JPH10294666A - 信号処理回路 - Google Patents
信号処理回路Info
- Publication number
- JPH10294666A JPH10294666A JP10288197A JP10288197A JPH10294666A JP H10294666 A JPH10294666 A JP H10294666A JP 10288197 A JP10288197 A JP 10288197A JP 10288197 A JP10288197 A JP 10288197A JP H10294666 A JPH10294666 A JP H10294666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- digital
- analog
- circuit
- clock signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタルローパスフィルタを用いることで
プリ/ポストフィルタの高性能化、小型化および低コス
ト化が図れる信号処理回路を実現する。 【解決手段】 アナログローパスフィルタ10により、
入力アナログ信号SINのナイキスト周波数以上の帯域成
分を減衰し、n倍速ADC20に入力し、逓倍クロック
信号CLKnaに応じてディジタル/アナログ変換回路
202によりディジタル信号に変換し、急峻な遮断特性
を持つディジタルローパスフィルタフィルタにより高域
のノイズを減衰し、ディジタル信号処理回路30に入力
する。ディジタル信号処理回路30の処理結果をn倍速
DAC40に入力し、ディジタルローパスフィルタ40
2により高調波成分を減衰し、ディジタル/アナログ変
換回路403によりアナログ信号に変換し、アナログロ
ーパスフィルタ50により高調波成分を減衰して、処理
結果SOUT として出力する。
プリ/ポストフィルタの高性能化、小型化および低コス
ト化が図れる信号処理回路を実現する。 【解決手段】 アナログローパスフィルタ10により、
入力アナログ信号SINのナイキスト周波数以上の帯域成
分を減衰し、n倍速ADC20に入力し、逓倍クロック
信号CLKnaに応じてディジタル/アナログ変換回路
202によりディジタル信号に変換し、急峻な遮断特性
を持つディジタルローパスフィルタフィルタにより高域
のノイズを減衰し、ディジタル信号処理回路30に入力
する。ディジタル信号処理回路30の処理結果をn倍速
DAC40に入力し、ディジタルローパスフィルタ40
2により高調波成分を減衰し、ディジタル/アナログ変
換回路403によりアナログ信号に変換し、アナログロ
ーパスフィルタ50により高調波成分を減衰して、処理
結果SOUT として出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理回路、例
えば、アナログ/ディジタル変換回路およびディジタル
/アナログ変換回路を用いて、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換して処理し、処理結果をアナログ信号に変
換して出力する信号処理回路に関するものである。
えば、アナログ/ディジタル変換回路およびディジタル
/アナログ変換回路を用いて、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換して処理し、処理結果をアナログ信号に変
換して出力する信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の進歩に伴い、様々な
ディジタル信号処理回路が超LSI回路により実現さ
れ、小型で安価な信号処理回路が普及してきた。例え
ば、映像信号(ビデオ信号)処理装置も多くの従来のア
ナログ回路はディジタル化されている。このようなディ
ジタル化した信号処理回路は、小型化と低コスト化を実
現できるのみではなく、回路の高性能化も従来のアナロ
グ式の信号処理回路に較べて、容易に達成できる。
ディジタル信号処理回路が超LSI回路により実現さ
れ、小型で安価な信号処理回路が普及してきた。例え
ば、映像信号(ビデオ信号)処理装置も多くの従来のア
ナログ回路はディジタル化されている。このようなディ
ジタル化した信号処理回路は、小型化と低コスト化を実
現できるのみではなく、回路の高性能化も従来のアナロ
グ式の信号処理回路に較べて、容易に達成できる。
【0003】従来のアナログ式の信号処理回路の中で、
高性能が要求される例として放送用ビデオ信号処理回路
が挙げられる。ビデオ信号処理回路の中に、アナログ/
ディジタル変換回路(以下、ADCという)およびディ
ジタル/アナログ変換回路(以下、DACという)に使
われているアナログ式のプリフィルタまたはポストフィ
ルタは、高性能な平坦な通過特性および急峻な遮断特
性、さらに平坦な群遅延特性が要求される。
高性能が要求される例として放送用ビデオ信号処理回路
が挙げられる。ビデオ信号処理回路の中に、アナログ/
ディジタル変換回路(以下、ADCという)およびディ
ジタル/アナログ変換回路(以下、DACという)に使
われているアナログ式のプリフィルタまたはポストフィ
ルタは、高性能な平坦な通過特性および急峻な遮断特
性、さらに平坦な群遅延特性が要求される。
【0004】図11は従来のADCおよびDACを用い
た信号処理回路の構成例を示している。図示のように、
本例の信号処理回路はプリフィルタとしてのアナログロ
ーパスフィルタLPFa1、アナログ/ディジタル変換
回路ADC1、ディジタル信号処理回路PDC、ディジ
タル/アナログ変換回路DAC1およびポストフィルタ
としてのアナログローパスフィルタLPFa2により構
成されている。
た信号処理回路の構成例を示している。図示のように、
本例の信号処理回路はプリフィルタとしてのアナログロ
ーパスフィルタLPFa1、アナログ/ディジタル変換
回路ADC1、ディジタル信号処理回路PDC、ディジ
タル/アナログ変換回路DAC1およびポストフィルタ
としてのアナログローパスフィルタLPFa2により構
成されている。
【0005】図示のように、ADC1の変換周波数fa
は、例えば、18MHzで、DAC1の変換周波数fd
は、faと異なって、例えば、13.5MHzである。
入力信号SINはプリフィルタLPFa1を介して、ナイ
キスト周波数以上の高調波成分が減衰された後、ADC
1に入力され、ディジタル信号DINに変換され、ディジ
タル信号処理回路DPCに入力される。信号処理回路D
PCにより、入力信号DINに対して所望の処理が行わ
れ、処理結果をディジタル信号DOUT として出力され
る。出力信号DOUT はDAC1により、再びアナログ信
号SO に変換され、ポストフィルタとしてのアナログロ
ーパスフィルタLPFa2に入力される。そして、アナ
ログローパスフィルタLPFa2によりDAC1の変換
により生じた高調波ノイズ成分が減衰され、出力信号S
OUT として出力される。
は、例えば、18MHzで、DAC1の変換周波数fd
は、faと異なって、例えば、13.5MHzである。
入力信号SINはプリフィルタLPFa1を介して、ナイ
キスト周波数以上の高調波成分が減衰された後、ADC
1に入力され、ディジタル信号DINに変換され、ディジ
タル信号処理回路DPCに入力される。信号処理回路D
PCにより、入力信号DINに対して所望の処理が行わ
れ、処理結果をディジタル信号DOUT として出力され
る。出力信号DOUT はDAC1により、再びアナログ信
号SO に変換され、ポストフィルタとしてのアナログロ
ーパスフィルタLPFa2に入力される。そして、アナ
ログローパスフィルタLPFa2によりDAC1の変換
により生じた高調波ノイズ成分が減衰され、出力信号S
OUT として出力される。
【0006】プリフィルタとしてのローパスフィルタL
PFa1は、ナイキスト周波数fa/2以上の周波数成
分を減衰させて、折り返し成分を除去し、これによって
ADC1によりサンプリングして得たディジタル信号D
INには折り返し成分によるノイズの発生が防止される。
図12(a)はプリフィルタとしてのローパスフィルタ
LPFa1の利得(ゲイン)特性を示している。図示の
ように、プリフィルタのカットオフ周波数はfa/2で
あり、プリフィルタのゲインは、0〜fa/2の周波数
帯域において平坦に保たれ、fa/2以上の周波数帯域
において急に減衰し、急峻な遮断特性を有する。ポスト
フィルタとしてのローパスフィルタLPFa2は、DA
C1の出力信号SO に含まれているディジタル/アナロ
グ変換で生じた高調波ノイズ成分を減衰させ、正確な信
号生成を実現する。図12(b)はポストフィルタとし
てのローパスフィルタLPFa2のゲイン特性を示して
いる。図示のように、ポストフィルタのカットオフ周波
数はfb/2であり、ポストフィルタのゲインは、0〜
fb/2の周波数帯域において平坦に保たれ、fb/2
以上の周波数帯域において急に減衰し、急峻な遮断特性
を有する。
PFa1は、ナイキスト周波数fa/2以上の周波数成
分を減衰させて、折り返し成分を除去し、これによって
ADC1によりサンプリングして得たディジタル信号D
INには折り返し成分によるノイズの発生が防止される。
図12(a)はプリフィルタとしてのローパスフィルタ
LPFa1の利得(ゲイン)特性を示している。図示の
ように、プリフィルタのカットオフ周波数はfa/2で
あり、プリフィルタのゲインは、0〜fa/2の周波数
帯域において平坦に保たれ、fa/2以上の周波数帯域
において急に減衰し、急峻な遮断特性を有する。ポスト
フィルタとしてのローパスフィルタLPFa2は、DA
C1の出力信号SO に含まれているディジタル/アナロ
グ変換で生じた高調波ノイズ成分を減衰させ、正確な信
号生成を実現する。図12(b)はポストフィルタとし
てのローパスフィルタLPFa2のゲイン特性を示して
いる。図示のように、ポストフィルタのカットオフ周波
数はfb/2であり、ポストフィルタのゲインは、0〜
fb/2の周波数帯域において平坦に保たれ、fb/2
以上の周波数帯域において急に減衰し、急峻な遮断特性
を有する。
【0007】また、本例においてディジタル信号処理回
路DPCは入出力クロックの異なるマルチレート処理回
路である。
路DPCは入出力クロックの異なるマルチレート処理回
路である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアナログ/ディジタル変換回路およびディジタル/
アナログ変換回路を用いた信号処理回路では、ADC1
の前およびDAC1の後に高調波成分除去に使用されて
いるプリフィルタおよびポストフィルタは、アナログ式
のフィルタである。例えば、放送用ビデオ信号処理など
では、高性能なフィルタ特性、即ち、平坦な通過帯域特
性、急峻な遮断特性および平坦な群遅延特性などが要求
され、アナログフィルタによりこれらの特性を実現しよ
うとする場合、高次なフィルタが必要であるため、大型
な装置となり、フィルタが高価なものになるという不利
益がある。
来のアナログ/ディジタル変換回路およびディジタル/
アナログ変換回路を用いた信号処理回路では、ADC1
の前およびDAC1の後に高調波成分除去に使用されて
いるプリフィルタおよびポストフィルタは、アナログ式
のフィルタである。例えば、放送用ビデオ信号処理など
では、高性能なフィルタ特性、即ち、平坦な通過帯域特
性、急峻な遮断特性および平坦な群遅延特性などが要求
され、アナログフィルタによりこれらの特性を実現しよ
うとする場合、高次なフィルタが必要であるため、大型
な装置となり、フィルタが高価なものになるという不利
益がある。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は高性能化、小型化および低コスト
化を実現できる信号処理回路を提供することにある。
のであり、その目的は高性能化、小型化および低コスト
化を実現できる信号処理回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の信号処理回路は入力アナログ信号をディジ
タル信号に変換して処理する信号処理回路であって、外
部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍クロック
信号を供給する逓倍回路と、上記逓倍クロック信号に応
