JPH10295726A - 使い捨てオムツ - Google Patents

使い捨てオムツ

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JPH10295726A
JPH10295726A JP9107012A JP10701297A JPH10295726A JP H10295726 A JPH10295726 A JP H10295726A JP 9107012 A JP9107012 A JP 9107012A JP 10701297 A JP10701297 A JP 10701297A JP H10295726 A JPH10295726 A JP H10295726A
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JP
Japan
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water
electrodes
permeable sheet
sheet
wetting
Prior art date
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Application number
JP9107012A
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English (en)
Inventor
Kenji Higashiyama
健二 東山
Mamoru Hiroyasu
守 廣保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間のインピーダンスの変化により排尿を
検出する濡れセンサー付きの使い捨てオムツに関するも
ので、排尿による不快感がなく、より的確に排尿の検知
ができる具体的な構成を提供する。 【解決手段】 少なくとも裏面より順に配置された水不
透過性シート、吸水層、水透過性シートを具備し、前記
水不透過性シート1に形成された少なくとも一対の電極
2,3よりなる濡れ検知部の前記一対の電極2,3間を
橋絡するように帯状の吸水財層10,11を前記水不透
過性シート1に形成することにより、排尿による両電極
間のインピーダンスの変化をより明確にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濡れ検知センサーを
有する使い捨てオムツに関するものであり、さらに詳細
に述べると確実に濡れたことを検知できるセンサー部の
構成に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】使い捨てオムツは、防水カバーと吸水層
が一体となったワンピース型と、吸水層と防水カバーが
別々になったツーピース型の2種類が商品化されてお
り、広く使用されている。吸水層には不織布、パルプ、
吸収ポリマー等の素材が用いられており、数回の排尿量
を吸収保持できるものである。これらの使い捨てオムツ
は、乳幼児から起伏が不自由な老人や病人まで、自分で
排尿、排便が処理出来ない人達の間で広く使用されてい
る。通常、オムツの使用は、母親や介護者等が定期的に
オムツを確認し、濡れていれば交換するスタイルで使用
されている。従って、交換時間前に排尿、排便をすれ
ば、次の交換まで不愉快な状態で放置されることにな
り、環境的にも被介護者の健康的にも良くない状態であ
る。特に、オムツを必要とする多くの患者を、少人数の
看護婦や介護士で24時間看護している病院や老人ホー
ム等では、定期的にオムツ交換を行い濡れて無くともオ
ムツを交換するようであり、交換の必要が無い人達のオ
ムツまで交換するという不必要な労働を余儀なくされ、
かつ、経済的にも余分なコストがかかっている。そのた
め排尿あるいは排便すればそれを検知し介護者に知らせ
る、濡れ検知センサーを有する各種オムツが多く考案さ
れている。
【0003】その検知方法には、大別してセンサーが使
い捨てのものと、洗浄して何回も使用できるものの2種
類がある。洗浄して何回でも使用出来るタイプのもの
は、湿度センサーが柔軟性のあるプラスチックフィルム
でカバーされた防水型になっている構成が多く、検知部
分をオムツをセットするとき一緒にセットして使うもの
である。また、使い捨てセンサーのものにも大別して2
種類の方式があり、一つは使い捨てオムツとセンサーが
一体となったもの、もう一つはセンサーとオムツが別に
なったものであり、センサー自体が使い捨てのものであ
る。これらの考案のうち、前者のタイプのもの代表的な
ものについて更に詳細に述べる。実公平3−15063
号公報に開示されている、使い捨てオムツに一体的に濡
れ検知センサーを配置したものの平面図を図7に示し
