JPH10288041A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
- Publication number
- JPH10288041A JPH10288041A JP9097336A JP9733697A JPH10288041A JP H10288041 A JPH10288041 A JP H10288041A JP 9097336 A JP9097336 A JP 9097336A JP 9733697 A JP9733697 A JP 9733697A JP H10288041 A JPH10288041 A JP H10288041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- control valve
- intake control
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】低負荷時における強力な渦流を簡易な構造で確
保し、高負荷時における吸入空気の流路抵抗を低減する
ことができる内燃機関の吸気装置を提供する。 【解決手段】吸気制御弁5a,5bは、一体となって開
閉する1つの吸気制御弁体5の中の吸気制御弁部5a,
5bとして形成されている。吸気管1aと吸気制御弁部
5aとは、吸気制御弁体5の最も閉じ側の開度で、吸気
管1aのピストン2伸縮方向伸び側の壁面と吸気制御弁
部5aの伸び側端部との間に所定の隙間11が形成され
るとともに吸気管1aのピストン2伸縮方向縮み側の流
路が吸気制御弁部5aの縮み側端部で遮られるように互
いに関連づけて構成され、このとき、吸気管1bが吸気
制御弁部5bによって全閉状態となるように互いに関連
づけて構成されている。
保し、高負荷時における吸入空気の流路抵抗を低減する
ことができる内燃機関の吸気装置を提供する。 【解決手段】吸気制御弁5a,5bは、一体となって開
閉する1つの吸気制御弁体5の中の吸気制御弁部5a,
5bとして形成されている。吸気管1aと吸気制御弁部
5aとは、吸気制御弁体5の最も閉じ側の開度で、吸気
管1aのピストン2伸縮方向伸び側の壁面と吸気制御弁
部5aの伸び側端部との間に所定の隙間11が形成され
るとともに吸気管1aのピストン2伸縮方向縮み側の流
路が吸気制御弁部5aの縮み側端部で遮られるように互
いに関連づけて構成され、このとき、吸気管1bが吸気
制御弁部5bによって全閉状態となるように互いに関連
づけて構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
内に空気を導く内燃機関の吸気装置に係わり、特に、運
転状態に応じて燃焼室内に吸気渦流を発生させる内燃機
関の吸気装置に関する。
内に空気を導く内燃機関の吸気装置に係わり、特に、運
転状態に応じて燃焼室内に吸気渦流を発生させる内燃機
関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの低負荷時に、希薄空燃
比とすることにより吸気時のポンピングロスを低減しつ
つ、シリンダ内に吸気渦流(横渦としてのスワールや縦
渦としてのタンブル)を発生させて所定の燃焼性を確保
する、いわゆるリーンバーンエンジンが知られている。
このエンジンによれば、ポンピングロスの低減効果のほ
か、燃費の低減やCO,HC,NOx等の有害排出ガス
の低減といった効果も得ることができる。ところで、こ
のリーンバーンエンジンにおいては、吸気渦流を運転状
態に合わせて最適な強さにすることが好ましい。例え
ば、エンジンの負荷が比較的低いときにはより強い渦流
として燃焼性の向上を図る一方、エンジンの負荷が比較
的高い時にはスワールを弱めてより多量の空気を高い充
填効率で吸入し、出力の向上を図るのが理想的である。
このような観点に立つ公知技術例として、例えば、特開
平5−296051号公報、特開平6−42356号公
報、特開平6−50154号公報がある。
比とすることにより吸気時のポンピングロスを低減しつ
つ、シリンダ内に吸気渦流(横渦としてのスワールや縦
渦としてのタンブル)を発生させて所定の燃焼性を確保
する、いわゆるリーンバーンエンジンが知られている。
このエンジンによれば、ポンピングロスの低減効果のほ
か、燃費の低減やCO,HC,NOx等の有害排出ガス
の低減といった効果も得ることができる。ところで、こ
のリーンバーンエンジンにおいては、吸気渦流を運転状
態に合わせて最適な強さにすることが好ましい。例え
ば、エンジンの負荷が比較的低いときにはより強い渦流
として燃焼性の向上を図る一方、エンジンの負荷が比較
的高い時にはスワールを弱めてより多量の空気を高い充
填効率で吸入し、出力の向上を図るのが理想的である。
このような観点に立つ公知技術例として、例えば、特開
平5−296051号公報、特開平6−42356号公
報、特開平6−50154号公報がある。
【0003】特開平5−296051号公報記載の構造
においては、2つの吸気管のうち一方の吸気管に吸気制
御弁を設ける。また、その吸気制御弁が部分開状態とな
ったときに吸気制御弁の水平方向側方において吸気管壁
面との間に所定のすきまが生じるように、吸気制御弁及
び吸気管の形状を構成するとともに、その吸気管下流端
近傍の形状を水平方向に少し曲がったヘリカルポートと
する。さらに、他方の吸気管には、その吸気管を全閉可
能な補助開閉弁を設ける。そして、低負荷時において
は、補助開閉弁を全閉とするとともに吸気制御弁を部分
開状態とすることにより、すきまを介して吸入空気を導
きさらにヘリカルポートでこれを増速して燃焼室内に強
力なスワールを生成する。高負荷時においては、補助開
閉弁及び吸気制御弁を全開とすることにより、多量の空
気をシリンダに吸入する。
においては、2つの吸気管のうち一方の吸気管に吸気制
御弁を設ける。また、その吸気制御弁が部分開状態とな
ったときに吸気制御弁の水平方向側方において吸気管壁
面との間に所定のすきまが生じるように、吸気制御弁及
び吸気管の形状を構成するとともに、その吸気管下流端
近傍の形状を水平方向に少し曲がったヘリカルポートと
する。さらに、他方の吸気管には、その吸気管を全閉可
能な補助開閉弁を設ける。そして、低負荷時において
は、補助開閉弁を全閉とするとともに吸気制御弁を部分
開状態とすることにより、すきまを介して吸入空気を導
きさらにヘリカルポートでこれを増速して燃焼室内に強
力なスワールを生成する。高負荷時においては、補助開
閉弁及び吸気制御弁を全開とすることにより、多量の空
気をシリンダに吸入する。
【0004】特開平6−42356号公報記載の構造に
おいても、上記同様、2つの吸気管のうち一方の吸気管
に吸気制御弁を設ける。そして、低負荷時においては、
吸気制御弁を全閉状態とすることにより、燃焼室内にス
ワールを生成する。高負荷時においては、吸気制御弁を
全開とすることにより、多量の空気をシリンダに吸入す
る。
おいても、上記同様、2つの吸気管のうち一方の吸気管
に吸気制御弁を設ける。そして、低負荷時においては、
吸気制御弁を全閉状態とすることにより、燃焼室内にス
ワールを生成する。高負荷時においては、吸気制御弁を
全開とすることにより、多量の空気をシリンダに吸入す
る。
【0005】特開平6−50154号公報記載の構造に
おいては、2つの吸気管の両方の吸入空気量を制御可能
な一体型吸気制御弁を設ける。また、その吸気制御弁が
最も閉じた状態となったときに吸気制御弁の上方におい
て吸気管壁面との間に所定のすきまが生じるように、吸
気制御弁及び吸気管の形状を構成する。さらに、一方の
吸気管には、吸気制御弁の上流側に、その吸気管を全閉
可能な切換弁を設ける。そして、低負荷時においては、
吸気制御弁を最も閉じた状態とするとともに一方の吸気
管の切換弁を全閉とし、他方の吸気管のすきまを介して
吸入空気を導く。これにより、燃焼室内に強力な斜めタ
ンブルを生成する。高負荷時においては、切換弁及び吸
気制御弁を全開とすることにより、多量の空気をシリン
ダに吸入する。
おいては、2つの吸気管の両方の吸入空気量を制御可能
な一体型吸気制御弁を設ける。また、その吸気制御弁が
最も閉じた状態となったときに吸気制御弁の上方におい
て吸気管壁面との間に所定のすきまが生じるように、吸
気制御弁及び吸気管の形状を構成する。さらに、一方の
吸気管には、吸気制御弁の上流側に、その吸気管を全閉
可能な切換弁を設ける。そして、低負荷時においては、
吸気制御弁を最も閉じた状態とするとともに一方の吸気
管の切換弁を全閉とし、他方の吸気管のすきまを介して
吸入空気を導く。これにより、燃焼室内に強力な斜めタ
ンブルを生成する。高負荷時においては、切換弁及び吸
気制御弁を全開とすることにより、多量の空気をシリン
ダに吸入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下の課題が存在する。特開平5−
296051号公報は、吸気制御弁の部分開状態におけ
るすきま流れを実現するために、吸気制御弁付近におけ
る吸気管形状の断面積変化や凹凸が大きくなっている。
そのため、吸気制御弁が全開となる高負荷時において空
気の流路抵抗が大きくなる。また、吸気制御弁のある吸
気管下流端がヘリカルポートになっているため、ストレ
ートポートの場合と比べると高負荷時におけるポートの
流路抵抗が大きくなる。これらにより、高負荷時におけ
る吸入空気量が小さくなり、出力の向上が困難となる。
さらに、吸気制御弁が配置されない側の吸気管に補助開
閉弁が必要となるので構造が複雑となり、部品点数や組
立行程が増加して高コスト化を招く。
来技術においては、以下の課題が存在する。特開平5−
296051号公報は、吸気制御弁の部分開状態におけ
るすきま流れを実現するために、吸気制御弁付近におけ
る吸気管形状の断面積変化や凹凸が大きくなっている。
そのため、吸気制御弁が全開となる高負荷時において空
気の流路抵抗が大きくなる。また、吸気制御弁のある吸
気管下流端がヘリカルポートになっているため、ストレ
ートポートの場合と比べると高負荷時におけるポートの
流路抵抗が大きくなる。これらにより、高負荷時におけ
る吸入空気量が小さくなり、出力の向上が困難となる。
さらに、吸気制御弁が配置されない側の吸気管に補助開
閉弁が必要となるので構造が複雑となり、部品点数や組
立行程が増加して高コスト化を招く。
【0007】特開平6−42356号公報は、高負荷時
において、吸入空気の流路抵抗を増加させないような配
慮はされている。しかしながら、低負荷時において一方
の吸気管の吸気制御弁を全閉とし、吸気制御弁のない他
方の吸気管からのみ吸気を行うことでスワールを生成す
る構造であるため、燃焼室内に生成するスワールの強さ
があまり大きくなく、不十分である。
において、吸入空気の流路抵抗を増加させないような配
慮はされている。しかしながら、低負荷時において一方
の吸気管の吸気制御弁を全閉とし、吸気制御弁のない他
方の吸気管からのみ吸気を行うことでスワールを生成す
る構造であるため、燃焼室内に生成するスワールの強さ
があまり大きくなく、不十分である。
【0008】特開平6−50154号公報公報は、水平
方向に曲がったヘリカルポートであるかどうかについて
は明らかにされておらず、高負荷時において吸入空気の
流路抵抗を増加させないような配慮があるかどうか不明
である。また、低負荷時に一方の吸気管を全閉する切換
弁が必要となるので構造が複雑となり、部品点数や組立
行程が増加して高コスト化を招く。
方向に曲がったヘリカルポートであるかどうかについて
は明らかにされておらず、高負荷時において吸入空気の
流路抵抗を増加させないような配慮があるかどうか不明
である。また、低負荷時に一方の吸気管を全閉する切換
弁が必要となるので構造が複雑となり、部品点数や組立
行程が増加して高コスト化を招く。
【0009】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みるも
のであり、その目的は、低負荷時における強力な渦流を
簡易な構造で確保し、かつ高負荷時における吸入空気の
流路抵抗を低減することができる内燃機関の吸気装置を
提供することにある。
のであり、その目的は、低負荷時における強力な渦流を
簡易な構造で確保し、かつ高負荷時における吸入空気の
流路抵抗を低減することができる内燃機関の吸気装置を
提供することにある。
【0010】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、ピストン
が内部を伸縮摺動するシリンダの端部に接続され該シリ
ンダ内に吸入空気をそれぞれ導く複数の吸気管と、これ
ら複数の吸気管内にそれぞれ設けられ前記吸入空気の流
量を制御する複数の吸気制御弁とを備え、前記シリンダ
内に吸気渦流を発生させる内燃機関の吸気装置におい
て、前記複数の吸気制御弁は、一体となって開閉する1
つの弁体として形成されており、前記複数の吸気管のう
ち一の吸気管とこれに対応する一の吸気制御弁とは、前
記弁体の所定の閉じ側開度で、前記一の吸気管の前記ピ
ストン伸縮方向伸び側の壁面と前記一の吸気制御弁の前
記伸び側端部との間に所定の隙間が形成されるとともに
前記一の吸気管の前記ピストン伸縮方向縮み側の流路が
前記一の吸気制御弁の前記縮み側端部で遮られるよう
に、互いに関連づけて構成されており、かつ、前記複数
の吸気管のうち前記一の吸気管以外の他の吸気管とこれ
に対応する他の吸気制御弁とは、前記弁体の前記所定の
閉じ側開度で、前記他の吸気管が前記他の吸気制御弁に
よって全閉状態となるように、互いに関連づけて構成さ
れている。これにより、例えばピストン伸縮方向が鉛直
方向である場合を例にとると、複数の吸気制御弁からな
る弁体がある閉じ側開度になったとき、一の吸気管の上
壁と一の吸気制御弁の上端部との間に所定の隙間が形成
されるとともに、その吸気管の下側の流路は吸気制御弁
の下端部で遮られる。したがって、その吸気管内を流れ
てきた吸入空気は、吸気制御弁上方の隙間を介して高速
気流となり、主として吸気管上部に偏って進みシリンダ
内に流入して縦渦を発生させる。このとき、一の吸気管
以外の他の吸気管は他の吸気制御弁によりすべて全閉状
態となっており、高速気流は一の吸気管からのみに偏る
ことによって、シリンダ内で横渦成分がさらに追加さ
れ、渦流強さが補強される。この結果、シリンダ内の吸
気渦流は、縦渦を主成分としつつ横渦成分も含む渦流
(この場合、斜めタンブル)となり、従来のように吸気
制御弁より下流側の吸気管をヘリカルポートにしなくて
も、強力な吸気渦流をシリンダ内に確保することができ
る。その理由の詳細は以下のようである。すなわち、一
般にこの種の吸気装置では、吸気管を介して導かれた吸
入空気は、シリンダ入口に設けられた吸気弁が開き状態
にあるときに、吸気弁とシリンダ上壁面との隙間からシ
リンダ内に流入する。このとき、略円錐形のシリンダ上
壁面の面積いっぱいに複数の吸気弁が上下動可能に配置
される構造上、各吸気弁の開き状態においては吸気弁の
上方(排気弁側)のほうが側方に比べてより大きな隙間
が形成される。ここで、吸気制御弁の側方に隙間を形成
しこの隙間から高速気流を導く場合は、主として吸気管
側部に偏って高速気流が進みため、吸気弁の開き状態に
おいて比較的小さな隙間を介してシリンダ内に高速気流
を送り込むこととなる。そのため、実際は大部分が吸気
弁に当たって向きを変えたり減衰したりする。このよう
な流路抵抗に基づく大きな損失が生じるため、その分あ
らかじめ吸気弁より手前にヘリカルポートを設けて渦流
の強さを増強しておかなければ、シリンダ内に強い吸気
渦流を確保できない。これに対し本発明においては、一
の吸気制御弁の上方に形成した隙間を介して吸気管上部
に偏らせて高速気流を導くことにより、吸気弁の開き状
態において比較的大きな隙間を介して高速気流を送り込
むことができる。したがって、この部分における流路抵
