JPH10287531A - 毛髪用化粧料 - Google Patents

毛髪用化粧料

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JPH10287531A
JPH10287531A JP9111951A JP11195197A JPH10287531A JP H10287531 A JPH10287531 A JP H10287531A JP 9111951 A JP9111951 A JP 9111951A JP 11195197 A JP11195197 A JP 11195197A JP H10287531 A JPH10287531 A JP H10287531A
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JP
Japan
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hair
ginkgo
extract
cosmetic
component
Prior art date
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Pending
Application number
JP9111951A
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English (en)
Inventor
Chiharu Kondo
千春 近藤
Akiyoshi Takayama
明美 高山
Eiji Sei
英次 成
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 養毛、育毛作用を示す毛髪用化粧料では、種
々の効果を有する薬剤が配合されているが、今までのと
ころこれら薬剤は十分な効果を有するとはいえず、その
改善が望まれていた。 【解決手段】 総フラボノイド含量が15〜40重量
%、総テルペノイド含量が2〜15重量%であるイチョ
ウ抽出物を含有する毛髪用化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定成分を一定量
含有するイチョウ抽出物を必須成分として配合する毛髪
用化粧料に関し、その目的とするところは、頭髪、頭皮
の機能の亢進と正常化をもたらし、健やかにする優れた
養毛・育毛効果のある毛髪用化粧料を提供することにあ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの
生理学的諸症状の予防や治療に種々の毛髪用化粧料が用
いられてきている。これら毛髪用化粧料には、頭皮の血
行促進、脂質分泌抑制、毛母細胞の活性化等種々の効果
を有する薬剤が配合されているが、今までのところ、こ
れら薬剤は十分な効果を有するとはいえなかった。最
近、毛髪用化粧料に配合する養毛成分として、効果及び
安全性の面から生薬等の植物抽出物が注目されてきてい
る。そして、これら生薬抽出物の中でもイチョウ抽出物
が優れた養毛効果を示す薬剤として提案されている(特
開平2−48512)。しかし、このイチョウ抽出物も
他の植物抽出物を配合した従来の毛髪用化粧料と比べれ
ばその効果は優れているものの、製剤上の不都合が生じ
ない範囲で満足のいく十分な養毛効果を得るには至って
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、より安全性が
高く、養毛・育毛効果に優れた毛髪用化粧料の開発が望
まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる実情
に鑑み鋭意研究を行った結果、従来のイチョウ抽出物を
更に精製し特定成分の含有量を一定量以上とすることで
養毛・育毛効果が高まることが判明した。すなわち、総
フラボノイド含量が15〜40重量%、総テルペノイド
含量が2〜15重量%になるように精製することでより
優れた養毛・育毛効果を示す毛髪用化粧料が得られるこ
とを見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、成分の組成が総フラ
ボノイド含量が15〜40重量%、総テルペノイド含量
が2〜15重量%からなるイチョウ抽出物を必須成分と
して含有することを特徴とする毛髪用化粧料を提供する
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において必須成分として使
用されるイチョウ抽出物は、イチョウ(Ginkgo
biloba L.)の葉から抽出して得られるもので
ある。イチョウ葉の採取時期は特に限定されないが、目
的とする成分を効率よく得るためには初秋の黄変する直
前の葉が最も望ましい。またイチョウ抽出物の調製法に
ついても特に限定はなく、例えば種々の適当な溶媒を用
いて低温もしくは室温〜加温下で抽出した後、精製して
得られるものである。
【0007】抽出溶媒としては、例えば水;メチルアル
コール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グ
リセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等の液状多価アルコール;アセトン等の1種ま
たは2種以上を用いることができる。特に目的とする成
分を効率よく得るためには50v/v%エチルアルコー
ル、50v/v%アセトン等の水混合溶媒が望ましい。
また、抽出方法としては原植物を細切又は粉砕して抽出
溶媒を加え、室温または加温下で浸漬して抽出し、必要
に応じて減圧濃縮や遠心分離および濾過などを行う方法
が挙げられる。精製方法としては、イオン交換樹脂、シ
リカゲルなどの担体を用いるカラムクロマトグラフィー
による方法、ヘキサン・酢酸エチル・アセトン・メチル
エチルケトン・エチルアルコール・水等の適当な溶媒を
用いる分配法などが挙げられ、これらの操作により、ク
ロロフィル、カロチノイド、脂肪族炭化水素、低極性フ
ェノール等の疎水性物質や、糖、タンニン等の高極性化
合物を除去する。疎水性物質の除去のためには、粗抽出
物のヘキサン可溶部及び/または50v/v%エチルア
ルコール不溶部を除去すること等が望ましく、高極性化
合物の除去のためにはダイヤイオンHP−20(三菱化
成)等のカラムに抽出物を付与し、水、及び高含水アル
コール(0〜30v/v%)で洗浄して除去すること等
が望ましい。
【0008】本発明組成物におけるイチョウ抽出物の含
有量は、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜
10重量%(以下単に「%」で示す)の範囲であり、よ
り好ましくは0.001〜1%の範囲である。また総フ
ラボノイドの含有量として好ましくは0.000001
5〜4%の範囲であり、より好ましくは0.00015
〜0.4%の範囲である。総テルペノイドの含有量とし
て好ましくは0.0000002〜1.5%の範囲であ
り、より好ましくは0.00002〜0.15%の範囲
である。
【0009】本発明のイチョウ抽出物は、常法に従い、
たとえば、乳液、クリーム、ローション、ジェル、エア
ゾール等通常毛髪用化粧料として知られる種々の形態の
基剤に配合して、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアロ
ーション、ヘアクリーム等とすることができる。
【0010】また、毛髪用化粧料を構成する成分として
は、精製水、低級アルコール類、多価アルコール類、油
脂類、界面活性剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、
色素、防腐剤、香料等、通常化粧料に用いられるものか
ら、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択して使用
し得る。
【0011】さらに、一般に毛髪用化粧料の薬効剤とし
て知られる血管拡張剤、女性ホルモン剤、皮膚機能亢進
剤、局所刺激剤、角質溶解剤、抗炎症剤、ビタミン剤、
アミノ酸類、生薬抽出物、保湿剤等を必要に応じて養・
育毛効果を一層期待して配合してもよい。
【0012】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発
明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制
約されるものではない。
【0013】参考例1 イチョウ抽出物の製造 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物1.0kgに水−アセト
ン混合液(1:1)10lを加えて、室温、3日間抽出
した。その後残渣を再度、水−アセトン混合液(1:
1)10lで室温、1週間抽出し、得られた抽出液を先
の抽出液とあわせて50℃以下で濃縮乾固した。これに
50v/v%エタノール200mlを加えて攪拌し、不
溶物を濾別した後、ダイヤイオンHP−20(三菱化
成)カラム(500ml)に付した。水2500ml、
30v/v%エタノール2500mlを流して洗浄して
高極性化合物を除去し、更に50v/v%エタノール2
500mlで溶出する分画を取り、濃縮乾固してイチョ
ウ抽出物を得た。
【0014】参考例2 イチョウ抽出物の製造 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物1.0kgに50v/v
%エタノール10lを加えて、60℃で還流しながら5
時間抽出した。その後残渣に再度50v/v%エタノー
ル10lを加え、60℃で還流しながら5時間抽出し、
得られた抽出液を先の抽出液とあわせて50℃以下で濃
縮乾固した。これに50v/v%エタノール200ml
及び、ヘキサン200mlを加え、攪拌した後ヘキサン
層を除去した。残った水性エタノール層を50℃以下で
濃縮乾固し、これを水−アセトン混合液(1:1)10
0mlに溶かし、更にメチルエチルケトン100mlを
加えた。混合後形成されたアセトン−メチルエチルケト
ン層を分取し、濃縮乾固してイチョウ抽出物を得た。
【0015】得られたイチョウ抽出物を酸性条件下で加
水分解し、これを試料溶液として液体クロマトグラフ法
により総フラボノイドの定量を行なった。すなわち、ク
エルセチン、ケンフェロールを標準物質としてクロマト
グラムのピーク面積から総フラボノイドを算出した結
果、参考例1では約32.3%、参考例2では約23.
9%であった。
【0016】また、総テルペノイドはイチョウ抽出物か
ら酸性条件でエーテル抽出して得られる試料溶液を用い
て、液体クロマトグラフ法により総テルペノイドの定量
を行なった。すなわち、ビロバロイド、ギンコライド
A,B,Cを標準物質としてクロマトグラムのピーク面
積から総テルペノイドを算出した結果、参考例1では約
8.7%、参考例2では約5.2%であった。
【0017】試験例1 養毛効果試験 雄のC3H系マウス(8週令)を1群10匹とし、小川
等の方法(日皮会誌:96(3)、195−197、1
986)に従い、試験を行なった。すなわち、マウスの
背部約2×4cmを剃毛し、翌日から1日1回ずつ表1
に示した試料の塗布を連日行い、経日的に毛再生スコア
を求めた。毛再生スコアは表2に示すように毛再生面積
スコア及び再生部分の状態スコアの和であり、再生率が
100%の時にはスコア10となる。結果を表1に併せ
て示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1の結果に示される如く、イチョウ抽出
物を配合したものは溶媒対照及び粗イチョウ抽出物配合
品と比較して、マウスの毛再生を促進し、優れた養毛、
育毛作用を有することが明らかとなった。
【0021】実施例1 ヘアローションタイプ養毛料:表3に示す組成及び下記
製法でローションを調製し、その養毛効果を調べた。
【0022】(組成及び結果)
【表3】
【0023】(製法) A.成分(1)〜(5)を混合する。
【0024】(試験方法)被験者10名を1群とし、試
料を頭部に塗布する使用テストを行なった。使用期間は
16週間で、その間被験者には毎日の洗髪及び試料の頭
皮への適量塗布を義務づけた。抜け毛数計測の測定誤差
を小さくするため、使用試験を始める2週間前から毎日
洗髪するよう指示し、1週間前から1日おきに洗髪時の
抜け毛の本数を数えた。合計3回の測定の平均値を塗布
前の抜け毛の数とした。塗布期間終了時もその2週間前
から塗布前の測定と同様に洗髪を行うよう指示し、抜け
毛の本数を数え、合計3回の測定の平均値を塗布後の抜
け毛の数とした。この塗布前抜毛数と塗布期間終了時の
抜毛数を比較し、抜毛防止効果を養毛効果とした。
【0025】 養毛効果: [評価] [内 容] 有 効 6割以上の被験者の抜け毛が20本以上減少した やや有効 6割以上の被験者の抜け毛が10本以上減少した 無 効 抜け毛が10本以上減少した被験者が6割に満たなかった
【0026】表3の結果に示される如く、イチョウ抽出
物を配合したものは粗イチョウ抽出物配合の比較品1及
び溶媒対照の比較品2と比較して、抜け毛の減少割合が
明らかに大きく、優れた養毛、育毛作用を有することが
明らかとなった。
【0027】実施例2 エアゾールタイプヘアトニック:次に示す処方及び下記
製法でヘアトニックを調製した。 (処方) (%) (1)イチョウ抽出物*1 5.0 (2)イソプロピルメチルフェノール 0.1 (3)メントール 0.1 (4)エタノール 40.0 (5)香料 適量 (6)精製水 残量 *1 参考例1で製造したもの
【0028】(製法) A.成分(1)〜(6)を混合する。噴射剤とともにエ
アゾール容器に充填する。
【0029】実施例2のエアゾールタイプのヘアトニッ
クは頭皮に適用することにより、優れた養毛、育毛効果
を示すものであった。
【0030】実施例3 ヘアクリーム:次に示す処方及び下記製法でヘアクリー
ムを調製した。 (処方) (%) (1)イチョウ抽出物*1 0.01 (2)ミツロウ 1.0 (3)流動パラフィン 50.0 (4)ステアリン酸 3.0 (5)セスキオレイン酸ソルビタン 2.2 (6)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.8 (20E.O.) (7)酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 (8)香料 適量 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 *1 参考例2で製造したもの
【0031】(製法) A.成分(1)〜(7)を70℃にて加熱溶解する。 B.成分(9)〜(10)を70℃にて加熱溶解する。 C.AをBに加え、乳化する。 D.Cに(8)を加え、冷却してヘアクリームを得る。
【0032】実施例3のヘアクリームは頭皮に適用する
ことにより、優れた養毛、育毛効果を示すものであっ
た。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明の毛髪用化粧料は有
効な毛再生促進効果、脱毛防止効果を有する。すなわ
ち、頭髪、頭皮の機能を亢進し、正常化する養毛・育毛
効果に優れ、美容や医療において極めて有用なものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 総フラボノイド含量が15〜40重量
    %、総テルペノイド含量が2〜15重量%であるイチョ
    ウ抽出物を養毛成分として配合したことを特徴とする毛
    髪用化粧料
JP9111951A 1997-04-14 1997-04-14 毛髪用化粧料 Pending JPH10287531A (ja)

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Effective date: 20040303