JPH10288028A - ハイブリッド車輌の運転制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車輌の運転制御装置Info
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- JPH10288028A JPH10288028A JP11033497A JP11033497A JPH10288028A JP H10288028 A JPH10288028 A JP H10288028A JP 11033497 A JP11033497 A JP 11033497A JP 11033497 A JP11033497 A JP 11033497A JP H10288028 A JPH10288028 A JP H10288028A
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- combustion engine
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハイブリッド車輌のエミッションの排出を抑
えた効率的な運転を可能とする。 【解決手段】 駆動源として内燃機関と電動機を有する
ハイブリッド車輌において、内燃機関の排気系に設けら
れた排気浄化装置と、排気浄化装置の触媒をバッテリか
らの通電により加熱するEHCと、これらの運転を制御
するCPUを内蔵した制御ユニットを設ける。電動機の
みで走行中、バッテリのSOCが低下し内燃機関の始動
が必要となった場合、内燃機関の始動に先立ちEHCへ
の通電による触媒加熱を行ないエミッションの排出を抑
える。バッテリのSOCが触媒を十分加熱できない状態
にある場合には、内燃機関の排気も加熱に利用する。こ
のとき、SOCの状態に応じて触媒を効率的に加熱でき
るように内燃機関の運転状態とEHCへの通電量を統合
的に制御することで、バッテリの消耗を抑えつつ、排出
されるエミッションを低く抑える。
えた効率的な運転を可能とする。 【解決手段】 駆動源として内燃機関と電動機を有する
ハイブリッド車輌において、内燃機関の排気系に設けら
れた排気浄化装置と、排気浄化装置の触媒をバッテリか
らの通電により加熱するEHCと、これらの運転を制御
するCPUを内蔵した制御ユニットを設ける。電動機の
みで走行中、バッテリのSOCが低下し内燃機関の始動
が必要となった場合、内燃機関の始動に先立ちEHCへ
の通電による触媒加熱を行ないエミッションの排出を抑
える。バッテリのSOCが触媒を十分加熱できない状態
にある場合には、内燃機関の排気も加熱に利用する。こ
のとき、SOCの状態に応じて触媒を効率的に加熱でき
るように内燃機関の運転状態とEHCへの通電量を統合
的に制御することで、バッテリの消耗を抑えつつ、排出
されるエミッションを低く抑える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関と、電動
機とを備えたハイブリッド車輌の運転制御装置に関し、
詳しくは前記ハイブリッド車輌の内燃機関その他の運転
を制御する運転制御装置に関する。
機とを備えたハイブリッド車輌の運転制御装置に関し、
詳しくは前記ハイブリッド車輌の内燃機関その他の運転
を制御する運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機と内燃機関を備え、内燃機関が停
止していても電動機により走行することができるハイブ
リッド車輌は、内燃機関を効率のよい運転状態で運転で
きるため、省資源性および排気浄化性に優れている。こ
うしたハイブリッド車輌においても、内燃機関の排気系
には、内燃機関を運転したときに排出される排気を触媒
により浄化する浄化装置が備えられている。この浄化装
置は、内燃機関の排気に含まれるHC,COおよびNO
x等の有害成分いわゆるエミッションを三元触媒により
酸化還元処理する装置であるが、触媒が活性温度(摂氏
数百度前後)に達していないと排気を十分に浄化するこ
とができない。従って、エミッションを十分に浄化する
ためには、内燃機関を始動する以前に触媒を上記活性温
度まで加熱させる必要がある。
止していても電動機により走行することができるハイブ
リッド車輌は、内燃機関を効率のよい運転状態で運転で
きるため、省資源性および排気浄化性に優れている。こ
うしたハイブリッド車輌においても、内燃機関の排気系
には、内燃機関を運転したときに排出される排気を触媒
により浄化する浄化装置が備えられている。この浄化装
置は、内燃機関の排気に含まれるHC,COおよびNO
x等の有害成分いわゆるエミッションを三元触媒により
酸化還元処理する装置であるが、触媒が活性温度(摂氏
数百度前後)に達していないと排気を十分に浄化するこ
とができない。従って、エミッションを十分に浄化する
ためには、内燃機関を始動する以前に触媒を上記活性温
度まで加熱させる必要がある。
【0003】そこで従来から、電気ヒータにより触媒を
加熱する手段が提案されている(例えば、特開平4−3
31402)。また、ヒータによる加熱の効果を十分得
るための手段として、触媒が十分加熱された後に初めて
内燃機関を作動させる構成(実開平5−21119)
や、バッテリの残容量が所定の容量まで減少したとき内
燃機関の始動に先立って触媒の加熱を開始させる構成
(特開平7−71236)が提案されている。
加熱する手段が提案されている(例えば、特開平4−3
31402)。また、ヒータによる加熱の効果を十分得
るための手段として、触媒が十分加熱された後に初めて
内燃機関を作動させる構成(実開平5−21119)
や、バッテリの残容量が所定の容量まで減少したとき内
燃機関の始動に先立って触媒の加熱を開始させる構成
(特開平7−71236)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構成
を採用しても電気ヒータに通電するためのバッテリの残
容量が不十分な場合には、触媒の暖機が完了する前に内
燃機関を始動せざるを得ない場合が考えられ、エミッシ
ョンの排出を十分に抑えることができないおそれがあっ
た。エミッションの抑制を優先すれば、触媒の加熱に必
要となる電力および加熱中の走行に必要となる電力をバ
ッテリに確保した状態で触媒の加熱を開始しなければな
らない。その場合には、相当量の電力余裕がバッテリに
残存した状態でも触媒の加熱開始および内燃機関の始動
を行なう必要が生じることになる。この構成では、最も
厳しい走行状態、例えば登坂走行時や急加速時を想定し
て上記電力余裕を見込んでおく必要があるからである。
また、この構成では、内燃機関を頻繁に始動させる必要
が生じるため、非効率的であるばかりでなく、エミッシ
ョンの排出も十分に抑えることができない。一方、バッ
テリについて見れば、触媒の温度に関わらず電気ヒータ
に一定量の通電をしていたため、バッテリの電力消費が
大きくなってしまう。
を採用しても電気ヒータに通電するためのバッテリの残
容量が不十分な場合には、触媒の暖機が完了する前に内
燃機関を始動せざるを得ない場合が考えられ、エミッシ
ョンの排出を十分に抑えることができないおそれがあっ
た。エミッションの抑制を優先すれば、触媒の加熱に必
要となる電力および加熱中の走行に必要となる電力をバ
ッテリに確保した状態で触媒の加熱を開始しなければな
らない。その場合には、相当量の電力余裕がバッテリに
残存した状態でも触媒の加熱開始および内燃機関の始動
を行なう必要が生じることになる。この構成では、最も
厳しい走行状態、例えば登坂走行時や急加速時を想定し
て上記電力余裕を見込んでおく必要があるからである。
また、この構成では、内燃機関を頻繁に始動させる必要
が生じるため、非効率的であるばかりでなく、エミッシ
ョンの排出も十分に抑えることができない。一方、バッ
テリについて見れば、触媒の温度に関わらず電気ヒータ
に一定量の通電をしていたため、バッテリの電力消費が
大きくなってしまう。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、ハイブリッド車輌についてエミッションの排出を十
分抑えつつ効率的な運転を可能とする運転制御装置を提
供することを目的とする。
れ、ハイブリッド車輌についてエミッションの排出を十
分抑えつつ効率的な運転を可能とする運転制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の第1の運転制御装置は、内燃機関と、電動機と、
該電動機の駆動用電力を蓄え車輌の走行に伴って充放電
される二次電池と、前記内燃機関の排気系に設けられ所
定の温度以上で排気浄化を行なう排気浄化装置と、を備
えたハイブリッド車輌において、その運転を制御する運
転制御装置であって、前記二次電池の残容量を検出する
残容量検出手段と、前記二次電池からの通電をうけて前
記排気浄化装置を加熱する加熱手段と、前記内燃機関の
始動要求があったとき、検出された前記二次電池の残容
量に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装置の温度上
昇に関与する所定の条件で運転する内燃機関運転制御手
段と、前記二次電池の残容量および前記内燃機関の運転
条件に応じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電
量を制御する加熱制御手段と、を備えたことを要旨とす
る。
発明の第1の運転制御装置は、内燃機関と、電動機と、
該電動機の駆動用電力を蓄え車輌の走行に伴って充放電
される二次電池と、前記内燃機関の排気系に設けられ所
定の温度以上で排気浄化を行なう排気浄化装置と、を備
えたハイブリッド車輌において、その運転を制御する運
転制御装置であって、前記二次電池の残容量を検出する
残容量検出手段と、前記二次電池からの通電をうけて前
記排気浄化装置を加熱する加熱手段と、前記内燃機関の
始動要求があったとき、検出された前記二次電池の残容
量に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装置の温度上
昇に関与する所定の条件で運転する内燃機関運転制御手
段と、前記二次電池の残容量および前記内燃機関の運転
条件に応じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電
量を制御する加熱制御手段と、を備えたことを要旨とす
る。
【0007】ハイブリッド車輌には、内燃機関が車輌の
駆動源となりうる型(いわゆるパラレルハイブリッド車
輌)と、内燃機関は直接車輌の駆動源とはなりえず主と
して発電機を運転するために搭載される型(いわゆるシ
リーズハイブリッド車輌)とがある。ハイブリッド車輌
は、電動機に電力を供給している二次電池の残容量が減
少した場合や、加速時や登坂時など急激な電力が消費さ
れる可能性がある場合等には、やがて走行を維持するこ
とが困難になると予測されるため内燃機関を始動する。
パラレルハイブリッド車輌では、加速時や登坂時などに
内燃機関の動力を車輌の駆動力として用いるために、内
燃機関を始動する場合もある。内燃機関の始動に際して
は、エミッションの排出を抑えるため、それに先立って
排気浄化装置の加熱を行なう必要が生じる。
駆動源となりうる型(いわゆるパラレルハイブリッド車
輌)と、内燃機関は直接車輌の駆動源とはなりえず主と
して発電機を運転するために搭載される型(いわゆるシ
リーズハイブリッド車輌)とがある。ハイブリッド車輌
は、電動機に電力を供給している二次電池の残容量が減
少した場合や、加速時や登坂時など急激な電力が消費さ
れる可能性がある場合等には、やがて走行を維持するこ
とが困難になると予測されるため内燃機関を始動する。
パラレルハイブリッド車輌では、加速時や登坂時などに
内燃機関の動力を車輌の駆動力として用いるために、内
燃機関を始動する場合もある。内燃機関の始動に際して
は、エミッションの排出を抑えるため、それに先立って
排気浄化装置の加熱を行なう必要が生じる。
【0008】ここで、二次電池の残容量が排気浄化装置
の加熱を十分に行なうことができない程低い場合には、
触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動する必要が
生じる。本発明では、検出された前記二次電池の残容量
に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装置の温度上昇
に関与する所定の条件で運転する内燃機関運転制御手段
を備えているため、触媒の温度を所望の状態にし得る運
転状態で内燃機関を運転することができる。しかも、前
記二次電池の残容量および前記内燃機関の運転条件に応
じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電量を制御
する加熱制御手段を備えているため、触媒を効率的に加
熱しつつ二次電池の消耗も低く抑えることができる。つ
まり、触媒温度を効率的に所望の状態にし得るように、
前記内燃機関の運転状態と前記加熱手段への通電量を統
合して制御することができる。従って、本発明によれ
ば、触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動せざる
を得ない場合のエミッションの排出を、二次電池の消耗
を低く抑えつつ、低減することができる。
の加熱を十分に行なうことができない程低い場合には、
