JPH10291130A - 電食防止機能を備えた加工機 - Google Patents
電食防止機能を備えた加工機Info
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- JPH10291130A JPH10291130A JP11512797A JP11512797A JPH10291130A JP H10291130 A JPH10291130 A JP H10291130A JP 11512797 A JP11512797 A JP 11512797A JP 11512797 A JP11512797 A JP 11512797A JP H10291130 A JPH10291130 A JP H10291130A
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、加工液を用いて工作物を加工す
る加工機において、加工液槽内で加工液に浸された主要
な金属製部品の電食を防止する。 【解決手段】 加工液槽1に収容された加工液2に浸さ
れた、加工液槽1の周壁、工作物支持台4、上ワイヤヘ
ッド11及び下ワイヤヘッド12等の主要な金属製部品
には、これらの金属製部品に用いられている金属よりも
イオン化傾向が大きいアルミニウム片18が取付けられ
ている。アルミニウムは、加工液2に浸された状態で
は、上記の金属製部品に用いられている金属よりも先に
加工液2に溶け出す。したがって、主要な金属製部品は
電食を受けることがないので、部品としての寿命を長期
化することができる。
る加工機において、加工液槽内で加工液に浸された主要
な金属製部品の電食を防止する。 【解決手段】 加工液槽1に収容された加工液2に浸さ
れた、加工液槽1の周壁、工作物支持台4、上ワイヤヘ
ッド11及び下ワイヤヘッド12等の主要な金属製部品
には、これらの金属製部品に用いられている金属よりも
イオン化傾向が大きいアルミニウム片18が取付けられ
ている。アルミニウムは、加工液2に浸された状態で
は、上記の金属製部品に用いられている金属よりも先に
加工液2に溶け出す。したがって、主要な金属製部品は
電食を受けることがないので、部品としての寿命を長期
化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工液槽内に設
置された工作物を加工する金属製部品を含む加工機に関
する。
置された工作物を加工する金属製部品を含む加工機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電加工機、特に、加工液に浸漬
された工作物に対してワイヤ電極によって所定の加工形
状にワイヤ放電加工を行う浸漬形ワイヤ放電加工機が知
られている。加工液槽に収容された加工液の中には、工
作物は勿論のこと、工作物を取り付ける工作物取付け台
と工作物取付金具、ワイヤ電極、及びワイヤ電極を工作
物の放電加工部位にガイドするため加工機本体に設けら
れた上アームと下アームとにそれぞれ取り付けられた上
部ワイヤヘッドと下部ワイヤヘッドとが浸されている。
ワイヤ電極に一方の電極を、そして工作物取付け台に他
方の電極を接続することにより、電極と工作物との間に
極間電圧が印加され、発生する放電エネルギーによって
工作物が放電加工される。なお、加工液は、水をイオン
交換樹脂に通すことによって適度な伝導度に保たれた液
である。
された工作物に対してワイヤ電極によって所定の加工形
状にワイヤ放電加工を行う浸漬形ワイヤ放電加工機が知
られている。加工液槽に収容された加工液の中には、工
作物は勿論のこと、工作物を取り付ける工作物取付け台
と工作物取付金具、ワイヤ電極、及びワイヤ電極を工作
物の放電加工部位にガイドするため加工機本体に設けら
れた上アームと下アームとにそれぞれ取り付けられた上
部ワイヤヘッドと下部ワイヤヘッドとが浸されている。
ワイヤ電極に一方の電極を、そして工作物取付け台に他
方の電極を接続することにより、電極と工作物との間に
極間電圧が印加され、発生する放電エネルギーによって
工作物が放電加工される。なお、加工液は、水をイオン
交換樹脂に通すことによって適度な伝導度に保たれた液
である。
【0003】イオン化コントロールが施された加工液に
浸漬された金属製部品のうち、例えば、加工槽自体や工
作物取付け台は、通常、防錆特性に優れた金属(例え
ば、ステンレス)が使用される。また、ワイヤガイド系
においては、ワイヤヘッドは、加工物に対してワイヤ電
極を所定の位置に正確に保持する必要があり、ワイヤヘ
ッドには、比較的高価な銅系の合金が使用され、給電部
には超硬合金が使用される。
浸漬された金属製部品のうち、例えば、加工槽自体や工
作物取付け台は、通常、防錆特性に優れた金属(例え
ば、ステンレス)が使用される。また、ワイヤガイド系
においては、ワイヤヘッドは、加工物に対してワイヤ電
極を所定の位置に正確に保持する必要があり、ワイヤヘ
ッドには、比較的高価な銅系の合金が使用され、給電部
には超硬合金が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、加工槽液
