JPH10296921A - 自己修復型遮水シート - Google Patents
自己修復型遮水シートInfo
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- JPH10296921A JPH10296921A JP9106377A JP10637797A JPH10296921A JP H10296921 A JPH10296921 A JP H10296921A JP 9106377 A JP9106377 A JP 9106377A JP 10637797 A JP10637797 A JP 10637797A JP H10296921 A JPH10296921 A JP H10296921A
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- water
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートに形成された穴を比較的瞬時に完全に
閉塞することができ、しかも、複数の穴が近接して形成
された場合にも該複数の穴を完全に閉塞することができ
る自己修復型遮水シートを提供する。 【解決手段】 厚み2.0mmの高密度ポリエチレンシ
ート1A上に、厚み0.4mmの変性ポリオレフィン樹
脂シート2Aを積層し、この変性ポリオレフィン樹脂シ
ート2Aの上に複数の銅一コンスタンタン熱電対4をマ
トリクス状に設置し、各素子の先端部を接着テープで接
着し、テフロン被覆導線5を外部に引き出した後、石灰
(粉体状:約5kg/mm2 )の厚み約5mmの充填層
3を形成した。次に、厚み0.4mmの変性ポリオレフ
ィン樹脂シート2B、及び厚み2.0mmの高密度ポリ
エチレンシート1Bをこの順に積層し、この積層体の四
隅を熱融着した。
閉塞することができ、しかも、複数の穴が近接して形成
された場合にも該複数の穴を完全に閉塞することができ
る自己修復型遮水シートを提供する。 【解決手段】 厚み2.0mmの高密度ポリエチレンシ
ート1A上に、厚み0.4mmの変性ポリオレフィン樹
脂シート2Aを積層し、この変性ポリオレフィン樹脂シ
ート2Aの上に複数の銅一コンスタンタン熱電対4をマ
トリクス状に設置し、各素子の先端部を接着テープで接
着し、テフロン被覆導線5を外部に引き出した後、石灰
(粉体状:約5kg/mm2 )の厚み約5mmの充填層
3を形成した。次に、厚み0.4mmの変性ポリオレフ
ィン樹脂シート2B、及び厚み2.0mmの高密度ポリ
エチレンシート1Bをこの順に積層し、この積層体の四
隅を熱融着した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物処理場、
人工貯水池、河川の堤防、鉄筋コンクリート建築物の屋
上、地下鉄の駅舎および地下埋設物等に、漏水防止のた
めに敷設される土木建築用の遮水シートであって、施工
時または使用時に、鋭角物との接触により穴が生じた場
合に、穴を自動的に閉塞できるようにした自己修復型遮
水シートに関するものである。
人工貯水池、河川の堤防、鉄筋コンクリート建築物の屋
上、地下鉄の駅舎および地下埋設物等に、漏水防止のた
めに敷設される土木建築用の遮水シートであって、施工
時または使用時に、鋭角物との接触により穴が生じた場
合に、穴を自動的に閉塞できるようにした自己修復型遮
水シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物処理場や鉄筋コンクリート
建築物の屋上等に漏水防止のために敷設される土木建築
用遮水シートには、塩化ビニル系、ポリエチレン系、合
成ゴム系およびアスファルト系等の合成高分子材料から
なるシートが多く採用されている。これらの合成高分子
からなる遮水シートは、いずれも100〜600%の伸
度を有し、金属系の遮水シートに比較して敷設面の凹凸
にフィットしやすく、かつ外力による破損を軽減できる
という利点がある反面、敷設面に存在する岩石、及び砕
石や、鋭角状の廃棄物等の鋭角物に接した場合に裂傷を
生じやすいという欠点がある。このような合成高分子か
らなる遮水シートの欠点を解消するために合成高分子材
料からなるシートを織物または不織布等の繊維シートで
補強した複合シートや、基布に伸度の大きい編み物を利
用した複合補強シート等が開発されている。
建築物の屋上等に漏水防止のために敷設される土木建築
用遮水シートには、塩化ビニル系、ポリエチレン系、合
成ゴム系およびアスファルト系等の合成高分子材料から
なるシートが多く採用されている。これらの合成高分子
からなる遮水シートは、いずれも100〜600%の伸
度を有し、金属系の遮水シートに比較して敷設面の凹凸
にフィットしやすく、かつ外力による破損を軽減できる
という利点がある反面、敷設面に存在する岩石、及び砕
石や、鋭角状の廃棄物等の鋭角物に接した場合に裂傷を
生じやすいという欠点がある。このような合成高分子か
らなる遮水シートの欠点を解消するために合成高分子材
料からなるシートを織物または不織布等の繊維シートで
補強した複合シートや、基布に伸度の大きい編み物を利
用した複合補強シート等が開発されている。
【0003】しかるに、上記敷設面に存在する鋭角物が
鋭く尖った尖鋭部を有するものであったり、敷設面に
釘、ガラス、刃物等の鋭利物が存在する場合、シートの
鋭角物や鋭利物との接触部に応力が集中してシートに穴
が空いてしまうという現象は避けられず、この結果、穴
から廃棄物中の汚染物質が水と共に流れ出て、地下水や
河川を汚染する等、周辺環境に悪影響を与えるという問
題があった。
鋭く尖った尖鋭部を有するものであったり、敷設面に
釘、ガラス、刃物等の鋭利物が存在する場合、シートの
鋭角物や鋭利物との接触部に応力が集中してシートに穴
が空いてしまうという現象は避けられず、この結果、穴
から廃棄物中の汚染物質が水と共に流れ出て、地下水や
河川を汚染する等、周辺環境に悪影響を与えるという問
