JPH1028847A - 複合型濾過脱塩装置 - Google Patents
複合型濾過脱塩装置Info
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- JPH1028847A JPH1028847A JP8204299A JP20429996A JPH1028847A JP H1028847 A JPH1028847 A JP H1028847A JP 8204299 A JP8204299 A JP 8204299A JP 20429996 A JP20429996 A JP 20429996A JP H1028847 A JPH1028847 A JP H1028847A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
- Y02A20/131—Reverse-osmosis
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 所要敷地面積及び設備コストを削減できる水
処理装置、特に原子力発電所等の復水の処理に好適な水
処理装置を提供する。 【解決手段】 本複合型濾過脱塩装置は、竪型容器12
の内部を第1隔壁14及び第2隔壁16により上下に3
分割して形成された上方の脱塩室18と、中間の透過水
室20と、下方の脱塩室22とから構成され、透過水室
の所で竪型容器を上部部分と下部部分に分割できるよう
に胴フランジ78のボルト結合で連結されている。濾過
室には中空糸膜モジュール24が中空糸膜の内側で透過
水室と連通するように第2隔壁に配設され、脱塩室には
イオン交換樹脂を充填してなるイオン交換樹脂層58が
形成されている。被処理水は、濾過室及び透過水室を経
てイオン交換層を上向流で流れて処理水として流出す
る。中空糸膜モジュールの交換の際には、胴フランジ結
合を解除して、竪型容器の上部部分を仮置きし、中空糸
膜モジュールを取り外すことにより、竪型容器の収容建
屋の天井高さを低くすることができる。
処理装置、特に原子力発電所等の復水の処理に好適な水
処理装置を提供する。 【解決手段】 本複合型濾過脱塩装置は、竪型容器12
の内部を第1隔壁14及び第2隔壁16により上下に3
分割して形成された上方の脱塩室18と、中間の透過水
室20と、下方の脱塩室22とから構成され、透過水室
の所で竪型容器を上部部分と下部部分に分割できるよう
に胴フランジ78のボルト結合で連結されている。濾過
室には中空糸膜モジュール24が中空糸膜の内側で透過
水室と連通するように第2隔壁に配設され、脱塩室には
イオン交換樹脂を充填してなるイオン交換樹脂層58が
形成されている。被処理水は、濾過室及び透過水室を経
てイオン交換層を上向流で流れて処理水として流出す
る。中空糸膜モジュールの交換の際には、胴フランジ結
合を解除して、竪型容器の上部部分を仮置きし、中空糸
膜モジュールを取り外すことにより、竪型容器の収容建
屋の天井高さを低くすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理水中に含ま
れる不純物を除去するために濾過処理及び脱塩処理の双
方を一つの容器内で行う複合型濾過脱塩装置に関し、更
に詳細には、火力及び原子力発電所、特にBWR型原子
力発電所から出る大量の復水を浄化する水処理装置とし
て最適なコンパクトな複合型濾過脱塩装置に関するもの
である。
れる不純物を除去するために濾過処理及び脱塩処理の双
方を一つの容器内で行う複合型濾過脱塩装置に関し、更
に詳細には、火力及び原子力発電所、特にBWR型原子
力発電所から出る大量の復水を浄化する水処理装置とし
て最適なコンパクトな複合型濾過脱塩装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】火力発電所又は原子力発電所では、ボイ
ラー又は原子炉で発生させた蒸気を復水タービンに送
り、発電機を駆動すると共にその蒸気を復水器で凝縮さ
せ、次いで復水処理装置に導いて必要な処理を施した
後、再びボイラー又は原子炉に送入している。一般に、
このような復水のリサイクルシステムを復水処理システ
ムと称している。
ラー又は原子炉で発生させた蒸気を復水タービンに送
り、発電機を駆動すると共にその蒸気を復水器で凝縮さ
せ、次いで復水処理装置に導いて必要な処理を施した
後、再びボイラー又は原子炉に送入している。一般に、
このような復水のリサイクルシステムを復水処理システ
ムと称している。
【0003】特に、沸騰水型(BWR型)原子力発電所
(以下、簡単に原子力発電所と称する)の復水処理シス
テムに設けられる復水処理装置の構成に当たっては、大
量の復水を処理できること、復水中の溶解性物質及び懸
濁物質(機器及び配管から生じた腐食生成物が主たるも
のであって、酸化鉄、水酸化鉄等を含み、クラッドと称
される)を除去して原子炉に必要な水質を長期間にわた
り確実に維持できること、復水器で冷却水として使用し
ている海水が万一漏洩した場合でも海水中のイオン、異
物を完全に除去して原子炉に流入しないようにできるこ
と等が原子炉を安全かつ継続的に運転する上で必須の要
件とされている。
(以下、簡単に原子力発電所と称する)の復水処理シス
テムに設けられる復水処理装置の構成に当たっては、大
量の復水を処理できること、復水中の溶解性物質及び懸
濁物質(機器及び配管から生じた腐食生成物が主たるも
のであって、酸化鉄、水酸化鉄等を含み、クラッドと称
される)を除去して原子炉に必要な水質を長期間にわた
り確実に維持できること、復水器で冷却水として使用し
ている海水が万一漏洩した場合でも海水中のイオン、異
物を完全に除去して原子炉に流入しないようにできるこ
と等が原子炉を安全かつ継続的に運転する上で必須の要
件とされている。
【0004】そのような要件を満たすために、最近の原
子力発電所用復水処理装置は、多数の中空糸膜モジュー
ルを塔内に配設した濾過塔を多数並列に配置した中空糸
膜濾過装置と、それに後続する、イオン交換樹脂を充填
した脱塩塔を多数並列に配置したイオン交換式脱塩装置
とをそれぞれ別個に設置し、それを直列に接続すること
により構成されている。例えば、6,600Ton/Hrの復
水を処理する場合、塔径3m位の濾過塔と脱塩塔とをそ
れぞれ5〜8基必要とされる。中空糸膜濾過装置は復水
中のクラッドを除去するために、またイオン交換式脱塩
装置は復水中のイオンを除去するために設けられてい
る。特に、イオン交換式脱塩装置は、復水器で海水の漏
洩が万一発生した場合に、海水から持込まれるイオンを
完全に除去できるだけの容量を備えている必要があり、
これが装置規模の決定因子となっている。
子力発電所用復水処理装置は、多数の中空糸膜モジュー
ルを塔内に配設した濾過塔を多数並列に配置した中空糸
膜濾過装置と、それに後続する、イオン交換樹脂を充填
した脱塩塔を多数並列に配置したイオン交換式脱塩装置
とをそれぞれ別個に設置し、それを直列に接続すること
により構成されている。例えば、6,600Ton/Hrの復
水を処理する場合、塔径3m位の濾過塔と脱塩塔とをそ
れぞれ5〜8基必要とされる。中空糸膜濾過装置は復水
中のクラッドを除去するために、またイオン交換式脱塩
装置は復水中のイオンを除去するために設けられてい
る。特に、イオン交換式脱塩装置は、復水器で海水の漏
洩が万一発生した場合に、海水から持込まれるイオンを
完全に除去できるだけの容量を備えている必要があり、
これが装置規模の決定因子となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原子力発電
所の復水処理装置については、次の理由から、復水処理
装置の所要設置面積を小さくし、かつ全体をコンパクト
にすると共に復水処理装置の設備費を低減することが重
要な課題となっている。理由の第1は、原子力発電所の
立地が益々難しくなっている最近の事情を考慮して、原
子力発電所の敷地面積を出来るだけ小さくしたいと言う
要請があり、そのために、復水処理装置の設置面積を縮