内には、これらの異種の金属からなる金属製部品が、同
じ加工液の中に同時に浸漬されている状態にある。この
ような状態では、加工液を電解液とし且つ異種の金属を
電極として電池が形成される。電池が形成されること
は、二金属の電極電位の差が生じて正規の回路以外の回
路で電流が流れることを意味するから、放電加工機を構
成する主要な金属製部品には電気化学的な腐食が生じ
る。
内には、これらの異種の金属からなる金属製部品が、同
じ加工液の中に同時に浸漬されている状態にある。この
ような状態では、加工液を電解液とし且つ異種の金属を
電極として電池が形成される。電池が形成されること
は、二金属の電極電位の差が生じて正規の回路以外の回
路で電流が流れることを意味するから、放電加工機を構
成する主要な金属製部品には電気化学的な腐食が生じ
る。
【0005】一般に、電池の原理としては、次のことが
知られている。即ち、金属が水溶液中に置かれた場合、
金属の種類によって溶液中に溶け出し易い傾向があり、
この傾向はイオン化傾向としてよく知られている。イオ
ン化傾向の大きい順に並べたものは、イオン化系列とい
い、K,Na,Ca,Mg,Al,Zn,Fe,Ni,
Sn,Pb,(H),Cu,Hg,Ag,Pt,Auの
順であることも良く知られている。イオン化傾向の大き
さが異なる二種類の金属を水溶液中に浸して両金属を針
金等で結線して導通状態にすると、イオン化傾向が大き
い金属が陽イオンとなって水溶液中に溶け出し、その金
属が陰極となる。イオン化傾向が小さい金属では溶液中
の陽イオンが電子と結合して陽イオン金属が析出し、イ
オン化傾向が小さい金属は陽極となる。このように、両
金属と水溶液は、一方の金属を陽極、他方の金属を陰極
とし、水溶液を電解質とした電池を形成することにな
る。
知られている。即ち、金属が水溶液中に置かれた場合、
金属の種類によって溶液中に溶け出し易い傾向があり、
この傾向はイオン化傾向としてよく知られている。イオ
ン化傾向の大きい順に並べたものは、イオン化系列とい
い、K,Na,Ca,Mg,Al,Zn,Fe,Ni,
Sn,Pb,(H),Cu,Hg,Ag,Pt,Auの
順であることも良く知られている。イオン化傾向の大き
さが異なる二種類の金属を水溶液中に浸して両金属を針
金等で結線して導通状態にすると、イオン化傾向が大き
い金属が陽イオンとなって水溶液中に溶け出し、その金
属が陰極となる。イオン化傾向が小さい金属では溶液中
の陽イオンが電子と結合して陽イオン金属が析出し、イ
オン化傾向が小さい金属は陽極となる。このように、両
金属と水溶液は、一方の金属を陽極、他方の金属を陰極
とし、水溶液を電解質とした電池を形成することにな
る。
【0006】放電加工機においては、上下のワイヤヘッ
ド等、高価な合金で製作されている部品があるにもかか
わらず、その電食の防止を図ることが未だ提案されてい
ないため、長期にわたる使用によって、加工槽内の金属
製部品が電食により寿命が短くなるという問題点があっ
た。特に、精密な位置決めを必要とする金属製部品に電
食が進行すると、放電加工による加工に誤差が生じて工
作物を精密に加工することができなくなる。
ド等、高価な合金で製作されている部品があるにもかか
わらず、その電食の防止を図ることが未だ提案されてい
ないため、長期にわたる使用によって、加工槽内の金属
製部品が電食により寿命が短くなるという問題点があっ
た。特に、精密な位置決めを必要とする金属製部品に電
食が進行すると、放電加工による加工に誤差が生じて工
作物を精密に加工することができなくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】電食は、放電加工機のみ
ならず、一般的な加工機においても、電池の原理によっ
て同様に生じるものである。この発明の目的は、上記課
題を解決することであり、上記のように二種類の金属が
同じ水溶液中に浸されて互いに結線されると、イオン化
傾向が大きい金属ほど溶け出し易くなることに着目し、
加工機において、加工液槽内に浸される主要な構成部品
を構成する金属材料よりもイオン化傾向が大きい金属
を、別途、当該主要な構成部品に導通状態に取り付けて
加工液の中に浸しておくことによって、加工液に溶け出
す金属をこの別途設けたイオン化傾向が大きい金属とし
て、加工機の主要な金属製部品を電食による損傷から保
護しようとするものである。
ならず、一般的な加工機においても、電池の原理によっ
て同様に生じるものである。この発明の目的は、上記課
題を解決することであり、上記のように二種類の金属が
同じ水溶液中に浸されて互いに結線されると、イオン化
傾向が大きい金属ほど溶け出し易くなることに着目し、
加工機において、加工液槽内に浸される主要な構成部品
を構成する金属材料よりもイオン化傾向が大きい金属
を、別途、当該主要な構成部品に導通状態に取り付けて
加工液の中に浸しておくことによって、加工液に溶け出
す金属をこの別途設けたイオン化傾向が大きい金属とし
て、加工機の主要な金属製部品を電食による損傷から保
