JPH10290094A - 電磁波吸収材及びその製造方法 - Google Patents
電磁波吸収材及びその製造方法Info
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- JPH10290094A JPH10290094A JP11024297A JP11024297A JPH10290094A JP H10290094 A JPH10290094 A JP H10290094A JP 11024297 A JP11024297 A JP 11024297A JP 11024297 A JP11024297 A JP 11024297A JP H10290094 A JPH10290094 A JP H10290094A
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- Japan
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- wave absorbing
- magnetic powder
- absorbing layer
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 準マイクロ波帯域からミリ波帯域までの広帯
域の電磁波を一様に吸収し、かつ、軽量であり、建材と
しての取扱性、作業性に優れた電磁波吸収材を提供す
る。 【解決手段】 バインダー(a)及び磁性体粉末(b)
からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材において、
上記磁性体粉末(b)は、上記電磁波吸収層内に偏在し
ている電磁波吸収材。
域の電磁波を一様に吸収し、かつ、軽量であり、建材と
しての取扱性、作業性に優れた電磁波吸収材を提供す
る。 【解決手段】 バインダー(a)及び磁性体粉末(b)
からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材において、
上記磁性体粉末(b)は、上記電磁波吸収層内に偏在し
ている電磁波吸収材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で、広い周波
数に対応する電磁波吸収材に関する。
数に対応する電磁波吸収材に関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会に向けての技術革新は着
実に進んでいる。情報・通信技術は飛躍的な進歩を遂げ
ており、マルチメディアに代表される個人的情報機器、
そのシステムと同様、通信インフラの整備が次の大きな
市場として期待されている。
実に進んでいる。情報・通信技術は飛躍的な進歩を遂げ
ており、マルチメディアに代表される個人的情報機器、
そのシステムと同様、通信インフラの整備が次の大きな
市場として期待されている。
【0003】通信システムに利用される周波数帯域とし
ては、1.9GHz帯及び2.45GHz帯の準マイク
ロ波帯域、19GHz帯の準ミリ波帯域、60GHz帯
のミリ波帯域での通信が実用化されようとしている。更
に、諸外国においては、900MHz帯や5.7GHz
帯も無線LAN用として実用に供されている。準マイク
ロ波帯域は、個人用簡易無線電話システム(PHS)と
中速無線LANの室内無線機器に、準ミリ波帯域及びミ
リ波帯域は、高速無線LANの室内無線機器にあてられ
ている。それぞれの周波数帯域での需要が拡大するにつ
れて、電磁波の相互干渉、遅延分散に伴う混信、誤作動
や盗聴等の問題が心配される。
ては、1.9GHz帯及び2.45GHz帯の準マイク
ロ波帯域、19GHz帯の準ミリ波帯域、60GHz帯
のミリ波帯域での通信が実用化されようとしている。更
に、諸外国においては、900MHz帯や5.7GHz
帯も無線LAN用として実用に供されている。準マイク
ロ波帯域は、個人用簡易無線電話システム(PHS)と
中速無線LANの室内無線機器に、準ミリ波帯域及びミ
リ波帯域は、高速無線LANの室内無線機器にあてられ
ている。それぞれの周波数帯域での需要が拡大するにつ
れて、電磁波の相互干渉、遅延分散に伴う混信、誤作動
や盗聴等の問題が心配される。
【0004】特に、インテリジェントオフィス等では、
通信・情報機器が多数設置されるので、電磁波の相互干
渉、遅延分散に伴う混信、誤作動等が生じやすい。ま
た、金属製家具等の什器には、電磁波を反射させる金属
面が多数存在しているため、電波環境の悪化が問題とな
っている。
通信・情報機器が多数設置されるので、電磁波の相互干
渉、遅延分散に伴う混信、誤作動等が生じやすい。ま
た、金属製家具等の什器には、電磁波を反射させる金属
面が多数存在しているため、電波環境の悪化が問題とな
っている。
【0005】電波環境を向上させるために、従来から電
磁波吸収材料からなる電磁波吸収体が使用されている。
電磁波吸収材料としては、一般にフェライトとバインダ
ーとの複合体が知られており、加工する際に、目的とす
る周波数に応じて、複合体の磁気特性及び誘電特性とと
もに、厚さを精密にコントロールすることによって大き
な吸収を達成している。
磁波吸収材料からなる電磁波吸収体が使用されている。
電磁波吸収材料としては、一般にフェライトとバインダ
ーとの複合体が知られており、加工する際に、目的とす
る周波数に応じて、複合体の磁気特性及び誘電特性とと
もに、厚さを精密にコントロールすることによって大き
な吸収を達成している。
【0006】特に、電磁波吸収材料を建材として使用す
る場合には、耐久性、難燃性、取り付け作業性等を有し
ていなければならないので、バインダーとしては、有機
材料よりも無機材料を主な材料とした電磁波吸収材料が
数多く提案されている。また、電磁波シールドを目的と
した無機材料からなる建材も数多く提案されている。
る場合には、耐久性、難燃性、取り付け作業性等を有し
ていなければならないので、バインダーとしては、有機
材料よりも無機材料を主な材料とした電磁波吸収材料が
数多く提案されている。また、電磁波シールドを目的と
した無機材料からなる建材も数多く提案されている。
【0007】特開平4−310555号公報には、磁性
材料及び強誘電性材料のうち少なくとも1種を0.1〜
70重量%含有する半水石膏又は無水石膏と、構造内に
水を包接する吸水性ポリマーとを混合して硬化させる石
膏成型品が開示されている。特開平4−74747号公
報には、セメント、石膏、アルミナセメント、炭素繊維
及びポリマー混和材を主成分とする導電性弾性モルタル
組成物が開示されている。
材料及び強誘電性材料のうち少なくとも1種を0.1〜
70重量%含有する半水石膏又は無水石膏と、構造内に
水を包接する吸水性ポリマーとを混合して硬化させる石
膏成型品が開示されている。特開平4−74747号公
報には、セメント、石膏、アルミナセメント、炭素繊維
及びポリマー混和材を主成分とする導電性弾性モルタル
組成物が開示されている。
【0008】特開平6−209180号公報には、石
膏、セメント又は珪酸カルシウムを主剤として、電磁波
損失材料であるカーボン、フェライト、金属粉、金属化
合物粉末又はこれらの混合物を含有してなる電磁波吸収
内壁材が開示されている。特開平6−122568号公
報には、水硬化性無機物質、水及び炭素繊維からなる水
硬化性無機質組成物を発泡させ、硬化してなる無機質発
泡体が開示されている。
膏、セメント又は珪酸カルシウムを主剤として、電磁波
損失材料であるカーボン、フェライト、金属粉、金属化
合物粉末又はこれらの混合物を含有してなる電磁波吸収
内壁材が開示されている。特開平6−122568号公
報には、水硬化性無機物質、水及び炭素繊維からなる水
硬化性無機質組成物を発泡させ、硬化してなる無機質発
泡体が開示されている。
【0009】しかしながら、これらの技術では、電磁波
吸収材料の厚みが厚く、加工性や取り付け作業性に劣っ
ていた。また、このような電磁波吸収材料は、情報・通
信機器を使用するインテリジェントオフィス用等の建材
として使用する場合には、電磁波吸収能が不充分であっ
た。
吸収材料の厚みが厚く、加工性や取り付け作業性に劣っ
ていた。また、このような電磁波吸収材料は、情報・通
信機器を使用するインテリジェントオフィス用等の建材
として使用する場合には、電磁波吸収能が不充分であっ
た。
【0010】特開平7−202472号公報には、電磁
波吸収体の片面に電磁波反射体を一体成型した電磁波シ
ールド材が開示されている。しかしながら、この技術で
は、使用する電磁波反射体として、金属メッシュ材、格
子状金属部材等の金属を使用しているので、シールド材
とするためには、電磁波反射体と電磁波吸収体とを一体
成型する必要があり、また、重量が重く、壁、天井等に
使用する場合には、取り付け作業性が悪く好ましくな
い。
波吸収体の片面に電磁波反射体を一体成型した電磁波シ
ールド材が開示されている。しかしながら、この技術で
は、使用する電磁波反射体として、金属メッシュ材、格
子状金属部材等の金属を使用しているので、シールド材
とするためには、電磁波反射体と電磁波吸収体とを一体
成型する必要があり、また、重量が重く、壁、天井等に
使用する場合には、取り付け作業性が悪く好ましくな
い。
【0011】更に、このような電磁波シールド材では、
特定の周波数帯域における電磁波吸収能は優れているも
のの、準マイクロ波帯域、準ミリ波帯域、ミリ波帯域の
ように大きく離れた周波数帯域のいずれをも一様に吸収
することはできなかった。このため、上述したような準
マイクロ波帯域及び準ミリ波帯域の使用の拡張に伴い、
関連業界から、準マイクロ波帯域からミリ波帯域までの
周波数帯域のいずれをも一様に吸収する電磁波吸収材料
の開発が求められている。また、このような電磁波吸収
体を設計するためには、吸収しようとする電磁波の周波
数ごとにフェライトの製造条件を検討し、フェライトを
製作する必要があり、任意の整合周波数特性を実現する
ことは困難であった。
特定の周波数帯域における電磁波吸収能は優れているも
のの、準マイクロ波帯域、準ミリ波帯域、ミリ波帯域の
ように大きく離れた周波数帯域のいずれをも一様に吸収
することはできなかった。このため、上述したような準
マイクロ波帯域及び準ミリ波帯域の使用の拡張に伴い、
関連業界から、準マイクロ波帯域からミリ波帯域までの
周波数帯域のいずれをも一様に吸収する電磁波吸収材料
の開発が求められている。また、このような電磁波吸収
体を設計するためには、吸収しようとする電磁波の周波
数ごとにフェライトの製造条件を検討し、フェライトを
製作する必要があり、任意の整合周波数特性を実現する
ことは困難であった。
【0012】特開平8−27449号公報には、電磁波
吸収体の表面に、複数個の凹凸部を形成してなる電磁波
シールド材が開示されている。しかしながら、この技術
では、電磁波吸収体自体の厚みが厚くなり、重量も重い
ものとなるので、建材としての取扱性や作業性に問題が
あった。
吸収体の表面に、複数個の凹凸部を形成してなる電磁波
シールド材が開示されている。しかしながら、この技術
では、電磁波吸収体自体の厚みが厚くなり、重量も重い
ものとなるので、建材としての取扱性や作業性に問題が
あった。
【0013】特開平8−83994号公報には、広帯域
で使用可能である電磁波吸収材料として、導電性材料か
らなる第1層と、その上に順次積層された金属酸化物磁
性体微粉末及び結合剤から構成される第2層と、金属磁
性体微粉末及び結合剤から構成される第3層とを有する
複層型の電磁波吸収材料が開示されている。
で使用可能である電磁波吸収材料として、導電性材料か
らなる第1層と、その上に順次積層された金属酸化物磁
性体微粉末及び結合剤から構成される第2層と、金属磁
性体微粉末及び結合剤から構成される第3層とを有する
複層型の電磁波吸収材料が開示されている。
【0014】この構造を有する電磁波吸収材料によって
1〜60GHzの広帯域で、安定した低反射吸収能を有
する電磁波吸収が可能となった。この第2層は金属酸化
物磁性体微粉末及び結合剤からなっており、特開平3−
36795号公報で開示されている焼結フェライト板と
は異なり、一般に吸収は小さいが整合に対する自由度は
高い特徴を有している。従って、このような低反射材
は、準マイクロ波帯域から、準ミリ波帯域、ミリ波帯域
までの広帯域の電磁波の相互干渉、遅延分散を防止する
ことができる。しかし、金属磁性体及び金属酸化物磁性
体を含有する層を2層も有しているので、重量が重くな
るおそれがあった。
1〜60GHzの広帯域で、安定した低反射吸収能を有
する電磁波吸収が可能となった。この第2層は金属酸化
物磁性体微粉末及び結合剤からなっており、特開平3−
36795号公報で開示されている焼結フェライト板と
は異なり、一般に吸収は小さいが整合に対する自由度は
高い特徴を有している。従って、このような低反射材
は、準マイクロ波帯域から、準ミリ波帯域、ミリ波帯域
までの広帯域の電磁波の相互干渉、遅延分散を防止する
ことができる。しかし、金属磁性体及び金属酸化物磁性
体を含有する層を2層も有しているので、重量が重くな
るおそれがあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、準マイクロ波帯域からミリ波帯域までの広帯域の電
磁波を一様に吸収し、かつ、軽量であり、建材としての
取扱性、作業性に優れた電磁波吸収材を提供することを
目的とするものである。
み、準マイクロ波帯域からミリ波帯域までの広帯域の電
磁波を一様に吸収し、かつ、軽量であり、建材としての
取扱性、作業性に優れた電磁波吸収材を提供することを
目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、バインダー
(a)及び磁性体粉末(b)からなる電磁波吸収層から
なる電磁波吸収材において、上記磁性体粉末(b)は、
上記電磁波吸収層内に偏在している電磁波吸収材であ
る。また、本発明は、バインダー(a)及び磁性体粉末
(b)からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材にお
いて、上記磁性体粉末(b)は、上記電磁波吸収層内に
偏在している上記電磁波吸収材の製造方法であって、上
記電磁波吸収層を形成する際に、上記磁性体粉末(b)
に外力を作用させて偏在化させる電磁波吸収材の製造方
法である。以下に本発明を詳述する。
