JPH10287667A - イソクマリン誘導体およびそれらの製薬学的組成物 - Google Patents
イソクマリン誘導体およびそれらの製薬学的組成物Info
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- JPH10287667A JPH10287667A JP9104023A JP10402397A JPH10287667A JP H10287667 A JPH10287667 A JP H10287667A JP 9104023 A JP9104023 A JP 9104023A JP 10402397 A JP10402397 A JP 10402397A JP H10287667 A JPH10287667 A JP H10287667A
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Abstract
イソクマリン誘導体の提供。 【解決手段】 式 【化1】 (式中、A、B、R1、R2およびR3は特定の置換基で
ある)で表されるイソクマリン誘導体、ならびにそれら
を有効成分として含む製薬学的組成物。
Description
体類およびそれらを含む医薬製剤に関する。
メトキシ−8−ヒドロキシ−1H−2−ベンゾピラン−
1−オンは、ストレプトバーチシリウム ユーロシディ
クム(Streptoverticillium eurocidicum)が産生する
化合物として、初めて見い出され、各種動物細胞および
人癌細胞に対する増殖阻害活性を示す抗生物質MI43
−37F11として注目されている(特開平3−217
7号)。その後、前記抗生物質MI43−37F11
(以下、MI43と略記する)の化学合成方法について
研究され、イソクマリン骨格の3位にベンジルオキシメ
チルやハロゲン化メチル基のような脱離基含有メチル基
を有するイソクマリン誘導体等が中間体として、(特開
平4−112884号)、また前記の3位に式
または未置換アルキル基、アルコキシ、アルカノイルオ
キシ、モノ−もしくはジ−置換アミノ、フェニルチオ、
またはN3などの基を有するイソクマリン誘導体がMI
43と同様な薬理活性を示す化合物として(特開平5−
97841号)提供されてきた。
ジュバント関節炎およびマウスのコラーゲン誘発関節塩
を有意に抑制することから、免疫調節剤としての使用も
提案されている(特開平6−183966号)。また、
これらの疾患に対してさらに優れた効能を有するイソク
マリン誘導体として、イソクマリン骨格の3位に基−C
HRCOOH(ここで、Rは水素原子または低級アルキ
ル基である)が結合した化合物も提案されている(特開
平8−176138号)。
138号公報に記載された化合物は、殊に生物学的利用
能にも優れている点で興味深いものであるが、さらなる
優れた効能を有する化合物に対する欲求は依然として存
在する。したがって、本発明の目的は、上記公報に記載
の化合物以外の上記疾患に優れた効能を示す化合物を提
供することにある。
特開平8−176138号公報に記載されたイソクマリ
ン誘導体の基−CHRCOOH(ここで、Rは低級アル
キル基である)のメチン(−CH=)部分がより嵩高い
置換基を有する化合物も、ある一定の薬理活性を示すと
ともに、既知イソクマリン誘導体と異なる生体内動態を
示すことを見い出した。また、かかる化合物を効率よく
製造するための新規合成中間体も見い出した。
(I)で表されるイソクマリン誘導体および、適当な場
合にはそれらの塩が提供される。
を示し、Bは水素原子または水酸基の保護基を示し、R
1はシアノ基、N−モノ−もしくはジ−アルキル置換さ
れていてもよいカルバモイル基またはカルボキシル基を
示し、R2およびR3は、相互に独立して、水素、低級ア
ルキルまたはアリール−低級アルキルを示し、ここでア
リール部分は、場合によって1個以上の置換基で置換さ
れていてもよく、あるいはR2とR3は、それらが結合す
る炭素原子と一緒になって、3〜7員のいずれかの脂環
式環を形成するC2-6アルキレン基を示すが、但し、A
がメチル基で、R2およびR3が同時に水素原子を示す
か、または一方が水素原子で、他方が低級アルキル基を
示す場合には、R1はシアノ基またはカルボキシル基以
外の基である。
ルキル基であり、Bが水素原子であり、R1がカルボキ
シル基またはN−モノ−もしくはジ−低級アルキル置換
されていてもよいカルバモイル基である、式(I)の化
合物は、例えば、優れた血管新生阻害活性を有する。一
方、Aが低級アルキル基であり、Bが水酸基の保護基で
あり、そしてR1がシアノ基である、式(I)の化合物
は、上記生物活性を示す化合物の合成中間体として有用
である。
特定するのに用いる、低級アルキル基は、炭素数1〜6
個の直鎖もしくは分枝のアルキル基を意味し、具体的な
ものとしては、メチル、エチル、n−もしくはiso−
プロピル、n−、iso−、sec−もしくはt−ブチ
ル、n−ペンチル、イソアミル、およびn−ヘキシル基
