JPH10296590A - 非円形部材の補正加工方法及びその加工装置 - Google Patents

非円形部材の補正加工方法及びその加工装置

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JPH10296590A
JPH10296590A JP12284997A JP12284997A JPH10296590A JP H10296590 A JPH10296590 A JP H10296590A JP 12284997 A JP12284997 A JP 12284997A JP 12284997 A JP12284997 A JP 12284997A JP H10296590 A JPH10296590 A JP H10296590A
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JP
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axis
outer peripheral
peripheral surface
work
data
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JP12284997A
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Masahiro Shoji
雅広 小路
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KOMATSU KOKI KK
Original Assignee
KOMATSU KOKI KK
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、及び工具取り付け部のコンパ
クト化ができ、かつ、加工精度を向上できる非円形部材
の補正加工方法及びその加工装置を提供する。 【解決手段】 非円形で左右対称で、かつ、一部凹形状
の外周面を有する略円筒形状のワーク1をこの円筒のC
軸の回りに回転させながら外周面を加工し、この加工後
の外周形状の測定データに基づいて外周面を補正加工す
る非円形部材の補正加工方法において、前記C軸に垂直
な平面内で、所定方向に測定子38を所定距離ずつ移動
させ、かつ、測定子38でこの移動の方向に直交する線
上の基準点Pから外周面までの長さを測定し、この所定
距離毎の測定データに基づいて前記凹形状の最低点を求
め、この最低点を中心に左右に同じ角度だけワーク1を
回転させたときの前記外周面までの長さを測定子38で
それぞれ測定し、両者の測定データが等しいとき、前記
最低点を測定子移動方向及びワーク回転角度の測定原点
とする。また、測定子38の移動方向は、外周面加工の
X軸方向とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非円形部材、特に
はピストンリングの外周面の加工精度を向上できる非円
形部材の補正加工方法及びその加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばピストンリング等のような
非円形部材の内周面又は外周面を精度良く加工するため
に、コンピュータによるNC制御装置を用いた加工装置
が良く知られている。そして、このようなNC加工装置
において、加工精度を向上させるために、被加工材の加
工後の形状を測定し、この測定データと、予め設定さ
れ、かつ、コンピュータ内に記憶された所定の加工形状
データとの比較に基づいて、この加工形状データの補正
データを求めて補正し、この新たな加工形状データによ
って次加工を行い、これによって、加工精度を改善でき
る加工装置が提案されている。
【0003】例えば、図8は特開昭55−150901
号公報に開示された周面加工用機械(加工装置)を示し
ており、以下同図に基づいて説明する。被加工材として
のピストンリング1(加工前は、非円形で左右対称で、
かつ、一部凹形状の外周面を有する略円筒形状を成して
いる)は、少なくとも1個以上のリング集合体として、
図示されていない工作軸と対向ヨーク2(把持装置)と
の間に回転軸3の回りに回転可能に取り付けられてお
り、このとき、ピストンリング1の軸芯方向は前記回転
軸3の軸方向に平行になっている。工具ホルダとしての
ダブルアーム揺れ腕4の一方のアーム5の先端部は刃物
6を把持し、また他方のアーム7は、サーボモータ9の
出力軸方向に直動されるシャフト9aの先端部に回転軸
7aの回りに回動自在に連結されている。サーボモータ
9によってダブルアーム揺れ腕4を介して刃物6をピス
トンリング1に向かってその径方向に加工送りすること
ができ、このサーボモータ9への加工送り指令はコンピ
ュータ10によって出力されている。このコンピュータ
10内の記憶装置には、ピストンリング1の外周面の設
計輪郭として非円形輪郭データが記憶されている。
【0004】また、刃物6に回転軸3の方向に隣接し、
かつ、前記同様にピストンリング1に向かってその径方
向に動くことができる測定触針11(測定子)が配設さ
れており、この測定触針11の先端12は回転軸3の方
向に刃物6の先端と整列している。また、この測定触針
11の測定位置への前記径方向送りは、前記コンピュー
タ10によって制御されているステップモータ13によ
り行われる。ピストンリング1の外周面加工後に、ピス
トンリング1の少なくとも1回転の間に、測定触針11
の先端部に一体化された誘導変位レシーバ8によって測
定された外周面に関する実輪郭データがディジタル値で
コンピュータ10に入力される。そして、コンピュータ
10は、この実輪郭ータと、記憶装置15内に記憶され
た設定輪郭データとを比較し、この偏差値に基づいて前
記設定輪郭データを補正し、この補正データを新たな設