(a)及び磁性体粉末(b)からなる電磁波吸収層から
なる電磁波吸収材において、上記磁性体粉末(b)は、
上記電磁波吸収層内に偏在している電磁波吸収材であ
る。また、本発明は、バインダー(a)及び磁性体粉末
(b)からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材にお
いて、上記磁性体粉末(b)は、上記電磁波吸収層内に
偏在している上記電磁波吸収材の製造方法であって、上
記電磁波吸収層を形成する際に、上記磁性体粉末(b)
に外力を作用させて偏在化させる電磁波吸収材の製造方
法である。以下に本発明を詳述する。
【0017】本発明の電磁波吸収材は、電磁波吸収層か
らなる。上記電磁波吸収層は、バインダー(a)及び磁
性体粉末(b)からなる。上記バインダー(a)として
は、有機バインダーであっても、無機バインダーであっ
てもよい。上記有機バインダーとしては特に限定されな
いが、通常、その使用法により、有機溶剤に溶解させ
て使用するもの;可塑剤、又は、可塑剤及び有機溶剤
を用いてゾル状にして使用するもの;加熱流動させて
使用するものの3つに分類される。
らなる。上記電磁波吸収層は、バインダー(a)及び磁
性体粉末(b)からなる。上記バインダー(a)として
は、有機バインダーであっても、無機バインダーであっ
てもよい。上記有機バインダーとしては特に限定されな
いが、通常、その使用法により、有機溶剤に溶解させ
て使用するもの;可塑剤、又は、可塑剤及び有機溶剤
を用いてゾル状にして使用するもの;加熱流動させて
使用するものの3つに分類される。
【0018】上記の樹脂としては特に限定されず、例
えば、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノ樹脂、
フェノール樹脂、キシレン樹脂、トルエン樹脂、ニトロ
セルロース樹脂、又は、これらの変性樹脂等を挙げるこ
とができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。上記の樹脂としては特に限定され
ず、例えば、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、変性された
塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。これらは単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
えば、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノ樹脂、
フェノール樹脂、キシレン樹脂、トルエン樹脂、ニトロ
セルロース樹脂、又は、これらの変性樹脂等を挙げるこ
とができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。上記の樹脂としては特に限定され
ず、例えば、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、変性された
塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。これらは単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0019】上記の樹脂としては熱可塑性樹脂であれ
ば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、ポリスチレ
ン、ポリブタジエン、結晶性ポリブタジエン、スチレン
ブタジエン等の非極性樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテ
トラクロロエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、変性エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン
−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合体樹脂、塩素
化ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重
合体樹脂(SAN樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)、アクリレー
ト−スチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂(ASA
樹脂)、塩素化ポリエチレン−アクリロニトリル−スチ
レン共重合体樹脂(ACS樹脂)、ポリアセタール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、シリコーン樹
脂、シリコーン変性アクリル樹脂、シリコーン変性ポリ
エステル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂、ポリオキシベンゾイル樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、フォスファゼン樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルイミド
樹脂、又は、これらの変性樹脂等を挙げることができ
る。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用し
てもよい。
ば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、ポリスチレ
ン、ポリブタジエン、結晶性ポリブタジエン、スチレン
ブタジエン等の非極性樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテ
トラクロロエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、変性エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン
−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合体樹脂、塩素
化ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重
合体樹脂(SAN樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)、アクリレー
ト−スチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂(ASA
樹脂)、塩素化ポリエチレン−アクリロニトリル−スチ
レン共重合体樹脂(ACS樹脂)、ポリアセタール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、シリコーン樹
脂、シリコーン変性アクリル樹脂、シリコーン変性ポリ
エステル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂、ポリオキシベンゾイル樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、フォスファゼン樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルイミド
樹脂、又は、これらの変性樹脂等を挙げることができ
る。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0020】上記有機バインダーの酸素指数は、30以
上が好ましい。30未満であると、難燃性及び不燃性が
低下する。より好ましくは、40以上である。酸素指数
は、JIS K 7201のプラスチック耐炎性試験法
により測定することができる。上記有機バインダーのう
ち、高い酸素指数を有しているものとしては、例えば、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニル、ポリテトラクロロエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合
体樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、変性塩素化ポリエチ
レン樹脂、塩素化ポリエチレン−アクリロニトリル−ス
チレン共重合体樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性
アクリル樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、フォ
スファゼン樹脂等を挙げることができる。なかでも、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラ
フト共重合体樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、変性塩素
化ポリエチレン樹脂、シリコーン樹脂が好ましい。
上が好ましい。30未満であると、難燃性及び不燃性が
低下する。より好ましくは、40以上である。酸素指数
は、JIS K 7201のプラスチック耐炎性試験法
により測定することができる。上記有機バインダーのう
ち、高い酸素指数を有しているものとしては、例えば、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニル、ポリテトラクロロエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合
体樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、変性塩素化ポリエチ
レン樹脂、塩素化ポリエチレン−アクリロニトリル−ス
チレン共重合体樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性
アクリル樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、フォ
スファゼン樹脂等を挙げることができる。なかでも、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラ
フト共重合体樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、変性塩素
化ポリエチレン樹脂、シリコーン樹脂が好ましい。
【0021】本発明で使用される無機バインダーとして
は特に限定されず、例えば、石膏、石灰、珪酸カルシウ
ム、マグネシアセメント、ポルトランドセメント、アル
ミナセメント、ローマンセメント、耐酸性セメント、耐
火セメント、水ガラスセメント等を挙げることができ
る。強度や耐水性の点からは、ポルトランドセメント、
アルミナセメントが好ましい。また、軽量化、作業性、
電磁波吸収能の点からは、石膏が好ましい。
は特に限定されず、例えば、石膏、石灰、珪酸カルシウ
ム、マグネシアセメント、ポルトランドセメント、アル
ミナセメント、ローマンセメント、耐酸性セメント、耐
火セメント、水ガラスセメント等を挙げることができ
る。強度や耐水性の点からは、ポルトランドセメント、
アルミナセメントが好ましい。また、軽量化、作業性、
電磁波吸収能の点からは、石膏が好ましい。
【0022】本発明で使用される磁性体粉末(b)とし
ては、軟磁性のものが好ましく、金属酸化物磁性体、金
属磁性体が好ましい。上記金属酸化物磁性体としては特
に限定されず、例えば、Fe2 O3 にMnO、ZnO、
NiO、MgO、CuO、Li2 O等を組み合わせたフ
ェライト;NiO−MnO−ZnO−Fe2 O3 、Mn
O−ZnO−Fe2 O3 、NiO−ZnO−Fe2 O3
等のスピネル型フェライト;ガーネット型フェライト;
スピネル型(立方晶)のγ−Fe2 O3 、γ−Fe4 O
4 等を挙げることができる。上記金属酸化物磁性体の平
均粒子径は、1〜30μmが好ましい。より好ましく
は、1〜5μmである。
ては、軟磁性のものが好ましく、金属酸化物磁性体、金
属磁性体が好ましい。上記金属酸化物磁性体としては特
に限定されず、例えば、Fe2 O3 にMnO、ZnO、
NiO、MgO、CuO、Li2 O等を組み合わせたフ
ェライト;NiO−MnO−ZnO−Fe2 O3 、Mn
O−ZnO−Fe2 O3 、NiO−ZnO−Fe2 O3
等のスピネル型フェライト;ガーネット型フェライト;
スピネル型(立方晶)のγ−Fe2 O3 、γ−Fe4 O
4 等を挙げることができる。上記金属酸化物磁性体の平
均粒子径は、1〜30μmが好ましい。より好ましく
は、1〜5μmである。
【0023】上記金属磁性体としては特に限定されず、
例えば、Fe−Si−Al合金(センダスト)、Ni−
Fe合金(パーマロイ)、Co−Fe合金、Fe基又は
Co基を有するアモルファス合金等を挙げることができ
る。上記金属磁性体の平均粒子径は、1〜30μmが好
ましい。
例えば、Fe−Si−Al合金(センダスト)、Ni−
Fe合金(パーマロイ)、Co−Fe合金、Fe基又は
Co基を有するアモルファス合金等を挙げることができ
る。上記金属磁性体の平均粒子径は、1〜30μmが好
ましい。
【0024】本発明において、上記磁性体粉末(b)と
しては、得られる電磁波低反射材の重量を軽くして、電
磁波吸収能を高めるために、金属酸化物磁性体を使用す
ることが好ましい。より好ましくは、Fe2 O3 にMn
O、ZnO、NiO、MgOを組み合わせたスピネル型
フェライト磁性体粉末である。更に好ましくは、Mn−
Mg−Zn系フェライト磁性体粉末及びMn−Zn系フ
ェライト磁性体粉末である。
しては、得られる電磁波低反射材の重量を軽くして、電
磁波吸収能を高めるために、金属酸化物磁性体を使用す
ることが好ましい。より好ましくは、Fe2 O3 にMn
O、ZnO、NiO、MgOを組み合わせたスピネル型
フェライト磁性体粉末である。更に好ましくは、Mn−
Mg−Zn系フェライト磁性体粉末及びMn−Zn系フ
ェライト磁性体粉末である。
【0025】本発明において、上記磁性体粉末(b)
は、必要に応じて、シランカップリング剤、チタネート
系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤等の
