JPH10287849A - アプリケーションフィルム - Google Patents

アプリケーションフィルム

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JPH10287849A
JPH10287849A JP9090699A JP9069997A JPH10287849A JP H10287849 A JPH10287849 A JP H10287849A JP 9090699 A JP9090699 A JP 9090699A JP 9069997 A JP9069997 A JP 9069997A JP H10287849 A JPH10287849 A JP H10287849A
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    • B44C1/00—Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/16—Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165—Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17—Dry transfer

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  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキング部材を被着体の特に3次曲面のき
つい部位に固着する際に中間転写部材として有利に用い
ることができ、しかも柔軟性、ゴム弾性及び腰のバラン
スに優れたアプリケーションフィルムを提供することを
目的とする。 【解決手段】 フィルム基材が、JIS−K7127に
おいて規定される基準に準じて引っ張り速度200mm/
分で測定した場合に、0.3〜1.6kgf/15mmの10%モ
ジュラス強度、0.1〜0.8kgf/mm2 の10%モジュ
ラス応力、0.7〜2.5kgf/mm2 の100%モジュラ
ス応力、そして3.0以上のモジュラス応力の変化率を
有しているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアプリケーションフ
ィルムに関し、さらに詳しく述べると、フィルム状ある
いはテープ状のマーキング部材を被着体に固着する際に
中間転写部材として有利に使用することのできるアプリ
ケーションフィルムに関する。本発明のアプリケーショ
ンフィルムを使用すると、その優れた柔軟性、ゴム弾性
及び腰のバランスのため、マーキング部材を特に凹凸や
きつい3次曲面をもった被着体に対して良好にかつ高め
られた作業性の下で固着することができ、その際、マー
キング部材に損傷等を生じることもない。本発明のアプ
リケーションフィルムは、したがって、例えば予め定め
られた形状、装飾等を有するマーキングフィルムなどを
自動車、オートバイ等の被着体あるいはその他の任意の
被着体に対して固着するのに有利に使用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、マーキング部材を被着体に固
着する際のアプリケーション部材としていろいろなタイ
プのものが提案され、実際に使用されている。例えば、
特開平6−51702号公報には、剥離体上に重ねられ
た所定形状の装飾用粘着シートを剥離体から引き剥が
し、目的の被着体に転写させるアプリケーションテープ
であって、そのテープの基材の物性が、引張り速度0.
2m/分の時の2%モジュラス値が3〜4kg/15mm
幅、破断点伸び率が50%以上であることを特徴とする
アプリケーションテープが開示されている。このアプリ
ケーションテープを使用すると、そのテープの基材が特
定の物性を有しているので、粘着シートのアプリケーシ
ョンテープへの転着性が良く、さらに曲面あるいは凹凸
部を有する被着体に貼付する場合、容易に効率よく作業
を行うことができ、シワ寄りや気泡の巻き込みもないと
いう効果が得られる。
【0003】また、特開平7−138540号公報に
は、熱可塑性樹脂からなる基材の片面に粘着剤層が設け
られ、マーキングシートの施行の際に使用されるアプリ
ケーションフィルムであって、基材がマーキングシート
よりも柔軟性及びゴム弾性に富むことを特徴とするマー
キングシート用アプリケーションフィルムが開示されて
