JPH1029004A - 熱間圧延方法及び熱間圧延設備 - Google Patents

熱間圧延方法及び熱間圧延設備

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JPH1029004A
JPH1029004A JP18482496A JP18482496A JPH1029004A JP H1029004 A JPH1029004 A JP H1029004A JP 18482496 A JP18482496 A JP 18482496A JP 18482496 A JP18482496 A JP 18482496A JP H1029004 A JPH1029004 A JP H1029004A
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rolling mill
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JP18482496A
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English (en)
Inventor
Kinichi Higuchi
均一 樋口
Seizo Baba
晴三 馬場
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上り厚さの薄いストリップの製造歩留りを
向上させる。 【解決手段】 連続鋳造機1から送出されるスラブ2を
均熱化するスラブ均熱化装置18と、均熱化後のスラブ
2をストリップ4に圧延成形する圧延機群19,20
と、圧延成形後のストリップ4を冷却する冷却装置6
と、冷却後のストリップ4を巻き取る巻取機21,22
とを備え、冷却装置6と巻取機21との間に、ストリッ
プ切断装置30を設け、スラブ均熱化装置18の全長
を、巻取機21,22によって巻き取られるべきコイル
複数箇分のストリップ4の圧延に必要なスラブ2の長さ
として、圧延機群19,20に対するストリップ4の通
板回数を減少させ、また、仕上り厚さ、通板速度、冷却
条件に起因して所望の材料特性が保持されない部分がス
トリップ4に形成されることを抑制し、仕上り厚さが薄
いストリップ4の製造歩留りの向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱間圧延方法及び熱
間圧延設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、連続鋳造設備と圧延設備との直結
化を図ることが提案されている。
【0003】図2は連続鋳造設備に直結した熱間圧延設
備の一例を示すもので、この熱間圧延設備は、モールド
型式の連続鋳造機1から送出されるスラブ2の均熱化を
図るスラブ加熱装置3と、該スラブ加熱装置3から送出
されるスラブ2をストリップ4に圧延成形する圧延機群
5と、該圧延機群5から送出されるストリップ4を冷却
するストリップ冷却装置6と、該ストリップ冷却装置6
から送出されるストリップ4をコイル状に巻き取る巻取
機7とを備えている。
【0004】連続鋳造機1は、対向配置された一対のモ
ールド8と、該モールド8の間に溶融金属を流入させる
タンデッシュ9と、該タンディッシュ9に対する溶融金
属の供給手段であるレードル10とを有し、モールド8
の間隔を所定値に設定しタンデッシュ9からモールド8
の間へ溶融金属を流入させたうえ、該モールド8によっ
て溶融金属を徐冷することにより形成されるモールド8
の間隔に応じた厚さのスラブ2を連続して下方へ引き抜
く装置であり、スラブ2の厚さが90mm程度である場
合には、5m/分程度の速度でスラブ2の送出が行われ
る。
【0005】また、モールド8の下方には、多数の案内
ロール11によって構成されるロールセグメントが配置
されており、たとえば、モールド出口におけるスラブ2
の厚さが90mm程度である場合には、スラブ2の外皮
部分を構成している凝固殻を案内ロール11によって押
圧することにより、スラブ2の厚さが70mm程度に減
縮されつつ横方向へ案内され、更に、スラブ加熱装置3
へ送り込まれるべきスラブ2は、上述したロールセグメ
ントとスラブ加熱装置3との間に配置されたスラブ切断
装置24を構成する上下一対の切断具25が相互に近接
することによって指定された長さごとに切断される。
【0006】スラブ加熱装置3は、スラブ2を内装し得
る装置本体12の内部に、搬送テーブル及び加熱バーナ
ー(図示せず)を設けたものであり、この加熱バーナー