護しようとするものである。
【0008】この発明は、上記の目的を解決するため、
以下のように構成されている。即ち、この発明は、加工
液槽内に設置された工作物を加工する金属製部品を含む
加工機において、前記金属製部品には前記金属製部品よ
りもイオン化傾向が大きい金属部材が導通状態に取外し
自在に取り付けられていることから成る電食防止機能を
備えた加工機に関する。
以下のように構成されている。即ち、この発明は、加工
液槽内に設置された工作物を加工する金属製部品を含む
加工機において、前記金属製部品には前記金属製部品よ
りもイオン化傾向が大きい金属部材が導通状態に取外し
自在に取り付けられていることから成る電食防止機能を
備えた加工機に関する。
【0009】この発明による電食防止機能を備えた加工
機は、上記のように構成されているため、次のように作
動する。即ち、放電加工機の金属製部品と、この金属製
部品よりもイオン化傾向が高い金属部材が金属製部品と
導通状態で同じ加工液に浸されているので、加工液を電
解液として当該金属部材と金属製部品との間に電池を形
成することになっても、加工液に先に溶け出す金属は、
イオン化傾向が高い金属部材の金属である。したがっ
て、金属製部品を構成する金属が加工液に溶け出すこと
が殆どなくなり、電食によって損傷を受けることがな
い。また、金属部材は、金属製部品に対して取付け、取
外し自在であるので、金属部材の交換が可能であると共
に、取付け取外し作業が容易になる箇所を選んで取り付
けることが可能になる。
機は、上記のように構成されているため、次のように作
動する。即ち、放電加工機の金属製部品と、この金属製
部品よりもイオン化傾向が高い金属部材が金属製部品と
導通状態で同じ加工液に浸されているので、加工液を電
解液として当該金属部材と金属製部品との間に電池を形
成することになっても、加工液に先に溶け出す金属は、
イオン化傾向が高い金属部材の金属である。したがっ
て、金属製部品を構成する金属が加工液に溶け出すこと
が殆どなくなり、電食によって損傷を受けることがな
い。また、金属部材は、金属製部品に対して取付け、取
外し自在であるので、金属部材の交換が可能であると共
に、取付け取外し作業が容易になる箇所を選んで取り付
けることが可能になる。
【0010】この電食防止機能を備えた加工機におい
て、金属部材は、工作物よりもイオン化傾向が大きい材
料が選ばれる。工作物が加工液の中に浸漬される時間は
短いので、加工時間内に電食を受けることは少ないが、
加工時間が長い工作物については電食が皆無とは言えな
いため、このような場合には、上記のとおり、金属部材
は、金属製部品よりもイオン化傾向が高いのは勿論のこ
と、工作物よりもイオン化傾向が大きい材料とされる。
て、金属部材は、工作物よりもイオン化傾向が大きい材
料が選ばれる。工作物が加工液の中に浸漬される時間は
短いので、加工時間内に電食を受けることは少ないが、
加工時間が長い工作物については電食が皆無とは言えな
いため、このような場合には、上記のとおり、金属部材
は、金属製部品よりもイオン化傾向が高いのは勿論のこ
と、工作物よりもイオン化傾向が大きい材料とされる。
【0011】また、この電食防止機能を備えた加工機
は、加工液が前記加工液槽内に収容された浸漬式加工機
に適用される。加工液槽の中に予め定められた量の加工
液が常に収容され、この加工液に、工作物及び工作物を
加工するために設けられる金属製部品が浸漬される型式
の加工機は、加工のための各金属製部品に電食が生じや
すい。したがって、加工液に浸漬される金属製部品に、
イオン化傾向が大きい金属部材が加工液に浸された状態
で取り付けられると、かかる金属製部品の電食を防止す
ることができる。
は、加工液が前記加工液槽内に収容された浸漬式加工機
に適用される。加工液槽の中に予め定められた量の加工
液が常に収容され、この加工液に、工作物及び工作物を
加工するために設けられる金属製部品が浸漬される型式
の加工機は、加工のための各金属製部品に電食が生じや
すい。したがって、加工液に浸漬される金属製部品に、
イオン化傾向が大きい金属部材が加工液に浸された状態
で取り付けられると、かかる金属製部品の電食を防止す
ることができる。
【0012】また、この電食防止機能を備えた加工機
は、電極と工作物との間に極間電圧を印加することによ
って発生する放電エネルギーによって工作物を放電加工
する放電加工機に適用される。この電食防止機能を備え
た加工機の加工原理は、任意のものでよいが、放電加工
機は、気中放電の防止や冷却のために大量の加工液を利
用し、且つ金属製部品が長期に渡って加工液に浸される
加工機であるので、金属製部品が電食を受ける機会が多
く、大きな電食防止効果が期待される。
は、電極と工作物との間に極間電圧を印加することによ
って発生する放電エネルギーによって工作物を放電加工
する放電加工機に適用される。この電食防止機能を備え
た加工機の加工原理は、任意のものでよいが、放電加工
機は、気中放電の防止や冷却のために大量の加工液を利
用し、且つ金属製部品が長期に渡って加工液に浸される
