1) ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。なお、この加工率Aは線引きによっ
て線の断面積が線引き前の線の断面積から何%小さくな
ったかを示す数字であり、たとえば、加工率70%とは
線引き後の線の断面積が線引き前の線の断面積の30%
になったことを示す。
ヤ用鉄−ニッケル系合金線材は次式(1)で示される加
工率Aが99.83%である。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ……(1) ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。なお、この加工率Aは線引きによっ
て線の断面積が線引き前の線の断面積から何%小さくな
ったかを示す数字であり、たとえば、加工率70%とは
線引き後の線の断面積が線引き前の線の断面積の30%
になったことを示す。
【0019】次に、この感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系
合金線材を長さが24mmになるように切断し、感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を得た。この24mmに
切断された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を、図
3の(a)に示すように、ボビン10におけるボビン本
体1の貫通孔1a、第1のボビン縁2の貫通孔2a、及
び第2のボビン縁3の貫通孔3aを貫通させて配置す
る。そして、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線にお
ける第1のボビン縁2側の端部3mmのところを90度
屈曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定部4
bを第1のボビン縁2の溝2b内に固定する。
合金線材を長さが24mmになるように切断し、感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を得た。この24mmに
切断された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を、図
3の(a)に示すように、ボビン10におけるボビン本
体1の貫通孔1a、第1のボビン縁2の貫通孔2a、及
び第2のボビン縁3の貫通孔3aを貫通させて配置す
る。そして、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線にお
ける第1のボビン縁2側の端部3mmのところを90度
屈曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定部4
bを第1のボビン縁2の溝2b内に固定する。
【0020】一方、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線における第2のボビン縁3側端部3mmのところを、
第2のボビン縁3の溝3bにおける図3の(a)図示上
側に収納されるように90度屈曲して第2の固定部4c
となす。従って、第1及び第2の固定部4b及び4cを
除いた18mm(図1(b)にlにて示す長さ)が主部
4aとなる。この第2の固定部4bを、図3の(b)及
び(c)に示すように、第2のボビン縁3の溝3bから
出し、図示矢印に示すように周方向にひねりを与える。
この周方向のひねりは、この実施の形態1では、2.5
回転(長さ方向1cm当たりのひねり回転角度は500
度)である。
線における第2のボビン縁3側端部3mmのところを、
第2のボビン縁3の溝3bにおける図3の(a)図示上
側に収納されるように90度屈曲して第2の固定部4c
となす。従って、第1及び第2の固定部4b及び4cを
除いた18mm(図1(b)にlにて示す長さ)が主部
4aとなる。この第2の固定部4bを、図3の(b)及
び(c)に示すように、第2のボビン縁3の溝3bから
出し、図示矢印に示すように周方向にひねりを与える。
この周方向のひねりは、この実施の形態1では、2.5
回転(長さ方向1cm当たりのひねり回転角度は500
度)である。
【0021】このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の溝3bにおける図3の(a)図示下側に収納し、図3
の(d)に示すように第2のボビン縁3の溝3b内に固
定する。このように、周方向のひねりを与えた状態で固
定された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を、その
断面方向において保磁力を測定したところ、図4に示す
ように中心部から外周部に向かって保磁力が増大する特
性を示した。図4は横軸が直径を、縦軸が保磁力を示
し、周方向のひねりを与えた状態で固定された直径2.
5mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の外周を
削ることによって得た種々の直径の保磁力を示してい
る。
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の溝3bにおける図3の(a)図示下側に収納し、図3
の(d)に示すように第2のボビン縁3の溝3b内に固
定する。このように、周方向のひねりを与えた状態で固
定された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線を、その
断面方向において保磁力を測定したところ、図4に示す
ように中心部から外周部に向かって保磁力が増大する特
性を示した。図4は横軸が直径を、縦軸が保磁力を示
し、周方向のひねりを与えた状態で固定された直径2.
5mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の外周を
削ることによって得た種々の直径の保磁力を示してい
る。
【0022】つまり、この図4からも明らかなように、
周方向のひねりを与えた状態で固定された感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線は、心部の保磁力が比較的低く
(中心から0.1mmの範囲(直径0.2mmの点まで
の範囲)では略450から550[A/m」)、殻部
(外周部)の保磁力が比較的高い(最外周(直径0.2
5ミリの点では略1300[A/mm])複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能する。この点を簡略
化して説明すると、図5に示すように、感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線が周方向のひねりを与えた状態で
固定された感磁性ワイヤ4は、その中心部に弱い磁性を
帯びた磁極nsが形成され、周辺部である殻部には比較
的強い磁性を帯びた磁極NSが形成されるようになる。
周方向のひねりを与えた状態で固定された感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線は、心部の保磁力が比較的低く
(中心から0.1mmの範囲(直径0.2mmの点まで
の範囲)では略450から550[A/m」)、殻部
(外周部)の保磁力が比較的高い(最外周(直径0.2
5ミリの点では略1300[A/mm])複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能する。この点を簡略
化して説明すると、図5に示すように、感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線が周方向のひねりを与えた状態で
固定された感磁性ワイヤ4は、その中心部に弱い磁性を
帯びた磁極nsが形成され、周辺部である殻部には比較
的強い磁性を帯びた磁極NSが形成されるようになる。
【0023】図1に戻って、5は上記感磁性ワイヤ4の
周囲を囲んで巻回され、上記ボビン10に装着される検
知コイルである。この検知コイル5は、この実施の形態
1において、直径5mmの線を上記ボビン本体1の外周
に4000ターン巻回されたものである。5a、5bは
この検出コイル5の引出線である。
周囲を囲んで巻回され、上記ボビン10に装着される検
知コイルである。この検知コイル5は、この実施の形態
1において、直径5mmの線を上記ボビン本体1の外周
に4000ターン巻回されたものである。5a、5bは
この検出コイル5の引出線である。
【0024】次に、このように構成された磁気センサの
動作について説明する。この磁気センサは、例えば回転
計等の本体に配設される準備用磁石及び信号用磁石と共
働して動作するので、まず、この磁気センサにおける準
備動作及び信号動作の動作原理について図6を用いて説
明する。
動作について説明する。この磁気センサは、例えば回転
計等の本体に配設される準備用磁石及び信号用磁石と共
働して動作するので、まず、この磁気センサにおける準
備動作及び信号動作の動作原理について図6を用いて説
明する。
【0025】感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線が周
方向のひねりを与えた状態でボビン10に固定された感
磁性ワイヤ4は、初期状態において何等磁化されていな
いので、図5の(a)に示すように磁化する(初期化動
作)。すなわち、初期化用永久磁石20を図6の(a)
の(A)に示すように矢印Rのように磁気センサに一度
近づけた後に離す初期化動作を行なう。この初期化動作
は、磁気センサを、例えば、回転計等に信号する前に、
1回行なえば良い。
方向のひねりを与えた状態でボビン10に固定された感
磁性ワイヤ4は、初期状態において何等磁化されていな
いので、図5の(a)に示すように磁化する(初期化動
作)。すなわち、初期化用永久磁石20を図6の(a)
の(A)に示すように矢印Rのように磁気センサに一度
近づけた後に離す初期化動作を行なう。この初期化動作
は、磁気センサを、例えば、回転計等に信号する前に、
1回行なえば良い。
【0026】この初期化動作によって、感磁性ワイヤ4
は、図6の(a)の(B)に示すように、その殻部に大
文字のNSで示すように、大きい保磁力の磁極ができ、
中心部に小文字のnsで示すように小さい保磁力の磁極
ができる。殻部及び中心部ともにその一端は同一のSs
極となり、他端は同一のNn極となる。なお、この図6
においても、感磁性ワイヤ4の保磁力は、実際は図4に
示すように中心部から殻部に向かって増大する方向に連
続的に変化しているが、中心部と殻部との間には大きな
保磁力の差があるので、説明を簡単にするために非連続
の2重層の形で示してあり、以下同様である。この状
態、つまり、殻部のSと中心部のs、殻部のNと中心部
のnが互いに反発する状態を、磁気センサに磁石を近づ
けると容易に他の状態に遷移するので不安定状態と呼
ぶ。
は、図6の(a)の(B)に示すように、その殻部に大
文字のNSで示すように、大きい保磁力の磁極ができ、
中心部に小文字のnsで示すように小さい保磁力の磁極
ができる。殻部及び中心部ともにその一端は同一のSs
極となり、他端は同一のNn極となる。なお、この図6
においても、感磁性ワイヤ4の保磁力は、実際は図4に
示すように中心部から殻部に向かって増大する方向に連
続的に変化しているが、中心部と殻部との間には大きな
保磁力の差があるので、説明を簡単にするために非連続
の2重層の形で示してあり、以下同様である。この状
態、つまり、殻部のSと中心部のs、殻部のNと中心部
のnが互いに反発する状態を、磁気センサに磁石を近づ
けると容易に他の状態に遷移するので不安定状態と呼
ぶ。
【0027】一方、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線が周方向のひねりを与えた状態でボビン10に固定さ
れた感磁性ワイヤ4は、そのヒステリシスループは図7
のようになる。図7において、横軸は磁化力(H、磁
界)、縦軸は磁束密度(B)を示し、実線は感磁性ワイ
ヤ4の中心部のヒステリシスループを、点線は殻部のヒ
ステリシスループをそれぞれ示している。従って、初期
化動作を行なう前は、感磁性ワイヤ4の全てに亙って点
a(消磁状態)の状態に有り、初期化用永久磁石20を
近づけることによって、感磁性ワイヤ4に印加される磁
界がヒステリシスループの飽和点b点を超えると、ヒス
テリシスループはa点からb点に遷移する。初期化用永
久磁石20を感磁性ワイヤ4から遠ざけると、感磁性ワ
イヤ4における、中心部および殻部共に、図示矢印Bに
示すようにヒステリシスループ上のc点まで遷移し、こ
のc点に対応する残留磁気を保持する。
線が周方向のひねりを与えた状態でボビン10に固定さ
れた感磁性ワイヤ4は、そのヒステリシスループは図7
のようになる。図7において、横軸は磁化力(H、磁
界)、縦軸は磁束密度(B)を示し、実線は感磁性ワイ
ヤ4の中心部のヒステリシスループを、点線は殻部のヒ
ステリシスループをそれぞれ示している。従って、初期
化動作を行なう前は、感磁性ワイヤ4の全てに亙って点
a(消磁状態)の状態に有り、初期化用永久磁石20を
近づけることによって、感磁性ワイヤ4に印加される磁
界がヒステリシスループの飽和点b点を超えると、ヒス
テリシスループはa点からb点に遷移する。初期化用永
久磁石20を感磁性ワイヤ4から遠ざけると、感磁性ワ
イヤ4における、中心部および殻部共に、図示矢印Bに
示すようにヒステリシスループ上のc点まで遷移し、こ
のc点に対応する残留磁気を保持する。
【0028】次に、準備動作について説明する。図6の
(b)の(A)に示すように、準備用永久磁石21を感
磁性ワイヤ4に矢印Rで示すように近づける。つまり、
初期化動作により着磁された感磁性ワイヤ4の磁極とは
同じ向きの準備用永久磁石21の磁極を近づける。準備
用永久磁石21が感磁性ワイヤ4に近づくと、図6の
(b)の(B)に示すように、感磁性ワイヤ4における
中心部の比較的弱い磁極(s,n)は準備用永久磁石2
1に誘導され、反転し磁極(n,s)となる。その後、
準備用永久磁石21を感磁性ワイヤ4から遠ざける。反
転後の感磁性ワイヤ4における中心部の磁極nsは,殻
部の磁極SNと引き合っているため、容易には反転しな
い状態となっている。この状態を安定状態と呼ぶ。な
お、この準備用永久磁石21の強さは感磁性ワイヤ4の
殻部の磁極(N、S)を切替えるほど強い磁性を有して
おらず、一般的には初期化用永久磁石20よりは弱い磁
石が用いられる。
(b)の(A)に示すように、準備用永久磁石21を感
磁性ワイヤ4に矢印Rで示すように近づける。つまり、
初期化動作により着磁された感磁性ワイヤ4の磁極とは
同じ向きの準備用永久磁石21の磁極を近づける。準備
用永久磁石21が感磁性ワイヤ4に近づくと、図6の
(b)の(B)に示すように、感磁性ワイヤ4における
中心部の比較的弱い磁極(s,n)は準備用永久磁石2
1に誘導され、反転し磁極(n,s)となる。その後、
準備用永久磁石21を感磁性ワイヤ4から遠ざける。反
転後の感磁性ワイヤ4における中心部の磁極nsは,殻
部の磁極SNと引き合っているため、容易には反転しな
い状態となっている。この状態を安定状態と呼ぶ。な
お、この準備用永久磁石21の強さは感磁性ワイヤ4の
殻部の磁極(N、S)を切替えるほど強い磁性を有して
おらず、一般的には初期化用永久磁石20よりは弱い磁
石が用いられる。
【0029】この準備動作は、言い換えれば、準備用永
久磁石21が感磁性ワイヤ4に近づくと、図7の実線に
て示しているように、感磁性ワイヤ4の中心部における
磁化の大きさは矢印Cで示すようにヒステリシスループ
上を点cから点dに遷移する。その後、準備用永久磁石
21が感磁性ワイヤ4から遠ざかると、ヒステリシスル
ープ上を矢印Dのように点dから点eに遷移し、点eに
対応する残留磁気を保持する。なお、準備用永久磁石2
1は、感磁性ワイヤ4の殻部における磁極を反転する程
強い磁性を有していないため、感磁性ワイヤ4の殻部に
おける残留磁気は、初期化動作の時と同じ、つまり、点
cに対応する残留磁気を保持している。
久磁石21が感磁性ワイヤ4に近づくと、図7の実線に
て示しているように、感磁性ワイヤ4の中心部における
磁化の大きさは矢印Cで示すようにヒステリシスループ
上を点cから点dに遷移する。その後、準備用永久磁石
21が感磁性ワイヤ4から遠ざかると、ヒステリシスル
ープ上を矢印Dのように点dから点eに遷移し、点eに
対応する残留磁気を保持する。なお、準備用永久磁石2
1は、感磁性ワイヤ4の殻部における磁極を反転する程
強い磁性を有していないため、感磁性ワイヤ4の殻部に
おける残留磁気は、初期化動作の時と同じ、つまり、点
cに対応する残留磁気を保持している。
【0030】この準備動作における感磁性ワイヤ4にお
ける中心部の磁極反転は、準備用永久磁石21が近づき
始めると容易に反転するため、この磁極反転時に、検出
コイル5からは、図8の「B」に示すようなピーク値が
低くなだらかな波形を持つパルス電圧波形が出力され
る。