によって、スラブ2が圧延成形に適した温度に均熱化さ
れる。
【0007】このスラブ加熱装置3の全長は、巻取機7
によって巻き取られるべきコイル1箇分のストリップ4
の製造に必要なスラブ2の長さ(25m〜30m)の4
〜5倍程度の全長を有し、連続鋳造機1と圧延機群5と
の生産バランスを取るようになっており、圧延機群5に
おけるロール組替のために圧延成形が中断されている間
も、スラブ加熱装置3が連続鋳造機1から送出されるス
ラブ2を受け入れて、連続鋳造機1の停止を抑止する。
【0008】圧延機群5は、一対の作業ロール13及び
該作業ロール13を支持する上下一対の控えロール14
をそれぞれ備えた6基の水平4段圧延機15によって構
成されており、これら水平4段圧延機15がスラブ2を
ストリップ4として順次圧延成形し、作業ロール13の
周速に応じた速度(500m〜850m/分)で厚さ
1.5mm〜12.7mm前後のストリップ4が、スト
リップ移動方向の最下流側に位置している水平4段圧延
機15から送出される。
【0009】この圧延機群5のスラブ移動方向上流側に
は、前記のスラブ加熱装置3から送出されるスラブ2へ
高圧水を噴射するスケール除去装置16が設置されてお
り、該スケール除去装置16から噴射される高圧水によ
って、スラブ2の表面に形成されたスケール(酸化物)
が除去される。
【0010】ストリップ冷却装置6は、圧延機群5から
送出されるストリップ4に対してストリップ冷却水を噴
射するものであり、このストリップ冷却水によって圧延
成形に適した温度であったストリップ4が所定の材料特
性を呈するように冷却される。
【0011】更に、ストリップ冷却装置6から送出され
るストリップ4は、巻取機7によって搬送及び保管に適
したコイル状に巻き取られる。
【0012】なお、図中、17は一対のピンチロールで
あり、このピンチロール17は、ストリップ4を厚さ方
向に挾持し得るように、巻取機7のストリップ移動方向
上流側に設けられている。
【0013】また、図2では、上段にスラブ切断装置2
4、スラブ加熱装置3、圧延機群5が図示され且つ下段
にストリップ冷却装置6、巻取機7が図示されている
が、これらスラブ加熱装置3、圧延機群5、ストリップ
冷却装置6、巻取機7は、実機においては直線的に配置
されている場合が多い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2に示す
熱間圧延設備により、仕上り厚さが0.8mm〜1.0
mm前後の薄いストリップ4を製造しようとする場合
に、圧延機群5より送出されるべきストリップ4の厚さ
が圧延開始当初から0.8mm〜1.0mm前後の仕上
り厚さになるように、予め水平4段圧延機15の上下の
作業ロール13の間隔を設定して圧延を始めると、圧延
機群5のストリップ移動方向下流寄り部分では、仕上り
厚さに近い状態にまで薄く圧延されたストリップ4の先
端部分が折り込んだり、あるいは、絞り込んだりして、
特にストリップ4の移動速度が高速になると、上下の作
業ロール13の間に通板されなくなり、また、2重、3
重の噛み込み状態となって水平4段圧延機15を損傷さ
せる通板事故が発生することがある。
【0015】更に、仕上り厚さが0.8mm〜1.0m
m前後のストリップ4が冷却装置6を通過する際には、
移動するストリップ4がストリップ冷却水の影響を受け
て浮き上がり、冷却装置6のテーブルロールに衝突して
跳ね上がったり、あるいは、テーブル上での高速移動が
できなくなるというような通板事故が発生することがあ
る。
【0016】このような、ストリップ4の折れ込み、絞
り込み等の薄板高速通板に起因する通板事故を防止する
ためには、圧延開始当初に圧延機群5から送出されるス
トリップ4の仕上り厚さをストリップ4が安定した状態
で移動できる厚さになるように、水平4段圧延機15の
上下の作業ロール13の間隔を設定して、ストリップ4
の先端部分を折り込ませることなく圧延機群5から送出
させた後に、ストリップ4の後続部分の厚さが指定の仕
上り厚さになるように、水平4段圧延機15の上下の作
業ロール13の間隔を調整する必要がある。
【0017】従って、図2に示す圧延設備において、通
板事故を発生させることなく、指定された温度で仕上り
厚さが0.8mm〜1.0mmのストリップ4を確実に
製造しようとすると、先に述べたような圧延開始当初の
厚さの設定や冷却装置6における移動速度及びストリッ
プ冷却水の制限によって、1箇のスラブ2から指定の温
度で指定の仕上り厚さに圧線成形されるストリップ4の