触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動する必要が
生じる。本発明では、検出された前記二次電池の残容量
に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装置の温度上昇
に関与する所定の条件で運転する内燃機関運転制御手段
を備えているため、触媒の温度を所望の状態にし得る運
転状態で内燃機関を運転することができる。しかも、前
記二次電池の残容量および前記内燃機関の運転条件に応
じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電量を制御
する加熱制御手段を備えているため、触媒を効率的に加
熱しつつ二次電池の消耗も低く抑えることができる。つ
まり、触媒温度を効率的に所望の状態にし得るように、
前記内燃機関の運転状態と前記加熱手段への通電量を統
合して制御することができる。従って、本発明によれ
ば、触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動せざる
を得ない場合のエミッションの排出を、二次電池の消耗
を低く抑えつつ、低減することができる。
【0009】本発明の第2の運転制御装置は、上述の第
1の運転制御装置にさらに、前記排気浄化装置の温度を
検出する温度検出手段と、前記車輌の運転状態を検出す
る運転状態検出手段とを備え、前記内燃機関運転制御手
段は、前記内燃機関の始動要求があったとき、検出され
た前記二次電池の残容量、排気浄化装置の温度および車
輌の運転状態に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装
置の温度上昇に関与する所定の条件で運転する手段であ
ることを要旨とする。
1の運転制御装置にさらに、前記排気浄化装置の温度を
検出する温度検出手段と、前記車輌の運転状態を検出す
る運転状態検出手段とを備え、前記内燃機関運転制御手
段は、前記内燃機関の始動要求があったとき、検出され
た前記二次電池の残容量、排気浄化装置の温度および車
輌の運転状態に応じて、前記内燃機関を前記排気浄化装
置の温度上昇に関与する所定の条件で運転する手段であ
ることを要旨とする。
【0010】第2の運転制御装置は、上記構成により、
触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動せざるを得
ない場合に、検出された前記二次電池の残容量、排気浄
化装置の温度および車輌の運転状態を総合的に考慮し
て、触媒温度を所望の条件にするのにより適した運転状
態で内燃機関を運転することができる。また、触媒を効
率的に加熱しつつ二次電池の消耗をより抑えるように加
熱手段への通電を行なうことができる。従って、本発明
によれば、触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動
せざるを得ない場合のエミッションの排出をさらに低減
させることができる。
触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動せざるを得
ない場合に、検出された前記二次電池の残容量、排気浄
化装置の温度および車輌の運転状態を総合的に考慮し
て、触媒温度を所望の条件にするのにより適した運転状
態で内燃機関を運転することができる。また、触媒を効
率的に加熱しつつ二次電池の消耗をより抑えるように加
熱手段への通電を行なうことができる。従って、本発明
によれば、触媒が活性温度に達する前に内燃機関を始動
せざるを得ない場合のエミッションの排出をさらに低減
させることができる。
【0011】本発明の第3の運転制御装置は、上述の第
1または第2の運転制御装置であって、前記内燃機関運
転制御手段は、前記所定の条件として、前記内燃機関の
始動に先立って前記二次電池による前記排気浄化装置の
加熱が充分に行なえない場合には、前記検出された二次
電池の残容量に基づいて、前記排気浄化装置の温度を上
昇しやすい運転状態または該二次電池を充電しやすい運
転状態のいずれかを選択し、該いずれかの運転状態で内
燃機関を運転する手段であることを要旨とする。
1または第2の運転制御装置であって、前記内燃機関運
転制御手段は、前記所定の条件として、前記内燃機関の
始動に先立って前記二次電池による前記排気浄化装置の
加熱が充分に行なえない場合には、前記検出された二次
電池の残容量に基づいて、前記排気浄化装置の温度を上
昇しやすい運転状態または該二次電池を充電しやすい運
転状態のいずれかを選択し、該いずれかの運転状態で内
燃機関を運転する手段であることを要旨とする。
【0012】排気浄化装置の温度を上昇しやすい運転モ
ードでは、排気浄化装置が早期に活性温度に達するた
め、エミッションの排出を抑えることができる。また、
二次電池を充電しやすい運転モードでは、二次電池の残
容量が少ない場合に効率的に充電することを可能とする
ことにより、走行に支障が生じるのを回避しつつ、エミ
ッションの排出を抑えることができる。第3の運転制御
装置は、二次電池の残容量に基づいて内燃機関の運転モ
ードを適切に選択するとともに、選択された運転モード
に応じて触媒を効率的に加熱しつつ二次電池の消耗をよ
り抑えるように加熱手段への通電を行なうことによりエ
ミッションの排出をさらに効率的に抑えることができ
る。
ードでは、排気浄化装置が早期に活性温度に達するた
め、エミッションの排出を抑えることができる。また、
二次電池を充電しやすい運転モードでは、二次電池の残
容量が少ない場合に効率的に充電することを可能とする
ことにより、走行に支障が生じるのを回避しつつ、エミ
ッションの排出を抑えることができる。第3の運転制御
装置は、二次電池の残容量に基づいて内燃機関の運転モ
ードを適切に選択するとともに、選択された運転モード
に応じて触媒を効率的に加熱しつつ二次電池の消耗をよ
り抑えるように加熱手段への通電を行なうことによりエ
ミッションの排出をさらに効率的に抑えることができ
る。
【0013】
【発明の他の態様】本発明の他の態様として、上述の本
発明の運転制御装置において、前記二次電池により前記
排気浄化装置を加熱する加熱手段に替えて、車輌各部で
発生する熱を冷媒を介して輸送することにより排気浄化
装置を加熱する加熱手段を備え、前記二次電池の残容量
に応じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電量を
制御する加熱制御手段に替えて、前記二次電池の残容量
に応じて、前記冷媒の輸送量を制御する加熱制御手段を
備える運転制御装置が考えられる。この態様によれば、
触媒を加熱する手段とその制御手段を有しているため、
上述の第1の運転制御装置と同様、触媒が活性温度に達
する前に内燃機関を始動せざるを得ない場合のエミッシ
ョンの排出を低減させることができる。また、車輌各部
で発生する、いわゆる廃熱を利用して触媒を加熱するた
め、上記の運転制御装置よりさらに二次電池の消耗を抑
えることができる。なお、この廃熱には、電動機で発生
される熱等が挙げられる。
発明の運転制御装置において、前記二次電池により前記
排気浄化装置を加熱する加熱手段に替えて、車輌各部で
発生する熱を冷媒を介して輸送することにより排気浄化
装置を加熱する加熱手段を備え、前記二次電池の残容量
に応じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電量を
制御する加熱制御手段に替えて、前記二次電池の残容量
に応じて、前記冷媒の輸送量を制御する加熱制御手段を
備える運転制御装置が考えられる。この態様によれば、
触媒を加熱する手段とその制御手段を有しているため、
上述の第1の運転制御装置と同様、触媒が活性温度に達
する前に内燃機関を始動せざるを得ない場合のエミッシ
ョンの排出を低減させることができる。また、車輌各部
で発生する、いわゆる廃熱を利用して触媒を加熱するた
め、上記の運転制御装置よりさらに二次電池の消耗を抑
えることができる。なお、この廃熱には、電動機で発生
される熱等が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例である運
転制御装置を組み込んだハイブリッド車輌の概略構成を
示している。このハイブリッド車輌の構成は大きくは、
駆動力を発生する動力系統と、その制御系統と、駆動源
からの駆動力を駆動輪116、118に伝達する動力伝
達系統と、運転操作部等からなっている。また、上記、
動力系統はエンジン150を含む系統とモータMG1,
MG2を含む系統とからなっており、制御系統は、エン
ジン150の運転を主に制御するための電子制御ユニッ
ト(以下、EFIECUと呼ぶ)170と、モータMG
1,MG2の運転を主に制御する制御ユニット190
と、EFIECU170および制御ユニット190に必
要な信号を検出し入出力する種々のセンサ部とからなっ
ている。なお、EFIECU170および制御ユニット
190の内部構成は図示していないが、これらはそれぞ
れ内部にCPU、ROM、RAM等を有するワンチップ
・マイクロコンピュータであり、CPUがROMに記録
されたプログラムに従い、以下に示す種々の制御処理を
行なうよう構成されている。本実施例では、上記制御系
統が運転制御装置に該当する。
例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例である運
転制御装置を組み込んだハイブリッド車輌の概略構成を
示している。このハイブリッド車輌の構成は大きくは、
駆動力を発生する動力系統と、その制御系統と、駆動源
からの駆動力を駆動輪116、118に伝達する動力伝
達系統と、運転操作部等からなっている。また、上記、
動力系統はエンジン150を含む系統とモータMG1,
MG2を含む系統とからなっており、制御系統は、エン
ジン150の運転を主に制御するための電子制御ユニッ
ト(以下、EFIECUと呼ぶ)170と、モータMG
1,MG2の運転を主に制御する制御ユニット190
と、EFIECU170および制御ユニット190に必
要な信号を検出し入出力する種々のセンサ部とからなっ
ている。なお、EFIECU170および制御ユニット
190の内部構成は図示していないが、これらはそれぞ
れ内部にCPU、ROM、RAM等を有するワンチップ
・マイクロコンピュータであり、CPUがROMに記録
されたプログラムに従い、以下に示す種々の制御処理を
行なうよう構成されている。本実施例では、上記制御系
統が運転制御装置に該当する。
【0015】エンジン150は、吸入口200から吸入
した空気と燃料噴射弁151から噴射されたガソリンと
の混合気を燃焼室152に吸入し、この混合気の爆発に
より押し下げられるピストン154の運動をクランクシ
ャフト156の回転運動に変換する。この爆発は、イグ
ナイタ158からディストリビュータ160を介して導
かれた高電圧によって点火プラグ162が形成した電気
火花によって混合気が点火され燃焼することで生じる。
燃焼により生じた排気は、排気口202を通り、触媒コ
ンバータ204、サブ・マフラ208およびメイン・マ
フラ210からなる排気系を通って大気中に排出され
る。触媒コンバータ204は、内燃機関の排気に含まれ
るHC,COおよびNOx等の有害成分いわゆるエミッ
ションを三元触媒により酸化還元処理する装置である。
触媒コンバータ204は、触媒が活性温度(本実施例で
は摂氏400度前後)に達していないと排気を十分に浄
化することができないため、バッテリからの通電により
触媒を加熱するための電気触媒加熱ヒータ(以下、EH
Cという)206が備えられている。
した空気と燃料噴射弁151から噴射されたガソリンと
の混合気を燃焼室152に吸入し、この混合気の爆発に
より押し下げられるピストン154の運動をクランクシ
ャフト156の回転運動に変換する。この爆発は、イグ
ナイタ158からディストリビュータ160を介して導
かれた高電圧によって点火プラグ162が形成した電気
火花によって混合気が点火され燃焼することで生じる。
燃焼により生じた排気は、排気口202を通り、触媒コ
ンバータ204、サブ・マフラ208およびメイン・マ
フラ210からなる排気系を通って大気中に排出され
る。触媒コンバータ204は、内燃機関の排気に含まれ
るHC,COおよびNOx等の有害成分いわゆるエミッ
ションを三元触媒により酸化還元処理する装置である。
触媒コンバータ204は、触媒が活性温度(本実施例で
は摂氏400度前後)に達していないと排気を十分に浄
化することができないため、バッテリからの通電により
触媒を加熱するための電気触媒加熱ヒータ(以下、EH
Cという)206が備えられている。
【0016】エンジン150の運転は、EFIECU1
70により制御されている。EFIECU170が行な
うエンジン150の制御としては、エンジン150の回
転数に応じた点火プラグ162の点火時期制御や、吸入
空気量に応じた燃料噴射量制御等がある。エンジン15
0の制御を可能とするために、EFIECU170には
エンジン150の運転状態を示す種々のセンサが接続さ
れている。例えばクランクシャフト156の回転数と回
転角度を検出するためにディストリビュータ160に設
けられた回転数センサ176及び回転角度センサ178
などである。なお、EFIECU170には、この他、
例えばイグニッションキーの状態STを検出するスター
タスイッチ179なども接続されているが、その他のセ
ンサ,スイッチなどの図示は省略した。