た。
【0004】水不透過性シート25、吸水層26、水透
過性シート27が順に積層されており、前記水不透過性
シート25と吸水層26との間に並行してアルミニウム
等の金属箔28、29がラミネート形成されている。本
開示の使い捨てオムツは、2つの導電体28、29間の
尿による電導度の低下、すなわち、抵抗値変化を導出端
子30、31部で測定する方式であり、オムツと一緒に
センサー部も捨てるタイプである。32、33はオムツ
を使用者にセットするための粘着材付きテープである。
また、後者のセンサー部だけが使い捨ての別になってい
るタイプについては、例えば特開平7−239990号
公報に開示されているものがある。その平面図を図8に
示した。
【0005】図8において、紙やポリエチレンテレフタ
レート等のフィルム34の表面にカーボンペーストのご
とき導電性塗料を印刷法で形成した一対の電極35、3
6が形成されており、その一端部37、38で外部検知
装置に接続されている。前記フィルム34の裏面には粘
着力を有する材料が塗布形成されており、オムツ面に張
り付けて使用出来るようにしている。また、これまでに
考案されたものの検知方式は、湿度に感応する材料より
作られた湿度センサーを用いるもの、2つの導電電極間
の抵抗値変化を利用するもの、乾燥状態では電気的絶縁
性のシートを介して、2つの電極が前記電気的絶縁性シ
ートを介して合い対向した位置に形成され、濡れによる
前記シートの誘電率の変化を検知する容量値変化を利用
するものや、オムツシート表面に一定間隔を介して異種
の金属箔を形成し、電解質である尿が排泄されると前記
異種金属間に起電力が発生し、この起電力を計測する方
法等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の濡れ検
知センサー付き使い捨てオムツにはいくつかの課題を有
している。特開平7−239990号公報に開示され
た、濡れ検知センサーがオムツと別になったタイプや、
プラスチックフィルム等で保護された湿度センサーをオ
ムツに挿入して使用するものは、汚染されたオムツを洗
浄して複数回使用することができ、コスト的優位性が認
められるが、オムツの交換の都度センサー部をオムツの
最適な位置にセットしなければならない。特に病院や老
人ホームのように、少人数で多くの被介護者の世話をし
なければならない場合には、セットに時間を要しかつ、
最適な位置よりセンサー部がずれてセットされると排尿
してもセンサーが作動しないこともあり問題であった。
【0007】また、特開平7−239990号公報の使
い捨てセンサーの構成は、紙やプラスチックフィルム表
面に濡れ検知用導体を配設したものであり、排尿された
場合、前記紙やプラスチックフィルムは尿で濡れた状態
が継続し、その濡れた面がオムツ使用者の肌に常時接触
しているため不快感が大きいという課題がある。また、
オムツと濡れ検知センサーがともに使い捨ての一体型の
ものである実公平3−15063号公報に開示されたも
のは、水不透過性シート表面に導体電極を形成している
ため尿の検出は問題なく行えるようであるが、排便の検
知には問題がある。検知電極が水不透過性シートと吸水
層間に形成されているため、便には直接接触できない構
造であり、実際には検知できないと思われる。それを解
決しようとすれば、便検知センサー部を使用者の肌に触
れる水透過性シート面に形成すれば可能であるが、排
尿、排便センサーを備えた低価格の使い捨てオムツを提
供しようとすれば、一枚のシート面に排便、排尿センサ
ーを形成するほうが製造工程が簡単になり低コストに有
利である。排便を検知するためには、使用者の肌に近い
部分に感応部を形成する必要があり、そのため尿検知セ
ンサーも前記排便検知センサーと同じシート面に形成す
ることが製造コスト削減に貢献できる。
【0008】現在使用されている使い捨てオムツ(濡れ
検知センサー無しのもの)の水透過性シート(使用者の
肌に触れるシート)は、その素材自体が水を全く吸収し
ない素材、例えばポリプロピレン繊維等の不織布などが
使用され、その表面が親水性処理されたシートを吸水層
の上に配置した構造や、吸水層が特殊吸収性高分子から
なり尿を吸収するとゲル状の半硬化状態となり、より濡
れた不快感を軽減するものが市販されている。このよう
な使い捨てオムツに排尿されると、尿は短時間に水透過
性シートを通過し吸水層に吸収保持される構成になって
いる。
【0009】従って水透過性シートは短時間に乾燥状態
に近い状態となる。これは、濡れたオムツが肌に触れて
いるのは使用者に不快感を与えるため、水透過性シート
は素速く乾燥状態になるように素材を選定しているため
である。このような特性を持つ水透過性シートに濡れ検
知センサーを形成した場合、特に導体間の抵抗値変化や