割合、すなわち、ストリップ4の製造歩留りは低くなる
傾向を呈する。
【0018】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、仕上り厚さが薄いストリップの製造歩留りを向上さ
せることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載した熱間圧延方法では、コイ
ル複数箇分のストリップに相当する長尺のスラブを均熱
化し、圧延機群によりスラブから圧延成形されるストリ
ップの厚さが指定の仕上り厚さとなるように、圧延機群
の作業ロールの間隔を設定したうえ、均熱化された長尺
のスラブを圧延機群へ送り込み、該圧延機群よりストリ
ップの先端が所定長さ分送出された後に、圧延機群から
送出されるストリップの厚さが薄くなるように、圧延機
群の作業ロールの間隔を調整し、また、圧延機群から送
出されるストリップの冷却を行い、ストリップを仕上り
長さごとに切断してコイル状に巻き取る。
【0020】また、本発明の請求項2に記載の熱間圧延
設備では、連続鋳造機から送出されるスラブを切断する
スラブ切断装置と、該スラブ切断装置によって切断され
たスラブの均熱化を図るスラブ均熱化装置と、該スラブ
均熱化装置から送出されるスラブをストリップに圧延成
形する圧延機群と、圧延機群から送出されるストリップ
を冷却するストリップ冷却装置と、該ストリップ冷却装
置から送出されるストリップをコイル状に巻き取る複数
基の巻取機とを備え、ストリップ冷却装置と巻取機との
間に、ストリップを切断するストリップ切断装置を設
け、スラブ均熱化装置の全長を、巻取機によって巻き取
られるべきコイル複数箇分のストリップの圧延に必要な
スラブの長さに対応させている。
【0021】本発明の請求項1に記載の熱間圧延方法に
おいては、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延機群に
よってスラブから圧延成形されるストリップの厚さをス
ラブの安定した移動が確保されるように設定し、均熱化
した長尺のスラブを圧延機群へ送り込んで通板事故を防
止し、該圧延機群よりストリップの先端が送出された後
に、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延機群から送出
されるストリップの厚さが薄くなるように調整したう
え、ストリップを仕上り長さごとに切断してコイル状に
巻き取り、仕上り厚さが薄いストリップの製造歩留りの
向上を図る。
【0022】また、本発明の請求項2に記載の熱間圧延
装置においては、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延
機群によってスラブから圧延成形されるストリップの厚
さが指定の仕上り厚さとなるように設定し、スラブ均熱
化装置によって均熱化した長尺のスラブを圧延機群へ送
り込んで通板事故を防止し、該圧延機群よりストリップ
の先端が送出された後に、圧延機群の作業ロールの間隔
を、圧延機群から送出されるストリップの厚さが薄くな
るように調整し、ストリップを仕上り長さごとにストリ
ップ切断装置により切断して巻取機によりコイル状に巻
き取り、ストリップにおける所望の材料特性が保持され
ない部分が形成されることを抑制し、仕上り厚さが薄い
ストリップの製造歩留りの向上を図る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0024】図1は本発明の熱間圧延設備の実施の形態
の一例を示すものであり、図中図2と同一の符号を付し
た部分は同一物を表している。
【0025】図1に示す熱間圧延設備は、連続鋳造機1
から送出されるスラブ2を切断するスラブ切断装置24
と、該スラブ切断装置24により切断されたスラブ2の
均熱化を図るスラブ均熱化装置18と、該スラブ均熱化
装置18から送出されるスラブ2をストリップ4に圧延
成形する第1の圧延機群19と、該第1の圧延機群19
から送出されるストリップ4を圧延成形する第2の圧延
機群20と、該第2の圧延機群20から送出されるスト
リップ4を冷却するストリップ冷却装置6と、該ストリ
ップ冷却装置6から送出されるストリップ4をコイル状
に巻き取る第1の巻取機21及び第2の巻取機22とを
備えている。
【0026】スラブ均熱化装置18は、スラブ2を内装
し得る装置本体23の内部に、搬送テーブル及び加熱バ
ーナーあるいは誘導加熱器(図示せず)を設けたもので
あり、この加熱バーナーあるいは誘導加熱器によって、
