JPH10283628A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH10283628A
JPH10283628A JP9091193A JP9119397A JPH10283628A JP H10283628 A JPH10283628 A JP H10283628A JP 9091193 A JP9091193 A JP 9091193A JP 9119397 A JP9119397 A JP 9119397A JP H10283628 A JPH10283628 A JP H10283628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
particles
layer
recording medium
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9091193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Matsunaga
直裕 松永
Hiroshi Ogawa
博 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP9091193A priority Critical patent/JPH10283628A/ja
Publication of JPH10283628A publication Critical patent/JPH10283628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実な磁気入出力性能と透明性を兼ね備えた
磁気記録層を有する透明磁気記録媒体を提供することに
ある。 【解決手段】 本発明は、支持体上に少なくとも1層の
磁性体粒子を含む磁気記録層を有する磁気記録媒体にお
いて、該磁気記録層側の少なくとも1層が無機粒子又は
/及び有機樹脂粒子を含有し、磁気記録層の表面粗さが
Rqで5nm以上30nm以下であり、且つ前記磁気記
録層の100μm2 あたりの磁性粒子以外の粒子からな
る表面突起数が30個以上であり、且つヘイズ度が9%
未満である透明磁気記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気入出力エラー
のない透明磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオテープ、ビデオテープ、フロ
ッピーディスクのような磁気記録媒体の磁気記録層は、
磁性体含有量(塗布量) が多いため、高い磁気出力が得
られるが光透過性がないので磁気カードの印刷面上や、
写真フイルム上に磁気記録層を設けることはできない。
米国特許第5,491,051号明細書にはくり返し使
用しうる磁気特性及び写真特性のすぐれた写真要素が記
載されている。しかし、この写真要素は各種の情報、例
えば撮影の日時、天候、照明条件、縮小/拡大比等の撮
影時の条件、再プリント枚数、ズームしたい箇所、メッ
セージ等を組み込んで、くり返し使用したとき、現像、
プリント時の条件等の磁気記録情報の入出力が必ずしも
確実ではないという難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際、磁性体粒子の一
次粒径、使用量等従来にあわせて研磨剤を用いても、汚
れの磁気ヘッドへの転写防止・除去効果は充分ではな
く、また単に研磨剤使用量を増やしたり、研磨剤粒径を
大きくしたりすると、媒体そのものの透明性が極めて低
下する問題やスペースロスによる磁気出力低下といった
問題にぶつかり、実質的に透明でかつ、確実に磁気入出
力ができる磁気記録媒体の開発、そのための媒体の最適
な表面形状の設計が課題となっている。従って、本発明
の目的は、くり返し使用しても各種磁気情報を確実に磁
気入出力できる磁気エラーのない耐久性のある透明磁気
記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に少
なくとも1層の磁性体粒子を含む磁気記録層を有する磁
気記録媒体において、該磁気記録層側の少なくとも1層
が無機粒子又は/及び有機樹脂粒子を含有し、磁気記録
層の表面粗さがRq(二乗平均粗さ)で5nm以上30
nm以下であり、且つ前記磁気記録層の100μm2
たりの磁性粒子以外の粒子からなる表面突起数が30個
以上であり、且つヘイズ度が9%未満であることを特徴
とする透明磁気記録媒体を提供するものである。本発明
で透明磁気記録媒体とは後述した透明磁気記録層を有す
る記録媒体をいう。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる無機粒子とし
ては、酸化アルミニウム(α−アルミナ、γ−アルミ
ナ、コランダム等)、酸化クロム(Cr23 )、酸化
鉄(α−Fe23 )、二酸化珪素、コロイダルシリ
カ、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫等の酸化物、シリ
コンカーバイト(SiC)、炭化珪素、炭化チタン等の
炭化物、ダイヤモンド等の微粉末、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸ストロンチウム
バリウム、マンガンコロイド等があげられる。有機高分
子粒子としては、ポリテトラフルオロエチレン、セルロ
ースアセテート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリプロピルメタクリレート、ポリメチルアクリ
レート、ポリエチレンカーボネートなどの樹脂粒子やで
んぷん等があり、またそれらの粉砕分級物もあげられ
る。
【0006】また、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、イタコン酸ジエステル、クロトン酸エステ
ル、マレイン酸ジエステル、フタル酸ジエステル、スチ
レン誘導体、ビニルエステル類、アクリルアミド類、ビ
ニルエーテル類、アリル化合物、ビニルケトン類、ビニ
ル異節環化合物、アリル化合物、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、多官能モノマー類、等の単量体の1
種または2種以上の重合体である高分子化合物を種々の
手段例えば懸濁重合法、スプレードライ法、あるいは分
散法等によって粒子としたものであっても良い。他に、
シロキサン樹脂やベンゾグアナミン樹脂等がある。
【0007】これら粒子をバック層内に含有させること
によりできる、本発明の好ましい表面形態について以下
に述べる。バック層の表面粗さはRqで5nm以上30
nm以下であり、好ましくは10nm以上25nm以下
である。前記表面粗さを満足した上で表面突起数は、瞬
時に磁気ヘッドの汚れを除去し、且つ媒体側に付着する
汚れを突起間にトラップし磁気ヘッドに転写させない為
に、100μm2 あたり30個以上必要である。
【0008】上記表面形状が達成されるためには、粒子
は透明磁気記録層又は/及び透明磁気記録層に隣接する
層に含有されることが好ましい。粒子は単独素材でも充
分効果が見られるが、粒子が少なくとも2種類以上(同
一素材種で粒径が異なる場合も含む)含有され、その中
の少なくとも一つの粒子の平均一次粒子径が0.2〜
0.4μmで、少なくとも一つの粒子の平均一次粒子径
が0.01〜0.15μmであることが好ましい。更に
好ましくは少なくとも一つの粒子の平均一次粒子径が
0.2〜0.3μmで、少なくとも一つの粒子の平均一
次粒子径が0.01〜0.10μmであることが好まし
い。また、前者粒子の硬度がモース硬度7以上、後者粒
子のモース硬度が7以下であることが更に好ましい。モ
ース硬度7以上の粒子としては、例えば、二酸化珪素、
酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化アルミニウム、ダ
イヤモンド、炭化珪素、炭化チタン、タングステンカー
ボン、窒化チタン、等がある。詳しくは例えば、「Ha
ndbookof Chemistry & Phy
s.62edition」に記載されている。上記の中
でも、モース硬度9のα−アルミナが含有されているこ
とが磁気ヘッドを十分に研磨できる点では好ましい。更