などが挙げられる。
ルキル基がアリール基、好ましくはフェニル基により置
換されている基を意味し、このアリール基は、場合によ
って、ハロゲン、好ましくは塩素、臭素、フッ素、水酸
基、低級アルキル基、カルボキシル基、ニトロ基、アミ
ノ基から選ばれる同一もしくは異なる置換基1個以上、
好ましくは1個もしくは2個により置換されていてもよ
い。
(例えば、t−ブチルジメチルシリル、トリメチルシリ
ル等)、アシル(例えば、アセチル、プロピオニル、ベ
ンゾイル等)、置換されていてもよいアルコキシメチル
(例えば、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、
ベンジルオキシメチル等)をはじめとする有機合成化学
の分野で水酸基の保護基として使用できるいかなる基も
包含される。
によって、N−モノ−もしくはジ−低級アルキル置換さ
れていてもよく、ジ−低級アルキル置換されている場合
の低級アルキル基は、同一もしくは異なる基であっても
よい。
イソクマリン誘導体の具体的なものとしては、限定され
るものでないが、次表Iで表されるものを挙げることが
できる。
す化合物と塩基性化合物との塩形態で提供することがで
きる。これらの塩としては本発明の目的に沿う限り、何
如なる塩であってもよい。しかし、好ましくは、通常の
カルボキシル基含有薬物の製薬学的に許容される塩を生
成するのに用いられる塩基性化合物との塩が好ましい。
具体的な塩としては、リチウム、ナトリウムおよびカリ
ウムなどのアルカリ金属、カルシウムおよびマグネシウ
ムなどのアルカリ土類金属、ならびにメチルアミン、エ
チルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、ピリジン、ピペラジンおよびピペリジン
などの有機塩基との塩が挙げられる。
えば、特開平8−176138号公報に記載の方法また
はその変法に従って得られる。
は後述方法またはその変法によって、シアノメチル基メ
チル部分に1もしくは2個の低級アルキル基、1もしく
は2個のアリール−低級アルキル基またはアルキレン鎖
を導入し、本発明に従う合成中間体を生成した後、シア
ノ基を加水分解することによって得ることができる。
学的に許容される塩は、詳細には後述するように、例え
ば、コラーゲン誘発関節炎に対する抑制作用を示し、慢
性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性硬化
症、結節性動脈周囲炎、潰瘍性大腸炎および若年性糖尿
病などの自己免疫疾患あるいは悪性腫瘍、重症感染症な
ど、主として、免疫調節作用の異常に随伴する疾患の予
防または治療に使用できるものと思われる。
腫瘍細胞が誘導する血管新生の阻害作用を示し、主とし
て、血管新生に随伴する疾患、例えば悪性固形腫瘍の増
殖と転移、糖尿病性網膜症、各種慢性炎症、乾癬、角膜
移植に伴う血管新生、さらに動脈硬化の予防および治療
にも適用できるものと思われる。
を有することが知られているMI43に比べて、生体内
で高い安定性を示し、殊に経口投与において、有意に高
い生体内安定性をはじめとする、優れた生物学的利用能
を示す。しかも、毒性も殆ど見られず、有効かつ安全に
使用することができる。
ば、免疫調節作用の異常または血管新生に随伴する疾患
の予防または治療用の医薬製剤とすることもできるが、
好ましくは製薬学的に許容される助剤と組み合わせて使
用することができる。かかる助剤としては、当該技術分
野で常用されている、充填剤、増量剤、結合剤、保湿
剤、崩壊剤、崩壊抑制剤、表面活性剤、滑沢剤などの希
釈剤あるいは賦形剤を挙げることができる。この医薬製
剤としては各種の剤形がその治療目的に応じて選択で
き、その代表的なものとしては錠剤、丸剤、散剤、液
剤、懸濁シロップ剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐
剤、注射剤(液剤、懸濁剤など)などを挙げられる。ま
た、本発明に従う化合物の作用を発揮される際の特に好
適な投与経路は、経口投与に認められるので、上記の剤
形のうち、経口投与用の剤形を好ましいものとして提供
できる。
して公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩
化ナトリウム、ぶどう糖、尿素、澱粉、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸などの賦形剤、
水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ぶどう糖
液、澱粉液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロー
ス、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポ
リビニルピロリドンなどの結合剤、乾燥澱粉、アルギン
酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、澱粉、乳糖などの崩壊剤、白糖、
カカオバター、水素添加油などの崩壊抑制剤、第四級ア
ンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸収促
進剤、グリセリン、澱粉などの保湿剤、澱粉、乳糖、カ
オリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸などの吸着
剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチ
レングリコールなどの滑沢剤などを使用できる。
した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、フィルムコ
ーティング錠、二重錠、多層錠とすることができる。丸
剤の形態に成型するに際しては、担体としてこの分野で
従来公知のものを広く使用でき、例えばぶどう糖、乳
糖、澱粉、カカオバター、硬化植物油、カオリン、タル
クなどの賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラ
チン、エタノールなどの結合剤、ラミナラン、寒天など
の崩壊剤などを使用できる。
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、ポリエ
チレングリコール、カカオバター、高級アルコール高級
アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセリド
などを挙げることができる。注射剤として調製される場
合は、液剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張で
あるものが好ましく、これら液剤、懸濁剤の形態に調製
するに際しては、希釈剤としてこの分野において常用さ
れているものが全て使用でき、例えば水、エタノール、
プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアル
コール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類を使用する
ことができる。なお、この場合等張性の溶液を調製する
に十分な量の塩化ナトリウム、ぶどう糖あるいはグリセ
リンを該製剤中に含有させてもよく、また通常の溶解補
助剤、緩衝剤、無痛化剤などを使用してもよい。また経
口投与用には必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤などや他の医薬品を該製剤中に含有させても
よい。
の上記化合物の量は特に限定されず、広範囲に選択され
るが、通常、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの固形剤の
場合は、全組成物の1〜70重量%、このましくは5〜
50重量%であり、液剤、注射剤、懸濁剤などの液剤の
場合は、0.1〜10重量%である。
なく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。例え
ば、錠剤、丸剤、液剤、懸濁シロップ剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。上述した
ように、経口投与が好ましいが、注射剤の場合には単独
でまたはぶどう糖、アミノ酸などの通常の補液と混合し
て静脈内投与し、さらに必要に応じて単独で筋肉内、皮
内、皮下もしくは腹腔内投与してもよい。坐剤の場合に
は、直腸内投与される。
年齢、性別、その他の条件、疾患の程度などにより適宜
増減することができるが、投与された動物の生体内で薬
理学的に有効なレベルを達成できるように、例えば、経
口投与の場合、1日当り0.3〜300mg/kg体
重、非経口投与の場合、0.03〜30mg/kg体重
が適当である。
び化合物36を、それぞれ30mg/kg体重でDBA
/1J雄性マウス7匹に経口投与したが、死亡した個体
はなく、また毒性症状を示す個体も全く認められなかっ
た。このことより、本発明で使用する化合物は、急性毒
性を全く示さないと思われる。また、同じく化合物1お
よび化合物36を上記マウス7匹に20mg/kg/日
で3週間経口投与したが、死亡個体はなく、毒性症状を
示す個体も全く認められなかった。このように、本発明
の化合物は、亜急性毒性も殆ど示さない。また、その他
の本発明に従う化合物も、同様の性状を示すことが推定
できるように、式(I)で表される本発明の化合物は極
めて安全に使用することができる。
明に従う化合物は、慢性関節リウマチのモデル動物や血
管新生試験用のモデル動物を使用する試験において、著
効を示す。また、具体的には後述するように、本発明に
従う化合物は、マウスに経口投与した場合、時間にわた
り高い血中濃度を示し、特に、経口投与剤としても優れ
た特性を有する。