ける中心部の磁極反転は、準備用永久磁石21が近づき
始めると容易に反転するため、この磁極反転時に、検出
コイル5からは、図8の「B」に示すようなピーク値が
低くなだらかな波形を持つパルス電圧波形が出力され
る。
【0031】次に、信号動作について説明する。図6の
(c)の(A)に示すように、信号用永久磁石22を感
磁性ワイヤ4に矢印Rで示すように近づける。つまり、
準備動作により着磁された感磁性ワイヤ4の中心部にお
ける磁極とは同じ向きの信号用永久磁石22の磁極を近
づける。言い換えれば、準備用永久磁石21とは磁極が
反対になるようにして信号用永久磁石22を感磁性ワイ
ヤ4に近づける。
(c)の(A)に示すように、信号用永久磁石22を感
磁性ワイヤ4に矢印Rで示すように近づける。つまり、
準備動作により着磁された感磁性ワイヤ4の中心部にお
ける磁極とは同じ向きの信号用永久磁石22の磁極を近
づける。言い換えれば、準備用永久磁石21とは磁極が
反対になるようにして信号用永久磁石22を感磁性ワイ
ヤ4に近づける。
【0032】信号用永久磁石22が感磁性ワイヤ4に近
づくと、図6の(c)の(B)に示すように、感磁性ワ
イヤ4における中心部の比較的弱い磁極(n,s)は、
感磁性ワイヤ4における殻部の磁極(S、N)と引き合
ってある程度の抵抗力を有しているものの、信号用永久
磁石22の強さがこの抵抗力に打ち勝つ強さを持ってい
るものとしているため、中心部の磁極は一気に反転し、
磁極(s,n)となる。この中心部の磁極の反転の速度
は殻部の磁極の拘束力によってほぼ一定であり、非常に
短時間で反転が起こる。その後、信号用永久磁石22を
感磁性ワイヤ4から遠ざける。なお、この信号用永久磁
石22の強さは、感磁性ワイヤ4における中心部の磁極
(n,s)と殻部の磁極(S、N)との引き合っている
抵抗力に打ち勝つ大きさであり、上記準備用永久磁石2
1より強い磁石が用いられる。
づくと、図6の(c)の(B)に示すように、感磁性ワ
イヤ4における中心部の比較的弱い磁極(n,s)は、
感磁性ワイヤ4における殻部の磁極(S、N)と引き合
ってある程度の抵抗力を有しているものの、信号用永久
磁石22の強さがこの抵抗力に打ち勝つ強さを持ってい
るものとしているため、中心部の磁極は一気に反転し、
磁極(s,n)となる。この中心部の磁極の反転の速度
は殻部の磁極の拘束力によってほぼ一定であり、非常に
短時間で反転が起こる。その後、信号用永久磁石22を
感磁性ワイヤ4から遠ざける。なお、この信号用永久磁
石22の強さは、感磁性ワイヤ4における中心部の磁極
(n,s)と殻部の磁極(S、N)との引き合っている
抵抗力に打ち勝つ大きさであり、上記準備用永久磁石2
1より強い磁石が用いられる。
【0033】この信号動作は、言い換えれば、信号用永
久磁石22が感磁性ワイヤ4に近づくと、図7の実線に
て示しているように、感磁性ワイヤ4の中心部における
磁化の大きさは矢印Eで示すようにヒステリシスループ
上を点eから点fに遷移する。その後、信号用永久磁石
22が感磁性ワイヤ4から遠ざかると、ヒステリシスル
ープ上を矢印Fのように点fから点g(点c)に遷移
し、点cに対応する残留磁気を保持する。なお、信号用
永久磁石22は、感磁性ワイヤ4の殻部における磁極と
逆向きに近づくため、感磁性ワイヤ4の殻部に対して反
転させる力が働かず、感磁性ワイヤ4の殻部における残
留磁気は、初期化動作の時と同じ、つまり、点cに対応
する残留磁気を保持している。この状態は、初期化動作
後の状態と同じであり、不安定状態である。
久磁石22が感磁性ワイヤ4に近づくと、図7の実線に
て示しているように、感磁性ワイヤ4の中心部における
磁化の大きさは矢印Eで示すようにヒステリシスループ
上を点eから点fに遷移する。その後、信号用永久磁石
22が感磁性ワイヤ4から遠ざかると、ヒステリシスル
ープ上を矢印Fのように点fから点g(点c)に遷移
し、点cに対応する残留磁気を保持する。なお、信号用
永久磁石22は、感磁性ワイヤ4の殻部における磁極と
逆向きに近づくため、感磁性ワイヤ4の殻部に対して反
転させる力が働かず、感磁性ワイヤ4の殻部における残
留磁気は、初期化動作の時と同じ、つまり、点cに対応
する残留磁気を保持している。この状態は、初期化動作
後の状態と同じであり、不安定状態である。
【0034】この信号動作における感磁性ワイヤ4にお
ける中心部の磁極反転は、信号用永久磁石22が近づ
き、感磁性ワイヤ4における中心部の磁極(n,s)と
殻部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち
勝つ磁界が印加されて始めて一気に反転するため、この
磁極反転時における検出コイル5における磁束の変化d
φ/dtは非常に大きくなものとなる。その結果、検出
コイル5から出力されるパルスの誘起電圧E(=−nd
φ/dt、nは検出コイル5の巻回された巻線数)は磁
束の時間的変化量dφ/dtに比例するから、検出コイ
ル5からは、図8の「A」に示すような、ピーク値が高
く、時間の短い急峻な波形を持つ短時間高パルス電圧波
形が出力される。なお、この実施の形態1に示す磁気セ
ンサにおいて、この時の検出コイル5からのパルスを測
定したところ。図8の波形「A」に示すようにパルス幅
が100μs、パルス電圧が4.2Vであり、十分なパ
ルス電圧が得られた。
ける中心部の磁極反転は、信号用永久磁石22が近づ
き、感磁性ワイヤ4における中心部の磁極(n,s)と
殻部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち
勝つ磁界が印加されて始めて一気に反転するため、この
磁極反転時における検出コイル5における磁束の変化d
φ/dtは非常に大きくなものとなる。その結果、検出
コイル5から出力されるパルスの誘起電圧E(=−nd
φ/dt、nは検出コイル5の巻回された巻線数)は磁
束の時間的変化量dφ/dtに比例するから、検出コイ
ル5からは、図8の「A」に示すような、ピーク値が高
く、時間の短い急峻な波形を持つ短時間高パルス電圧波
形が出力される。なお、この実施の形態1に示す磁気セ
ンサにおいて、この時の検出コイル5からのパルスを測
定したところ。図8の波形「A」に示すようにパルス幅
が100μs、パルス電圧が4.2Vであり、十分なパ
ルス電圧が得られた。
【0035】この磁気センサは、初期化された後、、準
備用永久磁石21を近づけると、感磁性ワイヤ4は図6
の(b)の(B)に示すように磁気的に安定状態にな
り、その後、信号用永久磁石22を近づけると感磁性ワ
イヤ4は図6の(c)の(B)に示すように磁気的に不
安定状態になる。この時、図8の「A」に示すようなピ
ーク値の高い急峻なパルス電圧波形が検出コイル5から
得られる。
備用永久磁石21を近づけると、感磁性ワイヤ4は図6
の(b)の(B)に示すように磁気的に安定状態にな
り、その後、信号用永久磁石22を近づけると感磁性ワ
イヤ4は図6の(c)の(B)に示すように磁気的に不
安定状態になる。この時、図8の「A」に示すようなピ
ーク値の高い急峻なパルス電圧波形が検出コイル5から
得られる。
【0036】従って、この磁気センサを、例えば、回転
計に用いる場合には、本体に配設される準備用永久磁石
21に対向配置するとともに、本体における回転体に設
けられる信号用永久磁石22に対向するように磁気セン
サを配置する。なお、信号用永久磁石22が磁気センサ
に対向配置した時、信号用永久磁石22の磁極と準備用
永久磁石21の磁極とが反対になるよう配置される。
計に用いる場合には、本体に配設される準備用永久磁石
21に対向配置するとともに、本体における回転体に設
けられる信号用永久磁石22に対向するように磁気セン
サを配置する。なお、信号用永久磁石22が磁気センサ
に対向配置した時、信号用永久磁石22の磁極と準備用
永久磁石21の磁極とが反対になるよう配置される。
【0037】このように配置すると、回転体が回転し、
信号用永久磁石22が磁気センサに対向配置する位置に
くると、磁気センサの感磁性ワイヤ4は図6の(c)の
(B)に示す磁気状態に変化し、検出コイル5からは図
8の「A」に示すようなピーク値の高い急峻なパルス電
圧波形が出力される。さらに、回転体が回転し、信号用
永久磁石22が磁気センサから遠ざかると、磁気センサ
の感磁性ワイヤ4は準備用永久磁石22の影響を受け
る。つまり、感磁性ワイヤ4は準備用永久磁石22によ
って、図6の(b)の(B)に示す磁気状態に変化す
る。
信号用永久磁石22が磁気センサに対向配置する位置に
くると、磁気センサの感磁性ワイヤ4は図6の(c)の
(B)に示す磁気状態に変化し、検出コイル5からは図
8の「A」に示すようなピーク値の高い急峻なパルス電
圧波形が出力される。さらに、回転体が回転し、信号用
永久磁石22が磁気センサから遠ざかると、磁気センサ
の感磁性ワイヤ4は準備用永久磁石22の影響を受け
る。つまり、感磁性ワイヤ4は準備用永久磁石22によ
って、図6の(b)の(B)に示す磁気状態に変化す
る。
【0038】このように回転体が回転することに伴い、
磁気センサの感磁性ワイヤ5は準備動作及び信号動作を
繰り返すことになり、信号動作に際して検出コイル5か
らはピーク値の高い急峻なパルス電圧波形が出力され
る。従って、この検出コイル5から出力されるピーク値
の高い急峻なパルス電圧波形を検知することによって、
回転体の回転数が検出できる。
磁気センサの感磁性ワイヤ5は準備動作及び信号動作を
繰り返すことになり、信号動作に際して検出コイル5か
らはピーク値の高い急峻なパルス電圧波形が出力され
る。従って、この検出コイル5から出力されるピーク値
の高い急峻なパルス電圧波形を検知することによって、
回転体の回転数が検出できる。
【0039】上記のように構成された磁気センサは、感
磁性ワイヤ4として46.5重量%のニッケルと残部が
鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加
工率Aが99%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を所望
の長さに切断した後、ボビン10に周方向にひねりを与
えて固定したものであるので、次のような効果を有す
る。すなわち、感磁性ワイヤ4として、第1に、安価か
つ製造が容易にして均一な磁気特性を有する、第2に、
殻部と中心部の保磁力の差が大きいという効果を有す
る。その結果、磁気センサとして、製造容易にして低周
波での磁界変化に対して高い出力が得られるという効果
を有する。
磁性ワイヤ4として46.5重量%のニッケルと残部が
鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加
工率Aが99%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を所望
の長さに切断した後、ボビン10に周方向にひねりを与
えて固定したものであるので、次のような効果を有す
る。すなわち、感磁性ワイヤ4として、第1に、安価か
つ製造が容易にして均一な磁気特性を有する、第2に、
殻部と中心部の保磁力の差が大きいという効果を有す
る。その結果、磁気センサとして、製造容易にして低周
波での磁界変化に対して高い出力が得られるという効果
を有する。
【0040】なお、上記した直径0.25mmの感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材のかわりに、46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなり、直径6mmの鉄
−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で線引き加工し、
直径0.13mm(加工率Aが99.95%)の感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を用いた場合も同様の
効果が得られた。
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材のかわりに、46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなり、直径6mmの鉄
−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で線引き加工し、
直径0.13mm(加工率Aが99.95%)の感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を用いた場合も同様の
効果が得られた。
【0041】次に、発明者等は、感磁性ワイヤ4とし
て、上記で示したように、46.5重量%のニッケルと
残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッケル系合金線材
を、冷間加工下で加工率Aが99.83%にて線引き加
工して得られた半硬質な磁性を持つ直径0.25mmの
感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材、及び46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−
ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.
95%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ
直径0.13mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材を用いて、ボビン10に固定する際の周方向のひね
りと、検出コイル5から出力されるパルス電圧(信号動
作された時に出力するパルス電圧で有り、図8のAにて
示す電圧のパルス)との関係を調査した。調査は、上記
した直径0.25mm及び0.13mmの感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線材それぞれを300mmに切断
した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線(以下、φ
0.25線、φ0.13線と称す。)を、図9に示す測
定方法によって行なった。
て、上記で示したように、46.5重量%のニッケルと
残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッケル系合金線材
を、冷間加工下で加工率Aが99.83%にて線引き加
工して得られた半硬質な磁性を持つ直径0.25mmの
感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材、及び46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−
ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.
95%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ
直径0.13mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材を用いて、ボビン10に固定する際の周方向のひね
りと、検出コイル5から出力されるパルス電圧(信号動
作された時に出力するパルス電圧で有り、図8のAにて
示す電圧のパルス)との関係を調査した。調査は、上記
した直径0.25mm及び0.13mmの感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線材それぞれを300mmに切断
した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線(以下、φ
0.25線、φ0.13線と称す。)を、図9に示す測
定方法によって行なった。
【0042】図9において、41は一端が固定され、他
端が周方向に回転させられた後固定される上記したφ
0.25線又はφ0.13線である。51はこのφ0.
25線又はφ0.13線の周囲を囲んで4000ターン
巻回された検知コイルである。81はこの検知コイルの
周囲を囲んで1593ターン巻回された励磁コイルで、
上記図6で説明してた準備用永久磁石21及び信号用永
久磁石22として機能するものである。82はこの励磁
コイルの一端に接続され、上記励磁コイル81を準備用
永久磁石として機能させるための準備用励磁電源、83
は上記励磁コイル81を信号用永久磁石として機能させ
るための信号用励磁電源、84は上記励磁コイル81の
他端と上記信号用及び準備用励磁電源82、83との間
に接続され、上記信号用及び準備用励磁電源82、83
を交互に切り替えるためのスイッチである。85は上記
検知コイル51に接続され、検知コイル51から出力さ
れるパルス電圧(信号動作された時に出力するパルス電
圧で有り、図8のAにて示す電圧のパルス)を測定する
ための測定用オシロスコープである。
端が周方向に回転させられた後固定される上記したφ
0.25線又はφ0.13線である。51はこのφ0.
