JPH10286930A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
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- JPH10286930A JPH10286930A JP9581597A JP9581597A JPH10286930A JP H10286930 A JPH10286930 A JP H10286930A JP 9581597 A JP9581597 A JP 9581597A JP 9581597 A JP9581597 A JP 9581597A JP H10286930 A JPH10286930 A JP H10286930A
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- Japan
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- resin
- decorative sheet
- sheet
- olefin
- transparent acrylic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩ビ系樹脂を用いた化粧シートと比較しても
遜色のない優れた加工適性を有するとともに、耐候性の
高い化粧シートを提供する。 【解決手段】 不透明なオレフィン系熱可塑性エラスト
マー樹脂からなる基材シート1の上に第1のプライマー
層2を設け、その上に任意の絵柄の印刷インキ層3を設
け、さらに必要に応じて第2のプライマー層4を設けた
後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系熱可
塑性樹脂を溶融押出ししてトップシート5として積層
し、同時にエンボス加工を施す。
遜色のない優れた加工適性を有するとともに、耐候性の
高い化粧シートを提供する。 【解決手段】 不透明なオレフィン系熱可塑性エラスト
マー樹脂からなる基材シート1の上に第1のプライマー
層2を設け、その上に任意の絵柄の印刷インキ層3を設
け、さらに必要に応じて第2のプライマー層4を設けた
後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系熱可
塑性樹脂を溶融押出ししてトップシート5として積層
し、同時にエンボス加工を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質系板材・棒
材、金属板等の表面に貼り合わせて使用される高意匠性
の化粧シートに関するものである。
材、金属板等の表面に貼り合わせて使用される高意匠性
の化粧シートに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の化粧シ
ートにおける基材シート及びトップシートとして、塩化
ビニルシートや塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体シート
などの塩ビ系樹脂が主に用いられてきた。これらのシー
トは印刷適性、エンボス適性に優れ、化粧シートに加工
しやすいだけでなくVカット、ラッピング等の後加工性
にも優れており、さらに安価であるという利点がある。
しかしながら、このタイプの化粧シートは、耐熱性が不
足するとか、可塑剤のブリード(滲出)により表面の耐
汚染性が悪いという欠点がある。
ートにおける基材シート及びトップシートとして、塩化
ビニルシートや塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体シート
などの塩ビ系樹脂が主に用いられてきた。これらのシー
トは印刷適性、エンボス適性に優れ、化粧シートに加工
しやすいだけでなくVカット、ラッピング等の後加工性
にも優れており、さらに安価であるという利点がある。
しかしながら、このタイプの化粧シートは、耐熱性が不
足するとか、可塑剤のブリード(滲出)により表面の耐
汚染性が悪いという欠点がある。
【0003】近年、塩ビ系樹脂に替わる素材としてスチ
レン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリアミド系、エ
ステル系の各熱可塑性エラストマー樹脂やEVA、PE
T、アクリル(ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸及び
そのエステル類)を用いることが提案されている。これ
らのうち塩化ビニル系樹脂並みの加工適性を有するのは
エラストマー樹脂を使用した場合であるが、建材化粧材
分野においては耐候性に対する要望が高く、例えば、窓
辺、玄関、ストアフロント等の直射日光を受ける部分な
どにおいては、エラストマー樹脂を使用したものよりも
さらに一段高い耐候性能を有した化粧シートが求められ
ている。
レン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリアミド系、エ
ステル系の各熱可塑性エラストマー樹脂やEVA、PE
T、アクリル(ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸及び
そのエステル類)を用いることが提案されている。これ
らのうち塩化ビニル系樹脂並みの加工適性を有するのは
エラストマー樹脂を使用した場合であるが、建材化粧材
分野においては耐候性に対する要望が高く、例えば、窓
辺、玄関、ストアフロント等の直射日光を受ける部分な
どにおいては、エラストマー樹脂を使用したものよりも
さらに一段高い耐候性能を有した化粧シートが求められ
ている。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、塩ビ系樹
脂を用いた化粧シートと比較しても遜色のない優れた加
工適性を有するとともに、耐候性の高い化粧シートを提
供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、塩ビ系樹
脂を用いた化粧シートと比較しても遜色のない優れた加
工適性を有するとともに、耐候性の高い化粧シートを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の化粧シートは、不透明なオレフィン系熱可
塑性エラストマー樹脂からなる基材シート上に第1のプ
ライマー層を設け、その上に任意の絵柄の印刷インキ層
を設け、さらに必要に応じて第2のプライマー層を設け
た後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系熱
可塑性樹脂を溶融押出ししてトップシートとして積層
し、同時にエンボスを施したことを特徴としている。
