JPH10291992A - (9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体 - Google Patents
(9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体Info
- Publication number
- JPH10291992A JPH10291992A JP9103466A JP10346697A JPH10291992A JP H10291992 A JPH10291992 A JP H10291992A JP 9103466 A JP9103466 A JP 9103466A JP 10346697 A JP10346697 A JP 10346697A JP H10291992 A JPH10291992 A JP H10291992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- general formula
- alkyl
- compound
- azepine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】心不全予防・治療剤として有効な9位のアルキ
ル基がR配位であるパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン誘導体の効率のよい製造方法および新規な中間
体を提供する。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中R1およびR2は互いに同一又は相異なり置換基を
有していてもよい直鎖又は分子低級アルキル基、置換基
を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖又は分子低
級アルキルシリル基、置換基を有していてもよいフェナ
シル基、ビニル基又はアリル基を意味する。)を出発物
質として下記一般式 【化2】 (式中R2は前記を意味し、R3は低級アルキル基を、R
5は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖又は分子
低級アルキル基、直鎖又は分子低級アルキルシリル基又
はアリル基を意味する。)を経由する製造方法。
ル基がR配位であるパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン誘導体の効率のよい製造方法および新規な中間
体を提供する。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中R1およびR2は互いに同一又は相異なり置換基を
有していてもよい直鎖又は分子低級アルキル基、置換基
を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖又は分子低
級アルキルシリル基、置換基を有していてもよいフェナ
シル基、ビニル基又はアリル基を意味する。)を出発物
質として下記一般式 【化2】 (式中R2は前記を意味し、R3は低級アルキル基を、R
5は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖又は分子
低級アルキル基、直鎖又は分子低級アルキルシリル基又
はアリル基を意味する。)を経由する製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業的に有用な光
学活性な置換チアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体の
新規な製造方法に関する。更に詳しくは、9位にR配位
の置換基を有する光学活性なチアゾロ[3,2−a]パ
ーヒドロアゼピン誘導体の新規な製造方法に関する。
学活性な置換チアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体の
新規な製造方法に関する。更に詳しくは、9位にR配位
の置換基を有する光学活性なチアゾロ[3,2−a]パ
ーヒドロアゼピン誘導体の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、心不全治療剤として新たに、心房
性ナトリウム利尿ペプチド分解酵素(Neutral
Endopeptidase:NEP−24,11 以
下、NEPと略記する。)およびアンジオテンシンI変
換酵素(以下、ACEと略記する。)阻害剤が注目され
てきている。心房性ナトリウムリ利尿ペプチド(Art
erial NatriureticPeptide:
以下、ANPと略記する。)は生体内に存在するホルモ
ンで、強力な水・ナトリウム利尿作用および血管拡張作
用などを示すほか、交感神経抑制によるノルエピネフリ
ン遊離抑制作用、腎からのレニン分泌抑制作用、副腎か
らのアルドステロン分泌抑制作用、さらには、静脈にお
ける水透過性を亢進させることによる灌流低下作用など
も示す。これらのANPの作用は、前負荷の上昇を伴う
鬱血性心不全患者に好ましく、さらに高血圧症の治療に
も好ましい作用であると考えられている。しかし、AN
Pはペプチドであるため、経口投与が不可能な上に、代
謝的安定性も低く、臨床での使用は急性期に限られてい
る。また、長期投与による作用の減弱化も報告されてお
り、その使用には注意が必要である。そこで、ANPの
上記の特徴をふまえ、経口投与型のANP関連製剤とし
て注目を集めてきたのが、先に述べたANP分解酵素阻
害剤(以下、NEP阻害剤と略記する。)である。NE
P阻害剤は心不全患者への投与により血中ANP濃度を
上昇させ、ナトリウム利尿作用を示すことが報告されて
いる。しかしながら、既存のNEP阻害剤の心血行動態
に対する作用は軽微であり、その前負荷および後負荷軽
減作用は明確ではない。一方、血管拡張薬の一つである
ACE阻害剤は、心不全の憎悪因子であるアンジオテン
シンII(以下、AT−IIと略記する。)の生成を抑
制することにより、慢性心不全に対し、NYHA重症度
の有為な改善と運動耐容能の向上を示し、延命効果も含
めその有用性が証明されている。しかし、既存のACE
阻害剤の有効率は必ずしも高いものではなく、個々の患
者により、その効果のばらつきは大きい。また、低血圧
症を起こすなどの副作用を有するため、腎機能低下患者
ではその投与が制限されている。以上述べたように、N
EP阻害剤およびACE阻害剤は心不全治療薬として注
目されているが、既存のNEP阻害剤およびACE阻害
剤はいずれも有用性の点で限界がある。そこで、両阻害
剤の長所を合わせ持つ薬剤の研究が盛んになっている。
性ナトリウム利尿ペプチド分解酵素(Neutral
Endopeptidase:NEP−24,11 以
下、NEPと略記する。)およびアンジオテンシンI変
換酵素(以下、ACEと略記する。)阻害剤が注目され
てきている。心房性ナトリウムリ利尿ペプチド(Art
erial NatriureticPeptide:
以下、ANPと略記する。)は生体内に存在するホルモ
ンで、強力な水・ナトリウム利尿作用および血管拡張作
用などを示すほか、交感神経抑制によるノルエピネフリ
ン遊離抑制作用、腎からのレニン分泌抑制作用、副腎か
らのアルドステロン分泌抑制作用、さらには、静脈にお
ける水透過性を亢進させることによる灌流低下作用など
も示す。これらのANPの作用は、前負荷の上昇を伴う
鬱血性心不全患者に好ましく、さらに高血圧症の治療に
も好ましい作用であると考えられている。しかし、AN
Pはペプチドであるため、経口投与が不可能な上に、代
謝的安定性も低く、臨床での使用は急性期に限られてい
る。また、長期投与による作用の減弱化も報告されてお
り、その使用には注意が必要である。そこで、ANPの
上記の特徴をふまえ、経口投与型のANP関連製剤とし
て注目を集めてきたのが、先に述べたANP分解酵素阻
害剤(以下、NEP阻害剤と略記する。)である。NE
P阻害剤は心不全患者への投与により血中ANP濃度を
上昇させ、ナトリウム利尿作用を示すことが報告されて
いる。しかしながら、既存のNEP阻害剤の心血行動態
に対する作用は軽微であり、その前負荷および後負荷軽
減作用は明確ではない。一方、血管拡張薬の一つである
ACE阻害剤は、心不全の憎悪因子であるアンジオテン
シンII(以下、AT−IIと略記する。)の生成を抑
制することにより、慢性心不全に対し、NYHA重症度
の有為な改善と運動耐容能の向上を示し、延命効果も含
めその有用性が証明されている。しかし、既存のACE
阻害剤の有効率は必ずしも高いものではなく、個々の患
者により、その効果のばらつきは大きい。また、低血圧
症を起こすなどの副作用を有するため、腎機能低下患者
ではその投与が制限されている。以上述べたように、N
EP阻害剤およびACE阻害剤は心不全治療薬として注
目されているが、既存のNEP阻害剤およびACE阻害
剤はいずれも有用性の点で限界がある。そこで、両阻害
剤の長所を合わせ持つ薬剤の研究が盛んになっている。
【0003】WO96/02549A1には上記両阻害
剤の長所を合わせ持ち、経口投与が可能で、且つ代謝的
安定性も良好であり、心不全や高血圧症に対して極めて
優れて有効性が期待される化合物として、一般式(A)
剤の長所を合わせ持ち、経口投与が可能で、且つ代謝的
安定性も良好であり、心不全や高血圧症に対して極めて
優れて有効性が期待される化合物として、一般式(A)
【0004】
【化68】
【0005】(式中、R21は水素原子又はチオール基の
保護基を意味する。R22は水素原子、低級アルキル基、
置換基を有していてもよいヘテロアリール基、低級アル
コキシ基、低級アルキルチオ基を意味する。R23、
R24、およびR25は同一又は相異なる水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、置
換基を有していてもよいアリール基、置換基を有してい
てもよいヘテロアリール基を意味する。また、R23、R
24又はR25は、それらが結合している炭素原子と一緒に
なって、環を形成していてもよい。但し、R23、R24、
およびR25がいずれも水素原子である場合は除くものと
する。R26およびR27は同一又は相異なる水素原子、低
級アルキル基を意味する。R28は水素原子又はカルボキ
シル基の保護基を意味する。n、mは独立して0又は
1、2を意味する。)で示される化合物群が開示されて
いる。なかでも一般式(A’)
保護基を意味する。R22は水素原子、低級アルキル基、
置換基を有していてもよいヘテロアリール基、低級アル
コキシ基、低級アルキルチオ基を意味する。R23、
R24、およびR25は同一又は相異なる水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、置
換基を有していてもよいアリール基、置換基を有してい
てもよいヘテロアリール基を意味する。また、R23、R
24又はR25は、それらが結合している炭素原子と一緒に
なって、環を形成していてもよい。但し、R23、R24、
およびR25がいずれも水素原子である場合は除くものと
する。R26およびR27は同一又は相異なる水素原子、低
級アルキル基を意味する。R28は水素原子又はカルボキ
シル基の保護基を意味する。n、mは独立して0又は
1、2を意味する。)で示される化合物群が開示されて
いる。なかでも一般式(A’)
【0006】
【化69】
【0007】(式中、R30は水素原子又はチオール基の
保護基を、R31は低級アルキル基を、R32は水素原子又
はカルボキシル基の保護基を意味する。)で表される化
合物群がより優れた効果を発揮することが開示されてい
る。この一般式(A’)を有する化合物の基本的な合成
法は、環状のアミン化合物(B)
保護基を、R31は低級アルキル基を、R32は水素原子又
はカルボキシル基の保護基を意味する。)で表される化
合物群がより優れた効果を発揮することが開示されてい
る。この一般式(A’)を有する化合物の基本的な合成
法は、環状のアミン化合物(B)
【0008】
【化70】
【0009】(式中、R31およびR32は前記を意味す
る。)と側鎖の部分に相当する一般式(C)
る。)と側鎖の部分に相当する一般式(C)
【0010】
【化71】
【0011】(式中、R33はチオール基の保護基を意味
する。)で表されるチオール基が保護された(2S,3
S)−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸との縮合
反応である。WO96/02549A1では置換基R31
のR配位およびS配位の化合物は縮合後それぞれの光学
活性体に分離されている。また環状アミン化合物(B)
における9位の置換基R31のS配位およびR配位の光学
活性体についても若干開示されている。しかし、何れの
方法にせよ、WO96/02549A1に開示されてい
る方法はR体に比べS体の方の生成比率が高いので、R
体が必要な場合には有利な方法とは言えない。また、好
ましい化合物の側鎖部分に相当するチオール基が保護さ
れた(2S,3S)−2−メルカプト−3−メチルペン
タン酸(C)の製造方法はWO94/28901A1に
開示されてはいるが、出発原料として高価なD−アロ−
イソロイシンが使用されており、この化合物の製造法も
工業的に有利とは言えない。
する。)で表されるチオール基が保護された(2S,3
S)−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸との縮合
反応である。WO96/02549A1では置換基R31
のR配位およびS配位の化合物は縮合後それぞれの光学
活性体に分離されている。また環状アミン化合物(B)
における9位の置換基R31のS配位およびR配位の光学
活性体についても若干開示されている。しかし、何れの
方法にせよ、WO96/02549A1に開示されてい
る方法はR体に比べS体の方の生成比率が高いので、R
体が必要な場合には有利な方法とは言えない。また、好
ましい化合物の側鎖部分に相当するチオール基が保護さ
れた(2S,3S)−2−メルカプト−3−メチルペン
タン酸(C)の製造方法はWO94/28901A1に
開示されてはいるが、出発原料として高価なD−アロ−
イソロイシンが使用されており、この化合物の製造法も
工業的に有利とは言えない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記一般式
(B)で表される9位の置換基R31がR配位である光学
活体を高収率で、操作性良く低コストで合成できる工業
的製造方法の確立およびチオール基が保護された(2
S,3S)−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸
(C)の安価な製造方法の確立が本発明の課題である。
(B)で表される9位の置換基R31がR配位である光学
活体を高収率で、操作性良く低コストで合成できる工業
的製造方法の確立およびチオール基が保護された(2
S,3S)−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸
(C)の安価な製造方法の確立が本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の状況
に鑑み、より重要な中間体である一般式(B)で表され
るアミノ酸誘導体の9位の置換基R31のR配位の光学活
性体の工業的製造方法、一般式(C)で表されるチオー
ル基が保護された(2S,3S)−2−メルカプト−3
−メチルペンタン酸の安価な原料からの製造方法および
これらの縮合方法について鋭意検討を重ねた。そして、
アミノアジピン酸あるいは2−ピペリジンカルボン酸か
ら得られる(2S)−N−CO2-R40−6−オキソ−2
−ピペリジンカルボン酸(R40は置換基を有していても
よい直鎖又は分枝低級アルキル基、置換基を有していて
もよいシクロアルキル基、直鎖又は分枝低級アルキルシ
リル基、置換基を有していてもよいフェナシル基、ビニ
ル基又はアリル基を意味する。)のエステル誘導体のア
ルキル化を経由する該アミノ酸誘導体の製造方法が、一
般式(B)で表されるアミノ酸誘導体の9位の置換基R
31のR配位の光学活性体の効率的製造方法であることを
見いだした。この場合、NH基の保護基はアシル基では
なくWO96/02549A1には具体的に開示されて
いない−CO 2-R40(R40は置換基を有していてもよい
直鎖又は分枝低級アルキル基、置換基を有していてもよ
いシクロアルキル基、直鎖又は分枝低級アルキルシリル
基、置換基を有していてもよいフェナシル基、ビニル基
又はアリル基を意味する。)である。また、チオール基
が保護されている(2S,3S)−2−メルカプト−3
−メチルペンタン酸の製造方法についても、安価なL−
イソロイシンを出発原料として用い、低コストで製造す
る方法を見いだした。即ち、本発明は、一般式(VI
I)
に鑑み、より重要な中間体である一般式(B)で表され
るアミノ酸誘導体の9位の置換基R31のR配位の光学活
性体の工業的製造方法、一般式(C)で表されるチオー
ル基が保護された(2S,3S)−2−メルカプト−3
−メチルペンタン酸の安価な原料からの製造方法および
これらの縮合方法について鋭意検討を重ねた。そして、
アミノアジピン酸あるいは2−ピペリジンカルボン酸か
ら得られる(2S)−N−CO2-R40−6−オキソ−2
−ピペリジンカルボン酸(R40は置換基を有していても
よい直鎖又は分枝低級アルキル基、置換基を有していて
もよいシクロアルキル基、直鎖又は分枝低級アルキルシ
リル基、置換基を有していてもよいフェナシル基、ビニ
ル基又はアリル基を意味する。)のエステル誘導体のア
ルキル化を経由する該アミノ酸誘導体の製造方法が、一
般式(B)で表されるアミノ酸誘導体の9位の置換基R
31のR配位の光学活性体の効率的製造方法であることを
見いだした。この場合、NH基の保護基はアシル基では
なくWO96/02549A1には具体的に開示されて
いない−CO 2-R40(R40は置換基を有していてもよい
直鎖又は分枝低級アルキル基、置換基を有していてもよ
いシクロアルキル基、直鎖又は分枝低級アルキルシリル
基、置換基を有していてもよいフェナシル基、ビニル基
又はアリル基を意味する。)である。また、チオール基
が保護されている(2S,3S)−2−メルカプト−3
−メチルペンタン酸の製造方法についても、安価なL−
イソロイシンを出発原料として用い、低コストで製造す
る方法を見いだした。即ち、本発明は、一般式(VI
I)
【0013】
【化72】
【0014】(式中、R1 およびR2 は同一又は相異な
り置換基を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル
基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖
又は分枝低級アルキルシリル基、置換基を有していても
よいフェナシル基、ビニル基又はアリル基を意味す
る。)で示される(2S)−6−オキソ−2−ピペリジ
ンカルボン酸誘導体をアルキル化し、一般式(I)
り置換基を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル
基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖
又は分枝低級アルキルシリル基、置換基を有していても
よいフェナシル基、ビニル基又はアリル基を意味す
る。)で示される(2S)−6−オキソ−2−ピペリジ
ンカルボン酸誘導体をアルキル化し、一般式(I)
【0015】
【化73】
【0016】(式中、R1およびR2は前記を意味し、R
3は直鎖または分枝低級アルキル基を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボン酸誘導体を得、これを還元し、一般式
(II’)
3は直鎖または分枝低級アルキル基を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボン酸誘導体を得、これを還元し、一般式
(II’)
【0017】
【化74】
【0018】(式中、R1、R2およびR3は前記を意味
する。)で示される(2S)−5−アルキル−6−ヒド
ロキシ−2−ピペリジンカルボン酸誘導体とし、これに
カルボキシ基が保護基を有していてもよいシステインと
反応させるか、又は一般式(II”)
する。)で示される(2S)−5−アルキル−6−ヒド
ロキシ−2−ピペリジンカルボン酸誘導体とし、これに
カルボキシ基が保護基を有していてもよいシステインと
反応させるか、又は一般式(II”)
【化75】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味し、R4’は低
級アルキル基を意味する。)で示される(2S)−5−
アルキル−6−アルコキシ−2−ピペリジンカルボン酸
誘導体とカルボキシ基が保護基を有していてもよいシス
テインと反応させて、一般式(III)
級アルキル基を意味する。)で示される(2S)−5−
アルキル−6−アルコキシ−2−ピペリジンカルボン酸
誘導体とカルボキシ基が保護基を有していてもよいシス
テインと反応させて、一般式(III)
【0019】
【化76】
【0020】(式中、R1、R2およびR3は前記を意味
し、R5は水素原子又は低級アルキル基を、R5は直鎖ま
たは分枝低級アルキル基を意味する。)で示される(2
RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4−置換アミ
ノ−4−カルボキシ−1−アルキルブチル]チアゾリジ
ン−4−カルボン酸のジエステル誘導体とし、選択的に
R1を脱離して、一般式(IV)
し、R5は水素原子又は低級アルキル基を、R5は直鎖ま
たは分枝低級アルキル基を意味する。)で示される(2
RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4−置換アミ
ノ−4−カルボキシ−1−アルキルブチル]チアゾリジ
ン−4−カルボン酸のジエステル誘導体とし、選択的に
R1を脱離して、一般式(IV)
【0021】
【化77】
【0022】(式中、R2、R3およびR5は前記を意味
する。)で示される(2RS,4R)−2−[(1R
S,4S)−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体を
得、閉環することを特徴とする一般式(V)
する。)で示される(2RS,4R)−2−[(1R
S,4S)−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体を
得、閉環することを特徴とする一般式(V)
【0023】
【化78】
【0024】(式中、R2、R3およびR5は前記を意味
する。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−9
−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2
−a]アゼピンのカルバメート誘導体の製造方法であ
り、さらに、上記一般式(V)のR5を脱離し、一般式
(VI)
する。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−9
−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2
−a]アゼピンのカルバメート誘導体の製造方法であ
り、さらに、上記一般式(V)のR5を脱離し、一般式
(VI)
【0025】
【化79】
【0026】(式中、R2およびR3は前記を意味す
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸のカルバメート誘導体に
導き、次にR2を脱離するか、あるいは先にR2を脱離し
て一般式(XI)
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸のカルバメート誘導体に
導き、次にR2を脱離するか、あるいは先にR2を脱離し
て一般式(XI)
【0027】
【化80】
【0028】(式中、R3およびR5は前記を意味す
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6−
アミノ−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾ
ロ[3,2−a]アゼピン誘導体に導き、次にR5を脱
離するというようにR2およびR5の脱離順序を入れ換え
るか、あるいはR2およびR5を一度に脱離して、一般式
(VIII)
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6−
アミノ−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾ
ロ[3,2−a]アゼピン誘導体に導き、次にR5を脱
離するというようにR2およびR5の脱離順序を入れ換え
るか、あるいはR2およびR5を一度に脱離して、一般式
(VIII)
【0029】
【化81】
【0030】(式中、R3は前記を意味する。)で示さ
れる(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体を得、これに一般
式(IX)
れる(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体を得、これに一般
式(IX)
【0031】
【化82】
【0032】(式中、R6は前記を意味する。)で示さ
れる(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペン
タン酸又はその酸の反応性誘導体とを反応させることを
特徴とする一般式(X)
れる(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペン
タン酸又はその酸の反応性誘導体とを反応させることを
特徴とする一般式(X)
【0033】
【化83】
【0034】(式中、R3およびR5は前記を意味す
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6−
[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1
−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸誘導体の製造方法およびその中間体に関する
ものである。また先の一般式(XI)で示される化合物
に一般式(IX)で示される(2S,3S)−2−アシ
ルチオ−3−メチルペンタン酸又はその反応性誘導体を
反応させて一般式(XII)
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6−
[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1
−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸誘導体の製造方法およびその中間体に関する
ものである。また先の一般式(XI)で示される化合物
に一般式(IX)で示される(2S,3S)−2−アシ
ルチオ−3−メチルペンタン酸又はその反応性誘導体を
反応させて一般式(XII)
【0035】
【化84】
【0036】(式中、R3、R5およびR6は前記を意味
する。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体のエステル体とし、R5を選択的に
脱離して一般式(X)で示される化合物に導く製造方法
および一般式(XII)のR5およびR6を同時に脱離し
て一般式(XIII)とした後、再度−SH基をアシル
化して一般式(X)で示される化合物を製造する方法に
関する。さらに本発明は、安価なL−イソロイシンを出
発原料として用い、一般式(IX)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸を製造
する方法に関する。
する。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体のエステル体とし、R5を選択的に
脱離して一般式(X)で示される化合物に導く製造方法
および一般式(XII)のR5およびR6を同時に脱離し
て一般式(XIII)とした後、再度−SH基をアシル
化して一般式(X)で示される化合物を製造する方法に
関する。さらに本発明は、安価なL−イソロイシンを出
発原料として用い、一般式(IX)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸を製造
する方法に関する。
【0037】本発明において、新規な中間体である(2
RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4−置換アミ
ノ−4−カルボキシ−1−アルキルブチル]チアゾリジ
ン−4−カルボン酸のジエステル誘導体、(2RS,4
R)−2−[(1RS,4S)−カルボキシブチル]チ
アゾリジン誘導体および(3R,6S,9R,9aR)
−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸のカルバメー
ト誘導体は酸又は塩基の存在下に塩を形成しうるが、そ
れらの塩も本発明に包含されることは言うまでもない。
それらの塩として、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素
酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、トリフロロ酢酸塩あ
るいはメタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
等のスルホン酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属
塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩等
のアルキルアミン塩等を挙げることができる。また、
(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アル
キル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン−3−カルボン酸誘導体の塩を用いる(3R,
6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3S)−2−
アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミ
ノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体の製造
方法も本発明に含まれることは言うまでもない。それら
の塩として上記のものを挙げることができる。
RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4−置換アミ
ノ−4−カルボキシ−1−アルキルブチル]チアゾリジ
ン−4−カルボン酸のジエステル誘導体、(2RS,4
R)−2−[(1RS,4S)−カルボキシブチル]チ
アゾリジン誘導体および(3R,6S,9R,9aR)
−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸のカルバメー
ト誘導体は酸又は塩基の存在下に塩を形成しうるが、そ
れらの塩も本発明に包含されることは言うまでもない。
それらの塩として、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素
酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、トリフロロ酢酸塩あ
るいはメタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
等のスルホン酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属
塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩等
のアルキルアミン塩等を挙げることができる。また、
(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アル
キル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン−3−カルボン酸誘導体の塩を用いる(3R,
6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3S)−2−
アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミ
ノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体の製造
