JPH10296090A - 金属製触媒コンバータおよびその製造方法 - Google Patents
金属製触媒コンバータおよびその製造方法Info
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- JPH10296090A JPH10296090A JP9109789A JP10978997A JPH10296090A JP H10296090 A JPH10296090 A JP H10296090A JP 9109789 A JP9109789 A JP 9109789A JP 10978997 A JP10978997 A JP 10978997A JP H10296090 A JPH10296090 A JP H10296090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、各種内燃機関の排ガスを浄化処理す
るための金属製触媒コンバータにおいて、ハニカム体の
排ガス入側端面およびその近傍の耐高温酸化性を改善
し、コスト高の問題も製造時の作業性の低下の問題も解
決しながら耐久性を向上できる、金属製触媒コンバータ
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ハニカム体の少なくとも排ガス入側の端
面から0.2mm以上の内側までの領域において、金属箔
材に耐高温酸化性を改善する例えばAl等の元素を添加
して、この元素の濃度を金属箔材全体の平均より高く
し、ハニカム体の通気孔内の表面に触媒が担持されてい
ることを特徴とする金属製触媒コンバータとその製造方
法。
るための金属製触媒コンバータにおいて、ハニカム体の
排ガス入側端面およびその近傍の耐高温酸化性を改善
し、コスト高の問題も製造時の作業性の低下の問題も解
決しながら耐久性を向上できる、金属製触媒コンバータ
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ハニカム体の少なくとも排ガス入側の端
面から0.2mm以上の内側までの領域において、金属箔
材に耐高温酸化性を改善する例えばAl等の元素を添加
して、この元素の濃度を金属箔材全体の平均より高く
し、ハニカム体の通気孔内の表面に触媒が担持されてい
ることを特徴とする金属製触媒コンバータとその製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種内燃機関の排
ガス通路に設置されて、該排ガスを浄化するために用い
られる金属触媒コンバータおよびその製造方法に関する
ものである。
ガス通路に設置されて、該排ガスを浄化するために用い
られる金属触媒コンバータおよびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、ボイラー、発電機などの各種内
燃機関の排ガスを浄化するための触媒コンバータとし
て、円筒状の金属ケーシング(以下、外筒と呼ぶ)内に
金属箔材からなる平箔と波箔を重ねて巻き回して軸方向
に多数の通気孔を形成したハニカム体が装着され、該ハ
ニカム体に触媒を担持させた金属製触媒コンバータがあ
る。このような金属製触媒コンバータは、セラミックス
製のものに比べて、触媒の活性化温度に早く昇温でき、
また、排ガスの通過の抵抗が小さいことから、近年、そ
の使用が増大してきている。
燃機関の排ガスを浄化するための触媒コンバータとし
て、円筒状の金属ケーシング(以下、外筒と呼ぶ)内に
金属箔材からなる平箔と波箔を重ねて巻き回して軸方向
に多数の通気孔を形成したハニカム体が装着され、該ハ
ニカム体に触媒を担持させた金属製触媒コンバータがあ
る。このような金属製触媒コンバータは、セラミックス
製のものに比べて、触媒の活性化温度に早く昇温でき、
また、排ガスの通過の抵抗が小さいことから、近年、そ
の使用が増大してきている。
【0003】この金属製触媒コンバータに用いられるハ
ニカム体は、通常、耐熱ステンレス鋼の平箔と、該平箔
に波付け加工した波箔を重ねて渦巻き状に巻き回し、平
箔と波箔の接触部をろう付け、液相拡散接合、拡散接合
などによって接合して製造されるものであり、平箔と波
箔で囲まれた多数の通気孔が軸方向に形成されたもので
ある。そして、このハニカム体を外筒内に装入してハニ
カム体と外筒とを直接ろう付けなどにより接合して、メ
タル担体としている。
ニカム体は、通常、耐熱ステンレス鋼の平箔と、該平箔
に波付け加工した波箔を重ねて渦巻き状に巻き回し、平
箔と波箔の接触部をろう付け、液相拡散接合、拡散接合
などによって接合して製造されるものであり、平箔と波
箔で囲まれた多数の通気孔が軸方向に形成されたもので
ある。そして、このハニカム体を外筒内に装入してハニ
カム体と外筒とを直接ろう付けなどにより接合して、メ
タル担体としている。
【0004】このメタル担体を構成するハニカム体の通
気孔内の表面に活性アルミナなどからなる触媒担持層を
形成し、この触媒担持層にPt等の触媒を担持させて金
属触媒コンバータとなる。そして、この金属触媒コンバ
ータは、各種内燃機関の排ガス通路に設置され、排ガス
を通過させることで、該排ガス中のNOxやCOなどの
有害成分を、触媒作用により無害化する。このとき、金
属触媒コンバータは高温排ガスの通過と共に、排ガスか
らの伝熱に加えて反応熱により加熱される。
気孔内の表面に活性アルミナなどからなる触媒担持層を
形成し、この触媒担持層にPt等の触媒を担持させて金
属触媒コンバータとなる。そして、この金属触媒コンバ
ータは、各種内燃機関の排ガス通路に設置され、排ガス
を通過させることで、該排ガス中のNOxやCOなどの
有害成分を、触媒作用により無害化する。このとき、金
属触媒コンバータは高温排ガスの通過と共に、排ガスか
らの伝熱に加えて反応熱により加熱される。
【0005】ところで、内燃機関のエンジンスタート直
後に触媒が作用する温度に早く昇温させるためには、エ
ンジンに近い場所に触媒を設置し、排ガスが触媒に到達
するまでの熱損失を小さくすることが有効である。しか
し、触媒がエンジンに近い場合には、例えば自動車が高
速で走り始めたとき、触媒がより高温、高速の排ガスに
晒されることになり、メタル担体を構成する金属材料の
酸化が促進されたり、強度が低下して破損に至ることが
問題となる。
後に触媒が作用する温度に早く昇温させるためには、エ
ンジンに近い場所に触媒を設置し、排ガスが触媒に到達
するまでの熱損失を小さくすることが有効である。しか
し、触媒がエンジンに近い場合には、例えば自動車が高
速で走り始めたとき、触媒がより高温、高速の排ガスに
晒されることになり、メタル担体を構成する金属材料の
酸化が促進されたり、強度が低下して破損に至ることが
問題となる。
【0006】この対策として、Crを20%前後含有す
るフェライト系ステンレス鋼に耐酸化性を高めるAlや
高温強度を高めるNbを添加した材料が金属箔材として
用いられている。しかし、Al含有量が高いと材料が硬
くなって脆くなり、圧延ができなくなるため、Alの含
有量は最高でも5%程度に抑えられている。
るフェライト系ステンレス鋼に耐酸化性を高めるAlや
高温強度を高めるNbを添加した材料が金属箔材として
用いられている。しかし、Al含有量が高いと材料が硬
くなって脆くなり、圧延ができなくなるため、Alの含
有量は最高でも5%程度に抑えられている。
【0007】また、ハニカム体を製造する工程で平箔と
波箔を接合するために真空炉において1200℃前後で
加熱処理するが、その際、ステンレス箔に含まれるAl
が蒸発して外部に抜けることにより、端面のAl濃度が
低下し、耐酸化性が低下するという問題もある。
波箔を接合するために真空炉において1200℃前後で
加熱処理するが、その際、ステンレス箔に含まれるAl
が蒸発して外部に抜けることにより、端面のAl濃度が
低下し、耐酸化性が低下するという問題もある。
【0008】更に、ハニカム体の排ガス入側端面は、排
ガスの熱による急速な加熱、排ガス成分による腐食の影
響を最も受けやすいだけではなく、排ガスの衝撃エネル
ギーが最も強く作用するために、端面で箔が切れたり、
欠けたりする損傷が起きやすい。箔が欠けた場合、欠け
た箔が排ガスエネルギーで担体に衝突した場合、更に担
体の損傷を大きくすることもある。