容量値変化を検出手段とする場合には、排尿されても短
時間に水透過性シート部の尿は、下層の吸水層に移行し
乾燥状態になるため、安定した測定値が得られず、排尿
後時間が経過するとあたかも排尿してないような測定値
を示すという問題があった。
【0010】また、特願平8−313252号に示され
ている、濡れによる抵抗値変化を検出手段とした、濡れ
検知センサー付き使い捨てオムツ構成の斜視図を図9に
示した。その構造は、水不透過性シート40、吸水層3
9および水透過性シート1より構成されており、前記順
番に重ね一体化されている。水不透過性シート40はオ
ムツの外側カバーであり、その材質はポリエチレンフィ
ルム等が主に使われている。吸水層39は尿を吸収する
層であり、その材質はパルプ、紙、不織布や水を吸収し
てゲル化し使用者に濡れた不快感をあまり感じさせない
高分子吸収ポリマー等が用いられている。水透過性シー
ト1はオムツ使用者の肌に触れる部分であり、水をほと
んど吸収しないポリプロピレン繊維よりなる不織布シー
ト等の表面に、親水性処理を施したシートが多く使われ
ている。その効果は、該シート1が尿を吸収しないため
排尿されると直ちに尿は下層の吸水層39に移行し、前
記水透過性シート1は短時間に乾燥状態となり、オムツ
使用者に濡れによる不快感をできるだけ少なくするもの
である。
【0011】前記水透過性シート1の表面には、例えば
カーボン粉末や銀粉末を熱硬化性樹脂にブレンドしたペ
ーストをスクリーン印刷法等で印刷、硬化した導体2、
3、4、5、6、7が形成されており、該各導体の左端
部には端子部8−1〜8−6が形成されている。その検
知機構は、例えば、排尿されると排尿された近辺に形成
された導体2、3間に尿が浸透し、前記導体2−3間の
抵抗値が低下する。その値を端子部8−1と8−2に接
続された抵抗値変化測定装置により計測し排尿したこと
を知る。また、排便は、排便される付近に形成された櫛
形電極9部に便が接触し、電極間の抵抗値の低下を前記
櫛形9に接続された導体6、7それに連結した端子部8
−3、8−4間の抵抗値変化を外部計測装置で検知し、
排便を知るものである。
【0012】本構成の従来の使い捨てオムツの尿検知セ
ンサーは、水透過性シート1の表面に形成されているた
め、排尿したときは導体2−3間の抵抗値は低下し尿検
知ができるが、排尿後時間が経過すると、尿は接触した
下層の吸水層39に吸収移行し、導体2−3間が乾燥し
た状態となり、あたかも排尿してない測定値を示す。我
々の実験の一例では、排尿後1分以内に抵抗値の上昇が
始まり、10〜20分経過すると抵抗値は尿が排出され
てない初期の状態に近づき、30分以上経過すると排尿
が検知できない。本発明は、前記従来の使い捨てオムツ
の材料構成およびセンサー構成、材料をそのまま踏襲し
ても、排尿後の時間経過に関係なく排尿を検知できる、
言い換えれば、抵抗値の経過時間による上昇が少ない構
造を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような従来の課題を
解決するため本発明の使い捨てオムツは、水不透過性シ
ート、吸水層、水透過性シートを具備し、前記水透過性
シートに濡れ検知部が形成されており、前記水透過性シ
ートに形成された、前記濡れ検知部の前記水透過性シー
トに、前記濡れ検知部と同じかあるいは大きい面積を有
する吸水材層が形成されており、該構成によれば、排尿
した後濡れ検知部分が前記吸水材層のため濡れた状態を
維持し、安定した測定値を排尿経過時間に関係無く得ら
れると共に、本発明の構造を用いれば排尿、排便両方を
正確に検知できる使い捨てオムツを安価に提供すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
少なくとも裏面より順に配置された水不透過性シート、
吸水層、水透過性シートを具備し、前記水透過性シート
に形成された少なくとも一対の電極よりなる濡れ検知部
の前記一対の電極間のインピーダンスの変化を検出し
て、濡れを検出する使い捨てオムツにおいて、前記一対
の電極間を橋絡するように帯状の吸水材層を前記水透過
性シート上に形成した構造を有している。該吸水材層は
水透過性シートの裏面或いは表面もしくわ水透過性シー
ト内に形成されている。本発明の形態によれば、水の吸
収がほとんど無いポリプロピレン等の不織布に濡れ検知
部を構成した、使用者の肌にいつも乾燥状態を提供でき
る濡れ検知センサー付きシートが提供できる。すなわ
ち、排尿された尿は前記水透過性シート面の小さいサイ
ズの吸水材層に必要最小量保持されているため、排尿状
態を排尿後の経過時間にあまり関係なく検知することが
できる。更に、本発明は、必要な部分にのみ小さいサイ
ズの水吸収材層を構成する構造ため、オムツ使用者には
該吸水材層の濡れによる不快感はほとんど与えない濡れ
検知付きオムツを提供できる。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記吸水材
層は、吸水性材を含有するペースト状材を、その少なく
とも一部が前記水透過性シートに浸透するように、前記
水透過性シート上に塗布することにより形成されてい
る。本発明の構成によれば、水吸水性材が水透過性シー
トに含浸した構造のため、該シートに強く付着してお
り、オムツ使用時のよじれ等により前記吸水材層に剥離
の力がかかっても前記シートから剥離することがない。
また、吸水材層を水透過性シート内にほとんど含浸した
構成にすれば、濡れ検知センサー部の凹凸をより少なく
したものを提供することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、少なくとも
裏面より順に配置された水不透過性シート、吸水層、水
透過性シートを具備し、前記水透過性シートに形成され
た少なくとも一対の電極よりなる濡れ検知部の前記一対
の電極間のインピーダンスの変化を検出して、濡れを検
出する使い捨てオムツにおいて、前記水透過性シート
は、密着された2枚の水透過性シートよりなり、前記一
対の電極の各電極は、前記両水透過性シートにそれぞれ
対向して形成されており、その一対の電極間に位置する
ように吸水材層を前記両水透過性シート間に形成した構
造を有している。本発明は、濡れによる2つの電極間の
インピーダンス或いは誘電率の変化を濡れ検知手段とし
た濡れセンサーに関するものであり、吸水性の無い高分
子よりなる不織布シートを用いた前記濡れセンサーを構
成しても、該センサー部に吸水材層を形成しているた
め、排尿した尿が下の吸水層に移動せず、前記電極間の
吸水材層に留まるため尿による濡れた状態を維持し、安
定した濡れ検知が可能となった。
【0017】(実施の形態)以下に本発明の請求項1、
請求項2及び請求項3に記載された本発明の濡れ検知セ
ンサー付き使い捨てオムツについて、図1、図2、図
3、図4、図5及び図6を用いて説明する。
【0018】図1、図2及び図3に、本発明の第一の実
施の形態を示す構成図を示した。図1は、図9で説明し
た従来の使い捨てオムツの材料構成のうちの水透過性シ
ート部1の平面図を示したものであり、図2及び図3は
図1のA−A部の断面拡大図をそれぞれ示している。使
い捨てオムツの構成は図9に示したものと同じであり、
図1の水透過性シート1の下には吸水層39、水不透過
性シート40がそれぞれ積層、一体化されている。図1
において、水透過性シート1(材質、表面処理等は前述
の従来のものと同じである)の表面には、カーボン粉末
や銀粉末等と熱硬化性樹脂をブレンドした印刷用ペース
トを用いて、スクリーン印刷法でパターン印刷、硬化し
て形成された、少なくとも1対以上の尿検知用導体2、
3、4、5、6及び7が形成されており、その他端には
抵抗値変化測定装置に接続される端子部8−2、8−
1、8−5、8−6が形成されている。また、前記水透
過性シート1の別の部分には、排便検知用の櫛形導体9
が前記尿検知導体と同じ材質、方法で形成されており、
該櫛形導体9は、導体6、7及び端子部8−3、8−4
に各々接続されている。前記尿検知用導体2と3の導体
対は、特にその先端部分が排尿された時最初に尿に接触
する位置に形成されており、かつ、導体2と3、4と5
の先端部がオムツ内で異なる位置にくるように形成され
ている。その目的は、排尿の量をある程度検知できるよ
うにするためである。さらに、前記尿検知用導体2と
3、4と5の先端部分には、該導体2と3、4と5を橋
絡するような帯形状で吸水材層10、11が形成されて
いる。
【0019】図1のA−A部の拡大断面図を図2及び図
3に示した。図2の実施の形態では、水透過性シート1
のオムツ使用者の肌に触れる面に導体2、3が形成され
ている。図2或いは図3に示したように、水透過性シー
ト1が細い繊維の不織布であるため、導体2,3を印刷
法で形成すると、ペーストが水透過性シート1内に一部
浸透した状態で硬化した形状をしている。前記導体2、
3とは反対の水透過性シート1の面には、吸水材層10
が形成されており、該吸水材層10は前記導体2、3を
連結するよう帯状に形成されている。その形成方法は各
種のものが適用できる。、例えば、吸水性を有する材料
をペースト状にしスクリーン印刷法で印刷し、乾燥、硬
化し形成する方法があり、その材料としては、各種の熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂や合成ゴム、あるいは澱粉、
にかわ、カゼイン等の天然糊等に、パルプ繊維、無機酸
化物、水吸収性ポリマー等の水を吸収する材料を単独か
あるいは混合したものを混練りし、ペースト状にしたも
のを用いる。
【0020】また、別な方法としては、吸水性の大きい
紙や木綿等の吸水性のある織物類を前記水透過性シート
1に接着したもの、あるいは、親水性材料そのものを塗
布したもの等が適用できる。本実施の形態の構造によれ
ば、排出された尿は吸水材層10部にトラップされ、ト
ラップされた尿水分が該吸水材層10に留まり、その結
果導体2−3あるいは4−5間を尿で橋絡した状態を長
く保つため、排尿したことを長時間検知することができ
る。前記尿水分トラップ用水吸水材層10は、10μm
前後の薄い被膜状態で、かつ、その大きさが導体2と3
あるいは4と5間を橋絡すればよいだけなので最小限の
大きさで形成すればよく、該吸水材層10が排尿したあ
と尿により常時濡れた状態を保つが、厚みが薄く、か
つ、小さい面積なのでオムツ使用者に濡れた感じの不快
感はほとんど与えない。本説明では導体2〜5をオムツ
使用者の肌に触れる側に形成したものについて説明した
が、水透過性シート1の反対側に形成しても何等問題な
いことは勿論のことである。
【0021】図3には、本発明の別な実施の形態を示し
たものであり、図1のA−A部の断面拡大図を示したも
のである。前記図2との違いは、吸水材層10が導体
2、3と同じ面に形成されたものであり、水透過性シー
ト1の片面のみで濡れ検知センサーが構成できるため、
製造コストが安いというメリットがある。濡れ検知特性
に関しては、前記図2のものと何等差はない。
【0022】次に本発明の別な実施の形態について、図
4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、前記図
1のA−A部の断面拡大図を示したものである。図4に
おいて、水透過性シート1の表面には、導体対2、3が
形成されており、前記水透過性シート1には吸水材層1
0が形成されている。該吸水材層10は、前記水透過性
シート1に浸透した構造で形成されており、該吸水材層
10が前記導体対2−3間を覆うように形成されてい
る。本構成によれば、吸水材層10が水透過性シート1
の内部に含浸されているため、その保持強度が大きく、
脱落しにくいため、オムツ使用時のオムツのよじれによ
る吸水材層の剥離、脱落しにくい吸水材層10が形成で
き、安定した濡れ検知ができる。その形成方法は、導体
部2、3を形成した後、吸水材10を含む溶液を滴下乾
燥して作ることができる。
【0023】図5は図4のものと基本的には同じである
が、吸水材層10が導体対2−3の間にのみ形成するよ
うに構成したものである。その長所は、吸水材層10の
面積を最小に形成でき、そのため、オムツ使用者の肌に
触れる濡れた部分の面積を小さくでき、濡れた不快感を
極力抑えたものを提供することができる。
【0024】本発明のさらに別な実施の形態について図
6を用いて説明する。図6は水不透過性シート、吸水
層、水透過性シートの順に積層一体化されている、通常
の使い捨てオムツの水透過性シート部のみの構成斜視図
を示している。本構成は濡れによるインピーダンス変化
や誘電率の変化、すなわち、抵抗変化型や容量変化型濡
れセンサーを水透過性シート部に構成したものの一例を
示した。本構成の濡れ検知センサー部の構造は、親水性
処理を施された水透過性シート12の一方の面に、熱硬
化型導電性ペーストを用いて、少なくとも1個以上の測
定用電極17、18をある間隔をおいて形成し、該電極
17、18には、それぞれ導体15、16が接続されて
おり、該導体15、16の端部には測定装置へ接続する
ための端子電極8−1、8−2がそれぞれ接続形成され
ている。さらに、前記と同じ方法にて便検知用櫛形電極
9、それにつながる導体6、7及び端子電極8−3、8
−4がそれぞれ形成されている。別の水透過性シート1
3一方の面には、前記検知用電極17、18と相対する
位置に、ほぼ、前記検知電極17、18と同じ形で、同
じ面積の電極21、22が形成されており、それぞれに
導体19、20及び端子8−7、8−8が接続されてい
る。
【0025】さらに別の水透過性シート14の一方の面
に、吸水材層23、24が形成されている。該吸水材層
23、24は、前記測定用電極17、18に相対する位
置に形成されていると共に、その形、サイズが前記測定
用電極17、18に相似形であり、サイズが同じか大き
いように形成されている。これらの3枚の水透過性シー
ト12、13及び14が前記位置関係が保たれるように
合わして積層、密着、一体化されている。本構成によれ
ば、排尿されると吸水材層23、24が濡れ、インピー
ダンス或いは誘電率が変化し、排尿したことが検出でき
るとともに、吸水材層23、24が水分を保持するため
安定して濡れを検知することができる。吸水材層23、
24は、水分を保持する能力があれば、本実施例のもの
に制限されるものではない。例えば、水透過性シート1
4を省略して吸水材層23、24と同じサイズの紙や布
のごときシート状で保水力のあるものであれば同様な特
性が得られる。また、吸水性、保水性のある天然または
合成材料あるいは天然や合成接着材に吸水材料をブレン
ドしたもの等を膜状に塗布しても同じ効果が得られる。
【0026】以上の実施の形態では導体材料として各種
厚膜材料を用いたスクリーン印刷法による導体形成法を
述べたが、アルミニウム箔のごとき導電性箔を接合した
ものや、蒸着あるいはスパッタ法等で導体膜を形成した
もの、等種々の導体材料が有意差なしに適用できる。ま
た、濡れ検知方法としては、抵抗値変化、容量値変化を
用いる実施例を示したが、本発明は濡れ検知方式に制限
されるものではないので、それ以外の濡れ検知方式にも
何等問題なく適用できることは言うまでもない。さら
に、本発明の主点がセンシング部に吸水材層を有すると
いうことにあるので、吸水材材料に制限はなく、前述の
実施例に示した材料以外に本実施例に示した機能を有す
るものであれば如何なる材料でも問題はない。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の使い捨てオムツを
用いれば、オムツ使用者の肌触り、すなわち、排尿によ
る濡れた不快感を少なくする吸水性がほとんど無い合成
繊維よりなる不織布シートに、抵抗値変化や容量変化等
を検出手段とする濡れセンサーを形成した濡れ検出部
に、保水性を有する薄い吸水材層を形成したことによ
り、従来の排尿されても短時間にセンサー部が乾燥し濡
れ検知が不正確であったものが、安定した電気的変位を
保持する構造を提供できるため、正確に濡れた状態を排
尿後の経過時間に関係なく検知することができる。ま
た、該構成は濡れ検知手段に違いがあっても、適用でき
る応用範囲の広い方法であり、大きな制限もなく応用展
開が可能である。さらに、その構成が吸水材層を形成す
るだけのため、製造コストへの影響も少なく、自動化装
置による大量生産時にはコスト上昇は無視できるほどで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による使い捨てオムツの
平面図
【図2】図1のA−A部の拡大断面図
【図3】図1のA−A部の別な構成の拡大断面図
【図4】図1のA−A部のさらに別な構成の拡大断面図
【図5】図1のA−A部のさらに別な構成の拡大断面図
【図6】本発明の他の実施の形態における使い捨てオム
ツの分解斜視図
【図7】従来の濡れセンサー付き使い捨てオムツの平面
図
【図8】従来のオムツ部とは別になった、濡れセンサー
部の平面図
【図9】従来のセンサー一体型使い捨てオムツ構成の斜
視図
【符号の説明】
1 水透過性シート 2、3、4、5、6、7 導体 8−1〜8−8 端子部 9 櫛形導体 10 吸水材層 25 水不透過性シート 26 吸水層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも裏面より順に配置された水不透
    過性シート、吸水層、水透過性シートを具備し、前記水
    透過性シートに形成された少なくとも一対の電極よりな
    る濡れ検知部の前記一対の電極間のインピーダンスの変
    化を検出して、濡れを検出する使い捨てオムツにおい
    て、前記一対の電極間を橋絡するように帯状の吸水材層
    を前記水透過性シート上に形成したことを特徴とする使
    い捨てオムツ。
  2. 【請求項2】前記吸水材層は、吸水性材を含有するペー
    スト状材を、その少なくとも一部が前記水透過性シート
    に浸透するように、前記水透過性シート上に塗布するこ
    とにより形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の使い捨てオムツ。
  3. 【請求項3】少なくとも裏面より順に配置された水不透
    過性シート、吸水層、水透過性シートを具備し、前記水
    透過性シートに形成された少なくとも一対の電極よりな
    る濡れ検知部の前記一対の電極間のインピーダンスの変
    化を検出して、濡れを検出する使い捨てオムツにおい
    て、前記水透過性シートは、密着された2枚の水透過性
    シートよりなり、前記一対の電極の各電極は、前記両水
    透過性シートにそれぞれ対向して形成されており、その
    一対の電極間に位置するように吸水材層を前記両水透過
    性シート間に形成したことを特徴とする使い捨てオム
    ツ。
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