方法も本発明に含まれることは言うまでもない。それら
の塩として上記のものを挙げることができる。
【0038】本発明において、R3 およびR4 の定義に
みられる低級アルキル基とは、炭素数1−6の直鎖状ま
たは分枝状のアルキル基を意味する。例を挙げれば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基などを挙げることができる。
みられる低級アルキル基とは、炭素数1−6の直鎖状ま
たは分枝状のアルキル基を意味する。例を挙げれば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基などを挙げることができる。
【0039】R1、R2、R5およびR40の定義にみられ
る置換基を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル
基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1−
6の無置換低級アルキル基、クロロエチル基、ブロモエ
チル基、ヨー化エチル基、2,2−ジクロロエチル基、
2,2−ジブロモエチル基、2,2,2−トリクロロエ
チル基、2,2,2−トリブロモエチル基などの2−ハ
ロエチル基、ベンジル基、4−ニトロベンジル基、4−
ブロモベンジル基、2,4,6−トリメチルベンジル
基、4−メトキシベンジル基、3,5−ジメトキシベン
ジル基、1−メチル−1−フェニルエチル基、1−メチ
ル−1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル基、1
−メチル−1−(4−ビフェニリル)エチル基、ベンツ
ヒドリル基、などのアリールアルキル基、シクロプロピ
ルメチル基、1−メチル−1−シクロプロピルメチル
基、9−フロレニルメチル基、ジイソプロピルメチル
基、1,1−ジメチルプロピニル基、1,1−ジメチル
−3−(N,N−ジメチルカルボキサミド)プロピル
基、1,1−ジフェニル−3−(N,N−ジエチルアミ
ノ)プロピル基、1−メチル−1−(1−アダマンチ
ル)エチル基、1,1−ジメチル−2,2,2−トリク
ロロエチル基、1,1−ジメチル−2−シアノエチル
基、5−ベンツイソキサゾリルメチル基、1−メチル−
1−(4−ピリジル)エチル基などを意味する。
る置換基を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル
基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1−
6の無置換低級アルキル基、クロロエチル基、ブロモエ
チル基、ヨー化エチル基、2,2−ジクロロエチル基、
2,2−ジブロモエチル基、2,2,2−トリクロロエ
チル基、2,2,2−トリブロモエチル基などの2−ハ
ロエチル基、ベンジル基、4−ニトロベンジル基、4−
ブロモベンジル基、2,4,6−トリメチルベンジル
基、4−メトキシベンジル基、3,5−ジメトキシベン
ジル基、1−メチル−1−フェニルエチル基、1−メチ
ル−1−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル基、1
−メチル−1−(4−ビフェニリル)エチル基、ベンツ
ヒドリル基、などのアリールアルキル基、シクロプロピ
ルメチル基、1−メチル−1−シクロプロピルメチル
基、9−フロレニルメチル基、ジイソプロピルメチル
基、1,1−ジメチルプロピニル基、1,1−ジメチル
−3−(N,N−ジメチルカルボキサミド)プロピル
基、1,1−ジフェニル−3−(N,N−ジエチルアミ
ノ)プロピル基、1−メチル−1−(1−アダマンチ
ル)エチル基、1,1−ジメチル−2,2,2−トリク
ロロエチル基、1,1−ジメチル−2−シアノエチル
基、5−ベンツイソキサゾリルメチル基、1−メチル−
1−(4−ピリジル)エチル基などを意味する。
【0040】R1およびR2の定義における置換基を有し
ていてもよいシクロアルキル基とはシクロブチル基、1
−メチルシクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、1−メチルシクロヘキシル基などを意味す
る。R1、R2およびR5 の定義にみられる直鎖又は分枝
低級アルキルシリル基とはトリメチルシリル基、トリエ
チルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、イソプロ
ピルジメチルシリル基などを意味する。R1、R2、R5
およびR40の定義にみられる置換基を有していてもよい
フェナシル基とはフェナシル基、p−ブロモフェナシル
基、α−メチルフェナシル基、p−メトキシフェナシル
基などを意味する。
ていてもよいシクロアルキル基とはシクロブチル基、1
−メチルシクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、1−メチルシクロヘキシル基などを意味す
る。R1、R2およびR5 の定義にみられる直鎖又は分枝
低級アルキルシリル基とはトリメチルシリル基、トリエ
チルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、イソプロ
ピルジメチルシリル基などを意味する。R1、R2、R5
およびR40の定義にみられる置換基を有していてもよい
フェナシル基とはフェナシル基、p−ブロモフェナシル
基、α−メチルフェナシル基、p−メトキシフェナシル
基などを意味する。
【0041】R6の定義にみられるアシル基とは、ホル
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、アクリロイル
基、プロピオロイル基などの飽和あるいは不飽和脂肪酸
から誘導される基、シクロヘキシルカルボニル基、ベン
ゾイル基、トルオイル基、シンナモイル基、ナフトイル
基などの炭素環式カルボン酸から誘導される基、フロイ
ル基、テノイル基、ニコチノイル基などの複素環カルボ
ン酸から誘導される基、モルホリニルアセチル基、チオ
モルホリニルアセチル基などを意味する。
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、アクリロイル
基、プロピオロイル基などの飽和あるいは不飽和脂肪酸
から誘導される基、シクロヘキシルカルボニル基、ベン
ゾイル基、トルオイル基、シンナモイル基、ナフトイル
基などの炭素環式カルボン酸から誘導される基、フロイ
ル基、テノイル基、ニコチノイル基などの複素環カルボ
ン酸から誘導される基、モルホリニルアセチル基、チオ
モルホリニルアセチル基などを意味する。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる製造方法
の例について更に詳述する。
の例について更に詳述する。
【0043】
【化85】
【0044】(工程A)本工程は、(2S)−6−オキ
ソ−2−ピペリジンカルボン酸のエステル誘導体(1)
を非プロトン性溶媒中塩基の存在下にアルキル化剤でア
ルキル化する工程である。アルキル化剤としてはブロモ
アルキル、ヨー化アルキル等のハロゲン化アルキルが使
われる。塩基としてはn−ブチルリチュウム(n−Bu
Li)、リチュウムジイソプロピルアミド(LDA)、
リチュウムヘキサメチルジシラザン(LiHMDS)、
ナトリウムヘキサメチルジシラザン(NaHMDS)な
どが挙げられるがリチウムヘキサメチルジシラザン(L
iHMDS)あるいはナトリウムヘキサメチルジシラザ
ン(NaHMDS)が好ましい。非プロトン性溶媒とし
てはテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)、ジメ
チルアセタミド(DMA)、ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等を挙げる
ことができる。また反応は−40℃から−100℃で行
われる。 (工程B)本工程は、工程Aで得られた(2S)−5−
アルキル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボン酸のエ
ステル誘導体(2)のカルボニル基をヒドリド還元剤で
還元する工程である。ヒドリド還元剤としては水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、水素化リチウ
ムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水
素化トリ−t−ブトキシアルミニウム等を挙げることが
できる。反応は、還元剤の種類によるが、メタノール、
エタノール等のアルコール系溶媒からテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、酢酸エチル等の非プロトン性溶媒まで
広く使用できる。また、R4が低級アルキル基である化
合物はカルボニル基を還元して得られたヒドロキシ体を
低級アルコール溶媒中で酸で処理することにより得られ
る。 (工程C)本工程は、工程Bで得られた化合物(3)に
システイン又はそのエステル誘導体を反応させてチアゾ
リジン誘導体(4)を得る工程である。システインエス
テルの塩を用いた場合には、反応は酢酸ナトリウム等の
存在下に水−メタノール−酢酸等の混合溶媒中で行うの
が好ましいが、特に限定されることはない。また、反応
温度は0から100℃で行うことができるが、室温付近
が好ましい。 (工程D)本工程は、チアゾリジン誘導体(4)の鎖上
末端のカルボン酸の保護基R1を選択的に脱離し、モノ
カルボン酸誘導体(5)を得る工程である。R1、R2お
よびR5の種類およびその組み合わせにもよるが、脱離
条件としてトリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスル
ホン酸−アニソール、塩化水素−アニソール、ヨウ化ト
リメチルシリル、接触還元等を挙げることができる。例
えば、R1がベンジル基またはt−ブチル基で、R2がベ
ンツヒドリル基またはメチル基で、R5がメチル基の場
合はトリフロロ酢酸−アニソールが、R1がp−ニトロ
ベンジル基で、R2がt−ブチル基で、R5がメチル基で
ある場合は接触還元が好ましい。また、R1、だけがア
リル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在
下ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、R1のみを脱離することが可能である。 (工程E)本工程は、モノカルボン酸誘導体(5)を閉
環してパーヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導
体(6)を得る工程である。閉環に際しては縮合剤を用
いるのが好ましく、縮合剤として1−エトキシカルボニ
ル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、クロロ
炭酸エチル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、など
化合物(4)のカルボン酸基を反応性誘導体に変換でき
る試薬ならいずれも使用できる。最も好ましい試薬とし
ては1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−
ジヒドロキノリンまたはクロロ炭酸エチルを挙げること
ができる。反応溶媒としては酢酸エチル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等の非プロトン性溶媒が使用でき
る。
ソ−2−ピペリジンカルボン酸のエステル誘導体(1)
を非プロトン性溶媒中塩基の存在下にアルキル化剤でア
ルキル化する工程である。アルキル化剤としてはブロモ
アルキル、ヨー化アルキル等のハロゲン化アルキルが使
われる。塩基としてはn−ブチルリチュウム(n−Bu
Li)、リチュウムジイソプロピルアミド(LDA)、
リチュウムヘキサメチルジシラザン(LiHMDS)、
ナトリウムヘキサメチルジシラザン(NaHMDS)な
どが挙げられるがリチウムヘキサメチルジシラザン(L
iHMDS)あるいはナトリウムヘキサメチルジシラザ
ン(NaHMDS)が好ましい。非プロトン性溶媒とし
てはテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)、ジメ
チルアセタミド(DMA)、ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等を挙げる
ことができる。また反応は−40℃から−100℃で行
われる。 (工程B)本工程は、工程Aで得られた(2S)−5−
アルキル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボン酸のエ
ステル誘導体(2)のカルボニル基をヒドリド還元剤で
還元する工程である。ヒドリド還元剤としては水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、水素化リチウ
ムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水
素化トリ−t−ブトキシアルミニウム等を挙げることが
できる。反応は、還元剤の種類によるが、メタノール、
エタノール等のアルコール系溶媒からテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、酢酸エチル等の非プロトン性溶媒まで
広く使用できる。また、R4が低級アルキル基である化
合物はカルボニル基を還元して得られたヒドロキシ体を
低級アルコール溶媒中で酸で処理することにより得られ
る。 (工程C)本工程は、工程Bで得られた化合物(3)に
システイン又はそのエステル誘導体を反応させてチアゾ
リジン誘導体(4)を得る工程である。システインエス
テルの塩を用いた場合には、反応は酢酸ナトリウム等の
存在下に水−メタノール−酢酸等の混合溶媒中で行うの
が好ましいが、特に限定されることはない。また、反応
温度は0から100℃で行うことができるが、室温付近
が好ましい。 (工程D)本工程は、チアゾリジン誘導体(4)の鎖上
末端のカルボン酸の保護基R1を選択的に脱離し、モノ
カルボン酸誘導体(5)を得る工程である。R1、R2お
よびR5の種類およびその組み合わせにもよるが、脱離
条件としてトリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスル
ホン酸−アニソール、塩化水素−アニソール、ヨウ化ト
リメチルシリル、接触還元等を挙げることができる。例
えば、R1がベンジル基またはt−ブチル基で、R2がベ
ンツヒドリル基またはメチル基で、R5がメチル基の場
合はトリフロロ酢酸−アニソールが、R1がp−ニトロ
ベンジル基で、R2がt−ブチル基で、R5がメチル基で
ある場合は接触還元が好ましい。また、R1、だけがア
リル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在
下ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、R1のみを脱離することが可能である。 (工程E)本工程は、モノカルボン酸誘導体(5)を閉
環してパーヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導
体(6)を得る工程である。閉環に際しては縮合剤を用
いるのが好ましく、縮合剤として1−エトキシカルボニ
ル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、クロロ
炭酸エチル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、など
化合物(4)のカルボン酸基を反応性誘導体に変換でき
る試薬ならいずれも使用できる。最も好ましい試薬とし
ては1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−
ジヒドロキノリンまたはクロロ炭酸エチルを挙げること
ができる。反応溶媒としては酢酸エチル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等の非プロトン性溶媒が使用でき
る。
【0045】
【化86】
【0046】(工程F)本工程は、パーヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン誘導体(6)のチアゾリン環上
のカルボン酸の保護基を脱離する工程である。脱離試薬
はR2およびR5の種類により変わることがあるが、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水
酸化アルカリ金属類はいずれの保護基にも適用可能であ
る。R5がベンジル基やベンツヒドリル基のようなアリ
ールアルキル基又はt−ブチル基でR2がメチル基の場
合はトリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸
−アニソール、塩化水素−アニソール等が適用でき、ア
リールアルキル基などの場合には接触還元等により脱離
可能である。この他にもギ酸、三臭化ホウ素等が使用で
きる。溶媒としてはメタノール、エタノール、アセトニ
トリル、アセトン、テトラヒドロフラン等あるいはこれ
らの溶媒と水との混合溶媒又はジクロロメタン、クロロ
ホルム、水溶媒を挙げることができる。反応温度は−2
0℃から100℃の範囲である。また、R5のみがアリ
ル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下
ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、R5のみを脱離することが可能である。 (工程G)本工程はパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピンカルボン酸誘導体(7)のアミノ基の保護基、
−CO2R2、を脱離する工程である。脱離試薬としては
トリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−ア
ニソール、塩化水素−アニソール、ヨウ化トリメチルシ
ラン等および接触還元が利用できる。また、R2がアリ
ル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下
ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、アミノ体を得ることができる。反応溶媒
としてはテトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニト
リル等を挙げることができる。本工程では、目的のアミ
ノ体はトリフロロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、塩酸
塩、ヨウ化水素酸塩等の塩としても、あるいは遊離の塩
基としても得ることができる。 (工程H)本工程はパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン誘導体(6)から、パーヒドロチアゾロ[3,
2−a]アゼピンカルボン酸誘導体(7)を経ることな
く、同時に−CO2R2およびR5を脱離してアミノカル
ボン酸(8)を得る工程である。R2およびR5の種類お
よび組み合わせにもよるが、脱離試薬としてはトリフル
オロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−アニソー
ル、塩化水素−アニソール、ヨウ化トリメチルシラン、
Pd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下ギ酸−低級アルキ
ルアミン(例えば、トリエチルアミン)等および接触還
元が利用できる。例えば、R2およびR5がt−ブチル基
又はベンジル基の場合はトリフルオロ酢酸−アニソール
が、ともにアリル基の場合はPd触媒[例えば、Pd(PP
h3)4]存在下ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリ
エチルアミン)が、ともにベンジル基またはベンツヒド
リル基である場合はヨウ化トリメチルシラン又は接触還
元法が利用できる。 反応溶媒としてはテトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル、アセトニトリル等を挙げることがで
きる。 (工程I)本工程は、(3R,6S,9R,9aR)−
6−アミノ−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチ
アゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸(7)
と(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタ
ン酸 又はその酸の反応性誘導体とを反応させてアミド
結合を形成させ、(3R,6S,9R,9aR)−6−
[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1
−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸誘導体(9)を得る工程である。(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチルチオペンタン酸は
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニ
ルジイミダゾール、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド、2−エトキシ−1−エ
トキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン、ビルス
マイヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウ
ムクロリド)等の縮合剤の存在下に反応させてもよい。
またその反応性誘導体としては対称酸無水物・混合酸無
水物等の酸無水物、酸ハロゲン化物、N−ヒドロキシス
クシンイミド・N−ヒドロキシフタルイミド・1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール等とのエステル、アラルキル
チオールエステル、異項環チオールエステル、ニトロフ
ェニルエステル等を挙げることができる。混合酸無水物
の合成試薬としてはクロロ炭酸イソプロピル、クロロ炭
酸エチル、メタンスルホン酸クロリドまたはクロロ亜リ
ン酸ジエチル等を挙げることができる。酸クロリドの合
成試薬としては塩化チオニル、五塩化リン、ビルスマイ
ヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウムク
ロリド)等を挙げることができる。これらの試薬の中で
はビルスマイヤー試薬を用いるのが好ましい。本反応は
ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスル
ホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶
媒中、反応温度−50℃〜+50℃で行うことができ
る。また、化合物(9)を反応溶媒に溶解させるため及
びカルボン酸の保護を目的としてビストリメチルアセタ
ミド(BSA)を添加してもよい。 (工程J)本工程はチアゾロ[3,2−a]パーヒドロ
アゼピン誘導体(6)のアミノ基の保護基−CO2R2を
脱離して、(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸エステル誘導体(10)を得る工
程である。用いる試薬はR2およびR5の種類により異な
るが、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、ジメチルスル
フィド−メタンスルホン酸、トリフロロ酢酸、ヨウ化ト
リメチルシラン、トリエチルシラン、亜鉛末、H2/P
d−C、ニッケルカルボニル、パラジウム−ホスフィン
錯体等を挙げることができる。R2およびR5が直鎖の低
級アルキル基の場合にはジメチルスルフィド−メタンス
ルホン酸が好ましい。
[3,2−a]アゼピン誘導体(6)のチアゾリン環上
のカルボン酸の保護基を脱離する工程である。脱離試薬
はR2およびR5の種類により変わることがあるが、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水
酸化アルカリ金属類はいずれの保護基にも適用可能であ
る。R5がベンジル基やベンツヒドリル基のようなアリ
ールアルキル基又はt−ブチル基でR2がメチル基の場
合はトリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸
−アニソール、塩化水素−アニソール等が適用でき、ア
リールアルキル基などの場合には接触還元等により脱離
可能である。この他にもギ酸、三臭化ホウ素等が使用で
きる。溶媒としてはメタノール、エタノール、アセトニ
トリル、アセトン、テトラヒドロフラン等あるいはこれ
らの溶媒と水との混合溶媒又はジクロロメタン、クロロ
ホルム、水溶媒を挙げることができる。反応温度は−2
0℃から100℃の範囲である。また、R5のみがアリ
ル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下
ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、R5のみを脱離することが可能である。 (工程G)本工程はパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピンカルボン酸誘導体(7)のアミノ基の保護基、
−CO2R2、を脱離する工程である。脱離試薬としては
トリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−ア
ニソール、塩化水素−アニソール、ヨウ化トリメチルシ
ラン等および接触還元が利用できる。また、R2がアリ
ル基である場合はPd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下
ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミ
ン)で処理し、アミノ体を得ることができる。反応溶媒
としてはテトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニト
リル等を挙げることができる。本工程では、目的のアミ
ノ体はトリフロロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、塩酸
塩、ヨウ化水素酸塩等の塩としても、あるいは遊離の塩
基としても得ることができる。 (工程H)本工程はパーヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン誘導体(6)から、パーヒドロチアゾロ[3,
2−a]アゼピンカルボン酸誘導体(7)を経ることな
く、同時に−CO2R2およびR5を脱離してアミノカル
ボン酸(8)を得る工程である。R2およびR5の種類お
よび組み合わせにもよるが、脱離試薬としてはトリフル
オロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−アニソー
ル、塩化水素−アニソール、ヨウ化トリメチルシラン、
Pd触媒[例えば、Pd(PPh3)4]存在下ギ酸−低級アルキ
ルアミン(例えば、トリエチルアミン)等および接触還
元が利用できる。例えば、R2およびR5がt−ブチル基
又はベンジル基の場合はトリフルオロ酢酸−アニソール
が、ともにアリル基の場合はPd触媒[例えば、Pd(PP
h3)4]存在下ギ酸−低級アルキルアミン(例えば、トリ
エチルアミン)が、ともにベンジル基またはベンツヒド
リル基である場合はヨウ化トリメチルシラン又は接触還
元法が利用できる。 反応溶媒としてはテトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル、アセトニトリル等を挙げることがで
きる。 (工程I)本工程は、(3R,6S,9R,9aR)−
6−アミノ−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチ
アゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸(7)
と(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタ
ン酸 又はその酸の反応性誘導体とを反応させてアミド
結合を形成させ、(3R,6S,9R,9aR)−6−
[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1
−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸誘導体(9)を得る工程である。(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチルチオペンタン酸は
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニ
ルジイミダゾール、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド、2−エトキシ−1−エ
トキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン、ビルス
マイヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウ
ムクロリド)等の縮合剤の存在下に反応させてもよい。
またその反応性誘導体としては対称酸無水物・混合酸無
水物等の酸無水物、酸ハロゲン化物、N−ヒドロキシス
クシンイミド・N−ヒドロキシフタルイミド・1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール等とのエステル、アラルキル
チオールエステル、異項環チオールエステル、ニトロフ
ェニルエステル等を挙げることができる。混合酸無水物
の合成試薬としてはクロロ炭酸イソプロピル、クロロ炭
酸エチル、メタンスルホン酸クロリドまたはクロロ亜リ
ン酸ジエチル等を挙げることができる。酸クロリドの合
成試薬としては塩化チオニル、五塩化リン、ビルスマイ
ヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウムク
ロリド)等を挙げることができる。これらの試薬の中で
はビルスマイヤー試薬を用いるのが好ましい。本反応は
ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジメチルスル
ホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶
媒中、反応温度−50℃〜+50℃で行うことができ
る。また、化合物(9)を反応溶媒に溶解させるため及
びカルボン酸の保護を目的としてビストリメチルアセタ
ミド(BSA)を添加してもよい。 (工程J)本工程はチアゾロ[3,2−a]パーヒドロ
アゼピン誘導体(6)のアミノ基の保護基−CO2R2を
脱離して、(3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸エステル誘導体(10)を得る工
程である。用いる試薬はR2およびR5の種類により異な
るが、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、ジメチルスル
フィド−メタンスルホン酸、トリフロロ酢酸、ヨウ化ト
リメチルシラン、トリエチルシラン、亜鉛末、H2/P
d−C、ニッケルカルボニル、パラジウム−ホスフィン
錯体等を挙げることができる。R2およびR5が直鎖の低
級アルキル基の場合にはジメチルスルフィド−メタンス
ルホン酸が好ましい。
【0047】
【化87】
【0048】(工程K)本工程は(3R,6S,9R,
9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボ
ン酸エステル誘導体(10)のアミノ基に(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸 又はそ
の酸の反応性誘導体を作用させて、(3R,6S,9
R,9aR)−6−[[(2S,3S)−2−アシルチ
オ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸のエステル誘導体(1
1)を得る工程である。(2S,3S)−2−アシルチ