説明するが、本発明をこれらの態様に限定することを意
図するものでない。
リルオキシ−3−シアノメチル−6−メトキシ−1H−
2−ベンゾピラン−1−オンの製造
メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン19.2
0g(83.11mmol)をN,N’−ジメチルホルム
アミド160mlに溶解し、0℃に冷却後、イミダゾー
ル11.90g(175.16mmol)、t−ブチルジ
メチルシリルクロリド21.14g(140.13mmo
l)を加え、そのまま2時間撹拌した。反応液に水を3
00ml加え、トルエン400ml−酢酸エチル200
mlの混合溶媒で2回抽出した。有機層を水(100m
l)、飽和食塩水(200ml)で洗浄した後、減圧下
に溶媒を留去した。残留物にエタノールを200ml加
え、加熱溶解後、室温で13時間撹拌し、生じた結晶を
濾別することにより標記化合物を21.62g得た。
H,s), 6.45(2H,s), 3.87(3H,s), 3.5
9(2H,d,J=1.4Hz),1.05(9H,s), 0.2
7(6H,s)例2 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
−ベンゾピラン−1−オン−3−イル)−2−メチルプ
ロピオン酸の製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン400mg(1.16mmol)をテトラ
ヒドロフラン4mlに溶解し、−30℃に冷却した後、
60%油状水素化ナトリウムを116mg(2.90m
mol)、ヨウ化メチルを440μl(6.96mmo
l)加え、そのまま1時間撹拌した。反応液を酢酸エチ
ル100mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。無
水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒を留去
した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製し、8−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−シアノジメチル
メチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−
オンを369mg得た。
キシ−3−シアノジメチルメチル−6−メトキシ−1H
−2−ベンゾピラン−1−オン369mgを酢酸4ml
に溶解し、濃塩酸4mlを加え、70℃で15時間撹拌
した。反応液に水を15ml加え、室温で15分間撹拌
し、析出した結晶を濾別した。得られた結晶219mg
をエタノール10mlに溶解し、活性炭を100mg加
え、50℃で1時間撹拌した。活性炭を除き、減圧下に
溶媒を留去した。残留物をエタノール4mlに溶解し、
ヘキサン9mlを加えて室温で撹拌し、析出した結晶を
濾別することにより標記化合物を126mg得た。
(1H,s), 6.74(1H,s), 6.71(1H,d,J=
2.2Hz), 6.55(1H,d,J=2.2Hz),3.8
6(3H,s), 1.45(6H,s)例3 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
-ベンゾピラン−1−オン−3−イル)−3−フェニル
プロピオン酸の製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン500mg(1.45mmol)をジクロ
ロメタン2mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液
を2ml加え、0℃に冷却した後、n−テトラブチルア
ンモニウムブロミドを117mg(0.36mmo
l)、ベンジルブロミドを180μl(1.45mmo
l)加え、そのまま15分間激しく撹拌した。反応液を
酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製
し、3−ベンジルシアノメチル−8−t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オンを124mg得た。
ノメチル−8−t−ブチルジメチルシリルオキシ−6−
メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン292m
g(0.67mmol)を酢酸2mlに溶解し、濃塩酸
2mlを加え、70℃で16時間撹拌した。反応液に水
を10ml加え、室温で撹拌し、析出した結晶を濾別し
た。得られた結晶203mgをエタノール10mlに溶
解し、活性炭を100mg加え、50℃で1時間撹拌し
た。活性炭を濾去した後、減圧下に溶媒を留去して標題
化合物を191mg得た。
(1H,s), 7.12-7.27(5H,m), 6.59(1H,
d,J=2.2Hz), 6.58(1H,s),6.54(1H,
d,J=2.2Hz), 3.93(1H,t,J=7.3Hz,
8,1Hz), 3.83(3H,s), 3.26(1H,dd,J
=6.6Hz,14.0Hz),3.08(1H,dd,J=
8.8Hz,14.0Hz)例4 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
−ベンゾピラン−1−オン−3−イル)プロピオナミド
の製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン2.64g(7.65mmol)をジクロロ
メタン30mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液
を30ml加え、0℃に冷却した後、n−テトラブチル
アンモニウムブロミドを635mg(1.91mmo
l)、ヨウ化メチルを2.1ml(30.60mmol)
加え、そのまま1時間激しく撹拌した。ジクロロメタン
層を無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製
し、8−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−シアノ
メチルメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン
−1−オンを1.06g得た。
−シアノメチルメチル−6−メトキシ−1H−2−ベン
ゾピラン−1−オン531mg(1.48mmol)を
ジオキサン10mlに溶解し、濃塩酸10mlを加え、
50℃で2.5時間撹拌した。反応液を酢酸エチル10
0mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムにて脱水乾燥した後、減圧下に溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムに供して精製し、標題化
合物を334mg得た。
H,s), 6.50(1H,d,J=2.2Hz), 6.40(1
H,s), 6.38(1H,d,J=2.2Hz),5.90(1
H,s), 5.56(1H,s), 3.87(3H,s), 3.4
7(1H,q,J=6.6Hz),1.54(3H,d,J=6.
6Hz)例5 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
−ベンゾピラン−1−オン−3−イル)−2−ジプロピ
ルペンタナミドの製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン500mg(1.45mmol)をテトラ
ヒドロフラン3mlに溶解し、−30℃に冷却した後、
60%油状水素化ナトリウムを174mg(4.35m
mol)、n−ヨウ化プロピルを1.5ml(11.60
mmol)加え、そのまま1.5時間撹拌した。反応液
を酢酸エチル100mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗
浄した。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精
製し、8−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−ジプ
ロピルシアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾ
ピラン−1−オンを189mg得た。
メチルシリルオキシ−3−ジプロピルシアノメチル−6
−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン346
mg(0.71mmol)を酢酸2mlに溶解し、濃硫
酸2mlを加え、70℃で16時間撹拌した。反応液に
酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製
し、標題化合物を201mg得た。
H,d,J=2.2Hz), 6.43(1H,s), 6.39(1
H,d,J=2.2Hz), 5.73(1H,brs),5.4
8(1H,brs), 3.87(3H,s),1.87-1.99
(4H,m), 1.18-1.33(4H,m), 0.97(3H,
t,J=6.0Hz)例6 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
−ベンゾピラン−1−オン−3−イル)−3−ジフェニ
ルメチルプロピオナミドの製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン300mg(0.87mmol)をテトラ
ヒドロフラン2mlに溶解し、−30℃に冷却した後、
60%油状水素化ナトリウムを87mg(2.17mm
ol)、ベンジルブロミドを850ml(11.60m
mol)加え、そのまま0.5時間撹拌した。反応液を
酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製
し、8−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−シアノ
ジベンジルメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピ
ラン−1−オンを395mg得た。
キシ−3−シアノジベンジルメチル−6−メトキシ−1
H−2−ベンゾピラン−1−オン395mg(0.71
mmol)を酢酸2mlに溶解し、濃硫酸2mlを加
え、70℃で16時間撹拌した。反応液ヲ酢酸エチル5
0mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。
残留物をシリカゲルカラムに供して精製し、標題化合物
を258mg得た。
H,s), 7.14-7.24(10H,m), 6.51(1H,
d,J=2.2Hz), 6.25(1H,s),6.23(1H,
d,J=2.2Hz), 5.60(2H,brs), 3.84
(3H,s), 3.34(2H,d,J=14.0Hz), 3.2
9(2H,d,J=13.2Hz)例7 :2−(8−ヒドロキシ−6−メトキシ−1H−2
−ベンゾピラン−1−オン−3−イル)−2−シクロプ
ロパンアセタミドの製造
−シアノメチル−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラ
ン−1−オン100mg(0.29mmol)をテトラ
ヒドロフラン1mlに溶解し、−30℃に冷却した後、
60%油状水素化ナトリウムを29mg(0.73mm
ol)加え、さらに1,3−ジヨードプロパンを40m
l(0.35mmol)加え、そのまま1時間撹拌し
た。反応液を酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、
減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムに
供して精製し、8−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
3−シアノシクロプロピルメチル−6−メトキシ−1H
−2−ベンゾピラン−1−オンを15.7mg得た。
メチルシリルオキシ−3−シアノシクロプロピルメチル
−6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン1
9mgを酢酸1.5mlに溶解し、硫酸0.5mlを加え
て、70℃で16時間撹拌した。反応液を酢酸エチル2
5mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。
残留物を分取TLCに供して精製し、標題化合物を10
mg得た。
H,s), 6.50(1H,d,J=2.2Hz), 6.45(1
H,s), 6.39(1H,d,J=2.2Hz),5.83(1
H,s), 5.58(1H,s), 3.88(3H,s), 2.7
2-2.79(2H,m), 2.48-2.55(2H,m), 1.
98-2.09(2H,m)例8 :2−(6,8−ヒドロキシ−1H−2−ベンゾピ
ラン−1−オン−3−イル)プロピオン酸の製造
ルジメチルシリルオキシ−3−シアノメチルメチル−6
−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン280
mg(0.78mmol)を無水ジクロロメタン16m
lに溶解し、0℃に冷却後、1N三臭化ボロン溶液を4
ml加え、室温で48時間撹拌した。反応液をジクロロ
メタン50mlに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。
無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に溶媒を留
去した。残留物をシリカゲルカラムに供して精製し、3
−シアノメチルメチル−6,8−ヒドロキシ−1H−2
−ベンゾピラン-1−オンを116mg得た。
メチル−6,8−ヒドロキシ−1H−2−ベンゾピラン
−1−オン186mg(0.81mmol)を酢酸2m
lに溶解し、濃塩酸を2ml加え、70℃で16時間撹
拌した。反応液を酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽
和食塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾
燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムに供して精製し、標題化合物を54mg得た。
(2H,s), 6.62(1H,s), 6.43(1H,d,J=
2.2Hz), 6.35(1H,d,J=1.5Hz),3.6
5(1H,q,J=7.3Hz), 1.38(3H,d,J=7.