小しなければならないことである。第2は、原子力発電
所の復水処理装置が、放射性物質を含む復水を処理する
装置であるために、遮蔽用の鉄筋コンクリート製の厚い
壁で密閉された、建設に莫大な費用を要する建屋の中に
配置されているので、復水処理装置を収める建屋を出来
るだけ小さくしてその建設費を低減するとともに、将
来、原子力発電所を廃棄する、いわゆる廃炉にして解体
する際に主として建屋部材から発生する大量の廃棄物量
を極力少なくしなければならないことである。第3は、
復水処理装置の設備費を節減して原子力発電所全体の設
備費を低減しなければならないことである。
所の復水処理装置については、次の理由から、復水処理
装置の所要設置面積を小さくし、かつ全体をコンパクト
にすると共に復水処理装置の設備費を低減することが重
要な課題となっている。理由の第1は、原子力発電所の
立地が益々難しくなっている最近の事情を考慮して、原
子力発電所の敷地面積を出来るだけ小さくしたいと言う
要請があり、そのために、復水処理装置の設置面積を縮
小しなければならないことである。第2は、原子力発電
所の復水処理装置が、放射性物質を含む復水を処理する
装置であるために、遮蔽用の鉄筋コンクリート製の厚い
壁で密閉された、建設に莫大な費用を要する建屋の中に
配置されているので、復水処理装置を収める建屋を出来
るだけ小さくしてその建設費を低減するとともに、将
来、原子力発電所を廃棄する、いわゆる廃炉にして解体
する際に主として建屋部材から発生する大量の廃棄物量
を極力少なくしなければならないことである。第3は、
復水処理装置の設備費を節減して原子力発電所全体の設
備費を低減しなければならないことである。
【0006】しかし、それぞれ分離して設置された中空
糸膜濾過装置とイオン交換式脱塩装置とを直列に接続し
た従来の復水処理装置は、復水中のクラッドを効率的に
除去できる膜技術と復水中の陽イオン及び陰イオンを効
率的に除去できるイオン交換技術のそれぞれの特長を活
かした優れた装置であるものの、その設置面積及び設備
費を大幅に節減することは次の理由から難しかった。そ
れは、中空糸膜濾過装置において、中空糸膜モジュール
を高性能化してモジュール数を削減することにより、濾
過塔の塔径を小さし、また濾過塔の塔数を削減すること
ができたとしても、或いはイオン交換式脱塩装置におい
て、通水流速を速くできるようにイオン交換材を高性能
化してその充填量を削減することにより、脱塩塔の塔径
を小さし、また濾過塔の塔数を削減することができたと
しても、各装置内での個々の改良に留まるため、装置の
大幅な所要面積の削減及びコストの削減は困難であるか
らである。
糸膜濾過装置とイオン交換式脱塩装置とを直列に接続し
た従来の復水処理装置は、復水中のクラッドを効率的に
除去できる膜技術と復水中の陽イオン及び陰イオンを効
率的に除去できるイオン交換技術のそれぞれの特長を活
かした優れた装置であるものの、その設置面積及び設備
費を大幅に節減することは次の理由から難しかった。そ
れは、中空糸膜濾過装置において、中空糸膜モジュール
を高性能化してモジュール数を削減することにより、濾
過塔の塔径を小さし、また濾過塔の塔数を削減すること
ができたとしても、或いはイオン交換式脱塩装置におい
て、通水流速を速くできるようにイオン交換材を高性能
化してその充填量を削減することにより、脱塩塔の塔径
を小さし、また濾過塔の塔数を削減することができたと
しても、各装置内での個々の改良に留まるため、装置の
大幅な所要面積の削減及びコストの削減は困難であるか
らである。
【0007】そこで、濾過処理と脱塩処理を同時に行う
装置として、一つの竪型容器の上部に濾過装置を、下部
に脱塩装置をそれぞれ設け、下降流で処理する複合型濾
過脱塩装置が、特開平8−117746号公報で提案さ
れている。この提案の復水処理装置は、その構成が従来
のものに比べて著しく簡素になり、かつ設置面積を大幅
に削減することができる等の種々の利点を備えている。
しかし、この復水処理装置は、濾過装置と脱塩装置とを
上下に積み重ねているために従来の復水処理装置より装
置高さが高くなり、その結果、装置を収容する建屋の天
井高さを高くせざるを得なくなる。そのため、建屋の建
設費が嵩み、設置面積を削減した経済的な効果を減殺す
るという問題があった。また、塔の構造が複雑になると
いう問題もあった。
装置として、一つの竪型容器の上部に濾過装置を、下部
に脱塩装置をそれぞれ設け、下降流で処理する複合型濾
過脱塩装置が、特開平8−117746号公報で提案さ
れている。この提案の復水処理装置は、その構成が従来
のものに比べて著しく簡素になり、かつ設置面積を大幅
に削減することができる等の種々の利点を備えている。
しかし、この復水処理装置は、濾過装置と脱塩装置とを
上下に積み重ねているために従来の復水処理装置より装
置高さが高くなり、その結果、装置を収容する建屋の天
井高さを高くせざるを得なくなる。そのため、建屋の建
設費が嵩み、設置面積を削減した経済的な効果を減殺す
るという問題があった。また、塔の構造が複雑になると
いう問題もあった。
【0008】以上のような事情に照らし、本発明の目的
は、濾過処理及び脱塩処理の双方を行う水処理装置、特
に原子力発電所等の復水の処理に好適な水処理装置であ
って、従来の水処理装置に比べて、コンパクトで所要設
置面積が小さく、しかも装置高さが低い装置を提供する
ことである。
は、濾過処理及び脱塩処理の双方を行う水処理装置、特
に原子力発電所等の復水の処理に好適な水処理装置であ
って、従来の水処理装置に比べて、コンパクトで所要設
置面積が小さく、しかも装置高さが低い装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、濾過と脱塩
を行う際の水の流れ方向と塔構造の関係を研究した結
果、濾過処理水を隔壁の上方に導く濾過装置を下方に
し、イオン交換層を下方から上方に流過させる方式の脱
塩装置を上方に構成することにより極めて簡素な装置を
構成することを着眼するに至った。
を行う際の水の流れ方向と塔構造の関係を研究した結
果、濾過処理水を隔壁の上方に導く濾過装置を下方に
し、イオン交換層を下方から上方に流過させる方式の脱
塩装置を上方に構成することにより極めて簡素な装置を
構成することを着眼するに至った。
【0010】よって、上記目的を達成するために、本発
明に係る複合型濾過脱塩装置(第1発明と言う)は、隔
壁により上下に2分割して形成された上方の脱塩室と、
下方の濾過室とを内部に有する竪型容器を備え、濾過室
には竪型容器の上下方向に延在する濾過媒体がその透過
水側を脱塩室と連通するようにして隔壁に配設され、脱
塩室にはイオン交換材を充填してなるイオン交換層が形
成され、濾過室に導入した被処理水を濾過して透過水と
し、次いで透過水を脱塩室に導いてイオン交換層を下方
から上方に流過させるようにしたことを特徴としてい
る。
明に係る複合型濾過脱塩装置(第1発明と言う)は、隔
壁により上下に2分割して形成された上方の脱塩室と、
下方の濾過室とを内部に有する竪型容器を備え、濾過室
には竪型容器の上下方向に延在する濾過媒体がその透過
水側を脱塩室と連通するようにして隔壁に配設され、脱
塩室にはイオン交換材を充填してなるイオン交換層が形
成され、濾過室に導入した被処理水を濾過して透過水と
し、次いで透過水を脱塩室に導いてイオン交換層を下方
から上方に流過させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0011】さらに装置高さと建屋の天井高さとの関係
を研究した結果、例えば特開平8−117746号公報
で提案されている複合型濾過脱塩装置の場合、建屋の天
井高さは、装置高さに加えて、濾過室に装着した中空糸
膜モジュールを濾過室から取り出して保守、点検、交換
する際に必要になる装置上の中空糸膜モジュール取り出
し高さによって規定されること、即ち建屋の天井高さ
は、装置高さと中空糸膜モジュール取り出し高さとの和
で規定されることを見い出した。そこで、本発明者は、
脱塩室の部分を取り外し可能にすることを着眼し、本発