加工機であるので、金属製部品が電食を受ける機会が多
く、大きな電食防止効果が期待される。
【0013】また、この電食防止機能を備えた放電加工
機において、電極は、ワイヤ電極又は型彫り用電極とさ
れる。放電加工機は、電極をワイヤ電極としたときに
は、ワイヤカット放電加工機であり、電極を型彫り用電
極としたときには、型彫り放電加工機となる。なお、型
彫り放電加工機においても、電極を支持するヘッド、工
作物を支持する工作物支持台や取付け金具を備えてお
り、異種の金属が加工液に浸されている。
機において、電極は、ワイヤ電極又は型彫り用電極とさ
れる。放電加工機は、電極をワイヤ電極としたときに
は、ワイヤカット放電加工機であり、電極を型彫り用電
極としたときには、型彫り放電加工機となる。なお、型
彫り放電加工機においても、電極を支持するヘッド、工
作物を支持する工作物支持台や取付け金具を備えてお
り、異種の金属が加工液に浸されている。
【0014】また、この電食防止機能を備えた放電加工
機において、金属部材が取り付けられる金属製部品に
は、加工液槽、工作物へと繰り出されるワイヤ電極を受
け入れる上ワイヤヘッド、当該上ワイヤヘッドからのワ
イヤ電極を受け入れる下ワイヤヘッド、及び/又は上ワ
イヤヘッドと下ワイヤヘッドとの間に設置された工作物
を支持する工作物支持台が含まれる。また、上下のワイ
ヤヘッドを支持する上下のアームも、加工液に浸される
場合がある。即ち、この発明による電食防止装置が適用
される放電加工機を、浸漬式ワイヤ放電加工機としたも
のである。
機において、金属部材が取り付けられる金属製部品に
は、加工液槽、工作物へと繰り出されるワイヤ電極を受
け入れる上ワイヤヘッド、当該上ワイヤヘッドからのワ
イヤ電極を受け入れる下ワイヤヘッド、及び/又は上ワ
イヤヘッドと下ワイヤヘッドとの間に設置された工作物
を支持する工作物支持台が含まれる。また、上下のワイ
ヤヘッドを支持する上下のアームも、加工液に浸される
場合がある。即ち、この発明による電食防止装置が適用
される放電加工機を、浸漬式ワイヤ放電加工機としたも
のである。
【0015】また、この発明による電食防止機能を備え
た加工機において、金属部材は、アルミニウムで形成さ
れている。この加工機では、金属製部品はアルミニウム
よりもイオン化傾向が低い金属で形成されていることに
なる。アルミニウムは、亜鉛、鉄、ニッケル及び銅等の
合金として良く使用される金属よりもイオン化傾向が高
く、且つ、比較的安価に入手可能である。したがって、
アルミニウムが電食を受けても、工作物の加工のために
高価な金属から製作されている他の金属製部品は電食を
受けずに寿命が長期化する。
た加工機において、金属部材は、アルミニウムで形成さ
れている。この加工機では、金属製部品はアルミニウム
よりもイオン化傾向が低い金属で形成されていることに
なる。アルミニウムは、亜鉛、鉄、ニッケル及び銅等の
合金として良く使用される金属よりもイオン化傾向が高
く、且つ、比較的安価に入手可能である。したがって、
アルミニウムが電食を受けても、工作物の加工のために
高価な金属から製作されている他の金属製部品は電食を
受けずに寿命が長期化する。
【0016】また、この発明による電食防止機能を備え
た加工機において、電食によって消耗した金属部材は、
新しい金属部材に交換される。金属部材は金属製部品に
取外し可能に取り付けられているので、電食によって消
耗した金属部材は金属製部品から取り外され、その代わ
りに消耗してしいない新規な金属部材が金属製部品に取
り付けられる。このような交換作業を繰り返すことによ
り、従来、電食により限られていた加工機の寿命を飛躍
的に長期化することができる。
た加工機において、電食によって消耗した金属部材は、
新しい金属部材に交換される。金属部材は金属製部品に
取外し可能に取り付けられているので、電食によって消
耗した金属部材は金属製部品から取り外され、その代わ
りに消耗してしいない新規な金属部材が金属製部品に取
り付けられる。このような交換作業を繰り返すことによ
り、従来、電食により限られていた加工機の寿命を飛躍
的に長期化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明の実施例を説明する。図1はこの発明による電食
防止機能を備えた放電加工機の一実施例を示す概略断面
図である。この実施例は、放電加工機として浸漬式ワイ
ヤ放電加工機に電食防止機能を持たせたものである。
の発明の実施例を説明する。図1はこの発明による電食
防止機能を備えた放電加工機の一実施例を示す概略断面
図である。この実施例は、放電加工機として浸漬式ワイ
ヤ放電加工機に電食防止機能を持たせたものである。
【0018】浸漬式ワイヤ放電加工機の加工液槽1は、
イオン交換樹脂を経て供給された水の比電気抵抗をコン
トロールされた加工液2を収容している。加工液槽1
は、SUS材からなる薄板を溶接によって構成されてお
り、ボルト・ナットのような固着具によってワイヤ放電
加工機のテーブル(図示せず)に取付けられている。加
工液槽1の一壁部は、工作物Wを後述する工作物取付け
