JPH10298134A - スクアレン合成酵素阻害剤及び新規なマロン酸誘導体 - Google Patents

スクアレン合成酵素阻害剤及び新規なマロン酸誘導体

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JPH10298134A
JPH10298134A JP12290697A JP12290697A JPH10298134A JP H10298134 A JPH10298134 A JP H10298134A JP 12290697 A JP12290697 A JP 12290697A JP 12290697 A JP12290697 A JP 12290697A JP H10298134 A JPH10298134 A JP H10298134A
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malonic acid
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substituted
diethyl
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JP12290697A
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English (en)
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Yuichiro Ichikawa
裕一郎 市川
Setsuko Niitsuma
節子 新妻
Masatoshi Abe
雅年 阿部
Wataru Takahashi
渉 高橋
Ryuji Ikeda
龍治 池田
Kazutoshi Takashio
一俊 高塩
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクアレン合成酵素を阻害することにより,真
菌症治療薬等の感染症治療薬,または,高コレステロー
ル血症,高脂血症,および動脈硬化症等の循環器疾患治
療薬等の医薬品として期待される,マロン酸誘導体を提
供する。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,置換基
を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−2
0の飽和又は不飽和のアルキレン基を示す。)で表され
る化合物またはその医薬として許容されうる塩を製造
し,このものが強いスクアレン合成酵素阻害活性及び抗
真菌活性を示し,真菌症治療薬等の感染症治療薬,また
は,高コレステロール血症,高脂血症,および動脈硬化
症等の循環器疾患治療薬等の医薬品として有用であるこ
とを見いだした。本発明は一般式(1)で表される化合
物またはその医薬として許容されうる塩の医薬品として
の用途,およびその製造法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば真菌症治療
薬,又は,高コレステロール血症,高脂血症,および動
脈硬化症の治療薬等の医薬品として期待されるマロン酸
誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】真菌(カンジダ属,アスペルギルス属,
クリプトコックス属,ムコール属など)による感染症の
治療には,アンフォテリシンB,フルコナゾール,イト
ラコナゾール等が用いられている(Paul D.Ho
eprich,Progress in Drug R
esearch,Vol.44,87−127(199
5))。これらは,真菌細胞膜の必須構成成分であるス
テロールの生合成を阻害して真菌の細胞膜障害を引き起
こすことにより,真菌の発育を抑制するものであるが,
効果及び安全性の面で理想的な薬剤とは言い難い。
【0003】また,動脈硬化症ならびにそれに伴う各種
疾患の治療薬として,HMGーCoA還元酵素阻害剤で
あるロバスタチン等のコレステロール生合成阻害剤が用
いられている。しかしながら,ロバスタチン等のHMG
−CoA還元酵素阻害剤は,コレステロール生合成経路
の比較的上流を阻害するため,生体に必須な他のイソプ
レン誘導体の生合成をも阻害することが欠点である。
【0004】一方,スクアレン合成酵素阻害によりコレ
ステロール生合成を阻害剤する(或いは阻害することが
期待される)化合物としては,squalestati
ns及びzaragozic acisids[J.
