JPH10283733A - ディスク再生装置及びディスク再生方法 - Google Patents

ディスク再生装置及びディスク再生方法

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Publication number
JPH10283733A
JPH10283733A JP9102453A JP10245397A JPH10283733A JP H10283733 A JPH10283733 A JP H10283733A JP 9102453 A JP9102453 A JP 9102453A JP 10245397 A JP10245397 A JP 10245397A JP H10283733 A JPH10283733 A JP H10283733A
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JP
Japan
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data
disk
memory
speed
read
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Application number
JP9102453A
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English (en)
Inventor
Toshiro Kitajima
敏朗 北島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9102453A priority Critical patent/JPH10283733A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が低く、機構の寿命が長く、小型
化、低価格化が可能なショックプルーフ機能を持つディ
スク再生装置を提供する。 【解決手段】 ディスク1より読取ったデータを書込む
メモリ8と、メモリのデータを一定速度で読出す読出し
手段と、データ異常を検知したとき、そのデータがメモ
リから読出しが終る前に、異常発生前のディスク位置に
戻り、データの連続性を確保しながらメモリに再書込み
を行なうデータ補正手段6、7、9とを備えるディスク
再生装置において、ディスク回転速度をメモリからの読
出し速度またはその整数倍の速度に切換えるディスク回
転切換手段6と、ディスク回転速度を前記読出し速度の
近傍で制御するディスク回転可変制御手段14とを設け
る。ディスクの高速読取りでメモリデータ蓄積量が満杯
になると、ディスク回転を読出し速度の近傍で制御し、
音繋ぎ後のデータ蓄積量を再び満杯にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDなどを再生す
るディスク再生装置と、それを用いて行なうディスク再
生方法に関し、特に、振動などに起因する再生音の音飛
びの発生を効率的に防止するものである。
【0002】
【従来の技術】CDプレーヤーは、CDの情報信号面に
光ビームを焦点させるフォーカシングサーボや情報トラ
ックに光ビームを追従させるトラッキングサーボなどを
駆使してCDから情報信号を読み出しており、記録情報
の忠実な再生が可能である。しかし、CDに対して非接
触で情報を読み出すため、ポータブル型や車載用の装置
では、外来振動でフォーカス外れやトラックジャンプが
発生し、音が途切れたり、時間的に音が不連続になる、
いわゆる“音飛び”が生じ易い。
【0003】こうした音飛びを防ぐために、CDからデ
ータを高速で先読みしてメモリに蓄え、このメモリから
通常再生速度(標準速)でデータを読み出すことによ
り、衝撃などによる音飛びを防止するショックプルーフ
技術が開発されている。この技術では、音飛びを検出し
た場合に、情報信号の途切れたCDの位置に再アクセス
し、音飛び箇所の情報が通常再生で読み出される前に、
その位置からの情報を再びメモリに蓄える。このよう
に、情報信号の途切れた位置から引き続いてデータを読
出し、メモリ上に連続する情報信号として記録すること
を“音繋ぎ”という。
【0004】このショックプルーフ機能を備えた従来の
ディスク再生装置は、National Technical Report VOl.
40,No.3,Jun.1994に記載されている。
【0005】この装置は、図6に示すように、ディスク
1から情報を読み出す光ピックアップ2と、ディスク1
を回転するスピンドルモータ3と、スピンドルモータ3
の駆動や光ピックアップ2の送り、フォーカシング及び
トラッキングを行なう駆動回路11と、光ピックアップ2
の出力を増幅するヘッドアンプ4と、増幅された光ピッ
クアップ2の出力信号を処理する信号処理回路5と、ヘ
ッドアンプ4の出力に基づいてスピンドルモータ3の速
度制御と光ピックアップ2の送り、フォーカシング及び
トラッキングとを行なうサーボ処理回路6と、再生音の
音飛びを防止するショックプルーフ制御回路7と、ディ
スク1から高速で読み出された情報信号を蓄えるメモリ
8と、メモリ8から通常速度で読み出された情報信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器10と、キー13によ
り入力された指示に基づいて装置の各部を制御するシス
テム制御回路9と、必要な情報を表示する表示部12とを
備えている。
【0006】信号処理回路5は、図7に示すように、デ
ィスク1から読み出された変調されているデータを復調
するデータ復調部43と、復調されたデータから記録情報
に含まれるサブコードを抽出するサブコード抽出部44
と、信号の時間軸方向の揺れを吸収するためのジッタ吸
収RAM42と、復調データの誤り訂正を行なう誤り訂正
部41とを具備している。
【0007】また、ショックプルーフ制御回路7は、図
8に示すように、信号処理回路5から入力するシリアル
データを16ビットのパラレルデータに変換する直並列
変換部57と、メモリ8へのデータの読み書きを制御する
メモリコントローラ51と、メモリ8の読出しアドレスを
生成するリードアドレス発生部54と、メモリ8への書き
込みアドレスを生成するライトアドレス発生部53と、ラ
イトアドレス発生部53で生成された書き込みアドレスを
サブコードのブロックの周期で保持するライトアドレス
ラッチ52と、システム制御回路9により音飛びがないこ
とが確認された最新のアドレスを保持する有効アドレス
ラッチ55と、リードアドレス発生部54、ライトアドレス
発生部53及び有効アドレスラッチ55におけるアドレスか
らメモリに蓄えられているデータ量を検出するデータ量
検出部56と、出力する信号をパラレルデータからシリア
ルデータに変換する並直列変換部58と、音繋ぎに際して
データの一致を検出するデータ一致検出部59と、このシ
ョックプルーフ制御回路7の各部を制御する制御部60と
を具備している。
【0008】CDに記録される信号は、98フレームで
1つの情報単位が形成される。1つのフレームは、図9
(a)に示すように、24ビットのフレーム同期信号
と、1シンボル(1シンボルは8ビット)のサブコード
と、24シンボルのディジタルオーディオデータと、8
シンボルのパリティと、各シンボルの結合に要する3ビ
ットとから成る。この1シンボルのデータはCDに記録
するために14ビットに変調されるので、1フレームは
588ビットで構成されている。
【0009】サブコードは、98個のフレームで1つの
ブロックを形成しており、サブコードの部分だけを取り
出すと図9(b)のようになる。この内、S0、S1はブ
ロックの頭を識別する同期パターンである。また、ブロ
ックへのアクセスに必要な情報はP1〜P96、Q1〜Q96
に含まれており、開始位置のブロックから終了位置のブ
ロックまで単調に増加する絶対時間のデータなどがここ
に記録されている。
【0010】また、この再生装置のサーボ処理回路6
は、ディスクの再生信号からクロック信号を再生するた
めのPLL(Phase Locked Loop)を備えている。この
PLLは、入力電圧に応じた周波数の発振信号を出力す
るVCO(電圧制御発振器)と、再生波形のエッジを検
出した信号とVCOの発振出力との位相を比較する位相
比較器とを具備しており、位相比較器の出力が再びVC
Oに入力される。このPLLがロックした状態では、V
COから、再生波形のエッジ信号に同期する連続信号が
発振され、これがクロック信号となる。このクロック信
号を、装置に内蔵する水晶発振子の原発振と同期させる
ことにより、スピンドルモータ3の回転がコントロール
される。
【0011】このディスク再生装置では、サーボ処理回
路6の制御により、スピンドルモータ3が通常再生の2
倍の速度で駆動され、ディスク1が2倍速で回転する。
このディスク1より2倍速で読み出されたデータは、光
ピックアップ2を通り、ヘッドアンプ4で増幅され、信
号処理回路5のデータ復調部43で復調される。
【0012】サブコード抽出部44は、復調データからサ
ブコードを抽出し、サブコード・ブロックの同期パター
ンを検出するごとに、サブコード・ブロック・クロック
信号(BLKCK)をシステム制御回路9とショックプ
ルーフ制御回路7とに出力する。
【0013】復調されたオーディオデータ及びパリティ
データは、ジッタ吸収RAM42に蓄積された後、ジッタ
を除くために時間間隔が一定のクロックで読み出され
る。このとき、ジッタが大きすぎて、ジッタの吸収がで
きないときは、ジッタNG信号がシステム制御回路9と
ショックプルーフ制御回路7とに出力される。この時、
ショックプルーフ制御回路7の制御部60は、メモリ8へ
の書き込みを停止する。ジッタ吸収RAM42から出力さ
れたオーディオデータは、誤り訂正部41でパリティデー
タを用いて誤り訂正される。
【0014】こうして復調されたオーディオデータは、
ショックプルーフ制御回路7に入力し、直並列変換部57
で16ビットのパラレルデータに変換され、ライトアド
レス発生部53が生成したメモリ8の書き込みアドレス
(WA)に蓄えられる。
【0015】ライトアドレスラッチ52は、信号処理回路
5からBLKCKが入力するごとに、ライトアドレス発
生部53が生成したアドレスを保持する。
【0016】一方、システム制御回路9は、信号処理回
路5からBLKCKが入力するごとに、信号処理回路5
から出力されるサブコードを読み取り、その連続性を識
別する。そして、サブコードが連続していれば音飛びが
ないものと判断して、ショックプルーフ制御回路7の有
効アドレスラッチ55にWAQVコマンドを送る。有効ア
ドレスラッチ55は、このコマンドにより、ライトアドレ
スラッチ52に格納されているアドレスを保持する。従っ
て、有効アドレスラッチ55には、異常がないと確認され
たサブコードに対応するメモリ8のアドレス(VWA)
が保持されることになる。
【0017】リードアドレス発生部54は、メモリ8に格
納されたオーディオデータが通常再生速度で読み出され
るように読出しアドレス(RA)を生成する。読み出さ
れたデータは、並直列変換部58でシリアルデータに変換
されてD/A変換器10に入力し、アナログデータに変換
されてRチャンネル及びLチャンネルの音声信号が再生
される。
【0018】メモリ8のアドレスのWA、RA及びVW
Aは、図10に示す関係にある。即ち、WAが先行し、
RAはWAによって書き込まれたデータを古い順に読み
出して行く。WAの回転速度はRAの回転速度の2倍で
ある。WAによって書き込まれるデータは必ずしも正し
いとは限らない。この書き込まれたデータの内でVWA
までのデータがサブコードのチェックにより“誤りな
し”と判断されたデータである。従って、VWAとRA
との間のデータが有効データとして扱われる。
【0019】RAがVWAに追いついたときは、読み出
すデータがなくなった状態であり、読み出しを停止しな
ければならない。また、WAがRAに追いついたとき
は、データが満杯になった状態であり、書き込みを停止
しなければならない。
【0020】データ量検出部56は、ライトアドレス発生
部53、有効アドレスラッチ55及びリードアドレス発生部
54のそれぞれから入力するWA、VWA、RAにより、
メモリ8のデータ量を検出し、WAがRAに追いついた
(満杯になった)とき、検出結果を制御部60に知らせ
る。
【0021】制御部60は、ライトアドレス発生部53に書
き込みアドレスの生成を停止させるとともに、この検出
結果をシステム制御回路9に伝える。システム制御回路
9は、サーボ処理回路6に指令を出し、光ピックアップ
2によるディスク1からの情報読み取りを一時停止させ
る。
【0022】メモリ8へのデータの書き込みが停止され
ても、メモリ8からのデータの読み出しは通常速度で継
続されるため、メモリ8のVWAとRAとの間の有効デ
ータ量は減少する。この有効データが一定量まで減少し
たとき、データ量検出部56は、それを検出して制御部60
に知らせる。
【0023】制御部60は、この検出結果をシステム制御
回路9に伝え、システム制御回路9は、サーボ処理回路
