JPH10295491A - 椅子の肘掛け装置 - Google Patents
椅子の肘掛け装置Info
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- JPH10295491A JPH10295491A JP9110665A JP11066597A JPH10295491A JP H10295491 A JPH10295491 A JP H10295491A JP 9110665 A JP9110665 A JP 9110665A JP 11066597 A JP11066597 A JP 11066597A JP H10295491 A JPH10295491 A JP H10295491A
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Abstract
つ角度調節可能な椅子の肘掛け装置において、高さ及び
角度の調節用のレバーを一切設けず、しかも肘から先の
腕を肘掛け部に乗せたまま、一連の簡単な操作で肘掛け
部の高さと角度を同時に調節することができるようにな
した椅子の肘掛け装置を提供する。 【解決手段】 座部又は脚部から立ち上がった支持部に
対して肘掛け部が高さ調節可能な椅子の肘掛け装置であ
って、前記支持部5に肘掛け部6を所定高さに係合保持
し且つ操作部材17(18)の変位によって係合を係脱
する高さ調節機構を備え、肘掛け部を支持部に対して移
動させることで前記高さ調節機構の操作部材が連動して
高さ調節を行えるとともに、元の位置に復帰させること
で設定高さを維持してなる。
Description
に係わり、更に詳しくは肘掛け部が高さ調節可能且つ角
度調節可能な椅子の肘掛け装置に関する。
ら立ち上がった支持部に対して高さ調節可能なものは既
に提供されている。そして、肘掛け部の高さ調節機構と
しては、支持部を外杆と内杆とで伸縮自在に構成すると
ともに、固定側の杆体に上下方向に一定間隔毎に係合孔
を形成し、可動側の杆体から出没する係合爪を前記係合
孔に係脱することによって多段階で高さ調節するもの、
あるいは支持部内に配したガスシリンダーにて肘掛け部
を無段階で高さ調節するものがあり、係合爪を出没操作
する操作部材あるいはガスシリンダーを制御する操作部
材を肘掛け部の内部又は近傍に配したレバーに連動させ
た構造が存在する。
可能なものも既に提供されている。そして、肘掛け部の
角度調節機構としては、支持部の上端に肘掛け部の中央
部を傾動可能に枢着するとともに、支持部の前後一端部
に複数の係合凹部を上下方向に所定間隔で形成し、該係
合凹部に肘掛け部の前後一端部に突設した突起を弾性的
に嵌合して角度調節するものがあり、それを操作するた
めの部分又はレバーを肘掛け部に設けた構造が存在す
る。
もに、角度調節可能であるものも存在する。この場合、
高さ調節機構と角度調節機構とは全く独立した機構とな
っており、それぞれを操作するためのレバーが肘掛け部
又はその近傍に設けられている。従って、肘掛け部の高
さと角度を共に調節する場合には、それぞれのレバーを
操作しなければならず、その操作が非常に手間であるば
かりでなく、レバーが露出しているので外観性を損なう
といった問題も有する。また、肘掛け部の高さ及び角度
を調節する場合には、肘から先の腕を肘掛け部から離し
て行わなければならないので、調節した後に肘掛け部に
腕を乗せて調節具合を確かめ、具合が悪ければ再度調節
する必要があった。あるいは、肘掛け部に乗せた腕とは
反対側の手で調節を行っていたので、操作に無理があっ
た。
鑑み、解決しようとするところは、肘掛け部が高さ調節
可能又は高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子の肘掛け
装置において、高さ及び角度の調節用のレバーを一切設
けず、しかも肘から先の腕を肘掛け部に乗せたまま、一
連の簡単な操作で肘掛け部の高さを調節することがで
き、あるいは高さと角度を同時に調節することができる
ようになした椅子の肘掛け装置を提供する点にある。
決のために、座部又は脚部から立ち上がった支持部に対
して肘掛け部が高さ調節可能な椅子の肘掛け装置であっ
て、前記支持部に肘掛け部を所定高さに係合保持し且つ
操作部材の変位によって係合を係脱する高さ調節機構を
備え、肘掛け部を支持部に対して移動させることで前記
高さ調節機構の操作部材が連動して高さ調節を行えると
ともに、元の位置に復帰させることで設定高さを維持し
てなる椅子の肘掛け装置を構成した。
がった支持部に対して肘掛け部が高さ調節可能且つ角度
調節可能な椅子の肘掛け装置であって、前記支持部に肘
掛け部を所定高さに係合保持し且つ操作部材の変位によ
