JPH10295476A - 家具の幕板装置 - Google Patents

家具の幕板装置

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JPH10295476A
JPH10295476A JP11479997A JP11479997A JPH10295476A JP H10295476 A JPH10295476 A JP H10295476A JP 11479997 A JP11479997 A JP 11479997A JP 11479997 A JP11479997 A JP 11479997A JP H10295476 A JPH10295476 A JP H10295476A
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Satoshi Ota
聡 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローゼットと部屋の天井面との間に生じる
隙間を簡単に塞ぎ、クローゼットの移動等に伴う隙間の
大きさの変化にも容易に対応する。 【解決手段】 クローゼット本体(10)の上部に方形枠状
の幕板部材(30)を配置する。ハンドル(54)の操作により
ボルト(53)を回転させることで、ボルト(53)が上動して
幕板部材(30)が上昇し、天井面(65)との隙間を塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具と部屋の天井
面との間に生じる隙間を塞ぐ幕板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルトイン家具は、その設置場
所の内寸に対してある程度余裕を持たせた規格寸法で量
産されることが多く、これは部屋の天井や壁の不陸、断
熱構造の採用等によりその設置場所の内寸が変わった
り、規格住宅であっても設置場所の天井面の高さが若干
異なることがあるためであり、従ってこの家具を設置場
所に設置した場合には、家具と天井面との間に隙間が生
じることになり、この隙間を塞ぐ処置が必要となる。
【0003】従来においては、図6に示すように、合板
(1)を家具(2)の上面前端部に取り付けて天井面(3)と
の間の隙間を塞いだり、また図7に示すように、軟質樹
脂材(4)を家具(2)の上面前端部に取り付けて天井面
(3)との間の隙間を塞いだり、さらには図8に示すよう
に、天井面(3)から角柱(5)を介して天井面(3)と家具
(2)との間の隙間に至るまでのクロス(6)を貼るといっ
た処置がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来例では、現場での職人による合板(1)の削り合
わせといった煩雑な作業が必要であり、しかも合板(1)
の突出量が決まってしまうため、家具(2)を所定の設置
場所に設置した後で他の場所に移し変えることが困難で
あった。
【0005】図7に示す従来例では、軟質樹脂材(4)が
撓むことによって隙間の大きさが多少変わっても対応で
きるようになっているが、軟質樹脂材(4)の突出量は決
まっているので、上記と同様に家具(2)の移し変えが困
難である。しかも、軟質樹脂材(4)の突出量が大きいと
軟質樹脂材(4)に腰がなくなって撓み易くなるため、突
出量はさほど大きくすることができず、これにより数ミ
リ程度の小さな隙間にしか対応できない。
【0006】図8に示す従来例においては、クロス(6)
を貼る作業が非常に煩雑となり、しかも家具(2)を所定
の設置場所から移動すると、クロス(6)が天井面(3)に
中途半端に貼られた状態で残るため、設置した後に移し
変えのない家具(2)に限定される。このように、従来の
処置では、手間がかかることが多く、また家具(2)の移
し変えに際して大工工事や仕上工事が必要となり、今後
さらにニーズが高まると予想される家具の移し変えを伴
うリフォームに対応しずらいといった不具合があった。
【0007】本発明は、上記に鑑み、隙間を簡単に塞ぐ
ことができ、家具の移し変えに伴う隙間の変化にも柔軟
に対応でき、しかもその調整を素人にでも簡単に行うこ
とができる幕板装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、家具本体の上部に昇降可能に配された幕板部
材と、該幕板部材を昇降させる昇降手段とを備えたもの
である。これにより、幕板部材を昇降させて家具と部屋
の天井面との間に生じる隙間を簡単に塞ぐことができ、