台4に対して脱着する時の作業スペースを確保するた
め、開閉自在となっている。
イオン交換樹脂を経て供給された水の比電気抵抗をコン
トロールされた加工液2を収容している。加工液槽1
は、SUS材からなる薄板を溶接によって構成されてお
り、ボルト・ナットのような固着具によってワイヤ放電
加工機のテーブル(図示せず)に取付けられている。加
工液槽1の一壁部は、工作物Wを後述する工作物取付け
台4に対して脱着する時の作業スペースを確保するた
め、開閉自在となっている。
【0019】加工液槽1の底には、ベース3が敷設され
ており、加工液槽1内に収容された加工液2中に工作物
Wを支持するため、ベース3上に工作物取付け台4がね
じ込みボルト19によって固定されている。工作物取付
け台は同じ加工液槽1の中に複数台設置することがで
き、工作物取付け台4と、別に設けられている工作物取
付け台5とは、リード線6によって互いに電気的に接続
されている。リード線6は、工作物取付け台4から加工
液槽1の外部に導かれて、一方の電極に接続されてい
る。工作物取付け具7(或いは、必要であれば、専用の
取付け金具)をボルト20によって工作物取付け台4に
ねじ固定することにより、工作物Wが工作物取付け台4
に固定される。
ており、加工液槽1内に収容された加工液2中に工作物
Wを支持するため、ベース3上に工作物取付け台4がね
じ込みボルト19によって固定されている。工作物取付
け台は同じ加工液槽1の中に複数台設置することがで
き、工作物取付け台4と、別に設けられている工作物取
付け台5とは、リード線6によって互いに電気的に接続
されている。リード線6は、工作物取付け台4から加工
液槽1の外部に導かれて、一方の電極に接続されてい
る。工作物取付け具7(或いは、必要であれば、専用の
取付け金具)をボルト20によって工作物取付け台4に
ねじ固定することにより、工作物Wが工作物取付け台4
に固定される。
【0020】ベース3、工作物取付け台4は、通常、S
USで形成された金属製部品である。また、工作物取付
け具7は鉄又はSUSで形成されており、リード線6は
銅又はSUSで形成されている。工作物Wを金型に加工
する場合には、工作物Wの原材料は、一般的にSK材、
SKD材、超硬合金等であり、製品加工や部品加工にあ
っては、目的の材料が工作物取付け台4に取り付けられ
る。
USで形成された金属製部品である。また、工作物取付
け具7は鉄又はSUSで形成されており、リード線6は
銅又はSUSで形成されている。工作物Wを金型に加工
する場合には、工作物Wの原材料は、一般的にSK材、
SKD材、超硬合金等であり、製品加工や部品加工にあ
っては、目的の材料が工作物取付け台4に取り付けられ
る。
【0021】工作物Wに対して所定の加工形状にワイヤ
放電加工を行うワイヤ電極8は、ワイヤ放電加工機に設
けられている自動ワイヤ供給装置(図示せず)から供給
される。ワイヤ電極8は、加工機本体(図示せず)に取
り付けられた上アーム9に支持された上ワイヤヘッド1
1と、加工機本体から加工液槽1の側方を貫通して延び
た下アーム10に支持され下ワイヤヘッド12によって
案内される。上ワイヤヘッド11は、従来と同様に、ワ
イヤ送出口、ダイスガイド、噴流ノズル、給電子15、
給電子押え等が組み込まれ、ワイヤ電極8を工作物Wの
放電加工部位に送り出す。下ワイヤヘッド12は、特に
給電子16が組み込まれた上ワイヤヘッド11と同様の
構造を有しており、上ワイヤヘッド11に対向した位置
に設けられていて上ワイヤヘッド11から繰り出された
ワイヤ電極を受け入れる。上ワイヤヘッド11と下ワイ
ヤヘッド12との間には、上記、加工物Wが設置されて
いる。工作物Wに対して放電加工を行なったワイヤ電極
8は、下ワイヤヘッド12に受け入れられた後、廃ワイ
ヤ排出手段(図示せず)によって加工液槽1から外部へ
排出される。
放電加工を行うワイヤ電極8は、ワイヤ放電加工機に設
けられている自動ワイヤ供給装置(図示せず)から供給
される。ワイヤ電極8は、加工機本体(図示せず)に取
り付けられた上アーム9に支持された上ワイヤヘッド1
1と、加工機本体から加工液槽1の側方を貫通して延び
た下アーム10に支持され下ワイヤヘッド12によって
案内される。上ワイヤヘッド11は、従来と同様に、ワ
イヤ送出口、ダイスガイド、噴流ノズル、給電子15、
給電子押え等が組み込まれ、ワイヤ電極8を工作物Wの
放電加工部位に送り出す。下ワイヤヘッド12は、特に
給電子16が組み込まれた上ワイヤヘッド11と同様の
構造を有しており、上ワイヤヘッド11に対向した位置
に設けられていて上ワイヤヘッド11から繰り出された
ワイヤ電極を受け入れる。上ワイヤヘッド11と下ワイ
ヤヘッド12との間には、上記、加工物Wが設置されて
いる。工作物Wに対して放電加工を行なったワイヤ電極
8は、下ワイヤヘッド12に受け入れられた後、廃ワイ
ヤ排出手段(図示せず)によって加工液槽1から外部へ
排出される。
【0022】上ワイヤヘッド11及び下ワイヤヘッド1
2は、真鍮、黄銅、SUS又は超硬合金等の比較的高価
な材料で構成された組立部品であり、異種の金属が、ボ
ルト・ナット等の固着具によって圧接状態に組み立てら
れている。これらの異種の金属は必ずしも同電位である
とは言えない。なお、両ワイヤヘッド11,12は、そ
れぞれ、加工機本体に対してセラミックス等の絶縁部材
13,14を介して取り付けられている。上ワイヤヘッ
ド11の給電子15と下ワイヤヘッド12の給電子16
とにはリード線17が結線されており、リード線17に
は、リード線6に接続された極とは反対の極が接続され
ている。
2は、真鍮、黄銅、SUS又は超硬合金等の比較的高価
な材料で構成された組立部品であり、異種の金属が、ボ
ルト・ナット等の固着具によって圧接状態に組み立てら
れている。これらの異種の金属は必ずしも同電位である
とは言えない。なお、両ワイヤヘッド11,12は、そ
れぞれ、加工機本体に対してセラミックス等の絶縁部材
13,14を介して取り付けられている。上ワイヤヘッ
ド11の給電子15と下ワイヤヘッド12の給電子16
とにはリード線17が結線されており、リード線17に
は、リード線6に接続された極とは反対の極が接続され
ている。
【0023】加工液槽1の内壁、工作物取付け台4の表
面、上ワイヤヘッド11,及び下ワイヤヘッド12に
は、加工液槽1内に浸されるこれらの金属製部品を構成
する金属よりもイオン化傾向が大きい金属部材としてア
ルミニウム片18が、これらの金属製部品と電気的に導
通状態に取り付けられている。アルミニウム片18は、
例えば、ねじによって取外し可能に取り付けられてい
る。アルミニウムは、一般に、亜鉛、鉄、ニッケル、
錫、銅の金属よりもイオン化傾向が大きい。したがっ
て、金属製部品を構成する金属は、通常アルミニウムよ
りもイオン化傾向が低い金属となる。上記の各金属製部
品とアルミニウム片18とが同時に加工液2に浸された
場合、金属製部品とアルミニウム片18とが導通状態で
あるので、加工液を電解液として電池が形成されるとき
には、金属製部品よりもイオン化傾向が大きいアルミニ
ウム片18が、先にアルミニウムイオン(陽イオン)と
なって加工液2に溶け出すことになり、アルミニウム片
18が陰極になる。他方、金属製部品は陽極となり、加
工液2に溶け出すことはない。加工機の長期間の使用に
よってアルミニウム片18が電食で消耗したときには、
新しいアルミニウム片18に取り換えると、引き続いて
電食防止機能を維持することができる。
面、上ワイヤヘッド11,及び下ワイヤヘッド12に
は、加工液槽1内に浸されるこれらの金属製部品を構成
する金属よりもイオン化傾向が大きい金属部材としてア
ルミニウム片18が、これらの金属製部品と電気的に導
通状態に取り付けられている。アルミニウム片18は、
例えば、ねじによって取外し可能に取り付けられてい
る。アルミニウムは、一般に、亜鉛、鉄、ニッケル、
錫、銅の金属よりもイオン化傾向が大きい。したがっ
て、金属製部品を構成する金属は、通常アルミニウムよ
りもイオン化傾向が低い金属となる。上記の各金属製部
品とアルミニウム片18とが同時に加工液2に浸された
場合、金属製部品とアルミニウム片18とが導通状態で
あるので、加工液を電解液として電池が形成されるとき
には、金属製部品よりもイオン化傾向が大きいアルミニ
ウム片18が、先にアルミニウムイオン(陽イオン)と
なって加工液2に溶け出すことになり、アルミニウム片
18が陰極になる。他方、金属製部品は陽極となり、加
工液2に溶け出すことはない。加工機の長期間の使用に
よってアルミニウム片18が電食で消耗したときには、
新しいアルミニウム片18に取り換えると、引き続いて
電食防止機能を維持することができる。
【0024】次に、図2に基づいて、この発明による電
食防止機能を備えた加工機の他の実施例を説明する。図
2はこの発明による電食防止機能を備えた放電加工機の
他の実施例を示す概略断面図である。この実施例は、浸
漬式型彫り放電加工機に電食防止機能を持たせたもので
ある。
食防止機能を備えた加工機の他の実施例を説明する。図
2はこの発明による電食防止機能を備えた放電加工機の
他の実施例を示す概略断面図である。この実施例は、浸
漬式型彫り放電加工機に電食防止機能を持たせたもので
ある。
【0025】図2に記載されている浸漬式型彫り放電加
工機においては、図1に記載されている浸漬式ワイヤ放
電加工機と同様に、加工液槽21は、イオン交換樹脂を
経て供給された水の比電気抵抗がコントロールされた加
工液22を収容している。加工液槽21は、SUS材か
らなる薄板を溶接によって構成されており、ボルト・ナ
ットのような固着具によってテーブル(図示せず)に取
付けられている。加工液槽21の底には、ベース23が
敷設されており、加工液22中に工作物Zを支持するた
め、ベース23上に工作物取付け台24(複数設置可
能)がボルト及びナット等の適宜の固着具(図示せず)
によって固定されている。リード線26は、加工液槽2
1の外部から給電子25を経て工作物取付け台24に導
かれて、一方の電極に接続されている。工作物取付け台
24には、適宜の工作物取付け具(図示せず)によって
工作物Zが固定される。ベース23、工作物取付け台2
4は、通常、SUSで形成された金属製部品である。リ
ード線26は銅又はSUSで形成されている。工作物Z
を金型に加工する場合には、工作物Wの原材料は、一般
的にSK材、SKD材、超硬合金等であり、製品加工や
部品加工にあっては、目的の材料が工作物取付け台24
に取り付けられる。保持アーム28は、絶縁部材31を
介して図上方に配置(図示せず)されたサーボ機構の出
力軸に連結されている。保持アーム28の先端には、型
彫り用電極27が取り付けられている。型彫り用電極2
7には、外部からリード線30、給電子29、及び保持
アーム28を経て他方の電極が接続されている。工作物
Zは、型彫り用電極27との間に放電される放電エネル
ギーよって放電加工される。型彫り用電極27の高さ位
置は、上記サーボ機構によって、金型の加工の進行に従
って制御される。
工機においては、図1に記載されている浸漬式ワイヤ放
電加工機と同様に、加工液槽21は、イオン交換樹脂を
経て供給された水の比電気抵抗がコントロールされた加
工液22を収容している。加工液槽21は、SUS材か
らなる薄板を溶接によって構成されており、ボルト・ナ
ットのような固着具によってテーブル(図示せず)に取
付けられている。加工液槽21の底には、ベース23が
敷設されており、加工液22中に工作物Zを支持するた
め、ベース23上に工作物取付け台24(複数設置可
能)がボルト及びナット等の適宜の固着具(図示せず)
によって固定されている。リード線26は、加工液槽2
1の外部から給電子25を経て工作物取付け台24に導
かれて、一方の電極に接続されている。工作物取付け台
24には、適宜の工作物取付け具(図示せず)によって
工作物Zが固定される。ベース23、工作物取付け台2
4は、通常、SUSで形成された金属製部品である。リ
ード線26は銅又はSUSで形成されている。工作物Z
を金型に加工する場合には、工作物Wの原材料は、一般
的にSK材、SKD材、超硬合金等であり、製品加工や
部品加工にあっては、目的の材料が工作物取付け台24
に取り付けられる。保持アーム28は、絶縁部材31を
介して図上方に配置(図示せず)されたサーボ機構の出
力軸に連結されている。保持アーム28の先端には、型
彫り用電極27が取り付けられている。型彫り用電極2
7には、外部からリード線30、給電子29、及び保持
アーム28を経て他方の電極が接続されている。工作物
Zは、型彫り用電極27との間に放電される放電エネル
ギーよって放電加工される。型彫り用電極27の高さ位
置は、上記サーボ機構によって、金型の加工の進行に従
って制御される。
【0026】加工液槽21、ベース23、工作物取付け
台24、及び保持アーム28等の金属製部品は、加工液
22に浸されており、異種の金属間で局部的な電池を形
成して、金属線部品に電食を生じさせることがある。こ
のため、図2に示す実施例においては、これらの金属製
部品にはアルミニウム片32が取外し可能に取り付けら
れている。アルミニウム片32の電気化学的の機能は、
図1に示した実施例において、アルミニウム片18につ
いて説明したものと同等であるので、ここでの再度の説
明を省略する。
台24、及び保持アーム28等の金属製部品は、加工液
22に浸されており、異種の金属間で局部的な電池を形
成して、金属線部品に電食を生じさせることがある。こ
のため、図2に示す実施例においては、これらの金属製
部品にはアルミニウム片32が取外し可能に取り付けら
れている。アルミニウム片32の電気化学的の機能は、
図1に示した実施例において、アルミニウム片18につ
いて説明したものと同等であるので、ここでの再度の説
明を省略する。
【0027】この発明による電食防止機能を備えた加工
機は、浸漬式ワイヤ放電加工機及び浸漬式型彫り加工機
を例に採って説明したが、ワイヤ放電加工機としては浸
漬式のみならず、加工液を工作物の加工部位に直接注ぎ
込むフラッシュ式のワイヤ放電加工機であっても、同様
に適用可能である。更に、放電加工機のみならず、加工
液を用いて加工し、そのために金属製部品に電食の影響
を受ける可能性のある任意の加工機に適用可能である。
機は、浸漬式ワイヤ放電加工機及び浸漬式型彫り加工機
を例に採って説明したが、ワイヤ放電加工機としては浸
漬式のみならず、加工液を工作物の加工部位に直接注ぎ
込むフラッシュ式のワイヤ放電加工機であっても、同様
に適用可能である。更に、放電加工機のみならず、加工
液を用いて加工し、そのために金属製部品に電食の影響
を受ける可能性のある任意の加工機に適用可能である。
【0028】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、加工機におい
て主要な構成部品を構成し且つ加工液槽内で加工液に浸
される金属製部品よりもイオン化傾向が大きい金属を、
別途、金属性部品に導通状態に取外し自在に取り付けた
ので、加工液の中に浸される金属部材が先に加工液に溶
け出し、加工機の主要な金属製部品に電食が生じるのを
防止して、加工機の寿命を長期化することが可能とな
る。
るので、次のような効果を奏する。即ち、加工機におい
て主要な構成部品を構成し且つ加工液槽内で加工液に浸
される金属製部品よりもイオン化傾向が大きい金属を、
別途、金属性部品に導通状態に取外し自在に取り付けた
ので、加工液の中に浸される金属部材が先に加工液に溶
け出し、加工機の主要な金属製部品に電食が生じるのを
防止して、加工機の寿命を長期化することが可能とな
る。
【図1】この発明による電食防止機能を備えた放電加工
機の一実施例を示す概略断面図である。
機の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】この発明による電食防止機能を備えた放電加工
機の他の実施例を示す概略断面図である。
機の他の実施例を示す概略断面図である。
1,21 加工液槽 2,22 加工液 3,23 ベース 4,5,24 工作物取付け台 6,17,26,30 リード線 7 工作物取付け具 8 ワイヤ電極 9 上アーム 10 下アーム 11 上ワイヤヘッド 12 下ワイヤヘッド 13,14,31 絶縁部材 18,32 アルミニウム片 27 型彫り用電極 28 保持アーム W,Z 工作物
Claims (8)
- 【請求項1】 加工液槽内に設置された工作物を加工す
る金属製部品を含む加工機において、前記金属製部品に
は前記金属製部品よりもイオン化傾向が大きい金属部材
が導通状態に取外し自在に取り付けられていることから
成る電食防止機能を備えた加工機。 - 【請求項2】 前記金属部材は、前記工作物よりもイオ
ン化傾向が大きいことから成る請求項1に記載の電食防
止機能を備えた加工機。 - 【請求項3】 加工液が前記加工液槽内に収容された浸
漬式加工機に適用されていることから成る請求項1又は
2に記載の電食防止機能を備えた加工機。 - 【請求項4】 電極と前記工作物との間に極間電圧を印
加することによって発生する放電エネルギーによって前
記工作物を放電加工する放電加工機に適用されているこ
とから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の電食防
止機能を備えた加工機。 - 【請求項5】 前記電極は、ワイヤ電極又は型彫り用電
極である請求項4に記載の電食防止機能を備えた加工
機。 - 【請求項6】 前記金属部材が取り付けられる前記金属
製部品は、前記加工液槽、前記工作物へと繰り出される
前記ワイヤ電極を受け入れる上ワイヤヘッド、前記上ワ
イヤヘッドからの前記ワイヤ電極を受け入れる下ワイヤ
ヘッド、及び/又は前記上ワイヤヘッドと前記下ワイヤ
ヘッドとの間に設置された前記工作物を支持する工作物
支持台であることから成る請求項5に記載の電食防止機
能を備えた加工機。 - 【請求項7】 前記金属部材は、アルミニウムで形成さ
れていることから成る請求項1〜6のいずれか1項に記
載の電食防止機能を備えた加工機。 - 【請求項8】 電食によって消耗した前記金属部材は、
新しい金属部材に交換されることから成る請求項1〜7
のいずれか1項に記載の電食防止機能を備えた加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11512797A JPH10291130A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 電食防止機能を備えた加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11512797A JPH10291130A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 電食防止機能を備えた加工機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10291130A true JPH10291130A (ja) | 1998-11-04 |
| JPH10291130A5 JPH10291130A5 (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=14654945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11512797A Pending JPH10291130A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 電食防止機能を備えた加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10291130A (ja) |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP11512797A patent/JPH10291130A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20060202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060418 |