JPH10293478A - カラー画像形成装置及び白黒画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置及び白黒画像形成装置

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JPH10293478A
JPH10293478A JP9102199A JP10219997A JPH10293478A JP H10293478 A JPH10293478 A JP H10293478A JP 9102199 A JP9102199 A JP 9102199A JP 10219997 A JP10219997 A JP 10219997A JP H10293478 A JPH10293478 A JP H10293478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中間転写ベルトに対する二次転写ローラの位置
精度、平行度を向上させる。 【解決手段】一次転写ユニット5のフレーム5Aに、位
置決め部材27を取り付け、これによってローラ5cを
支持し、位置決め用のV字形の溝部27aを設ける。ロ
ーラ5c等に中間転写ベルト5aを掛け渡す。二次転写
ユニット50のフレーム24を、揺動軸22によって揺
動自在に、また揺動軸22に遊嵌した軸受け30によっ
て、転写材搬送方向(図6の左右方向)に移動自在に支
持する。二次転写ローラ11を回転自在に支持する軸受
け20を、フレーム24によって上下動自在に支持し、
加圧ばね19によって上方に付勢する。フレーム24に
円筒状の突当て部21fを設ける。偏心カム18を回転
させて、加圧部材26を押し上げ、加圧ばね25によっ
てフレーム24を押し上げ、突当て部21fを溝部27
aに押圧することで、ベルト5aに対してローラ11の
位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、レーザービームプリンタ等のカラー画像形成装置
及び白黒画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9、図10に、中間転写体として中間
転写ベルトを用いた、従来のカラー画像形成装置の概略
構成を示す。
【0003】同図に示すカラー画像形成装置は、像担持
体としての感光ドラム1と、一次転写ユニット5と、二
次転写ユニット50とを備えている。
【0004】一次転写ユニット5は、感光ドラム1の左
右両端部近傍(軸方向の両端部近傍)にそれぞれ配置し
た三角形状の一次転写フレーム5Aと、該一次転写フレ
ーム5Aによって回転自在に支持された駆動ローラ5a
と、二次転写対向ローラ5cと、従動ローラ5dと、こ
れらローラに掛け渡された無端状の中間転写ベルト5a
と、中間転写ベルト5aをその裏面側から感光ドラム1
に押圧して一次転写ニップ部N1 を構成する一次転写ロ
ーラ5jとを備えている。
【0005】二次転写ユニット50は、揺動軸22によ
って揺動自在に支持された二次転写フレーム21と、二
次転写フレーム21の左右両端部において上下動自在に
支持された軸受け20と、左右の軸受けによって回転自
在に支持された軸芯11aを有する転写ローラ11と、
各軸受け20を上方に向けて付勢する二次転写ローラ加
圧ばね19と、矢印R18方向に回転して前記二次転写
フレーム21を上昇させ、前記二次転写ローラ11を中
間転写ベルト5aに当接させて二次転写ニップ部N2
(図10参照)を構成する偏心カム(接離手段)18と
を備えている。また、二次転写フレーム21には、給搬
送手段7の搬送ローラ対7b、レジストローラ対7dを
介して搬送されてくる転写材の裏面をガイドする二次転
写入口ガイド21hが突設されている。
【0006】上述構成のカラー画像形成装置は、二次転
写ユニット50を図9に示す退避位置に退避させ、二次
転写ローラ11を中間転写ベルト5aから離間させた状
態で、感光ドラム1を矢印R1方向に、また中間転写ベ
ルト5aを矢印R5方向に回転させ、感光ドラム1表面
に順次に形成したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの各色のトナー像を、一次転写ニップ部N1 にて、一
次転写ローラ5jに一次転写バイアスを印加すること
で、中間転写ベルト5a上に順次に一次転写して重ね合
わせる。
【0007】つづいて、偏心カム18を矢印R18方向
に半回転させて、二次転写フレーム21を図10に示す
転写位置に配置し、二次転写ローラ11を中間転写ベル
ト5aに押し付けて二次転写ニップ部N2 を構成する。
そして、レジストローラ7dから中間転写ベルト5aと
同期をとって搬送された転写材を、二次転写入口ガイド
21hでガイドして二次転写ニップ部N2 に供給し、二
次転写ローラ11に二次転写バイアスを印加すること
で、中間転写ベルト5a上の4色のトナー像を転写材表
面に一括して二次転写する。
【0008】二次転写終了後の転写材は、定着装置(不
図示)によって加熱加圧されて表面にトナー像が定着さ
れ、画像形成を終了する。
【0009】上述の従来例においては、中間転写ベルト
5aに対する二次転写ローラ11の位置決めは、偏心カ
ム18を半回転させて二次転写ローラ11を中間転写ベ
ルトに押し付けることにより行っている。
【0010】次に、図11及び図12に、中間転写体と
して中間転写ドラムを使用した画像形成装置の例を示
す。
【0011】矢印R1方向に回転する感光ドラム1上に
順次に形成された4色のトナー像は、矢印R5方向に回
転する中間転写ドラム5Bに順次に一次転写されて中間
転写ドラム5B上で重ねられる。この4色のトナー像
は、レジストローラ対7dから供給される転写材に、二
次転写ユニット50によって一括して二次転写される。
二次転写ユニット50は、揺動自在な二次転写フレーム
24Aと、二次転写フレーム24Aによって回転自在に
支持されたローラ11A、11B、11Dと、これらに
掛け渡された二次転写ベルト11Cと、二次転写フレー
ム24Aを中間転写ドラム5Bに向けて付勢する二次転
写フレーム加圧ばね25Aと、回転により二次転写フレ
ーム24Aを昇降させる偏心カム18Aとを備えてお
り、二次転写フレーム24Aは、ローラ11Bの軸を中
心にして揺動自在に支持されている。転写材に対するト
ナー像の二次転写に際し、偏心カム18Aを図11の位
置から図12の位置にほぼ反回転させると、二次転写フ
レーム24Aの先端側(図11、図12の右側)が上昇
し、ローラ11Aが中間転写ドラム5Bに押圧されて、
中間転写ドラム5Bと二次転写ベルト11Cとの間に二
次転写ニップ部N2 が形成される。この二次転写ニップ