題があった。
【0004】このように合成高分子からなる遮水シート
ではシートに穴が空いてしまうことを完全に防止するの
は困難であり、近年、シートに穴が空いてしまうこをは
甘受するとして、穴が開いたとしても自己修復により穴
を閉塞できる自己修復型遮水シートや、穴が開いた場合
に、穴の開いた欠陥箇所を検出できる欠陥箇所検知型遮
水シートの開発が行われている。
ではシートに穴が空いてしまうことを完全に防止するの
は困難であり、近年、シートに穴が空いてしまうこをは
甘受するとして、穴が開いたとしても自己修復により穴
を閉塞できる自己修復型遮水シートや、穴が開いた場合
に、穴の開いた欠陥箇所を検出できる欠陥箇所検知型遮
水シートの開発が行われている。
【0005】上記自己修復型遮水シートとしては、例え
ば、水膨潤性、水発泡性、または水架橋性の樹脂層やゴ
ム層を複合シートの内部に配置したもの(例えば、特開
平6−218347号公報、特開平6−255035号
公報、特開平6−286062号公報、特開平6−28
6063号公報、特開平7−1669号公報、特開平7
−5292号公報等)が提案されている。
ば、水膨潤性、水発泡性、または水架橋性の樹脂層やゴ
ム層を複合シートの内部に配置したもの(例えば、特開
平6−218347号公報、特開平6−255035号
公報、特開平6−286062号公報、特開平6−28
6063号公報、特開平7−1669号公報、特開平7
−5292号公報等)が提案されている。
【0006】一方、上記漏水箇所検知型遮水シートとし
ては、シート内部等に電極を設けて、水浸入等による電
位差び電流方向の変化により漏水個所を検出するもの
(例えば特公平7−72704号公報、特開平6−46
5号公報、特開平6−63525号公報、特開平7−9
2420号公報、特開平6−307969号公報、特開
平7ー151633号公報、特開平7−270108号
公報等)や、シート内部の空気や流体に圧力を発生さ
せ、欠陥部の減圧を検知して漏水個所を検出するもの
(特開平4−217734号公報、特開平6−2419
39号公報、特開平7−31954号公報、特開平5−
255564号公報、特開平6一105710号公報
等)等が提案されている。
ては、シート内部等に電極を設けて、水浸入等による電
位差び電流方向の変化により漏水個所を検出するもの
(例えば特公平7−72704号公報、特開平6−46
5号公報、特開平6−63525号公報、特開平7−9
2420号公報、特開平6−307969号公報、特開
平7ー151633号公報、特開平7−270108号
公報等)や、シート内部の空気や流体に圧力を発生さ
せ、欠陥部の減圧を検知して漏水個所を検出するもの
(特開平4−217734号公報、特開平6−2419
39号公報、特開平7−31954号公報、特開平5−
255564号公報、特開平6一105710号公報
等)等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案されている従来の自己修復型遮水シートは以下に記す
ような問題点がある。すなわち、水膨潤性、水発泡性、
または水架橋性の樹脂層やゴム層からなる水膨潤性また
は水膨潤発泡性層をシート内に配置した複合シートは、
シートに破損箇所(穴)が生じると、ここから浸入する
水により、内部の水膨潤性または水膨潤発泡性層の水吸
収部が膨潤または膨潤かつ発泡して体積が増大し、これ
により穴を塞ぐものであるが、水膨潤性材料は高価であ
り経済的でない。また、より遮水シートの信頼性を高め
るには、遮水シートが自己修復的に穴を塞ぐと共に、該
穴空き箇所(欠陥箇所)を検知できようにし、更に補修
が必要である場合に即時に人または機械により補修でき
るようにしておくのが好ましい。しかるに、水膨潤性材
料の膨潤により欠陥箇所の検知に結び付く情報を得るこ
とは困難である。また、水膨潤性または水膨潤発泡性層
は膨潤によりゲル化して流動するが、比較的粘度が高い
ために、穴が比較的近接して複数形成された場合には、
各穴を完全に閉塞するように変形流動しない場合があ
る。
案されている従来の自己修復型遮水シートは以下に記す
ような問題点がある。すなわち、水膨潤性、水発泡性、
または水架橋性の樹脂層やゴム層からなる水膨潤性また
は水膨潤発泡性層をシート内に配置した複合シートは、
シートに破損箇所(穴)が生じると、ここから浸入する
水により、内部の水膨潤性または水膨潤発泡性層の水吸
収部が膨潤または膨潤かつ発泡して体積が増大し、これ
により穴を塞ぐものであるが、水膨潤性材料は高価であ
り経済的でない。また、より遮水シートの信頼性を高め
るには、遮水シートが自己修復的に穴を塞ぐと共に、該
穴空き箇所(欠陥箇所)を検知できようにし、更に補修
が必要である場合に即時に人または機械により補修でき
るようにしておくのが好ましい。しかるに、水膨潤性材
料の膨潤により欠陥箇所の検知に結び付く情報を得るこ
とは困難である。また、水膨潤性または水膨潤発泡性層
は膨潤によりゲル化して流動するが、比較的粘度が高い
ために、穴が比較的近接して複数形成された場合には、
各穴を完全に閉塞するように変形流動しない場合があ
る。
【0008】本発明は上記従来の自己修復型遮水シート
における問題点を解消すべくなされたものであり、安価
で経済的であり、シートに形成された穴を比較的瞬時に
確実に閉塞することができ、特に、複数の穴が比較的近
接して形成された場合にも該複数の穴を確実に閉塞する
ことができる自己修復型遮水シートを提供することを課
題としている。
における問題点を解消すべくなされたものであり、安価
で経済的であり、シートに形成された穴を比較的瞬時に
確実に閉塞することができ、特に、複数の穴が比較的近
接して形成された場合にも該複数の穴を確実に閉塞する
ことができる自己修復型遮水シートを提供することを課
題としている。
【0009】更に、本発明は上記優れた自己修復機能を
有するとともに、穴の開いた欠陥箇所を検出できる機能