ガスの熱による急速な加熱、排ガス成分による腐食の影
響を最も受けやすいだけではなく、排ガスの衝撃エネル
ギーが最も強く作用するために、端面で箔が切れたり、
欠けたりする損傷が起きやすい。箔が欠けた場合、欠け
た箔が排ガスエネルギーで担体に衝突した場合、更に担
体の損傷を大きくすることもある。
【0009】この対策として、特開昭53−19973
号公報のように、鋼板の表面にAlメッキを施し、かつ
そのAlを鋼板内に拡散させることによりAl含有量の
高い鋼板とする方法が開示されている。同じ考え方の延
長で、溶融Alメッキやカロライズ法により鋼板の表面
にAlメッキを施し、そのAlの拡散処理を途中で止
め、表面にAl含有量の高い合金層を形成する方法をメ
タル担体に適用する方法が特公昭56−41298号公
報に開示されている。
号公報のように、鋼板の表面にAlメッキを施し、かつ
そのAlを鋼板内に拡散させることによりAl含有量の
高い鋼板とする方法が開示されている。同じ考え方の延
長で、溶融Alメッキやカロライズ法により鋼板の表面
にAlメッキを施し、そのAlの拡散処理を途中で止
め、表面にAl含有量の高い合金層を形成する方法をメ
タル担体に適用する方法が特公昭56−41298号公
報に開示されている。
【0010】これらの方法と細部に差はあるものの似た
方法が、特開平1−176454号公報、特開平2−8
6848号公報、特開平2−180644号公報、特開
平7−323233号公報、特開平8−80442号公
報、特開平8−108078号公報等にも開示されてい
る。
方法が、特開平1−176454号公報、特開平2−8
6848号公報、特開平2−180644号公報、特開
平7−323233号公報、特開平8−80442号公
報、特開平8−108078号公報等にも開示されてい
る。
【0011】しかし、溶融Alメッキ法では、例えば自
動車の排気ガス浄化用触媒担体のように、セル密度が4
00CPSIが標準的に使われる細孔に均一に溶融メッキを
施すことはできないし、目詰まりを起こすこともあり現
実的ではない。カロライズ法では、Al粉末とハロゲン
化物粉末を細孔に均一に装入することが困難であり、ま
た、担体内の温度を均一に保持することが極めて難しい
ことから、担体の表面に実用的レベルで均一にAlをコ
ーティングすることができない。また、コーティング時
間が標準的に24時間以上を要し、極めて生産性が悪く
実用化は困難である。
動車の排気ガス浄化用触媒担体のように、セル密度が4
00CPSIが標準的に使われる細孔に均一に溶融メッキを
施すことはできないし、目詰まりを起こすこともあり現
実的ではない。カロライズ法では、Al粉末とハロゲン
化物粉末を細孔に均一に装入することが困難であり、ま
た、担体内の温度を均一に保持することが極めて難しい
ことから、担体の表面に実用的レベルで均一にAlをコ
ーティングすることができない。また、コーティング時
間が標準的に24時間以上を要し、極めて生産性が悪く
実用化は困難である。
【0012】上記の溶融Alメッキ法やカロライズ法に
は、共通した障害があるため自動車排気ガスの浄化処理
用のメタル担体に適用され実用化された例は見当たらな
い。上記の方法に共通した欠陥は、製造コストが高くな
り過ぎること、かつ、メッキ厚みの制御が困難で、信頼
性の高い実用的なレベルでの均一なメッキができないこ
とにある。
は、共通した障害があるため自動車排気ガスの浄化処理
用のメタル担体に適用され実用化された例は見当たらな
い。上記の方法に共通した欠陥は、製造コストが高くな
り過ぎること、かつ、メッキ厚みの制御が困難で、信頼
性の高い実用的なレベルでの均一なメッキができないこ
とにある。
【0013】Al量を高めるための量産技術としては、
特開平1−194942号公報のようにステンレス鋼箔
の両側にアルミニウムまたはアルミニウム合金を貼り付
け、しかる後にAlの拡散処理を途中で止め、表面にA
l含有量の高い合金層を形成する方法が開示されてい
る。
特開平1−194942号公報のようにステンレス鋼箔
の両側にアルミニウムまたはアルミニウム合金を貼り付
け、しかる後にAlの拡散処理を途中で止め、表面にA
l含有量の高い合金層を形成する方法が開示されてい
る。
【0014】この方法は、信頼性の高い実用的レベルで
の均一なメッキができるので、溶融Alメッキやカロラ
イズ法に比較して実用化には近いが、製造コストが高く
なり過ぎることは依然として大きな課題となっている。
の均一なメッキができるので、溶融Alメッキやカロラ
イズ法に比較して実用化には近いが、製造コストが高く
なり過ぎることは依然として大きな課題となっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種内燃機
関の排ガスを浄化処理するための金属製触媒コンバータ
において、ハニカム体の少なくとも排ガス入側端面およ
びその近傍の耐高温酸化性を改善し、コスト高の問題も
製造時の作業性の低下の問題も解決しながら耐久性を向
上できる、金属製触媒コンバータおよびその製造方法を
提供する。
関の排ガスを浄化処理するための金属製触媒コンバータ
において、ハニカム体の少なくとも排ガス入側端面およ
びその近傍の耐高温酸化性を改善し、コスト高の問題も
製造時の作業性の低下の問題も解決しながら耐久性を向
上できる、金属製触媒コンバータおよびその製造方法を
提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、各種
の内燃機関の排ガスの通路に設置されて該排ガスを浄化
するための金属製触媒コンバータであって、金属製の平
泊と波箔(以下、この平箔と波箔を「金属箔材」ともい
う。)を重ねて巻き回して軸方向に多数の通気孔を形成
したハニカム体を装着され、このハニカム体の少なくと
も排ガス入側の端面から0.2mm以上の内側までの領域
が、金属箔材に耐高温酸化性を改善するCrやAl等の
元素を添加して、この元素の濃度を金属箔全体の平均よ
り高くし、ハニカム体の通気孔内の表面に触媒を担持さ
せたことを特徴とする金属製触媒コンバータである。
の内燃機関の排ガスの通路に設置されて該排ガスを浄化
するための金属製触媒コンバータであって、金属製の平
泊と波箔(以下、この平箔と波箔を「金属箔材」ともい
う。)を重ねて巻き回して軸方向に多数の通気孔を形成
したハニカム体を装着され、このハニカム体の少なくと
も排ガス入側の端面から0.2mm以上の内側までの領域
が、金属箔材に耐高温酸化性を改善するCrやAl等の
元素を添加して、この元素の濃度を金属箔全体の平均よ
り高くし、ハニカム体の通気孔内の表面に触媒を担持さ
せたことを特徴とする金属製触媒コンバータである。
【0017】本発明では、特に、ハニカム体の排ガス入
側の端から0.2mm以上の内側までの領域において、ハ
ニカム体を形成する金属箔材の耐高温酸化性を補強し
て、その耐久性を改善することを特徴とするものであ
り、この耐熱性、耐酸化性の補強手段として、ハニカム
体を形成する金属箔材に、耐高温酸化性を改善する元素
をコーティングし、非酸化性雰囲気(例えば真空下)で
加熱処理してコーティングした金属と金属箔材とを相互
拡散させることにより、平箔と波箔を接合させることも
特徴としている。この際、ハニカム体は外筒に収納して
処理するのがよく、或いは処理した後収納してもよい。
側の端から0.2mm以上の内側までの領域において、ハ
ニカム体を形成する金属箔材の耐高温酸化性を補強し
て、その耐久性を改善することを特徴とするものであ
り、この耐熱性、耐酸化性の補強手段として、ハニカム
体を形成する金属箔材に、耐高温酸化性を改善する元素
をコーティングし、非酸化性雰囲気(例えば真空下)で
加熱処理してコーティングした金属と金属箔材とを相互
拡散させることにより、平箔と波箔を接合させることも
特徴としている。この際、ハニカム体は外筒に収納して
処理するのがよく、或いは処理した後収納してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で、ハニカム体の少なくとも排ガス入側端面から
0.2mm以上内側までの領域において、ハニカム体を形
成する金属箔材に耐高温酸化性を改善する元素を多く添
加して、当該元素の濃度を高める理由は、以下の通りで