部N2 によって転写材を挟持搬送しながら、ローラ11
Aに二次転写バイアスを印加することにより、中間転写
ドラム5B上の4色のトナー像は、転写材表面に一括し
て転写される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の、中間転写体と
して中間転写ベルト5aを使用した従来例(図9、図1
0参照)においては、中間転写ベルト5aに対する二次
転写ローラ11の位置決めは、偏心カム18を半回転さ
せて二次転写ローラ11を中間転写ベルトに押し付ける
ことにより行っている。
【0013】このため、一次転写ユニット5に対する二
次転写ローラ11の位置精度は、二次転写フレーム21
の揺動軸22から二次転写ローラ11までの取り付け寸
法精度や偏心カム18の寸法精度に左右されてしまい、
図9、図10中の上下、左右方向の位置精度を確保する
のが難しいという問題があった。さらに、二次転写ロー
ラ11は、中間転写体ユニット5の二次転写対向ローラ
5cに対する平行度を確保するのも困難であるという問
題があった。
【0014】これにより、中間転写ベルト5aに対する
二次転写ローラ11の押圧力が不安定となり、二次転写
ローラ11の左右両端部での押圧力のばらつき、二次転
写時の圧変動等により画像不良が発生したり、転写材の
斜行が発生したりしていた。さらに、二次転写ニップ部
2 への転写材の突入も不安定となり、画像先端の不良
やジャムが発生する原因となっている。
【0015】なお、これらの問題は、中間転写体として
中間転写ドラム5Bを使用した従来例(図11、図12
参照)においても同様である。また白黒画像形成装置に
おいてもほぼ同様である。
【0016】そこで、本発明は、中間転写体に対する二
次転写ローラの位置精度や平行度を向上させ、押圧力を
安定させてそのばらつきや圧変動に起因する画像不良や
転写材の斜行を防止するとともに、二次転写ニップ部に
対する転写材の突入を安定させて、画像先端不良やジャ
ムを防止するようにしたカラー画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0017】また、像担持体に対する転写ローラの位置
精度や平行度を向上させ、押圧力を安定させてそのばら
つきや圧変動に起因する画像不良や転写材の斜行を防止
するとともに、転写ニップ部に対する転写材の突入を安
定させて、画像先端不良やジャムを防止するようにした
白黒画像形成装置を提供することも目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、像担持体上に形成したナー像を中間転写体上に一次
転写する工程を複数色のトナーについて行って前記中間
転写体上に複数色のトナー像を重ね、これら中間転写体
上のトナー像を二次転写ローラにより転写材に一括して
二次転写するカラー画像形成装置において、前記中間転
写体を支持するとともに位置決め部を有する一次転写フ
レームと、前記二次転写ローラを支持するとともに突当
て部を有し、前記一次転写フレームに対して接離可能な
二次転写フレームと、前記突当て部を前記位置決め部に
当接させることにより、前記一次転写フレーム及び前記
二次転写フレームを介して前記中間転写体に対する前記
二次転写ローラの位置決めを行う接離手段と、を備え
る、ことを特徴とする。
【0019】請求項2に係る本発明において、前記二次
転写フレームは、転写材搬送方向に向かって左右方向を
向いた揺動軸を中心として揺動可能に支持されるととも
に、左右方向の両端部が前記揺動軸によってそれぞれ独
立に転写材搬送方向に沿って移動可能に支持される、こ
とを特徴とする。
【0020】請求項3に係る本発明において、前記接離
手段は、前記二次転写フレームの突当て部を前記一次転
写フレームの位置決め部に押圧する第1の付勢部材を有
し、該第1の付勢部材の押圧によって前記中間転写体に
対する前記二次転写ローラの押圧力及び軸方向の平行度
を保持する、ことを特徴とする。
【0021】請求項4に係る本発明において、前記接離
手段は、前記二次転写フレームとの間に前記第1の付勢
部材が介装される二次転写フレーム加圧部材を有し、該
二次転写フレーム加圧部材を前記二次転写フレームに向
けて押圧することにより、前記第1の付勢部材及び前記
二次転写フレームを介して、該二次転写フレームの突当
て部を前記一次転写フレームの位置決め部に押圧する、
ことを特徴とする。
【0022】請求項5に係る本発明は、前記二次転写フ
レームと前記二次転写ローラとの間に介装されて前記二
次転写ローラを前記中間転写ベルトに押圧する第2の付
勢手段を有するとともに、該第2の付勢手段のばね力よ
りも前記第1の付勢手段のばね力を強く設定する、こと
を特徴とする。
【0023】請求項6に係る本発明は、前記突当て部
が、前記一次転写フレームから左右方向に突設された軸
によって回動自在に支持された円筒状のローラ部材であ
り、前記位置決め部が、前記ローラ部材の外周面の2箇
所に当接して前記ローラ部材の位置決めを行うV字形の
溝部である、ことを特徴とする。
【0024】請求項7に係る本発明は、前記ローラ部材
を回動自在に支持する軸によって揺動自在に支持された
二次転写入口ガイドを備え、該二次転写入口ガイドは、
転写材の裏面をガイドするガイド面と、前記二次転写ロ
ーラの軸芯に係合するとともに該軸芯から前記ガイド面
までの距離を一定に保持する係合部とを有する、ことを
特徴とする。
【0025】請求項8に係る本発明は、前記二次転写入
口ガイドの先端部を、前記中間転写体に向けて配置し
た、ことを特徴とする。
【0026】請求項9に係る本発明は、前記中間転写体
が、前記一次転写フレームによって支持された複数のロ
ーラに掛け渡された無端状の中間転写ベルトである、こ
とを特徴とする。
【0027】請求項10に係る本発明は、前記中間転写
体が、前記一次転写フレームによって支持された中間転
写ドラムである、ことを特徴とする。
【0028】請求項11に係る本発明は、像担持体表面
に形成したトナー像を、該像担持体表面に接離自在に配
置した転写ローラによって転写材上に転写する白黒画像
形成装置において、前記像担持体を支持するとともに位
置決め部を有する像担持体支持フレームと、前記転写ロ
ーラを支持するとともに突当て部を有し、前記像担持体
支持フレームに対して接離可能な転写ローラ支持フレー
ムと、前記突当て部を前記位置決め部に当接させること
により、前記像担持体支持フレーム及び前記転写ローラ
支持フレームを介して前記像担持体に対する前記転写ロ
ーラの位置決めを行う接離手段と、を備える、ことを特
徴とする。