抗が小さくなり、ヘリカルポートを設けて渦流の強さを
増強しなくても、そのままでシリンダ内に強い吸気渦流
を確保できる。
が内部を伸縮摺動するシリンダの端部に接続され該シリ
ンダ内に吸入空気をそれぞれ導く複数の吸気管と、これ
ら複数の吸気管内にそれぞれ設けられ前記吸入空気の流
量を制御する複数の吸気制御弁とを備え、前記シリンダ
内に吸気渦流を発生させる内燃機関の吸気装置におい
て、前記複数の吸気制御弁は、一体となって開閉する1
つの弁体として形成されており、前記複数の吸気管のう
ち一の吸気管とこれに対応する一の吸気制御弁とは、前
記弁体の所定の閉じ側開度で、前記一の吸気管の前記ピ
ストン伸縮方向伸び側の壁面と前記一の吸気制御弁の前
記伸び側端部との間に所定の隙間が形成されるとともに
前記一の吸気管の前記ピストン伸縮方向縮み側の流路が
前記一の吸気制御弁の前記縮み側端部で遮られるよう
に、互いに関連づけて構成されており、かつ、前記複数
の吸気管のうち前記一の吸気管以外の他の吸気管とこれ
に対応する他の吸気制御弁とは、前記弁体の前記所定の
閉じ側開度で、前記他の吸気管が前記他の吸気制御弁に
よって全閉状態となるように、互いに関連づけて構成さ
れている。これにより、例えばピストン伸縮方向が鉛直
方向である場合を例にとると、複数の吸気制御弁からな
る弁体がある閉じ側開度になったとき、一の吸気管の上
壁と一の吸気制御弁の上端部との間に所定の隙間が形成
されるとともに、その吸気管の下側の流路は吸気制御弁
の下端部で遮られる。したがって、その吸気管内を流れ
てきた吸入空気は、吸気制御弁上方の隙間を介して高速
気流となり、主として吸気管上部に偏って進みシリンダ
内に流入して縦渦を発生させる。このとき、一の吸気管
以外の他の吸気管は他の吸気制御弁によりすべて全閉状
態となっており、高速気流は一の吸気管からのみに偏る
ことによって、シリンダ内で横渦成分がさらに追加さ
れ、渦流強さが補強される。この結果、シリンダ内の吸
気渦流は、縦渦を主成分としつつ横渦成分も含む渦流
(この場合、斜めタンブル)となり、従来のように吸気
制御弁より下流側の吸気管をヘリカルポートにしなくて
も、強力な吸気渦流をシリンダ内に確保することができ
る。その理由の詳細は以下のようである。すなわち、一
般にこの種の吸気装置では、吸気管を介して導かれた吸
入空気は、シリンダ入口に設けられた吸気弁が開き状態
にあるときに、吸気弁とシリンダ上壁面との隙間からシ
リンダ内に流入する。このとき、略円錐形のシリンダ上
壁面の面積いっぱいに複数の吸気弁が上下動可能に配置
される構造上、各吸気弁の開き状態においては吸気弁の
上方(排気弁側)のほうが側方に比べてより大きな隙間
が形成される。ここで、吸気制御弁の側方に隙間を形成
しこの隙間から高速気流を導く場合は、主として吸気管
側部に偏って高速気流が進みため、吸気弁の開き状態に
おいて比較的小さな隙間を介してシリンダ内に高速気流
を送り込むこととなる。そのため、実際は大部分が吸気
弁に当たって向きを変えたり減衰したりする。このよう
な流路抵抗に基づく大きな損失が生じるため、その分あ
らかじめ吸気弁より手前にヘリカルポートを設けて渦流
の強さを増強しておかなければ、シリンダ内に強い吸気
渦流を確保できない。これに対し本発明においては、一
の吸気制御弁の上方に形成した隙間を介して吸気管上部
に偏らせて高速気流を導くことにより、吸気弁の開き状
態において比較的大きな隙間を介して高速気流を送り込
むことができる。したがって、この部分における流路抵
抗が小さくなり、ヘリカルポートを設けて渦流の強さを
増強しなくても、そのままでシリンダ内に強い吸気渦流
を確保できる。
【0011】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、ピストンが内部を伸縮摺動するシリンダの端
部に接続され該シリンダ内に吸入空気をそれぞれ導く複
数の吸気管と、これら複数の吸気管内にそれぞれ設けら
れ前記吸入空気の流量を制御する複数の吸気制御弁とを
備え、前記シリンダ内に吸気渦流を発生させる内燃機関
の吸気装置において、前記複数の吸気制御弁は、一体と
なって開閉する1つの弁体として形成されており、各吸
気管とそれぞれに対応する各吸気制御弁とは、前記弁体
の所定の閉じ側開度で、前記吸気管の前記ピストン伸縮
方向伸び側の壁面と前記吸気制御弁の前記伸び側端部と
の間に所定の隙間が形成されるとともに前記吸気管の前
記ピストン伸縮方向縮み側の流路が前記吸気制御弁の前
記縮み側端部で遮られるように、互いに関連づけて構成
されている。これにより、例えばピストン伸縮方向が鉛
直方向である場合を例にとると、複数の吸気制御弁から
なる弁体がある閉じ側開度になったとき、各吸気管の上
壁とこれに対応する各吸気制御弁の上端部との間に所定
の隙間が形成されるとともに、その吸気管の下側の流路
は吸気制御弁の下端部で遮られる。したがって、各吸気
管内を流れてきた吸入空気は、吸気制御弁上方の隙間を
介して高速気流となり、主として吸気管上部に偏って進
みシリンダ内に流入してそれぞれ縦渦を発生させる。そ
して、これらの相乗効果が、上記で説明したシリンダ内
で追加される横渦成分の代わりとなって渦流強さを補強
するので、上記斜め縦渦の場合と同等の強い吸気渦流を
確保できる。
本発明は、ピストンが内部を伸縮摺動するシリンダの端
部に接続され該シリンダ内に吸入空気をそれぞれ導く複
数の吸気管と、これら複数の吸気管内にそれぞれ設けら
れ前記吸入空気の流量を制御する複数の吸気制御弁とを
備え、前記シリンダ内に吸気渦流を発生させる内燃機関
の吸気装置において、前記複数の吸気制御弁は、一体と
なって開閉する1つの弁体として形成されており、各吸
気管とそれぞれに対応する各吸気制御弁とは、前記弁体
の所定の閉じ側開度で、前記吸気管の前記ピストン伸縮
方向伸び側の壁面と前記吸気制御弁の前記伸び側端部と
の間に所定の隙間が形成されるとともに前記吸気管の前
記ピストン伸縮方向縮み側の流路が前記吸気制御弁の前
記縮み側端部で遮られるように、互いに関連づけて構成
されている。これにより、例えばピストン伸縮方向が鉛
直方向である場合を例にとると、複数の吸気制御弁から
なる弁体がある閉じ側開度になったとき、各吸気管の上
壁とこれに対応する各吸気制御弁の上端部との間に所定
の隙間が形成されるとともに、その吸気管の下側の流路
は吸気制御弁の下端部で遮られる。したがって、各吸気
管内を流れてきた吸入空気は、吸気制御弁上方の隙間を
介して高速気流となり、主として吸気管上部に偏って進
みシリンダ内に流入してそれぞれ縦渦を発生させる。そ
して、これらの相乗効果が、上記で説明したシリンダ内
で追加される横渦成分の代わりとなって渦流強さを補強
するので、上記斜め縦渦の場合と同等の強い吸気渦流を
確保できる。
【0012】(3)上記(1)において、好ましくは、
前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略直交する方向を
回転軸として回転することにより開度が変化する弁体で
あり、かつ、前記一の吸気管又は前記各吸気管は、前記
弁体の設置位置における横断面での流路中心が、前記弁
体の回転軸に対して該回転軸と直交する方向にオフセッ
トしている。
前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略直交する方向を
回転軸として回転することにより開度が変化する弁体で
あり、かつ、前記一の吸気管又は前記各吸気管は、前記
弁体の設置位置における横断面での流路中心が、前記弁
体の回転軸に対して該回転軸と直交する方向にオフセッ
トしている。
【0013】(4)上記(3)において、さらに好まし
くは、前記弁体の設置位置における前記一の吸気管の横
断面形状は、その位置における前記他の吸気管の横断面
形状と異なっている。
くは、前記弁体の設置位置における前記一の吸気管の横
断面形状は、その位置における前記他の吸気管の横断面
形状と異なっている。
【0014】(5)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略
直交する方向を回転軸として回転することにより開度が
変化する弁体であり、かつ、前記一の吸気制御弁又は前
記各制御弁は、前記回転軸から前記ピストン伸縮方向伸
び側端部までの長さが該回転軸から該ピストン伸縮方向
縮み側端部までの長さよりも小さくなっている。
た好ましくは、前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略
直交する方向を回転軸として回転することにより開度が
変化する弁体であり、かつ、前記一の吸気制御弁又は前
記各制御弁は、前記回転軸から前記ピストン伸縮方向伸
び側端部までの長さが該回転軸から該ピストン伸縮方向
縮み側端部までの長さよりも小さくなっている。
【0015】(6)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記複数の吸気管のそれぞれは、前記弁
体が最も開き側の開度にあるとき、流路の流れ方向距離
1cmあたりの横断面積の変化率が20%未満となるよ
うに構成されている。
た好ましくは、前記複数の吸気管のそれぞれは、前記弁
体が最も開き側の開度にあるとき、流路の流れ方向距離
1cmあたりの横断面積の変化率が20%未満となるよ
うに構成されている。
【0016】(7)上記(6)において、さらに好まし
くは、前記複数の吸気管のそれぞれは、対応する吸気制
御弁の設置位置では、その前後部分に対して横断面積が
拡大している。
くは、前記複数の吸気管のそれぞれは、対応する吸気制
御弁の設置位置では、その前後部分に対して横断面積が
拡大している。
【0017】(8)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記弁体は、両端に設けられ略円柱形状
をそれぞれ備えた2つの円柱状端部と、これら2つの円
柱状端部の間において前記複数の吸気制御弁間相互を接
続し、前記円柱状端部と略同径の略円柱形状を備えた少
なくとも1つの円柱状中間部とをさらに有し、全体とし
て回転可能なロータリー弁であり、かつ、前記複数の吸
気制御弁のすべての旋回径は、前記円柱状端部及び円柱
状中間部の径以下となっている。これにより、弁体の組
み付けの際には、弁体を両端部のうちの一端側から複数
の吸気管を貫通するように差し込んで配置すれば足り
る。したがって、例えば弁体を樹脂による一体成形とす
ることによって、従来の方法、すなわち複数の吸気管を
横断して配置された回転シャフトに各吸気制御弁をネジ
等で取り付けた後にそれぞれ調整を行う場合に比べ、組
み付け・調整作業を簡略化することができ、コストを低
減できる。そして、これにより、組み付け精度が低いこ
とによる動作不良や渦流生成能力の低下を招くことがな
くなるので、高い信頼性を確保できる。) (9)上記(8)において、さらに好ましくは、前記複
数の吸気制御弁のそれぞれは、略円柱形状に、その円柱
の軸心と直角な方向を軸とする貫通孔又は切り欠きを形
成した形状に構成されている。
た好ましくは、前記弁体は、両端に設けられ略円柱形状
をそれぞれ備えた2つの円柱状端部と、これら2つの円
柱状端部の間において前記複数の吸気制御弁間相互を接
続し、前記円柱状端部と略同径の略円柱形状を備えた少
なくとも1つの円柱状中間部とをさらに有し、全体とし
て回転可能なロータリー弁であり、かつ、前記複数の吸
気制御弁のすべての旋回径は、前記円柱状端部及び円柱
状中間部の径以下となっている。これにより、弁体の組
み付けの際には、弁体を両端部のうちの一端側から複数
の吸気管を貫通するように差し込んで配置すれば足り
る。したがって、例えば弁体を樹脂による一体成形とす
ることによって、従来の方法、すなわち複数の吸気管を
横断して配置された回転シャフトに各吸気制御弁をネジ
等で取り付けた後にそれぞれ調整を行う場合に比べ、組
み付け・調整作業を簡略化することができ、コストを低
減できる。そして、これにより、組み付け精度が低いこ
とによる動作不良や渦流生成能力の低下を招くことがな
くなるので、高い信頼性を確保できる。) (9)上記(8)において、さらに好ましくは、前記複
数の吸気制御弁のそれぞれは、略円柱形状に、その円柱
の軸心と直角な方向を軸とする貫通孔又は切り欠きを形
成した形状に構成されている。
【0018】(10)上記(1)又は(2)において、
また好ましくは、前記弁体は、樹脂によって一体成形さ
れている。
また好ましくは、前記弁体は、樹脂によって一体成形さ
れている。
【0019】(11)上記(1)又は(2)において、
また好ましくは、前記複数の吸気管は、樹脂によって一
体成形されている。
また好ましくは、前記複数の吸気管は、樹脂によって一
体成形されている。
【0020】(12)上記(1)又は(2)において、
また好ましくは、前記一の吸気管又は前記各吸気管のう
ち、前記一の吸気制御弁又は前記各吸気管より下流側の
部分に設けられ、該下流側部分の流路を複数個に分割す
る分割壁を備えている。
また好ましくは、前記一の吸気管又は前記各吸気管のう
ち、前記一の吸気制御弁又は前記各吸気管より下流側の
部分に設けられ、該下流側部分の流路を複数個に分割す
る分割壁を備えている。
【0021】(13)上記(1)において、また好まし
くは、前記一の吸気管と前記一の吸気制御弁とは、前記
弁体の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙
間を形成するとともに前記縮み側を遮るように構成され
ており、前記他の吸気管と前記他の吸気制御弁とは、前
記弁体の前記最も閉じ側の開度で、該他の吸気管が全閉
状態となるように構成されている。
くは、前記一の吸気管と前記一の吸気制御弁とは、前記
弁体の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙
間を形成するとともに前記縮み側を遮るように構成され
ており、前記他の吸気管と前記他の吸気制御弁とは、前
記弁体の前記最も閉じ側の開度で、該他の吸気管が全閉
状態となるように構成されている。
【0022】(14)上記(2)において、また好まし
くは、前記各吸気管と前記各吸気制御弁とは、前記弁体
の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙間を
形成するとともに前記縮み側を遮るように構成されてい
る。
くは、前記各吸気管と前記各吸気制御弁とは、前記弁体
の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙間を
形成するとともに前記縮み側を遮るように構成されてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図18により説明する。本実施形態によるエンジン吸気
装置は、自動車用多気筒エンジンの各気筒に適用される
ものであり、その流路に沿った略水平断面図を図1に、
図1中II−II断面による側断面図を図2に、図1中III
−III断面による側断面図を図3に示す。なおこれら図
1〜図3は、低負荷状態における吸気制御弁体位置を示
している(後に詳述)。
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図18により説明する。本実施形態によるエンジン吸気
装置は、自動車用多気筒エンジンの各気筒に適用される
ものであり、その流路に沿った略水平断面図を図1に、
図1中II−II断面による側断面図を図2に、図1中III
−III断面による側断面図を図3に示す。なおこれら図
1〜図3は、低負荷状態における吸気制御弁体位置を示
している(後に詳述)。
【0024】図1〜図3において、本実施形態によるエ
ンジン吸気装置は、2つの吸気管1a,1bと、2つの
