JPH10284792A - レーザ光源、露光装置及び露光方法 - Google Patents

レーザ光源、露光装置及び露光方法

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JPH10284792A
JPH10284792A JP9105449A JP10544997A JPH10284792A JP H10284792 A JPH10284792 A JP H10284792A JP 9105449 A JP9105449 A JP 9105449A JP 10544997 A JP10544997 A JP 10544997A JP H10284792 A JPH10284792 A JP H10284792A
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JP
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laser light
light source
oxygen
laser
wavelength
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JP9105449A
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Hitoshi Takeuchi
仁 竹内
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 200nm以下の中心波長を有する光を大気
に開放した光路で利用することのできるレーザ光源を提
供する。 【解決手段】 このレーザ光源10は、200nm以下
の中心波長を有する光を出力するレーザ光源において、
レーザ励起部11を挟む一対の共振器13a、13bの
間に密閉された酸素含有光路12を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、200nm以下の
中心波長を有する光を出力するレーザ光源、この光源か
らの光により微細回路パターンを半導体ウェハやガラス
プレート等の基板上に転写する露光装置及び露光方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや液晶装置等の製造のた
めの露光装置及び露光工程において、より微細なパター
ンを基板上に形成するには、できるだけ短波長の光によ
り露光を行うことが有利であり、このための光源として
200nm以下の中心波長を有する光を出力するArF
エキシマレーザが考えられている。しかし、ArFエキ
シマレーザは、発振周波数が193nm付近にあり、酸
素を含む雰囲気中における酸素ガスの吸収により、その
レーザ光の強度が減衰してしまう。
【0003】ArFエキシマレーザによるレーザ光をか
かる露光のために利用するには、光源から光が発し露光
すべき基板に至るまでの間の光路を密閉し、この密閉さ
れた光路を吸収の無い窒素等の気体で置換するか光路を
真空にする必要があった。また、酸素雰囲気中において
酸素ガスがレーザ光を吸収すると、酸素の光分解により
有害なオゾンガスが生成されてしまうことからも、かか
るレーザ光の通過する部分を密閉する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のよ
うに光源から基板に至るまでの間の光路を密閉し、窒素
ガスにより置換したりまたは真空にする構成は、露光装
置の構成が複雑化し大型化するため、製造コスト高につ
ながる。更に、露光装置のメンテナンスのたびに、密閉
空間を開放しメンテナンス後、再び真空吸引や窒素ガス
による置換が必要であり、露光装置を調整する上でも効
率が非常に悪い。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消し、200nm以下の中心波長を有する光を大気に
開放した光路で利用することのできるレーザ光源、及び
200nm以下の中心波長を有する光により大気に開放
した光路を介して所定パターンを基板上に転写すること
のできる露光装置及び露光方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ光源は、
上記目的の達成のため、200nm以下の中心波長を有
する光を出力するレーザ光源において、レーザ励起部を
挟む一対の共振器の間に密閉された酸素含有光路を設け
たことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、一対の共振器の間にレー
ザ励起部が配置されるとともに密閉された酸素含有光路
が設けられるので、レーザ発振時に光が一対の共振器間