明を完成するに到った。よって、第1発明の好適な実施
態様では、竪型容器が、隔壁の近傍に設けられた胴連結
具によりで上下に連結、分離自在な上部部分と下部部分
とからなる。更に、好適には、隔壁が着脱自在であっ
て、濾過媒体を隔壁と共に濾過室から取り出せるように
してある。これにより、濾過媒体の全てを隔壁と同時に
取り出すことができ、濾過媒体を1本づつ取り出す場合
に比べて、濾過媒体の取り外しが容易であり、塔内の点
検を迅速に行うことができる。
を研究した結果、例えば特開平8−117746号公報
で提案されている複合型濾過脱塩装置の場合、建屋の天
井高さは、装置高さに加えて、濾過室に装着した中空糸
膜モジュールを濾過室から取り出して保守、点検、交換
する際に必要になる装置上の中空糸膜モジュール取り出
し高さによって規定されること、即ち建屋の天井高さ
は、装置高さと中空糸膜モジュール取り出し高さとの和
で規定されることを見い出した。そこで、本発明者は、
脱塩室の部分を取り外し可能にすることを着眼し、本発
明を完成するに到った。よって、第1発明の好適な実施
態様では、竪型容器が、隔壁の近傍に設けられた胴連結
具によりで上下に連結、分離自在な上部部分と下部部分
とからなる。更に、好適には、隔壁が着脱自在であっ
て、濾過媒体を隔壁と共に濾過室から取り出せるように
してある。これにより、濾過媒体の全てを隔壁と同時に
取り出すことができ、濾過媒体を1本づつ取り出す場合
に比べて、濾過媒体の取り外しが容易であり、塔内の点
検を迅速に行うことができる。
【0012】また、本発明に係る別の複合型濾過脱塩装
置(以下、第2発明と言う)は、第1の隔壁及び第2の
隔壁により上下に3分割して形成された上方の脱塩室
と、中間の透過水室と、下方の濾過室とを内部に有し、
かつ第1の隔壁と第2の隔壁との間に設けられた胴連結
具により上下に連結、分離自在な上部部分と下部部分と
からなる竪型容器を備え、濾過室には竪型容器の上下方
向に延在する濾過媒体がその透過水側を透過水室と連通
するようにして第2の隔壁に配設され、脱塩室にはイオ
ン交換材を充填してなるイオン交換層が形成され、濾過
室に導入した被処理水を濾過して透過水とし、次いで透
過水を透過水室を介して脱塩室に導いてイオン交換層を
下方から上方に流過させるようにしたことを特徴として
いる。
置(以下、第2発明と言う)は、第1の隔壁及び第2の
隔壁により上下に3分割して形成された上方の脱塩室
と、中間の透過水室と、下方の濾過室とを内部に有し、
かつ第1の隔壁と第2の隔壁との間に設けられた胴連結
具により上下に連結、分離自在な上部部分と下部部分と
からなる竪型容器を備え、濾過室には竪型容器の上下方
向に延在する濾過媒体がその透過水側を透過水室と連通
するようにして第2の隔壁に配設され、脱塩室にはイオ
ン交換材を充填してなるイオン交換層が形成され、濾過
室に導入した被処理水を濾過して透過水とし、次いで透
過水を透過水室を介して脱塩室に導いてイオン交換層を
下方から上方に流過させるようにしたことを特徴として
いる。
【0013】胴連結具は、上下に分離、連結自在にかつ
液密に竪型容器の上部部分及び下部部分を連結できる限
りその形式を問わない。胴連結具の例として、胴フラン
ジによる結合を挙げることができ、胴フランジは、竪型
容器の上部部分の下端周縁及び下部部分の上端周縁にそ
れぞれ設けられ、胴フランジ同士は、ボルト締結、クラ
ンプ締結等により結合される。さらに胴連結具の位置
は、濾過媒体の装脱着を始めとする濾過媒体の保守の際
に、塔内の点検、修理のし易さや、胴連結具の上部を分
離して、吊り上げ、移動するときの高さの制限を考慮し
て隔壁の位置に又はその上方の適切な位置に設定する。
液密に竪型容器の上部部分及び下部部分を連結できる限
りその形式を問わない。胴連結具の例として、胴フラン
ジによる結合を挙げることができ、胴フランジは、竪型
容器の上部部分の下端周縁及び下部部分の上端周縁にそ
れぞれ設けられ、胴フランジ同士は、ボルト締結、クラ
ンプ締結等により結合される。さらに胴連結具の位置
は、濾過媒体の装脱着を始めとする濾過媒体の保守の際
に、塔内の点検、修理のし易さや、胴連結具の上部を分
離して、吊り上げ、移動するときの高さの制限を考慮し
て隔壁の位置に又はその上方の適切な位置に設定する。
【0014】濾過媒体は、特に限定はなく、例えば、中
空糸膜、プリーツ状の膜フィルタ、プレコート式フィル
タ等を使用できる。例えば、中空糸膜モジュール場合、
中空糸膜モジュールは、被処理水を濾過できる中空糸膜
の束を備えている限り、その構造及び中空糸膜の寸法、
材料等に関し制約はなく、既知の中空糸膜モジュールを
使用できる。イオン交換材は、好適には再生可能なイオ
ン交換材、例えば既知の粒状の陽イオン交換樹脂及び陰
イオン交換樹脂を混合したものを使用するが、この他に
イオン交換繊維なども使用できる。イオン交換材の充填
量、イオン交換層の層高さ、イオン交換層の通水速度等
の条件は、既知の仕様、数値に基づいて決めれば良い。
空糸膜、プリーツ状の膜フィルタ、プレコート式フィル
タ等を使用できる。例えば、中空糸膜モジュール場合、
中空糸膜モジュールは、被処理水を濾過できる中空糸膜
の束を備えている限り、その構造及び中空糸膜の寸法、
材料等に関し制約はなく、既知の中空糸膜モジュールを
使用できる。イオン交換材は、好適には再生可能なイオ
ン交換材、例えば既知の粒状の陽イオン交換樹脂及び陰
イオン交換樹脂を混合したものを使用するが、この他に
イオン交換繊維なども使用できる。イオン交換材の充填
量、イオン交換層の層高さ、イオン交換層の通水速度等
の条件は、既知の仕様、数値に基づいて決めれば良い。
【0015】第2発明の好適な実施態様では、第2の隔
壁が着脱自在であって、濾過媒体を第2の隔壁と共に濾
過室から取り出せるようになっており、更には、透過水
室に別の送出口を備え、濾過室から出た透過水を脱塩室
に導くことなく直接外部に送出するようにしている。
壁が着脱自在であって、濾過媒体を第2の隔壁と共に濾
過室から取り出せるようになっており、更には、透過水
室に別の送出口を備え、濾過室から出た透過水を脱塩室
に導くことなく直接外部に送出するようにしている。
【0016】本発明に係る複合型濾過脱塩装置は、被処
理水の水質等に関係なく濾過処理と脱塩処理の双方を必
要とする被処理水に適用でき、水蒸気を凝縮して得た復
水、特に原子力発電所等の大量の復水を処理する装置と
して最適である。
理水の水質等に関係なく濾過処理と脱塩処理の双方を必
要とする被処理水に適用でき、水蒸気を凝縮して得た復
水、特に原子力発電所等の大量の復水を処理する装置と
して最適である。
【0017】第1及び第2発明では、竪型容器の下部に
濾過室を、上部に脱塩室を設け、竪型容器を上下に分
離、連結自在な胴連結具、例えば胴フランジを濾過室と
脱塩室との間に設けている。これにより、濾過媒体の点
検、保守、交換等の際には、脱塩室を含む竪型容器の上
部部分を取り外せば、濾過装置単体と同じ高さの濾過室
部分のみが残るので、建屋の天井高さは、従来の濾過装
置単体の場合と同じ高さで良くなる。よって、本発明に
係る複合型濾過脱塩装置は、装置を収容する建屋の天井
高さを高くすることなく、濾過装置と脱塩装置とを一つ
の容器内に集約することができ、建屋の建設費を増大さ
せることなく、装置の部品コスト及び据付工事量を削減
できる。
濾過室を、上部に脱塩室を設け、竪型容器を上下に分
離、連結自在な胴連結具、例えば胴フランジを濾過室と
脱塩室との間に設けている。これにより、濾過媒体の点
検、保守、交換等の際には、脱塩室を含む竪型容器の上
部部分を取り外せば、濾過装置単体と同じ高さの濾過室
部分のみが残るので、建屋の天井高さは、従来の濾過装
置単体の場合と同じ高さで良くなる。よって、本発明に
係る複合型濾過脱塩装置は、装置を収容する建屋の天井
高さを高くすることなく、濾過装置と脱塩装置とを一つ
の容器内に集約することができ、建屋の建設費を増大さ
せることなく、装置の部品コスト及び据付工事量を削減