定輪郭データとして記憶装置16内に記憶しておく。そ
して、次回の加工時に、この新たな設定輪郭データを用
いて周面加工を行うことにより、加工精度を改善するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の加工装置においては、外周面の実輪郭デー
タを計測する上記測定触針11を測定位置へ駆動する駆
動手段(ステップモータ13)を、前記外周面加工用の
刃物6の駆動手段(例えばサーボモータ9等)と別個に
設ける必要がある。この結果、加工装置の制御軸数が多
くなり、装置全体の構成が大型化すると共に、コスト的
にも高価になると言う問題がある。また、測定触針11
の駆動手段と刃物6の駆動手段とを配設しなければなら
ないので、ピストンリング1の外周近傍の装置構成が機
構的に複雑化し、これによって、作業者がピストンリン
グ1の加工状態を監視しにく、作業性が悪くなってい
る。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、装置の小型化、及び工具取り付け部のコ
ンパクト化ができ、かつ、加工精度を向上できる非円形
部材の補正加工方法及びその加工装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、非円形
で左右対称で、かつ、一部凹形状の外周面を有する略円
筒形状のワーク1をこの円筒の軸のC軸回りに回転させ
ながらワーク1の外周面を加工し、この加工後の外周形
状の測定データに基づいて外周面を補正加工する非円形
部材の補正加工方法において、前記外周面の凹形状の最
低点を求めるとき、ワーク1のC軸に垂直な平面内で、
所定の方向に測定子38を所定距離ずつ移動させ、か
つ、この測定子38でこの移動の方向に直交する線上の
所定の基準点Pから前記外周面までの長さを測定し、こ
の所定距離毎の測定データに基づいて前記最低点を求
め、この最低点を中心として左右方向に同じ所定角度だ
けC軸の回りにワーク1を回転させたときの前記所定の
基準点Pから前記外周面までの長さを前記測定子38で
それぞれ測定し、両者の測定データが等しいとき、前記
最低点を前記測定子38の移動方向とC軸回りの回転角
度との測定原点とする方法としている。
【0008】請求項1に記載の発明による作用は、加工
後のワークの外周形状データが精度良く測定されること
にある。この外周形状データを精度良く測定するために
は、測定子の測定方向をワーク回転中心に向け、かつ、
外周の特定点を測定原点として前記ワーク回転中心から
の外周径長さを測定する必要がある。そして、前記特定
点を、外周の凹形状の中心点、すなわち、前記ワーク回
転中心からの外径方向長さが最も短い最低点とする方が
好ましい。ところが、ワークの加工中は把持装置によっ
て前記回転軸の軸芯方向(以下の実施形態では、上下方
向)から非常に大きなクランプ力(例えば10トン)で
ワークがクランプされているので、ワークの前記回転軸
芯が歪み、これにより加工後のワークの回転中心位置が
変位してしまう。また、加工時に工具がワークに押し当
てられるので切削負荷が変化し、これによりワークの回
転中心位置が変位する。さらに、加工中に発生する熱に
よる、あるいは、回転中心と外周面加工用工具の芯ずれ
による回転中心位置の変位が発生する。したがって、加
工後のワークの回転軸芯や外周面の凹形状の位置等が、
加工前の目標とした位置と異なっている。このことか
ら、加工後のワークの真の回転中心位置及び前記最低点
をサーチする必要がある。
【0009】すなわち、請求項1に記載の発明による
と、加工後のワークを回転させて凹形状の外周面を測定
子のおおよその測定方向に向け、この状態で測定子の測
定方向に直交する方向にこの測定子を所定距離ずつ移動
させ、測定子での測定データが最小(又は、測定子の測
定方法によっては最大)となるときの測定子の移動位置
及びワークの回転角度を仮の最低点とする。そして、こ
の仮の最低点を中心に左右に同じ所定角度だけワークを
回転させたときの各測定データが等しいときは、前記仮
の最低点が真の最低点であることが確認され、この最低
点を測定子の前記移動方向及び前記回転角度の測定原点
とする。これによって、測定子の測定方向がワーク回転
中心を向いたような測定原点を精度良く検出し、設定で
きる。この結果、測定データの精度が良くなり、目標の
外周形状データの補正を精度良く行え、よって加工精度
が向上する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
非円形部材の補正加工方法において、前記測定子38の
測定方向と直交する方向は、ワーク1の外周面を加工す
る工具35が移動するX軸方向とする方法としている。
【0011】請求項2に記載の発明によると、測定子の
測定方向と直交する方向、つまり測定子の移動方向を外
周面加工用の工具の移動方向(すなわち、X軸方向)と
しているので、測定子の移動手段として新たに設ける必
要が無くなる。したがって、補正加工装置の制御軸数が
少なくなるので装置を小型化できると共に、コスト的に
も安価にできる。また、ワークの外周近傍の装置構成が
コンパクトになるので、ワークの加工状態を作業者が監
視し易くなり、よって作業性が向上する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
非円形部材の補正加工方法において、前記最低点を前記
C軸の回りの回転角度の原点とするときに、所定のC軸
角度での外径方向の長さの測定データと、ワーク1を前
記所定のC軸角度から180°回転させた点での外径方
向の長さの測定データとの差値が、予め設定された所定
長さであることによって前記測定子38が回転中心方向
を向いていることを確認する方法としている。
【0013】請求項3に記載の発明によると、前記求め