も備えた自己修復型遮水シート(自己修復・欠陥水箇所
検知型遮水シート)を提供することを課題としている。
有するとともに、穴の開いた欠陥箇所を検出できる機能
も備えた自己修復型遮水シート(自己修復・欠陥水箇所
検知型遮水シート)を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、請求項1で、シートに穴が生じた場合に
該穴を自己修復により閉塞する機能を備えた遮水シート
であって、少なくとも、吸水により発熱する物質を含む
吸水発熱性層と、この吸水発熱性層の発熱により軟化ま
たは溶融して上記穴を閉塞する熱可塑性物質層とを含む
ことを特徴とする自己修復型遮水シートを提供してい
る。
に、本発明は、請求項1で、シートに穴が生じた場合に
該穴を自己修復により閉塞する機能を備えた遮水シート
であって、少なくとも、吸水により発熱する物質を含む
吸水発熱性層と、この吸水発熱性層の発熱により軟化ま
たは溶融して上記穴を閉塞する熱可塑性物質層とを含む
ことを特徴とする自己修復型遮水シートを提供してい
る。
【0011】上記構成によれば、シートの敷設面にある
鋭角物または鋭利物によりシートに穴が空き、遮水シー
ト内部に水が浸入すると、吸水発熱性層の水に接触して
水を吸収した部分が発熱して、熱可塑性物質層の前記発
熱部に近接する部分が昇温して軟化または溶融し、この
結果、該熱可塑性物質層の軟化または溶融して流動性の
高くなった部分が穴内を充填するように流動し、更に
は、鋭角物または鋭利物の表面に付着することとなる。
そして、吸水発熱性層の吸水発熱反応が終了すると、上
記熱可塑性物質層も軟化または溶融した部分が降温して
その流動が終了し、穴内を充填した状態及び鋭角物また
は鋭利物の表面に付着した状態で固化する。よって、穴
は完全に閉塞し、穴を通して水がシートの下方に漏水す
るのを防止することができる。
鋭角物または鋭利物によりシートに穴が空き、遮水シー
ト内部に水が浸入すると、吸水発熱性層の水に接触して
水を吸収した部分が発熱して、熱可塑性物質層の前記発
熱部に近接する部分が昇温して軟化または溶融し、この
結果、該熱可塑性物質層の軟化または溶融して流動性の
高くなった部分が穴内を充填するように流動し、更に
は、鋭角物または鋭利物の表面に付着することとなる。
そして、吸水発熱性層の吸水発熱反応が終了すると、上
記熱可塑性物質層も軟化または溶融した部分が降温して
その流動が終了し、穴内を充填した状態及び鋭角物また
は鋭利物の表面に付着した状態で固化する。よって、穴
は完全に閉塞し、穴を通して水がシートの下方に漏水す
るのを防止することができる。
【0012】上記穴に水が浸入してから吸水発熱性層が
発熱し、熱可塑性物質層が軟化または溶融して穴内を充
填するまでの時間は、吸水発熱性物質または熱可塑性物
質の種類によっても異なるが、一般に数秒〜数十分程度
であり、比較的短時間で穴を閉塞することができる。ま
た、熱可塑性物質層は軟化または溶融して穴に充填した
後、固化するので、穴の閉塞後は該穴の閉塞状態が安定
に維持される。なお、吸水発熱性層に吸水した水は、該
吸水発熱性層の発熱により熱せられて気化して蒸気とな
り、穴から排出するように流動するので、この蒸気の流
動により溶融した熱可塑性物質の穴への流動が促進され
る。
発熱し、熱可塑性物質層が軟化または溶融して穴内を充
填するまでの時間は、吸水発熱性物質または熱可塑性物
質の種類によっても異なるが、一般に数秒〜数十分程度
であり、比較的短時間で穴を閉塞することができる。ま
た、熱可塑性物質層は軟化または溶融して穴に充填した
後、固化するので、穴の閉塞後は該穴の閉塞状態が安定
に維持される。なお、吸水発熱性層に吸水した水は、該
吸水発熱性層の発熱により熱せられて気化して蒸気とな
り、穴から排出するように流動するので、この蒸気の流
動により溶融した熱可塑性物質の穴への流動が促進され
る。
【0013】また、シートに複数の穴が近接して形成さ
れた場合にも、熱可塑性物質層の軟化または溶融した部
分の流動性が高いため、各穴の内部に速やかに移動し、
複数の穴を完全に閉塞することができる。
れた場合にも、熱可塑性物質層の軟化または溶融した部
分の流動性が高いため、各穴の内部に速やかに移動し、
複数の穴を完全に閉塞することができる。
【0014】上記吸水発熱性層を構成する吸水により発
熱する物質としては、熱可塑性物質層を溶融するに必要
な発熱が得られる物質であればよく、酸化カルシウム
(生石灰)、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、塩
化カルシウム、塩化マグネシウム、シリカゲルなどの固
体物質や硫酸、水酸化ナトリウムなどの流体物質を使用
することができる。特に、発熱効率の点から酸化カルシ
ウム(生石灰)を用いるのが好ましい(請求項2)。上
記固体物質の多くは通常粉体状で取り取り扱われ、粉体
の充填層(堆積層)にして吸水発熱性層を構成してもよ
いし、合成樹脂バインダーに粉体を分散させた層にして
吸水発熱性層を構成してもよい。また、上記流体物質は
それ自体公知の液膜形成方法に液膜にして吸水発熱性層
を構成する。吸水発熱性層の厚みは一般に0.1〜30
mm、好ましくは1〜15mmの範囲にするのがよい。
熱する物質としては、熱可塑性物質層を溶融するに必要
な発熱が得られる物質であればよく、酸化カルシウム
(生石灰)、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、塩
化カルシウム、塩化マグネシウム、シリカゲルなどの固
体物質や硫酸、水酸化ナトリウムなどの流体物質を使用
することができる。特に、発熱効率の点から酸化カルシ
ウム(生石灰)を用いるのが好ましい(請求項2)。上
記固体物質の多くは通常粉体状で取り取り扱われ、粉体
の充填層(堆積層)にして吸水発熱性層を構成してもよ
いし、合成樹脂バインダーに粉体を分散させた層にして
吸水発熱性層を構成してもよい。また、上記流体物質は