カップリング剤;磁性体粉末の濡れ性や流動性を改良す
るための界面活性剤、湿潤剤、粘度低下剤、安定剤等の
添加剤;樹脂等により表面処理されていてもよい。上記
表面処理により、上記磁性体粉末(b)に反応性を与え
る官能基や濡れ性を支配する官能基を導入することがで
きるので、上記無機バインダーとの濡れ性や、電磁波吸
収層内での分散性及び分散安定性を向上させることがで
きる。
は、必要に応じて、シランカップリング剤、チタネート
系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤等の
カップリング剤;磁性体粉末の濡れ性や流動性を改良す
るための界面活性剤、湿潤剤、粘度低下剤、安定剤等の
添加剤;樹脂等により表面処理されていてもよい。上記
表面処理により、上記磁性体粉末(b)に反応性を与え
る官能基や濡れ性を支配する官能基を導入することがで
きるので、上記無機バインダーとの濡れ性や、電磁波吸
収層内での分散性及び分散安定性を向上させることがで
きる。
【0026】上記バインダー(a)及び上記磁性体粉末
(b)の配合量は、上記バインダー(a)と上記磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、バインダー
(a)30〜90重量部、及び、磁性体粉末(b)70
〜10重量部が好ましい。バインダー(a)が30重量
部未満であり、磁性体粉末(b)が70重量部を超える
と、電磁波吸収層の製造性が悪く、得られる電磁波吸収
層の曲げ強度が低下して充分な物性を示さなくなるう
え、磁性体粉末の配合量が多くなって、電磁波吸収層の
重量が重くなり、バインダー(a)が90重量部を超
え、磁性体粉末(b)が10重量部未満であると、電磁
波吸収層の電磁波吸収能が充分ではなく、実用に供さな
い。
(b)の配合量は、上記バインダー(a)と上記磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、バインダー
(a)30〜90重量部、及び、磁性体粉末(b)70
〜10重量部が好ましい。バインダー(a)が30重量
部未満であり、磁性体粉末(b)が70重量部を超える
と、電磁波吸収層の製造性が悪く、得られる電磁波吸収
層の曲げ強度が低下して充分な物性を示さなくなるう
え、磁性体粉末の配合量が多くなって、電磁波吸収層の
重量が重くなり、バインダー(a)が90重量部を超
え、磁性体粉末(b)が10重量部未満であると、電磁
波吸収層の電磁波吸収能が充分ではなく、実用に供さな
い。
【0027】上記バインダー(a)として、石膏又は珪
酸カルシウムを使用する場合には、上記石膏又は珪酸カ
ルシウムと上記磁性体粉末(b)との合計100重量部
に対して、石膏又は珪酸カルシウム45〜90重量部、
及び、磁性体粉末(b)55〜10重量部でよく、上記
磁性体粉末(b)の配合量を低減することができ、得ら
れる電磁波吸収層を軽量化することができる。特に、上
記バインダー(a)が石膏である場合には、上記磁性体
粉末(b)の配合量が少なくても、上記範囲内であれば
充分な電磁波吸収能を得ることができる。石膏又は珪酸
カルシウムが55重量部未満であり、磁性体粉末(b)
が45重量部を超えると、電磁波吸収能は充分となる
が、電磁波吸収層の重量が重くなったり、コストが高く
なるので好ましくなく、石膏又は珪酸カルシウムが90
重量部を超え、磁性体粉末(b)が10重量部未満であ
ると、数GHz帯での電磁波吸収能が低い。
酸カルシウムを使用する場合には、上記石膏又は珪酸カ
ルシウムと上記磁性体粉末(b)との合計100重量部
に対して、石膏又は珪酸カルシウム45〜90重量部、
及び、磁性体粉末(b)55〜10重量部でよく、上記
磁性体粉末(b)の配合量を低減することができ、得ら
れる電磁波吸収層を軽量化することができる。特に、上
記バインダー(a)が石膏である場合には、上記磁性体
粉末(b)の配合量が少なくても、上記範囲内であれば
充分な電磁波吸収能を得ることができる。石膏又は珪酸
カルシウムが55重量部未満であり、磁性体粉末(b)
が45重量部を超えると、電磁波吸収能は充分となる
が、電磁波吸収層の重量が重くなったり、コストが高く
なるので好ましくなく、石膏又は珪酸カルシウムが90
重量部を超え、磁性体粉末(b)が10重量部未満であ
ると、数GHz帯での電磁波吸収能が低い。
【0028】本明細書中、上記石膏又は珪酸カルシウム
等の無機バインダーの配合量は、水で硬化した状態での
無機バインダーの重量をもとに計算されたものである。
一般に、無機バインダーのうち水硬化性を有するもの
は、適当な量の水と混合した後、常温で又は加温して、
更に、必要に応じて加圧することにより硬化されるもの
であり、上記硬化の過程において、上記硬化に不要であ
った水は、蒸発して系外に排出されるので、硬化後の水
の含有量は、一般には極めて少ない。従って、硬化後の
無機バインダーの重量は、硬化に必要な量の水を含んだ
無機バインダーの重量とほぼ等しい。
等の無機バインダーの配合量は、水で硬化した状態での
無機バインダーの重量をもとに計算されたものである。
一般に、無機バインダーのうち水硬化性を有するもの
は、適当な量の水と混合した後、常温で又は加温して、
更に、必要に応じて加圧することにより硬化されるもの
であり、上記硬化の過程において、上記硬化に不要であ
った水は、蒸発して系外に排出されるので、硬化後の水
の含有量は、一般には極めて少ない。従って、硬化後の
無機バインダーの重量は、硬化に必要な量の水を含んだ
無機バインダーの重量とほぼ等しい。
【0029】本発明において、上記磁性体粉末(b)
は、電磁波吸収層内に偏在している。本明細書中、偏在
とは、磁性体粉末(b)の分散量が多い部分と少ない部
分とが一つの電磁波吸収層内に存在している状態を意味
する。
は、電磁波吸収層内に偏在している。本明細書中、偏在
とは、磁性体粉末(b)の分散量が多い部分と少ない部
分とが一つの電磁波吸収層内に存在している状態を意味
する。
【0030】上記偏在としては、例えば、(1)磁性体
粉末(b)の電磁波吸収層の深さ方向の濃度分布が偏っ
た分布を示す状態、(2)磁性体粉末(b)の電磁波吸
収層の平面方向の濃度分布が偏った分布を示す状態、
(3)磁性体粉末(b)の電磁波吸収層の深さ方向及び
平面方向の濃度分布が偏った分布を示す状態等を挙げる
ことができる。以下、これらの分布について図面を参照
しながら説明する。
粉末(b)の電磁波吸収層の深さ方向の濃度分布が偏っ
た分布を示す状態、(2)磁性体粉末(b)の電磁波吸
収層の平面方向の濃度分布が偏った分布を示す状態、
(3)磁性体粉末(b)の電磁波吸収層の深さ方向及び
平面方向の濃度分布が偏った分布を示す状態等を挙げる
ことができる。以下、これらの分布について図面を参照
しながら説明する。
【0031】上記(1)の状態は、上記磁性体粉末
(b)が、電磁波吸収層の深さ方向の濃度分布が均一で
はなく、一定の深さ付近に局所的に濃集した領域が存在
しているものである。本明細書中、上記(1)の状態を
垂直分布偏在型ともいう。上記垂直分布偏在型は、例え
ば、図1に示すように、電磁波吸収層1の一方の表面付
近に磁性体粉末(b)2が多く存在しており、反対側の
表面には存在量が少ない状態等の偏在状態である。この
ような磁性体粉末(b)の偏在は、例えば、重力、遠心
力、磁力、人工的に加えられた加速度等により形成され
る。
(b)が、電磁波吸収層の深さ方向の濃度分布が均一で
はなく、一定の深さ付近に局所的に濃集した領域が存在
しているものである。本明細書中、上記(1)の状態を
垂直分布偏在型ともいう。上記垂直分布偏在型は、例え
ば、図1に示すように、電磁波吸収層1の一方の表面付
近に磁性体粉末(b)2が多く存在しており、反対側の
表面には存在量が少ない状態等の偏在状態である。この
ような磁性体粉末(b)の偏在は、例えば、重力、遠心
力、磁力、人工的に加えられた加速度等により形成され
る。
【0032】上記(1)の状態における上記磁性体粉末
(b)の偏在は、表面を蛍光エックス線により分析する
ことによって測定が可能であり、深さ方向の断面をエッ
クス線マイクロアナライザーにより分析を行っても測定
が可能である。バインダー(a)として無機系バインダ
ーを用いた電磁波吸収層において、上記磁性体粉末
(b)の偏在を上記蛍光エックス線により確認する場合
には、蛍光エックス線を用いて上記磁性体粉末(b)が
多い部分及び少ない部分のFe/Ca比を測定すること
により行うことができる。蛍光エックス線法において、
存在する元素量は、単位時間のカウント数cpsとして
得られるので、上記磁性体粉末(b)が偏在する部分の
Fe/Ca比と、上記磁性体粉末(b)が均一に存在す
る部分のFe/Ca比との関係から求めることができ
る。
(b)の偏在は、表面を蛍光エックス線により分析する
ことによって測定が可能であり、深さ方向の断面をエッ
クス線マイクロアナライザーにより分析を行っても測定
が可能である。バインダー(a)として無機系バインダ
ーを用いた電磁波吸収層において、上記磁性体粉末
(b)の偏在を上記蛍光エックス線により確認する場合
には、蛍光エックス線を用いて上記磁性体粉末(b)が
多い部分及び少ない部分のFe/Ca比を測定すること
により行うことができる。蛍光エックス線法において、
存在する元素量は、単位時間のカウント数cpsとして
得られるので、上記磁性体粉末(b)が偏在する部分の
Fe/Ca比と、上記磁性体粉末(b)が均一に存在す
る部分のFe/Ca比との関係から求めることができ
る。
【0033】上記磁性体粉末(b)の偏在の割合(以
下、「偏在化率」という)を、 (偏在化率)=(偏在部のFe/Ca比)/(均一部の
Fe/Ca比) と定義した場合、上記磁性体粉末(b)が多い部分で
は、その偏在化率は、1.02〜3.5であることが好
ましい。1.02未満であると、上記磁性体粉末(b)
の偏在による効果が小さく、3.5を超えると、電磁波
吸収層の表面の物性が低下したり、吸収する波長の偏り
が見られ、広い周波数領域で良好な電磁波吸収が得られ
ない等の問題を生じる。
下、「偏在化率」という)を、 (偏在化率)=(偏在部のFe/Ca比)/(均一部の
Fe/Ca比) と定義した場合、上記磁性体粉末(b)が多い部分で
は、その偏在化率は、1.02〜3.5であることが好
ましい。1.02未満であると、上記磁性体粉末(b)
の偏在による効果が小さく、3.5を超えると、電磁波
吸収層の表面の物性が低下したり、吸収する波長の偏り
が見られ、広い周波数領域で良好な電磁波吸収が得られ
ない等の問題を生じる。
【0034】上記(2)の状態は、上記磁性体粉末
(b)が、上記電磁波吸収層内において、局所的に濃集
している領域が平面的に存在しているものである。本明
細書中、上記(2)の状態を平面分布偏在型ともいう。
上記(2)の状態は、例えば、図2及び図3に示すよう
に、上記電磁波吸収層1の少なくとも一方の表面上及び
その近傍で、上記磁性体粉末(b)2の存在量が多くな
っている部分が散在している状態を表す。
(b)が、上記電磁波吸収層内において、局所的に濃集
している領域が平面的に存在しているものである。本明
細書中、上記(2)の状態を平面分布偏在型ともいう。
上記(2)の状態は、例えば、図2及び図3に示すよう
に、上記電磁波吸収層1の少なくとも一方の表面上及び
その近傍で、上記磁性体粉末(b)2の存在量が多くな
っている部分が散在している状態を表す。
【0035】上記磁性体粉末(b)の存在量が多くなっ
ている領域の散在の態様としては特に限定されず、例え
ば、図2に示したような円形領域が繰り返して散在して
いる態様、図3に示したようなすじ状の領域が繰り返し
て散在している態様、その他方形、不定形等の任意の形
状の領域を規則的又は不規則的に散在している態様等と
することができる。
ている領域の散在の態様としては特に限定されず、例え
ば、図2に示したような円形領域が繰り返して散在して
いる態様、図3に示したようなすじ状の領域が繰り返し
て散在している態様、その他方形、不定形等の任意の形
状の領域を規則的又は不規則的に散在している態様等と
することができる。
【0036】上記(2)の状態において、上記磁性体粉
末(b)の偏在は、例えば、平面的な磁力パターンをマ
グネットシートや電磁石により形成して、その面に沿っ
て電磁波吸収層を形成する方法;多少の巾を有する磁力
線を、例えば、磁力棒を少なくとも1個並べて形成して
電磁波吸収層を形成する方法;バインダー(a)と磁性
体粉末(b)との組成比率が異なる2種以上の組成物を
交互に供給して、上記磁性体粉末(b)を平面的に偏在
させて製造する方法;上記垂直分偏在型等のように磁性
体粉末(b)を偏在させて製造した電磁波吸収層を平面
上で磁性体粉末(b)の濃度分布ができるように並べて
一体化し、全体として上記磁性体粉末(b)を偏在させ
る方法;これらの組み合わせによる方法等により形成さ
れる。
末(b)の偏在は、例えば、平面的な磁力パターンをマ
グネットシートや電磁石により形成して、その面に沿っ
て電磁波吸収層を形成する方法;多少の巾を有する磁力
線を、例えば、磁力棒を少なくとも1個並べて形成して
電磁波吸収層を形成する方法;バインダー(a)と磁性
体粉末(b)との組成比率が異なる2種以上の組成物を
交互に供給して、上記磁性体粉末(b)を平面的に偏在
させて製造する方法;上記垂直分偏在型等のように磁性
体粉末(b)を偏在させて製造した電磁波吸収層を平面
上で磁性体粉末(b)の濃度分布ができるように並べて
一体化し、全体として上記磁性体粉末(b)を偏在させ
る方法;これらの組み合わせによる方法等により形成さ
れる。
【0037】上記(2)の状態における上記磁性体粉末
(b)の偏在は、上記磁性体粉末(b)自体が、通常、
褐色や黒色の有色の粉末であるので、上記偏在が表面上
で生じている場合には、電磁波吸収層を形成した後、上
記電磁波吸収層の表面について肉眼で容易に確認するこ
とができる。上記表面上での上記磁性体粉末(b)の偏
在の度合は、目視で観察できる程度が好ましい。
(b)の偏在は、上記磁性体粉末(b)自体が、通常、
褐色や黒色の有色の粉末であるので、上記偏在が表面上
で生じている場合には、電磁波吸収層を形成した後、上
記電磁波吸収層の表面について肉眼で容易に確認するこ
とができる。上記表面上での上記磁性体粉末(b)の偏
在の度合は、目視で観察できる程度が好ましい。