オ−3−メチルペンタン酸はN,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2
−ジヒドロキノリン、ビルスマイヤー試薬(N,N−ジ
メチルクロロホルムイミニウムクロリド)等の縮合剤の
存在下に反応させてもよい。またその反応性誘導体とし
ては対称酸無水物・混合酸無水物等の酸無水物、酸ハロ
ゲン化物、N−ヒドロキシスクシンイミド・N−ヒドロ
キシフタルイミド・1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
等とのエステル、アラルキルチオールエステル、異項環
チオールエステル、ニトロフェニルエステル等を挙げる
ことができる。本反応はジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の
不活性溶媒中、反応温度−50℃〜+50℃で行うこと
ができる。 (工程L)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸のエステル誘導体(11)のアシル基とカ
ルボン酸の保護基を加水分解して脱離し、(3R,6
S,9R,9aR)−6−[[(2S,3S)−3−メ
チル−2−メルカプト−1−オキソペンチル]アミノ]
−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体(1
2)を得る工程である。水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化リチウムの水溶液あるいは低級アルコール
溶液、又は含水低級アルコール溶液を作用させて行われ
る。 (工程M)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−3−メチル−2−メルカプト−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体(12)の−SH基をアシル化し、
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体(9)を得る工程である。反応は通常用いられる方法
により行われる。化合物(12)と所望するアシル基に
対応する有機酸とを無水塩化コバルト、N,N’−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾー
ル、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド、2−エトキシ−1−エトキシカルボニ
ル−1,2−ジヒドロキノリン等の縮合剤の存在下に反
応させるか、その有機酸の反応性誘導体とを反応させて
もよい。酸の反応性誘導体としては対称酸無水物・混合
酸無水物等の酸無水物、酸ハロゲン化物、N−ヒドロキ
シスクシンイミド・N−ヒドロキシフタルイミド・1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール等とのエステル、アラル
キルチオールエステル、異項環チオールエステル、ニト
ロフェニルエステル等を挙げることができる。混合酸無
水物の合成試薬としてはクロロ炭酸イソプロピル、クロ
ロ炭酸エチル、メタンスルホン酸クロリドまたはクロロ
亜リン酸ジエチル等を挙げることができる。酸クロリド
の合成試薬としては塩化チオニル、五塩化リン、ビルス
マイヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウ
ムクロリド)等を挙げることができる。これらの試薬の
中ではビルスマイヤー試薬を用いるのが好ましい。本反
応はジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、反応
温度−50℃〜+50℃で行うことができる。 (工程N)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸のエステル誘導体(11)のエステル部分
のR5のみを脱離して、(3R,6S,9R,9aR)
−6−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチ
ル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体(9)を得る工程である。この
工程はR5により脱離に用いる試薬は異なる。例えば、
R5がt−ブチル基の場合は臭化水素酸、ベンジル基、
p−ニトロベンジル基、ベンツヒドリル基の場合は接触
還元(例えば、H2−Pd)、アリル基の場合はパラジ
ウムのホスフィン錯体[例えば、Pd(PPh3)4]存在下ギ
酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミン)
が用いられる。チオール基が保護された(2S,3S)
−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸の一般的製造
方法は以下の通りである。
9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボ
ン酸エステル誘導体(10)のアミノ基に(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸 又はそ
の酸の反応性誘導体を作用させて、(3R,6S,9
R,9aR)−6−[[(2S,3S)−2−アシルチ
オ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−
アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボン酸のエステル誘導体(1
1)を得る工程である。(2S,3S)−2−アシルチ
オ−3−メチルペンタン酸はN,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2
−ジヒドロキノリン、ビルスマイヤー試薬(N,N−ジ
メチルクロロホルムイミニウムクロリド)等の縮合剤の
存在下に反応させてもよい。またその反応性誘導体とし
ては対称酸無水物・混合酸無水物等の酸無水物、酸ハロ
ゲン化物、N−ヒドロキシスクシンイミド・N−ヒドロ
キシフタルイミド・1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
等とのエステル、アラルキルチオールエステル、異項環
チオールエステル、ニトロフェニルエステル等を挙げる
ことができる。本反応はジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の
不活性溶媒中、反応温度−50℃〜+50℃で行うこと
ができる。 (工程L)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸のエステル誘導体(11)のアシル基とカ
ルボン酸の保護基を加水分解して脱離し、(3R,6
S,9R,9aR)−6−[[(2S,3S)−3−メ
チル−2−メルカプト−1−オキソペンチル]アミノ]
−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導体(1
2)を得る工程である。水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化リチウムの水溶液あるいは低級アルコール
溶液、又は含水低級アルコール溶液を作用させて行われ
る。 (工程M)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−3−メチル−2−メルカプト−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体(12)の−SH基をアシル化し、
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体(9)を得る工程である。反応は通常用いられる方法
により行われる。化合物(12)と所望するアシル基に
対応する有機酸とを無水塩化コバルト、N,N’−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾー
ル、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド、2−エトキシ−1−エトキシカルボニ
ル−1,2−ジヒドロキノリン等の縮合剤の存在下に反
応させるか、その有機酸の反応性誘導体とを反応させて
もよい。酸の反応性誘導体としては対称酸無水物・混合
酸無水物等の酸無水物、酸ハロゲン化物、N−ヒドロキ
シスクシンイミド・N−ヒドロキシフタルイミド・1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール等とのエステル、アラル
キルチオールエステル、異項環チオールエステル、ニト
ロフェニルエステル等を挙げることができる。混合酸無
水物の合成試薬としてはクロロ炭酸イソプロピル、クロ
ロ炭酸エチル、メタンスルホン酸クロリドまたはクロロ
亜リン酸ジエチル等を挙げることができる。酸クロリド
の合成試薬としては塩化チオニル、五塩化リン、ビルス
マイヤー試薬(N,N−ジメチルクロロホルムイミニウ
ムクロリド)等を挙げることができる。これらの試薬の
中ではビルスマイヤー試薬を用いるのが好ましい。本反
応はジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、反応
温度−50℃〜+50℃で行うことができる。 (工程N)本工程は(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−
1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸のエステル誘導体(11)のエステル部分
のR5のみを脱離して、(3R,6S,9R,9aR)
−6−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチ
ル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体(9)を得る工程である。この
工程はR5により脱離に用いる試薬は異なる。例えば、
R5がt−ブチル基の場合は臭化水素酸、ベンジル基、
p−ニトロベンジル基、ベンツヒドリル基の場合は接触
還元(例えば、H2−Pd)、アリル基の場合はパラジ
ウムのホスフィン錯体[例えば、Pd(PPh3)4]存在下ギ
酸−低級アルキルアミン(例えば、トリエチルアミン)
が用いられる。チオール基が保護された(2S,3S)
−2−メルカプト−3−メチルペンタン酸の一般的製造
方法は以下の通りである。
【0049】
【化88】
【0050】(工程O)本工程はL−イソロイシン(1
3)のアミノ基を、ジアゾニウム塩を経由し水酸基に変
換する工程である。鉱酸水溶液中亜硝酸ナトリウムを作
用させることにより行われる。又は酢酸中亜硝酸ナトリ
ウムを作用させてアセテートとした後、加水分解するこ
とにより行われる。 (工程P)本工程は工程Oで得られた(2S,3S)−
2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン酸(14)のカル
ボキシル基を保護する工程である。例えば、酸の存在下
に低級アルコールあるいはアラルキルアルコールを作用
させるか、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等の溶媒中塩基の存在下にベンジル
ブロミド、ジフェニルブロモメタン、トリフェニルブロ
モメタン、トリメチルシリルブロミド等を作用させるこ
とにより行われる。 (工程Q)本工程はカルボキシル基の保護基を有する
(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン
酸(15)の水酸基をR配位に反転させながらハロゲン
原子に変換する工程である。立体反転的にハロゲン化を
行う方法であれば、通常用いられるいかなる方法でもよ
い。例えば、(i) テトラヒドロフランなどの有機溶媒
中、アゾジカルボン酸ジアルキル、トリフェニルホスフ
ィン及び臭化亜鉛あるいはヨウ化亜鉛と反応させる方法
(ii) アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または
ジクロロメタン等の有機溶媒中、ピリジンなどの塩基の
存在下あるいは非存在下に、トリアルキルホスフィン、
トリフェニルホスフィンまたは亜リン酸トリフェニル等
の有機リン化合物及びN−ハロスクシイミド、臭素また
はヨウ素等のハロゲン化合物を反応させる方法 (iii)
ジクロロメタン等の不活性溶媒中、ピリジンまたはトリ
エチルアミン等の塩基の存在下に、トシル酸クロリドあ
るいはトリフルオロメタンスルホン酸無水物などと反応
させスルホン酸エステルとした後、リチウムハライド等
のハロゲン化試薬を反応させる方法(iv)ジメチルホル
ムアミドの存在下あるいは非存在下に三臭化リン、オキ
シ臭化リンまたは臭化チオニルとを反応させる方法など
を挙げることができるが、特に (ii) の方法が好まし
く、なかでもトリフェニルホスフィンと臭素を用いる方
法が好ましい。 (工程R)本工程はカルボキシル基の保護基を有する
(2R,3S)−2−ブロモ−3−メチルペンタン酸
(16)の保護基を脱離する工程である。保護基の種類
により脱離試薬は異なるが、保護基が低級アルキル基の
場合は鉱酸水溶液が、ベンジル基やベンツヒドリル基の
ようなアリールアルキル基又はt−ブチル基等の場合は
トリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−ア
ニソール、塩化水素−アニソール等が適用でき、アリー
ルアルキル基などの場合には接触還元等により脱離可能
である。この他にもギ酸、三臭化ホウ素等が使用でき
る。溶媒としてはメタノール、エタノール、アセトニト
リル、アセトン、テトラヒドロフラン等あるいはこれら
の溶媒と水との混合溶媒又はジクロロメタン、クロロホ
ルム、水溶媒を挙げることができる。安価に行うには工
程Pで、保護基をメチル基とし、硫酸等の鉱酸の水溶液
で脱保護するのが好ましい。 (工程S)本工程は(2R,3S)−2−ブロモ−3−
メチルペンタン酸(17)のブロム基をアシルチオ化す
る工程である。反応は定法に従って行われるが、例え
ば、アセトニトリル、アセトンなどの極性溶媒中チオ酢
酸カリウム、チオ酢酸ナトリウムなどのチオカルボン酸
塩と反応させることにより、あるいは、炭酸カリウム、
炭酸セシウムなどの塩基の存在下にチオ酢酸、チオ安息
香酸などのチオカルボン酸を作用させることにより行わ
れる。
3)のアミノ基を、ジアゾニウム塩を経由し水酸基に変
換する工程である。鉱酸水溶液中亜硝酸ナトリウムを作
用させることにより行われる。又は酢酸中亜硝酸ナトリ
ウムを作用させてアセテートとした後、加水分解するこ
とにより行われる。 (工程P)本工程は工程Oで得られた(2S,3S)−
2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン酸(14)のカル
ボキシル基を保護する工程である。例えば、酸の存在下
に低級アルコールあるいはアラルキルアルコールを作用
させるか、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等の溶媒中塩基の存在下にベンジル
ブロミド、ジフェニルブロモメタン、トリフェニルブロ
モメタン、トリメチルシリルブロミド等を作用させるこ
とにより行われる。 (工程Q)本工程はカルボキシル基の保護基を有する
(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン
酸(15)の水酸基をR配位に反転させながらハロゲン
原子に変換する工程である。立体反転的にハロゲン化を
行う方法であれば、通常用いられるいかなる方法でもよ
い。例えば、(i) テトラヒドロフランなどの有機溶媒
中、アゾジカルボン酸ジアルキル、トリフェニルホスフ
ィン及び臭化亜鉛あるいはヨウ化亜鉛と反応させる方法
(ii) アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、または
ジクロロメタン等の有機溶媒中、ピリジンなどの塩基の
存在下あるいは非存在下に、トリアルキルホスフィン、
トリフェニルホスフィンまたは亜リン酸トリフェニル等
の有機リン化合物及びN−ハロスクシイミド、臭素また
はヨウ素等のハロゲン化合物を反応させる方法 (iii)
ジクロロメタン等の不活性溶媒中、ピリジンまたはトリ
エチルアミン等の塩基の存在下に、トシル酸クロリドあ
るいはトリフルオロメタンスルホン酸無水物などと反応
させスルホン酸エステルとした後、リチウムハライド等
のハロゲン化試薬を反応させる方法(iv)ジメチルホル
ムアミドの存在下あるいは非存在下に三臭化リン、オキ
シ臭化リンまたは臭化チオニルとを反応させる方法など
を挙げることができるが、特に (ii) の方法が好まし
く、なかでもトリフェニルホスフィンと臭素を用いる方
法が好ましい。 (工程R)本工程はカルボキシル基の保護基を有する
(2R,3S)−2−ブロモ−3−メチルペンタン酸
(16)の保護基を脱離する工程である。保護基の種類
により脱離試薬は異なるが、保護基が低級アルキル基の
場合は鉱酸水溶液が、ベンジル基やベンツヒドリル基の
ようなアリールアルキル基又はt−ブチル基等の場合は
トリフルオロ酢酸−アニソール、メタンスルホン酸−ア
ニソール、塩化水素−アニソール等が適用でき、アリー
ルアルキル基などの場合には接触還元等により脱離可能
である。この他にもギ酸、三臭化ホウ素等が使用でき
る。溶媒としてはメタノール、エタノール、アセトニト
リル、アセトン、テトラヒドロフラン等あるいはこれら
の溶媒と水との混合溶媒又はジクロロメタン、クロロホ
ルム、水溶媒を挙げることができる。安価に行うには工
程Pで、保護基をメチル基とし、硫酸等の鉱酸の水溶液
で脱保護するのが好ましい。 (工程S)本工程は(2R,3S)−2−ブロモ−3−
メチルペンタン酸(17)のブロム基をアシルチオ化す
る工程である。反応は定法に従って行われるが、例え
ば、アセトニトリル、アセトンなどの極性溶媒中チオ酢
酸カリウム、チオ酢酸ナトリウムなどのチオカルボン酸
塩と反応させることにより、あるいは、炭酸カリウム、
炭酸セシウムなどの塩基の存在下にチオ酢酸、チオ安息
香酸などのチオカルボン酸を作用させることにより行わ
れる。
【0051】
【実施例】以下に本発明の理解をさらに容易にするため
に実施例を掲げ得るが、本発明はこれに限定されないこ
とはいうまでもない。また実施例に先立って本発明製造
方法の原料となる化合物の製造例も示した。
に実施例を掲げ得るが、本発明はこれに限定されないこ
とはいうまでもない。また実施例に先立って本発明製造
方法の原料となる化合物の製造例も示した。
【0052】製造例1(2S)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボン酸
【0053】
【化89】
【0054】L-α-アミノアジピン酸(50g,0.30 mo
l)を酢酸(250mL)中で120℃6時間加熱攪拌
した。冷却後、溶媒を減圧留去し、さらに残渣にトルエ
ン(100mL)とエタノール(20mL)を加え溶解
した後、再び減圧濃縮した。残渣にTHF(200m
L)を加え攪拌し、析出する結晶を濾取して表記化合物
を32g得た(無色結晶、収率75%)。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.55−1.70 (2H, m), 1.70−1.8
4 (2H, m), 1.90−2.00(2H, m), 2.08−2.20 (2H, m),
3.94−3.98 (1H, m), 7.24 (1H, s)
l)を酢酸(250mL)中で120℃6時間加熱攪拌
した。冷却後、溶媒を減圧留去し、さらに残渣にトルエ
ン(100mL)とエタノール(20mL)を加え溶解
した後、再び減圧濃縮した。残渣にTHF(200m
L)を加え攪拌し、析出する結晶を濾取して表記化合物
を32g得た(無色結晶、収率75%)。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.55−1.70 (2H, m), 1.70−1.8
4 (2H, m), 1.90−2.00(2H, m), 2.08−2.20 (2H, m),
3.94−3.98 (1H, m), 7.24 (1H, s)
【0055】製造例2ジフェニルメチル (2S)−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボキシラート
ジンカルボキシラート
【0056】
【化90】
【0057】(2S)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボン酸(43g,0.30mol)をDMF(215mL)
に溶かし、氷浴中で冷却しながらジフェニルジアゾメタ
ン(61g,0.32mol)を溶かした酢酸エチル溶液(2
15mL)を滴下した。滴下終了後、室温にて18時間
攪拌し、さらに60℃で一時間攪拌した。酢酸エチル
(400mL)と水(400mL)を加え、有機層を分
離し、さらに有機層を水洗(300mLx2)、食塩水
洗(300mL)、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧
濃縮した。残渣を酢酸ブチル(50mL)に熱時溶解
し、イソプロピルエーテル(150mL)を加えて、析
出した結晶を濾取して表記化合物を70g得た(無色結
晶、収率76%)。 mp. 100−101 ℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.70−1.95 (3H, m), 2.05−2.45
(3H, m), 4.18−4.20 (1H, m), 6.17 (1H, s), 6.94 (1
H, s), 7.28−7.40 (10H, m)MS *m/z); 310 (MH+)
ルボン酸(43g,0.30mol)をDMF(215mL)
に溶かし、氷浴中で冷却しながらジフェニルジアゾメタ
ン(61g,0.32mol)を溶かした酢酸エチル溶液(2
15mL)を滴下した。滴下終了後、室温にて18時間
攪拌し、さらに60℃で一時間攪拌した。酢酸エチル
(400mL)と水(400mL)を加え、有機層を分
離し、さらに有機層を水洗(300mLx2)、食塩水
洗(300mL)、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧
濃縮した。残渣を酢酸ブチル(50mL)に熱時溶解
し、イソプロピルエーテル(150mL)を加えて、析
出した結晶を濾取して表記化合物を70g得た(無色結
晶、収率76%)。 mp. 100−101 ℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.70−1.95 (3H, m), 2.05−2.45
(3H, m), 4.18−4.20 (1H, m), 6.17 (1H, s), 6.94 (1
H, s), 7.28−7.40 (10H, m)MS *m/z); 310 (MH+)
【0058】製造例3ジフェニルメチル (S)−N−(ベンジルオキシカル
ボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラー
ト
ボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラー
ト
【0059】
【化91】
【0060】ジフェニルメチル (2S)−6−オキソ
−2−ピペリジンカルボキシラート(250g,0.81mo
l)をクロロベンゼン(3L)とTHF(2.5L)の混
液に溶解し、ドライアイスーアセトン浴で冷却した。こ
の溶液に1M LiHMDS 溶液(850mL、0.85mol)を
滴下して加え、ベンジルオキシカルボニルクロリド(1
41g,1mol)を含むTHF溶液(300mL)を滴下
した。1時間そのまま攪拌を続け、酢酸(150mL)
を含むクロロベンセン(40mL)溶液を加えた。0℃
まで温度を上昇させた後、トルエン(6L)を加え40
℃に加熱した。水(5L)で有機層を4回洗浄し、食塩
水(2L)で一回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥して、減圧濃縮した。残渣にエタノール(4L)を
加え結晶化した。析出した結晶を濾取し表記化合物を3
03g(無色結晶、収率85%)得た。 mp; 140−141℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.45−1.75 (2H, m), 1.98−2.10
(1H, m), 2.18−2.28 (1H, m), 2.42−2.58 (2H, m),
4.92−4.96 (1H, m), 5.10 (1H, d, J=12Hz), 5.24 (1
H, d, J=12Hz), 6.91 (1H, s), 7.25−7.38 (15H, m)MS
(m/z); 444 (MH+)
−2−ピペリジンカルボキシラート(250g,0.81mo
l)をクロロベンゼン(3L)とTHF(2.5L)の混
液に溶解し、ドライアイスーアセトン浴で冷却した。こ
の溶液に1M LiHMDS 溶液(850mL、0.85mol)を
滴下して加え、ベンジルオキシカルボニルクロリド(1
41g,1mol)を含むTHF溶液(300mL)を滴下
した。1時間そのまま攪拌を続け、酢酸(150mL)
を含むクロロベンセン(40mL)溶液を加えた。0℃
まで温度を上昇させた後、トルエン(6L)を加え40
℃に加熱した。水(5L)で有機層を4回洗浄し、食塩
水(2L)で一回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥して、減圧濃縮した。残渣にエタノール(4L)を
加え結晶化した。析出した結晶を濾取し表記化合物を3
03g(無色結晶、収率85%)得た。 mp; 140−141℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.45−1.75 (2H, m), 1.98−2.10
(1H, m), 2.18−2.28 (1H, m), 2.42−2.58 (2H, m),
4.92−4.96 (1H, m), 5.10 (1H, d, J=12Hz), 5.24 (1
H, d, J=12Hz), 6.91 (1H, s), 7.25−7.38 (15H, m)MS
(m/z); 444 (MH+)
【0061】製造例4(2S)−N−メトキシカルボニル−2−ピペリジンカ
ルボン酸
ルボン酸
【0062】
【化92】
【0063】4頚フラスコに(2S)−2−ピペリジン
カルボン酸(435g, 3.37mol)と水(6.5L)加え
て溶解させた後、攪拌下にNaHCO3 (849g, 10.11mo
l)を室温で徐々に加えた。この懸濁液を激しく攪拌し
ながら、室温でクロロ炭酸メチル(313mL, 4.04mol)
を75分かけて徐々に滴下し、滴下終了後一晩(18時
間)攪拌した。反応液を20Lの攪拌型抽出器にて酢酸
エチル(1L)で洗浄した。水層を分取しこれに酢酸エチ
ル(2.0L)とNaCl(1.5kg)を加えた。NaClで飽和
した後、濃塩酸(561mL,6.73mol)を攪拌下に徐々
に加え、系を酸性にしてから酢酸エチル層を分取した。
さらに水層を酢酸エチル(2.0L)で再抽出し、これら
の有機層を合してて飽和食塩水(1.0L)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウム(500g)で乾燥した。ろ過後、
ろ液をエバポレーターで濃縮後、真空ポンプ(40℃,2h
r)、真空ライン(室温,63hr)で乾燥し、表記化合物の粗
生成物564.9g(収率89.6%)を無色結晶として
得た。 mp 104−105℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.99 (0.6H, brd, J=4.5Hz),
4.85 (0.4H, br), 4.12(0.4H, brd, J=13.5Hz), 3.99
(0.6H, brd, J=12.0Hz), 3.74 (0.6x3H, s), 3.71 (0.4
x3H, s), 3.10−2.92 (1H, m), 2.34−2.18 (1H, m),
1.80−1.62 (3H,m), 1.52−1.24 (2H, m) HPLC RT=7.62,純度100%ee, condition CHIRACEL OF(4.6
x250mm,Lot.081-012-50306), hexane-iPrOH-TFA(90:10:
0.1), 1.5ml/min,UV 210nm,40℃FABMS (m/e) 188(MH+)
カルボン酸(435g, 3.37mol)と水(6.5L)加え
て溶解させた後、攪拌下にNaHCO3 (849g, 10.11mo
l)を室温で徐々に加えた。この懸濁液を激しく攪拌し
ながら、室温でクロロ炭酸メチル(313mL, 4.04mol)
を75分かけて徐々に滴下し、滴下終了後一晩(18時
間)攪拌した。反応液を20Lの攪拌型抽出器にて酢酸
エチル(1L)で洗浄した。水層を分取しこれに酢酸エチ
ル(2.0L)とNaCl(1.5kg)を加えた。NaClで飽和
した後、濃塩酸(561mL,6.73mol)を攪拌下に徐々
に加え、系を酸性にしてから酢酸エチル層を分取した。
さらに水層を酢酸エチル(2.0L)で再抽出し、これら
の有機層を合してて飽和食塩水(1.0L)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウム(500g)で乾燥した。ろ過後、
ろ液をエバポレーターで濃縮後、真空ポンプ(40℃,2h
r)、真空ライン(室温,63hr)で乾燥し、表記化合物の粗
生成物564.9g(収率89.6%)を無色結晶として
得た。 mp 104−105℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.99 (0.6H, brd, J=4.5Hz),
4.85 (0.4H, br), 4.12(0.4H, brd, J=13.5Hz), 3.99
(0.6H, brd, J=12.0Hz), 3.74 (0.6x3H, s), 3.71 (0.4
x3H, s), 3.10−2.92 (1H, m), 2.34−2.18 (1H, m),
1.80−1.62 (3H,m), 1.52−1.24 (2H, m) HPLC RT=7.62,純度100%ee, condition CHIRACEL OF(4.6
x250mm,Lot.081-012-50306), hexane-iPrOH-TFA(90:10:
0.1), 1.5ml/min,UV 210nm,40℃FABMS (m/e) 188(MH+)
【0064】製造例5t−ブチル (2S)−N−メトキシカルボニル−2−ピ
ペリジンカルボキシラート
ペリジンカルボキシラート
【0065】
【化93】
【0066】メカニカルエアースターラー、10Lバルー
ン(2ケ)付き三方コック、イソブテンガス導入用10Lバル
ーン付き三方コック、温度計の装着された10Lの4頚フラ
スコに、製造例3で得られた(2S)−N−メトキシカ
ルボニル−2−ピペリジンカルボン酸(564.15g,3.01mo
l,1eq.)と脱水CHCl3(5.0L)を加えて溶解させた。この溶
液を水浴で冷却し、濃硫酸(80ml, 1.51mol)を加え、攪
拌下にイソブテンガスガス(excess)を10Lバルーンを介
して30分かけて持続注入した(反応温度が、13℃−33
℃まで上昇した)。10Lバルーン内のイソブテンが消費さ
れたら、ボンベからイソブテンをバルーンに注入して補
った(3回繰り返した)。最初の注入から5時間後にTLC分
析(CHCl3/MeOH/ AcOH=90/9/1 or hexane/AcOEt=4/1,ア
ニスアルデヒド or PMA)によりほぼ反応が完結している
ことを確認した。真空ラインにより系内に残存したイソ
ブテンを留去した(30分)。20Lの攪拌型抽出器を用
い、反応溶液をNa2CO3水溶液(480g,4.53mol,1.5eq. /
4.5L-water)に注いで中和した。有機層を分取後飽和食
塩水(2.5L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム(1.5kg)で乾
燥した。ろ過後、ろ液を外温25−30℃で減圧濃縮した
(4時間)。得られた結晶を含む残渣をフラッシュシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:5kg、溶
出液:hexane-AcOEt(6:1)]により精製し、表記化合物
を無色油状物(後に冷凍保存中に結晶化した)として734.
