JPH10294255A - 電子ビーム照明装置、および該電子ビーム照明装置を備えた露光装置 - Google Patents

電子ビーム照明装置、および該電子ビーム照明装置を備えた露光装置

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JPH10294255A
JPH10294255A JP9100469A JP10046997A JPH10294255A JP H10294255 A JPH10294255 A JP H10294255A JP 9100469 A JP9100469 A JP 9100469A JP 10046997 A JP10046997 A JP 10046997A JP H10294255 A JPH10294255 A JP H10294255A
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electron beam
wafer
mask
arc
slit opening
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビームによる露光領域を拡大しつつも、
その露光領域に均一に電子ビームを照射する。 【解決手段】 電子ビーム照明装置2には、電子ビーム
5を照射する電子銃4と、電子銃4のビーム軸24を中
心とする円弧状のスリット開口部9aが形成されたスリ
ット板9と、電子ビーム5を偏向させ、さらにビーム軸
24を中心に回転または往復させて、スリット開口部9
aに沿って電子ビーム5を走査させる偏向器部7,8と
が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス製
造のリソグラフィ工程において用いられる電子ビーム照
明装置、および該電子ビーム照明装置を備えた露光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス製造の量産段階に
おけるリソグラフィ工程では、光露光方式による露光技
術が用いられてきた。しかし、近年では、半導体デバイ
スの高集積化に伴い、デバイス内部における配線幅がま
すます小さくなってきている。特に、1G、4GDRA
M以上の容量を有する半導体メモリデバイスでは、配線
幅は0.2μm以下に形成されており、配線幅の狭小化
が顕著である。そこで、光露光方式に代わる露光技術と
して、より解像度が高い電子ビームを用いた露光装置が
用いられ始めている。
【0003】しかし、これまでの電子ビーム露光装置
は、単一ビームによるガウシアン方式と可変成形方式と
が中心であるため、半導体デバイス製造におけるリソグ
ラフィ工程に多くの時間を要する。従って、半導体デバ
イスの生産性が低いという理由から、電子ビーム露光装
置の用途は、マスク描画や超LSIの研究開発、少量生
産のASICデバイスの露光等、電子ビーム露光装置の
優れた解像性能を特に必要とする用途に限られていた。
そのため、電子ビーム露光装置を半導体デバイスの量産
工程に導入するためには、半導体デバイスの生産性を如
何に向上させるかが大きな課題であった。
【0004】そこで、近年では、上記の課題を解決する
1つの手段として、いわゆる部分一括転写方式が提案さ
れている。図17は、従来の部分一括露光方式を用いた
露光装置を示す斜視図である。部分一括転写方式とは、
図17に示すように、ウエハ102上に繰り返し形成さ
れる回路パターン101をセル化することにより、ウエ
ハ102上に配線を露光描画する際の生産性を向上させ
るものである。なお、セル化される回路パターン101
の領域は数μmである。
【0005】しかし、部分一括転写方式を用いてウエハ
を一度に露光できる最大領域は、可変成形方式と同じ数
μm程度であるため、より広い露光領域を得るために
は、2段ないし3段の複数の偏向器を用いたり、さらに
はMOL(移動収束レンズ系)を用いて偏向に伴う色収
差やひずみ等を除去する必要がある。また、半導体デバ
イスの生産性を向上させるためには露光領域を拡大する
ことが要求されるが、露光領域同士の重ね合わせ精度と
露光解像度との両方を維持しつつ露光領域を大きく拡大
することは困難である。例えば、露光領域同士の重ね合
わせ精度が20〜30nmで露光解像度が0.2μm以
下である場合に、偏向によって拡大される露光領域は、
1mm前後である。
【0006】このように、従来の電子ビーム露光装置で
は、ウエハを一度に露光できる領域がウエハ上の被露光
領域に対して狭いので、ウエハ上の被露光領域全体を露
光するために、電子ビームの走査、もしくはウエハや露
光マスクが載置されたステージの往復移動を行う手段が
用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように電子ビームの露光領域がウエハ上の被露光領域に
対して狭いので、ウエハ上の被露光領域全体を露光する
ためには、ウエハを多数回に渡って往復移動させたり、
電子ビームを繰り返し走査することが必要となる。その
ため、光露光方式の露光装置を用いた場合に比べて、ウ
エハの露光に多くの時間を要する。
【0008】ウエハの露光時間を短縮するためには、電
子ビームの走査速度、もしくはウエハや露光マスクが載
置されたステージの移動速度をより高速にする手段と、
電子ビームの露光領域をより拡大する手段との、少なく
とも一方の手段による改善が必要である。
【0009】ところが、電子ビームの走査速度、もしく
はステージの移動速度をより高速にする手段では、電子
ビームの照射量が不足して、ウエハに対する露光が不完
全になってしまうおそれがある。この場合には、電子ビ
ームの照射強度を高めるという対策手段が考えられる
が、露光像がぼけてしまうという欠点が生じる。
