JPH10294890A - 自動/手動撮影カメラシステム - Google Patents

自動/手動撮影カメラシステム

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JPH10294890A
JPH10294890A JP9103031A JP10303197A JPH10294890A JP H10294890 A JPH10294890 A JP H10294890A JP 9103031 A JP9103031 A JP 9103031A JP 10303197 A JP10303197 A JP 10303197A JP H10294890 A JPH10294890 A JP H10294890A
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Japan
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subject
camera
motion
photographing
unit
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Application number
JP9103031A
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English (en)
Inventor
Taiichiro Kato
大一郎 加藤
Mitsuo Yamada
光▲穂▼ 山田
Kazuo Abe
一雄 阿部
Akio Ishikawa
秋男 石川
Takao Tsuda
貴生 津田
Junji Numazawa
潤二 沼澤
Takahito Suzuki
尊人 鈴木
Hiroyuki Okamoto
浩幸 岡本
Hiroyuki Kuwabara
裕之 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元空間内を移動する対象を自動追尾して
撮影することができると共に、人間系による修正を可能
として最適なカメラワークで撮影することができる自動
/手動撮影カメラシステムを提供する。 【解決手段】 カメラ操作者の視野に相当する広角画像
を撮影するセンサカメラと、外部制御信号により自動操
作が可能であると共に、手動による遠隔制御が可能な撮
影用カメラと、予め登録された色情報に基づいて前記セ
ンサカメラで撮影された広角画像内の静止体又は移動体
の中から撮影対象の被写体を認識すると共に、前記被写
体の3次元空間内の現在位置を逐次計測する3次元位置
計測部と、前記3次元位置計測部の計測情報に基づいて
前記被写体の3次元空間内の動きを解析する動き解析部
と、前記動き解析部で解析した被写体の動きおよび前記
遠隔制御で前記撮影用カメラを駆動制御するカメラワー
ク制御部とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラを使
用して撮影した画像から対象の3次元位置を計測し、そ
の対象を自動追尾して無人で撮影することができると共
に、カメラマンの撮影技術をも加味して制御できるよう
にした自動/手動撮影カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ操作者が直接テレビジョン
カメラを操作せず、被写体を自動追尾して撮影すること
ができるようにしたカメラシステムでは、水平及び垂直
方向に回動可能で外部からの制御信号により制御可能な
撮影用カメラ(ロボットカメラ)を用い、被写体の動き
に合わせて撮影用カメラを駆動制御するようにしてい
る。被写体を認識する方法としては、例えば、被写体
(あるいは被写体と共に移動する物体)に予め検知マー
クを付けておき、撮影画像を処理してその検知マークを
認識する方法や、赤色など特定の色を被写体として認識
する方法が採られている。そして、認識した被写体が画
面の枠内の所定位置に位置するように撮影用カメラを駆
動制御することで、被写体を自動追尾して撮影するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような自動追尾方法の場合、次の例に示すように、画面
上での被写体の動きは“ぎこちない動き”となる。例え