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、実施例
に基づいて本発明をより詳細に説明する。実施例 本実施例は、第2発明に係る複合型濾過脱塩装置の一つ
の実施例であって、図1は本実施例の構成を示す模式的
断面図である。本実施例の複合型濾過脱塩装置10(以
下、簡単に装置10と略称する)は、一つの竪型容器内
で脱塩装置と濾過装置とを上下に立体的に組み合わせて
一つの装置にした複合型の水処理装置であって、例えば
原子力発電所の復水処理装置として好適に使用できる。
装置10は、図1に示すように、竪型円筒形容器12の
内部を第1隔壁14及び第2隔壁16により上下に3分
割して形成された上方の脱塩室18と、中間の透過水室
20と、下方の濾過室22とを備えている。被処理水
は、先ず、濾過室22に導入され、そこで濾過されて透
過水となった水は透過水室20に流入し、次いで脱塩室
18で脱塩されて、処理水となって外部に流出する。
に基づいて本発明をより詳細に説明する。実施例 本実施例は、第2発明に係る複合型濾過脱塩装置の一つ
の実施例であって、図1は本実施例の構成を示す模式的
断面図である。本実施例の複合型濾過脱塩装置10(以
下、簡単に装置10と略称する)は、一つの竪型容器内
で脱塩装置と濾過装置とを上下に立体的に組み合わせて
一つの装置にした複合型の水処理装置であって、例えば
原子力発電所の復水処理装置として好適に使用できる。
装置10は、図1に示すように、竪型円筒形容器12の
内部を第1隔壁14及び第2隔壁16により上下に3分
割して形成された上方の脱塩室18と、中間の透過水室
20と、下方の濾過室22とを備えている。被処理水
は、先ず、濾過室22に導入され、そこで濾過されて透
過水となった水は透過水室20に流入し、次いで脱塩室
18で脱塩されて、処理水となって外部に流出する。
【0019】濾過室22は、濾過媒体として、中空糸膜
の内側で透過水室20と連通するように第2隔壁16に
配設された所定本数の中空糸膜モジュール24を備えて
いる。中空糸膜モジュール24は、図2に示すように、
既知の管状中空糸膜26を多数束ねて管束としたモジュ
ールである。中空糸膜26の管束は、上下端を接着剤等
で固着させた接着剤層28A、28Bにより固定され、
その外側は、側部に多数の導水孔30を有する外筒32
で保護されている。中空糸膜モジュール24は、第2隔
壁16の貫通孔33から下方に挿入され、O−リング3
5を介して取り付け、外筒32の上端フランジ34を第
2隔壁16と押さえ板37とで挟み、埋込ボルト(図示
せず)で押さえ板37上から固定することにより第2隔
壁16に取り付けられ、下方にほぼ垂直に延在してい
る。外筒32の下部は、スカート36となっていて、か
つ接着層28Bには後述する空気流入用の空気孔38が
多数設けてある。濾過室22の容器壁には、被処理水を
導入する導入口40と、被処理水を濾過室22に導入す
る際に中空糸膜モジュール24に影響を与えないように
する邪魔板42とが設けてある。
の内側で透過水室20と連通するように第2隔壁16に
配設された所定本数の中空糸膜モジュール24を備えて
いる。中空糸膜モジュール24は、図2に示すように、
既知の管状中空糸膜26を多数束ねて管束としたモジュ
ールである。中空糸膜26の管束は、上下端を接着剤等
で固着させた接着剤層28A、28Bにより固定され、
その外側は、側部に多数の導水孔30を有する外筒32
で保護されている。中空糸膜モジュール24は、第2隔
壁16の貫通孔33から下方に挿入され、O−リング3
5を介して取り付け、外筒32の上端フランジ34を第
2隔壁16と押さえ板37とで挟み、埋込ボルト(図示
せず)で押さえ板37上から固定することにより第2隔
壁16に取り付けられ、下方にほぼ垂直に延在してい
る。外筒32の下部は、スカート36となっていて、か
つ接着層28Bには後述する空気流入用の空気孔38が
多数設けてある。濾過室22の容器壁には、被処理水を
導入する導入口40と、被処理水を濾過室22に導入す
る際に中空糸膜モジュール24に影響を与えないように
する邪魔板42とが設けてある。
【0020】中空糸膜モジュール24の下部の濾過室2
2内には、気泡により水を攪拌して、中空糸膜22に付
着したクラッド等の汚染物を剥離するために、洗浄機構
44が設けてある。本実施例の洗浄機構44は、図1に
示すように、中空糸膜モジュール24の下方に設けられ
た仕切り板46と容器壁とにより形成された空気室48
と、仕切り板46の貫通孔の開口縁部から垂下する円筒
部50と、円筒部50の筒壁に多数設けられた細孔又は
スリット52と、空気室48の容器壁に設けられた空気
供給口54とから構成され、かつ円筒部50は中空糸膜
モジュール24のスカート36の内側に位置している。
このような構成により、空気供給口54を経て空気室4
8に導入された空気は、円筒部50により上昇が阻止さ
れて空気室48の上部に滞留し、細孔52から気泡とな
って円筒部50内を上昇する。上昇した気泡は、接着層
28Bの空気孔38を介して中空糸膜26の間に導入さ
れる。その後、気泡は、分散して各中空糸膜26の膜近
傍に上昇し、その付近の水を攪拌することにより各中空
糸膜26を振動させ、中空糸膜26に付着したクラッド
等の汚染物を払い落として中空糸膜26の機能を回復さ
せる。
2内には、気泡により水を攪拌して、中空糸膜22に付
着したクラッド等の汚染物を剥離するために、洗浄機構
44が設けてある。本実施例の洗浄機構44は、図1に
示すように、中空糸膜モジュール24の下方に設けられ
た仕切り板46と容器壁とにより形成された空気室48
と、仕切り板46の貫通孔の開口縁部から垂下する円筒
部50と、円筒部50の筒壁に多数設けられた細孔又は
スリット52と、空気室48の容器壁に設けられた空気
供給口54とから構成され、かつ円筒部50は中空糸膜
モジュール24のスカート36の内側に位置している。
このような構成により、空気供給口54を経て空気室4
8に導入された空気は、円筒部50により上昇が阻止さ
れて空気室48の上部に滞留し、細孔52から気泡とな
って円筒部50内を上昇する。上昇した気泡は、接着層
28Bの空気孔38を介して中空糸膜26の間に導入さ
れる。その後、気泡は、分散して各中空糸膜26の膜近
傍に上昇し、その付近の水を攪拌することにより各中空
糸膜26を振動させ、中空糸膜26に付着したクラッド
等の汚染物を払い落として中空糸膜26の機能を回復さ
せる。
【0021】透過水室20は、濾過された水を整流し
て、脱塩室18に均一に分散して流入させるために設け
られている室で、均一な分布で一様に配置された多数の
貫通孔を有する2枚の整流板56A、Bが上下に離隔し
て室を横断するように配置されている。
て、脱塩室18に均一に分散して流入させるために設け
られている室で、均一な分布で一様に配置された多数の
貫通孔を有する2枚の整流板56A、Bが上下に離隔し
て室を横断するように配置されている。
【0022】脱塩室18は、充填するイオン交換樹脂粒
より目の細かいメッシュの金網等のスクリーンを敷いた
目板からなる第1隔壁14と、その上のイオン交換樹脂
層58と、イオン交換樹脂層58上に設けられたイオン
交換樹脂の支持部材60と、支持部材60と容器壁とに
より区画された処理水室62とから構成されている。処
理水室62の上部容器壁には、処理水の送出口64が設
けてある。イオン交換樹脂層58は、従来の脱塩装置で
使用されている、それぞれ再生済の陽イオン交換樹脂と
陰イオン交換樹脂との混合樹脂を所定量充填することに
より形成されている。支持部材60は、通水時、水がイ
オン交換樹脂層58を上向流で流れるので、イオン交換
樹脂を支えるために設けられており、多数の貫通孔を穿
った鏡板状の支持板と、各貫通孔に取り付けられたスト
レーナとで構成されている。ストレーナは、水を通過さ
せるがイオン交換樹脂粒を通過させないサイズのスリッ
トを多数有し、脱塩水はストレーナのスリットを通って
脱塩室上部の処理水室62に流入する。尚、支持部材6