0g(収率100%)得た。 mp 32−33℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ:4.81 (0.55H, br), 4.63
(0.45H, br), 4.07 (0.45H, brd, J=12.0Hz), 3.95 (0.
55H, brd, J=12.0Hz), 3.71 (0.55x3H, s), 3.69 (0.45
x3H, s), 3.10−2.90 (1H, m), 2.24−2.14 (1H, m),
1.72−1.56 (3H, m),1.46 (9H, s), 1.46−1.20 (2H,
m) HPLC RT=4.46,純度100%ee, condition CHIRACEL OF(4.6
x250mm,Lot.081-012-50306), hexane-iPrOH-TFA(90:10:
0.1), 1.5ml/min,UV 210nm,40℃ FABMS (m/e) 244(MH+) [α]D25−46.2°(C1.05,CHCl3)
ン(2ケ)付き三方コック、イソブテンガス導入用10Lバル
ーン付き三方コック、温度計の装着された10Lの4頚フラ
スコに、製造例3で得られた(2S)−N−メトキシカ
ルボニル−2−ピペリジンカルボン酸(564.15g,3.01mo
l,1eq.)と脱水CHCl3(5.0L)を加えて溶解させた。この溶
液を水浴で冷却し、濃硫酸(80ml, 1.51mol)を加え、攪
拌下にイソブテンガスガス(excess)を10Lバルーンを介
して30分かけて持続注入した(反応温度が、13℃−33
℃まで上昇した)。10Lバルーン内のイソブテンが消費さ
れたら、ボンベからイソブテンをバルーンに注入して補
った(3回繰り返した)。最初の注入から5時間後にTLC分
析(CHCl3/MeOH/ AcOH=90/9/1 or hexane/AcOEt=4/1,ア
ニスアルデヒド or PMA)によりほぼ反応が完結している
ことを確認した。真空ラインにより系内に残存したイソ
ブテンを留去した(30分)。20Lの攪拌型抽出器を用
い、反応溶液をNa2CO3水溶液(480g,4.53mol,1.5eq. /
4.5L-water)に注いで中和した。有機層を分取後飽和食
塩水(2.5L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム(1.5kg)で乾
燥した。ろ過後、ろ液を外温25−30℃で減圧濃縮した
(4時間)。得られた結晶を含む残渣をフラッシュシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:5kg、溶
出液:hexane-AcOEt(6:1)]により精製し、表記化合物
を無色油状物(後に冷凍保存中に結晶化した)として734.
0g(収率100%)得た。 mp 32−33℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ:4.81 (0.55H, br), 4.63
(0.45H, br), 4.07 (0.45H, brd, J=12.0Hz), 3.95 (0.
55H, brd, J=12.0Hz), 3.71 (0.55x3H, s), 3.69 (0.45
x3H, s), 3.10−2.90 (1H, m), 2.24−2.14 (1H, m),
1.72−1.56 (3H, m),1.46 (9H, s), 1.46−1.20 (2H,
m) HPLC RT=4.46,純度100%ee, condition CHIRACEL OF(4.6
x250mm,Lot.081-012-50306), hexane-iPrOH-TFA(90:10:
0.1), 1.5ml/min,UV 210nm,40℃ FABMS (m/e) 244(MH+) [α]D25−46.2°(C1.05,CHCl3)
【0067】製造例6t−ブチル (2S)−N−メトキシカルボニル−6−
オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
【0068】
【化94】
【0069】メカニカルスターラー、バルーン、滴下ロ
ートを装着し系内を外部と遮断した10Lの4頚フラスコに
過ヨウ素酸ナトリウム(440g, 2.06mol)と水(3.52L) を
入れ溶解させ、これにRuO2・(H2O)n (3.28g, 24.7mmol)
を加えて黄緑色 (RuO4) の溶液とした。これに、酢酸エ
チル(1.21L;あらかじめ水で洗浄済み)に溶解させたt−
ブチル (2S)−N−メトキシカルボニル−2−ピペリ
ジンカルボキシラート(100g, 411mmol)を、室温下で激
しく攪拌させながら5.3時間かけて徐々に滴下した。
滴下終了後室温で一晩攪拌し、TLC分析(hexane/AcOEt=1
/1,アニスアルデヒド)でほぼ反応が終了したことを確認
した。20Lの攪拌型抽出器に移し水(1L)を加えた後に、
酢酸エチル層を分離し、さらに水層を酢酸エチル(1.17
L)で再抽出した。抽出した有機層(約2L)をまとめヘキサ
ン(1.75L)、イソプロパノール(65ml)、飽和食塩水(1.5
L)を加えて室温で3.3時間攪拌し、RuO2(黒色固体)を
沈殿させた。グラスフィルターにセライトをつめ上記溶
液をろ過した後、この無色のろ液を20Lの攪拌型抽出器
に移し水層を除去した。さらに飽和重曹水(0.5L, 1Lx2)
で洗浄し、洗液の水層を酢酸エチル−ヘキサン(250ml-2
50ml)で再抽出し、有機層をまとめて飽和亜硫酸ナトリ
ウム水溶液(1L)、飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム(1kg)で乾燥した。グラスフィルターでろ過
後、外温40℃で減圧濃縮した。残渣を(51.6g)をフラ
ッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲ
ル:550g、溶出液:hexane-AcOEt(2:1)]により精製
し、表記化合物を無色油状物(後に冷凍保存中に結晶化
した)として48.52g(収率45.9%)得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.68 (1H, dd, J=3.5, 5.5H
z), 3.86 (3H, s), 2.61(1H, dddd, J=1.5, 4.5, 6.0,
17.5Hz), 2.49 (1H, ddd, J=7.0, 10.0, 17.5Hz), 2.24
−2.16 (1H, m), 2.07−1.96 (1H, m), 1.87−1.70 (2
H, m), 1.47 (9H,s) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C12H
20O5N(MH+) 258.1341,found 258.1331IR(neat) 2955, 1
780, 1720, 1440, 1370, 1285, 1250, 1220, 1145, 106
0, 950, 790 cm-1[α]D24+6.69°(C1.075,CHCl3).
ートを装着し系内を外部と遮断した10Lの4頚フラスコに
過ヨウ素酸ナトリウム(440g, 2.06mol)と水(3.52L) を
入れ溶解させ、これにRuO2・(H2O)n (3.28g, 24.7mmol)
を加えて黄緑色 (RuO4) の溶液とした。これに、酢酸エ
チル(1.21L;あらかじめ水で洗浄済み)に溶解させたt−
ブチル (2S)−N−メトキシカルボニル−2−ピペリ
ジンカルボキシラート(100g, 411mmol)を、室温下で激
しく攪拌させながら5.3時間かけて徐々に滴下した。
滴下終了後室温で一晩攪拌し、TLC分析(hexane/AcOEt=1
/1,アニスアルデヒド)でほぼ反応が終了したことを確認
した。20Lの攪拌型抽出器に移し水(1L)を加えた後に、
酢酸エチル層を分離し、さらに水層を酢酸エチル(1.17
L)で再抽出した。抽出した有機層(約2L)をまとめヘキサ
ン(1.75L)、イソプロパノール(65ml)、飽和食塩水(1.5
L)を加えて室温で3.3時間攪拌し、RuO2(黒色固体)を
沈殿させた。グラスフィルターにセライトをつめ上記溶
液をろ過した後、この無色のろ液を20Lの攪拌型抽出器
に移し水層を除去した。さらに飽和重曹水(0.5L, 1Lx2)
で洗浄し、洗液の水層を酢酸エチル−ヘキサン(250ml-2
50ml)で再抽出し、有機層をまとめて飽和亜硫酸ナトリ
ウム水溶液(1L)、飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム(1kg)で乾燥した。グラスフィルターでろ過
後、外温40℃で減圧濃縮した。残渣を(51.6g)をフラ
ッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲ
ル:550g、溶出液:hexane-AcOEt(2:1)]により精製
し、表記化合物を無色油状物(後に冷凍保存中に結晶化
した)として48.52g(収率45.9%)得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.68 (1H, dd, J=3.5, 5.5H
z), 3.86 (3H, s), 2.61(1H, dddd, J=1.5, 4.5, 6.0,
17.5Hz), 2.49 (1H, ddd, J=7.0, 10.0, 17.5Hz), 2.24
−2.16 (1H, m), 2.07−1.96 (1H, m), 1.87−1.70 (2
H, m), 1.47 (9H,s) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C12H
20O5N(MH+) 258.1341,found 258.1331IR(neat) 2955, 1
780, 1720, 1440, 1370, 1285, 1250, 1220, 1145, 106
0, 950, 790 cm-1[α]D24+6.69°(C1.075,CHCl3).
【0070】製造例7t−ブチル (2S)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボキシラート
ルボキシラート
【0071】
【化95】
【0072】メカニカルエアースターラー、10Lバルー
ン(2ケ)付き三方コック、イソブテンガス導入用10Lバル
ーン付き三方コック、温度計の装着された5Lの4頚フラ
スコに、(2S)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボ
ン酸(75.5g,0.527mol,1eq.)と脱水CHCl3(2.5L)を加えて
溶解させた。この溶液を水浴で冷却し、BF3・Et2O(65m
l,0.528mol)を加え、攪拌下にイソブテンガス(excess)
を10Lバルーンを介して持続注入した。10Lバルーン内の
イソブテンが消費されたら、ボンベからイソブテンをバ
ルーンに注入して補った。最初の注入から3時間後にTL
C分析(BuOH/AcOEt/AcOH/H2O=1/1/1/1,ニンヒドリン)に
よりほぼ反応が完結していることを確認した。4時間
後、ドライアイス/エタノール浴で冷却した2Lのナスフ
ラスコをトラップにして、真空ラインにより系内に残存
したイソブテンを留去した(60分)。反応溶液を氷冷
下、Na2CO3水溶液(106g,1.0mol/1L水)に注いで中和し
た。有機層を分取後、水(500ml), 飽和食塩水(500ml)で
洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液を
減圧濃縮し、得られた残渣(26.1g)をフラッシュシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:380g、溶
出液:hexane-AcOEt(1:1)、AcOEt]により精製し、表記
化合物21.1gを結晶として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ: 6.16 (1H, br), 3.96 (1H,
m), 2.50−2.25 (2H, m), 2.25−2.10 (1H, m), 2.00
−1.70 (3H, m), 1.47 (9H, s)FABMS (m/e) 200(MH+)
ン(2ケ)付き三方コック、イソブテンガス導入用10Lバル
ーン付き三方コック、温度計の装着された5Lの4頚フラ
スコに、(2S)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボ
ン酸(75.5g,0.527mol,1eq.)と脱水CHCl3(2.5L)を加えて
溶解させた。この溶液を水浴で冷却し、BF3・Et2O(65m
l,0.528mol)を加え、攪拌下にイソブテンガス(excess)
を10Lバルーンを介して持続注入した。10Lバルーン内の
イソブテンが消費されたら、ボンベからイソブテンをバ
ルーンに注入して補った。最初の注入から3時間後にTL
C分析(BuOH/AcOEt/AcOH/H2O=1/1/1/1,ニンヒドリン)に
よりほぼ反応が完結していることを確認した。4時間
後、ドライアイス/エタノール浴で冷却した2Lのナスフ
ラスコをトラップにして、真空ラインにより系内に残存
したイソブテンを留去した(60分)。反応溶液を氷冷
下、Na2CO3水溶液(106g,1.0mol/1L水)に注いで中和し
た。有機層を分取後、水(500ml), 飽和食塩水(500ml)で
洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液を
減圧濃縮し、得られた残渣(26.1g)をフラッシュシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:380g、溶
出液:hexane-AcOEt(1:1)、AcOEt]により精製し、表記
化合物21.1gを結晶として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ: 6.16 (1H, br), 3.96 (1H,
m), 2.50−2.25 (2H, m), 2.25−2.10 (1H, m), 2.00
−1.70 (3H, m), 1.47 (9H, s)FABMS (m/e) 200(MH+)
【0073】製造例8t−ブチル (2S)−N−(4−ニトロベンジルオキ
シカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキ
シラート
シカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキ
シラート
【0074】
【化96】
【0075】滴下ロート、バルーンを装着した2Lの4頚
フラスコに、t−ブチル (2S)−6−オキソ−2−
ピペリジンカルボキシラート(21.1g,106mmol)、脱水テ
トラヒドロフラン(350ml,)を加え外温を−78℃に冷却し
た。この溶液にリチウム ビス(トリメチルシリル)アミ
ド 1.0M in THF(LHMDS;117ml,117mmol)を外温−78℃で
40分かけて滴下した。滴下後−78℃に保ったまま15
分攪拌した後、クロロ炭酸4−ニトロベンジル(27.42g,
127mmol)の脱水テトラヒドロフラン(150ml)溶液を25
分かけて滴下した。滴下10分後のTLC分析(AcOEt,ニン
ヒドリン)でほぼ反応が終了したことを確認した。−78
℃の反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(300ml)を加
え反応を停止し、室温付近まで昇温させた。これに水(2
00ml)、酢酸エチル(300ml)を加えた後、酢酸エチル層を
分取し、これを飽和食塩水(200ml)で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ過し、ろ液を減圧濃
縮した。得られた残渣(55.8g)にhexane/AcOEt=5/1(60m
l),CH2Cl2(20ml)を加えた後、ろ過し、ろ液をフラッシ
ュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:
900g、溶出液:hexane−AcOEt(5:1)、hexane-AcOEt(4:
1)、hexane-AcOEt(3:1)22L、加圧度:6kg/cm2)により精
製し、表記化合物 33.22g(収率83%)を淡黄色結晶として
得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ: 8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.
63 (2H, d, J=9.0Hz), 5.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35
(1H, d, J=14.0Hz), 4.71 (1H, dd, J=3.5, 6.0Hz), 2.
65 (1H, dddd, J=1.5, 4.0, 6.0, 17.5Hz), 2.53 (1H,
ddd, J=7.0, 10.5, 17.5Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.1
0−1.95 (1H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.44 (9H, s) FABMS (m/e) 379(MH+)
フラスコに、t−ブチル (2S)−6−オキソ−2−
ピペリジンカルボキシラート(21.1g,106mmol)、脱水テ
トラヒドロフラン(350ml,)を加え外温を−78℃に冷却し
た。この溶液にリチウム ビス(トリメチルシリル)アミ
ド 1.0M in THF(LHMDS;117ml,117mmol)を外温−78℃で
40分かけて滴下した。滴下後−78℃に保ったまま15
分攪拌した後、クロロ炭酸4−ニトロベンジル(27.42g,
127mmol)の脱水テトラヒドロフラン(150ml)溶液を25
分かけて滴下した。滴下10分後のTLC分析(AcOEt,ニン
ヒドリン)でほぼ反応が終了したことを確認した。−78
℃の反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(300ml)を加
え反応を停止し、室温付近まで昇温させた。これに水(2
00ml)、酢酸エチル(300ml)を加えた後、酢酸エチル層を
分取し、これを飽和食塩水(200ml)で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ過し、ろ液を減圧濃
縮した。得られた残渣(55.8g)にhexane/AcOEt=5/1(60m
l),CH2Cl2(20ml)を加えた後、ろ過し、ろ液をフラッシ
ュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:
900g、溶出液:hexane−AcOEt(5:1)、hexane-AcOEt(4:
1)、hexane-AcOEt(3:1)22L、加圧度:6kg/cm2)により精
製し、表記化合物 33.22g(収率83%)を淡黄色結晶として
得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ: 8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.
63 (2H, d, J=9.0Hz), 5.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35
(1H, d, J=14.0Hz), 4.71 (1H, dd, J=3.5, 6.0Hz), 2.
65 (1H, dddd, J=1.5, 4.0, 6.0, 17.5Hz), 2.53 (1H,
ddd, J=7.0, 10.5, 17.5Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.1
0−1.95 (1H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.44 (9H, s) FABMS (m/e) 379(MH+)
【0076】製造例94−ニトロベンジル (2S)−N−t−ブチルオキシ
カルボニル−2−ピペリジンカルボキシラート
カルボニル−2−ピペリジンカルボキシラート
【0077】
【化97】
【0078】(2S)−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル−2−ピペリジンカルボン酸(10g,43.6mmol)の無水DM
F(87ml)溶液に、室温下に炭酸セシウム(CsCO3; 7.82g,
24.0mmol,)を加え、N2雰囲気下に90分攪拌した。4−
ニトロベンジルブロミド(9.89g, 45.8mmol)を加え 室温
にて攪拌した。63時間後にTLC分析(hexane/AcOEt=2/
1, ninhydrin)で反応の進行を確認した。反応液にhexan
e/AcOEt=1/1及び飽和重曹水を加え、抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、粗生成物をフラッシ
ュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:
100g、溶出液: hexaneからhexane-AcOEt(1:1)]により
精製し、表記化合物15.92g(収率100%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.22 (2H, d, J=8.4Hz), 7.5
2 (2H, d, J=8.4Hz), 5.35−5.19 (2H, m,), 4.99 (0.5
9H, brs), 4.81 (0.41H, brs), 4.06 (0.41H, m), 3.94
(0.59H, m), 3.01−2.80 (1H, m), 2.29−2.17 (1H,
m), 1.77−1.13 (5H, m), 1.47 (0.59x9H, s), 1.39(0.
41x9H, s)
ル−2−ピペリジンカルボン酸(10g,43.6mmol)の無水DM
F(87ml)溶液に、室温下に炭酸セシウム(CsCO3; 7.82g,
24.0mmol,)を加え、N2雰囲気下に90分攪拌した。4−
ニトロベンジルブロミド(9.89g, 45.8mmol)を加え 室温
にて攪拌した。63時間後にTLC分析(hexane/AcOEt=2/
1, ninhydrin)で反応の進行を確認した。反応液にhexan
e/AcOEt=1/1及び飽和重曹水を加え、抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、粗生成物をフラッシ
ュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:
100g、溶出液: hexaneからhexane-AcOEt(1:1)]により
精製し、表記化合物15.92g(収率100%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.22 (2H, d, J=8.4Hz), 7.5
2 (2H, d, J=8.4Hz), 5.35−5.19 (2H, m,), 4.99 (0.5
9H, brs), 4.81 (0.41H, brs), 4.06 (0.41H, m), 3.94
(0.59H, m), 3.01−2.80 (1H, m), 2.29−2.17 (1H,
m), 1.77−1.13 (5H, m), 1.47 (0.59x9H, s), 1.39(0.
41x9H, s)
【0079】製造例104−ニトロベンジル (2S)−N−t−ブトキシカル
ボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
ボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
【0080】
【化98】
【0081】4−ニトロベンジル (2S)−N−t−
ブチルオキシカルボニル−2−ピペリジンカルボキシラ
ート(1.0g, 2.74mmol)を用いて製造例6と同様に処理
し、粗生成物825mgを得、これをフラッシュシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:39g、溶出液:
hexane-AcOEt(2:1))により精製し、表記化合物696mg(収
率67%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=6.8Hz), 7.5
3 (2H, d, J=8.8Hz), 5.34 (1H, d, J=13.2Hz), 5.28
(1H, d, J=13.2Hz), 4.79 (1H, dd, J=3.8, 5.8Hz), 2.
62−2.46 (2H, m), 2.23−2.05 (2H, m), 1.87−1.63
(2H, m), 1.48 (9H,s)
ブチルオキシカルボニル−2−ピペリジンカルボキシラ
ート(1.0g, 2.74mmol)を用いて製造例6と同様に処理
し、粗生成物825mgを得、これをフラッシュシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル:39g、溶出液:
hexane-AcOEt(2:1))により精製し、表記化合物696mg(収
率67%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=6.8Hz), 7.5
3 (2H, d, J=8.8Hz), 5.34 (1H, d, J=13.2Hz), 5.28
(1H, d, J=13.2Hz), 4.79 (1H, dd, J=3.8, 5.8Hz), 2.
62−2.46 (2H, m), 2.23−2.05 (2H, m), 1.87−1.63
(2H, m), 1.48 (9H,s)
【0082】実施例1ジフェニルメチル (2S、5R)−N−(ベンジルオ
キシカルボニル)−5−メチル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボキシラート および ジフェニルメチル
(2S、5S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)−
5−メチル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラ
ート
キシカルボニル)−5−メチル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボキシラート および ジフェニルメチル
(2S、5S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)−
5−メチル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラ
ート
【0083】
【化99】
【0084】ジフェニルメチル (S)−N−(ベンジ
ルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボキシラート (66g,148mmol)をTHF(2.3
L)と1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(81
mL)の混液に溶解し、ヨウ化メチル(28mL、 444
mmol)を加え、−60℃に冷却した。この溶液に1MLi
HMDS 溶液(193mL、192mol)を滴下して加え、同
温度で2時間攪拌した。酢酸(55mL)を加え、室温
まで温度を上昇させた。トルエン(2L)を加え、有機
層を水(650mL)で2回、飽和重曹水(650m
L)、食塩水(300mL)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製を行い、表記化合物の混合物
(5R:5S=4:1)を油状物として55g(収率8
1%)得た。 5R体1 H NMR (CDCl3) δ: 1.16 (3H, d, J=7Hz), 1.37−1.46
(1H, m), 1.76−1.83 (1H, m), 2.11−2.17 (2H, m),
2.29 (1H, ddd, J=7Hz, 7Hz, 8Hz), 4.98 (1H, dd, J=5
Hz, 6 Hz), 5.12 (1H, d, J=8Hz), 5.24 (1H, d, J=8H
z), 6.90 (1H, s),7.20−7.40 (15H, m) 5S体1 H NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, d, J=7Hz), 1.19−1.32
(1H, m), 1.73−1.80 (1H, m), 2.04−2.13 (1H, m),
2.21−2.27 (1H, m), 2.41−2.51 (1H, m), 5.10(1H,
d, J=7Hz), 5.25 (1H, d, J=7Hz), 6.92 (1H, s), 7.25
−7.34 (15H, m)
ルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボキシラート (66g,148mmol)をTHF(2.3
L)と1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(81
mL)の混液に溶解し、ヨウ化メチル(28mL、 444
mmol)を加え、−60℃に冷却した。この溶液に1MLi
HMDS 溶液(193mL、192mol)を滴下して加え、同
温度で2時間攪拌した。酢酸(55mL)を加え、室温
まで温度を上昇させた。トルエン(2L)を加え、有機
層を水(650mL)で2回、飽和重曹水(650m
L)、食塩水(300mL)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製を行い、表記化合物の混合物
(5R:5S=4:1)を油状物として55g(収率8
1%)得た。 5R体1 H NMR (CDCl3) δ: 1.16 (3H, d, J=7Hz), 1.37−1.46
(1H, m), 1.76−1.83 (1H, m), 2.11−2.17 (2H, m),
2.29 (1H, ddd, J=7Hz, 7Hz, 8Hz), 4.98 (1H, dd, J=5
Hz, 6 Hz), 5.12 (1H, d, J=8Hz), 5.24 (1H, d, J=8H
z), 6.90 (1H, s),7.20−7.40 (15H, m) 5S体1 H NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, d, J=7Hz), 1.19−1.32
(1H, m), 1.73−1.80 (1H, m), 2.04−2.13 (1H, m),
2.21−2.27 (1H, m), 2.41−2.51 (1H, m), 5.10(1H,
d, J=7Hz), 5.25 (1H, d, J=7Hz), 6.92 (1H, s), 7.25
−7.34 (15H, m)
【0085】実施例2t−ブチル (2S,5RS)−N−メトキシカルボニ
ル−5−メチル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキ
シラート
ル−5−メチル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキ
シラート
【0086】
【化100】
【0087】t−ブチル (2S)−N−メトキシカル
ボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
(340.6g, 1.32mol)を用い実施例1と同様に処理し、表
記化合物を淡黄色油状物として297.7g(収率82.9%)得
た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.70 (0.66H, dd, J=5.0, 6.