で往復するたびに密閉酸素含有光路を通過し、この通過
のたびに光は酸素による吸収を受ける。ところで、酸素
は、光の波長が200nm以下において飛び飛びに光の
吸収帯を有する。一方、レーザ光の強度は、所定の波長
を中心に一定の分布を有する。従って、レーザ光源が2
00nm以下の中心波長を有する光を出力する場合、一
定の強度分布を有する光が密閉酸素含有光路を往復し増
幅されるたびに、酸素による光吸収帯において光が吸収
されその強度が減衰するが、酸素が光を吸収しない(ま
たは吸収する度合の低い)周波数帯においては光の強度
は減衰しない。この結果、本発明によるレーザ光源によ
れば、酸素により吸収される波長の光が一対の共振器間
で往復する間に大幅に減衰し、酸素に吸収されない波長
のレーザ光のみが一対の共振器間で増幅されレーザ光源
から放出される。
【0008】従って、本発明によるレーザ光源からのレ
ーザ光は、酸素による光吸収の起きない波長の光である
から、大気に開放された光路を通過しても、レーザ光の
強度が減衰してしまうことはなく、有害なオゾンガスも
発生しない。よって、光源から露光すべき基板に至るま
での間の光路を密閉する必要はないし、このため、密閉
された光路を窒素等の気体で置換することも光路を真空
にすることも必要ない。また、酸素含有光路は密閉され
ているので、オゾンガスが発生しても大気中に漏洩しな
い。
【0009】かかる酸素含有光路は酸素含有容器に形成
することができ、この酸素含有容器はレーザ光源の光軸
上に光透過部を有する。
【0010】この場合、酸素含有容器内に一対の共振器
の少なくとも一方を配置することができ、また、酸素含
有容器内にレーザ励起部を設けることもできる。
【0011】また、酸素含有容器内にオゾン吸着手段を
備えると、容器内に発生したオゾンガスを減少させるこ
とができて好ましい。特に、容器内のオゾン量が増える
と、酸素含有容器内における光吸収特性が変化し、レー
ザ光源から出力する光の波長が変化するおそれがある
が、これを防止できる。
【0012】また、酸素含有容器内に設けた酸素検出手
段と、この検出出力に基づき酸素含有容器内の濃度を制
御するための酸素濃度制御装置とを備えることにより、
酸素含有容器内の濃度を一定に制御できるから、酸素濃
度の変動による光吸収特性の変動を防止でき、酸素含有
容器内の光吸収特性を一定にすることができる。
【0013】また、一対の共振器の間に波長選択機構を
配置することにより、レーザ光源から出力する光の波長
を狭帯化することができる。このような波長選択機構
は、例えば、エタロン、回折格子、プリズム等により構
成できる。この波長選択機構によりレーザ光源の発振周
波数を酸素に吸収されない波長に設定できる。従って、
狭帯化されしかも酸素に吸収されない波長のレーザ光を
得ることができる。また、光が狭帯化されているため、
レーザ光源から出力されるレーザ光自体は小光量でよ
い。従って、光波長選択機構を構成する回折格子等の光
学素子の負担が少なく、光学素子の寿命が長くなる。
【0014】また、レーザ光源から出力したレーザ光の
光量検出手段を備え、この光量検出出力に基づき波長選
択機構により出力レーザ光の光量が一定になるように調
整する構成にすることにより、レーザ光源から出力する
光の波長変動が生じて光量が変動しても、直ちに波長調
整ができ、波長が一定の安定したした光を出力すること
ができる。
【0015】また、上述したレーザ光源を備え、200
nm以下の中心波長を有するレーザ光により光学系を介
して所定パターンを基板上に転写する露光装置によれ
ば、レーザ光源から酸素に吸収されない波長の光が出力
することから、従来のような密閉光路を備える必要はな
い。このため、装置をより簡略化した構成にできる。ま
た、露光装置において、光の波長が200nm以下の短
波長となると、色消しレンズの製造が困難となるため光
学系の縮小投影レンズには単色レンズが用いられること
から、レーザ光のスペクトルを狭帯化する必要がある
が、本発明による露光装置によれば、レーザ光源が波長
選択機構を備えることにより、狭帯化された光を得るこ
とができ、好ましい。
【0016】また、かかる露光装置が上述した波長選択
機構を有するレーザ光源と、装置の光学系に設けられた
装置側光量検出手段とを具備し、この装置側光量検出手
段からの光量検出出力に基づき波長選択機構によりレー
ザ光源から出力するレーザ光の光量を調整するように構
成すると、レーザ光源から出力する光に波長変動が生じ
て光量が変化しても、直ちに波長選択機構により波長調
整ができる。露光装置の光学系は一定の波長に合わせて
設計されており、この構成によれば露光装置において波
長が一定の安定した光により露光を行うことができるの
で、好ましい。
【0017】また、上述したレーザ光源からの200n