25線又はφ0.13線の周囲を囲んで4000ターン
巻回された検知コイルである。81はこの検知コイルの
周囲を囲んで1593ターン巻回された励磁コイルで、
上記図6で説明してた準備用永久磁石21及び信号用永
久磁石22として機能するものである。82はこの励磁
コイルの一端に接続され、上記励磁コイル81を準備用
永久磁石として機能させるための準備用励磁電源、83
は上記励磁コイル81を信号用永久磁石として機能させ
るための信号用励磁電源、84は上記励磁コイル81の
他端と上記信号用及び準備用励磁電源82、83との間
に接続され、上記信号用及び準備用励磁電源82、83
を交互に切り替えるためのスイッチである。85は上記
検知コイル51に接続され、検知コイル51から出力さ
れるパルス電圧(信号動作された時に出力するパルス電
圧で有り、図8のAにて示す電圧のパルス)を測定する
ための測定用オシロスコープである。
【0043】調査は、まず、φ0.25線又はφ0.1
3線の一端を固定し、所望の回転を与えて、周方向のひ
ねりを与えた状態で固定し、スイッチ84によって信号
用及び準備用励磁電源82、83を1000回交互に切
り替え、励磁コイル81に流れる電流の向きを交互に切
り替える。励磁コイル81が信号用励磁電源83によっ
て励磁された時に検出コイル51から出力されたパルス
電圧を測定用オシロスコープ85で測定する。次に、φ
0.25線又はφ0.13線の他端による回転を変化さ
せて同様に調査する。この調査をφ0.25線及びφ
0.13線それぞれ10本について行なった。φ0.2
5線及びφ0.13線それぞれにおいて、この調査によ
って得られた検出コイル51から出力されたパルス電圧
(出力電圧)のひねり回転数に対する平均値を求めた。
なお、20回転/cmさせたところ、φ0.25線及び
φ0.13線共に断線した。
3線の一端を固定し、所望の回転を与えて、周方向のひ
ねりを与えた状態で固定し、スイッチ84によって信号
用及び準備用励磁電源82、83を1000回交互に切
り替え、励磁コイル81に流れる電流の向きを交互に切
り替える。励磁コイル81が信号用励磁電源83によっ
て励磁された時に検出コイル51から出力されたパルス
電圧を測定用オシロスコープ85で測定する。次に、φ
0.25線又はφ0.13線の他端による回転を変化さ
せて同様に調査する。この調査をφ0.25線及びφ
0.13線それぞれ10本について行なった。φ0.2
5線及びφ0.13線それぞれにおいて、この調査によ
って得られた検出コイル51から出力されたパルス電圧
(出力電圧)のひねり回転数に対する平均値を求めた。
なお、20回転/cmさせたところ、φ0.25線及び
φ0.13線共に断線した。
【0044】この調査結果を図10に示す。図10はひ
ねり回転数に対する出力電圧の平均値をプロットした実
験グラフであり、図10において、横軸はφ0.25線
及びφ0.13線のひねり回転数(1cm当たりのひね
り回転角度(回転/cm))を、縦軸は10本それぞれ
について1000回の電圧測定を行ったときの検出コイ
ル51から出力されるパルス電圧(出力電圧)の平均値
を示す。また、実線はφ0.13線、点線はφ0.25
線の測定結果を示す。
ねり回転数に対する出力電圧の平均値をプロットした実
験グラフであり、図10において、横軸はφ0.25線
及びφ0.13線のひねり回転数(1cm当たりのひね
り回転角度(回転/cm))を、縦軸は10本それぞれ
について1000回の電圧測定を行ったときの検出コイ
ル51から出力されるパルス電圧(出力電圧)の平均値
を示す。また、実線はφ0.13線、点線はφ0.25
線の測定結果を示す。
【0045】この図10から明らかなように、ひねり回
転角度が0.1回転/cm(ひねり回転角度36度/c
m)未満であると出力電圧は極端に低く、0.1回転/
cm以上0.5回転(ひねり回転角度180度/cm)
以下であると出力電圧は大きくなり、0.5回転以上4
回転/cm(ひねり回転角度1440度/cm)以下で
あると出力電圧が大きく、4回転/cm以上20回転
(ひねり回転角度7200度/cm)未満である出力電
圧は若干低いものの略一定電圧が得られる。従って、感
磁性ワイヤ4におけるひねりは、長さ方向1cm当たり
ひねり回転角度が36度以上断線が生じない7200度
未満であることが好ましく、高い出力電圧を得るには、
180度以上1440度以下が最適である。
転角度が0.1回転/cm(ひねり回転角度36度/c
m)未満であると出力電圧は極端に低く、0.1回転/
cm以上0.5回転(ひねり回転角度180度/cm)
以下であると出力電圧は大きくなり、0.5回転以上4
回転/cm(ひねり回転角度1440度/cm)以下で
あると出力電圧が大きく、4回転/cm以上20回転
(ひねり回転角度7200度/cm)未満である出力電
圧は若干低いものの略一定電圧が得られる。従って、感
磁性ワイヤ4におけるひねりは、長さ方向1cm当たり
ひねり回転角度が36度以上断線が生じない7200度
未満であることが好ましく、高い出力電圧を得るには、
180度以上1440度以下が最適である。
【0046】さらに、発明者らは、この実施の形態1に
おける感磁性ワイヤ4に用いる鉄−ニッケル系合金線材
について、種々検討を加えたところ、以下のことが判明
した。すなわち、40重量%ないし60重量%、好まし
くは46重量%ないし50重量%のニッケルと残部が鉄
からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率Aが70%
以上、好ましくは99%以上にて線引き加工して得た感
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材は、半硬質な磁性
を示し、上記したものと同様な効果が得られた。
おける感磁性ワイヤ4に用いる鉄−ニッケル系合金線材
について、種々検討を加えたところ、以下のことが判明
した。すなわち、40重量%ないし60重量%、好まし
くは46重量%ないし50重量%のニッケルと残部が鉄
からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率Aが70%
以上、好ましくは99%以上にて線引き加工して得た感
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材は、半硬質な磁性
を示し、上記したものと同様な効果が得られた。
【0047】実施の形態2.図11はこの発明の実施の
形態2を示すものである。この実施の形態2は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図11を用いてボビン10について主
として説明する。
形態2を示すものである。この実施の形態2は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図11を用いてボビン10について主
として説明する。
【0048】図11において、1は中心軸をとおり軸に
沿った平面にて2分割された第1の部材101と第2の
部材102とを有するボビン本体である。第1及び第2
の部材101、102はそれぞれ断面が半円形状をな
し、平面からなる接合面に中心軸に沿って溝101a、
102aが形成されている。第1及び第2の部材10
1、102がそれらの接合面で接合されると、筒状のボ
ビン本体を形成し、溝101a、102aが貫通孔1a
となる。
沿った平面にて2分割された第1の部材101と第2の
部材102とを有するボビン本体である。第1及び第2
の部材101、102はそれぞれ断面が半円形状をな
し、平面からなる接合面に中心軸に沿って溝101a、
102aが形成されている。第1及び第2の部材10
1、102がそれらの接合面で接合されると、筒状のボ
ビン本体を形成し、溝101a、102aが貫通孔1a
となる。
【0049】2は中心軸を通り沿った平面にて2分割さ
れた第1の部材201と第2の部材202とを有する第
1のボビン縁である。第1及び第2の部材201、20
2はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面からなる接合
面に中心軸に沿って溝201a、202aが形成されて
いる。第1の部材201は外側端面に溝201aと連通
する固定溝201bを有するとともに、接合面に突起か
らなる係合部201cが形成されている。第2の部材2
02は接合面に係合部201cが係合される穴からなる
被係合部202cが形成されている。第1及び第2の部
材201、202がそれらの接合面で、係合部201c
と被係合部202cとが係合されて接合されると、第1
のボビン縁を形成し、溝201a、202aが貫通孔2
aとなる。
れた第1の部材201と第2の部材202とを有する第
1のボビン縁である。第1及び第2の部材201、20
2はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面からなる接合
面に中心軸に沿って溝201a、202aが形成されて
いる。第1の部材201は外側端面に溝201aと連通
する固定溝201bを有するとともに、接合面に突起か
らなる係合部201cが形成されている。第2の部材2
02は接合面に係合部201cが係合される穴からなる
被係合部202cが形成されている。第1及び第2の部
材201、202がそれらの接合面で、係合部201c
と被係合部202cとが係合されて接合されると、第1
のボビン縁を形成し、溝201a、202aが貫通孔2
aとなる。
【0050】3は中心軸をとおり軸に沿った平面にて2
分割された第1の部材301と第2の部材302とを有
する第2のボビン縁である。第1及び第2の部材30
1、302はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面から
なる接合面に中心軸に沿って溝301a、302aが形
成されている。第1の部材201は外側端面に溝201
aと連通する固定溝201bを有するとともに、接合面
に突起からなる係合部301cが形成されている。第2
の部材302は接合面に係合部301cが係合される穴
からなる被係合部302cが形成されている。第1及び
第2の部材301、302がそれらの接合面で、係合部
301cと被係合部302cとが係合されて接合される
と、第2のボビン縁を形成し、溝301a、302aが
貫通孔3aとなる。
分割された第1の部材301と第2の部材302とを有
する第2のボビン縁である。第1及び第2の部材30
1、302はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面から
なる接合面に中心軸に沿って溝301a、302aが形
成されている。第1の部材201は外側端面に溝201
aと連通する固定溝201bを有するとともに、接合面
に突起からなる係合部301cが形成されている。第2
の部材302は接合面に係合部301cが係合される穴
からなる被係合部302cが形成されている。第1及び
第2の部材301、302がそれらの接合面で、係合部
301cと被係合部302cとが係合されて接合される
と、第2のボビン縁を形成し、溝301a、302aが
貫通孔3aとなる。
【0051】上記ボビン本体1の第1の部材101と上
記第1のボビン縁2の第1の部材201と上記第2のボ
ビン縁3の第1の部材301とは、図11の(a)に示
されるように一体に形成される(以下、このものを第1
の構成体と称す。)。上記ボビン本体1の第2の部材1
02と上記第1のボビン縁2の第2の部材202と上記
第2のボビン縁3の第2の部材302とは、図11の
(d)に示されるように一体に形成される(以下、この
ものを第2の構成体と称す。)。これら一体形成された
ものを固定してボビン10が形成される。
記第1のボビン縁2の第1の部材201と上記第2のボ
ビン縁3の第1の部材301とは、図11の(a)に示
されるように一体に形成される(以下、このものを第1
の構成体と称す。)。上記ボビン本体1の第2の部材1
02と上記第1のボビン縁2の第2の部材202と上記
第2のボビン縁3の第2の部材302とは、図11の
(d)に示されるように一体に形成される(以下、この
ものを第2の構成体と称す。)。これら一体形成された
ものを固定してボビン10が形成される。
【0052】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図11の(a)に示すように第1の構成体
を用意し、図11の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を溝101a、201a及び301a内に収納す
る。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図11の(a)に示すように第1の構成体
を用意し、図11の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を溝101a、201a及び301a内に収納す
る。
【0053】そして、図11の(c)に示すように、感
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線における第1のボビ
ン縁2の第1の部分201側の端部3mmのところを9
0度屈曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定
部4bを第1のボビン縁2の第1の部分201の固定溝
201b内に固定する。一方、感磁性ワイヤ用鉄−ニッ
ケル系合金線における第2のボビン縁3の第1の部分3
01側の端部3mmのところを90度屈曲して第2の固
定部4cとなす。従って、第1及び第2の固定部4b及
び4cを除いた18mmが主部4aとなる。
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線における第1のボビ
ン縁2の第1の部分201側の端部3mmのところを9
0度屈曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定
部4bを第1のボビン縁2の第1の部分201の固定溝
201b内に固定する。一方、感磁性ワイヤ用鉄−ニッ
ケル系合金線における第2のボビン縁3の第1の部分3
01側の端部3mmのところを90度屈曲して第2の固
定部4cとなす。従って、第1及び第2の固定部4b及
び4cを除いた18mmが主部4aとなる。
【0054】この第2の固定部4cを周方向にひねる。
この周方向のひねりは、この実施の形態2でも、2.5
回転(長さ方向1cm当たりのひねり回転角度は500
度)である。このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の第1の部分の固定溝301bに収納し、図11の
(c)に示すように固定溝301b内に固定する。次
に、図11の(d)に示すように第2の構成体を用意
し、図11の(e)に示すように、第1の構成体及び第
2の構成体のそれぞれの接合面を接合させて、接着す
る。この時、係合部201cと被係合部202c、及び
係合部301cと被係合部302cとが係合されて、第
1の構成体と第2の構成体とは組み立てられる。
この周方向のひねりは、この実施の形態2でも、2.5
回転(長さ方向1cm当たりのひねり回転角度は500
度)である。このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の第1の部分の固定溝301bに収納し、図11の
(c)に示すように固定溝301b内に固定する。次
に、図11の(d)に示すように第2の構成体を用意
し、図11の(e)に示すように、第1の構成体及び第
2の構成体のそれぞれの接合面を接合させて、接着す
る。この時、係合部201cと被係合部202c、及び
係合部301cと被係合部302cとが係合されて、第
1の構成体と第2の構成体とは組み立てられる。
【0055】このようにしてボビン10の組み立てが完
了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り
付けが完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立
てられ、磁気センサが製造される。このように構成され
た磁気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様
の効果を奏する他、ボビン10の部品数が少なく、組み
立てが容易であるとともに、感磁性ワイヤ4のボビン1
0への取り付けも容易であるという効果を有する。
了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り
付けが完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立
てられ、磁気センサが製造される。このように構成され
た磁気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様
の効果を奏する他、ボビン10の部品数が少なく、組み
立てが容易であるとともに、感磁性ワイヤ4のボビン1
0への取り付けも容易であるという効果を有する。
【0056】実施の形態3.図12はこの発明の実施の
形態3を示すものである。この実施の形態3は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図12を用いてボビン10について主
として説明する。
形態3を示すものである。この実施の形態3は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図12を用いてボビン10について主
として説明する。
【0057】図12において、1は他端に細径部の嵌合
部1bを有する筒状のボビン本体、2はこのボビン本体
の貫通孔1aに対応して貫通孔2aを有するとともにこ
の貫通孔2aと連通する外側端面に形成された固定溝2
bを有し、上記ボビン本体1の一端に設けられる第1の
ボビン縁である。この第1のボビン縁2は上記ボビン本
体1に接着剤等にて固定されてもよく、また、上記ボビ
ン本体1と一体形成されても良い。3は上記ボビン本体
1の嵌合部1bに嵌合される嵌合孔3cを有するととも
にこの嵌合孔3cと連通する外側端面に形成された固定
溝3bを有し、上記ボビン本体1の嵌合部1bに装着さ
れる第2のボビン縁である。
部1bを有する筒状のボビン本体、2はこのボビン本体
の貫通孔1aに対応して貫通孔2aを有するとともにこ
の貫通孔2aと連通する外側端面に形成された固定溝2
bを有し、上記ボビン本体1の一端に設けられる第1の
ボビン縁である。この第1のボビン縁2は上記ボビン本
体1に接着剤等にて固定されてもよく、また、上記ボビ
ン本体1と一体形成されても良い。3は上記ボビン本体
1の嵌合部1bに嵌合される嵌合孔3cを有するととも
にこの嵌合孔3cと連通する外側端面に形成された固定
溝3bを有し、上記ボビン本体1の嵌合部1bに装着さ
れる第2のボビン縁である。
【0058】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。図12の(a)に示すように、ボビン本体1に第
1のボビン縁2が固定されたものを用意し、46.5重
量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニ
ッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.8
3%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直
径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線
材を24mmに切断し、一端側端部3mmのところを9
0度屈曲して第1の固定部4bとなした感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線を、第1の固定部4bを第1のボ
ビン縁2の固定溝2b内に収納した状態で、他端をボビ
ン本体1の貫通孔1a及び第1のボビン縁2の貫通孔2
a内に貫通させるとともに、第2のボビン縁3の嵌合孔
3c内を貫通させる。次に、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線における第1の固定部4bを第1のボビン縁
2の固定溝2b内に固定する。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。図12の(a)に示すように、ボビン本体1に第
1のボビン縁2が固定されたものを用意し、46.5重
量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニ
ッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.8
3%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直
径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線
材を24mmに切断し、一端側端部3mmのところを9
0度屈曲して第1の固定部4bとなした感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線を、第1の固定部4bを第1のボ
ビン縁2の固定溝2b内に収納した状態で、他端をボビ
ン本体1の貫通孔1a及び第1のボビン縁2の貫通孔2
a内に貫通させるとともに、第2のボビン縁3の嵌合孔
3c内を貫通させる。次に、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線における第1の固定部4bを第1のボビン縁
2の固定溝2b内に固定する。
【0059】その後、図12の(c)に示すように、第
2のボビン縁3の嵌合孔3cをボビン本体1の嵌合部1
bに回転自在に嵌合させる。この状態で、感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線における第2のボビン縁3側端
部3mmのところを、第2のボビン縁3の固定溝3bに
収納されるように90度屈曲して第2の固定部4cとな
し、第2の固定部4cを固定溝3b内に固定する。従っ
て、第1及び第2の固定部4b及び4cを除いた18m
mが主部4aとなる。
2のボビン縁3の嵌合孔3cをボビン本体1の嵌合部1
bに回転自在に嵌合させる。この状態で、感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線における第2のボビン縁3側端
部3mmのところを、第2のボビン縁3の固定溝3bに
収納されるように90度屈曲して第2の固定部4cとな
し、第2の固定部4cを固定溝3b内に固定する。従っ
て、第1及び第2の固定部4b及び4cを除いた18m
mが主部4aとなる。
【0060】次に、第2のボビン縁3を回転させて、感
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に周方向のひねりを
与える。この第2のボビン縁3の回転は、この実施の形
態3では、2.5回転(長さ方向1cm当たりのひねり
回転角度は500度)である。このようにして感磁性ワ
イヤ用鉄−ニッケル系合金線の主部4aに周方向のひね
りを与えた状態で、第2のボビン縁3をボビン本体1に
接着剤等で固定する。
磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に周方向のひねりを
与える。この第2のボビン縁3の回転は、この実施の形
態3では、2.5回転(長さ方向1cm当たりのひねり
回転角度は500度)である。このようにして感磁性ワ
イヤ用鉄−ニッケル系合金線の主部4aに周方向のひね
りを与えた状態で、第2のボビン縁3をボビン本体1に
接着剤等で固定する。
【0061】このようにしてボビン10の組み立てが完
了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り
付けが完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立
てられ、磁気センサが製造される。このように構成され
た磁気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様
の効果を奏する他、感磁性ワイヤ4を周方向にひねりを
与えてボビン10に取り付けるのが容易であるという効
果を有する。
了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り
付けが完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立
てられ、磁気センサが製造される。このように構成され
た磁気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様
の効果を奏する他、感磁性ワイヤ4を周方向にひねりを
与えてボビン10に取り付けるのが容易であるという効