0の代わりに、イオン交換樹脂層58を上部容器壁で支
え、イオン交換樹脂層58内に既知のリング状の集水機
構を設け、その集水機構と送出口64とを接続するよう
にしても良い。
より目の細かいメッシュの金網等のスクリーンを敷いた
目板からなる第1隔壁14と、その上のイオン交換樹脂
層58と、イオン交換樹脂層58上に設けられたイオン
交換樹脂の支持部材60と、支持部材60と容器壁とに
より区画された処理水室62とから構成されている。処
理水室62の上部容器壁には、処理水の送出口64が設
けてある。イオン交換樹脂層58は、従来の脱塩装置で
使用されている、それぞれ再生済の陽イオン交換樹脂と
陰イオン交換樹脂との混合樹脂を所定量充填することに
より形成されている。支持部材60は、通水時、水がイ
オン交換樹脂層58を上向流で流れるので、イオン交換
樹脂を支えるために設けられており、多数の貫通孔を穿
った鏡板状の支持板と、各貫通孔に取り付けられたスト
レーナとで構成されている。ストレーナは、水を通過さ
せるがイオン交換樹脂粒を通過させないサイズのスリッ
トを多数有し、脱塩水はストレーナのスリットを通って
脱塩室上部の処理水室62に流入する。尚、支持部材6
0の代わりに、イオン交換樹脂層58を上部容器壁で支
え、イオン交換樹脂層58内に既知のリング状の集水機
構を設け、その集水機構と送出口64とを接続するよう
にしても良い。
【0023】脱塩室18には、イオン交換樹脂を送入す
るための送入ノズル66、及び、イオン交換樹脂を取り
出すための取り出しノズル68が設けれてあり、また処
理水室62には空気抜きノズル70が設けてある。更
に、透過水室20にはドレン抜きノズル72、及び、濾
過室22の底部容器壁にはドレン抜きノズル74と濾過
室22の上部容器壁には空気抜きノズル76が設けてあ
る。尚、上述のノズル及び容器壁に設けられた導入口、
送出口等のノズルには開閉弁が取り付けれている。
るための送入ノズル66、及び、イオン交換樹脂を取り
出すための取り出しノズル68が設けれてあり、また処
理水室62には空気抜きノズル70が設けてある。更
に、透過水室20にはドレン抜きノズル72、及び、濾
過室22の底部容器壁にはドレン抜きノズル74と濾過
室22の上部容器壁には空気抜きノズル76が設けてあ
る。尚、上述のノズル及び容器壁に設けられた導入口、
送出口等のノズルには開閉弁が取り付けれている。
【0024】本実施例では、竪型容器12は、図3に示
すように、第2隔壁16の直ぐ上の位置で上下に連結さ
れた上部部分80と、下部部分82とから構成されてい
る。上部部分80の下端周縁及び下部部分82の上端周
縁には、胴フランジ78A、Bが設けてあり、第2隔壁
16を挟んで胴フランジ78A、Bをボルト結合するこ
とにより、常時は上部部分80と下部部分82とが液密
に連結されている。また、竪型容器12の下部には、竪
型容器12のサポートとして容器スカート84が設けて
あって、アンカーボルト(図示せず)により固定されて
基礎86の上に自立している。
すように、第2隔壁16の直ぐ上の位置で上下に連結さ
れた上部部分80と、下部部分82とから構成されてい
る。上部部分80の下端周縁及び下部部分82の上端周
縁には、胴フランジ78A、Bが設けてあり、第2隔壁
16を挟んで胴フランジ78A、Bをボルト結合するこ
とにより、常時は上部部分80と下部部分82とが液密
に連結されている。また、竪型容器12の下部には、竪
型容器12のサポートとして容器スカート84が設けて
あって、アンカーボルト(図示せず)により固定されて
基礎86の上に自立している。
【0025】以下に、簡単に装置10の運転方法を説明
する。装置10の運転開始の際には、先ず、所定量の再
生したイオン交換樹脂を水と混合して流動性を高めた上
で、イオン交換樹脂の送入ノズル66から脱塩室18に
送入し、イオン交換樹脂層58を形成する。この時、空
気抜きノズル70を開放し、脱塩室18内の空気を抜き
出しつつイオン交換樹脂の送入を行い、所定量のイオン
交換樹脂を送入した時点で送入ノズル66の開閉弁を閉
止する。次いで、空気抜きノズル76を開放して空気を
抜き出しつつ導入口40から濾過室22に被処理水を徐
々に導入する。空気抜きノズル76から被処理水が流出
した時点で、その開閉弁を閉止する。空気抜きノズル7
0から処理水が流出した時点で、処理水の送出口64の
開閉弁を開放し、次いで空気抜きノズル70を閉止し
て、被処理水の濾過及び脱塩処理を開始する。
する。装置10の運転開始の際には、先ず、所定量の再
生したイオン交換樹脂を水と混合して流動性を高めた上
で、イオン交換樹脂の送入ノズル66から脱塩室18に
送入し、イオン交換樹脂層58を形成する。この時、空
気抜きノズル70を開放し、脱塩室18内の空気を抜き
出しつつイオン交換樹脂の送入を行い、所定量のイオン
交換樹脂を送入した時点で送入ノズル66の開閉弁を閉
止する。次いで、空気抜きノズル76を開放して空気を
抜き出しつつ導入口40から濾過室22に被処理水を徐
々に導入する。空気抜きノズル76から被処理水が流出
した時点で、その開閉弁を閉止する。空気抜きノズル7
0から処理水が流出した時点で、処理水の送出口64の
開閉弁を開放し、次いで空気抜きノズル70を閉止し
て、被処理水の濾過及び脱塩処理を開始する。
【0026】濾過・脱塩処理を継続するうちに、装置1
0内の中空糸膜26の外表面にクラッド等の懸濁物質が
捕捉され、圧力損失が大きくなる。その時点で、先ず、
処理水の送出口66および被処理水の導入口40を閉止
し、次いで、濾過室22の空気抜きノズル76を開放す
ると共に空気供給口54の開閉弁を開放して濾過室22
内に空気を導入し、洗浄機構44により中空糸膜26を
洗浄する。洗浄後、ドレン抜きノズル74を開放してド
レンを排出する。また、イオン交換樹脂を再生又は交換
する際には、イオン交換樹脂の取り出し口68の開閉弁
を開放してイオン交換樹脂を塔外に流出させる。
0内の中空糸膜26の外表面にクラッド等の懸濁物質が
捕捉され、圧力損失が大きくなる。その時点で、先ず、
処理水の送出口66および被処理水の導入口40を閉止
し、次いで、濾過室22の空気抜きノズル76を開放す
ると共に空気供給口54の開閉弁を開放して濾過室22
内に空気を導入し、洗浄機構44により中空糸膜26を
洗浄する。洗浄後、ドレン抜きノズル74を開放してド
レンを排出する。また、イオン交換樹脂を再生又は交換
する際には、イオン交換樹脂の取り出し口68の開閉弁
を開放してイオン交換樹脂を塔外に流出させる。
【0027】長期間の濾過処理により、中空糸膜26の
目詰まりが空気洗浄では解消しない程度に進行したり、
或いは何らかの原因で中空糸膜26の性能が低下した時
点で、中空糸膜モジュール24を交換することが必要に
なったり、或いは装置10の定期点検の際に中空糸膜モ
ジュール24を点検、保守或いは交換することが必要に
なったりする。中空糸膜モジュール24の点検、保守或
いは交換が必要の際には、本実施例では、図3に示す胴
フランジ78A、Bのボルト結合を解除し、図4(b)
に示すように、上部部分80を取り外して、適所に仮置
きする。次いで、中空糸膜モジュール24を固定した第
2隔壁16を中空糸膜モジュール24と共に下部部分8
2からクレーン等の吊り上げ装置により吊り上げて外部
に取り出し、必要な作業を行う。尚、濾過媒体の寸法や
隔壁への取り付け構造によっては、隔壁上方あるいは下
方の容器側部にマンホール等の搬入口を設けて濾過媒体
の点検、保守、交換を行うことができる。この場合に
は、分離自在な胴連結具は、必ずしも必要ではない。
目詰まりが空気洗浄では解消しない程度に進行したり、
或いは何らかの原因で中空糸膜26の性能が低下した時
点で、中空糸膜モジュール24を交換することが必要に
なったり、或いは装置10の定期点検の際に中空糸膜モ
ジュール24を点検、保守或いは交換することが必要に
なったりする。中空糸膜モジュール24の点検、保守或
いは交換が必要の際には、本実施例では、図3に示す胴
フランジ78A、Bのボルト結合を解除し、図4(b)