じて上記入力アナログ信号をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換回路と、上記アナログ/ディ
ジタル変換回路から出力されるディジタル信号の高調波
成分を減衰させ、上記外部クロック信号に応じて周波数
を変換して出力するディジタルフィルタとを有する。
め、本発明の信号処理回路は入力アナログ信号をディジ
タル信号に変換して処理する信号処理回路であって、外
部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍クロック
信号を供給する逓倍回路と、上記逓倍クロック信号に応
じて上記入力アナログ信号をディジタル信号に変換する
アナログ/ディジタル変換回路と、上記アナログ/ディ
ジタル変換回路から出力されるディジタル信号の高調波
成分を減衰させ、上記外部クロック信号に応じて周波数
を変換して出力するディジタルフィルタとを有する。
【0011】また、本発明の信号処理回路は、入力アナ
ログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結果
をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であっ
て、外部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍ク
ロック信号を供給する逓倍回路と、上記ディジタル信号
処理の結果に対して周波数変換処理を行って、上記逓倍
クロック信号に応じて上記周波数変換処理後の信号にお
ける高調波成分を減衰させて出力するディジタルフィル
タと、上記ディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有す
る。
ログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結果
をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であっ
て、外部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍ク
ロック信号を供給する逓倍回路と、上記ディジタル信号
処理の結果に対して周波数変換処理を行って、上記逓倍
クロック信号に応じて上記周波数変換処理後の信号にお
ける高調波成分を減衰させて出力するディジタルフィル
タと、上記ディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有す
る。
【0012】また、本発明の信号処理回路は、入力アナ
ログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結果
をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であっ
て、入力クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍ク
ロック信号を供給する逓倍回路と、上記逓倍クロック信
号に基づき、上記入力アナログ信号をディジタル信号に
変換するアナログ/ディジタル変換回路と、上記アナロ
グ/ディジタル変換回路から出力されたディジタル信号
の高調波成分を減衰させ、上記外部クロック信号に応じ
て周波数変換処理を行って出力するる第1のディジタル
フィルタと、上記第1のディジタルフィルタの出力信号
に対して、上記外部クロック信号に応じて所定の処理を
行う信号処理回路と、上記外部クロック信号および上記
逓倍クロック信号に応じて、上記信号処理回路の処理結
果に対して周波数変換処理を行って、上記逓倍クロック
信号に応じて上記周波数変換処理後の信号における高調
波成分を減衰させて出力する第2のディジタルフィルタ
と、上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナロ
グ信号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有
する。
ログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結果
をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であっ
て、入力クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍ク
ロック信号を供給する逓倍回路と、上記逓倍クロック信
号に基づき、上記入力アナログ信号をディジタル信号に
変換するアナログ/ディジタル変換回路と、上記アナロ
グ/ディジタル変換回路から出力されたディジタル信号
の高調波成分を減衰させ、上記外部クロック信号に応じ
て周波数変換処理を行って出力するる第1のディジタル
フィルタと、上記第1のディジタルフィルタの出力信号
に対して、上記外部クロック信号に応じて所定の処理を
行う信号処理回路と、上記外部クロック信号および上記
逓倍クロック信号に応じて、上記信号処理回路の処理結
果に対して周波数変換処理を行って、上記逓倍クロック
信号に応じて上記周波数変換処理後の信号における高調
波成分を減衰させて出力する第2のディジタルフィルタ
と、上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナロ
グ信号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有
する。
【0013】また、本発明では、好適には上記アナログ
信号の高調波成分を減衰させて上記アナログ/ディジタ
ル変換回路に入力する第1のアナログフィルタを有し、
当該第1のアナログフィルタは、上記第1のディジタル
フィルタに較べて緩やかな遮断特性を有し、さらに、上
記ディジタル/アナログ変換回路から出力されるアナロ
グ信号の高調波成分を減衰させる第2のアナログフィル
タを有し、当該第2のアナログフィルタは、上記第2の
ディジタルフィルタに較べて緩やかな遮断特性を有す
る。
信号の高調波成分を減衰させて上記アナログ/ディジタ
ル変換回路に入力する第1のアナログフィルタを有し、
当該第1のアナログフィルタは、上記第1のディジタル
フィルタに較べて緩やかな遮断特性を有し、さらに、上
記ディジタル/アナログ変換回路から出力されるアナロ
グ信号の高調波成分を減衰させる第2のアナログフィル
タを有し、当該第2のアナログフィルタは、上記第2の
ディジタルフィルタに較べて緩やかな遮断特性を有す
る。
【0014】さらに、本発明の信号処理回路は、入力ア
ナログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結
果をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であ
って、第1の入力クロック信号を第1の逓倍比で逓倍
し、第1の逓倍クロック信号を供給する第1の逓倍回路
と、第2の入力クロック信号を第2の逓倍比で逓倍し、
第2の逓倍クロック信号を供給する第2の逓倍回路と、
上記第1の逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路と、上記アナログ/ディジタル変換回路から
出力されたディジタル信号の高調波成分を減衰させ、上
記第1の入力クロック信号に応じて周波数を変換して出
力する第1のディジタルフィルタと、上記第1のディジ
タルフィルタの出力信号に対して所定の処理を行い、さ
らに上記第1および第2のクロック信号の周波数に基づ
き、周波数変換を行うディジタル処理回路と、上記第2
の逓倍クロック信号に応じて上記ディジタル処理回路の
処理結果に対して周波数変換を行って、高調波成分を減
衰させる第2のディジタルフィルタと、上記第2のディ
ジタルフィルタの出力信号をアナログ信号に変換するデ
ィジタル/アナログ変換回路とを有する。
ナログ信号をディジタル信号に変換して処理し、処理結
果をアナログ信号に変換して出力する信号処理回路であ
って、第1の入力クロック信号を第1の逓倍比で逓倍
し、第1の逓倍クロック信号を供給する第1の逓倍回路
と、第2の入力クロック信号を第2の逓倍比で逓倍し、
第2の逓倍クロック信号を供給する第2の逓倍回路と、
上記第1の逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路と、上記アナログ/ディジタル変換回路から
出力されたディジタル信号の高調波成分を減衰させ、上
記第1の入力クロック信号に応じて周波数を変換して出
力する第1のディジタルフィルタと、上記第1のディジ
タルフィルタの出力信号に対して所定の処理を行い、さ
らに上記第1および第2のクロック信号の周波数に基づ
き、周波数変換を行うディジタル処理回路と、上記第2
の逓倍クロック信号に応じて上記ディジタル処理回路の
処理結果に対して周波数変換を行って、高調波成分を減
衰させる第2のディジタルフィルタと、上記第2のディ
ジタルフィルタの出力信号をアナログ信号に変換するデ
ィジタル/アナログ変換回路とを有する。
【0015】本発明によれば、入力アナログ信号は、例
えば緩やかな遮断特性を持つアナログフィルタにより高
調波成分が減衰された後、入力クロック信号が所定の逓
倍比で逓倍して得られた逓倍クロック信号に応じて、ア
ナログ/ディジタル変換回路によりディジタル信号に変
換され、さらに周波数が変換されてディジタル処理回路
に出力される。ディジタル処理回路により所定の処理が
行われて、処理結果が周波数変換され、逓倍クロック信
号に応じてディジタル/アナログ変換回路によりアナロ
グ信号に変換される。変換の結果は緩やかな遮断特性を
持つアナログフィルタにより高調波成分が減衰され、出
力される。この結果、入力および出力部に設けられてい
るアナログフィルタが緩やかな遮断特性を持つもので十
分であり、小型で安価なものを使用できることにより、
回路の規模を増加させることなく、等価的に急峻な遮断
特性、平坦な通過特性および平坦な群遅延特性を持つ高
性能なフィルタを実現できる。
えば緩やかな遮断特性を持つアナログフィルタにより高
調波成分が減衰された後、入力クロック信号が所定の逓
倍比で逓倍して得られた逓倍クロック信号に応じて、ア
ナログ/ディジタル変換回路によりディジタル信号に変
換され、さらに周波数が変換されてディジタル処理回路
に出力される。ディジタル処理回路により所定の処理が
行われて、処理結果が周波数変換され、逓倍クロック信
号に応じてディジタル/アナログ変換回路によりアナロ
グ信号に変換される。変換の結果は緩やかな遮断特性を
持つアナログフィルタにより高調波成分が減衰され、出
力される。この結果、入力および出力部に設けられてい
るアナログフィルタが緩やかな遮断特性を持つもので十
分であり、小型で安価なものを使用できることにより、
回路の規模を増加させることなく、等価的に急峻な遮断
特性、平坦な通過特性および平坦な群遅延特性を持つ高
性能なフィルタを実現できる。
【0016】また、入力側と出力側がそれぞれ異なる周
波数を有するクロック信号に応じて動作する場合には、
それぞれの逓倍比を持つ第1および第2の逓倍回路によ
り、第1および第2の逓倍クロック信号が生成され、入
力部のアナログ/ディジタル変換回路およびディジタル
フィルタが第1の逓倍クロック信号に応じて動作し、出
力部のディジタルフィルタおよびディジタル/アナログ
変換回路は第2の逓倍クロック信号に応じて動作する。
さらに、この場合に信号処理回路において、入力側およ
び出力側のクロック信号の周波数に応じてマルチレート
処理が行われ、ディジタル信号に対して周波数変換処理
が行われる。なお、このマルチレート処理は、入力側の
ディジタルフィルタまたは出力側のディジタルフィルタ
処理の段階で行われることもできる。
波数を有するクロック信号に応じて動作する場合には、
それぞれの逓倍比を持つ第1および第2の逓倍回路によ
り、第1および第2の逓倍クロック信号が生成され、入
力部のアナログ/ディジタル変換回路およびディジタル
フィルタが第1の逓倍クロック信号に応じて動作し、出
力部のディジタルフィルタおよびディジタル/アナログ
変換回路は第2の逓倍クロック信号に応じて動作する。
さらに、この場合に信号処理回路において、入力側およ
び出力側のクロック信号の周波数に応じてマルチレート
処理が行われ、ディジタル信号に対して周波数変換処理