ば図7に示すように被写体1が時点t1から時点t3ま
で同図のような軌跡で移動したとする。その場合、図8
(A)に示すように、先ず時点t1では、画面VD(t
1)上の目標位置に被写体1が位置するように撮影用カ
メラの向きを補正する。その後、次の時点t2までは同
図(B)のように被写体1が画面VD(t1〜t2)上
に表示される。次の時点t2では、再度、同図(C)の
ように画面VD(t2)上の目標位置に被写体1が位置
するように撮影用カメラの向きを補正する。同様に、図
8(D)のように被写体が動いた場合も、目標位置との
ずれ量を補正する。すなわち、被写体の位置が所定位置
からずれたら、そのずれ量を補正するという動作を繰り
返すため、認識間隔の大きさに応じてぎこちない動きが
増大する。また、円滑なカメラワークを実現するには被
写体の認識間隔を小さくすれば良いが、そのための情報
処理量が増えるため、制御装置の処理負荷が増大するこ
とになる。
【0004】また、上述のような1台の撮影用カメラで
被写体を自動追尾するためには、カメラの画枠内に被写
体が存在しないと機能しないため、目的とする被写体が
カメラの画枠内に入ってきた時に、はじめて自動制御に
よるカメラ操作が開始されるようになっていた。そのた
め、カメラが被写体を捕らえるまでは手動でカメラ操作
を行なわなければならず、また、被写体の移動速度に追
いつけずに画枠内からはずれてしまった場合、自動追尾
不能になるという問題があった。
【0005】一方、広い視野領域で撮影し、その領域の
一部を拡大して撮影できるようにしたカメラシステムと
して、広角画像撮影用とその画像の一部をなす画像撮影
用の2個のテレビジョンカメラを備え、前者の無人カメ
ラを用いて広い視野を撮影し、カメラ操作者がその撮影
画像を見ながら、後者の撮影用カメラを遠隔操作(例え
ばパンニング,チルティング,ズーム)等により操作し
て、目的とする被写体を撮影するようにしたカメラシス
テムが実現されている。かかるカメラシステムでは、無
人カメラによる撮影画像をモニターするときのカメラ操
作者の視線の動きを検出し、その動きを撮影用カメラの
操作信号に変換してカメラ制御に反映する機能を備える
ことで、直接カメラを操作せずに撮影するようにしてい
る(特開平7−240868号公報参照)。しかしなが
ら、このような撮影方法では、広い視野領域で被写体を
捕らえることができるという利点はあるが、カメラ操作
者が間接的に操作する必要があり、自動追尾による無人
での撮影を行なうことができなかった。
【0006】本発明は上述のような事情からなされたも
のであり、本発明の目的は、3次元空間内を移動する対
象を自動追尾して撮影することができると共に、人間系
による修正を可能として最適なカメラワークで撮影する
ことができる自動/手動撮影カメラシステムを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動操作およ
び手動操作で撮影カメラを効率的に制御する自動/手動
撮影カメラシステムに関するものであり、本発明の上記
目的は、カメラ操作者の視野に相当する広角画像を撮影
するセンサカメラと、外部制御信号により自動操作が可
能であると共に、手動による遠隔制御が可能な撮影用カ
メラと、予め登録された色情報に基づいて前記センサカ
メラで撮影された広角画像内の静止体又は移動体の中か
ら撮影対象の被写体を認識すると共に、前記被写体の3
次元空間内の現在位置を逐次計測する3次元位置計測部
と、前記3次元位置計測部の計測情報に基づいて前記被
写体の3次元空間内の動きを解析する動き解析部と、前
記動き解析部で解析した被写体の動きおよび前記遠隔制
御で前記撮影用カメラを駆動制御するカメラワーク制御
部とを設けることによって達成される。
【0008】更に、前記動き解析部で解析した被写体の
動きのベクトル情報から前記被写体の次の瞬間の動きを
予測する動き予測部を設け、前記カメラワーク制御部
が、前記動き予測部で予測した被写体の動きに応じて前
記撮影用カメラを自動的に駆動制御するようにしたり、
前記撮影用カメラの画面内での最適被写体位置と現在位
置とのズレ量に応じて前記最適被写体位置を変動させる
補正関数を予め設定しておき、前記カメラワーク制御部
が前記補正関数に従って前記最適被写体位置を変動させ
るようにすることによって、より効果的に達成される。