果を有する。
【0062】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4を示すものである。この実施の形態4は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図12を用いてボビン10について主
として説明する。
形態4を示すものである。この実施の形態4は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図12を用いてボビン10について主
として説明する。
【0063】図13において、1は中心軸をとおり軸に
沿った平面にて2分割された第1の部材101と第2の
部材102とを有するボビン本体である。第1及び第2
の部材101、102はそれぞれ断面が半円形状をな
し、平面からなる接合面に中心軸に沿って溝101a、
102aが形成されているとともに、他端に細径部の嵌
合部101b、102bを有している。第1及び第2の
部材101、102がそれらの接合面で接合されると、
筒状のボビン本体を形成し、溝101a、102aが貫
通孔1aとなるとともに、嵌合部101b、102bが
嵌合部1bになる。
沿った平面にて2分割された第1の部材101と第2の
部材102とを有するボビン本体である。第1及び第2
の部材101、102はそれぞれ断面が半円形状をな
し、平面からなる接合面に中心軸に沿って溝101a、
102aが形成されているとともに、他端に細径部の嵌
合部101b、102bを有している。第1及び第2の
部材101、102がそれらの接合面で接合されると、
筒状のボビン本体を形成し、溝101a、102aが貫
通孔1aとなるとともに、嵌合部101b、102bが
嵌合部1bになる。
【0064】2は中心軸をとおり軸に沿った平面にて2
分割された第1の部材201と第2の部材202とを有
する第1のボビン縁である。第1及び第2の部材20
1、202はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面から
なる接合面に中心軸に沿って溝201a、202aが形
成されている。第1の部材201は外側端面に溝201
aと連通する固定溝201bを有するとともに、接合面
に突起からなる係合部201cと穴からなる被係合部2
01dが形成されている。第2の部材202は接合面に
突起からなる係合部202cと穴からなる被係合部20
2dが形成されている。第1及び第2の部材201、2
02がそれらの接合面で、係合部201cと被係合部2
02d、係合部202cと被係合部201dとがそれぞ
れ係合されて接合されると、第1のボビン縁を形成し、
溝201a、202aが貫通孔2aとなる。
分割された第1の部材201と第2の部材202とを有
する第1のボビン縁である。第1及び第2の部材20
1、202はそれぞれ断面が半円形状をなし、平面から
なる接合面に中心軸に沿って溝201a、202aが形
成されている。第1の部材201は外側端面に溝201
aと連通する固定溝201bを有するとともに、接合面
に突起からなる係合部201cと穴からなる被係合部2
01dが形成されている。第2の部材202は接合面に
突起からなる係合部202cと穴からなる被係合部20
2dが形成されている。第1及び第2の部材201、2
02がそれらの接合面で、係合部201cと被係合部2
02d、係合部202cと被係合部201dとがそれぞ
れ係合されて接合されると、第1のボビン縁を形成し、
溝201a、202aが貫通孔2aとなる。
【0065】上記ボビン本体1の第1の部材101と上
記第1のボビン縁2の第1の部材201とは、図13の
(a)に示されるように一体に形成される(以下、この
ものを第3の構成体と称す。)。上記ボビン本体1の第
2の部材102と上記第1のボビン縁2の第2の部材2
02は、図13の(b)に示されるように一体に形成さ
れる(以下、このものを第4の構成体と称す。)。3は
上記ボビン本体1の嵌合部1b、102bで形成される
嵌合部1bに嵌合される嵌合孔3cを有するとともに、
この嵌合孔3cと連通する外側端面に形成された固定溝
3bを有し、上記ボビン本体1の嵌合部1bに装着され
る第2のボビン縁である。
記第1のボビン縁2の第1の部材201とは、図13の
(a)に示されるように一体に形成される(以下、この
ものを第3の構成体と称す。)。上記ボビン本体1の第
2の部材102と上記第1のボビン縁2の第2の部材2
02は、図13の(b)に示されるように一体に形成さ
れる(以下、このものを第4の構成体と称す。)。3は
上記ボビン本体1の嵌合部1b、102bで形成される
嵌合部1bに嵌合される嵌合孔3cを有するとともに、
この嵌合孔3cと連通する外側端面に形成された固定溝
3bを有し、上記ボビン本体1の嵌合部1bに装着され
る第2のボビン縁である。
【0066】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図13の(a)に示すように第3の構成体
を用意し、46.5重量%のニッケルと残部が鉄からな
る直径6mmの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下
で加工率Aが99.83%にて線引き加工して得られた
半硬質な磁性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワ
イヤ用鉄−ニッケル系合金線を溝101a及び201a
内に収納する。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図13の(a)に示すように第3の構成体
を用意し、46.5重量%のニッケルと残部が鉄からな
る直径6mmの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下
で加工率Aが99.83%にて線引き加工して得られた
半硬質な磁性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワ
イヤ用鉄−ニッケル系合金線を溝101a及び201a
内に収納する。
【0067】そして、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線における第1のボビン縁2の第1の部分201側の
端部3mmのところを90度屈曲して第1の固定部4b
となし、この第1の固定部4bを第1のボビン縁2の第
1の部分201の固定溝201b内に固定する。感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の部分は図示12と同様
であるので図示13では省略してある。次に、図13の
(b)に示すように第4の構成体を用意し、図13の
(c)に示すように、第3の構成体及び第4の構成体の
それぞれの接合面を接合させて、接着する。この時、係
合部201cと被係合部202c、及び係合部201d
と被係合部202dとが係合されて、第3の構成体と第
4の構成体とは組み立てられる。
金線における第1のボビン縁2の第1の部分201側の
端部3mmのところを90度屈曲して第1の固定部4b
となし、この第1の固定部4bを第1のボビン縁2の第
1の部分201の固定溝201b内に固定する。感磁性
ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の部分は図示12と同様
であるので図示13では省略してある。次に、図13の
(b)に示すように第4の構成体を用意し、図13の
(c)に示すように、第3の構成体及び第4の構成体の
それぞれの接合面を接合させて、接着する。この時、係
合部201cと被係合部202c、及び係合部201d
と被係合部202dとが係合されて、第3の構成体と第
4の構成体とは組み立てられる。
【0068】この状態が上記した実施の形態3にて説明
した図12の(a)と同じ状態になる。従って、以後は
実施の形態3と同様に行い、ボビン10の組み立て及び
感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けを完了させ、
その後磁気センサを製造する。このように構成された磁
気センサにあっても上記した実施の形態3と同様の効果
を奏するものである。
した図12の(a)と同じ状態になる。従って、以後は
実施の形態3と同様に行い、ボビン10の組み立て及び
感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けを完了させ、
その後磁気センサを製造する。このように構成された磁
気センサにあっても上記した実施の形態3と同様の効果
を奏するものである。
【0069】実施の形態5.図14はこの発明の実施の
形態5を示すものである。この実施の形態5は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図14を用いてボビン10について主
として説明する。図14において、1は貫通孔1aと両
端にそれぞれこの貫通孔1aと連通する溝1c、1dと
を有する筒状のボビン本体、2はこのボビン本体1の一
端に設けられる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の
一端部が挿入固定される挿入孔2dを有している。3は
上記ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁
で、上記ボビン本体1の他端部が挿入固定される挿入孔
3dを有している。
形態5を示すものである。この実施の形態5は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図14を用いてボビン10について主
として説明する。図14において、1は貫通孔1aと両
端にそれぞれこの貫通孔1aと連通する溝1c、1dと
を有する筒状のボビン本体、2はこのボビン本体1の一
端に設けられる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の
一端部が挿入固定される挿入孔2dを有している。3は
上記ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁
で、上記ボビン本体1の他端部が挿入固定される挿入孔
3dを有している。
【0070】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図14の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図14の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、貫通孔1a内に貫通させる。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図14の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図14の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、貫通孔1a内に貫通させる。
【0071】次に、貫通孔1a内を貫通した感磁性ワイ
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを
与える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角
度が500度になるようにする。感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態で、図14の
(c)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線の端部それぞれがボビン本体の溝1c、1dに沿っ
て曲げられる。このとき、感磁性ワイヤ4の端部それぞ
れをボビン本体の溝1c、1dに接着剤等によって固定
すればさらに良い。なお、端部が折り曲げられた感磁性
ワイヤ4におけるボビン本体1の貫通孔1a内の長さは
18mmにされており、主部4aになっている。
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを
与える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角
度が500度になるようにする。感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態で、図14の
(c)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線の端部それぞれがボビン本体の溝1c、1dに沿っ
て曲げられる。このとき、感磁性ワイヤ4の端部それぞ
れをボビン本体の溝1c、1dに接着剤等によって固定
すればさらに良い。なお、端部が折り曲げられた感磁性
ワイヤ4におけるボビン本体1の貫通孔1a内の長さは
18mmにされており、主部4aになっている。
【0072】次に、図14の(d)に示すように、第1
のボビン縁2の挿入孔2dおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3dをボビン本体1の端部にそれぞれ挿入すること
によってボビン10を組み立てる。このようにしてボビ
ン10の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4
のボビン10への取り付けが完了した後は、上記実施の
形態1と同様に組み立てられ、磁気センサが製造され
る。このように構成された磁気センサにあっても、上記
した実施の形態1と同様の効果を奏する。
のボビン縁2の挿入孔2dおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3dをボビン本体1の端部にそれぞれ挿入すること
によってボビン10を組み立てる。このようにしてボビ
ン10の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4
のボビン10への取り付けが完了した後は、上記実施の
形態1と同様に組み立てられ、磁気センサが製造され
る。このように構成された磁気センサにあっても、上記
した実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0073】実施の形態6.図15はこの発明の実施の
形態6を示すものである。この実施の形態6は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図15を用いてボビン10について主
として説明する。
形態6を示すものである。この実施の形態6は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図15を用いてボビン10について主
として説明する。
【0074】図15において、1は感磁性ワイヤ4が貫
通する貫通孔1aを有するとともに、両端部に貫通され
た感磁性ワイヤ4の端部を挟持する固定部1e、1fを
有するボビン本体、2はこのボビン本体1の一端に設け
られる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の固定部1
dが挿入固定される挿入孔2eを有している。3は上記
ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁で、上
記ボビン本体1の固定部dが挿入固定される挿入孔3e
を有している。
通する貫通孔1aを有するとともに、両端部に貫通され
た感磁性ワイヤ4の端部を挟持する固定部1e、1fを
有するボビン本体、2はこのボビン本体1の一端に設け
られる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の固定部1
dが挿入固定される挿入孔2eを有している。3は上記
ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁で、上
記ボビン本体1の固定部dが挿入固定される挿入孔3e
を有している。
【0075】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図15の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図15の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、貫通孔1a内に貫通させる。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図15の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図15の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、貫通孔1a内に貫通させる。
【0076】次に、貫通孔1a内を貫通した感磁性ワイ
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを
与える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角
度が500度になるようにする。感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態で、図15の
(c)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線の端部それぞれを、矢印A、Bのようにつぶすこと
によって感磁性ワイヤ4の両端部をボビン本体1の両端
に固定する。感磁性ワイヤ4の両端部を固定した部分が
固定部1e、1fになる。なお、固定部1e、1f間の
感磁性ワイヤ4の長さは18mmにされており、主部4
aになっている。
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを
与える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角
度が500度になるようにする。感磁性ワイヤ用鉄−ニ
ッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態で、図15の
(c)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線の端部それぞれを、矢印A、Bのようにつぶすこと
によって感磁性ワイヤ4の両端部をボビン本体1の両端
に固定する。感磁性ワイヤ4の両端部を固定した部分が
固定部1e、1fになる。なお、固定部1e、1f間の
感磁性ワイヤ4の長さは18mmにされており、主部4
aになっている。
【0077】次に、図15の(d)に示すように、第1
のボビン縁2の挿入孔2eおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3eをボビン本体1の固定部1e、1fにそれぞれ
挿入することによってボビン10を組み立てる。このよ
うにしてボビン10の組み立てが完了するとともに、感
磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが完了した後
は、上記実施の形態1と同様に組み立てられ、磁気セン
サが製造される。このように構成された磁気センサにあ
っても、上記した実施の形態1と同様の効果を奏する。
のボビン縁2の挿入孔2eおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3eをボビン本体1の固定部1e、1fにそれぞれ
挿入することによってボビン10を組み立てる。このよ
うにしてボビン10の組み立てが完了するとともに、感
磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが完了した後
は、上記実施の形態1と同様に組み立てられ、磁気セン
サが製造される。このように構成された磁気センサにあ
っても、上記した実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0078】実施の形態7.図16はこの発明の実施の
形態7を示すものである。この実施の形態7は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図16を用いてボビン10について主
として説明する。図16において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。3は上記ボビン本体1の他端に設
けられる第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端部
が挿入固定される挿入孔3dを有している。
形態7を示すものである。この実施の形態7は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図16を用いてボビン10について主
として説明する。図16において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。3は上記ボビン本体1の他端に設
けられる第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端部
が挿入固定される挿入孔3dを有している。
【0079】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図16の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図16の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、両端部を突出させてボビン本体1の溝1g内に
収納させる。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図16の(a)に示すようにボビン本体1
を用意し、図16の(b)に示すように、46.5重量
%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−ニッ
ケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.83
%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ直径
0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材
を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合
金線を、両端部を突出させてボビン本体1の溝1g内に
収納させる。
【0080】次に、溝1g内に収納された感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを与
える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角度
が500度になるようにする。なお、感磁性ワイヤ用鉄
−ニッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態でボビン
本体1の溝1g内に収納させても良い。このように感磁
性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に回転ひねりを与えた
状態で、図16の(c)に示すように、感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線の端部(P点,Q点)それぞれ
を、ボビン本体1に溶着することによって固定する。な
お、感磁性ワイヤ4におけるボビン本体1への溶着部間
の長さは18mmにされており、主部4aになってい
る。また、感磁性ワイヤ4におけるボビン本体1への溶
着後、ボビン本体1の溝1gから突出された部分は切断
される。
用鉄−ニッケル系合金線の両端を挟んで回転ひねりを与
える。この時、長さ方向1cm当たりのひねり回転角度
が500度になるようにする。なお、感磁性ワイヤ用鉄
−ニッケル系合金線に回転ひねりを与えた状態でボビン
本体1の溝1g内に収納させても良い。このように感磁
性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線に回転ひねりを与えた
状態で、図16の(c)に示すように、感磁性ワイヤ用
鉄−ニッケル系合金線の端部(P点,Q点)それぞれ
を、ボビン本体1に溶着することによって固定する。な
お、感磁性ワイヤ4におけるボビン本体1への溶着部間
の長さは18mmにされており、主部4aになってい
る。また、感磁性ワイヤ4におけるボビン本体1への溶
着後、ボビン本体1の溝1gから突出された部分は切断
される。
【0081】次に、図16の(d)に示すように、第1
のボビン縁2の挿入孔2dおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3dをボビン本体1の端部にそれぞれ挿入すること