って係合を係脱する高さ調節機構を備えるとともに、支
持部の上端に設けた肘掛け部を所定角度に係合保持し且
つ該肘掛け部を一方向に弾性付勢力に抗して移動させる
ことによって係合を解除する角度調節機構を備え、前記
高さ調節機構の操作部材を前記角度調節機構の移動部分
に連係させ、肘掛け部を一方向に移動させることで高さ
調節と角度調節とを行えるとともに、他方向に復帰させ
ることで設定高さと設定角度を維持してなる椅子の肘掛
け装置を構成した。
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る椅子
を示し、図2〜図6は本発明の第1実施形態の要部を示
し、図中1は椅子の脚部、2は座部、3は背凭れ部、4
は肘掛け装置、5は支持部、6は肘掛け部をそれぞれ示
している。
は、座部2又は脚部1から立ち上がった支持部5に対し
て肘掛け部6を高さ調節可能且つ角度調節可能に設けた
ものである。前記支持部5は、座部2又は脚部1に固定
した支持アーム7の上部に、中空状の昇降体8を上下ス
ライド可能に外嵌した構造を有する。そして、前記支持
アーム7と昇降体8との間には、支持アーム7に対して
昇降体8の高さを調節し且つその高さを維持するための
高さ調節機構が設けられている。また、前記昇降体8の
上端には、角度調節機構を構成する固定部材9が固着さ
れており、同様に角度調節機構を構成する肘掛け部6の
補強を兼ねた傾動部材10が前記固定部材9に対して角
度調節可能に取付けている。
3、図4及び図6に基づいて詳しく説明する。前記支持
アーム7は断面長円形の中空の杆体であり、その上部に
装着する昇降体8は二つの板状折曲部材8A,8Bを互
いに接合することによって内部が中空状に形成される。
一方の板状折曲部材8Aは、前記支持アーム7のフラッ
ト状側面に対面する側面板11と、その前縁に直角に折
曲形成した前記支持アーム7の円弧状側面に対面する折
曲板12とを有し、前記側面板11の後縁部を接合部1
1Aとなすとともに、前記折曲板12の端縁に取付部1
2Aを外向きに直角に折曲形成したものである。また、
前記折曲板12には、上下方向に延びた縦孔13を形成
し、該縦孔13内に前記支持アーム7の上端部の円弧状
側面に突設した上下2本の係合ピン14,14を挿通
し、係合ピン14が上下移動できるようにしている。
尚、前記係合ピン14は、本実施形態では上下2本突設
したが、強度に問題がなければ1本でも良い。しかし、
支持アーム7に対する昇降体8の上下移動を案内するた
めには、前記係合ピン14は縦孔13内を上下移動する
ので、2本以上が好ましい。また、他方の板状折曲部材
8Bは、前記板状折曲部材8Aを180度回転させた形
状と略同一であり、側面板15の後縁に折曲板16を直
角に折曲形成し、前記側面板15の前縁部を前記取付部
12Aに接合する接合部15Aとなすとともに、前記折
曲板16の端縁に前記接合部11Aに接合する取付部1
6Aを外向きに直角に折曲形成したものである。そし
て、板状折曲部材8Aの縦孔13に前記係合ピン14,
14を挿通した状態で、板状折曲部材8A,8Bの接合
部11Aと取付部16A及び取付部12Aと接合部15
Aを互いに接合し、ネジ止めなどの固定手段で連結し、
内部が中空状の昇降体8を構成するのである。
4に係脱して支持アーム7に対する昇降体8の高さを調
節するための操作部材17を設けている。この操作部材
17は、二枚の長尺板材が互いに長辺を回動可能に連結
された蝶番状の係合部材18と、該係合部材18の一方
の板材に固定されて上方へ延びた操作ピン19とから構
成され、前記係合部材18の一方の板材である固定板1
8Aを、前記板状折曲部材8Aの側面板15の前縁部に
固定し、他方の板材である可動板18Bを前記折曲板1
2に重合できるように配し、該可動板18Bに上下方向
に一定間隔毎、即ち前記係合ピン14,14の軸間距離
をピッチとして、該係合ピン14に係合する係合孔2
0,…を所定数、本実施形態では7個形成している。こ
れによって、前記係合ピン14,14を係合する係合孔
20の位置を選択すれば、6段階の高さ調節ができるよ
うになっている。そして、前記操作ピン19は、可動板
18Bの上端部に固着されており、該操作ピン19を移
動させることによって、可動板18Bを回動させ、係合
孔20を係合ピン14に係合した状態と、係合を解除し
た状態とを実現するのである。
に区画板21を設けて、支持アーム7の内部を区画し、
一方の区画空間内に圧縮コイルばね22を内装してい
る。前記圧縮コイルばね22の下端は、区画板21の下
端に設けた底板23に当止され、無負荷の状態で圧縮コ
イルばね22の上部は支持アーム7から上方に突出する