また、前記動き解析部で解析した被写体の動き解析情報
を時系列に記録する解析情報記録手段と、前記被写体の
動き解析情報から前記被写体の現在位置,速度,軌跡の
各要素のうち少なくとも1要素を含む表示データを作成
し、前記被写体の撮影映像と共に表示することもでき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、カメラ操作者の眼に
相当するセンサカメラにより撮影した広角映像の中から
撮影すべき被写体を自動認識すると共に、3次元空間内
での被写体の位置と動きを計測し、被写体の動きに応じ
て撮影用カメラを駆動制御することで、被写体の自動撮
影を行なうようにしている。また、被写体の動きを予測
して撮影する機能を備えることで、滑らかなカメラワー
クを可能にすると共に、制御系の処理負荷を軽減できる
ようにしている。さらに、不安定な制御(ブレ制御等)
を加味する機能を備えることで、一流カメラマンの実際
のカメラワークに近い、知的なカメラワーク制御を可能
としている。即ち、本発明では、被写体の自動追尾によ
る無人撮影ができると共に、あたかも一流カメラマンが
直接操作しているかのような臨場感の高いカメラワーク
を実現することができる。
【0010】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
形態について詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の自動/手動撮影カメラシス
テムの概略構成を示しており、3次元空間を移動する被
写体を捕らえるためのカメラ100(以下、「センサカ
メラ」と呼ぶ)と、自動操作が可能であると共に、手動
でも操作が可能な撮影用カメラ200をそれぞれ1台ず
つ備えたシステムの例を示している。センサカメラ10
0は、カメラ操作者の両眼に相当するカメラであり、同
図のように撮影対象の被写体1を含む広角映像を撮影す
る。このセンサカメラ100は、1台もしくは2台以上
使用され、例えば、1台のセンサカメラ100の視野領
域を越えて移動する被写体1を追尾して撮影する場合に
は複数のセンサカメラ100が使用され、その場合には
撮影範囲(計測範囲)が分割され、各分割範囲の所定位
置に1台ずつもしくは2台ずつセンサカメラが配置され
る。撮影用カメラ200は、外部からの制御信号により
カメラのパンニング,チルティング,ズーム,フォーカ
ス等の調整が可能な駆動機構部(雲台)210と、被写
体を撮影して映像信号に変換する撮像部220とが一体
的に構成されたカメラであり、パン軸及びチルト軸の回
動制御により真下を除くほぼ全域の空間が撮影できるよ
うになっている。また、撮影用カメラ200は、カメラ
マンが操作するリモ−トコントロ−ラ600によって
も、手動でパンニング,チルティング等の修正ができる
ようになっている。
【0012】3次元位置計測装置300は、センサカメ
ラ100の撮影された広角画像VD1内の静止体又は移
動体の中から撮影対象の被写体1を認識(例えば被写体
1の色情報により認識)すると共に、被写体1の現在位
置を逐次計測する装置であり、撮影用カメラ200の予
め定められた視点を原点とした三次元空間内での被写体
1の現在位置(3次元座標情報),被写体1の大きさを
示す情報(画像抽出部分の面積情報)等を計測情報PD
として出力する。この計測情報PDは入出力インタフェ
ースを介してデータ解析装置500に入力される。
【0013】データ解析装置500は、3次元位置計測
装置300からの計測情報PDを基に被写体1の動きを
解析し、被写体1の動きに応じて撮影用カメラ200の
カメラワークを自動的に制御する装置であり、駆動制御
部400を介して駆動信号MSを送出し、撮影用カメラ
200のカメラワークを制御する。即ち、データ解析装
置500では、3次元位置計測装置300の計測情報P
Dに基づいて被写体1の現在位置を認識すると共に、被
写体1の動き(各時点の位置,方位角,加速度等)を解
析して次の瞬間の動きを予測し、この予測情報と現時点
の撮影用カメラ200の向きを示す情報等とに基づいて
撮影用カメラ200のパンニング,チルティング角度偏
差及びズーム等の調整量を演算し、駆動制御データ(速
度指令)Vcomを出力して被写体1の次の動作位置へ
と撮影用カメラ200を駆動制御することで、被写体1