には、前者粒子がα−アルミナで、後者粒子がモース硬
度7以下の金属酸化物であることが好ましい。
【0009】大粒子は磁気ヘッドに接触したとき、ヘッ
ド研磨能を持たせ汚れをクリーニングする機能があり、
小粒子は大きい粒子間に存在し、微細汚れを媒体上にト
ラップし、これを磁気ヘッドに転写させない作用があ
る。特に現像処理を伴う、ハロゲン化銀乳剤層を有する
透明磁気記録媒体の場合、現像処理液の渇き物(汚れ)
を小粒子の突起間に微細分散化し(トラップし)、大粒
子が汚れと磁気ヘッドの接触を防ぐという機能が明確に
発揮される。これらの粒子の使用量は大粒子と小粒子の
合計はこれを含有する層の1wt.%以上20wt.%
以下であることが望ましい。大粒子と小粒子の比は重量
比で大粒子:小粒子が、通常1:0.1〜1:100、
好ましくは1:0.2〜1:30、さらに好ましくは
1:0.3〜1:10である。
【0010】前記粒子を使用することにより、使用して
いない場合と比べ、透明性は若干低下するが、本発明の
磁気記録媒体を写真フイルム上に設けることを想定する
と、すべてのバック層のヘイズ度は9%以下にすること
が写真性能上必要で、さらには7%以下にすることが好
ましい。使用する粒子の平均一次粒子径は0.01μm
以上0.4μm以下であるものが容易に入手でき、また
粒度も揃っていて、本発明の微細な表面形態を得るため
に好ましい。その際、塗設した層内に存在する粒子(2
次粒子を含む)の95%以上が0.7μm以下であるこ
とが好ましい。極めて均一に磁気ヘッドに接触できる
上、カレンダリング(鏡面加工)の様な後工程が不要と
なる。このような粒子は、それぞれ単独で/または複数
で分散スラリー化され、組み込む層の塗布液に添加・混
合されることが、塗布液の安定性等の許容度が広がり好
ましい。
【0011】透明磁気記録層とは実質的に写真画質に影
響を与えない程度の透明性を有した磁気記録層を指し、
ブルーフィルター透過濃度で0〜0.2、好ましくは0
〜0.15、より好ましくは0〜0.10のものであ
る。
【0012】本発明で用いられる透明磁気記録層に含有
される磁性粒子は、γ−Fe23などの強磁性酸化鉄
(FeOx、 4/3<x≦ 3/2) 、Co被着γ−Fe2
3 などのCo被着強磁性酸化鉄(FeOx、 4/3<x≦
3/2) 、Co被着マグネタイト、その他Co含有の強磁
性酸化鉄、Co含有マグネタイト、強磁性二酸化クロ
ム、強磁性金属、強磁性合金、さらにその他のフェライ
ト、例えば六方晶系のBaフェライト、Srフェライ
ト、Pbフェライト、Caフェライトあるいはこれらの
固溶体またはイオン置換体などを使用できる。
【0013】強磁性体の形状としては針状、米粒状、球
状、立方体状、板状等いずれでもよいが、針状が電磁変
換特性上好ましい。粒子の比表面積はSBET で20m2
/g以上が好ましく、30m2 /g以上が特に好まし
い。粒子サイズは、針状の場合は長軸が0.01〜0.
8μm、短軸は0.005〜0.4μmで長軸と短軸の
比は100:1〜2:1が好ましく、更に長軸は0.0
4〜0.4μm、短軸は0.01〜0.1μmがより好
ましく長軸と短軸の比は100:1〜3:1がより好ま
しい。磁性体の粒子サイズ分布はできるだけシャープな
方が好ましい。
【0014】強磁性体の飽和磁化(σs )は50emu/g
以上、さらに好ましくは70emu/g以上である。また、
強磁性体の角型比(σr /σs )は40%以上、さらに
は45%以上が好ましい。保磁力(Hc)は200 Oe
以上3000 Oe 以下、好ましくは500 Oe 以上20
00 Oe 以下である。
【0015】これらの強磁性体粒子を、例えば特開昭5
9−23505や特開平4−096052記載のものな
どのような、シリカおよび/またはアルミナで表面処理
してもよい。また、特開平4−195726、同4−1
92116、同4−259911、同5−081652
記載のような無機および/または有機の素材による表面
処理を施してもよい。さらに、これらの強磁性体粒子は
その表面にシランカップリング剤又はチタンカップリン
グ剤で処理されてもよい。カップリング剤としては例え
ば、3−メルカプトプロピル トリメトキシシラン、3
−イソシアニルプロピル メチルジメトキシシラン、3
−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)オキシプロピ
ル トリメトキシシラン、3−メトキシ(ポリ(重合度
6)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシ
ラン、デシルトリメトキシシランなどが用いられる。こ
れらのシランカップリング剤及びチタンカップリング剤
の磁気粒子に対する添加量は1.0〜200重量%であ
る。好ましくは1〜75重量%であり、より好ましくは
2〜50重量%である。又、これらのシランカップリン
グ剤及びチタンカップリング剤は磁気粒子への直接処理
方法やインテグラルブレンド法によって処理され、直接
法には乾式法、スラリー法、スプレー法がある。乾式法
では例えば、磁気粒子と少量の水、または有機溶剤、ま
たは水を含有する有機溶剤およびカップリング剤を混合
しオープンニーダーで攪拌して水、有機溶剤を除去した
後、更に微細分散するのが好ましい。
【0016】上記磁性体を後述するバインダ−中に分散
する方法は、ニーダー、ピン型ミル、アニュラー型ミル
などが好ましく、ニーダーとピン型ミル、もしくはニー
ダーとアニュラー型ミルの併用も好ましい。ニーダーと
しては、開放型(オープン)、密閉型、連続型などがあ
り、その他3本ロールミル、ラボプラストミル等の混練
機も用いられる。
【0017】磁気記録層の厚みは3μm以下、好ましく
は2μ以下、より好ましくは1.5μm以下である。磁
気粒子とバインダーの重量比は好ましくは0.5:10
0〜60:100からなり、より好ましくは1:100
〜30:100である。磁性体としての塗布量は0.0
05〜0.3g/m2、好ましくは0.01〜0.15g/
m2、さらに好ましくは0.02〜0.1g/m2である。磁
気記録層を付与したフイルムとしての保磁力は500 O
e 以上3000 Oe以下、好ましくは800 Oe 以上1
500 Oe 以下である。
【0018】磁気記録層は写真用支持体の全面またはス
トライプ状に設けることができる。支持体上に塗布され
た磁気記録層は必要により層中の磁性材料を直ちに乾燥
しながら配向させる処理を施したのち、形成した磁気記
録層を乾燥する。磁性体を配向させるには永久磁石やソ
レノイドコイルを用いる方法がある。永久磁石の強度は
2000 Oe 以上が好ましく、3000 Oe 以上が特に
好ましい。ソレノイドの場合は500 Oe 以上でもよ
い。また、乾燥時の配向のタイミングは磁気記録層内の
残留溶剤が5%〜70%の地点が望ましい。
【0019】磁気記録層には潤滑性向上、カール調節、
帯電防止、接着防止、ヘッド研磨、ゴミ付着防止などの
機能を合せ持たせてもよい。
【0020】本発明に用いられる磁気記録層等のバイン
ダーは熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、酸、
アルカリもしくは生分解性ポリマー、天然物重合体(セ
ルロース誘導体、糖誘導体など)およびこれらの混合物
を使用することができる。好ましい上記樹脂のTgは−
40℃〜300℃、重量平均分子量は0.2万〜100
万、より好ましくは0.5万〜30万である。
【0021】上記熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、酢酸ビニルとビニル
アルコール、マレイン酸および/またはアクリル酸との
共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化
ビニル・アクリロニトリル共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体などのビニル系共重合体、ニトロセルロー
ス、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アセ
チルジブチルアセテート、トリプロピオニルアセテー
ト、ジドデシルアセテートなどのセルロース誘導体、ア
クリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエ
ーテルポリウレタン、ポリカーボネート、ポリウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、アミノ樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ブタジ
エンアクリロニトリル樹脂等のゴム系樹脂、シリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂を挙げることができる。
【0022】熱硬化性樹脂または反応型樹脂はたとえ
ば、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、
硬化型ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ア
ルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エ
ポキシ−ポリアミド樹脂、ニトロセルロースメラミン樹
脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポ
リマーの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量
グリコール/高分子量ジオール/ポリイソシアネートの
混合物、ポリアミン樹脂、およびこれらの混合物が挙げ
られる。
【0023】また、磁気記録層を構成するバインダーの
中で置換度1.7〜2.9のセルロースエステルが、好
ましく用いられる。特に好ましいのはセルロースジアセ
テート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
アセテートプロピオネートである。
【0024】以上列挙のバインダー中に、極性基(エポ
キシ基、CO2 M、OH、NR2 、NR3 X、SO3
M、OSO3 M、PO32 、OPO32 、ただしM
は水素、アルカリ金属またはアンモニウムであり、一つ
の基の中に複数のMがあるときは互いに異なっていても
よい、Rは水素またはアルキル基である)を導入してあ
ってもよい。
【0025】上記バインダーは単独または数種混合で使
用され、エポキシ系、アジリジン系、イソシアネート系
の架橋剤を添加してあっても良い。架橋剤を使用するこ
とにより、層間の接着を強化できる。イソシアネート系
架橋剤としてはイソシアネート基を2個以上有するポリ
イソシアネート化合物で、たとえばトリレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネ
ート、o−トルイジンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネート
などのイソシアネート類、これらのイソシアネート類と
ポリアルコールとの反応生成物(例えば、トルレンジイ
ソシアナート3molとトリメチロールプロパン1mo
lの反応生成物)、及びこれらのイソシアネート類の縮
合により生成したポリイソシアネートなどが挙げられ
る。上記架橋剤の中で特に好ましいのは下記の一般式
(1)であらわされるイソシアネート系架橋剤である。 一般式(1):
【0026】
【化1】
【0027】nは0〜50の範囲が好ましいが、より好
ましくは0〜30、さらに好ましくは0〜10である。
n数は単一である必要はなく、分布を持っていても構わ
ない。mは1〜2の整数である。R1 、R2 、R3
H、アルキル基(C1 以上)、あるいはアリール基(C
6 以上)である。この様な架橋剤の好ましい粘度は50
(cP/25℃)〜1000(cP/25℃)である。
またこのような架橋剤の好ましいNCO含有率は20〜
40%である。より好ましくは25〜35%である。こ
の様な架橋剤の市販品としては、日本ポリウレタン
(株)製の「ミリオネートMT」、「ミリオネートMR
−100」、「ミリオネートMR−200」、「ミリオ
ネートMR−300」、「ミリオネートMR−40
0」、住友バイエルウレタン(株)製の「スミジュール
44V10」(以上、いずれも商品名)等が挙げられ
る。上記架橋剤の塗布量は、3mg/m2 以上1000
mg/m2 以下で含まれることが好ましいが、より好ま
しくは5mg/m2 以上500mg/m2 以下であり、
さらに好ましくは10mg/m2 以上300mg/m2
以下である。このような架橋剤が充分に架橋を行うため
に、50℃以上、好ましくは70℃以上で、1分〜72
時間の加熱乾燥を行うことが好ましい。
【0028】本発明で用いられる架橋剤を使用する際、
3級アミン系、金属塩系、DBU(1,8−ジアザ−ビ
シクロ[5,4,0]ウンデセン−7)系化合物の中か
ら少なくとも1種類以上を同時に使用することで、磁気
記録層そのもの、あるいは磁気記録層とベース間/磁気
記録層間の架橋反応速度を促進させることができ、耐久
性向上のための架橋反応時間を短縮させることができ
る。3級アミン系では、例えば、Bruinsらの"Polyureth
ane Technology" P.25,Intーerscience(1960)に記載され
ているような、テトラメチルブタンジアミンや1,4−
ジアザビシクロ[2,2,2]オクタンやトリエチルア
ミンなどが挙げられる。また金属塩系では、例えば、ジ
ブチルすずジラウレート、オクトエ酸すず、ナフテン酸
コバルト、塩化第1すず、テトラ−n−ブチルすず、塩
化第2すず、トリメチルすずヒドロキシド、ジメチル2
塩化すずなどが挙げられる。このような化合物は、例え
ば、磁気記録層あるいはこれに隣接する層の塗布液中に
本発明の架橋剤とともに添加した後、塗布するか、また
は/さらに上記層の下層または/さらに上層の塗布液中
に添加しておいて、耐久性改良する層への該化合物の拡
散を利用しても良い。
【0029】本発明で使用されるフィルム支持体として
はトリアセチルセルロース(TAC)、ポリアミド、ポ
リカーボネート及びポリエステル等があり、ポリエステ
ルが好ましい。これらのポリエステルの好ましい平均分
子量の範囲は約5000ないし200000である。本
発明で用いられるポリエステルはそのTgが70℃以上
200℃以下であり、90℃以上180℃以下が好まし
い。具体的には下記のような化合物例を示すことができ
る。
【0030】 P−1:〔テレフタル酸(TPA)/エチレングリコール(EG)) (100/100)〕 (PET) Tg=80℃ P−2:〔2,6−ナフタレンジカルボン酸(NDCA)/エチレングリ コール(EG)(100/100)〕(PEN) Tg=119℃ P−3:2,6−NDCA/TPA/EG(50/50/100) Tg=92℃ P−4:PEN/PET(60/40) Tg=95℃ P−5:PEN/PET(80/20) Tg=104℃
【0031】ポリエステルの中で好ましいのは2,6−
ナフタレンジカルボン酸を含むポリエステルであり、全
ジカルボン酸中に2,6−ナフタレンジカルボン酸を1
0モル%以上含むポリエステルである。中でも特に好ま
しいのはポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートである。又、支持体の厚みは80〜115μm
が好ましく、特に好ましくは85〜105μmである。
更にポリエステル支持体は感光層を塗布する前に40℃
以上ガラス転移温度以下の温度で、0.1〜1500時
間熱処理を施すと、ロール状の感光材料としたとき、巻
きぐせをつきにくくすることができる。
【0032】TAC支持体では、トリフェニルフォスフ
ェート、ビフェニルジフェニルフォスフェート、ジメチ
ルエチルフォスフェート等の可塑剤を通常添加する。支
持体はベース色味のニュートラル化、ライトパイピング
防止、ハレーション防止などの目的のために染料を含有
してもよい。これら支持体上に写真層(例えば、感光性
ハロゲン化銀乳剤層、中間層、フィルター層、磁気記録
層、導電性層)を強固に接着させるために、薬品処理、
機械的処理、コロナ放電処理、火炎処理、紫外線処理、
高周波処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レー
ザー処理、混酸処理、オゾン酸化処理などの表面活性化
処理をした後、直接写真乳剤を塗布して接着力を得ても
良いし、一旦これらの表面処理をした後、あるいは表面