【0010】一方、電子ビームの露光領域を拡大する手
段にあっては、ウエハ上に形成する配線幅を一様にする
ために、露光領域内における電子ビームの照射強度が均
一であることも要求される。しかし、ウエハ上における
単一電子ビームによる露光領域は数μmであり、偏向器
を有する従来のエミッタンスLaB6電子銃を用いた場
合でも、エミッタンス(クロスオーバと電子ビーム取り
出し角との積)値は数10μm・mrad程度である。
そのため、従来の電子ビーム照明系を用いた場合では、
露光領域をさらに拡げ、かつその露光領域に均一に電子
ビームを照射することは困難である。
【0011】そこで本発明は、電子ビームによる露光領
域を拡大しつつも、その露光領域に均一に電子ビームを
照射することができる電子ビーム照明装置を提供するこ
とを目的とする。また、このような電子ビーム照明装置
を用いることによって、ウエハへの露光走査回数を減少
させ、露光時間を短縮することができる露光装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子ビーム照明装置は、電子ビームを照射
する電子銃と、前記電子銃から照射された前記電子ビー
ムの軌道の延長線を中心とする円弧状のスリット開口部
が形成されたスリット板部と、前記電子銃から照射され
た電子ビームを前記スリット板部に照射される前に偏向
させ、さらに前記電子ビームの軌道の延長線を中心に回
転または往復させて、前記スリット開口部に沿って前記
電子ビームを走査させる偏向手段とを有する。
【0013】これにより、スリット開口部に沿って走査
された電子ビームのうち、スリット開口部を通過した電
子ビームによって、円弧状の電子ビーム帯が形成され、
照明領域が拡大する。
【0014】また、前記電子ビームが前記スリット開口
部を走査する速度は、前記電子ビームが前記スリット開
口部を通過したときに形成される円弧状電子ビーム帯の
照射強度が、該円弧状電子ビーム帯の全域において均一
となる速度であることにより、電子ビームが照射される
マスクやウエハの熱的なひずみの発生が低減される。
【0015】さらに、前記スリット板部は、円弧状の凸
縁が形成された凸ブレードと前記凸縁と同じ径からなる
円弧状の凹縁が形成された凹ブレードとを有し、各前記
ブレードが互いの円弧縁部を対向配置されて前記スリッ
ト開口部が形成されているとともに、各前記ブレードの
うち少なくとも一方には、各前記ブレード間の間隔を調
節するための駆動部が取り付けられていることにより、
円弧状電子ビーム帯の円弧幅が調節される。
【0016】加えて、前記スリット板部には、前記凸ブ
レードと前記凹ブレードとで形成される前記スリット開
口部の長さを調節するための遮光ブレードが備えられて
いることにより、円弧状電子ビーム帯の円弧長さが調節
される。
【0017】さらに、前記スリット開口部を走査する前
記電子ビームの回転中心または往復中心が、前記偏向手
段によって前記スリット開口部の中心軸に沿って該スリ
ット開口部の中心からシフトされていることにより、ス
リット開口部を走査する電子ビームはスリット開口部の
片側のエッジにのみかかり、円弧状電子ビーム帯の円弧
幅が狭くなるため、円弧状電子ビーム帯の円弧幅の調節
がなされる。
【0018】本発明の露光装置は、マスクに描かれた回
路パターンをウエハに投影するための照明装置が備えら
れ、前記ウエハと前記マスクとを同期させて移動させつ
つ前記回路パターンを前記ウエハに投影露光する露光装
置において、前記照明装置として、上記本発明の電子ビ
ーム照明装置のうちいずれかの電子ビーム照明装置を用
いたことを特徴とする。
【0019】また、前記スリット開口部への前記電子ビ
ームの走査周期は、前記スリット開口部を通過した前記
電子ビームにより形成された前記円弧状電子ビーム帯が
前記マスクに投影されたときの前記円弧状電子ビーム帯
の幅と同じ分だけ前記マスクが移動する時間よりも短
く、かつ、該時間を整数で等分できる周期であることに
より、ウエハの露光もれや二重露光等の露光不良が防止
される。
【0020】さらに、前記電子ビームが照射された前記
マスクから放出される電子を検出する電子検出部と、前
記電子検出部から得られた情報に基づいて前記マスクへ
の電子ビームの照射を制御するブランキング電極部とが
備えられていることにより、マスクのうち回路パターン
が形成されていない部分への不必要な電子ビームの照射
が抑制される。
【0021】さらには、前記マスクに設けられている位
置基準マークを検出するためのマスク基準マーク検出手
段と、前記ウエハに設けられている位置基準マークを検
出するためのウエハ基準マーク検出手段とが備えられて
いることにより、マスク上およびウエハ上に形成されて
いる位置基準マークの位置が検出される。この検出結果
に基づいてマスクとウエハとが相対的に移動され、両者
の位置合わせが行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の露光装置の一実施形態の
全体構成図である。図1に示すように、本実施形態の露
光装置1は、電子ビーム5による照明源である電子ビー
ム照明装置2と、電子ビーム照明装置2からの照明をウ
エハ32上に投影するための投影装置3とから構成され
ている。
【0024】ここで、図1および図2を用いて、電子ビ
ーム照明装置を説明する。図2は、図1に示した電子ビ
ーム照明装置の全体構成図である。
【0025】図1および図2に示すように、電子ビーム
照明装置2は、電子ビーム5を照射する電子銃4と、電
子銃4から放射された電子ビーム5を収束させる収束レ
ンズ6a,6bと、電子ビーム5を偏向させる磁界型ま
たは電界型の偏向器部7,8と、円弧状のスリット開口
部9aおよび電子ビーム通過穴9bが形成されたスリッ