しかも一度設置した家具をリフォーム等に伴って移し変
えたときに隙間の大きさが変わっても、容易に対応する
ことができる。
【0009】また、幕板部材は方形枠状であって、その
左右側面板が家具本体の左右側板と面一とされ、幕板部
材の上昇時に幕板部材の左右側面板と家具本体の左右側
板との間に生じる隙間を塞ぐ化粧材が幕板部材内に設け
られている。さらに、最大上昇時における幕板部材の前
後面板の下端が、家具本体の扉及び背板の上端よりも下
方に位置している。これにより、幕板部材の上昇に伴っ
て生じる家具の側面側、前面側及び背面側の隙間を塞ぐ
ことができる。
【0010】さらに、昇降手段は、一端が幕板部材側に
回転可能に軸支され他端が家具本体側に螺合された左右
一対のボルトと、該ボルトを手動操作により回転させる
ためのハンドルとを備えている。これにより、手動でハ
ンドルを操作するだけで、ボルトが回転して上下動し、
幕板部材が昇降する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の
幕板装置の要部分解斜視図、図2は幕板装置を備えたク
ローゼットの分解斜視図、図3は幕板装置の要部平面
図、図4は同じくその要部側面図、図5は幕板部材が上
昇したときの幕板装置の要部側面図である。
【0012】本実施形態の幕板装置を備えたクローゼッ
トは、図2に示すように、クローゼット本体(10)と、該
クローゼット本体(10)の側部に配された隙間閉塞装置(1
1)と、前記クローゼット本体(10)の下部に配された走行
装置(12)とを備えている。前記クローゼット本体(10)
は、ダボ孔付きの左右側板(13)(14)と、該両側板(13)(1
4)に開閉自在に取り付けられた扉(15)と、前記両側板(1
3)(14)間に差し渡された背板(16)と、両側板(13)(14)及
び背板(16)が立設された台輪(17)付きの底板(18)とから
上面開放の箱形に形成されており、前記扉(15)及び背板
(16)の上端部が両側板(13)(14)の上端部よりも上方に突
出している。
【0013】そして、両側板(13)(14)間には、これらと
平行にダボ孔付きの中間板(19)が立設されている。この
中間板(19)と両側板(13)(14)との間には、前後一対の横
材(20)、及びダボ孔に挿入されたピンを介して複数の柵
板(21)が差し渡され、また引き出し式の複数の収納箱(2
2)が収容されている。前記隙間閉塞装置(11)は、前後方
向に配されたボルト(25)をクローゼット本体(10)の前面
側よりドライバーによって回転させることにより、軟質
部材(26)の外方向への突出量を可変してクローゼットと
部屋の壁面との隙間を塞ぐ構造となっている。
【0014】前記走行手段(12)は、底板(18)を貫通した
ハンドル(27)を手動で回転させることにより、図示しな
いギア機構を介して4個のキャスタ−が台輪(17)よりも
下方に突出してクローゼットの走行を可能にする構造と
なっている。そして、本実施形態の幕板装置(29)は、図
1乃至図5に示すように、クローゼット本体(10)の上部
に昇降可能に配された幕板部材(30)と、該幕板部材(30)
を昇降させる昇降手段(31)とを備えている。
【0015】前記幕板部材(30)は、前後面板(32)(33)及
び左右側面板(34)(35)が方形枠状に組み合わされてな
り、この幕板部材(30)の上面は、前後面板(32)(33)及び
左右側面板(34)(35)の上端面がすべて同じ高さ位置に配
されて平坦となっており、下面は、前後面板(32)(33)の
下端部が左右側面板(34)(35)の下端部よりも下方に突出
することによって段差が形成されている。なお、左右側
面板(34)(35)の上端面の前後には、軟質樹脂等からなる
クッション材(36)が取り付けられている。
【0016】そして、幕板部材(30)の前後面板(32)(33)
がクローゼット本体(10)の左右側板(13)(14)間に嵌り込
んだ状態でクローゼット本体(10)の横材(20)の上端面に
載置されるとともに、幕板部材(30)の左右側面板(34)(3
5)がクローゼット本体(10)の左右側板(13)(14)の上端面
に載置されている。すなわち、幕板部材(30)の下面の段
差を利用して、幕板部材(30)がクローゼット本体(10)の
上部に嵌合されている。この状態において、幕板部材(3
0)の前後面板(32)(33)の外側にクローゼット本体(10)の
扉(15)及び背板(16)が位置し、幕板部材(30)の左右側面
板(34)(35)とクローゼット本体(10)の左右側板(13)(14)