3Hz)例9 :2−(6,8−ジヒドロキシ−1H−2−ベンゾ
ピラン−1−オン−3−イル)−2−メチルプロピオン
酸の製造
ルジメチルシリルオキシ−3−シアノジメチルメチル−
6−メトキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン17
8mg(0.48mmol)を無水ジクロロメタン8m
lに溶解し、0℃に冷却後、1N三臭化ボロン溶液を2
ml加え、室温で19時間撹拌した。19時間後、1N
三臭化ボロン溶液を2ml加え、さらに24時間撹拌し
た。反応液を塩化メチレン100mlに希釈し、水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥
後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラ
ムに供して精製し、3−シアノジメチルメチル−6,8
−ヒドロキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オンを9
3mg得た。
8−ヒドロキシ−1H−2−ベンゾピラン−1−オン9
3mg(0.38mmol)を酢酸2mlに溶解し、濃
塩酸を2ml加え、70℃で16時間撹拌した。反応液
を酢酸エチル50mlに希釈し、水、飽和食塩水にて洗
浄した。無水硫酸ナトリウムにて脱水乾燥後、減圧下に
溶媒を留去し、標題化合物を90mg得た。
(1H,s), 10.86(1H,s),6.68(1H,s),
6.48(1H,d,J=2.2Hz),6.35(1H,d,J
=2.2Hz), 1.44(6H,s)例10 :マウス背部皮下法を用いる血管新生阻害作用 本発明に従う化合物が優れた薬理活性を有することの例
証の一端として、以下にマウスを用いる血管新生阻害試
験について記述する。
ウス移植腫瘍S180が誘導する腫瘍血管新生に対する
本発明の化合物1および36の抑制効果を、それぞれ検
討した。すなわち、ミリポアリングの両面にポアサイズ
0.45μmのミリポアフィルターを貼って作成したチ
ャンバー内に1×107個のS180細胞を注入した。
注入口を塞いだ後、このチャンバーをICR系雌性マウ
ス(9〜10週齢)の背部皮下に作成したエアーサック
内に移植した。被検化合物および溶媒対照の0.5%カ
ルボキシメチルセルロース溶液を移植当日から5日間経
口投与した。移植5日目に皮膚を剥離し、皮膚側のチャ
ンバー接触部分にリングと同形の内径10mmのOリン
グをおき、実体顕微鏡下にて観察し、さらに写真撮影を
行った。得られた写真より血管新生の強度を腫瘍血管に
特有な長さ3mm以上の屈曲した血管の数に基づいて
0、1、2、3の4段階に分け、下記基準に基づいてス
コア化した。
および30mg/kgの経口投与で、また化合物1は1
0mg/kgの経口投与で、マウス背部皮下法において
腫瘍細胞S180が誘導する血管新生をそれぞれ有意に
阻害することがわかる。
ば血管新生阻害剤の従来のイソクマリン誘導体とは異な
る生体内動態を示す有効成分として利用できる新規イソ
クマリン誘導体が提供される。また、これらの誘導体を
効率的に製造するための新規合成中間体も提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式(I)で表されるイソクマリン誘
導体または適当な場合にはその塩。 式(I): 【化1】 式中、Aは水素原子または低級アルキル基を示し、Bは
水素原子または水酸基の保護基を示し、R1はシアノ
基、N−モノ−もしくはジ−アルキル置換されていても
よいカルバモイル基またはカルボキシル基を示し、R2
およびR3は、相互に独立して、水素、低級アルキル基
またはアリール−低級アルキル基を示し、ここでアリー
ル部分は、場合によって1個以上の置換基で置換されて
いてもよく、あるいはR2とR3は、それらが結合する炭
素原子と一緒になって、3〜7員のいずれかの脂環式環
を形成するC2-6アルキレン基を示すが、但し、Aが低
級アルキル基で、R2およびR3が同時に水素原子を示す
か、または一方が水素原子で、他方が低級アルキル基を
示す場合には、R1はシアノ基またはカルボキシル基以
外の基である。 - 【請求項2】 Aが水素原子または低級アルキル基であ
り、Bが水素原子であり、R1がカルボキシル基または
N−モノ−もしくはジ−低級アルキル置換されていても
よいカルバモイル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 Aが低級アルキル基であり、Bが水酸基
の保護基であり、R1がシアノ基である請求項1記載の
化合物。 - 【請求項4】 請求項2記載の化合物を有効成分として
含む医薬製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10402397A JP3757024B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | イソクマリン誘導体およびそれらの製薬学的組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10402397A JP3757024B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | イソクマリン誘導体およびそれらの製薬学的組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10287667A true JPH10287667A (ja) | 1998-10-27 |
| JP3757024B2 JP3757024B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=14369669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10402397A Expired - Fee Related JP3757024B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | イソクマリン誘導体およびそれらの製薬学的組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3757024B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP10402397A patent/JP3757024B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JP3757024B2 (ja) | 2006-03-22 |
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