を自動追尾して撮影するようにしている。また、データ
解析装置500は、被写体1の動作の解析情報を記録及
び表示する手段を備えており、図1中の撮影画像VD2
の表示例のように、撮影用カメラ200の撮影画像と共
に解析情報2(被写体位置,速度,軌跡等)を表示でき
るようになっている。
【0014】次に、各装置の構成例を示してより詳細に
説明する。先ず、撮影用カメラ200と駆動制御部40
0の構成について説明する。図2は、図1の撮影用カメ
ラ200及び駆動制御部400の構成例を示しており、
撮影用カメラ200は、モータ213,214の駆動に
よるパン軸211及びチルト軸212の回動により撮像
部220の向き(水平及び垂直方向)が調整され、各モ
ータ215の駆動により撮像部220のズーム,フォー
カス,アイリスが調整されるようになっている。本例で
は、モータ215にはステップモータ(パルスモ−タ)
を使用し、モータ213,214には、高トルクを発生
するダイレクトドライブモータを使用している。
【0015】駆動制御部400は、雲台のモータ213
〜215を駆動する制御CPU410,モータドライバ
420等から構成され、上位制御部(図1の構成例では
データ解析装置500)からの駆動制御データ(速度指
令)Vcomと、リモ−トコントロ−ラ600からの遠
隔制御信号RSとに従って撮影用カメラ200の駆動制
御を並列的に行なう。即ち、駆動制御部400は、上位
制御部からの駆動制御データ(速度指令)Vcom、リ
モ−トコントロ−ラ600からの遠隔制御信号RS及び
データベース401のパラメータPDD(各モータの駆
動制御用パラメータ)を基に、各モータ213〜215
の駆動信号MS1〜MS3を制御CPU410によって
生成/出力し、モータドライバ420を介してサーボ制
御による撮影用カメラ200の制御を行なう。上位制御
部からの駆動制御データVcom及びリモ−トコントロ
−ラ600からの遠隔制御信号RSは予め定められた重
みづけ係数に従って論理和的に入力され、駆動制御デー
タVcomに遠隔制御信号RSを加味(加減算)した形
態で撮影用カメラ200を駆動制御する。
【0016】具体的には、パンニング、チルティング、
ズーミングは、上位制御部からの駆動制御データVco
mに遠隔制御信号RSに基づくオフセットを付加するこ
とにより手動修正可能としている。フォーカス、アイリ
スについてはカメラ単体の自動調整機能をOFFし、上
位制御部からの駆動制御データVcomにより制御する
ようにした上で、パンニング等と同様に遠隔制御信号R
Sに基づくオフセットを付加することにより手動修正可
能としている。
【0017】次に、3次元位置計測装置300及びデー
タ解析装置500の構成について説明する。図3は、図
1の3次元位置計測装置300及びデータ解析装置50
0の主要部の構成例をブロック図で示している。図3に
おいて、3次元位置計測装置300は、センサカメラ1
00で撮影された広角画像VD1内の静止体又は移動体
の中から撮影対象の被写体1を認識する被写体認識部3
10と、被写体1の3次元空間内の現在位置(3次元座
標)を計測する3次元座標計測部320とから構成され
る。3次元位置計測装置300の計測情報PDは、デー
タ解析装置500内の動き解析部510に入力される。
データ解析装置500は、3次元位置計測装置300か
らの計測情報PDにより被写体1の動きを解析し、被写
体1の現時点までの直近の動きベクトルを求める動き解
析部510と、この動き解析部510で求めた動きベク
トルを基に被写体1の次の動きを予測し、次の動きベク
トルを求めて被写体速度V等の予測情報を送出する動き
予測部520と、この動き予測部520からの予測情
報、撮影用カメラ200の方位角/画角を検出する検出
部(図示せず)からの検出情報SD等に基づいてカメラ
ワークの分析及び決定を行ない、駆動制御データ(速度
指令)Vcomを出力して撮影用カメラ200のカメラ
ワークを制御するカメラワーク制御部530と、動き解
析部510で解析した被写体動作の解析情報を記録する
解析情報記録部540と、解析情報を撮影画像と共にあ
るいは単独でモニタ表示する解析情報表示部550とか
ら構成される。
【0018】図4はリモ−トコントロ−ラ600の外観
例を示しており、全体的には直方体状の形状をして上面