とが面一となっている。これにより、クローゼットの美
観を損なうことがなく、またクローゼットの側面同士を
合わせて並置した場合でもクローゼット間に隙間が生じ
にくくなっている。
【0017】また、幕板部材(30)の前後面板(32)(33)間
には、左右側面板(34)(35)の内面に沿って左右一対の金
属製の化粧材(40)が差し渡されている。この化粧材(40)
は、その複数のビス挿入孔(41)に内側よりビス(42)を挿
入することにより前後面板(32)(33)及び左右側面板(34)
(35)に固定されている。そして、化粧材(40)の左右側面
板(34)(35)に対向する部分が、左右側面板(34)(35)の下
端面よりも下方に突出しており、幕板部材(30)の上昇に
伴って生じる幕板部材(30)の左右側面板(34)(35)とクロ
ーゼット本体(10)の左右側板(13)(14)との間の隙間を塞
ぐようになっている。
【0018】さらに、幕板部材(30)の最大上昇時におい
て、幕板部材(30)の前後面板(32)(33)の下端が、クロー
ゼット本体(10)の扉(15)及び背板(16)の上端よりも下方
に位置するように設定されており、幕板部材(30)の上昇
に伴って生じる前面側及び背面側の隙間を扉(15)及び背
面板(16)によって塞ぐようになっている。前記昇降手段
(31)は、一端が前記化粧材(40)に溶接された左右一対の
第一プレート(50)と、クローゼット本体(10)の左右側板
(13)(14)にビス(51)止めされた左右一対の第二プレート
(52)と、前記第一プレート(50)と第二プレート(52)とを
連結する左右一対のボルト(53)と、該ボルト(53)を手動
操作により回転させるためのハンドル(54)とを備えてい
る。
【0019】前記第一プレート(50)は、金属板をL字状
に折曲してなり、化粧材(40)の中央下端に配置され、そ
の水平部にはボルト挿入孔(60)が形成されている。ま
た、前記第二プレート(52)は、金属板をL字状に折曲し
てなり、第一プレート(50)の直下に配置され、その水平
部には上下方向に突出したナット(61)が一体的に形成さ
れている。
【0020】前記ボルト(53)は、その上端が割ピン挿入
用の小孔(62)を有する小径部(63)とされ、この小径部(6
3)が第一プレート(50)のボルト挿入孔(60)に下方より挿
入され、第一プレート(50)の水平部よりも上方に突出し
た小径部(63)に抜け止めリング(64)が外嵌されるととも
に、小径部(63)の小孔(62)に図示しない割ピンが挿入さ
れている。なお、ボルト(53)の小径部(63)に抜け止めリ
ングを圧入すれば割ピンを廃止できる。
【0021】これによって、ボルト(53)の上端が第一プ
レート(50)に回転可能に軸支されるとともに、ボルト(5
3)の第一プレート(50)からの抜けが防止されている。ま
た、ボルト(53)の中間部は、第二プレート(52)のナット
(61)に螺合されている。前記ハンドル(54)は、ボルト(5
3)よりも大径の有底円筒状で、ボルト(53)の下端に外嵌
されている。
【0022】上記構成において、ビルトインクローゼッ
トを部屋の所定の設置場所に設置したとき、部屋の天井
面(65)との間に隙間が生じると、この隙間を塞ぐため
に、左右のハンドル(54)を手動で回転させる。すると、
図5に示すように、ボルト(53)が上動してその先端の段
差部分で第一プレート(50)を押し上げ、これによって幕
板部材(30)が上昇し、その方形枠状の平坦な上面がクッ
ション材(36)を介して天井面(65)に当接し、幕板部材(3
0)によって天井面(65)との隙間が閉塞される。このと
き、天井面(65)が傷付くことなく、また天井面(65)に対
して幕板部材(30)が突っ張るので地震等によるクローゼ
ットの転倒も防止できる。しかも、上述したようにクロ
ーゼットの側面側の隙間が化粧材(40)によって塞がれ、
前面及び背面側の隙間が扉(15)及び背板(16)によって塞
がれ、クローゼットの美観を損なうこともない。
【0023】一方、ボルト(53)を先程とは反対の方向に
回転させると、図4に示すようにボルト(53)が下動し、
幕板部材(30)は下降する。このように、本実施形態の幕
板装置(29)は、ハンドル(54)を回転させるだけの素人に
でもできる極めて簡単な操作により幕板部材(30)を昇降
させて、クローゼットと部屋の天井面(65)との間に生じ
る隙間を塞ぐことができ、一度設置したビルトインクロ
ーゼットをリフォーム等に伴って移し変えたときに、新