スラブ2が圧延成形に適した温度に均熱化される。
【0027】このスラブ均熱化装置18の全長は、第1
の巻取機21及び第2の巻取機22によって巻き取られ
るべきコイル複数箇分のストリップ4の製造に必要なス
ラブ2の長さ(150m〜170m)に対応している。
【0028】また、スラブ均熱化装置18と連続鋳造機
1との間には、スラブ切断装置24が設けられている。
【0029】このスラブ切断装置24は、スラブ2の上
方と下方に切断具25を互いに近接離反可能に配置した
ものであり、切断具25を互いに近接させると、スラブ
2が切断される。
【0030】第1の圧延機群19は、一対の作業ロール
26を備えた水平2段圧延機27と一対の作業ロール1
3及び控えロール14を備えた水平4段圧延機15とに
よって構成されており、これら水平2段圧延機27及び
水平4段圧延機15がスラブ2をストリップ4として順
次圧延成形し、スラブ均熱化装置18から送り込まれる
スラブ2の厚さが70mm程度である場合には、作業ロ
ール13の周速に応じた速度(100m〜200m/
分)で厚さ20mm程度のバー34が、水平4段圧延機
15から送出される。
【0031】この第1の圧延機群19のスラブ移動方向
上流側には、スラブ均熱化装置18から送出されるスラ
ブ2へ高圧水を噴射する第1のスケール除去装置28が
設置されており、該第1のスケール除去装置28から噴
射される高圧水によって、スラブ2の表面に形成された
スケール(酸化物)が除去される。
【0032】第2の圧延機群20は、一対の作業ロール
13及び控えロール14をそれぞれ備えた6基の水平4
段圧延機15によって構成されており、これら水平4段
圧延機15が第1の圧延機群19から送り込まれるバー
34を順次圧延成形し、作業ロール13の周速に応じた
速度(500m〜950m/分)で厚さ1mm〜12m
mのストリップ4が、ストリップ移動方向の最下流側に
位置している水平4段圧延機15から送出される。
【0033】この第2圧延機群20のバー移動方向上流
側には、第1の圧延機群19から送出されるバー34へ
高圧水を噴射する第2のスケール除去装置29が設置さ
れており、該第2スケール除去装置29から噴射される
高圧水によって、バーの表面に形成されたスケールが除
去される。
【0034】また、第2のスケール除去装置29と先に
述べた第1の圧延機群19との間にコイルボックスを設
け、該コイルボックスによって、第1の圧延機群19か
ら送出されるバー34を巻き取り、そのバー34を巻き
戻して第2のスケール除去装置29、第2の圧延機群2
0に送出させるような構成とすることもできる。
【0035】ストリップ冷却装置6は、第2の圧延機群
20から送出されるストリップ4に対して冷却水を噴射
するようになっており、この冷却水によって圧延成形に
適した温度であったストリップ4が所定の材料特性を呈
するように冷却される。
【0036】更に、ストリップ冷却装置6から送出され
るストリップ4は、第1の巻取機21及び第2の巻取機
22によって、搬送及び保管に適したコイル状に巻き取
られる。
【0037】この第1の巻取機21及び第2の巻取機2
2は、ストリップ移動方向に対して直列に配置されてい
る。
【0038】また、第1の巻取機21とストリップ冷却
装置6との間には、ストリップ切断装置30が設けられ
ている。
【0039】このストリップ切断装置30は、ストリッ
プ4の上方と下方に切断具31を、図1において上方に
位置するものが反時計回りに且つ下方に位置するものが
時計回りに高速同期回転し、更に、上下の切断具31が
互いに近接離反し得るようにしたものであり、上下の切
断具31を高速同期回転させつつ互いに近接させると、
移動中のストリップ4が切断される。
【0040】なお、図中、32,33,35は一対のピ
ンチロールであり、ピンチロール32は、ストリップ4
を厚さ方向に挾持し得るように、第1の巻取機21のス
トリップ移動方向上流側に設けられ、ピンチロール33
は、ストリップ4を厚さ方向に挾持し得るように、第2
の巻取機22のストリップ移動方向上流側に設けられ、
ピンチロール35は、ストリップ4を厚さ方向に挾持し
得るように、ストリップ切断装置30のストリップ移動
方向上流側に設けられている。
【0041】また、図1では、上段にスラブ切断装置2
4、スラブ均熱化装置18、第1の圧延機群19が図示
され且つ下段に第2の圧延機群20、ストリップ冷却装
置6、ストリップ切断装置30、第1の巻取機21、第
2の巻取機22が図示されているが、これらスラブ切断
装置24、スラブ均熱化装置18、第1の圧延機群1