ト板9とを有する。なお、スリット開口部9aは電子ビ
ーム照明装置2のビーム軸24(すなわち、電子銃4か
ら照射された電子ビーム5の軌道の延長線)を中心とす
る円弧状のスリットであり、また、電子ビーム通過穴9
bは電子ビーム照明装置2のビーム軸24上に形成され
ている。さらに、収束レンズ6aと収束レンズ6bとの
間には、必要に応じて電子ビーム5の照射を制御するブ
ランキング電極10と、収束レンズ6a,6bでの電子
ビームの収束を補助するアパーチャ11とが備えられて
いる。
【0026】図3は、図2に示した電子ビーム照明装置
の偏向器部をさらに詳細に示した構成図である。
【0027】図3に示すように、偏向器部7,8は、そ
れぞれ、X軸方向に対向して設置された偏向器7a,8
aと、Y軸方向に対向して設置された偏向器7b,8b
との4つの偏向器7a,7b,8a,8bによって構成
されている。上段の偏向器部7においては、X軸方向に
対向する偏向器7aに偏向信号の正弦成分が入力され、
Y軸方向に対向する偏向器7bに偏向信号の余弦成分が
入力される。また、下段の偏向器部8においても、X軸
方向に対向する偏向器8aに正弦成分の偏向信号、Y軸
方向に対向する偏向器8bに余弦成分の偏向信号が入力
される。
【0028】この構成により、図1および図2に示すよ
うに、偏向器部7,8は、収束レンズ6a,6bによっ
て収束された電子ビーム5を電子ビーム照明装置2のビ
ーム軸24を中心にして回転させ、スリット開口部9a
に沿って走査させる。
【0029】図4は、図2に示した電子ビーム照明装置
のスリット板の詳細な構成を示す上面図である。
【0030】図4に示すように、円弧状の凸縁12aが
形成された凸ブレード12と、凸縁12aの円弧と同じ
径で形成された円弧状の凹縁13aを有する凹ブレード
13とが、互いの円弧縁12a,13aを対向させて配
置されていることにより、スリット開口部9aのスリッ
ト幅が一定に設けられている。また、凸ブレード12お
よび凹ブレード13には、それぞれ、各ブレード12,
13をX軸方向に移動させるための駆動部14が取り付
けられている。従って、駆動部14を作動させて凸凹ブ
レード12,13の少なくとも一方を移動させることに
より、円弧状電子ビーム帯の円弧幅を調節することがで
きる。
【0031】さらに、凸凹ブレード12,13の上方
(図面の手前側)には、スリット開口部9aの長さを調
節するための遮光ブレード15,16が設けられてい
る。遮光ブレード15,16には、それぞれ、各遮光ブ
レード15,16をY軸方向に移動させるための駆動部
17が取り付けられている。従って、駆動部17を作動
させて遮光ブレード15,16を移動させることによっ
てスリット開口部9aの長さが調節できるので、スリッ
ト開口部9aのスリット長さを、ウエハ32(図1参
照)上の被露光領域の大きさに応じた最適な長さに設定
し、円弧状電子ビーム帯の円弧長さを調節することがで
きる。
【0032】次に、再び図1を用いて、投影装置3の構
成を説明する。
【0033】図1に示すように、投影装置3は、電子ビ
ーム透過部と電子ビーム不透過部とで回路パターン(不
図示)が形成されたマスク18と、回路パターンを透過
した電子ビーム5に映し出されたパターン像をウエハ3
2上に結像させるための投影レンズ19a,19bで構
成される縮小電子光学系20とを有する。
【0034】マスク18には、電子ビーム5を透過する
メンブレン上に電子ビーム5を散乱させるための散乱体
パターンが設けられた散乱型マスク、もしくは電子ビー
ム5を遮断または減衰させる吸収体パターンが設けられ
たステンシル型マスクのどちらを用いることも可能であ
る。本実施形態のマスク18には、散乱型マスクが用い
られている。また、マスク18は、少なくともXY方向
に移動可能なマスクステージ21上に載置されている。
【0035】投影装置3には、さらに、電子ビーム5が
マスク18に照射されたときにマスク18から放出され
る2次電子や反射電子を検出するための第1の電子検出
器22がマスク18の近傍に配設されている。また、マ
スク18と上段の投影レンズ19aとの間には、電子ビ
ーム5が縮小電子光学系20を通過する際に生じる収差
(特に非点収差)を予め補正する収差補正光学系23が
配設されている。
【0036】また、投影レンズ19aと投影レンズ19
bとの間には、電子ビーム5をビーム軸24を中心に回
転させる回転補正レンズ25と、マスク18の散乱体パ
ターンを透過して散乱した電子ビーム5を遮断し、散乱
体パターン以外の箇所を透過してきた電子ビーム5を透
過する散乱電子遮断アパーチャ26と、ウエハ32に投
影されるパターン像の位置を補正する位置補正偏向器2
7とが配設されている。
【0037】さらに、縮小電子光学系20の下部には、
縮小電子光学系20の焦点を補正する焦点補正レンズ2
8が配設されており、ウエハ32の近傍には、電子ビー
ム5がウエハ32に照射されたときにウエハ32から放
出される2次電子や反射電子を検出するための第2の電
子検出器29が配設されている。
【0038】XY方向に移動可能でかつXY平面内で回
転可能なウエハステージ30の上には、ウエハ32を固
定するウエハチャック31が搭載されており、ウエハ3
2はウエハチャック31上に載置されている。
【0039】ここで、図5および図6を用いて、収差補
正光学系23の構成を詳しく説明する。図5は、図1に
示した収差補正光学系の上面図、図6は、図5に示した
収差補正光学系のA−A線における断面図である。
【0040】図5に示すように、収差補正光学系23に
は、スリット板9のスリット開口部9a(図1参照)と
同様に、ビーム軸24(図1参照)を中心とした円弧状
の開口部23dが形成されており、その開口部23d