吸気制御弁5a,5bとを備えている。吸気管1a,1
bは、エンジンのピストン2が内部を上下方向に伸縮摺
動するシリンダ3の端部に接続され、シリンダ3内に吸
入空気をそれぞれ導くようになっている。その接続部分
には、2つの吸気弁4a,4bが上下動してシリンダ3
内と吸気管1a,1bを連通・遮断するようになってい
る。これら吸気管1a,1bは、隔壁によって他の吸気
管や管外と隔てられた独立ポートとなっている。なお、
シリンダ3上部の吸気管1a,1bと反対側には排気管
15a,15bが接続され、その接続部分には排気弁1
6a,16bが設けられている。吸気制御弁5a,5b
は、それぞれ図2及び図3に示すように、それぞれ横断
面が略紡錘形(吸気管1a,1bの壁面と接する端部は
円盤状断面)で縦断面が略長方形の薄板形状となってお
り、吸気管1a,1b内に形成されたホルダ部1aA,
1bAに挿入配置されて吸入空気の流量を制御するよう
になっている。そしてこれら吸気制御弁5a,5bは、
一体となって開閉する1つの吸気制御弁体5の中の吸気
制御弁部5a,5bとして形成されている。この吸気制
御弁体5の詳細構造を表す図1中IV−IV断面による断面
図を図4に示す。なおこの図4においては、構造の明確
化のために、隣接する気筒のエンジン吸気装置(多気筒
エンジンでは、吸気管1a,1b,1a,1b,1a,
1b,…の繰り返し配列、若しくは吸気管1a,1b,
1b,1a,1a,1b,…の繰り返し配列で、気筒数
だけ隣接して並ぶのが一般的である)に係わる構成も併
せて図示している。
ンジン吸気装置は、2つの吸気管1a,1bと、2つの
吸気制御弁5a,5bとを備えている。吸気管1a,1
bは、エンジンのピストン2が内部を上下方向に伸縮摺
動するシリンダ3の端部に接続され、シリンダ3内に吸
入空気をそれぞれ導くようになっている。その接続部分
には、2つの吸気弁4a,4bが上下動してシリンダ3
内と吸気管1a,1bを連通・遮断するようになってい
る。これら吸気管1a,1bは、隔壁によって他の吸気
管や管外と隔てられた独立ポートとなっている。なお、
シリンダ3上部の吸気管1a,1bと反対側には排気管
15a,15bが接続され、その接続部分には排気弁1
6a,16bが設けられている。吸気制御弁5a,5b
は、それぞれ図2及び図3に示すように、それぞれ横断
面が略紡錘形(吸気管1a,1bの壁面と接する端部は
円盤状断面)で縦断面が略長方形の薄板形状となってお
り、吸気管1a,1b内に形成されたホルダ部1aA,
1bAに挿入配置されて吸入空気の流量を制御するよう
になっている。そしてこれら吸気制御弁5a,5bは、
一体となって開閉する1つの吸気制御弁体5の中の吸気
制御弁部5a,5bとして形成されている。この吸気制
御弁体5の詳細構造を表す図1中IV−IV断面による断面
図を図4に示す。なおこの図4においては、構造の明確
化のために、隣接する気筒のエンジン吸気装置(多気筒
エンジンでは、吸気管1a,1b,1a,1b,1a,
1b,…の繰り返し配列、若しくは吸気管1a,1b,
1b,1a,1a,1b,…の繰り返し配列で、気筒数
だけ隣接して並ぶのが一般的である)に係わる構成も併
せて図示している。
【0025】図4及び図1において、吸気制御弁体5
は、各気筒の吸気管1a,1bに対して共通に、各気筒
の吸気管1a,1bのホルダ部1aA,1bAを貫通す
るように設けられている。この吸気制御弁体5は、両端
に設けられ略円柱形状をそれぞれ備えた2つの円柱状端
部5c,5dと、これら円柱状端部5c,5dの間に配
置され、吸気制御弁部5a,5b間相互を接続し、円柱
状端部5c,5dと略同径の略円柱形状を備えた複数の
円柱状中間部5eとを有し、樹脂によって一体成形され
たロータリー弁となっている。また、この吸気制御弁体
5は、円柱状端部5dがモータ6で駆動されることで全
体として回転し、これによって吸気制御弁部5a,5b
の開度が変化するようになっている(図1〜図4は最も
閉じ側の開度に駆動された状態を示している)。またこ
のときの回転軸m1の向きは、ピストン2の伸縮方向
(すなわちこの場合上下方向)と略直交する方向(この
場合水平方向)となっている。さらにこのとき、図2〜
図4より明らかなように、吸気制御弁部5a,5bの旋
回径が、円柱状端部5c,5d及び円柱状中間部5eの
外径以下となっている。モータ6の反対側にある円柱状
端部5dは、吸気制御弁カバー7及びシールリング8を
介し、吸気管1aの壁面に固定されている。
は、各気筒の吸気管1a,1bに対して共通に、各気筒
の吸気管1a,1bのホルダ部1aA,1bAを貫通す
るように設けられている。この吸気制御弁体5は、両端
に設けられ略円柱形状をそれぞれ備えた2つの円柱状端
部5c,5dと、これら円柱状端部5c,5dの間に配
置され、吸気制御弁部5a,5b間相互を接続し、円柱
状端部5c,5dと略同径の略円柱形状を備えた複数の
円柱状中間部5eとを有し、樹脂によって一体成形され
たロータリー弁となっている。また、この吸気制御弁体
5は、円柱状端部5dがモータ6で駆動されることで全
体として回転し、これによって吸気制御弁部5a,5b
の開度が変化するようになっている(図1〜図4は最も
閉じ側の開度に駆動された状態を示している)。またこ
のときの回転軸m1の向きは、ピストン2の伸縮方向
(すなわちこの場合上下方向)と略直交する方向(この
場合水平方向)となっている。さらにこのとき、図2〜
図4より明らかなように、吸気制御弁部5a,5bの旋
回径が、円柱状端部5c,5d及び円柱状中間部5eの
外径以下となっている。モータ6の反対側にある円柱状
端部5dは、吸気制御弁カバー7及びシールリング8を
介し、吸気管1aの壁面に固定されている。
【0026】また、図2〜図4において、吸気管1a,
1bの流路断面形状は、吸気制御弁体5の上流側では、
吸気系全体の小型軽量化の点から、壁面長に対して内部
断面が最大となる円形か、これに準ずる楕円形又は長円
形となっている。また、吸気制御弁体5の設置位置で
は、吸気管1a,1bの流路断面形状は、長円と長方形
を組み合わせた形状(吸気管1a)又は隅部にRを備え
た矩形形状(吸気管1b)としており、吸気弁4a,4
b付近では円形となっている。そして、それらの間は、
横断面積が急変しないように滑らかに結ばれている。具
体的には、吸気制御弁体5が最も開き側の開度になった
とき(後述)において、吸気制御弁1a,1b流路の流
れ方向距離1cmあたりの横断面積の変化率が20%未
満となっている(例えば、流れ方向距離1mmあたりの
横断面積の変化が0.5mm2)。特に、吸気制御弁部
5a,5bの設置位置付近に関しては、吸気管1a,1
bの上下方向高さが最も大きくなり、吸気制御弁部5
a,5b前後の部分に対し横断面積が拡大するようにな
っている。そしてこのとき、吸気制御弁体5が最も開き
側の開度になったとき(同)に吸気制御弁部5a,5b
前後および弁内部で水力直径がほぼ等しくなるように、
横断面積及び縦横比が決定されている。また、吸気管1
a,1bともに、全体としての形状はほぼストレートポ
ート形状となっており、吸気渦流を強めるためのいわゆ
るヘリカルポートとなっている部分はない。このとき、
吸気制御弁体5の設置位置における横断面において、吸
気管1aの横方向(幅方向)の寸法は相対的に小さく、
縦方向(高さ方向)寸法は相対的に大きい。そしてその
高さは吸気制御弁体5の外形より大きく、吸気管1aの
上部は、吸気制御弁部5aによって開閉動作が行われる
部分よりも上まで開口している。この結果、吸気管1a
の流路中心線K1は、吸気制御弁体5の回転軸m1に対し
てm1と直交する方向に距離d1だけオフセットするよう
になっている。また一方、その同じ横断面において、吸
気管1bは、吸気管1aに比べ、横方向(幅方向)の寸
法は大きく、縦方向(高さ方向)の寸法は小さい。そし
てその高さは、吸気制御弁体5の直径にほぼ等しくなっ
ており、吸気管1bの流路中心線と吸気制御弁体5の回
転軸m1とがほぼ一致している。すなわち図2と図3を
比較してわかるように、吸気管1aと吸気管1bは、そ
の流路中心線が高さ方向にオフセットして設置されてい
る。
1bの流路断面形状は、吸気制御弁体5の上流側では、
吸気系全体の小型軽量化の点から、壁面長に対して内部
断面が最大となる円形か、これに準ずる楕円形又は長円
形となっている。また、吸気制御弁体5の設置位置で
は、吸気管1a,1bの流路断面形状は、長円と長方形
を組み合わせた形状(吸気管1a)又は隅部にRを備え
た矩形形状(吸気管1b)としており、吸気弁4a,4
b付近では円形となっている。そして、それらの間は、
横断面積が急変しないように滑らかに結ばれている。具
体的には、吸気制御弁体5が最も開き側の開度になった
とき(後述)において、吸気制御弁1a,1b流路の流
れ方向距離1cmあたりの横断面積の変化率が20%未
満となっている(例えば、流れ方向距離1mmあたりの
横断面積の変化が0.5mm2)。特に、吸気制御弁部
5a,5bの設置位置付近に関しては、吸気管1a,1
bの上下方向高さが最も大きくなり、吸気制御弁部5
a,5b前後の部分に対し横断面積が拡大するようにな
っている。そしてこのとき、吸気制御弁体5が最も開き
側の開度になったとき(同)に吸気制御弁部5a,5b
前後および弁内部で水力直径がほぼ等しくなるように、
横断面積及び縦横比が決定されている。また、吸気管1
a,1bともに、全体としての形状はほぼストレートポ
ート形状となっており、吸気渦流を強めるためのいわゆ
るヘリカルポートとなっている部分はない。このとき、
吸気制御弁体5の設置位置における横断面において、吸
気管1aの横方向(幅方向)の寸法は相対的に小さく、
縦方向(高さ方向)寸法は相対的に大きい。そしてその
高さは吸気制御弁体5の外形より大きく、吸気管1aの
上部は、吸気制御弁部5aによって開閉動作が行われる
部分よりも上まで開口している。この結果、吸気管1a
の流路中心線K1は、吸気制御弁体5の回転軸m1に対し
てm1と直交する方向に距離d1だけオフセットするよう
になっている。また一方、その同じ横断面において、吸
気管1bは、吸気管1aに比べ、横方向(幅方向)の寸
法は大きく、縦方向(高さ方向)の寸法は小さい。そし
てその高さは、吸気制御弁体5の直径にほぼ等しくなっ
ており、吸気管1bの流路中心線と吸気制御弁体5の回
転軸m1とがほぼ一致している。すなわち図2と図3を
比較してわかるように、吸気管1aと吸気管1bは、そ
の流路中心線が高さ方向にオフセットして設置されてい
る。
【0027】図1〜図3に戻り、吸気制御弁体5を駆動
するモータ6は、自動車用コンピュータ9による制御信
号に基づき駆動される。このコンピュータ9は、この種
のものとして公知のものであり、図1に示されるよう
に、対応する検出手段で検出された、エンジンの回転
数、吸入空気量、エンジン水温、アクセル操作量、車
速、ギヤ位置、道路状況、これら以外のその他の情報が
入力され、これらの入力情報に応じ、モータ6の駆動を
制御して吸気制御弁開度を制御する制御信号、図1及び
図2に示す点火栓10への点火時期を制御する制御信
号、吸気管1a,1bの吸気制御弁部5a,5bより下
流側に設けられた図示しない燃料噴射弁の燃料噴射量及
び燃料噴射時期を制御する制御信号、吸気管1a,1b
の上流側に設けられた図示しないスロットル弁の開度を
制御する信号を出力するようになっている。
するモータ6は、自動車用コンピュータ9による制御信
号に基づき駆動される。このコンピュータ9は、この種
のものとして公知のものであり、図1に示されるよう
に、対応する検出手段で検出された、エンジンの回転
数、吸入空気量、エンジン水温、アクセル操作量、車
速、ギヤ位置、道路状況、これら以外のその他の情報が
入力され、これらの入力情報に応じ、モータ6の駆動を
制御して吸気制御弁開度を制御する制御信号、図1及び
図2に示す点火栓10への点火時期を制御する制御信
号、吸気管1a,1bの吸気制御弁部5a,5bより下
流側に設けられた図示しない燃料噴射弁の燃料噴射量及
び燃料噴射時期を制御する制御信号、吸気管1a,1b
の上流側に設けられた図示しないスロットル弁の開度を
制御する信号を出力するようになっている。
【0028】コンピュータ9による制御のうち、本実施
形態の吸気装置に係わる吸気制御弁開度制御の手順を表
すフローチャートを図5に示す。図5において、まず、
手順101でエンジンの回転数を読み込み、手順102
でアクセル開度、ギヤ位置等(前述参照)を読み込む。
そして、手順103で、手順101及び102で入力し
た種々の情報に基づき、エンジントルクを算出する。そ
の後、手順104に移り、手順101で入力したエンジ
ン回転数と、手順103で算出したエンジントルクとを
用い、図6に示すテーブルに基づいてエンジンの負荷が
どの低負荷領域・中負荷領域・高負荷領域のどれに該当
するかを算出し、手順105に移る。手順105では、
エンジンが低負荷領域であるかどうかが判断され、低負
荷領域である場合には手順106に移って吸気制御弁体
5の開度を95°(後述する図7〜図9に相当)に設定
する。低負荷領域でない場合には手順107に移る。手
順107では、エンジンが中負荷領域であるかどうかが
判断され、中負荷領域である場合には手順108に移っ
て吸気制御弁体5の開度を60°(後述する図13及び
図14に相当)に設定する。中負荷領域でない場合には
高負荷領域となることから手順109に移って吸気制御
弁体5の開度を60°(後述する図15〜図17に相
当)に設定する。上記した手順106、手順108、手
順109のいずれかが終了すると、手順110でそれぞ
れの設定開度となるようにモータ6に駆動制御信号を出
力し、このフローを終了する。
形態の吸気装置に係わる吸気制御弁開度制御の手順を表
すフローチャートを図5に示す。図5において、まず、
手順101でエンジンの回転数を読み込み、手順102
でアクセル開度、ギヤ位置等(前述参照)を読み込む。
そして、手順103で、手順101及び102で入力し
た種々の情報に基づき、エンジントルクを算出する。そ
の後、手順104に移り、手順101で入力したエンジ
ン回転数と、手順103で算出したエンジントルクとを
用い、図6に示すテーブルに基づいてエンジンの負荷が
どの低負荷領域・中負荷領域・高負荷領域のどれに該当
するかを算出し、手順105に移る。手順105では、
エンジンが低負荷領域であるかどうかが判断され、低負
荷領域である場合には手順106に移って吸気制御弁体
5の開度を95°(後述する図7〜図9に相当)に設定
する。低負荷領域でない場合には手順107に移る。手
順107では、エンジンが中負荷領域であるかどうかが
判断され、中負荷領域である場合には手順108に移っ
て吸気制御弁体5の開度を60°(後述する図13及び
図14に相当)に設定する。中負荷領域でない場合には
高負荷領域となることから手順109に移って吸気制御
弁体5の開度を60°(後述する図15〜図17に相
当)に設定する。上記した手順106、手順108、手
順109のいずれかが終了すると、手順110でそれぞ
れの設定開度となるようにモータ6に駆動制御信号を出
力し、このフローを終了する。
【0029】上記フローの結果実現される吸気制御弁体
5の動作及びこれに基づく作用を、エンジンが低負荷の
場合、エンジンが中負荷の場合、エンジンが高負荷の場
合に分けて以下詳細に説明する。 (1−1)低負荷の場合 この場合における吸気制御弁部5aの状態を表す側断面
図を図7に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図を
図8に、吸気制御弁体5設置位置での吸気管1a,1b
の横断面図を図9に示す。なお、図7は図2中要部拡大
図に相当し、図8は図3中要部拡大図に相当し、図9は
図4中要部拡大図に相当する。
5の動作及びこれに基づく作用を、エンジンが低負荷の