9、第2の圧延機群20、ストリップ冷却装置6、スト
リップ切断装置30、第1の巻取機21、第2の巻取機
22は、実機においては通常直線的に配置されることが
多い。
【0042】以下、図1に示す熱間圧延設備の作動を説
明する。
【0043】仕上り厚さが0.8mm〜1.0mm前後
のストリップ4を製造する際には、連続鋳造機1よりス
ラブ2を送出させ、スラブ切断装置24によってスラブ
2をコイル複数箇分のストリップ4の製造に必要な長さ
に切断し、この長尺のスラブ2をスラブ均熱化装置18
へ送り込んでスラブ2の均熱化を図る。
【0044】次いで、均熱化されたスラブ2を第1の圧
延機群19に対して送り込み、水平2段圧延機27及び
水平4段圧延機15によりスラブ2をバー34として順
次圧延成形し、第1の圧延機群19から送出されるバー
34を、第2の圧延機群20の水平4段圧延機15によ
り順次圧延成形する。
【0045】このとき、圧延開始当初に第2の圧延機群
20から送出されるストリップ4が安定した状態で移動
できる仕上り厚さとなるように、第2の圧延機群20に
おける水平4段圧延機15の上下の作業ロール13の間
隔を設定して、ストリップ4の先端部分が折り込んだ
り、あるいは、絞り込んだりすることなく第2の圧延機
群20から送出させて、通板事故を防止する。
【0046】第2の圧延機群20よりストリップ4の先
端が送出されたならば、第2の圧延機群20から送出さ
れるストリップ4厚さが指定の仕上り厚さとなるよう
に、第1の圧延機群19における水平2段圧延機の上下
の作業ロール26及び水平4段圧延機15の上下の作業
ロール13の間隔、並びに、第2の圧延機群20におけ
る水平4段圧延機15の上下の作業ロール13の間隔を
調整する。
【0047】このようにして第2の圧延機群20から送
出されるストリップ4は、ストリップ冷却装置6によっ
て所定の材料特性を呈するように冷却された後、第1の
巻取機21によってコイル状に巻き取られる。
【0048】上述した第2の圧延機群20における水平
4段圧延機15の上下の作業ロール13の間隔を調整し
てストリップ4の厚さを先端よりも薄くするタイミング
は、ストリップ4の厚さ、通板速度に基づいて、ストリ
ップ4の先端が第2の圧延機群20を抜け出したとき、
あるいは、ストリップ4が冷却装置6の内部を安定した
状態で移動できる長さになったとき、ストリップ4の先
端が第1の巻取機21に到達したときのいずれであって
もよい。
【0049】第1の巻取機21に巻き取られるストリッ
プ4が所定の長さに達したならば、ストリップ切断装置
30によりストリップ4を第1の巻取機21の直前で切
断し、この切断部分に後続するストリップ4を第2の巻
取機22によってコイル状に巻き取る。
【0050】更に、第2の巻取機22に巻き取られるス
トリップ4が所定の長さに達したならば、ストリップ切
断装置30によりストリップ4を第1の巻取機21の直
前で切断し、この切断部分に後続するストリップ4を再
び第1の巻取機21によってコイル状に巻き取るように
し、上述した手順を順次繰り返すことにより、長尺のス
ラブ2から圧延成形されるストリップ4を順次コイル状
に巻き取る。
【0051】このように、図1に示す熱間圧延設備にお
いては、連続鋳造機1より送出されたコイル複数箇分の
ストリップ4に相当する長尺のスラブ2を、第1の圧延
機群19及び第2の圧延機群20により連続的に圧延成
形し、圧延成形されたストリップ4を第1の巻取機21
と第2の巻取機22とによってコイル状に巻き取るの
で、通板事故の防止のために、指定の仕上り厚さよりも
厚く圧延成形されること、安定した状態での移動のため
に通板速度が下げられ、また、冷却水量が抑制されるこ
と等により、所望の材料特性が保持されずに製品不良と
して切断除去の対象となる部分がストリップ4の先端部
分だけとなり、よって、1箇のスラブ2から得られる指
定の仕上り厚さのストリップ4の割合、すなわち、仕上
り厚さが薄いストリップ4の製造歩留りが著しく向上す
る。
【0052】なお、本発明の熱間圧延方法及び熱間圧延
設備は上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、巻取機の数を適宜増加させること、圧延機群を構成
する水平圧延機の数及び各水平圧延機の段数を適宜変更
すること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱間圧延方
法及び熱間圧延設備においては、下記のような種々の優
れた効果を奏し得る。
