JPH1029037A - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

鋳造方法及び鋳造装置

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JPH1029037A
JPH1029037A JP18336996A JP18336996A JPH1029037A JP H1029037 A JPH1029037 A JP H1029037A JP 18336996 A JP18336996 A JP 18336996A JP 18336996 A JP18336996 A JP 18336996A JP H1029037 A JPH1029037 A JP H1029037A
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JP
Japan
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casting
aluminum
lid
molten metal
molded product
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Pending
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JP18336996A
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English (en)
Inventor
Manabu Shirai
学 白井
Masakazu Genban
雅一 玄番
Hitoshi Hiyoudou
仁志 兵道
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】引け巣によって発生する巣穴や凹みを抑えた成
形品を提供することを目的とする。 【解決手段】鋳造枠2内に第1鋳造領域12と第2鋳造
領域13を形成した。これにより、その鋳造枠2内に溶
湯を流して第1鋳造領域12の溶湯が凝固する際の温度
冷却勾配が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋳造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のアルミ鋳造反転金型を制
作するための鋳造枠の断面図を示す。図5において、ア
ルミ鋳造反転型の制作は鉄製の鋳造枠20内にセラミッ
クよりなる鋳型21をセットする。そして、鋳型21を
セットした鋳造枠20内にアルミを流し凝固させること
によりアルミ鋳造反転金型22が成形される
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に成形されるアルミ鋳造反転金型22は、中央部が薄く
外側部が厚い。その結果、でき上がったアルミ鋳造反転
金型22は、肉薄の中央部に巣穴や凹みが生じていた。
これは、アルミが凝固する時、鋳造枠に接している部分
から凝固が始まり、最後に中央部が凝固するため、凝固
収縮による溶湯不足が引け巣を中央部に集中させ、さら
に外周部に分散して発生させるからである。
【0004】そして、アルミ鋳造反転金型22に巣穴が
ある場合には該金型22を使用しての射出成形時の製品
の品質向上を図るうえで問題となる。また、成形される
アルミ鋳造反転金型22に凹みが生じた場合には該凹み
の穴を埋める作業を行わなければならない。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、引け巣によ
って発生する巣穴や凹みを抑えた成形品を作ることがで
きる鋳造方法及び鋳造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、鋳造枠内に成形製品部と
非成形製品部を形成し、その鋳造枠内に溶湯を流し該成
形製品部の溶湯が凝固する際の温度冷却勾配を緩和させ
るようにした鋳造方法をその要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、鋳造枠内に成形
製品部と非成形製品部を形成するとともに、鋳造枠の上
部に注ぎ口が前記非成形製品部に連通する押湯蓋を配設
し、押湯蓋の注ぎ口から溶湯を前記鋳造枠の高さ以上に
注ぎ、前記成形製品部の溶湯が凝固する際の温度冷却勾
配を緩和させるとともに、該成形製品部の凝固時の凝固