め、本発明の化粧シートは、不透明なオレフィン系熱可
塑性エラストマー樹脂からなる基材シート上に第1のプ
ライマー層を設け、その上に任意の絵柄の印刷インキ層
を設け、さらに必要に応じて第2のプライマー層を設け
た後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系熱
可塑性樹脂を溶融押出ししてトップシートとして積層
し、同時にエンボスを施したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る化粧シートの一形態
を図1に示す。この化粧シートは、不透明なオレフィン
系熱可塑性エラストマー樹脂からなる基材シート1上に
第1のプライマー層2を設け、その上に任意の絵柄の印
刷インキ層3を設け、さらに第2のプライマー層4を設
けた後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系
熱可塑性樹脂を溶融押出ししてトップシート5として積
層すると同時にエンボス加工を施したものである。
を図1に示す。この化粧シートは、不透明なオレフィン
系熱可塑性エラストマー樹脂からなる基材シート1上に
第1のプライマー層2を設け、その上に任意の絵柄の印
刷インキ層3を設け、さらに第2のプライマー層4を設
けた後、印刷面の上から押出機を用いて透明アクリル系
熱可塑性樹脂を溶融押出ししてトップシート5として積
層すると同時にエンボス加工を施したものである。
【0007】図2は化粧シートの別の形態を示すもの
で、この化粧シートでは、図1の層構成のうち第2のプ
ライマー層4を省略している。
で、この化粧シートでは、図1の層構成のうち第2のプ
ライマー層4を省略している。
【0008】上記の透明アクリル系熱可塑性樹脂として
は、エチレンとメタクリル酸のランダム共重合体であ
り、分子鎖中に不規則に存在するカルボキシル基が水素
結合により分子鎖間で架橋した樹脂、アクリル酸メチ
ルとエチレンとのコポリマー、アイオノマー樹脂、の
いずれかを使用する。また、これらの透明アクリル系熱
可塑性樹脂にアクリルゴムを添加してもよい。
は、エチレンとメタクリル酸のランダム共重合体であ
り、分子鎖中に不規則に存在するカルボキシル基が水素
結合により分子鎖間で架橋した樹脂、アクリル酸メチ
ルとエチレンとのコポリマー、アイオノマー樹脂、の
いずれかを使用する。また、これらの透明アクリル系熱
可塑性樹脂にアクリルゴムを添加してもよい。
【0009】オレフィン系熱可塑性エラストマーは、エ
ラストマーとオレフィン系樹脂とからなる複合材料の熱
可塑性エラストマーで次の3タイプがある。すなわち、
ソフトセグメントとしてのエラストマーとハードセグ
メントとしてのオレフィン系樹脂を単純ブレンドしたタ
イプ、エラストマーとオレフィン系樹脂とを部分的に
架橋させて複合化した架橋タイプ、オレフィン系エラ
ストマーを架橋させてそれをオレフィン系樹脂に分散さ
せたタイプの3つで、具体的には下記〜の5種類が
挙げられる。
ラストマーとオレフィン系樹脂とからなる複合材料の熱
可塑性エラストマーで次の3タイプがある。すなわち、
ソフトセグメントとしてのエラストマーとハードセグ
メントとしてのオレフィン系樹脂を単純ブレンドしたタ
イプ、エラストマーとオレフィン系樹脂とを部分的に
架橋させて複合化した架橋タイプ、オレフィン系エラ
ストマーを架橋させてそれをオレフィン系樹脂に分散さ
せたタイプの3つで、具体的には下記〜の5種類が
挙げられる。
【0010】(A)ソフトセグメントとしてのエラス
トマーと(B)ハードセグメントとしてのオレフィン系
樹脂とを単純ブレンドしたもの。具体的には、オレフィ
ン系樹脂として、ポリエチレン、エチレン・プロピレン
共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、ポリプロピ
レン、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリブテン−
1、ブテン−1・プロピレン・エチレン・3元共重合
体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1・3元共
重合体、ポリメチルペンテン等の樹脂単独又は2種以上
混合したものが挙げられる。エラストマーとしては各種
ゴム類が挙げられ、ゴム類としては、ジエン系ゴム、水
素添加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等である
が、中でも水素添加ジエン系ゴムが好ましい。
トマーと(B)ハードセグメントとしてのオレフィン系
樹脂とを単純ブレンドしたもの。具体的には、オレフィ
ン系樹脂として、ポリエチレン、エチレン・プロピレン
共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、ポリプロピ
レン、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリブテン−
1、ブテン−1・プロピレン・エチレン・3元共重合
体、ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1・3元共
重合体、ポリメチルペンテン等の樹脂単独又は2種以上
混合したものが挙げられる。エラストマーとしては各種
ゴム類が挙げられ、ゴム類としては、ジエン系ゴム、水
素添加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等である
が、中でも水素添加ジエン系ゴムが好ましい。
【0011】水素添加ジエン系ゴムは、ジエン系ゴム分
子の二重結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させ
てなるもので、ポリオレフィン系樹脂の結晶化を抑え、
柔軟性、透明性をアップさせる役割がある。また、一般
にポリオレフィン系樹脂にジエン系ゴムを添加するとジ
エン系ゴムの二重結合のため、耐候性、耐熱性はジエン
系ゴム無添加のポリオレフィン系樹脂より低下するが、
本発明では、ジエン系ゴムの二重結合を水素で飽和させ
るため、ポリオレフィン系樹脂の耐候性、耐熱性の低下
もなく良好なものとなる。ジエン系ゴムとしては、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン
・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル・イソプレンゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム等がある。本発明の目的からは特にスチレ
ン・ブタジエンゴムが好ましい。
子の二重結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させ
てなるもので、ポリオレフィン系樹脂の結晶化を抑え、
柔軟性、透明性をアップさせる役割がある。また、一般
にポリオレフィン系樹脂にジエン系ゴムを添加するとジ
エン系ゴムの二重結合のため、耐候性、耐熱性はジエン
系ゴム無添加のポリオレフィン系樹脂より低下するが、
本発明では、ジエン系ゴムの二重結合を水素で飽和させ
るため、ポリオレフィン系樹脂の耐候性、耐熱性の低下
もなく良好なものとなる。ジエン系ゴムとしては、イソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン
・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル・イソプレンゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム等がある。本発明の目的からは特にスチレ
ン・ブタジエンゴムが好ましい。
【0012】オレフィンエラストマーは、2種類又は3
種類以上のオレフィンと共重合しうるポリエンを少なく
とも1種加えた弾性共重合体であり、オレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、α−オレフィン等が使用さ
れ、ポリエンとしては、1,4ヘキサジエン、環状ジエ
ン、ノルボルネン等が使用される。好ましいオレフィン
系共重合体ゴムとしては、例えばエチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン非共役ジエンゴ
ム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム等のオレフィン
を主成分とする弾性共重合体が挙げられる。
種類以上のオレフィンと共重合しうるポリエンを少なく
とも1種加えた弾性共重合体であり、オレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、α−オレフィン等が使用さ
れ、ポリエンとしては、1,4ヘキサジエン、環状ジエ
ン、ノルボルネン等が使用される。好ましいオレフィン
系共重合体ゴムとしては、例えばエチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン非共役ジエンゴ
ム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム等のオレフィン
を主成分とする弾性共重合体が挙げられる。
【0013】ゴム類の添加量としては、オレフィン系樹
脂の100重量部に対し、1〜90重量部程度とする。
1重量部未満だと、ゴム添加による弾性、伸び率、耐衝
撃性が不足し、Vカット加工、絞り加工等の折り曲げ加
工時に亀裂、割れを生じ易くなる。また90重量部を越
えると、弾性及び伸び率が大きくなりすぎ、印刷時の見
当合わせが不良になり好ましくない。
脂の100重量部に対し、1〜90重量部程度とする。
1重量部未満だと、ゴム添加による弾性、伸び率、耐衝
撃性が不足し、Vカット加工、絞り加工等の折り曲げ加
工時に亀裂、割れを生じ易くなる。また90重量部を越
えると、弾性及び伸び率が大きくなりすぎ、印刷時の見
当合わせが不良になり好ましくない。
【0014】また、熱可塑性エラストマーとして、後述
する〜等のオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いてもよい。
する〜等のオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いてもよい。
【0015】特公平6−23278号公報に記載の如
き(A)数平均分子量Mnが25,000以上、且つ重
量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn
≦7の沸騰ヘプタン可溶ポリプロピレン10〜90重量
%(ソフトセグメント)と(B)メルトインデックスが
0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピ
レン90〜10重量%(ハードセグメント)との混合物
からなる軟質ポリプロピレン。
き(A)数平均分子量Mnが25,000以上、且つ重
量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn
≦7の沸騰ヘプタン可溶ポリプロピレン10〜90重量
%(ソフトセグメント)と(B)メルトインデックスが
0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピ
レン90〜10重量%(ハードセグメント)との混合物
からなる軟質ポリプロピレン。
【0016】特公昭53−21021号公報に記載の
如き、(A)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチ
ルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハ
ードセグメントとし、これに(B)部分架橋したエチレ
ン・プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン・プロピ
レン非共軛ジエン三共重合体ゴム等のモノオレフィン共
重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配
合し混合してなるオレフィン系エラストマー。(B)/
(A)=50/50〜90/10(重量比)の割合で混
合する。
如き、(A)ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチ
ルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハ
ードセグメントとし、これに(B)部分架橋したエチレ
ン・プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン・プロピ
レン非共軛ジエン三共重合体ゴム等のモノオレフィン共
重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配
合し混合してなるオレフィン系エラストマー。(B)/
(A)=50/50〜90/10(重量比)の割合で混
合する。
【0017】特公昭53−34210号公報に記載の
如き(A)未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフト
セグメント)と(B)オレフィン共重合体(結晶性、ハ
ードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪断応力
を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン系エラ
ストマー。(A)/(B)=60/40〜80/20
(重量比)である。
如き(A)未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフト
セグメント)と(B)オレフィン共重合体(結晶性、ハ
ードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪断応力
を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン系エラ
ストマー。(A)/(B)=60/40〜80/20
(重量比)である。
【0018】特公昭56−15751号公報等に記載
の如き、(A)アイソタクチックポリプロピレン、プロ
ピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共
重合体等のペルオキシドと混合、加熱すると分子量を減
じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体
(ハードセグメント)と、(B)エチレン・プロピレン
共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・非共軛ジエン三
共重合体ゴム等のペルオキシドと混合加熱することによ
り、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノオ
レフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C)ポ
リイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合、
加熱しても架橋せず、流動性が不変のペルオキシド非架
橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成
分)、及び(D)パラフィン系、ナフテン系、芳香族系
等の鉱物油系軟化剤とを混合し、有機ペルオキシドの存
在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマ
ー。(A)が90〜40重量部、(B)が10〜60重
量部、(C)及び(D)が5〜100重量部の配合比と
なる。
の如き、(A)アイソタクチックポリプロピレン、プロ
ピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共
重合体等のペルオキシドと混合、加熱すると分子量を減
じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体
(ハードセグメント)と、(B)エチレン・プロピレン
共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・非共軛ジエン三
共重合体ゴム等のペルオキシドと混合加熱することによ
り、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノオ
レフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C)ポ
リイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合、
加熱しても架橋せず、流動性が不変のペルオキシド非架
橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成
分)、及び(D)パラフィン系、ナフテン系、芳香族系
等の鉱物油系軟化剤とを混合し、有機ペルオキシドの存
在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマ
ー。(A)が90〜40重量部、(B)が10〜60重
量部、(C)及び(D)が5〜100重量部の配合比と
なる。
【0019】そして、これらのオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーに着色顔料又は着色顔料と充填剤を含有させ
たものを基材シートに使用する。また、所望により、紫
外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防
止剤、難燃剤、発泡剤等が添加される。
ラストマーに着色顔料又は着色顔料と充填剤を含有させ
たものを基材シートに使用する。また、所望により、紫
外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防
止剤、難燃剤、発泡剤等が添加される。
【0020】着色顔料は公知のものから適宜選択して用
いればよく、具体的には、チタン白、亜鉛華、弁柄、
朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、
キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニ
ンブルー等の有機顔料、或いは、アルミニウム、真鍮等
の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等
の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。充填剤と
しては、一般にプラスチックの充填剤として用いられる
もの、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、珪藻土、シリカ、酸化チタン等を使用す
る。
いればよく、具体的には、チタン白、亜鉛華、弁柄、
朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、
キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニ
ンブルー等の有機顔料、或いは、アルミニウム、真鍮等
の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等
の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。充填剤と
しては、一般にプラスチックの充填剤として用いられる
もの、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、珪藻土、シリカ、酸化チタン等を使用す
る。
【0021】紫外線吸収剤、光安定剤は、樹脂により良
好な耐候性(耐光性)を付与するためのものであり、そ
の添加量は紫外線吸収剤、光安定剤とも通常0.01〜
0.15重量%程度である。一般的には紫外線吸収剤と