長さとなっている。尚、前記係合ピン14は、基端部を
前記区画板21に固定し、支持アーム7の円弧状側面を
貫通して取付けている。また、前記昇降体8の外部は合
成樹脂製の化粧カバー24で覆われている。更に、図示
しないが、前記支持アーム7と昇降体8との間には適宜
スライド部材を介装し、支持アーム7に対して昇降体8
がガタつきなくスムーズに上下移動できるようになって
いる。
及び図6に基づいて詳しく説明する。先ず、前記固定部
材9は、昇降体8の上端に固着する水平な基板25の両
側縁に垂直な支持板26,26を立設し、該支持板26
の前部は基板25よりも前方へ延びてその上端間に係合
板27を水平に固着し、該係合板27の前端部を支持板
26よりも前方に突出させて係合突片27Aとなしてい
る。そして、前記基板25の略前後中心部に対応する両
支持板26,26には水平に長孔28,28を形成して
いる。また、前記傾動部材10は、その外部を合成樹脂
製の化粧カバー29で覆い、又は化粧カバー29内に傾
動部材10をインサート成形することによって肘掛け部
6を構成するのである。尚、前記圧縮コイルばね22の
上端は、前記固定部材9の基板25の下面に圧接し、支
持アーム7内の底板23に対して固定部材9、即ち昇降
体8を上方へ弾性付勢している。
状に応じて前後方向に延びた補強板30の両側縁に垂直
な保持板31,31を下設し、両保持板31,31の前
後略中央部に形成した軸孔32,32に支軸33を貫通
すると同時に、前記長孔28,28に挿入し、支軸33
を保持板31,31に固着又は抜止め処理している。ま
た、前記傾動部材10の両保持板31,31は、固定部
材9の両支持板26,26の外面に多少のクリアランス
を設けて近接配置している。それにより、前記傾動部材
10は、固定部材9の長孔28,28内に挿通した支軸
33を中心として、上下傾動可能、即ち角度変更可能で
あるとともに、長孔28,28に沿って前後方向にスラ
イド移動可能である。また、前記傾動部材10の両保持
板31,31の前端部間にはブロック状の係合部材34
を固定し、該係合部材34の後面側には水平な複数の係
合溝34A,…を上下に並設し、選択された一つの係合
溝34Aに前記係合板27の係合突片27Aが係合する
ことによって、肘掛け部6を所定の角度に調節、維持で
きるようになっている。本実施形態では前記係合溝34
Aは4条設けているので、肘掛け部6を支軸33を中心
として4段階の角度調節ができる。
と、支軸33との間には引張りコイルばね35を介装
し、常に傾動部材10を後方へ弾性付勢している。ここ
で、前記支軸33と長孔28及び係合突片27Aと係合
溝34Aとの関係は、前記引張りコイルばね35によっ
て傾動部材10が後方へ引っ張られて、支軸33が長孔
28の後端に位置する時に、係合突片27Aと係合溝3
4Aが最も深く係合している状態となっている。そし
て、引張りコイルばね35の弾性付勢力に抗して肘掛け
部6、即ち傾動部材10を前方へスライド移動させるこ
とによって、係合溝34Aが係合突片27Aから離れ、
両者の係合が解除されて、傾動部材10は支軸33を中
心として角度調節すべく上下に傾動させることができ、
所定の角度に調節した後、引張りコイルばね35の弾性
付勢力によって傾動部材10を後方へスライド復帰させ
て対応する係合溝34Aに係合突片27Aを係合し、そ
の設定角度を維持するのである。
ド移動させる際に、前記高さ調節機構の操作ピン19を
スライド移動部分に連係させることによって、前記操作
部材17を構成する可動板18Bを折曲板12から離れ
る方向に回動させ、即ち係合ピン14,14と係合孔2
0,20との係合を解除させて、肘掛け部6の高さを調
節すべく、支持アーム7に対して昇降体8を上下移動さ
せることができ、傾動部材10を後方へスライド復帰さ
せた際に、操作ピン19を介して可動板18Bを回動さ
せ、再度係合ピン14,14と係合孔20,20を係合
させ、設定高さに維持できるようになっている。
掛け部6のスライド移動部分との連係を以下のようにし
ている。つまり、前記支軸33の移動に伴って固定部材
9内で前後にスライド移動するスライド部材36に前記
操作ピン19を連係させている。このスライド部材36
は、ブロック状の合成樹脂製で後部下端に前記固定部材
9の基板25上に摺接する摺動部37を有するととも
に、後部中央部に後方へ開放した切欠部38を形成し、
該切欠部38に対応する側面位置に前記長孔28よりも
短い水平な長孔39,39を形成し、前部に上下に貫通
し幅方向に長い開口40を形成したものである。また、
前記スライド部材36の幅は、前記固定部材9の両支持
板26,26の間隔に僅かのクリアランスを除いて略一
致させている。そして、前記スライド部材36を両支持
板26,26間に配するとともに、前記支軸33に長孔
39,39を遊挿するとともに、前記開口40内に前記
操作ピン19の上端部を受け入れている。また、前記引
張りコイルばね35の一端部はスライド部材36の切欠
部38内に位置する支軸33に係止している。
イルばね35の弾性付勢力によって支軸33が固定部材
9の長孔28の後端に位置する状態で、スライド部材3
6の長孔39の後端に支軸33が位置し且つ前記係合部
材18の可動板18Bが昇降体8の折曲板12に接触
し、係合ピン14と係合孔20が係合した状態における
操作ピン19を開口40内に受け入れることができる位
置関係になっている。図6は、肘掛け部6の高さ及び角
度が所定の状態に維持されている状態を示している。
6の高さ及び角度を調節する手順を説明する。先ず、肘
掛け部6の角度のみを調節する場合を説明する。肘掛け
部6の上面に肘から先の腕を乗せたまま、その手で肘掛
け部6の前部を持って肘掛け部6を引張りコイルばね3
5の弾性付勢力に抗して前方へスライド移動させる。す
ると、前記支軸33は固定部材9の長孔28及びスライ
ド部材36の長孔39内で前方へ移動し、スライド部材
36の長孔39の前端まで到達すると、係合突片27A
から係合溝34Aから離れて係合が解除される(図7参
照)。この状態では、未だスライド部材36は不動のま
まであり、従って操作部材17の可動板18Bは昇降体
8の折曲板12に接触し、係合ピン14に係合孔20が
係合している状態である。この状態で、傾動部材10は
支軸33を中心として前部が上下に傾動可能となって、
肘掛け部6を所定の角度に設定した後、引張りコイルば
ね35の弾性付勢力によって傾動部材10を後方へスラ
イド復帰させると、支軸33が長孔28及び長孔39に
沿って両者の後端まで移動するとともに、係合溝34A
が係合突片27Aに係合し、設定角度を維持するのであ
る。
節する場合を説明する。前記同様に肘掛け部6の上面に
肘から先の腕を乗せたまま、その手で肘掛け部6の前部
を持って肘掛け部6を引張りコイルばね35の弾性付勢
力に抗して前方へスライド移動させる。すると、前記支
軸33は固定部材9長孔28及びスライド部材36の長
孔39内で前方へ移動し、スライド部材36の長孔39
の前端まで到達すると、係合突片27Aから係合溝34
Aから離れて係合が解除され、更に肘掛け部6を前方へ
スライド移動させると、支軸33がスライド部材36の
長孔39の前端を押して支軸33と共にスライド部材3
6が前方へ移動し、開口40に遊挿した操作ピン19が
前方へ押され、操作部材17を構成する係合部材18の
可動板18Bが回動して昇降体8の折曲板12から離
れ、係合ピン14と係合孔20の係合が解除される(図
8参照)。この状態で、肘掛け部6は支軸33を中心と
してその前部が上下傾動可能となるとともに、支持アー
ム7に対して昇降体8、即ち肘掛け部6を上下移動可能
となり、肘掛け部6を支軸33を中心として角度調節す
るとともに、支持アーム7に対して昇降体8を上下移動
させて肘掛け部6の高さ調節し、この際、昇降体8を上
昇させる場合には圧縮コイルばね22の弾性付勢力を利
用し、昇降体8を下降させる場合には圧縮コイルばね2
2の弾性付勢力に抗して上下移動させる。そして、肘掛
け部6の角度と高さを調節した後、その状態を保ちなが
ら、肘掛け部6を引張りコイルばね35の弾性付勢力に
よって後方へスライド復帰させると、支軸33が長孔2
8と長孔39内を後方に移動し、支軸33がスライド部
材36の長孔39の後端に位置した後には、該スライド
部材36を伴って長孔28内を後方へ移動し、そのスラ
イド部材36の後方移動によって操作ピン19を後方に
押して可動板18Bを折曲板12に近づく方向に回動さ
せながら、長孔28の後端まで移動すると、係合溝34
Aが係合突片27Aに完全に係合するとともに、可動板
18Bの係合孔20が支持アーム7の係合ピン14に係
合し、設定角度と高さを維持するのである。
6のスライド動作によって、肘掛け部6の高さ調節又は
高さ調節と角度調節とを同時に行えることを特徴とする
ものであり、前述の具体的な高さ調節機構及び角度調節
機構には限定されない。特に,高さ調節機構としては、
前記支持アーム7の側面に上下方向に複数の係合孔を形
成し、昇降体8に前記係合孔に係合するラッチを内方へ
出没可能に設け、操作部材17がラッチを変位させるも
のであり、その操作部材17を駆動する操作ピン19が
肘掛け部6内に延びた構造でも良い。しかし、高さ調節
機構の操作部材17を前記角度調節機構の移動部分(傾
動部材10又はスライド部材36)に連係させ、肘掛け
部6を一方向に移動させることで高さ調節と角度調節と