は、スリット板9およびマスク18(図1参照)を透過
してきた電子ビーム5を遮らない位置に配置されてい
る。
【0041】また、図6に示すように、収差補正光学系
23は3枚の電極23a,23b,23cで構成される
ユニポテンシャルレンズである。電極23aと電極23
cとは加速電極(不図示)と同電位のV0に設定され、
前記2つの電極23aと電極23cとの間に配設されて
いる電極23bは、V0と異なる電位V1に設定されてい
る。これにより、収差補正光学系23は、円弧状の開口
部23dでの円周方向と径方向とで発散作用または収斂
作用が異なる(すなわち焦点距離が異なる)電子レンズ
として機能する。なお、本実施形態の収差補正光学系2
3には、上記のような3枚の電極23a,23b,23
cからなるユニポテンシャルレンズが用いられている
が、スリット板およびマスクを透過してきた電子ビーム
を加速または減速させて、円弧状の開口部での円周方向
と径方向とでの発散作用または収斂作用を異ならせるこ
とができるのであれば、1枚の電極で構成された電子レ
ンズを用いてもよい。
【0042】図7は、本発明の露光装置の一実施形態の
主要な構成を示すブロック図である。
【0043】図7に示すように、露光装置1は、収束レ
ンズ6a,6bおよび偏向器部7,8を制御する照明分
布制御回路33と、図4に示す各ブレード12,13,
15,16を移動させる駆動部14,17を制御するア
パーチャ制御回路34と、マスクステージ21の移動を
制御するためのマスクステージ駆動制御回路35と、マ
スクステージ21の位置をリアルタイムに測定する第1
のレーザ干渉計36と、収差補正光学系23の収差補正
特性を制御する収差制御回路37と、ウエハ32に投影
されるパターン像の位置を補正する位置補正偏向器27
を制御する偏向位置補正回路38とを有する。
【0044】また、露光装置1は、縮小電子光学系20
の縮小倍率を制御する倍率制御回路39と、焦点位置や
像の回転などの光学特性を調節するための回転補正レン
ズ25と焦点補正レンズ28とを制御する光学特性制御
回路40と、ウエハステージ30の移動を制御するウエ
ハステージ駆動制御回路41と、ウエハステージ30の
位置をリアルタイムに測定する第2のレーザ干渉計42
と、各電子検出器22,29で検出した検出信号を後述
する制御系44に伝達する電子検出回路43とを有す
る。
【0045】さらに、露光装置1は、上記に説明した各
構成を制御する制御系44と、制御系44を介して上記
の各構成を統括して制御するCPU45と、制御系44
の制御データを記憶するメモリ46と、CPU45と制
御系44との間の情報伝達媒体であるインターフェース
47とを備えている。
【0046】続いて、電子ビーム照明装置2の動作を、
主に図1、図8、および図9を用いて説明する。
【0047】まず、電子銃4から照射された電子ビーム
5は、マスク18上に収束するように収束レンズ6a,
6bに調整される。次いで、電子ビーム5は偏向器部7
によって偏向され、ビーム軸24から離れる向きで下段
の偏向器部8に入射する。電子ビーム5は、偏向器部8
によって再び偏向され、スリット板9のスリット開口部
9aを通過し、マスク18を垂直に照射する。なお、図
3を用いて説明したように、偏向器部7,8の各偏向器
7a,7b,8a,8bには、電子ビーム5がビーム軸
24を中心に回転するような偏向信号が入力されてい
る。従って、電子ビーム5は、図8に示すように、ビー
ム軸24を中心にしてスリット開口部9a上を走査しな
がら回転するので、スリット開口部9aを通過した電子
ビーム5は、擬似的に、円弧状の電子ビーム帯を形成す
る。
【0048】また、図9に示すように、ビーム軸24を
中心としてスリット開口部9aを往復走査するように電
子ビーム5を偏向制御して円弧状の電子ビーム帯を形成
してもよい。しかし、この場合には、偏向器7,8(図
1参照)のヒステリシス特性により、スリット開口部9
a上における電子ビームの走査速度が一様ではなくなる
おそれがある。そのため、電子ビーム5の照射強度が一
様な円弧状電子ビーム帯をより確実に形成するには、上
記のように電子ビーム5を回転走査させることが望まし
い。
【0049】なお、円弧状電子ビーム帯の円弧幅は収束
レンズ6a,6bによって調節することができ、その円
弧幅は、マスク18上において数μm〜数100μmに
なるように調節されることが望ましい。
【0050】また、電子ビーム5の走査に伴って、マス
ク18やウエハ32に熱的ひずみが生じるという問題が
ある。しかし、この熱的ひずみは、スリット開口部9a
全域が一括に照射される場合と熱的に等価になる走査速
度、つまり、円弧状電子ビーム帯の全域において電子ビ
ーム5の照射強度が熱的に均一になる走査速度でスリッ
ト開口部9aを走査することにより、低減させることが
できる。なお、その走査速度は、約数マイクロ秒以下で
あることが望ましい。
【0051】以上説明したように、スリット開口部9a
に沿って電子ビーム5を高速に走査して円弧状電子ビー
ム帯を擬似的に形成することにより、単一電子ビームや
従来のエミッタンスLaB6電子銃を用いた場合でも、
マスク18上の電子ビーム5照射領域およびウエハ32
上の露光領域を拡大することができ、かつ、その領域に
電子ビーム5を均一な照射強度で照射することができ
る。
【0052】上記に説明してきた電子ビーム照明装置2
では、図8に示すように、電子ビーム5がスリット開口
部9aの両側のエッジにかかるように走査されるため、
スリット開口部9aを通過して形成される円弧状電子ビ
ームの円弧幅は、スリット開口部9aのスリット幅に依
存する。従って、円弧状電子ビームの円弧幅は、凹凸ブ
レード12,13同士の間隔を変えることにより調節さ
れていた。このように凹凸ブレード12,13同士の間