た最低点でのワーク回転角度を回転角度の原点(0°)
とし、この原点に対して所定の回転角度での外径方向の
長さの測定データと、ワークをこの所定回転角度から1
80°回転させた点での外径方向の長さの測定データと
の差値が、予め設定された所定長さであるとき、前記測
定子が回転中心方向を向いていることが分かる。そし
て、この確認作業において前記差値が所定の許容範囲内
に入るまで前記最低点のサーチを繰り返すことによっ
て、測定子の測定方向が回転中心方向と一致する精度が
良くなり、かつ、前記最低点(測定原点)が精度良く求
められる。したがって、この測定原点を測定開始位置と
する測定データと目標のプロフィルデータとの比較によ
り、加工誤差が精度良く求められ、この加工誤差に基づ
いて目標のプロフィルデータが補正されるので、補正後
の加工精度を向上することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
非円形部材の補正加工方法において、前記最低点を前記
C軸の回りの回転角度の原点とするときに、この最低点
での外径方向の長さと、ワーク1を前記最低点から18
0°回転させた点での外径方向の長さとが等しいことに
よって、前記測定子38が回転中心方向を向いているこ
とを確認する方法としている。
【0015】請求項4に記載の発明によると、前記求め
た最低点でのワーク回転角度を回転角度の原点(0°)
とし、この原点(最低点)での外径方向長さの測定デー
タと、ワークをこの所定回転角度から180°回転させ
た点での外径方向長さの測定データとが等しいとき、前
記測定子が回転中心方向を向いていることが分かる。こ
れによって、測定子の測定方向が回転中心方向と一致す
る精度が良くなり、かつ、前記最低点(測定原点)が容
易に、精度良く求められる。したがって、この測定原点
を測定開始位置とする測定データと目標のプロフィルデ
ータとの比較により、加工誤差(加工後のリフト量誤
差)が精度良く求められ、この加工誤差に基づいて目標
のプロフィルデータが補正されるので、補正後の加工精
度を向上することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、非円形で左右対
称で、かつ、凸凹形状の外周面を有する略円筒形状のワ
ーク1をこの円筒のC軸の回りに回転させ、予め設定し
た目標の外径形状のプロフィルデータに基づいてワーク
1の外周面を加工し、この加工後の外径方向長さの測定
データに基づいて外周面を補正加工する非円形部材の補
正加工方法において、外径方向長さの前記測定データに
基づいて外周面の最低点を求めた後、この最低点を開始
位置として前記ワーク1を所定角度ずつ回転させたとき
のそれぞれの外径方向長さを測定し、この各測定データ
と前記最低点での測定データとの差値に基づいて各回転
角度毎の前記最低点からの外径方向のリフト量を求め、
この測定データのリフト量の全周にわたる推移の位相
と、前記目標のプロフィルデータから求めたリフト量の
全周にわたる推移の位相とを比較し、両位相が一致する
ように前記測定データの各回転角度をシフトさせた後
に、前記各回転角度毎の両方のリフト量間の誤差を求
め、この誤差に基づいて前記目標のプロフィルデータを
補正する方法としている。
【0017】請求項5に記載の発明によると、測定デー
タから原点(測定原点)を求め、この原点を開始位置と
してワークを所定角度ずつ回転させながら外径方向長さ
を測定し、この測定データ及び前記原点での測定データ
に基づいて各回転角度毎の前記原点からのリフト量を求
める。このリフト量の前記開始位置からの位相は、加工
中に発生したワークの回転軸と外周切削工具の移動軸と
の同期ずれによって、目標のプロフィルデータの原点か
らのリフト量の位相とずれが生じているので、このずれ
を無くした状態で、前記測定データと前記目標プロフィ
ルデータの前記リフト量とを比較する必要がある。そこ
で、本発明では、両方の位相が略一致するように前記測
定データの各回転角度をシフトさせた後に、前記各回転
角度毎の両方の前記リフト量を比較して誤差を求めてい
る。したがって、両リフト量の誤差が正確に求められる
ので、この誤差データに基づく目標プロフィルデータの
補正値が精度良く求められる。この結果、ワークの加工
精度が向上する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
非円形部材の補正加工方法において、前記両方のリフト
量の位相を一致させるときは、この両方のリフト量間の
誤差の最大値が最小になるように、前記測定データの各
回転角度をシフトさせる方法としている。
【0019】請求項6に記載の発明によると、測定デー
タと前記目標プロフィルデータの両リフト量の位相を一
致させるときに、この両リフト量間の誤差の最大値が最
小になるように、前記測定データの各回転角度をシフト
させる。これによって、前記各回転角度毎の両リフト量
間の誤差が正確に求められるので、この誤差データに基
づく目標プロフィルデータの補正値が精度良く求めら
れ、したがって、ワークの加工精度が向上する。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項5記載の
非円形部材の補正加工方法において、前記両方のリフト
量の位相を一致させるときは、この両方のリフト量間の
誤差を最小2乗法によって最小にするように、前記測定
データの各回転角度をシフトさせる方法としている。
【0021】請求項7に記載の発明によると、測定デー
タと前記目標プロフィルデータの両リフト量の位相を一
致させるときに、この両リフト量間の誤差を最小2乗法
によって最小にするように、前記測定データの各回転角
度をシフトさせる。これによって、前記各回転角度毎の
両リフト量間の誤差が正確に求められるので、この誤差
データに基づく目標プロフィルデータの補正値が精度良