を行えるとともに、他方向に復帰させることで設定高さ
と設定角度を維持する構成は必須である。尚、肘掛け部
6を後方へ移動させて高さ調節機構の係合を解除する構
造のものは、背凭れ部3に凭れ掛かった状態から起き上
がる際に、また椅子から立ち上がる際にも、肘掛け部6
を後方へ力を入れて引っ張る動作を伴うので、不意に係
合が解除される恐れがあり、そのため肘掛け部6は前方
へ移動させて高さ調節機構及び角度調節機構の係合を解
除する構造が好ましいのである。
態を図9〜図11に基づいて説明する。本実施形態も前
記同様に支持部5に対して肘掛け部6の高さが調節可能
であるとともに、肘掛け部6の角度も調節可能な構造で
ある。先ず、高さ調節機構を説明する。前記支持部5を
構成する支持アーム7の上端部には、断面長方形状の筒
状の支持管41を長辺が椅子の前後方向に配向するよう
に固定し、該支持管41の上端には合成樹脂製のキャッ
プ42を外嵌している。そして、昇降体8を構成する厚
肉長尺板状の昇降杆43の上端に固定部材9を固着し、
該昇降杆43を前記キャップ42の中央部に開設した摺
動孔44に上下スライド可能に嵌挿するとともに、該昇
降杆43の下端に嵌着した合成樹脂製のスライダー45
を前記支持管41内に上下スライド可能に嵌挿してい
る。また、前記キャップ42とスライダー45間には、
前記昇降杆43を前後に挟んだ位置に引張りコイルばね
46,46を介装し、常時昇降杆43が上昇するように
弾性付勢している。具体的には、キャップ42に設けた
係止部42A,42Aと、スライダー45に設けた係止
部45A,45Aとにそれぞれ引張りコイルばね46の
両端のフック部46A,46Aを係止している。
3を所定高さ位置に係合保持し且つ操作部材17の変位
によって係合を係脱して高さ調節可能とするために、前
記支持管41の長辺側一側面41Aの中央部に沿って上
下方向に縦孔47を形成するとともに、該縦孔47の前
縁に一定間隔毎に係合凹部48,…を形成し、該係合凹
部48とは反対側の前記昇降杆43の上下中央部に操作
部材17を構成する操作杆49の中央部を支軸50にて
枢着するとともに、該操作杆49の下端に形成した下向
きU字溝51内に、前記縦孔47を貫通し且つ昇降杆4
3の下部に形成した横長孔52を貫通した係合ピン53
の端部を位置させている。この係合ピン53は、軸部5
3Aの直径が前記縦孔47の横幅よりも若干小さく、一
端に該縦孔47を通過しない頭部53Bを有するととも
に、他端にU字溝51の外周に当止して抜止めするため
のEリング54を嵌着する嵌合溝53Cを形成したもの
である。ここで、前記支持管41の他側面41Bの上部
には、前記係合ピン53にEリング54を嵌合するため
の作業用開口55を形成している。また、前記キャップ
42には、前記操作杆49を挿通し且つ該操作杆49の
前後変位が可能なように摺動孔44に連続して挿通孔5
6を形成している。
材17としての操作杆49の上端を前後に変位させるこ
とによって、支軸50を中心として下端が前後逆に変位
し、U字溝51に係合した係合ピン53が横長孔52内
を移動し、該係合ピン53が前記縦孔47に位置する高
さ調節可能な状態(図10参照)と、係合凹部48に係
合した高さ維持状態(図9参照)とを実現するのであ
る。
る。前記昇降杆43の上端に固定した固定部材9は、下
方開放した断面略コ字形の部材であり、上面となる基板
57の両側に支持板58,58を垂下し、基板57の一
側端には前記昇降杆43の上端を受け入れて溶着するた
めの固定穴59を形成し、また両支持板58,58の後
部には若干前上がりの長孔60,60を形成するととも
に、該長孔60の延長線上の前部に若干横長の通孔6
1,61を形成したものである。そして、前記肘掛け部
6の補強部材を兼ねた傾動部材10は、両保持板62,
62の前後上縁を連結板63,63で連続させた形状
で、両保持板62,62間に前記固定部材9を収容でき
るようになっており、両保持板62,62の後部寄りに
は軸孔64,64を形成するとともに、前部寄りには該
軸孔64を中心とした円弧を有する円弧孔65を形成し
且つ該円弧孔65の前縁には、前記軸孔64を中心に放
射状に延びた係合溝66,…を複数、本実施形態では上
下に4つ形成している。
0の内部に収容した状態で、該固定部材9の軸孔64,
64と傾動部材10の長孔60,60とに支軸67を貫
通し、適宜な抜止め手段を講じて互いに連結するととも
に、前記円弧孔65,65又は係合溝66,66と通孔
61,61とに係合軸68を貫通し、同様に適宜な抜止
め手段を講じて互いに連結する。また、前記傾動部材1
0の両保持板62,62の前端部間であって前記係合溝
66よりも前方位置に設けた係止ピン69と、前記係合
