JPH1029423A - ビスカスヒータ - Google Patents
ビスカスヒータInfo
- Publication number
- JPH1029423A JPH1029423A JP8184925A JP18492596A JPH1029423A JP H1029423 A JPH1029423 A JP H1029423A JP 8184925 A JP8184925 A JP 8184925A JP 18492596 A JP18492596 A JP 18492596A JP H1029423 A JPH1029423 A JP H1029423A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- viscous
- chamber
- heat generating
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24V—COLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F24V40/00—Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両等への搭載が容易で、しかも発熱性能に優
れたビスカスヒータを提供すること。 【解決手段】中部ハウジング1、円筒状シリンダ2、前
部ハウジング5及び後部ハウジング6によってヒータハ
ウジングが構成され、該ヒータハウジング内には、発熱
室7とそれを取り囲む放熱室8とが区画されている。発
熱室7内には、駆動軸12及びロータ20が一体回転可
能に設けられている。ロータ20は一対の固定板21,
22と外周部材23とから構成されており、その内部は
粘性流体Fの貯留室24となっている。外周部材23に
は、その周方向に沿って等角度間隔にて複数の連通孔2
5が形成されている。ロータ20の回転時、各連通孔2
5を介して貯留室24内の粘性流体Fがロータ20の外
周域に供給される。
れたビスカスヒータを提供すること。 【解決手段】中部ハウジング1、円筒状シリンダ2、前
部ハウジング5及び後部ハウジング6によってヒータハ
ウジングが構成され、該ヒータハウジング内には、発熱
室7とそれを取り囲む放熱室8とが区画されている。発
熱室7内には、駆動軸12及びロータ20が一体回転可
能に設けられている。ロータ20は一対の固定板21,
22と外周部材23とから構成されており、その内部は
粘性流体Fの貯留室24となっている。外周部材23に
は、その周方向に沿って等角度間隔にて複数の連通孔2
5が形成されている。ロータ20の回転時、各連通孔2
5を介して貯留室24内の粘性流体Fがロータ20の外
周域に供給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内に発
熱室及び放熱室を区画し、前記発熱室内に収納された粘
性流体を同じく発熱室内に収納されたロータで剪断する
ことで熱を発生させ、この熱を前記放熱室を流れる循環
流体に熱交換するビスカスヒータに関するものである。
熱室及び放熱室を区画し、前記発熱室内に収納された粘
性流体を同じく発熱室内に収納されたロータで剪断する
ことで熱を発生させ、この熱を前記放熱室を流れる循環
流体に熱交換するビスカスヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用の補助熱源として、車両のエンジ
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてい
る。例えば、特開平2−246823号公報は、車両用
暖房装置に組み込まれるビスカスヒータを開示する。
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてい
る。例えば、特開平2−246823号公報は、車両用
暖房装置に組み込まれるビスカスヒータを開示する。
【0003】このビスカスヒータでは、前部及び後部ハ
ウジングが対設された状態で相互に連結され、その内部
には発熱室と、この発熱室の外域にウォータジャケット
(放熱室)とが形成されている。前部ハウジングには軸
受装置を介して駆動軸が回動可能に支承されており、こ
の駆動軸の一端には発熱室内で一体回動可能にロータが
固定されている。ロータの前後外壁部及びそれらと対向
する発熱室の内壁部は、相符合するラビリンス溝を構成
すべく凹凸条形成されており、両者の近接配置によって
当該内外壁部間にラビリンス状のクリアランスを確保し
ている。そして、前記発熱室内に所要量の粘性流体(例
えばシリコーンオイル)を封入し、これを前記ラビリン
ス状のクリアランスにもいきわたらせている。
ウジングが対設された状態で相互に連結され、その内部
には発熱室と、この発熱室の外域にウォータジャケット
(放熱室)とが形成されている。前部ハウジングには軸
受装置を介して駆動軸が回動可能に支承されており、こ
の駆動軸の一端には発熱室内で一体回動可能にロータが
固定されている。ロータの前後外壁部及びそれらと対向
する発熱室の内壁部は、相符合するラビリンス溝を構成
すべく凹凸条形成されており、両者の近接配置によって
当該内外壁部間にラビリンス状のクリアランスを確保し
ている。そして、前記発熱室内に所要量の粘性流体(例
えばシリコーンオイル)を封入し、これを前記ラビリン
ス状のクリアランスにもいきわたらせている。
【0004】エンジンの駆動力が駆動軸に伝達される
と、駆動軸と共にロータが発熱室内で回転し、発熱室内
壁部とロータ外壁部との間に介在される粘性流体が前記
ロータによって剪断されて流体摩擦に基づく熱を発生す
る。発熱室で発生した熱は、前記ウォータジャケット内
を流れる循環水に熱交換され、その加熱循環水は外部暖
房回路に供給されて車両の暖房に供される。
と、駆動軸と共にロータが発熱室内で回転し、発熱室内
壁部とロータ外壁部との間に介在される粘性流体が前記
ロータによって剪断されて流体摩擦に基づく熱を発生す
る。発熱室で発生した熱は、前記ウォータジャケット内
を流れる循環水に熱交換され、その加熱循環水は外部暖
房回路に供給されて車両の暖房に供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来型のビスカス
ヒータでは、ロータの前後外壁部に、ラビリンス溝構成
用の凹凸を形成する必要から、そのロータ本体は、その
軸心からの半径よりも軸長の短い円板類似の形状とな
る。かかるロータでは、主たる剪断作用面はロータの前
後外壁部の凹凸条部表面となり、また、ロータ本体の軸
心から離れた位置にある凹凸条部ほど周回速度(即ち剪
断速度)が大きくなる。このため、ヒータの発熱量を多
くするためには、ロータ径を大きく、つまりヒータ本体
の外径を大きくする必要が生ずる。しかし、このように
径方向に大きなディメンションを持つビスカスヒータで
は、車両内、特にエンジンルーム内での搭載スペースの
確保が一般に難しく、他の車両用補機類との関係でレイ
アウト設計上の障害となることがある。
ヒータでは、ロータの前後外壁部に、ラビリンス溝構成
用の凹凸を形成する必要から、そのロータ本体は、その
軸心からの半径よりも軸長の短い円板類似の形状とな
る。かかるロータでは、主たる剪断作用面はロータの前
後外壁部の凹凸条部表面となり、また、ロータ本体の軸
心から離れた位置にある凹凸条部ほど周回速度(即ち剪
断速度)が大きくなる。このため、ヒータの発熱量を多
くするためには、ロータ径を大きく、つまりヒータ本体
の外径を大きくする必要が生ずる。しかし、このように
径方向に大きなディメンションを持つビスカスヒータで
は、車両内、特にエンジンルーム内での搭載スペースの
確保が一般に難しく、他の車両用補機類との関係でレイ
アウト設計上の障害となることがある。
【0006】本発明の目的は、ヒータとしての発熱量を
低下させずに車両その他の製品への搭載を容易とする形
状のビスカスヒータを提供すると共に、ロータやヒータ
本体の基本的な形状(又はディメンション)の変更に伴
って生じる問題を解決して優れた発熱性能を発揮するこ
とができるビスカスヒータを提供することにある。
低下させずに車両その他の製品への搭載を容易とする形
状のビスカスヒータを提供すると共に、ロータやヒータ
本体の基本的な形状(又はディメンション)の変更に伴
って生じる問題を解決して優れた発熱性能を発揮するこ
とができるビスカスヒータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジング内に発熱室及び放熱室を区画し、前記発熱室内に
収納された粘性流体を同じく発熱室内に収納されたロー