6に指令を出して、光ピックアップ2によるディスク1
からの2倍速での情報読み取りを再開させる。
【0024】このとき、メモリ8に記録されているデー
タと、これから記録するデータとが連続するように“音
繋ぎ”の処理を行なう。
【0025】システム制御回路9は、音繋ぎのためのデ
ータ比較接続指令をショックプルーフ制御回路7に送
り、また、サーボ処理回路6には、情報読み取りの一時
停止前に有効アドレスラッチ55に対して送ったWAQV
のポイントより少し手前からアクセスするように指令を
出す。
【0026】データ比較接続指令を受けたショックプル
ーフ制御回路7では、データ一致検出部59が、図11に
示すように、VWAの手前の6ワード(Rチャネル、L
チャネル各3ワードずつ、計96ビット)の蓄積データ
と、信号処理回路5から入力する信号とのデータ比較を
行ない、それらが完全に一致したとき、その旨を制御部
60に伝える。これを受けて、制御部60は、ライトアドレ
ス発生部53に対して書き込みアドレスをVWA+1から
生成するように指令し、データ蓄積を再開して、信号処
理回路5から引き続いて入力するデータ一致後のデータ
をメモリ8に蓄積する。
【0027】このように、この装置では、2倍速で常時
回転するディスク1から情報が読み取られてメモリ8に
蓄えられ、この蓄えられた情報がメモリ8から通常速度
で読み出されて再生される。メモリ8のデータ量が満杯
になると、ディスク1からの情報読み取りが一時停止さ
れ、メモリ8のデータ量があるレベルまで減少すると、
音繋ぎをして、ディスク1からの情報読み取りが再開さ
れる。メモリ8への情報蓄積に関しては、衝撃等による
音飛びが発生しない限り、この動作が繰り返される。こ
の間、メモリ8からの通常速度でのデータ読み出しは継
続して続けられ、情報の再生が連続して行なわれる。
【0028】図12には、このときのメモリ8に蓄えら
れたデータ量が時間とともに変化する様子を図示してい
る。
【0029】メモリ8への情報蓄積過程でディスク再生
装置に衝撃が加わり、音飛びが発生すると、システム制
御回路9は、それを、サブコードが不連続になったり、
あるいは、信号処理回路5からジッタ吸収NG信号が入
力したり、サーボ処理回路6から異常検出信号が入力す
ることによって検知する。音飛びを検出したシステム制
御回路9は、ショックプルーフ制御回路7に対して、メ
モリ8への情報蓄積を停止させるとともに、その時点で
異常がないと確認されている有効アドレスラッチ55に保
持された有効アドレス(VWA)の次ぎから情報蓄積を
やり直すため、音繋ぎのためのデータ比較接続をショッ
クプルーフ制御回路7に指令し、また、サーボ処理回路
6には、そのVWAに対応するWAQVのポイントより
少し手前からアクセスするように指令を出す。
【0030】このときの音繋ぎの動作は、先に説明した
情報蓄積再開時の場合と同じであり、この音繋ぎの処理
後、メモリ8に蓄えられている有効アドレスのデータに
連続するデータが、続きの書き込みアドレスに書き込ま
れる。
【0031】図12には、この外乱発生時のメモリ8に
蓄えられたデータ量の時間変化を併せて示している。
【0032】このように、このディスク再生装置では、
装置に対する衝撃などで音飛びが発生しても、音飛び箇
所の情報が通常再生で読み出される前に、音繋ぎをして
再度蓄積されるため、再生時には音飛びのない情報を再
現することができる。
【0033】また、特開平2−161658号公報に
は、これとは異なるショックプルーフ方式のディスク再
生装置が提案されている。この装置では、ディスクの情
報を3倍速で読み取ってメモリに蓄積し、メモリからは
通常速度で読み出して情報を再生する。メモリのデータ
量が満杯になると、ディスクからの情報読み取りを通常
速度に変更する。この状態では、メモリに入力するデー
タ量とメモリから出力するデータ量とが等しいため、メ
モリのデータ蓄積量は時間的に変わらない。
【0034】音飛びが発生した場合には、音繋ぎを行な
った後、ディスクの情報を3倍速で読み取ってメモリに
蓄積し、メモリのデータ量が満杯になると、ディスクか
らの情報読み取りを再び通常速度に切り換える。
【0035】図13は、この再生装置において、メモリ
に入力するデータとメモリから出力するデータとの時間
的関係、及びメモリにおけるデータ蓄積量の時間的変化
を図示している。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のディス
ク再生装置の内、前者の装置では、ディスクの回転を常
時2倍速に維持する必要があるため、スピンドルモータ
の消費電流が大きくなり、また、光ヘッドアップを頻繁
に一時停止前の位置に戻すため、トラバースモータの消
費電流も増加し、発熱量が増える。また、モータなど、
機構系の部品の摩耗が早く、機構系の寿命が短い。ま
た、音繋ぎの動作回数が多いため、同一データが連続す
るようなコンパクト・ディスクの場合には、音繋ぎミス
が発生する可能性が高い、という問題点がある。
【0037】一方、後者のディスク再生装置では、メモ
リのデータ量が満杯になるとディスクの回転を3倍速か
ら通常速度に引き下げているため、スピンドルモータの
消費電流を抑えることができ、音繋ぎの動作回数も減ら
すことができる。
【0038】しかし、ディスクの回転を3倍速から通常
回転に切り換えた場合に、サーボ処理回路6のPLLが
同期がとれなくなり、ジッタ吸収NG信号がでたり、サ
ブコードが不連続になったりするため、音飛びの発生は
避けられず、この段階で、当然音繋ぎが必要になる。こ
の音繋ぎの動作の間、メモリにおけるデータ蓄積量は減
少する。音繋ぎに成功してディスクからのデータ読み取
りを再開しても、このデータ読み取り速度は通常再生速
度と同じであるため、メモリのデータ蓄積量は増加せ
ず、減少したままのデータ蓄積量を維持することにな
る。
【0039】こうした状態で音飛びが発生すると、音繋
ぎを実行している間に、メモリに蓄積された有効データ
が空になり、再生が停止してしまう虞れがある。このよ
うな事態を避けるためには、メモリの容量を大きくし
て、予めディスクから大量のデータを読み取って蓄積し
て置くことが必要になる。従って、この装置では、メモ
リの利用効率が低く、装置の小型化及び低価格化が妨げ
られる、という問題点がある。
【0040】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、消費電力が少なく、機構の寿命が長く、
小型化及び低価格化が可能であり、また、ジッターフリ
ー(線速度サーボ等)への対応も可能な、ショックプル