D.Bergstrom等,Annu.Rev.Mic
robiol.,Vol.49,607−639(19
95)],特開平7−173120号公報,特開平7−
138214号公報,特開平7−173166号公報,
特開平7−179429号公報,特開平7−20793
9号公報,特開平7−112954号公報等に記載の化
合物が知られている。
【0005】これらのスクアレン合成酵素阻害剤は,コ
レステロールの生合成を阻害することにより,循環器疾
患等の治療薬として,又真菌の細胞膜のステロールの生
合成を阻害することにより真菌症治療薬として期待され
る。しかしながらスクアレン合成酵素阻害剤が真菌症治
療薬として利用された例は未だ無く,循環器疾患等の治
療薬として効果的なものは未だ無い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の薬剤よりも副作
用が少なく安全で効果的な真菌症治療薬等の感染症治療
薬又は高コレステロール血症,高脂血症,および動脈硬
化症等の循環器疾患治療剤が,現代社会で望まれてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち,本発明は次の
(1)〜(11)に関する。 (1)下記一般式(1)
【0008】
【化9】
【0009】(式中,A1 及びA2 は,各々水素または
置換基を有していても良い芳香環基を示す。X1 及びX
2 は,各々置換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖
状の炭素数1−20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭
化水素残基を示す。)で表されるマロン酸誘導体または
その医薬として許容されうる塩を有効成分として含有す
る医薬品。 (2)(1)記載のマロン酸誘導体またはその医薬とし
て許容されうる塩を有効成分とするスクアレン合成酵素
阻害剤。 (3)(1)記載のマロン酸誘導体またはその医薬とし
て許容されうる塩を有効成分とする感染症治療剤または
循環器疾患治療剤。 (4)感染症が真菌症である(3)記載の感染症治療
剤。 (5)循環器疾患が高コレステロール血症・高脂血症お
よび動脈硬化症のいずれかである(3)記載の循環器疾
患治療剤。 (6)下記一般式(1)
【0010】
【化10】
【0011】(式中,A1 及びA2 は,各々水素または
置換基を有していても良い芳香環基を示す。X1 及びX
2 は,各々置換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖
状の炭素数1−20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭
化水素残基を示す。但し,A11 及びA2 2 が,共
に炭素数1−3のアルキル基の場合,及び,共にベンジ
ル基の場合を除く。)で表される新規マロン酸誘導体ま
たはその医薬として許容されうる塩 (7)一般式(1)におけるA1 及びA2 が各々水素ま
たは置換基を有していても良いフェニル基もしくはナフ
チル基である(6)記載の新規マロン酸誘導体またはそ
の医薬として許容されうる塩 (8)2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)マ
ロン酸,2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マ
ロン酸,2−ファルネシル−2−{3−(β−ナフチ
ル)プロピル}マロン酸,2−ファルネシル−2−{4
−(3−フェノキシフェニル)ブチル}マロン酸から選
ばれる新規マロン酸誘導体。 (9)下記一般式(4)
【0012】
【化11】
【0013】(式中,Rは炭素数1−10の置換または
無置換のアルキル基,または,炭素数7−10の置換ま
たは無置換のアラルキル基を示す)で表される化合物,
または,下記一般式(2)
【0014】
【化12】
【0015】(式中、A1 は,水素または置換基を有し
ていても良い芳香環基を示す。X1 は,置換基を有して
いても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−20の飽和
又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を示す。Rは炭
素数1−10の置換または無置換のアルキル基,また
は,炭素数7−10の置換または無置換のアラルキル基
を示す)で表される化合物をアルキル化して得られる,
下記一般式(3)
【0016】
【化13】
【0017】(式中,A1 及びA2 は,各々水素または
置換基を有していても良い芳香環基を示す。X1 及びX
2 は,置換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の
炭素数1−20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水
素残基を示す。Rは炭素数1−10の置換または無置換
のアルキル基,または,炭素数7−10の置換または無
置換のアラルキル基を示す)で表される化合物をカルボ
ン酸に変換することを特徴とする,下記一般式(1)
【0018】
【化14】
【0019】(式中,A1 及びA2 は,各々水素または
置換基を有していても良い芳香環基を示す。X1 及びX