収縮による溶湯不足を補充するようにした鋳造方法をそ
の要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、鋳造枠内に成形
製品部と非成形製品部を形成した鋳造装置をその要旨と
する。請求項4に記載の発明は、鋳造枠内に成形製品部
と非成形製品部を形成するとともに、鋳造枠の上部に注
ぎ口が前記非成形製品部に連通する押湯蓋を配設した鋳
造装置をその要旨とする。
【0009】従って、請求項1に記載の発明によれば、
成形製品部の溶湯が凝固する際の温度冷却勾配が緩和さ
れる。請求項2に記載の発明によれば、成形製品部の溶
湯が凝固する際の温度冷却勾配は緩和されるとともに、
押湯蓋の注ぎ口にある溶湯の自重によって成形製品部の
凝固時の凝固収縮による溶湯不足は補充される。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、鋳造枠内
に溶湯を流したとき、成形製品部の溶湯が凝固する際の
温度冷却勾配が緩和される。請求項4に記載の発明によ
れば、押湯蓋の注ぎ口から溶湯を鋳造枠の高さ以上に注
いだとき、成形製品部の溶湯が凝固する際の温度冷却勾
配は緩和させるとともに、成形製品部の凝固時の凝固収
縮による溶湯不足は補充される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図4に従って説明する。図1はアルミ鋳
造反転金型を制作するための鋳造装置1を示している。
この鋳造装置1は鋳造枠2とその上部に配設した押湯蓋
3から構成されている。
【0012】鋳造枠2は鉄により形成され、四角形状の
鋳造領域を形成している。図3に示したように、その鋳
造領域の片側半分にはセラミック(本実施形態では、多
孔質のムライト)よりなる鋳型4がセットされている。
鋳型の表面にはその中央部に周囲よりも盛り上がった凸
部4aが形成されている。また、鋳造領域のもう半分に
はケイ酸カルシウムよりなる耐火物により平面状に形成
されたボード5がセットされている。
【0013】一方、押湯蓋3は、図2に示すように、耐
火物により四角柱状で同形状に形成された第1の蓋部6
と第2の蓋部7から構成されている。第1及び第2の蓋
部6,7の側面には、その四隅に面と直交するように貫
通孔6a,7aが形成されている。その貫通孔6a,7
aには、第1の蓋部と第2の蓋部6,7を連結する連結
軸8が挿入されている。連結軸8の両端部には、雄ネジ
8aが形成されている。従って、第1及び第2の蓋部
6,7の側面から突出した連結軸8の両端からナット9
で締め付けることにより、第1の蓋部6と第2の蓋部7
はその側面同士を合わせて固定される。これによって、
押湯蓋3が形成される。
【0014】図2,3に示すように、第1及び第2の蓋
部6,7には、それぞれが向き合っている側面の端部に
平断面半円状の凹部10がそれぞれ形成されている。凹
部10は、第1凹部10aと第2凹部10bと第3凹部
10cとからなっている。第1凹部10aの内径は、第
3凹部10cの内径よりも大きくなっていて、第2凹部
10bはその内径が第1凹部10aの内径から第3凹部
10cの内径に連続的に小さくなっている。そして、そ
の凹部10は、第1の蓋部6と第2の蓋部7の側面を合
わせて押湯蓋3とした時に、図1に示すような円形状の
注ぎ口としての押湯口11を形成し、押湯蓋3の上部と
下部を連通させている。
【0015】第1の蓋部6と第2の蓋部7とから押湯蓋
3を形成した後、この押湯蓋3を前記鋳造枠2の上に配
設する。この時、図1,3に示すように、前記押湯蓋3
の押湯口11は鋳造枠2内のボード5がセットされた領
域に連通している。そして、鋳造枠内であって押湯蓋の
底面と前記鋳型及び焼結材とに囲まれた空間に、成形製
品部としての第1鋳造領域12と非成形製品部としての
第2鋳造領域13とを形成している。第1鋳造領域12
は、鋳型4と押湯蓋3の底面とに囲まれた領域であり、
アルミ鋳造反転金型を鋳造する。鋳型4の中央部には凸
部4aが形成されているため、第1鋳造領域12はその
中央部が肉薄部となり、その周囲は肉厚部となってい
る。第2鋳造領域13は、ボード5と押湯蓋3の底面と
に囲まれた領域であり、非製品部を鋳造する。また、押
湯蓋3の前記押湯口11は第2鋳造領域12に連通して
いる。
【0016】次に、上記のような鋳造装置1を用いたア
ルミ鋳造反転金型の鋳造方法を説明する。図4に示すよ
うに、溶湯としての溶融したアルミを押湯口11から各
鋳造領域12,13がすべて満たされ、さらに押湯口1