それ自体公知の液膜形成方法に液膜にして吸水発熱性層
を構成する。吸水発熱性層の厚みは一般に0.1〜30
mm、好ましくは1〜15mmの範囲にするのがよい。
【0015】上記熱可塑性物質層を構成する熱可塑性物
質としては、未加硫または低加硫のゴムや、架橋密度の
低い熱可塑性樹脂や、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)、アクリル酸や無水マレイン
酸等の極性モノマーからなるポリマー鎖をポリエチレン
またはポリプロピレンに共重合させた変性ポリオレフィ
ン等のポリオレフィン系樹脂や、Sb、Pb、Bi、Z
nから選ばれる少なくと2つの元素を主成分とする合金
等の低融点金属などを用いることができる。これらの物
質は1種または2種以上を混合して用いてもよい。特
に、遮水シートの敷設面へのフィット性(柔軟性、伸縮
性)等を考慮すると、ゴムや変性ポリオレフィン樹脂を
用いるのが好ましい(請求項2)。熱可塑性物質層の形
態は、シート状、ネット状、粉粒体の充填層(堆積層)
状、薄片体状、不織布または織布状のいずれであっても
よいが、該熱可塑性物質層の厚みは0.1〜20mm、
好ましくは0.2〜5mmの範囲にするのがよい。ま
た、熱可塑性物質層の融点は50〜200℃、好ましく
は80〜120℃の温度範囲にあるのがよい。
質としては、未加硫または低加硫のゴムや、架橋密度の
低い熱可塑性樹脂や、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)、アクリル酸や無水マレイン
酸等の極性モノマーからなるポリマー鎖をポリエチレン
またはポリプロピレンに共重合させた変性ポリオレフィ
ン等のポリオレフィン系樹脂や、Sb、Pb、Bi、Z
nから選ばれる少なくと2つの元素を主成分とする合金
等の低融点金属などを用いることができる。これらの物
質は1種または2種以上を混合して用いてもよい。特
に、遮水シートの敷設面へのフィット性(柔軟性、伸縮
性)等を考慮すると、ゴムや変性ポリオレフィン樹脂を
用いるのが好ましい(請求項2)。熱可塑性物質層の形
態は、シート状、ネット状、粉粒体の充填層(堆積層)
状、薄片体状、不織布または織布状のいずれであっても
よいが、該熱可塑性物質層の厚みは0.1〜20mm、
好ましくは0.2〜5mmの範囲にするのがよい。ま
た、熱可塑性物質層の融点は50〜200℃、好ましく
は80〜120℃の温度範囲にあるのがよい。
【0016】遮水シートの層構成としては、例えば、吸
水発熱性層と熱可塑性物質層を積層した2層構成、また
は吸水発熱性層の上下両面を熱可塑性物質層で挟んだ3
層構成、吸水発熱性層と熱可塑性物質層を交互に積層し
てトータル4層以上にした層構成等の種々の層構成を採
用することができる。特に、吸水発熱性層や熱可塑性物
質層とは別に、比較的高い強度と吸水発熱性層の発熱に
耐えうる耐熱性を有する合成樹脂シートを最外表面層に
配設した層構成にするのが好ましい(請求項3)。この
合成樹脂シートとしては、従来より一般に遮水シートと
して用いられている合成樹脂シートを用いることがで
き、例えば、上記例示した熱可塑性物質層に使用する樹
脂と同様の樹脂からなり、熱可塑性物質層よりも高融点
及び高強度のシートを使用する。この高融点及び高強度
化は例えば樹脂の分子量、架橋度、結晶化度等を高める
ことにより行う。この合成樹脂シートの厚みは0.5〜
20mm、好ましくは1〜5mmの範囲にするのがよ
い。また、合成樹脂シートの強度は引裂強度が少なくと
も5kg/cm以上、好ましくは10kg/cm以上に
あるのがよい。このような合成樹脂シートを最外表面層
に設けると、遮水シートの機械的強度が向上すると共
に、吸水発熱性層の発熱により熱可塑性物質層の形態変
化(流動→固化)が起こっても、遮水シートそのものが
変形しにくく好ましい。
水発熱性層と熱可塑性物質層を積層した2層構成、また
は吸水発熱性層の上下両面を熱可塑性物質層で挟んだ3
層構成、吸水発熱性層と熱可塑性物質層を交互に積層し
てトータル4層以上にした層構成等の種々の層構成を採
用することができる。特に、吸水発熱性層や熱可塑性物
質層とは別に、比較的高い強度と吸水発熱性層の発熱に
耐えうる耐熱性を有する合成樹脂シートを最外表面層に
配設した層構成にするのが好ましい(請求項3)。この
合成樹脂シートとしては、従来より一般に遮水シートと
して用いられている合成樹脂シートを用いることがで
き、例えば、上記例示した熱可塑性物質層に使用する樹
脂と同様の樹脂からなり、熱可塑性物質層よりも高融点
及び高強度のシートを使用する。この高融点及び高強度
化は例えば樹脂の分子量、架橋度、結晶化度等を高める
ことにより行う。この合成樹脂シートの厚みは0.5〜
20mm、好ましくは1〜5mmの範囲にするのがよ
い。また、合成樹脂シートの強度は引裂強度が少なくと
も5kg/cm以上、好ましくは10kg/cm以上に
あるのがよい。このような合成樹脂シートを最外表面層
に設けると、遮水シートの機械的強度が向上すると共
に、吸水発熱性層の発熱により熱可塑性物質層の形態変
化(流動→固化)が起こっても、遮水シートそのものが
変形しにくく好ましい。
【0017】遮水シートを構成する各層は必ずしも互い
接着されている必要はないが、シートの取り扱いを行い
やすくするためには、少なくとも、最外表面層とこれに
隣接する内部層の互いの周縁部の全周領域または点在す
る領域を接着するのが好ましい。なお、熱可塑性物質層
を構成する熱可塑性の材料物資が固体(粉粒体)である
場合、該材料物資を加熱により一旦溶融して液状にし、
これを他層の表面に塗布(ハケ塗り等)して液膜を形成
し、該液膜を固化させることにより熱可塑性物質層を配
設するようにしてもよい。また、遮水シートの内部が複
数の密閉した小空間のブロックで仕切られるように、層
間の接着を行ってもよい。各ブロックの形状は特に限定
されないが、通常、矩形または方形状にし、縦及び横の
寸法を100〜5000mmの範囲にする。このような