ーフ機能を有するディスク再生装置を提供し、また、デ
ータ書き込み用メモリを効率的に使用して、少ない消費
電力で音飛びがないディスク再生を行なうことができる
ディスク再生方法を提供することを目的としている。
【0041】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、デ
ィスクより読み取ったディジタルデータを書き込むメモ
リと、メモリに書き込まれたデータを古いほうから順に
一定の読出し速度で読み出して出力する読み出し手段
と、ディジタルデータの異常を検知したとき、読み出し
手段によるそのディジタルデータのメモリからの読み出
しが終わる前に、異常発生前のディスク位置に戻り、デ
ータの連続性を確保しながらメモリに再書き込みを行な
うデータ補正手段とを具備するディスク再生装置におい
て、ディスク回転速度を前記読出し速度またはその整数
倍の速度に切り換えるディスク回転切換手段と、ディス
ク回転速度を前記読出し速度の近傍で可変制御するディ
スク回転可変制御手段とを設けている。
【0042】また、本発明のディスク再生方法では、デ
ィスクよりディジタルデータを高速で読み取ることによ
ってメモリのデータ蓄積量が上限レベルに達したとき、
ディスク回転速度をメモリからのデータ読出し速度より
僅かに早め、この状態で、メモリに書き込まれている有
効データとこれからディスクより読み取るデータとの連
続性を確保しながら、メモリへの再書き込みを行ない、
この再書き込み後、ディスク回転速度を前記読出し速度
の近傍で制御する。
【0043】あるいは、ディスクよりディジタルデータ
を高速で読み取ることによってメモリのデータ蓄積量が
下限レベルに達したとき、ディスクからのデータの読み
取りを継続したまま、ディスク回転速度を徐々に減速し
てメモリからのデータ読出し速度に収斂させる。
【0044】そのため、本発明のディスク再生装置で
は、この再生方法を実施することにより、ディスク回転
数の引き下げや、音繋ぎ回数の低減を図ることができ、
消費電力の低減や機構の長寿命化を果たすことができ
る。
【0045】また、ディスク回転速度を読出し速度より
僅かに早めてメモリへの再書き込みを行なう方法では、
連続性の確保(音繋ぎ)に成功した後、メモリのデータ
蓄積量は徐々に増加し、再び満杯にまで達する。従っ
て、メモリ容量をフルに利用することができるので、メ
モリの大型化を必要としない。
【0046】また、ディスクからのデータの読み取りを
継続したまま、ディスク回転速度を徐々に減速する方法
では、音繋ぎの回数をさらに減らすことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスクより読み取ったディジタルデータを書き込
むメモリと、メモリに書き込まれたデータを古いほうか
ら順に一定の読出し速度で読み出して出力する読み出し
手段と、ディジタルデータの異常を検知したとき、読み
出し手段によるそのディジタルデータのメモリからの読
み出しが終わる前に、異常発生前のディスク位置に戻
り、データの連続性を確保しながらメモリに再書き込み
を行なうデータ補正手段とを具備するディスク再生装置
において、デスク回転速度を前記読出し速度またはその
整数倍の速度に切り換えるディスク回転切換手段と、デ
ィスク回転速度を前記読出し速度の近傍で可変制御する
ディスク回転可変制御手段とを設けたものであり、ディ
スクからの高速読み取りによってメモリのデータ蓄積量
が満杯になると、ディスク回転が読出し速度に近い速度
で制御される。
【0048】請求項2に記載の発明は、ディスク回転可
変制御手段に、VCO(電圧制御発振器)と、VCOの
出力周波数を分周する第1分周手段と、原発振の周波数
を分周する第2分周手段と、第1分周手段及び第2分周
手段の出力の位相差をVCOに出力する位相比較手段と
を設け、第1分周手段の分周比を第2分周手段の分周比
より僅かに違えることによって、VCOの発振周波数を
原発振の周波数からずらし、それによってディスク回転
速度を読出し速度の近傍で可変制御するようにしたもの
であり、第1分周手段及び第2分周手段の分周比を僅か
に変えることによって、ディスク回転速度を微妙に変え
ることができる。
【0049】請求項3に記載の発明は、ディスクより読
み取ったディジタルデータをメモリに書き込み、メモリ
に書き込まれたデータを古いほうから順に一定の読出し
速度で読み出し、ディジタルデータの異常を検知したと
きには、そのディジタルデータのメモリからの読み出し
が終わる前に、異常発生前のディスク位置に戻り、デー
タの連続性を確保しながらメモリへの再書き込みを行な
うディスク再生方法において、ディスクよりディジタル
データを高速で読み取ることによってメモリのデータ蓄
積量が上限レベルに達したとき、ディスク回転速度を前
記読出し速度より僅かに早め、この状態で、メモリに書
き込まれている有効データとこれからディスクより読み
取るデータとの連続性を確保しながら、メモリへの再書
き込みを行ない、この再書き込みでメモリのデータ蓄積
量が上限レベルに達したとき、ディスク回転速度を前記
読出し速度に設定するようにしたものであり、メモリへ
の再書き込み時のディスク回転速度を読出し速度より僅
かに早めているため、連続性の確保(音繋ぎ)に成功し
た後、メモリのデータ蓄積量は徐々に増加し、満杯にま
で達する。満杯に達した後は、音飛びが発生しない限
り、ディスク回転速度を一定に維持することができるた
め、ディスク回転機構の負担が軽減し、また、その速度
制御が容易である。
【0050】請求項4に記載の発明は、ディスクより読
み取ったディジタルデータをメモリに書き込み、メモリ
に書き込まれたデータを古いほうから順に一定の読出し
速度で読み出し、ディジタルデータの異常を検知したと
きには、そのディジタルデータのメモリからの読み出し
が終わる前に、異常発生前のディスク位置に戻り、デー
タの連続性を確保しながらメモリへの再書き込みを行な
うディスク再生方法において、ディスクよりディジタル
データを高速で読み取ることによってメモリのデータ蓄
積量が上限レベルに達したとき、ディスク回転速度を前
記読出し速度より僅かに早め、この状態で、メモリに書
き込まれている有効データとこれからディスクより読み
取るデータとの連続性を確保しながら、メモリへの再書
き込みを行ない、この再書き込み後、メモリのデータ蓄
積量が上限レベルに達するごとにディスク回転速度を前
記読出し速度より僅かに遅らせ、メモリのデータ蓄積量
が所定範囲の下限レベルに達するごとにディスク回転速
度を前記読出し速度より僅かに早めるようにしたもので