軸68との間に引張りコイルばね70を介装して、固定
部材9に対して傾動部材10を後方へ弾性付勢してい
る。
2の中央部には、内方へ向けて肘掛け部6の前後方向に
所定間隔を設けて一対のピン71,71を突設し、両ピ
ン71,71の間に前記操作杆49の上端を位置させて
いる。尚、前記ピン71,71に対応する固定部材9の
一方の支持板58の下縁に切欠部72を形成して、前記
ピン71の前後移動を可能にしている。また、前記傾動
部材10は、肘掛け部6の外形を形成する合成樹脂製の
化粧カバー73で覆われている。
ルばね70の弾性付勢力によって傾動部材10は最も後
方位置にあり、前記支軸67が長孔60の後端に位置
し、何れかの前記係合溝66の前端に係合軸68が位置
している(図9参照)。そして、前記肘掛け部6、即ち
傾動部材10を引張りコイルばね70の弾性付勢力に抗
して前方へ移動させると、傾動部材10に固定された支
軸67が固定部材9の長孔60に沿って前方せスライド
移動するとともに、前記固定部材9の通孔61によって
移動量が規制された係合軸68に対して係合溝66が前
方へスライド移動し、該係合軸68が円弧孔65に至る
まで移動する(図10参照)。この傾動部材10の前方
移動に伴って、前記両ピン71,71の間に位置した操
作杆49の上端部は、前方へ押されて前記支軸50を中
心として該操作杆49の下端部は後方へ移動し、前記係
合ピン53が係合凹部48から外れて縦孔47に位置す
る(図10参照)。この状態で、肘掛け部6、即ち傾動
部材10の前部を持ち上げたり、押し下げたりすること
によって、前記支軸67に対して肘掛け部6の上下角度
を調節することができるとともに、前記支持アーム7に
対して昇降体8を上下高さ調節することができ、肘掛け
部6を所定の角度及び所定の高さに設定した後に、前記
引張りコイルばね70の弾性付勢力によって肘掛け部
6、即ち傾動部材10を後方へ移動させると、何れかの
係合溝66に係合軸68が係合して設定角度が維持され
ると同時に、何れかの係合凹部48に係合ピン53が係
合して設定高さが維持される。
の第3実施形態を示し、肘掛け部6の上下角度は調節で
きないが、水平面内において肘掛け部6を後部に対して
前部を左右に振って水平角度を調節することができる構
造である。この場合も高さ調節機構は、第2実施形態と
同じ機構を採用している。
杆43の上端に前後方向に向けて固定した固定部材74
に、可動部材75を上方から重ねるとともに、固定部材
74の後部に対して可動部材75の後部を回転可能且つ
前後スライド移動可能に連結するとともに、固定部材7
4と可動部材75の前部で互いに係合可能となしたもの
である。具体的には、前記固定部材74は、前後方向に
延びた部材であり、その後部に、後端に開口して前方へ
延びた円形穴76を形成するとともに、後部上面に開口
し前記円形穴76に連通したスリット溝77を形成し、
また前端中央部に係合突起78を突設したものである。
前記円形穴76の直径はスリット溝77の横幅よりも大
きく設定している。一方、前記可動部材75は、前記固
定部材74によりも横幅の広い板状の部材であり、後部
下面に前記円形穴76にスライド可能に嵌合する球部7
9と前記スリット溝77を貫通する円柱部80とを有す
る回転且つスライド可能な軸部材81を突設するととも
に、前端部下面を段状に下方へ突出させ、この突出部8
2の後縁を前記連結部材81を中心とした円周の円弧面
83となすとともに、該円弧面83に開口して軸部材8
1を中心に放射状に前方へ延びた係合溝84を所定間隔
毎に左右に複数設けている。
穴76に挿入し且つ円柱部80をスリット溝77に挿入
して固定部材74の上面に可動部材75を重合する。ま
た、、前記円形穴76内にはその内奥端と軸部材81と
の間に圧縮コイルばね85を圧縮介装し、固定部材74
に対して可動部材75を後方へ弾性付勢することによっ
て、固定部材74の係合突起78に可動部材75の係合
溝84を係合させている。また、前記固定部材74の側
方から上方へ突出した前記操作杆49の上端部は、前記
可動部材75に設けた円弧溝86内に収容している。こ
こで、前記円弧溝86は、前記軸部材81を中心とした
円周に沿って形成している。
ながら可動部材75を固定部材74に対して前方へスラ
イド移動させると、前記係合突起78から係合溝84が
外れて、前記軸部材81を中心として可動部材75を左
右に回転させることができ、所定角度に設定した後、前
記圧縮コイルばね85の弾性付勢力によって可動部材7
5を後方へスライド復帰させ、係合突起78に係合溝8
4を係合して設定角度を維持するのである。また、可動
部材75を前方へスライド移動させる際に、前記円弧溝
