JPH10292142A - 熱溶融性インク - Google Patents

熱溶融性インク

Info

Publication number
JPH10292142A
JPH10292142A JP10007297A JP10007297A JPH10292142A JP H10292142 A JPH10292142 A JP H10292142A JP 10007297 A JP10007297 A JP 10007297A JP 10007297 A JP10007297 A JP 10007297A JP H10292142 A JPH10292142 A JP H10292142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wax
ink
resin
parts
hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10007297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemasa Sawada
秀昌 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP10007297A priority Critical patent/JPH10292142A/ja
Publication of JPH10292142A publication Critical patent/JPH10292142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存性及び印字品質が良好で、OHPシート
への印字にも対応できる接着性、及び耐熱性に優れ、ホ
ットメルト型インクジェット記録に最適で鮮明な色を呈
する熱溶融性インクを提供すること。 【解決手段】 染料としてC.I.ソルベントブラック
29を用い、(a)アミド樹脂、C5・C9系合成石油
樹脂、のうちから選ばれた樹脂、(b)ロジン樹脂、テ
ルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、のうちから選ば
れた樹脂、(c)パラフィンワックス、ケトンワック
ス、酸化ポリエチレンワックス、のうちから選ばれたワ
ックス、(d)モノアミドワックス、ジアミドワック
ス、のうちから選ばれたワックス、の4種の成分のうち
少なくとも1種を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いられる熱溶融性インクに関し、特に、室温
より高温の状態の下でインクを加熱溶融して記録が行わ
れるホットメルトインクジェット記録装置に用いられる
熱溶融性インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方式として
は、例えば、連続して吐出されるインクの飛翔方向を静
電誘引力により偏向させて記録する、いわゆる電界制御
方式や、ピエゾ素子の振動を利用してインク室に加わる
圧力を制御することによりインクを吐出させる、いわゆ
るドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、キャ
ピラリ内のインクを局所的に加熱することにより気泡を
形成、成長させ、そのとき生じる圧力を利用してインク
を吐出させる、いわゆるサーマルインクジェット方式等
の各種の方式が提案されており、これらは極めて高精細
の画像を出力することができる。
【0003】これらのインクジェット記録方式に用いら
れるインクとしては、主溶媒として水を用いる水性イン
クと、主溶媒として有機溶媒を用いる油性インクとが一
般に用いられている。水性インクを用いた印刷画像は、
全般に、耐水性に劣っているのに対して、油性インク
は、優れた耐水性を有する印刷画像を提供することが可
能である。
【0004】しかしながら、これらの水性及び油性イン
クは、室温では液体のため、記録紙に印刷するとニジミ
が発生しやすかった。また、紙への浸透により印字濃度
が低くなりやすいために、十分な記録濃度が得られにく
かった。さらに、インクが常時液体であるがゆえに、イ
ンクからの析出物の発生が起こりやすく、この析出物が
インクジェット記録ヘッドのインクの流路や吐出口を塞
ぐ等、インクジェット記録方式の信頼性を大きく低下さ
せる原因となる欠点を有していた。
【0005】そこで、これら従来の溶液型のインクの欠
点を改良することを目的として、常温で固体であり、加
熱により溶融するインクを使用した、いわゆるホットメ
ルト型インクジェット記録方式が提案され、さらに、こ
の種のインクジェット記録方式に用いられる熱溶融性イ
ンクが各種提案されている。
【0006】例えば、米国特許第3653932号明細
書においては、セバシン酸ジアルキルエステルを含有す
るインク、米国特許第4390369号明細書及び特開
昭58-108271号公報においては、天然ワックス
を含有するインク、特開昭59-22973号公報にお
いては、ステアリン酸を含有するインク、特開昭61-
83268号公報においては、炭素原子数20〜24の