70により制御されている。EFIECU170が行な
うエンジン150の制御としては、エンジン150の回
転数に応じた点火プラグ162の点火時期制御や、吸入
空気量に応じた燃料噴射量制御等がある。エンジン15
0の制御を可能とするために、EFIECU170には
エンジン150の運転状態を示す種々のセンサが接続さ
れている。例えばクランクシャフト156の回転数と回
転角度を検出するためにディストリビュータ160に設
けられた回転数センサ176及び回転角度センサ178
などである。なお、EFIECU170には、この他、
例えばイグニッションキーの状態STを検出するスター
タスイッチ179なども接続されているが、その他のセ
ンサ,スイッチなどの図示は省略した。
【0017】エンジン150についてのEFIECU1
70による制御には、運転効率の制御も含まれている。
図2に示す通り、エンジン150は、曲線Bで示される
限界値以下の種々のトルクTeおよび回転数Neで運転
が可能である。エンジン150の運転効率が同一の運転
ポイントを示す等効率線(曲線α1ないしα6)によっ
て表されている通り、エンジン150は運転トルクTe
および回転数Neによって効率が変化する。また、トル
クTeと回転数Neとの積であるエネルギ一定の曲線、
(例えば曲線C1−C1ないしC3−C3)で表される
通り、エンジン150は運転トルクTeおよび回転数N
eによって出力するエネルギも変化する。エネルギ一定
の曲線C1−C1ないしC3−C3に沿って各運転ポイ
ントの効率を表した図3から分かるとおり、出力するエ
ネルギが同じでも、どの運転ポイントで運転するかによ
ってエンジン150の効率は大きく異なる。例えばエネ
ルギ一定の曲線C1−C1上では、エンジン150を運
転ポイントA1(トルクTe1,回転数Ne1)で運転
することにより、その効率を最も高くすることができ
る。このような効率が最も高い運転ポイントは、各エネ
ルギ一定の曲線上に存在する(出力エネルギ一定の曲線
C2−C2およびC3−C3ではそれぞれ運転ポイント
A2およびA3が相当する)。EFIECU170は出
力エネルギに対してエンジン150の運転効率ができる
だけ高くなるように制御する。つまり、図2でいえば、
各エネルギPrに対してエンジン150の効率ができる
限り高くなる運転ポイントを連続する線で結んだ曲線A
上の各運転ポイント(トルクTe,回転数Ne)でエン
ジン150が運転されるようにEFIECU170はエ
ンジン150を制御する。
70による制御には、運転効率の制御も含まれている。
図2に示す通り、エンジン150は、曲線Bで示される
限界値以下の種々のトルクTeおよび回転数Neで運転
が可能である。エンジン150の運転効率が同一の運転
ポイントを示す等効率線(曲線α1ないしα6)によっ
て表されている通り、エンジン150は運転トルクTe
および回転数Neによって効率が変化する。また、トル
クTeと回転数Neとの積であるエネルギ一定の曲線、
(例えば曲線C1−C1ないしC3−C3)で表される
通り、エンジン150は運転トルクTeおよび回転数N
eによって出力するエネルギも変化する。エネルギ一定
の曲線C1−C1ないしC3−C3に沿って各運転ポイ
ントの効率を表した図3から分かるとおり、出力するエ
ネルギが同じでも、どの運転ポイントで運転するかによ
ってエンジン150の効率は大きく異なる。例えばエネ
ルギ一定の曲線C1−C1上では、エンジン150を運
転ポイントA1(トルクTe1,回転数Ne1)で運転
することにより、その効率を最も高くすることができ
る。このような効率が最も高い運転ポイントは、各エネ
ルギ一定の曲線上に存在する(出力エネルギ一定の曲線
C2−C2およびC3−C3ではそれぞれ運転ポイント
A2およびA3が相当する)。EFIECU170は出
力エネルギに対してエンジン150の運転効率ができる
だけ高くなるように制御する。つまり、図2でいえば、
各エネルギPrに対してエンジン150の効率ができる
限り高くなる運転ポイントを連続する線で結んだ曲線A
上の各運転ポイント(トルクTe,回転数Ne)でエン
ジン150が運転されるようにEFIECU170はエ
ンジン150を制御する。
【0018】図1に戻りハイブリッド車輌の構成につい
て、引き続き説明する。モータMG1は、同期電動発電
機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有する
ロータ132と、回転磁界を形成する三相コイルが巻回
されたステータ133とを備える。ステータ133は、
無方向性電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、ケ
ース119に固定されている。このモータMG1は、ロ
ータ132に備えられた永久磁石による磁界とステータ
133に備えられた三相コイルによって形成される磁界
との相互作用によりロータ132を回転駆動する電動機
として動作し、場合によってはこれらの相互作用により
ステータ133に備えられた三相コイルの両端に起電力
を生じさせる発電機としても動作する。
て、引き続き説明する。モータMG1は、同期電動発電
機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有する
ロータ132と、回転磁界を形成する三相コイルが巻回
されたステータ133とを備える。ステータ133は、
無方向性電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、ケ
ース119に固定されている。このモータMG1は、ロ
ータ132に備えられた永久磁石による磁界とステータ
133に備えられた三相コイルによって形成される磁界
との相互作用によりロータ132を回転駆動する電動機
として動作し、場合によってはこれらの相互作用により
ステータ133に備えられた三相コイルの両端に起電力
を生じさせる発電機としても動作する。
【0019】モータMG2も、モータMG1と同様に同
期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁
石を有するロータ142と、回転磁界を形成する三相コ
イルが巻回されたステータ143とを備える。モータM
G2のステータ143も無方向性電磁鋼板の薄板を積層
して形成されており、ケース119に固定されている。
このモータMG2もモータMG1と同様に、電動機ある
いは発電機として動作する。
期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁
石を有するロータ142と、回転磁界を形成する三相コ
イルが巻回されたステータ143とを備える。モータM
G2のステータ143も無方向性電磁鋼板の薄板を積層
して形成されており、ケース119に固定されている。
このモータMG2もモータMG1と同様に、電動機ある
いは発電機として動作する。
【0020】これらのモータMG1,MG2は、スイッ
チングを行なうトランジスタを複数内蔵したトランジス
タインバータ193を介してバッテリ194および制御
ユニット190に電気的に接続されている。制御ユニッ
ト190には、この他EHC206や各種のセンサが電
気的に接続されている。制御ユニット190に接続され
ているセンサとしては、アクセルペダルポジションセン
サ164a、ブレーキペダルポジションセンサ165
a、シフトポジションセンサ184、バッテリ194の
残容量検出器199、触媒温度センサ204aなどがあ
る。
チングを行なうトランジスタを複数内蔵したトランジス
タインバータ193を介してバッテリ194および制御
ユニット190に電気的に接続されている。制御ユニッ
ト190には、この他EHC206や各種のセンサが電
気的に接続されている。制御ユニット190に接続され
ているセンサとしては、アクセルペダルポジションセン
サ164a、ブレーキペダルポジションセンサ165
a、シフトポジションセンサ184、バッテリ194の
残容量検出器199、触媒温度センサ204aなどがあ
る。
【0021】トランジスタインバータ193を用いたモ
ータMG1,MG2の制御方法は周知の技術である。つ
まり、制御ユニット190からトランジスタインバータ
193へ制御信号を出力して、トランジスタインバータ
193に内蔵される各トランジスタをスイッチングし、
モータMG1,MG2の三相コイルに流れる電流をPW
M制御によって擬似的な正弦波にすると、モータMG1
のステータ133に備えられた三相コイルおよびモータ
MG2のステータ143に備えられた三相コイルのそれ
ぞれに回転磁界が形成される。上述したモータMG1,
MG2の制御、EHC206への通電制御を含むハイブ
リッド車輌の運転状態の制御を可能とするために、この
制御ユニット190には運転操作部からの種々の信号や
バッテリ194の残容量、触媒コンバータ204内の触
媒温度等が入力され、また、エンジン150を制御する
EFIECU170との間で種々の情報を通信によりや
りとりしている。具体的に運転操作部からの種々の信号
としては、アクセルペダルポジションセンサ164aか
らのアクセルペダルポジション(アクセルペダルの踏込
量)AP、ブレーキペダルポジションセンサ165aか
らのブレーキペダルポジション(ブレーキペダルの踏込
量)BP、シフトポジションセンサ184からのシフト
ポジションSPがある。また、バッテリ194の残容量
は残容量検出器199で検出され、触媒温度は触媒温度
センサ204aで検出される。なお、残容量検出器19
9は、バッテリ194の電解液の比重またはバッテリ1
94の全体の重量を測定して残容量を検出するものや、
充電・放電の電流値と時間を演算して残容量を検出する
ものや、バッテリの端子間を瞬間的にショートさせて電
流を流し内部抵抗を測ることにより残容量を検出するも
のなどが知られている。
ータMG1,MG2の制御方法は周知の技術である。つ
まり、制御ユニット190からトランジスタインバータ
193へ制御信号を出力して、トランジスタインバータ
193に内蔵される各トランジスタをスイッチングし、
モータMG1,MG2の三相コイルに流れる電流をPW
M制御によって擬似的な正弦波にすると、モータMG1
のステータ133に備えられた三相コイルおよびモータ
MG2のステータ143に備えられた三相コイルのそれ
ぞれに回転磁界が形成される。上述したモータMG1,
MG2の制御、EHC206への通電制御を含むハイブ
リッド車輌の運転状態の制御を可能とするために、この
制御ユニット190には運転操作部からの種々の信号や
バッテリ194の残容量、触媒コンバータ204内の触
媒温度等が入力され、また、エンジン150を制御する
EFIECU170との間で種々の情報を通信によりや
りとりしている。具体的に運転操作部からの種々の信号
としては、アクセルペダルポジションセンサ164aか
らのアクセルペダルポジション(アクセルペダルの踏込
量)AP、ブレーキペダルポジションセンサ165aか
らのブレーキペダルポジション(ブレーキペダルの踏込
量)BP、シフトポジションセンサ184からのシフト
ポジションSPがある。また、バッテリ194の残容量
は残容量検出器199で検出され、触媒温度は触媒温度
センサ204aで検出される。なお、残容量検出器19
9は、バッテリ194の電解液の比重またはバッテリ1
94の全体の重量を測定して残容量を検出するものや、
充電・放電の電流値と時間を演算して残容量を検出する
ものや、バッテリの端子間を瞬間的にショートさせて電
流を流し内部抵抗を測ることにより残容量を検出するも
のなどが知られている。
【0022】駆動源からの駆動力を駆動輪116、11
8に伝達する動力伝達系統は、エンジン150の動力を
伝達するためのクランクシャフト156およびプラネタ
リキャリア軸127と、モータMG1,モータMG2の
回転を伝達する回転軸125、126とが、後述するプ
ラネタリギヤ120を介して動力伝達ギヤ111に機械
的に結合され、この動力伝達ギヤ111はディファレン
シャルギヤ114を介して最終的に左右の駆動輪11
6、118に結合される構成となっている。
8に伝達する動力伝達系統は、エンジン150の動力を
伝達するためのクランクシャフト156およびプラネタ
リキャリア軸127と、モータMG1,モータMG2の
回転を伝達する回転軸125、126とが、後述するプ
ラネタリギヤ120を介して動力伝達ギヤ111に機械
的に結合され、この動力伝達ギヤ111はディファレン
シャルギヤ114を介して最終的に左右の駆動輪11
6、118に結合される構成となっている。
【0023】プラネタリギヤ120の構成と併せてクラ
ンクシャフト156、プラネタリキャリア軸127、モ
ータMG1の回転軸125、MG2の回転軸126の結
合について説明する。プラネタリギヤ120は、サンギ
ヤ121、リングギヤ122なる同軸の2つのギヤと、
サンギヤ121とリングギヤ122との間に配置されサ
ンギヤ121の外周を自転しながら公転する複数のプラ
ネタリピニオンギヤ123の3つから構成される。サン
ギヤ121はプラネタリキャリア軸127に軸中心を貫
通された中空のサンギヤ軸125を介してモータMG1
のロータ132に結合され、リングギヤ122はリング
ギヤ軸126を介してモータMG2のロータ142に結
合されている。また、プラネタリピニオンギヤ123
は、その回転軸を軸支するプラネタリキャリア124を
介してプラネタリキャリア軸127に結合され、プラネ
タリキャリア軸127はクランクシャフト156に結合
されている。機構学上周知のことであるが、プラネタリ
ギヤ120は上述のサンギヤ軸125、リングギヤ軸1
26およびクランクシャフト156の3軸のうちいずれ
か2軸へ入出力される動力が決定されると、残余の1軸
に入出力される動力が決定されるという性質を有してい
る。
ンクシャフト156、プラネタリキャリア軸127、モ
ータMG1の回転軸125、MG2の回転軸126の結
合について説明する。プラネタリギヤ120は、サンギ
ヤ121、リングギヤ122なる同軸の2つのギヤと、
サンギヤ121とリングギヤ122との間に配置されサ
ンギヤ121の外周を自転しながら公転する複数のプラ
ネタリピニオンギヤ123の3つから構成される。サン
ギヤ121はプラネタリキャリア軸127に軸中心を貫
通された中空のサンギヤ軸125を介してモータMG1
のロータ132に結合され、リングギヤ122はリング
ギヤ軸126を介してモータMG2のロータ142に結
合されている。また、プラネタリピニオンギヤ123
は、その回転軸を軸支するプラネタリキャリア124を
介してプラネタリキャリア軸127に結合され、プラネ
タリキャリア軸127はクランクシャフト156に結合
されている。機構学上周知のことであるが、プラネタリ
ギヤ120は上述のサンギヤ軸125、リングギヤ軸1
26およびクランクシャフト156の3軸のうちいずれ
か2軸へ入出力される動力が決定されると、残余の1軸
に入出力される動力が決定されるという性質を有してい
る。
【0024】リングギヤ122には、動力の取り出し用
の動力取出ギヤ128がモータMG1側に結合されてい
る。この動力取出ギヤ128は、チェーンベルト129
により動力伝達ギヤ111に接続されており、動力取出
ギヤ128と動力伝達ギヤ111との間で動力の伝達が
なされる。上述の構成およびプラネタリギヤ120の性
質に基づいて、ハイブリッド車輌はモータMG2のみを
駆動源として走行することもできるし、エンジン150
とモータMG2の双方を駆動源として走行することもで
きる。エンジン150とモータMG2の双方を駆動源と
して走行する場合には、必要なトルクおよびモータMG
2で発生し得るトルクに応じて、エンジン150を効率
のよい運転ポイントで運転できるため、エンジン150
のみを駆動源とする車輌に比べて省資源性および排気浄
化性に優れている。このような機能に基づいて、ハイブ
リッド車輌は普段モータMG2のみで走行しており、バ
ッテリ194の残容量が少なくなっていずれ走行に支障
が生じることが予想されるようになった場合や、加速時
や登坂時などさらに動力が必要となった場合等に、エン
ジン150を始動するという形で駆動源の使い分けをし
ている。一方、クランクシャフト156の回転を、プラ
ネタリキャリア軸127およびサンギヤ軸125を介し
てモータMG1に伝達することができるため、エンジン
150の運転によりモータMG1で発電しつつ走行する
ことも可能である。
の動力取出ギヤ128がモータMG1側に結合されてい
る。この動力取出ギヤ128は、チェーンベルト129
により動力伝達ギヤ111に接続されており、動力取出
ギヤ128と動力伝達ギヤ111との間で動力の伝達が
なされる。上述の構成およびプラネタリギヤ120の性
質に基づいて、ハイブリッド車輌はモータMG2のみを
駆動源として走行することもできるし、エンジン150
とモータMG2の双方を駆動源として走行することもで
きる。エンジン150とモータMG2の双方を駆動源と
して走行する場合には、必要なトルクおよびモータMG
2で発生し得るトルクに応じて、エンジン150を効率
のよい運転ポイントで運転できるため、エンジン150
のみを駆動源とする車輌に比べて省資源性および排気浄
化性に優れている。このような機能に基づいて、ハイブ
リッド車輌は普段モータMG2のみで走行しており、バ
ッテリ194の残容量が少なくなっていずれ走行に支障
が生じることが予想されるようになった場合や、加速時
や登坂時などさらに動力が必要となった場合等に、エン
ジン150を始動するという形で駆動源の使い分けをし
ている。一方、クランクシャフト156の回転を、プラ
ネタリキャリア軸127およびサンギヤ軸125を介し
てモータMG1に伝達することができるため、エンジン
150の運転によりモータMG1で発電しつつ走行する
ことも可能である。
【0025】次に本実施例のエンジン150およびEH
C206の制御について説明する。図4は、エンジン1
50の始動処理の流れを示したフローチャートである。
処理が開始されると(ステップS300)、制御ユニッ
ト190はバッテリ残容量SOCを検出する(ステップ
S305)。残容量SOCは、先に述べた残容量検出器
199により検出されるものである。煩雑さを避けるた
めフローチャートには示していないが、制御ユニット1
90はアクセルペダルの踏み込み量AP等の運転操作や
速度等の車輌の走行状態も予め読み込んでいる。次にス
テップS310に進み、エンジン150の始動が必要で
あるか否かを判断する。制御ユニット190は、入力し
た種々の信号から車輌の走行状態を考慮した上でバッテ
リ194の残容量SOCが走行を維持するのに十分でな
い場合には、エンジン150の始動が必要であると判断
する。その他、バッテリ194の残容量SOCは十分で
あっても、加速時や登坂時等、走行にさらに動力が必要
とされる場合にはエンジン150の始動が必要であると
判断される。ここで、エンジン150の始動が必要ない
と判断された場合には、エンジン始動処理を終了する
(ステップS340)。
C206の制御について説明する。図4は、エンジン1
50の始動処理の流れを示したフローチャートである。
処理が開始されると(ステップS300)、制御ユニッ
ト190はバッテリ残容量SOCを検出する(ステップ
S305)。残容量SOCは、先に述べた残容量検出器
199により検出されるものである。煩雑さを避けるた
めフローチャートには示していないが、制御ユニット1
90はアクセルペダルの踏み込み量AP等の運転操作や
速度等の車輌の走行状態も予め読み込んでいる。次にス
テップS310に進み、エンジン150の始動が必要で
あるか否かを判断する。制御ユニット190は、入力し
た種々の信号から車輌の走行状態を考慮した上でバッテ
リ194の残容量SOCが走行を維持するのに十分でな
い場合には、エンジン150の始動が必要であると判断
する。その他、バッテリ194の残容量SOCは十分で
あっても、加速時や登坂時等、走行にさらに動力が必要
とされる場合にはエンジン150の始動が必要であると
判断される。ここで、エンジン150の始動が必要ない
と判断された場合には、エンジン始動処理を終了する
(ステップS340)。
【0026】エンジン150の始動開始が必要と判断さ
れた場合には、触媒温度センサ204aで検出された触
媒温度(以下、触媒床温という)が温度T0より大きい
か否かを判断する(ステップS315)。温度T0は、
触媒の活性温度であり、本実施例では摂氏約400度程
度である。触媒床温が温度T0以下である場合には、エ
ンジン150の始動に先立ち触媒の加熱が必要であるた
め、後で詳述する触媒加熱処理を実施する(ステップS
400)。触媒加熱処理は、所定の時間間隔で触媒床温
が温度T0に達するまで実施される(ステップS31
5,S400)。なお、触媒加熱処理(ステップS40
0)の中でEHC206への通電が行われている場合に
は、フラグFEHCに値1が代入され、エンジン150
が後述する各運転モードで始動されている場合には、フ
ラグFENGに値1が代入されている。なお、フローチ
ャートには示していないが、フラグFEHCおよびフラ
グFENGはエンジン始動処理が開始された時点で初期
化(値0が代入)されている。
れた場合には、触媒温度センサ204aで検出された触
媒温度(以下、触媒床温という)が温度T0より大きい
か否かを判断する(ステップS315)。温度T0は、
触媒の活性温度であり、本実施例では摂氏約400度程
度である。触媒床温が温度T0以下である場合には、エ
ンジン150の始動に先立ち触媒の加熱が必要であるた
め、後で詳述する触媒加熱処理を実施する(ステップS
400)。触媒加熱処理は、所定の時間間隔で触媒床温
が温度T0に達するまで実施される(ステップS31
5,S400)。なお、触媒加熱処理(ステップS40
0)の中でEHC206への通電が行われている場合に
は、フラグFEHCに値1が代入され、エンジン150
が後述する各運転モードで始動されている場合には、フ
ラグFENGに値1が代入されている。なお、フローチ
ャートには示していないが、フラグFEHCおよびフラ
グFENGはエンジン始動処理が開始された時点で初期
化(値0が代入)されている。
【0027】触媒床温が温度T0以上に達した場合(ス
テップS315)には、制御ユニット190は、フラグ
FEHCが値1であるか否かを判断する(ステップS3
20)。フラグFEHCが値1の場合には触媒加熱処理
(ステップS400)においてEHC206への通電が
開始されたことを示しているので、制御ユニット190
はEHC206への通電をオフにする(ステップS32
5)。フラグFEHCが値0である場合には、この処理
は行なわない。なお、煩雑さを回避するためフローチャ
ートには示していないが、EHC206への通電のチャ
タリングを防止するため、触媒床温が温度T0よりもや
や高い温度でEHC206への通電をオフにするよう、
ヒステリシスをもたせてある。
テップS315)には、制御ユニット190は、フラグ
FEHCが値1であるか否かを判断する(ステップS3
20)。フラグFEHCが値1の場合には触媒加熱処理
(ステップS400)においてEHC206への通電が
開始されたことを示しているので、制御ユニット190
はEHC206への通電をオフにする(ステップS32
5)。フラグFEHCが値0である場合には、この処理
は行なわない。なお、煩雑さを回避するためフローチャ
ートには示していないが、EHC206への通電のチャ
タリングを防止するため、触媒床温が温度T0よりもや
や高い温度でEHC206への通電をオフにするよう、
ヒステリシスをもたせてある。
【0028】制御ユニット190は、次のステップでフ
ラグFENGが値0であるか否かを判断する(ステップ
S330)。フラグFENGが値0である場合には、エ
ンジン150の始動を行なって(ステップS335)、
エンジン始動処理を終了する(ステップS340)。フ
ラグFENGが値1である場合には、触媒加熱処理(S
400)において、既にエンジン150が始動されてい
るため、改めてエンジン150を始動する必要はなく、
エンジン始動処理を終了する(ステップS340)。
ラグFENGが値0であるか否かを判断する(ステップ
S330)。フラグFENGが値0である場合には、エ
ンジン150の始動を行なって(ステップS335)、
エンジン始動処理を終了する(ステップS340)。フ
ラグFENGが値1である場合には、触媒加熱処理(S
400)において、既にエンジン150が始動されてい
るため、改めてエンジン150を始動する必要はなく、
エンジン始動処理を終了する(ステップS340)。
【0029】次に触媒加熱処理(ステップS400)の
流れを図5により説明する。触媒加熱処理が開始される
と、制御ユニット190は触媒温度センサ204aで検
出された触媒温度を読み込み(ステップS405)、触
媒加熱エネルギEHEATを算出する(ステップS41
0)。触媒加熱エネルギEHEATは、触媒の活性温度
T0と上記検出された触媒温度との差を基準として算出
されるエネルギであり、活性温度T0に達するために触
媒に加えられるべきエネルギを意味する。次に、制御ユ
ニット190は、走行エネルギEDRIVEを算出する
(ステップS415)。走行エネルギEDRIVEは、
車輌の走行速度やアクセル踏み込み量など制御ユニット
190が別途読み込むデータを用いて算出されるエネル
ギであり、現在の走行状態を維持するために車輌に供給
する必要があるエネルギを意味する。
流れを図5により説明する。触媒加熱処理が開始される
と、制御ユニット190は触媒温度センサ204aで検
出された触媒温度を読み込み(ステップS405)、触
媒加熱エネルギEHEATを算出する(ステップS41
0)。触媒加熱エネルギEHEATは、触媒の活性温度
T0と上記検出された触媒温度との差を基準として算出
されるエネルギであり、活性温度T0に達するために触
媒に加えられるべきエネルギを意味する。次に、制御ユ
ニット190は、走行エネルギEDRIVEを算出する
(ステップS415)。走行エネルギEDRIVEは、
車輌の走行速度やアクセル踏み込み量など制御ユニット
190が別途読み込むデータを用いて算出されるエネル
ギであり、現在の走行状態を維持するために車輌に供給
する必要があるエネルギを意味する。
【0030】次に、制御ユニット190は、バッテリ1
94の残容量SOCが触媒加熱エネルギEHEATと走
行エネルギEDRIVEを加えたエネルギ量より大きい
か否かを判断する(ステップS420)。言い換えれ
ば、バッテリ194の残容量SOCは上記エネルギを供
給するのに十分であるか否かを判断する。なお、バッテ
リ194の残容量SOCと上記各エネルギは直接比較で
きるものではなく、当然、共通の単位系に置き換えて比
較される。
94の残容量SOCが触媒加熱エネルギEHEATと走
行エネルギEDRIVEを加えたエネルギ量より大きい
か否かを判断する(ステップS420)。言い換えれ
ば、バッテリ194の残容量SOCは上記エネルギを供
給するのに十分であるか否かを判断する。なお、バッテ
リ194の残容量SOCと上記各エネルギは直接比較で
きるものではなく、当然、共通の単位系に置き換えて比
較される。
【0031】バッテリ194の残容量SOCが触媒加熱
エネルギEHEATと走行エネルギEDRIVEを加え
たエネルギ量より大きい場合、即ち、バッテリ194は
走行を維持しつつ触媒加熱も十分行なうことができる残
容量を有している場合には、制御ユニット190は、E
HC206への通電量を最大値Emaxに設定し(ステ
ップS455)、EHC206への通電を行なう(ステ
ップS460)。また、フラグFEHCに値1を代入し
て、触媒加熱処理を終了する(ステップS470)。後
で詳説するが、この状態は、図7における領域Aの状
態、即ち、触媒加熱エネルギEHEATと走行エネルギ
EDRIVEが全てバッテリ194により供給されてい
る状態に相当する。
エネルギEHEATと走行エネルギEDRIVEを加え
たエネルギ量より大きい場合、即ち、バッテリ194は
走行を維持しつつ触媒加熱も十分行なうことができる残
容量を有している場合には、制御ユニット190は、E
HC206への通電量を最大値Emaxに設定し(ステ
ップS455)、EHC206への通電を行なう(ステ
ップS460)。また、フラグFEHCに値1を代入し
て、触媒加熱処理を終了する(ステップS470)。後
で詳説するが、この状態は、図7における領域Aの状
態、即ち、触媒加熱エネルギEHEATと走行エネルギ
EDRIVEが全てバッテリ194により供給されてい
る状態に相当する。
【0032】バッテリ194の残容量SOCが触媒加熱
エネルギEHEATと走行エネルギEDRIVEを加え
たエネルギ量以下である場合には、制御ユニット190
は、バッテリ194の残容量SOCが走行エネルギED
RIVEより大きいか否か判断する(ステップS42
5)。バッテリ194の残容量SOCが走行エネルギE
DRIVEより大きい場合、即ち、バッテリ194はE
HC206への通電により触媒加熱を行なえる程の残容
量は有していないが現在の走行を維持することは可能で
ある場合には、制御ユニット190は後述する第1の運
転モードである急速暖機運転(ステップS430)を行
なう信号をEFIECU170に出力する。後で詳説す
るが、この状態は、図7における領域Bの状態、即ち、
触媒加熱エネルギEHEATの一部と走行エネルギED
RIVEの全てがバッテリ194により供給されている
状態に相当する。もっとも、この場合、エンジン150
の動力が車輌の走行に供されているため、正確には、走
行エネルギEDIRVEから、エンジン150の動力に
より提供されるエネルギを引いた残りがバッテリ194
により供給されていることになる。
エネルギEHEATと走行エネルギEDRIVEを加え
たエネルギ量以下である場合には、制御ユニット190
は、バッテリ194の残容量SOCが走行エネルギED
RIVEより大きいか否か判断する(ステップS42
5)。バッテリ194の残容量SOCが走行エネルギE
DRIVEより大きい場合、即ち、バッテリ194はE
HC206への通電により触媒加熱を行なえる程の残容
量は有していないが現在の走行を維持することは可能で
ある場合には、制御ユニット190は後述する第1の運
転モードである急速暖機運転(ステップS430)を行
なう信号をEFIECU170に出力する。後で詳説す
るが、この状態は、図7における領域Bの状態、即ち、
触媒加熱エネルギEHEATの一部と走行エネルギED
RIVEの全てがバッテリ194により供給されている
状態に相当する。もっとも、この場合、エンジン150
の動力が車輌の走行に供されているため、正確には、走
行エネルギEDIRVEから、エンジン150の動力に
より提供されるエネルギを引いた残りがバッテリ194
により供給されていることになる。
【0033】一方、バッテリ194の残容量SOCが走
行エネルギEDRIVE以下である場合、即ち、バッテ
リ194は現在の走行を維持することもできない程度の
残容量しか有していない場合には、制御ユニット190
は後述する第2の運転モードである発電優先運転(ステ
ップS435)を行なう信号をEFIECU170に出
力する。後で詳説するが、この状態は、図7における領
域Cの状態、即ち、触媒加熱エネルギEHEATと走行
エネルギEDRIVEのいずれもバッテリ194のみで
は供給できない状態に相当する。この場合、走行エネル
ギの不足分は、エンジン150の動力を駆動輪116,
118に伝達することで提供される。第1または第2の
運転モードでエンジン150を運転するよう指示した
後、制御ユニット190はフラグFENGに値1を代入
する(ステップS440)。
行エネルギEDRIVE以下である場合、即ち、バッテ
リ194は現在の走行を維持することもできない程度の
残容量しか有していない場合には、制御ユニット190
は後述する第2の運転モードである発電優先運転(ステ
ップS435)を行なう信号をEFIECU170に出
力する。後で詳説するが、この状態は、図7における領
域Cの状態、即ち、触媒加熱エネルギEHEATと走行
エネルギEDRIVEのいずれもバッテリ194のみで
は供給できない状態に相当する。この場合、走行エネル
ギの不足分は、エンジン150の動力を駆動輪116,
118に伝達することで提供される。第1または第2の
運転モードでエンジン150を運転するよう指示した
後、制御ユニット190はフラグFENGに値1を代入
する(ステップS440)。
【0034】続いて、制御ユニット190は再度、触媒
温度を読み込み、触媒加熱エネルギを算出する(ステッ
プS445)。フローチャートでは、ステップS445
に処理をまとめて示しているが、実際にはステップS4
05およびステップS410で行われた処理と同一の処
理である。同一の処理を再度行なうのは、ステップS4
45では第1または第2の運転モードでエンジン150
が運転しており、その排気によっても触媒が加熱される
ので、この加熱量を反映してEHC206への通電を行
なえば通電量を抑制できバッテリ194の消耗を抑制す
ることができるからである。制御ユニット190は、次
のステップでEHC通電量を算出し(ステップS45
0)、EHC206への通電を行なう(ステップS46
0)。具体的には、排気によって加熱された後の触媒温
度と触媒活性温度T0の差を基準として触媒加熱量を算
出し、その触媒加熱量を供給し得る通電量をEHC20
6に通電する。その後、制御ユニット190はフラグF
EHCに値1を代入して、触媒加熱処理を終了する(ス
テップS470)。
温度を読み込み、触媒加熱エネルギを算出する(ステッ
プS445)。フローチャートでは、ステップS445
に処理をまとめて示しているが、実際にはステップS4
05およびステップS410で行われた処理と同一の処
理である。同一の処理を再度行なうのは、ステップS4
45では第1または第2の運転モードでエンジン150
が運転しており、その排気によっても触媒が加熱される
ので、この加熱量を反映してEHC206への通電を行
なえば通電量を抑制できバッテリ194の消耗を抑制す
ることができるからである。制御ユニット190は、次
のステップでEHC通電量を算出し(ステップS45
0)、EHC206への通電を行なう(ステップS46
0)。具体的には、排気によって加熱された後の触媒温
度と触媒活性温度T0の差を基準として触媒加熱量を算
出し、その触媒加熱量を供給し得る通電量をEHC20
6に通電する。その後、制御ユニット190はフラグF
EHCに値1を代入して、触媒加熱処理を終了する(ス
テップS470)。
【0035】次に第1および第2の運転モードについて
説明する。第1の運転モードでは、エンジン150は急
速暖機運転を行なっている。本実施例では、点火プラグ
162の点火時期を遅角制御した運転を採用している。
点火プラグ162の点火時期はEFIECU170から
イグナイタ180に出力されるイグナイタ制御信号によ
り制御されており、通常は、エンジン150のピストン
154が上死点に達したときに混合気に点火された火炎
が燃焼室の約半分まで至るように制御されている。つま
り、点火プラグ162への点火から混合気の燃焼までの
時間遅れも考慮すると、ピストン154が上死点に達す
る前(進角側)に点火プラグ162が点火されるように
制御されている。また、点火時期はエンジン150の回
転数に応じても変化する。点火時期遅角制御では、この
点火時期を通常よりも遅らせた制御がなされる。これに
より、燃焼のタイミングが後ろにずれるため、排気の温
度が通常よりも高くなり、排気により触媒が加熱されや
すくなる。なお、点火時期遅角制御では、エンジン15
0の出力が通常よりも低下することになるため、遅角量
はエンジン150にかけられる負荷も考慮した適切な量
に制御している。
説明する。第1の運転モードでは、エンジン150は急
速暖機運転を行なっている。本実施例では、点火プラグ
162の点火時期を遅角制御した運転を採用している。
点火プラグ162の点火時期はEFIECU170から
イグナイタ180に出力されるイグナイタ制御信号によ
り制御されており、通常は、エンジン150のピストン
154が上死点に達したときに混合気に点火された火炎
が燃焼室の約半分まで至るように制御されている。つま
り、点火プラグ162への点火から混合気の燃焼までの
時間遅れも考慮すると、ピストン154が上死点に達す
る前(進角側)に点火プラグ162が点火されるように
制御されている。また、点火時期はエンジン150の回
転数に応じても変化する。点火時期遅角制御では、この
点火時期を通常よりも遅らせた制御がなされる。これに
より、燃焼のタイミングが後ろにずれるため、排気の温
度が通常よりも高くなり、排気により触媒が加熱されや
すくなる。なお、点火時期遅角制御では、エンジン15
0の出力が通常よりも低下することになるため、遅角量
はエンジン150にかけられる負荷も考慮した適切な量
に制御している。
【0036】本実施例では、点火時期の制御による急速
暖機運転としているが、その他の方法による急速暖機運
転としてもよい。例えば、エンジン150の排気バルブ
と吸気バルブが共に開いている時間、即ちバルブオーバ
ラップ量を小さくすることによりエンジン150の圧縮
率を高める方法等が考えられる。
暖機運転としているが、その他の方法による急速暖機運
転としてもよい。例えば、エンジン150の排気バルブ
と吸気バルブが共に開いている時間、即ちバルブオーバ
ラップ量を小さくすることによりエンジン150の圧縮
率を高める方法等が考えられる。
【0037】一方、第2の運転モードでは、エンジン1
50は、発電優先運転を行なっている。本実施例のハイ
ブリッド車輌では、エンジン150の回転を発電機MG
1に伝達することにより、発電することができることは
既に述べたが、この運転モードでは、発電機MG1にお
いて発電が効率よく行われるようエンジン150の回転
数およびトルクが制御される。ここで、第2の運転モー
ドで運転される場合には、バッテリ194の残容量SO
Cは現在の走行を維持することが困難な状態にあるた
め、エンジン150の動力は、発電のみならず走行の維
持にも使われることになる。図2および図3を用いて示
した通り、エンジン150が効率よく運転できる回転数
およびトルクは、エンジン150にかけられる負荷によ
り変化するため、第2の運転モードでは発電の負荷と走
行に必要となるエンジン150の動力の双方からエンジ
ン150にかけられる負荷を算出し、その負荷に対して
最も効率のよい回転数およびトルクでエンジン150を
運転することになる。
50は、発電優先運転を行なっている。本実施例のハイ
ブリッド車輌では、エンジン150の回転を発電機MG
1に伝達することにより、発電することができることは
既に述べたが、この運転モードでは、発電機MG1にお
いて発電が効率よく行われるようエンジン150の回転
数およびトルクが制御される。ここで、第2の運転モー
ドで運転される場合には、バッテリ194の残容量SO
Cは現在の走行を維持することが困難な状態にあるた
め、エンジン150の動力は、発電のみならず走行の維
持にも使われることになる。図2および図3を用いて示
した通り、エンジン150が効率よく運転できる回転数
およびトルクは、エンジン150にかけられる負荷によ
り変化するため、第2の運転モードでは発電の負荷と走
行に必要となるエンジン150の動力の双方からエンジ
ン150にかけられる負荷を算出し、その負荷に対して
最も効率のよい回転数およびトルクでエンジン150を
運転することになる。
【0038】以上の各運転モードについて、図6により
触媒加熱および走行に供給されるエネルギの内訳という
観点から説明する。図6(a)は触媒床温の時間的変化
を示したグラフであり、図6(b)から図6(d)は触
媒加熱および走行に供給されるエネルギ供給量の時間的
変化を示したグラフである。図6(b)がバッテリの容
量が十分に残存している場合に対応し、図6(c)が第
1の運転モードに対応し、図6(d)が第2の運転モー
ドに対応している。これら4つの図は、それぞれ時間軸
を合わせて描かれている。従って、触媒床温が温度T0
に達する時間をt1とすると、図6(b)から図6
(d)のグラフでもt1の時点で触媒加熱に必要なエネ
ルギが0となっている。なお、各図において走行に必要
なエネルギ量は直線Edで表され、これに触媒加熱に必
要なエネルギを加えたエネルギ量は線Ehで表されてい
る。また、バッテリ194の残容量SOCが破線b0、
b1、b2で表されている。また、各図では簡単のため
走行状態は一定、即ち、走行に必要なエネルギ量が一定
と仮定し、触媒加熱に必要なエネルギも直線的に変化す
るものとして図示した。
触媒加熱および走行に供給されるエネルギの内訳という
観点から説明する。図6(a)は触媒床温の時間的変化
を示したグラフであり、図6(b)から図6(d)は触
媒加熱および走行に供給されるエネルギ供給量の時間的
変化を示したグラフである。図6(b)がバッテリの容
量が十分に残存している場合に対応し、図6(c)が第
1の運転モードに対応し、図6(d)が第2の運転モー
ドに対応している。これら4つの図は、それぞれ時間軸
を合わせて描かれている。従って、触媒床温が温度T0
に達する時間をt1とすると、図6(b)から図6
(d)のグラフでもt1の時点で触媒加熱に必要なエネ
ルギが0となっている。なお、各図において走行に必要
なエネルギ量は直線Edで表され、これに触媒加熱に必
要なエネルギを加えたエネルギ量は線Ehで表されてい
る。また、バッテリ194の残容量SOCが破線b0、
b1、b2で表されている。また、各図では簡単のため
走行状態は一定、即ち、走行に必要なエネルギ量が一定
と仮定し、触媒加熱に必要なエネルギも直線的に変化す
るものとして図示した。
【0039】図6(b)に基づいて、バッテリ194の
残容量SOCが十分ある場合のエネルギの供給について
説明する。これは、図5を用いて説明したステップS4
55の場合に該当する。この状態では、図6(b)に示
すとおり、各時点でバッテリ194の残容量SOC(破
線b0)は走行エネルギおよび触媒加熱に必要なエネル
ギの双方(直線Eh)をまかなうのに十分残存してい
る。従って、触媒加熱に必要となるエネルギ(図6
(b)中(イ)の領域)を含め、全てのエネルギはバッ
テリ194により供給されている。バッテリ194の残
容量SOCは、図6(b)において破線b0が右下がり
に描かれている通り、走行エネルギおよび触媒加熱に必
要なエネルギの供給により時間とともに減少する。
残容量SOCが十分ある場合のエネルギの供給について
説明する。これは、図5を用いて説明したステップS4
55の場合に該当する。この状態では、図6(b)に示
すとおり、各時点でバッテリ194の残容量SOC(破
線b0)は走行エネルギおよび触媒加熱に必要なエネル
ギの双方(直線Eh)をまかなうのに十分残存してい
る。従って、触媒加熱に必要となるエネルギ(図6
(b)中(イ)の領域)を含め、全てのエネルギはバッ
テリ194により供給されている。バッテリ194の残
容量SOCは、図6(b)において破線b0が右下がり
に描かれている通り、走行エネルギおよび触媒加熱に必
要なエネルギの供給により時間とともに減少する。
【0040】図6(c)に基づいて、第1の運転モード
による場合、即ち、バッテリ194の残容量SOCが触
媒加熱を行なうことができる程は残存していないが、走
行を維持することができる程度には残存している場合の
エネルギの供給について説明する。これは、図5を用い
て説明したステップS430の場合に該当する。この状
態では、図6(c)に示すとおり、バッテリ194の残
容量(破線b1)が走行エネルギ(線Ed)よりは大き
く、これに触媒加熱エネルギを加えたエネルギ(線E
h)よりは小さい状態にある。この状態にある時点で
は、バッテリ194は触媒加熱に必要なエネルギの一部
(図6(c)中の領域(ニ))しか供給することができ
ない。不足しているエネルギ( 図6(c)中の領域
(ハ)(ロ))は、第1の運転モードで運転されている
エンジン150により供給されることになる。この不足
分のエネルギは、エンジン150の排気による供給(図
6(c)領域(ロ))とエンジン150の運転により発
電機MG1で発電されEHC206に通電されることに
よる供給(図6(c)領域(ハ))の2つの形態で供給
される。もっとも、エンジン150の動力は、直接駆動
輪116,118にも伝達されるため、図6(c)では
省略してあるが、走行エネルギの一部もエンジン150
により供給されることになる。
による場合、即ち、バッテリ194の残容量SOCが触
媒加熱を行なうことができる程は残存していないが、走
行を維持することができる程度には残存している場合の
エネルギの供給について説明する。これは、図5を用い
て説明したステップS430の場合に該当する。この状
態では、図6(c)に示すとおり、バッテリ194の残
容量(破線b1)が走行エネルギ(線Ed)よりは大き
く、これに触媒加熱エネルギを加えたエネルギ(線E
h)よりは小さい状態にある。この状態にある時点で
は、バッテリ194は触媒加熱に必要なエネルギの一部
(図6(c)中の領域(ニ))しか供給することができ
ない。不足しているエネルギ( 図6(c)中の領域
(ハ)(ロ))は、第1の運転モードで運転されている
エンジン150により供給されることになる。この不足
分のエネルギは、エンジン150の排気による供給(図
6(c)領域(ロ))とエンジン150の運転により発
電機MG1で発電されEHC206に通電されることに
よる供給(図6(c)領域(ハ))の2つの形態で供給
される。もっとも、エンジン150の動力は、直接駆動
輪116,118にも伝達されるため、図6(c)では
省略してあるが、走行エネルギの一部もエンジン150
により供給されることになる。
【0041】エンジン150の排気によるエネルギ供給
量を多くするために、第1の運転モードでは既に述べた
通り、点火プラグ160の点火時期の遅角制御が行われ
ている。図6(c)における状態では、上記3つの形態
で触媒加熱に必要なエネルギが図6(b)と同じ量だけ
供給されることになるため、床温も時間t1で温度T0
まで上昇する。なお、図6(c)で破線b1が右下がり
に描かれている通り、バッテリ194の残容量SOC
は、走行エネルギおよび触媒加熱に必要なエネルギの供
給により時間とともに減少する。
量を多くするために、第1の運転モードでは既に述べた
通り、点火プラグ160の点火時期の遅角制御が行われ
ている。図6(c)における状態では、上記3つの形態
で触媒加熱に必要なエネルギが図6(b)と同じ量だけ
供給されることになるため、床温も時間t1で温度T0
まで上昇する。なお、図6(c)で破線b1が右下がり
に描かれている通り、バッテリ194の残容量SOC
は、走行エネルギおよび触媒加熱に必要なエネルギの供
給により時間とともに減少する。
【0042】図6(d)に基づいて、第2の運転モード
による場合、即ち、バッテリ194の残容量SOCが走
行を維持することもできない程しか残存していない場合
のエネルギの供給について説明する。これは、図5を用
いて説明したステップS435の場合に該当する。この
状態では、図6(d)に示す通り、バッテリ194の残
容量SOC(破線b2)は走行エネルギ(線Ed)より
も小さい状態にある。この状態にあるときは、バッテリ
194は触媒加熱に必要なエネルギを供給することがで
きず、走行に必要なエネルギの一部を供給することがで
きるのみである。不足しているエネルギ、つまり残りの
走行エネルギ(図6(d)領域(ト))、および触媒加
熱に必要なエネルギ(図6(d)領域(ヘ)、(ホ))
は、第2の運転モードで運転されているエンジン150
により供給される。走行エネルギの不足分(図6(d)
領域(ト))は、エンジン150の動力が車輌の駆動力
として駆動輪116、118に伝達されることにより供
給される。触媒加熱に必要なエネルギは、エンジン15
0の排気による供給(図6(d)領域(ホ))とエンジ
ン150の運転により発電機MG1で発電されEHC2
06に通電されることによる供給(図6(d)領域
(ヘ))の2つの形態で供される。
による場合、即ち、バッテリ194の残容量SOCが走
行を維持することもできない程しか残存していない場合
のエネルギの供給について説明する。これは、図5を用
いて説明したステップS435の場合に該当する。この
状態では、図6(d)に示す通り、バッテリ194の残
容量SOC(破線b2)は走行エネルギ(線Ed)より
も小さい状態にある。この状態にあるときは、バッテリ
194は触媒加熱に必要なエネルギを供給することがで
きず、走行に必要なエネルギの一部を供給することがで
きるのみである。不足しているエネルギ、つまり残りの
走行エネルギ(図6(d)領域(ト))、および触媒加
熱に必要なエネルギ(図6(d)領域(ヘ)、(ホ))
は、第2の運転モードで運転されているエンジン150
により供給される。走行エネルギの不足分(図6(d)
領域(ト))は、エンジン150の動力が車輌の駆動力
として駆動輪116、118に伝達されることにより供
給される。触媒加熱に必要なエネルギは、エンジン15
0の排気による供給(図6(d)領域(ホ))とエンジ
ン150の運転により発電機MG1で発電されEHC2
06に通電されることによる供給(図6(d)領域
(ヘ))の2つの形態で供される。
【0043】第2の運転モードではバッテリ194の残
容量SOCを回復させることが最優先であるため、既に
述べた通り、バッテリ194の不足容量に応じた運転状
態で、発電を優先した運転が行われている。図6(d)
における状態では、触媒加熱に必要なエネルギが、上記
の2つの形態で図6(b)の場合と同じ量だけ供給され
るため、床温も時間t1で温度T0まで上昇する。この
運転状態におけるバッテリ194の残容量SOCの時間
的変化はバッテリ194が供給する走行エネルギ量(図
6(d)領域(ト))とエンジン150の運転により発
電機MG1で発電される電力の大小関係により決まる。
例えば、バッテリ194が供給する走行エネルギ量の方
が多い場合は、図6(d)で破線b2が右下がりに描か
れている通り、バッテリ194の残容量SOCは、走行
エネルギおよび触媒加熱に必要なエネルギの供給により
時間とともに減少する。
容量SOCを回復させることが最優先であるため、既に
述べた通り、バッテリ194の不足容量に応じた運転状
態で、発電を優先した運転が行われている。図6(d)
における状態では、触媒加熱に必要なエネルギが、上記
の2つの形態で図6(b)の場合と同じ量だけ供給され
るため、床温も時間t1で温度T0まで上昇する。この
運転状態におけるバッテリ194の残容量SOCの時間
的変化はバッテリ194が供給する走行エネルギ量(図
6(d)領域(ト))とエンジン150の運転により発
電機MG1で発電される電力の大小関係により決まる。
例えば、バッテリ194が供給する走行エネルギ量の方
が多い場合は、図6(d)で破線b2が右下がりに描か
れている通り、バッテリ194の残容量SOCは、走行
エネルギおよび触媒加熱に必要なエネルギの供給により
時間とともに減少する。
【0044】なお、第2の運転モードでは排気温度を上
昇させるための点火時期の遅角制御をしている訳ではな
いが、第1の運転モードに比べてエンジン150にかけ
られる負荷が大きいため、結果として排気により供給さ
れるエネルギの総量は第1の運転モードによる供給され
るエネルギよりも大きくなる(図6(d)領域(ホ)は
図6(c)領域(ロ)より面積が大きい)。
昇させるための点火時期の遅角制御をしている訳ではな
いが、第1の運転モードに比べてエンジン150にかけ
られる負荷が大きいため、結果として排気により供給さ
れるエネルギの総量は第1の運転モードによる供給され
るエネルギよりも大きくなる(図6(d)領域(ホ)は
図6(c)領域(ロ)より面積が大きい)。
【0045】上記では、走行エネルギおよび触媒加熱に
必要なエネルギの供給を時間との関係で説明したが、次
は、図7を用いてバッテリ残容量SOCとの関係で説明
する。図7(a)は触媒暖機に必要なエネルギの供給内
訳をバッテリ残容量SOCとの関係で図示したものであ
る。また、図7(b)は走行に必要なエネルギの供給内
訳をバッテリ残容量SOCとの関係で図示したものであ
る。
必要なエネルギの供給を時間との関係で説明したが、次
は、図7を用いてバッテリ残容量SOCとの関係で説明
する。図7(a)は触媒暖機に必要なエネルギの供給内
訳をバッテリ残容量SOCとの関係で図示したものであ
る。また、図7(b)は走行に必要なエネルギの供給内
訳をバッテリ残容量SOCとの関係で図示したものであ
る。
【0046】バッテリ残容量SOCが値V1以上である
場合には(図7領域A)、図6(b)の状態に相当し、
バッテリ194のみで触媒加熱に必要なエネルギおよび
走行に必要なエネルギの双方を供給することができる。
この値V1は、触媒温度および走行状態によって変化す
る値である。つまり、触媒温度が低く、かつ、登坂状態
等高い走行エネルギが必要とされる場合には、値V1は
高くなる。一方、触媒温度が比較的活性温度に近く、下
り坂を走行中等走行エネルギも低くてよい場合には、値
V1は低くなる。
場合には(図7領域A)、図6(b)の状態に相当し、
バッテリ194のみで触媒加熱に必要なエネルギおよび
走行に必要なエネルギの双方を供給することができる。
この値V1は、触媒温度および走行状態によって変化す
る値である。つまり、触媒温度が低く、かつ、登坂状態
等高い走行エネルギが必要とされる場合には、値V1は
高くなる。一方、触媒温度が比較的活性温度に近く、下
り坂を走行中等走行エネルギも低くてよい場合には、値
V1は低くなる。
【0047】次に、バッテリ194の残容量が値V1よ
りも小さく、値V2よりも大きい場合には(図7領域
B)、図6(c)の状態に相当し、バッテリ194は、
走行エネルギを供給することはできるが、触媒暖機に必
要なエネルギを全て供給することはできない状態とな
る。この値V2は上述の値V1と同様、車輌の走行状態
によって変化する値である。従って、バッテリ194の
残容量が値V1よりも小さく値V2よりも大きくなる場
合としては、単純にバッテリ194の電力が消耗された
場合の他、車輌の加速が要求されたときなど走行エネル
ギが急増した場合も考えられる。この状態では、既に述
べた通り、エンジン150は第1の運転モードで運転さ
れており、触媒暖機に必要なエネルギの一部を排気によ
り供給している(図7(a)領域(イ))。前述の通
り、図7領域Bにおいて、エンジン150の動力は、駆
動輪116,118にも伝達されているため、走行エネ
ルギの一部もエンジン150により供給されていること
になる。
りも小さく、値V2よりも大きい場合には(図7領域
B)、図6(c)の状態に相当し、バッテリ194は、
走行エネルギを供給することはできるが、触媒暖機に必
要なエネルギを全て供給することはできない状態とな
る。この値V2は上述の値V1と同様、車輌の走行状態
によって変化する値である。従って、バッテリ194の
残容量が値V1よりも小さく値V2よりも大きくなる場
合としては、単純にバッテリ194の電力が消耗された
場合の他、車輌の加速が要求されたときなど走行エネル
ギが急増した場合も考えられる。この状態では、既に述
べた通り、エンジン150は第1の運転モードで運転さ
れており、触媒暖機に必要なエネルギの一部を排気によ
り供給している(図7(a)領域(イ))。前述の通
り、図7領域Bにおいて、エンジン150の動力は、駆
動輪116,118にも伝達されているため、走行エネ
ルギの一部もエンジン150により供給されていること
になる。
【0048】なお、図7(a)において、バッテリ19
4の残容量が値V1より小さくなった時点で、EHC2
06への通電により供給されるエネルギが階段状に減少
しているのは、エンジン150を効率よく運転するよう
制御しているためである。前述の通り、エンジン150
は種々のトルクおよび回転数で運転可能ではあるが、そ
の中で効率のよい運転状態は比較的限定されている。車
輌を高効率で運転するために、エンジン150にかけら
れる負荷に応じた効率的な運転状態を選択してエンジン
150は運転制御されており、その結果エンジン150
により供給されるエネルギはバッテリ194の残容量に
応じて階段状に変化する。
4の残容量が値V1より小さくなった時点で、EHC2
06への通電により供給されるエネルギが階段状に減少
しているのは、エンジン150を効率よく運転するよう
制御しているためである。前述の通り、エンジン150
は種々のトルクおよび回転数で運転可能ではあるが、そ
の中で効率のよい運転状態は比較的限定されている。車
輌を高効率で運転するために、エンジン150にかけら
れる負荷に応じた効率的な運転状態を選択してエンジン
150は運転制御されており、その結果エンジン150
により供給されるエネルギはバッテリ194の残容量に
応じて階段状に変化する。
【0049】このときEHC206への通電量も統合的
に制御されている。つまり、エンジン150について効
率的な運転状態が選択されると、その運転状態における
排気により供給されるエネルギが決定され、EHC20
6により触媒に供給されるエネルギも決定される。その
エネルギ量は、触媒加熱エネルギ(EHEAT)からエ
ンジン150により供給されるエネルギを引いた量であ
る。EHC206への通電量はこのエネルギが供給でき
る量に決定される。従って、図7でバッテリ充電量が値
V1付近にあるときは、バッテリ194の残容量に余裕
をもちながら、EHC206への通電量を抑制し、バッ
テリ194の消耗を抑えているのである。
に制御されている。つまり、エンジン150について効
率的な運転状態が選択されると、その運転状態における
排気により供給されるエネルギが決定され、EHC20
6により触媒に供給されるエネルギも決定される。その
エネルギ量は、触媒加熱エネルギ(EHEAT)からエ
ンジン150により供給されるエネルギを引いた量であ
る。EHC206への通電量はこのエネルギが供給でき
る量に決定される。従って、図7でバッテリ充電量が値
V1付近にあるときは、バッテリ194の残容量に余裕
をもちながら、EHC206への通電量を抑制し、バッ
テリ194の消耗を抑えているのである。
【0050】図7(a)では煩雑さを避けるため、領域
B内ではエネルギの供給内訳は一定としているが、エン
ジン150にかけられる負荷に応じて、エンジン150
の効率的な運転状態も変化していくため、領域B内でも
数段階の階段状に変化する可能性もある。また、本実施
例では、エンジン150により供給されるエネルギが階
段状に変化するように制御されている場合を示している
が、バッテリ194の消耗も考慮しつつ車輌を全体とし
て高効率で運転できるのであれば、エンジン150によ
り供給されるエネルギがバッテリ194の残容量に応じ
て連続的に変化するように制御するものとしてもよい。
B内ではエネルギの供給内訳は一定としているが、エン
ジン150にかけられる負荷に応じて、エンジン150
の効率的な運転状態も変化していくため、領域B内でも
数段階の階段状に変化する可能性もある。また、本実施
例では、エンジン150により供給されるエネルギが階
段状に変化するように制御されている場合を示している
が、バッテリ194の消耗も考慮しつつ車輌を全体とし
て高効率で運転できるのであれば、エンジン150によ
り供給されるエネルギがバッテリ194の残容量に応じ
て連続的に変化するように制御するものとしてもよい。
【0051】さらにバッテリ194の残容量が低く、値
V2以下である場合は(図7領域C)、図6(d)の状
態に相当し、バッテリ194は走行に必要なエネルギを
供給することもできない状態となる。この状態ではエン
ジン150は既に述べた通り第2の運転モードで運転さ
れており、エンジン150は走行に必要なエネルギの一
部を供給しつつ(図7(b)領域(ハ))、触媒加熱に
必要なエネルギも供給されている。触媒加熱に必要なエ
ネルギはエンジン150により運転される発電機MG1
からEHC206への通電により供給される部分(図7
(a)領域(ロ))と、エンジン150の排気により供
給される部分(図7(a)領域(イ))がある。バッテ
リ194の残容量SOCが値V2以下の領域内でも、バ
ッテリ194の残容量SOCに応じてEHC206への
通電量およびバッテリから供給される走行エネルギ量は
階段状に変化していく。これは、第1の運転モードの場
合について上述したのと同様、エンジン150の効率的
な運転を考慮したものである。バッテリ194の残容量
SOCに応じて、エンジン150にかけられる負荷も変
化していくため、残容量SOCが値V2以下の領域内で
も、数段階の階段状に変化するようにエンジン150の
運転が制御されているのである。領域Cにおいても、車
輌を高効率で運転できるのであれば、エンジン150に
より供給されるエネルギがバッテリ194の残容量に応
じて連続的に変化するように制御するものとしてもよ
い。
V2以下である場合は(図7領域C)、図6(d)の状
態に相当し、バッテリ194は走行に必要なエネルギを
供給することもできない状態となる。この状態ではエン
ジン150は既に述べた通り第2の運転モードで運転さ
れており、エンジン150は走行に必要なエネルギの一
部を供給しつつ(図7(b)領域(ハ))、触媒加熱に
必要なエネルギも供給されている。触媒加熱に必要なエ
ネルギはエンジン150により運転される発電機MG1
からEHC206への通電により供給される部分(図7
(a)領域(ロ))と、エンジン150の排気により供
給される部分(図7(a)領域(イ))がある。バッテ
リ194の残容量SOCが値V2以下の領域内でも、バ
ッテリ194の残容量SOCに応じてEHC206への
通電量およびバッテリから供給される走行エネルギ量は
階段状に変化していく。これは、第1の運転モードの場
合について上述したのと同様、エンジン150の効率的
な運転を考慮したものである。バッテリ194の残容量
SOCに応じて、エンジン150にかけられる負荷も変
化していくため、残容量SOCが値V2以下の領域内で
も、数段階の階段状に変化するようにエンジン150の
運転が制御されているのである。領域Cにおいても、車
輌を高効率で運転できるのであれば、エンジン150に
より供給されるエネルギがバッテリ194の残容量に応
じて連続的に変化するように制御するものとしてもよ
い。
【0052】上述の実施例によれば、バッテリ194の
残容量SOCと触媒温度、車輌の走行状態に応じて、エ
ンジン150の運転状態を制御し、触媒を効率的に加熱
することができるため、触媒が活性温度に至るまでの間
に排出される総エミッションを低く抑えることができ
る。また、エンジン150の排気等による触媒の加熱を
考慮して、バッテリ194からEHC206への通電量
も抑えることができるため、バッテリ194の電力消費
も抑えることができる。つまり、触媒加熱の効率を高め
るように、エンジン150の運転状態とEHC206へ
の通電量を統合して制御することにより、総エミッショ
ンの排出を効率的に抑制することができる。しかも、バ
ッテリ194の残容量SOCがある一定値以下になった
時点でEHC206への通電を開始しエンジン150を
始動する従来の方法と異なり、触媒温度、車輌の走行状
態等を総合的に判断した上でエンジン150の始動が真
に必要か否かを判断することができるため、エンジン1
50の始動頻度を抑制することもでき、ハイブリッド車
輌が走行中に排出する総エミッションをさらに抑えるこ
とができる。
残容量SOCと触媒温度、車輌の走行状態に応じて、エ
ンジン150の運転状態を制御し、触媒を効率的に加熱
することができるため、触媒が活性温度に至るまでの間
に排出される総エミッションを低く抑えることができ
る。また、エンジン150の排気等による触媒の加熱を
考慮して、バッテリ194からEHC206への通電量
も抑えることができるため、バッテリ194の電力消費
も抑えることができる。つまり、触媒加熱の効率を高め
るように、エンジン150の運転状態とEHC206へ
の通電量を統合して制御することにより、総エミッショ
ンの排出を効率的に抑制することができる。しかも、バ
ッテリ194の残容量SOCがある一定値以下になった
時点でEHC206への通電を開始しエンジン150を
始動する従来の方法と異なり、触媒温度、車輌の走行状
態等を総合的に判断した上でエンジン150の始動が真
に必要か否かを判断することができるため、エンジン1
50の始動頻度を抑制することもでき、ハイブリッド車
輌が走行中に排出する総エミッションをさらに抑えるこ
とができる。
【0053】本実施例については、他の種々の形態も考
えられる。上述の実施例では、触媒温度を触媒温度セン
サ204aで検出しているが、触媒に供給されるエネル
ギ量と温度変化の関係はほぼ一定であるため、この関係
をデータとして制御ユニット190に接続されるROM
に記憶しておき、記憶されたデータに基づいてエンジン
150の運転時間やEHC206への通電時間から触媒
温度を推定する構成としてもよい。また、走行エネルギ
についても、急な上り坂の登坂時等、現実の運転で想定
される最大の走行エネルギに相当する一定値としてもよ
い。これらの構成により、上述の実施例よりも簡素な構
成でエミッションを抑えた運転を実現することができ
る。
えられる。上述の実施例では、触媒温度を触媒温度セン
サ204aで検出しているが、触媒に供給されるエネル
ギ量と温度変化の関係はほぼ一定であるため、この関係
をデータとして制御ユニット190に接続されるROM
に記憶しておき、記憶されたデータに基づいてエンジン
150の運転時間やEHC206への通電時間から触媒
温度を推定する構成としてもよい。また、走行エネルギ
についても、急な上り坂の登坂時等、現実の運転で想定
される最大の走行エネルギに相当する一定値としてもよ
い。これらの構成により、上述の実施例よりも簡素な構
成でエミッションを抑えた運転を実現することができ
る。
【0054】また、本実施例を適用するハイブリッド車
輌も種々の構成が可能である。図1ではエンジン150
およびモータMG2の駆動力をプラネタリギヤ120を
介して駆動輪116、118に伝達するハイブリッド車
輌の構成を示したが、エンジン150、モータMG1,
MG2についてプラネタリギヤ120を介した接続は図
8から図9に示す種々の形態としてもよい。例えば、
図1に示した構成では、リングギヤ軸126に出力され
た動力をリングギヤ122に結合された動力取出ギヤ1
28を介してモータMG1とモータMG2との間から取
り出したが、図8に変形例として示した構成のように、
リングギヤ軸126を延出して動力を取り出すものとし
てもよい。また、図9に変形例として示した構成のよう
に、エンジン150側からプラネタリギヤ120,モー
タMG2,モータMG1の順になるよう配置してもよ
い。この場合、サンギヤ軸125Bは中空でなくてもよ
く、リングギヤ軸126Bは中空軸とする必要がある。
この構成では、リングギヤ軸126Bに出力された動力
をエンジン150とモータMG2との間から取り出すこ
とができる。さらに、図示しないが、図1のおいてモー