ある。すなわち、金属触媒コンバータのエンジン耐久試
験後、ハニカム体を形成しているステンレス箔(Alを
1〜6%含有)内の成分分布を調査した結果、排ガス入
側の端面から0.2mmまでの領域でAlの低下が顕著で
あり、その結果として金属箔材が酸化して損傷が拡大し
やすいことから、少なくとも、この領域でのAl濃度を
高めて耐酸化機能を長時間にわたって確保できるように
するためである。
本発明で、ハニカム体の少なくとも排ガス入側端面から
0.2mm以上内側までの領域において、ハニカム体を形
成する金属箔材に耐高温酸化性を改善する元素を多く添
加して、当該元素の濃度を高める理由は、以下の通りで
ある。すなわち、金属触媒コンバータのエンジン耐久試
験後、ハニカム体を形成しているステンレス箔(Alを
1〜6%含有)内の成分分布を調査した結果、排ガス入
側の端面から0.2mmまでの領域でAlの低下が顕著で
あり、その結果として金属箔材が酸化して損傷が拡大し
やすいことから、少なくとも、この領域でのAl濃度を
高めて耐酸化機能を長時間にわたって確保できるように
するためである。
【0019】ここでいう、「添加」とは、金属箔材の表
面に例えば溶射、接着、塗布などによってコーティング
することを意味している。また、耐高温酸化性を改善す
る元素の「濃度」とは、金属箔材の重量に占める、金属
箔材の素材中にもともと含有している元素の重量と金属
箔材の表面に添加した元素の重量の合計重量(重量%)
を意味している。
面に例えば溶射、接着、塗布などによってコーティング
することを意味している。また、耐高温酸化性を改善す
る元素の「濃度」とは、金属箔材の重量に占める、金属
箔材の素材中にもともと含有している元素の重量と金属
箔材の表面に添加した元素の重量の合計重量(重量%)
を意味している。
【0020】耐高温酸化性を改善する元素を金属箔材の
表面に添加したときの当該元素の当該添加領域での濃度
は5〜15重量%(このときの金属箔全体の当該元素の
平均濃度は、1〜5重量%)とすることにより、十分な
耐高温酸化性を確保することができる。
表面に添加したときの当該元素の当該添加領域での濃度
は5〜15重量%(このときの金属箔全体の当該元素の
平均濃度は、1〜5重量%)とすることにより、十分な
耐高温酸化性を確保することができる。
【0021】耐高温酸化性を改善する元素としては、A
lの他にCrやSi等を用いることができ、これらの元
素の濃度を高める領域は、ハニカム体の排ガス入側端面
から30mmまでの範囲内で選択することが好ましい。こ
の領域を超えた領域でも耐高温酸化性を改善する効果は
あるが、その領域での酸化の度合いは顕著ではなく、耐
高温酸化性を改善する元素の濃度を排ガス入側の端面か
ら30mmまでの領域並にすることは、そのためのコスト
を考慮した場合にはメリットはない。
lの他にCrやSi等を用いることができ、これらの元
素の濃度を高める領域は、ハニカム体の排ガス入側端面
から30mmまでの範囲内で選択することが好ましい。こ
の領域を超えた領域でも耐高温酸化性を改善する効果は
あるが、その領域での酸化の度合いは顕著ではなく、耐
高温酸化性を改善する元素の濃度を排ガス入側の端面か
ら30mmまでの領域並にすることは、そのためのコスト
を考慮した場合にはメリットはない。
【0022】ハニカム体の前記特定領域で、耐高温酸化
性を改善する元素例えばAlの濃度を高めるための量産
技術としては、端面から30mm以内の範囲内に低温溶射
でアルミニウムまたはアルミニウム合金のような耐高温
酸化性を改善する金属をコーティングし、それを非酸化
雰囲気で加熱して金属箔材とアルミニウム間で金属を相
互拡散させる方法を用いることができる。
性を改善する元素例えばAlの濃度を高めるための量産
技術としては、端面から30mm以内の範囲内に低温溶射
でアルミニウムまたはアルミニウム合金のような耐高温
酸化性を改善する金属をコーティングし、それを非酸化
雰囲気で加熱して金属箔材とアルミニウム間で金属を相
互拡散させる方法を用いることができる。
【0023】この低温溶射では、大気雰囲気下で20〜
50μmの金属箔材に対してアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金のような、耐高温酸化性を改善する金属を5
0μm以下の薄さでコーティングさせることができる。
50μmの金属箔材に対してアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金のような、耐高温酸化性を改善する金属を5
0μm以下の薄さでコーティングさせることができる。
【0024】この耐高温酸化性を改善する元素のコーテ
ィングは、ハニカム体の成形前または成形過程でも行う
こともできるが、成形性の低下、成形精度の低下の原因
になる場合があり、また耐高温酸化性を改善する金属の
過剰消費にもなりやすいことから、ハニカム体の成形後
にコーティングすることが好ましい。
ィングは、ハニカム体の成形前または成形過程でも行う
こともできるが、成形性の低下、成形精度の低下の原因
になる場合があり、また耐高温酸化性を改善する金属の
過剰消費にもなりやすいことから、ハニカム体の成形後
にコーティングすることが好ましい。
【0025】また、この耐高温酸化性を改善する元素
は、ハニカム体の内部全体に均一にコーティングしても
よいが、ハニカム体の成形後では不可能であるし、前記
したように、内部領域では酸化の度合いは顕著ではな
く、耐高温酸化性を改善する元素の濃度を排ガス入側の
端面から30mmまでの領域並にすることは、そのための
コストを考慮した場合にはメリットはないので、実用的
には端面から30mm以内の範囲に限定することが有利で
ある。
は、ハニカム体の内部全体に均一にコーティングしても
よいが、ハニカム体の成形後では不可能であるし、前記
したように、内部領域では酸化の度合いは顕著ではな
く、耐高温酸化性を改善する元素の濃度を排ガス入側の
端面から30mmまでの領域並にすることは、そのための
コストを考慮した場合にはメリットはないので、実用的
には端面から30mm以内の範囲に限定することが有利で
ある。
【0026】耐高温酸化性を改善する元素のコーティン
グ手段としては、比較的低温領域で容易に付着力を確保
できる低温溶射が有効であり、この低温溶射を行う場合
には、ハニカム体を溶射方向に対して傾け、回転させな
がら行うことにより所望の領域に対してより均一な溶射
層を形成することができる。
グ手段としては、比較的低温領域で容易に付着力を確保
できる低温溶射が有効であり、この低温溶射を行う場合
には、ハニカム体を溶射方向に対して傾け、回転させな
がら行うことにより所望の領域に対してより均一な溶射
層を形成することができる。
【0027】本発明において、ハニカム体を成形する際
に、波箔の波頂部(底部)の幅が0.2〜0.5mmの平
坦部を持つ断面が台形型とし、この波箔の頂部が平箔と
接触するコーナー部にアルミニウムまたはアルミニウム
合金のような耐酸化性を改善する金属を低温溶射した場
合に付着させやすくすることが有効である。そして、平
箔と波箔平坦部との接触角度を40度以上、好ましくは
60度以上にすることにより、平箔と波箔の接触部の隅
にまでアルミニウムまたはアルミニウム合金を入り込ま
せることができ、これを1000℃前後で拡散処理すれ
ば、端面から0.5mm以上、好ましくは5mm以上の範囲
の平箔と波箔を接合することができ、これにより端面の
切り欠き効果による破損を有効に防ぐことができる。
に、波箔の波頂部(底部)の幅が0.2〜0.5mmの平
坦部を持つ断面が台形型とし、この波箔の頂部が平箔と
接触するコーナー部にアルミニウムまたはアルミニウム
合金のような耐酸化性を改善する金属を低温溶射した場
合に付着させやすくすることが有効である。そして、平
箔と波箔平坦部との接触角度を40度以上、好ましくは
60度以上にすることにより、平箔と波箔の接触部の隅
にまでアルミニウムまたはアルミニウム合金を入り込ま
せることができ、これを1000℃前後で拡散処理すれ
ば、端面から0.5mm以上、好ましくは5mm以上の範囲
の平箔と波箔を接合することができ、これにより端面の
切り欠き効果による破損を有効に防ぐことができる。
【0028】波箔の波頂部(底部)の幅を0.2〜0.
5mmとしたのは、上記理由の他、断面が台形型への加工
のしやすさや、ハニカム体のセル(軸方向の穴)密度が
適正に得られるからである。
5mmとしたのは、上記理由の他、断面が台形型への加工
のしやすさや、ハニカム体のセル(軸方向の穴)密度が
適正に得られるからである。
【0029】従来の知見では、溶融メッキ法やカロライ
ズ法によって表面にコーティングしたアルミニウムを金
属箔材の中に拡散させて合金化する方法についても言及
されているが、本発明者等は実験により、低温溶射法に
よって金属箔材の表面に物理的に密着してアルミニウム
を存在させておけば、初期の段階で溶融メッキ法やカロ
ライズ法のようにコーティング段階で合金化して化学的
に接合していなくても十分に一体化処理が可能であるこ
との知見を得ている。すなわち、低温度溶射した際に
は、均一に合金化していないが、真空炉中で900℃前
後で保持すれば、アルミニウム中にFeやCrを拡散し
て合金化する。これを1000℃以上の高温にすれば、
いきなり高温にした場合に流出してしまうアルミニウム
も、元の場所を移動せず、相互拡散が起きてアルミニウ
ム濃度が高いが金属箔材の組成にも近い合金層を形成し
て金属箔材と一体化することができる。
ズ法によって表面にコーティングしたアルミニウムを金
属箔材の中に拡散させて合金化する方法についても言及
されているが、本発明者等は実験により、低温溶射法に
よって金属箔材の表面に物理的に密着してアルミニウム
を存在させておけば、初期の段階で溶融メッキ法やカロ
ライズ法のようにコーティング段階で合金化して化学的
に接合していなくても十分に一体化処理が可能であるこ
との知見を得ている。すなわち、低温度溶射した際に
は、均一に合金化していないが、真空炉中で900℃前
後で保持すれば、アルミニウム中にFeやCrを拡散し
て合金化する。これを1000℃以上の高温にすれば、
いきなり高温にした場合に流出してしまうアルミニウム
も、元の場所を移動せず、相互拡散が起きてアルミニウ
ム濃度が高いが金属箔材の組成にも近い合金層を形成し
て金属箔材と一体化することができる。
【0030】そこで、本発明では、耐高温酸化性を改善
する元素例えばアルミニウムを低温溶射した後、ハニカ
ム体を真空炉に導入し当該アルミニウムの融点以上の温
度で加熱処理して、金属箔材間で拡散接合させ一体化さ
せるが、この場合、この真空炉内の雰囲気の真空度(圧
力)は、アルミニウムの蒸気圧以上(好ましくはアルミ
ニウムの蒸気圧に対して1.1〜2.0倍)にして、ア
ルミニウムの蒸発を抑制させることが有効であり、真空
炉の真空度(圧力)を選択することにより、このような
条件を満足させることができる。
する元素例えばアルミニウムを低温溶射した後、ハニカ
ム体を真空炉に導入し当該アルミニウムの融点以上の温
度で加熱処理して、金属箔材間で拡散接合させ一体化さ
せるが、この場合、この真空炉内の雰囲気の真空度(圧
力)は、アルミニウムの蒸気圧以上(好ましくはアルミ
ニウムの蒸気圧に対して1.1〜2.0倍)にして、ア
ルミニウムの蒸発を抑制させることが有効であり、真空
炉の真空度(圧力)を選択することにより、このような
条件を満足させることができる。
【0031】本発明では、上記のようにして、金属触媒
コンバータを構成するハニカム体のの特に排ガス入側領
域に対して、耐高温酸化性を改善する元素を補強して、
この領域での金属箔材の耐高温酸化性を向上すると同時
に波箔と平箔とを拡散接合して強固に接合することがで
きる。
コンバータを構成するハニカム体のの特に排ガス入側領
域に対して、耐高温酸化性を改善する元素を補強して、
この領域での金属箔材の耐高温酸化性を向上すると同時
に波箔と平箔とを拡散接合して強固に接合することがで
きる。
【0032】この拡散接合は、900〜1000℃の比
較的低温領域で行うことができ、従来、ろう材使用によ
り1100℃前後で行っていた接合との比較では、ろう
材およびろう材装着作業が不要となるため、製造コスト
を切り下げることができ、また生産性も向上させること
ができる。
較的低温領域で行うことができ、従来、ろう材使用によ
り1100℃前後で行っていた接合との比較では、ろう
材およびろう材装着作業が不要となるため、製造コスト
を切り下げることができ、また生産性も向上させること
ができる。
【0033】以下に本発明を図に示す具体例に基づいて
更に説明する。図1は本発明の金属触媒コンバータを構
成するハニカム体を、外周部の一部を巻き戻した状態で
示している。図において、3は金属箔材で形成した波箔
1と平箔2を重ねて巻き回して製作した軸方向に多数の
通気孔4を形成したハニカム体で、排ガス5の入側領域
を形成する波箔1と平箔2の側端部には、Al濃度を金
属箔材全体の平均より高くするためアルミニウムによる
溶射層6が形成されている。
更に説明する。図1は本発明の金属触媒コンバータを構
成するハニカム体を、外周部の一部を巻き戻した状態で
示している。図において、3は金属箔材で形成した波箔
1と平箔2を重ねて巻き回して製作した軸方向に多数の
通気孔4を形成したハニカム体で、排ガス5の入側領域
を形成する波箔1と平箔2の側端部には、Al濃度を金
属箔材全体の平均より高くするためアルミニウムによる
溶射層6が形成されている。
【0034】このハニカム体3は、外筒内に装着する。
すなわち、図2にその構造例を示したように、ハニカム
体3の外周に、断面形状が波型のリング状の弾性支持体
7を一周して更に数mm重なりを有するように巻き付け
て、円周方向の数点でハニカム体に接合9する。接合方
法は特に限定しないが、電気抵抗溶接、ロウ付けあるい
は、アルミニウム仲介の拡散接合等で行ってもよい。
すなわち、図2にその構造例を示したように、ハニカム
体3の外周に、断面形状が波型のリング状の弾性支持体
7を一周して更に数mm重なりを有するように巻き付け
て、円周方向の数点でハニカム体に接合9する。接合方
法は特に限定しないが、電気抵抗溶接、ロウ付けあるい
は、アルミニウム仲介の拡散接合等で行ってもよい。
【0035】一方、断面形状が波型のリング状の弾性支
持体8を、ハニカム体3の排ガス入側の外周に巻き付け
られたリング状の弾性支持体7と重なりを持ち、ハニカ
ム体の入側端面から一部がはみ出すように巻き付ける。
持体8を、ハニカム体3の排ガス入側の外周に巻き付け
られたリング状の弾性支持体7と重なりを持ち、ハニカ
ム体の入側端面から一部がはみ出すように巻き付ける。
【0036】そして、外周にリング状の弾性支持体7と
8を巻き付けたハニカム体3を、外筒11内に挿入し、
ハニカム体3の排ガス入側のリング状の弾性支持体8の
はみ出し部分を、アルミニウム箔9をろう材としてろう
接あるいは、アルミニウム仲介の拡散接合等により接合
して、ハニカム体3をリング状弾性支持体7と8を介し
て外筒11に固定することができる。
8を巻き付けたハニカム体3を、外筒11内に挿入し、
ハニカム体3の排ガス入側のリング状の弾性支持体8の
はみ出し部分を、アルミニウム箔9をろう材としてろう
接あるいは、アルミニウム仲介の拡散接合等により接合
して、ハニカム体3をリング状弾性支持体7と8を介し
て外筒11に固定することができる。
【0037】リング状の弾性支持体7の外周にリング状
の弾性支持体8を巻き付ける際には、リング状の弾性支
持体7と8相互間のシール性を保つために、一周と更に
数mm程度の重なりを持つように巻き付けるようにする。
その際、リング状の弾性支持体7と8の接触面にセラミ
ックスをコーティングすることにより、ハニカム体3と
外筒11間の断熱効果を高めることができる。
の弾性支持体8を巻き付ける際には、リング状の弾性支
持体7と8相互間のシール性を保つために、一周と更に
数mm程度の重なりを持つように巻き付けるようにする。
その際、リング状の弾性支持体7と8の接触面にセラミ
ックスをコーティングすることにより、ハニカム体3と
外筒11間の断熱効果を高めることができる。
【0038】このようにして、図1に示したように金属
箔材からなる波箔1および平箔2を重ねて巻き付けて形
成される、ハニカム体3の排ガス入側の特定領域10の
Al濃度を金属箔材全体の平均より高めたハニカム体3
を、図2に示すように、その外周に巻き付け固定したリ
ング状の弾性支持体7と、その外周に巻き付けたリング
状弾性支持体8を介して、外筒11に装着してメタル担
体を形成し、ハニカム体3の通気孔4内に触媒を担持さ
せて金属触媒コンバータを製造することができる。
箔材からなる波箔1および平箔2を重ねて巻き付けて形
成される、ハニカム体3の排ガス入側の特定領域10の
Al濃度を金属箔材全体の平均より高めたハニカム体3
を、図2に示すように、その外周に巻き付け固定したリ
ング状の弾性支持体7と、その外周に巻き付けたリング
状弾性支持体8を介して、外筒11に装着してメタル担
体を形成し、ハニカム体3の通気孔4内に触媒を担持さ
せて金属触媒コンバータを製造することができる。
【0039】なお、ハニカム体を形成する波箔1は、一
般には図3(b)に示すように、頂サインカーブ型の頂
部13を有するものが用いられているが、図3(a)に
示すように断面形状が台形型で、その頂部(底部)12
に幅が0.2〜0.5mmの平坦部が形成されたものであ
り、、平箔2との接触角度θを40度以上にして、適度
の接触面積を確保し、十分な接合強度を確保できるよう
にすることが望ましく、ハニカム体3の排ガス入側の端
面から0.5mm以上内側までの平箔2と波箔1を拡散接
合により固定することが有効である。
般には図3(b)に示すように、頂サインカーブ型の頂
部13を有するものが用いられているが、図3(a)に
示すように断面形状が台形型で、その頂部(底部)12
に幅が0.2〜0.5mmの平坦部が形成されたものであ
り、、平箔2との接触角度θを40度以上にして、適度
の接触面積を確保し、十分な接合強度を確保できるよう
にすることが望ましく、ハニカム体3の排ガス入側の端
面から0.5mm以上内側までの平箔2と波箔1を拡散接
合により固定することが有効である。
【0040】
【実施例】本発明による金属触媒コンバータを製造し、
評価実験を行った。実験条件と実験結果を従来例による
場合と比較し、表1〜表3により以下に説明する。実験
条件は表1と表2に示し、実験結果と評価結果を表3に
示した。
評価実験を行った。実験条件と実験結果を従来例による
場合と比較し、表1〜表3により以下に説明する。実験
条件は表1と表2に示し、実験結果と評価結果を表3に
示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】[実験例1]Fe−20wt%Cr−5wt%
Alのフェライト系ステンレス鋼(新日鉄規格YUS2
05SMI製)のステンレス箔を使用して、図1に示す
ようなハニカム体3を形成し、これを図2に示すように
外筒11に装着して組み込んだ触媒コンバータを製造し
た。
Alのフェライト系ステンレス鋼(新日鉄規格YUS2
05SMI製)のステンレス箔を使用して、図1に示す
ようなハニカム体3を形成し、これを図2に示すように
外筒11に装着して組み込んだ触媒コンバータを製造し
た。
【0045】手順は、最初に厚さ30μm、幅106m
のステンレス箔のコイルを二つ用意し、一方のステンレ
ス箔のコイルからの平箔2と、他方のステンレス箔のコ
イルをコルゲート加工して製作した波箔1とを使用し、
この平箔と波箔を重ねて巻き付けて、軸方向に多数の通
気孔4を形成したハニカム体3を成形した後、排ガス入
側の片側端面および端面から30mm内側までの領域10
には、低温溶射法によってアルミニウムをコーティング
した。
のステンレス箔のコイルを二つ用意し、一方のステンレ
ス箔のコイルからの平箔2と、他方のステンレス箔のコ
イルをコルゲート加工して製作した波箔1とを使用し、
この平箔と波箔を重ねて巻き付けて、軸方向に多数の通
気孔4を形成したハニカム体3を成形した後、排ガス入
側の片側端面および端面から30mm内側までの領域10
には、低温溶射法によってアルミニウムをコーティング
した。
【0046】製作したハニカム体3を、真空度(圧力)
がアルミニウムの蒸気圧の1.5〜2.0倍の気圧であ
る雰囲気を有する真空炉で930℃で1時間加熱してア
ルミニウムの拡散層を作り、更に平箔2と波箔1とを接
合するために1220℃で30分加熱処理を行った。
がアルミニウムの蒸気圧の1.5〜2.0倍の気圧であ
る雰囲気を有する真空炉で930℃で1時間加熱してア
ルミニウムの拡散層を作り、更に平箔2と波箔1とを接
合するために1220℃で30分加熱処理を行った。
【0047】この低温溶射されたアルミニウムは、均一
に合金化していなかったが、真空炉中で930℃で保持
することにより、アルミニウム中にFeやCrを拡散さ
せて合金化することができ、更に1000℃前後で加熱
処理することにより、アルミニウムを元の場所を移動さ
せずに相互拡散させ、Al濃度が8〜15%と高いが金
属箔材の組成にも近い合金層を形成して金属箔材と一体
化させ、同時に平箔2と波箔1とを拡散接合した。
に合金化していなかったが、真空炉中で930℃で保持
することにより、アルミニウム中にFeやCrを拡散さ
せて合金化することができ、更に1000℃前後で加熱
処理することにより、アルミニウムを元の場所を移動さ
せずに相互拡散させ、Al濃度が8〜15%と高いが金
属箔材の組成にも近い合金層を形成して金属箔材と一体
化させ、同時に平箔2と波箔1とを拡散接合した。
【0048】このようにして、排ガス入側領域のAl濃
度を高くしたハニカム体3を製造した後、活性アルミナ
を排ガスと接触するハニカム体3の全面にコーティング
し、白金とパラジウムを担持させた。
度を高くしたハニカム体3を製造した後、活性アルミナ
を排ガスと接触するハニカム体3の全面にコーティング
し、白金とパラジウムを担持させた。
【0049】次に、図2に示したように、リング状の弾
性支持体7をハニカム体3に巻き付けて電気抵抗溶接で
接合し、それに重ねて巻き付けたもう一つのリング状の
弾性支持体8のはみ出し部分を外筒11にロウ付け接合
した。弾性支持体はそれぞれ電気抵抗溶接で接合した。
性支持体7をハニカム体3に巻き付けて電気抵抗溶接で
接合し、それに重ねて巻き付けたもう一つのリング状の
弾性支持体8のはみ出し部分を外筒11にロウ付け接合
した。弾性支持体はそれぞれ電気抵抗溶接で接合した。
【0050】ここではハニカム体3に接合したリング状
の弾性支持体7は二つの半円に分かれているが、半円の
端部ではそれぞれ10mmの重なりを持つように配して半
円の中間部をハニカム体3に電気抵抗溶接で接合した。
の弾性支持体7は二つの半円に分かれているが、半円の
端部ではそれぞれ10mmの重なりを持つように配して半
円の中間部をハニカム体3に電気抵抗溶接で接合した。
【0051】次に外筒11に固定するリング状の弾性支
持体8をハニカム体3に接合したリング状の弾性支持体
7に重ねて巻き付けてから外筒11の中に挿入して、リ
ング状の弾性支持体8のはみ出し部分を外筒11にロウ
付けで接合した。
持体8をハニカム体3に接合したリング状の弾性支持体
7に重ねて巻き付けてから外筒11の中に挿入して、リ
ング状の弾性支持体8のはみ出し部分を外筒11にロウ
付けで接合した。
【0052】ハニカム体3は、厚さ30μmの平箔と該
平箔を波付け加工した波箔とを重ねて巻き回し接合した
もので直径86mm、長さ106mm、セル密度400CPSI
である。
平箔を波付け加工した波箔とを重ねて巻き回し接合した
もので直径86mm、長さ106mm、セル密度400CPSI
である。
【0053】外筒11は、Fe−19wt%Cr−0.4
wt%Cu−0.4wt%Nbのフェライト径のステンレス
鋼(新日鉄規格YUS180製)パイプで、肉厚1.5
mm、外径105mm、長さ238mmのものを使用した。
wt%Cu−0.4wt%Nbのフェライト径のステンレス
鋼(新日鉄規格YUS180製)パイプで、肉厚1.5
mm、外径105mm、長さ238mmのものを使用した。
【0054】このようにして製作したハニカム体3を外
筒11を組み込んで構成した触媒コンバータを、200
0ccのガソリンエンジンの排気管の途中に取り付け、排
ガス入側の温度が950℃に達する条件下で、900サ
イクルの冷熱耐久試験を実施した。
筒11を組み込んで構成した触媒コンバータを、200
0ccのガソリンエンジンの排気管の途中に取り付け、排
ガス入側の温度が950℃に達する条件下で、900サ
イクルの冷熱耐久試験を実施した。
【0055】また、エンジンが完全に停止し、触媒コン
バータ全体がほぼ室温に近い状態からスタートさせ、ハ
ニカム体3の排ガスで側の端部で、半径方向の中心から
20mmの位置と、外筒内の長手方向中間部に装着した熱
電対により、昇温速度を測定した。
バータ全体がほぼ室温に近い状態からスタートさせ、ハ
ニカム体3の排ガスで側の端部で、半径方向の中心から
20mmの位置と、外筒内の長手方向中間部に装着した熱
電対により、昇温速度を測定した。
【0056】また、ハニカム体3のほぼ中間部にも熱電
対を装着し、排ガス出側の温度が950℃に達する条件
下で15分間エンジンを稼働させた後、エンジンを停止
して、ハニカム体3の温度を測定し、断熱効果と耐久試
験後のハニカム体3の損傷状況を調査した。
対を装着し、排ガス出側の温度が950℃に達する条件
下で15分間エンジンを稼働させた後、エンジンを停止
して、ハニカム体3の温度を測定し、断熱効果と耐久試
験後のハニカム体3の損傷状況を調査した。
【0057】その結果、表3に示したように、ハニカム
体3の排ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート5
0秒経過時に260℃に昇温し、その時の外筒の表面温
度は35℃であった。また、エンジン停止後15分経過
時のハニカム体3の中間部の温度は、220℃であっ
た。
体3の排ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート5
0秒経過時に260℃に昇温し、その時の外筒の表面温
度は35℃であった。また、エンジン停止後15分経過
時のハニカム体3の中間部の温度は、220℃であっ
た。
【0058】これに対して、本発明例1と同じ材質のス
テンレス箔と外筒を用い、端面の強化をしないで、ま
た、外筒11とハニカム体3は直接ろう付けによって接
合し、平箔と波箔の接合は真空炉で1230℃×90分
加熱して拡散接合させた従来例では、ハニカム体と外筒
間には断熱層がないので、外筒の径が本発明例1よりも
小さく外径で89mmφと小径であるが、ハニカム体の排
ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート50秒経過
時に250℃に昇温し、その時の外筒の表面温度は80
℃であった。また、エンジン停止後15分経過時のハニ
カム体の中間部の温度は、120℃であった。
テンレス箔と外筒を用い、端面の強化をしないで、ま
た、外筒11とハニカム体3は直接ろう付けによって接
合し、平箔と波箔の接合は真空炉で1230℃×90分
加熱して拡散接合させた従来例では、ハニカム体と外筒
間には断熱層がないので、外筒の径が本発明例1よりも
小さく外径で89mmφと小径であるが、ハニカム体の排
ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート50秒経過
時に250℃に昇温し、その時の外筒の表面温度は80
℃であった。また、エンジン停止後15分経過時のハニ
カム体の中間部の温度は、120℃であった。
【0059】この結果は、本発明例1のハニカム体3
は、従来例の場合に比較して、エンジンスタートから短
時間に触媒活性化温度に達し、エンジンが停止しても温
度降下が小さく、エンジンの再スタートの際にも短時間
に触媒活性化温度に達することを意味しており、熱効率
が良好であることを示している。
は、従来例の場合に比較して、エンジンスタートから短
時間に触媒活性化温度に達し、エンジンが停止しても温
度降下が小さく、エンジンの再スタートの際にも短時間
に触媒活性化温度に達することを意味しており、熱効率
が良好であることを示している。
【0060】また、従来例の場合に比較して、外筒の表
面の温度は、35℃と低く、ハニカム体と外筒間の断熱
効果が良好であり、外筒によってハニカム体の昇温が阻
害されないことを示している。なお、リング状の弾性支
持体7とリング状の弾性支持体8間のシール性も十分に
確保されていた。
面の温度は、35℃と低く、ハニカム体と外筒間の断熱
効果が良好であり、外筒によってハニカム体の昇温が阻
害されないことを示している。なお、リング状の弾性支
持体7とリング状の弾性支持体8間のシール性も十分に
確保されていた。
【0061】一方、耐久試験後のハニカム体の損傷状況
を調査した結果、本発明例1では、平箔と波箔間のず
れ、損傷(欠け)は全く認められなかった。これに対し
て、従来例の場合には、ハニカム体の排ガス入側端面に
おいて、平箔と波箔間のずれと、体積2mlの欠けによる
損傷が認められた。
を調査した結果、本発明例1では、平箔と波箔間のず
れ、損傷(欠け)は全く認められなかった。これに対し
て、従来例の場合には、ハニカム体の排ガス入側端面に
おいて、平箔と波箔間のずれと、体積2mlの欠けによる
損傷が認められた。
【0062】[実験例2]前記本発明例1とほぼ同様に
して、触媒コンバータを製作した。手順は、最初に厚さ
30μm、幅106mのステンレス箔からなる平箔と、
ステンレス箔をコルゲート加工し、更に図3に示すよう
に頂部12が0.3mmの平坦部を持つ断面台形型で、平
箔2と重ねて巻き付けたときのこの平箔2との接触角度
θが70度となるような波箔を製作し、この波箔と平箔
とを重ねて巻き付けてハニカム体3を成形し、両側の端
面および端面から30mm内側までの領域には低温溶射に
よりアルミニウムをコーティングした。低温溶射の吹き
付け方向に対して、ハニカム体3の軸を約45度傾斜さ
せ、回転させながら溶射を行い、平箔と波箔の接触部に
アルミニウムが付着しやすいようにした。
して、触媒コンバータを製作した。手順は、最初に厚さ
30μm、幅106mのステンレス箔からなる平箔と、
ステンレス箔をコルゲート加工し、更に図3に示すよう
に頂部12が0.3mmの平坦部を持つ断面台形型で、平
箔2と重ねて巻き付けたときのこの平箔2との接触角度
θが70度となるような波箔を製作し、この波箔と平箔
とを重ねて巻き付けてハニカム体3を成形し、両側の端
面および端面から30mm内側までの領域には低温溶射に
よりアルミニウムをコーティングした。低温溶射の吹き
付け方向に対して、ハニカム体3の軸を約45度傾斜さ
せ、回転させながら溶射を行い、平箔と波箔の接触部に
アルミニウムが付着しやすいようにした。
【0063】次に、図2に示したようにリング状の弾性
支持体7を、ハニカム体3との間に厚さ20μmのアル
ミニウム箔9を挟んでハニカム体3に巻き付け、それに
重ねてもう一つのリング状の弾性支持体8を外筒11と
の間に厚さ20μmのアルミニウムを挟んで挿入した。
リング状の弾性支持体7と8は、端部ではそれぞれ10
mm前後の重なりを持つため、外筒11に装入するときは
少し重なりが大きくなるように絞って容易に装入でき
た。
支持体7を、ハニカム体3との間に厚さ20μmのアル
ミニウム箔9を挟んでハニカム体3に巻き付け、それに
重ねてもう一つのリング状の弾性支持体8を外筒11と
の間に厚さ20μmのアルミニウムを挟んで挿入した。
リング状の弾性支持体7と8は、端部ではそれぞれ10
mm前後の重なりを持つため、外筒11に装入するときは
少し重なりが大きくなるように絞って容易に装入でき
た。
【0064】それを真空炉で900℃で30分加熱し、
更に1000℃で60分加熱した。ハニカム体のAl濃
度は、もとの金属箔材の平均含有量が5%であるのに対
して端面から10mmの領域では明らかにAl濃度が上昇
しており、最大で20%、最小でも15%に達した。
更に1000℃で60分加熱した。ハニカム体のAl濃
度は、もとの金属箔材の平均含有量が5%であるのに対
して端面から10mmの領域では明らかにAl濃度が上昇
しており、最大で20%、最小でも15%に達した。
【0065】アルミニウムを溶射した領域では、平箔と
波箔の接触部のアルミニウム中に金属箔材のFeとCr
が拡散し、平箔と波箔が強固に拡散接合されていた。ま
た、リング状の弾性支持体7とハニカム体3、リング状
の弾性支持体8と外筒11はそれぞれの間に挟んだアル
ミニウム箔の中に金属箔材(素材)中のFeとCrが拡
散することによって拡散接合されていた。その後、活性
アルミナをハニカム体3の全面にコーティングし、白金
とパラジウムを担持させた。
波箔の接触部のアルミニウム中に金属箔材のFeとCr
が拡散し、平箔と波箔が強固に拡散接合されていた。ま
た、リング状の弾性支持体7とハニカム体3、リング状
の弾性支持体8と外筒11はそれぞれの間に挟んだアル
ミニウム箔の中に金属箔材(素材)中のFeとCrが拡
散することによって拡散接合されていた。その後、活性
アルミナをハニカム体3の全面にコーティングし、白金
とパラジウムを担持させた。
【0066】実験例1では行わなかったが、外筒11に
接合のリング状の弾性支持体8とハニカム体3に接合の
リング状の弾性支持体7との接触面に、予めアルミナを
溶射して断熱性を高めた。ハニカム体3のサイズ、外筒
11のサイズは実験例1の場合と同じである。
接合のリング状の弾性支持体8とハニカム体3に接合の
リング状の弾性支持体7との接触面に、予めアルミナを
溶射して断熱性を高めた。ハニカム体3のサイズ、外筒
11のサイズは実験例1の場合と同じである。
【0067】得られた触媒コンバータを2000ccのガ
ソリンエンジンの排気管の途中に取り付け、実験例1と
同様の断熱効果と耐久試験後のハニカム体の損傷状況を
調査した。その結果、表3に示したように、ハニカム体
3の排ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート50
秒経過時に270℃に昇温し、その時の外筒11の表面
温度は28℃であった。また、エンジン停止後15分経
過時のハニカム体3の中間部の温度は、250℃であっ
た。
ソリンエンジンの排気管の途中に取り付け、実験例1と
同様の断熱効果と耐久試験後のハニカム体の損傷状況を
調査した。その結果、表3に示したように、ハニカム体
3の排ガス出側の端部の温度は、エンジンスタート50
秒経過時に270℃に昇温し、その時の外筒11の表面
温度は28℃であった。また、エンジン停止後15分経
過時のハニカム体3の中間部の温度は、250℃であっ
た。
【0068】この結果は、この本発明例2のハニカム体
3は、リング状の弾性支持体7とリング状の弾性支持体
8間に予めアルミナを溶射して断熱性を高めたことによ
り、本発明例1の場合に比較して、エンジンスタートか
ら短時間に触媒活性化温度に達し、エンジンが停止して
も温度降下が小さく、エンジンの再スタートの際にも短
時間に触媒活性化温度に達することを意味しており、熱
効率が更に良好であることを示している。
3は、リング状の弾性支持体7とリング状の弾性支持体
8間に予めアルミナを溶射して断熱性を高めたことによ
り、本発明例1の場合に比較して、エンジンスタートか
ら短時間に触媒活性化温度に達し、エンジンが停止して
も温度降下が小さく、エンジンの再スタートの際にも短
時間に触媒活性化温度に達することを意味しており、熱
効率が更に良好であることを示している。
【0069】また、本発明例1の場合に比較して、外筒
11の表面の温度は、28℃と低く、ハニカム体3と外
筒11間の断熱効果が更に良好であり、外筒11によっ
てハニカム体3の昇温が阻害される度合いが更に小さい
ことを示している。なお、リング状の弾性支持体7とリ
ング状の弾性支持体8間のシール性も十分に確保されて
いた。
11の表面の温度は、28℃と低く、ハニカム体3と外
筒11間の断熱効果が更に良好であり、外筒11によっ
てハニカム体3の昇温が阻害される度合いが更に小さい
ことを示している。なお、リング状の弾性支持体7とリ
ング状の弾性支持体8間のシール性も十分に確保されて
いた。
【0070】一方、耐久試験後のハニカム体の損傷状況
を調査した結果、本発明例2では、平箔と波箔間のず
れ、損傷は全く認められなかった。
を調査した結果、本発明例2では、平箔と波箔間のず
れ、損傷は全く認められなかった。
【0071】
【発明の効果】本発明では、金属触媒コンバータを構成
するハニカム体の少なくとも排ガス入側領域で、耐高温
酸化性を改善する元素を補強して、ハニカム体の耐久性
を向上すると同時にこの領域で、波箔と平箔を該金属仲
介の拡散接合により接合することができ、生産性を向上
させ、製造コストを節減することができる。
するハニカム体の少なくとも排ガス入側領域で、耐高温
酸化性を改善する元素を補強して、ハニカム体の耐久性
を向上すると同時にこの領域で、波箔と平箔を該金属仲
介の拡散接合により接合することができ、生産性を向上
させ、製造コストを節減することができる。
【図1】本発明の実施例で用いられるハニカム体での耐
高温酸化性を改善する元素(Al)補強例を示す立体説
明図。
高温酸化性を改善する元素(Al)補強例を示す立体説
明図。
【図2】本発明の実施例におけるハニカム体と外筒間の
装着構造例を示す横断面説明図。
装着構造例を示す横断面説明図。
【図3】ハニカム体を形成する波箔の頂部断面形状例と
平箔との接触角度を示す説明図で、(a)図は、本発明
で用いる頂部断面が台形型の波箔の形状例を示し、
(b)図は、従来から一般的に用いられている頂部断面
がサインカーブ型の波箔の形状例を示す。
平箔との接触角度を示す説明図で、(a)図は、本発明
で用いる頂部断面が台形型の波箔の形状例を示し、
(b)図は、従来から一般的に用いられている頂部断面
がサインカーブ型の波箔の形状例を示す。
1 波箔 2 平箔 3 ハニカム体 4 通気孔 5 排ガス 6 アルミニウム溶射層 7 リング状の弾性支持体(ハニカム体と接合) 8 リング状の弾性支持体(外筒と接合) 9 アルミニウム箔 10 アルミニウム濃度を高めた特定領域 11 外筒 12 頂部が台形型断面の波箔 13 頂部がサインカーブ型断面の波箔
Claims (5)
- 【請求項1】 金属箔材からなる平泊と波箔を重ねて巻
き回して軸方向に多数の通気孔を形成したハニカム体を
装着し、排ガスの通路に設置されて該排ガスを浄化する
ためのコンバータであって、前記ハニカム体を形成する
金属箔材の少なくとも排ガス入側の端面から0.2mm以
上内側の領域において、耐熱性、耐酸化性を改善する金
属を当該金属箔材全体の平均含有量より多く含有させ
て、平泊と波箔の接触部を一体化すると共に、このハニ
カム体の通気孔内の表面に触媒が担持されていることを
特徴とする円柱状の金属製触媒コンバータ。 - 【請求項2】 ハニカム体の端面から0.2mm以上内側
までの領域において、耐熱性、耐酸化性を改善する金属
を低温溶射によって金属箔材にコーティングし、当該金
属の融点以上の温度でかつ、真空度(圧力)が当該金属
の蒸気圧以上である雰囲気を有する真空炉内で加熱処理
して、金属の相互拡散によりハニカム体を構成する平箔
と波箔の接触部を一体化してなることを特徴とする請求
項1記載の金属製触媒コンバータ。 - 【請求項3】 耐熱性、耐酸化性を改善する金属を、ハ
ニカム体の成形前あるいは成形過程で、ハニカム体の側
端から0.2mm以上の内側となる金属箔材の領域に、低
温溶射によってコーティングし、成形して得られたハニ
カム体を当該金属の融点以上の温度で、かつ真空度(圧
力)が当該金属の蒸気圧以上である雰囲気を有する真空
炉内で加熱処理されて、金属の相互拡散によりハニカム
体を構成する平箔と波箔の接触部を一体化してなること
を特徴とする請求項1記載の金属製触媒コンバータ。 - 【請求項4】 耐熱性、耐酸化性を改善する金属がアル
ミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の金属製触媒コ
ンバータ。 - 【請求項5】 金属箔材からなる平箔と波箔を重ねて巻
き回して軸方向に多数の通気孔を形成したハニカム体を
成形する際に、波箔として、頂部が幅0.2mm以上、
0.5mm以下の平坦部を持つ断面が台形型の波箔を用
い、この波箔と平箔の接触角度を40度以上にしてハニ
カム体を成形した後、外筒に収納し、または収納しない
ハニカム体に、少なくとも排ガス入側の端面から0.2
mm以上の内側までの領域に、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金を低温溶射し、しかる後に真空炉で加熱処理
してアルミニウムまたはアルミニウム合金を被覆した金
属箔材間の相互拡散により、ハニカム体端面から0.2
mm以上の内側までの領域の金属箔材のアルミニウム濃度
を、金属箔材全体のアルミニウム平均濃度以上に高める
と共に、ハニカム体端面から0.2mm以上内側までの領
域の平箔と波箔を接合することを特徴とする金属製触媒
コンバータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9109789A JPH10296090A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 金属製触媒コンバータおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9109789A JPH10296090A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 金属製触媒コンバータおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10296090A true JPH10296090A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14519269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9109789A Pending JPH10296090A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 金属製触媒コンバータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10296090A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6224691B1 (en) * | 1995-08-22 | 2001-05-01 | Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh | Process for the production of a honeycomb body formed of sheet metal layers of at least partly laminated structure |
| JP2011147855A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Calsonic Kansei Corp | 電気加熱触媒装置及びその製造方法 |
| JP2013212988A (ja) * | 2008-01-08 | 2013-10-17 | Tokyo Gas Co Ltd | 円筒式水蒸気改質器 |
| CN110997142A (zh) * | 2017-08-08 | 2020-04-10 | 株式会社科特拉 | 排气净化用的金属基材和使用该金属基材的排气净化装置 |
| US10975743B1 (en) | 2020-03-13 | 2021-04-13 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Vehicle exhaust component |
| US11199116B2 (en) | 2017-12-13 | 2021-12-14 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Acoustically tuned muffler |
| US11268430B2 (en) | 2019-01-17 | 2022-03-08 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Diffusion surface alloyed metal exhaust component with welded edges |
| US11268429B2 (en) | 2019-01-17 | 2022-03-08 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Diffusion surface alloyed metal exhaust component with inwardly turned edges |
| US11365658B2 (en) | 2017-10-05 | 2022-06-21 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Acoustically tuned muffler |
| US11702969B2 (en) | 2017-10-05 | 2023-07-18 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Acoustically tuned muffler |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP9109789A patent/JPH10296090A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6224691B1 (en) * | 1995-08-22 | 2001-05-01 | Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh | Process for the production of a honeycomb body formed of sheet metal layers of at least partly laminated structure |
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| CN110997142B (zh) * | 2017-08-08 | 2022-10-11 | 株式会社科特拉 | 排气净化用的金属基材和使用该金属基材的排气净化装置 |
| US11365658B2 (en) | 2017-10-05 | 2022-06-21 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Acoustically tuned muffler |
| US11702969B2 (en) | 2017-10-05 | 2023-07-18 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Acoustically tuned muffler |
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| US11268429B2 (en) | 2019-01-17 | 2022-03-08 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Diffusion surface alloyed metal exhaust component with inwardly turned edges |
| US10975743B1 (en) | 2020-03-13 | 2021-04-13 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Vehicle exhaust component |
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| A977 | Report on retrieval |
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