シート形態にすると、吸水発熱性層の発熱によって気化
した蒸気によりブロック内の圧力が高まり、蒸気が穴に
向って勢いよく流動して、軟化または溶融した熱可塑性
物質の穴への流動がより促進される。よって、穴空き
後、穴を閉塞するまでの時間がより短くなる。
接着されている必要はないが、シートの取り扱いを行い
やすくするためには、少なくとも、最外表面層とこれに
隣接する内部層の互いの周縁部の全周領域または点在す
る領域を接着するのが好ましい。なお、熱可塑性物質層
を構成する熱可塑性の材料物資が固体(粉粒体)である
場合、該材料物資を加熱により一旦溶融して液状にし、
これを他層の表面に塗布(ハケ塗り等)して液膜を形成
し、該液膜を固化させることにより熱可塑性物質層を配
設するようにしてもよい。また、遮水シートの内部が複
数の密閉した小空間のブロックで仕切られるように、層
間の接着を行ってもよい。各ブロックの形状は特に限定
されないが、通常、矩形または方形状にし、縦及び横の
寸法を100〜5000mmの範囲にする。このような
シート形態にすると、吸水発熱性層の発熱によって気化
した蒸気によりブロック内の圧力が高まり、蒸気が穴に
向って勢いよく流動して、軟化または溶融した熱可塑性
物質の穴への流動がより促進される。よって、穴空き
後、穴を閉塞するまでの時間がより短くなる。
【0018】廃棄物処理場に敷設する遮水シートでは傾
斜面(法面)に敷設される部分を含むが、この傾斜面
(法面)対しても、吸水発熱物質を捕捉させておくため
には、吸水発熱物質をネット状、ハニカム状、人工芝状
などの形状のシート物に捕捉しするよにしてもよい。こ
のネット状、ハニカム状、人工芝状のシート物は必ずし
も熱可塑性を有する必要はない。
斜面(法面)に敷設される部分を含むが、この傾斜面
(法面)対しても、吸水発熱物質を捕捉させておくため
には、吸水発熱物質をネット状、ハニカム状、人工芝状
などの形状のシート物に捕捉しするよにしてもよい。こ
のネット状、ハニカム状、人工芝状のシート物は必ずし
も熱可塑性を有する必要はない。
【0019】また、上記吸水発熱性層の層内または層表
面に多数の感熱素子を点在させて、、シートの穴が開い
た欠陥箇所の温度変化を検知できる構成にするのが好ま
しい(請求項4)。このようにすると、穴の開いた箇所
(欠陥箇所)の自己修復が良好になされなかった場合で
も、欠陥箇所を知ることができ、欠陥箇所を直ちに補修
することができるので、漏水防止の信頼性が一層高くな
る。
面に多数の感熱素子を点在させて、、シートの穴が開い
た欠陥箇所の温度変化を検知できる構成にするのが好ま
しい(請求項4)。このようにすると、穴の開いた箇所
(欠陥箇所)の自己修復が良好になされなかった場合で
も、欠陥箇所を知ることができ、欠陥箇所を直ちに補修
することができるので、漏水防止の信頼性が一層高くな
る。
【0020】上記複数の感熱素子は吸水発熱の昇温を感
知する程度の感度が長期にわたって安定に得られるもの
であり、吸水発熱性層の内部または吸水発熱性層の上方
または下方で吸水発熱性層に接触する層の内部に設置す
る。設置形態としては遮水シート全体において穴の開い
た箇所(欠陥箇所)を一様に検出できるように複数の感
熱素子を隣接する素子の間隔が一定となるようにマトリ
クス状に設置するのが好ましい。感熱素子としては、銅
−コンスタンタンなどの熱電対、白金測温抵抗体、サー
ミスタ等を用いることができる。なお、各感熱素子につ
ないだ導線(ケーブル)を一か所に集め、各感熱素子の
測温信号を集中管理して、遮水シート全体の欠陥箇所を
特定できるようにするのが好ましい。
知する程度の感度が長期にわたって安定に得られるもの
であり、吸水発熱性層の内部または吸水発熱性層の上方
または下方で吸水発熱性層に接触する層の内部に設置す
る。設置形態としては遮水シート全体において穴の開い
た箇所(欠陥箇所)を一様に検出できるように複数の感
熱素子を隣接する素子の間隔が一定となるようにマトリ
クス状に設置するのが好ましい。感熱素子としては、銅
−コンスタンタンなどの熱電対、白金測温抵抗体、サー
ミスタ等を用いることができる。なお、各感熱素子につ
ないだ導線(ケーブル)を一か所に集め、各感熱素子の
測温信号を集中管理して、遮水シート全体の欠陥箇所を
特定できるようにするのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1(A)(B)は本発明の第1実施
形態の遮水シートを示している。遮水シート100は、
高密度ポリエチレンシート(住友ゴム工業(株)製、ス
ミシートHDPE(商品名)、厚み2.0mm、融点1
29℃、引裂き強度150kg/cm)1A上に、変性
ポリオレフィン樹脂シート(武田薬品工業(株)製、タ
ケメルト(商品名)、厚み0.4mm、融点80℃、引
裂き強度220kg/cm)2A、層内に複数の銅一コ
ンスタンタン熱電対(直径0.32mm、テフロン被
覆)4をマトリクス状に設置した生石灰(粉体状:約5
kg/mm2 )の厚み約5mmの充填層3、変性ポリオ
レフィン樹脂シート(武田薬品工業(株)製、タケメル
ト(商品名)、厚み0.4mm)2B、及び高密度ポリ
エチレンシート(住友ゴム工業(株)製、スミシートH
DPE(商品名)、厚み2.0mm)1Bをこの順に積
層し、生石灰の充填層3内に設置した各銅一コンスタン
タン熱電対(直径0.32mm、テフロン被覆)4の被
覆線5を遮水シート100の外部にき出して、構成して
いる。
形態を説明する。図1(A)(B)は本発明の第1実施
形態の遮水シートを示している。遮水シート100は、
高密度ポリエチレンシート(住友ゴム工業(株)製、ス
ミシートHDPE(商品名)、厚み2.0mm、融点1
29℃、引裂き強度150kg/cm)1A上に、変性
ポリオレフィン樹脂シート(武田薬品工業(株)製、タ
ケメルト(商品名)、厚み0.4mm、融点80℃、引
裂き強度220kg/cm)2A、層内に複数の銅一コ