いる。このアプリケーションフィルムの基材は好ましく
は軟質塩化ビニル樹脂であり、また、このフィルムの物
性は、好ましくは、10%モジュラスが1.5〜2.5
kg/15mm幅、最大伸度が150〜300%、厚みが5
0〜100μm、そして粘着剤層の厚みが10〜20μ
mである。このアプリケーションフィルムを使用する
と、マーキングシートを小さな凸曲面に対してもシワや
白化を生ずることなく転着できるという効果が得られ
る。
【0004】さらに、出願人自身もまたアプリケーショ
ンテープを提供しており、「#331テープ」として商
業的に入手可能である。このアプリケーションテープ
は、軟質塩化ビニル樹脂を基材として使用していて、そ
の物性は、例えば、テープの厚さが約68μm、粘着剤
層の厚さが約7μm、10%モジュラスが1.5kg/1
5mm幅、そして最大伸度が275%である。また、この
アプリケーションテープと組み合わせて用いることので
きるマーキングフィルムとして、出願人は、「スコッチ
カルTM3650」フィルムを提供している。このマーキ
ングフィルムは、軟質塩化ビニル樹脂を基材として使用
していて、その物性は、例えば、フィルムの厚さが約8
0μm、そして最大伸度が54%である。#331アプ
リケーションテープとスコッチカルTM3650フィルム
を組み合わせたマーキング製品は、従来より多くの顧客
から高い評価を得ており、自動車、オートバイ等の外装
分野でいろいろな曲面部位への貼り付けに使用されてい
る。
【0005】さらにまた、スコッチカルTM3650フィ
ルムよりも曲面部位への貼り付けが良好なマーキングフ
ィルムとして、スコッチカルTMMB305Wフィルム及
びスコッチカルTMCS206C53フィルムも商業的に
入手可能である。前者は、フィルム基材の材質がウレタ
ン樹脂であり、その物性は、、フィルムの厚さが約53
μm、そして最大伸度が256%である。後者は、フィ
ルム基材の材質が軟質塩化ビニル樹脂とウレタン樹脂の
2層構造であり、その物性は、、フィルムの厚さが約1
48μm、そして最大伸度が85%である。
【0006】しかしながら、近年の傾向として、主にオ
ートバイの燃料タンク、フェンダー等の外装分野におい
て、従来よりもさらに曲面形状のきつい部位へのマーキ
ング製品の貼り付けの要望がある。この要望に対して
は、先に参照した公開特許公報に開示されているマーキ
ング製品では十分に応えることができない。すなわち、
燃料タンク、フェンダー等の複雑な形状の部位では、特
にその部位の面積が増加すれば増加するほど、シワの発
生や気泡の取り込みがないように入念な貼付作業を行わ
なければならず、貼り付け作業性が大幅に低下する。貼
り付け作業性の改善のため、製品フィルムの厚さを薄く
していろいろな形状に対応可能とすること、換言する
と、「形状追従性」を高めることが可能であるけれど
も、このような薄いフィルムでは、作業中の破損の可能
性が増加し、また、フィルムにいわゆる「腰」がなくな
り、作業性が低下し、位置合わせが煩雑になり、場合に
よっては作業中にフィルムどうしが粘着することもあ
る。また、入念に作業を行ったにもかかわらず、シワの
発生や気泡の取り込みを避けることができないのが現状
である。さらに、貼付部位が複雑な形状を有することな
どに原因して、注意したにもかかわらず、貼付後のマー
キングフィルムに損傷が入ることも屡々である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来の技術の問題点を解決して、マーキング
部材を被着体の特に3次曲面のきつい部位に固着する際
に中間転写部材として有利に用いることができ、しかも
柔軟性、ゴム弾性、そして腰のバランスに優れたアプリ
ケーションフィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マーキ
ング部材を被着体に固着する際に中間転写部材として用
いるものであって、基材と、該基材の片面に設けられて
いて前記マーキング部材に貼着可能な粘着剤層とを含む
アプリケーションフィルムにおいて、前記基材が、JI
S−K7127において規定される基準に準じて引っ張
り速度200mm/分で測定した場合に、0.3〜1.6
kgf/15mmの10%モジュラス強度、0.1〜0.8kgf/mm
2 の10%モジュラス応力、0.7〜2.5kgf/mm2 の
100%モジュラス応力、そして3.0以上のモジュラ
ス応力の変化率を有していることを特徴とするアプリケ
ーションフィルムが提供される。ここで、「モジュラス
応力の変化率」とは、次式:
【0009】
【数1】
【0010】によって求めた値である。本発明者は、従
来のマーキング製品の問題点を解決するための端緒を探
りだすために数多くの貼り付け作業性評価のための研究
を行い、その結果、3次曲面のきつい部位へのマーキン
グ部材の貼り付けのため、アプリケーションフィルムに
必要な特徴としては、柔軟性、ゴム弾性及び腰のバラン
スであるということを見い出した。「柔軟性」は、マー
キング製品を3次曲面に追従させるためには、アプリケ
ーションフィルム自身にも十分なフレキシビリティや伸
び性が不可欠であるからである。「ゴム弾性」が必要な
理由は、単に柔軟性が十分であっても、アプリケーショ
ンフィルムが塑性変形しやすいものであれば、3次曲面
への貼り付け時に主に端部付近に屡々発生する弛みがシ
ワとなって残ってしまうからである。これに対して、も
しも使用するアプリケーションフィルムがゴム弾性を有
しているならば、すなわち、広い弾性領域を有していれ
ば、アプリケーションフィルムの縮む力により端部付近
の弛みを分散させることができ、よって、外観上問題の
ない貼り付けが可能になるからである。さらに、アプリ
ケーションフィルムの「腰」も重要である。もしも使用
するアプリケーションフィルムに腰が足りない場合に
は、被着体に対してマーキング部材を貼り付ける段階で
そのフィルムから離型紙を剥離した時、アプリケーショ
ンフィルムが柔軟になりすぎて保持性が悪くなるため、
マーキング部材の貼り付け位置合わせ等の作業に手間が
かかるようになり、作業性が著しく劣ってしまうからで
ある。
【0011】本発明では、以下の詳細な説明から明らか
となるように、アプリケーションフィルムの基材とし
て、特に優れた柔軟性及びゴム弾性を保証し得る物性を
具えた材料を選択するともに、それらの物性に基材の厚
さを相乗的に作用させて、フィルムに対して腰を与える
ようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態について説明する。なお、以下の説明では、本願発
明の理解を容易にするため、マーキング部材としてフィ
ルム状のものを参照して、すなわち、「マーキングフィ
ルム」なる語を使用して説明する。図1は、本発明よる
アプリケーションフィルムの好ましい1例を示した拡大
断面図である。アプリケーションフィルム10は、図示
されるように、基材1と、基材1の片面に設けられてい
てマーキングフィルム(図示せず)に貼着可能な粘着剤
層2とを含むように構成される。また、粘着剤層2の表
面には、図示しないけれども、アプリケーションフィル
ム10をロール状あるいはその他の形態で保存する時や
マーキングフィルムに貼り付ける時に相互にあるいは他
の材料に不用意に粘着するのを回避するため、この技術
分野で一般的に行われているように離型紙を施すのが好
ましい。
【0013】本発明のアプリケーションフィルムにおい
て用いられる基材は、それに所要の柔軟性があれば特に
制限されるものではない。適当な基材は、例えば、軟質
塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、
ポリエステル樹脂などであり、好ましくは、軟質塩化ビ
ニル樹脂及びウレタン樹脂である。これらの樹脂は、単
独で基材を構成していてもよく、さもなければ、2種類
もしくはそれ以上の樹脂を組み合わせて積層構造を構成
していてもよい。
【0014】基材の厚さは、所望とする効果に応じて広
く変更することができるというものの、通常、85〜1
60μmであることが好ましい。基材の厚さか85μm
を下回ると、得られるマーキング製品において腰が足り
なくなり、製品の使用前にマーキングフィルムから離型
紙を剥離した際に製品全体が柔軟になりすぎてしまう。
基材の膜厚は、必要に応じて、160μmよりも大きく
てもよい。
【0015】本発明の実施において、フィルムに用いら
れる基材の物性が特に重要である。すなわち、用いられ
る基材は、いずれもJIS−K7127において規定さ
れる基準に準じて引っ張り速度200mm/分で測定した
場合に、0.3〜1.6kgf/15mm、好ましくは0.3〜
0.6kgf/15mmの10%モジュラス強度、0.1〜0.8
kgf/mm2 、好ましくは0.1〜0.5kgf/mm2 の10%
モジュラス応力、0.7〜2.5kgf/mm2 、そして3.