酸またはアルコールを含み、さらには、これらと融点が
相対的に高いケトンを含有するインク、特開昭62-4
8774号公報においては、高い水酸基価を有する熱硬
化性樹脂と、150℃より低い融点を有する固体有機溶
媒と、少量の染料物質とをふくむインク、特開昭62-
112627号公報においては、色材と、室温で固体で
あり、室温より高温に加熱すると液化する第1の溶媒
と、その第1の溶媒を溶解する室温で液体でかつ揮発性
の高い第2の溶媒とからなるインク、特開昭62-29
5973号公報においては、極性基を有する合成ワック
スと、そのワックスに可溶な染料を含有するインク、等
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の熱溶融性インクは、インクとしての基本性能であ
る、インクの保存時の色安定性、並びに記録濃度・色相
等の良好な印字品質を充分に満足するものはなく、特
に、インク主成分に対する染料の分散・溶解性が悪いこ
とが、これらの欠点に大きく影響を及ぼしていた。ま
た、近年のOA化により需要が高まりつつある、OHP
(オーバーヘッドプロジェクタ)等のプレゼンテーショ
ンメディアのカラー化に対応するためには、OHPフィ
ルムへの接着性、及び使用時の耐熱性が必要であるが、
これらの条件を全て満足できる熱溶融性インクはなかっ
た。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、保存性及び印字品質が良好で、
OHPシートへの印字にも対応できる接着性、及び耐熱
性に優れ、ホットメルト型インクジェット記録に最適で
鮮明な色を呈する熱溶融性インクを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の熱溶融性インクは、記録剤
として、C.I.ソルベントブラック29を含み、さら
に、その記録剤を溶解または分散する媒体が、(a)ア
ミド樹脂、C5系合成石油樹脂、C9系合成石油樹脂、
から選ばれた少なくとも1種の樹脂、(b) ロジン樹
脂、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂、(c)パラフィンワックス、
ケトンワックス、酸化ポリエチレンワックスから選ばれ
た少なくとも1種のワックス、(d)モノアミドワック
ス、ジアミドワックスから選ばれた少なくとも1種のワ
ックス、のうちの少なくとも一成分からなることを特徴
としている。
【0010】C.I.ソルベントブラック29は、油溶
性染料であり、前記の樹脂及びワックスに対する分散・
溶解性及び発色性が他の染料に比べて優れているため、
普通紙に印字した場合に理想的なブラック色を発色させ
ることができる。
【0011】また、前記のワックス類は、染料の分散・
溶解を行うと共に、熱特性及び粘度等、インクの物理特
性を決定するものである。前記の樹脂類は、インクの印
刷用紙への接着性、特にOHPや普通紙等、異なる印刷
用紙に対しても常に良好な接着性を確保するものであ
り、同時に、溶融時のインクの粘度制御の働きをする。
したがって、印字品質が良好で、OHPシートへの印字
にも対応できる接着性、及び耐熱性に優れ、ホットメル
ト型インクジェット記録に最適で鮮明な色を呈する熱溶
融性インクを提供することができる。
【0012】請求項2に記載の熱溶融性インクは、前記
記録剤を融解または分散するための前記媒体に酸化防止
剤を含むことを特徴としている。この酸化防止剤は、高
温使用時や長期保管時におけるインクの酸化を防止する
ことにより、インク及びそのインクによる記録物の変色
・退色を防ぎ、良好な保存性及び印字品質を確保するも
のである。したがって、保存性及び印字品質が良好で、
OHPシートへの印字にも対応できる接着性、及び耐熱
性に優れ、ホットメルト型インクジェット記録に最適で
鮮明な色を呈する熱溶融性インクを提供することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0014】記録剤として用いられる染料C.I.ソル
ベントブラック29の含有量は、記録剤を分散・溶解す
る溶媒成分としての樹脂・ワックス類等の種類や、色調
・画像濃度等のインクに要求される特性等に依存して決
定されるが、一般には、インク全重量に対して0.1乃
至15重量%、好ましくは0.5乃至10重量%、より
好ましくは1乃至5重量%の範囲である。含有量が1重
量%未満の場合は印字濃度が不十分となり、5重量%を
超える範囲においては、前記溶媒成分の選択の自由度が
狭くなる傾向にある。
【0015】前記記録剤としては、前記染料を単独で用
いる他に、前記染料と他の油溶性染料とを併用して用い
ることもできる。
【0016】次に、前記染料を溶質とする溶媒成分につ
いて説明する。
【0017】アミド樹脂、C5系合成石油樹脂、及びC
9系合成石油樹脂のうちから選ばれた少なくとも1種の
樹脂は、一般に、インク全重量に対して1乃至35重量
%の含有量であり、より好ましくは5乃至30重量%で
ある。含有量が5重量%未満の場合は、インクの粘度制
御の効果が弱くなり、また30重量%を越える範囲にお