2 は,置換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の
炭素数1−20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水
素残基を示す。)で表される化合物の製造法。 (10)下記一般式(2)
【0020】
【化15】
【0021】(式中、A1 は,水素または置換基を有し
ていても良い芳香環基を示す。X1 は,置換基を有して
いても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−20の飽和
又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を示す。Rは炭
素数1−10の置換または無置換のアルキル基,また
は,炭素数7−10の置換または無置換のアラルキル基
を示す)で表される化合物。 (11)下記一般式(3)
【0022】
【化16】
【0023】(式中,A1 及びA2 は,各々水素または
置換基を有していても良い芳香環基を示す。X1 及びX
2 は,置換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の
炭素数1−20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水
素残基を示す。Rは炭素数1−10の置換または無置換
のアルキル基,または,炭素数7−10の置換または無
置換のアラルキル基を示す)で表される化合物。
【0024】
【発明の実施の形態】一般式(1),一般式(2),ま
たは,一般式(3)の定義中,A1 及びA2の芳香環基
とは,フェニル基またはナフチル基,芳香族複素環基等
を意味し,中でもフェニル基またはナフチル基が好まし
い。
【0025】A1 及びA2 の芳香環基の置換基として
は,2−フェノキシル基,3−フェノキシル基,4−フ
ェノキシル基,2−(2−ベンジル)フェノキシル基,
3−(2−ベンジル)フェノキシル基,3−(3−ベン
ジル)フェノキシル基,3−(4−ベンジル)フェノキ
シル基,4−(2−ベンジル)フェノキシル基,ビフェ
ニル基等が挙げられ,好ましくは,3−フェノキシル
基,3−(2−ベンジル)フェノキシル基,ビフェニル
基等が挙げられる。
【0026】X1 及びX2 の置換基を有していても良
い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−20の飽和の2価の
脂肪族炭化水素残基としては,特に限定されないが,好
ましくはプロピル,ブチル,ペンチル等が挙げられ,不
飽和の2価の脂肪族炭化水素残基としては,A1 1
2 2 として,ゲラニル基,ビスホモゲラニル基,フ
ァルネシル基等が挙げられる。又,X1,X2 の置換基と
しては炭素数1〜3のアルコキシ基,フッ素,塩素等の
ハロゲン原子等が挙げられる。
【0027】A1 又はA2 が水素の時,好ましいA1
1 ,A2 2 としては,ビスホモゲラニル基,ファルネ
シル基,ドデシル基等が挙げられる。A1 又はA2 が置
換基を有していても良い芳香環基の時,好ましいA1
1 ,A2 2 としては,5−フェニルペンチル,4−フ
ェニルブチル,3−(β−ナフチル)プロピル,4−
(3−フェノキシフェニル)ブチル,p−タ−フェニル
メチル,3−(2−ベンジルフェノキシ)ベンジル等が
挙げられる。
【0028】Rの炭素数1−10の置換または無置換の
アルキル基としては,炭素数1ないし10の直鎖状また
は分岐状のアルキル基が挙げられる。例えばメチル基,
エチル基,イソプロピル基,ブチル基,sec−ブチル
基,tert−ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘ
プチル基,オクチル基,ノニル基,デシル基等が挙げら
れ,中でもメチル基,エチル基等が好ましい。置換基と
しては炭素数1〜3のアルコキシ基等が挙げられる。R
の炭素数7−10の置換または無置換のアラルキル基と
しては,ベンジル基,p−メトキシベンジル基等,炭素
数1〜3のアルコキシ基,炭素数1〜3のアルキル基等
の置換基を有していてもよいベンジル基等が挙げられ
る。
【0029】一般式(1)で表される化合物としては,
例えば,以下のような化合物が挙げられる。 2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−ウンデシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン
酸 2−デシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−ノニル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−オクチル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−ヘプチル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−ヘキシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−t−ブチル−2−(5−フェニルペンチル)マロン
酸 2−イソプロピル−2−(5−フェニルペンチル)マロ
ン酸 2−ファルネシル−2−(5−フェニルペンチル)マロ