5Hz), 4.64 (0.34H, ddd, J=1.0, 2.5, 5.5Hz), 3.86
(0.66x3H, s), 3.85 (0.34x3H, s), 2.64−2.44 (1H,
m), 2.26−1.94 (3H, m), 1.56−1.46 (1H, m), 1.47
(9H, s), 1.27 (0.34x3H, d, J=7.0Hz), 1.26 (0.66x3
H, d, J=7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C13H22O5N(MH+) 272.1496,
found 272.1497IR(neat) 2950, 1785, 1720, 1440, 137
0, 1285, 1260, 1160, 1150, 1005, 845,790 cm-1
ボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカルボキシラート
(340.6g, 1.32mol)を用い実施例1と同様に処理し、表
記化合物を淡黄色油状物として297.7g(収率82.9%)得
た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.70 (0.66H, dd, J=5.0, 6.
5Hz), 4.64 (0.34H, ddd, J=1.0, 2.5, 5.5Hz), 3.86
(0.66x3H, s), 3.85 (0.34x3H, s), 2.64−2.44 (1H,
m), 2.26−1.94 (3H, m), 1.56−1.46 (1H, m), 1.47
(9H, s), 1.27 (0.34x3H, d, J=7.0Hz), 1.26 (0.66x3
H, d, J=7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C13H22O5N(MH+) 272.1496,
found 272.1497IR(neat) 2950, 1785, 1720, 1440, 137
0, 1285, 1260, 1160, 1150, 1005, 845,790 cm-1
【0088】実施例34−ニトロベンジル (2S,5RS)−5−メチル−
N−t−ブトキシカルボニル−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボキシラート
N−t−ブトキシカルボニル−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボキシラート
【0089】
【化101】
【0090】 4−ニトロベンジル (2S)−N−t−
ブトキシカルボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカル
ボキシラート(695mg, 1.84mol)を用い実施例1と同様に
して得た粗生成物740mgをフラッシュシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[シリカゲル:39g、溶出液:hexan
e-AcOEt(3:1)]により精製し、表記化合物を511mg(収率
71%)を得た。
ブトキシカルボニル−6−オキソ−2−ピペリジンカル
ボキシラート(695mg, 1.84mol)を用い実施例1と同様に
して得た粗生成物740mgをフラッシュシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[シリカゲル:39g、溶出液:hexan
e-AcOEt(3:1)]により精製し、表記化合物を511mg(収率
71%)を得た。
【0091】実施例4t−ブチル (2S,5R)−5−メチル−N−(4−
ニトロベンジルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−
ピペリジンカルボキシラート および t−ブチル
(2S,5S)−5−メチル−N−(4−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボキシラート
ニトロベンジルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−
ピペリジンカルボキシラート および t−ブチル
(2S,5S)−5−メチル−N−(4−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボキシラート
【0092】
【化102】
【0093】t−ブチル (2S)−N−(4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボキシラート(32.78g,86.6mmol)を用いて実施
例1と同様にして得られた黄色油状の残渣(46.08g)をフ
ラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出
液:hexane-AcOEt(3:1)]による精製を繰り返し行い、
表記化合物(5R体)を黄色油状物として12.12g (HPL
C; chemical purity 97.4%, 5R:5S=98.5:1.5)(収
率35.7%)得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.6
3 (2H, d, J=9.0Hz), 5.42 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35
(1H, d, J=14.0Hz), 4.74 (1H, dd, J=5.5, 6.5Hz), 2.
61 (1H, m), 2.26−1.96 (3H, m), 1.63−1.50 (1H,
m), 1.44 (9H, s), 1.28 (3H, d, J=7.0Hz) FABMS (m/e) 379(MH+) また、表記化合物(5S体)を黄色油状物として7.33g
(HPLC; chemical purity 95.8%, 5R:5S=1.0:99.
0)(収率21.6%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.6
2 (2H, d, J=9.0Hz), 5.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.31
(1H, d, J=14.0Hz), 4.66 (1H, ddd, J=1.0, 2.5,5.5H
z), 2.52 (1H, m), 2.24 (1H, m), 2.10 (1H, m), 1.94
(1H, m), 1.86 (1H, m), 1.44 (9H, s), 1.28 (3H, d,
J=6.5Hz) FABMS (m/e) 379(MH+)
ベンジルオキシカルボニル)−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボキシラート(32.78g,86.6mmol)を用いて実施
例1と同様にして得られた黄色油状の残渣(46.08g)をフ
ラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出
液:hexane-AcOEt(3:1)]による精製を繰り返し行い、
表記化合物(5R体)を黄色油状物として12.12g (HPL
C; chemical purity 97.4%, 5R:5S=98.5:1.5)(収
率35.7%)得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.6
3 (2H, d, J=9.0Hz), 5.42 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35
(1H, d, J=14.0Hz), 4.74 (1H, dd, J=5.5, 6.5Hz), 2.
61 (1H, m), 2.26−1.96 (3H, m), 1.63−1.50 (1H,
m), 1.44 (9H, s), 1.28 (3H, d, J=7.0Hz) FABMS (m/e) 379(MH+) また、表記化合物(5S体)を黄色油状物として7.33g
(HPLC; chemical purity 95.8%, 5R:5S=1.0:99.
0)(収率21.6%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=9.0Hz), 7.6
2 (2H, d, J=9.0Hz), 5.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.31
(1H, d, J=14.0Hz), 4.66 (1H, ddd, J=1.0, 2.5,5.5H
z), 2.52 (1H, m), 2.24 (1H, m), 2.10 (1H, m), 1.94
(1H, m), 1.86 (1H, m), 1.44 (9H, s), 1.28 (3H, d,
J=6.5Hz) FABMS (m/e) 379(MH+)
【0094】実施例5t−ブチル (2S,5RS,6RS)−6−ヒドロキ
シ−N−メトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリ
ジンカルボキシラート
シ−N−メトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリ
ジンカルボキシラート
【0095】
【化103】
【0096】メカニカルスターラー、バルーンを装着し
た10Lの4頚フラスコに、t−ブチル(2S,5RS)−
N−メトキシカルボニル−5−メチル−6−オキソ−2
−ピペリジンカルボキシラート(296.3g,1.09mol)、脱水
THF(4L)を加えて溶解させ外温を−78℃に冷却した。窒
素雰囲気下に−78℃で、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム0.95M in hexane(DIBAH;1.70L,1.62mol)をカニューレ
を用いて50分かけて滴下した。滴下終了70分のTLC
分析で反応未完結であったため、DIBAH(100ml,95mmol)
を10分かけて滴下した。再度TLC分析で反応未完結で
あったため、DIBAH(100ml,95mmol)を10分かけて滴下
した。最初の滴下後160分後、飽和塩化アンモニウム
溶液(200ml)を−78℃で反応溶液に注いだ。酒石酸ナト
リウムカリウム4水和物(Rochelle salt,Seignette sal
t;5kg)を水(8L)に溶解し、これに先の反応溶液と酢酸エ
チル(4L)を加えて、メカニカルスターラーにて室温下に
激しく攪拌した。2時間後に水層、有機層とも透明にな
った時点で、20Lの攪拌型抽出器に移し有機層を分取し
た。水層を酢酸エチル(1L)で再抽出し、合わせた有機層
を飽和食塩水(1.5L)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(1
kg)で乾燥した。グラスフィルターでろ過後、ろ液を外
温40℃で減圧濃縮し、表記化合物を無色油状物として27
7.1g得た。
た10Lの4頚フラスコに、t−ブチル(2S,5RS)−
N−メトキシカルボニル−5−メチル−6−オキソ−2
−ピペリジンカルボキシラート(296.3g,1.09mol)、脱水
THF(4L)を加えて溶解させ外温を−78℃に冷却した。窒
素雰囲気下に−78℃で、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム0.95M in hexane(DIBAH;1.70L,1.62mol)をカニューレ
を用いて50分かけて滴下した。滴下終了70分のTLC
分析で反応未完結であったため、DIBAH(100ml,95mmol)
を10分かけて滴下した。再度TLC分析で反応未完結で
あったため、DIBAH(100ml,95mmol)を10分かけて滴下
した。最初の滴下後160分後、飽和塩化アンモニウム
溶液(200ml)を−78℃で反応溶液に注いだ。酒石酸ナト
リウムカリウム4水和物(Rochelle salt,Seignette sal
t;5kg)を水(8L)に溶解し、これに先の反応溶液と酢酸エ
チル(4L)を加えて、メカニカルスターラーにて室温下に
激しく攪拌した。2時間後に水層、有機層とも透明にな
った時点で、20Lの攪拌型抽出器に移し有機層を分取し
た。水層を酢酸エチル(1L)で再抽出し、合わせた有機層
を飽和食塩水(1.5L)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(1
kg)で乾燥した。グラスフィルターでろ過後、ろ液を外
温40℃で減圧濃縮し、表記化合物を無色油状物として27
7.1g得た。
【0097】実施例64−ニトロベンジル (2S,5RS,6RS)−6−
ヒドロキシ−N−t−ブトキシカルボニル−5−メチル
−2−ピペリジンカルボキシラート
ヒドロキシ−N−t−ブトキシカルボニル−5−メチル
−2−ピペリジンカルボキシラート
【0098】
【化104】
【0099】4−ニトロベンジル (2S,5RS)−
5−メチル−N−t−ブトキシカルボニル−6−オキソ
−2−ピペリジンカルボキシラート(510mg,1.30mmol)を
水素化ジイソプロピルアルミニウム 1.0M in hexane(D
IBAH;1.43ml,1.43mmol,1.1eq.)を滴下した。45分後、メ
タノール(0.11ml, 2eq.)を-78℃の反応溶液に加え10分
攪拌した。更に飽和アンモニア水(0.1ml)を-78℃の反応
溶液に加えた後、室温まで昇温した。酒石酸ナトリウム
カリウム四水和物(Rochelle salt)水溶液と酢酸エチル
を加えて、室温下に激しく攪拌した。1.3時間後に分液
し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。グラスフィルターでろ過後、ろ液を減圧
濃縮し、表記化合物504mgを得た。
5−メチル−N−t−ブトキシカルボニル−6−オキソ
−2−ピペリジンカルボキシラート(510mg,1.30mmol)を
水素化ジイソプロピルアルミニウム 1.0M in hexane(D
IBAH;1.43ml,1.43mmol,1.1eq.)を滴下した。45分後、メ
タノール(0.11ml, 2eq.)を-78℃の反応溶液に加え10分
攪拌した。更に飽和アンモニア水(0.1ml)を-78℃の反応
溶液に加えた後、室温まで昇温した。酒石酸ナトリウム
カリウム四水和物(Rochelle salt)水溶液と酢酸エチル
を加えて、室温下に激しく攪拌した。1.3時間後に分液
し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。グラスフィルターでろ過後、ろ液を減圧
濃縮し、表記化合物504mgを得た。
【0100】実施例7t−ブチル (2S,5RS,6RS)−6−メトキシ
−N−メトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリジ
ンカルボキシラート
−N−メトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリジ
ンカルボキシラート
【0101】
【化105】
【0102】t−ブチル (2S,5RS,6RS)−
6−ヒドロキシ−N−メトキシカルボニル−5−メチル
−2−ピペリジンカルボキシラート (0.188g, 0.689mmo
l)をメタノール (10ml) に溶解し、窒素雰囲気下に外温
を0℃に冷却した。これに10%HCl/メタノール (0.02ml)
を加えた。5分後、反応液に飽和重曹水 (0.1ml)を加
え、減圧下に濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび飽和重
曹水を加えて分液し、酢酸エチル層を分取し、飽和重曹
水および飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。ろ過後、溶媒を減圧下に濃縮し、表記化合物を
油状物として0.177g 得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.20−4.15 (2H, m), 3.80−
3.67 (3H, m), 3.41−3.28 (3H, m), 2.32−1.11 (5H,
m), 1.41−1.46 (9H, m), 1.01−0.88 (3H, m)
6−ヒドロキシ−N−メトキシカルボニル−5−メチル
−2−ピペリジンカルボキシラート (0.188g, 0.689mmo
l)をメタノール (10ml) に溶解し、窒素雰囲気下に外温
を0℃に冷却した。これに10%HCl/メタノール (0.02ml)
を加えた。5分後、反応液に飽和重曹水 (0.1ml)を加
え、減圧下に濃縮した。残渣に酢酸エチルおよび飽和重
曹水を加えて分液し、酢酸エチル層を分取し、飽和重曹
水および飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。ろ過後、溶媒を減圧下に濃縮し、表記化合物を
油状物として0.177g 得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.20−4.15 (2H, m), 3.80−
3.67 (3H, m), 3.41−3.28 (3H, m), 2.32−1.11 (5H,
m), 1.41−1.46 (9H, m), 1.01−0.88 (3H, m)
【0103】実施例8メチル (2RS、4R)−2−[(1RS,4S)−
4−t−ブトキシカルボニル−4−メトキシカルボニル
アミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボ
キシラート
4−t−ブトキシカルボニル−4−メトキシカルボニル
アミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボ
キシラート
【0104】
【化106】
【0105】10Lの4頚フラスコにH2O(1.56L)を加え、攪
拌下減圧にして脱気し窒素で置換した。ついでメタノー
ル(6.24L)に溶解した実施例5で得られたt−ブチル
(2S,5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−N−メト
キシカルボニル−5−メチルピペコラート(277.1g,1.09
mol)を加え、窒素置換を行った。これにL−システイン
メチル塩酸塩(L-Cys-OMe・HCl;187.5g,1.09mol)と酢酸
ナトリウム(89.6g,1.09mol)を同時に加え、最後に酢酸
(105.3ml,1.86mol)を加えて、室温で窒素雰囲気下にて
攪拌した。12.5時間後にTLC分析(hexane/AcOEt =2/1
で2回展開,アニスアルデヒド)で反応完結を確認した
後、メタノールが留去しなくなるくらいまで外温30℃で
減圧濃縮した。濃縮後残渣を20Lの攪拌型抽出器に移し
酢酸エチル(3L)で抽出した。この有機層を5%クエン酸水
溶液(2L)、飽和重曹水(1L)、飽和食塩水(1L)で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウム(500g)で乾燥した。グラスフィ
ルターでろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し、褐色油
状物334.7gを得た。これをフラッシュシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[シリカゲル:10kg、溶出液:hexa
ne-AcOEt(3:1)、hexane-AcOEt(2:1)、hexane-AcOEt(1:
1)]にて精製し、表記化合物178.6g(実施例5からの2段
階収率 42.0%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.27 (0.55H, brd, J=6.5H
z), 4.53 (0.45H, d, J=7.0Hz), 4.44−4.04 (2H, m),
3.79 (0.55x3H, s), 3.77 (0.45x3H, s), 3.68 (3H,
s), 3.28 (0.55H, dd, J=7.0, 10.0Hz), 3.18 (0.45H,
dd, J=7.0, 11.0Hz),3.00 (0.45H, dd, J=6.5, 11.0H
z), 2.77 (0.55H, t, J=10.0Hz), 1.96−1.22 (6H, m),
1.48 (0.55x9H, s), 1.47 (0.45x9H, s), 1.11 (0.55x
3H, d, J=7.0Hz), 0.96 (0.45x3H, d, J=7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C17H31O6N2S(MH+) 391.189
5, found 391.1899IR(neat) 3325, 2950, 1720, 1520,
1450, 1365, 1240, 1150, 1050, 840, 780cm-1
拌下減圧にして脱気し窒素で置換した。ついでメタノー
ル(6.24L)に溶解した実施例5で得られたt−ブチル
(2S,5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−N−メト
キシカルボニル−5−メチルピペコラート(277.1g,1.09
mol)を加え、窒素置換を行った。これにL−システイン
メチル塩酸塩(L-Cys-OMe・HCl;187.5g,1.09mol)と酢酸
ナトリウム(89.6g,1.09mol)を同時に加え、最後に酢酸
(105.3ml,1.86mol)を加えて、室温で窒素雰囲気下にて
攪拌した。12.5時間後にTLC分析(hexane/AcOEt =2/1
で2回展開,アニスアルデヒド)で反応完結を確認した
後、メタノールが留去しなくなるくらいまで外温30℃で
減圧濃縮した。濃縮後残渣を20Lの攪拌型抽出器に移し
酢酸エチル(3L)で抽出した。この有機層を5%クエン酸水
溶液(2L)、飽和重曹水(1L)、飽和食塩水(1L)で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウム(500g)で乾燥した。グラスフィ
ルターでろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し、褐色油
状物334.7gを得た。これをフラッシュシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[シリカゲル:10kg、溶出液:hexa
ne-AcOEt(3:1)、hexane-AcOEt(2:1)、hexane-AcOEt(1:
1)]にて精製し、表記化合物178.6g(実施例5からの2段
階収率 42.0%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.27 (0.55H, brd, J=6.5H
z), 4.53 (0.45H, d, J=7.0Hz), 4.44−4.04 (2H, m),
3.79 (0.55x3H, s), 3.77 (0.45x3H, s), 3.68 (3H,
s), 3.28 (0.55H, dd, J=7.0, 10.0Hz), 3.18 (0.45H,
dd, J=7.0, 11.0Hz),3.00 (0.45H, dd, J=6.5, 11.0H
z), 2.77 (0.55H, t, J=10.0Hz), 1.96−1.22 (6H, m),
1.48 (0.55x9H, s), 1.47 (0.45x9H, s), 1.11 (0.55x
3H, d, J=7.0Hz), 0.96 (0.45x3H, d, J=7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C17H31O6N2S(MH+) 391.189
5, found 391.1899IR(neat) 3325, 2950, 1720, 1520,
1450, 1365, 1240, 1150, 1050, 840, 780cm-1
【0106】実施例9メチル (2RS、4R)−2−[(1RS,4S)−
4−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−(4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル)−1−メチルブチル]チア
ゾリジン−4−カルボキシラート
4−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−(4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニル)−1−メチルブチル]チア
ゾリジン−4−カルボキシラート
【0107】
【化107】
【0108】実施例6で得られた4−ニトロベンジル
(2S,5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−N−t−
ブトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリジンカル
ボキシラート(504mg,1.30mmol)を用いて実施例7と同様
にして得られた粗生成物579mgをフラッシュシリカゲル
カラムクロマトグラフィー[シリカゲル:34g、溶出
液:hexane-AcOEt(2:1)]にて精製し、表記化合物349mg
(実施例6からの2段階収率52.0%)得をた。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.5
4 (2H, d, J=7.6Hz), 5.32−5.23 (2H, m), 5.07−4.03
(3H, m), 3.79 (0.60x3H, s), 3.77 (0.40x3H,s), 3.2
8 (0.60H, dd, J=7.2, 10.0Hz), 3.17 (0.40H, dd, J=
6.4,10.6Hz), 2.99 (0.40H, dd, J=6.8, 10.6Hz), 2.75
(0.60H, t, J=10.0Hz), 2.20−1.30 (6H,m), 1.44 (9
H, s), 1.09 (0.60x3H, d, J=6.8Hz), 0.95 (0.40x3H,
d, J=6.4Hz)
(2S,5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−N−t−
ブトキシカルボニル−5−メチル−2−ピペリジンカル
ボキシラート(504mg,1.30mmol)を用いて実施例7と同様
にして得られた粗生成物579mgをフラッシュシリカゲル
カラムクロマトグラフィー[シリカゲル:34g、溶出
液:hexane-AcOEt(2:1)]にて精製し、表記化合物349mg
(実施例6からの2段階収率52.0%)得をた。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.5
4 (2H, d, J=7.6Hz), 5.32−5.23 (2H, m), 5.07−4.03
(3H, m), 3.79 (0.60x3H, s), 3.77 (0.40x3H,s), 3.2
8 (0.60H, dd, J=7.2, 10.0Hz), 3.17 (0.40H, dd, J=
6.4,10.6Hz), 2.99 (0.40H, dd, J=6.8, 10.6Hz), 2.75
(0.60H, t, J=10.0Hz), 2.20−1.30 (6H,m), 1.44 (9
H, s), 1.09 (0.60x3H, d, J=6.8Hz), 0.95 (0.40x3H,
d, J=6.4Hz)
【0109】実施例10メチル (2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−
4−ジフェニルメチルオキシカルボニル−4−ベンジル
オキシカルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリ
ジン−4−カルボキシラート および メチル (2R
S,4R)−2−[(1S,4S)−4−ジフェニルメ
チルオキシカルボニル−4−ベンジルオキシカルボニル
アミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボ
キシラート
4−ジフェニルメチルオキシカルボニル−4−ベンジル
オキシカルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリ
ジン−4−カルボキシラート および メチル (2R
S,4R)−2−[(1S,4S)−4−ジフェニルメ
チルオキシカルボニル−4−ベンジルオキシカルボニル
アミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボ
キシラート
【0110】
【化108】
【0111】実施例1の化合物(92g、0.2mmol)を無水
テトラヒドロフラン(920mL)に溶解し、氷浴中で冷却
した。反応液の温度を−5℃から0℃に保ちながらリチ
ウムトリ−t−ブトキシアルミニウムハイドライドのテ
トラヒドロフラン溶液(1M溶液220mL,0.22mol)を滴
下した。2時間この温度で攪拌後、アセトン(92mL)を
加え20分間攪拌した。酢酸(92mL)を含む水溶液(3
L)と酢酸エチル(3L)の混合液に反応液を投入し、有
機層を分取した。続いて、有機層を水、pH 6.8のリン酸
緩衝液、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮した。この様にして得られたジフェニルメ
チル (2S、5R)−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)−5−メチル−6−ヒドロキシ−2−ピペリジンカ
ルボキシラートおよびジフェニルメチル (2S、5
S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)−5−メチル
−6−ヒドロキシ−2−ピペリジンカルボキシラートの
混合物をエタノール(1.1L)に溶かし、L−システ
インメチル塩酸塩(0.34g、0.2mol)と酢酸ナトリウム
(16g、0.2mol)の水(150mL)溶液と合した。次に酢酸
(19mL)を加えて、18時間攪拌した後、反応液に酢酸
エチル(3L)を加え、有機層を分取し、飽和重曹水(2
L)、水、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧濃縮した。 残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(hexane:AcOEt=1:1)で精製し、表記化合物の混合物
を油状物として67g(収率59%)得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 0.88 (1.5H, d, J=6Hz), 1.01 (1.
5H, d, J=6Hz), 1.10−2.20 (5H, m), 2.74 (0.5H, dd,
J=10Hz, 10Hz), 2.96 (0.5H, dd, J=10Hz, 8Hz), 3.12
(0.5H, dd, J=6Hz, 10Hz), 3.26 (0.5H, dd, J=10Hz,
7Hz), 3.74 (1.5H, s), 3.78 (1.5H, s), 3.98 (0.5H,
dd, J=6Hz, 8Hz), 4.12 (0.5H, dd, J=7Hz, 10Hz), 4.2
9 (0.5H, d, J=6Hz), 4.37 (0.5H, d, J=6Hz), 4.42−
4.58 (1H, m), 5.10 (2H, s), 5.31−5.40 (1H, m), 6.
91 (1H, s), 7.24−7.40 (15H, m) MASS (m/e); 577 (MH+)
テトラヒドロフラン(920mL)に溶解し、氷浴中で冷却
した。反応液の温度を−5℃から0℃に保ちながらリチ
ウムトリ−t−ブトキシアルミニウムハイドライドのテ
トラヒドロフラン溶液(1M溶液220mL,0.22mol)を滴
下した。2時間この温度で攪拌後、アセトン(92mL)を
加え20分間攪拌した。酢酸(92mL)を含む水溶液(3
L)と酢酸エチル(3L)の混合液に反応液を投入し、有
機層を分取した。続いて、有機層を水、pH 6.8のリン酸
緩衝液、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮した。この様にして得られたジフェニルメ
チル (2S、5R)−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)−5−メチル−6−ヒドロキシ−2−ピペリジンカ
ルボキシラートおよびジフェニルメチル (2S、5
S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)−5−メチル
−6−ヒドロキシ−2−ピペリジンカルボキシラートの
混合物をエタノール(1.1L)に溶かし、L−システ
インメチル塩酸塩(0.34g、0.2mol)と酢酸ナトリウム
(16g、0.2mol)の水(150mL)溶液と合した。次に酢酸
(19mL)を加えて、18時間攪拌した後、反応液に酢酸
エチル(3L)を加え、有機層を分取し、飽和重曹水(2
L)、水、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧濃縮した。 残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(hexane:AcOEt=1:1)で精製し、表記化合物の混合物
を油状物として67g(収率59%)得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 0.88 (1.5H, d, J=6Hz), 1.01 (1.