m以下の中心波長を有するレーザ光により光学系を介し
て所定パターンを基板上に転写する露光方法によれば、
従来のように光を密閉光路を介さなくとも露光ができ、
また、オゾンガスの処理対策が不要となるので、露光工
程をより簡略化できる。
【0018】また、かかる露光方法において、上述の波
長選択機構を有するレーザ光源からのレーザ光の光量を
光学系において検出するステップと、この光量検出出力
に基づき波長選択機構によりレーザ光源からのレーザ光
の波長を調整するステップとを具備することにより、レ
ーザ光源から出力する光に波長変動が生じても、直ちに
波長選択機構により波長調整ができる。露光工程におい
て用いられる光学系は一定の波長に合わせて設計されて
おり、この構成によれば波長が一定の安定した光により
露光工程を行うことができるので、好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
つき図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
るレーザ光源の一例を概略的に示す図である。図1のレ
ーザ光源10は、レーザ媒質ガスを内部に密閉し一対の
放電電極11c、11dを備えるレーザ励起放電部11
と、酸素ガスを内部に含み密閉された酸素含有密閉容器
12と、これらのレーザ励起部11と密閉容器12とを
間に挟むように配置された一対の共振器13a、13b
とを備え、各構成部分11,12,13a、13bはレ
ーザ光源10の光軸p上に配置されている。この酸素含
有容器12内にレーザ光が通る密閉酸素含有光路が形成
され、この光路長は光軸pに沿った容器12の長さに対
応する。
【0020】レーザ励起放電部11は、光軸p方向の両
端面に光透過窓11a、11bを備える。また、放電電
極11c、11dには、レーザ発振時に電源(図示省
略)から所定の電圧が加えられる。密閉容器12は、光
軸p方向の両端面に光透過窓12a、12bを備え、密
閉容器11内の酸素ガスは所定の濃度に調整されてい
る。これらの光透過窓は、合成石英等の材料から構成で
きるが、200nm以下の中心波長を有する光を透過で
きる材料であればいずれでもよい。
【0021】共振器の一方13aは出力ミラーを構成
し、この出力ミラー13aは酸素含有密閉容器12の光
透過窓12aと近接し対向するように配置されている。
密閉容器12は、その光透過窓12bがレーザ励起放電
部11の光透過窓11aと近接し対向するように配置さ
れている。共振器の他方13bは反射ミラーを構成し、
この反射ミラー13bは、レーザ励起放電部11の光透
過窓11bと近接し対向するように配置されている。
【0022】以上のレーザ光源10の動作を説明する。
レーザ光源10のレーザ励起放電部11内のレーザ媒質
ガスを、例えば、ArFとすると、ArFエキシマレー
ザ光源が構成される。図7は、ArFエキシマレーザ光
源から放出されるレーザ光の波長に対する強度分布を表
す曲線(a)、及びこのレーザ光の強度分布内における
酸素ガスによる光吸収特性を表す曲線(b)を示す。こ
のレーザ光は、強度分布曲線(a)に示すように、波長
193.4〜193.5nm近傍に中心波長を有する。
光吸収特性曲線(b)には複数のピーク部と谷部とが存
在し、所定の波長に対応する谷部において酸素による吸
収のためレーザ光の強度が低下するが、所定の波長に対
応するピーク部において酸素による吸収はほとんどない
ことが分かる。
【0023】レーザ光源10の励起のため、レーザ励起
放電部11の放電電極11c、11d間に所定の電圧を
加えると、両電極間に放電が生じ、この放電により生じ
る励起状態のエキシマの誘導放出によってレーザ光源1
0はパルス発振する。これにより、光軸p方向の一対の
共振器13a、13b間でレーザ光が反射し往復する。
このため、レーザ光が一対の共振器13a、13b間で
往復するたびに酸素含有密閉容器12内を通過し、この
通過のたびに光は酸素による吸収を受ける。
【0024】図7のArFeエキシマレーザ光の酸素に
よる光吸収特性曲線(b)に示したように、レーザ光
は、所定の波長に対応する複数の谷部において酸素によ
り吸収されその強度が減衰するが、所定の波長に対応す
る複数のピーク部においては酸素による吸収の度合が低
いため光の強度は減衰しない。この結果、酸素により吸
収される波長の光が一対の共振器13a、13b間で往
復する間に大幅に減衰し、酸素により吸収されない波長
の光のみが、一対の共振器13a、13b間で増幅さ
れ、レーザ光源10が発振臨界状態に達すると、出力ミ
ラー13aから放出される。
【0025】従って、図1に示すレーザ光源10から出
力されるレーザ光は、酸素による光吸収の起きない波長
の光であるから、大気に開放された光路を通過しても、
レーザ光の強度が減衰してしまうことはなく、有害なオ