ンスタンタン熱電対(直径0.32mm、テフロン被
覆)4をマトリクス状に設置した生石灰(粉体状:約5
kg/mm2 )の厚み約5mmの充填層3、変性ポリオ
レフィン樹脂シート(武田薬品工業(株)製、タケメル
ト(商品名)、厚み0.4mm)2B、及び高密度ポリ
エチレンシート(住友ゴム工業(株)製、スミシートH
DPE(商品名)、厚み2.0mm)1Bをこの順に積
層し、生石灰の充填層3内に設置した各銅一コンスタン
タン熱電対(直径0.32mm、テフロン被覆)4の被
覆線5を遮水シート100の外部にき出して、構成して
いる。
【0022】なお、上記マトリクス状に設置した銅一コ
ンスタンタン熱電対4の設置間隔は縦方向、横方向とも
に30cmである。各銅一コンスタンタン熱電対4から
伸びる被覆線(導線)5は図示しない領域で一か所にま
とめて測温計(図示せず)に接続している。遮水シート
100の大きさは幅寸法が50〜10m、長さ寸法が数
m〜180m、厚み1.0〜2.0mである。
ンスタンタン熱電対4の設置間隔は縦方向、横方向とも
に30cmである。各銅一コンスタンタン熱電対4から
伸びる被覆線(導線)5は図示しない領域で一か所にま
とめて測温計(図示せず)に接続している。遮水シート
100の大きさは幅寸法が50〜10m、長さ寸法が数
m〜180m、厚み1.0〜2.0mである。
【0023】この遮水シート100は以下のようにして
作成した。すなわち、高密度ポリエチレンシート1Aの
上に変性ポリオレフィン樹脂シート2Aを重ねた後、銅
一コンスタンタン熱電対4の設置箇所に銅一コンスタン
タン熱電対4の先端を接着テープで固定し、各銅一コン
スタンタン熱電対4の先端につながるテフロン被覆導線
5をシート100の外縁部まで延長した。次に変性ポリ
オレフィン樹脂シート2Aの上面に粉体状の生石灰を厚
み約5mmに敷設して充填層3を形成した後、この充填
層3上に変性ポリオレフィン樹脂シート2B、高密度ポ
リエチレンシート1Bをこの順に載置し、積層体全体の
4隅を熱溶着した。
作成した。すなわち、高密度ポリエチレンシート1Aの
上に変性ポリオレフィン樹脂シート2Aを重ねた後、銅
一コンスタンタン熱電対4の設置箇所に銅一コンスタン
タン熱電対4の先端を接着テープで固定し、各銅一コン
スタンタン熱電対4の先端につながるテフロン被覆導線
5をシート100の外縁部まで延長した。次に変性ポリ
オレフィン樹脂シート2Aの上面に粉体状の生石灰を厚
み約5mmに敷設して充填層3を形成した後、この充填
層3上に変性ポリオレフィン樹脂シート2B、高密度ポ
リエチレンシート1Bをこの順に載置し、積層体全体の
4隅を熱溶着した。
【0024】次に、この遮水シート100と同一の層構
成で幅寸法が2m、長さ寸法5mの実験サンプル用シー
トを作成し、遮水シート100に鋭利物による穴が開い
たことを想定して以下の(a)(b)の実験を行った。
成で幅寸法が2m、長さ寸法5mの実験サンプル用シー
トを作成し、遮水シート100に鋭利物による穴が開い
たことを想定して以下の(a)(b)の実験を行った。
【0025】(a)釘(直径約2.5mm)で、シ−ト
を貫通するように穴をあけ、釘を取り除いた後、シ−ト
の上面から穴に約2.5ccの水道水を注水し、熱電対
で測温を行いながら放置した。
を貫通するように穴をあけ、釘を取り除いた後、シ−ト
の上面から穴に約2.5ccの水道水を注水し、熱電対
で測温を行いながら放置した。
【0026】(b)釘(直径約2.5mm)をシートの
上面から生石灰の充填層まで届くように貫入し、釘を取
り除いた後、注射器の注射針(直径1.2mm)を穴へ
挿入し、注射器を突き立てたままの状態で約2.5cc
の水道水を注水して、注射器を取り除かず、熱電対で測
温を行いながら放置した。
上面から生石灰の充填層まで届くように貫入し、釘を取
り除いた後、注射器の注射針(直径1.2mm)を穴へ
挿入し、注射器を突き立てたままの状態で約2.5cc
の水道水を注水して、注射器を取り除かず、熱電対で測
温を行いながら放置した。
【0027】上記(a)の実験では、注水の4〜5分後
に熱電対による温度は最大の約140℃を呈示し、この
後、3分後に貫通穴は完全に閉塞した。なお、シートの
下面の穴の開口周辺には、溶融した変性ポリオレフィン
樹脂シートの滴状態に固化したものの付着が認められ
た。また、上記(b)の実験では注水の4〜5分後に熱
電対による温度は最大の約150℃を呈示し、この後、
3分後に穴は完全に閉塞し、注射針が固定した状態で生
石灰が固化した。
に熱電対による温度は最大の約140℃を呈示し、この
後、3分後に貫通穴は完全に閉塞した。なお、シートの
下面の穴の開口周辺には、溶融した変性ポリオレフィン
樹脂シートの滴状態に固化したものの付着が認められ
た。また、上記(b)の実験では注水の4〜5分後に熱
電対による温度は最大の約150℃を呈示し、この後、
3分後に穴は完全に閉塞し、注射針が固定した状態で生
石灰が固化した。
【0028】また、上記(a)の実験を終了したシート
は常温まで降温させた後、次の水漏れ確認試験を行っ
た。すなわち、メスシリンダーに300mmの高さまで
注水し、その開口部を上記試験済みシートの穴開け箇所
を含む部分で塞ぎ、開口部周囲とシートとの接触部をコ
ーキング材で密閉して硬化させた後、メスシリンダーを
逆さに向けて倒立させ、水漏れの有無を確認した。この
結果、水漏れは生じなかった。
は常温まで降温させた後、次の水漏れ確認試験を行っ
た。すなわち、メスシリンダーに300mmの高さまで
注水し、その開口部を上記試験済みシートの穴開け箇所
を含む部分で塞ぎ、開口部周囲とシートとの接触部をコ
ーキング材で密閉して硬化させた後、メスシリンダーを
逆さに向けて倒立させ、水漏れの有無を確認した。この
結果、水漏れは生じなかった。
【0029】次に、以下の実験(c)を行った。釘(直
径約2.5mm)で、シ−トに隣接する穴の間隔を30
〜50cmにして複数(5か所)の貫通穴を開け、釘を
取り除いた後、シ−トの上面から各穴に約2.5ccの
水道水を注水し、20分間放置した。この後、シートの
複数の穴開け箇所を含む部分について上記と同様の水漏
れ確認試験を行ったところ、水漏れは生じなかった。
径約2.5mm)で、シ−トに隣接する穴の間隔を30
〜50cmにして複数(5か所)の貫通穴を開け、釘を
取り除いた後、シ−トの上面から各穴に約2.5ccの
水道水を注水し、20分間放置した。この後、シートの
複数の穴開け箇所を含む部分について上記と同様の水漏
れ確認試験を行ったところ、水漏れは生じなかった。
【0030】図2(A)(B)は第2の実施形態を示し
ている。該第2実施形態の遮水シート200は、上記の
製造工程により得られたシート100において、マトリ
クス状に配置した複数の銅一コンスタンタン熱電対4の
各素子が密閉された空間(ブロック)内に配置されるよ
うに、耐熱性合成樹脂繊維6によりシート100の最上
層と最下層の高密度ポリエチレンシート1A、1B間を
格子状に縫い付けを行っている。ここでの縫着部は隙間
が開かないように強固に縫い付けている。
ている。該第2実施形態の遮水シート200は、上記の
製造工程により得られたシート100において、マトリ
クス状に配置した複数の銅一コンスタンタン熱電対4の
各素子が密閉された空間(ブロック)内に配置されるよ
うに、耐熱性合成樹脂繊維6によりシート100の最上
層と最下層の高密度ポリエチレンシート1A、1B間を
格子状に縫い付けを行っている。ここでの縫着部は隙間
が開かないように強固に縫い付けている。
【0031】図3(A)(B)は第3実施形態を示して
いる。該第3実施形態の遮水シート300は、変性ポリ
オレフィン樹脂シート2Aの上面に粉体状の生石灰の充
填層3を形成する前に、変性ポリオレフィン樹脂シート
2A上の複数の銅一コンスタンタン熱電対4の各素子の
周囲に粘性土やパテにより区画用壁7を形成し、この状
態で粉体状の生石灰を充填し、この充填層3上に変性ポ
リオレフィン樹脂シート2B、高密度ポリエチレンシー
ト1Bをこの順に載置し、積層体全体の4隅を熱溶着す
るとともに、区画用壁7の上面に変性ポリオレフィン樹
脂シート2Bを押しつけ、複数の銅一コンスタンタン熱
電対4の各素子が密閉された空間(ブロック)内に配置
されている。粘性土やパテは変性ポリオレフィン樹脂シ
ートとの間に良好な接着性を示す。
いる。該第3実施形態の遮水シート300は、変性ポリ
オレフィン樹脂シート2Aの上面に粉体状の生石灰の充
填層3を形成する前に、変性ポリオレフィン樹脂シート
2A上の複数の銅一コンスタンタン熱電対4の各素子の
周囲に粘性土やパテにより区画用壁7を形成し、この状
態で粉体状の生石灰を充填し、この充填層3上に変性ポ
リオレフィン樹脂シート2B、高密度ポリエチレンシー
ト1Bをこの順に載置し、積層体全体の4隅を熱溶着す
るとともに、区画用壁7の上面に変性ポリオレフィン樹
脂シート2Bを押しつけ、複数の銅一コンスタンタン熱
電対4の各素子が密閉された空間(ブロック)内に配置
されている。粘性土やパテは変性ポリオレフィン樹脂シ
ートとの間に良好な接着性を示す。
【0032】このような第2、第3の実施形態では、粉
体状の生石灰の充填層3の発熱によって気化した蒸気に
より各ブロック内の圧力が高まり、蒸気が穴に向って勢
いよく流動することとなり、軟化または溶融した熱可塑
性物質の穴への流動がより速くなり、穴空き後、穴を閉
塞するまでの時間がより短く、漏水をより高いレベルで
防止することができる。
体状の生石灰の充填層3の発熱によって気化した蒸気に
より各ブロック内の圧力が高まり、蒸気が穴に向って勢
いよく流動することとなり、軟化または溶融した熱可塑
性物質の穴への流動がより速くなり、穴空き後、穴を閉
塞するまでの時間がより短く、漏水をより高いレベルで
防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の自己修復型遮水
シートによれば、少なくとも、吸水により発熱する物質
を含む吸水発熱性層と、この吸水発熱性層の発熱により
軟化または溶融する熱可塑性物質層とを含むものとした
ことにより、シートの敷設面にある鋭角物または鋭利物
によりシートに穴が空き、遮水シート内部に水が浸入し
ても、吸水発熱性層が水を吸収して発熱し、該吸水発熱
性層の発熱によって熱可塑性物質層が軟化または溶融し
て穴を閉塞して固化するので、穴を通してシートの下に
水が漏水するのを防止することができる。
シートによれば、少なくとも、吸水により発熱する物質
を含む吸水発熱性層と、この吸水発熱性層の発熱により
軟化または溶融する熱可塑性物質層とを含むものとした
ことにより、シートの敷設面にある鋭角物または鋭利物
によりシートに穴が空き、遮水シート内部に水が浸入し
ても、吸水発熱性層が水を吸収して発熱し、該吸水発熱
性層の発熱によって熱可塑性物質層が軟化または溶融し
て穴を閉塞して固化するので、穴を通してシートの下に
水が漏水するのを防止することができる。
【0034】また、シートに複数の穴が近接して形成さ
れた場合にも、軟化または溶融した熱可塑性物質層の流
動性が高いため、各穴の内部に速やかに移動し、複数の
穴を完全に閉塞することができる。
れた場合にも、軟化または溶融した熱可塑性物質層の流
動性が高いため、各穴の内部に速やかに移動し、複数の
穴を完全に閉塞することができる。
【0035】また、記吸水発熱性層の層内または層表面
に多数の感熱素子を点在させて、シートの穴が開いた欠
陥箇所の温度変化を検知できる構成にすることにより、
穴の開いた箇所(欠陥箇所)の自己修復が良好になされ
なかった場合でも、欠陥箇所を知ることができ、欠陥箇
所を直ちに補修することができる。よって、漏水防止の
信頼性が一層高くなる。
に多数の感熱素子を点在させて、シートの穴が開いた欠
陥箇所の温度変化を検知できる構成にすることにより、
穴の開いた箇所(欠陥箇所)の自己修復が良好になされ
なかった場合でも、欠陥箇所を知ることができ、欠陥箇
所を直ちに補修することができる。よって、漏水防止の
信頼性が一層高くなる。
【図1】 (A)(B)は本発明の第1実施形態の自己
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
【図2】 (A)(B)は本発明の第2実施形態の自己
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
【図3】 (A)(B)は本発明の第3実施形態の自己
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
修復型遮水シートの上面図と断面図(図A中のb−b線
における断面図)である。
1A、1B 高密度ポリエチレンシート 2A、2B 変性ポリオレフィン樹脂シート 3 生石灰の充填層 4 銅一コンスタンタン熱電対 5 テフロン被覆導線 6 耐熱性合成樹脂繊維 7 区画用壁 100、200、300、 遮水シート
Claims (4)
- 【請求項1】 シートに穴が生じた場合に該穴を自己修
復により閉塞する機能を備えた遮水シートであって、少
なくとも、吸水により発熱する物質を含む吸水発熱性層
と、この吸水発熱性層の発熱により軟化または溶融して
上記穴を閉塞する熱可塑性物質層とを含むことを特徴と
する自己修復型遮水シート。 - 【請求項2】 上記吸水により発熱する物質が酸化カル
シウムであり、上記熱可塑性物質層を構成する物質がゴ
ムまたは変性ポリオレフィン樹脂である請求項1に記載
の自己修復型遮水シート。 - 【請求項3】 最外表面層として、比較的高い強度と上
記吸水発熱性層の発熱に耐えうる耐熱性を有する合成樹
脂シートを配設した構成にしている請求項1または2に
記載の自己修復型遮水シート。 - 【請求項4】 上記吸水発熱性層の層内または層表面に
多数の感熱素子を点在させ、シートの穴が開いた欠陥箇
所の温度変化を検知できる構成としている請求項1〜3
のいずれか一項に記載の自己修復型遮水シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9106377A JPH10296921A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自己修復型遮水シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9106377A JPH10296921A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自己修復型遮水シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10296921A true JPH10296921A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14432035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9106377A Withdrawn JPH10296921A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自己修復型遮水シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10296921A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003103230A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Unitika Ltd | 覆土代替材 |
| JP2004181309A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Okumura Corp | 廃棄物処分場の遮水構造とその施工法 |
| JP2004195300A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Okumura Corp | 廃棄物処分場の自己補修型遮水構造とその施工法 |
| JP2008007937A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 防水シート及び防水シートの補修方法 |
| CN114657496A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种可原位修复的防护涂层及其制备方法 |
| CN114657495A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种基于电磁发热的原位修复防护涂层及其制备方法 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9106377A patent/JPH10296921A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003103230A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Unitika Ltd | 覆土代替材 |
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| CN114657496A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种可原位修复的防护涂层及其制备方法 |
| CN114657495A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种基于电磁发热的原位修复防护涂层及其制备方法 |
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