86内に位置する操作杆49の上端を前方へ移動させ
て、前述の如く肘掛け部6の高さを調節するのである。
の第4実施形態を示し、肘掛け部6の上下角度は調節で
きないが、水平面内において肘掛け部6を左右に平行移
動させて支持アーム7に対する左右位置を調節すること
ができる構造である。この場合も高さ調節機構は、第2
実施形態と同じ機構を採用している。
杆43の上端に前後方向に向けて固定した固定部材87
に、固定部材87より充分に横幅の広い可動部材88を
上方から重ねて横移動可能とするとともに、固定部材8
7と可動部材88の前後部同士を係脱可能となしたもの
である。具体的には、前記固定部材87は、後部に上方
へ段状に突出した突出部89を形成し、該突出部89の
直線状の前縁に係合突起90,…を複数並設するととも
に、直線状の前端縁に同様の係合突起91,…を複数並
設し、前記操作杆49の上端部を貫通させる前後方向に
延びた開口92を形成している。一方、前記可動部材8
8は、下面後部に段状に凹んだ凹陥部93を形成すると
ともに、該凹陥部93の直線状の前縁に前記係合突起9
0を係合する係合凹部94,…を所定間隔毎に複数形成
し、下面前部に下方へ段状に突出した突出部95を形成
し、該突出部95の直線状の後縁に前記係合突起91に
係合する係合凹部96,…を所定間隔毎に複数形成し、
更に前記操作杆49の上端部を受け入れる横長溝97を
形成している。
動部材88の下面との重合部分にそれぞれ凹部98,9
9を形成し、両凹部98,99で形成される空洞部内に
引張りコイルばね100を前後方向に配し、引張りコイ
ルばね100の後端を固定部材87の凹部98の後端に
係着するとともに、引張りコイルばね100の前端を可
動部材88の凹部99の前端に係着し、固定部材87に
対して可動部材88を後方へ弾性付勢している。尚、前
記凹部98は、凹部99よりも前方まで延びており、可
動部材88の前方移動を可能となしている。
張りながら可動部材88を固定部材87に対して前方へ
スライド移動させると、前記係合突起90,91から係
合凹部94,96が外れて、固定部材87に対して可動
部材88を横移動できるようになり、可動部材88の横
方向位置を所定位置に設定した後、引張りコイルばね1
00の弾性付勢力によって可動部材88を後方へスライ
ド復帰させて、係合突起90,91に係合凹部94,9
6をそれぞれ係合してその状態を維持する。また、可動
部材88を前方へスライド移動させる際に、前記横長溝
97内に位置する操作杆49の上端を前方へ移動させ
て、前述の如く肘掛け部6の高さを調節するのである。
置は、肘から先の腕を肘掛け部に乗せたまま、肘掛け部
を前後方向にスライド移動させるといった一連の簡単な
操作で肘掛け部の高さを調節することができ、又は高さ
と角度を同時に調節することができる。例えば、机天板
の高さが700mmの場合、その上に載置したワープロ
やパソコンのキーボードを操作する場合、肘掛け部の手
口の高さを700mmに設定して肘掛け部の前端上面を
机天板の手前縁に連続させて手首部分の安楽な支持状態
を実現した場合でも、肘掛け部に角度をつけることによ
って、肩から肘までの最適距離を確保できるのである。
また、高さ及び角度の調節用のレバーを一切設けず、肘
掛け部自体を従来の操作レバーのように利用することが
できるので、外観性にも優れたものとなる。
ある。
省略側面図である。
度調節可能となった状態を示す要部縦断面図である。
て高さ調節可能且つ角度調節可能となった状態を示す要
部縦断面図である。
の縦断面図である。
能な状態を示す要部の縦断面図である。
掛け部の構造を示す簡略平面図である。
掛け部の構造を示す簡略平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 座部又は脚部から立ち上がった支持部に
対して肘掛け部が高さ調節可能な椅子の肘掛け装置であ
って、前記支持部に肘掛け部を所定高さに係合保持し且
つ操作部材の変位によって係合を係脱する高さ調節機構
を備え、肘掛け部を支持部に対して移動させることで前
記高さ調節機構の操作部材が連動して高さ調節を行える
とともに、元の位置に復帰させることで設定高さを維持
してなることを特徴とする椅子の肘掛け装置。 - 【請求項2】 座部又は脚部から立ち上がった支持部に
対して肘掛け部が高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子
の肘掛け装置であって、前記支持部に肘掛け部を所定高
さに係合保持し且つ操作部材の変位によって係合を係脱
する高さ調節機構を備えるとともに、支持部の上端に設
けた肘掛け部を所定角度に係合保持し且つ該肘掛け部を