に操作部が設けられている。撮影用カメラ200のチル
ティングを操作するジョイスティック601が設けら
れ、パンニングを操作する回動可能な円盤状の操作盤6
02が設けられ、カメラマンが簡易にパンニング及びチ
ルティングを操作して調整できるようになっている。更
にズ−ムを調整するズ−ムスイッチ603、フォ−カス
を調整するフォ−カススイッチ604、アイリスを調整
するアイリススイッチ605が個別に設けられ、それぞ
れ適宜調整できるようになっている。
【0019】上述のような構成において、具体例を示し
てシステム全体の動作例を説明する。図5は、センサカ
メラ100及び撮影用カメラ200の配置設置例を示し
ており、例えば、同図に示すようなスキーの滑降競技を
撮影する場合、滑降コースが被写体(スキー選手)1の
移動領域となり、滑降開始地点から滑降終了地点までの
全領域もしくは一部の領域が自動撮影の対象となる。図
5の例では、2台のセンサカメラ100A,100Bと
1台の撮影用カメラ200とを配置し、一部の領域を撮
影範囲として撮影する場合を例としている。また、被写
体1の3次元位置は、1台のセンサカメラ100の撮影
画像の情報を基に求めることができるが、ここでは、1
計測範囲に2台のセンサカメラ100A,100Bを用
い、三角測量の原理で被写体1の3次元座標を求める場
合の構成を例としている。
【0020】ここで、図1の構成例のように1計測範囲
に1台のセンサカメラを用いる形態では、例えば2点間
を移動したときの被写体1の移動量及び大きさの変化量
の検出値に基づいて被写体1の位置を示す3次元座標を
算出することになり、計測時点ごとに3次元座標を求め
ることができず、リアルタイムに計測情報を提供できな
いという欠点がある。そのため、上記の点や計測装置の
処理負荷の点では、図5の例のように1計測範囲に2台
のセンサカメラを用いる形態の方が好ましい。
【0021】以下、図2〜図5を参照して動作例を説明
する。図5において、センサカメラ100A,100B
で撮影された映像信号VD1はそれぞれ3次元位置計測
装置300に入力される。図3において、3次元位置計
測装置300内の被写体認識部310は、映像信号VD
1をデジタル化した1フレーム分の2次元座標系の画像
データから撮影対象の被写体1を認識する。被写体1の
認識は、例えば画像データの各画素の色度と、被写体認
識データとして予め設定されている複数色のそれぞれの
閾値(色度の範囲:下限の閾値〜上限の閾値)とを比較
し、閾値内を“1”,範囲外を“0”として画素単位に
2値化する。その際、2次元座標系(X,Y座標系)に
て連続する当該色の部分を抽出して計数し、計数値を面
積Sとする。そして当該色の部分が複数存在する場合に
は、例えば、面積Sの大きい部分を撮影対象の被写体1
と認識する。但し、設定されている色で被写体1を必ず
特定できるような撮影条件では大きさによる認識処理は
必要ないため、色だけで認識すれば良い。
【0022】3次元座標計測部320では、被写体認識
部310で求めた面積Sから、抽出部分の重心位置を演
算して被写体1の中心位置C(x,y)とする。この中
心位置は、2台のセンサカメラ100の画像データVD
からそれぞれ演算する。続いて、算出した2つの中心位
置C1(x,y),C2(x,y)と、センサカメラ1
00及び撮影用カメラ200の位置情報とから、被写体
1の3次元空間内の位置(撮影用カメラ200の予め定
められた視点を原点とした被写体1の3次元座標)を三
角測量の原理で算出し、算出した3次元位置情報C
(x,y,z)と被写体1の大きさを示す情報(上記の
面積S)を計測情報PDとして出力する。この計測情報
PDは、データ解析装置500内の動き解析部510に
入力される。
【0023】動き解析部510では、3次元位置計測装
置300からの計測情報PDにより被写体1の動きを解
析し、解析情報を動き予測部520及び解析情報記録部
540に送出する。例えば、今回の計測情報PDtn
(3次元座標情報)と前回の計測情報PDt(n−1)
により、前回の計測時点を起点とする動きベクトルを求
め、求めた動きベクトルの情報(時刻、方位角、距離、
速度等)を解析情報として送出する。動き予測部520
では、動き解析部510からの解析情報に基づいて被写
体1の次の瞬間の動きを予測する。
【0024】ここで、被写体の次の瞬間の動き予測する