く求められ、したがって、ワークの加工精度が向上す
る。
【0022】請求項8に記載の発明は、非円形で左右対
称で、かつ、一部凹形状の外周面を有する略円筒形状の
ワーク1をこの円筒のC軸の回りに回転させるC軸モー
タ24と、前記ワーク1の外周面を加工する工具35を
ワーク1に対してX軸方向に接近・離反させるX軸モー
タ31と、予め設定したワーク1の外周形状のプロフィ
ルデータに基づいてC軸モータ24及びX軸モータ31
の速度及び位置を同時制御して外周面を加工する制御器
62と、加工後の外周形状を測定する測定子38とを備
え、加工後の外周形状の測定データに基づいて前記プロ
フィルデータを補正し、この補正したプロフィルデータ
に基づいて補正加工する非円形部材の補正加工装置にお
いて、前記X軸方向と平行に移動すると共に、このX軸
方向に直交する線上の所定の基準点Pからワーク1の外
周面までの長さを測定する前記測定子38と、前記X軸
モータ31を駆動してこの測定子38をX軸方向に所定
距離ずつ移動させながら、この測定子38でワーク1の
外周面までの長さを測定し、この測定データに基づい
て、前記外周面の凹形状の最低点を求める前記制御器6
2とを備えた構成としている。
【0023】請求項8に記載の発明によると、加工後の
ワークを回転させて凹形状の外周面を測定子のおおよそ
の測定方向に向け、この状態で測定子の測定方向に直交
する方向にこの測定子を所定距離ずつ移動させ、測定子
での測定データが最小(又は、測定子の測定方法によっ
ては最大)となるときの測定子の移動位置及びワークの
回転角度を最低点とする。そして、この最低点を測定子
の前記移動方向及び前記回転角度の測定原点とする。こ
れによって、前記請求項1記載の発明と同様に、例え
ば、ワーク把持装置の大きなクランプ力(例えば10ト
ン)によるワーク回転軸芯の歪み、加工時の工具切削負
荷の変化、加工中に発生する熱、あるいは、回転中心と
外周面加工用工具の芯ずれ等によりワーク回転中心位置
の変位が発生しても、加工後のワークの真の回転中心位
置及び前記最低点をサーチすることができる。したがっ
て、測定子の測定方向がワーク回転中心を向いたような
測定原点を精度良く検出し、設定できる。この結果、測
定データの精度が良くなり、目標の外周形状データの補
正を精度良く行え、よって加工精度が向上する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
非円形部材の補正加工装置において、前記制御器62
は、前記最低点を前記C軸の回りの回転角度の原点とす
るときに、この原点に対して前記ワーク1を所定のC軸
角度、及びこの所定のC軸角度から180°回転させる
と共に、前記測定子38でそれぞれのC軸角度でのこの
ワーク1の外周面までの長さを測定する指令を出力し、
この両測定データ間の差値が予め設定された所定長さで
あるとき、前記測定子38が前記C軸を向いていると判
断するようにしている。
【0025】請求項9に記載の発明によると、制御器
は、前記求めた最低点でのワーク回転角度を回転角度の
原点(0°)とし、この原点に対して所定の回転角度で
の外径方向の長さと、この所定回転角度から180°回
転させた点での外径方向の長さとを測定し、この両方の
測定データの差値が予め設定された所定長さであるとき
に、前記測定子が回転中心方向を向いていると判断して
いる。そして、この確認作業において前記差値が所定の
許容範囲内に入るまで前記最低点のサーチを繰り返すこ
とによって、測定子の測定方向が回転中心方向と一致す
る精度が良くなり、かつ、前記最低点(測定原点)が精
度良く求められる。したがって、この測定原点を測定開
始位置とする測定データのリフト量と目標のプロフィル
データのリフト量との比較により、加工誤差が精度良く
求められ、この加工誤差に基づいて目標のプロフィルデ
ータが補正されるので、補正後の加工精度を向上するこ
とができる。
【0026】請求項10に記載の発明は、請求項8記載
の非円形部材の補正加工装置において、前記測定子38
を前記X軸方向と平行に移動させる手段は、前記工具3
5を移動させるX軸ユニット30である構成としてい
る。
【0027】請求項10に記載の発明によると、測定子
を測定方向と直交する方向、すなわち、X軸方向と平行
に移動させる手段として、外周面加工用の工具のX軸駆
動手段(X軸ユニット)を兼用するので、測定子の移動
手段として新たに設ける必要が無くなる。したがって、
補正加工装置の制御軸数が少なくなるので装置を小型化
できると共に、コスト的にも安価にできる。また、ワー
ク1の外周近傍の装置構成がコンパクトになるので、ワ
ークの加工状態を作業者が監視し易くなり、よって作業
性が向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係わる実施形態を説明する。図1は、本実施形態の
一例を表すピストンリングの加工装置の構成図である。
なお、本実施形態に示す加工装置は本発明者が既に特願
平8−249572号により提案した加工装置と略同様
の構成であり、よって、ここでは同一構成については概
要を説明する。ベッド51上に、コラム52が設けられ
ている。コラム52の前面側にはガイドレール(図示せ
ず)が上下方向に配設され、このガイドレール上にはZ
軸スライド21が昇降自在に支持されて配設されてい
る。また、コラム52の上部には例えばサーボモータ等
からなるZ軸モータ26が配設されており、このZ軸モ
ータ26は例えばボールネジ等のような回転伝達手段
(図示せず)を介してスライド21を昇降駆動してい
る。
【0029】Z軸スライド21は中空の箱形状を成して
おり、この内部の上部及び下部にはそれぞれ互いに対向
して把持装置22、23が配設されている。また、Z軸
スライド21の上部で、かつ、前記把持装置22の上方