場合、エンジンが中負荷の場合、エンジンが高負荷の場
合に分けて以下詳細に説明する。 (1−1)低負荷の場合 この場合における吸気制御弁部5aの状態を表す側断面
図を図7に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図を
図8に、吸気制御弁体5設置位置での吸気管1a,1b
の横断面図を図9に示す。なお、図7は図2中要部拡大
図に相当し、図8は図3中要部拡大図に相当し、図9は
図4中要部拡大図に相当する。
【0030】図7〜図9において、低負荷の場合には、
吸気制御弁体5は、強い渦流により燃焼促進を図るため
に最も閉じ側の開度(回転軸m1まわりの回転角θ=9
5°)となり、吸気管1a側の吸気制御弁部5aは開口
断面積が最小となる。すなわち、吸気管1aのホルダ部
1aAの上部壁面と吸気制御弁部5aの上端部5aAと
の間に隙間11が形成される。同時に、吸気制御弁部5
aの下端部5aBは、ホルダ部1aAの下部壁面に食い
込むように密着した形となり、吸気管1aの下側の流路
を遮る。一方このとき、吸気管1bは吸気制御弁部5b
によって全閉状態となる。以上の動作により、ピストン
2が下降しシリンダ3内に負圧が生じたときに、吸気管
1a内を流れてくる吸入空気は、吸気制御弁部5a上方
の隙間11を介して高速気流となり、主として吸気管1
a上部に偏って進みシリンダ3内に流入してタンブル
(縦渦)を発生させる(図1、図2中太矢印参照)。こ
のとき吸気管1bは吸気制御弁部5bによって全閉状態
となっており、高速気流は吸気管5aからのみに偏るこ
とによって、シリンダ3内でスワール(横渦)成分がさ
らに追加され、渦流強さが補強される。この結果、シリ
ンダ3内の吸気渦流は、タンブルを主成分としつつスワ
ール成分も含む斜めタンブル12となり、従来のように
吸気制御弁より下流側の吸気管をヘリカルポートにしな
くても、少ない空気量で強力な吸気渦流をシリンダ3内
に確保でき、燃料噴射弁(図示せず)からの燃料噴霧と
ともに点火栓10の近傍に着火しやすい良好な混合気を
形成することができる。その理由の詳細を以下比較例を
参照しつつ説明する。
吸気制御弁体5は、強い渦流により燃焼促進を図るため
に最も閉じ側の開度(回転軸m1まわりの回転角θ=9
5°)となり、吸気管1a側の吸気制御弁部5aは開口
断面積が最小となる。すなわち、吸気管1aのホルダ部
1aAの上部壁面と吸気制御弁部5aの上端部5aAと
の間に隙間11が形成される。同時に、吸気制御弁部5
aの下端部5aBは、ホルダ部1aAの下部壁面に食い
込むように密着した形となり、吸気管1aの下側の流路
を遮る。一方このとき、吸気管1bは吸気制御弁部5b
によって全閉状態となる。以上の動作により、ピストン
2が下降しシリンダ3内に負圧が生じたときに、吸気管
1a内を流れてくる吸入空気は、吸気制御弁部5a上方
の隙間11を介して高速気流となり、主として吸気管1
a上部に偏って進みシリンダ3内に流入してタンブル
(縦渦)を発生させる(図1、図2中太矢印参照)。こ
のとき吸気管1bは吸気制御弁部5bによって全閉状態
となっており、高速気流は吸気管5aからのみに偏るこ
とによって、シリンダ3内でスワール(横渦)成分がさ
らに追加され、渦流強さが補強される。この結果、シリ
ンダ3内の吸気渦流は、タンブルを主成分としつつスワ
ール成分も含む斜めタンブル12となり、従来のように
吸気制御弁より下流側の吸気管をヘリカルポートにしな
くても、少ない空気量で強力な吸気渦流をシリンダ3内
に確保でき、燃料噴射弁(図示せず)からの燃料噴霧と
ともに点火栓10の近傍に着火しやすい良好な混合気を
形成することができる。その理由の詳細を以下比較例を
参照しつつ説明する。
【0031】図10は、本実施形態の構造において、シ
リンダ3上部の吸気弁4a,4b付近の構造をシリンダ
3内部から(図2及び図3中A方向から)みた場合の矢
視図であり、低負荷時の高速気流の流れを太矢印で付記
したものである。また図11は、比較例として特開平5
−296051号公報記載の構造と類似の構造を例にと
り、同様の視点から見た図として示したものである(説
明の便宜上、図10と同等の部材には同一の符号とし
た)。なお、図10及び図11ともに、煩雑を避けるた
めに点火栓10及び排気弁16a,16bの図示を省略
するとともに、差異の明確化のために吸気管1a,1b
及び吸気制御弁部5a,5bによる隙間の形成状態を概
略的に付記している。図10及び図11において、吸気
管1aを介して導かれた吸入空気は、シリンダ3入口に
設けられた吸気弁4aとシリンダ上壁面3Aとの隙間1
3からシリンダ3内に流入する。このとき、図10に示
されるように、略円錐形のシリンダ上壁面3Aの面積い
っぱいに2つの吸気弁4a,4bが上下動可能に配置さ
れる構造上、吸気弁4aの開き状態においては吸気弁4
aの上方(排気弁16a側)の隙間13のほうが側方の
隙間14に比べてより大きくなる。ここで、図11のよ
うに吸気制御弁部5aの側方に隙間11を形成しこの隙
間11から高速気流を導く場合は、主として吸気管1a
側部に偏って高速気流が進みため、吸気弁4aの開き状
態において隙間14を介してシリンダ3内に高速気流を
送り込むこととなる。この隙間14は前述したように比
較的小さく、かつ吸気制御弁部5a側方の隙間11から
直接見える部分にはないため、高速気流の大部分は隙間
14を介して直接シリンダ3内に出ることができず、太
矢印で示すように吸気弁4aに当たって向きを変えた
り、減衰したりしやすい。すなわちこのような流路抵抗
に基づく大きな損失が生じるため、その分特開平5−2
96051号公報記載のようにあらかじめ吸気弁より手
前にヘリカルポートを設けて渦流の強さを増強しておか
なければ、シリンダ内に強い吸気渦流を確保できない。
これに対し、図10に示す本実施形態においては、吸気
制御弁部5aの上方に形成した隙間11を介して吸気管
1a上部に偏らせて高速気流を導くことにより、吸気弁
4aの開き状態において隙間13を介して高速気流を送
り込むことができる。この隙間13は前述したように比
較的大きく、かつ吸気制御弁部5a上方の隙間11から
直接見える部分にはあるため、高速気流の大部分は太矢
印で示すように隙間13を介し直接シリンダ3内に出る
ことができる。したがって、この部分における流路抵抗
が小さくなり、ヘリカルポートを設けて渦流の強さを増
強しなくても、そのままでシリンダ3内に強い吸気渦流
(斜めタンブル)12を確保できる。
リンダ3上部の吸気弁4a,4b付近の構造をシリンダ
3内部から(図2及び図3中A方向から)みた場合の矢
視図であり、低負荷時の高速気流の流れを太矢印で付記
したものである。また図11は、比較例として特開平5
−296051号公報記載の構造と類似の構造を例にと
り、同様の視点から見た図として示したものである(説
明の便宜上、図10と同等の部材には同一の符号とし
た)。なお、図10及び図11ともに、煩雑を避けるた
めに点火栓10及び排気弁16a,16bの図示を省略
するとともに、差異の明確化のために吸気管1a,1b
及び吸気制御弁部5a,5bによる隙間の形成状態を概
略的に付記している。図10及び図11において、吸気
管1aを介して導かれた吸入空気は、シリンダ3入口に
設けられた吸気弁4aとシリンダ上壁面3Aとの隙間1
3からシリンダ3内に流入する。このとき、図10に示
されるように、略円錐形のシリンダ上壁面3Aの面積い
っぱいに2つの吸気弁4a,4bが上下動可能に配置さ
れる構造上、吸気弁4aの開き状態においては吸気弁4
aの上方(排気弁16a側)の隙間13のほうが側方の
隙間14に比べてより大きくなる。ここで、図11のよ
うに吸気制御弁部5aの側方に隙間11を形成しこの隙
間11から高速気流を導く場合は、主として吸気管1a
側部に偏って高速気流が進みため、吸気弁4aの開き状
態において隙間14を介してシリンダ3内に高速気流を
送り込むこととなる。この隙間14は前述したように比
較的小さく、かつ吸気制御弁部5a側方の隙間11から
直接見える部分にはないため、高速気流の大部分は隙間
14を介して直接シリンダ3内に出ることができず、太
矢印で示すように吸気弁4aに当たって向きを変えた
り、減衰したりしやすい。すなわちこのような流路抵抗
に基づく大きな損失が生じるため、その分特開平5−2
96051号公報記載のようにあらかじめ吸気弁より手
前にヘリカルポートを設けて渦流の強さを増強しておか
なければ、シリンダ内に強い吸気渦流を確保できない。
これに対し、図10に示す本実施形態においては、吸気
制御弁部5aの上方に形成した隙間11を介して吸気管
1a上部に偏らせて高速気流を導くことにより、吸気弁
4aの開き状態において隙間13を介して高速気流を送
り込むことができる。この隙間13は前述したように比
較的大きく、かつ吸気制御弁部5a上方の隙間11から
直接見える部分にはあるため、高速気流の大部分は太矢
印で示すように隙間13を介し直接シリンダ3内に出る
ことができる。したがって、この部分における流路抵抗
が小さくなり、ヘリカルポートを設けて渦流の強さを増
強しなくても、そのままでシリンダ3内に強い吸気渦流
(斜めタンブル)12を確保できる。
【0032】上記の効果をさらに具体的に図12(a)
及び図12(b)により説明する。これらの図は、図1
〜図4で表される本実施形態と同様の構造において、吸
気管1a,1bの開口率を種々変えてシリンダ3内に発
生した渦流のタンブル成分・スワール成分生成強度を測
定した実験結果である。図12(a)がタンブル成分生
成強度、図12(b)がスワール成分生成強度に対応す
る。横軸に関しては、開口率100%から開口率50%
までは、一方の吸気管(吸気管1aに相当)を全開状態
としつつ他方の吸気管(吸気管1bに相当)の開口率を
単独で調整し、開口率50%から開口率0%までは、他
方の吸気管(吸気管1bに相当)を全閉状態としつつ一
方の吸気管(吸気管1aに相当)の開口率を単独で調整
した。そして、その開口率調整の際、本実施形態に対応
するように上方に隙間を残しつつ下方から閉口していく
場合(実線aで示す)と、特開平5−296051号公
報に対応するように側方の片側に隙間を残しつつ反対側
から閉口していく場合(破線bで示す)とを比較した。
図12(a)及び図12(b)に示されるように、開口
率100%から開口率を徐々に下げて開口率50%まで
は、実線aも破線bもほぼ同一のタンブル・スワール強
度である。しかしながら、開口率50%以下となると、
タンブル・スワール強度ともに実線aのほうが破線bよ
りも大きい。この差は、開口率が小さくなるほど顕著と
なる。
及び図12(b)により説明する。これらの図は、図1
〜図4で表される本実施形態と同様の構造において、吸
気管1a,1bの開口率を種々変えてシリンダ3内に発
生した渦流のタンブル成分・スワール成分生成強度を測
定した実験結果である。図12(a)がタンブル成分生
成強度、図12(b)がスワール成分生成強度に対応す
る。横軸に関しては、開口率100%から開口率50%
までは、一方の吸気管(吸気管1aに相当)を全開状態
としつつ他方の吸気管(吸気管1bに相当)の開口率を
単独で調整し、開口率50%から開口率0%までは、他
方の吸気管(吸気管1bに相当)を全閉状態としつつ一
方の吸気管(吸気管1aに相当)の開口率を単独で調整
した。そして、その開口率調整の際、本実施形態に対応
するように上方に隙間を残しつつ下方から閉口していく
場合(実線aで示す)と、特開平5−296051号公
報に対応するように側方の片側に隙間を残しつつ反対側
から閉口していく場合(破線bで示す)とを比較した。
図12(a)及び図12(b)に示されるように、開口
率100%から開口率を徐々に下げて開口率50%まで
は、実線aも破線bもほぼ同一のタンブル・スワール強
度である。しかしながら、開口率50%以下となると、
タンブル・スワール強度ともに実線aのほうが破線bよ
りも大きい。この差は、開口率が小さくなるほど顕著と
なる。
【0033】以上より、エンジン低負荷時のように一方
の吸気管を閉塞して他方の吸気管の一部から吸気する場
合(開口率50%以下に相当)、側方よりも上方を開放
したほうが損失が少なく、同じ開口率でより強い渦流を
生成できることがわかる。
の吸気管を閉塞して他方の吸気管の一部から吸気する場
合(開口率50%以下に相当)、側方よりも上方を開放
したほうが損失が少なく、同じ開口率でより強い渦流を
生成できることがわかる。
【0034】(1−2)中負荷の場合 この場合における吸気制御弁部5aの状態を表す側断面
図を図13に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図
を図14に示す。これら図13及び図14は、(1−
1)で上述した図7及び図8に対応する図である。図1
3及び図14において、エンジンの中負荷時には、吸気
制御弁体5は、シリンダ3内に斜めタンブル12を生成
しつつ適切な吸気流量も確保するため、中間的な開度
(回転軸m1まわりの回転角θ=60°)となる。すな
わち、吸気管1aと吸気制御弁上端部5aAとの間の隙
間11はやや大きくなるが、吸気制御弁部5aの下端部
5aBは、引き続き吸気管ホルダ部1aAの下部壁面の
上流端に密着し吸気管1aの下側の流路は遮られてい
る。またこのとき、吸気管1bも引き続き吸気制御弁部
5bによって全閉状態が維持されている。これにより、
低負荷の場合同様、吸気流は吸気制御弁部5aの上方の
隙間11のみを通ってシリンダ3内に流入し斜めタンブ
ル12を生成するが、隙間11の大きさが低負荷時より
も大きいので、中負荷に対応した大きな空気量が吸入で
き、かつ強力なスワールを生成することができる。
図を図13に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図
を図14に示す。これら図13及び図14は、(1−
1)で上述した図7及び図8に対応する図である。図1
3及び図14において、エンジンの中負荷時には、吸気
制御弁体5は、シリンダ3内に斜めタンブル12を生成
しつつ適切な吸気流量も確保するため、中間的な開度
(回転軸m1まわりの回転角θ=60°)となる。すな
わち、吸気管1aと吸気制御弁上端部5aAとの間の隙
間11はやや大きくなるが、吸気制御弁部5aの下端部
5aBは、引き続き吸気管ホルダ部1aAの下部壁面の
上流端に密着し吸気管1aの下側の流路は遮られてい
る。またこのとき、吸気管1bも引き続き吸気制御弁部
5bによって全閉状態が維持されている。これにより、
低負荷の場合同様、吸気流は吸気制御弁部5aの上方の
隙間11のみを通ってシリンダ3内に流入し斜めタンブ
ル12を生成するが、隙間11の大きさが低負荷時より
も大きいので、中負荷に対応した大きな空気量が吸入で
き、かつ強力なスワールを生成することができる。
【0035】(1−3)高負荷の場合 この場合における吸気制御弁部5aの状態を表す側断面
図を図15に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図
を図16に、吸気制御弁体5設置位置での吸気管1a,
1bの横断面図を図17に示す。なお、これら図13及
び図14は、(1−1)で上述した図7、図8、及び図
9にそれぞれ対応する図である。
図を図15に、吸気制御弁部5bの状態を表す側断面図
を図16に、吸気制御弁体5設置位置での吸気管1a,
1bの横断面図を図17に示す。なお、これら図13及
び図14は、(1−1)で上述した図7、図8、及び図
9にそれぞれ対応する図である。
【0036】図15〜図17において、エンジンの高負
荷時には、吸気制御弁体5は、シリンダ3内に大量の吸
気を流入させて高出力を得るため、全開状態の開度(流
路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくなる位