光安定剤とを併用するのが好ましい。紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、サリチル
酸エステル等の有機物、又は0.2μm径以下の微粒子
状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を
用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケ
ート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジ
ン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることが
できる。
好な耐候性(耐光性)を付与するためのものであり、そ
の添加量は紫外線吸収剤、光安定剤とも通常0.01〜
0.15重量%程度である。一般的には紫外線吸収剤と
光安定剤とを併用するのが好ましい。紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、サリチル
酸エステル等の有機物、又は0.2μm径以下の微粒子
状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を
用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケ
ート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジ
ン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることが
できる。
【0022】なお、基材シートとトップシートの密着強
度は紫外線により経時的に劣化するため、製造時に化粧
シートとしての初期密着強度を確保するだけでは不十分
であり、ウェザ・オ・メーター2000時間(プラック
パネル63℃)照射後においてもなおかつ化粧シートと
して十分な密着強度をもたせるためには、トップシート
に紫外線吸収剤を添加するとよい。この紫外線吸収剤と
しては、種々の検討の結果、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤を0.1重量%以上添加するか、或いはヒンダ
ードアミン系紫外線吸収剤を0.1重量%以上添加する
とよい。
度は紫外線により経時的に劣化するため、製造時に化粧
シートとしての初期密着強度を確保するだけでは不十分
であり、ウェザ・オ・メーター2000時間(プラック
パネル63℃)照射後においてもなおかつ化粧シートと
して十分な密着強度をもたせるためには、トップシート
に紫外線吸収剤を添加するとよい。この紫外線吸収剤と
しては、種々の検討の結果、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤を0.1重量%以上添加するか、或いはヒンダ
ードアミン系紫外線吸収剤を0.1重量%以上添加する
とよい。
【0023】熱安定剤としては、フェノール系、サルフ
ァイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、ア
ミン系等公知のものが用いられ、これらは熱加工時の熱
変色等の劣化の防止性をより向上させる。
ァイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、ア
ミン系等公知のものが用いられ、これらは熱加工時の熱
変色等の劣化の防止性をより向上させる。
【0024】難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム等の粉末が用いられ、これらは難燃性
を付与する必要がある場合に添加する。
酸化マグネシウム等の粉末が用いられ、これらは難燃性
を付与する必要がある場合に添加する。
【0025】さらに本発明で使用する基材シートとして
好ましいものは、高密度ポリエチレン樹脂、熱可塑性エ
ラストマー、着色剤及び無機充填剤からなるシートが挙
げられる。該シートによれば、化粧シートとして要求さ
れる性能、すなわち、ポリ塩化ビニル並みの熱成形
性、耐クリープ変形性、耐寒折曲げ強度、耐有機
溶剤性、破断時伸度、耐衝撃強度、適度な曲げ弾
性率、易接着性を満足するものが得られる。
好ましいものは、高密度ポリエチレン樹脂、熱可塑性エ
ラストマー、着色剤及び無機充填剤からなるシートが挙
げられる。該シートによれば、化粧シートとして要求さ
れる性能、すなわち、ポリ塩化ビニル並みの熱成形
性、耐クリープ変形性、耐寒折曲げ強度、耐有機
溶剤性、破断時伸度、耐衝撃強度、適度な曲げ弾
性率、易接着性を満足するものが得られる。
【0026】上記高密度ポリエチレンとしては、比重が
0.94〜0.96のポリエチレンであって、低圧法で
得られる結晶化度が高く分子に枝別れ構造の少ない高分
子を用いるのがより好ましい。また、上記熱可塑性エラ
ストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添加ジエンゴ
ム、オレフィンエラストマー等が挙げられ、前記したも
のと同様のものが用いられる。熱可塑性エラストマーの
添加量としては基材シート中に10〜60重量%、好ま
しくは30重量%程度である。10重量%より少ないと
一定荷重時伸度の変化が急崚になり過ぎ、また破断時伸
度、耐衝撃性の低下が生じ、60重量%より多いと透明
性、耐候性及び耐クリープ性の低下が生じる。上記無機
充填剤としては、前記したものと同様のものが用いら
れ、基材シート中に5〜60重量%程度、好ましくは3
0重量%程度添加される。添加量が5重量%より少ない
と耐クリープ変形性及び易接着性の低下が生じ、60重
量%より多いと破断時伸度及び耐衝撃性の低下が生じ
る。着色剤としては、前記したものと同様のものが用い
られる。
0.94〜0.96のポリエチレンであって、低圧法で
得られる結晶化度が高く分子に枝別れ構造の少ない高分
子を用いるのがより好ましい。また、上記熱可塑性エラ
ストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添加ジエンゴ
ム、オレフィンエラストマー等が挙げられ、前記したも
のと同様のものが用いられる。熱可塑性エラストマーの
添加量としては基材シート中に10〜60重量%、好ま
しくは30重量%程度である。10重量%より少ないと
一定荷重時伸度の変化が急崚になり過ぎ、また破断時伸
度、耐衝撃性の低下が生じ、60重量%より多いと透明
性、耐候性及び耐クリープ性の低下が生じる。上記無機
充填剤としては、前記したものと同様のものが用いら
れ、基材シート中に5〜60重量%程度、好ましくは3
0重量%程度添加される。添加量が5重量%より少ない