あり、メモリへの単位時間当たりの入力データ量が一定
していないジッターフリーモードへの適用が可能にな
る。
【0051】請求項5に記載の発明は、ディスクより読
み取ったディジタルデータをメモリに書き込み、メモリ
に書き込まれたデータを古いほうから順に一定の読出し
速度で読み出し、ディジタルデータの異常を検知したと
きには、そのディジタルデータのメモリからの読み出し
が終わる前に、異常発生前のディスク位置に戻り、デー
タの連続性を確保しながらメモリへの再書き込みを行な
うディスク再生方法において、ディスクよりディジタル
データを高速で読み取ることによってメモリのデータ蓄
積量が下限レベルに達したとき、ディスクからのデータ
の読み取りを継続しながら、ディスク回転速度を徐々に
減速し、読出し速度に収斂させるようにしたものであ
り、この方法では、音繋ぎの回数を減らすことができ
る。
【0052】以下、本発明の実施形態について、図面を
用いて説明する。
【0053】(第1の実施形態)第1の実施形態のディ
スク再生装置は、図1に示すように、ディスク1から情
報を読み出す光ピックアップ2と、ディスク回転用のス
ピンドルモータ3と、スピンドルモータ3の駆動や光ピ
ックアップ2の送り、フォーカシング及びトラッキング
を行なう駆動回路11と、光ピックアップ2の出力を増幅
するヘッドアンプ4と、光ピックアップ2の出力信号を
処理する信号処理回路5と、スピンドルモータ3の速度
制御及び光ピックアップ2の送り、フォーカシング、ト
ラッキングを行なうサーボ処理回路6と、再生音の音飛
びを防止するショックプルーフ制御回路7と、情報信号
を蓄えるメモリ8と、メモリ8から通常速度で読み出さ
れた情報信号をアナログ信号に変換するD/A変換器10
と、キー13に入力された指示に基づいて装置の各部を制
御するシステム制御回路9と、必要な情報を表示する表
示部12とを備えている。
【0054】サーボ処理回路6は、図2に示すように、
16.9344MHzを中心とする可変範囲を有するV
CO25と、VCO出力を2分周する二つの分周器26、27
と、倍速設定信号に応じて分周器26または分周器27の出
力を選択する切換器28と、切換器28の出力とディスクか
らの再生波形のエッジ検出信号との位相差を検出する位
相比較器29と、位相比較器29の検出した位相差を出力す
るPLLF端子30と、16.9344MHzの原発振の
発振周波数を1/4000に分周する分周器21と、シス
テム制御回路9から送られて来るバリアブルピッチ
(α)を用いて、VCO25の発振周波数を1/(100
0±α)×4に分周する分周器23と、分周器21及び分周
器23の出力の位相を比較し、その位相差をVCO25に出
力する位相比較器22とを具備している。
【0055】この内、分周器26、分周器27、切換器28及
び位相比較器29は、VCO25の出力から標準速及び2倍
速のディスク回転速度を生成するディスク回転切換機構
を構成し、また、分周器21、分周器23、位相比較器22及
びVCO25から成るPLLは、ディスク回転を標準速の
近傍で制御するための回転周波数可変制御機構14を構成
している。
【0056】信号処理回路5及びショックプルーフ制御
回路7の構成は従来のもの(図7、図8)と同じであ
り、その動作も変わりがない。
【0057】このディスク再生装置では、当初、ディス
ク1を2倍速で回転し、ディスク1から2倍速で読み取
ったデータをメモリ8に蓄積する。また、メモリ8に蓄
積されたデータは、通常再生するために標準速で読み出
され、D/A変換器10でアナログデータに変換される。
【0058】ディスク1を2倍速で回転するとき、シス
テム制御回路9は、サーボ処理回路6の分周器23にバリ
アブルピッチとして0(α=0)を設定し、また、切換
器28に対して、分周器26の出力を選択するように倍速設
定信号を送る。
【0059】原発振、分周器21、23、位相比較器22、及
びVCO25から成るPLLは、分周器21の分周数と分周
器23の分周数とが同じであるため、VCO25の発振周波
数を原発振と同じ16.9344MHzに制御する。こ
のVCO25の出力は、分周器26で2分周された後、切換
器28を介して位相比較器29に入力する。
【0060】位相比較器29は、この分周器26の出力とデ
ィスク1から再生した再生波形のエッジ信号との位相を
比較し、その位相差を出力する。この位相比較器29の出
力は、PLLF端子30を通じて駆動回路11に送られ、位
相比較器29の検出する位相差を減じる方向にスピンドル
モータが駆動され、ディスクの回転は2倍速に収斂す
る。
【0061】ディスク1から2倍速で読み取ったデータ
をメモリ8に蓄積しながら、メモリ8から標準速でデー
タを読出していると、メモリ8のデータ蓄積量は増加
し、メモリが満杯になる。
【0062】ショックプルーフ制御回路7のデータ量検
出部56は、メモリ8が満杯になったことを検出すると、
その旨を制御部60に伝える。制御部60は、メモリ8への
データ書込みを停止させるとともに、データ量検出部56
の検出結果をシステム制御回路9に伝える。
【0063】これを受けて、システム制御回路9は、サ
ーボ処理回路6の切換器28に対して、分周器27の出力を
選択するように倍速設定信号を送り、また、分周器23に
はバリアブルピッチとして+αを設定する。さらに、サ
ーボ処理回路6に対して光ピックアップ2を、音繋ぎを
行なうためのアクセス位置、即ち、有効アドレスラッチ
55に最後に送ったWAQVのポイントより少し手前の位
置から再アクセスするように指令を出し、また、ショッ
クプルーフ制御回路7に対して、音繋ぎのためのデータ
比較接続を指令する。
【0064】原発振、分周器21、位相比較器22、VCO
25及び分周器23から成るPLLにおいて、分周器21が1
6.9344MHzの原発振を1/4000に分周し、
分周器23が、VCO25の発振周波数を1/(1000+
α)×4に分周する。分周器21及び分周器23の出力は位
相比較器22に入力し、位相比較器22はそれらの位相差を
VCO25にフィードバックし、VCO25は位相差に応じ
た発振周波数を出力する。
【0065】このループによってVCO25の発振周波数
は16.9344MHzより僅かに高い周波数に収斂す
る。このときの発振周波数16.9344MHzからの
差分はαの大きさで決まり、また、16.9344MH
zより高くなるか低くなるかはαの符号で決まる。αと
しては、VCO25が追従動作を行なうことができる範囲
の値を使用する。このαを変えることにより、PLLの
ロックを維持したまま、ディスク回転を1.13〜0.