1まで一杯となるまで流し込む。この後、一定時間この
状態で保持する間に溶融したアルミは、第1鋳造領域1
2から凝固し始める。これは、第1鋳造領域12が第2
鋳造領域13に比べて、薄肉部が存在するためにその領
域が小くなっていることと、押湯口11にある溶融した
アルミが第2鋳造領域13側に位置しているからであ
る。そして、この第1鋳造領域12における溶融したア
ルミが凝固する場合において、鋳造領域全体の溶融した
アルミの温度冷却勾配は、第2鋳造領域13の溶湯の存
在及び押湯口11の溶湯の存在により第1鋳造領域12
のみの場合よりも緩やかになっている。即ち、溶融した
アルミは鋳造枠2に接している部分から徐々に凝固して
いく。従って、薄肉部が最後に凝固することはなくな
る。また、温度勾配が緩やかになった場合においても溶
融したアルミが凝固する場合には、凝固収縮によって溶
湯不足となる部分が生じる。この部分には、押湯口11
内のアルミの自重によって溶融したアルミが補充され
る。
【0017】このように、第1鋳造領域12内におい
て、溶融したアルミは徐々に凝固し、さらに溶湯不足の
部分には溶融したアルミを補充しながらアルミが凝固す
る。従って、第1鋳造領域12で鋳造されるアルミ鋳造
反転金型14には引け巣の発生による巣穴や凹みが生じ
なくなる。
【0018】各鋳造領域12,13と押湯口11内のア
ルミが完全に凝固した後、押湯蓋3を構成する第1の蓋
部6と第2の蓋部7を固定していたナット9を外し、第
1の蓋部6と第2の蓋部7を分割する。さらに、鋳造枠
2も外して得たアルミを第1鋳造領域12の部分と他の
部分とを切り離す。これによりアルミ鋳造反転金型14
を単体で得ることができる。ここで、第1の蓋部6と第
2の蓋部7は、再び使用することができ、切り取った部
分のアルミは再び溶融して再利用することができる。
【0019】次に、上記のような実施形態における特徴
的な作用効果を以下に述べる。 (1)本実施形態では、鋳造枠2内にアルミ鋳造反転金
型の製品部を鋳造する第1鋳造領域12と非製品部を鋳
造する第2鋳造領域13を設けている。これにより、第
1及び第2鋳造領域12,13に満たした溶融アルミ
は、その凝固時における温度冷却勾配を緩やかにするこ
とができる。従って、溶融アルミは徐々に凝固するた
め、第1鋳造領域12で鋳造されるアルミ鋳造反転金型
14の薄肉部に発生する巣穴や凹みを抑えることができ
る。
【0020】(2)本実施形態では、鋳造枠2内にアル
ミ鋳造反転金型の製品部を鋳造する第1鋳造領域12と
非製品部を鋳造する第2鋳造領域13を設け、鋳造枠2
の上部に第2鋳造領域13に連通する押湯口11を備え
た押湯蓋3を配設している。これにより、第1及び第2
鋳造領域12,13と押湯口11内に満たした溶融アル
ミは、その凝固時における温度冷却勾配を緩やかにする
ことができる。さらに、第1鋳造領域12内のアルミが
凝固する際に生じる溶湯不足部分に、押湯口11内のア
ルミの自重によって溶融したアルミが押されて供給され
ながら、第1鋳造領域12内のアルミは凝固する。従っ
て、第1鋳造領域12で鋳造されるアルミ鋳造反転金型
14に引け巣を発生させることがなく、巣穴や凹みの発
生を抑えることができる。
【0021】(3)本実施形態において、押湯蓋3は第
1の蓋部6と第2の蓋部7とから構成されていることに
より、アルミが凝固した後にその押湯蓋3を壊すことな
く凝固したアルミを得ることができる。従って、押湯蓋
3は再度利用することができる。
【0022】尚、この発明は、次のような別の実施形態
に具体化することができる。 (1)上記実施形態では、溶融したアルミを押湯口11
が一杯となるまで流し込んでいるが、鋳造枠2の高さよ
りも高くなるまで流し込めばどの位置まで流し込んでも
よい。ただし、押湯口11に流し込まれたアルミの自重
によって第1鋳造領域12に生じた溶湯不足部分に溶融
したアルミを供給するため、一杯まで入れた方が自重は
大きくなって引け巣を無くす効果は大きい。
【0023】(2)上記実施形態で、鋳型4はセラミッ
クによって形成されているが、これに限られることはな
く、例えば砂、金属等によって形成してもよい。 (3)上記実施形態では、ボード5はケイ酸カルシウム
よりなる耐火物によって形成されているが、耐火物の材
料はこれに限られることはない。
【0024】(4)上記実施形態では、鋳型4にはその
中央部に凸部4aが形成されているが、鋳型4の表面形
状はこれに限られることはない。 (5)上記実施形態では、第1及び第2の蓋部6,7に