いては、インクの粘度が高くなりすぎて、インクジェッ
トヘッドの吐出口から良好に吐出することができなくな
る。
【0018】ロジン樹脂、テルペン樹脂、及びテルペン
フェノール樹脂のうちから選ばれた少なくとも1種の樹
脂は、一般に、インク全重量に対して0.1乃至15重
量%の含有量であり、より好ましくは0.5乃至10重
量%である。含有量が0.5重量%未満の場合は、印字
用紙への接着性を高める効果が弱くなり、10重量%を
超える範囲においては、印字後のインクのタック性が大
きくなりすぎることにより、他の印字用紙と重ね合わせ
たときにインクがその重ねた他の用紙に移ってしまうこ
とがある。
【0019】パラフィンワックス、ケトンワックス、及
び脂肪酸アミドワックスから選ばれた少なくとも1種の
ワックスは、一般に、インク全重量に対して1乃至70
重量%の含有量であり、より好ましくは10乃至60重
量%である。含有量が10重量%未満の場合は、ワック
ス成分が少なくなり樹脂成分が多くなることによってイ
ンクの溶融温度の幅が広がってしまうために、シャープ
なインクの熱特性を得ることが困難となり、印字時の固
化速度が遅くなって印字後の用紙上のインクが他の紙に
移る等の問題が生じる。また、含有量が10重量%未満
の場合は、インクの粘度が高くなりすぎることにより、
インクジェットヘッドの吐出口から良好に吐出すること
ができなくなる。含有量が60重量%を超える場合は、
インクの粘度が低くなりすぎることにより、用紙上のイ
ンクのにじみ等の問題が生じ、良好に印字できなくな
る。
【0020】モノアミドワックス及びジアミドワックス
のうちから選ばれた少なくとも1種のワックスは、一般
に、インク全重量に対して0.5乃至40重量%の含有
量であり、より好ましくは5乃至30重量%である。含
有量が5重量%未満の場合は、染料の分散・溶解性が悪
くなる。30重量%を超える場合は、インクに不快な臭
いが生じると共に、インクの融点が上昇し、インクを溶
融させるための熱量が増加することによりインクジェッ
トヘッドの消費電力が大きくなってしまう。さらに、ア
ミン価が大きくなるので、耐熱性・耐光性・耐酸化性が
悪くなる。
【0021】酸化防止剤は、一般に、インク全重量に対
して0.1乃至5重量%含有量であり、より好ましくは
0.5乃至3重量%である。含有量が0.5重量%未満
では、インクの酸化防止効果、すなわち変色防止効果が
不十分であり、3重量%以上では、その融点の高さによ
り、インクの熱的性質を大きく変えてしまったり、印字
後のインク表面に過剰の酸化防止剤が白く粉を吹いたよ
うに析出することにより印字後のインクの色が悪くな
る。
【0022】以上の5種の成分を必須成分としてなる本
実施の形態の熱溶融性インクは、普通紙はもとより、O
HP用紙に対しても印字濃度が高く、鮮明で高品位な印
字が得られ、かつ耐光性、高温保存安定性にも優れた性
質を有するものであるが、さらに必要に応じて、紫外線
吸収剤、可塑剤、界面活性剤等の添加剤を添加すること
も可能である。
【0023】以下、本発明の実施の形態の熱溶融性イン
クの(以下、単にインクと略す)、より好適な実施例に
ついて、比較例と対比することにより、さらに詳細に説
明する。
【0024】
【実施例】尚、以下の実施例及び比較例の説明におい
て、「部」とは、全て「重量部」を示すものであるが、
全盛分の重量部の合計が100となるように記述してあ
るので、各成分の重量部の数値をもってインク全重量基
準の重量%と等価となる。
【0025】下記の実施例1乃至6、及び比較例1乃至
3の組成のインクは、各組成物を70℃〜250℃、好
ましくは100℃〜200℃程度の温度で加熱溶解し
(各実施例及び比較例における実際の溶解温度は各組成
により、それぞれ若干異なる)、十分に撹拌を行った
後、東洋濾紙(株)社製加熱濾過装置により、2μmの
メッシュフィルターを使用して濾過を行うことにより得
られる。
【0026】〈実施例1〉アミド樹脂としてはサンマイ
ド550(三和化学工業(株)社製)、テルペン樹脂と
してはクリアロンP115(ヤスハラケミカル(株)社
製)、ケトンワックスとしてはT−1(花王(株)社
製)、モノアミドワックスとしてはニッカアマイドSE
(日本化成工業(株)社製)、酸化防止剤としてはイル
ガノックス1010(チバガイギー(株)製)である。
【0027】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 サンマイド550 12 部 クリアロンP115 5 部 T−1 48 部 ニッカアマイドSE 30 部 イルガノックス1010 1.5部 である。
【0028】〈実施例2〉アミド樹脂としてはバーサミ
ド335(ヘンケル白水(株)社製)、テルペン樹脂と
してはYSポリスターT115(ヤスハラケミカル
(株)社製)、ケトンワックスとしてはワックスKM
(日本化成工業(株)社製)、モノアミドワックスとし
てはニッカアマイドS(日本化成工業(株)社製)、酸
化防止剤としてはアデカスタブAO−37(旭電化工業
(株)社製)である。