87倍速程度に変更することが可能となる。
【0066】このVCO25の出力は、分周器26で2分周
され、さらに分周器27で2分周された後、切換器28を介
して位相比較器29に入力する。
【0067】位相比較器29は、この分周器27の出力とデ
ィスク1から再生した再生波形のエッジ信号との位相を
比較し、その位相差を出力する。この位相比較器29の出
力は、PLLF端子30を通じて駆動回路11に送られ、位
相比較器29の検出する位相差を減じる方向にスピンドル
モータが駆動され、ディスクの回転は標準速より僅かに
速い速度(例えば1.1倍速)に収斂する。
【0068】また、サーボ処理回路6は、指令に従って
光ピックアップ2をディスク1の再アクセス位置に移動
させた後、記録情報の読み取りを再開させる。一方、シ
ョックプルーフ制御回路7は、システム制御回路9の指
示に従って、入力するデータとVWAに対応する6ワー
ドとのデータ比較を行ない、それらが完全に一致したと
き、メモリ8へのデータ蓄積を再開する。この音繋ぎの
動作は、従来例で説明した動作と同じである。
【0069】この音繋ぎの間にも、メモリ8からは標準
速でデータが読み出される。ディスク回転が標準速より
僅かに早く設定されていても、音繋ぎのためにデータの
蓄積が中断するので、メモリ8のデータ蓄積量は一時的
に減少する。その後、音繋ぎが成功し、データ蓄積が再
開されると、データ蓄積速度がデータ読出し速度を僅か
に上回るため、メモリ8のデータ蓄積量は徐々に増加す
る。
【0070】メモリ8のデータ蓄積量が満杯になると、
ショックプルーフ制御回路7のデータ量検出部56は、そ
れを検出して制御部60に伝え、制御部60はそれをシステ
ム制御回路9に伝える。システム制御回路9は、これを
受けて、サーボ処理回路6の分周器23にバリアブルピッ
チとしてα=0を設定する。
【0071】そのため、原発振、分周器21、23、位相比
較器22、及びVCO25から成るPLLは、VCO25の発
振周波数を原発振と同じ16.9344MHzに制御
し、このVCO25の出力を4分周した周波数が位相比較
器29に入力して、ディスク回転が標準速に調整される。
【0072】このときのディスク回転速度の変化は僅か
であり、図2のPLLの許容範囲及びジッタ吸収RAM
42の許容範囲を超えないため、ディスクからの読み取り
を継続しても音飛びは発生しない。そのため、音繋ぎの
措置は不要である。ディスク回転が標準速になったこと
によって、メモリ8に入力するデータ量とメモリ8から
読み出されるデータ量とが等しくなり、メモリ8のデー
タ蓄積量は、音飛びが発生しない限り、満杯の状態を維
持することになる。
【0073】図3には、この装置のメモリ8に蓄えられ
たデータ量が時間とともに変化する様子を図示してい
る。
【0074】このディスク再生装置に衝撃が加わり、音
飛びが発生すると、システム制御回路9は、それをサブ
コードの不連続性や、ジッタ吸収NG信号、サーボ処理
回路6からの異常検出信号で検知する。音飛びを検出し
たシステム制御回路9は、サーボ処理回路6の切換器28
に対して、分周器26の出力を選択するように倍速設定信
号を送り、また、分周器23にバリアブルピッチとしてα
=0を設定する。さらに、サーボ処理回路6に対して、
音飛び位置から少し前位置への光ピックアップ2のアク
セスを指令し、ショックプルーフ制御回路7に対して、
音繋ぎのためのデータ比較接続を指令する。
【0075】この指令に従って、ディスク回転が2倍速
に切り換えられ、音繋ぎを行なった後、このディスクか
ら読み取られたデータが2倍速でメモリ8に蓄積され
る。データ蓄積量が満杯になると、先と同じ手順で、デ
ィスク回転が標準速より僅かに速い速度に制御され、音
繋ぎを行なった後、ディスクから読み取られたデータが
標準速より僅かに速い速度でメモリ8に蓄積される。メ
モリ8のデータ蓄積量が再び満杯になると、ディスク回
転が標準速に制御され、メモリ8へのデータ蓄積速度が
メモリ8からのデータ読出し速度と同じ標準速に維持さ
れる。
【0076】図3では、この装置に外乱が発生したとき
のデータ蓄積量の時間変化を併せて示している。
【0077】このように、このディスク再生装置では、
ディスク回転速度を標準速にまで下げることができるた
め、スピンドルモータの負荷が軽減し、消費電流を半減
することができる。また、音繋ぎ処理の回数が少なくて
済むため、ソフトウエア負担が軽減し、音繋ぎエラーの
回数も低減する。そして、トラバースモータの消費電流
も減らすことができる。また、メモリ容量を効率的に利
用できるため、大容量のメモリを必要とせず、装置の小
型化、低価格化を図ることができる。
【0078】なお、メモリ上限レベルは、ディスク回転
速度切り換えのタイムラグ等を考慮して、メモリの最大
データ蓄積量より若干低めに設定することが望ましい。
【0079】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
ジッターフリー(線速度サーボ等)モードへの適用が可
能なショックプルーフ制御について説明する。
【0080】ジッターフリーモードは、ディスクの回転
数に同期してデータ処理を行なうモードであり、この機
能を用いることにより、アクセス動作後に、ディスク回
転が規定値に収束する前にデータを読み取ることが可能
となり、アクセス時間を短縮することができる。
【0081】しかし、ジッターフリーモードでは、回転
するディスクから読み取られて、信号処理回路5を経て
ショックプルーフ制御回路7に入力する単位時間当たり
のデータ量が一定でない。そのため、第1の実施形態の
ショックプルーフ制御を実施した場合には、メモリ蓄積
量が満杯になった状態(メモリ上限レベルに達した状
態)でディスク回転を1倍速に維持していても、メモリ
8に入力するデータ量が、再生のために読み出されるデ
ータ量を上回り、メモリ上限レベルを超えてしまう可能
性がある。
【0082】そこで、第2の実施形態のディスク再生方
法では、通常モードは基より、ジッターフリーモードに
も対応できるように、図4に示すように、ディスク回転
を、常時、可変速範囲内で制御している。なお、ディス
ク再生装置のハード構成は第1の実施形態と同じであ
る。
【0083】この装置のシステム制御回路9は、当初、
ディスク1を2倍速で回転させ、メモリ蓄積量がメモリ
上限レベルに達した後、ディスク回転を標準速より僅か
に速い速度(例えば1.1倍速)に減速させ、音繋ぎを
指令する。音繋ぎが成功してデータ蓄積が再開される
と、メモリ8のデータ蓄積量は徐々に増加する。ここま
での動作は第1の実施形態と同じである。
【0084】メモリ8のデータ蓄積量が満杯になると、
ショックプルーフ制御回路7のデータ量検出部56は、そ
れを検出して制御部60に伝え、制御部60はそれをシステ
ム制御回路9に伝え、システム制御回路9は、サーボ処
理回路6の分周器23にバリアブルピッチとして−αを送
る。