【0038】上記(3)の状態は、上記磁性体粉末
(b)の上記電磁波吸収層の深さ方向及び平面方向の濃
度分布が偏った分布を示すものであり、例えば、図4に
示すように、上記電磁波吸収層の少なくとも一方の表面
において、上記磁性体粉末(b)が局所的に濃集してい
る領域が平面的に散在しており、かつ、深さ方向におい
ても、磁性体粉末(b)が局所的に濃集している領域が
存在するものである。本明細書中、上記(3)の状態を
混合型ともいう。
(b)の上記電磁波吸収層の深さ方向及び平面方向の濃
度分布が偏った分布を示すものであり、例えば、図4に
示すように、上記電磁波吸収層の少なくとも一方の表面
において、上記磁性体粉末(b)が局所的に濃集してい
る領域が平面的に散在しており、かつ、深さ方向におい
ても、磁性体粉末(b)が局所的に濃集している領域が
存在するものである。本明細書中、上記(3)の状態を
混合型ともいう。
【0039】上記混合型において、上記磁性体粉末
(b)の深さ方向及び平面方向の濃度分布が偏った状態
は、例えば、上記垂直分布偏在型や上記平面分布偏在型
において使用される方法;これらの方法を組み合わせた
方法等により形成される。具体的には、バインダー
(a)と磁性体粉末(b)との比重差を利用して、上記
磁性体粉末(b)を電磁波吸収層の深さ方向に偏在させ
た後、平面的な磁力パターンをマグネットシートや電磁
石により形成して、その面に沿って電磁波吸収層を形成
する方法;上記磁性体粉末(b)を電磁波吸収層の深さ
方向に偏在させた後、スリット状の電磁石の上を通過さ
せ、磁力線を間欠的に発生させる方法等により、上記磁
性体粉末(b)を垂直分布させながら、表面又は裏面に
上記磁性体粉末(b)を平面的にも散在分布させること
ができる。
(b)の深さ方向及び平面方向の濃度分布が偏った状態
は、例えば、上記垂直分布偏在型や上記平面分布偏在型
において使用される方法;これらの方法を組み合わせた
方法等により形成される。具体的には、バインダー
(a)と磁性体粉末(b)との比重差を利用して、上記
磁性体粉末(b)を電磁波吸収層の深さ方向に偏在させ
た後、平面的な磁力パターンをマグネットシートや電磁
石により形成して、その面に沿って電磁波吸収層を形成
する方法;上記磁性体粉末(b)を電磁波吸収層の深さ
方向に偏在させた後、スリット状の電磁石の上を通過さ
せ、磁力線を間欠的に発生させる方法等により、上記磁
性体粉末(b)を垂直分布させながら、表面又は裏面に
上記磁性体粉末(b)を平面的にも散在分布させること
ができる。
【0040】上記(3)の状態における上記磁性体粉末
(b)の偏在は、例えば、上記(1)の状態及び上記
(2)の状態での上記磁性体粉末(b)の偏在を確認す
る方法等により、確認することができる。
(b)の偏在は、例えば、上記(1)の状態及び上記
(2)の状態での上記磁性体粉末(b)の偏在を確認す
る方法等により、確認することができる。
【0041】上記(2)の状態及び上記(3)の状態に
おいて、上記磁性体粉末(b)の上記電磁波吸収層での
平面方向の濃度分布が偏った分布が磁力により形成され
る場合、その分布は、指定されたパターンに基づいたも
のであることが好ましい。上記指定されたパターンの種
類としては特に限定されず、例えば、任意のパターンユ
ニットの縦方向及び横方向への繰り返しによるパター
ン、直線状のパターンユニットの繰り返しによるパター
ン、複数の平面的なパターンユニットの繰り返しによる
パターン、任意のパターンユニットをランダムに散在さ
せてなるパターン等を挙げることができる。
おいて、上記磁性体粉末(b)の上記電磁波吸収層での
平面方向の濃度分布が偏った分布が磁力により形成され
る場合、その分布は、指定されたパターンに基づいたも
のであることが好ましい。上記指定されたパターンの種
類としては特に限定されず、例えば、任意のパターンユ
ニットの縦方向及び横方向への繰り返しによるパター
ン、直線状のパターンユニットの繰り返しによるパター
ン、複数の平面的なパターンユニットの繰り返しによる
パターン、任意のパターンユニットをランダムに散在さ
せてなるパターン等を挙げることができる。
【0042】上記磁性体粉末(b)の上記任意のパター
ンユニットの縦方向及び横方向への繰り返しによるパタ
ーンは、例えば、磁石やコイルによる電磁石を並べて面
を形成する方法、任意の模様の繰り返しにより形成され
た平面的な磁力化パターンを有するマグネットシートを
用いる方法等により形成される。上記任意のパターンユ
ニットの形状としては、磁性体粉末(b)が多く存在す
る部分のパターンとして、円形、方形、不定形等を挙げ
ることができる。これらは単独で使用してもよく、2種
以上を組み合わせて使用してもよい。
ンユニットの縦方向及び横方向への繰り返しによるパタ
ーンは、例えば、磁石やコイルによる電磁石を並べて面
を形成する方法、任意の模様の繰り返しにより形成され
た平面的な磁力化パターンを有するマグネットシートを
用いる方法等により形成される。上記任意のパターンユ
ニットの形状としては、磁性体粉末(b)が多く存在す
る部分のパターンとして、円形、方形、不定形等を挙げ
ることができる。これらは単独で使用してもよく、2種
以上を組み合わせて使用してもよい。
【0043】上記磁性体粉末(b)の上記直線状のパタ
ーンユニットの繰り返しによるパターンは、例えば、多
少の巾を有する直線状のマグネットシートを繰り返して
用いる方法、直線状のパターンユニットが電磁石により
形成されたパターン面を用いる方法等により形成され
る。上記電磁波吸収層を製造ラインで連続して製造する
場合には、このような直線状のパターンを電磁波吸収層
の製造ライン進行方向に対して繰り返し用いることによ
り磁性体粉末(b)の偏在化が可能となる。また、電磁
波吸収層の製造ライン進行方向に対して、多少の巾を有
する磁力線を間欠的に発生させることにより、磁性体粉
末(b)を偏在化させることもできる。
ーンユニットの繰り返しによるパターンは、例えば、多
少の巾を有する直線状のマグネットシートを繰り返して
用いる方法、直線状のパターンユニットが電磁石により
形成されたパターン面を用いる方法等により形成され
る。上記電磁波吸収層を製造ラインで連続して製造する
場合には、このような直線状のパターンを電磁波吸収層
の製造ライン進行方向に対して繰り返し用いることによ
り磁性体粉末(b)の偏在化が可能となる。また、電磁
波吸収層の製造ライン進行方向に対して、多少の巾を有
する磁力線を間欠的に発生させることにより、磁性体粉
末(b)を偏在化させることもできる。
【0044】上記磁性体粉末(b)の上記複数の平面的
なパターンユニットの繰り返しによるパターンは、例え
ば、上記任意のパターンユニット、上記直線状のパター
ンユニット等から任意に選択した複数のパターンユニッ
トの繰り返しにより形成された平面的な磁力化パターン
を有するマグネットシートを用いる方法等により形成さ
れる。
なパターンユニットの繰り返しによるパターンは、例え
ば、上記任意のパターンユニット、上記直線状のパター
ンユニット等から任意に選択した複数のパターンユニッ
トの繰り返しにより形成された平面的な磁力化パターン
を有するマグネットシートを用いる方法等により形成さ
れる。
【0045】上記磁性体粉末(b)の上記任意のパター
ンユニットをランダムに散在させてなるパターンは、例
えば、磁力線を発生させるメカニズムを組み合わせて独
自に磁力パターンを形成したものを用いる方法等により
形成される。
ンユニットをランダムに散在させてなるパターンは、例
えば、磁力線を発生させるメカニズムを組み合わせて独
自に磁力パターンを形成したものを用いる方法等により
形成される。
【0046】上記磁性体粉末(b)の偏在のパターン
は、電磁波吸収能の周波数依存性と関連している。その
理由は明らかではないが、各パターンの間隔が2〜50
mmである場合には、広い帯域での電磁波吸収能を高め
ることができる。上記任意のパターンユニットの縦方向
と横方向への繰り返しによるパターンにおいては、各パ
ターンユニット間が2〜50mmであることが好まし
い。上記直線状のパターンユニットの繰り返しによるパ
ターンにおいては、得られる縞模様の間隔が2〜50m
mの範囲内にあることが好ましい。上記複数の平面的な
パターンユニットの繰り返しによるパターンにおいて
は、各パターンユニット間が2〜50mmであることが
好ましい。上記任意のパターンユニットをランダムに散
在させてなるパターンにおいては、使用される平面的な
パターンユニットがそれ自体、広帯域における電磁波吸
収能に関与している場合があるが、各パターンの間隔と
しては、2〜50mmの範囲内にあることが好ましい。
は、電磁波吸収能の周波数依存性と関連している。その
理由は明らかではないが、各パターンの間隔が2〜50
mmである場合には、広い帯域での電磁波吸収能を高め
ることができる。上記任意のパターンユニットの縦方向
と横方向への繰り返しによるパターンにおいては、各パ
ターンユニット間が2〜50mmであることが好まし
い。上記直線状のパターンユニットの繰り返しによるパ
ターンにおいては、得られる縞模様の間隔が2〜50m
mの範囲内にあることが好ましい。上記複数の平面的な
パターンユニットの繰り返しによるパターンにおいて
は、各パターンユニット間が2〜50mmであることが
好ましい。上記任意のパターンユニットをランダムに散
在させてなるパターンにおいては、使用される平面的な
パターンユニットがそれ自体、広帯域における電磁波吸
収能に関与している場合があるが、各パターンの間隔と
しては、2〜50mmの範囲内にあることが好ましい。
【0047】本発明においては、上記電磁波吸収層を単
層として製造する場合、組成物中における上記磁性体粉
末(b)の体積、比重、含有量等の影響や、製造のプロ
セスの問題から、上記磁性体粉末(b)を偏在させる際
に、上記(2)の状態のみを形成させる処理を行ったと
しても、同時に深さ方向の濃度分布の偏りが生じる場合
もあり、混合型になりやすいため、上記垂直分布偏在
型、上記平面分布偏在型、上記混合型に明確に区別を設
けることが困難である場合がある。
層として製造する場合、組成物中における上記磁性体粉
末(b)の体積、比重、含有量等の影響や、製造のプロ
セスの問題から、上記磁性体粉末(b)を偏在させる際
に、上記(2)の状態のみを形成させる処理を行ったと
しても、同時に深さ方向の濃度分布の偏りが生じる場合
もあり、混合型になりやすいため、上記垂直分布偏在
型、上記平面分布偏在型、上記混合型に明確に区別を設
けることが困難である場合がある。
【0048】上記電磁波吸収層は、上記バインダー
(a)及び上記磁性体粉末(b)のほかに、必要に応じ
て、各種の材料、例えば、繊維状導電体等を混合しても
よい。上記繊維状導電体としては、ステンレス鋼、黄
銅、銅、アルミニウム、ニッケル、鉛等の金属の単体;
合金から製造された金属繊維;植物繊維、合成繊維、無
機繊維等の表面に金属を蒸着、メッキ、塗布する等の処
理を施した金属被覆繊維;ポリアクリロニトリル系炭素
繊維、ピッチ系炭素繊維、レーヨン系炭素繊維、カーボ
ンウィスカー等の炭素系繊維材料等を挙げることができ
る。なかでも、電磁波吸収層の製造時の分散性及び電磁
波吸収能が良好であるので、金属被覆繊維、炭素系繊維
材料が好ましい。
(a)及び上記磁性体粉末(b)のほかに、必要に応じ
て、各種の材料、例えば、繊維状導電体等を混合しても
よい。上記繊維状導電体としては、ステンレス鋼、黄
銅、銅、アルミニウム、ニッケル、鉛等の金属の単体;
合金から製造された金属繊維;植物繊維、合成繊維、無
機繊維等の表面に金属を蒸着、メッキ、塗布する等の処
理を施した金属被覆繊維;ポリアクリロニトリル系炭素
繊維、ピッチ系炭素繊維、レーヨン系炭素繊維、カーボ
ンウィスカー等の炭素系繊維材料等を挙げることができ
る。なかでも、電磁波吸収層の製造時の分散性及び電磁
波吸収能が良好であるので、金属被覆繊維、炭素系繊維
材料が好ましい。
【0049】上記繊維状導電体は、上記バインダー
(a)と混合して使用されるため、上記バインダー
(a)が無機バインダーである場合には、水に対する濡
れ性及び分散安定性に優れているものが好ましい。上記
繊維状導電体は、水に対する濡れ性が良好なものであっ
ても、繊維がカールしていたり、繊維の剛性又は靱性に
劣る場合には、繊維が絡まりやすいため、上記無機バイ
ンダー及び上記磁性体粉末(b)と混合したときに塊に
なりやすく、均一な分散が困難になるので、水に対する
濡れ性及び分散安定性のいずれも優れているものがよ
い。
(a)と混合して使用されるため、上記バインダー
(a)が無機バインダーである場合には、水に対する濡
れ性及び分散安定性に優れているものが好ましい。上記
繊維状導電体は、水に対する濡れ性が良好なものであっ
ても、繊維がカールしていたり、繊維の剛性又は靱性に
劣る場合には、繊維が絡まりやすいため、上記無機バイ
ンダー及び上記磁性体粉末(b)と混合したときに塊に
なりやすく、均一な分散が困難になるので、水に対する
濡れ性及び分散安定性のいずれも優れているものがよ
い。
【0050】上記繊維状導電体は、繊維の直径が5〜5
0μmであることが好ましい。また、繊維の長さは、長
すぎると繊維が絡まりやすいので、2〜40mmが好ま
しい。より好ましくは、3〜10mmである。
0μmであることが好ましい。また、繊維の長さは、長
すぎると繊維が絡まりやすいので、2〜40mmが好ま
しい。より好ましくは、3〜10mmである。
【0051】上記繊維状導電体の配合量は、上記バイン
ダー(a)と上記磁性体粉末(b)との合計100重量
部に対して、0.005〜2.0重量部が好ましい。
0.005重量部未満であると、電磁波吸収能を高める
効果が小さく、2.0重量部を超えると、電磁波が電磁
波吸収層の表面で反射してしまい、充分な電磁波吸収能
が得られない。
ダー(a)と上記磁性体粉末(b)との合計100重量
部に対して、0.005〜2.0重量部が好ましい。
0.005重量部未満であると、電磁波吸収能を高める
効果が小さく、2.0重量部を超えると、電磁波が電磁
波吸収層の表面で反射してしまい、充分な電磁波吸収能
が得られない。
【0052】本発明においては、更に他の繊維状物質を
使用してもよい。上記他の繊維状物質としては特に限定
されず、例えば、木綿、麻等の天然植物繊維;ガラス繊