処理無しで下塗り層を設け、この上に写真乳剤層を塗布
しても良い。
【0033】また、本発明のバック層には、そのほか、
染料、界面活性剤等を含有する事が出来る。バック層に
用いられる滑り剤としては、例えば、高級脂肪酸エステ
ル(炭素数10〜24の脂肪酸と炭素数10〜60のア
ルコールのエステル)が好ましい。滑り剤の使用量は
0.001〜0.1g/m2 が好ましく、より好ましく
は0.005〜0.05g/m2 である。
【0034】本発明の磁気記録材料はその構成層中にポ
リマーラテックスを含むことができる。感光材料の場合
は、高温高湿度下での密着不良を改良するために、表面
に凹凸を付与する方が好ましく、粗い表面ほど好まし
い。
【0035】好ましい突起物は本発明の突起物の平均高
さを有する範囲であれば、例えば球形、不定形マット剤
で突起物を形成する場合はその含有量が0.5〜600
mg/m2であり、より好ましいのは1〜400mg/m2であ
る。この時、使用されるマット剤としてはその組成にお
いて特に限定されず、無機物でも有機物でもよく2種類
以上の混合物でもよい。本発明に用いられる粒子は、現
像処理後も感材中に残存する粒子でもよいが、処理液に
溶けてもよくその場合はアルカリ性で溶解するような基
を含有させることが望ましい。
【0036】本発明のマット剤の無機化合物、有機化合
物は、例えば、硫酸バリウム、マンガンコロイド、二酸
化チタン、硫酸ストロンチウムバリウム、二酸化ケイ
素、などの無機物の微粉末があるが、さらに例えば湿式
法やケイ酸のゲル化より得られる合成シリカ等の二酸化
ケイ素やチタンスラッグと硫酸により生成する二酸化チ
タン(ルチル型やアナタース型)等が挙げられる。ま
た、粒径の比較的大きい、例えば20μm以上の無機物
から粉砕した後、分級(振動ろ過、風力分級など)する
ことによっても得られる。他、ポリテトラフルオロエチ
レン、セルロースアセテート、ポリスチレン、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレート、ポリ
メチルアクリレート、ポリエチレンカーボネート、澱粉
等の有機高分子化合物の粉砕分級物もあげられる。ある
いは又懸濁重合法で合成した高分子化合物、スプレード
ライ法あるいは分散法等により球型にした高分子化合
物、または無機化合物を用いることができる。
【0037】また以下に述べるような単量体化合物の1
種又は2種以上の重合体である高分子化合物を種々の手
段によって粒子としたものであってもよい。重合体は単
一モノマーから形成されても良いし、複数のモノマーを
組み合わせて重合した共重合体の粒子にして用いてもよ
い。モノマー化合物のうち、アクリル酸エステル類、メ
タクリル酸エステル類、ビニルエステル類、スチレン
類、オレフィン類が好ましく用いられる。また、本発明
には特開昭62−14647号、同62−17744
号、同62−17743号に記載されているようなフッ
素原子あるいはシリコン原子を有する粒子を用いてもよ
い。
【0038】これらの中で好ましく用いられる粒子組成
としてポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチルアクリレート、ポリ(メチルメタクリレ
ート/メタクリル酸=95/5、又は50/50(モル
比)、ポリ(スチレン/スチレンスルホン酸=95/
5、または60/40(モル比)、ポリアクリロニトリ
ル、ポリ(メチルメタクリレート/エチルアクリレート
/メタクリル酸=50/40/10)、シリカなどを挙
げることができる。これらのマット剤は、好ましくは
0.01〜25μmの平均粒径を有するものであり、
0.1〜20μmがより好ましい。マット剤の含有層は
特に限定されないが、好ましくは乳剤保護層、バック
層、バック保護層である。中でも乳剤及びバック保護層
が好ましくその保護層の厚みは0.05〜6μmであり
より好ましくは0.15〜5μmである。
【0039】特に本発明で好ましい磁気記録媒体とし
て、ハロゲン化銀感光層を含むカラーリバーサルフィル
ムとカラーネガフィルムをあげることができる。特に一
般用カラーネガフィルムが好ましい。ハロゲン化銀乳剤
は、通常、物理熟成、化学熟成および分光増感を行った
ものを使用する。本発明の効果は、金化合物と含イオウ
化合物で増感した乳剤を使用したときに特に顕著に認め
られる。このような工程で使用される添加剤はリサーチ
・ディスクロージャーNo. 17643および同No. 18
716に記載されており、その該当箇所を後に挙げた。
【0040】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記の2つのリサーチ・ディスクロージャーに記載され
ており、下記の表に関連する記載箇所を示した。 添加剤種類 RD17643 RD18716 1 化学増感剤 23頁 648頁右欄 2 感度上昇剤 同上 3 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 強色増感剤 649頁右欄 4 増 白 剤 24頁 5 かぶり防止剤 24〜25頁 649頁右欄〜 および安定剤 6 光吸収剤、 649頁右欄〜 フィルター染料、 25〜26頁 650頁左欄 紫外線吸収剤 7 ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 8 色素画像安定剤 25頁 9 硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 10 バインダー 26頁 同上 11 可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁左欄 12 塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 表面活性剤
【0041】本発明でAPS(Advanced Ph
oto System)カラー感材を内蔵したパトロー
ネの場合、パトローネおよびパトローネケースに使用さ
れるプラスチックの総重量は通常1g以上25g以下、
好ましくは5g以上15g以下である。APSの場合、
フイルムのロール幅が24mmとなるのでパトローネを
小型化できる。本発明のパトローネは、その形態につい
て特に限定されない。収納される写真フイルムは現像前
のいわゆる生フイルムでもよいし、現像処理された写真
フイルムでもよい。又、生フイルムと現像済みの写真フ
イルムが同じ新パトローネに収納されていてもよいし、
別のパトローネでもよい。
【0042】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0043】実施例1 (試料1−Aの作製) 1)第1層 厚さ90μm のポリエチレンナフタレート支持体の両面
に紫外線照射(UV)処理を施した後、バック面側に下
記組成の接着層を設けた。尚、塗布量を10.4cc/
2 とした。紫外線照射は、特公昭45−3828号実
施例に示したような方法で行った。 ゼラチン 0.9重量部 蒸留水 0.9重量部 酢酸 0.9重量部 メタノール 46.7重量部 エチレンジクロライド 46.7重量部 p−クロロフェノール 3.7重量部
【0044】2)第2層 塩化第2スズ水和物230重量部と三塩化アンチモン2
3重量部をエタノール3000重量部に溶解し均一溶液
を得た。この溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液を前期
溶液がpH3になるまで滴下し、コロイド状酸化第2スズ
と酸化アンチモンの共沈澱物を得た。得られた共沈澱を
50℃に24時間放置し、赤褐色のコロイド状沈澱を得
た。赤褐色コロイド状沈澱を遠心分離により分離した。
過剰なイオンを除くため沈澱に水を加え遠心分離によっ
て水洗した。この操作を3回繰り返し過剰イオンを除去
した。過剰イオンを除去したコロイド状沈澱200重量
部を水1500重量部に再分散し、500℃に加熱した
焼成炉に噴霧し、青みがかった平均粒径0.005μm
の酸化第二スズ酸化アンチモン複合酸化物の微粒子を得
た。この微粒子粉末の抵抗率は25Ω・cmであった。上
記微粉末40重量部と水60重量部の混合液をpH7.0
に調整し、撹はん機で粗分散の後横型サンドミル(ダイ
ノミル、 Willy A. Backfen AG製)で滞留時間が30
分になるまで分散して、一次粒子が一部凝集して2次凝
集体として0.05μm になる分散液を調製した。
【0045】下記処方の液を乾燥膜厚が0.3μm にな
るように塗布し、110℃で30秒間乾燥した。 ・上記導電性微粒子分散液 (SnO2 /Sb23 複合酸化物、0.15μm ) 10重量部 ・ゼラチン 1重量部 ・水 27重量部 ・メタノール 60重量部 ・レゾルシン 2重量部 ・ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(重合度10) 0.01重量部
【0046】3)第3層 Co被着γーFe2O3 磁性体(Hc:831 Oe、σs :7
7.1emu/g、σr :37.4emu/g、 SBET
:38.7m2 /g)1100重量部、水220重量
部及びシランカップリング剤〔3−(ポリ(重合度1
0)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシ
ラン〕165重量部を添加して、オープンニーダーで3
時間良く混練した。この粗分散した粘性のある液を70
℃で1昼夜乾燥し水を除去した後、110℃、1時間加
熱して処理をし、表面処理をした磁気粒子を作製した。
【0047】さらに以下の処方で、再びオープンニーダ
ーにて4時間混練した。 上記表面処理済み磁気粒子 855g ジアセチルセルロース 25.3g メチルエチルケトン 136.3g シクロヘキサノン 136.3g
【0048】さらに、以下の処方で、サンドミル(1/
4Gのサンドミル)にて2000rpm、4時間微細分
散した。メディアは1mmΦのガラスビーズを用いた。 上記混練液 45g ジアセチルセルロース 23.7g メチルエチルケトン 127.7g シクロヘキサノン 127.7g
【0049】さらに、以下の処方で、第3層塗布液を作
製した。 磁性体含有中間液の作製 上記微細分散液 48.4g ジアセチルセルロース溶液 1917.1g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) これらをディスパ−にて攪拌・混合し、「磁性体含有中
間液」を作製した。
【0050】粒子分散液の作製 以下の処方にて、サンドミル(ベッセル内及び回転ディ
スクがセラミックコートされた1/4Gのサンドミル)
にて2000rpm、5時間微細分散した。メディアは
1mmΦのジルコニアビーズを用いた。 AKP50 37g (α−アルミナ、住友化学工業製、平均一次粒子径0.19μm) シランカップリング剤 2.6g 〔3−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシラン〕 ジアセチルセルロース溶液 330.4g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 )
【0051】 第3層塗布液の作製 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 198g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) AKP50粒子分散液 89g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0052】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。AKP50は60mg/m2 で塗布され
た。
【0053】4)第4層 滑り剤の分散原液の作成 下記のa液を90℃加温溶解し、b液に添加後、高圧ホ
モジナイザーで分散し滑り剤の分散原液を作成した。 a液 化合物 0.75重量部 C613CH(OH)(CH210COOC4061 化合物 0.75重量部 n−C50101 O(CH2 CH2 O)16H キシレン 2.11重量部 プロピレングリコール−モノメチルエーテル 0.08重量部 b液 シクロヘキサノン 96.3重量部 第4層塗布液の作製 上記滑り分散原液482gに下記のバインダー、溶剤を
加え塗布液とした。 ヒドロキシプロピルセルロース 0.96g (日本曹達(株) 製 、商品名HPC−SL) イソプロピルアルコール 3243g メタノール 114.55g シクロヘキサノン 144g 化合物 0.73g C817SO2 N(C37 )(CH2 CH2 O)4 (CH24 SO3 Na ポリエステル変性シリコーン溶液 2.88g (BYKケミジャパン(株) 製、 商品名BYK310、固形分含量25%)
【0054】上記滑り層塗布液を10.4cc/m2
塗布量で塗布した。乾燥は110℃で行った。
【0055】次に試料の評価について記す。
【0056】a)ヘイズの測定 日本電色工業(株) 製のヘイズ計「VGS−1001D
P」を用いてヘイズ度を測定した。この時、光がバック
層側から入射するように測定した。媒体のヘイズ度が9
%未満の試料を○、9%以上の試料を×(N.G.)と
判定した。尚、ヘイズ度は以下のように定義される。
【0057】 T=D+PT PT:平行透過率 H=(D/T)×100(%) T:全透過率 D:拡散 H:ヘイズ度(濁度)
【0058】b)表面粗さ測定 東京精密(株) 製の接触式3次元表面粗さ計「サーフコ
ム570A−3DF」を用いて次のような条件で表面粗
さ(Rq) を測定した。 スキャンスピード:0.15mm/sec カットオフ値 :0.25mm 測定面積 :1mm×0.5mm 針 :90°2μmR ダイヤ針
【0059】c)表面突起数の評価 走査型電子顕微鏡「ESM−3200」(ELIONI
X(株) 製)を用いて、作製した試料の表面を5000
倍〜10000倍で写真に写し、100μm2あたりの
表面突起数を磁性体粒子と区別しながら求めた。
【0060】d)塗設層中に分散された粒子の粒度測定 作製した試料の塗設層中に分散された粒子の粒度(平均
2次粒子径)を求めるために、以下の手順で行った。 低温灰化装置(プラズマリアクターPR−503 ヤ
マト科学(株) 製)を用いて、粒子を覆っているバイン
ダーを除去する。 粒子の表面を覆っていたバインダーを除去した後の試
料表面を、走査型電子顕微鏡「ESM−3200」に
て、5000倍〜10000倍で写真に写す。 写真に写っている粒子一個一個をデジタイザーを用い
て、円相当径を求めた。 上記円相当径を「塗設層中に分散された粒子の粒度」
とした。
【0061】e)磁気入出力性能の評価 幅24mm、長さ200mにスリットした作製試料を、
搬送速度100mm/secにて、予め6kHzのFM
信号にて磁気記録し、ギャップ5μm 、巻き数2000
ターンの汎用の磁気再生ヘッドにて、約95dBのゲイ
ンがあるアンプを用いて記録信号を再生し、再生信号の
一つ一つを以下の様に調べ、磁気入出力性能の評価を行
った。媒体バック面に存在する汚れが、磁気ヘッド表面
に転写してしまう媒体はスペースロスにより信号振幅の
大きさが小さくなりドロップアウトの回数が増加するこ
とから採用した。各々の再生信号の大きさが、磁気ヘッ
ドに汚れの無い場合の理想的な再生信号の平均の大きさ
に対し、35%以下になったとき「ドロップアウト」と
定義し、 ドロップアウトが10回以上の時 ×(N.G.) ドロップアウトが5回以上10回未満の時 △(N.G.) ドロップアウトが3回以上5回未満の時 ○ ドロップアウトが1回以上3回未満の時 ○○ ドロップアウトがない時 ○○○ と判定した。
【0062】(試料1−B〜D、比較試料1−E〜Gの
作製)試料1−Aのバック第3層に含有されるアルミナ
AKP50の塗布量を表1に示すように変える以外は、
試料1−Aと全く同じように作製した。これを試料1−
B〜D、比較試料1−E〜Gとする。
【0063】
【表1】
【0064】表1よりわかる様に、確実な磁気入出力性
を達成する為には、Rqが30nmを越えても、表面突
起数が30個/100μm2 を下回ってもいけないこと
がわかる。
【0065】(比較試料1−Hの作製)試料1−Aにお
いて、バック第3層とバック第4層の間に下記処方に
て、一層設ける以外は試料1−Aと全く同じように作製
した。これを比較試料1−Hとする。 ジアセチルセルロース 4g メチルエチルケトン 498g シクロヘキサノン 498g これを塗布量10.4cc/m2 で塗布した。