【0085】原発振、分周器21、位相比較器22、VCO
25及び分周器23から成るPLLは、VCO25の発振周波
数を原発振の16.9344MHzより僅かに低い周波
数に制御し、その結果、ディスク回転は標準速より僅か
に遅い回転(例えば0.99倍速)に収斂する。このと
きのディスク回転速度の変化は僅かであり、図2のPL
Lの許容範囲及びジッタ吸収RAM42の許容範囲を超え
ないため、ディスクからの読み取りを継続しても音飛び
は発生せず、音繋ぎの措置は不要である。
【0086】ディスク回転が標準速より僅かに遅いた
め、メモリ8のデータ蓄積量は徐々に減少する。データ
蓄積量が可変速範囲の下限レベルに達すると、ショック
プルーフ制御回路7のデータ量検出部56は、それを検出
して制御部60に伝え、制御部60はそれをシステム制御回
路9に伝え、システム制御回路9は、サーボ処理回路6
の分周器23にバリアブルピッチとして+αを送る。これ
を受けて、原発振、分周器21、位相比較器22、VCO25
及び分周器23から成るPLLは、VCO25の発振周波数
を原発振の16.9344MHzより僅かに高い周波数
に制御し、その結果、ディスク回転は標準速より僅かに
早い回転(例えば1.01倍速)に収斂する。このとき
のディスク回転速度の変化も僅かであり、図2のPLL
の許容範囲及びジッタ吸収RAM42の許容範囲を超えな
いため、ディスクからの読み取りを継続しても音飛びは
発生せず、音繋ぎの措置は不要である。
【0087】この繰り返しにより、メモリ8のデータ蓄
積量は、音飛びが発生しない限り、可変速範囲の間で増
減する。
【0088】音飛びが発生すると、システム制御回路9
は、サーボ処理回路6に対して、ディスク回転を2倍速
に切り換えるように指令するとともに、光ピックアップ
2のアクセス位置を、音繋ぎを行なうための位置に移動
するように指令し、さらに、ショックプルーフ制御回路
7に対して、音繋ぎのためのデータ比較接続指令を送
る。
【0089】この2倍速でのデータ読み取りにより、デ
ータ蓄積量が満杯となると、先と同じように、ディスク
回転を可変速範囲内で制御するための手順が行なわれ
る。
【0090】このように、このディスク再生装置では、
データ蓄積量が満杯になると、データ蓄積量が少しずつ
減少するように制御されるため、メモリへの単位時間当
たりのデータ入力量が変動する場合でも、データ蓄積量
がメモリ上限レベルを超えてしまうことを防止できる。
そのため、この装置は、通常モードへの適用は基より、
ジッターフリーモードにも適用することができる。
【0091】なお、メモリ上限レベルは、ディスク回転
速度切り換えのタイムラグ等を考慮して、メモリの最大
データ蓄積量より若干低めに設定することが望ましい。
【0092】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
音繋ぎの回数の一層の削減を可能にする、ジッターフリ
ーモードのショックプルーフ制御について説明する。こ
の制御を行なうディスク再生装置のハード構成は第1の
実施形態と同じである。
【0093】この制御を行なうディスク再生では、図5
に示すように、当初、ディスク1を2倍速で回転させて
ディスク1からのデータ読み取りを行ない、読み取った
データをメモリ8に蓄積する。メモリ蓄積量がメモリ下
限レベルに達すると、ディスク1からのデータ読み取り
を継続しながらディスク回転を徐々に標準速まで減速さ
せる。この2倍速からの減速は、サーボ処理回路6の切
換器28の選択を固定したまま、分周器23に与える−αの
α絶対値を0から徐々に増やして行く。このときのディ
スク回転速度の変化は僅かずつであり、図2のPLLの
許容範囲及びジッタ吸収RAM42の許容範囲を超えない
ため、ディスクからの読み取りを継続しても音飛びは発
生せず、音繋ぎの措置は不要である。
【0094】こうしてディスク回転速度が標準速に収斂
した後は、その状態を維持し、または、第2の実施形態
のように、ディスク回転速度を可変速範囲内で制御す
る。
【0095】外乱により音飛びが発生した場合は、ディ
スク1からのデータ読み取りを中止し、サーボ処理回路
6の分周器23に与えるα絶対値を0にしてディスク回転
速度を2倍速にし、音繋ぎの処理を行なう。音繋ぎに成
功すると、2倍速で回転するディスク1からのデータ読
み取りを再開し、メモリ蓄積量がメモリ下限レベルに達
すると、先と同じように、データ読み取りを継続しなが
らディスク回転を徐々に標準速まで減速させる。
【0096】このように、このディスク再生方法では、
音繋ぎの処理を外乱発生時だけに限ることができ、音繋
ぎの回数を減らすことができる。
【0097】なお、この場合でも、メモリ上限レベル
は、ディスク回転速度切り換えのタイムラグ等を考慮し
て、メモリの最大データ蓄積量より若干低めに設定する
ことが望ましい。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のディスク再生方法は、常時2倍速でディスクを回転す
る従来の再生方法に比べて、消費電力の低減を図ること
ができる。
【0099】また、本発明の再生方法では、ディスク回
転を標準速の近傍で可変制御しているため、ディスク回
転を倍速または標準速に切り換えるだけの従来の再生方
法に比べて、メモリの容量を効率的に使用することが可
能となる。
【0100】また、ディスク回転を可変速範囲内で制御
するディスク再生方法では、ジッターフリーモードへの
適用が可能である。
【0101】また、ディスク回転を2倍速から徐々に標
準速に切換えるディスク再生方法では、音繋ぎの回数を
減らすことができ、ショックプルーフ制御回路の負担を
さらに軽減することができる。
【0102】本発明のディスク再生装置は、消費電力が
少なくて済むため、ポータブル型の装置の場合に、電池
寿命を大幅に長持ちさせることができる。また、ディス
ク回転速度を遅くすることができるため、モータの摩耗
が減少し、モータ寿命を2倍程度に延ばすことができ
る。また、コストの安価なブラシ付きモータなどを使用
することが可能になる。
【0103】また、このディスク再生装置では、メモリ
の効率的使用が可能であるため、大容量のメモリを必要
としない。そのため、装置の小型化、低価格化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるディスク再生装置の
構成を示すブロック図、
【図2】実施形態のディスク再生装置におけるサーボ処
理回路の回転周波数可変制御部の回路図、
【図3】第1の実施形態のディスク再生方法におけるメ
モリ蓄積量の変化を示す図、
【図4】第2の実施形態のディスク再生方法におけるメ
モリ蓄積量の変化を示す図、
【図5】第3の実施形態のディスク再生方法におけるメ
モリ蓄積量の変化を示す図、
【図6】従来のディスク再生装置の構成を示すブロック
図、
【図7】従来のディスク再生装置における信号処理回路
の構成を示すブロック図、