【0054】(1)本発明の請求項1に記載の熱間圧延
方法においては、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延
機群によってスラブから圧延成形されるストリップが安
定した状態で移動可能な厚さに設定して、均熱化した長
尺のスラブを圧延機群へ送り込み、圧延機群に対するス
トリップの通板回数を減らすので、通板事故を防止する
ことができ、また、圧延機群よりストリップの先端が送
出された後に、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延機
群から送出されるストリップの厚さが薄くなるように調
整し、仕上り長さごとにストリップを切断してコイル状
に巻き取るので、仕上り厚さ、通板速度等に起因して所
望の材料特性が保持されない部分が、ストリップに僅か
にしか形成されなくなり、仕上り厚さが薄いストリップ
の製造歩留りの向上を図ることができる。
【0055】(2)本発明の請求項2に記載の熱間圧延
装置においては、圧延機群の作業ロールの間隔を、圧延
機群によってスラブから圧延成形されるストリップの厚
さが指定の仕上り厚さとなるように設定し、スラブ均熱
化装置によって均熱化した長尺のスラブを圧延機群へ送
り込み、圧延機群に対するストリップの通板回数を減ら
すので、通板事故が防止され、また、圧延機群よりスト
リップの先端が送出された後に、圧延機群の作業ロール
の間隔を、圧延機群から送出されるストリップの厚さが
薄くなるように調整し、ストリップ切断装置により仕上
り長さごとに切断したストリップを巻取機でコイル状に
巻き取るので、ストリップの仕上り厚さ、通板速度等に
起因して所望の材料特性が保持されない部分が、ストリ
ップに僅かにしか形成されなくなり、仕上り厚さが薄い
ストリップの製造歩留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間圧延設備の実施の形態の一例を示
す概念図である。
【図2】従来の熱間圧延設備の一例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 連続鋳造機 2 スラブ 4 ストリップ 6 ストリップ冷却装置 13 作業ロール 18 スラブ均熱化装置 19 第1の圧延機群 20 第2の圧延機群 21 第1の巻取機 22 第2の巻取機 24 スラブ切断装置 26 作業ロール 30 ストリップ切断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/00 B21B 37/00 113Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル複数箇分のストリップに相当する
    長尺のスラブを均熱化し、圧延機群によりスラブから圧
    延成形されるストリップの厚さが指定の仕上り厚さとな
    るように、圧延機群の作業ロールの間隔を設定したう
    え、均熱化された長尺のスラブを圧延機群へ送り込み、
    該圧延機群よりストリップの先端が所定長さ分送出され
    た後に、圧延機群から送出されるストリップの厚さが薄
    くなるように、圧延機群の作業ロールの間隔を調整し、
    また、圧延機群から送出されるストリップの冷却を行
    い、ストリップを仕上り長さごとに切断してコイル状に
    巻き取ることを特徴とする熱間圧延方法。
  2. 【請求項2】 連続鋳造機から送出されるスラブを切断
    するスラブ切断装置と、該スラブ切断装置によって切断
    されたスラブの均熱化を図るスラブ均熱化装置と、該ス
    ラブ均熱化装置から送出されるスラブをストリップに圧
    延成形する圧延機群と、圧延機群から送出されるストリ
    ップを冷却するストリップ冷却装置と、該ストリップ冷
    却装置から送出されるストリップをコイル状に巻き取る
    複数基の巻取機とを備え、ストリップ冷却装置と巻取機
    との間に、ストリップを切断するストリップ切断装置を
    設け、スラブ均熱化装置の全長を、巻取機によって巻き
    取られるべきコイル複数箇分のストリップの圧延に必要
    なスラブの長さに対応させたことを特徴とする熱間圧延
    設備。
JP18482496A 1996-07-15 1996-07-15 熱間圧延方法及び熱間圧延設備 Pending JPH1029004A (ja)

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