タで剪断することで熱を発生させ、この熱を前記放熱室
を流れる循環流体に熱交換するビスカスヒータにおい
て、前記ロータ内に粘性流体の貯留室を設けたことをそ
の要旨とする。
ジング内に発熱室及び放熱室を区画し、前記発熱室内に
収納された粘性流体を同じく発熱室内に収納されたロー
タで剪断することで熱を発生させ、この熱を前記放熱室
を流れる循環流体に熱交換するビスカスヒータにおい
て、前記ロータ内に粘性流体の貯留室を設けたことをそ
の要旨とする。
【0008】このビスカスヒータによれば、ロータ内に
粘性流体の貯留室を設けたので、剪断作用にあずかる粘
性流体の量を多くすることができ、これにより粘性流体
の劣化時期を遅らせて、ビスカスヒータの寿命を延ばす
ことができる。更に、後述する粘性流体の熱膨張に起因
する厳しい粘性流体の収容量管理を不要にすることもで
きる。また、当該貯留室内の一部を空き空間として確保
することにより、発熱時における粘性流体の膨張にもか
かわらず、内圧の過度な高まりを防止することができ
る。更に、当該貯留室をロータ内に設定することで、ロ
ータの内容積の有効利用を図ることができる。
粘性流体の貯留室を設けたので、剪断作用にあずかる粘
性流体の量を多くすることができ、これにより粘性流体
の劣化時期を遅らせて、ビスカスヒータの寿命を延ばす
ことができる。更に、後述する粘性流体の熱膨張に起因
する厳しい粘性流体の収容量管理を不要にすることもで
きる。また、当該貯留室内の一部を空き空間として確保
することにより、発熱時における粘性流体の膨張にもか
かわらず、内圧の過度な高まりを防止することができ
る。更に、当該貯留室をロータ内に設定することで、ロ
ータの内容積の有効利用を図ることができる。
【0009】請求項2の発明は、前記ロータには、当該
ロータの外面と前記発熱室の内壁面との間の空間と、前
記貯留室とを連通させる連絡通路が設けられていること
を特徴とする。
ロータの外面と前記発熱室の内壁面との間の空間と、前
記貯留室とを連通させる連絡通路が設けられていること
を特徴とする。
【0010】この連絡通路を介して、貯留室内の粘性流
体は、ロータの外面と発熱室の内壁面との間の空間に出
ていくことができ、一方、当該空間内の粘性流体は貯留
室内に戻ることができる。
体は、ロータの外面と発熱室の内壁面との間の空間に出
ていくことができ、一方、当該空間内の粘性流体は貯留
室内に戻ることができる。
【0011】請求項3の発明は、前記連絡通路は、前記
ロータの周壁部に形成された粘性流体の供給通路である
ことを特徴とする。ロータの回転に伴い、貯留室内の粘
性流体が遠心力の作用によりロータの周壁部に移動する
と共に、当該供給通路を介してロータの外周面領域に供
給される。従って、主たる剪断作用面たるロータの外周
面領域は常に粘性流体の供給を受け、剪断による発熱能
力が維持される。
ロータの周壁部に形成された粘性流体の供給通路である
ことを特徴とする。ロータの回転に伴い、貯留室内の粘
性流体が遠心力の作用によりロータの周壁部に移動する
と共に、当該供給通路を介してロータの外周面領域に供
給される。従って、主たる剪断作用面たるロータの外周
面領域は常に粘性流体の供給を受け、剪断による発熱能
力が維持される。
【0012】請求項4の発明は、前記連絡通路は、前記
ロータの端面壁に形成された粘性流体の回収通路である
ことを特徴とする。特に、請求項5の発明は、前記回収
通路が前記ロータの軸心の近傍に配置されていることを
特徴とする。
ロータの端面壁に形成された粘性流体の回収通路である
ことを特徴とする。特に、請求項5の発明は、前記回収
通路が前記ロータの軸心の近傍に配置されていることを
特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、当該回収通路を介し
て、ロータの端面領域の粘性流体を貯留室内に回収する
ことができ、回収した粘性流体を貯留室から再供給して
循環させることができる。特に、ロータ端面領域の粘性
流体はワイセンベルク効果によってロータの軸心付近に
集まる傾向をみせるため、回収通路をロータの軸心の近
傍に配置することは極めて有効である。
て、ロータの端面領域の粘性流体を貯留室内に回収する
ことができ、回収した粘性流体を貯留室から再供給して
循環させることができる。特に、ロータ端面領域の粘性
流体はワイセンベルク効果によってロータの軸心付近に
集まる傾向をみせるため、回収通路をロータの軸心の近
傍に配置することは極めて有効である。
【0014】請求項6の発明は、前記連絡通路として、
前記ロータの周壁部に形成された粘性流体の供給通路
と、前記ロータの端面壁に形成された粘性流体の回収通
路とを備えており、前記供給通路は前記回収通路よりも
大きな連通面積を有していることを特徴とする。
前記ロータの周壁部に形成された粘性流体の供給通路
と、前記ロータの端面壁に形成された粘性流体の回収通
路とを備えており、前記供給通路は前記回収通路よりも
大きな連通面積を有していることを特徴とする。
【0015】この構成によれば、供給通路からの供給能
力と回収通路への回収能力との差に基づき、貯留室内の
粘性流体を発熱室内に迅速に行き渡らせることができる
ため、ロータの起動後、剪断による発熱量が迅速に増大
する。
力と回収通路への回収能力との差に基づき、貯留室内の
粘性流体を発熱室内に迅速に行き渡らせることができる
ため、ロータの起動後、剪断による発熱量が迅速に増大
する。
【0016】請求項7の発明は、前記ロータ内には、当
該ロータの外面と前記発熱室の内壁面との間の空間と、
前記貯留室とを連通させると共に、前記空間と前記貯留
室との間で粘性流体を強制的に移送させるための強制移
送手段が設けられていることを特徴とする。
該ロータの外面と前記発熱室の内壁面との間の空間と、
前記貯留室とを連通させると共に、前記空間と前記貯留
室との間で粘性流体を強制的に移送させるための強制移
送手段が設けられていることを特徴とする。
【0017】かかる強制移送手段により、貯留室からロ
ータ外面と発熱室内壁面との間の空間への粘性流体の供
給、及び、当該空間から前記貯留室への粘性流体の回収
が迅速に行われる。
ータ外面と発熱室内壁面との間の空間への粘性流体の供
給、及び、当該空間から前記貯留室への粘性流体の回収
が迅速に行われる。
【0018】請求項8の発明は、前記強制移送手段は、
前記ロータと一体回転可能に設けられた駆動軸に形成さ
れた渦巻溝を備えてなるポンプであることを特徴とす
る。駆動軸への渦巻溝の形成は、強制移送手段としての
ネジ式ポンプを簡易に構成する。
前記ロータと一体回転可能に設けられた駆動軸に形成さ
れた渦巻溝を備えてなるポンプであることを特徴とす
る。駆動軸への渦巻溝の形成は、強制移送手段としての
ネジ式ポンプを簡易に構成する。
【0019】請求項9の発明では、前記ロータは前記ハ
ウジングに回動可能に支承された駆動軸に取り付けられ
ており、当該ロータは前記駆動軸の軸心からの半径より
も軸長の長い円筒状外周面を有していることを特徴とす
る。
ウジングに回動可能に支承された駆動軸に取り付けられ
ており、当該ロータは前記駆動軸の軸心からの半径より
も軸長の長い円筒状外周面を有していることを特徴とす
る。
【0020】この構成によれば、ロータ軸長に対するロ
ータ半径の短縮化、即ちヒータ本体の短径化が図られ
る。尚、回転時のロータの表面で最大周速を示すのはロ
ータ外周面であるが、当該ロータ外周面の周速度は、ロ
ータの角速度が一定のとき、ロータ半径の短縮に応じて
低下傾向を示す。しかし、ロータの相対的な長軸化はロ
ータ外周面積の増大をもたらす。このため、ロータ外周
面が主たる剪断作用面として、ロータ半径の短縮による
周速度低下の不利を補ってあまりある発熱量を確保す
る。
ータ半径の短縮化、即ちヒータ本体の短径化が図られ
る。尚、回転時のロータの表面で最大周速を示すのはロ
ータ外周面であるが、当該ロータ外周面の周速度は、ロ
ータの角速度が一定のとき、ロータ半径の短縮に応じて
低下傾向を示す。しかし、ロータの相対的な長軸化はロ
ータ外周面積の増大をもたらす。このため、ロータ外周
面が主たる剪断作用面として、ロータ半径の短縮による
周速度低下の不利を補ってあまりある発熱量を確保す
る。
【0021】請求項10の発明は、請求項9のビスカス
ヒータにおいて、前記放熱室が前記ロータの前記外周面
を囲むように設けられていることを特徴とする。前述の
ように、円筒型ロータにおいてはロータ外周面が主たる
剪断作用面となるため、この外周面を囲む放熱室の配置
が熱交換効率の点で最も有利となる。
ヒータにおいて、前記放熱室が前記ロータの前記外周面