維、石綿等の繊維;ポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン等の合成繊維;ウォラ
ストナイト等の針状の補強繊維等を挙げることができ
る。上記他の繊維状物質は、電磁波吸収層の補強のため
に使用してもよい。
使用してもよい。上記他の繊維状物質としては特に限定
されず、例えば、木綿、麻等の天然植物繊維;ガラス繊
維、石綿等の繊維;ポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン等の合成繊維;ウォラ
ストナイト等の針状の補強繊維等を挙げることができ
る。上記他の繊維状物質は、電磁波吸収層の補強のため
に使用してもよい。
【0053】本発明において、上記電磁波吸収層をより
一層軽量化するために、上記電磁波吸収層を形成するに
あたって、上記バインダー(a)として無機系バインダ
ーを使用する場合には、更に発泡性フィラーを含有させ
てもよい。従来より行われている軽量化、例えば、発泡
剤を多量に使用する方法や強攪拌によって発泡させる方
法では、磁性体粉末(b)が、生じた泡の気液界面で安
定性が低下して凝集しやすくなり、均一な分散状態を得
ることができないうえ、電磁波吸収能も低下してしま
う。
一層軽量化するために、上記電磁波吸収層を形成するに
あたって、上記バインダー(a)として無機系バインダ
ーを使用する場合には、更に発泡性フィラーを含有させ
てもよい。従来より行われている軽量化、例えば、発泡
剤を多量に使用する方法や強攪拌によって発泡させる方
法では、磁性体粉末(b)が、生じた泡の気液界面で安
定性が低下して凝集しやすくなり、均一な分散状態を得
ることができないうえ、電磁波吸収能も低下してしま
う。
【0054】上記電磁波吸収層に上記発泡性フィラーを
含有させると、上記磁性体粉末(b)及び上記繊維状導
電体を充分に分散させて配合することができ、同時に電
磁波吸収層の比重を低下させることができるので、電磁
波吸収能を低下させることなく、軽量化が可能となる。
含有させると、上記磁性体粉末(b)及び上記繊維状導
電体を充分に分散させて配合することができ、同時に電
磁波吸収層の比重を低下させることができるので、電磁
波吸収能を低下させることなく、軽量化が可能となる。
【0055】上記発泡性フィラーとしては特に限定され
ず、例えば、無機系発泡性フィラー、有機系発泡性フィ
ラー等を挙げることができる。上記無機系発泡性フィラ
ーとしては特に限定されず、例えば、火山れき等の天然
軽量骨材;膨張頁岩、膨張粘土、膨張蛭石、膨張真珠
岩、膨張黒曜石、石炭ガラ、溶融フライアッシュ、シリ
カバルーン、パーライト、シラスバルーン、ガラスバル
ーン等の人工軽量骨材等を挙げることができる。これら
は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ず、例えば、無機系発泡性フィラー、有機系発泡性フィ
ラー等を挙げることができる。上記無機系発泡性フィラ
ーとしては特に限定されず、例えば、火山れき等の天然
軽量骨材;膨張頁岩、膨張粘土、膨張蛭石、膨張真珠
岩、膨張黒曜石、石炭ガラ、溶融フライアッシュ、シリ
カバルーン、パーライト、シラスバルーン、ガラスバル
ーン等の人工軽量骨材等を挙げることができる。これら
は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0056】上記有機系発泡性フィラーとしては特に限
定されず、例えば、発泡スチロール粒子、発泡ウレタン
粒子、アクリル樹脂系中空バルーン、アクリル変性樹脂
系中空バルーン、メラミン樹脂系バルーン、ウレタン変
性樹脂系中空バルーン等を挙げることができる。これら
は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記無機系発泡性フィラーとともに使用してもよ
い。
定されず、例えば、発泡スチロール粒子、発泡ウレタン
粒子、アクリル樹脂系中空バルーン、アクリル変性樹脂
系中空バルーン、メラミン樹脂系バルーン、ウレタン変
性樹脂系中空バルーン等を挙げることができる。これら
は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記無機系発泡性フィラーとともに使用してもよ
い。
【0057】上記発泡性フィラーとしては、上記無機系
発泡性フィラー、上記有機系発泡性フィラーのいずれで
あってもよいが、軽量であること、強度が強いこと、球
状であること、平滑な表面を有していること、粒度分布
幅が小さいこと、吸水性が低いこと、水溶性成分を含有
しないこと、水膨潤性を有しないこと等の条件を満たす
ものが好ましい。
発泡性フィラー、上記有機系発泡性フィラーのいずれで
あってもよいが、軽量であること、強度が強いこと、球
状であること、平滑な表面を有していること、粒度分布
幅が小さいこと、吸水性が低いこと、水溶性成分を含有
しないこと、水膨潤性を有しないこと等の条件を満たす
ものが好ましい。
【0058】換言すると、上記発泡性フィラーとして
は、上記無機バインダーと水とを混練する場合に、混練
する水の量を増加させないもの、上記無機バインダーと
水とを混練したスラリーの流動性を低下させないもの、
吸水した場合であっても、乾燥工程において吸水された
水が揮散するものが好ましい。
は、上記無機バインダーと水とを混練する場合に、混練
する水の量を増加させないもの、上記無機バインダーと
水とを混練したスラリーの流動性を低下させないもの、
吸水した場合であっても、乾燥工程において吸水された
水が揮散するものが好ましい。
【0059】従って、上記発泡性フィラーとしては、上
記条件を満たすものとして、膨張蛭石、パーライト、シ
ラスバルーン、発泡スチロール粒子、発泡ウレタン粒
子、アクリル樹脂系中空バルーンが好ましい。
記条件を満たすものとして、膨張蛭石、パーライト、シ
ラスバルーン、発泡スチロール粒子、発泡ウレタン粒
子、アクリル樹脂系中空バルーンが好ましい。
【0060】上記発泡性フィラーの構造としては特に限
定されず、例えば、内側が空で外側に殻がある風船構
造;フィラー1個が粒子となっており、該粒子の中に独
立した気泡又は連続した気泡群が存在している海綿体構
造;これらを組み合わせた構造等を挙げることができ
る。
定されず、例えば、内側が空で外側に殻がある風船構
造;フィラー1個が粒子となっており、該粒子の中に独
立した気泡又は連続した気泡群が存在している海綿体構
造;これらを組み合わせた構造等を挙げることができ
る。
【0061】上記風船構造を有する発泡性フィラーは、
高温で焼成して発泡させることにより容易に得ることが
できる。また、上記海綿体構造を有する発泡性フィラー
は、ガス発生剤によってミクロ発泡させる方法、液状物
質を含有させて合成した粒子から液状物質を除去する方
法等により容易に得ることができる。
高温で焼成して発泡させることにより容易に得ることが
できる。また、上記海綿体構造を有する発泡性フィラー
は、ガス発生剤によってミクロ発泡させる方法、液状物
質を含有させて合成した粒子から液状物質を除去する方
法等により容易に得ることができる。
【0062】上記発泡性フィラーの比重は特に限定され
ず、通常、見かけ比重としては、0.05〜1.70が
好ましく、単位容積重量としては、0.01〜0.50
kg/Lが好ましい。
ず、通常、見かけ比重としては、0.05〜1.70が
好ましく、単位容積重量としては、0.01〜0.50
kg/Lが好ましい。
【0063】上記発泡性フィラーの平均粒子径は特に限
定されず、一般に、0.05μm〜5mmが好ましい。
上記発泡性フィラーのうち上記無機系発泡性フィラーの
平均粒子径は、上記有機系発泡性フィラーの平均粒子径
と比べて大きく、通常、0.1〜5mmである。上記有
機系発泡性フィラーの平均粒子径は、合成条件及び合成
方法により、比較的自由に粒子径を調節することができ
る。
定されず、一般に、0.05μm〜5mmが好ましい。
上記発泡性フィラーのうち上記無機系発泡性フィラーの
平均粒子径は、上記有機系発泡性フィラーの平均粒子径
と比べて大きく、通常、0.1〜5mmである。上記有
機系発泡性フィラーの平均粒子径は、合成条件及び合成
方法により、比較的自由に粒子径を調節することができ
る。
【0064】上記発泡性フィラーの含有量は、上記無機
バインダー及び上記磁性体粉末(b)の合計100重量
部に対して、0.01〜20重量部が好ましい。0.0
1重量部未満であると、発泡性フィラーの添加の効果が
小さく、軽量化に対する効果が得られず、20重量部を
超えると、軽量化に対する効果は得られるものの、電磁
波吸収層の物理的強度が低下して好ましくない。
バインダー及び上記磁性体粉末(b)の合計100重量
部に対して、0.01〜20重量部が好ましい。0.0
1重量部未満であると、発泡性フィラーの添加の効果が
小さく、軽量化に対する効果が得られず、20重量部を
超えると、軽量化に対する効果は得られるものの、電磁
波吸収層の物理的強度が低下して好ましくない。
【0065】上記電磁波吸収層の厚さは、5〜50mm
が好ましい。5mm未満であると、電磁波吸収層の物理
的強度が弱く、50mmを超えると、重量が重くなる。
また、電磁波吸収剤を建材として使用する場合に上記範
囲外であると、取り付け作業性、納まり性が悪い。好ま
しくは、7〜25mmである。
が好ましい。5mm未満であると、電磁波吸収層の物理
的強度が弱く、50mmを超えると、重量が重くなる。
また、電磁波吸収剤を建材として使用する場合に上記範
囲外であると、取り付け作業性、納まり性が悪い。好ま
しくは、7〜25mmである。
【0066】上記電磁波吸収層の比重は、0.50〜
1.65が好ましい。0.50未満であると、電磁波吸
収能が低下し、1.65を超えると、電磁波吸収層の重
量が重くなるので好ましくない。本発明においては、取
り付け作業性の点から、好ましくは、比重0.60〜
1.20であり、従来使用されている石膏ボードと同程
度にするためには、比重0.60〜1.00が好まし
い。
1.65が好ましい。0.50未満であると、電磁波吸
収能が低下し、1.65を超えると、電磁波吸収層の重
量が重くなるので好ましくない。本発明においては、取
り付け作業性の点から、好ましくは、比重0.60〜
1.20であり、従来使用されている石膏ボードと同程
度にするためには、比重0.60〜1.00が好まし
い。
【0067】本発明の電磁波吸収材は、上記電磁波吸収
層からなるが、更に電磁波反射層を組み合わせることが
好ましい。上記電磁波反射層としては特に限定されない
が、導電性材料、金属蒸着膜、金属箔、金属粉末からな
ることが好ましい。これらは単独で使用してもよく、2
種以上を併用してもよい。上記電磁波反射層は、支持体
としての役割を兼ねることもできる。
層からなるが、更に電磁波反射層を組み合わせることが
好ましい。上記電磁波反射層としては特に限定されない
が、導電性材料、金属蒸着膜、金属箔、金属粉末からな
ることが好ましい。これらは単独で使用してもよく、2
種以上を併用してもよい。上記電磁波反射層は、支持体
としての役割を兼ねることもできる。
【0068】上記電磁波反射層は、シールド能が、20
dB以上であることが好ましい。より好ましくは、30
dB以上である。
dB以上であることが好ましい。より好ましくは、30
dB以上である。
【0069】上記導電性材料は、導電性によるシールド
能として、20dB以上、好ましくは、30dB以上を
もたらす材料であれば特に限定されず、例えば、銅、ア
ルミニウム、鋼、鉄、ニッケル、ステンレス、しんちゅ
う等の金属の板;これらの金属がメッキされた金属板;
金属布;鉄板の上にアルミニウム、亜鉛、銅等が熱又は
電気によりメッキされたメッキ鋼板等を挙げることがで
きる。このような導電性材料は、プレコート鋼板のよう
に層間密着性を向上させるための表面処理又はプライマ
ー処理を施したものであってもよい。
能として、20dB以上、好ましくは、30dB以上を
もたらす材料であれば特に限定されず、例えば、銅、ア
ルミニウム、鋼、鉄、ニッケル、ステンレス、しんちゅ
う等の金属の板;これらの金属がメッキされた金属板;
金属布;鉄板の上にアルミニウム、亜鉛、銅等が熱又は
電気によりメッキされたメッキ鋼板等を挙げることがで
きる。このような導電性材料は、プレコート鋼板のよう
に層間密着性を向上させるための表面処理又はプライマ
ー処理を施したものであってもよい。
【0070】上記金属蒸着膜としては特に限定されず、
例えば、プラスチック材料;紙;PETフィルム等の合
成紙等の非導電性材料の上に、アルミニウム等の蒸着層
を形成したもの等を挙げることができる。上記金属箔と
しては特に限定されず、例えば、上記導電性材料として
使用される金属の箔等を挙げることができる。上記金属
粉末としては特に限定されず、例えば、上記導電性材料
として使用される金属の粉末等を挙げることができる。
本発明においては、建材としての軽量化の点から、紙、
PETフィルム等の非導電性材料の上にアルミニウム等
を蒸着したものが好ましい。
例えば、プラスチック材料;紙;PETフィルム等の合
成紙等の非導電性材料の上に、アルミニウム等の蒸着層
を形成したもの等を挙げることができる。上記金属箔と
しては特に限定されず、例えば、上記導電性材料として
使用される金属の箔等を挙げることができる。上記金属
粉末としては特に限定されず、例えば、上記導電性材料
として使用される金属の粉末等を挙げることができる。
本発明においては、建材としての軽量化の点から、紙、
PETフィルム等の非導電性材料の上にアルミニウム等
を蒸着したものが好ましい。
【0071】上記電磁波反射層は、上記のほか、プラス
チック材料、紙、合成紙等の非導電性材料の上に上記導
電性材料として使用される金属と結合剤とを含む導電性
塗膜を設けたもの;銅、ニッケル等の無電解メッキ層を
形成した金属化材料等であってもよい。
チック材料、紙、合成紙等の非導電性材料の上に上記導
電性材料として使用される金属と結合剤とを含む導電性
塗膜を設けたもの;銅、ニッケル等の無電解メッキ層を
形成した金属化材料等であってもよい。
【0072】上記電磁波反射層の厚さは、50μm〜3
mmが好ましい。50μm未満であると、電磁波反射層
としての機械的強度が低下し、3mmを超えると、電磁
波反射層の重量が重くなって実用的ではない。
mmが好ましい。50μm未満であると、電磁波反射層
としての機械的強度が低下し、3mmを超えると、電磁