【0066】表1の結果からわかる様に、表面突起数が
30個/100μm2 を越えていても、Rqが5nm未
満であると磁気入出力性が悪化することがわかる。
【0067】(試料1−I、M、L 比較試料1−J、
Kの作製)試料1−Aにおいて、バック第3層の処方を
以下に変更する以外は試料1−Aと全く同じように作製
した。これを試料1−I、M、L 比較試料1−J、K
とする。
【0068】第3層 Co被着γーFe2O3 磁性体(Hc:831 Oe、σs :7
7.1emu/g、σr :37.4emu/g、SBET
:38.7m2 /g)1100重量部、水220重量
部及びシランカップリング剤〔3−(ポリ(重合度1
0)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシ
ラン〕165重量部を添加して、オープンニーダーで3
時間良く混練した。この粗分散した粘性のある液を70
℃で1昼夜乾燥し水を除去した後、110℃、1時間加
熱して処理をし、表面処理をした磁気粒子を作製した。
【0069】さらに以下の処方で、再びオープンニーダ
ーにて4時間混練した。 上記表面処理済み磁気粒子 855g ジアセチルセルロース 25.3g メチルエチルケトン 136.3g シクロヘキサノン 136.3g
【0070】さらに、以下の処方で、サンドミル(1/
4Gのサンドミル)にて2000rpm、4時間微細分
散した。メディアは1mmΦのガラスビーズを用いた。 上記混練液 45g ジアセチルセルロース 23.7g メチルエチルケトン 127.7g シクロヘキサノン 127.7g
【0071】さらに、以下の処方で、第3層塗布液を作
製した。 磁性体含有中間液の作製 上記微細分散液 48.4g ジアセチルセルロース溶液 1917.1g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) これらをディスパ−にて攪拌・混合し、「磁性体含有中
間液」を作製した。
【0072】粒子分散液の作製 以下の処方にて、超音波分散機にて、氷冷しながら、5
0Hz30分間微細分散した。 試料1−I 0.3μmシリカ:シーホスタKEP30 10g (比較試料1−J 0.5μmシリカ:シーホスタKEP50 10g) (比較試料1−K 1.0μmシリカ:シーホスタKEP100 10g) (試料1−L 0.2μmメラミン樹脂:エポスタS 10g) <いずれも、日本触媒(株)製> (試料1−M 0.3μmシロキサン樹脂:トスパール103 10g) <東芝シリコーン(株)製>
【0073】上記粉体に以下を加える ジアセチルセルロース溶液 90g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 )
【0074】 第3層塗布液の作製 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 198g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) 上記シリカ微細分散液 試料1−Iの場合 44.5g (比較試料1−Jの場合 44.5g) (比較試料1−Kの場合 3.0g) (試料1−Lの場合 44.5g) (試料1−Mの場合 44.5g) 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0075】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0076】表1の結果からわかる様に、AKP50以
外の無機又は有機粒子を用いても、同様の結果が得られ
た。
【0077】実施例2 (試料2−Aの作製)試料1−Aにおいて、第3層の処
方を以下に変更する以外は試料1−Aと全く同じように
作製した。これを試料2−Aとする。 第3層 Co被着γーFe2O3 磁性体(Hc:831 Oe、σs :7
7.1emu/g、σr :37.4emu/g、SBET
:38.7m2 /g)1100重量部、水220重量
部及びシランカップリング剤〔3−(ポリ(重合度1
0)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシ
ラン〕165重量部を添加して、オープンニーダーで3
時間良く混練した。この粗分散した粘性のある液を70
℃で1昼夜乾燥し水を除去した後、110℃、1時間加
熱して処理をし、表面処理をした磁気粒子を作製した。
【0078】さらに以下の処方で、再びオープンニーダ
ーにて4時間混練した。 上記表面処理済み磁気粒子 855g ジアセチルセルロース 25.3g メチルエチルケトン 136.3g シクロヘキサノン 136.3g
【0079】さらに、以下の処方で、サンドミル(1/
4Gのサンドミル)にて2000rpm、4時間微細分
散した。メディアは1mmΦのガラスビーズを用いた。 上記混練液 45g ジアセチルセルロース 23.7g メチルエチルケトン 127.7g シクロヘキサノン 127.7g
【0080】さらに、以下の処方で、第3層塗布液を作
製した。 磁性体含有中間液の作製 上記微細分散液 48.4g ジアセチルセルロース溶液 1917.1g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) これらをディスパ−にて攪拌・混合し、「磁性体含有中
間液」を作製した。 粒子分散液の作製 以下の処方にて、サンドミル(ベッセル内及び回転ディ
スクがセラミックコートされた1/4Gのサンドミル)
にて2000rpm、5時間微細分散した。メディアは
1mmΦのジルコニアビーズを用いた。 HIT100 37g (α−アルミナ、住友化学工業製、平均一次粒子径0.10μm) シランカップリング剤 8.4g 〔3−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシラン〕 ジアセチルセルロース溶液 324.6g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) バック第3層塗布液の作製 上記磁性体含有中間液 3500g HIT100微細分散液 287g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0081】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0082】
【表2】
【0083】表2の結果からわかるように、平均粒径
0.2μm以下のα−アルミナである、HIT100を
用いても良好な磁気入出力性を有する磁気記録媒体が得
られた。
【0084】実施例3 (試料3−Aの作製)実施例1−A試料において、アル
ミナAKP50の分散時間を5時間から10時間に延長
する以外は試料1−Aと全く同じように作製した。これ
を試料3−Aとする。試料1−Aと試料3−Aについ
て、塗設層中に分散されたAKP50粒子の粒径測定し
たところ、試料1−Aは0.7μm以下の粒子が95%
以下で含有されていたのに対し、試料3−Aは0.7μ
m以下の粒子が95%以上で含有されていた。表2の結
果からわかるように、塗設層中に0.7μm以下の粒子
が95%以上含有されているとさらに磁気入出力特性が
良化することがわかる。
【0085】実施例4 (試料4−A、B、C、D、Eの作製)試料1−Aにお
いて、第3層の処方を以下に変更する以外は試料1−A
と全く同じように作製した。これを試料4−A、B、
C、D、Eとする。 第3層 Co被着γーFe2O3 磁性体(Hc:831 Oe、σs :7
7.1emu/g、σr :37.4emu/g、SBET
:38.7m2 /g)1100重量部、水220重量
部及びシランカップリング剤〔3−(ポリ(重合度1
0)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシ
ラン〕165重量部を添加して、オープンニーダーで3
時間良く混練した。この粗分散した粘性のある液を70
℃で1昼夜乾燥し水を除去した後、110℃、1時間加
熱して処理をし、表面処理をした磁気粒子を作製した。
【0086】さらに以下の処方で、再びオープンニーダ
ーにて4時間混練した。 上記表面処理済み磁気粒子 855g ジアセチルセルロース 25.3g メチルエチルケトン 136.3g シクロヘキサノン 136.3g