に示すように、上部部分80を取り外して、適所に仮置
きする。次いで、中空糸膜モジュール24を固定した第
2隔壁16を中空糸膜モジュール24と共に下部部分8
2からクレーン等の吊り上げ装置により吊り上げて外部
に取り出し、必要な作業を行う。尚、濾過媒体の寸法や
隔壁への取り付け構造によっては、隔壁上方あるいは下
方の容器側部にマンホール等の搬入口を設けて濾過媒体
の点検、保守、交換を行うことができる。この場合に
は、分離自在な胴連結具は、必ずしも必要ではない。
【0028】ここで、装置10を建屋内に設置した場合
の建屋の必要天井高さ及び建屋の所要内容積を実施例と
比較例1及び2について考察する。実施例 図4(a)は実施例の竪型容器12を建屋内に設置した
状態、及び図4(b)は竪型容器12の上部部分80を
適所に仮置きした後に第2隔壁16及びそれに装着され
た中空糸膜モジュール24をクレーンで下部部分82か
ら吊り出した状態を示している。比較例1 比較例1は、装置10と同じ復水処理能力を有し、濾過
室を上部に、脱塩室を下部に設けた竪型容器を有する複
合型濾過脱塩装置、例えば特開平8−117746号公
報に記載の複合型濾過脱塩装置である。図5(a)は濾
過装置を上部に、脱塩装置を下部に収容した比較例1の
竪型容器を建屋内に設置した状態、及び図5(b)は竪
型容器の上部ヘッドを取り外し、適所に仮置きした後
に、中空糸膜モジュールを支持した支持部材をクレーン
で吊り出した状態を示している。比較例2 比較例2は、装置10と同じ復水処理能力を有し、濾過
装置と脱塩装置とを別に設けた分離型の濾過脱塩装置で
ある。図6(a)は濾過装置を収容した比較例2の竪型
容器を建屋内に設置した状態、及び図6(b)は竪型容
器の上部ヘッドを取り外し、適所に仮置きした後に、中
空糸膜モジュールを支持した支持部材をクレーンで吊り
出した状態を示している。本実施例の装置10を建屋内
に設置した場合の建屋の必要天井高さHは、図4(b)
と図6(b)との比較から判る通り、比較例2の濾過装
置単体の場合と同じである。一方、上部に濾過装置を、
下部に脱塩装置を設けた比較例1の竪型容器の場合、図
4(b)と図6(b)との比較から判る通り、建屋の必
要天井高さは、脱塩装置の高さhに相当する高さAだ
け、実施例より比較例2の方が高くなる。
の建屋の必要天井高さ及び建屋の所要内容積を実施例と
比較例1及び2について考察する。実施例 図4(a)は実施例の竪型容器12を建屋内に設置した
状態、及び図4(b)は竪型容器12の上部部分80を
適所に仮置きした後に第2隔壁16及びそれに装着され
た中空糸膜モジュール24をクレーンで下部部分82か
ら吊り出した状態を示している。比較例1 比較例1は、装置10と同じ復水処理能力を有し、濾過
室を上部に、脱塩室を下部に設けた竪型容器を有する複
合型濾過脱塩装置、例えば特開平8−117746号公
報に記載の複合型濾過脱塩装置である。図5(a)は濾
過装置を上部に、脱塩装置を下部に収容した比較例1の
竪型容器を建屋内に設置した状態、及び図5(b)は竪
型容器の上部ヘッドを取り外し、適所に仮置きした後
に、中空糸膜モジュールを支持した支持部材をクレーン
で吊り出した状態を示している。比較例2 比較例2は、装置10と同じ復水処理能力を有し、濾過
装置と脱塩装置とを別に設けた分離型の濾過脱塩装置で
ある。図6(a)は濾過装置を収容した比較例2の竪型
容器を建屋内に設置した状態、及び図6(b)は竪型容
器の上部ヘッドを取り外し、適所に仮置きした後に、中
空糸膜モジュールを支持した支持部材をクレーンで吊り
出した状態を示している。本実施例の装置10を建屋内
に設置した場合の建屋の必要天井高さHは、図4(b)
と図6(b)との比較から判る通り、比較例2の濾過装
置単体の場合と同じである。一方、上部に濾過装置を、
下部に脱塩装置を設けた比較例1の竪型容器の場合、図
4(b)と図6(b)との比較から判る通り、建屋の必
要天井高さは、脱塩装置の高さhに相当する高さAだ
け、実施例より比較例2の方が高くなる。
【0029】更に、詳細に検討するために、復水処理量
を6600m3 /hrとし、長さ1800mm、直径14
0mm及び膜面積24m2 の長い中空糸膜モジュールを使
用すると言う条件で、実施例、比較例1及び比較例2に
ついてそれぞれ建屋の所要設置容積を求め、表1にその
結果を示した。なお、図4、5及び6に記載の数値は、
表1に示した結果を算出する際の高さ寸法である。
を6600m3 /hrとし、長さ1800mm、直径14
0mm及び膜面積24m2 の長い中空糸膜モジュールを使
用すると言う条件で、実施例、比較例1及び比較例2に
ついてそれぞれ建屋の所要設置容積を求め、表1にその
結果を示した。なお、図4、5及び6に記載の数値は、
表1に示した結果を算出する際の高さ寸法である。
【表1】 表1から判るとおり、実施例の総所要設置容積は、比較
例1の約80%及び比較例2の約70%で済み、経済的
であるとともに建屋解体時の廃棄物の量が大幅に減少す
る。しかも、上述の総所要設置容積及び廃棄物量の削減
量は、竪型容器のみを対象として算出されたものであっ
て、その他に、竪型容器の上部に接続される配管等の敷
設位置も低く出来るので、削減量は更に増大する。ま
た、同じ復水処理量で、長さ1300mm、直径140mm
及び膜面積16m2の短い中空糸膜モジュールを使用す
ると言う条件で、実施例、比較例1及び比較例2につい
てそれぞれ建屋の所要設置容積を求め、表2にその結果
を示した。
例1の約80%及び比較例2の約70%で済み、経済的
であるとともに建屋解体時の廃棄物の量が大幅に減少す
る。しかも、上述の総所要設置容積及び廃棄物量の削減
量は、竪型容器のみを対象として算出されたものであっ
て、その他に、竪型容器の上部に接続される配管等の敷
設位置も低く出来るので、削減量は更に増大する。ま
た、同じ復水処理量で、長さ1300mm、直径140mm
及び膜面積16m2の短い中空糸膜モジュールを使用す
ると言う条件で、実施例、比較例1及び比較例2につい
てそれぞれ建屋の所要設置容積を求め、表2にその結果
を示した。
【表2】 表2から判るとおり、短い中空糸膜モジュールを使用す
る場合には、実施例の総所要設置容積は、比較例1の約
80%、比較例2の約50%で済み、長い中空糸膜モジ
ュールの場合よりも、更に経済的であるとともに建屋解
体時の廃棄物の量が更に減少する。しかも、この削減
は、表1の場合と同様に、竪型容器のみを対象にした数
字であるから、配管等も考慮すれば更に増大する。尚、
表1及び表2で塔全高とは、竪型容器の上部配管までの
寸法を言う。
る場合には、実施例の総所要設置容積は、比較例1の約
80%、比較例2の約50%で済み、長い中空糸膜モジ
ュールの場合よりも、更に経済的であるとともに建屋解
体時の廃棄物の量が更に減少する。しかも、この削減
は、表1の場合と同様に、竪型容器のみを対象にした数
字であるから、配管等も考慮すれば更に増大する。尚、
表1及び表2で塔全高とは、竪型容器の上部配管までの
寸法を言う。
【0030】本実施例は、濾過室18の上に脱塩室22
を設けた複合型濾過脱塩装置として構成されているの
で、所要設置面積は、従来の復水処理装置に比べて大幅
に減少できる。また、従来、濾過塔と脱塩塔の2個必要
であった竪型容器を一つの竪型容器に集約しているの
で、容器自体のコスト、容器の基礎のコストを節減で
き、また濾過室と脱塩室とが近接しているので、それら
を接続する配管等のコストも大幅に節減でき、更には、
保守点検も容易である。しかも、建屋の必要天井高さ
は、従来の濾過装置及び脱塩装置を併設した復水処理装
置と同じである。更には、比較例1では、濾過室と脱塩
室とを分ける内目板は、竪型容器本体の上下鏡板と同等
の耐圧強度を要するために、竪型容器本体の鏡板と同じ
厚さ、形状の鏡板にならざるを得ない。従って、デッド
スペースも大きくなって竪型容器本体の長さが長くな
り、製作費が嵩むが、本実施例にはそのような問題がな
い。また、本実施例では、竪型容器の塔底から塔頂に向
う処理水の流れと、竪型容器の構造とがマッチしている
