JPH10287101A - 水田用車両の車輪 - Google Patents

水田用車両の車輪

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JPH10287101A
JPH10287101A JP9932197A JP9932197A JPH10287101A JP H10287101 A JPH10287101 A JP H10287101A JP 9932197 A JP9932197 A JP 9932197A JP 9932197 A JP9932197 A JP 9932197A JP H10287101 A JPH10287101 A JP H10287101A
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JP
Japan
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wheel
rim
rib
paddy field
elastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9932197A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nakajima
幸一 中島
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム焼付車輪において衝撃緩和性能を向上す
る。 【解決手段】 リム8を被覆している弾性輪体9の車輪
径方向長さ(輪体外径)をa、リブ10の高さをb、リ
ム8の外周とリブ10の頂面との長さである弾性材料に
よる被覆厚さをeとしたとき、b/aを11%〜35%にし
てリブ10の高さを大きくして衝撃力を緩和しており、
e/aを55%〜80%にして被覆厚さを大きくして衝撃力
を緩和している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植え機等の水田
用車両の車輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用田植え機,灌水直播機等の水田用車
両に装着される車輪として、従来、実開昭57−185
604号公報(以下、第1従来例と言う)や、特開昭6
3−284004号公報(以下、第2従来例と言う)等
に記載のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第2従来例の車輪は、
いわゆる空気入りタイヤの構成を有するものであるの
で、1年のうち1回又は2回しか使用されない田植え機
等に使用するうえでは、空気抜けに関する管理上、耐久
性上の問題を避けることができなかった。これに対して
第1従来例の車輪は、パイプ製リムをゴムで被覆したい
わゆるゴム焼き付け型車輪の構成を有するものであるた
め、上記のような空気抜けの問題は生じないものであっ
た。
【0004】以下、図面に基づき第1従来例の車輪につ
いて説明する。図9はリヤーマウント方式の乗用四輪田
植え機で例示する水田用車両1を示したものであって、
この車両1は後部に植え付け装置2を備えており、前輪
3及び後輪4によって走行する。ところで、この種車両
1は、水田等の走行時には泥面上に浮かせるフロート5
によって植え付け装置2の荷重を支えるようにするが、
道路等の走行時には植え付け装置2をフロート5ごと上
方へ持ち上げるようになっている。そのため、車両1の
重心は前輪3側へ移動するようになる。
【0005】図10および図11に示すようにこの前輪
3は、中央のボス6と、該ボス6に周方向に等配状・放
射状に設けられた複数本(図面では3本)のスポーク7
と、これらスポーク7の突端部に溶着された丸パイプを
素材とするリム8と、該リム8を被覆状とするゴム等の
弾性材製輪体9とを備えて成り、いわゆるゴム焼き付け
型車輪となっている。
【0006】輪体9には、径方向外方へ突出して赤道外
周で周方向に延びたリブ10が切欠部10aによって周
方向の間隔を有して一体的に周設されており、これによ
り直進性を確保し、該リブ10の左右両側に、周方向に
所定間隔をおいて互いに千鳥配置状となるラグ11が形
成されてトラクションを確保している。このように千鳥
配置にすれば、リブ10の右側及び左側のそれぞれにお
いて、ラグ11相互の間隔を広くとれるので、水田走行
中のトラクションを充分にしつつ泥の詰まりを防止し、
また排泥効果が効率よく得られるものとなる。
【0007】ラグ11は、その側面形状が三角形状(乃
至台形状)をしており、前進時(矢符C参照)において
路面に先に達する側の斜面を蹴り面11aとし、この蹴
り面11aの反対側面であって、路面からの離反を見送
る側の斜面を支え面11bとしている。また、これら蹴
り面11aと支え面11bとの中間位置で頂点部を成す
直線面を接地面11cとしていて、該接地面11cは回
転方向Cに対して後退角を有して延伸され、蹴り面11
aと支え面11bとで囲まれる側ラグ11の端面には凹
み11dが形成されている。
【0008】この従来の車輪3について本発明者は、種
々実験を重ねた結果、次のような課題があることが解っ
た。 :リブ10は直進性を確保する上で有効ではあるもの
の、走行中における突起乗り越し時の衝撃力緩和性能が
劣り、このためリブ10の高さ、すなわち、切欠部10
aの深さを高くすると、リブ10の剛性が極度に低下す
るという課題があった。
【0009】:リム8の外周を被覆する弾性材料は、
高弾性材料(例えば、JISA硬度62°)であり、しか
も、リム8の被覆厚さが小さいことから、結果的に側ラ
グ11の剛性が過大となって衝撃力緩和性能が劣るとい
う課題があった。 :以上のことから、機体(田植え機)に対するダメー
ジも大きく、耐久性に悪影響を与えるとともに、振動性
能が比較的悪く、乗心地が劣るだけでなく植付装置によ
る植付精度も低下するという課題があった。
【0010】本発明者は、幾多の実験を重ねた結果、上
述した課題〜を解消することができる車輪を提供す
ることに成功したのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、放射状に配置
されているスポーク7の先端に円環状のリム8を固着
し、該リム8を芯としてその全体を弾性材料で被覆した
弾性輪体9を備え、該弾性輪体9の赤道外周に周方向に
延びるリブ10を周方向の間隔を有して一体に備え、該
リブ10の側部には蹴り面11aと支え面11bとを有
する側ラグ11を一体に備えている水田用車両の車輪3
において、前述の目的を達成するために、次の技術的手
段を講じている。
【0012】すなわち、本発明は、前記弾性輪体9の車
輪径方向長さ(輪体外径)をa、リブ10の高さをb、
リム8の外周とリブ10の頂面との長さである弾性材料
による被覆厚さをeとしたとき、b/aを11%〜35%に
してリブ10の高さを大きくして衝撃力を緩和してお
り、e/aを55%〜80%にして被覆厚さを大きくして衝
撃力を緩和していることを特徴とするものである。
【0013】このような構成を採用したことにより、衝
撃力緩和性能が向上したのである。ここで、b/aを11
%〜35%としたのは、11%未満であると、リブ10の高
さが不足し、衝撃力緩和性能が余り期待できないし、35
%を越えるとリブ10の剛性が弱くなるからであり、従
って好ましくはb/aを20%〜30%とすることが有効で
あった。
【0014】また、本発明では、円環状のリム8が丸パ
イプ材であり、該リム8の外径を小径化しかつリム肉厚
を肉厚化することで被覆厚さeを大きくしていることに
よって、被覆厚さeを確保するのに、弾性材料の使用量
を過度にしなくとも可能となったのである。更に、本発
明では、弾性輪体9の弾性材料が低弾性ゴムであること
によって、高弾性材料に比べて衝撃緩和性能が向上した
のである。
【0015】また、本発明では、弾性輪体9は輪体外径
aに対して輪体幅fが小さく設定されており、側ラグ1
1の側端部が輪体幅f内に収っていて軸方向に非突出で
あることにより、水田走行中において泥土を過度に乱す
ことはなく、植付性能が向上できて、特に、2軸4車輪
形の乗用田植機の前輪として顕著な有利性が認められた
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について従来例と対比しつつ説明する。なお、図9〜
図11を参照して説明した構成と共通する部分は共通符
号で示している。図1(2)は、本発明の第1実施形態
であって外径 600mmで輪体幅fが60mmとされた車輪3を
示しており、低弾性材料(JISA硬度56°の弾性ゴ
ム)よりなる弾性輪体9の車輪径方向長さ(輪体外径)
をa、リブ10の高さをb、リム8の外周とリブ10の
頂面との長さである弾性材料による被覆厚さをeとした
とき、b/aを11%〜35%にしてリブ10の高さを大き
くして衝撃力を緩和しており、e/aを55%〜80%にし
て被覆厚さを大きくして衝撃力を緩和しているのであ
り、リム8は直径27.2mmで厚みが 3.2mmとされた丸パイ
プ材で構成されている。
【0017】すなわち、従来例では図1(3)で示すよ
うにリム8の直径34mmで厚み 2.3mmの丸パイプ材でか
つ、e/aが35.5%であったのに対し、リム8の外径を
小径化することで被覆長さeを従来例より大きくしてお
り、(e/aが60.9%)、また、リブ10の高さbが従
来例が10mmであったのを図1(1)の仮想線で示すよう
に切欠部10aの深さを20mmとし、弾性材料の硬度が従
来ではJISA硬度で62°であったのを、56°とした低
弾性ゴム配合にしたものである。
【0018】なお、輪体外径aに対して輪体幅fが小さ
く設定されており、側ラグ11の側端部が輪体幅f内に
収っていて軸方向に非突出とされている。図1(1)
(2)(3)に示した車輪3についてエンベロープ試験
機を用いて突起乗起した時の衝撃力を動的試験した。 試験条件 :仮想路面であるドラムに半径10mmの半円突起を形成
して回転速度 7.0km/hで回転させた。
【0019】:上記回転ドラムに対して車輪3を、50
kg、 100kg、 150kgの荷重で押付けて衝撃力を計測し
た。 試験結果 図4に示しているように従来例A−1の車輪3の衝撃力
を 100%として、比較例をA−2、本発明をB−2とし
て示している。
【0020】図4で明らかな通り、本発明に係る車輪3
にあっては、従来例よりも各荷重のいずれにおいても、
50%以下の衝撃力となって、衝撃緩和性能が顕著に向上
していることが理解できた。因みに、比較例A−2は、
リブ10の高さを20mmとしたものであり、被覆厚さおよ
び弾性材料の硬度は従来例と同様である(以下同じ)。
【0021】この試験結果より明らかな通り、リブ10
の高さbを高くするだけでなく被覆厚さe/aを大きく
し、かつ低弾性材料を採用することによって、これらの
相乗作用によって、従来例よりも35%の衝撃力にまで衝
撃を緩和できることが解った。更に、本発明者は、上述
条件の試験において、リブ10の端部での試験結果を図
5に、リブ10の中央部での試験結果を図6に示すよう
に解析してみた。
【0022】図5および図6で明らかな如く、各荷重に
おいて従来例A−1、比較例A−2よりも本発明に係る
B−2の結果が有利であることが解った。図2(1)
(2)(3)は車輪外径 650mm、車輪幅fが80mmの車輪
3について本発明に係る車輪3(図7のD−2は、bが
20mm、e/aが75.5mm、硬度56°でありD−3はbが30
mmでe/aおよび硬度はD−2と同じ)と、従来例A−
1はbが10mm、e/aが60.5%、硬度62°について、既
述した試験条件と同じ内容で荷重 150kgでの試験を行っ
た。
【0023】その結果は、図7に示しているように、従
来例A−1よりも衝撃力は僅か20%程度であることが解
った。なお、図2(2)(3)において、リム8につい
ては図1と同じ条件である。図3(1)(2)は、外径
550mで車輪幅fが60mmの車輪3に従来例A−1(リム外
径27.2mm、肉厚 2.8mm、bは10mm、e/aは39.4%、硬
度62°)と、本発明B−2(リム外径25.4mm、肉厚 3.2
mm、bは20mm、e/aは70.7%)についての荷重50kg、
100kg、 150kgのエンベロープ試験を行ったところ、図
8に示す試験結果を得、いずれの荷重においても衝撃力
は従来例より大幅に緩和された。
【0024】また、外径 550mm、車輪幅60mmの車輪3に
ついてbが20mmと30mmでe/aが70.7%のものについて
も図8と同様な結果を得た。更に、外径 600mm、車輪幅
60mmでbが20mm、e/aを60.9%とした車輪3について
も図7と同じ結果を得た。また、外径 650mm、車輪幅80
mmでbが22mmと30mmでe/aを75.5%とした車輪につい
ても図4〜図6と同じ結果を得た。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ラ
グ剛性をおさえ、リムの被覆厚さを増大させかつリブの
高さを確保することによって衝撃吸収率を大幅に向上で
き、機体のダメージも少なく振動性能に優れたゴム焼付
車輪を提供でき、特に、田植機の前輪として使用してそ
の意義は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態と従来例とを示し、
(1)は側面図、(2)は本発明の断面図、(3)は従
来例の断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態と従来例とを示し、
(1)は側面図、(2)は本発明の断面図、(3)は従
来例の断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態と従来例を示し、(1)
は本発明の断面図、(2)は従来例の断面図である。
【図4】従来例と第1実施形態に係る本発明との試験結
果を示す比較グラフである。
【図5】従来例と第1実施形態に係る本発明との試験結
果を示す比較グラフである。
【図6】従来例と第1実施形態に係る本発明との試験結
果を示す比較グラフである。
【図7】従来例と第2実施形態に係る本発明との試験結
果を示す比較グラフである。
【図8】従来例と第3実施形態に係る本発明との試験結
果を示す比較グラフである。
【図9】田植機の側面図である。
【図10】車輪の側面図である。
【図11】車輪トレッドの一部展開平面図である。
【符号の説明】
3 車輪 7 スポーク 8 リム 9 弾性輪体 10 リブ 11 側ラグ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に配置されているスポーク(7)
    の先端に円環状のリム(8)を固着し、該リム(8)を
    芯としてその全体を弾性材料で被覆した弾性輪体(9)
    を備え、該弾性輪体(9)の赤道外周に周方向に延びる
    リブ(10)を周方向の間隔を有して一体に備え、該リ
    ブ(10)の側部には蹴り面(11a)と支え面(11
    b)とを有する側ラグ(11)を一体に備えている水田
    用車両の車輪(3)において、 前記弾性輪体(9)の車輪径方向長さ(輪体外径)を
    (a)、リブ(10)の高さを(b)、リム(8)の外
    周とリブ(10)の頂面との長さである弾性材料による
    被覆厚さを(e)としたとき、(b)/(a)を11%〜
    35%にしてリブ(10)の高さを大きくして衝撃力を緩
    和しており、(e)/(a)を55%〜80%にして被覆厚
    さを大きくして衝撃力を緩和していることを特徴とする
    水田用車両の車輪。
  2. 【請求項2】 円環状のリム(8)が丸パイプ材であ
    り、該リム(8)の外径を小径化しかつリム肉厚を肉厚
    化することで被覆厚さ(e)を大きくしていることを特
    徴とする請求項1記載の水田用車両の車輪。
  3. 【請求項3】 (b)/(a)が20%〜30%であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の水田用車両の車
    輪。
  4. 【請求項4】 弾性輪体(9)の弾性材料が低弾性ゴム
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の水田用車両の車輪。
  5. 【請求項5】 弾性輪体(9)は輪体外径(a)に対し
    て輪体幅(f)が小さく設定されており、側ラグ(1
    1)の側端部が輪体幅(f)内に収っていて軸方向に非
    突出であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の水田用車両の車輪。
  6. 【請求項6】 請求項1〜 5に記載の車輪(3)が、
    2軸4車輪形の乗用田植機(1)における前輪(3)で
    あることを特徴とする水田用車両の車輪。
JP9932197A 1997-04-16 1997-04-16 水田用車両の車輪 Pending JPH10287101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104118270A (zh) * 2014-07-28 2014-10-29 福建农林大学 一种深泥脚水田驱动轮

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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