5H, d, J=6Hz), 1.10−2.20 (5H, m), 2.74 (0.5H, dd,
J=10Hz, 10Hz), 2.96 (0.5H, dd, J=10Hz, 8Hz), 3.12
(0.5H, dd, J=6Hz, 10Hz), 3.26 (0.5H, dd, J=10Hz,
7Hz), 3.74 (1.5H, s), 3.78 (1.5H, s), 3.98 (0.5H,
dd, J=6Hz, 8Hz), 4.12 (0.5H, dd, J=7Hz, 10Hz), 4.2
9 (0.5H, d, J=6Hz), 4.37 (0.5H, d, J=6Hz), 4.42−
4.58 (1H, m), 5.10 (2H, s), 5.31−5.40 (1H, m), 6.
91 (1H, s), 7.24−7.40 (15H, m) MASS (m/e); 577 (MH+)
【0112】実施例11メチル (3R,6S,9R,9aR)−6−t−ブト
キシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタ
ヒドロアゼピン[2,1−b]チアゾロ−3−カルボキ
シラート
キシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタ
ヒドロアゼピン[2,1−b]チアゾロ−3−カルボキ
シラート
【0113】
【化109】
【0114】メチル (2RS、4R)−2−[(1
R,4S)−4−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−
(4−ニトロベンジルオキシカルボニル)−1−メチル
ブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラート(84mg,0.
164mmol)、エタノール(8.2ml)、10%Pd/C(50wt%wet, 25m
g)を混ぜ、室温下にパールで水素添加(H2、3kgf/cm2)を
行った。8.25時間後減圧濃縮し、メチル (2R
S、4R)−2−[(1R,4S)−4−t−ブトキシ
カルボニルアミノ−4−カルボキシ−1−メチルブチ
ル]チアゾリジン−4−カルボキシラート76mgを黄色油
状物として得た。これに、室温で脱水テトラヒドロフラ
ン(3.3ml)、N−メチルモルホリン(0.018ml,0.164mmo
l)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1、2−
ジヒドロキノリン(EEDQ;49mg,0.20mmol)を連続的に加
え、攪拌した。65.5時間後反応液を外温40℃で減圧
濃縮し、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、残
渣67mgを得、これをフラッシュシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[シリカゲル:16g、溶出液:hexane-AcOE
t(4:1)]により精製し、表記化合物19.2mg(収率 33%)を
得た。
R,4S)−4−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−
(4−ニトロベンジルオキシカルボニル)−1−メチル
ブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラート(84mg,0.
164mmol)、エタノール(8.2ml)、10%Pd/C(50wt%wet, 25m
g)を混ぜ、室温下にパールで水素添加(H2、3kgf/cm2)を
行った。8.25時間後減圧濃縮し、メチル (2R
S、4R)−2−[(1R,4S)−4−t−ブトキシ
カルボニルアミノ−4−カルボキシ−1−メチルブチ
ル]チアゾリジン−4−カルボキシラート76mgを黄色油
状物として得た。これに、室温で脱水テトラヒドロフラ
ン(3.3ml)、N−メチルモルホリン(0.018ml,0.164mmo
l)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1、2−
ジヒドロキノリン(EEDQ;49mg,0.20mmol)を連続的に加
え、攪拌した。65.5時間後反応液を外温40℃で減圧
濃縮し、5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、残
渣67mgを得、これをフラッシュシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[シリカゲル:16g、溶出液:hexane-AcOE
t(4:1)]により精製し、表記化合物19.2mg(収率 33%)を
得た。
【0115】実施例12メチル (3R,6S,9R,9aR)−6−メトキシ
カルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒド
ロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボキシラ
ート
カルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒド
ロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボキシラ
ート
【0116】
【化110】
【0117】メチル (2RS、4R)−2−[(1R
S,4S)−4−t−ブトキシカルボニル−4−メトキ
シカルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン
−4−カルボキシラート(178.4g,457mmol)に、室温でト
リフルオロ酢酸(351ml, 4.57mol)を加え、窒素雰囲気下
に44.5時間攪拌し、メチル (2RS、4R)−2
−[(1RS,4S)−4−カルボキシ−4−メトキシ
カルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−
4−カルボキシラートとした。次に氷冷下に脱水テトラ
ヒドロフラン(4.57L)、N−メチルモルホリン(602ml,5.
48mol)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1、
2−ジヒドロキノリン(EEDQ;141.2g,572mmol)を連続的
に加えた後、氷冷を止め室温にて攪拌した。63.5時
間後反応液を外温35℃で減圧濃縮し、その残渣を酢酸エ
チル(2L)に溶解し、20Lの攪拌型抽出器に移し、水(1
L)、1N-塩酸(1Lx2)で洗浄した。洗液の水層を酢酸エチ
ル(1L)で再抽出し、これを1N-塩酸(1L)で洗浄した。抽
出した酢酸エチル層をまとめ飽和重曹水(1.5L)、飽和食
塩水(1L)で洗浄し無水硫酸マグネシウム(250g)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し、褐色油状残
渣112gを褐色油状物を得た。これをフラッシュシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:1.7kg、溶
出液:hexane-AcOEt(2:1)、hexane-AcOEt(3:2)、hexane
-AcOEt(1:1)、hexane-AcOEt(2:3)]により精製し、表記
化合物74.9g(収率51.8%)を淡黄色油状物として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ:5.97 (1H, brd, J=8.0Hz),
5.21 (1H, s), 4.99 (1H, t, J=7.0Hz), 4.31 (1H, m),
3.78 (3H, s), 3.67 (3H, s), 3.32 (1H, dd, J=6.0,
11.5Hz), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.14−1.78
(5H, m), 1.12 (3H, d, J=7.5Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C13H21O5N2S(MH+) 317.117
1,found 317.1171IR(neat) 3350, 2925, 1720, 1650, 1
500, 1440, 1400, 1350, 1220, 1170, 1050, 780 cm-1
S,4S)−4−t−ブトキシカルボニル−4−メトキ
シカルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン
−4−カルボキシラート(178.4g,457mmol)に、室温でト
リフルオロ酢酸(351ml, 4.57mol)を加え、窒素雰囲気下
に44.5時間攪拌し、メチル (2RS、4R)−2
−[(1RS,4S)−4−カルボキシ−4−メトキシ
カルボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−
4−カルボキシラートとした。次に氷冷下に脱水テトラ
ヒドロフラン(4.57L)、N−メチルモルホリン(602ml,5.
48mol)、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1、
2−ジヒドロキノリン(EEDQ;141.2g,572mmol)を連続的
に加えた後、氷冷を止め室温にて攪拌した。63.5時
間後反応液を外温35℃で減圧濃縮し、その残渣を酢酸エ
チル(2L)に溶解し、20Lの攪拌型抽出器に移し、水(1
L)、1N-塩酸(1Lx2)で洗浄した。洗液の水層を酢酸エチ
ル(1L)で再抽出し、これを1N-塩酸(1L)で洗浄した。抽
出した酢酸エチル層をまとめ飽和重曹水(1.5L)、飽和食
塩水(1L)で洗浄し無水硫酸マグネシウム(250g)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し、褐色油状残
渣112gを褐色油状物を得た。これをフラッシュシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル:1.7kg、溶
出液:hexane-AcOEt(2:1)、hexane-AcOEt(3:2)、hexane
-AcOEt(1:1)、hexane-AcOEt(2:3)]により精製し、表記
化合物74.9g(収率51.8%)を淡黄色油状物として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3) δ:5.97 (1H, brd, J=8.0Hz),
5.21 (1H, s), 4.99 (1H, t, J=7.0Hz), 4.31 (1H, m),
3.78 (3H, s), 3.67 (3H, s), 3.32 (1H, dd, J=6.0,
11.5Hz), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.14−1.78
(5H, m), 1.12 (3H, d, J=7.5Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C13H21O5N2S(MH+) 317.117
1,found 317.1171IR(neat) 3350, 2925, 1720, 1650, 1
500, 1440, 1400, 1350, 1220, 1170, 1050, 780 cm-1
【0118】実施例13メチル (3R,6S,9R,9aR)−6−アミノ−
9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2
−a]アゼピン−3−カルボキシラート
9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2
−a]アゼピン−3−カルボキシラート
【0119】
【化111】
【0120】窒素雰囲気下に室温で3Lフラスコに、メチ
ル (3R,6S,9R,9aR)−6−メトキシカル
ボニル−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボキシラート(74.7
g,236mmol)とメタンスルホン酸(460ml, 7.08mol)を加え
溶解させた後、外温を0℃とした。これにジメチルスル
フィッド(86.7ml, 1.18mol)を加え0℃の外浴をはず
し、室温まで昇温しながら攪拌し、4時間後反応完結を
確認した。20Lの攪拌型抽出器に、29%アンモニア水(831
g,14.2mol)、氷水(1.5L)、酢酸エチル(2L)、食塩(約300
g)を加えて攪拌し、これに反応液を徐々に加えた。酢酸
エチル層を分離しさらに水層を酢酸エチル(1Lx2)、ジク
ロロメタン(1L)で抽出した。有機層をまとめ飽和食塩水
(500ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(1kg)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチル(250
mlx4)を加えて濃縮を繰り返し、最後に外温40℃で真空
ポンプ乾燥し、表記化合物45.3g(収率74%)を黄色油状物
として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.17 (1H, s,), 5.00 (1H,
t, J=6.5Hz), 3.78 (3H,s), 3.48 (1H, dd, J=2.0, 10.
5Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.5, 11.5Hz), 3.11 (1H, dd,
J=7.0, 11.5Hz), 2.14~1.66 (7H, m), 1.12 (3H, d, J=
7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C11H19O3N2S(MH+) 259.111
6,found 259.1136
ル (3R,6S,9R,9aR)−6−メトキシカル
ボニル−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボキシラート(74.7
g,236mmol)とメタンスルホン酸(460ml, 7.08mol)を加え
溶解させた後、外温を0℃とした。これにジメチルスル
フィッド(86.7ml, 1.18mol)を加え0℃の外浴をはず
し、室温まで昇温しながら攪拌し、4時間後反応完結を
確認した。20Lの攪拌型抽出器に、29%アンモニア水(831
g,14.2mol)、氷水(1.5L)、酢酸エチル(2L)、食塩(約300
g)を加えて攪拌し、これに反応液を徐々に加えた。酢酸
エチル層を分離しさらに水層を酢酸エチル(1Lx2)、ジク
ロロメタン(1L)で抽出した。有機層をまとめ飽和食塩水
(500ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(1kg)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチル(250
mlx4)を加えて濃縮を繰り返し、最後に外温40℃で真空
ポンプ乾燥し、表記化合物45.3g(収率74%)を黄色油状物
として得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.17 (1H, s,), 5.00 (1H,
t, J=6.5Hz), 3.78 (3H,s), 3.48 (1H, dd, J=2.0, 10.
5Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.5, 11.5Hz), 3.11 (1H, dd,
J=7.0, 11.5Hz), 2.14~1.66 (7H, m), 1.12 (3H, d, J=
7.0Hz) HRMS(FAB) (m/e) calcd for C11H19O3N2S(MH+) 259.111
6,found 259.1136
【0121】実施例14メチル (3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2
S,3S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキ
ソペンチル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタ
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボキ
シラート
S,3S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキ
ソペンチル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタ
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボキ
シラート
【0122】
【化112】
【0123】実施例13で得たメチル (3R,6S,
9R,9aR)−6−アミノ−9−メチル−5−オキソ
オクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カ
ルボキシラート(35.3g,137mmol)を脱水テトラヒドロフ
ラン(1.00L)に溶解し、外温を0℃にて(2S,3S)
−2−アセチルチオペンタン酸(31.2g,164mmol)の脱水
テトラヒドロフラン(370ml)溶液を加えた。これに、N
−メチルモルフォリン(18.0ml,164mmol)、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール1水和物(25.1g,164mmol)、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩(WSC;31.4g, 164mmol)を加えた後、冷却を
止め徐々に室温に戻しながら窒素雰囲気下で攪拌した。
34時間後、反応液を外温40℃で減圧濃縮した。濃縮後残
渣に酢酸エチル(1.3L)、0.5N-塩酸(500ml)を加え酢酸エ
チル層を分取し、さらに水層を酢酸エチル(100ml)で再
抽出した。有機層を合わせて水(500ml)、飽和重曹水(20
0mlx2)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(200g)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し最後に真空ポ
ンプにて乾燥して、残渣58.4gを結晶として得た。これ
をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シ
リカゲル:2.6kg、溶出液:hexane-AcOEt(3:1)、AcOE
t]により精製した。得られた粗結晶をさらに酢酸エチ
ルより再結晶し、表記化合物を無色結晶として30.06g
(収率51.1%)得た。 mp 144−145℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.34 (1H, d, J=5.5Hz), 5.2
1 (1H, s), 5.00 (1H, t, J=6.5Hz), 4.48 (1H, m), 3.
96 (1H, d, J=7.0Hz), 3.79 (3H, s), 3.33 (1H,dd, J=
5.5, 11.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=6.5, 11.5Hz), 2.37
(3H, s), 2.18−1.50 (7H, m), 1.15 (1H, m), 1.10 (3
H, d, J=7.5Hz), 0.98 (3H, d, J=7.0Hz),0.88 (3H, t,
J=7.0Hz) [α]D25−138.1°(C0.935,CHCl3) FABMS (m/e) 431(MH+)
9R,9aR)−6−アミノ−9−メチル−5−オキソ
オクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カ
ルボキシラート(35.3g,137mmol)を脱水テトラヒドロフ
ラン(1.00L)に溶解し、外温を0℃にて(2S,3S)
−2−アセチルチオペンタン酸(31.2g,164mmol)の脱水
テトラヒドロフラン(370ml)溶液を加えた。これに、N
−メチルモルフォリン(18.0ml,164mmol)、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール1水和物(25.1g,164mmol)、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩(WSC;31.4g, 164mmol)を加えた後、冷却を
止め徐々に室温に戻しながら窒素雰囲気下で攪拌した。
34時間後、反応液を外温40℃で減圧濃縮した。濃縮後残
渣に酢酸エチル(1.3L)、0.5N-塩酸(500ml)を加え酢酸エ
チル層を分取し、さらに水層を酢酸エチル(100ml)で再
抽出した。有機層を合わせて水(500ml)、飽和重曹水(20
0mlx2)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(200g)で乾燥し
た。ろ過後、ろ液を外温40℃で減圧濃縮し最後に真空ポ
ンプにて乾燥して、残渣58.4gを結晶として得た。これ
をフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シ
リカゲル:2.6kg、溶出液:hexane-AcOEt(3:1)、AcOE
t]により精製した。得られた粗結晶をさらに酢酸エチ
ルより再結晶し、表記化合物を無色結晶として30.06g
(収率51.1%)得た。 mp 144−145℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.34 (1H, d, J=5.5Hz), 5.2
1 (1H, s), 5.00 (1H, t, J=6.5Hz), 4.48 (1H, m), 3.
96 (1H, d, J=7.0Hz), 3.79 (3H, s), 3.33 (1H,dd, J=
5.5, 11.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=6.5, 11.5Hz), 2.37
(3H, s), 2.18−1.50 (7H, m), 1.15 (1H, m), 1.10 (3
H, d, J=7.5Hz), 0.98 (3H, d, J=7.0Hz),0.88 (3H, t,
J=7.0Hz) [α]D25−138.1°(C0.935,CHCl3) FABMS (m/e) 431(MH+)
【0124】実施例15(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−3−メチル−1−オキサ−2−メルカプトペンチ
ル]アミノ]−9−メチル−5−オキサオクタヒドロチ
アゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
S)−3−メチル−1−オキサ−2−メルカプトペンチ
ル]アミノ]−9−メチル−5−オキサオクタヒドロチ
アゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
【0125】
【化113】
【0126】窒素雰囲気下でメチル (3R,6S,9
R,9Ra)−6−[[(2S,3S)−2−アセチル
チオ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9
−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボキシラート(28.67g,66.6mmo
l)を脱気した99.5%エタノール(774ml)に加え懸濁状態に
した後、外温を0℃にした。これに脱気した1N-水酸化
リチウム水溶液(333ml,333mmol)を15分かけて滴下し、
外浴をはずして室温まで昇温しながら窒素雰囲気下に攪
拌した。2時間後反応液を外温0℃に冷却してから2N-塩
酸(233ml,466mmol)を加え反応液を酸性にした。30分攪
拌後に酢酸エチル(1L)、水(400ml)、食塩(飽和する量ま
で)を加え食塩飽和下に抽出し、さらにもう一度水層を
酢酸エチル(200ml)で抽出した。有機層をまとめて飽和
食塩水(250ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(300g)
で乾燥し、ろ過後のろ液を外温40℃で減圧濃縮した。あ
る程度濃縮したところで残存する水を除去するため酢酸
エチル−エーテル−ヘキサンで数回にわたって共沸留去
し、得られた残渣アモルファスを真空ポンプで乾燥し
た。乾燥後アモルファス中に混入した無機塩を除くため
に50℃で酢酸エチル(200ml)を加え、ろ過後、ろ液を外
温40℃で減圧濃縮、真空乾燥した。表記化合物の粗生成
物27.45gを無色アモルファスとして得た。これに酢酸エ
チル(20ml)を加え外温を60℃にして溶解した後に、加熱
攪拌下エーテル(250ml)を徐々に加えた。さらに、あら
かじめ加温しておいたヘキサン(125ml)を加熱攪拌下に
徐々に加え、析出する結晶をろ取し、表記化合物23.7g
(収率95%、97.9%purity by HPLC)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.60 (1H, d, J=6.5Hz), 5.3
0 (1H, s), 5.06 (1H, dd, J=4.0, 7.0Hz), 4.60 (1H,
m), 3.46 (1H, dd, J=3.5, 12.0Hz), 3.25 (1H,dd, J=
6.5, 8.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=7.0, 12.0Hz), 2.18−
1.52 (7H, m), 1.86 (1H, d, J=9.0Hz), 1.23 (1H, m),
1.04 (3H, d, J=7.0Hz), 1.01 (3H, d, J=7.0Hz), 0.9
0 (3H, t, J=7.5Hz) [α]D27−104.7°(C1.025, CHCl3)
R,9Ra)−6−[[(2S,3S)−2−アセチル
チオ−3−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9
−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−
a]アゼピン−3−カルボキシラート(28.67g,66.6mmo
l)を脱気した99.5%エタノール(774ml)に加え懸濁状態に
した後、外温を0℃にした。これに脱気した1N-水酸化
リチウム水溶液(333ml,333mmol)を15分かけて滴下し、
外浴をはずして室温まで昇温しながら窒素雰囲気下に攪
拌した。2時間後反応液を外温0℃に冷却してから2N-塩
酸(233ml,466mmol)を加え反応液を酸性にした。30分攪
拌後に酢酸エチル(1L)、水(400ml)、食塩(飽和する量ま
で)を加え食塩飽和下に抽出し、さらにもう一度水層を
酢酸エチル(200ml)で抽出した。有機層をまとめて飽和
食塩水(250ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウム(300g)
で乾燥し、ろ過後のろ液を外温40℃で減圧濃縮した。あ
る程度濃縮したところで残存する水を除去するため酢酸
エチル−エーテル−ヘキサンで数回にわたって共沸留去
し、得られた残渣アモルファスを真空ポンプで乾燥し
た。乾燥後アモルファス中に混入した無機塩を除くため
に50℃で酢酸エチル(200ml)を加え、ろ過後、ろ液を外
温40℃で減圧濃縮、真空乾燥した。表記化合物の粗生成
物27.45gを無色アモルファスとして得た。これに酢酸エ
チル(20ml)を加え外温を60℃にして溶解した後に、加熱
攪拌下エーテル(250ml)を徐々に加えた。さらに、あら
かじめ加温しておいたヘキサン(125ml)を加熱攪拌下に
徐々に加え、析出する結晶をろ取し、表記化合物23.7g
(収率95%、97.9%purity by HPLC)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.60 (1H, d, J=6.5Hz), 5.3
0 (1H, s), 5.06 (1H, dd, J=4.0, 7.0Hz), 4.60 (1H,
m), 3.46 (1H, dd, J=3.5, 12.0Hz), 3.25 (1H,dd, J=
6.5, 8.5Hz), 3.14 (1H, dd, J=7.0, 12.0Hz), 2.18−
1.52 (7H, m), 1.86 (1H, d, J=9.0Hz), 1.23 (1H, m),
1.04 (3H, d, J=7.0Hz), 1.01 (3H, d, J=7.0Hz), 0.9
0 (3H, t, J=7.5Hz) [α]D27−104.7°(C1.025, CHCl3)
【0127】実施例16(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
【0128】
【化114】
【0129】窒素雰囲気下で脱水テトラヒドロフラン(3
15ml)と酢酸(5.05ml,88.2mmol)を混合し、外温を0℃に
冷却した。この溶液に1,1’−カルボニルビス−1H
−イミダゾール(CDI;12.3g, 75.6mmol)を一気に加え、
すぐに室温まで昇温させ2.5時間攪拌した。再び外温を0
℃に冷却し、これに(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−3−メチル−1−オキサ−2−
メルカプトペンチル]アミノ]−9−メチル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸(23.6g,63.0mmol)の脱水テトラヒドロフラン
(315ml)溶液を1時間かけて滴下し、その後室温まで昇温
させながら攪拌した。19時間後、外温40℃にて反応液を
減圧濃縮した。濃縮残渣を酢酸エチル(500ml)に溶解
し、1N-塩酸(100mlx2)、水(100mlx2)、飽和食塩水(100m
l)の順で洗浄し無水硫酸マグネシウム(100g)で乾燥後、
ろ液を外温40℃で減圧濃縮した。得られた無色結晶状残
渣26.77gにあらかじめ40℃に加温してあるメタノール(1
50ml)を攪拌下に徐々に加え、40分かけて完全溶解させ
た。続いて、50℃加温下に水(75ml)を徐々に加えて析出
する結晶をろ取し、表記化合物23.14g(収率88.2%)を得
た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.30−7.20 (1H, m), 5.28
(1H, s), 5.06 (1H, dd,J=3.0, 7.0Hz), 4.59 (1H, m),
3.95 (1H, d, J=7.0Hz), 3.46 (1H, dd, J=3.0,11.5H
z), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.39 (3H, s), 2.
16−1.52 (7H, m), 1.18 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=7.0
Hz), 1.00 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H,t, J=7.5Hz) [α]D27−160.3°(C1.175, CHCl3)
15ml)と酢酸(5.05ml,88.2mmol)を混合し、外温を0℃に
冷却した。この溶液に1,1’−カルボニルビス−1H
−イミダゾール(CDI;12.3g, 75.6mmol)を一気に加え、
すぐに室温まで昇温させ2.5時間攪拌した。再び外温を0
℃に冷却し、これに(3R,6S,9R,9aR)−6
−[[(2S,3S)−3−メチル−1−オキサ−2−
メルカプトペンチル]アミノ]−9−メチル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸(23.6g,63.0mmol)の脱水テトラヒドロフラン
(315ml)溶液を1時間かけて滴下し、その後室温まで昇温
させながら攪拌した。19時間後、外温40℃にて反応液を
減圧濃縮した。濃縮残渣を酢酸エチル(500ml)に溶解
し、1N-塩酸(100mlx2)、水(100mlx2)、飽和食塩水(100m
l)の順で洗浄し無水硫酸マグネシウム(100g)で乾燥後、
ろ液を外温40℃で減圧濃縮した。得られた無色結晶状残
渣26.77gにあらかじめ40℃に加温してあるメタノール(1
50ml)を攪拌下に徐々に加え、40分かけて完全溶解させ
た。続いて、50℃加温下に水(75ml)を徐々に加えて析出
する結晶をろ取し、表記化合物23.14g(収率88.2%)を得
た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.30−7.20 (1H, m), 5.28
(1H, s), 5.06 (1H, dd,J=3.0, 7.0Hz), 4.59 (1H, m),
3.95 (1H, d, J=7.0Hz), 3.46 (1H, dd, J=3.0,11.5H
z), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.39 (3H, s), 2.