によってボビン10を組み立てる。このようにしてボビ
ン10の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4
のボビン10への取り付けが完了した後は、上記実施の
形態1と同様に組み立てられ、磁気センサが製造され
る。このように構成された磁気センサにあっても、上記
した実施の形態1と同様の効果を奏する。
のボビン縁2の挿入孔2dおよび第2のボビン縁3の挿
入孔3dをボビン本体1の端部にそれぞれ挿入すること
によってボビン10を組み立てる。このようにしてボビ
ン10の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4
のボビン10への取り付けが完了した後は、上記実施の
形態1と同様に組み立てられ、磁気センサが製造され
る。このように構成された磁気センサにあっても、上記
した実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0082】実施の形態8.図17はこの発明の実施の
形態8を示すものである。この実施の形態8は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図17を用いてボビン10について主
として説明する。図17において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。この挿入孔2dにおける上記ボビ
ン本体1の溝1gに対応する部分が貫通孔2eとなる。
また、第1のボビン縁2は貫通孔2eと連通する外側側
面に形成された固定溝2bを有している。3は上記ボビ
ン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁で、上記ボ
ビン本体1の他端部が挿入固定される挿入孔3dを有し
ている。この挿入孔3dにおける上記ボビン本体1の溝
1gに対応する部分が貫通孔3eとなる。また、第2の
ボビン縁3は貫通孔3eと連通する外側側面に形成され
た固定溝3bを有している。
形態8を示すものである。この実施の形態8は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図17を用いてボビン10について主
として説明する。図17において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。この挿入孔2dにおける上記ボビ
ン本体1の溝1gに対応する部分が貫通孔2eとなる。
また、第1のボビン縁2は貫通孔2eと連通する外側側
面に形成された固定溝2bを有している。3は上記ボビ
ン本体1の他端に設けられる第2のボビン縁で、上記ボ
ビン本体1の他端部が挿入固定される挿入孔3dを有し
ている。この挿入孔3dにおける上記ボビン本体1の溝
1gに対応する部分が貫通孔3eとなる。また、第2の
ボビン縁3は貫通孔3eと連通する外側側面に形成され
た固定溝3bを有している。
【0083】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図17の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図17の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
【0084】次に、図16の(b)に示すように、ボビ
ン本体1の端部に第1及び第2のボビン縁2、3を装着
し、一端側端部3mmのところを90度屈曲して第1の
固定部4bとなした感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を、第1の固定部4bを第1のボビン縁2の固定溝2
b内に収納した状態で、第1及び第2のボビン縁2、3
の貫通孔2e、3eを貫通させるとともに、ボビン本体
1の溝1g内に収納させる。そして、感磁性ワイヤ用鉄
−ニッケル系合金線における第1の固定部4bを第1の
ボビン縁2の固定溝2b内に固定する。
ン本体1の端部に第1及び第2のボビン縁2、3を装着
し、一端側端部3mmのところを90度屈曲して第1の
固定部4bとなした感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を、第1の固定部4bを第1のボビン縁2の固定溝2
b内に収納した状態で、第1及び第2のボビン縁2、3
の貫通孔2e、3eを貫通させるとともに、ボビン本体
1の溝1g内に収納させる。そして、感磁性ワイヤ用鉄
−ニッケル系合金線における第1の固定部4bを第1の
ボビン縁2の固定溝2b内に固定する。
【0085】次に、溝1g内に収納された感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線の他端側端部3mmを、一旦、
第2のボビン縁3の固定溝3bに収納されるように90
度屈曲して第2の固定部4cとなす。従って、第1及び
第2の固定部4b、4cを除いた18mmが主部4aと
なる。この第2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定
溝3bから出し、周方向にひねりを与える。この周方向
のひねりは、この実施の形態8では、2.5回転(長さ
方向1cm当たりのひねり回転角度が500度)であ
る。
用鉄−ニッケル系合金線の他端側端部3mmを、一旦、
第2のボビン縁3の固定溝3bに収納されるように90
度屈曲して第2の固定部4cとなす。従って、第1及び
第2の固定部4b、4cを除いた18mmが主部4aと
なる。この第2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定
溝3bから出し、周方向にひねりを与える。この周方向
のひねりは、この実施の形態8では、2.5回転(長さ
方向1cm当たりのひねり回転角度が500度)であ
る。
【0086】このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを、図17の(c)
に示すように、第2のボビン縁3の固定溝3b内に固定
する。このようにしてボビン10の組み立てが完了する
とともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが
完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立てら
れ、磁気センサが製造される。このように構成された磁
気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様の効
果を奏する。
を与えた状態で、第2の固定部4cを、図17の(c)
に示すように、第2のボビン縁3の固定溝3b内に固定
する。このようにしてボビン10の組み立てが完了する
とともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが
完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立てら
れ、磁気センサが製造される。このように構成された磁
気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様の効
果を奏する。
【0087】実施の形態9.図18はこの発明の実施の
形態9を示すものである。この実施の形態9は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図18を用いてボビン10について主
として説明する。図18において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。第1のボビン縁2は上記ボビン本
体1の溝1gに対応して外周面から中心に向かい挿入孔
2dに至る貫通溝2fを有するとともにこの貫通溝2f
と挿入孔2dを介して連通する外側側面に形成された固
定溝2bを有している。3は上記ボビン本体1の他端に
設けられる第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端
部が挿入固定される挿入孔3dを有している。第2のボ
ビン縁3は上記ボビン本体1の溝1gに対応して外周面
から中心に向かい挿入孔3dに至る貫通溝3fを有する
とともにこの貫通溝3fと挿入孔3dを介して連通する
外側側面に形成された固定溝3bを有している。
形態9を示すものである。この実施の形態9は上記した
実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけであり、
その他の構成は上記した実施の形態1と同一または同様
である。従って、図18を用いてボビン10について主
として説明する。図18において、1は外周部に中心軸
に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン本体、
2はこのボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン
縁で、上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入
孔2dを有している。第1のボビン縁2は上記ボビン本
体1の溝1gに対応して外周面から中心に向かい挿入孔
2dに至る貫通溝2fを有するとともにこの貫通溝2f
と挿入孔2dを介して連通する外側側面に形成された固
定溝2bを有している。3は上記ボビン本体1の他端に
設けられる第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端
部が挿入固定される挿入孔3dを有している。第2のボ
ビン縁3は上記ボビン本体1の溝1gに対応して外周面
から中心に向かい挿入孔3dに至る貫通溝3fを有する
とともにこの貫通溝3fと挿入孔3dを介して連通する
外側側面に形成された固定溝3bを有している。
【0088】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図18の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図18の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
【0089】次に、図18の(b)に示すように、ボビ
ン本体1の端部に第1及び第2のボビン縁2、3を回転
自在に装着する。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線
を、第1及び第2のボビン縁2、3の貫通溝2f、3f
内とボビン本体1の溝1g内に収納させる。そして、図
18の(c)に示すように、第1のボビン縁2を半回転
させてボビン本体1に固定する。そして、感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線の一端側端部3mmを90度屈
曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定部4b
を第1のボビン縁2の固定溝2b内に固定する。
ン本体1の端部に第1及び第2のボビン縁2、3を回転
自在に装着する。感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線
を、第1及び第2のボビン縁2、3の貫通溝2f、3f
内とボビン本体1の溝1g内に収納させる。そして、図
18の(c)に示すように、第1のボビン縁2を半回転
させてボビン本体1に固定する。そして、感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線の一端側端部3mmを90度屈
曲して第1の固定部4bとなし、この第1の固定部4b
を第1のボビン縁2の固定溝2b内に固定する。
【0090】次に、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線の他端側端部3mmを90度屈曲して第2の固定部4
cとなし、この第2の固定部4cを第2のボビン縁3の
固定溝3bに収納させる。なお、第1及び第2の固定部
4b、4cを除いた18mmが主部4aとなる。この第
2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bから出
し、周方向にひねりを与える。この周方向のひねりは、
この実施の形態9では、2.5回転(長さ方向1cm当
たりのひねり回転角度が500度)である一方、図18
の(c)に示すように、第2のボビン縁2を半回転させ
て、ひねりを与えた感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を第2のボビン縁3の固定溝3bに固定する。。
線の他端側端部3mmを90度屈曲して第2の固定部4
cとなし、この第2の固定部4cを第2のボビン縁3の
固定溝3bに収納させる。なお、第1及び第2の固定部
4b、4cを除いた18mmが主部4aとなる。この第
2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bから出
し、周方向にひねりを与える。この周方向のひねりは、
この実施の形態9では、2.5回転(長さ方向1cm当
たりのひねり回転角度が500度)である一方、図18
の(c)に示すように、第2のボビン縁2を半回転させ
て、ひねりを与えた感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を第2のボビン縁3の固定溝3bに固定する。。
【0091】このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の固定溝3b内に固定するとともに、第2のボビン縁3
をボビン本体1に固定する。このようにしてボビン10
の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビ
ン10への取り付けが完了した後は、上記実施の形態1
と同様に組み立てられ、磁気センサが製造される。この
ように構成された磁気センサにあっても、上記した実施
の形態1と同様の効果を奏する。
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の固定溝3b内に固定するとともに、第2のボビン縁3
をボビン本体1に固定する。このようにしてボビン10
の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビ
ン10への取り付けが完了した後は、上記実施の形態1
と同様に組み立てられ、磁気センサが製造される。この
ように構成された磁気センサにあっても、上記した実施
の形態1と同様の効果を奏する。
【0092】実施の形態10.図19はこの発明の実施
の形態10を示すものである。この実施の形態10は上
記した実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけで
あり、その他の構成は上記した実施の形態1と同一また
は同様である。従って、図19を用いてボビン10につ
いて主として説明する。図19において、1は外周部に
中心軸に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン
本体で、感磁性ワイヤ4の第1の固定部4aが挿入され
る挿入孔1hを有している。2はこのボビン本体1の一
端に設けられる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の
一端部が挿入固定される挿入孔2dを有している。第1
のボビン縁2は上記ボビン本体1の溝1gに対応して外
周面から中心に向かい挿入孔2dに至る溝2gが内側側
面に形成されているとともにこの溝2gと挿入孔2dを
介して連通し、外周面に至る固定穴2hを有している。
3は上記ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン
縁で、上記ボビン本体1の他端部が挿入固定される挿入
孔3dを有している。第2のボビン縁3は上記ボビン本
体1の溝1gに対応して外周面から中心に向かい挿入孔
3dに至る貫通溝3fを有するとともにこの貫通溝3f
と挿入孔3dを介して連通する外側側面に形成された固
定溝3bを有している。
の形態10を示すものである。この実施の形態10は上
記した実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけで
あり、その他の構成は上記した実施の形態1と同一また
は同様である。従って、図19を用いてボビン10につ
いて主として説明する。図19において、1は外周部に
中心軸に平行に形成される溝1gを有する棒状のボビン
本体で、感磁性ワイヤ4の第1の固定部4aが挿入され
る挿入孔1hを有している。2はこのボビン本体1の一
端に設けられる第1のボビン縁で、上記ボビン本体1の
一端部が挿入固定される挿入孔2dを有している。第1
のボビン縁2は上記ボビン本体1の溝1gに対応して外
周面から中心に向かい挿入孔2dに至る溝2gが内側側
面に形成されているとともにこの溝2gと挿入孔2dを
介して連通し、外周面に至る固定穴2hを有している。
3は上記ボビン本体1の他端に設けられる第2のボビン
縁で、上記ボビン本体1の他端部が挿入固定される挿入
孔3dを有している。第2のボビン縁3は上記ボビン本
体1の溝1gに対応して外周面から中心に向かい挿入孔
3dに至る貫通溝3fを有するとともにこの貫通溝3f
と挿入孔3dを介して連通する外側側面に形成された固
定溝3bを有している。
【0093】次にこのように構成されたボビン10の組
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図19の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説明
する。まず、図19の(a)に示すようにボビン本体1
と第1及び第2のボビン縁2、3を用意するとともに、
46.5重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6m
mの鉄−ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率A
が99.83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁
性を持つ直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線材を24mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を用意する。
【0094】次に、図19の(b)に示すように、ボビ
ン本体1の端部に第1のボビン縁2を固定し、第2のボ
ビン縁3を回転自在に装着する。このとき、ボビン本体
1の挿入孔1hと第1のボビン縁2の固定穴2hは連通
した状態にされる。一端側端部3mmのところを90度
屈曲して第1の固定部4bとなした感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を、第1の固定部4bが第1のボビン
縁2の溝2gを通り、ボビン本体1の挿入孔1h及び第
1のボビン縁2の固定穴2hに挿入され、第1の固定部
4bが第1のボビン縁2の固定穴2hに固定される。こ
のとき、第1の固定部4bを除いた部分の感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線は、ボビン本体1の溝1g内及
び第2のボビン縁3の貫通溝3f内に収納させる。
ン本体1の端部に第1のボビン縁2を固定し、第2のボ
ビン縁3を回転自在に装着する。このとき、ボビン本体
1の挿入孔1hと第1のボビン縁2の固定穴2hは連通
した状態にされる。一端側端部3mmのところを90度
屈曲して第1の固定部4bとなした感磁性ワイヤ用鉄−
ニッケル系合金線を、第1の固定部4bが第1のボビン
縁2の溝2gを通り、ボビン本体1の挿入孔1h及び第
1のボビン縁2の固定穴2hに挿入され、第1の固定部
4bが第1のボビン縁2の固定穴2hに固定される。こ
のとき、第1の固定部4bを除いた部分の感磁性ワイヤ
用鉄−ニッケル系合金線は、ボビン本体1の溝1g内及
び第2のボビン縁3の貫通溝3f内に収納させる。
【0095】次に、第2のボビン縁3を半回転させた後
に、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の他端側端部
3mmを90度屈曲して第2の固定部4cとなし、この
第2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bに収
納させる。なお、第1及び第2の固定部4b、4cを除
いた18mmが主部4aとなる。この第2の固定部4c
を第2のボビン縁3の固定溝3bに収納した後、この第
2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bから出
し、周方向にひねりを与える。この周方向のひねりは、
この実施の形態9では、2.5回転(長さ方向1cm当
たりのひねり回転角度が500度)である。
に、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線の他端側端部
3mmを90度屈曲して第2の固定部4cとなし、この
第2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bに収
納させる。なお、第1及び第2の固定部4b、4cを除
いた18mmが主部4aとなる。この第2の固定部4c
を第2のボビン縁3の固定溝3bに収納した後、この第
2の固定部4cを第2のボビン縁3の固定溝3bから出
し、周方向にひねりを与える。この周方向のひねりは、
この実施の形態9では、2.5回転(長さ方向1cm当
たりのひねり回転角度が500度)である。
【0096】このようにして主部4aに周方向のひねり
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の固定溝3b内に固定するとともに、第2のボビン縁3
をボビン本体1に固定する。このようにしてボビン10
の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビ
ン10への取り付けが完了した後は、上記実施の形態1
と同様に組み立てられ、磁気センサが製造される。この
ように構成された磁気センサにあっても、上記した実施
の形態1と同様の効果を奏する。
を与えた状態で、第2の固定部4cを第2のボビン縁3
の固定溝3b内に固定するとともに、第2のボビン縁3
をボビン本体1に固定する。このようにしてボビン10
の組み立てが完了するとともに、感磁性ワイヤ4のボビ
ン10への取り付けが完了した後は、上記実施の形態1
と同様に組み立てられ、磁気センサが製造される。この
ように構成された磁気センサにあっても、上記した実施
の形態1と同様の効果を奏する。
【0097】実施の形態11.図20はこの発明の実施
の形態11を示すものである。この実施の形態11は上
記した実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけで
あり、その他の構成は上記した実施の形態1と同一また
は同様である。従って、図20を用いてボビン10につ
いて主として説明する。図20において、1は感磁性ワ
イヤ4を樹脂封止する樹脂からなるボビン本体、2はこ
のボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン縁で、
上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入孔2d
を有している。3は上記ボビン本体1の他端に設けられ
る第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端部が挿入
固定される挿入孔3dを有している。
の形態11を示すものである。この実施の形態11は上
記した実施の形態1とボビン10の構成が異なるだけで
あり、その他の構成は上記した実施の形態1と同一また
は同様である。従って、図20を用いてボビン10につ
いて主として説明する。図20において、1は感磁性ワ
イヤ4を樹脂封止する樹脂からなるボビン本体、2はこ
のボビン本体1の一端に設けられる第1のボビン縁で、
上記ボビン本体1の一端部が挿入固定される挿入孔2d
を有している。3は上記ボビン本体1の他端に設けられ
る第2のボビン縁で、上記ボビン本体1の他端部が挿入
固定される挿入孔3dを有している。
【0098】次に、このように構成されたボビン10の
組み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説
明する。まず、図20の(a)に示すように、46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−
ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.
83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ
直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材を22mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル
系合金線を、一端部2mmのところを90度屈曲(図示
矢印B方向)して回転止め部4dを形成する。
組み立て及び感磁性ワイヤ4の取り付け方法について説
明する。まず、図20の(a)に示すように、46.5
重量%のニッケルと残部が鉄からなる直径6mmの鉄−
ニッケル系合金線材を、冷間加工下で加工率Aが99.
83%にて線引き加工して得られた半硬質な磁性を持つ
直径0.25mmの感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材を22mmに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル
系合金線を、一端部2mmのところを90度屈曲(図示
矢印B方向)して回転止め部4dを形成する。
【0099】この回転止め部4dを固定して感磁性ワイ
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の他端を図示矢印A方向に周
方向にひねり与える。この時、長さ方向1cm当たりの
ひねり回転角度が500度になるようにする。次に、図
20の(b)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線の他端部2mmのところを90度屈曲(図示
矢印C方向)して回転止め部4eを形成する。従って、
第1及び第2の回転止め部4d及び4eを除いた18m
mが主部4aとなる。
ヤ用鉄−ニッケル系合金線の他端を図示矢印A方向に周
方向にひねり与える。この時、長さ方向1cm当たりの
ひねり回転角度が500度になるようにする。次に、図
20の(b)に示すように、感磁性ワイヤ用鉄−ニッケ
ル系合金線の他端部2mmのところを90度屈曲(図示
矢印C方向)して回転止め部4eを形成する。従って、
第1及び第2の回転止め部4d及び4eを除いた18m
mが主部4aとなる。
【0100】このように感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系
合金線に回転ひねりを与えた状態の感磁性ワイヤ4を、
その状態で保持する。保持された感磁性ワイヤ4を樹脂
封止することによって、図20の(c)に示すように樹
脂からなるボビン本体1内に回転ひねりを与えられた状
態で感磁性ワイヤ4が収納される。次に、図20の
(d)に示すように、第1のボビン縁2の挿入孔2dお
よび第2のボビン縁3の挿入孔3dをボビン本体1の端
部にそれぞれ挿入することによってボビン10を組み立
てる。このようにしてボビン10の組み立てが完了する
とともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが
完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立てら
れ、磁気センサが製造される。このように構成された磁
気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様の効
果を奏する。
合金線に回転ひねりを与えた状態の感磁性ワイヤ4を、
その状態で保持する。保持された感磁性ワイヤ4を樹脂
封止することによって、図20の(c)に示すように樹
脂からなるボビン本体1内に回転ひねりを与えられた状
態で感磁性ワイヤ4が収納される。次に、図20の
(d)に示すように、第1のボビン縁2の挿入孔2dお
よび第2のボビン縁3の挿入孔3dをボビン本体1の端
部にそれぞれ挿入することによってボビン10を組み立
てる。このようにしてボビン10の組み立てが完了する
とともに、感磁性ワイヤ4のボビン10への取り付けが
完了した後は、上記実施の形態1と同様に組み立てら
れ、磁気センサが製造される。このように構成された磁
気センサにあっても、上記した実施の形態1と同様の効
果を奏する。
【0101】実施の形態12.図21及び図22はこの
発明の実施の形態12を示すものである。この実施の形
態12は上記した実施の形態1ないし11に示した磁気
センサに対して、準備用磁石30及び保護カバー31を
さらに設け、一体構成したものである。準備用磁石30
は、初期化動作にて磁化された感磁性ワイヤ4における
殻部の磁極と同じ磁極が対向して配置されるように感磁
性ワイヤ4と並行に対向配置される。準備用磁石30は
比較的弱い磁性を有した永久磁石である。
発明の実施の形態12を示すものである。この実施の形
態12は上記した実施の形態1ないし11に示した磁気
センサに対して、準備用磁石30及び保護カバー31を
さらに設け、一体構成したものである。準備用磁石30
は、初期化動作にて磁化された感磁性ワイヤ4における
殻部の磁極と同じ磁極が対向して配置されるように感磁
性ワイヤ4と並行に対向配置される。準備用磁石30は
比較的弱い磁性を有した永久磁石である。
【0102】保護カバー31はボビン10、感磁性ワイ
ヤ4、検知コイル5及び準備用磁石30を樹脂封止する
樹脂からなる。保護カバー31は磁気センサとして一体
的に構成する役割を果たすとともに、検知コイル5を保
護する機能を果たす。なお、図示していないが、検知コ
イル5からの引出線5a、5bは保護カバー31から引
き出されている。また、検知コイル5からのパルスを増
幅する増幅器等を一緒に保護カバー31内に組み込んで
も良い。
ヤ4、検知コイル5及び準備用磁石30を樹脂封止する
樹脂からなる。保護カバー31は磁気センサとして一体
的に構成する役割を果たすとともに、検知コイル5を保
護する機能を果たす。なお、図示していないが、検知コ
イル5からの引出線5a、5bは保護カバー31から引
き出されている。また、検知コイル5からのパルスを増
幅する増幅器等を一緒に保護カバー31内に組み込んで
も良い。
【0103】次に、このように構成された磁気センサの
動作について図21及び図22に従って説明する。図2
1は回転計、流量計、水位計、近接スイッチ等に適用し
た場合の磁気センサを示している。例えば、回転計や流
量計に適用した場合は、回転軸(図示せず)の一端に、
信号用磁石32の一端を装着する。信号用磁石32は、
磁気センサの感磁性ワイヤ4と対向配置した時、準備用
磁石30の磁極と逆の磁極に配置され、準備用磁石30
の磁力に打ち勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心
部の比較的弱い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4におけ
る殻部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打
ち勝つ強い磁性をもった永久磁石である。
動作について図21及び図22に従って説明する。図2
1は回転計、流量計、水位計、近接スイッチ等に適用し
た場合の磁気センサを示している。例えば、回転計や流
量計に適用した場合は、回転軸(図示せず)の一端に、
信号用磁石32の一端を装着する。信号用磁石32は、
磁気センサの感磁性ワイヤ4と対向配置した時、準備用
磁石30の磁極と逆の磁極に配置され、準備用磁石30
の磁力に打ち勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心
部の比較的弱い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4におけ
る殻部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打
ち勝つ強い磁性をもった永久磁石である。
【0104】信号用磁石32は回転軸の回転に伴い、回
転軸が装着された一端を軸に回転させられる。つまり、
信号用磁石32は一回転毎に磁気センサの感磁性ワイヤ
4と対向配置されることになる。信号用磁石32が感磁
性ワイヤ4と対向配置されると、感磁性ワイヤ4は図6
の(c)に示した信号動作が行われるため、検出コイル
5からは、図8に示したパルスが出力される。信号用磁
石32が回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4との対向
配置状態から遠ざかると、準備用磁石31によって図6
の(b)に示した準備動作と同様な動作が生じ、感磁性
ワイヤ4は安定状態に準備される。このようにして、回
転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4は信号動作及び準備
動作をくり返し、信号動作に際して高い電圧を持ったパ
ルスが出力される。従って、このパルスを検出すること
によって回転数が検出できる。
転軸が装着された一端を軸に回転させられる。つまり、
信号用磁石32は一回転毎に磁気センサの感磁性ワイヤ
4と対向配置されることになる。信号用磁石32が感磁
性ワイヤ4と対向配置されると、感磁性ワイヤ4は図6
の(c)に示した信号動作が行われるため、検出コイル
5からは、図8に示したパルスが出力される。信号用磁
石32が回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4との対向
配置状態から遠ざかると、準備用磁石31によって図6
の(b)に示した準備動作と同様な動作が生じ、感磁性
ワイヤ4は安定状態に準備される。このようにして、回
転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4は信号動作及び準備
動作をくり返し、信号動作に際して高い電圧を持ったパ
ルスが出力される。従って、このパルスを検出すること
によって回転数が検出できる。
【0105】また、水位計や近接スイッチに適用した場
合は、水面上に浮かせられる浮きやドアに信号用磁石3
2が装着される。信号用磁石32が組み込まれた浮きや
ドアが感磁性ワイヤ4と対向配置すると、感磁性ワイヤ
4は図6の(c)に示した信号動作が行われ、遠ざかる
と、準備用磁石31によって図6の(b)に示した準備
動作と同様な動作が生じ、感磁性ワイヤ4は安定状態に
準備される。従って、浮きが所定の水位まで上昇した状
態、またはドアが閉じた状態を検出できる。
合は、水面上に浮かせられる浮きやドアに信号用磁石3
2が装着される。信号用磁石32が組み込まれた浮きや
ドアが感磁性ワイヤ4と対向配置すると、感磁性ワイヤ
4は図6の(c)に示した信号動作が行われ、遠ざかる
と、準備用磁石31によって図6の(b)に示した準備
動作と同様な動作が生じ、感磁性ワイヤ4は安定状態に
準備される。従って、浮きが所定の水位まで上昇した状
態、またはドアが閉じた状態を検出できる。
【0106】一方、図22は特に回転計、流量計に適用
した場合に優れた効果を有する磁気センサを示してい
る。すなわち、回転軸(図示せず)の一端に装着される
信号用磁石32を十字形状とし、各枝部が磁気センサの
感磁性ワイヤ4と対向配置した時、準備用磁石31の磁
力に打ち勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心部の
比較的弱い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4における殻
部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち勝
つ強い磁性をもった永久磁石にされている。信号用磁石
32は中心にて回転軸に装着される。
した場合に優れた効果を有する磁気センサを示してい
る。すなわち、回転軸(図示せず)の一端に装着される
信号用磁石32を十字形状とし、各枝部が磁気センサの
感磁性ワイヤ4と対向配置した時、準備用磁石31の磁
力に打ち勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心部の
比較的弱い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4における殻
部の磁極(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち勝
つ強い磁性をもった永久磁石にされている。信号用磁石
32は中心にて回転軸に装着される。
【0107】信号用磁石32は回転軸の回転に伴い、中
心を軸として回転させられる。つまり、信号用磁石32
の各枝部は1/4回転毎に磁気センサの感磁性ワイヤ4
と対向配置されることになる。信号用磁石32の各枝部
が感磁性ワイヤ4と対向配置すると、感磁性ワイヤ4は
図5の(c)に示した信号動作が行われるため、検出コ
イルからは、図7に示したパルスが出力される。信号用
磁石32の各枝部が回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ
4との対向配置状態から遠ざかると、準備用磁石31に
よって図5の(b)に示した準備動作と同様な動作が生
じ、感磁性ワイヤ4は安定状態に準備される。このよう
にして、回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4は信号動
作及び準備動作をくり返し、信号動作に際して高い電圧
を持ったパルスが出力される。従って、このパルスを検
出することによって回転数が検出できる。
心を軸として回転させられる。つまり、信号用磁石32
の各枝部は1/4回転毎に磁気センサの感磁性ワイヤ4
と対向配置されることになる。信号用磁石32の各枝部
が感磁性ワイヤ4と対向配置すると、感磁性ワイヤ4は
図5の(c)に示した信号動作が行われるため、検出コ
イルからは、図7に示したパルスが出力される。信号用
磁石32の各枝部が回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ
4との対向配置状態から遠ざかると、準備用磁石31に
よって図5の(b)に示した準備動作と同様な動作が生
じ、感磁性ワイヤ4は安定状態に準備される。このよう
にして、回転軸の回転に伴い、感磁性ワイヤ4は信号動
作及び準備動作をくり返し、信号動作に際して高い電圧
を持ったパルスが出力される。従って、このパルスを検
出することによって回転数が検出できる。
【0108】このように構成された磁気センサにあって
は、上記した実施の形態1ないし11と同様の効果を奏
する他、取り扱いが容易になり、種々のものに対して適
用が容易になるという効果を有する。
は、上記した実施の形態1ないし11と同様の効果を奏
する他、取り扱いが容易になり、種々のものに対して適
用が容易になるという効果を有する。
【0109】実施の形態13.図23はこの発明の実施
の形態13を示すものである。この実施の形態13は上
記した実施の形態12に示した磁気センサに対して、信
号用磁石34をさらに設け、一体構成したものである。
信号用磁石34は感持性ワイヤ4に対して準備用磁石3
0と反対側に対向配置される。信号用磁石34の磁極と
準備用永久磁石21の磁極とが反対になるよう配置され
る。保護カバー34はボビン10、感磁性ワイヤ4、検
知コイル5、準備用磁石30及び信号用磁石34を樹脂
封止する樹脂からなる。保護カバー34は感磁性ワイヤ
4と信号用磁石34との間に、鉄板などの軟質磁性材料
からなる回転体等の被検出体35が通過する溝31aが
形成されている。なお、図示していないが、検知コイル
5からの引出線5a、5bは保護カバー31から引き出
されている。また、検知コイル5からのパルスを増幅す
る増幅器等を一緒に保護カバー31内に組み込んでも良
い。
の形態13を示すものである。この実施の形態13は上
記した実施の形態12に示した磁気センサに対して、信
号用磁石34をさらに設け、一体構成したものである。
信号用磁石34は感持性ワイヤ4に対して準備用磁石3
0と反対側に対向配置される。信号用磁石34の磁極と
準備用永久磁石21の磁極とが反対になるよう配置され
る。保護カバー34はボビン10、感磁性ワイヤ4、検
知コイル5、準備用磁石30及び信号用磁石34を樹脂
封止する樹脂からなる。保護カバー34は感磁性ワイヤ
4と信号用磁石34との間に、鉄板などの軟質磁性材料
からなる回転体等の被検出体35が通過する溝31aが
形成されている。なお、図示していないが、検知コイル
5からの引出線5a、5bは保護カバー31から引き出
されている。また、検知コイル5からのパルスを増幅す
る増幅器等を一緒に保護カバー31内に組み込んでも良
い。
【0110】被検出体35は十字形状をなし、例えばそ
の中心に回転軸が装着され、中心を軸として回転させら
れる。被検出体35の各枝部は、回転させられることに
よって、保護カバー31の溝31a内を通過する。信号
用磁石34は保護カバー31の溝31a内に被検出体3
5の枝部が存在しない時、準備用磁石31の磁力に打ち
勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心部の比較的弱
い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4における殻部の磁極
(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち勝つ強い磁
性をもった永久磁石にされている。なお、保護カバー3
1の溝31a内に被検出体35の枝部が存在、つまり、
被検出体35の枝部が信号用磁石34と磁気センサの感
磁性ワイヤ4との間に対向配置して存在すると、信号用
永久磁石22の磁束は被検出体35の枝部によって遮ら
れ、感磁性ワイヤ4に何等影響を及ぼさない。
の中心に回転軸が装着され、中心を軸として回転させら
れる。被検出体35の各枝部は、回転させられることに
よって、保護カバー31の溝31a内を通過する。信号
用磁石34は保護カバー31の溝31a内に被検出体3
5の枝部が存在しない時、準備用磁石31の磁力に打ち
勝ち、かつ、感磁性ワイヤ4における中心部の比較的弱
い磁極(n,s)と感磁性ワイヤ4における殻部の磁極
(S、N)との引き合っている抵抗力に打ち勝つ強い磁
性をもった永久磁石にされている。なお、保護カバー3
1の溝31a内に被検出体35の枝部が存在、つまり、
被検出体35の枝部が信号用磁石34と磁気センサの感
磁性ワイヤ4との間に対向配置して存在すると、信号用
永久磁石22の磁束は被検出体35の枝部によって遮ら
れ、感磁性ワイヤ4に何等影響を及ぼさない。
【0111】次に、このように構成された磁気センサの
動作について説明する。例えば、回転計や流量計に適用
した場合は、回転軸(図示せず)の一端に被検出体35
が装着され、被検出体35の各枝部が回転に伴って保護
カバー31の溝31a内を通過するように配置される。
回転軸の回転に伴って被検出体35の枝部が保護カバー
31の溝31a内に位置すると、信号用永久磁石22の
磁束は被検出体35の枝部によって遮られるため、準備
用磁石31の磁束が感磁性ワイヤ4に作用し、図6の
(b)に示した準備動作と同様な動作が生じ、感磁性ワ
イヤ4は安定状態に準備される。
動作について説明する。例えば、回転計や流量計に適用
した場合は、回転軸(図示せず)の一端に被検出体35
が装着され、被検出体35の各枝部が回転に伴って保護
カバー31の溝31a内を通過するように配置される。
回転軸の回転に伴って被検出体35の枝部が保護カバー
31の溝31a内に位置すると、信号用永久磁石22の
磁束は被検出体35の枝部によって遮られるため、準備
用磁石31の磁束が感磁性ワイヤ4に作用し、図6の
(b)に示した準備動作と同様な動作が生じ、感磁性ワ
イヤ4は安定状態に準備される。
【0112】被検出体35の枝部が回転軸の回転に伴っ
て保護カバー31の溝31a内から外れると、信号用磁
石34の磁束が感磁性ワイヤ4に作用し、感磁性ワイヤ
4は図6の(c)に示した信号動作と同様な動作が生
じ、検出コイル5からは、図8に示したパルスが出力さ
れる。このように被検出体35の回転に伴い、感磁性ワ
イヤ4は信号動作及び準備動作をくり返し、信号動作に
際して高い電圧を持ったパルスが出力される。言い換え
れば、被検出体35の枝部が保護カバー31の溝31a
内を通過する毎に感磁性ワイヤ4は信号動作し、検出コ
イル5からパルスが出力される。従って、このパルスを
検出することによって回転数が検出できる。このように
構成された磁気センサにあっては、上記した実施の形態
12と同様の効果を奏する他、さらに取り扱いが容易に
なるという効果を有する。
て保護カバー31の溝31a内から外れると、信号用磁
石34の磁束が感磁性ワイヤ4に作用し、感磁性ワイヤ
4は図6の(c)に示した信号動作と同様な動作が生
じ、検出コイル5からは、図8に示したパルスが出力さ
れる。このように被検出体35の回転に伴い、感磁性ワ
イヤ4は信号動作及び準備動作をくり返し、信号動作に
際して高い電圧を持ったパルスが出力される。言い換え
れば、被検出体35の枝部が保護カバー31の溝31a
内を通過する毎に感磁性ワイヤ4は信号動作し、検出コ
イル5からパルスが出力される。従って、このパルスを
検出することによって回転数が検出できる。このように
構成された磁気センサにあっては、上記した実施の形態
12と同様の効果を奏する他、さらに取り扱いが容易に
なるという効果を有する。
【0113】実施の形態14.次に、この発明の実施の
形態14について説明する。上記した実施の形態1ない
し13に示したものにあっては、感磁性ワイヤ4を構成
する半硬質磁性線として、40重量%ないし60重量
%、好ましくは46重量%ないし50重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加工
して得た感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を、所
望の長さに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を用いたが、この実施の形態14は感磁性ワイヤ4を
構成する半硬質磁性線を以下のようにしたものであり、
その他の点については、上記した実施の形態1ないし1
3と同様である。
形態14について説明する。上記した実施の形態1ない
し13に示したものにあっては、感磁性ワイヤ4を構成
する半硬質磁性線として、40重量%ないし60重量
%、好ましくは46重量%ないし50重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加工
して得た感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材を、所
望の長さに切断した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線を用いたが、この実施の形態14は感磁性ワイヤ4を
構成する半硬質磁性線を以下のようにしたものであり、
その他の点については、上記した実施の形態1ないし1
3と同様である。
【0114】すなわち、感磁性ワイヤ4を構成する半硬
質磁性線は次のようにして得られるたものである。ま
ず、12重量%ないし25重量%のニッケルと、3重量
%ないし20重量%の銅と、残りが鉄からなる鉄−ニッ
ケル−銅系合金線材を、通常知られているように、熱処
理及び線引き加工して所望の直径を有した鉄−ニッケル
−銅系合金線材を得る。この所望の直径を有した鉄−ニ
ッケル−銅系合金線材を450〜570℃の熱処理を加
えた後、所望の長さに切断し、鉄−ニッケル−銅系合金
線を得る。このようにして得た鉄−ニッケル−銅系合金
線は、800〜4800[A/m]の保磁力を有するα
/γ変態型の半硬質磁性線である。
質磁性線は次のようにして得られるたものである。ま
ず、12重量%ないし25重量%のニッケルと、3重量
%ないし20重量%の銅と、残りが鉄からなる鉄−ニッ
ケル−銅系合金線材を、通常知られているように、熱処
理及び線引き加工して所望の直径を有した鉄−ニッケル
−銅系合金線材を得る。この所望の直径を有した鉄−ニ
ッケル−銅系合金線材を450〜570℃の熱処理を加
えた後、所望の長さに切断し、鉄−ニッケル−銅系合金
線を得る。このようにして得た鉄−ニッケル−銅系合金
線は、800〜4800[A/m]の保磁力を有するα
/γ変態型の半硬質磁性線である。
【0115】以下、このようにして得られた鉄−ニッケ
ル−銅系合金線である半硬質磁性線を、上記した実施の
形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方向にひね
りを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とすれば良
い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向において保磁
力を測定したところ、中心部から殻部に向かって保磁力
が増大する特性を示した。つまり、心部の保磁力が比較
的低く、殻部の保磁力が比較的高い複合磁気特性を有
し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性を有
する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構成さ
れた磁気センサにあっても、上記した実施の形態1ない
し13と同様の効果を奏する。しかも、感磁性ワイヤ4
を構成する半硬質磁性線の材料を安価に得られるという
効果も有する。
ル−銅系合金線である半硬質磁性線を、上記した実施の
形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方向にひね
りを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とすれば良
い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向において保磁
力を測定したところ、中心部から殻部に向かって保磁力
が増大する特性を示した。つまり、心部の保磁力が比較
的低く、殻部の保磁力が比較的高い複合磁気特性を有
し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性を有
する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構成さ
れた磁気センサにあっても、上記した実施の形態1ない
し13と同様の効果を奏する。しかも、感磁性ワイヤ4
を構成する半硬質磁性線の材料を安価に得られるという
効果も有する。
【0116】実施の形態15.次に、この発明の実施の
形態15について説明する。上記した実施の形態14に
対して、次の点が異なるだけで、その他は同じである。
つまり、上記した実施の形態11では感磁性ワイヤを構
成するための鉄−ニッケル−銅系合金線を、所望の直径
を有した鉄−ニッケル−銅系合金線材を450〜570
℃の熱処理を加えた後得たものであるが、この実施の形
態12のものは感磁性ワイヤを構成するための鉄−ニッ
ケル−銅系合金線を、所望の直径を有した鉄−ニッケル
−銅系合金線材を600〜700℃の熱処理を加えた後
得たものである。このようにして得た鉄−ニッケル−銅
系合金線も、上記した実施の形態11と同様に800〜
4800[A/m]の保磁力を有するα/γ変態型の半
硬質磁性線である。
形態15について説明する。上記した実施の形態14に
対して、次の点が異なるだけで、その他は同じである。
つまり、上記した実施の形態11では感磁性ワイヤを構
成するための鉄−ニッケル−銅系合金線を、所望の直径
を有した鉄−ニッケル−銅系合金線材を450〜570
℃の熱処理を加えた後得たものであるが、この実施の形
態12のものは感磁性ワイヤを構成するための鉄−ニッ
ケル−銅系合金線を、所望の直径を有した鉄−ニッケル
−銅系合金線材を600〜700℃の熱処理を加えた後
得たものである。このようにして得た鉄−ニッケル−銅
系合金線も、上記した実施の形態11と同様に800〜
4800[A/m]の保磁力を有するα/γ変態型の半
硬質磁性線である。
【0117】以下、このようにして得られた鉄−ニッケ
ル−銅系合金線である半硬質磁性線を、上記した実施の
形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方向にひね
りを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とすれば良
い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向において保磁
力を測定したところ、殻部から中心部に向かって保磁力
が増大する特性を示した。つまり、殻部の保磁力が比較
的低く、心部の保磁力が比較的高い複合磁気特性を有
し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性を有
する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構成さ
れた磁気センサにあっても、上記した実施の形態14に
対して信号動作及び準備動作が殻部の磁極の反転によっ
て行われる点で相違するだけで、上記した実施の形態1
4と同様の効果を奏する。
ル−銅系合金線である半硬質磁性線を、上記した実施の
形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方向にひね
りを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とすれば良
い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向において保磁
力を測定したところ、殻部から中心部に向かって保磁力
が増大する特性を示した。つまり、殻部の保磁力が比較
的低く、心部の保磁力が比較的高い複合磁気特性を有
し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性を有
する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構成さ
れた磁気センサにあっても、上記した実施の形態14に
対して信号動作及び準備動作が殻部の磁極の反転によっ
て行われる点で相違するだけで、上記した実施の形態1
4と同様の効果を奏する。
【0118】実施の形態16.次に、この発明の実施の
形態16について説明する。この実施の形態16に示す
ものは、上記した実施の形態1ないし10に示したもの
と、感磁性ワイヤ4を構成する半硬質磁性線が相違する
だけであり、その他の点については、上記した実施の形
態1ないし10と同様である。
形態16について説明する。この実施の形態16に示す
ものは、上記した実施の形態1ないし10に示したもの
と、感磁性ワイヤ4を構成する半硬質磁性線が相違する
だけであり、その他の点については、上記した実施の形
態1ないし10と同様である。
【0119】すなわち、感磁性ワイヤ4を構成する半硬
質磁性線は次のようにして得られるたものである。ま
ず、36重量%ないし62重量%のコバルトと、2重量
%ないし16重量%のバナジウムと、残りが鉄からなる
鉄−コバルト−バナジウム系合金(バイカロイ等)線材
を、通常知られているように、熱処理及び線引き加工し
て所望の直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金
線材を得る。この所望の直径を有した鉄−コバルト−バ
ナジウム系合金線材を450〜570℃の熱処理を加え
た後、所望の長さに切断し、鉄−コバルト−バナジウム
系合金線を得る。このようにして得た鉄−コバルト−バ
ナジウム系合金線は、1500〜16000[A/m]
の保磁力を有するα/γ変態型の半硬質磁性線である。
質磁性線は次のようにして得られるたものである。ま
ず、36重量%ないし62重量%のコバルトと、2重量
%ないし16重量%のバナジウムと、残りが鉄からなる
鉄−コバルト−バナジウム系合金(バイカロイ等)線材
を、通常知られているように、熱処理及び線引き加工し
て所望の直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金
線材を得る。この所望の直径を有した鉄−コバルト−バ
ナジウム系合金線材を450〜570℃の熱処理を加え
た後、所望の長さに切断し、鉄−コバルト−バナジウム
系合金線を得る。このようにして得た鉄−コバルト−バ
ナジウム系合金線は、1500〜16000[A/m]
の保磁力を有するα/γ変態型の半硬質磁性線である。
【0120】以下、このようにして得られた鉄−コバル
ト−バナジウム系合金線である半硬質磁性線を、上記し
た実施の形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方
向にひねりを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とす
れば良い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向におい
て保磁力を測定したところ、中心部から殻部に向かって
保磁力が増大する特性を示した。つまり、心部の保磁力
が比較的低く、殻部の保磁力が比較的高い複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構
成された磁気センサにあっても、上記した実施の形態1
ないし13と同様の効果を奏する。しかも、感磁性ワイ
ヤ4を構成する半硬質磁性線は飽和磁束密度が高いた
め、検出コイル5から出力されるパルスの電圧が高いも
のが得られるという効果も有する。
ト−バナジウム系合金線である半硬質磁性線を、上記し
た実施の形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方
向にひねりを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とす
れば良い。この感磁性ワイヤ4は、その断面方向におい
て保磁力を測定したところ、中心部から殻部に向かって
保磁力が増大する特性を示した。つまり、心部の保磁力
が比較的低く、殻部の保磁力が比較的高い複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構
成された磁気センサにあっても、上記した実施の形態1
ないし13と同様の効果を奏する。しかも、感磁性ワイ
ヤ4を構成する半硬質磁性線は飽和磁束密度が高いた
め、検出コイル5から出力されるパルスの電圧が高いも
のが得られるという効果も有する。
【0121】実施の形態17.次に、この発明の実施の
形態17について説明する。上記した実施の形態16に
対して、次の点が異なるだけで、その他は同じである。
つまり、上記した実施の形態16では感磁性ワイヤを構
成するための鉄−コバルト−バナジウム系合金線を、所
望の直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金線材
を450〜570℃の熱処理を加えた後得たものである
が、この実施の形態17のものは感磁性ワイヤを構成す
るための鉄−コバルト−バナジウム系合金線を、所望の
直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金線材を6
00〜700℃の熱処理を加えた後得たものである。こ
のようにして得た鉄−コバルト−バナジウム系合金線
も、上記した実施の形態16と同様に1500〜160
00[A/m]の保磁力を有するα/γ変態型の半硬質
磁性線である。
形態17について説明する。上記した実施の形態16に
対して、次の点が異なるだけで、その他は同じである。
つまり、上記した実施の形態16では感磁性ワイヤを構
成するための鉄−コバルト−バナジウム系合金線を、所
望の直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金線材
を450〜570℃の熱処理を加えた後得たものである
が、この実施の形態17のものは感磁性ワイヤを構成す
るための鉄−コバルト−バナジウム系合金線を、所望の
直径を有した鉄−コバルト−バナジウム系合金線材を6
00〜700℃の熱処理を加えた後得たものである。こ
のようにして得た鉄−コバルト−バナジウム系合金線
も、上記した実施の形態16と同様に1500〜160
00[A/m]の保磁力を有するα/γ変態型の半硬質
磁性線である。
【0122】以下、このようにして得られた鉄−コバル
ト−バナジウム系合金線である半硬質磁性線を、上記し
た実施の形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方
向にひねりを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とす
れば良い。この感持性ワイヤ4は、その断面方向におい
て保磁力を測定したところ、殻部から中心部に向かって
保磁力が増大する特性を示した。つまり、殻部の保磁力
が比較的低く、心部の保磁力が比較的高い複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構
成された磁気センサにあっても、上記した実施の形態1
6に対して信号動作及び準備動作が殻部の磁極の反転に
よって行われる点で相違するだけで、上記した実施の形
態16と同様の効果を奏する。
ト−バナジウム系合金線である半硬質磁性線を、上記し
た実施の形態1ないし13と同様に、ボビン10に周方
向にひねりを与えた状態で固定して感磁性ワイヤ4とす
れば良い。この感持性ワイヤ4は、その断面方向におい
て保磁力を測定したところ、殻部から中心部に向かって
保磁力が増大する特性を示した。つまり、殻部の保磁力
が比較的低く、心部の保磁力が比較的高い複合磁気特性
を有し、心部と殻部との磁気特性が異なる複合磁気特性
を有する感磁性ワイヤ4として機能した。このように構
成された磁気センサにあっても、上記した実施の形態1
6に対して信号動作及び準備動作が殻部の磁極の反転に
よって行われる点で相違するだけで、上記した実施の形
態16と同様の効果を奏する。
【0123】なお、上記した実施の形態1ないし17に
あっては、感磁性ワイヤ4を構成する半硬質磁性線とし
て断面円形のものを示したが、断面四角形のもの、例え
ば圧延した板材を細くスリット状にしたリボン材からな
る半硬質磁性線であっても良い。
あっては、感磁性ワイヤ4を構成する半硬質磁性線とし
て断面円形のものを示したが、断面四角形のもの、例え
ば圧延した板材を細くスリット状にしたリボン材からな
る半硬質磁性線であっても良い。
【0124】
【発明の効果】第1の発明は、ボビンと、磁気的に半硬
質な磁性を有する半硬質磁性線からなり、周方向にひね
りを与えられた状態で両端がボビンに固定された感磁性
ワイヤと、この感磁性ワイヤの周囲を囲んで巻回され、
ボビンに装着される検知コイルとを設けた磁気センサと
したので、製造容易にしてばらつきの少ない感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサが得られるという効果がある。
質な磁性を有する半硬質磁性線からなり、周方向にひね
りを与えられた状態で両端がボビンに固定された感磁性
ワイヤと、この感磁性ワイヤの周囲を囲んで巻回され、
ボビンに装着される検知コイルとを設けた磁気センサと
したので、製造容易にしてばらつきの少ない感磁性ワイ
ヤを備えた磁気センサが得られるという効果がある。
【0125】第2の発明は、40重量%ないし60重量
%、好ましくは46重量%ないし50重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加工
した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線材としたもの
で、製造容易で磁気センサの感持性ワイヤに適した感磁
性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線材が得られるという効果
がある。
%、好ましくは46重量%ないし50重量%のニッケル
と残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、加工率
Aが70%以上、好ましくは99%以上にて線引き加工
した感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線材としたもの
で、製造容易で磁気センサの感持性ワイヤに適した感磁
性ワイヤ用鉄−ニッケル合金線材が得られるという効果
がある。
【図1】 本発明の実施の形態1を示す概略断面図及び
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイヤ
4をボビン10に取り付けた状態を示す斜視図である。
4をボビン10に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態1において、感磁性ワイ
ヤ4のボビン10への取り付けを説明するための図であ
る。
ヤ4のボビン10への取り付けを説明するための図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイヤ
4の径方向における保持磁力を示す図である。
4の径方向における保持磁力を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイヤ
4を構成する半硬質磁性線を示す斜視図である。
4を構成する半硬質磁性線を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイヤ
4の動作原理を説明するための図である。
4の動作原理を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイヤ
4のヒステリシスループを示す図である。
4のヒステリシスループを示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態1における検出コイル5
から出力されるパルス波形を示す図である。
から出力されるパルス波形を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態1において、磁気センサ
の特性を測定するための測定回路を示す図である。
の特性を測定するための測定回路を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態1における感磁性ワイ
ヤ4のひねり回転数に対する検出コイル5から出力され
るパルス検出電圧の変動値を示した図である。
ヤ4のひねり回転数に対する検出コイル5から出力され
るパルス検出電圧の変動値を示した図である。
【図11】 本発明の実施の形態2におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態3におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態4におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態5におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態6におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態7におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態8におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態9におけるボビン10
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態10におけるボビン1
0及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
0及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態11におけるボビン1
0及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
0及び感磁性ワイヤ4を示す図である。
【図21】 本発明の実施の形態12を示す斜視図であ
る。
る。
【図22】 本発明の実施の形態12を示す斜視図であ
る。
る。
【図23】 本発明の実施の形態13を示す斜視図であ
る。
る。
1…ボビン本体、2、3…第1、第2のボビン縁、4…
感磁性ワイヤ、5…検出コイル、10…ボビン、30…
準備用磁石、31…保護カバー、32、33、34…信
号用磁石。
感磁性ワイヤ、5…検出コイル、10…ボビン、30…
準備用磁石、31…保護カバー、32、33、34…信
号用磁石。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01F 1/04 H01F 1/04 T (72)発明者 若本 勝嘉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (22)
- 【請求項1】 ボビンと、 磁気的に半硬質な磁性を有する半硬質磁性線からなり、
周方向にひねりを与えられた状態で両端が上記ボビンに
固定された感磁性ワイヤと、 この感磁性ワイヤの周囲を囲んで巻回され、上記ボビン
に装着される検知コイルとを備えた磁気センサ。 - 【請求項2】 感磁性ワイヤにおけるひねりは、長さ方
向1cm当たりひねり回転角度が36度以上7200度
以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気セン
サ。 - 【請求項3】 感磁性ワイヤにおけるひねりは、長さ方
向1cm当たりひねり回転角度が180度以上1440
度以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気セン
サ。 - 【請求項4】 上記ボビンは、筒状のボビン本体と、こ
のボビン本体の貫通孔に対応して貫通孔を有するととも
にこの貫通孔と連通する外側端面に形成された溝を有
し、上記ボビン本体の一端に設けられる第1のボビン縁
と、上記ボビン本体の貫通孔に対応して貫通孔を有する
とともにこの貫通孔と連通する外側端面に形成された溝
を有し、上記ボビン本体の他端に設けられる第2のボビ
ン縁とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の貫通孔を貫通し
て配設され、その一端が上記第1のボビン縁の溝内に固
定され、他端が上記第2のボビン縁の溝内に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の磁気センサ。 - 【請求項5】 上記ボビン本体は中心軸をとおり軸に沿
った平面にて2分割された第1の部材と第2の部材とを
有し、 上記第1のボビン縁は中心軸をとおり軸に沿った平面に
て2分割された第1の部材と第2の部材とを有し、 上記第2のボビン縁は中心軸をとおり軸に沿った平面に
て2分割された第1の部材と第2の部材とを有し、 上記ボビン本体の第1の部材と上記第1のボビン縁の第
1の部材と上記第2のボビン縁の第1の部材とは一体に
形成され、 上記ボビン本体の第2の部材と上記第1のボビン縁の第
2の部材と上記第2のボビン縁の第2の部材とは一体に
形成され、 これら一体形成されたものを固定してボビンが形成され
ることを特徴とする請求項4記載の磁気センサ。 - 【請求項6】 上記ボビンは、他端に細径部の嵌合部を
有する筒状のボビン本体と、このボビン本体の貫通孔に
対応して貫通孔を有するとともにこの貫通孔と連通する
外側端面に形成された溝を有し、上記ボビン本体の一端
に設けられる第1のボビン縁と、上記ボビン本体の嵌合
部に嵌合される嵌合孔を有するとともにこの嵌合孔と連
通する外側端面に形成された溝を有し、上記ボビン本体
の嵌合部に装着される第2のボビン縁とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の貫通孔を貫通し
て配設され、その一端が上記第1のボビン縁の溝内に固
定され、他端が上記第2のボビン縁の溝内に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の磁気センサ。 - 【請求項7】 上記ボビン本体は中心軸をとおり軸に沿
った平面にて2分割された第1の部材と第2の部材とを
有し、 上記第1のボビン縁は中心軸をとおり軸に沿った平面に
て2分割された第1の部材と第2の部材とを有し、 上記ボビン本体の第1の部材と上記第1のボビン縁の第
1の部材とは一体に形成され、 上記ボビン本体の第2の部材と上記第1のボビン縁の第
2の部材とは一体に形成され、 これら一体形成されたものを固定し、かつ上記第2のボ
ビン縁の嵌合孔が上記ボビン本体の嵌合部に固定されて
ボビンが形成されることを特徴とする請求項6記載の磁
気センサ。 - 【請求項8】 上記ボビンは、貫通孔と両端にそれぞれ
この貫通孔と連通する溝とを有する筒状のボビン本体
と、上記ボビン本体の一端に設けられる第1のボビン縁
と、上記ボビン本体の他端に設けられる第2のボビン縁
とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の貫通孔を貫通し
て配設され、その一端が上記ボビン本体の一端に設けら
れた溝に固定され、他端が上記ボビン本体の他端に設け
られた溝に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の磁気センサ。 - 【請求項9】 上記ボビンは、上記感磁性ワイヤが貫通
する貫通孔を有するとともに、両端部に貫通された感磁
性ワイヤの端部を挟持する固定部を有するボビン本体を
備え、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の磁気センサ。 - 【請求項10】 上記ボビンは、外周部に中心軸に平行
に形成される溝を有する棒状のボビン本体を備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の溝内に収納され
るとともに、両端部がそれぞれ上記ボビン本体に溶着さ
れ、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の磁気
センサ。 - 【請求項11】 上記ボビンは、外周部に中心軸に平行
に形成される溝を有する棒状のボビン本体と、このボビ
ン本体の溝に対応して貫通孔を有するとともにこの貫通
孔と連通する外側側面に形成された溝を有し、上記ボビ
ン本体の一端に設けられる第1のボビン縁と、上記ボビ
ン本体の溝に対応して貫通孔を有するとともにこの貫通
孔と連通する外側側面に形成された溝を有し、上記ボビ
ン本体の他端に設けられる第2のボビン縁とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の溝内に配設さ
れ、その一端が上記第1のボビン縁の溝内に固定され、
他端が上記第2のボビン縁の溝内に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の磁気
センサ。 - 【請求項12】 上記ボビンは、外周部に中心軸に平行
に形成される溝を有する棒状のボビン本体と、このボビ
ン本体の溝に対応して外周面から中心に向かう貫通溝を
有するとともにこの貫通溝と連通する外側側面に形成さ
れた溝を有し、上記ボビン本体の一端に設けられる第1
のボビン縁と、上記ボビン本体の溝に対応して外周面か
ら中心に向かう貫通溝を有するとともにこの貫通溝と連
通する外側側面に形成された溝を有し、上記ボビン本体
の他端に設けられる第2のボビン縁とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の溝内に配設さ
れ、その一端が上記第1のボビン縁の溝内に固定され、
他端が上記第2のボビン縁の溝内に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の磁気
センサ。 - 【請求項13】 上記ボビンは、外周部に中心軸に平行
に形成される溝を有する棒状のボビン本体と、外周面か
ら中心に向かう上記ボビン本体の溝と連通する内側側面
に形成された溝とこの溝に連通し、外周面に至る穴を有
し、上記ボビン本体の他端に設けられる第1のボビン縁
と、上記ボビン本体の溝に対応して外周面から中心に向
かう貫通溝を有するとともにこの貫通溝と連通する外側
側面に形成された溝を有し、上記ボビン本体の一端に設
けられる第2のボビン縁とを備え、 上記感磁性ワイヤは、上記ボビン本体の溝内に配設さ
れ、その一端が上記第1のボビン縁の溝内に固定され、
他端が上記第2のボビン縁の穴内に固定され、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の磁気
センサ。 - 【請求項14】 上記ボビンは、上記感磁性ワイヤを樹
脂封止する樹脂からなるボビン本体を備え、 上記検知コイルは上記ボビン本体の外周に巻回されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の磁気センサ。 - 【請求項15】 上記感磁性ワイヤと並行に対向配置さ
れる準備用磁石をさらに備えていることを特徴とする請
求項1ないし請求項14記載の磁気センサ。 - 【請求項16】 上記ボビン、上記感磁性ワイヤ、上記
検知コイル及び上記準備用磁石を樹脂封止する樹脂から
なる保護カバーをさらに備えていることを特徴とする請
求項15記載の磁気センサ。 - 【請求項17】 上記感磁性ワイヤと並行に対向配置さ
れる信号用磁石をさらに備えていることを特徴とする請
求項15記載の磁気センサ。 - 【請求項18】 上記ボビン、上記感磁性ワイヤ、上記
検知コイル、上記準備用磁石及び上記信号用磁石を樹脂
封止する樹脂からなリ、上記感磁性ワイヤと上記信号用
磁石との間に溝が形成された保護カバーをさらに備えて
いることを特徴とする請求項17記載の磁気センサ。 - 【請求項19】 上記感持性ワイヤを構成する半硬質磁
性線は、40重量%ないし60重量%のニッケルと残部
が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、下記式で示す
加工率Aが70%以上100%未満にて線引き加工され
た鉄−ニッケル系合金線材にて形成された半硬質磁性線
であることを特徴とする請求項1ないし請求項18のい
ずれかに記載の磁気センサ。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。 - 【請求項20】 上記感磁性ワイヤを構成する半硬質磁
性線は、鉄−ニッケル−銅系合金及び鉄−コバルト−バ
ナジウム系合金などのα/γ変態型の半硬質磁性線であ
ることを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれ
かに記載の磁気センサ。 - 【請求項21】 40重量%ないし60重量%のニッケ
ルと残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、下記
式で示す加工率Aが70%以上100%未満にて線引き
加工して形成された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。 - 【請求項22】 46重量%ないし50重量%のニッケ
ルと残部が鉄からなる鉄−ニッケル系合金線材を、下記
式で示す加工率Aが99%以上100%未満にて線引き
加工して形成された感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金
線材。 A=[(S0−S1)/S0]×100 ただし、S0は線引き加工前の鉄−ニッケル系合金線材
の断面積、S1は線引き加工後の鉄−ニッケル系合金線
材の断面積である。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP9090845A JPH10282194A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 磁気センサ及び感磁性ワイヤ用鉄−ニッケル系合金線材 |
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