には図示しない円筒状の油圧シリンダが配設されてお
り、この油圧シリンダの下方に伸縮するピストンの下部
に前記把持装置22の上端部が取着されている。そし
て、この油圧シリンダの伸縮によって把持装置22が上
下動し、把持装置22の下部に設けられた上部クランプ
ヘッドと、把持装置23の上部に設けられた下部クラン
プヘッドとの間で非円形で左右対称の略円筒形状のワー
ク1(例えば、ピストンリングの素材の積層体)がクラ
ンプされる。また、前記ピストン及び把持装置22、2
3は同軸線上に配設されており、かつ、Z軸スライド2
1に例えばボールベアリング等によってワーク1のC軸
(前記略円筒形状のワークの軸芯)の回りに回転自在に
支持されている。
【0030】また、コラム52の上部には例えばサーボ
モータ等からなるC軸モータ24が配設されており、こ
のC軸モータ24によって図示しないギヤ列及びC駆動
軸を介して前記油圧シリンダのピストン及び把持装置2
2、23は回転駆動されるようになっている。なお、前
記把持装置22は前記C駆動軸の上部にスプライン係合
されており、前記油圧シリンダによる上下動のときに上
下動可能となっている。
【0031】ワーク1及び把持装置23は中心部が中空
の円筒形状を成しており、この中空部にワーク1の内周
面を切削加工するU軸ユニット40のボーリングバー4
4の上端部が進入できるようになっている。U軸ユニッ
ト40はベッド51上に配設されており、前記ボーリン
グバー44をワーク1の径方向に往復移動させる。この
U軸ユニット40は、このボーリングバー44と、ボー
リングバー44の上端部に取着された工具45と、ボー
リングバー44に固設されたU軸スライド43と、例え
ばリニアモータ等のサーボモータからなり、かつ、U軸
スライド43を前記径方向に往復駆動させるU軸モータ
42と、ベッド51上に配設され、かつ、U軸スライド
43を移動可能に支持するガイドレール41とを備えて
いる。
【0032】また、コラム52の側面には、ワーク1の
外周面を切削加工するX軸ユニット30が配設されてい
る。X軸ユニット30の円筒状のガイド部材33がコラ
ム52の側面部中間に前記円筒の軸芯を水平に、かつ、
ワーク1の径方向(X軸方向)に向けて固着され、この
ガイド部材33の軸芯方向のワーク1と反対側にはカバ
ー36を介してX軸モータ31が取着されている。ガイ
ド部材33の内面にX軸方向に設けられたスプラインに
係合して水平移動可能な工具支持部材34が設けられて
おり、この工具支持部材34の先端部(ワーク1側)に
ワーク1の外周面を加工する工具35が取着されてい
る。また、工具支持部材34にはボールネジのナット部
32が固着されており、このナット部32に係合するボ
ールネジがX軸モータ31の出力軸に取着されている。
そして、X軸モータ31の回転によって前記ボールネジ
及びナットを介して工具支持部材34が水平移動し、工
具35で外周面が切削加工される。
【0033】また、工具支持部材34の先端部には、略
X軸方向に突出した測定バー37が取着されており、こ
の測定バー37の先端部に電気マイクロ測定子38(以
後、単に測定子38と言う)が取着されている。図2に
示したように、測定子38は、その測定方向がX軸方向
とワーク回転軸(C軸)方向とに垂直になるように設け
られている。ここで、この測定方向の測定子38の軸芯
と工具支持部材34の先端面との距離L1 は予め決めら
れた所定値に設定されており、例えば、工具35によっ
て切削加工中に、測定子38がワーク1に接触しないよ
うな長さとなっている。また、工具35と測定バー37
の各軸芯間の距離L2 は、測定子38の先端がワーク1
の1回転の間にワーク1の全周に接触している、すなわ
ち、外径方向長さを測定可能となるように設定されてい
る。そして、測定子38で測定された外周形状データ
(以後、プロフィルデータと呼ぶ)はデータ出力装置3
9に取り込まれ、補正値演算装置61に入力される。
【0034】図3は、本発明に係わるピストンリングの
補正加工装置のハード構成ブロック図を示している。制
御器62は、例えばマイクロコンピュータ等を主体にし
たコンピュータ装置により構成されている。この制御器
62に備えられた記憶装置には予め加工対象のワーク1
の加工形状に対応したプロフィルデータが記憶されてお
り、切削加工時には、制御器62はこの目標のプロフィ
ルデータに基づいて各軸が同期をとって移動するよう
に、各軸駆動手段20の各軸サーボモータ24、26、
31、42の回転速度及び位置を同時制御する。さら
に、加工完了したら、制御器62は加工後の実際の形状
(プロフィルデータ)を測定するために、所定のシーケ
ンスに従って各軸サーボモータ24、26、31を移動
させてワーク1と測定子38の所定の測定開始位置をサ
ーチする。そして、このサーチした所定の測定開始位置
から測定データの取り込みを開始し、C軸を所定角度ず
つ回転させる毎にこの測定データの出力指令をデータ出
力装置39に出力する。
【0035】各軸駆動手段20は、前述の各軸サーボモ
ータ24、26、31、42と、各軸のサーボアンプ
と、各軸の速度検出器及び位置検出器とからなってい
る。各軸の位置信号は位置検出器から制御器62に入力
され、また、速度信号は速度検出器からサーボアンプに
入力される。前記制御器62は、加工時に前記目標のプ
ロフィルデータに沿って各軸の位置指令値を演算した
り、また加工後にワーク外周形状を測定するために測定
子38を所定量移動させる位置指令値を演算したりし、
この位置指令値と前記位置信号との偏差を小さくするよ
うに速度指令をサーボアンプに出力する。各軸のサーボ
アンプはこの速度指令値と前記速度検出器からの速度信
号との速度偏差を小さくするように、各軸サーボモータ
24、26、31、42の駆動電流を制御する。
【0036】データ出力装置39は、制御器62からの