置、回転軸まわりの回転角θ=0°)となる。このと
き、吸気流は、吸気管1aと吸気管1bの双方からシリ
ンダ3内に流入するので、多くの空気量が吸入でき、高
出力を得ることができる。そしてこのとき、(1−1)
で既に説明したように、吸気管1a,1bの下流側にヘ
リカルポートを設けておらず、吸気管1a,1bはほぼ
ストレートポート形状となっていることから、流路抵抗
を低減することができる。
荷時には、吸気制御弁体5は、シリンダ3内に大量の吸
気を流入させて高出力を得るため、全開状態の開度(流
路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくなる位
置、回転軸まわりの回転角θ=0°)となる。このと
き、吸気流は、吸気管1aと吸気管1bの双方からシリ
ンダ3内に流入するので、多くの空気量が吸入でき、高
出力を得ることができる。そしてこのとき、(1−1)
で既に説明したように、吸気管1a,1bの下流側にヘ
リカルポートを設けておらず、吸気管1a,1bはほぼ
ストレートポート形状となっていることから、流路抵抗
を低減することができる。
【0037】以上(1−1)〜(1−3)で説明したよ
うに、本実施形態によれば、ヘリカルポートを設けるこ
となく低負荷時における強力な渦流を確保できる。した
がって、ヘリカルポートを設ける従来技術に比べて高負
荷時の流路抵抗を低減することができる。また、補助開
閉弁や切換弁を設けることなく、吸入管1bを全閉とす
ることで高速気流を偏らせ横渦成分を追加することがで
きるので、装置構造を簡素化できる。
うに、本実施形態によれば、ヘリカルポートを設けるこ
となく低負荷時における強力な渦流を確保できる。した
がって、ヘリカルポートを設ける従来技術に比べて高負
荷時の流路抵抗を低減することができる。また、補助開
閉弁や切換弁を設けることなく、吸入管1bを全閉とす
ることで高速気流を偏らせ横渦成分を追加することがで
きるので、装置構造を簡素化できる。
【0038】また、本実施形態によれば、上記効果の外
にも、種々の他の効果を奏する。これらを項目分けして
以下順次説明する。 (A)吸気制御弁による圧力損失低減 吸気管1a,1bは、吸気制御弁体5が最も開き側の開
度にあるとき、流路の流れ方向距離1cmあたりの流路
横断面積の変化率が20%未満となるように構成され、
特に、吸気制御弁部5a,5b設置位置ではその前後の
部分に対し横断面積が拡大するようになっている。これ
らによって、吸気制御弁設置による圧力損失の発生を低
減している。これを図18(a)及び図18(b)によ
り説明する。図18(a)は、吸気制御弁体5が最も開
き側の開度にあるときの吸気管1a,1b内流れ方向全
長にわたっての流路内横断面積変化を示したものであ
り、図18(b)は、そのときの吸気管1a,1b内流
れ方向全長にわたっての起点からの流路抵抗の累積値を
示したものである。なお、これらの図には、比較例とし
て、特公平2−47240号公報に示されるような従来
型のバタフライ弁の場合、及び円管の場合についても併
せて示している。
にも、種々の他の効果を奏する。これらを項目分けして
以下順次説明する。 (A)吸気制御弁による圧力損失低減 吸気管1a,1bは、吸気制御弁体5が最も開き側の開
度にあるとき、流路の流れ方向距離1cmあたりの流路
横断面積の変化率が20%未満となるように構成され、
特に、吸気制御弁部5a,5b設置位置ではその前後の
部分に対し横断面積が拡大するようになっている。これ
らによって、吸気制御弁設置による圧力損失の発生を低
減している。これを図18(a)及び図18(b)によ
り説明する。図18(a)は、吸気制御弁体5が最も開
き側の開度にあるときの吸気管1a,1b内流れ方向全
長にわたっての流路内横断面積変化を示したものであ
り、図18(b)は、そのときの吸気管1a,1b内流
れ方向全長にわたっての起点からの流路抵抗の累積値を
示したものである。なお、これらの図には、比較例とし
て、特公平2−47240号公報に示されるような従来
型のバタフライ弁の場合、及び円管の場合についても併
せて示している。
【0039】図18(a)及び図18(b)において、
まず、従来の吸気管は、板材からなる4枚の羽根を回転
シャフトに固定した弁体を、同一横断面積の円管中に配
置した構造であることから、流路横断面積は起点から同
一横断面積のまま推移し、流路抵抗は緩やかな直線で上
昇する。その後流路横断面積は、羽根の横断面積によっ
て若干減少した後回転シャフトによって急激に減少・増
加する(流れ方向距離1cmあたりの流路横断面積の変
化率は20%を超える)。このため吸気制御弁の設置位
置で急縮小・急拡大による2次流れの発生等により流路
抵抗が急激に増大(流れ方向距離1cmあたりの流路抵
抗の変化率は10%を超える)する。そのため、エネル
ギ損失が生じ、その分だけ吸入空気量の減少、出力の減
少が起こる。本実施形態においては、吸気管1a,1b
ともに、起点から流路横断面積が徐々に滑らかに拡大し
ていき、流路抵抗は従来よりもわずかに傾きが小さい直
線となって上昇する。そして、流路横断面積は、吸気制
御弁部5a,5bの設置位置前後でその横断面積のため
に小幅に減少・増加する。しかしこのときも前述したよ
うに流れ方向距離1cmあたりの流路横断面積の変化率
が20%以下に抑えられていることから、従来構造のよ
うな急激な流路抵抗の上昇がなく(流れ方向距離1cm
あたりの流路抵抗の変化率は10%未満)、流路抵抗の
値はそのまま直線状に推移し円管と大差なく緩やかに上
昇する。これにより、トータルでの流路抵抗の値は従来
よりも小さくなるので、吸入空気量を増加し出力を増加
することができる。
まず、従来の吸気管は、板材からなる4枚の羽根を回転
シャフトに固定した弁体を、同一横断面積の円管中に配
置した構造であることから、流路横断面積は起点から同
一横断面積のまま推移し、流路抵抗は緩やかな直線で上
昇する。その後流路横断面積は、羽根の横断面積によっ
て若干減少した後回転シャフトによって急激に減少・増
加する(流れ方向距離1cmあたりの流路横断面積の変
化率は20%を超える)。このため吸気制御弁の設置位
置で急縮小・急拡大による2次流れの発生等により流路
抵抗が急激に増大(流れ方向距離1cmあたりの流路抵
抗の変化率は10%を超える)する。そのため、エネル
ギ損失が生じ、その分だけ吸入空気量の減少、出力の減
少が起こる。本実施形態においては、吸気管1a,1b
ともに、起点から流路横断面積が徐々に滑らかに拡大し
ていき、流路抵抗は従来よりもわずかに傾きが小さい直
線となって上昇する。そして、流路横断面積は、吸気制
御弁部5a,5bの設置位置前後でその横断面積のため
に小幅に減少・増加する。しかしこのときも前述したよ
うに流れ方向距離1cmあたりの流路横断面積の変化率
が20%以下に抑えられていることから、従来構造のよ
うな急激な流路抵抗の上昇がなく(流れ方向距離1cm
あたりの流路抵抗の変化率は10%未満)、流路抵抗の
値はそのまま直線状に推移し円管と大差なく緩やかに上
昇する。これにより、トータルでの流路抵抗の値は従来
よりも小さくなるので、吸入空気量を増加し出力を増加
することができる。
【0040】(B)吸気制御弁組み付け・調整作業の簡
略化効果 本実施形態においては、吸気制御弁体5は、2つの円柱
状端部5c,5dと複数の円柱状中間部5eとを有する
樹脂一体成形ロータリー弁となっている。これにより、
吸気制御弁弁体5の組み付けの際には、吸気制御弁カバ
ー7を外した吸気制御弁1aのハウジング部から、あら
かじめ所定寸法に一体成形された吸気制御弁5を、円柱
状端部5dを先頭にして各吸気管を貫通するように差し
込んだ後、吸気制御弁カバー7を閉じるだけで足りる。
したがって、例えば複数の吸気管を横断して配置された
回転シャフトに各吸気制御弁をネジ等で取り付けた後に
それぞれ調整を行う従来の方法に比べ、組み付け・調整
作業を簡略化することができ、コストを低減できる。そ
して、これにより、組み付け精度が低いことによる動作
不良や渦流生成能力の低下を招くことがなくなるので、
高い信頼性を確保できる。
略化効果 本実施形態においては、吸気制御弁体5は、2つの円柱
状端部5c,5dと複数の円柱状中間部5eとを有する
樹脂一体成形ロータリー弁となっている。これにより、
吸気制御弁弁体5の組み付けの際には、吸気制御弁カバ
ー7を外した吸気制御弁1aのハウジング部から、あら
かじめ所定寸法に一体成形された吸気制御弁5を、円柱
状端部5dを先頭にして各吸気管を貫通するように差し
込んだ後、吸気制御弁カバー7を閉じるだけで足りる。
したがって、例えば複数の吸気管を横断して配置された
回転シャフトに各吸気制御弁をネジ等で取り付けた後に
それぞれ調整を行う従来の方法に比べ、組み付け・調整
作業を簡略化することができ、コストを低減できる。そ
して、これにより、組み付け精度が低いことによる動作
不良や渦流生成能力の低下を招くことがなくなるので、
高い信頼性を確保できる。
【0041】(C)渦流強さ制御効果 すなわち例えば、吸気弁5a,5bの大きさ、吸気制御
弁体5への取付け角度、2本の吸気管1a,1bのサイ
ズ等を適宜設計変更することにより、低負荷状態や中負
荷状態において、吸気制御弁部5bの閉じ状態を維持し
たまま吸気制御弁部5aの開き状態を調整することがで
き、これによってシリンダ3内に生成する斜めタンブル
12の強さを調整することができる。
弁体5への取付け角度、2本の吸気管1a,1bのサイ
ズ等を適宜設計変更することにより、低負荷状態や中負
荷状態において、吸気制御弁部5bの閉じ状態を維持し
たまま吸気制御弁部5aの開き状態を調整することがで
き、これによってシリンダ3内に生成する斜めタンブル
12の強さを調整することができる。
【0042】(D)その他 また、本実施形態のように、吸気制御弁体5の設置断面
において、一方の吸気管1aの横断面形状を他方の吸気
管1bに比べて縦長形状として隙間11を形成する構造
とすることにより、後述する第3の実施形態よりも高さ
方向の寸法を小さくし全体をコンパクト化することがで
きる。また、吸気制御弁体5が回転するときの弁体5ま
わりの摺動面積を第3の実施形態よりも小さくでき、エ
ネルギロスが少ないという効果もある。
において、一方の吸気管1aの横断面形状を他方の吸気
管1bに比べて縦長形状として隙間11を形成する構造
とすることにより、後述する第3の実施形態よりも高さ
方向の寸法を小さくし全体をコンパクト化することがで
きる。また、吸気制御弁体5が回転するときの弁体5ま
わりの摺動面積を第3の実施形態よりも小さくでき、エ
ネルギロスが少ないという効果もある。
【0043】本発明の第2の実施形態を図19〜図21
により説明する。本実施形態は、低負荷時に隙間を形成
する側の吸気管及び吸気制御弁の形状が異なる場合の実
施形態である。本実施形態によるエンジン吸気装置の要
部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ
図19及び図20に、吸気制御弁体設置位置での吸気管
の横断面図を図21に示す。これら図19、図20、及
び図21は、エンジンの略低負荷状態を示しており、第
1の実施形態における図7、図8、及び図9にそれぞれ
ほぼ相当するものである。第1の実施形態と同等の部材
には同一の符号を付す。
により説明する。本実施形態は、低負荷時に隙間を形成
する側の吸気管及び吸気制御弁の形状が異なる場合の実
施形態である。本実施形態によるエンジン吸気装置の要
部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ
図19及び図20に、吸気制御弁体設置位置での吸気管
の横断面図を図21に示す。これら図19、図20、及
び図21は、エンジンの略低負荷状態を示しており、第
1の実施形態における図7、図8、及び図9にそれぞれ
ほぼ相当するものである。第1の実施形態と同等の部材
には同一の符号を付す。
【0044】図19〜図21において、第1の実施形態
と異なる点は、2つの吸気管形状を同一としつつ吸気制
御弁の一方を寸足らずとすることで渦流を発生させるこ
とである。すなわち、低負荷時に渦流を形成する吸気管
201aの形状を他方の吸気管1bの形状と略同一と
し、かつ、これに対応する吸気制御弁205aの上部を
切り欠いた形状として回転軸m2から上端部までの長さ
l1を回転軸m2から下端部までの長さl2よりも小さく
したことである。これにより、第1の実施形態と同様、
吸気管201aのホルダ部201aAの上部壁面と吸気
制御弁205aの上端部205aAとの間に隙間11を
形成すると共に、吸気制御弁205aの下端部205a
Bで吸気管201aの下側流路を遮る構造を実現してい
る。その他の構造及び動作は第1の実施形態とほぼ同様
である。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様
の効果を得る。
と異なる点は、2つの吸気管形状を同一としつつ吸気制
御弁の一方を寸足らずとすることで渦流を発生させるこ
とである。すなわち、低負荷時に渦流を形成する吸気管
201aの形状を他方の吸気管1bの形状と略同一と
し、かつ、これに対応する吸気制御弁205aの上部を
切り欠いた形状として回転軸m2から上端部までの長さ
l1を回転軸m2から下端部までの長さl2よりも小さく
したことである。これにより、第1の実施形態と同様、
吸気管201aのホルダ部201aAの上部壁面と吸気
制御弁205aの上端部205aAとの間に隙間11を
形成すると共に、吸気制御弁205aの下端部205a
Bで吸気管201aの下側流路を遮る構造を実現してい
る。その他の構造及び動作は第1の実施形態とほぼ同様
である。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様
の効果を得る。
【0045】本発明の第3の実施形態を図22及び図2
3により説明する。本実施形態は、2つの吸気管及び吸
気制御弁の形状を互いに同一とした場合の実施形態であ
る。本実施形態によるエンジン吸気装置の構造を表す側
断面図を図22に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図23に示す。これら図22及び図23は、
エンジンの略低負荷状態を示しており、図22は第1の
実施形態における図2と図3にほぼ相当し、図23は第
1の実施形態における図9にほぼ相当するものである。
第1及び第2の実施形態と同等の部材には同一の符号を
付す。
3により説明する。本実施形態は、2つの吸気管及び吸
気制御弁の形状を互いに同一とした場合の実施形態であ
る。本実施形態によるエンジン吸気装置の構造を表す側
断面図を図22に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図23に示す。これら図22及び図23は、
エンジンの略低負荷状態を示しており、図22は第1の
実施形態における図2と図3にほぼ相当し、図23は第
1の実施形態における図9にほぼ相当するものである。
第1及び第2の実施形態と同等の部材には同一の符号を
付す。
【0046】図22及び図23において、第1の実施形
態と異なる点は、2つの吸気管301a,301b及び
それぞれに対応する吸気制御弁305a,305bの形
状を互いに同一としたことである(したがって図22の
構造はどちらにも相当する)。このとき吸気管301
a,301bの形状は第2の実施形態の吸気管201a
とほぼ同一であり、吸気制御弁305a,305bの形
状は第2の実施形態の吸気制御弁205aと同一となっ
ている。その他の構造は第1の実施形態とほぼ同様であ
る。
態と異なる点は、2つの吸気管301a,301b及び
それぞれに対応する吸気制御弁305a,305bの形