タMG2とモータMG1を入れ替えた構成とすることも
可能である。
輌も種々の構成が可能である。図1ではエンジン150
およびモータMG2の駆動力をプラネタリギヤ120を
介して駆動輪116、118に伝達するハイブリッド車
輌の構成を示したが、エンジン150、モータMG1,
MG2についてプラネタリギヤ120を介した接続は図
8から図9に示す種々の形態としてもよい。例えば、
図1に示した構成では、リングギヤ軸126に出力され
た動力をリングギヤ122に結合された動力取出ギヤ1
28を介してモータMG1とモータMG2との間から取
り出したが、図8に変形例として示した構成のように、
リングギヤ軸126を延出して動力を取り出すものとし
てもよい。また、図9に変形例として示した構成のよう
に、エンジン150側からプラネタリギヤ120,モー
タMG2,モータMG1の順になるよう配置してもよ
い。この場合、サンギヤ軸125Bは中空でなくてもよ
く、リングギヤ軸126Bは中空軸とする必要がある。
この構成では、リングギヤ軸126Bに出力された動力
をエンジン150とモータMG2との間から取り出すこ
とができる。さらに、図示しないが、図1のおいてモー
タMG2とモータMG1を入れ替えた構成とすることも
可能である。
【0055】以上は、プラネタリギヤ120を用いた変
形例であるが、図10に示すように、プラネタリギヤ1
20を用いない構成をとってもよい。図10に示す構成
では、図1におけるモータMG1およびプラネタリギヤ
120に代えて、ロータ(インナロータ)234および
ステータ(アウタロータ)232の双方が同じ軸中心に
相対的に回転可能であり電磁継手として作用し得るクラ
ッチモータMG3を用いている。クラッチモータMG3
のアウタロータ232はエンジン150のクランクシャ
フト156に機械的に結合され、クラッチモータMG3
のインナロータ234およびモータMG2のロータ13
2は駆動軸112に結合されている。モータMG2のス
テータ133はケース119に固定されている。
形例であるが、図10に示すように、プラネタリギヤ1
20を用いない構成をとってもよい。図10に示す構成
では、図1におけるモータMG1およびプラネタリギヤ
120に代えて、ロータ(インナロータ)234および
ステータ(アウタロータ)232の双方が同じ軸中心に
相対的に回転可能であり電磁継手として作用し得るクラ
ッチモータMG3を用いている。クラッチモータMG3
のアウタロータ232はエンジン150のクランクシャ
フト156に機械的に結合され、クラッチモータMG3
のインナロータ234およびモータMG2のロータ13
2は駆動軸112に結合されている。モータMG2のス
テータ133はケース119に固定されている。
【0056】この構成では、プラネタリギヤ120に代
えて、クラッチモータMG3によりエネルギの分配を行
なう。クラッチモータMG3に入出力される電気的なエ
ネルギにより、インナロータ234とアウタロータ23
2の相対的な回転を制御し、エンジン150の動力を駆
動軸112に伝達することができる。また、モータMG
2のロータ132が駆動軸112に取り付けられている
ため、モータMG2を駆動源とすることもできる。さら
に、エンジン150の動力によりモータMG3で発電す
ることもできる。つまり、エンジン150の動力は直接
車輌の駆動力とすることもでき、モータMG3で発電し
た電力をEHC206に通電して触媒加熱に用いること
もできる。従って、このような構成のハイブリッド車輌
であっても、本発明を適用することができる。
えて、クラッチモータMG3によりエネルギの分配を行
なう。クラッチモータMG3に入出力される電気的なエ
ネルギにより、インナロータ234とアウタロータ23
2の相対的な回転を制御し、エンジン150の動力を駆
動軸112に伝達することができる。また、モータMG
2のロータ132が駆動軸112に取り付けられている
ため、モータMG2を駆動源とすることもできる。さら
に、エンジン150の動力によりモータMG3で発電す
ることもできる。つまり、エンジン150の動力は直接
車輌の駆動力とすることもでき、モータMG3で発電し
た電力をEHC206に通電して触媒加熱に用いること
もできる。従って、このような構成のハイブリッド車輌
であっても、本発明を適用することができる。
【0057】さらに、ハイブリッド車輌は図11に示す
ような、いわゆるシリーズ式の構成であっても構わな
い。シリーズ式のハイブリッド車輌では、エンジン15
0の動力は駆動輪116、118に伝達されることはな
く発電機Gの運転に使われ、車輌はバッテリ194の電
力によりモータMG4を動かすことにより駆動される。
このような構成であっても、バッテリ194の残容量S
OCが低下した場合にエンジン150の運転が必要とな
る点ではプラネタリギヤ120を用いた上記構成と変わ
りはないため、本発明を有効に適用することができる。
ような、いわゆるシリーズ式の構成であっても構わな
い。シリーズ式のハイブリッド車輌では、エンジン15
0の動力は駆動輪116、118に伝達されることはな
く発電機Gの運転に使われ、車輌はバッテリ194の電
力によりモータMG4を動かすことにより駆動される。
このような構成であっても、バッテリ194の残容量S
OCが低下した場合にエンジン150の運転が必要とな
る点ではプラネタリギヤ120を用いた上記構成と変わ
りはないため、本発明を有効に適用することができる。
【0058】上述の実施例では、排出されるエミッショ
ンを抑制することに主眼を置いて、排気浄化装置を効率
的に加熱し得るような条件でエンジン150の運転状態
を制御する例を示したが、排気浄化装置の温度上昇に関
与する所定の条件としては、このようなものに限定され
ず、その他の種々の条件が考えられる。例えば、排気浄
化装置の加熱効率は低い運転状態であっても、エンジン
150から排出されるエミッションが他の運転状態に比
較して低い運転状態があれば、触媒加熱の初期段階でそ
のような条件下での運転をするものとしてもよい。
ンを抑制することに主眼を置いて、排気浄化装置を効率
的に加熱し得るような条件でエンジン150の運転状態
を制御する例を示したが、排気浄化装置の温度上昇に関
与する所定の条件としては、このようなものに限定され
ず、その他の種々の条件が考えられる。例えば、排気浄
化装置の加熱効率は低い運転状態であっても、エンジン
150から排出されるエミッションが他の運転状態に比
較して低い運転状態があれば、触媒加熱の初期段階でそ
のような条件下での運転をするものとしてもよい。
【0059】以上、本発明の実施例およびその変形例に
ついて説明してきたが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、さらに種々
の変形が可能である。
ついて説明してきたが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、さらに種々
の変形が可能である。
【図1】本発明の実施例としての運転制御装置を組み込
んだハイブリッド車輌の概略構成図である。
んだハイブリッド車輌の概略構成図である。
【図2】エンジン150の運転ポイントと効率の関係を
例示するグラフである。
例示するグラフである。
【図3】エネルギ一定の曲線に沿ったエンジン150の
運転ポイントの効率とエンジン150の回転数Neとの
関係を例示するグラフである。
運転ポイントの効率とエンジン150の回転数Neとの
関係を例示するグラフである。
【図4】内燃機関始動処理の流れを示すフローチャート
である。
である。
【図5】触媒加熱処理の流れを示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】触媒の暖機に必要なエネルギの供給の様子を運
転モードごとに説明する説明図である。
転モードごとに説明する説明図である。
【図7】触媒暖機および走行に必要なエネルギの供給の
様子をバッテリの残容量SOCを基準として説明する説
明図である。
様子をバッテリの残容量SOCを基準として説明する説
明図である。
【図8】本発明を適用し得るハイブリッド車輌の他の構
成を示す概略構成図である。
成を示す概略構成図である。
【図9】本発明を適用し得るハイブリッド車輌の他の構
成を示す概略構成図である。
成を示す概略構成図である。
【図10】クラッチモータMG3を採用したハイブリッ
ド車輌の構成を示す概略構成図である。
ド車輌の構成を示す概略構成図である。
【図11】シリーズ式ハイブリッド車輌の構成を示す概
略構成図である。
略構成図である。
111…動力伝達ギヤ 112…駆動軸 114…ディファレンシャルギヤ 116,118…駆動輪 119…ケース 120…プラネタリギヤ 121…サンギヤ 122…リングギヤ 123…プラネタリピニオンギヤ 124…プラネタリキャリア 125、125B…サンギヤ軸 126、126B…リングギヤ軸 127…プラネタリキャリア軸 128…動力取出ギヤ 129…チェーンベルト 132…ロータ 133…ステータ 139…レゾルバ 142…ロータ 143…ステータ 149…レゾルバ 150…エンジン 151…燃料噴射弁 152…燃焼室 154…ピストン 156…クランクシャフト 157…レゾルバ 158…イグナイタ 160…ディストリビュータ 162…点火プラグ 164…アクセルペダル 164a…アクセルペダルポジションセンサ 165…ブレーキペダル 165a…ブレーキペダルポジションセンサ 170…EFIECU 176…回転数センサ 178…回転角度センサ 179…スタータスイッチ 182…シフトレバー 184…シフトポジションセンサ 190…制御ユニット 193…トランジスタインバータ 194…バッテリ 199…残容量検出器 200…吸入口 202…排気口 204…触媒コンバータ 204a…触媒温度センサ 206…EHC 208…サブ・マフラ 210…メイン・マフラ 232…アウタロータ 234…インナロータ 238…回転トランス G…発電機 MG1、MG2、MG4…モータ MG3…クラッチモータ
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関と、電動機と、該電動機の駆動
用電力を蓄え車輌の走行に伴って充放電される二次電池
と、前記内燃機関の排気系に設けられ所定の温度以上で
排気浄化を行なう排気浄化装置と、を備えたハイブリッ
ド車輌において、その運転を制御する運転制御装置であ
って、 前記二次電池の残容量を検出する残容量検出手段と、 前記二次電池からの通電を受けて前記排気浄化装置を加
熱する加熱手段と、 前記内燃機関の始動要求があったとき、検出された前記
二次電池の残容量に応じて、前記内燃機関を前記排気浄
化装置の温度上昇に関与する所定の条件で運転する内燃
機関運転制御手段と、 前記二次電池の残容量および前記内燃機関の運転条件に
応じて、前記二次電池から前記加熱手段への通電量を制
御する加熱制御手段と、 を備えた運転制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の運転制御装置はさらに、 前記排気浄化装置の温度を検出する温度検出手段と、 前記車輌の運転状態を検出する運転状態検出手段とを備
え、 前記内燃機関運転制御手段は、前記内燃機関の始動要求
があったとき、検出された前記二次電池の残容量、排気
浄化装置の温度および車輌の運転状態に応じて、前記内
燃機関を前記排気浄化装置の温度上昇に関与する所定の
条件で運転する手段である運転制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の運転制
御装置であって、 前記内燃機関運転制御手段は、前記所定の条件として、
前記内燃機関の始動に先立って前記二次電池による前記
排気浄化装置の加熱が充分に行なえない場合には、前記
検出された二次電池の残容量に基づいて、前記排気浄化
装置の温度を上昇しやすい運転状態または該二次電池を
充電しやすい運転状態のいずれかを選択し、該いずれか
の運転状態で内燃機関を運転する手段である運転制御装
置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11033497A JPH10288028A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ハイブリッド車輌の運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033497A JPH10288028A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ハイブリッド車輌の運転制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288028A true JPH10288028A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14533123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11033497A Pending JPH10288028A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ハイブリッド車輌の運転制御装置 |
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