ゾンガスも発生しない。
【0026】なお、図1の例では、酸素含有密閉容器1
2は、レーザ励起放電部11と出力ミラー13aとの間
に配置したが、レーザ励起放電部11と反射ミラー13
bとの間に配置してもよく、また、両方に配置してもよ
い。
【0027】図2に本発明による他の実施の形態を示
す。図2に示すレーザ光源は、図1に示したものに中心
波長選択素子21を加えた以外は、基本的構成が同じで
ある。図2のレーザ光源20は、レーザ励起放電部11
の光透過窓11bと共振器の反射ミラー13bとの間
に、中心波長選択素子として回折格子21を配置したも
のである。このため、レーザ光源20の光軸pは回折格
子21により折り曲げられている。
【0028】レーザ光が一対の共振器13a、13b間
で往復するたびに酸素含有密閉容器12内を通過し、こ
の通過のたびに光が酸素による吸収を受けると同時に、
光の中心波長が、回折格子21により設定された波長に
狭帯化される。この回折格子21の設定波長を酸素に吸
収されない波長に設定することができるから、狭帯化さ
れしかも酸素に吸収されない波長のレーザ光を得ること
ができる。
【0029】また、回折格子21に回転微動機構(図示
省略)を備えさせ、レーザ光源20から出力するレーザ
光の波長変動が生じたら、回折格子21を図2のr方向
に回転微動して光源の光軸pに対する傾きを変えること
により波長調整ができ、出力レーザ光の中心波長を一定
に保つことができる。なお、中心波長選択素子として
は、他に、エタロンやプリズムを使用できる。また、中
心波長選択素子は、酸素含有密閉容器12と出力ミラー
13aとの間に配置してもよい。
【0030】図3及び図4に、上述のレーザ光源10,
20における酸素含有密閉容器についての別の二例を示
す。図3に示す酸素含有密閉容器22は、両端面に光透
過窓22a、22bを備え、その内表面にオゾン吸着材
22cを設けている。このオゾン吸着材22cは、例え
ば活性炭から構成できる。オゾン吸着材22cにオゾン
ガスを吸着させることにより容器内に発生したオゾンガ
スを減少させることができる。特に、容器内のオゾン量
が増えると、酸素含有容器内における光吸収特性が変化
し、レーザ光源から出力する光の波長が変化するおそれ
があるが、これを防止できる。
【0031】図4に示す酸素含有密閉容器32は、両端
面に光透過窓32a、32bを備え、内部に酸素濃度測
定のための酸素センサ32cを備える。この酸素センサ
32cの濃度検出信号は、管32dにより容器32の内
部と連通され容器32の外部に設けられた酸素濃度制御
装置33に送られ、この信号に基づき酸素濃度制御装置
33は、容器32内の酸素濃度を調整するため酸素ガス
を供給し、また、窒素等の酸素以外のガスを供給する。
これにより、酸素含有密閉容器32内の酸素濃度を一定
にできるため、酸素含有密閉容器32における光吸収特
性を一定にすることができる。従って、レーザ光源から
出力するレーザ光の波長特性を一定に保つことができ
る。
【0032】図5に本発明によるレーザ光源の別の例を
示す。図5に示すレーザ光源は、一対の共振器の両方を
酸素含有密閉容器中に配置した以外は、図1のものと基
本的構成が同じである。図5のレーザ光源40は、レー
ザ媒質ガスを内部に密閉し一対の放電電極41c、41
dを備えるレーザ励起放電部41と、この放電部41の
光透過窓41a、41bの両側であって光軸p上に設け
られた酸素含有密閉容器42,44とを備える。
【0033】この容器42の一端面は光透過窓42aが
設けられ、他端面はレーザ励起放電部41の光透過窓4
1aの面に直接に接合されている。容器44の一端面は
レーザ励起放電部41の光透過窓41bの面に直接に接
合され、他端面は閉鎖されている。このように、両容器
42,44は密閉された状態で、内部に一定濃度の酸素
ガスを含んでいる。容器42の内部にはその光透過窓4
2aに近接して対向するように出力ミラー43aが配置
されている。また、容器44の内部には反射ミラー43
bが配置されている。レーザ光は容器42の光透過窓4
2aから放出される。
【0034】このようなレーザ光源40において、一対
の放電電極41c、41d間に所定の電圧を加えること
で図1の場合と同様に、酸素による光吸収の起きない波
長の光が出力する。また、一対の共振器43a、43b
の間の光軸p上の光路は、密閉された容器42,44内
に形成されるから、レーザ光は容器42の光透過窓42
aから放出されるまで、大気中を通らない。このため、
オゾンガスが外部で発生することは全くない。
【0035】図6に本発明によるレーザ光源の更に別の
例を示す。図6に示すレーザ光源は、レーザ励起放電部
及び一対の共振器を酸素含有密閉容内に配置した以外
は、図5のものと基本的構成が同じである。図6のレー