方法について第1及び第2の例を示して説明する。な
お、計測間隔と動きベクトルの解析間隔とは必ずしも等
しくないが、ここでは、等しいものする。先ず、第1の
例として、直近の2つの計測情報PDtn,PDt(n
−1)を基に予測する方法について説明する。図6
(A)に示すように、被写体の前回(時点t1)の計測
位置がP1(x,y,z)で、今回(時点t2)の計測
位置がP2(x,y,z)である場合、P1(x,y,
z)とP2(x,y,z)から方位と速度Vとを求め
(本例では動き解析部510にて算出)、同一方向に同
一速度で動くものと予測して、P2→FPの動きベクト
ルを求める。ここで、FP(x,y,z)は、(t2−
t1)時間経過した時点t3での次の移動位置である。
【0025】続いて、第2の例として、直近の3つの計
測情報PDtn,PDt(n−1),PDt(n−2)
を基に予測する方法について説明する。図6(B)に示
すように、被写体の前前回(時点t1)の計測位置がP
1(x,y,z),前回(時点t2)の計測位置がP2
(x,y,z),今回(時点t3)の計測位置がP3
(x,y,z)であったとする。この場合、各時点t1
〜t3の座標から動きベクトルP1→P2,P2→P3
を求める。そして、求めた2つの動きベクトルからP3
→FPの動きベクトルを求める。この方法では、方位角
の変化及び加速度を考慮して予測することになる。計測
間隔が極めて短い場合には、前者の方法で充分である。
尚、予測に用いる計測情報の量を多くして更に先の動き
を予測するようにしても良い。以上のようにして求めた
被写体の動きの予測情報は、カメラワーク制御部530
に入力される。
【0026】カメラワーク制御部530では、画面内の
被写体位置情報動き予測部520からの予測情報、撮影
カメラ200の現時点の方位角/画角を検出する検出部
からの検出情報SDに基づいて、撮影用カメラ200の
方向,移動量及び移動速度を決定する。その際、被写体
の画枠内の最適位置、大きさ等の制御パラメータに従っ
てカメラワークを決定し、パンニング及びチルティング
の各速度指令を生成すると共に、撮影用カメラ200の
ズーム,フォーカス,アイリスを調整するための速度指
令を生成し、駆動制御データVcomとして出力し、駆
動制御部400を介して撮影用カメラ200を駆動制御
する。尚、カメラワーク制御部530における不安定な
制御(ブレ制御等)を補償する機能については後述す
る。
【0027】一方、動き解析部510からの解析情報
(被写体の動きベクトルの情報)を受けた解析情報記録
部540では、解析情報を撮影対象の被写体毎に記憶手
段に時系列に記録する。その際、撮影画像VD2と共に
解析情報を表示するモードであれば、解析情報を解析情
報表示部550に送出する。解析情報表示部550で
は、解析情報に基づいて被写体の現在の位置及び速度、
軌跡等を示す表示データを作成し、例えば図3中の撮影
画像VD3の表示例に示すように、撮影画像VD2と合
成表示する。また、撮影後に表示するモードであれば、
例えば、予め登録された理想の軌跡や速度のデータと比
較して表示するなど、被写体の動きを分析するための情
報を表示あるいはプリント出力する。その際、撮影画像
(1場面,動画の一部,あるいは全て)と合成表示する
ようにしても良い。
【0028】以上のように、被写体の次の瞬間の動きを
予測して、次の動作位置へと撮影用カメラ200の駆動
制御を行なうことにより、従来の自動撮影システムに見
られる映像の動きのぎこちなさは解消されることにな
る。また、撮影用カメラ200を複数設置し、撮影用カ
メラ200を切り換えながら撮影する構成とした場合、
被写体の動きの予測情報を利用することにより、各視野
領域の境界をまたがって移動する被写体を連続的に自動
追尾して撮影することが可能となる。また、計測範囲を
分割して各センサカメラ100を配置する構成では、3
次元位置計測装置300で被写体の動きを予測し、計測
範囲を切り換えながら計測処理を行なうことで、計測範
囲をまたがって移動する被写体の計測を連続的に行なう
ことができる。さらに、従来のシステムと比較して被写
体位置の計測間隔を大きくとることができるので、情報
処理量が減り、制御系の処理負荷が軽減される。
【0029】ところで、撮影用カメラ200の映像の動
きが滑らか過ぎると人工的な映像となり、返って画像か
ら臨場感が失われることになる。そこで、本発明では、
次のような不安定な制御(ブレ制御等)を補償する機能
をカメラワーク制御部530に備えることで、カメラマ
ンの手のぶれや意図的な操作により生じるタイムラグを
補償して、カメラワークを調整するようにしている。例
えば、画面内での最適被写体位置と現在位置とのズレの
大きさに応じて不安定さを増加させるように、ズレ量に
応じて最適被写体位置を変動させるブレ制御用の補正関
数を予めテーブルに設定しておき、カメラワークを決定
する際、画面内での最適被写体位置と現在位置とのズレ
量を比較し、ズレ量の許容値を越えた場合、ズレ量に応
じて撮影用カメラ200の駆動速度の補正(通常の補
正)を行なうと共に、上記ブレ制御用の補正関数で補正
して撮影用カメラ200の駆動速度を制御するようにす
る。
【0030】また、図5に示したスキーの滑降競技を撮
影する場合の例のように、被写体が移動するコースが決
まっている場合には、一流カメラマンが実際に撮影用カ
メラ200を操作して被写体を追尾した時の操作情報か
ら、ブレ制御やズーム制御の補正関数を設定するように
しても良い。この場合、コースの通過地点の位置情報を
設定すると共に、通過地点に対応させて補正関数を設定
しておき、コースの通過地点に応じて制御するようにし
ても良い。
【0031】更に、本発明ではデータ解析装置500か
らの駆動制御データVcomの他に、リモ−トコントロ
−ラ600からも遠隔制御信号RSを手動で発生させて
撮影用カメラ200の駆動を修正できる。従って、カメ
ラマンは全くの自動操作ではなく、自分のカメラワ−ク
を取り入れた撮影を実現できる。
【0032】尚、上述した実施の形態においては、被写
体の動きの解析機能をデータ解析装置500に設ける場
合を例として説明したが、3次元位置計測装置300側
に設ける構成としても良い。また、上述のリモ−トコン
トロ−ラの形状等は任意であり、撮影用カメラを操作す
ることが可能なものであれば良い。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動/
手動撮影カメラシステムによれば、センサカメラの広角
画像から撮影対象の被写体を認識してその3次元位置を
逐次計測し、計測情報から解析した被写体の動きに応じ
て撮影用カメラを駆動制御するようにしているので、広
範囲の3次元空間内を移動する対象を自動追尾して無人
で、しかもカメラマンのカメラワ−クを取り入れて撮影
することができる。そのため、カメラマンが撮影できな
いような位置(例えば、木の上,コンサート会場のハイ
ポジション,災害現場等)からでも、迫力のある映像を
自動的に、しかも臨場感をもって撮影することができる
ようになり、一流カメラマンを越えるカメラワークを実
現することができる。また、被写体の次の瞬間の動きを
予測して撮影用カメラを駆動制御するようにしているの
で、撮影映像内の被写体の不自然な動きを無くすことが
できる。さらに、被写体の動作の解析情報を撮影画像の
付加情報として表示することができるので、新しい映像
効果をもたらすことができると共に、被写体の詳細な動
きを分析することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動/手動撮影カメラシステムの概略
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の撮影用カメラ200と駆動制御部400
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の3次元位置計測装置300とデータ解析
装置500の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に用いるリモ−トコントロ−ラの一例を
示す外観図である。
【図5】本発明システムに用いるセンサカメラと撮影用
カメラの配置構成の一例を示す図である。
【図6】本発明システムにおける被写体の動きの予測方
法の具体例を説明するための図である。
【図7】従来のカメラシステムにおける被写体の自動追
尾の方法の一例を説明するための図である。
【図8】従来のカメラシステムにおける被写体の自動追
尾の方法の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 被写体 100 センサカメラ 200 撮影用カメラ 210 駆動機構部(雲台) 220 撮像部 300 3次元位置計測装置 310 被写体認識部 320 3次元座標計測部 400 駆動制御部 401 データベース 410 制御CPU 420 モータドライバ 500 データ解析装置 510 動き解析部 520 動き予測部 530 カメラワーク制御部 540 解析情報記録部 550 解析情報表示部 600 リモ−トコントロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 一雄 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 石川 秋男 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 津田 貴生 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 沼澤 潤二 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 鈴木 尊人 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 岡本 浩幸 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 桑原 裕之 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ操作者の視野に相当する広角画像
    を撮影するセンサカメラと、外部制御信号により自動操
    作が可能であると共に、手動による遠隔制御が可能な撮
    影用カメラと、予め登録された色情報に基づいて前記セ
    ンサカメラで撮影された広角画像内の静止体又は移動体
    の中から撮影対象の被写体を認識すると共に、前記被写
    体の3次元空間内の現在位置を逐次計測する3次元位置
    計測部と、前記3次元位置計測部の計測情報に基づいて
    前記被写体の3次元空間内の動きを解析する動き解析部
    と、前記動き解析部で解析した被写体の動きおよび前記
    遠隔制御で前記撮影用カメラを駆動制御するカメラワー
    ク制御部とを備えたことを特徴とする自動/手動撮影カ
    メラシステム。
  2. 【請求項2】 前記動き解析部で解析した被写体の動き
    のベクトル情報から前記被写体の次の瞬間の動きを予測
    する動き予測部を備え、前記カメラワーク制御部は、前
    記動き予測部で予測した被写体の動きに応じて前記撮影
    用カメラを自動的に駆動制御するようになっている請求
    項1に記載の自動/手動撮影カメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記撮影用カメラの画面内での最適被写
    体位置と現在位置とのズレ量に応じて前記最適被写体位
    置を変動させる補正関数を予め設定しておき、前記カメ
    ラワーク制御部は、前記補正関数に従って前記最適被写
    体位置を変動させるようになっている請求項1又は2に
    記載の自動/手動撮影カメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記動き解析部で解析した被写体の動き
    解析情報を時系列に記録する解析情報記録手段と、前記
    被写体の動き解析情報から前記被写体の現在位置,速
    度,軌跡の各要素のうち少なくとも1要素を含む表示デ
    ータを作成し、前記被写体の撮影映像と共に表示する解
    析情報表示手段とを備えた請求項1乃至3のいずれかに
    記載の自動/手動撮影カメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記カメラワーク制御部から出力される
    制御信号は、パンニング,チルティング,フォーカス,
    ズーム及びアイリスの各要素のうち少なくとも1要素の
    制御信号を含んでいる請求項1乃至4のいずれかに記載
    の自動/手動撮影カメラシステム。
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