ン酸 2−ゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−(11,11−ジメチルドデシル)−2−(5−フ
ェニルペンチル)マロン酸 2−(5−フェニルペンチル)−2−ステアリルマロン
酸 2−ドデシル−2−{5−(2−フリル)ペンチル}マ
ロン酸 2−ドデシル−2−{5−(3−フリル)ペンチル}マ
ロン酸 2−ドデシル−2−{5−(2−ピリジル)ペンチル}
マロン酸 2−ドデシル−2−{5−(3−ピリジル)ペンチル}
マロン酸 2−ドデシル−2−{5−(4−ピリジル)ペンチル}
マロン酸 2−ドデシル−2−{5−(2−ピリミジル)ペンチ
ル}マロン酸 2−ドデシル−2−{5−(3−ピリミジル)ペンチ
ル}マロン酸 2−ドデシル−2−{5−(4−ピリミジル)ペンチ
ル}マロン酸 2,2−ジゲラニルマロン酸 2−ドデシル−2−(3−フェニルプロピル)マロン酸 2−ビスホモゲラニル−2−(3−フェニルプロピル)
マロン酸 2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸 2−ビスホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マ
ロン酸 2,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロン酸 2−ビスホモゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)
マロン酸 2,2−ビス(6−フェニルヘキシル)マロン酸 2−ドデシル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸 2−ビスホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシル)
マロン酸 2,2−ジファルネシルマロン酸 2−ファルネシル−2−{3−(2−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸 2−ファルネシル−2−{3−(1−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸 2−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸 2−ファルネシル−2−{3−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸 2−ファルネシル−2−{4−(2−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸 2−ファルネシル−2−{4−(4−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸 2−ドデシル−2−ファルネシルマロン酸 2−ドデシル−2−[3−(β−ナフチル)プロピル]
マロン酸 2−ドデシル−2−[4−(3−フェノキシフェニル)
ブチル]マロン酸 2,2−ジドデシルマロン酸 2−ファルネシル−2−(タ−フェニルメチル)マロン
酸 2−ファルネシル−2−(ビフェニルメチル)マロン酸 2−ファルネシル−2−{3−(2−ベンジル)フェノ
キシ}ベンジルマロン酸 2,2−ビス(ビスホモゲラニル)マロン酸 特に好ましくは,次に挙げる化合物である。 2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸
(01−3) 2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸)
(05−3) 2−ファルネシル−2−{3−(β−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸(13−2) 2−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸(14−2)
【0030】本発明の化合物は,例えば以下のようにし
て製造することができる。
【0031】
【化17】
【0032】式中,A1 ,A2 ,X1 ,X2 ,は,前述
の一般式(1)で説明したとおりである。Rは一般式
(2)及び一般式(3)で説明したとおりである。一般
式(5)及び一般式(6)中,Yは,ハロゲン原子,ス
ルフォニルオキシ基等の脱離基を示し,なかでも,塩素
原子,臭素原子,ヨウ素原子等が好ましい。
【0033】一般式(1)及び一般式(3)に於いて,
1 1 とX2 2 が等しい場合には,第一工程を省略
することができる。即ち,X1 1 とX2 2 が等しい
一般式(3)の化合物は,一般式(4)の化合物に対し
第二工程の反応を行うことにより,製造できる。以下に
各工程について説明する。
【0034】[第一工程]一般式(4)で表されるマロ
ン酸 ジアルキルエステルをモノアルキル化し,一般式
(2)で表されるモノアルキルマロン酸 ジアルキルエ
ステルを製造する工程である。一般式(4)で表される
マロン酸 ジアルキルエステルを溶媒中,塩基の存在
下,一般式(5)で示されるアルキル化剤と反応させる
ことにより,行われる。
【0035】反応に用いる溶媒としては,テトラヒドロ
フラン,ジエチルエーテル,ジメチルホルムアミド等が
挙げられ,特にテトラヒドロフラン,ジメチルホルムア
ミドが好ましい。塩基としては,水素化ナトリウム,ナ
トリウムアルコキシド,リチウムジイソプロピルアミド
等が挙げられ,特に水素化ナトリウムが好ましい。反応
温度は0−100°Cの範囲,好ましくは,10−70
°Cで,反応時間は0.5−48時間の範囲,好ましく
は,1−24時間で行うのが良い。
【0036】[第二工程]一般式(2)で表されるモノ
アルキルマロン酸 ジアルキルエステルをアルキル化
し,一般式(3)で表されるジアルキルマロン酸 ジア
ルキルエステルを製造する工程である。一般式(2)で
表されるモノアルキルマロン酸ジアルキルエステルを溶
媒中,塩基の存在下,一般式(6)で示されるアルキル
化剤と反応させることにより,行われる。
【0037】第一工程を省略する場合には,一般式
(4)で表されるマロン酸 ジアルキルエステルを,溶
媒中,塩基の存在下,一般式(5)又は一般式(6)で
示されるアルキル化剤と反応させることにより,行われ
る。この場合には,塩基及びアルキル化剤を,一般式
(4)で表されるマロン酸 ジアルキルエステルに対し
2当量以上,好ましくは2−3当量用いて行うのが良
い。
【0038】反応に用いる溶媒としては,テトラヒドロ
フラン,ジエチルエーテル,ジメチルホルムアミド等が
挙げられ,特にテトラヒドロフラン,ジメチルホルムア
ミドが好ましい。塩基としては,水素化ナトリウム,ナ
トリウムアルコキシド,リチウムジイソプロピルアミド
等が挙げられ,特に水素化ナトリウムが好ましい。反応
温度は0−100°Cの範囲,好ましくは,10−70
°Cで,反応時間は0。5−48時間の範囲,好ましく
は,1−24時間で行うのが良い。
【0039】[第三工程]一般式(3)で表されるジア
ルキルマロン酸 ジアルキルエステルのエステル部分を
加水分解し,一般式(1)で表されるジアルキルマロン
酸を製造する工程である。一般式(3)で表されるジア
ルキルマロン酸 ジアルキルエステルを,溶媒中,塩基
と反応させることにより,行われる。
【0040】反応に用いる溶媒としては,テトラヒドロ
フラン,メタノール,エタノール等が挙げられ,特にエ
タノールが好ましい。塩基としては,水酸化ナトリウ
ム,水酸化カリウム,水酸化リチウム等が挙げられ,特
に水酸化カリウムが好ましい。反応温度は−10ないし
100°Cの範囲,好ましくは,0−80°Cで,反応
時間は0.5−24時間の範囲,好ましくは,0.5−
5時間で行うのが良い。
【0041】本発明化合物またはその医薬上の塩を高コ
レステロール血症,高脂血症又は動脈硬化症の治療薬と
して用いる場合は,単独または賦形剤あるいは担体と混
合して注射剤,経口剤などどして投与される。一方,本
化合物が抗真菌剤として用いられる場合は,単独または
賦形剤あるいは担体と混合して注射剤,経口剤,外用
剤,または坐剤などとして投与される。賦形剤及び担体
としては薬剤学的に許容されるものが選ばれ,その種類
及び組成は投与経路や投与方法によって決まる。例えば
液状担体として水,アルコール類もしくは大豆油,ピー
ナツ油,ゴマ油,ミネラル油等の動植物油または合成油
が用いられ,固体担体として乳糖,マルトース,シュク
ロースなどの糖類,アミノ酸類,ヒドロキシプロピルセ
ルロースなどセルロース誘導体,ステアリン酸マグネシ
ウムなどの有機酸塩などが使用される。
【0042】注射剤で使用する賦形剤はマンニトール,
マルトース,デキストラン,乳糖,シクロデキストリ
ン,コンドロイチン硫酸,ゼラチン,ヒト血清アルブミ
ンであるが,マルトース,乳糖,コンドロイチン硫酸,
ゼラチン,ヒト血清アルブミンが好ましい。これらの賦
形剤と共に凍結乾燥製剤とし,それを投与時に注射用の
適当な溶剤,例えば滅菌水,生理食塩水,ブドウ糖液,
電解質溶液アミノ酸液等静脈投与用液体に溶解して投与
することもできる。
【0043】また,本発明における製剤の組成中にpH
調整等の目的で,酸やアルカリ又は適量の緩衝剤を加え
てもよい。
【0044】製剤中における本化合物の含量は製剤によ
り種々異なるが通常0.1〜100重量%が好ましくは
1〜98重量%である。例えば注射液の場合には,通常
0.1〜30重量%,好ましくは1〜10重量%の有効
成分を含むようにすることがよい.経口投与する場合に
は,前記固体担体もしくは液状担体とともに錠剤,カプ
セル剤,粉剤,顆粒剤,液剤,ドライシロップ剤等の形
態で,用いられる。カプセル,錠剤,顆粒,粉剤は一般
に5〜100重量%,好ましくは25〜98重量%の有
効成分を含む。
【0045】投与量は,患者の年齢,体重,症状,治療
目的等により決定されるが治療量は一般に,非経口投与
で0.01〜100mg/kg ・日,経口投与で0.05〜
500mg/kg ・日程度である。
【0046】
【実施例】以下に本発明化合物の製造例について,実施
例に基づいてさらに詳細に説明するが,本発明はこれら
の例によって何ら制限されるものではない。また,本発
明化合物の有用性を示すために,本発明の代表化合物の
薬理試験結果を試験例に示す。なお,実施例のNMR値
は,200MHzNMRを使用し,テトラメチルシラン
を内部標準として測定した値である。
【0047】実施例01−1ドデシルマロン酸ジエチル(01−1−1)及びジドデ
シルマロン酸ジエチル(01−1−2)の合成 アルゴン雰囲気中,室温撹拌下,60%水素化ナトリウ
ム(0.44g,0.011mol)の乾燥ジメチルホ
ルムアミド(12mL)懸濁液中にマロン酸ジエチルエ
ステル(1.52mL,1.60g,0.01mol)
を徐々に加え,室温で30分撹拌する。次いで,1−ブ
ロモドデカン(2.64mL,2.74g,0.011
mol)を加え,室温で3時間撹拌する。氷冷撹拌下,
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え,酢酸エチ
ルで抽出する。酢酸エチル抽出液を飽和食塩水で洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥する。硫酸マグネシウ
ムを濾去し,減圧下濾液の溶媒を留去して,淡黄色液体
(3.50g)を得る。このものをカラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル,450mL,n−ヘキサン−酢酸
エチル49:1)により分離し,第一画分より,2,2
−ジドデシルマロン酸ジエチル(01−1−2,0.7
57g,15%)を無色液体として得る。第二画分よ
り,ドデシルマロン酸ジエチル(01−1−1,1.5
33g,47%)を無色液体として得る。 NMR(CDCl3 )ppm:0.880(3H,t,
J=6.8Hz,Mex2),1.252(20H,
m,−(CH2 10−),1.266(6H,t,J=
7.1Hz,−COOCH2 CH3 x2),1.883
(2H,q,J=7.0Hz,−CH2 −),3.30
9(1H,t,J=7.6Hz,−CH(COOEt)
2 ),4.194(4H,q,J=7.1Hz,−CO
OCH2 CH3 x2).
【0048】実施例01−22−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸
ジエチル(01−2)の合成 アルゴン雰囲気中,室温撹拌下,60%水素化ナトリウ
ム(73mg,1.83mmol)の乾燥ジメチルホル
ムアミド(1mL)懸濁液中にドデシルマロン酸ジエチ
ル(01−1−1,500mg,1.52mmol)の
乾燥ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を徐々に加
え,室温で1時間撹拌する。次いで,(5−ヨ−ドペン
チル)ベンゼン(501mg,1.83mmol)の乾
燥ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を加え,室温で
17.5時間撹拌する。氷冷撹拌下,反応液に飽和塩化
アンモニウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出する。酢
酸エチル抽出液を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥する。硫酸マグネシウムを濾去し,減圧下
濾液の溶媒を留去して,無色液体(0.823g)を得
る。このものをカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル,45mL,n−ヘキサン−酢酸エチル49:1)に
より分離し,2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチ
ル)マロン酸ジエチル(01−2,636mg,88
%)を無色液体として得る。 NMR(CDCl3 )ppm:0.878(3H,t,
J=6.4Hz,Me),1.228(6H,t,J=
7.1Hz,−COOCH2 CH3 x2),1.247
(24H,br.s,−(CH2 10−,−(CH2
2 −),1.500−1.700(2H,m,−CH2
−),1.800−1.910(4H,m,−CH2
x2),2.586(2H,t,J=7.6Hz,Ph
CH2 ),4.164(4H,q,J=7.1Hz,−
COOCH2 CH3 x2),7.110−7.320
(5H,m,Ph).
【0049】実施例01−32−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)マロン酸
(01−3)の合成 氷冷撹拌下2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチ
ル)マロン酸ジエチル(01−2,628mg,1.3
2mmol)のエタノール(4mL)溶液中に,85%
固形水酸化カリウム(844mg,12.8mmol)
を加え,室温で4時間,70°Cで3時間,次いで80
°Cで30分撹拌する。反応液に水を加え,エーテルで
2回洗浄する。氷冷撹拌下,水層に2M硫酸水素カリウ
ム水溶液(7mL)を加え,エーテルで抽出する。エー
テル抽出液を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。硫酸ナトリウムを濾去し,減圧下溶媒を留
去して,2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチル)
マロン酸(01−3,540mg,97%)を淡褐色個
体として得る。ここで,可能な場合には,得られた生成
物を,n−ヘキサン,エーテル等で洗浄して,精製す
る。 MS(ESI,NEG),m/z:417[M−
H]- ,373[M−H−CO2 - ,835[2M−
H]- NMR(CDCl3 )ppm:0.877(3H,t,
J=6.5Hz,Me),1.242(24H,br.
s,−(CH2 10−,−(CH2 2 −),1.60
8(2H,quint.,J=7.5Hz,−CH
2 −),1.850−2.010(4H,m,−CH2
−x2),2.576(2H,t,J=7.5Hz,A
rCH2 ),6.700−7.800(2H,b,CO
OHx2),7.100−7.320(5H,m,−P
h).
【0050】実施例02−12,2−ジゲラニルマロン酸ジエチル(02−1)の合
アルゴン雰囲気中,室温撹拌下,60%水素化ナトリウ
ム(96mg,2.4mmol)の無水テトラヒドロフ
ラン(4mL)懸濁液中にマロン酸ジエチルエステル
(0.16mL,1.05mmol)を徐々に加え,室
温で30分撹拌する。次いで,ゲラニルブロマイド
(0.50mL,2.5mmol)を加え,室温で一夜
撹拌する。氷冷撹拌下,反応液にバッファーを加え,エ
ーテルで抽出する。エーテル抽出液を飽和食塩水で洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥する。硫酸マグネシウ
ムを濾去し,減圧下濾液の溶媒を留去して,残サををカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル,エーテル−n−
ヘキサン,1:20)により分離し,2,2−ジゲラニ
ルマロン酸ジエチル(02−1,415mg,91%)
を得る。 NMR(CDCl3 )ppm:1.230(6H,t,
J=7.1Hz),1.590(12H,s),1.6
76(6H,s),1.900−2.120(8H,
m),2.597(4H,d,J=7.4Hz),4.
154(4H,q,J=7.1Hz),4.920−
5.110(4H,m).
【0051】実施例02−22,2−ジゲラニルマロン酸(02−2)の合成 2,2−ジゲラニルマロン酸ジエチル(02−1,40
4mg,0.93mmol)のエタノール(1.3m
L)溶液中に,85%固形水酸化カリウム(300m
g,4.55mmol)を加え,70°Cで1.5時間
加熱撹拌する。減圧下溶媒を留去し,残サに水を加え,
エーテルで2回洗浄する。氷冷撹拌下,水層に2M硫酸
水素カリウム水溶液を加えて酸性とし,酢酸エチルで抽
出する。酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
する。硫酸ナトリウムを濾去し,減圧下溶媒を留去し
て,2,2−ジゲラニルマロン酸(02−2,個体,3
24mg,92%)を得る。 MS(ESI,NEG),m/z:375[M−
H]- ,331[M−H−CO2 - ,751[2M−
H]- 。 NMR(CDCl3 )ppm:1.583(6H,
s),1.612(6H,s),1.667(6H,
s),1.900−2.120(8H,m),2.67
8(4H,d,J=7.3Hz),4.970−5.1
00(4H,m),8.300−8.900(2H,
b).
【0052】実施例03−1(3−フェニルプロピル)マロン酸ジエチル(03−
1)の合成 マロン酸ジエチルエステル(1.60mL,1.688
g,10.5mmol),(3−ブロモプロピル)ベン
ゼン(1.6mL,10.5mmol),60%水素化
ナトリウム(420mg,10.5mmol)および無
水テトラヒドロフラン(20mL)を実施例01−1と
同様に処理し,(3−フェニルプロピル)マロン酸ジエ
チル(03−1,2.02g,69%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.253(6H,t,
J=7.1Hz),1.570−1.750(2H,
m),1.880−2.020(2H,m),2.64
4(2H,t,J=7.6Hz),3.338(1H,
t,J=7.5Hz),4.185(4H,q,J=
7.1Hz),7.120−7.330(5H,m).
【0053】実施例03−22−ドデシル−2−(3−フェニルプロピル)マロン酸
ジエチル(03−2)の合成 (3−フェニルプロピル)マロン酸ジエチル(03−
1,1.672g,6.0mmol),1−ブロモドデ
カン(1.7mL,7.08mmol),60%水素化
ナトリウム(288mg,7.2mmol)および乾燥
ジメチルホルムアミド(15mL)を実施例01−2と
同様に処理し,2−ドデシル−2−(3−フェニルプロ
ピル)マロン酸ジエチル(03−2,2.439g,9
1%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:0.880(3H,t,
J=6.5Hz),1.00−1.350(20H,
m),1.207(6H,t,J=7.1Hz),1.