隔を変える方法に代えて、下段の偏向器部8にオフセッ
ト信号を入力することにより、図10に示すように、電
子ビーム5の回転中心をスリット開口部9aの中心軸の
X軸方向にΔxだけシフトさせ、電子ビーム5がスリッ
ト開口部9aの片側のエッジにのみかかるように走査さ
せてもよい。このように電子ビーム5を走査して円弧状
電子ビーム帯の円弧幅を制御することにより、円弧状電
子ビーム帯の照射強度の微小調節ができるとともに、パ
ターン像の解像度を調節することもできる。
【0053】次に、本実施形態の露光装置1の動作につ
いて説明する。
【0054】まず、電子ビーム照明装置2のビーム軸2
4に対するマスク18とウエハ32の位置合わせについ
て、図11を用いて説明する。
【0055】最初に、電子銃4から電子ビーム5を照射
し、収束レンズ6a,6bによってマスク18上に電子
ビーム5を収束させる。このとき、電子ビーム5は、ス
リット板9に形成されている電子ビーム通過穴9bを通
過する。次に、偏向器部7,8により電子ビーム5をス
リット開口部9aに沿って走査し、電子ビーム5が照射
されたマスク18から放出される2次電子や反射電子を
第1の電子検出器22で検出する。このようなマスク基
準マーク検出手段により、マスク18上に形成されてい
る位置基準マーク(不図示)の位置が検出される。
【0056】次に、ビーム軸24上からマスク18を取
り除き、投影レンズ19a,19bによってウエハ32
上に電子ビーム5を収束させる。続いて、電子ビーム5
を位置補正偏向器27によって偏向させてウエハ32上
を走査し、ウエハ32から放出される2次電子や反射電
子を第2の電子検出器29で検出する。このようなウエ
ハ基準マーク検出手段により、ウエハ32上に形成され
ている位置基準マーク(不図示)の位置が検出される。
【0057】このように検出された各位置基準マークの
位置情報に基づいて、マスクステージ21ないしはウエ
ハステージ30の位置決めを行うことにより、電子ビー
ム照明装置2のビーム軸24に対するマスク18および
ウエハ32の位置合わせがなされる。
【0058】次に、露光装置1の露光動作について、主
に図1および図7を用いて説明する。
【0059】CPU44から「露光」が指令された制御
系44は、アパーチャ制御回路34を介して駆動部1
4,17を作動させ、各ブレード12,13,15,1
6を移動させる。これにより、スリット開口部9aにお
けるスリット幅とスリット長さが、露光条件に応じて設
定される。
【0060】スリット開口部9aでの円弧形状が設定さ
れると、照明分布制御回路33によって収束レンズ6
a,6bと偏向器部7,8とが制御され、スリット開口
部9aを走査する電子ビーム5が、設定されたスリット
開口部9aの円弧形状に応じた走査速度および照射強度
となるように調整される。
【0061】電子ビーム照明装置2により形成された円
弧状電子ビーム帯は、マスク18に形成されている回路
パターンを投影してウエハ32上に結像され、ウエハ3
2を露光する。このとき、マスクステージ21とウエハ
ステージ30とが、縮小電子光学系20の縮小倍率に相
当する速度差で同期移動し、マスク18に形成されてい
る回路パターン全体がウエハ32に露光される。
【0062】図12は、ウエハ上に投影された円弧状電
子ビーム帯の露光領域を示す上視図である。なお、図1
2中におけるSxは、円弧状電子ビーム帯の円弧幅を示
し、Syは、円弧状電子ビーム帯の長さを示す。本実施
形態の露光装置1によって形成される円弧状電子ビーム
帯は、各ブレード12,13,15,16(図4参照)
の移動によって、円弧幅Sxは約0.01mm〜1m
m、帯長さSyは約1mm〜10mmの範囲で調節が可
能である。
【0063】一般に、ウエハ上に投影されたパターン像
は、ビーム軸から離れるに従って収差(特に像面湾曲、
非点)が大きくなる。しかしながら、図1に示すよう
に、本実施形態の電子ビーム照明装置2で形成される円
弧状電子ビーム帯は、ビーム軸24を中心に走査された
電子ビーム5からなるため、ビーム軸24からの距離は
一定である。そのため、パターン像の像面湾曲は考慮す
る必要がない程に微小である。また、図13に示すよう
に、非点収差の影響はビーム軸24から離れるに従って
大きくなる。しかし、その影響はわずかであるため、図
6に示すような収差補正光学系23を用いて非点収差を
補正することにより、非点収差の影響を解消することが
できる。その結果、ウエハ32上に投影されるパターン
像(すなわち露光領域)を、従来の電子ビーム法によっ
て形成される露光領域より広くするとともに、収差の影
響をなくし、かつ電子ビーム5の照射強度を一定にする
ことができる。
【0064】なお、スリット開口部9aを走査する電子
ビーム5の周期は、マスク18上に照射された円弧状電
子ビーム帯の円弧幅と同じ分だけマスク18が移動する
時間よりも短く、かつ、その移動時間を整数で等分でき
る周期であることが望ましい。これにより、露光もれや
二重露光などの露光不良を防ぎ、ウエハ32を均質に露
光することができる。
【0065】また、投影装置3には、電子ビーム5が照
射されたマスク18から放出される2次電子等を検出す
る第1の電子検出器22が備えられているので、その2
次電子等を検出することにより、電子ビーム5が照射さ
れているマスク18の部分に回路パターンが形成されて
いるか否かを認識することができる。さらに、電子ビー
ム照明装置2には、第1の電子検出器22からの情報に
基づいて、必要に応じてマスク18への電子ビーム5の
照射を制御するブランキング電極10が備えられている
ので、マスク18のうち回路パターンが形成されていな
い部分に電子ビーム5が照射されるときには、ブランキ
ング電極10を作動させることにより、不必要な電子ビ