と耐クリープ変形性及び易接着性の低下が生じ、60重
量%より多いと破断時伸度及び耐衝撃性の低下が生じ
る。着色剤としては、前記したものと同様のものが用い
られる。
【0027】第1のプライマー層は基材シートの熱可塑
性オレフィン系エラストマー樹脂と絵柄インキの密着性
を向上させるために設ける。このプライマー層の樹脂と
しては2液硬化型のウレタン樹脂が好適であるが、アミ
ド系の樹脂を用いてもよい。なお、塩素化ポリプロピレ
ンも良好な密着性を示すが、塩素原子を含有するので好
ましくない。
性オレフィン系エラストマー樹脂と絵柄インキの密着性
を向上させるために設ける。このプライマー層の樹脂と
しては2液硬化型のウレタン樹脂が好適であるが、アミ
ド系の樹脂を用いてもよい。なお、塩素化ポリプロピレ
ンも良好な密着性を示すが、塩素原子を含有するので好
ましくない。
【0028】印刷インキ層に用いるインキとしては、ウ
レタン系高温反応型(150〜250℃)のインキが好
適である。また、印刷インキ層の模様としては、木目模
様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学図形、文
字、記号、線画、各種抽象模様等が挙げられるが、全面
ベタ印刷等でもよい。
レタン系高温反応型(150〜250℃)のインキが好
適である。また、印刷インキ層の模様としては、木目模
様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学図形、文
字、記号、線画、各種抽象模様等が挙げられるが、全面
ベタ印刷等でもよい。
【0029】第2のプライマー層は印刷インキ層とトッ
プシートの透明アクリル系熱可塑性樹脂層との密着性を
向上させるために設けるが、オレフィン系樹脂と比較し
て樹脂の密着性は良いので必ずしも設ける必要はない。
このプライマー層の樹脂としてはアクリル系又はウレタ
ン系の樹脂を用いるとよい。
プシートの透明アクリル系熱可塑性樹脂層との密着性を
向上させるために設けるが、オレフィン系樹脂と比較し
て樹脂の密着性は良いので必ずしも設ける必要はない。
このプライマー層の樹脂としてはアクリル系又はウレタ
ン系の樹脂を用いるとよい。
【0030】透明アクリル系熱可塑性樹脂に添加するア
クリルゴムとしては、アクリル酸エステルの重合、又は
これを主体とする共重合により得られるゴム状弾性体が
挙げられる。このアクリル酸エステルとしては、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチルなどが、また共重合させ
る単量体には、2−クロルエチルビニルエーテル、メチ
ルビニルケトン、アクリル酸、アクリロニトリル、ブタ
ジエンなどが用いられる。共重合体の加流にはエチルテ
トラミン、テトラエチレンペンタミンなどのアミンとイ
オウを用いる。
クリルゴムとしては、アクリル酸エステルの重合、又は
これを主体とする共重合により得られるゴム状弾性体が
挙げられる。このアクリル酸エステルとしては、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチルなどが、また共重合させ
る単量体には、2−クロルエチルビニルエーテル、メチ
ルビニルケトン、アクリル酸、アクリロニトリル、ブタ
ジエンなどが用いられる。共重合体の加流にはエチルテ
トラミン、テトラエチレンペンタミンなどのアミンとイ
オウを用いる。
【0031】トップシートは、V加工、ラッピング加工
適性を考えると基材シートより薄いことが必要であり、
化粧シートの総厚は100〜200μmが好適である。
アクリルフィルムをダブリングエンボスで基材シートに
貼り合わせる方法も考えられるが、エンボスの再現性の
問題等で加工スピードが低く、またカールの発生が大き
いので、本発明の溶融押出し同時エンボス法が勝ってい
る。使用するエンボス版は、例えば木材表面の如き凹凸
の状態を電鋳法により写し取って導管のエンボス模様を
形成してなるもの、或いは、例えば木材表面の如き凹凸
の状態を写真製版法により写し取って作成した原版を用
いてフォトエッチング法により導管のエンボス模様を形
成してなるものが好ましい。また、例えば石目柄の場合
には割れ目等を含む石材表面の凹凸の状態を同様に写し
取ることができる。このようなエンボス版を用いて加熱
加圧成形して凹陥模様を形成するものである。
適性を考えると基材シートより薄いことが必要であり、
化粧シートの総厚は100〜200μmが好適である。
アクリルフィルムをダブリングエンボスで基材シートに
貼り合わせる方法も考えられるが、エンボスの再現性の
問題等で加工スピードが低く、またカールの発生が大き
いので、本発明の溶融押出し同時エンボス法が勝ってい
る。使用するエンボス版は、例えば木材表面の如き凹凸
の状態を電鋳法により写し取って導管のエンボス模様を
形成してなるもの、或いは、例えば木材表面の如き凹凸
の状態を写真製版法により写し取って作成した原版を用
いてフォトエッチング法により導管のエンボス模様を形
成してなるものが好ましい。また、例えば石目柄の場合
には割れ目等を含む石材表面の凹凸の状態を同様に写し
取ることができる。このようなエンボス版を用いて加熱
加圧成形して凹陥模様を形成するものである。
【0032】トップシート表面における凹陥模様の凹部
に着色剤を充填してもよく、この着色剤としては、例え
ば、セラック、コーバル、ダンマル、ロジン、ロジンエ
ステル等の天然樹脂又はその変成樹脂類、ニトロセルロ
ース、アセチルセルロース、エチルセルロース、ベンジ
ルセルロース等のセルロース誘導体類、フェノール系樹
脂、尿素系樹脂、フタル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂、
メラミン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、エポキシ系樹脂、シリコン樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、その他の合成樹脂類、その他塩化ゴム、環化ゴ
ム、合成ゴム等ゴム誘導体等をビヒクルの構成材料と
し、ビヒクル中に着色剤、沈降性硫酸バリウム等の体質
顔料、可塑剤等を添加してなる塗料若しくはインキが用
いられる。
に着色剤を充填してもよく、この着色剤としては、例え
ば、セラック、コーバル、ダンマル、ロジン、ロジンエ
ステル等の天然樹脂又はその変成樹脂類、ニトロセルロ
ース、アセチルセルロース、エチルセルロース、ベンジ
ルセルロース等のセルロース誘導体類、フェノール系樹
脂、尿素系樹脂、フタル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂、
メラミン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、エポキシ系樹脂、シリコン樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、その他の合成樹脂類、その他塩化ゴム、環化ゴ
ム、合成ゴム等ゴム誘導体等をビヒクルの構成材料と
し、ビヒクル中に着色剤、沈降性硫酸バリウム等の体質
顔料、可塑剤等を添加してなる塗料若しくはインキが用
いられる。
【0033】この着色塗料或いはインキは、ロールコー
ト或いはナイフコートにてシート表面凹部にコーティン
グした後、ドクターブレード或いはワイピングペーパー
等で掻き取ることにより、シート凸部のコーティングし
た着色塗料若しくはインキを除去し、凹部にのみ着色塗
料若しくはインキを残すようにして充填する。ここにお
いて、凹部の部分にのみ塗料若しくはインキ組成物が残
るように塗料若しくはインキ組成物の粘度、ロールの回
転数、ドクターの刃先角度、厚み、シートスピード、ワ
イピングペーパーのスピード、ゴムロールの硬度等を調
製することが必要である。この着色塗料若しくはインキ
の色調は、例えば木目柄の場合には導管と同一若しくは
類似であり、また、例えば石目柄の場合には割れ目と同
一若しくは類似であることが望ましい。
ト或いはナイフコートにてシート表面凹部にコーティン
グした後、ドクターブレード或いはワイピングペーパー
等で掻き取ることにより、シート凸部のコーティングし
た着色塗料若しくはインキを除去し、凹部にのみ着色塗
料若しくはインキを残すようにして充填する。ここにお
いて、凹部の部分にのみ塗料若しくはインキ組成物が残
るように塗料若しくはインキ組成物の粘度、ロールの回
転数、ドクターの刃先角度、厚み、シートスピード、ワ
イピングペーパーのスピード、ゴムロールの硬度等を調
製することが必要である。この着色塗料若しくはインキ
の色調は、例えば木目柄の場合には導管と同一若しくは
類似であり、また、例えば石目柄の場合には割れ目と同
一若しくは類似であることが望ましい。
【0034】本発明で製造される化粧シートは各種用途
の表面装飾材として使用できる。例えば、壁、床、天井
等の建築物内装材、間仕切、家具等の什器、自動車、電
車等の車輛内装材、厨房、浴槽、浴室等の住設器機、
袋、箱等の容器等の表面に積層して用いられる。特に耐
候性が良好という観点から、窓辺、玄関、ストアフロン
ト等の直射日光を受ける部分の用途に適するものであ
る。
の表面装飾材として使用できる。例えば、壁、床、天井
等の建築物内装材、間仕切、家具等の什器、自動車、電
車等の車輛内装材、厨房、浴槽、浴室等の住設器機、
袋、箱等の容器等の表面に積層して用いられる。特に耐
候性が良好という観点から、窓辺、玄関、ストアフロン
ト等の直射日光を受ける部分の用途に適するものであ
る。
【0035】
(実施例1)オレフィン系熱可塑性エラストマー樹脂か
らなる厚さ100μmの基材シート(日本石油化学製
「ソフトレックス」)に2液硬化型ポリエステル樹脂イ
ンキ(昭和インク工業所製「AFS」)を塗布して第1
のプライマー層を形成し、その上に2液硬化型アクリル
ウレタン樹脂インキ(昭和インク工業所製「UE」)で
着色ベタを施してから、塩化ビニル系樹脂インキ(昭和
インク工業所製「化X」)を用いて柾目柄印刷を施して
印刷シートとした。
らなる厚さ100μmの基材シート(日本石油化学製
「ソフトレックス」)に2液硬化型ポリエステル樹脂イ
ンキ(昭和インク工業所製「AFS」)を塗布して第1
のプライマー層を形成し、その上に2液硬化型アクリル
ウレタン樹脂インキ(昭和インク工業所製「UE」)で
着色ベタを施してから、塩化ビニル系樹脂インキ(昭和
インク工業所製「化X」)を用いて柾目柄印刷を施して
印刷シートとした。
【0036】上記印刷シートの印刷面の上に2液硬化型
ポリウレタン樹脂インキ(昭和インク工業所製「ALF
A」)を塗布して第2のプライマー層を形成し、その上
から透明アクリル系熱可塑性樹脂をTダイ押出機により
押し出してトップシートとして積層し、同時にエンボス
加工を施した。この実施例では透明アクリル系熱可塑性
樹脂として三井・デュポンポリケミカル製「ニュクレ
ル」を使用し、厚さ80μmで押し出した。
ポリウレタン樹脂インキ(昭和インク工業所製「ALF
A」)を塗布して第2のプライマー層を形成し、その上
から透明アクリル系熱可塑性樹脂をTダイ押出機により
押し出してトップシートとして積層し、同時にエンボス
加工を施した。この実施例では透明アクリル系熱可塑性
樹脂として三井・デュポンポリケミカル製「ニュクレ
ル」を使用し、厚さ80μmで押し出した。
【0037】(実施例2)トップシートの透明アクリル
系熱可塑性樹脂として三井・デュポンポリケミカル製
「ハイミラン」を使用した以外は実施例1と同様にして
エンボス化粧シートを得た。
系熱可塑性樹脂として三井・デュポンポリケミカル製
「ハイミラン」を使用した以外は実施例1と同様にして
エンボス化粧シートを得た。
【0038】(実施例3)トップシートの透明アクリル
系熱可塑性樹脂としてCHEVRON CHEMICA
L製「EMAC」を使用した以外は実施例1と同様にし
てエンボス化粧シートを得た。
系熱可塑性樹脂としてCHEVRON CHEMICA
L製「EMAC」を使用した以外は実施例1と同様にし
てエンボス化粧シートを得た。
【0039】(実施例4)実施例1と同じようにして基
材シートに第1のプライマー層を形成し、その上に着色
ベタを施した。そして、アクリル系熱可塑性樹脂との密
着性のよいビヒクルのインキである2液硬化型ポリウレ
タン樹脂インキ(昭和インク工業所製「ALFA」)を
用いて柾目柄印刷を施して印刷シートとした。
材シートに第1のプライマー層を形成し、その上に着色
ベタを施した。そして、アクリル系熱可塑性樹脂との密
着性のよいビヒクルのインキである2液硬化型ポリウレ
タン樹脂インキ(昭和インク工業所製「ALFA」)を
用いて柾目柄印刷を施して印刷シートとした。
【0040】この印刷シートに第2のプライマー層を設
けることなく、直に印刷インキ層の上から実施例1と同
じ透明アクリル系熱可塑性樹脂をTダイ押出機により押
し出してトップシートとして積層し、同時にエンボス加
工を施した。
けることなく、直に印刷インキ層の上から実施例1と同
じ透明アクリル系熱可塑性樹脂をTダイ押出機により押
し出してトップシートとして積層し、同時にエンボス加
工を施した。
【0041】実施例1〜4で得られた化粧シートはいず
れもVカット加工やラッピング加工などの加工適性に優
れていた。また、サンシャインカーボンアークW.O.
M.にて2000時間照射しても層間剥離やシートの劣
化等は見られなかった。
れもVカット加工やラッピング加工などの加工適性に優
れていた。また、サンシャインカーボンアークW.O.
M.にて2000時間照射しても層間剥離やシートの劣
化等は見られなかった。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基材シートとして熱可塑性オレフィン系エラストマー樹
脂を、またトップシートとしてアクリル系の加工性の高
い樹脂を使用したことにより、塩ビ系樹脂を用いた化粧
シートと比較しても遜色のないVカット加工、ラッピン
グ加工等の後加工性に優れた耐候性の高い化粧シートが
得られる。また、アクリル系樹脂を押出し溶融コートに
より積層し、同時にエンボスを行うためエンボスの再現
性が良く、一度シートにしてから貼り合わせるものに較
べて工程が減るため安価に製造することができる。
基材シートとして熱可塑性オレフィン系エラストマー樹
脂を、またトップシートとしてアクリル系の加工性の高
い樹脂を使用したことにより、塩ビ系樹脂を用いた化粧
シートと比較しても遜色のないVカット加工、ラッピン
グ加工等の後加工性に優れた耐候性の高い化粧シートが
得られる。また、アクリル系樹脂を押出し溶融コートに
より積層し、同時にエンボスを行うためエンボスの再現
性が良く、一度シートにしてから貼り合わせるものに較
べて工程が減るため安価に製造することができる。
【図1】本発明に係る化粧シートの一形態をを示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明に係る化粧シートの別の形態をを示す断
面図である。
面図である。
1 基材シート 2 第1のプライマー層 3 印刷インキ層 4 第2のプライマー層 5 トップシート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】オレフィン系熱可塑性エラストマーは、エ
ラストマーとオレフィン系樹脂とからなる複合材料の熱
可塑性エラストマーで次の3タイプがある。すなわち、
ソフトセグメントとしてのエラストマーとハードセグ
メントとしてのオレフィン系樹脂を単純ブレンドしたタ
イプ、エラストマーとオレフィン系樹脂とを部分的に
架橋させて複合化した架橋タイプ、エラストマーを架
橋させてそれをオレフィン系樹脂に分散させたタイプの
3つで、具体的には下記〜の5種類が挙げられる。
ラストマーとオレフィン系樹脂とからなる複合材料の熱
可塑性エラストマーで次の3タイプがある。すなわち、
ソフトセグメントとしてのエラストマーとハードセグ
メントとしてのオレフィン系樹脂を単純ブレンドしたタ
イプ、エラストマーとオレフィン系樹脂とを部分的に
架橋させて複合化した架橋タイプ、エラストマーを架
橋させてそれをオレフィン系樹脂に分散させたタイプの
3つで、具体的には下記〜の5種類が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、エラストマーとして、後述する〜
等のオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いてもよ
い。
等のオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いてもよ
い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、これらのオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーには、所望により、着色剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、
発泡剤等が添加される。
ストマーには、所望により、着色剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、
発泡剤等が添加される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】着色剤として、チタン白、亜鉛華、弁柄、
朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、
キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニ
ンブルー等の有機顔料、或いは、アルミニウム、真鍮等
の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等
の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。充填剤と
しては、一般にプラスチックの充填剤として用いられる
もの、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、珪藻土、シリカ、酸化チタン等を使用す
る。
朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、
キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニ
ンブルー等の有機顔料、或いは、アルミニウム、真鍮等
の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等
の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。充填剤と
しては、一般にプラスチックの充填剤として用いられる
もの、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タル
ク、クレー、珪藻土、シリカ、酸化チタン等を使用す
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 不透明なオレフィン系熱可塑性エラスト
マー樹脂からなる基材シート上に第1のプライマー層を
設け、その上に任意の絵柄の印刷インキ層を設け、さら
に必要に応じて第2のプライマー層を設けた後、印刷面
の上から押出機を用いて透明アクリル系熱可塑性樹脂を
溶融押出ししてトップシートとして積層し、同時にエン
ボスを施したことを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】 透明アクリル系熱可塑性樹脂がエチレン
とメタクリル酸のランダム共重合体であり、分子鎖中に
不規則に存在するカルボキシル基が水素結合により分子
鎖間で架橋した樹脂である請求項1に記載の化粧シー
ト。 - 【請求項3】 透明アクリル系熱可塑性樹脂がアクリル
酸メチルとエチレンとのコポリマーである請求項1に記
載の化粧シート。 - 【請求項4】 透明アクリル系熱可塑性樹脂がアイオノ
マー樹脂である請求項1に記載の化粧シート。 - 【請求項5】 透明アクリル系熱可塑性樹脂にアクリル
ゴムを添加した請求項1〜4に記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9581597A JPH10286930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9581597A JPH10286930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 化粧シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10286930A true JPH10286930A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14147928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9581597A Pending JPH10286930A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10286930A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000225672A (ja) * | 1999-02-08 | 2000-08-15 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2002240208A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Asahi Kasei Corp | 樹脂製装飾パネル構造体 |
| JP2010105378A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-05-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 床材用化粧シート |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9581597A patent/JPH10286930A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000225672A (ja) * | 1999-02-08 | 2000-08-15 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2002240208A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Asahi Kasei Corp | 樹脂製装飾パネル構造体 |
| JP2010105378A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-05-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 床材用化粧シート |
| JP2011093321A (ja) * | 2008-09-30 | 2011-05-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 床材用化粧シート |
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