【0029】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に対応する作用)は、次のとおりである。
【0030】接離手段によって、一次転写フレームの位
置決め部に、二次転写フレームの突当て部を当接させる
ことで、中間転写体に対する二次転写ローラの位置決め
を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0032】〈実施の形態1〉図1は、本発明に係るカ
ラー画像形成装置の一例を示す縦断面図である。なお、
同図に示すカラー画像形成装置は、電子写真方式の4色
フルカラーのレーザービームプリンタ(以下「画像形成
装置」という)である。
【0033】まず、同図を参照して、画像形成装置M全
体の概略について説明する。
【0034】同図に示す画像形成装置Mは、像担持体と
してのドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」
という)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段
(不図示)によって、矢印R1方向に回転駆動される。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順
に、感光ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2、画
像情報に基づいてレーザービームを照射し照射部分の電
荷を除去して感光ドラム1上に静電潜像を形成する露光
手段3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として
現像する現像装置4、感光ドラム1上のトナー像が一次
転写される中間転写体としての中間転写ベルト5aを有
する中間転写体ユニット5、一次転写後に感光ドラム1
表面に残った一次転写残トナーを除去するクリーニング
装置6等が配設されている。なお、上述の感光ドラム1
と帯電装置2とクリーニング装置6とは一体的にカート
リッジ化されてプロセスカートリッジBを形成してお
り、このプロセスカートリッジBは、画像形成装置Mの
装置本体Aに対して着脱可能に構成されている。
【0035】画像形成装置Mは、上述の外に、記録媒体
としての紙等の転写材Sを中間転写体ユニット5に向け
て給搬送する給搬送手段7、給搬送手段7によって搬送
されてきた転写材S上に中間転写ベルト5a上のトナー
像を一括して二次転写させるための二次転写ユニット5
0、二次転写後の転写材Sにトナー像を定着させるため
の定着装置8等を備えている。
【0036】以上で、画像形成装置Mについての概略説
明を終える。
【0037】次に、感光ドラム1から順に詳述する。
【0038】感光ドラム1は、例えば直径47mmのアル
ミニウムシリンダの外周面に、OPC(有機光半導体)
等に感光層(光導電体層)を塗布して構成したものであ
る。感光ドラム1は、その両端部が装置本体Aによって
回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ
(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、矢印
R1方向に回転駆動される。
【0039】帯電装置2としては、例えば、特開昭63
−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方
式のものを使用することができる。帯電部材としては、
ローラ状に形成された導電性の帯電ローラが使用され、
この帯電ローラを感光ドラム1表面に当接させるととも
に、この帯電ローラに電源(不図示)によって帯電バイ
アス電圧を印加することにより、感光ドラム1表面を一
様に帯電させるものである。
【0040】露光手段3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには、レーザーダイオード
(不図示)によって画像信号に対応するが光が照射され
る。ポリゴンミラー3aはスキャナモータ(不図示)に
よって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ3
b、反射ミラー3c等を介して、帯電済みの感光ドラム
1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構
成されている。
【0041】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の
トナーをそれぞれ収納した現像器4Y、4M、4C、4
Bkを備えている。感光ドラム1上の静電潜像の現像時
には、その静電潜像に付着させるべき色の所定の現像器
が感光ドラム1に対向する現像位置に配置される。すな
わち、所定の現像器が回転体4Aの割出回転によって現
像位置に配置され、さらにその現像器の現像スリーブ4
bが感光ドラム1に対して微小間隙(300μm程度)
をもって対向するように位置決めされた後、感光ドラム
1上の静電潜像を現像する。なお、図1では、イエロー
の現像器4Yが現像位置に配置されている。
【0042】この現像は次のようにして行う。現像する
色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によっ
て塗布ローラ4aに送り込み、回転する塗布ローラ4a
及びトナー規制ブレード4cによって、回転する現像ス
リーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ
電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4b
と、静電潜像が形成された感光ドラム1との間に現像バ
イアスを印加することにより、静電潜像にトナーを付着
させてトナー像として現像するものである。また、各現
像器4Y、4M、4C、4Bkのそれぞれの現像スリー
ブ4bには、それぞれの現像器が現像位置に配置された
ときに、装置本体Aに設けられた各色現像用高圧電源と
接続されるようになっており、各色の現像ごとに選択的
に電圧が印加される。なお、各現像器4Y、4M、4
C、4Bkは、回転体4Aに対して個別に着脱可能に構
成されている。
【0043】中間転写体ユニット5は、感光ドラム1か
ら順次に一次転写されて重ねられた4色のトナー像を、
一括して転写材Sに二次転写するものである。中間転写
体ユニット5は、中間転写体として、矢印R5方向に走
行(回転)する中間転写ベルト5aを備えている。本実
施の形態1の中間転写ベルト5aは周長約440mmの無
端状のベルトであり、駆動ローラ5b、二次転写対向ロ