ザ光源50は、レーザ媒質ガスを内部に密閉し一対の放
電電極51c、51dを備えるレーザ励起放電部51
と、一対の共振器53a、53bと、この放電部51と
一対の共振器53a、53bとを内部に含む酸素含有密
閉容器52とを備える。
【0036】この容器52の一端面は光透過窓52aが
設けられ、他端面は閉鎖されている。レーザ励起放電部
51は、光軸p方向の両端面に光透過窓51a、51b
が設けられ、容器52内に配置されている。この放電部
51を挟むように一対の共振器53a、53bも容器5
2内に配置されている。出力ミラー53aは、容器52
の光透過窓52aに近接して対向するように配置され、
レーザ励起放電部51の光透過窓51aに対して所定距
離だけ離れて配置されている。また、反射ミラー53b
は放電部51の光透過窓51bに対向するように配置さ
れている。容器52は密閉された状態で、内部に一定濃
度の酸素ガスを含んでいる。レーザ光は容器52の光透
過窓52aから放出される。
【0037】このようなレーザ光源50において、一対
の放電電極51c、51d間に所定の電圧を加えること
で図5の場合と同様に、酸素による光吸収の起きない波
長の光が出力する。また、かかる構成によると、酸素含
有容器52内のオゾンガスの吸着や酸素濃度の調整を一
の容器内で行えば足りるので有利である。
【0038】次に、図8及び図9により上述したレーザ
光源を備える露光装置について説明する。図8は、図2
に示したレーザ光源20を備える露光装置の概略的な構
成を示す模式図である。レーザ光源20から出力したレ
ーザ光は、ハーフミラー71を通過し光強度一様化照明
部72を通り反射ミラー73で折りまげられた後、コン
デンサーレンズ74を通って、レチクル75を照射す
る。レチクル75は回路パターン等が描かれたマスクで
ある。このレチクル75を通過したレーザ光は、投影レ
ンズ76を介し、ウエハー基板77上で上記回路パター
ンを結像する。
【0039】レーザ光源20から出力したレーザ光は、
その一部がハーフミラー71で反射されて受光素子78
に入射し、レーザ光の光量を検出し、この検出信号を制
御装置79に送る。レーザ光光量の検出信号に変動が生
じると、制御装置79から駆動装置80に信号が送ら
れ、駆動装置80は、回折格子21をr方向に回転微動
させ、レーザ光の光量が一定となるように光源の光軸p
に対する回折格子21の傾きを変える。
【0040】レーザ光源20から出力したレーザ光は回
折格子21により狭帯化されている。そして、狭帯化さ
れた光に波長変動が起きると、受光素子78における検
出光量が変化する。従って、レーザ光の光量が一定にな
るように回折格子21の傾きを調整することによって、
出力レーザ光の中心波長を一定に制御することができ
る。露光装置の投影レンズ76等の光学系は一定の波長
に合わせて設計されており、図8に示した露光装置の構
成によれば、波長が一定の安定した光により露光をウエ
ハ基板77上で行うことができるので、好ましい。
【0041】また、レーザ光源20から出力するレーザ
光は、酸素に吸収されない波長のレーザ光であるから、
レーザ光の酸素吸収による強度の減少という問題はな
く、オゾンガスも発生しない。従って、従来のように投
影レンズ76等の光学系を密閉し窒素雰囲気等に置換す
る必要がないため、装置構成を簡略化でき、装置のコス
トの低減を図ることができる。
【0042】図9は、図2に示したレーザ光源20を備
える露光装置の別の概略的な構成を示す模式図である。
図9に示す露光装置は、反射ミラー73とコンデンサー
レンズ74との間にハーフミラー81を配置し、ハーフ
ミラー81で反射した光が受光素子82に入射し、レー
ザ光の光量を検出し、この検出信号を制御装置79に送
る。レーザ光の光量の検出信号に変動が生じると、制御
装置79から駆動装置80に信号が送られ、駆動装置8
0は、レーザ光強度を一定とするように回折格子21を
r方向に回転微動させる。従って、図9に示した露光装
置の構成によれば、図8の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、200nm以下の中心
波長を有する光を大気に開放した光路で利用することの
できるレーザ光源を提供することができる。また、20
0nm以下の中心波長を有する光により大気に開放した
光路を介して所定パターンを基板上に転写することので
きる露光装置及び露光方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ光源の一例を示す模式的な
側断面図である。
【図2】本発明による波長選択機構を備えるレーザ光源
の一例を示す模式的な側断面図である。
【図3】図1及び図2に示すレーザ光源において用いる
ことのできる酸素含有密閉容器の例を示す模式的な側断
面図である。
【図4】図1及び図2に示すレーザ光源において用いる
ことのできる酸素含有密閉容器の他の例を示す模式的な
側断面図である。
【図5】本発明によるレーザ光源の他の一例を示す模式
的な側断面図である。
【図6】本発明によるレーザ光源の別の一例を示す模式
的な側断面図である。
【図7】ArFエキシマレーザから出力される光の強度
分布曲線(a)及び酸素による光吸収特性曲線(b)で
ある。
【図8】本発明による露光装置の一例を示す概略的な模
式図である。
【図9】本発明による露光装置の他の一例を示す概略的
な模式図である。
【符号の説明】
10,20,40,50 レーザ光源 11,41,51 レーザ励起放
電部 12,22,32、42,52、44 酸素含有密閉
容器 11a,11b,12a,12b 光透過窓 22a,22b,32a,32b 光透過窓 41a,41b,42a 光透過窓 51a,51b,52a 光透過窓 21 回折格子 22c オゾン吸着手
段 32c 酸素センサ 33 酸素濃度制御
装置 13a,13b 一対の共振器 43a,43b 一対の共振器 53a,53b 一対の共振器 71,81 ハーフミラー 75 レチクル 76 投影レンズ 77 ウエハ基板 78,82 受光素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 200nm以下の中心波長を有する光を
    出力するレーザ光源において、 レーザ励起部を挟む一対の共振器の間に密閉された酸素
    含有光路を設けたことを特徴とするレーザ光源。
  2. 【請求項2】 光透過部を有する酸素含有容器を備え、
    この酸素含有容器に前記酸素含有光路が形成される請求
    項1記載のレーザ光源。
  3. 【請求項3】 前記酸素含有容器内に前記一対の共振器
    の少なくとも一方を配置した請求項2記載のレーザ光
    源。
  4. 【請求項4】 前記酸素含有容器内に前記レーザ励起部
    を設けた請求項2または3記載のレーザ光源。
  5. 【請求項5】 前記酸素含有容器内にオゾン吸着手段を
    備える請求項2、3または4記載のレーザ光源。
  6. 【請求項6】 前記酸素含有容器内に設けた酸素検出手
    段と、この検出出力に基づき前記酸素含有容器内の濃度
    を制御するための酸素濃度制御装置とを備える請求項
    2、3、4または5記載のレーザ光源。
  7. 【請求項7】 前記一対の共振器の間に波長選択機構を
    配置した請求項1、2、3、4、5または6記載のレー
    ザ光源。
  8. 【請求項8】 出力レーザ光の光量検出手段を備え、こ
    の光量検出出力に基づき前記波長選択機構により出力レ
    ーザ光の波長を調整する請求項7記載のレーザ光源。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のレー
    ザ光源を備え、このレーザ光により光学系を介して所定
    パターンを基板上に転写する露光装置。
  10. 【請求項10】 レーザ光により光学系を介して所定パ
    ターンを基板上に転写する露光装置において、 請求項7または8記載のレーザ光源と、 前記光学系に設けられた装置側光量検出手段と、を具備
    し、 前記装置側光量検出手段からの光量検出出力に基づき前
    記波長選択機構により前記レーザ光源から出力するレー
    ザ光の波長を調整することを特徴とする露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から8のいずれかに記載のレ
    ーザ光源からのレーザ光により光学系を介して所定パタ
    ーンを基板上に転写する露光方法。
  12. 【請求項12】 レーザ光により光学系を介して所定パ
    ターンを基板上に転写する露光方法において、 請求項7または8記載のレーザ光源からのレーザ光の光
    量を前記光学系において検出するステップと、 この光量検出出力に基づき前記波長選択機構により前記
    レーザ光源からのレーザ光の波長を調整するステップ
    と、を具備する露光方法。
JP9105449A 1997-04-09 1997-04-09 レーザ光源、露光装置及び露光方法 Withdrawn JPH10284792A (ja)

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WO2018100638A1 (ja) 2016-11-29 2018-06-07 ギガフォトン株式会社 レーザ加工システム及びレーザ加工方法
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