ーム5の照射を抑制し、マスク18の熱的ひずみを防止
することができる。
【0066】図14は、パターン像(露光領域)がウエ
ハを露光する際の露光経路を示す斜視図である。図14
に示すウエハ32には、1チップの大きさが35mm
(X方向)×20mm(Y方向)のチップが4チップ形
成される。
【0067】露光を開始する前に、まず、ウエハ32上
での円弧状のパターン像の長さ(Y方向寸法)を5mm
に設定する。この場合には、露光走査回数は、20mm
/5mm=4より、4回となる。図14中の円弧aの位
置から露光を開始する場合には、ウエハステージ21お
よびマスクステージ30(共に図1参照)をX方向に同
期移動させ、円弧aがチップ領域の右端に達すると1回
目の走査が完了する。1回目の走査が終ると、ウエハス
テージ30をY方向に5mm、マスクステージ21をY
方向に20mmのステップで移動させ、円弧aを2回目
の走査開始位置にセットする。続いて、ウエハステージ
30およびマスクステージ21を1回目の走査とは逆の
方向に同期移動させて、2回目の走査を行う。上記の動
作を繰り返して、計4回の走査を行うと、1チップの露
光が完了する。そして、この露光動作を4チップ分につ
いて行うと、1枚のウエハの露光が完了する。
【0068】なお、上記の説明において、ウエハステー
ジ21のステップ移動が5mmであるのに対してマスク
ステージ30のステップ移動は20mmであるが、これ
は、投影装置3に設けられた縮小電子光学系20(図1
参照)の縮小倍率が1/4であることによる。ただし、
本実施形態の縮小電子光学系20の縮小倍率は1/4に
限られず、1/4〜1/2程度の縮小倍率に任意に設定
することができ、この設定によってマスクステージ21
のステップ移動距離が変動する。
【0069】このように、本実施形態の露光装置1には
前述の電子ビーム照明装置2が用いられ、拡大された露
光領域を走査してウエハ32を露光するため、従来の単
一電子ビームを用いた露光装置に比べてウエハ32への
露光走査回数を大幅に減少させることができ、露光時間
を短縮することができる。
【0070】また、露光装置1には、図7を用いて説明
したように、マスクステージ21の位置を検出する第1
のレーザ干渉計36と、ウエハステージ30の位置を検
出する第2のレーザ干渉計41とが備えられているの
で、本来の位置からのマスクステージ21およびウエハ
ステージ30の位置ずれを検出することができる。さら
に、投影装置3には、図1に示すように、ウエハ32に
投影されるパターン像の位置を補正する位置補正偏向器
27が設けられているので、たとえマスクステージとウ
エハステージとが本来の位置からずれていても、位置補
正偏向器27によってパターン像を本来の位置に投影す
ることができる。
【0071】ところで、通常の露光工程では、ウエハに
予め形成されている回路パターンにマスクの回路パター
ンを重ね合わせて露光する。その際には、各パターン同
士が精度良く重ね合わされることが必要である。しかし
ながら、ウエハにパターンを形成する際には、ウエハを
成膜する工程を経る必要がある。ウエハは、成膜工程を
経ると伸縮するため、マスクに形成された投影パターン
を本来の縮小率で縮小してウエハ上に投影しても、各パ
ターンが精度よく重ね合わされなくなる。そこで、制御
系44(図7参照)は、ウエハ32の伸縮率を予め収得
し、その伸縮率に基づいて、倍率制御回路39(図7参
照)を介して縮小電子光学系20の縮小倍率を調整す
る。同時に、制御系44は、調整後の縮小電子光学系2
0の縮小倍率に対応させるために、ウエハステージ30
の移動速度が調整後の縮小倍率に対応した速度となるよ
うにウエハステージ駆動制御回路41の設定を変更する
とともに、ウエハステージ30のステップ移動距離を変
更する。
【0072】次に、上記説明した露光装置を利用した半
導体デバイスの生産方法の実施形態を説明する。図15
は、微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン
等)の製造工程を示すフローチャートである。ステップ
1(回路設計)では、半導体デバイスの回路設計を行
う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パター
ンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウ
エハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造
する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ば
れ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフ
ィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次の
ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4
によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する
工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディ
ング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を
含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された
半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検
査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0073】図16は、上記ウエハプロセスの詳細な工
程を示すフローチャートである。ステップ11(酸化)
では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CV
D)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13
(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成す
る。ステップ14(イオン打ち込み)ではウエハにイオ
ンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエ
ハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上
記説明した露光装置によってマスクの回路パターンをウ
エハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露光し
たウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では
現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ1
9(レジスト剥離)ではエッチングが済んでから不要と
なったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返
し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが
形成される。本実施形態の生産方法を用いれば、マスク
の回路パターンをウエハに露光する時間が短縮され、ひ
いては、半導体デバイスの生産性を向上させることがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子ビー
ム照明装置は、電子銃と、円弧状のスリット開口部が形
成されたスリット板部と、スリット開口部に沿って電子
ビームを走査させる偏向手段とを有するので、マスク上
の電子ビーム照射領域およびウエハ上の露光領域を拡大
することができ、かつ、その領域に電子ビームを均一な
照射強度で照射することができる。
【0075】また、電子ビームが前記スリット開口部を
走査する速度は、円弧状電子ビーム帯の照射強度がその
円弧状電子ビーム帯の全域において均一となる速度であ
ることにより、電子ビームの走査に伴ってマスクやウエ
ハに生じる熱的ひずみを低減することができる。
【0076】さらに、スリット板部は凸ブレードと凹ブ
レードとを有し、各ブレードが互いの円弧縁部を対向さ
せて配置されてスリット開口部をが形成し、さらに各ブ
レードのうち少なくとも一方には、各ブレード間の間隔
を調節するための駆動部が取り付けられていることによ
り、円弧状電子ビーム帯の円弧幅を調節することができ
る。
【0077】加えて、スリット板部には、凸ブレードと
凹ブレードとで形成されるスリット開口部の長さを調節
するための遮光ブレードが備えられていることにより、
円弧状電子ビーム帯の円弧長さを調節することができ
る。
【0078】さらに、スリット開口部を走査する電子ビ
ームの回転中心または往復中心が、偏向手段によってス
リット開口部の中心軸に沿ってスリット開口部の中心か
らシフトされていることにより、円弧状電子ビーム帯の
円弧幅が狭くなり、これによって円弧状電子ビーム帯の
円弧幅の調節をすることができる。
【0079】本発明の露光装置は、回路パターンをウエ
ハに投影するための照明装置として上記本発明の電子ビ
ーム照明装置を用いているので、拡大された露光領域を
走査してウエハを露光するため、ウエハへの露光走査回
数を減少させることができ、露光時間を短縮することが
できる。
【0080】また、スリット開口部への電子ビームの走
査周期は、マスクに投影されたときの円弧状電子ビーム
帯の幅と同じ分だけマスクが移動する時間よりも短く、
かつ、その移動時間を整数で等分できる周期であること
により、ウエハの露光もれや二重露光等の露光不良を防
止することができる。
【0081】さらに、電子ビームが照射されたマスクか
ら放出される電子を検出する電子検出部と、電子検出部
から得られた情報に基づいてマスクへの電子ビームの照
射を制御するブランキング電極部とが備えられているこ
とにより、不必要な電子ビームの照射を抑制し、マスク
の熱的ひずみを防止することができる。
【0082】さらには、マスク基準マーク検出手段とウ
エハ基準マーク検出手段とが備えられていることによ
り、電子ビーム照明装置のビーム軸に対するマスクおよ
びウエハのより正確な位置合わせを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の一実施形態の全体構成図で
ある。
【図2】図1に示した電子ビーム照明装置の全体構成図
である。
【図3】図2に示した電子ビーム照明装置の偏向器部を
さらに詳細に示した構成図である。
【図4】図2に示した電子ビーム照明装置のスリット板
の詳細な構成を示す上面図である。
【図5】図1に示した投影装置の収差補正光学系の上面
図である。
【図6】図5に示した収差補正光学系のA−A線におけ
る断面図である。
【図7】本発明の露光装置の一実施形態の主要な構成を
示すブロック図である。
【図8】スリット開口を走査する電子ビームを示す上視
図である。
【図9】スリット開口を走査する電子ビームを示す上視
図である。
【図10】スリット開口を走査する電子ビームを示す上
視図である。
【図11】電子ビーム照明装置のビーム軸に対するマス
クとウエハの位置合わせ動作を示すための露光装置の全
体構成図である。
【図12】ウエハ上に投影された円弧状電子ビーム帯の
露光領域を示す上視図である。
【図13】ウエハ上に投影されたパターン像におけるビ
ーム軸からの距離と非点収差との関係を示す関係図であ
る。
【図14】投影パターン像がウエハを露光する際の露光
経路を示す斜視図である。
【図15】微小デバイスの製造工程を示すフローチャー
トである。
【図16】図15に示したウエハプロセスの詳細な工程
を示すフローチャートである。
【図17】従来の部分一括露光方式を用いた露光装置を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 露光装置 2 電子ビーム照明装置 3 投影装置 4 電子銃 5 電子ビーム 6a,6b 収束レンズ 7,8 偏向器部 7a,7b,8a,8b 偏向器 9 スリット板 9a スリット開口部 9b 電子ビーム通過穴 10 ブランキング電極 11 アパーチャ 12 凸ブレード 12a 凸縁 13 凹ブレード 13a 凹縁 14,17 駆動部 15,16 遮光ブレード 18 マスク 19a,19b 投影レンズ 20 縮小電子光学系 21 マスクステージ 22 第1の電子検出器 23 収差補正光学系 23a,23b,23c 電極 23d 開口部 24 ビーム軸 25 回転補正レンズ 26 散乱電子遮断アパーチャ 27 位置補正偏向器 28 焦点補正レンズ 29 第2の電子検出器 30 ウエハステージ 31 ウエハチャック 32 ウエハ 33 照明分布制御回路 34 アパーチャ制御回路 35 マスクステージ駆動制御回路 36 第1のレーザ干渉計 37 収差制御回路 38 偏向位置補正回路 39 倍率制御回路 40 光学特性制御回路 41 ウエハステージ駆動制御回路 42 第2のレーザ干渉計 43 電子検出回路 44 制御系 45 CPU 46 メモリ 47 インターフェース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを照射する電子銃と、 前記電子銃から照射された前記電子ビームの軌道の延長
    線を中心とする円弧状のスリット開口部が形成されたス
    リット板部と、 前記電子銃から照射された電子ビームを前記スリット板
    部に照射される前に偏向させ、さらに前記電子ビームの
    軌道の延長線を中心に回転または往復させて、前記スリ
    ット開口部に沿って前記電子ビームを走査させる偏向手
    段とを有する電子ビーム照明装置。
  2. 【請求項2】 前記電子ビームが前記スリット開口部を
    走査する速度は、前記電子ビームが前記スリット開口部
    を通過したときに形成される円弧状電子ビーム帯の照射
    強度が、該円弧状電子ビーム帯の全域において均一とな
    る速度である請求項1記載の電子ビーム照射装置。
  3. 【請求項3】 前記スリット板部は、円弧状の凸縁が形
    成された凸ブレードと前記凸縁と同じ径からなる円弧状
    の凹縁が形成された凹ブレードとを有し、各前記ブレー
    ドが互いの円弧縁部を対向配置されて前記スリット開口
    部が形成されているとともに、各前記ブレードのうち少
    なくとも一方には、各前記ブレード間の間隔を調節する
    ための駆動部が取り付けられている請求項1または2記
    載の電子ビーム照明装置。
  4. 【請求項4】 前記スリット板部には、前記凸ブレード
    と前記凹ブレードとで形成される前記スリット開口部の
    長さを調節するための遮光ブレードが備えられている請
    求項3記載の電子ビーム照明装置。
  5. 【請求項5】 前記スリット開口部を走査する前記電子
    ビームの回転中心または往復中心が、前記偏向手段によ
    って前記スリット開口部の中心軸に沿って該スリット開
    口部の中心からシフトされている請求項1から4のいず
    れか1項記載の電子ビーム照明装置。
  6. 【請求項6】 マスクに描かれた回路パターンをウエハ
    に投影するために前記マスクを照明する照明装置が備え
    られ、前記ウエハと前記マスクとを同期させて移動させ
    つつ前記回路パターンを前記ウエハに投影露光する露光
    装置において、前記照明装置として、請求項1から5の
    いずれか1項記載の電子ビーム照明装置を用いたことを
    特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 前記スリット開口部への前記電子ビーム
    の走査周期は、前記スリット開口部を通過した前記電子
    ビームにより形成された前記円弧状電子ビーム帯が前記
    マスクに投影されたときの前記円弧状電子ビーム帯の幅
    と同じ分だけ前記マスクが移動する時間よりも短く、か
    つ、該時間を整数で等分できる周期である請求項6記載
    の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記電子ビームが照射された前記マスク
    から放出される電子を検出する電子検出部と、 前記電子検出部から得られた情報に基づいて前記マスク
    への電子ビームの照射を制御するブランキング電極部と
    が備えられている請求項6または7記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記マスクに設けられている位置基準マ
    ークを検出するためのマスク基準マーク検出手段と、 前記ウエハに設けられている位置基準マークを検出する
    ためのウエハ基準マーク検出手段とが備えられている請
    求項6から8のいずれか1項記載の露光装置。
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