JPH10287860A - レゾルシノール系樹脂接着剤組成物と接着方法 - Google Patents

レゾルシノール系樹脂接着剤組成物と接着方法

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JPH10287860A
JPH10287860A JP11038397A JP11038397A JPH10287860A JP H10287860 A JPH10287860 A JP H10287860A JP 11038397 A JP11038397 A JP 11038397A JP 11038397 A JP11038397 A JP 11038397A JP H10287860 A JPH10287860 A JP H10287860A
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JP
Japan
Prior art keywords
resorcinol
agent component
curing agent
glyoxal
based resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP11038397A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Harada
充祥 原田
Yoshiaki Kato
義昭 加藤
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調糊作業が容易で、接着作業中のホルマリン
臭気が少なく、速硬化性と接着力の優れたレゾルシノー
ル系樹脂接着剤組成物と接着方法を提供する。 【解決手段】 主剤成分のレゾルシノール系樹脂の硬化
剤成分としてグリオキザールを使用する接着剤組成物
で、二液を分別塗布方法または自動混合塗布装置にて使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調糊作業が容易で、作
業中のホルマリン臭気が少なく、速硬化性と接着力の優
れたレゾルシノール系樹脂接着剤組成物と接着方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レゾルシノール系樹脂接着剤
は、木材同士の接着に使われ、優れた接着強さ、耐水
性、耐久性、耐熱性を持っているので、構造用集成材、
構造用大断面集成材、外装用集成材などの接着、及びそ
の他タイヤコードとゴムなどの接着に有用であった。
【0003】木材接着用レゾルシノール系樹脂接着剤組
成物としては、一般に、レゾルシノール系樹脂とパラホ
ルムアルデヒドやホルマリン(37%ホルムアルデヒド
水溶液)等の硬化剤とヤシ殻粉等の充填剤との混合物を
糊液として供されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の木材接着用レゾ
ルシノール系樹脂接着剤は、液状のレゾルシノール系樹
脂100重量部にパラホルムアルデヒドやヘキサメチレ
ンテトラミン等の粉末硬化剤10〜20重量部をミキサ
ーなどの撹拌機で混合して使用してきたが、粉末硬化剤
の場合、計量や混合等の作業に手間がかかること、及
び、混合時における粉末の飛散により作業環境が悪かっ
た。
【0005】また、液状硬化剤のホルマリンの場合は、
計量や混合等の作業性は良いものの、ホルムアルデヒド
の臭気が強く、接着作業場の環境を著しく悪くした。
【0006】更に、20〜25℃の常温下でも、糊液が
硬化するには8〜24時間と長い時間を必要とし、保温
装置の設置を必要としたり、接着条件として8〜48時
間と長い圧締時間を必要とした。この様な点から、一般
的な構造用集成材の接着工程は、挽板に接着剤を塗布し
た後積層し、ターンバックル等で圧締し、30〜50℃
の保温室に8〜48時間入れ、接着剤を硬化させてか
ら、解圧・養生するという工程がとられていた。
【0007】更に、ホルムアルデヒドを原料とする樹脂
中には、遊離ホルムアルデヒドを含有しており、使用時
のホルムアルデヒド臭気が強く、接着加工後の製品木質
材中にも遊離ホルムアルデヒドが残留するため、ホルム
アルデヒドガスが放出され、家屋内の板材、家具等に用
いた場合にはホルムアルデヒド臭気が問題となり、人体
への衛生上の見地から思わしくなかった。
【0008】本発明の目的は、調糊作業が容易で、接着
作業中のホルマリン臭気が少なく、速硬化性と接着力の
優れたレゾルシノール系樹脂接着剤組成物と接着方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、主
剤成分のレゾルシノール系樹脂の硬化剤成分としてグリ
オキザールを使用することを特徴とするレゾルシノール
系樹脂接着剤組成物である。
【0010】また、請求項2の発明は、主剤成分のレゾ
ルシノール系樹脂と、硬化剤成分のグリオキザールとの
二液を分別塗布して被着体を貼り合わせることを特徴と
する接着方法である。
【0011】更に、請求項3の発明は、主剤成分のレゾ
ルシノール系樹脂及び硬化剤成分のグリオキザールが、
それぞれミキシングチェンバーに送り込まれ、モーター
に接続された撹拌装置により混合撹拌されて接着剤糊液
として吐き出しノズルより吐き出して被着体に塗布し、
その上に他の被着体を重ねて被着体相互を貼り合わせる
ことを特徴とする接着方法である。
【0012】本発明で、主剤成分のレゾルシノール系樹
脂とは、レゾルシノールとホルムアルデヒドとの反応物
からなる樹脂、及びレゾルシノールの一部をフェノー
ル、クレゾール、キシレノール、タンニン、リグニン、
アルキルフェノール(例、メタアミノフェノール)など
のフェノール類で変性した変性レゾルシノール・ホルム
アルデヒド共縮合樹脂等を挙げることができる。
【0013】硬化剤成分のグリオキザール(C2
22)とは、最も簡単な脂肪族ジアルデヒドで、アセト
アルデヒドの硝酸酸化法またはエチレングリコールの酸
化脱水素法により製造される。無色〜微黄色の透明な液
体で、繊維処理剤、土壌硬化剤、紙仕上剤、鋳砂添加
剤、医薬、香料原料としての用途がある市販品である。
【0014】上記主剤成分及び硬化剤成分の配合比率
は、樹脂分換算値でレゾルシノール系樹脂100重量部
に対して、グリオキザール成分1〜50重量部が適当で
ある。樹脂100重量部に対して、グリオキザールが1
重量部未満では本発明の効果が発現せず、反対に50重
量部以上では樹脂の絶対量が減少するため、完全な樹脂
層の形成ができ難くなる。
【0015】本発明では、上記の主剤成分、硬化剤成分
の他に、ヤシ殻粉、クルミ殻粉、木粉、小麦粉、大豆
粉、炭酸カルシウム等の充填剤や、SBR(スチレン・
ブタジエンゴム)、NBR(ニトリル・ブタジエンゴ
ム)等のゴム系ラテックスやポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ポリエチレンオキシド、カルボキシメ
チルセルロース、アルギン酸等の水性高分子増粘剤を配
合することができる。さらに、エタノール、メタノー
ル、エチレングリコール等のアルコール類を配合する事
もできる。
【0016】次に、本発明の請求項2に記載の主剤成分
のレゾルシノール系樹脂と硬化剤成分のグリオキザール
との二液を分別塗布して被着体を貼り合わせる接着方法
としては、次の実施態様が挙げられる。
【0017】分別塗布して被着体を貼り合わせる方法
が、被接着物の接着面に主剤成分と硬化剤成分を夫々別
々に塗布し、ついで接着面を接触させ圧締する方法、例
えば、主剤成分を木材などの表面に塗布し、硬化剤成分
をスレート板などの表面に塗布し、直ちにこの両面を合
わせて接触させ圧締し接着する方法。
【0018】また、分別塗布する方法が、前記主剤成分
と硬化剤成分を各々同時に噴霧し、霧滴状態で混合して
被着体に塗布する方法、例えば、エアスプレー、エアレ
ススプレーのいずれでもよいが、2個のスプレーガンを
用いたり、双頭スプレーガン又は同芯ガンを用いること
ができる。
【0019】また、分別塗布する方法が、一方の被着体
に前記主剤成分と硬化剤成分を分別重ね塗布した面に、
他の被着体を貼り付ける方法、例えば、木材、合板、パ
ーチクルボード、スレート板などの多孔質板体にスプレ
ーまたは刷毛などの塗布具で主剤成分を塗布した面に、
発泡体や紙などの多孔質被着体を貼り付ける方法。接着
剤の塗布量は、主剤成分10〜300g/m2(固形
分)、硬化剤成分1〜50g/m2(グリオキザールとし
て)が適当である。
【0020】次に、本発明の請求項3に記載の、主剤成
分のレゾルシノール系樹脂及び硬化剤成分のグリオキザ
ールが、それぞれミキシングチェンバーに送り込まれ、
モーターに接続された撹拌装置により混合撹拌されて接
着剤糊液として吐き出しノズルより吐き出して被着体に
塗布し、その上に他の被着体を重ねて被着体相互を貼り
合わせる接着方法については、特許第2518709号
公報などに開示されている塗布接着方法及び塗布システ
ムを応用すれば実施できる。
【0021】
【作用】昨今、接着工程の合理化や省力化のため、自動
化された接着システムが確立され、この様なシステムで
は、接着剤及び硬化剤の計算・混合・供給が自動化され
ており、硬化剤として液状タイプのものを使用するのが
好ましく、本発明での硬化剤成分のグリオキザールは液
状のために最適である。
【0022】
【実施例】次に、実施例により説明するが、部並びに%
はいずれも重量部並びに重量%を示す。
【0023】実施例1,2、比較例1,2 ホルムアルデヒド対レゾルシンのモル比F/R=0.8
で合成したレゾルシノール樹脂接着剤であるアイカネオ
レジンPR−1(不揮発分63%、アイカ工業株式会社
製)を主剤成分とした。
【0024】硬化剤成分としては、表1に示す配合割合
で調合した。なお、表中の成分は次のものを使用した。 グリオキザール;市販の40%グリオキザール水溶液 パラホルムアルデヒド;市販の95%ホルムアルデヒド ホルマリン;市販の37%ホルムアルデヒド水溶液 増粘剤;カルボキシメチルセルロースナトリウム 充填剤;市販のヤシ殻粉
【0025】調合法としては、予め増粘剤を水に溶解し
ておき、各成分を所定の割合で添加混合して均一成分と
した。
【0026】上記の各硬化剤成分の性能(接着力、ホル
ムアルデヒド量)を測定する目的で、主剤成分100部
に対して、硬化剤成分を表1に示す配合比量(部)になる
様に、分別塗布機並びに自動混合塗布機を調整して、被
着体の米松に約250g/m2になる様に塗布し、堆積時
間を23℃に3分間要して、各条件下で圧締し、養生3
日後の接着力を構造用集成材の日本農林規格に基づい
て、ブロック剪断試験、浸漬剥離試験、煮沸剥離試験を
行った。その結果を表1に示す。
【0027】また、調合糊20g中をデシケータ内に1
時間放置し、デシケータ内に設置した蒸留水300mlに
吸収されるホルムアルデヒド放散量(FF量;mg/リット
ル)をJAS(日本農林規格)に定められた方法に準じ
て測定した結果を表1に示す。
【0028】なお、分別塗布機としては、2丁のスプレ
ーガンを使用し、表1に示す比率で主剤成分と硬化剤成
分を吐き出して空中で混合して、被着体の米松に約25
0g/m2になる様に塗布した。
【0029】また、自動混合塗布機としては、ミキシン
グヘッド(ミキシングモーターによる強制混合)、液送
ポンプユニット(吐出量と混合比率を設定調節)、ノズ
ル(ラーメン状に吐き出し、ノズルはスライド式で幅調
節)を一体化したアイカ自動混合塗布システムR−LL
タイプ(アイカ工業株式会社製)を使用して、被着体の
米松材の表面に塗布幅4mm、塗布高さ3mmの断面が略半
円状、塗布間隔5mmの線状に塗布量約300g/m2塗布
した。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】表1より明らかな如く、本発明のレゾル
シノール系樹脂接着剤組成物は、硬化剤混合後の調合糊
中の遊離ホルムアルデヒド量が少なく、分別塗布並びに
自動混合塗布ができて、接着力も優れている。よって、
構造用集成材等の接着剤及び生産性の向上に有用であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主剤成分のレゾルシノール系樹脂の硬化
    剤成分としてグリオキザールを使用することを特徴とす
    るレゾルシノール系樹脂接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 主剤成分のレゾルシノール系樹脂と硬化
    剤成分のグリオキザールとの二液を分別塗布して被着体
    を貼り合わせることを特徴とする接着方法。
  3. 【請求項3】 主剤成分のレゾルシノール系樹脂及び硬
    化剤成分のグリオキザールが、それぞれミキシングチェ
    ンバーに送り込まれ、モーターに接続された撹拌装置に
    より混合撹拌されて接着剤糊液として吐き出しノズルよ
    り吐き出して被着体に塗布し、その上に他の被着体を重
    ねて被着体相互を貼り合わせることを特徴とする接着方
    法。
JP11038397A 1997-04-10 1997-04-10 レゾルシノール系樹脂接着剤組成物と接着方法 Pending JPH10287860A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024034339A (ja) * 2022-08-31 2024-03-13 大建工業株式会社 木質ボード及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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