一方向に弾性付勢力に抗して移動させることによって係
合を解除する角度調節機構を備え、前記高さ調節機構の
操作部材を前記角度調節機構の移動部分に連係させ、肘
掛け部を一方向に移動させることで高さ調節と角度調節
とを行えるとともに、他方向に復帰させることで設定高
さと設定角度を維持してなることを特徴とする椅子の肘
掛け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11066597A JP3675104B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11066597A JP3675104B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10295491A true JPH10295491A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3675104B2 JP3675104B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=14541374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11066597A Expired - Fee Related JP3675104B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3675104B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100408900B1 (ko) * | 2001-06-20 | 2003-12-11 | 이종호 | 의자에 설치되는 컴퓨터 작업용 팔걸이 장치 |
| GB2436285A (en) * | 2006-03-25 | 2007-09-26 | Ching-Chang Wang | Telescopic support for armrest |
| JP2008543463A (ja) * | 2005-06-23 | 2008-12-04 | イスリングハウゼン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 乗物シート用肘掛及び乗物シート |
| CN111109916A (zh) * | 2020-03-03 | 2020-05-08 | 安吉县宇航家具有限公司 | 一种使椅背具有后仰功能的活动扶手以及椅子 |
| CN113229664A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-08-10 | 永艺家具股份有限公司 | 一种扶手及座椅 |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11066597A patent/JP3675104B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100408900B1 (ko) * | 2001-06-20 | 2003-12-11 | 이종호 | 의자에 설치되는 컴퓨터 작업용 팔걸이 장치 |
| JP2008543463A (ja) * | 2005-06-23 | 2008-12-04 | イスリングハウゼン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 乗物シート用肘掛及び乗物シート |
| GB2436285A (en) * | 2006-03-25 | 2007-09-26 | Ching-Chang Wang | Telescopic support for armrest |
| CN111109916A (zh) * | 2020-03-03 | 2020-05-08 | 安吉县宇航家具有限公司 | 一种使椅背具有后仰功能的活动扶手以及椅子 |
| CN113229664A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-08-10 | 永艺家具股份有限公司 | 一种扶手及座椅 |
| CN113229664B (zh) * | 2021-05-28 | 2023-07-25 | 永艺家具股份有限公司 | 一种扶手及座椅 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3675104B2 (ja) | 2005-07-27 |
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