前記所定C軸角度毎の出力指令を入力したとき、測定子
38によって測定したプロフィルデータを取り込んで、
補正値演算装置61に出力する。なお、この測定データ
は、例えばシリアル通信やパラレル通信等のデータ通信
によって送信される。補正値演算装置61は、例えばマ
イクロコンピュータ等を主体としたコンピュータ装置
(例えば、パソコン)で構成されている。補正値演算装
置61はデータ出力装置39からの前記プロフィルデー
タを入力し、この入力データに基づいて加工後のワーク
1のプロフィル誤差(リフト量誤差)を加工誤差として
算出した後、このプロフィル誤差データに基づいて、予
め記憶装置内に記憶している加工ワークの目標のプロフ
ィルデータを補正する。そして、次ワークを加工するた
めに、この補正したプロフィルデータを例えばシリアル
通信等によって制御器62に転送する。これによって、
制御器62は次ワークを精度良く加工することができ
る。
【0037】図4は本実施発明に係わる補正加工方法を
説明するフローチャートを示しており、以下同図に基づ
いて説明する。なお、各処理のステップ番号をSを付し
て表す。S1で、制御器62はX軸を所定距離移動させ
て測定子38をワーク1の外周面に接触させる。次にS
2で、ワーク1の凹形状の外周面の最低点、すなわち、
ワーク1の回転中心からの外径方向長さが最小の位置が
測定子38側を向くように回転させ、この後、C軸を所
定角度ずつ回転させると共に、X軸を所定距離ずつ移動
させ、このときの各測定データを入力する。そして、S
3で、この測定データの内で、外径方向長さが最小にな
るC軸回転角度及びX軸位置をサーチし、このときのC
軸角度を0°とする。これによって、測定子38の測定
方向はC軸回転中心を向いている筈であり、次ステップ
以降においてこれを確認する。
【0038】すなわち、次にS4で、上記サーチした新
たな0°での外径方向長さの測定データr0 を入力し、
さらにS5で、この0°位置を中心に±α°(αは予め
設定された所定角度)だけC軸を左右に回転させ、この
それぞれのときの径方向長さr1+、r1-を測定する。な
お、これらの測定データr0 、r1+、r1-は、測定子3
8による測定方向の所定の基準点Pからの距離を示して
いる。図5に、この測定の説明図を示す。そして、S6
で測定した径方向長さr1+と径方向長さr1-が等しいか
をチェックし、等しくないときは、S7でこの径方向長
さr1+と径方向長さr1-との差を小さくするように、X
軸を所定距離移動させると共に、C軸を所定角度回転さ
せ、この後S2に戻って以上の処理を繰り返す。また、
上記S6で等しいときは、S8で前記0°位置に対して
C軸を180°回転させたときの測定データr2 を入力
する。次に、S9で、C軸が0°の時の前記測定データ
r0 と、この180°の時の測定データr2 との差の絶
対値データ|r0 −r2 |が0か、すなわち「r0 =r
2 」か否かをチェックし、等しくないときはS2に戻っ
て正確なC軸0°位置及び最低点がサーチされるまで以
上の処理を繰り返す。上記S9で前記絶対値データ|r
0 −r2 |が0のときは、ピストンリング1の外周面の
プロフィルデータに基づいて、測定子38の測定方向が
C軸回転中心を向いていて、このときの測定子38の先
端位置が前記最低点にあることが確認され、前記求めた
C軸0°を測定の開始位置とする。
【0039】そして、S10で、制御器62はこのC軸
0°を開始位置にして所定のC軸角度毎に前記出力指令
をデータ出力装置39に出力して外周面の全周を測定す
る。このとき、補正値演算装置61はデータ出力装置3
9から前記所定のC軸角度毎の外径方向長さの測定デー
タを入力する。次にS11では、補正値演算装置61
は、前ステップで得られた測定データに対して、前記最
低点での測定データとの差値をリフト量として各所定C
軸角度毎に演算し、リフト量テーブルとして記憶する。
図6は、このリフト量のグラフを示しており、横軸はC
軸角度、縦軸はリフト量を表している。同図において、
実線は現在記憶している目標のプロフィルデータに基づ
いて求められるリフト量を表しており、点線は上記測定
データに基づくリフト量を表している。そして、補正値
演算装置61は、両リフト量の全周にわたる推移の位相
が一致するように、測定データのリフト量テーブルに対
してC軸角度データを所定角度シフトする。すなわち、
前記測定データのリフト量グラフを図示の矢印方向にず
らして、両方のグラフが重なるようにする。ここで、C
軸角度データの最適なシフト角度値は、測定データのC
軸角度データを所定角度シフトしたときのリフト量と、
目標のプロフィルデータのリフト量との誤差を演算し、
この誤差の最大値が最小となるように求められる。ある
いは、この誤差値の2乗をC軸の全周にわたって積算
し、この積算値が最小となるような最適なシフト角度値
を算出するようにしてもよい。図7は、上記リフト量の
誤差のグラフを示している。そして、前記測定データに
対して、この求めた最適なシフト角度値だけC軸角度を
シフトした新たなリフト量テーブルを作成する。この
後、S12で、この新たなリフト量テーブルに基づい
て、前記目標のプロフィルデータのリフト量との加工誤
差(プロフィル誤差)を演算する。この加工誤差に基づ
いて、目標のプロフィルデータの補正値を演算して記憶
する。次に、S13で、補正値演算装置61はこの算出
したプロフィルデータの補正値を制御器62に通信等に
より転送し、S14では、制御器62は、この補正値に
基づいて次の加工ワークのプロフィルデータを補正し、
このプロフィルデータに従って次加工を行う。
【0040】以上説明したように、非円形部材の外周面
を加工後に外径方向長さを測定する測定子38の移動方
向を、この測定子38の測定方向に直交する方向として
いるので、外周面の凹形状部の最低点(つまり、回転中
心位置からの外径方向長さが最短である点)を容易に、
そして精度良くサーチすることが可能となる。また、こ
の最低点を測定開始点として所定C軸角度毎に測定した
外径方向長さデータと、目標のプロフィルデータとのリ
フト量を互いに比較して、このリフト量の誤差の大きさ
に基づいて前記プロフィルデータの補正データを求めて
いるので、この補正データが精度良く演算される。これ
によって、補正後の加工精度が向上する。さらに、前記
測定子38の測定方向と直交する方向への移動手段を、
外周面加工手段であるX軸ユニットと兼用しているの
で、移動手段を新たに設ける必要がなく、制御軸数を少
なくすることができる。したがって、加工装置が小型化
されると共に、コスト的にも安価に構成することができ
る。また、ワーク周辺の工具取り付け部が非常にコンパ
クトになり、作業者がワークの加工状態を監視し易くな
って作業性が向上する。
【0041】また、前記最低点をサーチするときに、サ
ーチした仮の最低点を中心にしてC軸を左右に所定角度
回転させ、この両位置での測定データが等しい場合に前
記仮の最低点を真の最低点としている。さらに、この最
低点での測定データと、最低点からC軸を180°回転
させた位置での測定データとが等しいことをチェックす
ることによって、この最低点における測定子38の測定
方向がC軸回転中心を向いていることを確認している。
これによって、例えば、ワーク把持装置の大きなクラン
プ力(例えば10トン)によるワーク回転軸芯の歪み、
加工時の工具切削負荷の変化、加工中に発生する熱、あ
るいは、回転中心と外周面加工用工具の芯ずれ等により
ワーク回転中心位置の変位が発生しても、加工後のワー
クの真の回転中心位置及び真の最低点をサーチすること
ができる。したがって、外径方向長さデータが精度良く
測定され、よってこの測定データのリフト量と目標のプ
ロフィルデータのリフト量との誤差が正確に求まる。こ
の結果、目標のプロフィルデータの補正データが精度良
く演算されるので、補正後の加工精度が向上する。
【0042】なお、前記実施形態においては、測定子3
8の測定方向がワーク回転中心を向いていることを確認
する方法として、ワーク外周面の凹形状の最低点を測定
原点、すなわちC軸回転角度の0°位置とし、この0°
位置及び180°位置での外径方向長さの測定データが
等しい否かによって確認しているが、これに限定されな
い。例えば、0°位置に対して、回転角度が所定角度の
とき、及びこの所定角度から180°回転したときの両
外径方向長さの測定データの差値が、予め設定されてい
る目標のプロフィルデータに基づく所定値か否かによっ
て確認してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施形態を表すピストンリング
の補正加工装置の構成図である。
【図2】本発明に係わるピストンリングの補正加工装置
の要部説明図である。
【図3】本発明に係わる実施形態のハード構成ブロック
図を示す。
【図4】本発明に係わる補正加工方法を表すフローチャ
ート例を示す。
【図5】本発明に係わる補正のための測定原点測定方法
の説明図である。
【図6】本発明に係わるリフト量シフトを説明するグラ
フである。
【図7】本発明に係わるリフト量(加工)誤差を表すグ
ラフである。
【図8】従来技術に係わるピストンリング加工装置の要
部説明図を示す。
【符号の説明】
1…ワーク(ピストンリング)、2…対向ヨーク、3、
7a…回転軸、4…ダブルアーム揺れ腕、5、7…アー
ム、6…刃物、8…誘導変位レシーバ、9…サーボモー
タ、9a…シャフト、10…コンピュータ、11…測定
触針、13…ステップモータ、15、16…記憶装置、
21…Z軸スライド、22、23…把持装置、24…C
軸モータ、26…Z軸モータ、30…X軸ユニット、3
1…X軸モータ、32…ナット部、33…ガイド部材、
34…工具支持部材、35、45…工具、36…カバ
ー、37…測定バー、38…測定子(電気マイクロ測定
子)、39…データ出力装置、40…U軸ユニット、4
1…ガイドレール、42…U軸モータ、43…U軸スラ
イド、44…ボーリングバー、51…ベッド、52…コ
ラム、61…補正値演算装置、62…制御器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非円形で左右対称で、かつ、一部凹形状
    の外周面を有する略円筒形状のワーク(1) をこの円筒の
    C軸の回りに回転させながらワーク(1) の外周面を加工
    し、この加工後の外周形状の測定データに基づいて外周
    面を補正加工する非円形部材の補正加工方法において、 前記外周面の凹形状の最低点を求めるとき、ワーク(1)
    のC軸に垂直な平面内で、所定の方向に測定子(38)を所
    定距離ずつ移動させ、かつ、この測定子(38)でこの移動
    の方向に直交する線上の所定の基準点Pから前記外周面
    までの長さを測定し、この所定距離毎の測定データに基
    づいて前記最低点を求め、この最低点を中心として左右
    方向に同じ所定角度だけC軸の回りにワーク(1) を回転
    させたときの前記所定の基準点Pから前記外周面までの
    長さを前記測定子(38)でそれぞれ測定し、両者の測定デ
    ータが等しいとき、前記最低点を前記測定子(38)の移動
    方向とC軸回りの回転角度との測定原点とすることを特
    徴とする非円形部材の補正加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非円形部材の補正加工方
    法において、 前記測定子(38)の測定方向と直交する方向は、ワーク
    (1) の外周面を加工する工具(35)が移動するX軸方向と
    することを特徴とする非円形部材の補正加工方法。