貫通孔6a,7aを形成し、この貫通孔6a,7aに両
端部に雄ネジ8aを形成した連結軸8を挿入して第1及
び第2の蓋部6,7を固定している。これを第1又は第
2の蓋部6,7のいづれか一方の蓋部に連結軸8を固定
して、もう一方の蓋部のみをナット9で固定するように
してもよい。
【0025】(6)上記実施形態では、押湯蓋3の押湯
口11は円形状であるが、形状はこれに限られることは
なく、例えば楕円形、四角形状としてもよい。 (7)上記実施形態では、第1及び第2の蓋部6,7の
四隅、つまり片側に2つづつ貫通孔6a,7aを形成し
ているが、片側に1つづつ形成してしてもよい。この場
合、貫通孔に挿入される連結軸は計2本となる。
【0026】(8)上記実施形態では、溶湯として溶融
したアルミを使用したが、これに限られることはなく、
例えば亜鉛、マグネシウム等の非鉄金属であってもよ
い。以上、この発明の実施の各形態について説明した
が、各形態から把握できる請求項以外の技術思想につい
て、以下にそれらの効果とともに記載する。
【0027】(1)請求項2に記載の鋳造方法におい
て、押湯蓋3は、第1の蓋部6と第2の蓋部7から構成
されることを特徴とする鋳造方法。これにより、溶湯が
凝固した後に、押湯蓋3を壊すことなく製品を得る。ま
た、押湯蓋3は再度利用される。
【0028】(2)請求項4に記載の鋳造装置におい
て、押湯蓋3は、第1の蓋部6と第2の蓋部6から構成
されることを特徴とする鋳造方法。これにより、溶湯が
凝固した後に、押湯蓋3を壊すことなく製品を得る。ま
た、押湯蓋3は再度利用される。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、引
け巣によって発生する巣穴や凹みを抑えた成形品を作る
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の鋳造装置を示す斜視図。
【図2】本実施形態の押湯蓋を示す斜視図。
【図3】A−A断面図。
【図4】本実施形態の鋳造装置に溶融したアルミを流し
込んだ場合の断面図。
【図5】従来の鋳造枠の断面図。
【符号の説明】
2…鋳造枠、3…押湯蓋、11…注ぎ口としての押湯
口、12…成形製品部としての第1鋳造領域、13…非
成形製品部としての第2鋳造領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造枠(2)内に成形製品部(12)と
    非成形製品部(13)を形成し、その鋳造枠(2)内に
    溶湯を流し該成形製品部(12)の溶湯が凝固する際の
    温度冷却勾配を緩和させるようにした鋳造方法。
  2. 【請求項2】 鋳造枠(2)内に成形製品部(12)と
    非成形製品部(13)を形成するとともに、鋳造枠
    (2)の上部に注ぎ口(11)が前記非成形製品部(1
    3)に連通する押湯蓋(3)を配設し、押湯蓋(3)の
    注ぎ口(11)から溶湯を前記鋳造枠(2)の高さ以上
    に注ぎ、前記成形製品部(12)の溶湯が凝固する際の
    温度冷却勾配を緩和させるとともに、該成形製品部(1
    2)の凝固時の凝固収縮による溶湯不足を補充するよう
    にした鋳造方法。
  3. 【請求項3】 鋳造枠(2)内に成形製品部(12)と
    非成形製品部(13)を形成した鋳造装置。
  4. 【請求項4】 鋳造枠(2)内に成形製品部(12)と
    非成形製品部(13)を形成するとともに、鋳造枠
    (2)の上部に注ぎ口(11)が前記非成形製品部(1
    3)に連通する押湯蓋(3)を配設した鋳造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119290A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 昭和電工株式会社 ヒートシンク鍛造用素材、ヒートシンク鍛造用素材の製造方法、及びヒーシンクの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119290A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 昭和電工株式会社 ヒートシンク鍛造用素材、ヒートシンク鍛造用素材の製造方法、及びヒーシンクの製造方法

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