【0087】さらに、以下の処方で、サンドミル(1/
4Gのサンドミル)にて2000rpm、4時間微細分
散した。メディアは1mmΦのガラスビーズを用いた。 上記混練液 45g ジアセチルセルロース 23.7g メチルエチルケトン 127.7g シクロヘキサノン 127.7g
【0088】さらに、以下の処方で、第3層塗布液を作
製した。 磁性体含有中間液の作製 上記微細分散液 48.4g ジアセチルセルロース溶液 1917.1g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) これらをディスパ−にて攪拌・混合し、「磁性体含有中
間液」を作製した。
【0089】粒子分散液の作製 (1)粒子1分散液の作製 以下の処方にて、サンドミル(ベッセル内及び回転ディ
スクがセラミックコートされた1/4Gのサンドミル)
にて2000rpm、5時間微細分散した。メディアは
1mmΦのジルコニアビーズを用いた。 AKP50 37g (α−アルミナ、住友化学工業製、平均一次粒子径0.10μm) シランカップリング剤 2.6g 〔3−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)オキシプロピル トリメトキシシラン〕 ジアセチルセルロース溶液 330.4g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 )
【0090】(2)粒子2分散液の作製 その1 以下の処方にて、超音波分散機にて、氷冷しながら、5
0Hz30分間微細分散した。 試料4−A 0.1μmシリカ:シーホスタKEP10 10g 日本触媒(株)製 (試料4−B 0.14μm炭酸カルシウム:ホモカルD 10g 白石工業(株)製 ) 上記粉体に以下を加える ジアセチルセルロース溶液 90g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) その2 以下の処方にて、粒子分散液を作製した。
【0091】試料4−D 試料2−Aに用いたHIT100(0.10μm)分散
液を使用した。 第3層塗布液の作製 (試料4−Aの作製) 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 109g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) AKP50粒子分散液 89g シーホスタKEP10分散液 89g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0092】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0093】 (試料4−Bの作製) 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 109g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) AKP50粒子分散液 89g ホモカルD分散液 89g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0094】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0095】 (試料4−Cの作製) 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 99g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1 ) AKP50粒子分散液 89g MIBKシリカゾル分散液 (0.015μm シリカゾル 固形分30% 日産化学(株)製) 99g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0096】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0097】 (試料4−Dの作製) 上記磁性体含有中間液 3500g AKP50粒子分散液 89g HIT100分散液 198g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0098】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0099】 (試料4−Eの作製) 上記磁性体含有中間液 3500g 試料1−I粒子分散液(粒子1として。シーホスタKEP30 10%微分散液) 89g 試料2−A粒子分散液(粒子2として。HIT100 10%微分散液 198g 架橋剤[1]:ミリオネートMR−400 15.8g (日本ポリウレタン(株) 製) メチルエチルケトン 31g シクロヘキサノン 31g
【0100】この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量2
9.3cc/m2 になるように塗布した。乾燥は110
℃で行った。
【0101】表2の結果よりわかる様に、無機粒子を2
種類以上含有し、少なくとも一つの粒子の平均一次粒子
径が0.2〜0.4μm以下で、少なくとも一つの粒子
の平均一次粒子径が0.15μm以下であると、更に良
好な磁気入出力特性を有する磁気記録媒体が作製でき
る。
【0102】実施例5 試料1−Aと同様にして、以下の試料5−Aを作成し
た。
【0103】厚さ90μm のポリエチレンナフタレート
支持体について、その各々の両面に、処理雰囲気圧力
0.2Torr、雰囲気気体中のH2 O分圧75%、放
電周波数30kHz、出力2500W、処理強度0.5
kV・A・分/m2 でグロー放電処理を施した。この支
持体上に、第1層を設けず、第2層として下記組成の塗
布液を特公昭58−4589号公報のバー塗布法を用い
て、5cc/m2 の塗布量で塗布した。
【0104】 導電性微粒子分散液(SnO2 /Sb25 粒子濃度 50 重量部 10%の水分散液.一次粒子径0.005μm の 2次凝集体でその平均粒径が0.05μm ) ゼラチン 0.5 重量部 水 49 重量部 ポリグリセロールポリグリシジルエーテル 0.16 重量部 ポリ(重合度20)オキシエチレン 0.1 重量部 ソルビタンモノラウレート
【0105】さらに、バック第2層を塗設後、直径20
cmのステンレス巻き芯に巻付けて、110℃(PEN
支持体のTg:119℃)、48時間加熱処理し熱履歴
させた後、支持体をはさみバック層側と反対側に下塗り
層として下記組成の塗布液をバー塗布法を用いて、10
cc/m2 の塗布量で塗布した。
【0106】 ゼラチン 1.01 重量部 サリチル酸 0.30 重量部 レゾルシン 0.40 重量部 ポリ(重合度10)オキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.11 重量部 水 3.53 重量部 メタノール 84.57重量部 n−プロパノ−ル 10.08重量部 さらに、試料1−Aと同様に第2層側に第3、4層を塗
設し、その後で、以下に記載の感光層を塗設し、ハロゲ
ン化銀乳剤層付き磁気記録媒体を作製した。
【0107】(感光層の塗設)特開平7−287345
号公報の実施例1に記載された、多層カラーネガ感光材
料となる試料5−Aを作製した。更に、試料5−Aにつ
いて、磁気信号読み取り前に以下の現像処理を行った。 (写真フイルムの現像処理)得られた写真フイルムは、
富士写真フイルムのCN−16Xケミカル処方により現
像処理を行った。現像機は富士写真フイルム株式会社製
のシネ式自動現像機FNCP−900を用いた。
【0108】現像処理後の試料5−Aの磁気出力性能
は、試料1−Aや現像処理前の試料5−Aと同様に優れ
たものであった。また、先に述べた実施例試料・比較例
試料についても、試料5−Aと同様にして調べたところ
(乳剤層の塗設・現像処理の実施)、磁気入出力性能の
良否は同じ結果が得られた。
【0109】実施例6 (試料6−Aの作製)試料5−Aにおいて、乳剤層を、
反転カラー乳剤層である特開平2−854実施例1の試
料101と同様にして、さらに、現像処理を特開平2−
854実施例1に示されるようなカラーリバーサル感材