【0029】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 バーサミド335 22 部 YSポリスターT115 5 部 ワックスKM 48 部 ニッカアマイドS 20 部 アデカスタブAO−37 1.5部 である。
【0030】〈実施例3〉炭化水素系樹脂としてはアル
コンP115(荒川化学工業(株)社製)、テルペン樹
脂としてはYSポリスターT100(ヤスハラケミカル
(株)社製)、ケトンワックスとしてはステアロン(関
東化学(株)社製)、ビスアミドワックスとしてはビス
アマイド(日本化成工業(株)社製)、酸化防止剤とし
てはスミライザーBHT(住友化学(株)社製)であ
る。
【0031】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 アルコンP115 22 部 YSポリスターT100 5 部 ステアロン 50 部 ビスアマイド 18 部 スミライザーBHT 1.5部 である。
【0032】〈実施例4〉炭化水素系樹脂としてはアル
コンP100(荒川化学工業(株)社製)、テルペン樹
脂としてはYSポリスターT100(ヤスハラケミカル
(株)社製)、パラフィンワックスとしてはHNP−0
190(日本精蝋(株)社製)、モノアミドワックスと
してはニッカアマイドS(日本化成工業(株)社製)、
酸化防止剤としてはスミライザーBHT(住友化学
(株)社製)である。
【0033】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 アルコンP100 22 部 YSポリスターT100 5 部 HNP−0190 43 部 ニッカアマイドS 25 部 スミライザーBHT 1.5部 である。
【0034】〈実施例5〉炭化水素系樹脂としてはアル
コンM90(荒川化学工業(株)社製)、テルペン樹脂
としてはYSポリスター2115(ヤスハラケミカル
(株)社製)、パラフィンワックスとしてはHNP−1
6B(日本精蝋(株)社製)、モノアミドワックスとし
てはニッカアマイドS(日本化成工業(株)社製)、酸
化防止剤としてはアデカスタブAO−37(旭電化工業
(株)社製)である。
【0035】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 アルコンM90 20 部 YSポリスター2115 5 部 HNP−16B 45 部 ニッカアマイドS 25 部 アデカスタブAO−37 1.5部 である。
【0036】〈実施例6〉炭化水素系樹脂としてはアル
コンP115(荒川化学工業(株)社製)、テルペン樹
脂としてはSR−30PX(荒川化学工業(株)社
製)、パラフィンワックスとしてはパラフィンワックス
155(日本精蝋(株)社製)、モノアミドワックスと
してはニッカアマイドS(日本化成工業(株)社製)、
酸化防止剤としてはアデカスタブAO−37(旭電化工
業(株)社製)である。
【0037】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック29 3.5部 アルコンP115 20 部 SR−30PX 5 部 パラフィンワックス155 50 部 ニッカアマイドS 20 部 アデカスタブAO−37 1.5部 である。
【0038】〈比較例1〉アミド樹脂としてはサンマイ
ド550(三和化学工業(株)社製)、テルペン樹脂と
してはクリアロンP115(ヤスハラケミカル(株)社
製)、ケトンワックスとしてはT−1(花王(株)社
製)、モノアミドワックスとしてはニッカアマイドSE
(日本化成工業(株)社製)である。
【0039】インク処方は、 C. I.ソルベントブラック29 3.5部 サンマイド550 12 部 クリアロンP115 5 部 T−1 48 部 ニッカアマイドSE 31.5部 である。
【0040】〈比較例2〉染料はC.I.ソルベントブ
ラック3、アミド樹脂としてはバーサミド335(ヘン
ケル白水(株)社製)、テルペン樹脂としてはYSポリ
スターT115(ヤスハラケミカル(株)社製)、ケト
ンワックスとしてはワックスKM(日本化成工業(株)
社製)、モノアミドワックスとしてはニッカアマイドS
(日本化成工業(株)社製)、酸化防止剤としてはアデ
カスタブAO−37(旭電化工業(株)社製)である。
【0041】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック3 3.5部 バーサミド335 22 部 YSポリスターT115 5 部 ワックスKM 48 部 ニッカアマイドS 20 部 アデカスタブAO−37 1.5部 である。
【0042】〈比較例3〉染料としてはC.I.ソルベ
ントブラック27、炭化水素系樹脂としてはアルコンP
115(荒川化学工業(株)社製)、テルペン樹脂とし
てはYSポリスターT100(ヤスハラケミカル(株)
社製)、ケトンワックスとしてはステアロン(関東化学
(株)社製)、ビスアミドワックスとしてはビスアマイ
ド(日本化成工業(株)社製)、酸化防止剤としてはス
ミライザーBHT(住友化学(株)社製)である。