16−1.52 (7H, m), 1.18 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=7.0
Hz), 1.00 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H,t, J=7.5Hz) [α]D27−160.3°(C1.175, CHCl3)
【0130】実施例17メチル (3R,6S、9R,9aR)−6−ベンジル
オキシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボ
キシラート
オキシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボ
キシラート
【0131】
【化115】
【0132】実施例10で得た油状物67gをアニソー
ル(54mL)に溶解し氷浴で冷却し、トリフルオロ酢
酸(92mL)を加え3時間攪拌した。反応液に酢酸エ
チル(500mL)を加え、N−メチルモルホリン(1
54mL、1.4mol)を滴下し、さらに1−エトキシカル
ボニル−2−エトキシ−1、2−ジヒドロキノリン(5
9g,0.24mol)を加え、24時間攪拌した。反応液を
酢酸エチル(3L)で希釈し、重曹水(2L)で1回、
水(2L)で3回、食塩水(1L)で1回洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(溶出液:hexane-AcOEt=2:1)で精
製し、表記化合物を油状物として26g(収率57%)
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.11 (3H, d, J=7Hz), 1.80−2.18
(5H, m), 3.12 (1H, dd, J=7Hz, 11Hz), 3.32 (1H, d
d, J=6Hz, 11Hz), 3.77 (3H, s), 4.32 (1H, dd,J=6Hz,
10Hz), 4.99 (1H, dd, J=6Hz, 7Hz), 5.10 (2H, s),
5.20 (1H, s), 6.06 (1H, d, J=6Hz), 7.30−7.45 (5H,
m) Mass (m/z); 415 (M+Na)
ル(54mL)に溶解し氷浴で冷却し、トリフルオロ酢
酸(92mL)を加え3時間攪拌した。反応液に酢酸エ
チル(500mL)を加え、N−メチルモルホリン(1
54mL、1.4mol)を滴下し、さらに1−エトキシカル
ボニル−2−エトキシ−1、2−ジヒドロキノリン(5
9g,0.24mol)を加え、24時間攪拌した。反応液を
酢酸エチル(3L)で希釈し、重曹水(2L)で1回、
水(2L)で3回、食塩水(1L)で1回洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(溶出液:hexane-AcOEt=2:1)で精
製し、表記化合物を油状物として26g(収率57%)
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.11 (3H, d, J=7Hz), 1.80−2.18
(5H, m), 3.12 (1H, dd, J=7Hz, 11Hz), 3.32 (1H, d
d, J=6Hz, 11Hz), 3.77 (3H, s), 4.32 (1H, dd,J=6Hz,
10Hz), 4.99 (1H, dd, J=6Hz, 7Hz), 5.10 (2H, s),
5.20 (1H, s), 6.06 (1H, d, J=6Hz), 7.30−7.45 (5H,
m) Mass (m/z); 415 (M+Na)
【0133】実施例18メチル (2RS,4R)−2−[(1R,4S)−4
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−カルボキシ−
1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボキシレー
ト および メチル (2RS,4R)−2−[(1
S,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4
−カルボキシ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−
カルボキシレート
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−カルボキシ−
1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボキシレー
ト および メチル (2RS,4R)−2−[(1
S,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4
−カルボキシ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−
カルボキシレート
【0134】
【化116】
【0135】実施例2と同様にして別に得たメチル
(2RS,4R)−2−[(1R,4S)−4−ジフェ
ニルメチルオキシカルボニル−4−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−
カルボキシラート と メチル(2RS,4R)−2−
[(1S,4S)−4−ジフェニルメチルオシカルボニ
ル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−メチル
ブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラート の混合
物(67g,0.11mol)をアニソール(67mL)に溶
解し氷浴で冷却した後トリフルオロ酢酸(67mL)を
滴下した。滴下終了後浴を外し室温で2時間攪拌した。
再び氷浴で冷却し1.2N塩酸溶液を加えた。ジイソプ
ロピルエーテル(700mL)を加え有機層を除き、水
層を重曹でアルカリ性にした。ジイソプロピルエーテル
(700mL)で水層を洗浄した後、水層を希塩酸でpH
=3.26に調整した。これにトルエン(700mL)を加
えて抽出し、有機層を水、食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥をし、減圧濃縮した。残渣にジイソプ
ロピルエーテル(120mL)を加え析出する結晶を濾
取して表記化合物を混合物として17g(無色結晶)得
た。1 H NMR (CDCl3) d: 0.97 (1.5H, d, J=7Hz), 1.09 (1.5
H, d, J=7Hz), 1.20−2.10 (5H, m), 2.82 (0.5H, dd,
J=10Hz, 10Hz), 3.05 (0.5H, dd, J=5Hz, 11Hz),3.19
(0.5H, dd, J=6Hz, 11Hz), 3.28 (0.5H, dd, J=4Hz, 10
Hz), 3.75 (1.5Hs), 3.78 (1.5H, s), 3.89 (0.5H, dd,
J=4Hz, 10Hz), 4.19 (0.5H, dd, J=5Hz,6Hz), 4.35−
4.50 (2H, m), 5.11 (2H, s), 5.44−5.52 (1H, m), 7.
30−7.40(5H, m)
(2RS,4R)−2−[(1R,4S)−4−ジフェ
ニルメチルオキシカルボニル−4−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−
カルボキシラート と メチル(2RS,4R)−2−
[(1S,4S)−4−ジフェニルメチルオシカルボニ
ル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−メチル
ブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラート の混合
物(67g,0.11mol)をアニソール(67mL)に溶
解し氷浴で冷却した後トリフルオロ酢酸(67mL)を
滴下した。滴下終了後浴を外し室温で2時間攪拌した。
再び氷浴で冷却し1.2N塩酸溶液を加えた。ジイソプ
ロピルエーテル(700mL)を加え有機層を除き、水
層を重曹でアルカリ性にした。ジイソプロピルエーテル
(700mL)で水層を洗浄した後、水層を希塩酸でpH
=3.26に調整した。これにトルエン(700mL)を加
えて抽出し、有機層を水、食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥をし、減圧濃縮した。残渣にジイソプ
ロピルエーテル(120mL)を加え析出する結晶を濾
取して表記化合物を混合物として17g(無色結晶)得
た。1 H NMR (CDCl3) d: 0.97 (1.5H, d, J=7Hz), 1.09 (1.5
H, d, J=7Hz), 1.20−2.10 (5H, m), 2.82 (0.5H, dd,
J=10Hz, 10Hz), 3.05 (0.5H, dd, J=5Hz, 11Hz),3.19
(0.5H, dd, J=6Hz, 11Hz), 3.28 (0.5H, dd, J=4Hz, 10
Hz), 3.75 (1.5Hs), 3.78 (1.5H, s), 3.89 (0.5H, dd,
J=4Hz, 10Hz), 4.19 (0.5H, dd, J=5Hz,6Hz), 4.35−
4.50 (2H, m), 5.11 (2H, s), 5.44−5.52 (1H, m), 7.
30−7.40(5H, m)
【0136】実施例19メチル (3R,6S、9R,9aR)−6−ベンジル
オキシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボ
キシラート
オキシカルボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオク
タヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボ
キシラート
【0137】
【化117】
【0138】実施例18で得たメチル (2RS,4
R)−2−[(1R,4S)−4−ジフェニルメチルオ
キシカルボニル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラ
ート と メチル (2RS,4R)−2−[(1S,
4S)−4−ジフェニルメチルオキシカルボニル−4−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−メチルブチル]
チアゾリジン−4−カルボキシラート の混合物2.0
g(4.9mmol)をTHF(20mL)に溶かし、氷浴で
冷却後トリエチルアミン1.0mL(9.9mmol)、クロロ
炭酸エチルエステル0.56mLの順で加えた。2時間
攪拌後、1N塩酸水溶液10mLを加え、酢酸エチル5
0mLで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)で精製し、表記化合物を黄色油状物として
1.46g(収率76%)得た。
R)−2−[(1R,4S)−4−ジフェニルメチルオ
キシカルボニル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1−メチルブチル]チアゾリジン−4−カルボキシラ
ート と メチル (2RS,4R)−2−[(1S,
4S)−4−ジフェニルメチルオキシカルボニル−4−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−メチルブチル]
チアゾリジン−4−カルボキシラート の混合物2.0
g(4.9mmol)をTHF(20mL)に溶かし、氷浴で
冷却後トリエチルアミン1.0mL(9.9mmol)、クロロ
炭酸エチルエステル0.56mLの順で加えた。2時間
攪拌後、1N塩酸水溶液10mLを加え、酢酸エチル5
0mLで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)で精製し、表記化合物を黄色油状物として
1.46g(収率76%)得た。
【0139】実施例20(3R,6S、9R,9aR)−6−ベンジオキシカル
ボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチ
アゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸
ボニルアミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチ
アゾロ[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸
【0140】
【化118】
【0141】実施例17で得たメチル (3R,6S、
9R,9aR)−6−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、
2−a]アゼピン−3−カルボキシラート1.41g
(3.6mmol)をTHFに溶解し、氷浴で冷却し、1N水
酸化リチウムを4.3mL加え、1時間攪拌した。反応
温度を室温に上げ、6時間攪拌した後、水21mLと酢
酸エチル7mLを加え、分液した。まず酢酸エチル層を
1N水酸化リチウム水溶液2mLで洗い、先の水層と合
し、この水層を1N塩酸水6.3mL加えて酸性にし
た。これに酢酸エチル21mLを加えてで抽出し、食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
した。残渣に酢酸エチル5mLを加え加熱溶解した後、
イソプロピルエーテル50mLを加えて氷冷し、析出し
た結晶(無色)を濾取して表記化合物を710mg(収
率53%)得た。 mp=146−147℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.01 (3H, d, J=7Hz), 1.70−2.15
(5H, m), 3.10 (1H, dd, J=7Hz, 12Hz), 3.45 (1H, d
d, J=8Hz, 12Hz), 4.38−4.44 (1H, m), 5.01−5.08 (1
H, m), 5.11 (2H, s), 5.26 (1H, s), 5.96 (1H, d, J=
6Hz), 7.20−7.40(5H, m)
9R,9aR)−6−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、
2−a]アゼピン−3−カルボキシラート1.41g
(3.6mmol)をTHFに溶解し、氷浴で冷却し、1N水
酸化リチウムを4.3mL加え、1時間攪拌した。反応
温度を室温に上げ、6時間攪拌した後、水21mLと酢
酸エチル7mLを加え、分液した。まず酢酸エチル層を
1N水酸化リチウム水溶液2mLで洗い、先の水層と合
し、この水層を1N塩酸水6.3mL加えて酸性にし
た。これに酢酸エチル21mLを加えてで抽出し、食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
した。残渣に酢酸エチル5mLを加え加熱溶解した後、
イソプロピルエーテル50mLを加えて氷冷し、析出し
た結晶(無色)を濾取して表記化合物を710mg(収
率53%)得た。 mp=146−147℃1 H NMR (CDCl3) δ: 1.01 (3H, d, J=7Hz), 1.70−2.15
(5H, m), 3.10 (1H, dd, J=7Hz, 12Hz), 3.45 (1H, d
d, J=8Hz, 12Hz), 4.38−4.44 (1H, m), 5.01−5.08 (1
H, m), 5.11 (2H, s), 5.26 (1H, s), 5.96 (1H, d, J=
6Hz), 7.20−7.40(5H, m)
【0142】実施例21(3R,6S、9R,9aR)−6−アミノ−9−メチ
ル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]ア
ゼピン−3−カルボン酸 ヨウ化水素酸塩
ル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]ア
ゼピン−3−カルボン酸 ヨウ化水素酸塩
【0143】
【化119】
【0144】実施例20と同様にして別に得た(3R,
6S、9R,9aR)−6−ベンジオキシカルボニルア
ミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸1g(2.6mmo
l)をアセトニトリル5mLに溶解し、氷冷下でトリメ
チルシリルアイオダイド0.66mL加え、30分その
ままの温度で攪拌した。次に室温で20分攪拌した後メ
タノール0.32mLを加え30分攪拌した。イソプロ
ピルエーテル10mLを加えて析出する固体を濾過して
淡黄色の表記化合物を0.92g(収率93%)得た。1 H NMR (CD3OD) δ: 1.11 (3H, d, J=6Hz), 1.70−1.80
(1H, m), 1.90−2.10 (4H, m), 3.22 (1H, dd, J=7Hz,
11Hz), 3.30−3.38 (1H, m), 4.17 (1H, d, J=9Hz),
4.81 (1H, dd, J=7Hz, 7Hz), 5.33 (1H, s)
6S、9R,9aR)−6−ベンジオキシカルボニルア
ミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸1g(2.6mmo
l)をアセトニトリル5mLに溶解し、氷冷下でトリメ
チルシリルアイオダイド0.66mL加え、30分その
ままの温度で攪拌した。次に室温で20分攪拌した後メ
タノール0.32mLを加え30分攪拌した。イソプロ
ピルエーテル10mLを加えて析出する固体を濾過して
淡黄色の表記化合物を0.92g(収率93%)得た。1 H NMR (CD3OD) δ: 1.11 (3H, d, J=6Hz), 1.70−1.80
(1H, m), 1.90−2.10 (4H, m), 3.22 (1H, dd, J=7Hz,
11Hz), 3.30−3.38 (1H, m), 4.17 (1H, d, J=9Hz),
4.81 (1H, dd, J=7Hz, 7Hz), 5.33 (1H, s)
【0145】実施例22(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
【0146】
【化120】
【0147】DMF0.14mLをTHF2mLに溶か
し氷冷した。オキシ塩化燐0.25mLを滴下し20分
そのままの温度で攪拌した。この溶液に(2S,3S)
−2−アセチルチオ−3−メチルペンタン酸251mg
(1.3mmol)加えた。さらに20分攪拌後、実施例20
で得た(3R,6S、9R,9aR)−6−アミノ−9
−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−
a]アゼピン−3−カルボン酸 ヨウ化水素酸塩0.4
8g(1.32mmol)とN、Oービス(トリメチルシリル)
アセタミド1.3mL、Nーメチルモルホリン0.14m
Lを溶かしたTHF10mLの溶液に加えた。1時間反
応後、1N塩酸水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、食塩水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮した。残渣にメタノール2mLを加え、40℃に
加熱した。水1mLを加え、室温で12時間攪拌した。
析出した結晶を濾取し表記化合物を308mg(収率5
6%)得た。
し氷冷した。オキシ塩化燐0.25mLを滴下し20分
そのままの温度で攪拌した。この溶液に(2S,3S)
−2−アセチルチオ−3−メチルペンタン酸251mg
(1.3mmol)加えた。さらに20分攪拌後、実施例20
で得た(3R,6S、9R,9aR)−6−アミノ−9
−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−
a]アゼピン−3−カルボン酸 ヨウ化水素酸塩0.4
8g(1.32mmol)とN、Oービス(トリメチルシリル)
アセタミド1.3mL、Nーメチルモルホリン0.14m
Lを溶かしたTHF10mLの溶液に加えた。1時間反
応後、1N塩酸水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、食塩水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮した。残渣にメタノール2mLを加え、40℃に
加熱した。水1mLを加え、室温で12時間攪拌した。
析出した結晶を濾取し表記化合物を308mg(収率5
6%)得た。
【0148】実施例23(3R,6S、9R,9aR)−6−アミノ−9−メチ
ル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]ア
ゼピン−3−カルボン酸
ル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]ア
ゼピン−3−カルボン酸
【0149】
【化121】
【0150】実施例20と同様にして別に得た(3R,
6S、9R,9aR)−6−ベンジオキシカルボニルア
ミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸500mg
(1.32mmol)をアセトニトリル2.5mLに溶解し、氷
冷下でトリメチルシリルアイオダイド0.37mL加
え、30分そのままの温度で攪拌した。次に室温で20
分攪拌した後メタノール2.5mLを加え、続いて酢酸
ナトリウム200mgを溶かしたメタノール溶液2.5
mLを加え1時間攪拌した。析出した固体を濾過して無
色の表記化合物を0.27g(収率84%)得た。 mp=258−259℃1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.08 (3H, d, J=7Hz), 1.60−1.
80 (3H, m), 1.85−2.00(2H, m), 3.06−3.20 (2H, m),
3.90 (1H, d, J=7Hz, 7Hz), 5.31 (1H, s)
6S、9R,9aR)−6−ベンジオキシカルボニルア
ミノ−9−メチル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3、2−a]アゼピン−3−カルボン酸500mg
(1.32mmol)をアセトニトリル2.5mLに溶解し、氷
冷下でトリメチルシリルアイオダイド0.37mL加
え、30分そのままの温度で攪拌した。次に室温で20
分攪拌した後メタノール2.5mLを加え、続いて酢酸
ナトリウム200mgを溶かしたメタノール溶液2.5
mLを加え1時間攪拌した。析出した固体を濾過して無
色の表記化合物を0.27g(収率84%)得た。 mp=258−259℃1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.08 (3H, d, J=7Hz), 1.60−1.
80 (3H, m), 1.85−2.00(2H, m), 3.06−3.20 (2H, m),
3.90 (1H, d, J=7Hz, 7Hz), 5.31 (1H, s)
【0151】実施例24(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
S)−2−アセチルチオ−3−メチル−1−オキソペン
チル]アミノ]−9−メチル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸
【0152】
【化122】
【0153】DMF0.12mLをTHF4mLに溶か
し氷冷した。オキシ塩化燐0.13mLを滴下し20分
そのままの温度で攪拌した。その溶液に(2S,3S)
−2−アセチルチオ−3−メチルペンタン酸214mg
(1.1mmol)加えた。さらに20分攪拌後、(3R,6
S、9R,9aR)−6−アミノ−9−メチル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3
−カルボン酸0.25g(1.0mmol)とN、O−ビス(ト
リメチルシリル)アセタミド0.76mLを溶かしたT
HF4mLの溶液に加えた。1時間反応後、1N塩酸水
を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、食塩水
洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残
渣にメタノール1mLを加え、40℃に加熱した。水
0.5mLを加え、室温で12時間攪拌した。析出した
結晶を濾取し表記化合物を254mg(収率61%)。
得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.30−7.20 (1H, m), 5.28
(1H, s), 5.06 (1H, dd,J=3.0, 7.0Hz), 4.59 (1H, m),
3.95 (1H, d, J=7.0Hz), 3.46 (1H, dd, J=3.0,11.5H
z), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.39 (3H, s), 2.
16−1.52 (7H, m), 1.18 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=7.0
Hz), 1.00 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H,t, J=7.5Hz)
し氷冷した。オキシ塩化燐0.13mLを滴下し20分
そのままの温度で攪拌した。その溶液に(2S,3S)
−2−アセチルチオ−3−メチルペンタン酸214mg
(1.1mmol)加えた。さらに20分攪拌後、(3R,6
S、9R,9aR)−6−アミノ−9−メチル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3、2−a]アゼピン−3
−カルボン酸0.25g(1.0mmol)とN、O−ビス(ト
リメチルシリル)アセタミド0.76mLを溶かしたT
HF4mLの溶液に加えた。1時間反応後、1N塩酸水
を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、食塩水
洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残
渣にメタノール1mLを加え、40℃に加熱した。水
0.5mLを加え、室温で12時間攪拌した。析出した
結晶を濾取し表記化合物を254mg(収率61%)。
得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.30−7.20 (1H, m), 5.28
(1H, s), 5.06 (1H, dd,J=3.0, 7.0Hz), 4.59 (1H, m),
3.95 (1H, d, J=7.0Hz), 3.46 (1H, dd, J=3.0,11.5H
z), 3.13 (1H, dd, J=7.0, 11.5Hz), 2.39 (3H, s), 2.
16−1.52 (7H, m), 1.18 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=7.0
Hz), 1.00 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H,t, J=7.5Hz)
【0154】実施例25(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン
酸
酸
【0155】
【化123】
【0156】L-イソロイシン(100 g, 0.762 mol)の1.
3M 硫酸(700 ml, 0.914 mol)溶液に亜硝酸ナトリウム
(105 g, 1.52 mol)水(147 ml)溶液を-5℃で約20分
かけて加え、0℃で2時間、室温で22時間攪拌した。食
塩(100 g)を加え室温で30分攪拌した後、酢酸エチル
(400ml X 4)で抽出した。合わせた有機層を減圧留去
し、表記化合物72.4 g (収率:72%)が淡黄色油状物
として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.93 (3H, t, J = 7.5Hz), 1.03 (3
H, d, J = 7.0Hz), 1.30(1H, m), 1.43 (1H, m), 1.89
(1H, m), 4.18 (1H, d, J =3.5Hz) MS(FAB) m/z : 133 [M+1]+
3M 硫酸(700 ml, 0.914 mol)溶液に亜硝酸ナトリウム
(105 g, 1.52 mol)水(147 ml)溶液を-5℃で約20分
かけて加え、0℃で2時間、室温で22時間攪拌した。食
塩(100 g)を加え室温で30分攪拌した後、酢酸エチル
(400ml X 4)で抽出した。合わせた有機層を減圧留去
し、表記化合物72.4 g (収率:72%)が淡黄色油状物
として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.93 (3H, t, J = 7.5Hz), 1.03 (3
H, d, J = 7.0Hz), 1.30(1H, m), 1.43 (1H, m), 1.89
(1H, m), 4.18 (1H, d, J =3.5Hz) MS(FAB) m/z : 133 [M+1]+
【0157】実施例26メチル (2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−メチル
ペンタナート
ペンタナート
【0158】
【化124】
【0159】(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−メ
チルペンタン酸(136 g, 1.03 mol)のメタノール(2.0
4L)溶液に濃硫酸(2.7 ml, 0.053 mol)を加え4時間
還流した。室温まで冷却後、炭酸水素ナトリウム(10.4
g、0.124mol)を加え室温で10分攪拌した後、溶媒を減
圧留去した。酢酸エチル(500ml)を加え、水(300m
l)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300ml)、飽和食
塩水(300ml)で順に洗浄した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、ろ過後溶媒を減圧留去すると表記化合物
126 g (収率:84%)が淡黄色油状物として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.90 (3H, t, J = 7.5Hz), 0.99 (3
H, d, J = 7.0Hz), 1.25(1H, m), 1.35 (1H, m), 1.80
(1H, br m), 2.69 (1H, d, J = 6.0Hz), 3.79 (3H, s),
4.09 (1H, dd, J =3.7, 6.0Hz)
チルペンタン酸(136 g, 1.03 mol)のメタノール(2.0
4L)溶液に濃硫酸(2.7 ml, 0.053 mol)を加え4時間
還流した。室温まで冷却後、炭酸水素ナトリウム(10.4
g、0.124mol)を加え室温で10分攪拌した後、溶媒を減
圧留去した。酢酸エチル(500ml)を加え、水(300m
l)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300ml)、飽和食
塩水(300ml)で順に洗浄した。有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、ろ過後溶媒を減圧留去すると表記化合物
126 g (収率:84%)が淡黄色油状物として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.90 (3H, t, J = 7.5Hz), 0.99 (3
H, d, J = 7.0Hz), 1.25(1H, m), 1.35 (1H, m), 1.80
(1H, br m), 2.69 (1H, d, J = 6.0Hz), 3.79 (3H, s),
4.09 (1H, dd, J =3.7, 6.0Hz)
【0160】実施例27メチル (2R,3S)−2−ブロモ−3−メチルペン
タナート
タナート
【0161】
【化125】
【0162】トリフェニルホスフィン(100 g, 0.383 m
ol)のアセトニトリル(0.48L)溶液に臭素(19.7 ml,
0.383 mol)を−10℃で滴下し、0℃で2時間攪拌し
た。この溶液にメチル (2S,3S)−2−ヒドロキ
シ−3−メチルペンタナート(40g, 0.274 mol)を室温
で加え、25時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(600ml)を加え、酢酸エチル(100ml)で3回抽出し
た。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後溶媒を
減圧留去すると表記化合物およびトリフェニルホスフィ
ンオキシドの混合物が白色固体油状混合物として得られ
た。この混合物にヘキサン(300ml)を加え0℃で2時間
攪拌し、濾過後濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:80 g、
溶出液:hexane:AcOEt=4:1)にて精製し、表記化合物53.