状を互いに同一としたことである(したがって図22の
構造はどちらにも相当する)。このとき吸気管301
a,301bの形状は第2の実施形態の吸気管201a
とほぼ同一であり、吸気制御弁305a,305bの形
状は第2の実施形態の吸気制御弁205aと同一となっ
ている。その他の構造は第1の実施形態とほぼ同様であ
る。
【0047】上記構成における動作及びこれに基づく作
用を、エンジンが低負荷の場合、エンジンが中負荷の場
合、エンジンが高負荷の場合に分けて以下詳細に説明す
る。 (3−1)低負荷の場合 低負荷の場合には、吸気制御弁体305は、強い渦流に
より燃焼促進を図るために最も閉じ側の開度(例えば図
22及び図23に示す回転角)となり、吸気管301
a,301bの吸気制御弁305a,305はともに開
口断面積が最小となる。すなわち、吸気管301a,3
01bのホルダ部301aA,301bAの上部壁面と
吸気制御弁305a,305bの上端部305aA,3
05bAとの間に隙間11が形成される。同時に、吸気
制御弁305aA,305bAの下端部305aB,3
05bBは、ホルダ部301aA,301bAの下部壁
面に食い込むように密着した形となり、吸気管301a
の下側の流路を遮る。以上の動作により、ピストン2が
下降しシリンダ3内に負圧が生じたときに、吸気管30
1a,301b内を流れてくる吸入空気は、吸気制御弁
305a,305b上方の隙間11,11を介して高速
気流となり、主として吸気管301a,301b上部に
偏って進みシリンダ3内に流入してそれぞれタンブル
(縦渦)312を発生させる(図22中太矢印参照)。
ここで、高速気流は2つの吸気管301a,301bか
ら導かれるため、第1の実施形態の(1−1)で説明し
たようなシリンダ3内でのスワール(横渦)成分の追加
による渦流強さの補強はない。しかしながら、2つのタ
ンブル312,312の相乗効果が、そのシリンダ3内
で追加される横渦成分の代わりとなって渦流強さを補強
するので、(1−1)で説明した斜めタンブル12と同
等の強い吸気渦流を確保できる。
用を、エンジンが低負荷の場合、エンジンが中負荷の場
合、エンジンが高負荷の場合に分けて以下詳細に説明す
る。 (3−1)低負荷の場合 低負荷の場合には、吸気制御弁体305は、強い渦流に
より燃焼促進を図るために最も閉じ側の開度(例えば図
22及び図23に示す回転角)となり、吸気管301
a,301bの吸気制御弁305a,305はともに開
口断面積が最小となる。すなわち、吸気管301a,3
01bのホルダ部301aA,301bAの上部壁面と
吸気制御弁305a,305bの上端部305aA,3
05bAとの間に隙間11が形成される。同時に、吸気
制御弁305aA,305bAの下端部305aB,3
05bBは、ホルダ部301aA,301bAの下部壁
面に食い込むように密着した形となり、吸気管301a
の下側の流路を遮る。以上の動作により、ピストン2が
下降しシリンダ3内に負圧が生じたときに、吸気管30
1a,301b内を流れてくる吸入空気は、吸気制御弁
305a,305b上方の隙間11,11を介して高速
気流となり、主として吸気管301a,301b上部に
偏って進みシリンダ3内に流入してそれぞれタンブル
(縦渦)312を発生させる(図22中太矢印参照)。
ここで、高速気流は2つの吸気管301a,301bか
ら導かれるため、第1の実施形態の(1−1)で説明し
たようなシリンダ3内でのスワール(横渦)成分の追加
による渦流強さの補強はない。しかしながら、2つのタ
ンブル312,312の相乗効果が、そのシリンダ3内
で追加される横渦成分の代わりとなって渦流強さを補強
するので、(1−1)で説明した斜めタンブル12と同
等の強い吸気渦流を確保できる。
【0048】(3−2)中負荷の場合 エンジンの中負荷時には、第1の実施形態の(1−2)
同様、吸気制御弁体305は、シリンダ3内にタンブル
312,312を生成しつつ適切な吸気流量も確保する
ため、中間的な開度(例えば回転軸m3まわりの回転角
60°)となる。すなわち、吸気管301a,301と
吸気制御弁上端部305aA,305bAとの間の隙間
11,11はやや大きくなるが、吸気制御弁305a,
305bの下端部305aB,305bBは、引き続き
吸気管ホルダ部301aA,301aBの下部壁面の上
流端に密着し吸気管301a,301bの下側の流路は
遮られる。これにより、低負荷の場合同様、吸気流は吸
気制御弁305a,305bの上方の隙間11,11を
通ってシリンダ3内に流入しタンブル312,312を
生成するが、隙間11の大きさが低負荷時よりも大きい
ので、中負荷に対応した大きな空気量が吸入でき、かつ
強力なスワールを生成することができる。
同様、吸気制御弁体305は、シリンダ3内にタンブル
312,312を生成しつつ適切な吸気流量も確保する
ため、中間的な開度(例えば回転軸m3まわりの回転角
60°)となる。すなわち、吸気管301a,301と
吸気制御弁上端部305aA,305bAとの間の隙間
11,11はやや大きくなるが、吸気制御弁305a,
305bの下端部305aB,305bBは、引き続き
吸気管ホルダ部301aA,301aBの下部壁面の上
流端に密着し吸気管301a,301bの下側の流路は
遮られる。これにより、低負荷の場合同様、吸気流は吸
気制御弁305a,305bの上方の隙間11,11を
通ってシリンダ3内に流入しタンブル312,312を
生成するが、隙間11の大きさが低負荷時よりも大きい
ので、中負荷に対応した大きな空気量が吸入でき、かつ
強力なスワールを生成することができる。
【0049】(3−3)高負荷の場合 エンジンの高負荷時には、第1の実施形態の(1−3)
同様、吸気制御弁体305は、シリンダ3内に大量の吸
気を流入させて高出力を得るため、全開状態の開度(流
路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくなる位
置、例えば回転時まわりの回転角0°)となる。これに
より、多くの空気量が吸入でき、高出力を得ることがで
きる。そしてこのとき、(1−3)で説明したのと同様
に、吸気管301a,301bの下流側にヘリカルポー
トを設けないことによる流路抵抗低減効果を得ることが
できる。
同様、吸気制御弁体305は、シリンダ3内に大量の吸
気を流入させて高出力を得るため、全開状態の開度(流
路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくなる位
置、例えば回転時まわりの回転角0°)となる。これに
より、多くの空気量が吸入でき、高出力を得ることがで
きる。そしてこのとき、(1−3)で説明したのと同様
に、吸気管301a,301bの下流側にヘリカルポー
トを設けないことによる流路抵抗低減効果を得ることが
できる。
【0050】以上(3−1)〜(3−3)で説明したよ
うに、本実施形態によっても、第1の実施形態同様、高
負荷時の流路抵抗を低減することができ、かつ装置構造
を簡素化できる効果を得る。
うに、本実施形態によっても、第1の実施形態同様、高
負荷時の流路抵抗を低減することができ、かつ装置構造
を簡素化できる効果を得る。
【0051】本発明の第4の実施形態を図24〜図27
により説明する。本実施形態は、吸気制御弁全開時にお
ける吸気管内流路形状が常に円形断面となる場合の実施
形態である。本実施形態によるエンジン吸気装置の要部
である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ図
24及び図25に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図26及び図27に示す。これらのうち図2
4、図25、及び図26は、エンジンの高負荷状態を示
しており、第1の実施形態における図15、図16、及
び図17にそれぞれほぼ相当するものである。また図2
7は、エンジンの低負荷状態を示しており、第1の実施
形態における図9にほぼ相当するものである。第1〜第
3の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。
により説明する。本実施形態は、吸気制御弁全開時にお
ける吸気管内流路形状が常に円形断面となる場合の実施
形態である。本実施形態によるエンジン吸気装置の要部
である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ図
24及び図25に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図26及び図27に示す。これらのうち図2
4、図25、及び図26は、エンジンの高負荷状態を示
しており、第1の実施形態における図15、図16、及
び図17にそれぞれほぼ相当するものである。また図2
7は、エンジンの低負荷状態を示しており、第1の実施
形態における図9にほぼ相当するものである。第1〜第
3の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。
【0052】図24〜図27において、第1の実施形態
と異なる点は、吸気制御弁405a,405b全開時に
おいて、流路横断面形状が常に円形断面となるようにし
たことである。
と異なる点は、吸気制御弁405a,405b全開時に
おいて、流路横断面形状が常に円形断面となるようにし
たことである。
【0053】すなわち、吸気制御弁体405は、略円柱
形状に、その円柱の軸心と直角な方向を軸とする貫通孔
及び切り欠きを形成した形状となっており、樹脂によっ
て一体成形されたロータリー弁となっている。そして詳
細には、その切り欠き部分を備えた吸気制御弁部405
aと、貫通孔部分を備えた吸気制御弁部405bと、両
端に設けられ略円柱形状をそれぞれ備えた2つの円柱状
端部405c,405dと、これら円柱状端部5c,5
dの間において吸気制御弁部405a,405b間相互
を接続し、円柱状端部405c,405dと略同径の略
円柱形状を備えた複数の円柱状中間部5eとを有してい
る。またこの吸気制御弁体405は、略水平方向の回転
軸m4まわりに回転することにより開度が変化するよう
になっている。また、吸気管401aは、吸気制御弁体
405の設置位置における横断面(図26に示す横断
面)での流路中心K2が、吸気制御弁体405の回転軸
m4に対してその回転軸m4と直交する方向に距離d2だ
けオフセットしている。そしてこの横断面においては、
2つの吸気管401a,401bの形状は互いに異な
り、吸気管401aのホルダー部401aAの上部壁面
の位置のほうが、吸気管401bのホルダー部401b
Aの上部壁面の位置よりも高くなっている。その他の構
造は、第1の実施形態とほぼ同様である。
形状に、その円柱の軸心と直角な方向を軸とする貫通孔
及び切り欠きを形成した形状となっており、樹脂によっ
て一体成形されたロータリー弁となっている。そして詳
細には、その切り欠き部分を備えた吸気制御弁部405
aと、貫通孔部分を備えた吸気制御弁部405bと、両
端に設けられ略円柱形状をそれぞれ備えた2つの円柱状
端部405c,405dと、これら円柱状端部5c,5
dの間において吸気制御弁部405a,405b間相互
を接続し、円柱状端部405c,405dと略同径の略
円柱形状を備えた複数の円柱状中間部5eとを有してい
る。またこの吸気制御弁体405は、略水平方向の回転
軸m4まわりに回転することにより開度が変化するよう
になっている。また、吸気管401aは、吸気制御弁体
405の設置位置における横断面(図26に示す横断
面)での流路中心K2が、吸気制御弁体405の回転軸
m4に対してその回転軸m4と直交する方向に距離d2だ
けオフセットしている。そしてこの横断面においては、
2つの吸気管401a,401bの形状は互いに異な
り、吸気管401aのホルダー部401aAの上部壁面
の位置のほうが、吸気管401bのホルダー部401b
Aの上部壁面の位置よりも高くなっている。その他の構
造は、第1の実施形態とほぼ同様である。
【0054】上記構成によって、低負荷の場合には、図
27に示すように、吸気制御弁体405は、吸気管40
1a側の吸気制御弁部405aの開口断面積が最小とな
って吸気管401aのホルダ部401aAの上部壁面と
吸気制御弁部4055aの上端部405aAとの間に隙
間11が形成され、吸気制御弁部405aの下端部40
5aBは、吸気管401aの下側の流路を遮る。一方こ
のとき、吸気管401bは吸気制御弁部405bによっ
て全閉状態となる。また高負荷の場合は、図24〜図2
6に示すように、全開状態の開度(例えば回転軸まわり
の回転角θ=0°)となり、吸気管401a,401b
の流路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくな
る。またこのとき、図24及び図25に示すように、吸
気制御弁部405a,405bの側断面形状は、断面積
の急拡大による通気抵抗損失の増加を防止するために、
前後の吸気管401a,401bの形状を延長補間した
ものに略等しくなっている。
27に示すように、吸気制御弁体405は、吸気管40
1a側の吸気制御弁部405aの開口断面積が最小とな
って吸気管401aのホルダ部401aAの上部壁面と
吸気制御弁部4055aの上端部405aAとの間に隙
間11が形成され、吸気制御弁部405aの下端部40
5aBは、吸気管401aの下側の流路を遮る。一方こ
のとき、吸気管401bは吸気制御弁部405bによっ
て全閉状態となる。また高負荷の場合は、図24〜図2
6に示すように、全開状態の開度(例えば回転軸まわり
の回転角θ=0°)となり、吸気管401a,401b
の流路横断面積の減少及びその減少率が最も小さくな
る。またこのとき、図24及び図25に示すように、吸
気制御弁部405a,405bの側断面形状は、断面積
の急拡大による通気抵抗損失の増加を防止するために、
前後の吸気管401a,401bの形状を延長補間した
ものに略等しくなっている。
【0055】その他の構造及び動作は、第1の実施形態
とほぼ同様である。本実施形態によっても、第1の実施
形態と同様の効果を得る。またこれに加え、吸気制御弁
体5前後の吸気管401a,401bの形状を円管とす
ることができるので、製造が比較的容易というメリット
もある。
とほぼ同様である。本実施形態によっても、第1の実施
形態と同様の効果を得る。またこれに加え、吸気制御弁
体5前後の吸気管401a,401bの形状を円管とす
ることができるので、製造が比較的容易というメリット
もある。
【0056】本発明の第5の実施形態を図28〜図31
によって説明する。本実施形態は、ロータリー弁でない
吸気制御弁体を用いる場合の実施形態である。
によって説明する。本実施形態は、ロータリー弁でない
吸気制御弁体を用いる場合の実施形態である。
【0057】本実施形態によるエンジン吸気装置の要部
である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ図
28及び図29に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図30に、図30中XXXI−XXXI断面による横
断面図を図31に示す。これら図28〜図31は、エン
ジンの低負荷状態を示しており、図28、図29、及び
図30は、第1の実施形態における図7、図8、及び図
9にそれぞれほぼ相当するものである。第1の実施形態
と同等の部材には同一の符号を付す。
である、2つの吸気制御弁付近の側断面図をそれぞれ図
28及び図29に、吸気制御弁体設置位置での吸気管の
横断面図を図30に、図30中XXXI−XXXI断面による横
断面図を図31に示す。これら図28〜図31は、エン
ジンの低負荷状態を示しており、図28、図29、及び
図30は、第1の実施形態における図7、図8、及び図
9にそれぞれほぼ相当するものである。第1の実施形態
と同等の部材には同一の符号を付す。
【0058】図28〜図31において、第1の実施形態
と異なる点は、吸気制御弁体及び吸気制御管の構造であ
る。すなわち、吸気制御管501a,501bは、横断
面形状が略矩形でかつ略直管形状となっており、吸気制
御弁体5の設置位置近傍には、下部に吸気制御弁体取付
け用の開口部501aA,501bAがそれぞれ形成さ
れている。吸気制御弁体505は、回転シャフト505
cと、略長方形の板状形状をそれぞれ備え下端が回転シ
ャフト505cに固定された吸気制御弁部505a,5
05bとを備えており、これらが樹脂によって一体成形
されており、回転シャフト505cがモータ6で駆動さ
れることで一体となって回転し吸気制御弁部505a,
505bを開閉するようになっている。この吸気制御弁
体505は、開口部501aA,501bAから挿入さ
れた後、カバー517がその下方からシールリング52
1とともに止めねじ518で固定されることにより支持
されるようになっている。また吸気制御弁体505の反
モータ6側の端部にはシールリング520を介してふた
519が取り付けられ、吸気管501a,501bと外
気とのシールは、このシールリング520および前述し
たシールリング521によって行われる。そして、吸気
制御弁部505aは、他方の吸気制御弁部505bより
回転シャフト505cに直角な方向の高さが短くなって
いる。また、吸気管501aと吸気管501bとの間に
は、図31にも示すような隔壁522が形成されてい
る。その他の構造は、第1の実施形態とほぼ同様であ
る。
と異なる点は、吸気制御弁体及び吸気制御管の構造であ
る。すなわち、吸気制御管501a,501bは、横断
面形状が略矩形でかつ略直管形状となっており、吸気制
御弁体5の設置位置近傍には、下部に吸気制御弁体取付
け用の開口部501aA,501bAがそれぞれ形成さ
れている。吸気制御弁体505は、回転シャフト505
cと、略長方形の板状形状をそれぞれ備え下端が回転シ
ャフト505cに固定された吸気制御弁部505a,5
05bとを備えており、これらが樹脂によって一体成形
されており、回転シャフト505cがモータ6で駆動さ
れることで一体となって回転し吸気制御弁部505a,
505bを開閉するようになっている。この吸気制御弁
体505は、開口部501aA,501bAから挿入さ
れた後、カバー517がその下方からシールリング52
1とともに止めねじ518で固定されることにより支持
されるようになっている。また吸気制御弁体505の反
モータ6側の端部にはシールリング520を介してふた
519が取り付けられ、吸気管501a,501bと外
気とのシールは、このシールリング520および前述し
たシールリング521によって行われる。そして、吸気
制御弁部505aは、他方の吸気制御弁部505bより
回転シャフト505cに直角な方向の高さが短くなって
いる。また、吸気管501aと吸気管501bとの間に
は、図31にも示すような隔壁522が形成されてい
る。その他の構造は、第1の実施形態とほぼ同様であ
る。
【0059】上記構成によって、低負荷の場合には、図
28及び図29に示すように、吸気制御弁体505は回
転シャフト505cを回転中心として起き上がり、吸気
管501a側の吸気制御弁部505aの開口断面積が最
小となって吸気管501aの上部壁面と吸気制御弁部5
05aの上端部505aAとの間に隙間11が形成さ
れ、吸気制御弁部505aの下部505aBは、吸気管
501aの下側の流路を遮る。一方このとき、吸気管5
01bは吸気制御弁部505bによって全閉状態とな
る。また高負荷の場合は、図28及び図29中に破線で
示すように、吸気制御弁体505は回転シャフト505
cを回転中心として下降し下方のカバー517の凹部5
17A,517B内にそれぞれ収納され、吸気管501
a,501b内の流路内に全く突出しない。これによ
り、吸気管501a,401bの流路横断面積の減少が
ほとんどないようにできる。その他の構造及び動作は、
第1の実施形態とほぼ同様である。
28及び図29に示すように、吸気制御弁体505は回
転シャフト505cを回転中心として起き上がり、吸気
管501a側の吸気制御弁部505aの開口断面積が最
小となって吸気管501aの上部壁面と吸気制御弁部5
05aの上端部505aAとの間に隙間11が形成さ
れ、吸気制御弁部505aの下部505aBは、吸気管
501aの下側の流路を遮る。一方このとき、吸気管5
01bは吸気制御弁部505bによって全閉状態とな
る。また高負荷の場合は、図28及び図29中に破線で
示すように、吸気制御弁体505は回転シャフト505
cを回転中心として下降し下方のカバー517の凹部5
17A,517B内にそれぞれ収納され、吸気管501
a,501b内の流路内に全く突出しない。これによ
り、吸気管501a,401bの流路横断面積の減少が
ほとんどないようにできる。その他の構造及び動作は、
第1の実施形態とほぼ同様である。
【0060】本実施形態によっても、第1の実施形態と
同様の効果を得る。
同様の効果を得る。
【0061】なお、上記第1〜第5の実施形態において
は、吸気管内における吸気制御弁部より下流側には特に
何も配置しなかったが、下流側部分の流路を複数個に分
割するような隔壁を設けてもよい。第1の実施形態の吸
気管1a内における吸気制御弁部5aより下流側に適用
した例を図32に示す。図32は、低負荷時の状態を示
しており、隔壁23は、吸気管1aの下流側を上部流路
1aUと下部流路1aL2に分割し、その先端が吸気制御
弁部5aの上端に接している。これにより、隙間11を
介した高速気流は、隔壁23の上部の上部流路1aUの
みを通りシリンダ3内に流入し、隙間11より下流側に
おける気流の拡散を防止できるので、斜めタンブル12
(図2参照)の強さをさらに強めることができる。隔壁
23を他の実施形態の吸気管に適用しても同様である。
また、上記第1〜第5の実施形態においては、各気筒毎
に、2つの吸気管と2つの吸気制御弁部がある場合につ
いて説明したが、これに限られず、それらが各3つ以上
ある場合にも適用できる。この場合、第1、第2、第
4、第5の実施形態に関しては、3つ以上のうち1つの
吸気管及び吸気制御弁部で低負荷時に隙間を形成し、の
こりのすべての吸気管及び吸気制御弁部は低負荷時には
全閉状態とするようにすればよい。また第3の実施形態
に関しては、3つ以上あるすべての吸気管及び吸気制御
弁部について、第3の実施形態の吸気管及び吸気制御弁
部と同様の構造とすればよい。これらの場合も、同様の
効果を得る。
は、吸気管内における吸気制御弁部より下流側には特に
何も配置しなかったが、下流側部分の流路を複数個に分
割するような隔壁を設けてもよい。第1の実施形態の吸
気管1a内における吸気制御弁部5aより下流側に適用
した例を図32に示す。図32は、低負荷時の状態を示
しており、隔壁23は、吸気管1aの下流側を上部流路
1aUと下部流路1aL2に分割し、その先端が吸気制御
弁部5aの上端に接している。これにより、隙間11を
介した高速気流は、隔壁23の上部の上部流路1aUの
みを通りシリンダ3内に流入し、隙間11より下流側に
おける気流の拡散を防止できるので、斜めタンブル12
(図2参照)の強さをさらに強めることができる。隔壁
23を他の実施形態の吸気管に適用しても同様である。
また、上記第1〜第5の実施形態においては、各気筒毎
に、2つの吸気管と2つの吸気制御弁部がある場合につ
いて説明したが、これに限られず、それらが各3つ以上
ある場合にも適用できる。この場合、第1、第2、第
4、第5の実施形態に関しては、3つ以上のうち1つの
吸気管及び吸気制御弁部で低負荷時に隙間を形成し、の
こりのすべての吸気管及び吸気制御弁部は低負荷時には
全閉状態とするようにすればよい。また第3の実施形態
に関しては、3つ以上あるすべての吸気管及び吸気制御
弁部について、第3の実施形態の吸気管及び吸気制御弁
部と同様の構造とすればよい。これらの場合も、同様の
効果を得る。
【0062】また上記第1〜第5の実施形態において
は、シリンダ3内部をエンジンのピストン2が上下方向
に伸縮摺動する構造に適用した場合であったが、これに
限られない。すなわち、エンジンのピストンが水平方向
に伸縮摺動する構造にも適用できる。この場合、例えば
第1の実施形態に関しては、吸気管1aと吸気制御弁部
5aとが、吸気制御弁体5の最も閉じ側の開度で、吸気
管1aのピストン2伸縮方向伸び側の壁面と吸気制御弁
部5aの伸び側端部との間に所定の隙間11が形成され
るとともに吸気管1aのピストン2伸縮方向縮み側の流
路が吸気制御弁部5aの縮み側端部で遮られるように互
いに関連づけて構成され、このとき、吸気管1bが吸気
制御弁部5bによって全閉状態となるように互いに関連
づけて構成されていればよい(第2、第4、第5の実施
形態についても同様)。また第3の実施形態に関して
は、各吸気管301a,301bと各吸気制御弁部30
5a,305bとが、吸気制御弁体305の最も閉じ側
の開度で、吸気管301a,301bのピストン2伸縮
方向伸び側の壁面と記吸気制御弁305a,305bの
伸び側端部との間に所定の隙間11が形成されるととも
に吸気管301a,301のピストン2伸縮方向縮み側
の流路が吸気制御弁部305a,305bのピストン2
縮み側端部で遮られるように、互いに関連づけて構成さ
れていればよい。これらの場合も、同様の効果を得る。
は、シリンダ3内部をエンジンのピストン2が上下方向
に伸縮摺動する構造に適用した場合であったが、これに
限られない。すなわち、エンジンのピストンが水平方向
に伸縮摺動する構造にも適用できる。この場合、例えば
第1の実施形態に関しては、吸気管1aと吸気制御弁部
5aとが、吸気制御弁体5の最も閉じ側の開度で、吸気
管1aのピストン2伸縮方向伸び側の壁面と吸気制御弁
部5aの伸び側端部との間に所定の隙間11が形成され
るとともに吸気管1aのピストン2伸縮方向縮み側の流
路が吸気制御弁部5aの縮み側端部で遮られるように互
いに関連づけて構成され、このとき、吸気管1bが吸気
制御弁部5bによって全閉状態となるように互いに関連
づけて構成されていればよい(第2、第4、第5の実施
形態についても同様)。また第3の実施形態に関して
は、各吸気管301a,301bと各吸気制御弁部30
5a,305bとが、吸気制御弁体305の最も閉じ側
の開度で、吸気管301a,301bのピストン2伸縮
方向伸び側の壁面と記吸気制御弁305a,305bの
伸び側端部との間に所定の隙間11が形成されるととも
に吸気管301a,301のピストン2伸縮方向縮み側
の流路が吸気制御弁部305a,305bのピストン2
縮み側端部で遮られるように、互いに関連づけて構成さ
れていればよい。これらの場合も、同様の効果を得る。
【0063】さらに上記第1〜第5の実施形態において
は、低負荷時において、吸気制御弁体が最も閉じ側にお
いて上方の隙間を介し高速気流を導いたが、これに限ら
れない。例えば特開平5−296051号公報の図2記
載のような半閉じ状態となる構造を第1〜第3の実施形
態に応用して、半閉じ状態において高速気流を導くよう
な構造とすることも考えられる。
は、低負荷時において、吸気制御弁体が最も閉じ側にお
いて上方の隙間を介し高速気流を導いたが、これに限ら
れない。例えば特開平5−296051号公報の図2記
載のような半閉じ状態となる構造を第1〜第3の実施形
態に応用して、半閉じ状態において高速気流を導くよう
な構造とすることも考えられる。
【0064】また上記第1〜第5の実施形態において
は、各吸気管の形成方法について特に言及しなかった
が、各実施形態においてすべての吸気管を樹脂により一
体成形してもよく、この場合製造・組立行程が簡素化で
きる効果がある。
は、各吸気管の形成方法について特に言及しなかった
が、各実施形態においてすべての吸気管を樹脂により一
体成形してもよく、この場合製造・組立行程が簡素化で
きる効果がある。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ヘリカルポートを設け
て渦流の強さを増強しなくても、そのままでシリンダ内
に強い吸気渦流を確保できる。したがって、ヘリカルポ
ートを設ける従来技術に比べて高負荷時の流路抵抗を低
減することができる。また、補助開閉弁や切換弁を設け
ることなく、一の吸入管を全閉とすることで高速気流を
偏らせて横渦成分を追加することができるので、構造を
簡素化できる。
て渦流の強さを増強しなくても、そのままでシリンダ内
に強い吸気渦流を確保できる。したがって、ヘリカルポ
ートを設ける従来技術に比べて高負荷時の流路抵抗を低
減することができる。また、補助開閉弁や切換弁を設け
ることなく、一の吸入管を全閉とすることで高速気流を
偏らせて横渦成分を追加することができるので、構造を
簡素化できる。
【図1】本発明の第1の実施形態によるエンジン吸気装
置の流路に沿った略水平断面図である。
置の流路に沿った略水平断面図である。
【図2】図1中II−II断面による側断面図である。
【図3】図1中III−III断面による側断面図である。
【図4】吸気制御弁体の詳細構造を表す図1中IV−IV断
面による断面図である。
面による断面図である。
【図5】吸気制御弁開度制御の手順を表すフローチャー
トである。
トである。
【図6】エンジンの負荷がどの低負荷領域・中負荷領域
・高負荷領域のどれに該当するかを算出するための図で
ある。
・高負荷領域のどれに該当するかを算出するための図で
ある。
【図7】エンジン低負荷の場合における吸気制御弁部の
状態を表す側断面図である。
状態を表す側断面図である。
【図8】吸気制御弁部の状態を表す側断面図である。
【図9】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図で
ある。
ある。
【図10】シリンダ上部の吸気弁付近の構造を図2及び
図3中A方向からみた場合の矢視図である。
図3中A方向からみた場合の矢視図である。
【図11】特開平5−296051号公報記載の構造と
類似の構造を、図10と同様の視点から見た図である。
類似の構造を、図10と同様の視点から見た図である。
【図12】図1と同様の構造において、吸気管の開口率
を種々変えて、シリンダ内に発生した渦流のタンブル・
スワール成分生成強度を測定した実験結果を表す図であ
る。
を種々変えて、シリンダ内に発生した渦流のタンブル・
スワール成分生成強度を測定した実験結果を表す図であ
る。
【図13】中負荷の場合における吸気制御弁部の状態を
表す側断面図である。
表す側断面図である。
【図14】吸気制御弁部の状態を表す側断面図である。
【図15】高負荷の場合における吸気制御弁部の状態を
表す側断面図である。
表す側断面図である。
【図16】吸気制御弁部の状態を表す側断面図である。
【図17】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図18】吸気制御弁体が最も開き側の開度にあるとき
の吸気管内流れ方向全長にわたっての流路内横断面積変
化、及びそのときの起点からの流路抵抗の累積値を示し
た図である。
の吸気管内流れ方向全長にわたっての流路内横断面積変
化、及びそのときの起点からの流路抵抗の累積値を示し
た図である。
【図19】本発明の第2の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図20】本発明の第2の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図21】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図22】本発明の第3の実施形態によるエンジン吸気