【0043】インク処方は、 C.I.ソルベントブラック27 3.5部 アルコンP115 22 部 YSポリスターT100 5 部 ステアロン 50 部 ビスアマイド 18 部 スミライザーBHT 1.5部 である。
【0044】以上に説明した実施例1乃至6及び比較例
1乃至3の各インクを、ホットメルト型インクジェット
記録装置(装置内で熱せられ液化されたインクを記録ヘ
ッドによりオンデマンドに吐出して液滴を記録用紙に付
着させるタイプのインクジェット記録装置)に搭載して
印字した場合の、印字色、保存安定性、耐熱性、及び耐
光性の評価結果を表1に示す。尚、各項目の評価方法及
び条件は下記の通りである。
【0045】(1)印字濃度…4024用紙(XERO
X社製)に全ノズル同時駆動で印字させて、パッチ(数
cm角の正方形形状のべた印字)を製作し、そのパッチ
を濃度計(マクベス(株)社製 RD914)により測
定し、そのOD値を下記基準 ○:OD値が1.2以上 △:OD値が1.2未満 ×:印字不可能(染料溶解せず) にて評価した。
【0046】(2)保存安定性…調製されたインクを1
20℃に熱したオーブン中に投入し、10日間保存し
た。その後前記記録装置に搭載して4024用紙(XE
ROX社製)に連続印刷100枚を行い、下記基準 ○:異常なし ×:不吐出、印字乱れ にて評価した。
【0047】(3)粘度変化…前記(2)で熱保存され
たサンプルを粘度計(ブルックフィールド(株)社製
LVDV−2+)により測定し、初期状態のものと比較
し、下記基準 ○:差が3.0以下 △:差が5.0以下 ×:差が10.0以上 にて評価した。
【0048】(4)耐熱性…前記(2)で印字されたサ
ンプルをパッチにし、そのパッチを多光源分光測色計
(スガ試験機(株)社製 MSC−5N)により測定
し、L*a*b*表色系で初期状態のものと比較してΔ
Eを計測し、下記基準 ○:ΔEが3.0以下 △:ΔEが5.0以下 ×:ΔEが10.0以上 にて評価した。
【0049】
【表1】
【0050】前記の表1の結果より、本実施例1乃至6
のインクは、印字濃度、保存安定性、粘度変化、及び耐
熱性の4つの評価項目のすべてにおいて、ほぼ満足でき
る特性を示すことが確認された。
【0051】一方、比較例1は、実施例1乃至6とほぼ
同様な組成であるが、酸化防止剤が存在しない。したが
って、上述したように、粘度変化が大きく、耐熱性が悪
化した。
【0052】また、比較例2及び3は、実施例1乃至6
とは異なる染料を用いているため、樹脂やワックスに対
する分散・溶解性が悪く、したがって印字濃度や保存安
定性等すべての評価項目において悪くなった。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したことから明らかなよう
に、本発明の請求項1に記載の熱溶融性インクによれ
ば、記録材としてのC.I.ソルベントブラック29
の、特定の樹脂・ワックス類への良好な分散・溶解性に
より、保存性及び印字品質が良好で、ホットメルト型イ
ンクジェット記録に最適で鮮明な色を呈する熱溶融性イ
ンクを提供することができる。この熱溶融性インクは、
耐熱性、保存性が良好であり、普通紙のみならず、OH
Pシート等の任意の記録用紙に対しても、良好な接着性
で印字できる。
【0054】また、請求項2に記載の熱溶融性インクに
よれば、保存性及び印字品質が良好で、OHPシートへ
の印字にも対応できる接着性、及び耐熱性に優れ、ホッ
トメルト型インクジェット記録に最適で鮮明な色を呈す
る熱溶融性インクを提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温より高温の状態でインクを加熱溶融
    して記録が行われるホットメルトインクジェット記録装
    置に用いられる熱溶融性インクであって、記録剤とし
    て、C.I.ソルベントブラック29を含み、その記録
    剤を溶解または分散する媒体が、下記(a)、(b)、
    (c)及び(d)、すなわち、 (a)アミド樹脂、C5系合成石油樹脂、C9系合成石
    油樹脂、のうちから選ばれた少なくとも1種の樹脂、 (b)ロジン樹脂、テルペン樹脂、テルペンフェノール
    樹脂、のうちから選ばれた少なくとも1種の樹脂、 (c)パラフィンワックス、ケトンワックス、酸化ポリ
    エチレンワックス、のうちから選ばれた少なくとも1種
    のワックス、 (d)モノアミドワックス、ジアミドワックス、のうち
    から選ばれた少なくとも1種のワックス、 のうちの少なくとも一成分からなることを特徴とする熱
    溶融性インク。
  2. 【請求項2】 前記媒体に酸化防止剤を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の熱溶融性インク。
JP10007297A 1997-04-17 1997-04-17 熱溶融性インク Pending JPH10292142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10007297A JPH10292142A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 熱溶融性インク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10007297A JPH10292142A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 熱溶融性インク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10292142A true JPH10292142A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14264264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10007297A Pending JPH10292142A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 熱溶融性インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10292142A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100355466B1 (ko) * 1999-10-28 2002-10-09 류봉영 고온 용융형 칼라 잉크 조성물
WO2011122062A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットインク及びインクジェット画像形成方法
JP2013032518A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Xerox Corp オキサゾリン化合物とポリテルペン樹脂とを含有する転相インク
JP2016199667A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 内外カーボンインキ株式会社 着色検査用インキ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100355466B1 (ko) * 1999-10-28 2002-10-09 류봉영 고온 용융형 칼라 잉크 조성물
WO2011122062A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットインク及びインクジェット画像形成方法
JP2013032518A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Xerox Corp オキサゾリン化合物とポリテルペン樹脂とを含有する転相インク
JP2016199667A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 内外カーボンインキ株式会社 着色検査用インキ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0844287B1 (en) Hot-melt solid ink composition
US6037396A (en) Hot-melt ink
US5922114A (en) Hot-melt ink composition
EP0688835B1 (en) Jet printing ink and printing method using the ink
JP6641653B2 (ja) インクジェットインク
US5298062A (en) Eutectic compositions for hot melt jet inks
US5954865A (en) Hot-melt ink composition
JPH01170672A (ja) 記録液及びそれを用いた画像形成方法
JP3052743B2 (ja) 熱溶融性インク
JP4281259B2 (ja) インクジェット記録用インク
JPH10292142A (ja) 熱溶融性インク
US6059871A (en) Ink compositions
JPH10265723A (ja) 熱溶融性インク
JPH10265724A (ja) 熱溶融性インク
JP4158303B2 (ja) インクジェット記録用水性顔料インキ
JPH01170674A (ja) 記録液
JP4852715B2 (ja) インクジェット用インク組成物
JP4366558B2 (ja) インクジェット用水性インクセット及びインクジェット記録方法
JPH0229471A (ja) インク組成物
JPH05339528A (ja) インク組成物
JP2003026963A (ja) ホットメルトインク組成物及びそれによる記録物
JP2001115072A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2658234B2 (ja) インク組成物
JPH093377A (ja) インクジェット用ホットメルト型インク組成物
JP3513415B2 (ja) インク、画像記録方法、画像記録装置、インクカートリッジ、記録ユニット