  3. 【請求項3】 前記最低点を前記C軸の回りの回転角度
    の原点とするときに、所定のC軸角度での外径方向の長
    さの測定データと、ワーク(1) を前記所定のC軸角度か
    ら180°回転させた点での外径方向の長さの測定デー
    タとの差値が、予め設定された所定長さであることによ
    って前記測定子(38)が回転中心方向を向いていることを
    確認することを特徴とする請求項1記載の非円形部材の
    補正加工方法。
  4. 【請求項4】 前記最低点を前記C軸の回りの回転角度
    の原点とするときに、この最低点での外径方向の長さ
    と、ワーク(1) を前記最低点から180°回転させた点
    での外径方向の長さとが等しいことによって、前記測定
    子(38)が回転中心方向を向いていることを確認すること
    を特徴とする請求項1記載の非円形部材の補正加工方
    法。
  5. 【請求項5】 非円形で左右対称で、かつ、凸凹形状の
    外周面を有する略円筒形状のワーク(1) をこの円筒のC
    軸の回りに回転させ、予め設定した目標の外径形状のプ
    ロフィルデータに基づいてワーク(1) の外周面を加工
    し、この加工後の外径方向長さの測定データに基づいて
    外周面を補正加工する非円形部材の補正加工方法におい
    て、 外径方向長さの前記測定データに基づいて外周面の最低
    点を求めた後、この最低点を開始位置として前記ワーク
    (1) を所定角度ずつ回転させたときのそれぞれの外径方
    向長さを測定し、この各測定データと前記最低点での測
    定データとの差値に基づいて各回転角度毎の前記最低点
    からの外径方向のリフト量を求め、この測定データのリ
    フト量の全周にわたる推移の位相と、前記目標のプロフ
    ィルデータから求めたリフト量の全周にわたる推移の位
    相とを比較し、両位相が一致するように前記測定データ
    の各回転角度をシフトさせた後に、前記各回転角度毎の
    両方のリフト量間の誤差を求め、この誤差に基づいて前
    記目標のプロフィルデータを補正することを特徴とする
    非円形部材の補正加工方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の非円形部材の補正加工方
    法において、 前記両方のリフト量の位相を一致させるときは、この両
    方のリフト量間の誤差の最大値が最小になるように、前
    記測定データの各回転角度をシフトさせることを特徴と
    する非円形部材の補正加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の非円形部材の補正加工方
    法において、 前記両方のリフト量の位相を一致させるときは、この両
    方のリフト量間の誤差を最小2乗法によって最小にする
    ように、前記測定データの各回転角度をシフトさせるこ
    とを特徴とする非円形部材の補正加工方法。
  8. 【請求項8】 非円形で左右対称で、かつ、一部凹形状
    の外周面を有する略円筒形状のワーク(1) をこの円筒の
    C軸の回りに回転させるC軸モータ(24)と、前記ワーク
    (1) の外周面を加工する工具(35)をワーク(1) に対して
    X軸方向に接近・離反させるX軸モータ(31)と、予め設
    定したワーク(1) の外周形状のプロフィルデータに基づ
    いてC軸モータ(24)及びX軸モータ(31)の速度及び位置
    を同時制御して外周面を加工する制御器(62)と、加工後
    の外周形状を測定する測定子(38)とを備え、加工後の外
    周形状の測定データに基づいて前記プロフィルデータを
    補正し、この補正したプロフィルデータに基づいて補正
    加工する非円形部材の補正加工装置において、 前記X軸方向と平行に移動すると共に、このX軸方向に
    直交する線上の所定の基準点Pからワーク(1) の外周面
    までの長さを測定する前記測定子(38)と、 前記X軸モータ(31)を駆動してこの測定子(38)をX軸方
    向に所定距離ずつ移動させながら、この測定子(38)でワ
    ーク(1) の外周面までの長さを測定し、この測定データ
    に基づいて、前記外周面の凹形状の最低点を求める前記
    制御器(62)とを備えたことを特徴とする非円形部材の補
    正加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の非円形部材の補正加工装
    置において、 前記制御器(62)は、前記最低点を前記C軸の回りの回転
    角度の原点とするときに、この原点に対して前記ワーク
    (1) を所定のC軸角度、及びこの所定のC軸角度から1
    80°回転させると共に、前記測定子(38)でそれぞれの
    C軸角度でのこのワーク(1) の外周面までの長さを測定
    する指令を出力し、この両測定データ間の差値が予め設
    定された所定長さであるとき、前記測定子(38)が前記C
    軸を向いていると判断することを特徴とする非円形部材
    の補正加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の非円形部材の補正加工
    装置において、 前記測定子(38)を前記X軸方向と平行に移動させる手段
    は、前記工具(35)を移動させるX軸ユニット(30)である
    ことを特徴とする非円形部材の補正加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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