が行われる。なお、このマルチレート処理は、入力側の
ディジタルフィルタまたは出力側のディジタルフィルタ
処理の段階で行われることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る信号処理回路の第1の実施形態を示
す回路図である。本実施形態の信号処理回路は、アナロ
グローパスフィルタ10(LPF1)、n倍速アナログ
/ディジタル変換回路(以下、n倍速ADCという)2
0、ディジタル信号処理回路30、n倍速ディジタル/
アナログ変換回路(以下、n倍速DACという)40お
よびアナログローパスフィルタ50(LPF4)により
構成されている。
す回路図である。本実施形態の信号処理回路は、アナロ
グローパスフィルタ10(LPF1)、n倍速アナログ
/ディジタル変換回路(以下、n倍速ADCという)2
0、ディジタル信号処理回路30、n倍速ディジタル/
アナログ変換回路(以下、n倍速DACという)40お
よびアナログローパスフィルタ50(LPF4)により
構成されている。
【0018】アナログローパスフィルタ10は、簡易型
のアナログフィルタにより構成されており、緩やかな遮
断特性を有する。図2(a)はこのローパスフィルタL
PF1のゲイン特性を示している。図示のように、LP
F1のゲインは、0〜fa/2の帯域内に平坦に保た
れ、fa/2以上の周波数帯域では、緩やかに低減して
いく。なお、ここで、周波数faはn倍速ADCに入力
されるクロック信号CLKaの周波数である。このよう
なゲイン特性を持つローパスフィルタは、一般的なアナ
ログ回路により簡単に構成でき、小型で低コストのフィ
ルタ回路が実現できる。
のアナログフィルタにより構成されており、緩やかな遮
断特性を有する。図2(a)はこのローパスフィルタL
PF1のゲイン特性を示している。図示のように、LP
F1のゲインは、0〜fa/2の帯域内に平坦に保た
れ、fa/2以上の周波数帯域では、緩やかに低減して
いく。なお、ここで、周波数faはn倍速ADCに入力
されるクロック信号CLKaの周波数である。このよう
なゲイン特性を持つローパスフィルタは、一般的なアナ
ログ回路により簡単に構成でき、小型で低コストのフィ
ルタ回路が実現できる。
【0019】n倍速ADC20は、逓倍回路としてのク
ロックn倍速PLL回路201、アナログ/ディジタル
変換器202およびディジタルローパスフィルタ203
(LPF2)により構成され、n倍速DAC40は、デ
ィジタルローパスフィルタ402(LPF3)およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。
ロックn倍速PLL回路201、アナログ/ディジタル
変換器202およびディジタルローパスフィルタ203
(LPF2)により構成され、n倍速DAC40は、デ
ィジタルローパスフィルタ402(LPF3)およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。
【0020】n倍速ADC20において、逓倍回路とし
てクロックn倍速PLL回路201が設けられ、入力ク
ロック信号CLKaの周波数を逓倍比nで逓倍して、周
波数nfaの逓倍クロック信号CLKnaを生成し、n
倍速ADC20およびn倍速DAC40にそれぞれ供給
する。
てクロックn倍速PLL回路201が設けられ、入力ク
ロック信号CLKaの周波数を逓倍比nで逓倍して、周
波数nfaの逓倍クロック信号CLKnaを生成し、n
倍速ADC20およびn倍速DAC40にそれぞれ供給
する。
【0021】アナログ/ディジタル変換回路202は逓
倍クロック信号CLKnaに応じて動作し、アナログロ
ーパスフィルタ10からのアナログ信号をディジタル信
号に変換して、ディジタルローパスフィルタ203に出
力する。ディジタルローパスフィルタ203は逓倍クロ
ック信号CLKnaおよびクロック信号CLKaに応じ
て動作し、入力信号の高調波ノイズを低減させ、さらに
マルチレート処理により周波数を変換して、ディジタル
信号処理回路30に出力する。
倍クロック信号CLKnaに応じて動作し、アナログロ
ーパスフィルタ10からのアナログ信号をディジタル信
号に変換して、ディジタルローパスフィルタ203に出
力する。ディジタルローパスフィルタ203は逓倍クロ
ック信号CLKnaおよびクロック信号CLKaに応じ
て動作し、入力信号の高調波ノイズを低減させ、さらに
マルチレート処理により周波数を変換して、ディジタル
信号処理回路30に出力する。
【0022】ディジタルローパスフィルタ203(LP
F2)のゲイン特性を図2(b)に示している。図示の
ように、LPF2は0〜fa/2の帯域において平坦な
通過特性を持ち、fa/2以上の帯域では、ゲインが急
に低下する。即ち、LPF2は通過帯域では平坦な通過
特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持っている。
F2)のゲイン特性を図2(b)に示している。図示の
ように、LPF2は0〜fa/2の帯域において平坦な
通過特性を持ち、fa/2以上の帯域では、ゲインが急
に低下する。即ち、LPF2は通過帯域では平坦な通過
特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持っている。
【0023】ディジタル信号処理回路30は、クロック
信号CLKaに応じて動作し、入力したディジタル信号
に対して信号処理を行い、処理結果をn倍速DAC40
に出力する。
信号CLKaに応じて動作し、入力したディジタル信号
に対して信号処理を行い、処理結果をn倍速DAC40
に出力する。
【0024】n倍速DAC40において、ディジタルロ
ーパスフィルタ402とディジタル/アナログ変換回路
403が設けられている。ディジタルローパスフィルタ
402はクロック信号CLKaおよび逓倍クロック信号
CLKnaに応じて動作し、ディジタル信号処理回路3
0の処理結果の高調波成分を減衰させて、さらにマルチ
レート処理により周波数変換を行い、ディジタル/アナ
ログ変換回路403に出力する。図2(c)はディジタ
ルローパスフィルタ403(LPF3)のゲイン特性を
示している。図示のように、LPF3はLPF2とほぼ
同様なゲイン特性を有し、0〜fa/2の帯域において
平坦な通過特性を持ち、fa/2以上の帯域では、ゲイ
ンが急に低下する。即ち、LPF3は通過帯域では平坦
な通過特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持っている。
ディジタル/アナログ変換回路403は、逓倍クロック
信号CLKnaに応じて動作し、LPF3の出力信号を
アナログ信号に変換して出力する。
ーパスフィルタ402とディジタル/アナログ変換回路
403が設けられている。ディジタルローパスフィルタ
402はクロック信号CLKaおよび逓倍クロック信号
CLKnaに応じて動作し、ディジタル信号処理回路3
0の処理結果の高調波成分を減衰させて、さらにマルチ
レート処理により周波数変換を行い、ディジタル/アナ
ログ変換回路403に出力する。図2(c)はディジタ
ルローパスフィルタ403(LPF3)のゲイン特性を
示している。図示のように、LPF3はLPF2とほぼ
同様なゲイン特性を有し、0〜fa/2の帯域において
平坦な通過特性を持ち、fa/2以上の帯域では、ゲイ
ンが急に低下する。即ち、LPF3は通過帯域では平坦
な通過特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持っている。
ディジタル/アナログ変換回路403は、逓倍クロック
信号CLKnaに応じて動作し、LPF3の出力信号を
アナログ信号に変換して出力する。
【0025】図2(b)および(c)に示しているディ
ジタルローパスフィルタLPF2,LPF3は、例え
ば、線型位相式であり多タップの高次フィルタを採用す
ることにより急峻な遮断特性と理想的な群遅延特性を実
現できる。
ジタルローパスフィルタLPF2,LPF3は、例え
ば、線型位相式であり多タップの高次フィルタを採用す
ることにより急峻な遮断特性と理想的な群遅延特性を実
現できる。
【0026】アナログローパスフィルタ50はディジタ
ル/アナログ変換回路403の出力信号の高調波成分を
減衰させて、フィルタリング処理結果を出力する。図2
(d)はアナログローパスフィルタ50(LPF4)の
ゲイン特性を示している。図示のように、LPF4は0
〜fa/2の帯域内に平坦なゲイン特性を持ち、fa/
2以上の周波数帯域では、ゲインが緩やかに低下してい
く。このため、アナログローパスフィルタ50は、一般
的なアナログ回路により簡単に構成でき、小型で低コス
トのフィルタ回路が実現できる。
ル/アナログ変換回路403の出力信号の高調波成分を
減衰させて、フィルタリング処理結果を出力する。図2
(d)はアナログローパスフィルタ50(LPF4)の
ゲイン特性を示している。図示のように、LPF4は0
〜fa/2の帯域内に平坦なゲイン特性を持ち、fa/
2以上の周波数帯域では、ゲインが緩やかに低下してい
く。このため、アナログローパスフィルタ50は、一般
的なアナログ回路により簡単に構成でき、小型で低コス
トのフィルタ回路が実現できる。
【0027】以下、図1を参照しながら、本実施形態の
信号処理回路の動作について説明する。本実施形態の信
号処理回路において、アナログ信号SINはアナログロー
パスフィルタ10に入力され、ナイキスト周波数fa/
2以上の帯域にある高調波成分が減衰させられ、n倍速
DAC20に入力される。n倍速DAC20において入
力クロック信号CLKaが逓倍比nを持つクロックn倍
速PLL回路により、周波数がn逓倍され、周波数nf
aの逓倍クロック信号CLKnaが生成される。アナロ
グ/ディジタル変換回路202において逓倍クロック信
号CLKnaに応じてアナログローパスフィルタ10の
出力信号がディジタル信号に変換され、さらに急峻な遮
断特性を有するディジタルローパスフィルタ203によ
り、周波数fa/2以上の帯域にある高調波成分が減衰
させられ、ディジタル信号処理回路30に出力される。
信号処理回路の動作について説明する。本実施形態の信
号処理回路において、アナログ信号SINはアナログロー
パスフィルタ10に入力され、ナイキスト周波数fa/
2以上の帯域にある高調波成分が減衰させられ、n倍速
DAC20に入力される。n倍速DAC20において入
力クロック信号CLKaが逓倍比nを持つクロックn倍
速PLL回路により、周波数がn逓倍され、周波数nf
aの逓倍クロック信号CLKnaが生成される。アナロ
グ/ディジタル変換回路202において逓倍クロック信
号CLKnaに応じてアナログローパスフィルタ10の
出力信号がディジタル信号に変換され、さらに急峻な遮
断特性を有するディジタルローパスフィルタ203によ
り、周波数fa/2以上の帯域にある高調波成分が減衰
させられ、ディジタル信号処理回路30に出力される。
【0028】ディジタル信号処理回路30において、入
力されたディジタル信号に対して、所定の処理が行わ
れ、処理結果がn倍速DAC40に出力される。n倍速
DAC40において、急峻な遮断特性を持つディジタル
ローパスフィルタ402により、高調波のノイズ成分が
減衰され、フィルタリングの結果がディジタル/アナロ
グ変換回路403に出力される。ディジタル/アナログ
変換回路403により入力されたディジタル信号がアナ
ログ信号に変換され、さらにアナログローパスフィルタ
50により高調波ノイズ成分が減衰させられ、処理結果
SOUT として出力される。
力されたディジタル信号に対して、所定の処理が行わ
れ、処理結果がn倍速DAC40に出力される。n倍速
DAC40において、急峻な遮断特性を持つディジタル
ローパスフィルタ402により、高調波のノイズ成分が
減衰され、フィルタリングの結果がディジタル/アナロ
グ変換回路403に出力される。ディジタル/アナログ
変換回路403により入力されたディジタル信号がアナ
ログ信号に変換され、さらにアナログローパスフィルタ
50により高調波ノイズ成分が減衰させられ、処理結果
SOUT として出力される。
【0029】なお、本実施形態においては、入力側と出
力側の動作クロック信号は同じである。即ち、クロック
n倍速PLL回路により、入力クロック信号CLKaの
周波数をn逓倍して逓倍クロック信号CLKnaを入力