0 g(収率:93%)を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.93 (3H, t, J = 7.4Hz), 1.05 (3
H, d, J = 6.8Hz), 1.28(1H, m), 1.46 (1H, m), 1.97
(1H, m), 3.77 (3H, s), 4.24 (1H, dd, J =6.6Hz) 元素分析: calcd for C7H13BrO2;C 40.21, H 6.27; Fo
und C 40.21, H 6.27
ol)のアセトニトリル(0.48L)溶液に臭素(19.7 ml,
0.383 mol)を−10℃で滴下し、0℃で2時間攪拌し
た。この溶液にメチル (2S,3S)−2−ヒドロキ
シ−3−メチルペンタナート(40g, 0.274 mol)を室温
で加え、25時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(600ml)を加え、酢酸エチル(100ml)で3回抽出し
た。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後溶媒を
減圧留去すると表記化合物およびトリフェニルホスフィ
ンオキシドの混合物が白色固体油状混合物として得られ
た。この混合物にヘキサン(300ml)を加え0℃で2時間
攪拌し、濾過後濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:80 g、
溶出液:hexane:AcOEt=4:1)にて精製し、表記化合物53.
0 g(収率:93%)を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.93 (3H, t, J = 7.4Hz), 1.05 (3
H, d, J = 6.8Hz), 1.28(1H, m), 1.46 (1H, m), 1.97
(1H, m), 3.77 (3H, s), 4.24 (1H, dd, J =6.6Hz) 元素分析: calcd for C7H13BrO2;C 40.21, H 6.27; Fo
und C 40.21, H 6.27
【0163】実施例28(2R,3S)−2−ブロモ−3−メチルペンタン酸
【0164】
【化126】
【0165】メチル (2R,3S)−2−ブロモ−3
−メチルペンタナート(15.0 g, 71.7 mmol)の酢酸(1
95 ml)溶液に1M硫酸(150 ml, 150 mmol)を加え9時間
還流した。室温まで冷却後、溶媒を減圧留去した。飽和
食塩水(100ml)を加え、トルエン(50ml)で3回抽出し
た。有機層を水(100ml)で洗浄し硫酸マグネシウムで
乾燥、濾過後溶媒を減圧留去すると表記化合物11.3 g
(収率:81%)が無色油状物として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.95 (3H, t, J = 7.5Hz), 1.07 (3
H, d, J = 6.6Hz), 1.35(1H, m), 1.52 (1H, m), 2.00
(1H, m), 4.28 (1H, d, J =6.4Hz)
−メチルペンタナート(15.0 g, 71.7 mmol)の酢酸(1
95 ml)溶液に1M硫酸(150 ml, 150 mmol)を加え9時間
還流した。室温まで冷却後、溶媒を減圧留去した。飽和
食塩水(100ml)を加え、トルエン(50ml)で3回抽出し
た。有機層を水(100ml)で洗浄し硫酸マグネシウムで
乾燥、濾過後溶媒を減圧留去すると表記化合物11.3 g
(収率:81%)が無色油状物として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.95 (3H, t, J = 7.5Hz), 1.07 (3
H, d, J = 6.6Hz), 1.35(1H, m), 1.52 (1H, m), 2.00
(1H, m), 4.28 (1H, d, J =6.4Hz)
【0166】実施例29(2S,3S)−2−アセチルチオ−3−メチルペンタ
ン酸
ン酸
【0167】
【化127】
【0168】(2R,3S)−2−ブロモ−3−メチル
ペンタン酸(80.0 g, 0.41 mol)のアセトニトリル(40
0 ml)溶液にチオ酢酸カリウム(49.2 g, 0.431 mol)
を加え40℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、酢酸
エチル(415ml)を加え、水(356ml)で2回洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後溶媒を減圧
留去すると表記化合物の粗生成物60.4 g(収率:77%)
が淡黄色油状物として得られた。上記粗生成物(60.0
g, 0.41 mol)のアセトニトリル(720 ml)溶液に攪拌
しながら室温でジシクロヘキシルアミン(62.8 ml, 0.3
15 mol)を加えた。結晶が析出した後氷浴中で1時間攪
拌し、沈殿をろ取すると淡黄色の結晶93.8gが得られ
た。この結晶91.0gを酢酸エチル(273ml)に加温下に溶
解し、続いてヘキサン(273ml)を加え氷浴中で1時間攪
拌した。沈殿をろ取すると淡赤色の結晶62.8gが得られ
た。この結晶に酢酸エチル(188ml)、1M 硫酸水素カリ
ウム(288ml)、水(70ml)を加え抽出した。有機層を1
M 硫酸水素カリウム(188ml)、水(310ml)で順次洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後溶媒を減圧留
去すると表記化合物32.5 g(収率:54%)が褐色油状物
として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.92 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.03 (3
H, d, J = 6.8Hz), 1.24(1H, m), 1.59 (1H, m), 2.02
(1H, m), 2.38 (3H, s), 4.20 (1H, d, J =6.2Hz) MS(FAB) m/z : 191 [M+1]+
ペンタン酸(80.0 g, 0.41 mol)のアセトニトリル(40
0 ml)溶液にチオ酢酸カリウム(49.2 g, 0.431 mol)
を加え40℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、酢酸
エチル(415ml)を加え、水(356ml)で2回洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後溶媒を減圧
留去すると表記化合物の粗生成物60.4 g(収率:77%)
が淡黄色油状物として得られた。上記粗生成物(60.0
g, 0.41 mol)のアセトニトリル(720 ml)溶液に攪拌
しながら室温でジシクロヘキシルアミン(62.8 ml, 0.3
15 mol)を加えた。結晶が析出した後氷浴中で1時間攪
拌し、沈殿をろ取すると淡黄色の結晶93.8gが得られ
た。この結晶91.0gを酢酸エチル(273ml)に加温下に溶
解し、続いてヘキサン(273ml)を加え氷浴中で1時間攪
拌した。沈殿をろ取すると淡赤色の結晶62.8gが得られ
た。この結晶に酢酸エチル(188ml)、1M 硫酸水素カリ
ウム(288ml)、水(70ml)を加え抽出した。有機層を1
M 硫酸水素カリウム(188ml)、水(310ml)で順次洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後溶媒を減圧留
去すると表記化合物32.5 g(収率:54%)が褐色油状物
として得られた。1 H-NMR (CDCl3)δ:0.92 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.03 (3
H, d, J = 6.8Hz), 1.24(1H, m), 1.59 (1H, m), 2.02
(1H, m), 2.38 (3H, s), 4.20 (1H, d, J =6.2Hz) MS(FAB) m/z : 191 [M+1]+
【発明の効果】本発明の効果を従来の技術と比較する。
まず第一に、ピペリジン−2−カルボン酸のNH基の保
護基をアシル基からR 2オキシカルボニル基に変換する
ことによりパーヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
環上の9位の置換基のR配位の光学活性体の収率が大き
く向上した。即ち、WO96/02549A1の合成例
6に示されているピペリジン−2−カルボン酸のNH基
の保護基がアセチル基である化合物
まず第一に、ピペリジン−2−カルボン酸のNH基の保
護基をアシル基からR 2オキシカルボニル基に変換する
ことによりパーヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
環上の9位の置換基のR配位の光学活性体の収率が大き
く向上した。即ち、WO96/02549A1の合成例
6に示されているピペリジン−2−カルボン酸のNH基
の保護基がアセチル基である化合物
【0169】
【化128】
【0170】から導かれる下記化合物
【0171】
【化129】
【0172】の収率は合成例7に示されているように1
3%(混合物の異性対比が2:1)であるが、本発明の
実施例10、11および16に示されている如く、ピペ
リジン−2−カルボン酸のNH基の保護基をメチルオキ
シカルボニル基(実施例10)、t−ブチルオキシカル
ボニル基(実施例11)またはベンジルオキシカルボニ
ル基(実施例16)に変換した化合物から導かれたパー
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体
3%(混合物の異性対比が2:1)であるが、本発明の
実施例10、11および16に示されている如く、ピペ
リジン−2−カルボン酸のNH基の保護基をメチルオキ
シカルボニル基(実施例10)、t−ブチルオキシカル
ボニル基(実施例11)またはベンジルオキシカルボニ
ル基(実施例16)に変換した化合物から導かれたパー
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体
【0173】
【化130】
【0174】の収率は33〜57%と大幅に向上した。
第2に、安価なL−イソロイシンを出発原料とすること
により、(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル
ペンタン酸の大量製造は可能となった。これにより、心
不全の治療薬として有用な(3R,6S,9R,9a
R)−6−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−
メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸、特に(3R,6S,9R,9a
R)−6−[[(2S,3S)−2−アセチルチオ−3
−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−メチル
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸のより安価な工業的製造方法が完
成した。
第2に、安価なL−イソロイシンを出発原料とすること
により、(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル
ペンタン酸の大量製造は可能となった。これにより、心
不全の治療薬として有用な(3R,6S,9R,9a
R)−6−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−
メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸、特に(3R,6S,9R,9a
R)−6−[[(2S,3S)−2−アセチルチオ−3
−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−メチル
−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼ
ピン−3−カルボン酸のより安価な工業的製造方法が完
成した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 277/60 C07D 277/60 // C07M 7:00 (72)発明者 須田 眞次 茨城県取手市西2−2 G−1006 (72)発明者 米田 直樹 茨城県つくば市竹園1−906−306 (72)発明者 小竹 真 千葉県我孫子市我孫子144−3 モアクレ スト我孫子ヒルズ515 (72)発明者 松嶋 知広 茨城県つくば市松代2丁目25−9 アーク フラット205 (72)発明者 福田 吉男 東京都新宿区若宮庁5番地 ガーデン鷹乃 羽502号室 (72)発明者 下村 直之 茨城県牛久市さくら台三丁目32−6 (72)発明者 中 宏行 茨城県つくば市松代3−5−9 パークス クエア松代103 (72)発明者 赤松 啓史 茨城県つくば市天久保2−23−5 メゾン 学園201 (72)発明者 清水 寿一 茨城県つくば市松代3−7−17 松代パー クサイドハイ405 (72)発明者 内藤 俊彦 茨城県つくば市小白硲616−54 (72)発明者 生田 博憲 茨城県牛久市栄町2−35−12 (72)発明者 赤坂 光三 茨城県上柏田1−47−5
Claims (24)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2は互いに同一又は相異なり置換基
を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル基、置換
基を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖又は分枝
低級アルキルシリル基、置換基を有していてもよいフェ
ナシル基、ビニル基又はアリル基を意味し、R3は直鎖
または分枝低級アルキル基を意味する。)で示される
(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペリジン
カルボン酸誘導体。 - 【請求項2】一般式(II) 【化2】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味し、R4は水素
原子又は低級アルキル基を意味する。)で示される(2
S)−5−アルキル−2−ピペリジンカルボン酸誘導
体。 - 【請求項3】一般式(III) 【化3】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味し、R5は水素
原子、置換基を有していてもよい直鎖又は分枝低級アル
キル基、直鎖又は分枝低級アルキルシリル基、又はアリ
ル基を意味する。)で示される(2RS,4R)−2−
[(1RS,4S)−ブチル]チアゾリジン誘導体又は
その塩。 - 【請求項4】一般式(IV) 【化4】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4
−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体又はその塩。 - 【請求項5】一般式(V) 【化5】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体。 - 【請求項6】一般式(VI) 【化6】 (式中、R2、およびR3は前記を意味する。)で示され
る(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−5−
オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−
3−カルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項7】一般式(VII) 【化7】 (式中、R1およびR2は前記を意味する。)をアルキル
化して、一般式(I) 【化8】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボン酸誘導体を得、これを還元し、一般式
(II) 【化9】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味しする。)で
示される(2S)−5−アルキル−6−ヒドロキシ−2
−ピペリジンカルボン酸誘導体とし、これにカルボキシ
基が保護基を有していてもよいシステインと反応させ
て、一般式(III) 【化10】 (式中、R1,R2、R3およびR5は前記を意味する。)
で示される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)
−ブチル]チアゾリジン誘導体とし、選択的にR 1を脱
離して、一般式(IV) 【化11】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4
−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体を得、閉環
し、一般式(V) 【化12】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体に導き、ここでR5を脱離し、一般式(VI) 【化13】 (式中、R2およびR3は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体を得、次いでアミノ基の保護基であ
る−CO2R2を脱離して、一般式(VIII) 【化14】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体を得、これに一般式(IX) 【化15】 (式中、R6はアシル基を意味する。)で示される(2
S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又
はその酸の反応性誘導体とを反応させることを特徴とす
る一般式(X) 【化16】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸の製
造方法。 - 【請求項8】一般式(I) 【化17】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボン酸誘導体を還元し、一般式(II) 【化18】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−ヒドロキシ−2−
ピペリジンカルボン酸誘導体とし、次いで、カルボキシ
基が保護基を有していてもよいシステインと反応させ
て、一般式(III) 【化19】 (式中、R1、R2、R3よびR4は前記を意味する。)で
示される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−
ブチル]チアゾリジン誘導体とし、選択的にR1を脱離
して、一般式(IV) 【化20】 (式中、R2、R3およびR4は前記を意味する。)で示
される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4
−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体を得、閉環す
ることを特徴とする一般式(V) 【化21】 (式中、R2、R3およびR4は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体の製造方法。 - 【請求項9】一般式(II”) 【化22】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味し、R4’は直
鎖又は分枝低級アルキル基を意味する。)で示される
(2S)−5−アルキル−6−アルコキシピペリジン誘
導体にカルボキシ基が保護基を有していてもよいシステ
インと反応させて、一般式(III) 【化23】 (式中、R1,R2、R3およびR5は前記を意味する。)
で示される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)
−ブチル]チアゾリジン誘導体とし、選択的にR 1を脱
離して、一般式(IV) 【化24】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(2RS,4R)−2−[(1RS,4S)−4
−カルボキシブチル]チアゾリジン誘導体を得、閉環す
ることを特徴とする一般式(V) 【化25】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体の製造方法。 - 【請求項10】一般式(VII) 【化26】 (式中、R1およびR2は前記を意味する。)をアルキル
化し、一般式(I) 【化27】 (式中、R1、R2およびR3は前記を意味する。)で示
される(2S)−5−アルキル−6−オキソ−2−ピペ
リジンカルボン酸誘導体の製造方法。 - 【請求項11】一般式(V) 【化28】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体のR5を脱離し、一般式(VI) 【化29】 (式中、R2およびR3は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体を得、次いでアミノ基の保護基−C
O2R2を脱離して、一般式(VIII) 【化30】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体を得、これに一般式(IX) 【化31】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又はそ
の酸の反応性誘導体とを反応させることを特徴とする一
般式(X) 【化32】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法。 - 【請求項12】一般式(V) 【化33】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体のR5を脱離し、一般式(VI) 【化34】 (式中、R2およびR3は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−5−オ
キソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3
−カルボン酸誘導体を得、次いでアミノ基の保護基−C
O2R2を脱離することを特徴とする、一般式(VII
I) 【化35】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体の製造方法。 - 【請求項13】一般式(V) 【化36】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体のR5およびアミノ基の保護基−CO2R2を同
時に脱離し、一般式(VIII) 【化37】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体を得、これに一般式(IX) 【化38】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又はそ
の酸の反応性誘導体とを反応させることを特徴とする一
般式(X) 【化39】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法 - 【請求項14】一般式(V) 【化40】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン−3−カルボン酸誘導体のR5およびアミノ基の保護
基−CO2R2を同時に脱離することを特徴とする、一般
式(VIII) 【化41】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体の製造方法。 - 【請求項15】 一般式(VIII) 【化42】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−アミノ−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
−3−カルボン酸誘導体と一般式(IX) 【化43】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又はそ
の酸の反応性誘導体とを反応させることを特徴とする一
般式(X) 【化44】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法。 - 【請求項16】一般式(V) 【化45】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体のアミノ基の保護基−CO2R2を脱離し、一般
式(XI) 【化46】 (式中、R3およびR5は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−6−ア
ミノ−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン−3−カルボン酸のエステル誘導体を得、これ
に一般式(IX) 【化47】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又はそ
の酸の反応性誘導体とを反応させて一般式(XIII) 【化48】 (式中、R3、R5およびR6は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2
S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソ
ペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタ
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体を得、次
いで、R5およびR6を脱離し、一般式(XIII) 【化49】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3S)−3−
メチル−2−メルカプト−1−オキソペンチル]アミ
ノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ
[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸とし、次いで
−SH基をアシル化することを特徴とする一般式(X) 【化50】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法。 - 【請求項17】一般式(V) 【化51】 (式中、R2、R3およびR5は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−
5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピ
ン誘導体のアミノ基の保護基−CO2R2を脱離し、一般
式(XII) 【化52】 (式中、R3およびR5は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−6−ア
ミノ−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]
アゼピン誘導体を得、次いで、これに一般式(IX) 【化53】 (式中、R6はアシル基を意味する。)で示される(2
S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸又
はその酸の反応性誘導体とを反応させることを特徴とす
る一般式(XII) 【化54】 (式中、R3、R5およびR6は前記を意味する。)で示
される(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2
S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソ
ペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタ
ヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体の製造方
法。 - 【請求項18】一般式(V’) 【化55】 (式中、R3およびR5は前記を意味し、R2’は置換基
を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル基、置換
基を有していてもよいシクロアルキル基、直鎖又は分枝
低級アルキルシリル基、置換基を有していてもよいフェ
ナシル基、ビニル基又はアリル基を意味する。)で示さ
れる(3R,6S,9R,9aR)−9−アルキル−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
誘導体のアミノ基の保護基−CO2R2’を選択的に脱離
し、一般式(XI’) 【化56】 (式中、R3は前記を意味する。)で示される(3R,
6S,9R,9aR)−9−アルキル−6−アミノ−5
−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン
誘導体を得、これに一般式(IX) 【化57】 (式中、R6はアシル基を意味する。)で示される(2
S,3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸と
反応させて一般式(XII’) 【化58】 (式中、R3およびR6は前記を意味し、R5’は置換基
を有していてもよい直鎖又は分枝低級アルキル基、直鎖
又は分枝低級アルキルシリル基、又はアリル基を意味す
る。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−6−
[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3−メチル−1
−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキル−5−オキ
ソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−
カルボン酸誘導体を得、次いでこのR5’を脱離するこ
とを特徴とする一般式(X) 【化59】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9aR)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法。 - 【請求項19】一般式(XI”) 【化60】 (式中、R3は前記を意味し、R5”はt−ブチル基を意
味する。)で示される(3R,6S,9R,9aR)−
9−アルキル−6−アミノ−5−オキソオクタヒドロチ
アゾロ[3,2−a]アゼピン誘導体に一般式(IX) 【化61】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸と反応
させて一般式(XII”) 【化62】 (式中、R3およびR6は前記を意味し、R5"はt−ブチ
ル基を意味する。)で示される(3R,6S,9R,9
aR)−6−[[(2S,3S)−2−アシルチオ−3
−メチル−1−オキソペンチル]アミノ]−9−アルキ
ル−5−オキソオクタヒドロチアゾロ[3,2−a]ア
ゼピン−3−カルボン酸誘導体を得、次いでR5"を選択
的に脱離することを特徴とする一般式(X) 【化63】 (式中、R3およびR6は前記を意味する。)で示される
(3R,6S,9R,9Ra)−6−[[(2S,3
S)−2−アシルチオ−3−メチル−1−オキソペンチ
ル]アミノ]−9−アルキル−5−オキソオクタヒドロ
チアゾロ[3,2−a]アゼピン−3−カルボン酸誘導
体の製造方法。 - 【請求項20】L−イソロイシン 【化64】 のアミノ基を水酸基に変換し、得られる(2S,3S)
−2−ヒドロキシ−3−メチルペンタン酸 【化65】 をエステル化し、次いで水酸基をブロム原子に変換後、
エステル部分を加水分解して(2S,3S)−2−ブロ
モ−3−メチルペンタン酸 【化66】 を得、これをアシルチオ化することを特徴とする一般式
(XIV) 【化67】 (式中、R6は前記を意味する。)で示される(2S,
3S)−2−アシルチオ−3−メチルペンタン酸の製造
方法。 - 【請求項21】R3がメチル基である請求項1−6のい
ずれか1項に記載の化合物または請求項7−18のいず
れか1項に記載の製造方法。 - 【請求項22】R1がベンツヒドリル基、t−ブチル基
または4−ニトロフェニルメチル基であり、R2が直鎖
または分枝低級アルキル基、ベンツヒドリル基または4
−ニトロフェニルメチル基であり、R3がメチル基であ
り、R5がメチル基またはエチル基でありR6がアセチル
基である請求項1−6のいずれか1項に記載の化合物、
または請求項7−19いずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項23】R1がベンツヒドリル基で、R2がベンジ
ル基で、R3およびR5がメチル基で、R6がアセチル基
である請求項1−6のいずれか1項に記載の化合物、ま
たは請求項7−18のいずれか1項に記載の記載の製造
方法。 - 【請求項24】R6がアセチル基である請求項20に記
載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9103466A JPH10291992A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | (9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9103466A JPH10291992A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | (9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10291992A true JPH10291992A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14354795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9103466A Pending JPH10291992A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | (9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10291992A (ja) |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP9103466A patent/JPH10291992A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11034684B2 (en) | Isoxazole analogs as FXR agonists and methods of use thereof | |
| KR101514953B1 (ko) | 매크로사이클릭 화합물의 제조방법 | |
| JP2025507684A (ja) | がんおよび炎症状態を処置するための、STAT3およびSTAT6モジュレータとしての6-オキソデカヒドロピロロ[1,2-a][1,5]ジアゾシンおよび6-オキソデカヒドロ-4H-ピロロ[2,1-d][1,5]チアゾシン誘導体 | |
| CN110678471B (zh) | Mk2抑制剂及其合成和中间体 | |
| WO2009125809A1 (ja) | ピペリジン誘導体 | |
| CN107531614B (zh) | 德罗格韦的制备方法 | |
| US7307174B2 (en) | Process and intermediates for the preparation of thienopyrrole derivatives | |
| IE55839B1 (en) | Azetidine compounds | |
| US8927739B2 (en) | Processes for the preparation of 5-azaspiro[2.4]heptane-6-carboxylic acid and its derivatives | |
| WO2018137679A1 (en) | Process for the Preparation of (10R) -7- (2-aminoacetyl) amino-12-fluoro-2, 10, 16-trimethyl-15-oxo-10, 15, 16, 17-tetrahydro-2H-8, 4- (metheno) pyrazolo [4, 3-h] [2, 5, 11] -benzoxadiazacyclotetradecine-3-carbonitrile | |
| WO2012062036A1 (zh) | 一种含培南类侧链的双环中间体的制备方法及其应用 | |
| JP2026016830A (ja) | 合成プロセス及び中間体 | |
| CN107074858A (zh) | 制备(2s,5r)‑6‑(苄氧基)‑7‑氧代‑1,6‑二氮杂二环[3.2.1]辛烷‑2‑羧酸钠的方法 | |
| CN103848851B (zh) | 一种盐酸头孢卡品酯的合成方法 | |
| CN112930338B (zh) | 氨基酸衍生物的制备方法 | |
| JPH10291992A (ja) | (9r)−光学活性体の製造方法及びその中間体 | |
| WO2002068428A1 (en) | Method of preparing cephalosporins using 4-hydroxyphenylglycine derivatives | |
| CN108864113B (zh) | 一种mdm2-hdac双靶点抑制剂、药物组合物及其制备和用途 | |
| KR100404685B1 (ko) | 4-히드록시페닐글리신 무수물을 이용한 세팔로스포린화합물의 제조방법 | |
| US20120142633A1 (en) | Methylpyrrolopyridinecarboxamides | |
| CN115960014B (zh) | N-oh谷氨酰胺衍生物及其制备方法与应用 | |
| KR20020069431A (ko) | 4-히드록시페닐글리신 유도체 및 이의 제조방법 | |
| KR20020069432A (ko) | 4-히드록시페닐글리신 유도체를 이용한 세팔로스포린화합물의 제조방법 | |
| ITMI951159A1 (it) | Cicloesanocefalosporine e procedimento per la loro preparazione |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |