JPH10296469A - レーザ肉盛り用粉末材料投入ノズル及び肉盛り構造並びに肉盛り方法 - Google Patents

レーザ肉盛り用粉末材料投入ノズル及び肉盛り構造並びに肉盛り方法

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JPH10296469A
JPH10296469A JP9109358A JP10935897A JPH10296469A JP H10296469 A JPH10296469 A JP H10296469A JP 9109358 A JP9109358 A JP 9109358A JP 10935897 A JP10935897 A JP 10935897A JP H10296469 A JPH10296469 A JP H10296469A
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眞司 西野
Hidenobu Matsuyama
秀信 松山
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    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/02Light metals
    • F05C2201/021Aluminium

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉盛り層における始端部の先細形状を改善
し、始端部と終端部とが重なり合うオーバラップ部での
未溶着部の発生を防止する。 【解決手段】 アルミニウム合金としたエンジン用ピス
トンのピストンリング溝を形成する際に、耐摩耗性及び
耐久性を向上させる目的で、レーザビームの照射により
他金属材料による肉盛り層を形成し、この肉盛り層に対
し溝加工する。レーザビーム照射時には、溝3に粉末材
料投入ノズル23より他金属材料である銅合金粉末を投
入し、投入された銅合金粉末が溶融して肉盛り層とな
る。粉末材料投入ノズル23の吐出口25の形状は楕円
であり、この楕円の長径寸法a方向が溝3の幅寸法H方
向と一致している。吐出口25の長径寸法aと溝3の幅
寸法Hとの比:a/Hは、1/3で、短径寸法bと長径
寸法aとの比:b/aは、3/5である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属母材表面
に、この金属母材に対して相対移動するレーザビームに
より、粉末状の他金属材料を溶融させて肉盛り層を形成
する際に、前記粉末材料を投入するためのレーザ肉盛り
用粉末材料投入ノズル及び肉盛り構造並びに肉盛り方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを照射して他金属材料によ
る肉盛り層を金属母材上に形成する技術は、例えば自動
車用エンジンのピストンにおけるピストンリング溝に適
用されている。肉盛り層によるピストンリング溝の形成
作業は、図6に示すようにピストン1のピストンリング
が装着される部分に溝3を形成し、その溝3内に他金属
材料である銅合金を肉盛りし、この銅合金による肉盛り
層5を溝加工することでピストンリング溝7を形成する
(例えば特開平2−125952号公報参照)。これに
より、上記ピストン1を、軽量化などの観点からアルミ
ニウム合金とした場合での、ピストンリング溝7の耐摩
耗性及び耐久性の向上が図られる。
【0003】図7は、肉盛り作業を行っている状態を示
している。ピストン1は、その中心軸線Tが水平となる
よう横置き状態で、治具9により保持されつつ中心軸線
Tを中心として回転する。この状態で、粉末供給装置1
1により供給された銅合金粉末13を、吐出口が円形と
なっている粉末材料投入ノズル15からピストン1に形
成された溝3内に投入する。投入された銅合金粉末に対
し、レーザ発振器17から発振して光学系19で反射集
光されたレーザビーム21を照射し溶融させ、これによ
り肉盛り層5が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピストンリ
ング溝のように、肉盛り層を環状部分の全周にわたって
形成する際には、図8に示すように、肉盛り層5の作業
開始部となる始端部Sに、作業終了部となる終端部Eを
重ね合わせてオーバラップ部Lを形成する必要がある。
図9は、ピストン1の溝3に形成した肉盛り層5の始端
部Sの平面視形状を示すもので、ここでの肉盛り作業に
おけるピストン1の回転方向は、紙面の右側から見て反
時計方向であり、始端部Sは先細形状となっている。
【0005】図10は、溝3に対し全周にわたり肉盛り
作業を行った場合であり、始端部Sに終端部Eが重ね合
わされてオーバラップ部Lが形成されている。このと
き、始端部Sの先細形状により、溝3の延長方向に直交
する方向に対する始端部Sの側面Saがなす角度θが大
きく、斜線で示すA部の領域が大きいと、図10の拡大
されたB−B断面図である図11に示すように、A部に
て終端部Eが始端部Sに溶着しきれず、未溶着部となっ
て残り、クラック(亀裂)発生の原因となる。
【0006】そこで、この発明は、肉盛り層における始
端部の先細形状を改善し、高品質な肉盛り層を得ること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、金属母材表面に形成した溝
に、前記金属母材に対し前記溝の延長方向に沿って相対
移動するレーザビームにより、粉末状の他金属材料を溶
融させて肉盛り層を形成する際に、前記粉末材料を投入
するためのレーザ肉盛り用粉末材料投入ノズルにおい
て、前記粉末材料が吐出される吐出口形状は、前記溝の
幅寸法Hと、この幅寸法Hに対応する方向の吐出口寸法
aとが、1/3≦a/H≦2/3の関係にあり、かつ前
記吐出口寸法aとこの寸法a方向に対し直交する方向の
吐出口寸法bとが、2/5≦b/a≦4/5の関係にあ
る構成としてある。
【0008】溝の幅方向に対応する吐出口寸法aが、溝
における幅寸法Hの1/3未満であると、粉末材料の密
度分布が溝内でその幅方向に充分広がらず、始端部の側
面と溝の側面との間の領域が大きくなり、肉盛り層を、
その肉盛り作業開始部となる始端部に肉盛り作業終了部
となる終端部を重ね合わせたオーバラップ部を有するも
のとした場合に、そのオーバラップ部にて未溶着部が発
生する。一方、上記吐出口寸法aが幅寸法Hの2/3を
越えると、粉末材料の密度分布が溝幅方向に広がりすぎ
て溝内に全粉末が入らず、その分溝内に投入される粉末
材料が少なくなることから、レーザビームによる金属母
材への入熱が過大となって金属母材の溶融量が増大し、
溶融状態の肉盛り層への金属母材の混入量が増大して凝
固後に肉盛り層にクラックが発生しやすいものとなる。
【0009】図3は、吐出口寸法aと溝の幅寸法Hとの
比:a/Hに対する肉盛り層における欠陥発生頻度を示
したもので、上記比が1/3より小さい場合には、未溶
着による欠陥が発生し、2/3より大きい場合には、ク
ラックによる欠陥が発生している状態を示している。し
たがって、上記比を1/3以上2/3以下とすること
で、未溶着及びクラックの発生しない高品質な肉盛り層
が得られる。
【0010】また、吐出口寸法の比:b/aが2/5よ
り小さいと、吐出口が、溝の幅寸法方向に長い扁平形状
となり、粉末の密度分布が幅方向に広がりすぎて溝内に
全粉末が入らず、金属母材への入熱が過大となってクラ
ック発生を引き起こし、逆に、上記比b/aが4/5よ
り大きいと、粉末の密度分布が溝幅方向に充分広がら
ず、始端部側面と溝の側面との間の領域が大きくなり、
始端部に終端部を重ね合わせたときに未溶着部が発生す
る。
【0011】図4は、上記比b/aに対する肉盛り層に
おける欠陥発生頻度を示したもので、b/aが2/5よ
り小さい場合には、クラックによる欠陥が発生し、同比
が4/5より大きい場合には、未溶着による欠陥が発生
している状態を示している。したがって、上記比を2/
5以上4/5以下とすることで、未溶着及びクラックの
発生しない高品質な肉盛り層が得られる。
【0012】第2に、吐出口形状は、長円形である。
【0013】上記構成の粉末材料投入ノズルによれば、
投入される粉末材料は、溝内で適度な密度分布に広が
り、肉盛り層における始端部の側面と溝の側面との間の
領域も小さく、始端部に終端部を重ね合わせる際での未
溶着部の発生が回避される。
【0014】第3に、吐出口形状は、楕円形である。
【0015】上記構成の粉末材料投入ノズルによれば、
溝内での粉末材料の密度分布の広がりが最適となり、始
端部に終端部を重ね合わせる際での未溶着部の発生が確
実に回避される。
【0016】第4に、他金属材料を肉盛りする金属母材
表面の溝は、レーザビームに対する金属母材の移動方向
前方側が下部で同後方側が上部となるよう相対移動方向
に沿って傾斜している。
【0017】肉盛り作業開始時に溶融状態の粉末材料
が、傾斜している溝に沿って流れ落ち、始端部の形状が
変化しやすい。このような状況下で、溝幅寸法Hと吐出
口寸法aとの関係を、1/3≦a/H≦2/3とし、か
つ吐出口寸法aと吐出口寸法bとの関係を、2/5≦b
/a≦4/5とすることで、未溶着部及びクラックの発
生を防止するのに、極めて有効なものとなる。
【0018】第5に、他金属材料を肉盛りする金属母材
表面の凹部は、エンジンにおけるピストンのピストンリ
ング溝を形成するものであって、前記ピストンをその中
心軸線が水平となるよう横置状態で回転させつつ、上方
から粉末材料の投入及びレーザビームの照射がなされる
ものである。
【0019】ピストンを横置き状態で回転させて肉盛り
層を形成すると、肉盛り作業開始時に溶融状態の粉末材
料がピストンの回転方向前方側に流れ落ちて始端部の形
状が変化しやすい。このような状況下で、溝幅寸法Hと
吐出口寸法aとの関係を、1/3≦a/H≦2/3と
し、かつ吐出口寸法aと吐出口寸法bとの関係を、2/
5≦b/a≦4/5とすることで、未溶着部及びクラッ
クの発生を防止するのに、極めて有効なものとなる。
【0020】第6に、金属母材表面に形成した溝に、他
金属材料を投入しつつレーザビームを前記金属母材に対
して前記溝の延長方向に相対移動させて照射し、前記他
金属材料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビーム
による肉盛り構造において、前記肉盛り層は、その肉盛
り作業開始部となる始端部に、肉盛り作業終了部となる
終端部が重ね合わされるもので、前記始端部は、平面視
形状が先細となっており、前記溝の延長方向に直交する
方向に対する前記始端部側面のなす角度θが、θ≦30
°となっている。
【0021】上記したような肉盛り構造によれば、肉盛
り層における始端部の側面と溝の側面との間の領域が小
さくなり、肉盛り作業において、始端部に終端部を重ね
合わせた際の未溶着部が解消される。
【0022】図5は、角度θに対する肉盛り層における
欠陥発生頻度を示したもので、角度θが30°を越えた
場合に、未溶着部による欠陥が発生する状態を示してい
る。したがって、角度θを30°以下とすることで、未
溶着部の発生しない高品質な肉盛り層が得られる。
【0023】第7に、金属母材表面に形成した溝に、他
金属材料を投入しつつレーザビームを前記金属母材に対
して前記溝の延長方向に相対移動させて照射し、前記他
金属材料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビーム
による肉盛り方法において、前記肉盛り層は、その肉盛
り作業開始部となる始端部に、肉盛り作業終了部となる
終端部が重ね合わされるもので、前記始端部は、平面視
形状が先細となっており、前記溝の延長方向に直交する
方向に対する前記始端部側面のなす角度が、30°以下
となるように肉盛り作業を行う肉盛り方法としてある。
【0024】上記したような肉盛り方法によれば、肉盛
り層における始端部の側面と溝の側面との間の領域が小
さい肉盛り構造となり、肉盛り作業において、始端部に
終端部を重ね合わせる際の未溶着部が解消される。
【0025】
【発明の効果】第1の発明によれば、投入された粉末材
料の溝内での幅方向への広がりが適切となって、肉盛り
層における始端部の側面と溝の側面との間の領域が小さ
くなり、肉盛り層を、その肉盛り作業開始部となる始端
部に肉盛り作業終了部となる終端部を重ね合わせたオー
バラップ部を有するものとした場合に、オーバラップ部
での未溶着部の発生及びクラックの発生を防止すること
ができる。
【0026】第2の発明によれば、投入される粉末材料
は、溝内でより適切な密度分布に広がり、始端部の側面
と溝の側面との間の領域もより小さく、始端部に終端部
を重ね合わせる際での未溶着部の発生及びクラックの発
生をより確実に回避することができる。
【0027】第3の発明によれば、溝内での粉末材料の
密度分布の広がりがさらに適切となり、未溶着部の発生
及びクラックの発生をさらに確実に回避することができ
る。
【0028】第4の発明によれば、肉盛り作業開始時に
溶融状態の粉末材料が、傾斜している溝に沿って流れ落
ちるので、始端部の形状が変化しやすく、このような状
況下で、溝幅寸法Hと吐出口寸法aとの関係を、1/3
≦a/H≦2/3とし、かつ吐出口寸法aと吐出口寸法
bとの関係を、2/5≦b/a≦4/5とすることで、
未溶着部及びクラックの発生を防止するのに、極めて有
効なものとなる。
【0029】第5の発明によれば、ピストンを横置き状
態で回転させて肉盛り層を形成すると、溶融状態の粉末
材料がピストンの回転方向前方側に流れ落ちて始端部の
形状が変化しやすく、このような状況下で、溝幅寸法H
と吐出口寸法aとの関係を、1/3≦a/H≦2/3と
し、かつ吐出口寸法aと吐出口寸法bとの関係を、2/
5≦b/a≦4/5とすることで、未溶着部及びクラッ
クの発生を防止するのに、極めて有効なものとなる。
【0030】第6の発明または第7の発明によれば、肉
盛り層における始端部の側面と溝の側面との間の領域が
小さくなり、肉盛り作業において、始端部に終端部を重
ね合わせる際の未溶着部を解消することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0032】図1は、アルミニウム合金からなるピスト
ン1に形成したピストンリング溝となる溝3に、銅合金
粉末を投入する粉末材料投入ノズル23の吐出口形状を
示したもので、投入された銅合金粉末に図示しないレー
ザビームが照射される。このレーザビームによる肉盛り
装置の全体の構成及び肉盛り方法は、前記図7に示した
ものと同様である。
【0033】ここでは、粉末材料投入ノズル23の吐出
口25の形状が楕円となっている点及び、溝3の幅寸法
Hに対し、この幅寸法方向に対応する吐出口寸法、すな
わち吐出口25における楕円の長径寸法aを特定してい
る点が、図7のものと異なる。ここでは、ピストン1は
矢印P方向に回転移動するもので、溝幅寸法Hと、吐出
口25の長径寸法aとが、a/H=1/2の関係にあ
り、かつ長径寸法aとこの長径寸法a方向に対し直交す
る方向の吐出口寸法に相当する楕円の短径寸法bとは、
b/a=3/5の関係にある。
【0034】図2は、上記 b/a比を、上記実施の形
態の3/5とした場合(実線図示)及び、従来における
1/1、つまり吐出口形状を円形とした場合(一点鎖線
図示)での、前記図10におけるB−B断面に相当する
肉盛り層始端部の断面形状図である。これによれば、従
来による後者の場合は、肉盛り層が溝3の幅方向(図2
中で左右方向)に充分広がらず、全体として肉盛り層の
幅が狭く、一方本発明による前者の場合は、同幅方向に
適度に広がるものとなる。
【0035】上記した粉末材料投入ノズル23を用い、
前記図7と同様な肉盛り装置により、ピストンリング溝
を形成するための肉盛り作業を行うと、銅合金粉末は、
溝3からはみだすことなく、溝3内での幅方向への広が
りが適切となって前記図9に示した角度θが30°以下
となる。これに伴い、肉盛り層における始端部Sの側面
Saと溝3の側面との間の領域Aが小さくなり、始端部
S上に終端部Eを重ね合わせた際の未溶着部の発生が防
止され、クラック発生も回避され、高品質な肉盛り層が
得られる。
【0036】なお、吐出口25の形状は、楕円が最適で
あるが、長円形あるいは長方形もよく、要するに溝3の
幅方向に長い形状であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わる粉末材料投入
ノズルの吐出口形状を示した説明図である。
【図2】図1に示した吐出口形状及び従来の吐出口形状
による肉盛り層始端部の断面形状を比較して示した説明
図である。
【図3】粉末材料投入ノズルにおける吐出口の長径寸法
aと溝幅寸法Hとの比:a/Hに対する肉盛り層の欠陥
発生頻度を示した説明図である。
【図4】粉末材料投入ノズルにおける吐出口の長径寸法
aと短径寸法aとの比:b/aに対する肉盛り層の欠陥
発生頻度を示した説明図である。
【図5】溝の延長方向に直交する方向に対して始端部側
面がなす角度に対する肉盛り層の欠陥発生頻度を示した
説明図である。
【図6】肉盛り層上にピストンリング溝を形成した構造
を示すピストンの一部を断面とした側面図である。
【図7】レーザビームによる一般的な肉盛り作業を示す
簡略化した動作説明図である。
【図8】肉盛り層における始端部と終端部とのオーバラ
ップ部周辺の断面図である。
【図9】ピストンのピストンリング溝となる溝に形成し
た肉盛り層における始端部の平面視形状図である。
【図10】図9の始端部に終端部を重ね合わせたオーバ
ラップ部の平面視形状図である。
【図11】図10の拡大されたB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン(金属母材) 3 溝 5 肉盛り層 7 ピストンリング溝 15,23 粉末材料投入ノズル 21 レーザビーム 25 吐出口 S 始端部 E 終端部 H 溝の幅寸法 a 長径寸法(吐出口寸法) b 短径寸法(吐出口寸法) T 中心軸線 θ 角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属母材表面に形成した溝に、前記金属
    母材に対し前記溝の延長方向に沿って相対移動するレー
    ザビームにより、粉末状の他金属材料を溶融させて肉盛
    り層を形成する際に、前記粉末材料を投入するためのレ
    ーザ肉盛り用粉末材料投入ノズルにおいて、前記粉末材
    料が吐出される吐出口形状は、前記溝の幅寸法Hと、こ
    の幅寸法Hに対応する方向の吐出口寸法aとが、1/3
    ≦a/H≦2/3の関係にあり、かつ前記吐出口寸法a
    とこの寸法a方向に対し直交する方向の吐出口寸法bと
    が、2/5≦b/a≦4/5の関係にあることを特徴と
    するレーザ肉盛り用粉末材料投入ノズル。
  2. 【請求項2】 吐出口形状は、長円形であることを特徴
    とする請求項1記載のレーザ肉盛り用粉末材料投入ノズ
    ル。
  3. 【請求項3】 吐出口形状は、楕円形であることを特徴
    とする請求項2記載のレーザ肉盛り用粉末材料投入ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 他金属材料を肉盛りする金属母材表面の
    溝は、レーザビームに対する金属母材の移動方向前方側
    が下部で同後方側が上部となるよう相対移動方向に沿っ
    て傾斜していることを特徴とする請求項1記載のレーザ
    肉盛り用粉末材料投入ノズル。
  5. 【請求項5】 他金属材料を肉盛りする金属母材表面の
    溝は、エンジンにおけるピストンのピストンリング溝を
    形成するものであって、前記ピストンをその中心軸線が
    水平となるよう横置状態で回転させつつ、上方から粉末
    材料の投入及びレーザビームの照射がなされるものであ
    ることを特徴とする請求項4記載のレーザ肉盛り用粉末
    材料投入ノズル。
  6. 【請求項6】 金属母材表面に形成した溝に、他金属材
    料を投入しつつレーザビームを前記金属母材に対して前
    記溝の延長方向に相対移動させて照射し、前記他金属材
    料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビームによる
    肉盛り構造において、前記肉盛り層は、その肉盛り作業
    開始部となる始端部に、肉盛り作業終了部となる終端部
    が重ね合わされるもので、前記始端部は、平面視形状が
    先細となっており、前記溝の延長方向に直交する方向に
    対する前記始端部側面のなす角度θが、θ≦30°とな
    っていることを特徴とする肉盛り構造。
  7. 【請求項7】 金属母材表面に形成した溝に、他金属材
    料を投入しつつレーザビームを前記金属母材に対して前
    記溝の延長方向に相対移動させて照射し、前記他金属材
    料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビームによる
    肉盛り方法において、前記肉盛り層は、その肉盛り作業
    開始部となる始端部に、肉盛り作業終了部となる終端部
    が重ね合わされるもので、前記始端部は、平面視形状が
    先細となっており、前記溝の延長方向に直交する方向に
    対する前記始端部側面のなす角度が、30°以下となる
    ように肉盛り作業を行うことを特徴とする肉盛り方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2409507A (en) * 2003-12-22 2005-06-29 Caterpillar Inc Method of repairing a part, particularly a piston, using laser cladding
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