用の現像処理法により実施する以外は、試料5−Aの作
製と同様に行ったところ、試料5−Aと同様の結果が得
られ、透明性と磁気入出力性が両立した、ハロゲン化銀
乳剤層付き磁気記録媒体が得られた。
【0110】実施例7 (試料7−A、Bの作製)試料1−Aのバック第3層の
溶剤をMEK(50%)シクロヘキサノン(50%)か
ら、MEK(50%)シクロヘキサノン(10%)アセ
トン(40%)に変更しただけの試料を試料7−A、M
EK(50%)シクロヘキサノン(10%)酢酸メチル
(40%)に変更しただけの試料を試料7−Bとする。
試料7−A、7−Bともに性能上なんら試料1−Aと違
いはなく、また一方で乾燥が速くなるため塗布スピード
がアップでき、したがって製造コストを低減することが
でき、好ましい試料であった。なお、実施例1〜7で作
製した試料は全て透明である。
【0111】
【発明の効果】本発明により、繰り返し使用しても確実
な磁気入出力性能と透明性を兼ね備えた耐久性のある磁
気記録層を有する透明磁気記録媒体を提供することがで
きる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の磁性体粒子
    を含む磁気記録層を有する磁気記録媒体において、該磁
    気記録層側の少なくとも1層が無機粒子又は/及び有機
    樹脂粒子を含有し、磁気記録層の表面粗さがRqで5n
    m以上30nm以下であり、且つ前記磁気記録層の10
    0μm2 あたりの磁性粒子以外の粒子からなる表面突起
    数が30個以上であり、且つヘイズ度が9%未満である
    ことを特徴とする透明磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 該透明磁気記録層又は/及び該透明磁気
    記録層に隣接する層が、無機粒子又は/及び有機高分子
    粒子を含有することを特徴とする請求項1記載の透明磁
    気記録媒体。
  3. 【請求項3】 該無機粒子のうち、少なくとも1つが、
    平均1次粒子径が0.4μm以下のα−アルミナである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の透明磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 平均一次粒子径が異なる無機粒子又は/
    及び有機高分子粒子を2種類以上含有し、少なくとも一
    つの粒子の平均一次粒子径が0.2〜0.4μmで、少
    なくとも一つの粒子の平均一次粒子径が0.01〜0.
    15μmであることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の透明磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 平均一次粒子径が異なる無機粒子又は/
    及び有機高分子粒子を2種類以上含有し、少なくとも一
    つの粒子の平均一次粒子径が0.2〜0.4μmで、モ
    ース硬度が7以上であり、少なくとも一つの粒子の平均
    一次粒子径が0.01〜0.15μmで、モース硬度が
    7以下であることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の透明磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 平均一次粒子径が異なる無機粒子を2種
    類以上含有し、少なくとも一つの粒子が、平均一次粒子
    径が0.2〜0.4μmであるα−アルミナであり、少
    なくとも一つの粒子が、平均一次粒子径が0.01〜
    0.15μmであるモース硬度7以下の金属酸化物であ
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の
    透明磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 塗設層中に分散された該無機粒子、有機
    樹脂粒子の95%以上が0.7μm以下であることが特
    徴である請求項1、2、3、4、5又は6記載の透明磁
    気記録媒体。
  8. 【請求項8】 該透明磁気記録媒体において、支持体を
    はさみ、該バック層に対して反対側に、少なくとも1層
    のハロゲン化銀乳剤層を有することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6又は7記載のハロゲン化銀乳剤
    層付き透明磁気記録媒体。
JP9091193A 1997-04-09 1997-04-09 磁気記録媒体 Pending JPH10283628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9091193A JPH10283628A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9091193A JPH10283628A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10283628A true JPH10283628A (ja) 1998-10-23

Family

ID=14019617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9091193A Pending JPH10283628A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10283628A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6363972B2 (ja)
US6296996B1 (en) Transparent magnetic recording medium
EP0603582B1 (en) Silver halide photographic material including a magnetic recording layer
JPH10334458A (ja) 透明磁気記録媒体
US5766835A (en) Silver halide photographic light-sensitive material
JPH10283628A (ja) 磁気記録媒体
JPH1125448A (ja) 透明磁気記録媒体
US5510169A (en) Magnetic recording medium with backside coating containing polymeric particles
JPH10283629A (ja) 透明磁気記録媒体
JP2000155935A (ja) 磁気記録媒体
JPH1145431A (ja) 透明磁気記録媒体
JPH11174624A (ja) 透明磁気記録媒体
JPH11256179A (ja) 透明磁気記録媒体
JPH1116155A (ja) 透明磁気記録媒体
JP2000231168A (ja) 透明磁気記録写真感光媒体
JPH1130830A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2000122200A (ja) 写真材料
JPH05135346A (ja) 裏面層を有する可撓性磁気記録媒体
JP2001075211A (ja) 透明磁気記録写真感光媒体
JP2000137310A (ja) 透明磁気記録写真感光媒体
JPH09258354A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10171051A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH09274266A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3385499B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH08146542A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法