を囲むように設けられていることを特徴とする。前述の
ように、円筒型ロータにおいてはロータ外周面が主たる
剪断作用面となるため、この外周面を囲む放熱室の配置
が熱交換効率の点で最も有利となる。
【0022】請求項11の発明は、請求項9又は10の
ビスカスヒータにおいて、前記放熱室がその内部に螺旋
状に設定された循環流体の循環経路を備えてなることを
特徴とする。
ビスカスヒータにおいて、前記放熱室がその内部に螺旋
状に設定された循環流体の循環経路を備えてなることを
特徴とする。
【0023】循環経路を螺旋状に設定することで循環流
体の流れを整え、循環流体の短絡や滞留を防止して熱交
換効率を高めることができる。
体の流れを整え、循環流体の短絡や滞留を防止して熱交
換効率を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の暖房装置に
組み込まれるビスカスヒータに具体化した実施形態1〜
3を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)図1に示すように、本実施形態のビスカ
スヒータはハウジングとして、中部ハウジング1、シリ
ンダブロック2、前部ハウジング5及び後部ハウジング
6を備えている。円筒状の中部ハウジング1内には、螺
旋状に延びる一条のリブ2aが突設された略円筒状のシ
リンダブロック2が圧入されている。これら中部ハウジ
ング1及びシリンダブロック2の前部及び後部には、ガ
スケット3,4を介して前部ハウジング5及び後部ハウ
ジング6が接合され、結果として前記シリンダブロック
2内には発熱室7が区画されている。従って、シリンダ
ブロック2並びに前部ハウジング5及び後部ハウジング
6は、ハウジング内に発熱室7を区画する区画部材を構
成する。
組み込まれるビスカスヒータに具体化した実施形態1〜
3を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)図1に示すように、本実施形態のビスカ
スヒータはハウジングとして、中部ハウジング1、シリ
ンダブロック2、前部ハウジング5及び後部ハウジング
6を備えている。円筒状の中部ハウジング1内には、螺
旋状に延びる一条のリブ2aが突設された略円筒状のシ
リンダブロック2が圧入されている。これら中部ハウジ
ング1及びシリンダブロック2の前部及び後部には、ガ
スケット3,4を介して前部ハウジング5及び後部ハウ
ジング6が接合され、結果として前記シリンダブロック
2内には発熱室7が区画されている。従って、シリンダ
ブロック2並びに前部ハウジング5及び後部ハウジング
6は、ハウジング内に発熱室7を区画する区画部材を構
成する。
【0025】中部ハウジング1内へのシリンダブロック
2の圧入により、シリンダブロック2の外周面の螺旋状
リブ2aは中部ハウジング1の内周面に密接する。こう
して、シリンダブロック2の外周面と中部ハウジング1
の内周面との間には、放熱室としてのウォータジャケッ
ト8が構成される。中部ハウジング1の外周部前端側に
は車両の暖房回路(図示略)から循環流体としての循環
水をウォータジャケット8に取り入れる入水ポート9A
が設けられ、一方、中部ハウジング1の外周部後端側に
は当該ウォータジャケット8から前記暖房回路へ循環水
を送り出す出水ポート9Bが設けられている。このウォ
ータジャケット8において、リブ2aは入水ポート9A
から出水ポート9Bにいたる循環流体の螺旋状循環経路
を設定するための循環流体ガイド手段として機能する。
2の圧入により、シリンダブロック2の外周面の螺旋状
リブ2aは中部ハウジング1の内周面に密接する。こう
して、シリンダブロック2の外周面と中部ハウジング1
の内周面との間には、放熱室としてのウォータジャケッ
ト8が構成される。中部ハウジング1の外周部前端側に
は車両の暖房回路(図示略)から循環流体としての循環
水をウォータジャケット8に取り入れる入水ポート9A
が設けられ、一方、中部ハウジング1の外周部後端側に
は当該ウォータジャケット8から前記暖房回路へ循環水
を送り出す出水ポート9Bが設けられている。このウォ
ータジャケット8において、リブ2aは入水ポート9A
から出水ポート9Bにいたる循環流体の螺旋状循環経路
を設定するための循環流体ガイド手段として機能する。
【0026】前部ハウジング5及び後部ハウジング6に
は、軸受装置10,11を介して駆動軸12が回動可能
に支承されている。前部ハウジング5内には発熱室7に
隣接して軸封装置としてのオイルシール13が設けら
れ、また、後部ハウジング6内には発熱室7に隣接して
軸封装置としてのオイルシール14が設けられている。
これにより、発熱室7内に駆動軸12の中央主要部を収
納しつつ、発熱室7を気密な内部空間としている。この
発熱室7内において駆動軸12上にはロータ20が一体
回転可能に設けられている。
は、軸受装置10,11を介して駆動軸12が回動可能
に支承されている。前部ハウジング5内には発熱室7に
隣接して軸封装置としてのオイルシール13が設けら
れ、また、後部ハウジング6内には発熱室7に隣接して
軸封装置としてのオイルシール14が設けられている。
これにより、発熱室7内に駆動軸12の中央主要部を収
納しつつ、発熱室7を気密な内部空間としている。この
発熱室7内において駆動軸12上にはロータ20が一体
回転可能に設けられている。
【0027】ロータ20は、アルミニウム合金製の一対
の固定板21,22及び円筒状の外周部材23を備えて
いる。これら一対の固定板21,22は、発熱室7内に
おいて所定間隔を隔てて駆動軸12上に固定されてお
り、両固定板21,22間には外周部材23が支持され
ている。それ故、ロータ20は中空なドラム状をなし、
その内部空間は貯留室24を提供する。また、ロータ2
0は、その軸心(駆動軸12の軸心と一致)からの半径
Rよりも軸長Lの長い円筒状の外周面を備えることとな
る。尚、ロータ20の半径R及び軸長Lは、ロータ20
の外周面と発熱室7の内周面(即ちシリンダブロック2
の内周面)との間、及び、ロータ20の各端面(即ち各
固定板21,22の外端面)と発熱室7の内端面(即ち
前後ハウジング5,6の内壁面)との間に、微少なクリ
アランス(間隙)が形成されるように設定されている。
尚、ロータ20において、外周部材23はロータ周壁部
を構成し、各固定板21,22はロータ端面壁を構成す
る。
の固定板21,22及び円筒状の外周部材23を備えて
いる。これら一対の固定板21,22は、発熱室7内に
おいて所定間隔を隔てて駆動軸12上に固定されてお
り、両固定板21,22間には外周部材23が支持され
ている。それ故、ロータ20は中空なドラム状をなし、
その内部空間は貯留室24を提供する。また、ロータ2
0は、その軸心(駆動軸12の軸心と一致)からの半径
Rよりも軸長Lの長い円筒状の外周面を備えることとな
る。尚、ロータ20の半径R及び軸長Lは、ロータ20
の外周面と発熱室7の内周面(即ちシリンダブロック2
の内周面)との間、及び、ロータ20の各端面(即ち各
固定板21,22の外端面)と発熱室7の内端面(即ち
前後ハウジング5,6の内壁面)との間に、微少なクリ
アランス(間隙)が形成されるように設定されている。
尚、ロータ20において、外周部材23はロータ周壁部
を構成し、各固定板21,22はロータ端面壁を構成す
る。
【0028】前記円筒状の外周部材23には、その軸方
向略中心位置において、その周方向に等角度間隔で配置
された複数の連通孔25(図1では2つのみ図示)が穿
設されている。例えば、連通孔25の総数が二つの場合
それらは180度の角度間隔で配置され、また、連通孔
25の総数が四つの場合にはそれらは90度の角度間隔
で配置されている。従って、ロータ20がいかなる停止
位置にあろうとも、連通孔25の少なくとも一つが駆動
軸12よりも下方に位置し、また、連通孔25の少なく
とも一つが駆動軸12よりも上方に位置することができ
る。尚、各連通孔25は、ロータ20の内部空間たる貯
留室24と、発熱室7の内部空間(前述のクリアランス
を指す)とを相互に連通する連絡通路であり、また、粘
性流体の供給通路及び回収通路でもある。
向略中心位置において、その周方向に等角度間隔で配置
された複数の連通孔25(図1では2つのみ図示)が穿
設されている。例えば、連通孔25の総数が二つの場合
それらは180度の角度間隔で配置され、また、連通孔
25の総数が四つの場合にはそれらは90度の角度間隔
で配置されている。従って、ロータ20がいかなる停止
位置にあろうとも、連通孔25の少なくとも一つが駆動
軸12よりも下方に位置し、また、連通孔25の少なく
とも一つが駆動軸12よりも上方に位置することができ
る。尚、各連通孔25は、ロータ20の内部空間たる貯
留室24と、発熱室7の内部空間(前述のクリアランス
を指す)とを相互に連通する連絡通路であり、また、粘
性流体の供給通路及び回収通路でもある。
【0029】気密な内部空間としての発熱室7内には、
粘性流体としてのシリコーンオイルFが所要量満たされ
る。前述のように、発熱室7内には貯留室24が包含さ
れるので、発熱室7内へのシリコーンオイルFの供給に
伴い、連通孔25を介してシリコーンオイルFが貯留室
24へも進入する。故に、貯留室24内の自由空間容積
をV1 とし、ロータ20の外面と発熱室7の内壁面との
間に存在する全てのクリアランスの合計容積をV2 とし
た場合、発熱室7へのシリコーンオイルの総充填量Vf
は、その常温時充填率が発熱室7内での総自由空間容積
(V1 +V2 )に対して50%〜70%の範囲となるよ
うに決められている。尚、図1に示されたシリコーンオ
イルFは、ロータ20の定常回転時において貯留室24
の内周面に貼り付いた状態を示す。
粘性流体としてのシリコーンオイルFが所要量満たされ
る。前述のように、発熱室7内には貯留室24が包含さ
れるので、発熱室7内へのシリコーンオイルFの供給に
伴い、連通孔25を介してシリコーンオイルFが貯留室
24へも進入する。故に、貯留室24内の自由空間容積
をV1 とし、ロータ20の外面と発熱室7の内壁面との
間に存在する全てのクリアランスの合計容積をV2 とし
た場合、発熱室7へのシリコーンオイルの総充填量Vf
は、その常温時充填率が発熱室7内での総自由空間容積
(V1 +V2 )に対して50%〜70%の範囲となるよ
うに決められている。尚、図1に示されたシリコーンオ
イルFは、ロータ20の定常回転時において貯留室24
の内周面に貼り付いた状態を示す。
【0030】更に、前部ハウジング5に設けられた軸受
装置16により、プーリ18が回動可能に支承されてい
る。このプーリ18は、ボルト17によって駆動軸12
の前端部(外端部)に固着されている。当該プーリ18
はその外周部にかけられる動力伝達ベルト(図示略)を
介して、外部駆動源としての車両のエンジンと駆動連結
される。従って、プーリ18を介してエンジンの駆動力
により駆動軸12が回転され、駆動軸12と共にロータ
20が一体回転される。これに伴い、ロータ20の外面
と発熱室7の内壁面との間のクリアランスに滞留するシ
リコーンオイルが、剪断作用を受けて発熱する。この熱
は、シリンダブロック2を介してウォータジャケット8
内を流れる循環水に熱交換され、当該加熱循環水が暖房
回路を介して車室内の暖房等に供される。
装置16により、プーリ18が回動可能に支承されてい
る。このプーリ18は、ボルト17によって駆動軸12
の前端部(外端部)に固着されている。当該プーリ18
はその外周部にかけられる動力伝達ベルト(図示略)を
介して、外部駆動源としての車両のエンジンと駆動連結
される。従って、プーリ18を介してエンジンの駆動力
により駆動軸12が回転され、駆動軸12と共にロータ
20が一体回転される。これに伴い、ロータ20の外面
と発熱室7の内壁面との間のクリアランスに滞留するシ
リコーンオイルが、剪断作用を受けて発熱する。この熱
は、シリンダブロック2を介してウォータジャケット8
内を流れる循環水に熱交換され、当該加熱循環水が暖房
回路を介して車室内の暖房等に供される。
【0031】このとき、粘性流体の粘性係数をμ、ロー
タ20の外周面と発熱室7の内周面との間隙をδ1 、ロ
ータ20の各端面と発熱室7の内端面との間隙をδ2 、
角速度をωとすれば、ロータ20の各端面における発熱
量Q1 は、 Q1 =πμω2 R4 /δ2 となり、ロータ20の外周面における発熱量Q2 は、 Q2 =2πμω2 R3 L/δ1 となる。このビスカスヒータでは、ロータ20の外周面
を主たる剪断作用面としていることから、δ1 <δ2 と
なるように設定され、更に、半径R<軸長Lであるた
め、Q1 <Q2 であり、ロータ20の外周面において大
きな発熱量Q2 を確保していることとなる。
タ20の外周面と発熱室7の内周面との間隙をδ1 、ロ
ータ20の各端面と発熱室7の内端面との間隙をδ2 、
角速度をωとすれば、ロータ20の各端面における発熱
量Q1 は、 Q1 =πμω2 R4 /δ2 となり、ロータ20の外周面における発熱量Q2 は、 Q2 =2πμω2 R3 L/δ1 となる。このビスカスヒータでは、ロータ20の外周面
を主たる剪断作用面としていることから、δ1 <δ2 と
なるように設定され、更に、半径R<軸長Lであるた
め、Q1 <Q2 であり、ロータ20の外周面において大
きな発熱量Q2 を確保していることとなる。
【0032】尚、この場合において、螺旋状のリブ2a
は、発熱室7からシリンダブロック2に伝えられた熱を
更に中部ハウジング1側へも伝導伝熱する熱伝導手段と
して機能する。この結果、ウォータジャケット8内の循
環水は、ジャケット8の内側区画部材としてのシリンダ
ブロック2及びジャケット8の外側区画部材としての中
部ハウジング1の双方から熱を受け取ることができる。
は、発熱室7からシリンダブロック2に伝えられた熱を
更に中部ハウジング1側へも伝導伝熱する熱伝導手段と
して機能する。この結果、ウォータジャケット8内の循
環水は、ジャケット8の内側区画部材としてのシリンダ
ブロック2及びジャケット8の外側区画部材としての中
部ハウジング1の双方から熱を受け取ることができる。
【0033】以下に、この実施形態1に特有の作用及び
効果を説明する。 (イ)駆動軸12及びロータ20の停止時において、貯
留室24内のシリコーンオイルFと、発熱室7のクリア
ランスのシリコーンオイルは、駆動軸12よりも下方に
位置する連通孔25を介してつながる。それ故、貯留室
24内のシリコーンオイルと発熱室7のクリアランスの
シリコーンオイルとは同じ液位にあり、その液位は、前
記シリコーンオイルの総充填量Vf からして駆動軸12
と同じ高さ又はそれ以上のレベルにある。
効果を説明する。 (イ)駆動軸12及びロータ20の停止時において、貯
留室24内のシリコーンオイルFと、発熱室7のクリア
ランスのシリコーンオイルは、駆動軸12よりも下方に
位置する連通孔25を介してつながる。それ故、貯留室
24内のシリコーンオイルと発熱室7のクリアランスの
シリコーンオイルとは同じ液位にあり、その液位は、前
記シリコーンオイルの総充填量Vf からして駆動軸12
と同じ高さ又はそれ以上のレベルにある。
【0034】この状態から駆動軸12及びロータ20が
回転されると、前述のように、ロータ20の周囲のクリ
アランスにあるシリコーンオイルが剪断作用を受ける。
それと同時に、図1に示すように、貯留室24内のシリ
コーンオイルFが遠心力によって、貯留室24の内周面
(外周部材23の内側周面)の全体に貼り付く方向に移
動すると共に、各連通孔25を通って発熱室7の前記ク
リアランス領域に押し出される。こうして、貯留室24
よりロータ20の外周面と発熱室7の内周面との間のク
リアランスにシリコーンオイルFが供給されると共に、
当該クリアランス内にあった空気(気体)が貯留室24
内に逃げ込むこととなる。その結果、ロータ20の周囲
のクリアランスのほぼ全体が、空気を巻き込むことなく
シリコーンオイルで満たされ、発熱性能の維持・向上が
図られる。
回転されると、前述のように、ロータ20の周囲のクリ
アランスにあるシリコーンオイルが剪断作用を受ける。
それと同時に、図1に示すように、貯留室24内のシリ
コーンオイルFが遠心力によって、貯留室24の内周面
(外周部材23の内側周面)の全体に貼り付く方向に移
動すると共に、各連通孔25を通って発熱室7の前記ク
リアランス領域に押し出される。こうして、貯留室24
よりロータ20の外周面と発熱室7の内周面との間のク
リアランスにシリコーンオイルFが供給されると共に、
当該クリアランス内にあった空気(気体)が貯留室24
内に逃げ込むこととなる。その結果、ロータ20の周囲
のクリアランスのほぼ全体が、空気を巻き込むことなく
シリコーンオイルで満たされ、発熱性能の維持・向上が
図られる。
【0035】特に、ロータ20の前後両端面のクリアラ
ンス領域では、粘性流体に特有のワイセンベルク効果に
より、駆動軸12の回転によってその回りにシリコーン
オイルが集まる傾向をみせる。この影響で、ロータ外周
域のクリアランスにあるシリコーンオイルが、前後端面
のクリアランスの方へ引き寄せられる。仮に、貯留室2
4からロータ20の外周域へのシリコーンオイルFの追
加供給が全くない構成の場合、前記ワイセンベルク効果
の影響により、ロータ外周域でオイルが欠乏して発熱能
力が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態に
よれば、ロータ20が回転している限り、貯留室24か
らロータ外周域へのオイルの供給が連続的に行われる。
ンス領域では、粘性流体に特有のワイセンベルク効果に
より、駆動軸12の回転によってその回りにシリコーン
オイルが集まる傾向をみせる。この影響で、ロータ外周
域のクリアランスにあるシリコーンオイルが、前後端面
のクリアランスの方へ引き寄せられる。仮に、貯留室2
4からロータ20の外周域へのシリコーンオイルFの追
加供給が全くない構成の場合、前記ワイセンベルク効果
の影響により、ロータ外周域でオイルが欠乏して発熱能
力が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態に
よれば、ロータ20が回転している限り、貯留室24か
らロータ外周域へのオイルの供給が連続的に行われる。
【0036】従って、本実施形態によれば、前述のよう
なワイセンベルク効果に由来する好ましからざる流体移
動の傾向にもかかわらず、シリコーンオイルの相当量
が、主たる剪断作用面たるロータ20の外周面とシリン
ダブロック2の内周面との間に持続的に介在することが
でき、剪断による発熱能力を維持・向上させることがで
きる。
なワイセンベルク効果に由来する好ましからざる流体移
動の傾向にもかかわらず、シリコーンオイルの相当量
が、主たる剪断作用面たるロータ20の外周面とシリン
ダブロック2の内周面との間に持続的に介在することが
でき、剪断による発熱能力を維持・向上させることがで
きる。
【0037】(ロ)駆動軸12及びロータ20の回転の
続行に伴い、貯留室24内のシリコーンオイルFが発熱
室7内のクリアランスへ徐々に放出されるが、駆動軸1
2及びロータ20が停止すれば、前記複数の連通孔25
の少なくとも一つが駆動軸12よりも下方に位置するこ
とができる。そして、停止時には、当該連通孔25を介
して前記クリアランス領域に供給されたシリコーンオイ
ルが、貯留室24内に戻される。従って、ロータ20等
の停止により、貯留室24内のシリコーンオイルFの量
は当初の液位まで回復することができる。
続行に伴い、貯留室24内のシリコーンオイルFが発熱
室7内のクリアランスへ徐々に放出されるが、駆動軸1
2及びロータ20が停止すれば、前記複数の連通孔25
の少なくとも一つが駆動軸12よりも下方に位置するこ
とができる。そして、停止時には、当該連通孔25を介
して前記クリアランス領域に供給されたシリコーンオイ
ルが、貯留室24内に戻される。従って、ロータ20等
の停止により、貯留室24内のシリコーンオイルFの量
は当初の液位まで回復することができる。
【0038】(ハ)ロータ20内に貯留室24を設ける
と共に、この貯留室24から前記クリアランス領域へシ
リコーンオイルを供給可能としたので、剪断作用に供さ
れるシリコーンオイルの絶対量を多く確保することがで
きる。従って、シリコーンオイルの全量が完全に劣化す
るまでには相当の時間を要するので、シリコーンオイル
の交換時期を相当程度遅らせることができ、メンテナン
スの容易なビスカスヒータとすることができる。また、
ロータ20内に貯留室24を確保したため、空間利用に
無駄がなく、ビスカスヒータのコンパクト化にも有利で
ある。
と共に、この貯留室24から前記クリアランス領域へシ
リコーンオイルを供給可能としたので、剪断作用に供さ
れるシリコーンオイルの絶対量を多く確保することがで
きる。従って、シリコーンオイルの全量が完全に劣化す
るまでには相当の時間を要するので、シリコーンオイル
の交換時期を相当程度遅らせることができ、メンテナン
スの容易なビスカスヒータとすることができる。また、
ロータ20内に貯留室24を確保したため、空間利用に
無駄がなく、ビスカスヒータのコンパクト化にも有利で
ある。
【0039】(ニ)また、ロータ20の回転・停止の操
作により、貯留室24から前記クリアランス領域へのオ
イルの供給と、前記クリアランス領域から貯留室24へ
のオイルの回収とが断続的に行われることになる。即
ち、ビスカスヒータの断続運転によって、粘性流体の剪
断作用域たるクリアランス領域のシリコーンオイルを常
に入れ替えることになる。このため、貯留室24を含む
発熱室7内に充填されたシリコーンオイルの全量ががほ
ぼ均等に剪断作用を受け、劣化の程度も均等に進行して
いく。従って、この意味でも、シリコーンオイルの交換
時期を遅らせることができ、メンテナンスの容易なビス
カスヒータとすることができる。
作により、貯留室24から前記クリアランス領域へのオ
イルの供給と、前記クリアランス領域から貯留室24へ
のオイルの回収とが断続的に行われることになる。即
ち、ビスカスヒータの断続運転によって、粘性流体の剪
断作用域たるクリアランス領域のシリコーンオイルを常
に入れ替えることになる。このため、貯留室24を含む
発熱室7内に充填されたシリコーンオイルの全量ががほ
ぼ均等に剪断作用を受け、劣化の程度も均等に進行して
いく。従って、この意味でも、シリコーンオイルの交換
時期を遅らせることができ、メンテナンスの容易なビス
カスヒータとすることができる。
【0040】(ホ)前述のように、発熱室7へのシリコ
ーンオイルの総充填量Vf を、その常温時充填率が発熱
室7内での総自由空間容積(V1 +V2 )に対して70
%以下となるように設定した。換言すれば、貯留室24
を含む発熱室7内に少なくとも30%の空き空間を確保
している。この空き空間は、発熱時におけるオイルの膨
張を許容して内圧の過度な高まりを防止する緩衝空間と
して機能する。また、前記空き空間は、ロータ20の回
転時には主として貯留室24内に存在し、ロータ20の
周囲のクリアランス領域にはほとんど存在し得ない。従
って、発熱室7内(貯留室24内)に空き空間を設定し
たとしても、発熱性能が低下することがない。
ーンオイルの総充填量Vf を、その常温時充填率が発熱
室7内での総自由空間容積(V1 +V2 )に対して70
%以下となるように設定した。換言すれば、貯留室24
を含む発熱室7内に少なくとも30%の空き空間を確保
している。この空き空間は、発熱時におけるオイルの膨
張を許容して内圧の過度な高まりを防止する緩衝空間と
して機能する。また、前記空き空間は、ロータ20の回
転時には主として貯留室24内に存在し、ロータ20の
周囲のクリアランス領域にはほとんど存在し得ない。従
って、発熱室7内(貯留室24内)に空き空間を設定し
たとしても、発熱性能が低下することがない。
【0041】尚、発熱室7を気密な閉空間としたのは、
外気と連通させた場合、大気中の水分がシリコーンオイ
ルに混入し、そのことが発熱能力やオイルの寿命に悪影
響を及ぼすという理由による。 (実施形態2)図2は本発明の実施形態2に従うビスカ
スヒータを示す。実施形態2のビスカスヒータは、実施
形態1のビスカスヒータ(図1)と基本構成を同じく
し、ただロータの構造のみが相違する。それ故、ここで
はロータ30の構成を中心に説明する。
外気と連通させた場合、大気中の水分がシリコーンオイ
ルに混入し、そのことが発熱能力やオイルの寿命に悪影
響を及ぼすという理由による。 (実施形態2)図2は本発明の実施形態2に従うビスカ
スヒータを示す。実施形態2のビスカスヒータは、実施
形態1のビスカスヒータ(図1)と基本構成を同じく
し、ただロータの構造のみが相違する。それ故、ここで
はロータ30の構成を中心に説明する。
【0042】図2に示すように、発熱室7内において、
ロータ30は、前後に分割された駆動軸12の各片と一
体回転可能に設けられている。ロータ30は、アルミニ
ウム合金製の一対の固定板31,32及び円筒状の外周
部材23を備えている。これら一対の固定板31,32
間に外周部材23が支持されている。それ故、ロータ3
0は中空なドラム状をなし、その内部空間は貯留室24
を提供する。また、ロータ30は、その軸心(駆動軸1
2の軸心と一致)からの半径Rよりも軸長Lの長い円筒
状の外周面を備えることとなる。尚、ロータ30の半径
R及び軸長Lの設定は、前記実施形態1と同様である。
前記円筒状の外周部材23には、その軸方向略中心位置
において、その周方向に等角度間隔で配置された複数の
連通孔25(図2では2つのみ図示)が穿設されてお
り、この点も前記実施形態1と同様である。
ロータ30は、前後に分割された駆動軸12の各片と一
体回転可能に設けられている。ロータ30は、アルミニ
ウム合金製の一対の固定板31,32及び円筒状の外周
部材23を備えている。これら一対の固定板31,32
間に外周部材23が支持されている。それ故、ロータ3
0は中空なドラム状をなし、その内部空間は貯留室24
を提供する。また、ロータ30は、その軸心(駆動軸1
2の軸心と一致)からの半径Rよりも軸長Lの長い円筒
状の外周面を備えることとなる。尚、ロータ30の半径
R及び軸長Lの設定は、前記実施形態1と同様である。
前記円筒状の外周部材23には、その軸方向略中心位置
において、その周方向に等角度間隔で配置された複数の
連通孔25(図2では2つのみ図示)が穿設されてお
り、この点も前記実施形態1と同様である。
【0043】更に、固定板31,32の各々には、駆動
軸12の近傍(即ちロータ30の軸心の近傍)におい
て、連通路33,34を備えている。連通路33,34
の各々は、貯留室24と、それぞれ対応する固定板3
1,32の端面クリアランス領域とを連通させる連絡通
路であり、また、粘性流体の回収通路でもある。尚、各
連通路33,34の連通面積(通過断面積)は、前記連
通孔25の連通面積(通過断面積)よりも小さく設定さ
れている。
軸12の近傍(即ちロータ30の軸心の近傍)におい
て、連通路33,34を備えている。連通路33,34
の各々は、貯留室24と、それぞれ対応する固定板3
1,32の端面クリアランス領域とを連通させる連絡通
路であり、また、粘性流体の回収通路でもある。尚、各
連通路33,34の連通面積(通過断面積)は、前記連
通孔25の連通面積(通過断面積)よりも小さく設定さ
れている。
【0044】この実施形態2に従うビスカスヒータも、
前記実施形態1と同様の作用・効果を奏するが、更に、
次のような追加的特徴をも有する。即ち、ロータ30の
回転時、ワイセンベルク効果により、ロータ30の端面
領域においてシリコーンオイルが駆動軸12の回りに集
まるが、この駆動軸12の回りのシリコーンオイルは、
各連通路33,34を通ってロータ30の貯留室24内
に戻される。一方、貯留室24内のシリコーンオイルF
は前述のように遠心作用によって前記連通孔25を介し
てロータ30の外周領域に連続供給される。従って、ロ
ータ30の回転中にあっても、その内部の貯留室24と
ロータ30の周囲のクリアランスとにおいてシリコーン
オイルFの循環が発生する。それ故、ロータ30の外周
クリアランスにシリコーンオイルFが停留してオイルの
劣化が急速に進行するということがなく、発熱室7内に
充填された全てのシリコーンオイルFが均等にロータ3
0の剪断作用を受けて徐々に劣化するため、シリコーン
オイルFの交換時期を相当程度遅らせることができる。 (実施形態3)図3は本発明の実施形態3に従うビスカ
スヒータを示す。この実施形態3のビスカスヒータは、
前記実施形態1のビスカスヒータ(図1)と基本構成を
同じくし、ただ駆動軸とその周辺の構造のみが相違す
る。故に、図3には駆動軸及びその周辺の構造のみを示
し、これらを中心に説明する。
前記実施形態1と同様の作用・効果を奏するが、更に、
次のような追加的特徴をも有する。即ち、ロータ30の
回転時、ワイセンベルク効果により、ロータ30の端面
領域においてシリコーンオイルが駆動軸12の回りに集
まるが、この駆動軸12の回りのシリコーンオイルは、
各連通路33,34を通ってロータ30の貯留室24内
に戻される。一方、貯留室24内のシリコーンオイルF
は前述のように遠心作用によって前記連通孔25を介し
てロータ30の外周領域に連続供給される。従って、ロ
ータ30の回転中にあっても、その内部の貯留室24と
ロータ30の周囲のクリアランスとにおいてシリコーン
オイルFの循環が発生する。それ故、ロータ30の外周
クリアランスにシリコーンオイルFが停留してオイルの
劣化が急速に進行するということがなく、発熱室7内に
充填された全てのシリコーンオイルFが均等にロータ3
0の剪断作用を受けて徐々に劣化するため、シリコーン
オイルFの交換時期を相当程度遅らせることができる。 (実施形態3)図3は本発明の実施形態3に従うビスカ
スヒータを示す。この実施形態3のビスカスヒータは、
前記実施形態1のビスカスヒータ(図1)と基本構成を
同じくし、ただ駆動軸とその周辺の構造のみが相違す
る。故に、図3には駆動軸及びその周辺の構造のみを示
し、これらを中心に説明する。
【0045】図3に示すように、駆動軸12上には所定
間隔を隔てて一対の固定板41,42が固定され、各固
定板には連絡孔41a,42aがそれぞれ貫設されてい
る。各連絡孔41a,42aの軸心は駆動軸12の軸心
と一致する。各連絡孔41a,42a内において駆動軸
12の周部には渦巻溝43,44が形成され、これによ
り、ロータ40の各固定板41,42の中心部には、強
制移送手段としての簡易なネジ式ポンプが構成されてい
る。
間隔を隔てて一対の固定板41,42が固定され、各固
定板には連絡孔41a,42aがそれぞれ貫設されてい
る。各連絡孔41a,42aの軸心は駆動軸12の軸心
と一致する。各連絡孔41a,42a内において駆動軸
12の周部には渦巻溝43,44が形成され、これによ
り、ロータ40の各固定板41,42の中心部には、強
制移送手段としての簡易なネジ式ポンプが構成されてい
る。
【0046】このビスカスヒータでは、駆動軸12及び
ロータ40の回転に伴い、各渦巻溝43,44は、各固
定板のクリアランスにおいてワイセンベルク効果によっ
て駆動軸回りに集まってきたシリコーンオイルを強制的
に貯留室24内に回収する。即ち、ネジ式ポンプは粘性
流体の強制回収手段を構成する。従って、前記実施形態
2と同様に、遠心力に基づく連通孔25を介しての貯留
室24からのオイルの強制排出と相まって、発熱室7内
においてシリコーンオイルFの強制循環が実現される。
ロータ40の回転に伴い、各渦巻溝43,44は、各固
定板のクリアランスにおいてワイセンベルク効果によっ
て駆動軸回りに集まってきたシリコーンオイルを強制的
に貯留室24内に回収する。即ち、ネジ式ポンプは粘性
流体の強制回収手段を構成する。従って、前記実施形態
2と同様に、遠心力に基づく連通孔25を介しての貯留
室24からのオイルの強制排出と相まって、発熱室7内
においてシリコーンオイルFの強制循環が実現される。
【0047】ちなみに、駆動軸12の回転方向を逆転さ
せることで、前記ネジ式ポンプを、貯留室24内から端
面クリアランス領域にシリコーンオイルを強制供給する
粘性流体の強制供給手段として機能させることもでき
る。
せることで、前記ネジ式ポンプを、貯留室24内から端
面クリアランス領域にシリコーンオイルを強制供給する
粘性流体の強制供給手段として機能させることもでき
る。
【0048】尚、本発明は上述の各実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のような態様にて実施するこ
とも可能である。 (a)図3のビスカスヒータでは、駆動軸12に設けた
各渦巻溝43,44の溝切り方向を異ならせることで、
渦巻溝43,44の双方を強制回収手段又は強制供給手
段としたが、図4に示すように、駆動軸12における渦
巻溝43,44の溝切り方向を同じにしてもよい。この
場合には、駆動軸12の回転方向に応じて、前端側渦巻
溝43及び後端側渦巻溝44のうちの一方が粘性流体の
強制回収手段となり、他方が強制供給手段となって、貯
留室24内とクリアランス領域との間においてシリコー
ンオイルの循環を生じさせる。
るものではなく、例えば次のような態様にて実施するこ
とも可能である。 (a)図3のビスカスヒータでは、駆動軸12に設けた
各渦巻溝43,44の溝切り方向を異ならせることで、
渦巻溝43,44の双方を強制回収手段又は強制供給手
段としたが、図4に示すように、駆動軸12における渦
巻溝43,44の溝切り方向を同じにしてもよい。この
場合には、駆動軸12の回転方向に応じて、前端側渦巻
溝43及び後端側渦巻溝44のうちの一方が粘性流体の
強制回収手段となり、他方が強制供給手段となって、貯
留室24内とクリアランス領域との間においてシリコー
ンオイルの循環を生じさせる。
【0049】(b)図1及び図2のビスカスヒータにお
いて、プーリ18と駆動軸12との間に電磁クラッチ機
構を採用し、エンジンの駆動力を必要に応じて駆動軸1
2に選択的に伝達可能としてもよい。
いて、プーリ18と駆動軸12との間に電磁クラッチ機
構を採用し、エンジンの駆動力を必要に応じて駆動軸1
2に選択的に伝達可能としてもよい。
【0050】(c)図2のビスカスヒータでは、固定板
31,32の各々に設けた連通路33,34をロータ3
0の各端面領域から貯留室24へ軸方向に連通させた
が、図5に示すように、各連通路33,34を駆動軸1
2の近傍のロータ30の端面領域から貯留室24内の外
周部寄り付近へと傾斜させて設けてもよい。この構成に
よれば、駆動軸12の回りのシリコーンオイルFは、各
連通路33,34を通ってロータ30の貯留室24内に
戻されるときに、該シリコーンオイルFのワイセンベル
ク効果のみならず遠心力によっても流動が促される。そ
のため、発熱室7内におけるシリコーンオイルFの強制
循環が容易に実現され得る。この場合、かかる連通路3
3,34は強制移送手段(強制回収手段)をも構成す
る。
31,32の各々に設けた連通路33,34をロータ3
0の各端面領域から貯留室24へ軸方向に連通させた
が、図5に示すように、各連通路33,34を駆動軸1
2の近傍のロータ30の端面領域から貯留室24内の外
周部寄り付近へと傾斜させて設けてもよい。この構成に
よれば、駆動軸12の回りのシリコーンオイルFは、各
連通路33,34を通ってロータ30の貯留室24内に
戻されるときに、該シリコーンオイルFのワイセンベル
ク効果のみならず遠心力によっても流動が促される。そ
のため、発熱室7内におけるシリコーンオイルFの強制
循環が容易に実現され得る。この場合、かかる連通路3
3,34は強制移送手段(強制回収手段)をも構成す
る。
【0051】尚、本明細書で言う「粘性流体」とは、ロ
ータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生する
あらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や半
流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限定
されるものではない。
ータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生する
あらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や半
流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限定
されるものではない。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項に記載の
ビスカスヒータによれば、ロータ内に粘性流体の貯留室
を設けることで、ロータの内部を有効活用しつつ剪断作
用にあずかる粘性流体の量を十分に確保することができ
る等種々の利点がある。従って、ビスカスヒータの形状
を、ヒータとしての発熱量を低下させずに車両その他の
製品への搭載を容易とする形状に設計することができる
のみならず、ロータやヒータハウジングの基本的な形状
の変更に伴って生じ得る種々の問題を解決して、優れた
発熱性能を発揮することが可能となる。
ビスカスヒータによれば、ロータ内に粘性流体の貯留室
を設けることで、ロータの内部を有効活用しつつ剪断作
用にあずかる粘性流体の量を十分に確保することができ
る等種々の利点がある。従って、ビスカスヒータの形状
を、ヒータとしての発熱量を低下させずに車両その他の
製品への搭載を容易とする形状に設計することができる
のみならず、ロータやヒータハウジングの基本的な形状
の変更に伴って生じ得る種々の問題を解決して、優れた
発熱性能を発揮することが可能となる。
【図1】本発明の実施形態1に従うビスカスヒータの縦
断面図。
断面図。
【図2】本発明の実施形態2に従うビスカスヒータの縦
断面図。
断面図。
【図3】本発明の実施形態3に従うビスカスヒータの要
部縦断面図。
部縦断面図。
【図4】本発明の実施形態3の別例たるビスカスヒータ
の要部縦断面図。
の要部縦断面図。
【図5】本発明の実施形態2の別例たるビスカスヒータ
の縦断面図。
の縦断面図。
1…中部ハウジング、2…ハウジングの一部を構成する
シリンダブロック、2a…循環流体の循環経路を設定す
るリブ、5…前部ハウジング、6…後部ハウジング、7
…発熱室、8…放熱室としてのウォータジャケット、1
2…駆動軸、20…ロータ、21,22…固定板、23
…外周部材(ロータの周壁部を構成する)、24…貯留
室、25…連絡通路及び供給通路としての連通孔、30
…ロータ、31,32…固定板、33,34…連絡通路
及び回収通路並びに強制移送手段としての連通路、40
…ロータ、41,42…固定板(21,22,31,3
2,41,42はロータの端面壁を構成する)、41
a,42a…連絡孔、43,44…強制移送手段を構成
する渦巻溝、F…粘性流体としてのシリコーンオイル、
L…軸長、R…半径、。
シリンダブロック、2a…循環流体の循環経路を設定す
るリブ、5…前部ハウジング、6…後部ハウジング、7
…発熱室、8…放熱室としてのウォータジャケット、1
2…駆動軸、20…ロータ、21,22…固定板、23
…外周部材(ロータの周壁部を構成する)、24…貯留
室、25…連絡通路及び供給通路としての連通孔、30
…ロータ、31,32…固定板、33,34…連絡通路
及び回収通路並びに強制移送手段としての連通路、40
…ロータ、41,42…固定板(21,22,31,3
2,41,42はロータの端面壁を構成する)、41
a,42a…連絡孔、43,44…強制移送手段を構成
する渦巻溝、F…粘性流体としてのシリコーンオイル、
L…軸長、R…半径、。
Claims (11)
- 【請求項1】 ハウジング内に発熱室及び放熱室を区画
し、前記発熱室内に収納された粘性流体を同じく発熱室
内に収納されたロータで剪断することで熱を発生させ、
この熱を前記放熱室を流れる循環流体に熱交換するビス
カスヒータにおいて、前記ロータ内に粘性流体の貯留室
を設けたビスカスヒータ。 - 【請求項2】 前記ロータには、当該ロータの外面と前
記発熱室の内壁面との間の空間と、前記貯留室とを連通
させる連絡通路が設けられている請求項1に記載のビス
カスヒータ。 - 【請求項3】 前記連絡通路は、前記ロータの周壁部に
形成された粘性流体の供給通路である請求項2に記載の
ビスカスヒータ。 - 【請求項4】 前記連絡通路は、前記ロータの端面壁に
形成された粘性流体の回収通路である請求項2又は3に
記載のビスカスヒータ。 - 【請求項5】 前記回収通路は、前記ロータの軸心の近
傍に配置されている請求項4に記載のビスカスヒータ。 - 【請求項6】 前記連絡通路として、前記ロータの周壁
部に形成された粘性流体の供給通路と、前記ロータの端
面壁に形成された粘性流体の回収通路とを備えており、
前記供給通路は前記回収通路よりも大きな連通面積を有
している請求項2に記載のビスカスヒータ。 - 【請求項7】 前記ロータ内には、当該ロータの外面と
前記発熱室の内壁面との間の空間と、前記貯留室とを連
通させると共に、前記空間と前記貯留室との間で粘性流
体を強制的に移送させるための強制移送手段が設けられ
ている請求項1に記載のビスカスヒータ。 - 【請求項8】 前記強制移送手段は、前記ロータと一体
回転可能に設けられた駆動軸に形成された渦巻溝を備え
てなるポンプである請求項7に記載のビスカスヒータ。 - 【請求項9】 前記ロータは前記ハウジングに回動可能
に支承された駆動軸に取り付けられており、当該ロータ
は前記駆動軸の軸心からの半径よりも軸長の長い円筒状
外周面を有している請求項1〜8のいずれか一項に記載
のビスカスヒータ。 - 【請求項10】 前記放熱室は、前記ロータの前記円筒
状外周面を囲むように設けられている請求項9に記載の
ビスカスヒータ。 - 【請求項11】 前記放熱室は、その内部に螺旋状に設
定された循環流体の循環経路を備えてなる請求項9又は
10に記載のビスカスヒータ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18492596A JP3460454B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ビスカスヒータ |
| US08/893,879 US5937797A (en) | 1996-07-15 | 1997-07-11 | Viscous fluid heater |
| CA002210411A CA2210411C (en) | 1996-07-15 | 1997-07-14 | Viscous fluid heater |
| DE19730337A DE19730337C2 (de) | 1996-07-15 | 1997-07-15 | Viskoheizgerät |
| FR9708953A FR2751056B1 (fr) | 1996-07-15 | 1997-07-15 | Dispositif de chauffage a fluide visqueux |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18492596A JP3460454B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ビスカスヒータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029423A true JPH1029423A (ja) | 1998-02-03 |
| JP3460454B2 JP3460454B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=16161744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18492596A Expired - Fee Related JP3460454B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | ビスカスヒータ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5937797A (ja) |
| JP (1) | JP3460454B2 (ja) |
| CA (1) | CA2210411C (ja) |
| DE (1) | DE19730337C2 (ja) |
| FR (1) | FR2751056B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6129287A (en) * | 1998-04-07 | 2000-10-10 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Viscous fluid type heat generating apparatus |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001010331A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-16 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 熱発生器及びその設計方法 |
| US7942144B2 (en) * | 2008-03-19 | 2011-05-17 | Donald Derman | Heating system and apparatus |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4143639A (en) * | 1977-08-22 | 1979-03-13 | Frenette Eugene J | Friction heat space heater |
| US4365614A (en) * | 1980-03-31 | 1982-12-28 | Grover Robert R | Friction space heater |
| US4343291A (en) * | 1980-04-21 | 1982-08-10 | Clausen Robert L | Friction heat generator |
| CA1201635A (en) * | 1982-02-04 | 1986-03-11 | Douglas D. Stephenson | Friction furnace |
| US4494524A (en) * | 1982-07-19 | 1985-01-22 | Lee Wagner | Centrifugal heating unit |
| US4501231A (en) * | 1983-06-02 | 1985-02-26 | Perkins Eugene W | Heating system with liquid pre-heating |
| US4779575A (en) * | 1987-08-04 | 1988-10-25 | Perkins Eugene W | Liquid friction heating apparatus |
| DE3832966A1 (de) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | Bosch Gmbh Robert | Heizvorrichtung fuer den fahrgastraum eines eine fluessigkeitsgekuehlte brennkraftmaschine aufweisenden kraftfahrzeuges |
| JP2712510B2 (ja) * | 1989-03-21 | 1998-02-16 | アイシン精機株式会社 | 車両用暖房装置 |
| US5341768A (en) * | 1993-09-21 | 1994-08-30 | Kinetic Systems, Inc. | Apparatus for frictionally heating liquid |
| EP0833114A4 (en) * | 1995-04-18 | 1998-05-20 | Advanced Molecular Technologie | METHOD FOR HEATING A LIQUID AND DEVICE FOR CARRYING OUT SAID METHOD |
| DE19521029A1 (de) * | 1995-06-14 | 1996-12-19 | Suspa Compart Ag | Heizvorrichtung für das Kühlwasser eines mit einer Kühlwasser-Pumpe versehenen Verbrennungs-Motors |
| JP3461070B2 (ja) * | 1995-11-02 | 2003-10-27 | 株式会社豊田自動織機 | ビスカスヒータ |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18492596A patent/JP3460454B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-07-11 US US08/893,879 patent/US5937797A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-14 CA CA002210411A patent/CA2210411C/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-15 FR FR9708953A patent/FR2751056B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-15 DE DE19730337A patent/DE19730337C2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6129287A (en) * | 1998-04-07 | 2000-10-10 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Viscous fluid type heat generating apparatus |
| DE19915609C2 (de) * | 1998-04-07 | 2001-01-25 | Toyoda Automatic Loom Works | Einrichtung zur Erzeugung von Wärme mittels eines viskosen Fluids |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2751056A1 (fr) | 1998-01-16 |
| CA2210411A1 (en) | 1998-01-15 |
| JP3460454B2 (ja) | 2003-10-27 |
| CA2210411C (en) | 2000-10-03 |
| US5937797A (en) | 1999-08-17 |
| DE19730337C2 (de) | 1999-04-29 |
| FR2751056B1 (fr) | 1999-03-26 |
| DE19730337A1 (de) | 1998-01-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |