JPH10283429A - データコード及びその形成方法 - Google Patents

データコード及びその形成方法

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JPH10283429A
JPH10283429A JP9092125A JP9212597A JPH10283429A JP H10283429 A JPH10283429 A JP H10283429A JP 9092125 A JP9092125 A JP 9092125A JP 9212597 A JP9212597 A JP 9212597A JP H10283429 A JPH10283429 A JP H10283429A
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JP
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density
dot
light absorbing
transfer
infrared light
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JP9092125A
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Inventor
Hiroshi Takimoto
浩 滝本
Hideo Shinohara
秀雄 篠原
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の情報を表すことができ、かつ、セキュ
リティー性及びデザイン性の高いデータコードを得るこ
とを課題とする。 【解決手段】 赤外光吸収色素を用いて、ドット毎に該
色素の濃度を変化させることによりピクセルの濃度階調
を持たせたデータコード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データコード及び
その形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物流或いは生産の合理化のために、カー
ボンブラックを赤外光吸収剤とするバーコードによる情
報管理システムが広く普及している。最近では、バーコ
ードで表したい情報量が増加しているにもかかわらず、
現在普及している1次元のバーコードでは、表せる情報
量が限界にきているといわれており、この対策として、
2次元コード(データコード)が開発された。
【0003】このデータコードでは、ドット毎には信号
の有無、即ち、カーボンブラックを用いると、白か黒で
あり(濃度としては0か1の2段階)、ピクセルとして
はディザマトリックス法に基づく、面積階調による濃度
階調により、情報を表すこととなるので、例えば、2*
2=4ドットで1ピクセルを形成するのであれば、図2
に示すように5階調となる。図2において、1は信号な
しのドット、2は信号有りのドットを表す。このよう
に、バーコードを2次元化することにより、1次元に比
べ、格段に情報量を増やすことが可能となる。
【0004】例えば、特開昭63−214067号、特
開平1−292965号、及び特開平1−286674
号には、昇華型感熱転写方式を用いて多階調化を行うこ
とが記載されている。しかしながら、これらにおいて
は、可視光吸収色素が用いられているのみであり、赤外
光吸収色素或いは、その前駆体を適用することについて
何ら示唆されていない。
【0005】また、シアニン、フタロシアニン、ナフタ
ロシアニン、金属チオール、ジインモニウム塩等の色剤
を用いた、非可視バーコードについては、例えば、特開
昭59−138284号、特開昭60−230890
号、特開昭61−146589号及び特開昭62−87
388号に記載されているが、表現しうる情報量の点で
未だ不十分なものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、多量
の情報を表すことができ、セキュリティー性及びデザイ
ン性の高いデータコードシステムを構築することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドット毎に赤
外光吸収色素を用いて、該色素の濃度を変化させること
によりピクセルの濃度階調を持たせたデータコード、並
びに、印加エネルギーに対応して、赤外光吸収色素の転
写量が変化する転写方式を用いて、ドット毎に濃淡をつ
けることにより、ピクセルの濃度階調を得ることを特徴
とするデータコード形成方法、に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のデータコードは、赤外光吸収色素を用い、該色
素の濃度をドット毎に変化させることによりピクセルの
濃度階調を持たせるものである。即ち、例えば、印加エ
ネルギーに対応して、赤外光吸収色素の転写量が変化す
る転写方式を用いて、ドット毎に濃淡をつけることによ
り、ピクセルの濃度階調を得ることができる。
【0009】印加エネルギーに応じて拡散転写量をコン
トロールすることにより、1つのドットにおける濃度
は、0か1かの2段階ではなく、例えば、0、0.3及
び1の3段階、或いは、0、0.2、0.5及び1の4
段階のような、多階調化が可能となる。前者について、
前記した図2に対比させて、2*2=4ドットで1ピク
セルを形成するケースで見ると、図1に示すとおり、1
5階調が得られる。図1において、3は濃度1のドッ
ト、4は濃度0.3のドット、5は濃度0のドットをそ
れぞれ表す。
【0010】具体的には、赤外光吸収色素或いはこれに
適当なバインダーを伴って支持体の一方の面に有する転
写用要素に対して、他方の面から印加エネルギー、通常
熱エネルギー、の印加量を調節して印加し、転写量を変
化させて所望の受像体上に転写を行って所望のパターン
のデータコードを形成する方法、あるいは、支持体上の
一方の面に赤外光吸収色素前駆体或いはこれに適当なバ
インダーを含有する転写層を設けた転写用要素と、エネ
ルギー(通常、熱エネルギー)印加により該赤外光吸収
色素前駆体と反応して赤外光吸収色素を形成する反応試
剤或いはこれに適当なバインダーを有する受像層を支持
体の一方の面上に有する受像用要素(受像体)とを用
い、前記転写層と前記受像層とが当接するように配置し
て、印加エネルギーに対応させた濃度の赤外光吸収色素
を受像層上に転写することによって、データコードを形
成させる方法のいずれも用いることができるが、印加エ
ネルギー依存拡散転写の制御のしやすさの点では、後者
の方が好ましい。以下に、データコードの形成方法を、
熱エネルギーの印加に対応させて赤外光吸収色素の転写
量を変化させる転写方法を例にとって、更に詳細に説明
する。なお、以下の説明において、赤外光吸収色素を、
IR色素、赤外光吸収色素前駆体を、IR前駆体とそれ
ぞれ略称する。
【0011】IR色素としては、特に印加エネルギーに
応じて所望の受像体上への転写量が変化させられる限り
において、特に制限はないが、例えば、次のようなもの
が挙げられる。特開昭61−146589号に記載のア
ントラキノン系あるいはナフトキノン系色素、特開平3
−81194号に記載のナフトキノンイミン系色素、並
びに、特公平7−42412号及び特開平8−1001
27号に記載のアントラキノン系色素を用いることがで
きる。
【0012】なお、これらは可視部の吸収が大きいた
め、ステルス性が不十分であり、印加エネルギーに対す
る転写感度が不十分であったり耐光性が劣る傾向があ
る。従って、この点からも、IR色素を用いるより、前
記したIR前駆体或いはこれに適当なバインダーを含有
する転写層を設けた転写用要素と、エネルギー印加によ
り該赤外光吸収色素前駆体と反応してIR色素を形成す
る反応試剤或いはこれに適当なバインダーを有する受像
層を支持体の一方の面上に有する受像用要素とを組合せ
て用いる方法の方が有利である。IR前駆体としては例
えば、下記一般式[I]
【0013】
【化1】
【0014】(式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を表
し、Zは酸素原子、硫黄原子又はC(CN)2 を表し、
Yはアルキル基又はアルコキシ基で置換されていても良
いジアルキルアミノフェニル基あるいはアルキル基又は
アルコキシ基で置換されていても良いジアルキルアミノ
アニリノ基を表す。) あるいは下記一般式[II]
【0015】
【化2】
【0016】(式中、Wは、酸素原子又は硫黄原子を表
し、R1 及びR2 は互いに同一でも異なっていても良い
アルキル基を表し、P及びQはそれぞれ独立に、水素原
子、アルキル基又はアルコキシ基を表す。) あるいは、下記一般式[III]
【0017】
【化3】
【0018】(式中、Aは硫黄原子又はNHを表し、R
3 、R4 、R5 及びR6 はそれぞれ独立に水素原子、ア
ルキル基又はフェニル基を表すが、R3 とR4 あるいは
5 とR6 が同時に水素原子となることはない。) あるいは、下記一般式[IV]
【0019】
【化4】
【0020】(式中D及びEはそれぞれ硫黄原子又は=
NHを表し、R7 、R8 、R9 及びR 10はそれぞれ、水
素原子、アルキル基又はフェニル基を表す。但しR7
8 あるいはR9 とR10が同時に水素原子となることは
ない。)で表されるような化合物が挙げられる。前記一
般式[I]〜[IV]で表されるIR前駆体の具体例とし
ては
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】転写用要素に使用される支持体としては、
コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リアラミドのような耐熱性の良好なプラスチックのフィ
ルム及びその延伸物が適しており、それらの厚さとして
は3〜50μmの範囲を挙げることができる。転写用要
素は前記支持体上に前記IR色素あるいはIR前駆体
(以降あわせてIR色材と略す)を必要によりバインダ
ーを用いて固着して作成することができる。支持体上に
転写層を形成する場合、その方法は特に限定されず、通
常、IR色材をバインダーとともに媒体中に溶解あるい
は微粒子状に分散させることによりインクを調製し、該
インクを支持体上に塗布、乾燥することにより実施する
ことができる。
【0024】バインダーとしては、セルロース系、アク
リル酸系、澱粉系、エポキシ系等の水溶性樹脂及びアク
リル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビ
ニルブチラール、エチルセルロース、アセチルセルロー
ス、ポリエステル、アクリロニトリル/スチレン共重合
体(AS)樹脂、フェノキシ樹脂等の有機溶剤に可溶性
の樹脂が挙げられる。
【0025】尚、バインダーとIR色材の混合比(重
量)は、1:2〜2:1の範囲が適当である。インク調
製のための媒体としては水及びメチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルア
ルコール等のアルコール類、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等のセロソルブ類、トルエン、キシレン、ク
ロロベンゼン等の芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチル等
のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、塩
化メチレン、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類等の有機溶剤を挙げるこ
とができ、これらを単独あるいは併用する。インク中の
IR色材の濃度としては通常、2〜30wt%、好まし
くは4〜20wt%である。
【0026】上記のインク中には上記の成分の他に必要
に応じて有機、無機の非昇華性微粒子、分散剤、帯電防
止剤、消泡剤、酸化防止剤、粘度調製剤等の各種添加剤
を添加することができる。このインクを支持体上に塗布
する方法としては、グラビアコーター、リバースロール
コーター、ロッドコーター、エアドクタコーター等を使
用して実施することができ、該インクの塗布は、転写層
の厚さが乾燥後0.1〜5μmの範囲となるように塗布
すれば良い。
【0027】上記の支持体のうち二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルムが機械的強度、耐溶剤性、経済
性等を考慮すると特に有利である。しかし、場合によっ
てはポリエチレンテレフタレートフィルムは耐熱性が不
十分であるので、転写層の熱エネルギー印加を行なう面
に潤滑剤、微粒子、界面活性剤、あるいは帯電防止剤等
を含む熱硬化性、光硬化性あるいは熱可塑性の耐熱性樹
脂の層を設けることにより、耐熱性を改良したものを用
いることができる。
【0028】この耐熱性樹脂としては、エチルセルロー
ス樹脂、酢酸セルロース樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂等の活性水素を含有する樹脂とイソシアネートとの
架橋体等の熱硬化性樹脂、ポリエステルアクリレート、
エポキシアクリレート、ポリオールアクリレート等の光
硬化性樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル共重合体、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リアセタール樹脂等のガラス転移温度が50℃以上の熱
可塑性樹脂が挙げられる。
【0029】また、微粒子としては、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン等の無機微粒子や、シリコーン樹脂、尿
素樹脂、ベゾグアナミン樹脂等の有機微粒子等が挙げら
れる。潤滑剤としては、各種変性シリコーンオイルやリ
ン酸エステル系界面活性剤等が用いられる。界面活性剤
としては、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル
塩等の各種陰イオン界面活性剤、脂肪族4級アンモニウ
ム塩、芳香族4級アンモニウム塩等の各種陽イオン界面
活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエ
チレングリコール、脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセ
リド、アルキルアミンオキサイド等の非イオン界面活性
剤等が挙げられる。
【0030】帯電防止剤としては、4級アンモニウム・
クロライド、4級アンモニウム・ナイトレート等の陽イ
オン型界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、グリセリン
脂肪酸エステル等の非イオン型界面活性剤、あるいは、
ポリビニルベンジル型カチオン、ポリアクリル酸型カチ
オン等の導電性樹脂が挙げられる。
【0031】本発明において、データコードが形成され
る受像体(受像用要素)は、前記IR色素自体を転写用
要素から転写させる場合には、特に反応試剤を用いるこ
となく、通常、後述するように、IR色素の染着性を良
好にするバインダー成分を溶剤中に含有させて、これを
後述する支持体上に塗布、乾燥させて受像層を形成させ
ることにより作成することができる。また、転写用要素
中のIR前駆体と反応試剤とを反応させることによりI
R色素を形成させる場合には、更に反応試剤をバインダ
ー成分と共に溶剤中に含有させて、これを後述する支持
体上に塗布、乾燥することにより受像層を形成させて作
成することができる。
【0032】受像用要素に使用する支持体としては、通
常の感熱転写用受像体に用いられるもの、例えば、セル
ロース繊維より形成された種々の紙類、合成樹脂より形
成された種々の合成紙、プラスチックフィルム及びそれ
らの積層体等が挙げられる。これらの材料が接着層、離
型層等を介してそれぞれ積層されたものでも良い。支持
体上に設けられる受像層に用いられるバインダー成分と
してはIR色素の染着性が良好な熱可塑性樹脂を主成分
とする。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等を主成分とする線状飽和ポ
リエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチ
ルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリブチ
ルアクリレート等のアクリル系樹脂、あるいは、ポリス
チレン、AS樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール樹脂、塩
化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体等が挙げられる。
【0033】これらのうち、線状ポリエステル樹脂、ポ
リビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体は昇華性色素との親和力に優れているので、とくに
好ましい。又、これら上記の樹脂は、混合物の形で用い
ることもできる。受像層は、前述のような熱可塑性樹脂
を主成分とするものであるが、熱可塑性樹脂の他に、転
写記録後の転写用要素と受像体との剥離性を良くするた
めに、通常各種の離型剤あるいは無機及び有機の微粒子
を含有しうる。離型剤としてはシリコーン系、フッ素系
の化合物が特に有効であり、無機及び有機の微粒子とし
てはシリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ等
の無機粒子及びフッ素樹脂、シリコーン樹脂、各種熱硬
化性樹脂等の耐熱性の有機粒子が有効である。
【0034】受像層は上記の成分の他に、更に紫外線吸
収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、帯電防止剤
等を必要に応じて含有していても良い。上記の受像層形
成用の塗布液を調製するための溶剤としては、水の他に
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロ
ソルブ系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系
溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶剤、ジメチルフォルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶剤、塩化メチ
レン、トリクロロエチレン、ジクロロエタン等の塩素系
溶剤等を用いることが出来る。
【0035】また、受像層塗工液の調製は、単に材料を
混合して調製するか、必要に応じて、分散機で液の分散
調液を行う。この塗布液の基体への塗布乾燥方法として
は、各種塗工方法の内から選択することができる。上記
受像用要素に用いられる支持体の厚みは10〜300μ
mの範囲のものが用いられ、支持体の一部に磁気情報を
有するものあるいは、ICを有するものを用いることも
可能である。受像層の厚みとしては0.1〜20μm、
好ましくは1〜10μmが挙げられる。又、前記IR前
駆体と反応させてIR色素と形成させるための反応試剤
としては、下記一般式[V]
【0036】
【化7】Mm n …………[V]
【0037】(式中Mは、Cu、Ni、Co、Ti又は
Feを表し、Xはハロゲン原子、SO 4 、有機酸残基を
表し、mは1又は2を表し、nは1、2又は3を表す
が、m及びnは原子Mの価数に応じて決まる値であ
る。)で表されるような金属塩が挙げられる。前記一般
式[V]で表される反応試剤の具体例としてはCuCl
2 、Cu(OCOCH3 2 、CuSO4 、NiC
2 、Ni(OCOCH3 2 、NiSO 4 、CoSO
4 、TiCl3 、Ti(SO4 2 、FeSO4 、Fe
2 (SO43 等が挙げられる。反応試剤の濃度として
はバインダーに対する重量比として通常0.01〜1、
好ましくは0.05〜0.5である。また、バインダー
成分の濃度としては、塗布液全体に対して、通常2〜5
0wt%、好ましくは5〜40wt%である。
【0038】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、これらは本発明を限定するものではない。 実施例1 (色材層用インクの調製) 前記No.5の化合物 10重量部 AS樹脂(製品名:サンレックスSAN−A、モンサント化成(株)製品) 10重量部 メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 50重量部 ─────────────────────────────────── 合計 100重量部 上記組成の混合物をペイントコンディショナーで10分
間処理し、インクの調製を行った。
【0039】(転写用要素の作成)上記のインクを、ワ
イヤーバーを用いて、背面が後述する耐熱処理が施され
たポリエチレンテレフタレートフィルム(6μm厚)に
塗布、乾燥し(乾燥膜厚1μm)転写用要素を得た。
【0040】なお、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムの耐熱処理は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムに、アクリル樹脂(商品名:BR−80;三菱
レイヨン株式会社製品)10重量部、アミノ変性シリコ
ーンオイル(商品名:KF393;信越化学工業株式会
社製品)1重量部、トルエン89重量部からなる液を塗
布、乾燥(乾燥膜厚約1μm)することにより行った。
【0041】 (受像層用インクの調製) ポリビニルブチラール樹脂 5重量部 (商品名:エスレックBHS 積水化学(株)製) Ni(OCOCH3 2 2重量部 塩化ビニル・酢酸ビニル・変性アクリル樹脂 3重量部 (商品名:UCAR−VAGF、ユニオンカーバイド社製) トルエン 40重量部 メチルエチルケトン 50重量部 ─────────────────────────────────── 合計 100重量部 上記組成の混合物をペイントコンディショナーで10分
間処理してインクの調製を行った。
【0042】(受像用要素の作成)上記のインクを、ワ
イヤーバーを用いて、150μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルムに塗布し乾燥して(乾燥厚5μm)
受像用要素を得た。 (印画試験)前記転写用要素及び受像用要素を用い、転
写層面と受像層面を当接させて8ドット/mmの発熱抵
抗体密度を有する薄膜型ラインサーマルヘッドにて、転
写層支持体背面に印加電力0.3ワットにて、それぞれ
印加パルス幅9ミリ秒及び4ミリ秒のサーマルヘッド駆
動条件でエネルギー印加して印画を行った。780nm
における反射率はそれぞれ12%、45%であった。未
印画部(反射率98%)と併せて3段階の階調が得られ
た。 (耐光性試験)前記印画物をキセノンフェードメーター
(スガ試験機(株)製)により100時間照射を行った
が、反射率の劣化はわずかであった。
【0043】実施例2 (色材層用インクの調製及び転写用要素の作成)実施例
1におけるNo.5の化合物の代わりにNo.8の化合
物を用いる以外は実施例1と同様にして転写用要素を作
成した。 (受像層用インクの調製及び受像用要素の作成)実施例
1におけるNi(OCOCH3 2 の代わりにCu(O
COCH3 2を用いる以外は実施例1と同様にして受
像用要素を作成した。 (印画試験)実施例1と同じサーマルヘッドによって、
印加電力0.2ワットにて、それぞれ印加パルス幅14
ミリ秒及び6ミリ秒のサーマルヘッド駆動条件で印画を
行った。830nmにおける反射率はそれぞれ15%、
52%であり、実施例1と同様3階調が得られた。 (耐光性試験)実施例1と同様良好な結果を得た。
【0044】実施例3 (色材層用インクの調製及び転写用要素の作成)実施例
1におけるNo.5の化合物の代わりにNo.1の化合
物を用いる以外は実施例1と同様にして転写用要素を作
成した。 (受像層用インクの調製及び受像用要素の作成)実施例
1におけるNi(OCOCH3 2 の代わりにCu(O
COCH3 2を用いる以外は実施例1と同様にして受
像用要素を作成した。 (印画試験)実施例1と同じサーマルヘッドによって、
印加電力0.3ワットにて、それぞれ印加パルス幅8ミ
リ秒及び3ミリ秒のサーマルヘッド駆動条件で印画を行
った。790nmにおける反射率はそれぞれ9%、41
%であり、実施例1と同様3階調が得られた。 (耐光性試験)実施例1と同様良好な結果を得た。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、多量の情報を表すこと
ができ、セキュリティー性及びデザイン性の高いデータ
コードシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2次元コードの階調パターンの一例を
示す模式図である。
【図2】従来の2次元コードの階調パターンを示す模式
図である。
【符号の説明】
1 信号なしのドット 2 信号有りのドット 3 濃度1のドット 4 濃度0.3のドット 5 濃度0のドット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光吸収色素を用いて、ドット毎に、
    該色素の濃度を変化させることによりピクセルの濃度階
    調を持たせたデータコード。
  2. 【請求項2】 印加エネルギーに対応して、赤外光吸収
    色素の転写量が変化する転写方式を用いて、ドット毎に
    濃淡をつけることにより、ピクセルの濃度階調を得るこ
    とを特徴とするデータコード形成方法。
  3. 【請求項3】 印加エネルギーに対応して赤外光吸収色
    素の転写量が変化する転写方式が、支持体上の一方の面
    に赤外光吸収色素前駆体を含有する転写層を設けた転写
    用要素と、印加エネルギーにより該赤外光吸収色素前駆
    体と反応して赤外光吸収色素を形成する反応試剤を有す
    る受像層を支持体上の一方の面に有する受像用要素を用
    い、前記転写層と前記受像層とが当接するように配置し
    て、エネルギー印加し、印加エネルギーに対応させた濃
    度の赤外光吸収色素を受像層上に転写することを特徴と
    する請求項2に記載のデータコード形成方法。
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JP9092125A Pending JPH10283429A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 データコード及びその形成方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060524A1 (en) * 1999-04-01 2000-10-12 Omron Corporation Dot code and two-dimensional code
KR20030068774A (ko) * 2002-02-18 2003-08-25 (주) 디비인터랙티브 네트워크를 통한 정보전송 방법 및 장치

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