たに大工工事や仕上工事を必要とせずに極めて容易に対
応することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上
記実施形態においては、幕板装置をクローゼットに適用
したが、タンスや本棚等といったの各種家具に適用して
もよい。また、昇降手段として、リンク機構やピンオン
ラック機構を採用してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、幕板部材を昇降させることによって、従来の
ように手間をかけずに家具と部屋の天井面との間に生じ
る隙間を簡単に塞ぐことができ、一度設置した家具をリ
フォーム等に伴って移し変えるときにも、従来のように
新たに大工工事や仕上工事を必要とせずに極めて容易に
対応することができる。また、幕板部材は方形枠状であ
るため、天井面には方形枠状の上面が広範囲にバランス
良く面接触することになり、天井面を傷付けることがな
く、また地震等における家具の転倒防止対策にもなる。
【0026】また、幕板部材の上昇に伴って生じる幕板
部材の左右側面板と家具本体の左右側板との間の隙間を
化粧材によって塞ぐことができ、また家具の前面側及び
背面側の隙間を家具本体の扉及び背板によって塞ぐこと
ができるので、幕板部材が昇降するにもかかわらず、家
具に隙間が生じず美観を損なうことがない。さらに、手
動でハンドルを操作するだけの素人にでもできる極めて
簡単な操作により、幕板部材を昇降させることができ、
使用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の幕板装置の要部分解斜視
図である。
【図2】幕板装置を備えたクローゼットの分解斜視図で
ある。
【図3】幕板装置の要部平面図である。
【図4】同じくその要部側面図である。
【図5】幕板部材が上昇したときの幕板装置の要部側面
図である。
【図6】従来の隙間閉塞処理を示す図 である。
【図7】従来の他の隙間閉塞処理を示す図である。
【図8】従来のその他の隙間閉塞処理を示す図である。
【符号の説明】
(10) クローゼット本体 (13) 左側板 (14) 右側板 (15) 扉 (16) 背板 (30) 幕板部材 (31) 昇降手段 (32) 前面板 (33) 後面板 (34) 左側面板 (35) 右側面板 (40) 化粧材 (53) ボルト (54) ハンドル (65) 天井面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具と部屋の天井面との間に生じる隙間
    を塞ぐものであって、家具本体の上部に昇降可能に配さ
    れた幕板部材と、該幕板部材を昇降させる昇降手段とを
    備えたことを特徴とする家具の幕板装置。
  2. 【請求項2】 前記幕板部材は方形枠状であって、その
    左右側面板が前記家具本体の左右側板と面一とされ、前
    記幕板部材の上昇時に前記幕板部材の左右側面板と前記
    家具本体の左右側板との間に生じる隙間を塞ぐ化粧材が
    前記幕板部材内に設けられた請求項1記載の家具の幕板
    装置。
  3. 【請求項3】 最大上昇時における前記幕板部材の前後
    面板の下端が、前記家具本体の扉及び背板の上端よりも
    下方に位置する請求項1又は2記載の家具の幕板装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段は、一端が前記幕板部材側
    に回転可能に軸支され他端が前記家具本体側に螺合され
    た左右一対のボルトと、該ボルトを手動操作により回転
    させるためのハンドルとを備えた請求項1乃至3のいず
    れかに記載の家具の幕板装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152576A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Nip:Kk 家具転倒防止器具
JP2022108289A (ja) * 2021-01-13 2022-07-26 三菱電機株式会社 食器洗い機

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JP2005152576A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Nip:Kk 家具転倒防止器具
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