ので、水処理装置の構造として最適化されている。
を設けた複合型濾過脱塩装置として構成されているの
で、所要設置面積は、従来の復水処理装置に比べて大幅
に減少できる。また、従来、濾過塔と脱塩塔の2個必要
であった竪型容器を一つの竪型容器に集約しているの
で、容器自体のコスト、容器の基礎のコストを節減で
き、また濾過室と脱塩室とが近接しているので、それら
を接続する配管等のコストも大幅に節減でき、更には、
保守点検も容易である。しかも、建屋の必要天井高さ
は、従来の濾過装置及び脱塩装置を併設した復水処理装
置と同じである。更には、比較例1では、濾過室と脱塩
室とを分ける内目板は、竪型容器本体の上下鏡板と同等
の耐圧強度を要するために、竪型容器本体の鏡板と同じ
厚さ、形状の鏡板にならざるを得ない。従って、デッド
スペースも大きくなって竪型容器本体の長さが長くな
り、製作費が嵩むが、本実施例にはそのような問題がな
い。また、本実施例では、竪型容器の塔底から塔頂に向
う処理水の流れと、竪型容器の構造とがマッチしている
ので、水処理装置の構造として最適化されている。
【0031】本実施例で使用できる中空糸膜モジュール
は、被処理水を濾過する中空糸膜の束を備え、垂下式で
ある限り、上述の例に限ることなく、その構成に制約は
無い。また、透過水室20に透過水送出口88を設け、
濾過室22を出た透過水を脱塩室18に導くことなく、
直接外部に送水することもできる。
は、被処理水を濾過する中空糸膜の束を備え、垂下式で
ある限り、上述の例に限ることなく、その構成に制約は
無い。また、透過水室20に透過水送出口88を設け、
濾過室22を出た透過水を脱塩室18に導くことなく、
直接外部に送水することもできる。
【0032】第1発明の複合型濾過脱塩装置の実施例
は、上述の第2発明の実施例で透過水室20が無く、脱
塩室18の第1隔壁14に代えて充填するイオン交換樹
脂粒より目の細かいメッシュの金網を直接第2隔壁16
上に敷いたものである。
は、上述の第2発明の実施例で透過水室20が無く、脱
塩室18の第1隔壁14に代えて充填するイオン交換樹
脂粒より目の細かいメッシュの金網を直接第2隔壁16
上に敷いたものである。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、隔壁により上下に2分
割して形成された上方の脱塩室と、下方の濾過室とを内
部に有する竪型容器を備え、濾過室には透過水側が透過
水室と連通するように濾過媒体を第2隔壁に配設し、脱
塩室にはイオン交換材を充填してなるイオン交換層を形
成することにより、濾過装置と脱塩装置とが一つの容器
に一体的に集約されたコンパクトな水処理装置を実現し
ている。更には、竪型容器の内部を第1及び第2隔壁に
より上下に3分割して形成された上方の脱塩室と、中間
の透過水室と、下方の濾過室とで水処理装置を構成し、
第1隔壁と第2隔壁との間で連結、分離自在な胴連結具
により上下に連結された上部部分と下部部分とから竪型
容器を構成しているので、濾過媒体の点検、保守或いは
交換の際には、脱塩室を含む上部部分を取り外し、適所
に仮置きした後に、濾過媒体を濾過室から取り出すこと
により、竪型容器を収容する建屋の天井高さを従来の濾
過装置及び脱塩装置を併設した復水処理装置を収容する
建屋の天井高さと同じ高さにすることができ、建屋の建
設費が嵩まない。また、従来の併設型復水処理装置に比
べて容器の数が大幅に削減され、しかも濾過装置と脱塩
装置とが近接しているので、保守点検が容易であり、所
要設置面積を大幅に削減でき、また容器自体のコスト及
び容器基礎、配管、弁等の設備に関連するコストを低減
できる。以上のように、本発明に係る複合型濾過脱塩装
置は、復水の処理、特に原子力発電所等の復水の処理に
好適な水処理装置である。
割して形成された上方の脱塩室と、下方の濾過室とを内
部に有する竪型容器を備え、濾過室には透過水側が透過
水室と連通するように濾過媒体を第2隔壁に配設し、脱
塩室にはイオン交換材を充填してなるイオン交換層を形
成することにより、濾過装置と脱塩装置とが一つの容器
に一体的に集約されたコンパクトな水処理装置を実現し
ている。更には、竪型容器の内部を第1及び第2隔壁に
より上下に3分割して形成された上方の脱塩室と、中間
の透過水室と、下方の濾過室とで水処理装置を構成し、
第1隔壁と第2隔壁との間で連結、分離自在な胴連結具
により上下に連結された上部部分と下部部分とから竪型
容器を構成しているので、濾過媒体の点検、保守或いは
交換の際には、脱塩室を含む上部部分を取り外し、適所
に仮置きした後に、濾過媒体を濾過室から取り出すこと
により、竪型容器を収容する建屋の天井高さを従来の濾
過装置及び脱塩装置を併設した復水処理装置を収容する
建屋の天井高さと同じ高さにすることができ、建屋の建
設費が嵩まない。また、従来の併設型復水処理装置に比
べて容器の数が大幅に削減され、しかも濾過装置と脱塩
装置とが近接しているので、保守点検が容易であり、所
要設置面積を大幅に削減でき、また容器自体のコスト及
び容器基礎、配管、弁等の設備に関連するコストを低減
できる。以上のように、本発明に係る複合型濾過脱塩装
置は、復水の処理、特に原子力発電所等の復水の処理に
好適な水処理装置である。
【図1】本発明に係る複合型濾過脱塩装置の実施例の構
成を示す概略断面図である。
成を示す概略断面図である。
【図2】図1の実施例で使用する中空糸膜モジュールの
概略断面図である。
概略断面図である。
【図3】図1の実施例の複合型濾過脱塩装置に使用した
竪型容器の側面図である。
竪型容器の側面図である。
【図4】図4(a)は竪型容器を建屋内に設置した状
態、及び図4(b)は竪型容器の上部部分を適所に仮置
きした後に、クレーンで第2隔壁を下部部分から吊り出
した状態を示している。
態、及び図4(b)は竪型容器の上部部分を適所に仮置
きした後に、クレーンで第2隔壁を下部部分から吊り出
した状態を示している。
【図5】図5(a)は比較例1の竪型容器を建屋内に設
置した状態、及び図5(b)は竪型容器の上部を適所に
仮置きした後に、クレーンで中空糸膜モジュールを支持
した支持部材を吊り出した状態を示している。
置した状態、及び図5(b)は竪型容器の上部を適所に
仮置きした後に、クレーンで中空糸膜モジュールを支持
した支持部材を吊り出した状態を示している。
【図6】図6(a)は比較例2の竪型容器を建屋内に設
置した状態、及び図6(b)は竪型容器の上部を適所に
仮置きした後に、クレーンで中空糸膜モジュールを支持
した支持部材を吊り出した状態を示している。
置した状態、及び図6(b)は竪型容器の上部を適所に
仮置きした後に、クレーンで中空糸膜モジュールを支持
した支持部材を吊り出した状態を示している。
10 本発明に係る複合型濾過脱塩装置の実施例 12 竪型円筒形容器 14 第1隔壁 16 第2隔壁 18 脱塩室 20 透過水室 22 濾過室 24 中空糸膜モジュール 26 中空糸膜 28A、28B 接着剤層 30 導水孔 32 外筒 33 貫通孔 34 上端フランジ 35 O−リング 36 外筒のスカート 37 押さえ板 38 空気孔 40 被処理水の導入口 42 邪魔板 44 洗浄機構 46 仕切り板 48 空気室 50 円筒部 52 細孔又はスリット 54 空気供給口 56A、B 整流板 58 イオン交換樹脂層 60 支持部材 62 処理水室 64 処理水の送出口 66 イオン交換樹脂の送入ノズル 68 イオン交換樹脂の取り出しノズル 70 処理水室の空気抜きノズル 72 透過水室のドレン抜きノズル 74 濾過室のドレン抜きノズル 76 濾過室の空気抜きノズル 78A、B 胴フランジ 80 竪型容器の上部部分 82 竪型容器の下部部分 84 容器スカート 86 基礎 88 透過水送出口
Claims (5)
- 【請求項1】 隔壁により上下に2分割して形成された
上方の脱塩室と、下方の濾過室とを内部に有する竪型容
器を備え、 濾過室には竪型容器の上下方向に延在する濾過媒体がそ
の透過水側を脱塩室と連通するようにして隔壁に配設さ