0以上、好ましくは5.0以上のモジュラス応力の変化
率を有していることが必要である。モジュラス強度及び
モジュラス応力がそれぞれ上記した範囲の上限よりも大
きいとすると、柔軟性が不足し、3次曲面への追従性が
劣ることとなる。モジュラス応力の変化率が上記した範
囲の下限よりも小さいとすると、ゴム弾性が不足し、マ
ーキングフィルム外周部においてシワが発生しやすくな
る。さらに、ここで用いられる基材は、200%以上の
最大伸度を有していることが好ましい。この最大伸度が
200%を下回ると、アプリケーションフィルムを十分
に伸ばすことができないので、所期の目的を達成するこ
とができないであろう。
【0016】基材の片面に施される粘着剤層は、特に限
定されるものではなく、したがって、この技術分野にお
いて一般的に使用されている粘着剤を使用して、常用の
塗布方法を使用して任意の所望の厚さで形成することが
できる。好ましい1例を示すと、適当な粘着剤は、従来
から汎用されているブチルアクリレートを主成分とする
アクリル系粘着剤、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)等を主成分とするゴム系粘着剤、ウレタン系粘着
剤、シリコーン系粘着剤、酢酸ビニル系粘着剤などであ
る。これらの粘着剤を塗布して形成される粘着剤層の厚
さは、広く変更することができるというものの、通常、
10〜20μm程度であることが好ましい。
【0017】粘着剤層の接着力、すなわち、得られるア
プリケーションフィルムのマーキングフィルムに対する
接着力は、貼り合わせるマーキングフィルムの材質、マ
ーキングフィルムの被着体に対する接着力、貼り付け作
業の環境等のいろいろなファクタを考慮して適宜選択す
ることができる。このアプリケーションフィルムのマー
キングフィルムに対する接着力は、一般的には、JIS
−Z0237において規定される基準に準じて測定した
場合に、10〜800 gf/25mmの範囲であるのが適当
である。なお、この接着力は、最後の作業段階でマーキ
ングフィルムからアプリケーションフィルムを引き剥が
すことが必要となるので、マーキングフィルムの被着体
に対する接着力よりも小さいことが必要である。
【0018】アプリケーションフィルムの粘着剤層は、
先にも簡単に触れたように、アプリケーションフィルム
の使用の直前まで離型紙で保護しておくことが好まし
い。ここで使用する離型紙は特に限定されるものではな
く、したがって、この技術分野において一般的に使用さ
れているものを使用することができる。適当な離型紙と
して、例えば、織布あるいは不織布、紙、プラスチック
などのシートに離型処理を施したものを挙げることがで
き、また、適当な離型剤として、例えばシリコーン系離
型剤などを挙げることができる。
【0019】アプリケーションフィルムは、いろいろな
形で提供し、あるいは保存することができる。例えば、
所定の幅を有するテープの形状とし、ロール状に巻き取
って提供することができる。あるいは、所定のサイズを
有するシートの形状とし、その所定数を1セットとして
提供することもできる。さらに、このアプリケーション
フィルムをマーキングフィルムと組み合わせて、マーキ
ング製品として提供することもできる。
【0020】本発明のアプリケーションフィルムを介し
て被着体に転着されるべきマーキングフィルムは、特に
限定されるものではなく、例えば、従来の技術の説明で
参照したもの、例えば3M社製のスコッチカルTM365
0フィルム、スコッチカルTMMB305Wフィルム、ス
コッチカルTMCS206C53フィルムなどを有利に使
用することができる。
【0021】本発明によるアプリケーションフィルムを
中間転写部材として使用して、マーキングフィルムを被
着体に固着する作業は、例えば、以下に順を追って説明
するようにして実施することができる。先ず、基材と粘
着剤層とからなるアプリケーションフィルムを用意す
る。次いで、粘着剤層付き装飾フィルムとその粘着剤層
の側に被覆された離型紙とからなるマーキングフィルム
を用意する。このマーキングフィルムの粘着剤層を有し
ない面にアプリケーションフィルムを貼着してマーキン
グフィルムとアプリケーションフィルムが一体化した中
間転写部材、すなわち、マーキング製品を形成する。
【0022】中間転写部材の形成後、その中間転写部材
を被着体の所定の部位にアプリケーションフィルムが上
方になるように位置決めし、装飾フィルムの粘着剤層を
介して固着する。この固着作業は、マーキング製品の大
きさなどに応じて、手作業だけで行ってもよく、あるい
は必要に応じて圧着手段を併用してもよい。本発明によ
ると、この固着作業の際、被着体の曲面に応じて中間転
写部材を適宜伸長させ、シワや気泡の取り込みなどを引
き起こすことなく、被着体の表面に中間転写部材を密着
させることができる。中間転写部材の固着が完了した
後、被着体に固着したマーキングフィルムの装飾フィル
ムからアプリケーションフィルムを剥離する。その結
果、被着体の曲面に密着した装飾フィルムが得られる。
【0023】
【実施例】以下、本発明をその実施例について説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はないことを理解されたい。例1 アプリケーションフィルム1(本発明例)の調製 熱可塑性ポリウレタンエラストマー(ポリエステルポリ
ウレタン、重量平均分子量Mw=5.67×105 、数
平均分子量Mn=7.54×104 、Mw/Mn=7.