ーラ5c、従動ローラ5dの3本のローラに掛け渡され
ている。さらに、従動ローラ5dに近接して中間転写ベ
ルト5aを裏面に当接された一次転写ローラ5jが配置
されている。これら駆動ローラ5b、二次転写対向ロー
ラ5c、従動ローラ5d、一次転写ローラ5jは、それ
ぞれの両端部が、中間転写ベルト5aの走行方向に向か
っての左右にそれぞれ配置されたフレーム(一次転写フ
レーム)5Aによって支持されており、これらフレーム
5Aは、駆動ローラ5bを中心として揺動可能に支持さ
れている。これにより、中間転写ベルト5aは、図2に
示すように感光ドラム1表面から離間した退避位置と、
図3に示すように矢印R7方向に揺動して感光ドラム1
表面に接触する転写位置とをとる。この転写位置におい
ては、中間転写ベルト5aは、表面側と裏面側とからそ
れぞれ感光ドラム1と一次転写ローラ5jとに挟持さ
れ、感光ドラム1表面との間に一次転写ニップ部N1
構成する。
【0044】中間転写ベルト5aは、駆動ローラ5bの
回転によって矢印R5方向に走行する。さらに、中間転
写ベルト5aの外側の所定の位置には、中間転写ベルト
5aの表面に接離可能なクリーニングユニット5eが設
けてあり、後述の二次転写残トナーを除去する。このク
リーニングユニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベ
ルト5aに当接させて二次転写残トナーに転写時と逆の
電荷を与えるものであり、逆の電荷を付与され二次転写
残トナーは、上述の一次転写ニップ部N1 において感光
ドラム1に静電的に逆転写されて付着し、その後、感光
ドラム1用のクリーニング装置6によって回収される。
なお、中間転写ベルト5aのクリーニング方法として
は、上述の静電クリーニングに限らず、ブレードやファ
ーブラシなどの機械的方法や、これらを併用したもの等
でもよい。
【0045】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト
5aに一次転写された後、一次転写されないで感光ドラ
ム1表面に残ったいわゆる一次転写残トナー、及び上述
の二次転写残トナーを除去するものである。同図のクリ
ーニング装置6では、一次転写残トナー及び二次転写残
トナーはクリーニング容器6aの中に回収され蓄積され
ていく。
【0046】給搬送手段7は、画像形成部に転写材Sを
給送するものであり、複数枚の転写材Sを収納し、装置
本体Aに対して着脱自在に装着される給紙カセット7a
を有している。画像形成時にはピックアップローラ(半
月ローラ)7e、フィードローラ7f、リタードローラ
7gが画像形成動作に応じて回転駆動されることによ
り、給紙カセット7a内の転写材Sは1枚ずつ分離給送
するとともに、搬送ローラ対7bによってガイド板7c
に沿って搬送される。転写材S先端はレジストローラ対
7dに突き当たって一旦停止し、ループを形成した後、
中間転写ベルト5aの回転と画像書き出し位置との同期
をとるようにして、レジストローラ対7dによって中間
転写体ユニット5と、二次転写ユニット50との間に形
成される二次転写ニップ部N2 に供給される。
【0047】二次転写ユニット50は、接離手段として
の偏心カム18を有し、その回転によって、二次転写ロ
ーラ11を、中間転写ベルト5aに接触させる転写位置
(図1、図4、図6)と、中間転写ベルト5aから離間
させる退避位置(図3、図5)をとる。そして、転写位
置をとったときに、二次転写ローラ11と二次転写対向
ローラ5cとの間に中間転写ベルト5aを挟持して、中
間転写ベルト5aとの間に二次転写ニップ部N2 を構成
する。なお、二次転写ユニット50については後にさら
に詳述する。
【0048】定着装置8は、転写材Sに二次転写された
4色のトナー像を定着させるものであり、図1に示すよ
うに回転駆動される加熱ローラ8bと、これに圧接して
転写材Sに熱及び圧力を付与する加圧ローラ8aとを備
えている。すなわち、中間転写ベルト5a上のトナーを
一括転写させる二次転写ローラ11を通過した転写材S
は搬送ベルトユニット12上を搬送され、定着装置8を
通過する際に加熱ローラ8bと加圧ローラ8aとによっ
て搬送されるとともに、これらローラ8b、8aによっ
て加熱され、加圧される。これによって4色のトナー像
が転写材S表面に定着される。
【0049】次に、上述構成の画像形成装置Mの画像形
成動作について説明する。
【0050】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
ドラム1を図1の矢印R1方向に回転させ、この感光ド
ラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するととも
に、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、
感光ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この
静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの
現像器4Yを現像位置に配置し、感光ドラム1上の静電
潜像にイエロートナーが付着するように感光ドラム1の
帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して静電潜
像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中
間転写ベルト5aを転写位置に配置し、一次転写ローラ
5jにトナーと逆極性の電圧を印加して感光ドラム1上
のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に一次転
写する。
【0051】上述のようにしてイエロートナー像の一次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動してきて、感
光ドラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエロ
ーの場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラッ
クの各色について、静電潜像の形成、現像、一次転写を
行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合
わせる。
【0052】この間、図3に示すように二次転写ローラ
11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。こ
のとき、クリーニングユニット5eの帯電ローラ5fも
中間転写ベルト5aに対して非接触状態にある。
【0053】そして、中間転写ベルト5a上に4色のト
ナー像が一次転写されて重ねられた後、二次転写ローラ
11が中間転写ベルト5aに圧接され(図1、図4、図
6)、さらに中間転写ベルト5aの矢印R5方向の回転
と同期して、レジストローラ対7dによって待機されて
板転写材Sが中間転写ベルト5aと二次転写ローラ11
との間の二次転写ニップ部N2 に送り出される。
【0054】ここで、二次転写ローラ11にはトナーと
逆極性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上
の4色のトナー像は、搬送されてきた転写材Sの表面に
一括して二次転写される。
【0055】このようにして4色のトナー像が二次転写
された転写材Sは、搬送ベルトユニット12によって定
着装置8に搬送され、ここでトナー像の定着が行われた
後、排紙ローラ対13、16によって排紙ガイド15に
沿って搬送され、排出ローラ対9によって装置本体A上
面の排紙トレイ10上に排出され、画像形成を完了す
る。なお、9aは、排紙ローラ対16、排出ローラ対9
に駆動力を伝達するための駆動ベルトである。
【0056】次に、本発明の特徴である一次転写ユニッ
ト5及び二次転写ユニット50についてさらに詳述す
る。なお、二次転写ユニット50は、後述するように、
全体として揺動軸22を中心に揺動可能に構成されてい
る。
【0057】図3は、二次転写ユニット50が退避位
置、すなわち一次転写ユニット5の中間転写ベルト5a
から離間した位置に配置された状態を示す縦断面図であ
り、また、図4は、二次転写ユニット50が転写位置、
すなわち一次転写ユニット5の中間転写ベルト5aに圧
接された位置に配置された状態を示す縦断面図である。
そして、図5は、図3における二次転写ユニット50近
傍の拡大図を、また、図6は、図4における二次転写ユ
ニット50近傍の拡大図を示す。
【0058】図5において、二次転写フレーム21は鋳
物で構成されており、板金で構成された二次転写基板2
4に固定されており、これらは二次転写フレーム21及
び二次転写基板24は、いずれも左右方向(転写材Sの
給送方向に向かっての左右方向、つまり同図の表裏方向
をいう)に、中間転写ベルト5aの左右方向の幅よりも
長く形成されている。二次転写フレーム21の左右方向
の両端部には、それぞれ左右方向を向いた軸21gがそ
れぞれ同軸上に形成されており、これら左右の軸21g
には、それぞれ位置決め用の円筒形の突当て部21fが
回動自在に支持されている。上述の二次転写ローラ11
は、弾性部(スポンジ部)11bと、この中心を貫通す
る金属製の軸芯11aとを有し、軸芯11aの左右両端
部は、それぞれ軸受け20によって回動自在に支持され
ている。各軸受け20は、上方が開口されたU字形の受
け部20bを有し、二次転写フレーム21から上方に受
けて突設されたスライドガイド21bによってほぼ上下
方向に移動可能に支持されている。各軸受け20は、そ
の下面から下方に向けて突設されたボス部20aを有
し、このボス部20aと、これに対向するようにして二
次転写フレーム21から上方に向けて突設されたボス部
21dとの間には、二次転写ローラ加圧ばね(圧縮ば
ね)19が介装されている。各軸受け20は、この二次
転写ローラ加圧ばね19によって上方に付勢されてお
り、その上限の位置は、抜止め21c、21cによっ
て、図5に示す位置に規制されている。抜止め21c、
21cは、さらに、軸受け20から二次転写ローラ11
の軸芯11aが抜けるのも防止している。すなわち、2
箇所の抜止め21c、21cは弾性部材によって形成さ
れており、先端部の距離L2が軸芯11aの直径よりも
少し小さく設定されている。これにより、通常の動作に
おいて二次転写ローラ11の軸芯11aが軸受け20の
U字形の受け部20bから抜け落ちることを防止すると
ともに、軸受け20に対する軸芯11aの着脱時には、
スナップフィットとして作用し、その着脱を容易にして
いる。そして、二次転写フレーム21における、二次転
写ローラ11の下流側には、二次転写後の転写材Sの電
荷を除去する除電針(不図示)を取り付けるための除電
針カバー部21aが設けられている。
【0059】上述の二次転写基板24は、図6に示すよ
うに、長手方向の縁部31aが直線状に形成された長孔
31を有する。長孔31には、この長孔とほぼ同形で、
長手方向の長さが少し短い軸受け30、すなわち長孔3
1に対して長手方向にガタd2を有する軸受け30が遊
嵌されており、この軸受け30は、装置本体Aから左右
方向に突出された揺動軸22によって回動自在に支持さ
れている。これにより、二次転写基板24は、揺動軸2
2に対してほぼ上下方向に揺動し、かつ、ほぼ転写材S
の搬送方向(同図中の左右方向)に沿って移動すること
ができる。なお、転写材Sの搬送方向に沿った移動は、
二次転写基板24の左右両端部においてそれぞれ独立し
てほぼ水平に移動することができ、このときの移動可能
な距離は、それぞれガタd2の2倍となる。
【0060】さらに、二次転写基板24の揺動軸22と
同軸に二次転写フレーム加圧部材26が揺動自在に設け
られている。この二次転写フレーム加圧部材26の揺動
軸22から離れた先端側には、上方に向けたボス部26
bが突設されており、このボス部26bと、上述の二次
転写基板24から下方に向けて突設されたボス部24a
との間には、付勢部材としての二次転写フレーム加圧ば
ね(圧縮ばね)25が介装されている。二次転写フレー
ム加圧部材26のボス部26bの近傍には、接触部26
aが設けられており、この接触部26aには、軸18a
を中心として回転する偏心カム18のカム面18bが当
接している。この偏心カム18が図5に示す位置にある
とき、二次転写フレーム加圧部材26は、最下限に位置
しており、このとき二次転写フレーム加圧ばね25は最
も伸びた状態にあり、さらに、二次転写基板24は、そ
の下端部のストッパ部24bが二次転写フレーム加圧部
材26に突き当たって、最下限に位置する。このとき、
二次転写ユニット50全体としては、二次転写ローラ1
1が中間転写ベルト5aから離間する退避位置をとる。
なお、この際、偏心カム18のカム面18bの一部が、
二次転写基板24の下面に当接して、二次転写基板24
の下限の位置を規制している。ここで、偏心カム18及
び二次転写フレーム加圧部材26の形状、配設位置につ
いては、二次転写ローラ11の上限位置と下限位置が決
まっていてこれらの間の移動距離を確保する点、偏心カ
ム18を除く二次転写ユニット50を持ち上げる点、落
下しないように支持する点、偏心カム18の回転中も二
次転写ユニット50を支持する点等を考慮して決められ
ている。
【0061】さらに、二次転写ユニット50には、二次
転写フレーム21の左右両端部に同軸上に設けられた上
述の円筒形の突当て部21fと同軸の軸21gを中心に
して揺動する二次転写入口ガイド29が設けられてい
る。この二次転写入口ガイド29は、ほぼ下流側に向け
て開口する係合部としてのU溝状のスライドガイド部2
9b(二点鎖線部分)を有し、二次転写ローラ11の軸
芯11aに対してスライド可能に嵌合されている。この
スライドガイド部29bにより、二次転写ローラ11の
位置が変化した場合においても、二次転写ローラ11の
外周面と二次転写入口ガイド29のガイド面(転写材S
の裏面が接触する面)29aとの距離L1が常に一定の
保持されるようになっている。また、二次転写入口ガイ
ド29の先端部、すなわち、ガイド面29aの最下流部
は、二次転写ニップ部N2 よりも少し上、つまり、中間
転写ベルト5aに向けて配置されている。これにより、
二次転写入口ガイド29にガイドされて二次転写ニップ
部N2 に供給される転写材Pは、その先端が二次転写ロ
ーラ11よりも先に中間転写ベルト5aに突き当たるこ
とになり、二次転写ニップ部N2 に入りやすくなる。
【0062】以上構成の二次転写ユニット50において
は、上述の位置決め用の突当て部21fと、二次転写ロ
ーラ11の軸芯11aとは、精度よく平行に配置されて
いる。すなわち、突当て部21fは、二次転写フレーム
21に直接的に形成されており、また軸芯11aは、二
次転写フレーム21に直接的に形成されたスライドガイ
ド21bによってガイドされる軸受け20に支持されて
いるので、突当て部20に対して、二次転写ローラ11
の軸芯11aの平行度を高くすることができる。
【0063】上述構成の二次転写ユニット50に対し、
一次転写ユニット5側には、二次転写ユニット50が図
6に示す転写位置に配置されたときに、突当て部21f
の位置を精度よく規制するV字形の溝部(位置決め部)
27aが形成されている。
【0064】一次転写ユニット5の左右のフレーム5A
には、それぞれの下端部に位置決め部材27が取り付け
られている。各位置決め部材27には、二次転写対向ロ
ーラ5cの軸5gを回転自在に支持する軸受け5hを保
持する保持部27bと、上述の突当て部21fが突き当
てられるV字形の溝部27aとが形成されている。この
溝部27aは、後述のように、突当て部21fの外周面
の2箇所が当接されることで、二次転写ユニット50全
体の位置決めを行うものであり、保持部27bに対し
て、その位置及び形状が精度よく形成されている。
【0065】つづいて、上述構成の一次転写ユニット
5、及び二次転写ユニット50の動作について説明す
る。
【0066】前述のように、中間転写ベルト5aにイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が
一次転写されるまでは、二次転写ユニット50は、図5
に示す退避位置に配置される。次に、中間転写ベルト5
a上に一次転写されたトナー像を転写材Sに一括して二
次転写すべく、偏心カム18を矢印R18方向に回転し
ていくと、偏心カム18のカム年18bが二次転写フレ
ーム加圧部材26の接触部26aを押し上げ、二次転写
フレーム加圧ばね25を介して二次転写基板24を押し
上げていく。このとき、二次転写フレーム加圧部材26
及び二次転写基板24は揺動軸22を中心に回転してい
き、二次転写フレーム21を押し上げていく。
【0067】二次転写フレーム21の左右の両端部に設
けられた突当て部21fは、次第に一次転写ユニット5
の位置決め部材27の溝部27aに二次転写フレーム加
圧ばね25の力で押し付けられ、中間転写体ユニット5
に対する二次転写フレーム21の位置が次第に決まって
いく。このとき、二次転写基板24の長孔31と軸受け
30との間にガタd2が設けてあるので、二次転写ユニ
ット50全体は、その左右の両端部が転写材Sの搬送方
向にガタの分だけ独立に移動することができる。したが
って、偏心カム18がほぼ半回転した状態で停止し、二
次転写ユニット50は、図6に示す転写位置に配置され
ると、突当て部21fは、二次フレーム加圧ばね25に
よって溝部27aに押圧されて、精度よく位置決めされ
る。前述のように、溝部27aは、二次転写対向ローラ
5cの保持部27bに対して精度よく形成されており、
また、二次転写ローラ11の軸芯11aは、突当て部2
1fに対して精度よく配置されている。したがって、上
述のように、溝部27aに対して突当て部21fを精度
よく位置決めすることにより、二次転写対向ローラ5c
の軸5gに対して二次転写ローラ11の軸芯11aを精
度よく平行に、すなわち二次転写対向ローラ5cに対し
て二次転写ローラ11を精度よく平行に配置することが
可能となる。
【0068】このとき、二次転写ローラ11は、同図に
示すように、d1だけ押し付けられて移動する。したが
って、二次転写ローラ加圧ばね19のばね力が二次転写
フレーム加圧ばね25のばね力よりも十分に小さく設定
されていることに基づき、二次転写ローラ11は二次転
写ローラ加圧ばね19のばね力のみで中間転写ベルト5
aに押し付けられるさらに、二次転写入口ガイド29
は、二次転写フレーム21の突当て部21fと同軸の軸
21gを中心にして揺動し、そのU溝状のスライドガイ
ド部29bは二次転写ローラ11の軸芯11aに嵌合し
ているので、二次転写ローラ11の外周面と二次転写入
口ガイド29のガイド面29aとの距離L1は常に一定
に保たれる。しかも、二次転写入口ガイド29は、上述
のように、一次転写ユニット5側の溝部27aを中心に
揺動する構成なので、一次転写ユニット5に対する位置
決めの精度よくなされることになる。
【0069】〈実施の形態2〉上述の実施の形態1で
は、中間転写体が中間転写ベルトであるカラー画像形成
装置について説明した。
【0070】これに対し、本実施の形態2では、図7、
図8を参照して中間転写体が中間転写ドラム5Bである
カラー画像形成装置について説明する。なお、中間転写
体として中間転写ドラム5Bを使用した場合、二次転写
後に中間転写ドラム5Bから転写材Sを分離する際に、
中間転写ベルトから転写材を分離する場合に比べて、分
離不良が発生しやすいので、これを防止すべく、二次転
写ローラに代えて、二次転写ベルト11Cを使用してい
る。図7は、この二次転写ベルト11Cが感光ドラム1
から離間された状態を、また図8は当接された状態を示
している。
【0071】本実施の形態2の画像形成装置は、図7に
示すように、矢印R1方向に回転する感光ドラム1と、
中間転写ドラム5Bを有する一次転写ユニット5と、二
次転写ベルト11Cを有する二次転写ユニット50とを
備えている。
【0072】中間転写ドラム5Bは、円筒状のドラム基
体の外周面を弾性部材で覆って構成したものであり、そ
の長手方向の左右両端部が一次転写フレーム(不図示)
によって回転自在に支持されている。各一次転写フレー
ムには、感光ドラム1の外周面よりも下方に突出された
位置決め部材27が設けてあり、この位置決め部材27
には、V字形の溝部(位置決め部)27aが形成されて
いる。
【0073】二次転写ユニット50は、二次転写フレー
ム24Aを有し、二次転写フレーム24Aの先端には、
上述の位置決め部27aに接離可能な円筒状の突当て部
21fが形成されている。二次転写フレーム24は、上
面に取り付けられたローラ加圧ばね19A、軸受け20
Aを介して従動ローラ11Aを回転自在に支持してお
り、また上面の揺動軸22Aを介して駆動ローラ11B
を回転自在に支持していて、これら駆動ローラ11B、
従動ローラ11Aには、無端状の二次転写ベルト11C
が張設されている。二次転写フレーム24Aは、上述の
揺動軸22Aによって揺動自在に支持されいる。二次転
写フレーム24Aの下面には、二次転写加圧部材26A
との間に二次転写フレーム加圧ばね25Aが介装されて
いる。この二次転写フレーム加圧部材26Aの下面に
は、これを上下動させる偏心カム18Aが回転可能に配
置されている。
【0074】上述構成のカラー画像形成装置において、
感光ドラム1上に順次に形成された4色のトナー像が中
間転写ドラム5B上に順次に転写されるまでは、図7に
示すように、二次転写ベルト11Cは、中間転写ドラム
5B表面から離間されている。ここで、偏心カム18A
を図8に示すように回転させると、二次転写フレーム加
圧部材26Aが押し上げられ、二次転写フレーム加圧ば
ね25Aを介して二次転写フレーム24Aは基端側の揺
動軸22Aを中心として先端側が押し上げられ、突当て
部21fが、中間転写ドラム5B側のV字形の溝部27
aに押し付けられる。これにより、中間転写ドラム5B
に対して従動ローラ11Aが精度よく位置決めされる。
このとき、ローラ加圧ばね19Aは、d1だけ圧縮さ
れ、この力で、従動ローラ11Aが中間転写ドラム5B
に押圧されて、良好な二次転写ニップ部N2 が形成され
る。効果については前述の実施の形態1と同様である。
【0075】なお、上述の実施の形態2においても、揺
動軸22Aを含むこの近傍の構成を前述の実施の形態1
における揺動軸22近傍の構成と同様にして、二次転写
フレーム24Aの左右両端部がそれぞれ独立して水平方
向に移動可能とするときは、中間転写ドラム5Bに対す
る従動ローラ11Aの位置決め精度をさらに高めること
が可能である。
【0076】〈実施の形態3〉本発明は、実施の形態1
及び実施の形態2で説明したカラー画像形成装置に限ら
ず、白黒画像形成に対しても適用することができる。す
なわち、図5における中間転写ベルト5aに代えて、感
光ベルトとし、この感光ベルト上に現像装置によって黒
のトナー像を形成し、このトナー像を転写材上に転写す
る。本発明の特徴的な構成はほぼそのままで、感光ベル
トに対して転写ローラ(図5では、二次転写ローラ1
1)の位置決めの精度を高めることが可能である。
【0077】さらにまた、図7における中間転写ドラム
5Bに代えて、感光ドラムとし、この感光ドラム上に現
像装置によって黒のトナー像を形成し、このトナー像を
転写材上に転写することもできる。この場合において
も、本発明の特徴的な構成はほぼそのままで、感光ドラ
ムに対して転写ローラ(図7では、従動ローラ11A)
の位置決めの精度を高めることが可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
接離手段によって、一次転写フレームの位置決め部に二
次転写フレームの突当て部を当接させることで、中間転
写体に対して二次転写ローラの位置決めを行うので、 中間転写体に対する二次転写ローラの押圧力を一定で
安定したものとすることができ、二次転写ニップ部を安
定させることができる。
【0079】また、二次転写フレームの左右方向の両端
部をそれぞれ独立に転写材搬送方向に沿って移動可能と
することにより、 中間転写体に対する二次転写ローラの位置決め精度を
向上させることができる。 中間転写体に対する二次転写対向ローラの平行度を向
上させることができる。 装置本体に対する一次転写フレームや二次転写フレー
ムの取付位置がばらついた場合においても、中間転写体
と二次転写ローラとの位置関係を一定で安定したものと
することができる。
【0080】さらに、二次転写入口ガイドを、突当て部
と同じ軸によって揺動自在に支持するとともに、係合部
に二次転写ローラの軸芯を携行させることにより、 二次転写ローラに対して、二次転写入口ガイドのガイ
ド面を常に一定の位置に配置することができる。 二次転写入口ガイドの位置精度を、中間転写体と二次
転写ローラとの双方に対して良好に維持することができ
る。 中間転写体と二次転写ローラとの間の二次転写ニップ
部に対する転写材の突入が安定する。
【0081】以上より、中間転写体に対する二次転写ロ
ーラの押圧力のばらつきや圧変動に起因する画像不良や
転写材の斜行を防止して二次転写の画像品質を向上させ
るとともに、二次転写ニップ部に対する転写材の突入を
安定させて、画像先端不良やジャムを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】実施の形態1の画像形成装置における、一次転
写ユニット及び二次転写ユニットの、画像形成前の状態
を示す図。
【図3】実施の形態1の画像形成装置における、一次転
写ユニット及び二次転写ユニットの、一次転写時の状態
を示す図。
【図4】実施の形態1の画像形成装置における、一次転
写ユニット及び二次転写ユニットの、二次転写時の状態
を示す図。
【図5】図3における二次転写ユニット近傍の拡大図。
【図6】図4における二次転写ユニット近傍の拡大図。
二次転写開始状態の拡大図。
【図7】実施の形態2の画像形成装置における、一次転
写ユニット及び二次転写ユニットの、一次転写時の状態
を示す図。
【図8】実施の形態2の画像形成装置における、一次転
写ユニット及び二次転写ユニットの、二次転写時の状態
を示す図。
【図9】従来の、中間転写ベルトを使用したカラー画像
形成装置における一次転写ユニット及び二次転写ユニッ
トの、一次転写時の状態を示す図。
【図10】従来の、中間転写ベルトを使用したカラー画
像形成装置における一次転写ユニット及び二次転写ユニ
ットの、二次転写時の状態を示す図。
【図11】従来の、中間転写ドラムを使用したカラー画
像形成装置における一次転写ユニット及び二次転写ユニ
ットの、一次転写時の状態を示す図。
【図12】従来の、中間転写ドラムを使用したカラー画
像形成装置における一次転写ユニット及び二次転写ユニ
ットの、二次転写時の状態を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 5 一次転写ユニット 5A 一次転写フレーム 5a 中間転写体(中間転写ベルト) 5b ローラ(駆動ローラ) 5c ローラ(二次転写対向ローラ) 5d ローラ(従動ローラ) 11 二次転写ローラ 11a 軸芯 18 接離手段(偏心カム) 19 第2の付勢部材(二次転写ローラ加圧ば
ね) 20 軸受け 21f 突当て部(ローラ部材) 21g 軸 22 揺動軸 24 二次転写フレーム 25 第1の付勢部材(二次転写フレーム加圧ば
ね) 27 位置決め部材 27a 位置決め部(溝部) 29 二次転写入口ガイド 29a ガイド面 29b 係合部(スライドガイド部) A 装置本体 M カラー画像形成装置 S 転写材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したナー像を中間転写
    体上に一次転写する工程を複数色のトナーについて行っ
    て前記中間転写体上に複数色のトナー像を重ね、これら
    中間転写体上のトナー像を二次転写ローラにより転写材
    に一括して二次転写するカラー画像形成装置において、 前記中間転写体を支持するとともに位置決め部を有する
    一次転写フレームと、 前記二次転写ローラを支持するとともに突当て部を有
    し、前記一次転写フレームに対して接離可能な二次転写
    フレームと、 前記突当て部を前記位置決め部に当接させることによ
    り、前記一次転写フレーム及び前記二次転写フレームを
    介して前記中間転写体に対する前記二次転写ローラの位
    置決めを行う接離手段と、を備える、 ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記二次転写フレームは、転写材搬送方
    向に向かって左右方向を向いた揺動軸を中心として揺動
    可能に支持されるとともに、左右方向の両端部が前記揺
    動軸によってそれぞれ独立に転写材搬送方向に沿って移
    動可能に支持される、 ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接離手段は、前記二次転写フレーム
    の突当て部を前記一次転写フレームの位置決め部に押圧
    する第1の付勢部材を有し、該第1の付勢部材の押圧に
    よって前記中間転写体に対する前記二次転写ローラの押
    圧力及び軸方向の平行度を保持する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラー画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記接離手段は、前記二次転写フレーム
    との間に前記第1の付勢部材が介装される二次転写フレ
    ーム加圧部材を有し、該二次転写フレーム加圧部材を前
    記二次転写フレームに向けて押圧することにより、前記
    第1の付勢部材及び前記二次転写フレームを介して、該
    二次転写フレームの突当て部を前記一次転写フレームの
    位置決め部に押圧する、 ことを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記二次転写フレームと前記二次転写ロ
    ーラとの間に介装されて前記二次転写ローラを前記中間
    転写ベルトに押圧する第2の付勢手段を有するととも
    に、該第2の付勢手段のばね力よりも前記第1の付勢手
    段のばね力を強く設定する、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記突当て部が、前記一次転写フレーム
    から左右方向に突設された軸によって回動自在に支持さ
    れた円筒状のローラ部材であり、 前記位置決め部が、前記ローラ部材の外周面の2箇所に
    当接して前記ローラ部材の位置決めを行うV字形の溝部
    である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1
    項記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラ部材を回動自在に支持する軸
    によって揺動自在に支持された二次転写入口ガイドを備
    え、 該二次転写入口ガイドは、転写材の裏面をガイドするガ
    イド面と、前記二次転写ローラの軸芯に係合するととも
    に該軸芯から前記ガイド面までの距離を一定に保持する
    係合部とを有する、 ことを特徴とする請求項6記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記二次転写入口ガイドの先端部を、前
    記中間転写体に向けて配置した、 ことを特徴とする請求項7記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記中間転写体が、前記一次転写フレー
    ムによって支持された複数のローラに掛け渡された無端
    状の中間転写ベルトである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記中間転写体が、前記一次転写フレ
    ームによって支持された中間転写ドラムである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項記載のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体表面に形成したトナー像を、
    該像担持体表面に接離自在に配置した転写ローラによっ
    て転写材上に転写する白黒画像形成装置において、 前記像担持体を支持するとともに位置決め部を有する像
    担持体支持フレームと、 前記転写ローラを支持するとともに突当て部を有し、前
    記像担持体支持フレームに対して接離可能な転写ローラ
    支持フレームと、 前記突当て部を前記位置決め部に当接させることによ
    り、前記像担持体支持フレーム及び前記転写ローラ支持
    フレームを介して前記像担持体に対する前記転写ローラ
    の位置決めを行う接離手段と、を備える、 ことを特徴とする白黒画像形成装置。
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