れ、脱塩室にはイオン交換材を充填してなるイオン交換
層が形成され、 濾過室に導入した被処理水を濾過して透過水とし、次い
で透過水を脱塩室に導いてイオン交換層を下方から上方
に流過させるようにしたことを特徴とする複合型濾過脱
塩装置。 - 【請求項2】 竪型容器が、隔壁の近傍に設けられた胴
連結具により上下に連結、分離自在な上部部分と下部部
分とからなることを特徴とする請求項1に記載の複合型
濾過脱塩装置。 - 【請求項3】 隔壁が着脱自在であって、濾過媒体を隔
壁と共に濾過室から取り出せるようにしたことを特徴と
する請求項2に記載の複合型濾過脱塩装置。 - 【請求項4】 第1の隔壁及び第2の隔壁により上下に
3分割して形成された上方の脱塩室と、中間の透過水室
と、下方の濾過室とを内部に有し、かつ第1の隔壁と第
2の隔壁との間に設けられた胴連結具により上下に連
結、分離自在な上部部分と下部部分とからなる竪型容器
を備え、 濾過室には竪型容器の上下方向に延在する濾過媒体がそ
の透過水側を透過水室と連通するようにして第2の隔壁
に配設され、脱塩室にはイオン交換材を充填してなるイ
オン交換層が形成され、 濾過室に導入した被処理水を濾過して透過水とし、次い
で透過水を透過水室を介して脱塩室に導いてイオン交換
層を下方から上方に流過させるようにしたことを特徴と
する複合型濾過脱塩装置。 - 【請求項5】 第2の隔壁が着脱自在であって、濾過媒
体を第2の隔壁と共に濾過室から取り出せるようにした
ことを特徴とする請求項3に記載の複合型濾過脱塩装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8204299A JPH1028847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 複合型濾過脱塩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8204299A JPH1028847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 複合型濾過脱塩装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1028847A true JPH1028847A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16488188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8204299A Pending JPH1028847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 複合型濾過脱塩装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1028847A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005224796A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-08-25 | Toray Ind Inc | 中空糸膜モジュールおよびそれのカートリッジの交換方法 |
| JP2011161336A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Japan Organo Co Ltd | ろ過脱塩装置 |
| JP2011161335A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Japan Organo Co Ltd | ろ過脱塩装置 |
| JP2011161334A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Japan Organo Co Ltd | ろ過脱塩装置 |
| JP2016097390A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | オルガノ株式会社 | 反応体収容体、反応器及び水処理装置 |
| CN106277184A (zh) * | 2015-05-12 | 2017-01-04 | 中广核工程有限公司 | 高流速中压离子交换设备 |
| CN106669575A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-05-17 | 何健 | 高效率搅拌装置 |
| JP2017520390A (ja) * | 2014-05-16 | 2017-07-27 | ノヴァセプ プロセスNovasep Process | クロマトグラフィーカラム用の流体分配ユニット |
| WO2023200663A1 (en) | 2022-04-15 | 2023-10-19 | Ddp Specialty Electronic Materials Us, Llc | Water treatment system with biocontactor |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP8204299A patent/JPH1028847A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005224796A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-08-25 | Toray Ind Inc | 中空糸膜モジュールおよびそれのカートリッジの交換方法 |
| JP2011161336A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Japan Organo Co Ltd | ろ過脱塩装置 |
| JP2011161335A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Japan Organo Co Ltd | ろ過脱塩装置 |
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| JP2017520390A (ja) * | 2014-05-16 | 2017-07-27 | ノヴァセプ プロセスNovasep Process | クロマトグラフィーカラム用の流体分配ユニット |
| US10751643B2 (en) | 2014-05-16 | 2020-08-25 | Novasep Process | Fluid distribution unit for a chromatography column |
| JP2016097390A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | オルガノ株式会社 | 反応体収容体、反応器及び水処理装置 |
| CN106277184A (zh) * | 2015-05-12 | 2017-01-04 | 中广核工程有限公司 | 高流速中压离子交换设备 |
| CN106669575A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-05-17 | 何健 | 高效率搅拌装置 |
| WO2023200663A1 (en) | 2022-04-15 | 2023-10-19 | Ddp Specialty Electronic Materials Us, Llc | Water treatment system with biocontactor |
| CN119053556A (zh) * | 2022-04-15 | 2024-11-29 | Ddp特种电子材料美国有限责任公司 | 具有生物接触器的水处理系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050222 |