側のn倍速ADC20および出力側のn倍速DAC40
の動作クロック信号として供給する。n倍速ADC20
において、ディジタルローパスフィルタ203はアナロ
グ/ディジタル変換回路202からのディジタル信号を
逓倍クロック信号CLKnaに応じて処理した後、サン
プリング点を1/nに間引いて、もとのクロック信号C
LKaに応じて出力する。また、n倍速DAC40にお
いて、ディジタルローパスフィルタ402はディジタル
信号処理回路30からの処理結果に対する補間処理、例
えば、零挿入により周波数変換を行ってから、逓倍クロ
ック信号CLKnaに応じてローパスフィルタ処理を行
い、ディジタル/アナログ変換回路403に出力する。
力側の動作クロック信号は同じである。即ち、クロック
n倍速PLL回路により、入力クロック信号CLKaの
周波数をn逓倍して逓倍クロック信号CLKnaを入力
側のn倍速ADC20および出力側のn倍速DAC40
の動作クロック信号として供給する。n倍速ADC20
において、ディジタルローパスフィルタ203はアナロ
グ/ディジタル変換回路202からのディジタル信号を
逓倍クロック信号CLKnaに応じて処理した後、サン
プリング点を1/nに間引いて、もとのクロック信号C
LKaに応じて出力する。また、n倍速DAC40にお
いて、ディジタルローパスフィルタ402はディジタル
信号処理回路30からの処理結果に対する補間処理、例
えば、零挿入により周波数変換を行ってから、逓倍クロ
ック信号CLKnaに応じてローパスフィルタ処理を行
い、ディジタル/アナログ変換回路403に出力する。
【0030】このような入力と出力側が同じ逓倍クロッ
ク信号により駆動されるオーバードライブ方式では、デ
ィジタルローパスフィルタLPF2,LPF3がマルチ
処理するものの、整数倍のローパスフィルタ処理である
ため、係数は固定係数でよく、一般的なマルチレート処
理における係数時変式の処理に較べて簡素である。
ク信号により駆動されるオーバードライブ方式では、デ
ィジタルローパスフィルタLPF2,LPF3がマルチ
処理するものの、整数倍のローパスフィルタ処理である
ため、係数は固定係数でよく、一般的なマルチレート処
理における係数時変式の処理に較べて簡素である。
【0031】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、アナログローパスフィルタ10により、入力アナロ
グ信号SINのナイキスト周波数以上の帯域成分を減衰
し、n倍速ADC20に入力し、逓倍クロック信号CL
Knaに応じてディジタル/アナログ変換回路202に
よりディジタル信号に変換し、さらに急峻な遮断特性を
持つディジタルローパスフィルタにより高域のノイズを
減衰し、ディジタル信号処理回路30に入力する。ディ
ジタル信号処理回路30による信号処理の結果をn倍速
DAC40に入力し、ディジタルローパスフィルタ40
2により高調波成分を減衰し、ディジタル/アナログ変
換回路403によりアナログ信号に変換し、アナログロ
ーパスフィルタ50により高調波成分を減衰して、処理
結果SOUT として出力するので、アナログローパスフィ
ルタは緩やかなゲイン特性を持つ簡易型のフィルタによ
り構成でき、小型で安価な回路で実現でき、ディジタル
フィルタにより、等価的に高性能な特性を持つローパス
フィルタを実現でき、信号処理回路全体の小型化、低コ
スト化を実現できる。
ば、アナログローパスフィルタ10により、入力アナロ
グ信号SINのナイキスト周波数以上の帯域成分を減衰
し、n倍速ADC20に入力し、逓倍クロック信号CL
Knaに応じてディジタル/アナログ変換回路202に
よりディジタル信号に変換し、さらに急峻な遮断特性を
持つディジタルローパスフィルタにより高域のノイズを
減衰し、ディジタル信号処理回路30に入力する。ディ
ジタル信号処理回路30による信号処理の結果をn倍速
DAC40に入力し、ディジタルローパスフィルタ40
2により高調波成分を減衰し、ディジタル/アナログ変
換回路403によりアナログ信号に変換し、アナログロ
ーパスフィルタ50により高調波成分を減衰して、処理
結果SOUT として出力するので、アナログローパスフィ
ルタは緩やかなゲイン特性を持つ簡易型のフィルタによ
り構成でき、小型で安価な回路で実現でき、ディジタル
フィルタにより、等価的に高性能な特性を持つローパス
フィルタを実現でき、信号処理回路全体の小型化、低コ
スト化を実現できる。
【0032】第2実施形態 図3は本発明に係る信号処理回路の第2の実施形態を示
す回路図である。図示のように、本実施形態の信号処理
回路においては、入力側のアナログローパスフィルタ1
0およびn倍速DAC20は、前述した本発明の第1の
実施形態と同様であり、ディジタル信号処理回路30
a、m倍速DAC40aは第1の実施形態のものと異な
る。また、本実施形態においては、入力側と出力側が異
なるクロック信号CLKaとCLKdにより駆動され、
このため、本実施形態では、入力側でサンプリングして
得られたディジタル信号に対して、マルチレート処理を
行い、信号の周波数を出力側の動作クロック信号CLK
dに合わせる必要がある。なお、本実施形態では、この
マルチレート処理はディジタル信号処理回路30aによ
り行われる。以下、ディジタル信号処理回路30aおよ
びm倍速DAC40aを中心に本実施形態を説明する。
す回路図である。図示のように、本実施形態の信号処理
回路においては、入力側のアナログローパスフィルタ1
0およびn倍速DAC20は、前述した本発明の第1の
実施形態と同様であり、ディジタル信号処理回路30
a、m倍速DAC40aは第1の実施形態のものと異な
る。また、本実施形態においては、入力側と出力側が異
なるクロック信号CLKaとCLKdにより駆動され、
このため、本実施形態では、入力側でサンプリングして
得られたディジタル信号に対して、マルチレート処理を
行い、信号の周波数を出力側の動作クロック信号CLK
dに合わせる必要がある。なお、本実施形態では、この
マルチレート処理はディジタル信号処理回路30aによ
り行われる。以下、ディジタル信号処理回路30aおよ
びm倍速DAC40aを中心に本実施形態を説明する。
【0033】本実施形態にあるディジタル信号処理回路
30aは、通常のディジタル信号処理を行う以外、上述
のようにマルチレート処理を行い、ディジタル信号の周
波数変換を行う。図示のように、ディジタル信号処理回
路30aは、入力側のクロック信号CLKaおよび出力
側のクロック信号CLKd両方を受けて、これらのクロ
ック信号に応じてマルチレート処理を行う。
30aは、通常のディジタル信号処理を行う以外、上述
のようにマルチレート処理を行い、ディジタル信号の周
波数変換を行う。図示のように、ディジタル信号処理回
路30aは、入力側のクロック信号CLKaおよび出力
側のクロック信号CLKd両方を受けて、これらのクロ
ック信号に応じてマルチレート処理を行う。
【0034】本実施形態の入力側では、サンプリング周
波数faでサンプリングしてディジタル信号が得られ
て、ディジタル信号処理回路30aに入力される。そし
て、ディジタル信号処理回路30aにより、入力したデ
ィジタル信号に対して通常の信号処理の他、マルチレー
ト処理が行われ、ディジタル信号の周波数が出力側の駆
動周波数fdに変換されて、出力側に供給される。
波数faでサンプリングしてディジタル信号が得られ
て、ディジタル信号処理回路30aに入力される。そし
て、ディジタル信号処理回路30aにより、入力したデ
ィジタル信号に対して通常の信号処理の他、マルチレー
ト処理が行われ、ディジタル信号の周波数が出力側の駆
動周波数fdに変換されて、出力側に供給される。
【0035】図4はマルチレート処理の概念を示してい
る。なお、図4においては左側は信号の周波数スペクト
ラム、右側は信号の波形をそれぞれ示している。ここ
で、入力アナログ信号は、例えば、fa=18MHzの
サンプリング周波数でサンプリングされ、マルチレート
処理により、サンプリング周波数fd=13.5MHz
のディジタル信号に変換される。入出力側のサンプリン
グ周波数の最小公倍数として、共通のクロック周波数5
4MHzが算出できる。そして、入力側のクロック信号
CLKaを3倍速、出力側のクロック信号CLKdを4
倍速することで共通のクロック周波数に達成する。
る。なお、図4においては左側は信号の周波数スペクト
ラム、右側は信号の波形をそれぞれ示している。ここ
で、入力アナログ信号は、例えば、fa=18MHzの
サンプリング周波数でサンプリングされ、マルチレート
処理により、サンプリング周波数fd=13.5MHz
のディジタル信号に変換される。入出力側のサンプリン
グ周波数の最小公倍数として、共通のクロック周波数5
4MHzが算出できる。そして、入力側のクロック信号
CLKaを3倍速、出力側のクロック信号CLKdを4
倍速することで共通のクロック周波数に達成する。
【0036】図4(a)に示すように、サンプリング周
波数faでアナログ信号がサンプリングされる。そし
て、図4(b)のように、サンプリングで得た各データ
の間に零挿入により3倍のサンプリング点が得られ、等
価的に3倍のサンプリング周波数でアナログ信号をサン
プリングした結果となる。そして、零挿入などにより生
じた高調波ノイズ成分をディジタルローパスフィルタに
より減衰し、図4(c)に示す信号波形が得られる。こ
れは等価的に54MHzでサンプリングした信号とな
る。これに対して1/4間引きしてサンプリング点数を
1/4に減らした結果、等価的にサンプリング周波数f
d=13.5MHzでサンプリングしたデータ系列が得
られる。このようなマルチレート処理により、ディジタ
ル信号処理の領域において、零挿入とディジタルローパ
スフィルタなどのディジタル信号処理手段により等価的
にディジタル信号のサンプリング周波数を変換でき、入
出力側がそれぞれ異なる周波数のクロック信号で駆動さ
れた場合には有用である。
波数faでアナログ信号がサンプリングされる。そし
て、図4(b)のように、サンプリングで得た各データ
の間に零挿入により3倍のサンプリング点が得られ、等
価的に3倍のサンプリング周波数でアナログ信号をサン
プリングした結果となる。そして、零挿入などにより生
じた高調波ノイズ成分をディジタルローパスフィルタに
より減衰し、図4(c)に示す信号波形が得られる。こ
れは等価的に54MHzでサンプリングした信号とな
る。これに対して1/4間引きしてサンプリング点数を
1/4に減らした結果、等価的にサンプリング周波数f
d=13.5MHzでサンプリングしたデータ系列が得
られる。このようなマルチレート処理により、ディジタ
ル信号処理の領域において、零挿入とディジタルローパ
スフィルタなどのディジタル信号処理手段により等価的
にディジタル信号のサンプリング周波数を変換でき、入
出力側がそれぞれ異なる周波数のクロック信号で駆動さ
れた場合には有用である。
【0037】図3に示すように、本実施形態における出
力側のm倍速DAC40aは、クロックm倍速PLL回
路401、ディジタルローパスフィルタ402およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。クロックm倍速PLL回路401は、入力したクロ
ック信号CLKdを基準クロック信号として、クロック
信号CLKdの周波数をm逓倍して、逓倍クロック信号
CLKmdを生成する。m逓倍クロック信号CLKmd
はそれぞれディジタルローパスフィルタ402およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403に供給される。ディ
ジタルローパスフィルタ402はディジタル信号処理回
路30aからの処理結果を零挿入データにて周波数変換
処理を行ってから、逓倍クロック信号CLKmdに応じ
てローパスフィルタ処理を行い、ディジタル/アナログ
変換回路403に出力する。なお、ディジタルローパス
フィルタ402は、図5(c)に示すように、ローパス
フィルタ402は0〜fd/2の帯域において平坦な通
過特性を持ち、fd/2以上の帯域では、ゲインが急に
低下する。即ち、ローパスフィルタ402は通過帯域で
は平坦な通過特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持って
いる。
力側のm倍速DAC40aは、クロックm倍速PLL回
路401、ディジタルローパスフィルタ402およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。クロックm倍速PLL回路401は、入力したクロ
ック信号CLKdを基準クロック信号として、クロック
信号CLKdの周波数をm逓倍して、逓倍クロック信号
CLKmdを生成する。m逓倍クロック信号CLKmd
はそれぞれディジタルローパスフィルタ402およびデ
ィジタル/アナログ変換回路403に供給される。ディ
ジタルローパスフィルタ402はディジタル信号処理回
路30aからの処理結果を零挿入データにて周波数変換
処理を行ってから、逓倍クロック信号CLKmdに応じ
てローパスフィルタ処理を行い、ディジタル/アナログ
変換回路403に出力する。なお、ディジタルローパス
フィルタ402は、図5(c)に示すように、ローパス
フィルタ402は0〜fd/2の帯域において平坦な通
過特性を持ち、fd/2以上の帯域では、ゲインが急に
低下する。即ち、ローパスフィルタ402は通過帯域で
は平坦な通過特性を持ち、且つ急峻な遮断特性を持って
いる。
【0038】なお、図5(a)、(b)はそれぞれ本実
施形態における入力側のアナログローパスフィルタ10
およびn倍速DAC20のディジタルローパスフィルタ
203のゲインを特性を示しており、図5(d)は出力
側におけるアナログローパスフィルタ50のゲイン特性
を示している。
施形態における入力側のアナログローパスフィルタ10
およびn倍速DAC20のディジタルローパスフィルタ
203のゲインを特性を示しており、図5(d)は出力
側におけるアナログローパスフィルタ50のゲイン特性
を示している。
【0039】本実施形態では、例えば、入力側のクロッ
ク信号CLKaの周波数faは18.0MHz、これに
対して出力側のクロック信号CLKdの周波数fdは1
3.5MHzである。入力側では入力アナログ信号SIN
はアナログローパスフィルタ10を介してナイキスト周
波数(fa/2)以上の帯域成分が減衰され、n倍速A
DC20に入力される。n倍速ADC20において、逓
倍クロック信号CLKnaに応じてサンプリングが行わ
れ、アナログ信号がディジタル信号に変換される。そし
て、急峻な遮断特性を持つディジタルローパスフィルタ
203により高調波成分が減衰され、ナイキスト周波数
以下の帯域成分のみが残され、信号処理回路30aに出
力される。
ク信号CLKaの周波数faは18.0MHz、これに
対して出力側のクロック信号CLKdの周波数fdは1
3.5MHzである。入力側では入力アナログ信号SIN
はアナログローパスフィルタ10を介してナイキスト周
波数(fa/2)以上の帯域成分が減衰され、n倍速A
DC20に入力される。n倍速ADC20において、逓
倍クロック信号CLKnaに応じてサンプリングが行わ
れ、アナログ信号がディジタル信号に変換される。そし
て、急峻な遮断特性を持つディジタルローパスフィルタ
203により高調波成分が減衰され、ナイキスト周波数
以下の帯域成分のみが残され、信号処理回路30aに出
力される。
【0040】信号処理回路30aにより、所望のディジ
タル信号処理が行われ、さらに入力側および出力側のク
ロック信号CLKa、CLKdの周波数に応じてマルチ
レート処理が行われ、入力側でサンプリングして得たデ
ータ系列のサンプリング周波数が出力側のサンプリング
周波数にあわせられる。ディジタル信号処理回路の出力
信号はm倍速DAC40aに入力され、ディジタルロー
パスフィルタ402により高域ノイズが減衰させられ、
ディジタル/アナログ変換回路403によりアナログ信
号に変換される。さらに、アナログローパスフィルタ5
0により、高調波成分が減衰させられ、処理結果として
信号SOUT が出力される。
タル信号処理が行われ、さらに入力側および出力側のク
ロック信号CLKa、CLKdの周波数に応じてマルチ
レート処理が行われ、入力側でサンプリングして得たデ
ータ系列のサンプリング周波数が出力側のサンプリング
周波数にあわせられる。ディジタル信号処理回路の出力
信号はm倍速DAC40aに入力され、ディジタルロー
パスフィルタ402により高域ノイズが減衰させられ、
ディジタル/アナログ変換回路403によりアナログ信
号に変換される。さらに、アナログローパスフィルタ5
0により、高調波成分が減衰させられ、処理結果として
信号SOUT が出力される。
【0041】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入出力側をそれぞれ異なるクロック信号により駆動
し、入力信号SINをアナログローパスフィルタ10を介
してn倍速ADC20に入力し、逓倍クロック信号CL
Knaに応じてサンプリングし、ディジタルローパスフ
ィルタ203により高調波成分を減衰し、間引き処理に
より周波数を変換してディジタル信号処理回路30aに
出力する。ディジタル信号処理回路30aにより所望の
ディジタル信号処理が行われ、さらに入出力クロック信
号に応じてマルチレート処理を行い、m倍速DAC40
aに出力し、ディジタルローパスフィルタ402により
周波数変換した後、逓倍クロック信号CLKmdに応じ
て高調波成分を減衰して、ディジタル/アナログ変換回
路403によりアナログ信号に変換して、アナログロー
パスフィルタ50により高調波成分を減衰して出力す
る。
ば、入出力側をそれぞれ異なるクロック信号により駆動
し、入力信号SINをアナログローパスフィルタ10を介
してn倍速ADC20に入力し、逓倍クロック信号CL
Knaに応じてサンプリングし、ディジタルローパスフ
ィルタ203により高調波成分を減衰し、間引き処理に
より周波数を変換してディジタル信号処理回路30aに
出力する。ディジタル信号処理回路30aにより所望の
ディジタル信号処理が行われ、さらに入出力クロック信
号に応じてマルチレート処理を行い、m倍速DAC40
aに出力し、ディジタルローパスフィルタ402により
周波数変換した後、逓倍クロック信号CLKmdに応じ
て高調波成分を減衰して、ディジタル/アナログ変換回
路403によりアナログ信号に変換して、アナログロー
パスフィルタ50により高調波成分を減衰して出力す
る。
【0042】なお、上述した本実施形態では、入力クロ
ック信号CLKaと出力クロック信号CLKdは同期化
(例えば、周波数54MHzの共通のクロック信号から
入出力側用の18MHzおよび13.5MHzのクロッ
ク信号CLKa、CLKdが作られている場合など)さ
れている必要がある。もし、入出力側のクロック信号が
非同期ならば、適当な経路にFIFO回路を入れてタイ
ミングを制御する必要がある。このように、入出力クロ
ック信号の周波数が異なるものの、これらのクロック信
号が同期化している場合にディジタル信号処理回路で適
当なマルチレート処理を行うことによりアナログ/ディ
ジタル変換回路およびディジタル/アナログ変換回路で
は同様な同様な動作を行う。
ック信号CLKaと出力クロック信号CLKdは同期化
(例えば、周波数54MHzの共通のクロック信号から
入出力側用の18MHzおよび13.5MHzのクロッ
ク信号CLKa、CLKdが作られている場合など)さ
れている必要がある。もし、入出力側のクロック信号が
非同期ならば、適当な経路にFIFO回路を入れてタイ
ミングを制御する必要がある。このように、入出力クロ
ック信号の周波数が異なるものの、これらのクロック信
号が同期化している場合にディジタル信号処理回路で適
当なマルチレート処理を行うことによりアナログ/ディ
ジタル変換回路およびディジタル/アナログ変換回路で
は同様な同様な動作を行う。
【0043】第3実施形態 図6および図7は本発明に係る信号処理回路の第3の実
施形態を示す回路図である。本実施形態においては、入
力および出力側のディジタルローパスフィルタの係数が
時変係数であり、これに伴いマルチレート処理が入力側
のn倍速ADC、または出力側のm倍速DACにて行わ
れる。
施形態を示す回路図である。本実施形態においては、入
力および出力側のディジタルローパスフィルタの係数が
時変係数であり、これに伴いマルチレート処理が入力側
のn倍速ADC、または出力側のm倍速DACにて行わ
れる。
【0044】ディジタル信号の周波数変換は、例えば、
ビデオ信号処理では、水平解像度の高いCCD(クロッ
ク信号周波数fa=18MHz)からの信号を13.5
MHzの信号へ変換するなどの場合に必要である。周波
数変換の原理は図4により説明される。例えば、周波数
faのクロック信号によりサンプリングされたディジタ
ル信号を出力用周波数fdに変換するには、まず、図4
(b)に示すように、零挿入方法でその最小公倍数の周
波数に上げ、さらに図4(c)のようにローパスフィル
タにより高調波成分を減衰させて信号成分のみを残し、
次に図4(d)のように、間引きサンプリングを行うこ
とにより周波数変換が実現できる。
ビデオ信号処理では、水平解像度の高いCCD(クロッ
ク信号周波数fa=18MHz)からの信号を13.5
MHzの信号へ変換するなどの場合に必要である。周波
数変換の原理は図4により説明される。例えば、周波数
faのクロック信号によりサンプリングされたディジタ
ル信号を出力用周波数fdに変換するには、まず、図4
(b)に示すように、零挿入方法でその最小公倍数の周
波数に上げ、さらに図4(c)のようにローパスフィル
タにより高調波成分を減衰させて信号成分のみを残し、
次に図4(d)のように、間引きサンプリングを行うこ
とにより周波数変換が実現できる。
【0045】この場合、実際には零挿入データの計算を
省略してローパスフィルタ演算は出力レートで係数時変
式に計算される。即ち、入力サンプリング周波数faお
よびfdが与えられれば、その最小公倍数fo=LCM
(fa,fd)とすれば、周波数foが必要なオーバー
サンプリング周波数となる。ここで、オーバーサンプリ
ング倍率は(Ko=fo/fa)であり、間引き率は
(Ks=fd/fo)であり、オーバーサンプリング変
換倍率は(K=Ko/Ks=fd/fa)である。オー
バーサンプリング時には零挿入箇所計算不要なためにそ
の箇所のローパスフィルタの係数が省略でき、ローパス
フィルタのクロック信号を出力側のクロック信号CLK
dに同期して処理する場合には、オーバーサンプリング
倍率Ko回の係数切り替え計算の繰り返しで変換値を出
力できる。いわゆるKo回の係数切り替えが巡回するロ
ーパスフィルタとなる。
省略してローパスフィルタ演算は出力レートで係数時変
式に計算される。即ち、入力サンプリング周波数faお
よびfdが与えられれば、その最小公倍数fo=LCM
(fa,fd)とすれば、周波数foが必要なオーバー
サンプリング周波数となる。ここで、オーバーサンプリ
ング倍率は(Ko=fo/fa)であり、間引き率は
(Ks=fd/fo)であり、オーバーサンプリング変
換倍率は(K=Ko/Ks=fd/fa)である。オー
バーサンプリング時には零挿入箇所計算不要なためにそ
の箇所のローパスフィルタの係数が省略でき、ローパス
フィルタのクロック信号を出力側のクロック信号CLK
dに同期して処理する場合には、オーバーサンプリング
倍率Ko回の係数切り替え計算の繰り返しで変換値を出
力できる。いわゆるKo回の係数切り替えが巡回するロ
ーパスフィルタとなる。
【0046】なお、図4の例ではサンプリング周波数1
8MHzから13.5MHzに変換する、いわゆるダウ
ンレート変換であるが、アップレート変換の場合にも基
本原理は同じであるが、回路構造ではアップレート変換
とダウンレート変換では若干異なり、通常ではアップレ
ート変換では周波数の高い方のクロック信号によりロー
パスフィルタの出力が得られるためにタイミング制御と
しては、入力データがあるタイミングにて2度読みまた
はホールドされるように制御される、そのような制御に
適する構造の回路が選ばれる。一方、ダウンレート変換
の場合には、入力信号は飛ばし読みされてローパスフィ
ルタ処理され、タイミング制御構造と回路がアップレー
ト変換とは異なる。これらは係数時変処理であるために
複雑でややゲート規模も大きく、従来は専用変換回路の
ゲートアレイを起こし回路に組み込むことが通例であ
る。これらの回路はADCまたはDACに組み込みチッ
プすることは容易であり、これにより回路のバラツキを
抑制でき、非常に小型で安価で、且つ高性能な信号処理
回路を実現できる。
8MHzから13.5MHzに変換する、いわゆるダウ
ンレート変換であるが、アップレート変換の場合にも基
本原理は同じであるが、回路構造ではアップレート変換
とダウンレート変換では若干異なり、通常ではアップレ
ート変換では周波数の高い方のクロック信号によりロー
パスフィルタの出力が得られるためにタイミング制御と
しては、入力データがあるタイミングにて2度読みまた
はホールドされるように制御される、そのような制御に
適する構造の回路が選ばれる。一方、ダウンレート変換
の場合には、入力信号は飛ばし読みされてローパスフィ
ルタ処理され、タイミング制御構造と回路がアップレー
ト変換とは異なる。これらは係数時変処理であるために
複雑でややゲート規模も大きく、従来は専用変換回路の
ゲートアレイを起こし回路に組み込むことが通例であ
る。これらの回路はADCまたはDACに組み込みチッ
プすることは容易であり、これにより回路のバラツキを
抑制でき、非常に小型で安価で、且つ高性能な信号処理
回路を実現できる。
【0047】図6は出力側のm倍速DAC40aにより
周波数変換を行う信号処理回路の一例を示している。本
例の信号処理回路において、入力側のアナログローパス
フィルタ10、n倍速DAC20およびディジタル信号
処理回路30は、図1に示す第1の実施形態のものと同
じである。出力側のm倍速DAC40aは、第1の実施
形態とは異なる。
周波数変換を行う信号処理回路の一例を示している。本
例の信号処理回路において、入力側のアナログローパス
フィルタ10、n倍速DAC20およびディジタル信号
処理回路30は、図1に示す第1の実施形態のものと同
じである。出力側のm倍速DAC40aは、第1の実施
形態とは異なる。
【0048】図6に示すように、本例のm倍速DAC4
0aは、クロックm倍速PLL回路401、ディジタル
ローパスフィルタ402aおよびディジタル/アナログ
変換回路403により構成されている。クロックm倍速
PLL回路401は入力されるクロック信号CLKdを
m逓倍して、逓倍クロック信号CLKmdを生成し、そ
れぞれディジタルローパスフィルタ402およびディジ
タル/アナログ変換回路403に供給する。ディジタル
ローパスフィルタ402aは、入力側のクロック信号C
LKaおよび逓倍クロック信号CLKmdを受けて、こ
れらののクロック信号に応じて、ディジタル信号処理回
路30からのディジタル信号に対して周波数変換を行
う。ここで、ディジタル信号処理回路30からのディジ
タル信号は、例えば、サンプリング周波数は、入力側の
クロック信号CLKaと同じく、fa=18MHzであ
る。出力側のクロック信号CLKdの周波数fd=1
3.5MHzとし、さらにこのクロック信号CLKdに
対して4逓倍して54MHzの逓倍クロック信号CLK
mdが生成されるとする。
0aは、クロックm倍速PLL回路401、ディジタル
ローパスフィルタ402aおよびディジタル/アナログ
変換回路403により構成されている。クロックm倍速
PLL回路401は入力されるクロック信号CLKdを
m逓倍して、逓倍クロック信号CLKmdを生成し、そ
れぞれディジタルローパスフィルタ402およびディジ
タル/アナログ変換回路403に供給する。ディジタル
ローパスフィルタ402aは、入力側のクロック信号C
LKaおよび逓倍クロック信号CLKmdを受けて、こ
れらののクロック信号に応じて、ディジタル信号処理回
路30からのディジタル信号に対して周波数変換を行
う。ここで、ディジタル信号処理回路30からのディジ
タル信号は、例えば、サンプリング周波数は、入力側の
クロック信号CLKaと同じく、fa=18MHzであ
る。出力側のクロック信号CLKdの周波数fd=1
3.5MHzとし、さらにこのクロック信号CLKdに
対して4逓倍して54MHzの逓倍クロック信号CLK
mdが生成されるとする。
【0049】マルチレート処理はディジタルローパスフ
ィルタ402aにより行われる。ディジタル信号処理回
路30からのディジタル信号が逓倍クロック信号CLK
mdの周波数に応じてレートが変換される。ディジタル
ローパスフィルタ402aにより、入力信号にある高調
波ノイズ成分が減衰させられ、さらにレートが変換され
る。そして、変換後の信号がディジタル/アナログ変換
回路403に出力され、アナログ信号に変換される。デ
ィジタル/アナログ変換回路403から出力されるアナ
ログ信号はアナログローパスフィルタ50により高域の
ノイズ成分が減衰させられ、出力される。
ィルタ402aにより行われる。ディジタル信号処理回
路30からのディジタル信号が逓倍クロック信号CLK
mdの周波数に応じてレートが変換される。ディジタル
ローパスフィルタ402aにより、入力信号にある高調
波ノイズ成分が減衰させられ、さらにレートが変換され
る。そして、変換後の信号がディジタル/アナログ変換
回路403に出力され、アナログ信号に変換される。デ
ィジタル/アナログ変換回路403から出力されるアナ
ログ信号はアナログローパスフィルタ50により高域の
ノイズ成分が減衰させられ、出力される。
【0050】図7はマルチレート処理は入力側のn倍速
DAC20aにより行われる信号処理回路の一例を示し
ている。図7の例では、n倍速DAC20aにおいて、
ディジタルローパスフィルタ203aはクロックn倍速
PLL回路201からの逓倍クロック信号CLKnaお
よび出力側のクロック信号CLKdを受けて、アナログ
/ディジタル変換回路202からのディジタル信号に対
して、高域ノイズ成分の低減および周波数変換が行われ
る。例えば、アナログ/ディジタル変換回路202から
のサンプリング周波数18MHzのディジタル信号が入
力されるとすると、ディジタルローパスフィルタ203
aは、入力信号の高域ノイズの低減とともに、出力側の
クロック信号CLKdに応じて、クロック信号CLKd
の周波数、例えば、fd=13.5MHzのサンプリン
グ信号に変換される。
DAC20aにより行われる信号処理回路の一例を示し
ている。図7の例では、n倍速DAC20aにおいて、
ディジタルローパスフィルタ203aはクロックn倍速
PLL回路201からの逓倍クロック信号CLKnaお
よび出力側のクロック信号CLKdを受けて、アナログ
/ディジタル変換回路202からのディジタル信号に対
して、高域ノイズ成分の低減および周波数変換が行われ
る。例えば、アナログ/ディジタル変換回路202から
のサンプリング周波数18MHzのディジタル信号が入
力されるとすると、ディジタルローパスフィルタ203
aは、入力信号の高域ノイズの低減とともに、出力側の
クロック信号CLKdに応じて、クロック信号CLKd
の周波数、例えば、fd=13.5MHzのサンプリン
グ信号に変換される。
【0051】n倍速ADC20aから出力された信号
は、ディジタル信号処理回路30により、所望の処理が
行われ、さらに、出力側のm倍速DAC40aおよびア
ナログローパスフィルタ50により、アナログ信号S
OUT に変換され出力される。
は、ディジタル信号処理回路30により、所望の処理が
行われ、さらに、出力側のm倍速DAC40aおよびア
ナログローパスフィルタ50により、アナログ信号S
OUT に変換され出力される。
【0052】なお、上述した本実施形態の二つの例にお
いては、図6のディジタル信号処理回路30は、入力側
のクロック信号CLKaに応じて動作するが、図7のデ
ィジタル信号処理回路30は、出力側のクロック信号C
LKdに応じて動作することで異なる。
いては、図6のディジタル信号処理回路30は、入力側
のクロック信号CLKaに応じて動作するが、図7のデ
ィジタル信号処理回路30は、出力側のクロック信号C
LKdに応じて動作することで異なる。
【0053】第4実施形態 図8〜図10は上述した本発明の各実施形態に適用でき
るn倍速ADC20a、m倍速DAC40aおよびクロ
ックn(m)倍速PLL回路の回路例を示している。図
8に示すn倍速ADC20aは、クロックn倍速PLL
回路201、アナログ/ディジタル変換回路202、デ
ィジタルローパスフィルタ203aおよびスイッチSW
1により構成されている。クロックn倍速PLL回路2
01は、入力したクロック信号CLKaを所定の逓倍率
nで周波数逓倍して、逓倍クロック信号CLKnaを生
成し、アナログ/ディジタル変換回路202およびディ
ジタルローパスフィルタ203aにそれぞれ供給する。
アナログ/ディジタル変換回路202は、入力アナログ
信号を逓倍クロック信号CLKnaに応じてディジタル
信号に変換し、ディジタルローパスフィルタ203aに
出力する。ディジタルローパスフィルタ203aは、外
部の設定入力に応じてマルチレート処理を行う。さら
に、スイッチSW1により、ディジタルローパスフィル
タ203aに入力されたクロック信号は、入力側のクロ
ック信号CLKaまたは出力側のクロック信号CLKb
の何れかを選択できる。ディジタルローパスフィルタ2
03aにより、アナログ/ディジタル変換回路202か
らのディジタル信号の高調波ノイズ成分が減衰させら
れ、さらに、入力した逓倍クロック信号CLKnaおよ
びスイッチSW1から選択されたクロック信号に応じて
外部からの設定入力で指定した係数や変換レート比に基
づき、マルチレート処理が行われ、周波数変換されたデ
ィジタル信号が出力される。
るn倍速ADC20a、m倍速DAC40aおよびクロ
ックn(m)倍速PLL回路の回路例を示している。図
8に示すn倍速ADC20aは、クロックn倍速PLL
回路201、アナログ/ディジタル変換回路202、デ
ィジタルローパスフィルタ203aおよびスイッチSW
1により構成されている。クロックn倍速PLL回路2
01は、入力したクロック信号CLKaを所定の逓倍率
nで周波数逓倍して、逓倍クロック信号CLKnaを生
成し、アナログ/ディジタル変換回路202およびディ
ジタルローパスフィルタ203aにそれぞれ供給する。
アナログ/ディジタル変換回路202は、入力アナログ
信号を逓倍クロック信号CLKnaに応じてディジタル
信号に変換し、ディジタルローパスフィルタ203aに
出力する。ディジタルローパスフィルタ203aは、外
部の設定入力に応じてマルチレート処理を行う。さら
に、スイッチSW1により、ディジタルローパスフィル
タ203aに入力されたクロック信号は、入力側のクロ
ック信号CLKaまたは出力側のクロック信号CLKb
の何れかを選択できる。ディジタルローパスフィルタ2
03aにより、アナログ/ディジタル変換回路202か
らのディジタル信号の高調波ノイズ成分が減衰させら
れ、さらに、入力した逓倍クロック信号CLKnaおよ
びスイッチSW1から選択されたクロック信号に応じて
外部からの設定入力で指定した係数や変換レート比に基
づき、マルチレート処理が行われ、周波数変換されたデ
ィジタル信号が出力される。
【0054】図9は出力側に設けられるm倍速DAC4
0aの構成を示している。図示のように、本例のm倍速
DACは、クロックm倍速PLL回路401、スイッチ
SW2、ディジタルローパスフィルタ402aおよびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。クロックm倍速PLL回路401は、入力したクロ
ック信号CLKdの周波数を外部から設定した逓倍比m
で逓倍して、逓倍クロック信号CLKmdを生成し、そ
れぞれディジタルローパスフィルタ402aおよびディ
ジタル/アナログ変換回路403に供給する。
0aの構成を示している。図示のように、本例のm倍速
DACは、クロックm倍速PLL回路401、スイッチ
SW2、ディジタルローパスフィルタ402aおよびデ
ィジタル/アナログ変換回路403により構成されてい
る。クロックm倍速PLL回路401は、入力したクロ
ック信号CLKdの周波数を外部から設定した逓倍比m
で逓倍して、逓倍クロック信号CLKmdを生成し、そ
れぞれディジタルローパスフィルタ402aおよびディ
ジタル/アナログ変換回路403に供給する。
【0055】スイッチSW2により、外部から入力され
たクロック信号CLKeまたはCLKdの何れかを選択
して、ディジタルローパスフィルタ402aに入力す
る。ディジタルローパスフィルタ402aは入力された
ディジタル信号の高域ノイズ成分を減衰させるととも
に、マルチレート処理を行い、ディジタル信号のレート
を変換してディジタル/アナログ変換回路403に出力
する。なお、ディジタルローパスフィルタ402aにお
ける周波数変換処理は、外部から設定された係数や変換
レート比に基づき、さらにスイッチSW2から入力され
たクロック信号および逓倍クロック信号CLKmdに応
じて行われる。ディジタルローパスフィルタ402aの
出力信号は、ディジタル/アナログ変換回路403によ
り、アナログ信号に変換され、出力される。
たクロック信号CLKeまたはCLKdの何れかを選択
して、ディジタルローパスフィルタ402aに入力す
る。ディジタルローパスフィルタ402aは入力された
ディジタル信号の高域ノイズ成分を減衰させるととも
に、マルチレート処理を行い、ディジタル信号のレート
を変換してディジタル/アナログ変換回路403に出力
する。なお、ディジタルローパスフィルタ402aにお
ける周波数変換処理は、外部から設定された係数や変換
レート比に基づき、さらにスイッチSW2から入力され
たクロック信号および逓倍クロック信号CLKmdに応
じて行われる。ディジタルローパスフィルタ402aの
出力信号は、ディジタル/アナログ変換回路403によ
り、アナログ信号に変換され、出力される。
【0056】図10は、入力クロック信号CLKをn
(m)逓倍して逓倍クロック信号CLKを生成するクロ
ック倍速PLL回路の構成を示している。図示のよう
に、本例のクロック倍速PLL回路は、位相比較器20
5、ローパスフィルタ206、電圧制御発振器(VC
O)207およびカウンタ208により構成されてい
る。
(m)逓倍して逓倍クロック信号CLKを生成するクロ
ック倍速PLL回路の構成を示している。図示のよう
に、本例のクロック倍速PLL回路は、位相比較器20
5、ローパスフィルタ206、電圧制御発振器(VC
O)207およびカウンタ208により構成されてい
る。
【0057】位相比較器205には、基準クロック信号
として外部からのクロック信号CLKとカウンタ208
の出力信号が入力される。位相比較器205は入力信号
の位相を比較し、比較結果に応じた信号が出力する。ロ
ーパスフィルタ206は位相比較器205の出力信号の
高調波成分を減衰させて、制御信号として電圧制御発振
器207に出力する。電圧制御発振器207は入力信号
に応じて発振信号の発振周波数を制御し、発振信号をカ
ウンタ208に出力する。そしてカウンタ208は外部
からの設定入力に応じてカウント動作を行い、カウント
結果を位相比較器205に入力する。なお、クロックを
所定の逓倍率で逓倍するクロック倍速PLL回路は、ア
ナログ式とディジタル式がある。本発明では、どれを用
いるかについては特に限定せず、アナログまたはディジ
タル式の何れかのPLL回路でも本発明に適用できるこ
とはいうまでもない。
として外部からのクロック信号CLKとカウンタ208
の出力信号が入力される。位相比較器205は入力信号
の位相を比較し、比較結果に応じた信号が出力する。ロ
ーパスフィルタ206は位相比較器205の出力信号の
高調波成分を減衰させて、制御信号として電圧制御発振
器207に出力する。電圧制御発振器207は入力信号
に応じて発振信号の発振周波数を制御し、発振信号をカ
ウンタ208に出力する。そしてカウンタ208は外部
からの設定入力に応じてカウント動作を行い、カウント
結果を位相比較器205に入力する。なお、クロックを
所定の逓倍率で逓倍するクロック倍速PLL回路は、ア
ナログ式とディジタル式がある。本発明では、どれを用
いるかについては特に限定せず、アナログまたはディジ
タル式の何れかのPLL回路でも本発明に適用できるこ
とはいうまでもない。
【0058】このように構成されたクロック倍速PLL
回路は、逓倍器として動作し、外部からの設定値に応じ
て、入力クロック信号CLKの周波数を逓倍し、逓倍ク
ロック信号CLKn(m)を生成する。
回路は、逓倍器として動作し、外部からの設定値に応じ
て、入力クロック信号CLKの周波数を逓倍し、逓倍ク
ロック信号CLKn(m)を生成する。
【0059】以上、本発明の信号処理回路に適用できる
n倍速ADC、m倍速DACおよびこれらの回路に用い
られているクロック倍速PLL回路の構成例を示した
が、本発明はこれらの回路例に限定するものではなく、
同様な機能を有する回路により本発明が実現できること
はいうまでもない。
n倍速ADC、m倍速DACおよびこれらの回路に用い
られているクロック倍速PLL回路の構成例を示した
が、本発明はこれらの回路例に限定するものではなく、
同様な機能を有する回路により本発明が実現できること
はいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号処理
回路によれば、高性能なフィルタ特性を実現でき、回路
のバラツキが抑制できる利点がある。さらに、本発明に
よれば、従来の信号処理回路により小型化および低コス
ト化が実現できる。
回路によれば、高性能なフィルタ特性を実現でき、回路
のバラツキが抑制できる利点がある。さらに、本発明に
よれば、従来の信号処理回路により小型化および低コス
ト化が実現できる。
【図1】本発明に係る信号処理回路の第1の実施形態を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】第1の実施形態における各フィルタのゲイン特
性を示すグラフである。
性を示すグラフである。
【図3】本発明に係る信号処理回路の第2の実施形態を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】マルチレート処理の概念を示す図である。
【図5】第2の実施形態における各フィルタのゲイン特
性を示すグラフである。
性を示すグラフである。
【図6】本発明に係る信号処理回路の第3の実施形態を
示す回路例であり、出力側でマルチレート処理を行う信
号処理回路の回路図である。
示す回路例であり、出力側でマルチレート処理を行う信
号処理回路の回路図である。
【図7】本発明に係る信号処理回路の第3の実施形態を
示す回路例であり、入力側でマルチレート処理を行う信
号処理回路の回路図である。
示す回路例であり、入力側でマルチレート処理を行う信
号処理回路の回路図である。
【図8】本発明に適用できるn倍速ADCの構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図9】本発明に適用できるm倍速DACの構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図10】クロック倍速PLL回路の構成を示す回路図
である。
である。
【図11】従来の信号処理回路の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図12】従来の信号処理回路のフィルタのゲイン特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
10,50…アナログローパスフィルタ、20,20a
…n倍速ADC、40,40a…m倍速DAC、30,
30a…ディジタル信号処理回路、201,401…ク
ロック倍速PLL回路、202…アナログ/ディジタル
変換回路、203,203a…ディジタルローパスフィ
ルタ、402,402a…ディジタルローパスフィル
タ、403…ディジタル/アナログ変換回路。
…n倍速ADC、40,40a…m倍速DAC、30,
30a…ディジタル信号処理回路、201,401…ク
ロック倍速PLL回路、202…アナログ/ディジタル
変換回路、203,203a…ディジタルローパスフィ
ルタ、402,402a…ディジタルローパスフィル
タ、403…ディジタル/アナログ変換回路。
Claims (14)
- 【請求項1】入力アナログ信号をディジタル信号に変換
して処理する信号処理回路であって、 外部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍クロッ
ク信号を供給する逓倍回路と、 上記逓倍クロック信号に応じて上記入力アナログ信号を
ディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換回
路と、 上記アナログ/ディジタル変換回路から出力されるディ
ジタル信号の高調波成分を減衰させ、上記外部クロック
信号に応じて周波数を変換して出力するディジタルフィ
ルタとを有する信号処理回路。 - 【請求項2】上記ディジタルフィルタは、上記高調波成
分を減衰させたディジタル信号に対して、上記外部クロ
ック信号に応じた間引き処理を行うことにより周波数を
変換する請求項1記載の信号処理回路。 - 【請求項3】入力アナログ信号をディジタル信号に変換
して処理し、処理結果をアナログ信号に変換して出力す
る信号処理回路であって、 外部クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍クロッ
ク信号を供給する逓倍回路と、 上記処理結果に対して周波数変換処理を行って、上記逓
倍クロック信号に応じて上記周波数変換処理後の信号に
おける高調波成分を減衰させて出力するディジタルフィ
ルタと、 上記ディジタルフィルタの出力信号をアナログ信号に変
換するディジタル/アナログ変換回路とを有する信号処
理回路。 - 【請求項4】上記ディジタルフィルタは、上記処理結果
に対して補間処理を行うことにより周波数を変換する請
求項3記載の信号処理回路。 - 【請求項5】上記ディジタルフィルタは、上記処理結果
に対して零挿入を行うことにより周波数を変換する請求
項3記載の信号処理回路。 - 【請求項6】入力アナログ信号をディジタル信号に変換
して処理し、処理結果をアナログ信号に変換して出力す
る信号処理回路であって、 入力クロック信号を所定の逓倍比で逓倍し、逓倍クロッ
ク信号を供給する逓倍回路と、 上記逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナログ信号
をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
回路と、 上記アナログ/ディジタル変換回路から出力されたディ
ジタル信号の高調波成分を減衰させ、上記外部クロック
信号に応じて周波数変換処理を行って出力するる第1の
ディジタルフィルタと、 上記第1のディジタルフィルタの出力信号に対して、上
記外部クロック信号に応じて所定の処理を行うディジタ
ル処理回路と、 上記外部クロック信号および上記逓倍クロック信号に応
じて、上記ディジタル処理回路の処理結果に対して周波
数変換処理を行って、上記逓倍クロック信号に応じて上
記周波数変換処理後の信号における高調波成分を減衰さ
せて出力する第2のディジタルフィルタと、 上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有する
信号処理回路。 - 【請求項7】上記アナログ信号の高調波成分を減衰させ
て上記アナログ/ディジタル変換回路に入力する第1の
アナログフィルタを有し、当該第1のアナログフィルタ
は、上記第1のディジタルフィルタに較べて緩やかな遮
断特性を有する請求項6記載の信号処理回路。 - 【請求項8】上記ディジタル/アナログ変換回路から出
力されるアナログ信号の高調波成分を減衰させる第2の
アナログフィルタを有し、当該第2のアナログフィルタ
は、上記第2のディジタルフィルタに較べて緩やかな遮
断特性を有する請求項6記載の信号処理回路。 - 【請求項9】上記逓倍回路は、上記入力クロック信号を
基準信号とするPLL回路により構成されている請求項
6記載の信号処理回路。 - 【請求項10】入力アナログ信号をディジタル信号に変
換して処理し、処理結果をアナログ信号に変換して出力
する信号処理回路であって、 第1の入力クロック信号を第1の逓倍比で逓倍し、第1
の逓倍クロック信号を供給する第1の逓倍回路と、 第2の入力クロック信号を第2の逓倍比で逓倍し、第2
の逓倍クロック信号を供給する第2の逓倍回路と、 上記第1の逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路と、 上記アナログ/ディジタル変換回路から出力されたディ
ジタル信号の高調波成分を減衰させ、上記第1の入力ク
ロック信号に応じて周波数を変換して出力する第1のデ
ィジタルフィルタと、 上記第1のディジタルフィルタの出力信号に対して所定
の処理を行い、さらに上記第1および第2のクロック信
号の周波数に基づき、周波数変換を行うディジタル処理
回路と、 上記第2の逓倍クロック信号に応じて上記ディジタル処
理回路の処理結果に対して周波数変換を行って、高調波
成分を減衰させる第2のディジタルフィルタと、 上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有する
信号処理回路。 - 【請求項11】上記アナログ信号の高調波成分を減衰さ
せて上記アナログ/ディジタル変換回路に入力する第1
のアナログフィルタを有し、当該第1のアナログフィル
タは、上記第1のディジタルフィルタに較べて緩やかな
遮断特性を有する請求項10記載の信号処理回路。 - 【請求項12】上記ディジタル/アナログ変換回路から
出力されるアナログ信号の高調波成分を減衰させる第2
のアナログフィルタを有し、当該第2のアナログフィル
タは、上記第2のディジタルフィルタに較べて緩やかな
遮断特性を有する請求項10記載の信号処理回路。 - 【請求項13】入力アナログ信号をディジタル信号に変
換して処理し、処理結果をアナログ信号に変換して出力
する信号処理回路であって、 第1の入力クロック信号を第1の逓倍比で逓倍し、第1
の逓倍クロック信号を供給する第1の逓倍回路と、 第2の入力クロック信号を第2の逓倍比で逓倍し、第2
の逓倍クロック信号を供給する第2の逓倍回路と、 上記第1の逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路と、 上記アナログ/ディジタル変換回路から出力されたディ
ジタル信号の高調波成分を減衰させて、上記第1の逓倍
クロック信号および上記第2の入力クロック信号に応じ
て周波数変換処理を行って出力する第1のディジタルフ
ィルタと、 上記第1のディジタルフィルタの出力信号に対して、上
記第2の入力クロック信号に応じて所定の処理を行うデ
ィジタル処理回路と、 上記第2の逓倍クロック信号に応じて上記ディジタル処
理回路の処理結果に対して周波数変換処理を行って、高
調波成分を減衰させる第2のディジタルフィルタと、 上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有する
信号処理回路。 - 【請求項14】入力アナログ信号をディジタル信号に変
換して処理し、処理結果をアナログ信号に変換して出力
する信号処理回路であって、 第1の入力クロック信号を第1の逓倍比で逓倍し、第1
の逓倍クロック信号を供給する第1の逓倍回路と、 第2の入力クロック信号を第2の逓倍比で逓倍し、第2
の逓倍クロック信号を供給する第2の逓倍回路と、 上記第1の逓倍クロック信号に基づき、上記入力アナロ
グ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタ
ル変換回路と、 上記アナログ/ディジタル変換回路から出力されたディ
ジタル信号の高調波成分を減衰させ、上記第1の入力ク
ロック信号に応じて周波数変換処理を行う第1のディジ
タルフィルタと、 上記第1のディジタルフィルタの出力信号に対して、上
記第1の入力クロック信号に応じて所定の処理を行うデ
ィジタル処理回路と、 上記第1の入力クロック信号および上記第2の逓倍クロ
ック信号に応じて、上記ディジタル処理回路の処理結果
に対して周波数変換処理を行って、高調波成分を減衰さ
せる第2のディジタルフィルタと、 上記第2のディジタルフィルタの出力信号をアナログ信
号に変換するディジタル/アナログ変換回路とを有する
信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10288197A JPH10294666A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10288197A JPH10294666A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 信号処理回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10294666A true JPH10294666A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14339221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10288197A Pending JPH10294666A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 信号処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10294666A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486458B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-05-03 | 주식회사 현대오토넷 | 차량용 오디오 시스템의 음성처리회로 |
| JP2007325319A (ja) * | 2007-09-10 | 2007-12-13 | Sanyo Electric Co Ltd | アナログ−デジタル変換器 |
| JP2008002912A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線センサ装置 |
| WO2008041447A1 (en) * | 2006-10-04 | 2008-04-10 | Panasonic Corporation | Pulse conversion circuit, semiconductor integrated circuit and electronic device |
| JP2012044406A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Kawasaki Microelectronics Inc | 半導体集積回路およびそのテスト方法 |
| JP2015130583A (ja) * | 2014-01-07 | 2015-07-16 | ローム株式会社 | Ad変換回路 |
| CN116182923A (zh) * | 2021-11-29 | 2023-05-30 | 精工爱普生株式会社 | 振动整流误差校正装置、传感器模块及其方法 |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP10288197A patent/JPH10294666A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486458B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-05-03 | 주식회사 현대오토넷 | 차량용 오디오 시스템의 음성처리회로 |
| JP2008002912A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線センサ装置 |
| WO2008041447A1 (en) * | 2006-10-04 | 2008-04-10 | Panasonic Corporation | Pulse conversion circuit, semiconductor integrated circuit and electronic device |
| JP2007325319A (ja) * | 2007-09-10 | 2007-12-13 | Sanyo Electric Co Ltd | アナログ−デジタル変換器 |
| JP2012044406A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Kawasaki Microelectronics Inc | 半導体集積回路およびそのテスト方法 |
| JP2015130583A (ja) * | 2014-01-07 | 2015-07-16 | ローム株式会社 | Ad変換回路 |
| CN116182923A (zh) * | 2021-11-29 | 2023-05-30 | 精工爱普生株式会社 | 振动整流误差校正装置、传感器模块及其方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5748126A (en) | Sigma-delta digital-to-analog conversion system and process through reconstruction and resampling | |
| US6992604B2 (en) | Method and system for converting digital samples to an analog signal | |
| JP3510794B2 (ja) | 信号処理装置および通信機 | |
| US4903019A (en) | Sampling frequency converter for converting a lower sampling frequency to a higher sampling frequency and a method therefor | |
| JPH0340972B2 (ja) | ||
| KR0129767B1 (ko) | 샘플링레이트 변환장치 | |
| US7302459B2 (en) | Method and apparatus for digital sample rate conversion | |
| US7010557B2 (en) | Low power decimation system and method of deriving same | |
| US20050128110A1 (en) | A/D converter apparatus and D/A converter apparatus | |
| JPH10294666A (ja) | 信号処理回路 | |
| US20060179095A1 (en) | Sample rate converter | |
| JPH0458611A (ja) | サンプリング周波数変換装置 | |
| US5825756A (en) | Receiver for FM data multiplex broadcasting | |
| CN111404513A (zh) | 一种cic抽取滤波器及其实现方法 | |
| US5821884A (en) | Sampling rate conversion method and apparatus utilizing an area effect correlation method | |
| US6140951A (en) | Double sampled switched capacitor low pass multirate filter for a ΣΔ D/A converter | |
| US7225213B2 (en) | Interpolation filter and method for digitally interpolating a digital signal | |
| JP2008021119A (ja) | デジタルフィルタおよびこれを用いた画像処理装置 | |
| JPH0865107A (ja) | ディジタル補間フィルタ回路 | |
| US20020158785A1 (en) | Digital-t0-analog converter using different multiplicators between first and second portions of a data holding period | |
| JP3657881B2 (ja) | オーバーサンプリングa/d,d/a変換装置 | |
| US5453741A (en) | Sampling frequency converter | |
| JP3258938B2 (ja) | デシメーションフィルタ | |
| JP2844944B2 (ja) | サンプリング周波数変換器 | |
| GB2159014A (en) | Switched capacitor filter |