52)を押し出し成形して厚さ145μmのポリウレタ
ンフィルムを作製した。次いで、得られたポリウレタン
フィルムの片面にブチルアクリレートを主成分とするア
クリル系粘着剤を厚さ20μmで均一に塗布した。得ら
れた粘着剤付きフィルム「アプリケーションフィルム
1」のモジュラス強度(10%及び100%)、最大伸
度、モジュラス応力(10%及び100%)、そしてモ
ジュラス応力変化率をそれぞれJIS−K7127に従
い引っ張り速度200mm/分で測定したところ、下記の
第1表及び第2表に記載のような結果が得られた。例2 アプリケーションフィルム2(本発明例)の調製 100重量部の塩化ビニル樹脂に対して33重量部のフ
タル酸ジオクチル(可塑剤として)、15重量部のポリ
エステル系可塑剤及び2重量部のエポキシ化大豆油(安
定剤として)を添加し、得られた混合物をカレンダー成
形して厚さ86μmの塩化ビニル樹脂フィルムを作製し
た。次いで、得られた塩化ビニル樹脂フィルムの片面に
ブチルアクリレートを主成分とするアクリル系粘着剤を
厚さ12μmで均一に塗布した。得られた粘着剤付きフ
ィルム「アプリケーションフィルム2」のモジュラス強
度(10%及び100%)、最大伸度、モジュラス応力
(10%及び100%)、そしてモジュラス応力変化率
をそれぞれJIS−K7127に従い引っ張り速度20
0mm/分で測定したところ、下記の第1表及び第2表に
記載のような結果が得られた。例3 アプリケーションフィルム3(本発明例)の調製 100重量部の塩化ビニル樹脂に対して26重量部のフ
タル酸ジオクチル(可塑剤として)、14重量部のポリ
エステル系可塑剤及び2重量部のエポキシ化大豆油(安
定剤として)を添加し、得られた混合物をカレンダー成
形して厚さ146μmの塩化ビニル樹脂フィルムを作製
した。次いで、得られた塩化ビニル樹脂フィルムの片面
にブチルアクリレートを主成分とするアクリル系粘着剤
を厚さ15μmで均一に塗布した。得られた粘着剤付き
フィルム「アプリケーションフィルム3」のモジュラス
強度(10%及び100%)、最大伸度、モジュラス応
力(10%及び100%)、そしてモジュラス応力変化
率をそれぞれJIS−K7127に従い引っ張り速度2
00mm/分で測定したところ、下記の第1表及び第2表
に記載のような結果が得られた。例4 (比較例) 本例では、比較に供するため、住友スリーエム社より商
業的に入手可能な塩化ビニル樹脂フィルム基材のアプリ
ケーションテープ「#331テープ(製造ロット番号:
33080326)」を「アプリケーションフィルム
4」として使用した。
【0024】このフィルムの基材は、100重量部の塩
化ビニル樹脂に対して33重量部のフタル酸ジオクチル
(可塑剤として)及び2重量部のエポキシ化大豆油(安
定剤として)を添加し、得られた混合物をカレンダー成
形して作製したものであり、その厚さは68μmであ
る。粘着剤層は、この基材の片面にブチルアクリレート
を主成分とするアクリル系粘着剤を厚さ7μmで均一に
塗布したものである。このアプリケーションフィルム4
のモジュラス強度(10%及び100%)、最大伸度、
モジュラス応力(10%及び100%)、そしてモジュ
ラス応力変化率をそれぞれJIS−K7127に従い引
っ張り速度200mm/分で測定したところ、次の第1表
及び第2表に記載のような結果が得られた。
【0025】 第1表 モジュラス強度 (kgf/15mm) 最大伸度アプリケーションフィルム 10% 100% (%) 1 0.31 1.6 650 2 0.53 2.7 318 3 1.6 4.5 270 4(比較例) 1.5 2.8 275 第2表 モジュラス応力 (kgf/mm2) モジュラス応力アプリケーションフィルム 10% 100% 変化率* 1 0.14 0.73 5.2 2 0.41 2.1 5.1 3 0.71 2.1 3.0 4(比較例) 1.4 2.8 2.0 * モジュラス応力変化率=100%モジュラス応力/10%モジュラス応力例5 本例では、アプリケーションフィルムを中間転写部材と