波反射層の重量が重くなって実用的ではない。
【0073】本発明の電磁波吸収材は、上記電磁波吸収
層を形成した後、必要に応じて、上記電磁波反射層を設
けて形成することができる。上記電磁波反射層を設ける
方法としては特に限定されず、例えば、上記電磁波反射
層を、上記電磁波吸収層の片面に接着させる方法を好適
に採用することができる。上記接着は、例えば、上記電
磁波反射層となるアルミニウムが蒸着された紙、アルミ
箔が接着された紙、アルミ箔等を上記電磁波吸収層の片
面に接着剤等を用いて貼り付けることにより行うことが
できる。
層を形成した後、必要に応じて、上記電磁波反射層を設
けて形成することができる。上記電磁波反射層を設ける
方法としては特に限定されず、例えば、上記電磁波反射
層を、上記電磁波吸収層の片面に接着させる方法を好適
に採用することができる。上記接着は、例えば、上記電
磁波反射層となるアルミニウムが蒸着された紙、アルミ
箔が接着された紙、アルミ箔等を上記電磁波吸収層の片
面に接着剤等を用いて貼り付けることにより行うことが
できる。
【0074】本発明の電磁波吸収材は、通過する電磁波
の透過吸収損失としての吸収効果を利用するか、又は、
金属面に設置された場合には、反射吸収損失としての電
磁波吸収効果を利用するものであるが、上記電磁波反射
層を設けると、金属面に設置される場合と同様に、電磁
波の反射吸収損失としての電磁波吸収効果を利用するこ
とができる。
の透過吸収損失としての吸収効果を利用するか、又は、
金属面に設置された場合には、反射吸収損失としての電
磁波吸収効果を利用するものであるが、上記電磁波反射
層を設けると、金属面に設置される場合と同様に、電磁
波の反射吸収損失としての電磁波吸収効果を利用するこ
とができる。
【0075】本発明の電磁波吸収材の製造方法におい
て、上記バインダー(a)が有機バインダーである場
合、上記有機バインダーとしては、樹脂粉末そのまま
で、又は、樹脂粉末を溶剤に溶解若しくは分散させて使
用される。上記有機バインダーが低分子である場合に
は、電磁波吸収層を形成した後、架橋反応させることに
よって高分子化させることにより、電磁波吸収材として
の物理性質を満たすことができる。
て、上記バインダー(a)が有機バインダーである場
合、上記有機バインダーとしては、樹脂粉末そのまま
で、又は、樹脂粉末を溶剤に溶解若しくは分散させて使
用される。上記有機バインダーが低分子である場合に
は、電磁波吸収層を形成した後、架橋反応させることに
よって高分子化させることにより、電磁波吸収材として
の物理性質を満たすことができる。
【0076】上記バインダー(a)が有機バインダーで
ある場合、本発明の電磁波吸収材は、例えば、以下の方
法等により製造される。樹脂粉末を溶剤と混合、又は、
樹脂粉末を加熱して溶液状としたものに、上記磁性体粉
末(b)を分散させ、塗料工業において一般的に用いら
れている塗装方法により層状に塗装したり、ダイコータ
ー法、押し出し法等の方法により層状に組成物を形成し
た後、後で詳述する偏在化処理を行い、溶剤を除去、又
は、樹脂溶液を冷却することにより、電磁波吸収層を得
る。
ある場合、本発明の電磁波吸収材は、例えば、以下の方
法等により製造される。樹脂粉末を溶剤と混合、又は、
樹脂粉末を加熱して溶液状としたものに、上記磁性体粉
末(b)を分散させ、塗料工業において一般的に用いら
れている塗装方法により層状に塗装したり、ダイコータ
ー法、押し出し法等の方法により層状に組成物を形成し
た後、後で詳述する偏在化処理を行い、溶剤を除去、又
は、樹脂溶液を冷却することにより、電磁波吸収層を得
る。
【0077】上記バインダー(a)が無機バインダーで
ある場合、上述したように、水硬化性を有しているもの
が多く、水との反応により硬化するので、水と混合して
スラリー状として使用される。上記無機バインダーのス
ラリーは、流動性に富み、粘度も低いので、上記磁性体
粉末(b)の偏在化に好適である。
ある場合、上述したように、水硬化性を有しているもの
が多く、水との反応により硬化するので、水と混合して
スラリー状として使用される。上記無機バインダーのス
ラリーは、流動性に富み、粘度も低いので、上記磁性体
粉末(b)の偏在化に好適である。
【0078】上記平面分布偏在型においては、通常、外
力として磁力を利用することが好ましい。例えば、適当
な模様を着磁させたマグネットシートを型枠の下に敷
き、バインダー(a)及び磁性体粉末(b)を型枠に流
し込むことにより、例えば、図5及び図6に示すよう
に、電磁波吸収層1の下面に、円形のパターンユニット
からなるマグネットシート3a、又は、直線状のパター
ンユニットからなるマグネットシート3bに形成された
模様と同じ模様で磁性体粉末(b)2を偏在化させるこ
とができる。
力として磁力を利用することが好ましい。例えば、適当
な模様を着磁させたマグネットシートを型枠の下に敷
き、バインダー(a)及び磁性体粉末(b)を型枠に流
し込むことにより、例えば、図5及び図6に示すよう
に、電磁波吸収層1の下面に、円形のパターンユニット
からなるマグネットシート3a、又は、直線状のパター
ンユニットからなるマグネットシート3bに形成された
模様と同じ模様で磁性体粉末(b)2を偏在化させるこ
とができる。
【0079】上記磁性体粉末(b)の偏在化は、電磁波
吸収層を製造する際の組成物の粘度に大きく依存してお
り、偏在化させるときの組成物の粘度が低いほど容易に
行うことができる。
吸収層を製造する際の組成物の粘度に大きく依存してお
り、偏在化させるときの組成物の粘度が低いほど容易に
行うことができる。
【0080】本発明の電磁波吸収材の製造方法におい
て、上記磁性体粉末(b)の偏在化は、意図的に行われ
るものであり、従来の電磁波吸収材を製造する際に不良
品等として自然発生するものと区別される。
て、上記磁性体粉末(b)の偏在化は、意図的に行われ
るものであり、従来の電磁波吸収材を製造する際に不良
品等として自然発生するものと区別される。
【0081】以下、本発明の電磁波吸収材の製造方法
を、上記電磁波吸収層が、石膏ボード、モルタル又はセ
メントボードである場合を例にとって詳しく説明する。
を、上記電磁波吸収層が、石膏ボード、モルタル又はセ
メントボードである場合を例にとって詳しく説明する。
【0082】1.石膏ボード 焼石膏、磁性体粉末(b)、水、必要に応じて、繊維状
導電体、発泡性フィラー、有機バインダー、起泡剤、安
定剤、分散剤、減水剤、骨材等を添加して、ミキサーで
混合を充分に行ってスラリーとした後、7mm間隙に縞
状に着磁させてなるマグネットをセットした板の上に、
石膏ボード用原紙の上に、上記スラリーを展開し、偏在
化処理をしながら、厚さを調整した後、更に、石膏ボー
ド用原紙で挟んで加温し、上記スラリーを硬化、凝結乾
燥させることにより電磁波吸収層を得る。得られた電磁
波吸収層の片面に、必要に応じて、電磁波反射層となる
アルミニウムが蒸着された紙、アルミ箔が接着された
紙、アルミ箔等を上記電磁波吸収層の片面に接着剤等を
用いて貼りつけることにより、電磁波吸収材を得る。
導電体、発泡性フィラー、有機バインダー、起泡剤、安
定剤、分散剤、減水剤、骨材等を添加して、ミキサーで
混合を充分に行ってスラリーとした後、7mm間隙に縞
状に着磁させてなるマグネットをセットした板の上に、
石膏ボード用原紙の上に、上記スラリーを展開し、偏在
化処理をしながら、厚さを調整した後、更に、石膏ボー
ド用原紙で挟んで加温し、上記スラリーを硬化、凝結乾
燥させることにより電磁波吸収層を得る。得られた電磁
波吸収層の片面に、必要に応じて、電磁波反射層となる
アルミニウムが蒸着された紙、アルミ箔が接着された
紙、アルミ箔等を上記電磁波吸収層の片面に接着剤等を
用いて貼りつけることにより、電磁波吸収材を得る。
【0083】この場合においては、上記繊維状導電体に
加えて、他の繊維状物質を併用して、電磁波吸収層の補
強を行ってもよい。
加えて、他の繊維状物質を併用して、電磁波吸収層の補
強を行ってもよい。
【0084】上記発泡性フィラーを使用する場合には、
上記各成分の配合量は、焼石膏と磁性体粉末(b)との
合計100重量部に対して、焼石膏が55〜90重量
部、磁性体粉末(b)が45〜10重量部であり、上記
繊維状導電体が、0.01〜0.8重量部であり、上記
発泡性フィラーが、0.1〜15重量部であることが好
ましい。
上記各成分の配合量は、焼石膏と磁性体粉末(b)との
合計100重量部に対して、焼石膏が55〜90重量
部、磁性体粉末(b)が45〜10重量部であり、上記
繊維状導電体が、0.01〜0.8重量部であり、上記
発泡性フィラーが、0.1〜15重量部であることが好
ましい。
【0085】この場合、上記発泡性フィラーが0.1重
量部未満であると、軽量化に対する効果が充分ではな
く、15重量部を超えると、軽量化に対する効果はある
ものの、石膏ボード用原紙と電磁波吸収層を形成する材
料との密着性が低下したり、得られる電磁波吸収層の物
理的強度が低下して好ましくない。
量部未満であると、軽量化に対する効果が充分ではな
く、15重量部を超えると、軽量化に対する効果はある
ものの、石膏ボード用原紙と電磁波吸収層を形成する材
料との密着性が低下したり、得られる電磁波吸収層の物
理的強度が低下して好ましくない。
【0086】2.モルタル バインダー(a)として、セメント、石膏及びアルミナ
セメントを用い、上記バインダー(a)、磁性体粉末
(b)、水、必要に応じて、他の繊維状物質、発泡性フ
ィラー、ポリマー混和剤、発泡剤、無機質充填剤、水溶
性高分子、減水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添加し
て、ミキサーで混合を充分に行ってスラリーとした後、
型枠に流し込んでから、その型枠の上に棒状の電磁石を
設置し、その電磁石を用いて型枠上をゆっくりとスキャ
ンして偏在化処理を行ってから、約20℃の常温で乾燥
することにより電磁波吸収層を得る。得られた電磁波吸
収層の得られた電磁波吸収層の片面に、必要に応じて、
電磁波反射層を接着剤等を用いて貼りつけることによ
り、電磁波吸収材を得る。
セメントを用い、上記バインダー(a)、磁性体粉末
(b)、水、必要に応じて、他の繊維状物質、発泡性フ
ィラー、ポリマー混和剤、発泡剤、無機質充填剤、水溶
性高分子、減水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添加し
て、ミキサーで混合を充分に行ってスラリーとした後、
型枠に流し込んでから、その型枠の上に棒状の電磁石を
設置し、その電磁石を用いて型枠上をゆっくりとスキャ
ンして偏在化処理を行ってから、約20℃の常温で乾燥
することにより電磁波吸収層を得る。得られた電磁波吸
収層の得られた電磁波吸収層の片面に、必要に応じて、
電磁波反射層を接着剤等を用いて貼りつけることによ
り、電磁波吸収材を得る。
【0087】この場合において、軽量化を行う場合に
は、上記各成分の配合量は、バインダー(a)と磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、上記バイン
ダー(a)が65〜85重量部、及び、上記磁性体粉末
(b)が35〜15重量部であることが好ましい。
は、上記各成分の配合量は、バインダー(a)と磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、上記バイン
ダー(a)が65〜85重量部、及び、上記磁性体粉末
(b)が35〜15重量部であることが好ましい。
【0088】上記発泡性フィラー(d)を使用して、更
に軽量化を行う場合には、水硬化性無機バインダー
(a)と磁性体粉末(b)との合計100重量部に対し
て、上記水硬化性無機バインダー(a)が55〜90重
量部、及び、上記発泡性フィラーが、0.01〜20重
量部であることが好ましい。
に軽量化を行う場合には、水硬化性無機バインダー
(a)と磁性体粉末(b)との合計100重量部に対し
て、上記水硬化性無機バインダー(a)が55〜90重
量部、及び、上記発泡性フィラーが、0.01〜20重
量部であることが好ましい。
【0089】3.セメントボード ポルトランドセメント、磁性体粉末(b)、水、必要に
応じて、繊維状導電体、他の繊維状物質、発泡性フィラ
ー、ポリマー混和剤、発泡剤、無機質充填剤、水溶性高
分子、減水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添加して、
ミキサーで混合を充分に行ってスラリーとした後、棒状
磁石を並べて作った偏在化用のパターン面を設置した型
枠に流し込み、加圧脱水した後、養生硬化させることに
より電磁波吸収層を得る。得られた電磁波吸収層の片面
に、必要に応じて、電磁波反射層を接着剤等を用いて貼
りつけることにより、電磁波吸収材を得る。
応じて、繊維状導電体、他の繊維状物質、発泡性フィラ
ー、ポリマー混和剤、発泡剤、無機質充填剤、水溶性高
分子、減水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添加して、
ミキサーで混合を充分に行ってスラリーとした後、棒状
磁石を並べて作った偏在化用のパターン面を設置した型
枠に流し込み、加圧脱水した後、養生硬化させることに
より電磁波吸収層を得る。得られた電磁波吸収層の片面
に、必要に応じて、電磁波反射層を接着剤等を用いて貼
りつけることにより、電磁波吸収材を得る。
【0090】この場合において、上記各成分の配合量
は、ポルトランドセメントと磁性体粉末(b)との合計
100重量部に対して、上記ポルトランドセメントが5
5〜90重量部、及び、上記磁性体粉末(b)が45〜
10重量部であり、上記繊維状導電体が、0.01〜
0.8重量部であることが好ましい。
は、ポルトランドセメントと磁性体粉末(b)との合計
100重量部に対して、上記ポルトランドセメントが5
5〜90重量部、及び、上記磁性体粉末(b)が45〜
10重量部であり、上記繊維状導電体が、0.01〜
0.8重量部であることが好ましい。
【0091】上記発泡性フィラーを使用する場合には、
上記各成分の配合量は、ポルトランドセメントと磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、上記ポルト
ランドセメントが55〜90重量部、及び、上記磁性体
粉末(b)が45〜10重量部であり、上記繊維状導電
体が、0.01〜0.4重量部であり、上記発泡性フィ
ラーが、0.01〜20重量部であることが好ましい。
上記各成分の配合量は、ポルトランドセメントと磁性体
粉末(b)との合計100重量部に対して、上記ポルト
ランドセメントが55〜90重量部、及び、上記磁性体
粉末(b)が45〜10重量部であり、上記繊維状導電
体が、0.01〜0.4重量部であり、上記発泡性フィ
ラーが、0.01〜20重量部であることが好ましい。
【0092】本発明の電磁波吸収材は、1〜20GHz
のような広帯域において、−3〜−10dB程度の電磁
波吸収能を有しているので、電磁波の相互干渉や遅延分
散に伴う混信、誤作動等が心配されるインテリジェント
オフィス等の室内空間にパーティションボード、間仕切
り、衝立、可動性の衝立等として、更に室内空間の電磁
波透過性の壁材として、一枚で、又は、二枚をあわせて
サンドイッチ構造にして設置されることによって、電磁
波が透過する際の透過吸収損失としての電磁波吸収効果
を利用することができ、電磁波の相互干渉や遅延分散に
伴う混信、誤作動等を防止することができる。
のような広帯域において、−3〜−10dB程度の電磁
波吸収能を有しているので、電磁波の相互干渉や遅延分
散に伴う混信、誤作動等が心配されるインテリジェント
オフィス等の室内空間にパーティションボード、間仕切
り、衝立、可動性の衝立等として、更に室内空間の電磁
波透過性の壁材として、一枚で、又は、二枚をあわせて
サンドイッチ構造にして設置されることによって、電磁
波が透過する際の透過吸収損失としての電磁波吸収効果
を利用することができ、電磁波の相互干渉や遅延分散に
伴う混信、誤作動等を防止することができる。
【0093】また、本発明の電磁波吸収材をインテリジ
ェントオフィス等の壁、天井や、設置されている家具等
の金属面に設置すると、その金属面が電磁波の反射面と
なり、電磁波を低反射させる際の反射吸収損失としての
電磁波吸収効果を利用することができるので、室内の電
磁波が反射を繰り返すうちに、不要な電磁波が徐々に吸
収され、全体として電波環境が向上する。
ェントオフィス等の壁、天井や、設置されている家具等
の金属面に設置すると、その金属面が電磁波の反射面と
なり、電磁波を低反射させる際の反射吸収損失としての
電磁波吸収効果を利用することができるので、室内の電
磁波が反射を繰り返すうちに、不要な電磁波が徐々に吸
収され、全体として電波環境が向上する。
【0094】更に、本発明の電磁波吸収材は、電磁波吸
収層を構成する磁性体粉末(b)が偏在しているので、
同量の磁性体粉末を使用して均一にした場合と比較し
て、更に大きな電磁波吸収性能を得ることができる。換
言すれば、同等の電磁波吸収能では、磁性体粉末の配合
量を少なくすることができ、従って、電磁波吸収材の軽
量化が可能となり、建材としての取扱性、作業性等に優
れたものとなる。また、磁性体粉末(b)を偏在させる
ことによって、電磁波吸収材の機械的性質を向上させる
ことができ、建材としての強度を付与することができ
る。
収層を構成する磁性体粉末(b)が偏在しているので、
同量の磁性体粉末を使用して均一にした場合と比較し
て、更に大きな電磁波吸収性能を得ることができる。換
言すれば、同等の電磁波吸収能では、磁性体粉末の配合
量を少なくすることができ、従って、電磁波吸収材の軽
量化が可能となり、建材としての取扱性、作業性等に優
れたものとなる。また、磁性体粉末(b)を偏在させる
ことによって、電磁波吸収材の機械的性質を向上させる
ことができ、建材としての強度を付与することができ
る。
【0095】以上のことから、本発明の電磁波吸収材
は、電磁波の相互干渉や遅延分散に伴う混信、誤作動等
が心配されるインテリジェントオフィス等の室内空間に
設置されるパーティションボード、間仕切り、衝立、可
動性の衝立等として好適であり、また、電磁波反射層を
有する場合には、インテリジェントオフィス等の壁、天
井等の建材としても好適である。
は、電磁波の相互干渉や遅延分散に伴う混信、誤作動等
が心配されるインテリジェントオフィス等の室内空間に
設置されるパーティションボード、間仕切り、衝立、可
動性の衝立等として好適であり、また、電磁波反射層を
有する場合には、インテリジェントオフィス等の壁、天
井等の建材としても好適である。
【0096】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0097】実施例1 焼石膏46.1重量部、水40重量部、Mn−Znフェ
ライト粉末53.9重量部をミキサーで混合してスラリ
ーを作り、7mm間隙で縞状の着磁パターンを有する強
力マグネットシートを敷いた石膏ボード用原紙の上に展
開して膜厚を調整した後、更に石膏ボード用原紙を重
ね、100℃で加熱乾燥してフェライト粉末が二次元に
偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層
は、厚さが9.5mmであり、比重が1.43であっ
た。得られた電磁波吸収層を加熱して石膏結晶水の含有
量を測定したところ、焼石膏の水和率は17%であっ
た。また、石膏ボード用原紙を除いて電磁波吸収層を観
察したところ、マグネットシート面と接した表面にフェ
ライトにより形成されたとみられる7mm間隙の縞模様
が観察できた。次にシールド能が30dBのアルミニウ
ムが蒸着された50μmのPETフィルムを上記電磁波
吸収層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得
た。得られた電磁波吸収材の斜入射での反射減衰量を測
定した。
ライト粉末53.9重量部をミキサーで混合してスラリ
ーを作り、7mm間隙で縞状の着磁パターンを有する強
力マグネットシートを敷いた石膏ボード用原紙の上に展
開して膜厚を調整した後、更に石膏ボード用原紙を重
ね、100℃で加熱乾燥してフェライト粉末が二次元に
偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層
は、厚さが9.5mmであり、比重が1.43であっ
た。得られた電磁波吸収層を加熱して石膏結晶水の含有
量を測定したところ、焼石膏の水和率は17%であっ
た。また、石膏ボード用原紙を除いて電磁波吸収層を観
察したところ、マグネットシート面と接した表面にフェ
ライトにより形成されたとみられる7mm間隙の縞模様
が観察できた。次にシールド能が30dBのアルミニウ
ムが蒸着された50μmのPETフィルムを上記電磁波
吸収層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得
た。得られた電磁波吸収材の斜入射での反射減衰量を測
定した。
【0098】斜入射での反射減衰量の測定 電磁波吸収材の電磁波の45°斜入射での反射減衰量を
近傍電磁界アンテナ測定装置(アイコム社製、NFAM
S)を用いて周波数1.9GHz、2.45GHz、1
9GHzで、TMモードで、縞模様に対して電界が垂直
で磁界が平行となる測定法(H法)と、縞模様に対して
電界が平行で磁界が垂直となる測定法(V法)とで測定
し、その結果を表1に示した。
近傍電磁界アンテナ測定装置(アイコム社製、NFAM
S)を用いて周波数1.9GHz、2.45GHz、1
9GHzで、TMモードで、縞模様に対して電界が垂直
で磁界が平行となる測定法(H法)と、縞模様に対して
電界が平行で磁界が垂直となる測定法(V法)とで測定
し、その結果を表1に示した。
【0099】実施例2 焼石膏66.6重量部、水70重量部、Mn−Mg−Z
nフェライト粉末33.4重量部、及び、石炭ピッチ系
カーボン繊維(繊維径10μm×6mm)0.02重量
部をミキサーで混合してスラリーを作り、5mm間隙に
縞状の着磁パターンを有する強力マグネットシートを用
いたこと以外は実施例1と同様にしてフェライト粉末が
偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層
は、厚さが12.5mmであり、比重が1.30であっ
た。また、得られた電磁波吸収層のマグネットシートと
接した表面には、フェライトにより形成されたとみられ
る5mm間隙の縞模様が観察できた。次に、シールド能
が30dBで厚さが100μmのアルミ箔を上記電磁波
吸収層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得
た。実施例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定
した。結果を表1に示した。
nフェライト粉末33.4重量部、及び、石炭ピッチ系
カーボン繊維(繊維径10μm×6mm)0.02重量
部をミキサーで混合してスラリーを作り、5mm間隙に
縞状の着磁パターンを有する強力マグネットシートを用
いたこと以外は実施例1と同様にしてフェライト粉末が
偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層
は、厚さが12.5mmであり、比重が1.30であっ
た。また、得られた電磁波吸収層のマグネットシートと
接した表面には、フェライトにより形成されたとみられ
る5mm間隙の縞模様が観察できた。次に、シールド能
が30dBで厚さが100μmのアルミ箔を上記電磁波
吸収層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得
た。実施例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定
した。結果を表1に示した。
【0100】実施例3 ポルトランドセメント70重量部、水30重量部、Mn
−Znフェライト粉末20重量部、石炭ピッチ系カーボ
ン繊維(繊維径10μm×6mm)0.04重量部、並
びに、補強繊維としてセルロースパルプ2重量部及びメ
チルセルロース0.2重量部をミキサーで混合してスラ
リーを作り、型枠に流し込み、巾2cmで長さ40cm
の強力な電磁石棒によりその型枠の上を2度スキャンし
て、偏在化処理を行い、加熱脱水した後、養生してフェ
ライト粉末が偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた
電磁波吸収層は、厚さが45mmであった。得られた電
磁波吸収層の表面と裏面のフェライトの定量を蛍光エッ
クス線により行ったところ、フェライトが多く含まれて
いる表面のFe/Ca比による偏在化率は、1.2であ
った。次に、シールド能が35dBで厚さが100μm
のアルミ箔を上記電磁波吸収層の裏面に接着剤で貼りつ
けて、電磁波吸収材を得た。実施例1と同様の装置を用
いて斜入射でTEモードでの反射減衰量を測定した。結
果を表2に示した。
−Znフェライト粉末20重量部、石炭ピッチ系カーボ
ン繊維(繊維径10μm×6mm)0.04重量部、並
びに、補強繊維としてセルロースパルプ2重量部及びメ
チルセルロース0.2重量部をミキサーで混合してスラ
リーを作り、型枠に流し込み、巾2cmで長さ40cm
の強力な電磁石棒によりその型枠の上を2度スキャンし
て、偏在化処理を行い、加熱脱水した後、養生してフェ
ライト粉末が偏在化した電磁波吸収層を得た。得られた
電磁波吸収層は、厚さが45mmであった。得られた電
磁波吸収層の表面と裏面のフェライトの定量を蛍光エッ
クス線により行ったところ、フェライトが多く含まれて
いる表面のFe/Ca比による偏在化率は、1.2であ
った。次に、シールド能が35dBで厚さが100μm
のアルミ箔を上記電磁波吸収層の裏面に接着剤で貼りつ
けて、電磁波吸収材を得た。実施例1と同様の装置を用
いて斜入射でTEモードでの反射減衰量を測定した。結
果を表2に示した。
【0101】比較例1 偏在化処理を行わなかったこと以外は実施例1と同様に
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚
さが9.5mmであり、比重が1.42であった。実施
例1と同様にしてシールド能が30dBで厚さが50μ
mのアルミ蒸着されたPETフィルムを上記電磁波吸収
層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得た。
実施例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定し
た。結果を表1に示した。
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚
さが9.5mmであり、比重が1.42であった。実施
例1と同様にしてシールド能が30dBで厚さが50μ
mのアルミ蒸着されたPETフィルムを上記電磁波吸収
層の裏面に接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得た。
実施例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定し
た。結果を表1に示した。
【0102】比較例2 偏在化処理を行わなかったこと以外は実施例2と同様に
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚
さが12.5mmであり、比重が1.30であった。実
施例2と同様にして上記電磁波吸収層の裏面に電磁波反
射層を接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得た。実施
例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定した。結
果を表1に示した。
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚
さが12.5mmであり、比重が1.30であった。実
施例2と同様にして上記電磁波吸収層の裏面に電磁波反
射層を接着剤で貼りつけて、電磁波吸収材を得た。実施
例1と同様にして斜入射での反射減衰量を測定した。結
果を表1に示した。
【0103】実施例4 焼石膏46.1重量部、水40重量部、Mn−Mg−Z
nフェライト粉末53.9重量部、及び、パーライト
2.0重量部をミキサーで混合してスラリーを作った。
5mm間隙に縞状の着磁パターンを有する強力マグネッ
トシートの上に石膏ボード用原紙を載せ、その石膏ボー
ド用原紙の上に得られたスラリーを展開して膜厚を調整
した後、更に石膏ボード用原紙を重ね、100℃で加熱
乾燥してフェライト粉末が偏在化した電磁波吸収層を得
た。得られた電磁波吸収層は、厚さが9.5mmであ
り、比重が1.10であった。また、得られた電磁波吸
収層のマグネットシートと接した表面には、フェライト
により形成されたとみられる5mm間隙の縞模様が観察
できた。得られた電磁波吸収層を加熱して石膏結晶水の
含有量を測定したところ、焼石膏の水和率は17%であ
った。得られた電磁波吸収材の垂直入射での透過減衰量
を測定した。
nフェライト粉末53.9重量部、及び、パーライト
2.0重量部をミキサーで混合してスラリーを作った。
5mm間隙に縞状の着磁パターンを有する強力マグネッ
トシートの上に石膏ボード用原紙を載せ、その石膏ボー
ド用原紙の上に得られたスラリーを展開して膜厚を調整
した後、更に石膏ボード用原紙を重ね、100℃で加熱
乾燥してフェライト粉末が偏在化した電磁波吸収層を得
た。得られた電磁波吸収層は、厚さが9.5mmであ
り、比重が1.10であった。また、得られた電磁波吸
収層のマグネットシートと接した表面には、フェライト
により形成されたとみられる5mm間隙の縞模様が観察
できた。得られた電磁波吸収層を加熱して石膏結晶水の
含有量を測定したところ、焼石膏の水和率は17%であ
った。得られた電磁波吸収材の垂直入射での透過減衰量
を測定した。
【0104】垂直入射での透過減衰量の測定 電磁波吸収材としての電磁波吸収能を、電磁波の垂直入
射での透過減衰量として測定した。ネットワークアナラ
イザー(ヒューレットパッカード社製、8510D)
と、ダブルリジットアンテナ又はホーンアンテナとを用
いて、周波数1.9GHz、2.45GHz、19GH
zで縞模様に対して電界が垂直で磁界が平行となる測定
法(H法)と、縞模様に対して電界が平行で磁界が垂直
となる測定法(V法)とで測定し、結果を表2に示し
た。
射での透過減衰量として測定した。ネットワークアナラ
イザー(ヒューレットパッカード社製、8510D)
と、ダブルリジットアンテナ又はホーンアンテナとを用
いて、周波数1.9GHz、2.45GHz、19GH
zで縞模様に対して電界が垂直で磁界が平行となる測定
法(H法)と、縞模様に対して電界が平行で磁界が垂直
となる測定法(V法)とで測定し、結果を表2に示し
た。
【0105】実施例5 焼石膏72.4重量部、水65.1重量部、Mn−Mg
−Znフェライト粉末27.0重量部、石炭ピッチ系カ
ーボン繊維(繊維径10μm×6mm)0.06重量
部、及び、平均粒子径が3mmのスチロールバルーン
0.6重量部をミキサーで混合してスラリーを作り、実
施例1と同様にしてフェライト粉末が偏在化した電磁波
吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚さが12.
5mmであり、比重が1.00であった。また、得られ
た電磁波吸収層のマグネットシートと接した表面には、
フェライトにより形成されたとみられる7mm間隙の縞
模様が観察できた。実施例4と同様にして垂直入射での
透過減衰量を測定した。結果を表2に示した。
−Znフェライト粉末27.0重量部、石炭ピッチ系カ
ーボン繊維(繊維径10μm×6mm)0.06重量
部、及び、平均粒子径が3mmのスチロールバルーン
0.6重量部をミキサーで混合してスラリーを作り、実
施例1と同様にしてフェライト粉末が偏在化した電磁波
吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、厚さが12.
5mmであり、比重が1.00であった。また、得られ
た電磁波吸収層のマグネットシートと接した表面には、
フェライトにより形成されたとみられる7mm間隙の縞
模様が観察できた。実施例4と同様にして垂直入射での
透過減衰量を測定した。結果を表2に示した。
【0106】比較例3 偏在化処理を行わなかったこと以外は実施例4と同様に
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、実
施例4の電磁波吸収層と同様の厚さと比重とを有してい
た。実施例4と同様にして垂直入射での透過減衰量を測
定した。結果を表2に示した。
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、実
施例4の電磁波吸収層と同様の厚さと比重とを有してい
た。実施例4と同様にして垂直入射での透過減衰量を測
定した。結果を表2に示した。
【0107】比較例4 偏在化処理を行わなかったこと以外は実施例5と同様に
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、実
施例5の電磁波吸収層と同様の厚さと比重とを有してい
た。実施例4と同様にして垂直入射での透過減衰量を測
定した。結果を表2に示した。
して電磁波吸収層を得た。得られた電磁波吸収層は、実
施例5の電磁波吸収層と同様の厚さと比重とを有してい
た。実施例4と同様にして垂直入射での透過減衰量を測
定した。結果を表2に示した。
【0108】実施例6 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、日本ゼオン社製)10
0重量部、可塑剤としてDOP40重量部、揮散性可塑
剤TXIB(テキサノールイソブチレート、イーストマ
ンケミカル社製)40重量部、熱安定剤4重量部、Mn
−Mg−Znフェライト粉末160重量部からなる塩化
ビニルゾル塗料を、電磁石で塗装板が動かないように固
定できる装置(電磁チャック)の上にて固定された亜鉛
メッキ鋼板の上にアプリケーターでその厚みが2mmと
なるように塗装した。塗装板には、固定用の電磁石の着
磁パターンに従った磁性体粉末の分布による二次元の偏
在化パターンが形成された。塗装後、200℃で加熱乾
燥してフェライト粉末が偏在化した電磁波吸収層と電磁
波反射層とからなる偏在化電磁波吸収材を得た。得られ
た電磁波吸収層の厚さは、1.6mmであった。実施例
1と同様にして反射減衰量を測定した。結果を表1に示
した。
0重量部、可塑剤としてDOP40重量部、揮散性可塑
剤TXIB(テキサノールイソブチレート、イーストマ
ンケミカル社製)40重量部、熱安定剤4重量部、Mn
−Mg−Znフェライト粉末160重量部からなる塩化
ビニルゾル塗料を、電磁石で塗装板が動かないように固
定できる装置(電磁チャック)の上にて固定された亜鉛
メッキ鋼板の上にアプリケーターでその厚みが2mmと
なるように塗装した。塗装板には、固定用の電磁石の着
磁パターンに従った磁性体粉末の分布による二次元の偏
在化パターンが形成された。塗装後、200℃で加熱乾
燥してフェライト粉末が偏在化した電磁波吸収層と電磁
波反射層とからなる偏在化電磁波吸収材を得た。得られ
た電磁波吸収層の厚さは、1.6mmであった。実施例
1と同様にして反射減衰量を測定した。結果を表1に示
した。
【0109】比較例5 固定用の電磁石を作用させなかったこと以外は実施例6
と同様にして電磁波吸収材を得た。得られた電磁波吸収
材は、実施例6の電磁波吸収材と同様の厚さと比重とを
有していた。実施例1と同様にして斜入射での反射減衰
量を測定した。結果を表1に示した。
と同様にして電磁波吸収材を得た。得られた電磁波吸収
材は、実施例6の電磁波吸収材と同様の厚さと比重とを
有していた。実施例1と同様にして斜入射での反射減衰
量を測定した。結果を表1に示した。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【発明の効果】本発明の電磁波吸収材は上述の構成より
なるので、広い周波数帯域の電磁波を吸収することがで
き、かつ、軽量で、建材としての取り付け作業性及び納
まり性に優れ、インテリジェントオフィス等の天井や壁
に使用される室内用建材として好適に使用することがで
きる。
なるので、広い周波数帯域の電磁波を吸収することがで
き、かつ、軽量で、建材としての取り付け作業性及び納
まり性に優れ、インテリジェントオフィス等の天井や壁
に使用される室内用建材として好適に使用することがで
きる。
【図1】本発明の電磁波吸収材の電磁波吸収層において
磁性体粉末の深さ方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
磁性体粉末の深さ方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の電磁波吸収材の電磁波吸収層において
磁性体粉末の平面方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
磁性体粉末の平面方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
【図3】本発明の電磁波吸収材の電磁波吸収層において
磁性体粉末の平面方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
磁性体粉末の平面方向の濃度分布が偏在した分布を示す
状態の一例を示す概略図である。
【図4】本発明の電磁波吸収材の電磁波吸収層において
磁性体粉末の深さ方向及び平面方向の濃度分布が偏在し
た分布を示す状態の一例を示す概略図である。
磁性体粉末の深さ方向及び平面方向の濃度分布が偏在し
た分布を示す状態の一例を示す概略図である。
【図5】円形のパターンユニットからなるマグネットシ
ートを用いて磁性体粉末を偏在化した電磁波吸収層を示
す概略図である。
ートを用いて磁性体粉末を偏在化した電磁波吸収層を示
す概略図である。
【図6】直線状のパターンユニットからなるマグネット
シートを用いて磁性体粉末を偏在化した電磁波吸収層を
示す概略図である。
シートを用いて磁性体粉末を偏在化した電磁波吸収層を
示す概略図である。
1 電磁波吸収層 2 磁性体粉末 2a 磁性体偏在部 3a,3b マグネットシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田 準一 三重県三重郡川越町高松928 チヨダウー テ株式会社内 (72)発明者 藤田 巧 三重県三重郡川越町高松928 チヨダウー テ株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 バインダー(a)及び磁性体粉末(b)
からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材において、
前記磁性体粉末(b)は、前記電磁波吸収層内に偏在し
ていることを特徴とする電磁波吸収材。 - 【請求項2】 磁性体粉末(b)は、電磁波吸収層の深
さ方向の濃度分布が偏った分布を示すものである請求項
1記載の電磁波吸収材。 - 【請求項3】 磁性体粉末(b)は、電磁波吸収層内に
おいて、平面方向の濃度分布が偏った分布を示すもので
ある請求項1記載の電磁波吸収材。 - 【請求項4】 磁性体粉末(b)は、電磁波吸収層の深
さ方向の濃度分布及び平面方向の濃度分布が偏った分布
を示すものである請求項1記載の電磁波吸収材。 - 【請求項5】 磁性体粉末(b)は、電磁波吸収層内に
おいて、指定されたパターンに基づいて偏在している請
求項3又は4記載の電磁波吸収材。 - 【請求項6】 バインダー(a)及び磁性体粉末(b)
からなる電磁波吸収層は、前記バインダー(a)の配合
量が、前記バインダー(a)と前記磁性体粉末(b)と
の合計100重量部に対して45〜90重量部であり、
前記磁性体粉末(b)の配合量が、前記バインダー
(a)と前記磁性体粉末(b)との合計100重量部に
対して55〜10重量部であり、前記バインダー(a)
は、石膏又は珪酸カルシウムである請求項1、2、3、
4又は5記載の電磁波吸収材。 - 【請求項7】 更に、電磁波反射層を有してなる請求項
1、2、3、4、5又は6記載の電磁波吸収材。 - 【請求項8】 バインダー(a)及び磁性体粉末(b)
からなる電磁波吸収層からなる電磁波吸収材において、
前記磁性体粉末(b)は、前記電磁波吸収層内に偏在し
ている前記電磁波吸収材の製造方法であって、前記電磁
波吸収層を形成する際に、前記磁性体粉末(b)に外力
を作用させて偏在化させることを特徴とする電磁波吸収
材の製造方法。 - 【請求項9】 磁性体粉末(b)を、重力を作用させて
沈降させる請求項8記載の電磁波吸収材の製造方法。 - 【請求項10】 磁性体粉末(b)を、磁力を作用させ
て偏在化させる請求項8記載の電磁波吸収材の製造方
法。 - 【請求項11】 平面的な磁力パターンを形成させて磁
力を作用させる請求項10記載の電磁波吸収材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024297A JPH10290094A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 電磁波吸収材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024297A JPH10290094A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 電磁波吸収材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10290094A true JPH10290094A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14530719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11024297A Pending JPH10290094A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 電磁波吸収材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10290094A (ja) |
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-
1997
- 1997-04-11 JP JP11024297A patent/JPH10290094A/ja active Pending
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