装置の構造を表す側断面図である。
装置の構造を表す側断面図である。
【図23】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図24】本発明の第4の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図25】本発明の第4の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図26】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図27】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図28】本発明の第5の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図29】本発明の第5の実施形態によるエンジン吸気
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
装置の要部である、2つの吸気制御弁付近の側断面図で
ある。
【図30】吸気制御弁体設置位置での吸気管の横断面図
である。
である。
【図31】図30中XXXI−XXXI断面による横断面図であ
る。
る。
【図32】隔壁を第1の実施形態の吸気管内における吸
気制御弁部より下流側に適用した例を示す図である。
気制御弁部より下流側に適用した例を示す図である。
1a 吸気管(一の吸気管) 1b 吸気管(他の吸気管) 2 ピストン 3 シリンダ 5 吸気制御弁体(1つの弁体) 5a 吸気制御弁部(一の吸気制御弁) 5b 吸気制御弁部(他の吸気制御弁) 5c,d 円柱状端部 5e 円柱状中間部 11 隙間(所定の隙間) 12 斜めタンブル 23 隔壁(分割壁) 201a 吸気管(一の吸気管) 205 吸気制御弁体(1つの弁体) 205a 吸気制御弁部(一の吸気制御弁) 301a 吸気管(各吸気管) 301b 吸気管(各吸気管) 305 吸気制御弁体(1つの弁体) 305a 吸気制御弁部(各吸気制御弁) 305b 吸気制御弁部(各吸気制御弁) 401a 吸気管(一の吸気管) 401b 吸気管(他の吸気管) 405 吸気制御弁体(1つの弁体) 405a 吸気制御弁部(一の吸気制御弁) 405b 吸気制御弁部(他の吸気制御弁) 501a 吸気管(一の吸気管) 501b 吸気管(他の吸気管) 505 吸気制御弁体(1つの弁体) 505a 吸気制御弁部(一の吸気制御弁) 505b 吸気制御弁部(他の吸気制御弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16K 1/22 F16K 1/22 R (72)発明者 中野 洋一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 嶺岸 輝彦 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内
Claims (14)
- 【請求項1】ピストンが内部を伸縮摺動するシリンダの
端部に接続され該シリンダ内に吸入空気をそれぞれ導く
複数の吸気管と、これら複数の吸気管内にそれぞれ設け
られ前記吸入空気の流量を制御する複数の吸気制御弁と
を備え、前記シリンダ内に吸気渦流を発生させる内燃機
関の吸気装置において、 前記複数の吸気制御弁は、一体となって開閉する1つの
弁体として形成されており、 前記複数の吸気管のうち一の吸気管とこれに対応する一
の吸気制御弁とは、前記弁体の所定の閉じ側開度で、前
記一の吸気管の前記ピストン伸縮方向伸び側の壁面と前
記一の吸気制御弁の前記伸び側端部との間に所定の隙間
が形成されるとともに前記一の吸気管の前記ピストン伸
縮方向縮み側の流路が前記一の吸気制御弁の前記縮み側
端部で遮られるように、互いに関連づけて構成されてお
り、かつ、 前記複数の吸気管のうち前記一の吸気管以外の他の吸気
管とこれに対応する他の吸気制御弁とは、前記弁体の前
記所定の閉じ側開度で、前記他の吸気管が前記他の吸気
制御弁によって全閉状態となるように、互いに関連づけ
て構成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項2】ピストンが内部を伸縮摺動するシリンダの
端部に接続され該シリンダ内に吸入空気をそれぞれ導く
複数の吸気管と、これら複数の吸気管内にそれぞれ設け
られ前記吸入空気の流量を制御する複数の吸気制御弁と
を備え、前記シリンダ内に吸気渦流を発生させる内燃機
関の吸気装置において、 前記複数の吸気制御弁は、一体となって開閉する1つの
弁体として形成されており、 各吸気管とそれぞれに対応する各吸気制御弁とは、前記
弁体の所定の閉じ側開度で、前記吸気管の前記ピストン
伸縮方向伸び側の壁面と前記吸気制御弁の前記伸び側端
部との間に所定の隙間が形成されるとともに前記吸気管
の前記ピストン伸縮方向縮み側の流路が前記吸気制御弁
の前記縮み側端部で遮られるように、互いに関連づけて
構成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項3】請求項1記載の内燃機関の吸気装置におい
て、前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略直交する方
向を回転軸として回転することにより開度が変化する弁
体であり、かつ、前記一の吸気管又は前記各吸気管は、
前記弁体の設置位置における横断面での流路中心が、前
記弁体の回転軸に対して該回転軸と直交する方向にオフ
セットしていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項4】請求項3記載の内燃機関の吸気装置におい
て、前記弁体の設置位置における前記一の吸気管の横断
面形状は、その位置における前記他の吸気管の横断面形
状と異なっていることを特徴とする内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項5】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装置
において、前記弁体は、前記ピストン伸縮方向と略直交
する方向を回転軸として回転することにより開度が変化
する弁体であり、かつ、前記一の吸気制御弁又は前記各
制御弁は、前記回転軸から前記ピストン伸縮方向伸び側
端部までの長さが該回転軸から該ピストン伸縮方向縮み
側端部までの長さよりも小さくなっていることを特徴と
する内燃機関の吸気装置。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装置
において、前記複数の吸気管のそれぞれは、前記弁体が
最も開き側の開度にあるとき、流路の流れ方向距離1c
mあたりの横断面積の変化率が20%未満となるように
構成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項7】請求項6記載の内燃機関の吸気装置におい
て、前記複数の吸気管のそれぞれは、対応する吸気制御
弁の設置位置では、その前後部分に対して横断面積が拡
大していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項8】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装置
において、前記弁体は、両端に設けられ略円柱形状をそ
れぞれ備えた2つの円柱状端部と、これら2つの円柱状
端部の間において前記複数の吸気制御弁間相互を接続
し、前記円柱状端部と略同径の略円柱形状を備えた少な
くとも1つの円柱状中間部とをさらに有し、全体として
回転可能なロータリー弁であり、かつ、前記複数の吸気
制御弁のすべての旋回径は、前記円柱状端部及び円柱状
中間部の径以下となっていることを特徴とする内燃機関
の吸気装置。 - 【請求項9】請求項8記載の内燃機関の吸気装置におい
て、前記複数の吸気制御弁のそれぞれは、略円柱形状
に、その円柱の軸心と直角な方向を軸とする貫通孔又は
切り欠きを形成した形状に構成されていることを特徴と
する内燃機関の吸気装置。 - 【請求項10】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装
置において、前記弁体は、樹脂によって一体成形されて
いることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項11】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装
置において、前記複数の吸気管は、樹脂によって一体成
形されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項12】請求項1又は2記載の内燃機関の吸気装
置において、前記一の吸気管又は前記各吸気管のうち、
前記一の吸気制御弁又は前記各吸気管より下流側の部分
に設けられ、該下流側部分の流路を複数個に分割する分
割壁をさらに有することを特徴とする内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項13】請求項1記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、前記一の吸気管と前記一の吸気制御弁とは、前記
弁体の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙
間を形成するとともに前記縮み側を遮るように構成され
ており、前記他の吸気管と前記他の吸気制御弁とは、前
記弁体の前記最も閉じ側の開度で、該他の吸気管が全閉
状態となるように構成されていることを特徴とする内燃
機関の吸気装置。 - 【請求項14】請求項2記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、前記各吸気管と前記各吸気制御弁とは、前記弁体
の最も閉じ側の開度で、前記伸び側に前記所定の隙間を
形成するとともに前記縮み側を遮るように構成されてい
ることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9097336A JPH10288041A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9097336A JPH10288041A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288041A true JPH10288041A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14189653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9097336A Pending JPH10288041A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10288041A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283615A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
| CN113039353A (zh) * | 2018-09-10 | 2021-06-25 | G.W.力士克有限公司 | 阀组件和方法 |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP9097336A patent/JPH10288041A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283615A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関 |
| CN113039353A (zh) * | 2018-09-10 | 2021-06-25 | G.W.力士克有限公司 | 阀组件和方法 |
| JP2022500598A (ja) * | 2018-09-10 | 2022-01-04 | ジー.ダブリュ.リスク カンパニー,インク. | バルブアセンブリおよび方法 |
| US11598428B2 (en) | 2018-09-10 | 2023-03-07 | G.W. Lisk Company, Inc. | Valve assembly and method |
| CN113039353B (zh) * | 2018-09-10 | 2023-09-29 | G.W.力士克有限公司 | 阀组件和方法 |
| US11971106B2 (en) | 2018-09-10 | 2024-04-30 | G.W. Lisk Company, Inc. | Valve assembly and method |
| US12416361B2 (en) | 2018-09-10 | 2025-09-16 | G.W. Lisk Company, Inc. | Valve assembly and method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3427452B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JP2639721B2 (ja) | 内燃機関の燃焼室 | |
| JPH03264727A (ja) | 多弁エンジンの吸気装置 | |
| US7958863B2 (en) | Intake device for internal combustion engine | |
| JPH10288041A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JP4345724B2 (ja) | 内燃機関の吸気方法および吸気構造 | |
| US20100037840A1 (en) | Internal combustion engine | |
| JP2663723B2 (ja) | 複吸気弁式内燃機関の吸気装置 | |
| KR20010041124A (ko) | 내연기관 | |
| JP2009275598A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH0415939Y2 (ja) | ||
| JPH0666148A (ja) | エンジンの吸気制御装置 | |
| JP3624569B2 (ja) | 2サイクルエンジンの排気制御装置 | |
| JP3367288B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPS6335167Y2 (ja) | ||
| JPH0330698B2 (ja) | ||
| JPH0415936Y2 (ja) | ||
| KR100287689B1 (ko) | 직접분사식엔진 | |
| KR100489085B1 (ko) | 자동차 엔진의 흡기매니폴드 장치 | |
| JPH0367018A (ja) | 可変スワール吸気装置 | |
| JP3329405B2 (ja) | 2バルブエンジンの吸気制御構造 | |
| JPS6124673Y2 (ja) | ||
| JPH07293257A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH0629562B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
| JPH044443B2 (ja) |