して使用して、マーキングフィルムを被着体に転着する
作業について説明する。
【0026】前記例1〜例4のそれぞれにおいて作製し
たアプリケーションフィルムを住友スリーエム社より商
業的に入手可能な2種類のマーキングフィルム、スコッ
チカルTM3650フィルム及びスコッチカルTMCS20
6C53フィルムにそれぞれ貼り付け、十分に密着させ
た。得られた中間転写部材を、直径50mmから100mm
まで直径を5mm刻みで変更し、真円に切り抜いた。それ
ぞれの真円状フィルムからマーキングフィルムの離型紙
を剥離して、半径75mmの真球体の表面に貼り付けた。
真円状フィルムは、その直径が増加するごとに真球体へ
の貼付が困難になった。次の第3表は、それぞれの例に
おいて真円状フィルムの貼付作業性が低下し、シワが発
生し始める臨界点(真円状フィルムの、貼付可能な最大
直径)をまとめたものである。
【0027】 第3表 マーキングフィルム アプリケーションフィルム 3650 CS206C53 1 80mm 95mm 2 80mm 90mm 3 80mm 90mm 4(比較例) 60mm 70mm 上記第3表に記載の結果から明らかなように、本発明に
よるアプリテーションフィルムを使用すると、従来の高
機能なアプリケーションフィルムを使用した場合に比較
しても、よりいっそうマーキングフィルムの貼付作業性
を改善し、シワなどの欠陥の発生も防止することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるア
プリケーションフィルムを使用すれば、燃料タンク、フ
ェンダー等の凹凸やきつい3次曲面をもった部位に対し
ても、マーキングフィルムをシワの発生や気泡の取り込
みなどの欠陥を伴わずに容易に貼り付けることができ、
作業性も極めて良好である。また、本発明のアプリケー
ションフィルムには「腰」があるので、この面でも作業
性が良好であり、位置合わせがし易く、したがって作業
中にフィルムどうしが粘着するような不都合も回避でき
る。さらに、本発明のフィルムを使用した場合には、貼
付後のマーキングフィルムに損傷が入ることも回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアプリケーションフィルムの好ま
しい1例を示した拡大断面図である。
【符号の説明】
1…基材 2…粘着剤層 10…アプリケーションフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキング部材を被着体に固着する際に
    中間転写部材として用いるものであって、基材と、該基
    材の片面に設けられていて前記マーキング部材に貼着可
    能な粘着剤層とを含むアプリケーションフィルムにおい
    て、前記基材が、JIS−K7127において規定され
    る基準に準じて引っ張り速度200mm/分で測定した場
    合に、 0.3〜1.6kgf/15mmの10%モジュラス強度、 0.1〜0.8kgf/mm2 の10%モジュラス応力、 0.7〜2.5kgf/mm2 の100%モジュラス応力、そ
    して3.0以上のモジュラス応力の変化率(100%モ
    ジュラス応力/10%モジュラス応力)を有しているこ
    とを特徴とするアプリケーションフィルム。
  2. 【請求項2】 前記基材の厚さが85〜160μmであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション
    フィルム。
  3. 【請求項3】 前記マーキング部材に対する接着力が1
    0〜800 gf/mmであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のアプリケーションフィルム。
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