【図8】従来のディスク再生装置におけるショックプル
ーフ制御回路の構成を示すブロック図、
【図9】CD方式の信号のフレームフォーマット(a)
と、サブコードブロックのフォーマット(b)、
【図10】メモリのアドレスの関係を示す図、
【図11】データ比較接続動作を説明する図、
【図12】従来のディスク再生方法におけるメモリ蓄積
量の変化を示す図、
【図13】従来の他のディスク再生方法におけるメモリ
蓄積量の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光ピックアップ 3 スピンドルモータ 4 ヘッドアンプ 5 信号処理回路 6 サーボ処理回路 7 ショックプルーフ制御回路 8 メモリ 9 システム制御回路 10 D/A変換器 11 駆動回路 12 表示部 13 キー 14 回転周波数可変制御部 21、23 分周器 22、29 位相比較器 25 VCO 26、27 1/2分周器 28 切り換え器 30 PLLF端子 41 誤り訂正部 42 ジッタ吸収RAM 43 データ復調部 44 サブコード抽出部 51 メモリコントローラ 52 ライトアドレスラッチ 53 ライトアドレス発生部 54 リードアドレス発生部 55 有効アドレスラッチ 56 データ量検出部 57 直並列変換部 58 並直列変換部 59 データ一致検出部 60 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクより読み取ったディジタルデー
    タを書き込むメモリと、前記メモリに書き込まれたデー
    タを古いほうから順に一定の読出し速度で読み出して出
    力する読み出し手段と、前記ディジタルデータの異常を
    検知したとき、前記読み出し手段によるそのディジタル
    データのメモリからの読み出しが終わる前に、異常発生
    前のディスク位置に戻り、データの連続性を確保しなが
    ら前記メモリに再書き込みを行なうデータ補正手段とを
    具備するディスク再生装置において、 ディスク回転速度を前記読出し速度またはその整数倍の
    速度に切り換えるディスク回転切換手段と、 ディスク回転速度を前記読出し速度の近傍で可変制御す
    るディスク回転可変制御手段とを備えることを特徴とす
    るディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク回転可変制御手段が、VC
    Oと、前記VCOの出力周波数を分周する第1分周手段
    と、原発振の周波数を分周する第2分周手段と、前記第
    1分周手段及び第2分周手段の出力の位相差を前記VC
    Oに出力する位相比較手段とを具備し、前記第1分周手
    段の分周比を前記第2分周手段の分周比より僅かに違え
    ることによって、前記VCOの発振周波数を原発振の周
    波数からずらし、それによってディスク回転速度を前記
    読出し速度の近傍で可変制御することを特徴とする請求
    項1に記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスクより読み取ったディジタルデー
    タをメモリに書き込み、前記メモリに書き込まれたデー
    タを古いほうから順に一定の読出し速度で読み出し、前
    記ディジタルデータの異常を検知したときには、そのデ
    ィジタルデータのメモリからの読み出しが終わる前に、
    異常発生前のディスク位置に戻り、データの連続性を確
    保しながら前記メモリへの再書き込みを行なうディスク
    再生方法において、 前記ディスクよりディジタルデータを高速で読み取るこ
    とによって前記メモリのデータ蓄積量が上限レベルに達
    したとき、ディスク回転速度を前記読出し速度より僅か
    に早め、この状態で、前記メモリに書き込まれている有
    効データとこれからディスクより読み取るデータとの連
    続性を確保しながら、前記メモリへの再書き込みを行な
    い、この再書き込みで前記メモリのデータ蓄積量が上限
    レベルに達したとき、ディスク回転速度を前記読出し速
    度に設定することを特徴とするディスク再生方法。
  4. 【請求項4】 ディスクより読み取ったディジタルデー
    タをメモリに書き込み、前記メモリに書き込まれたデー
    タを古いほうから順に一定の読出し速度で読み出し、前
    記ディジタルデータの異常を検知したときには、そのデ
    ィジタルデータのメモリからの読み出しが終わる前に、
    異常発生前のディスク位置に戻り、データの連続性を確
    保しながら前記メモリへの再書き込みを行なうディスク
    再生方法において、 前記ディスクよりディジタルデータを高速で読み取るこ
    とによって前記メモリのデータ蓄積量が上限レベルに達
    したとき、ディスク回転速度を前記読出し速度より僅か
    に早め、この状態で、前記メモリに書き込まれている有
    効データとこれからディスクより読み取るデータとの連
    続性を確保しながら、前記メモリへの再書き込みを行な
    い、この再書き込み後、前記メモリのデータ蓄積量が上
    限レベルに達するごとにディスク回転速度を前記読出し
    速度より僅かに遅らせ、前記メモリのデータ蓄積量が所
    定範囲の下限レベルに達するごとにディスク回転速度を
    前記読出し速度より僅かに早めることを特徴とするディ
    スク再生方法。
  5. 【請求項5】 ディスクより読み取ったディジタルデー
    タをメモリに書き込み、前記メモリに書き込まれたデー
    タを古いほうから順に一定の読出し速度で読み出し、前
    記ディジタルデータの異常を検知したときには、そのデ
    ィジタルデータのメモリからの読み出しが終わる前に、
    異常発生前のディスク位置に戻り、データの連続性を確
    保しながら前記メモリへの再書き込みを行なうディスク
    再生方法において、 前記ディスクよりディジタルデータを高速で読み取るこ
    とによって前記メモリのデータ蓄積量が下限レベルに達
    したとき、前記ディスクからのデータの読み取りを継続
    しながら、ディスク回転速度を徐々に減速し、前記読出
    し速度に収斂させることを特徴とするディスク再生方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184017A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置
CN115862689A (zh) * 2022-12-28 2023-03-28 广州市迪士普音响科技有限公司 一种主备cd播放器、cd播放控制方法及相关设备

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