400−1.600(2H,m),1.790−1.9
70(4H,m),2.614(2H,t,J=7.5
Hz),4.145(4H,q,J=7.1Hz),
7.120−7.320(5H,m).
【0054】実施例03−32−ドデシル−2−(3−フェニルプロピル)マロン酸
(03−3)の合成 2−ドデシル−2−(3−フェニルプロピル)マロン酸
ジエチル(03−2,2.415g,5.4mmo
l),85%水酸化カリウム(1.51g),及びエタ
ノール(7.5mL)を実施例01−3と同様に処理
し,2−ドデシル−2−(3−フェニルプロピル)マロ
ン酸(03−3,1.596g,76%)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:389[M−
H]- ,345[M−H−CO2 - ,327[M−H
−CO2 −H2 O]- ,779[2M−H]- . NMR(CDCl3 )ppm:0.877(3H,t,
J=6.4Hz),1.233(20H,s),1.4
00−1.680(2H,m),1.800−2.05
0(4H,m),2.608(2H,t,J=7.5H
z),7.110−7.310(5H,m),8.88
0−9.700(2H,b).
【0055】実施例04−12−ビスホモゲラニル−2−(3−フェニルプロピル)
マロン酸ジエチル(04−1)の合成 アルゴン雰囲気中,室温撹拌下,(3−フェニルプロピ
ル)マロン酸ジエチル(03−1,139mg,0.5
mmol)の乾燥ジメチルホルムアミド(1mL)溶液
中に,60%水素化ナトリウム(22mg)を加え,室
温で35分撹拌する.次いでメタンスルホン酸ビスホモ
ゲラニルエステル(156mg,0.5mmol)の乾
燥ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を加え,室温で
2時間40分,50°Cで1時間15分,更に80°C
で5時間撹拌する。 反応液にフォスフェートバッファ
ーを加え,エーテルで抽出する。エーテル抽出液を水
(2回)及び飽和食塩水(2回)で洗浄し,無水硫酸マ
グネシウムで乾燥する。硫酸マグネシウムを濾去し,減
圧下濾液の溶媒を留去して,得られた粗生成物をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル,45mL,エーテル
−n−ヘキサン1:15)により分離し,2−ビスホモ
ゲラニル−2−(3−フェニルプロピル)マロン酸ジエ
チル(04−1,112mg,51%)を得る。 NMR(CDCl3 )ppm:1.055−1.270
(2H,m),1.210(6H,t,J=7.1H
z),1.410−1.600(2H,m),1.56
6(3H,s),1.577(3H,s),1.597
(3H,s),1.810−2.130(10H,
m),2.613(2H,t,J=7.5Hz),4.
147(4H,q,J=7.1Hz),5.020−
5.140(2H,m),7.120−7.320(5
H,m).
【0056】実施例04−22−ビスホモゲラニル−2−(3−フェニルプロピル)
マロン酸(04−2)の合成 2−ビスホモゲラニル−2−(3−フェニルプロピル)
マロン酸ジエチル(04−1,110mg,0.25m
mol),水酸化カリウム(200mg,3.6mmo
l),及びエタノール(1mL)を実施例01−3と同
様に処理し,2−ビスホモゲラニル−2−(3−フェニ
ルプロピル)マロン酸(04−2,84mg,87%)
を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:385[M−
H]- ,341[M−H−CO2 - ,771{2M−
H]- . NMR(CDCl3 )ppm:1.120−1.400
(2H,m),1.400−1.700(2H,m),
1.546(3H,s),1.580(3H,s),
1.663(3H,s),1.800−2.100(1
0H,m),2.500−2.650(2H,m),
4.970−5.120(2H,m),5.300−
6.400(2H,b),7.070−7.290(5
H,m).
【0057】実施例05−1(4−フェニルブチル)マロン酸ジエチル(05−1)
の合成 マロン酸ジエチルエステル(1.60mL,10.5m
mol),(4−ヨ−ドブチル)ベンゼン(1.30
g,5.0mmol),60%水素化ナトリウム(42
0mg,10.5mmol)および無水テトラヒドロフ
ラン(20mL)を実施例01−1と同様に処理し,
(4−フェニルブチル)マロン酸ジエチル(05−1,
1.06g,73%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.251(6H,t,
J=7.2Hz),1.300−1.450(2H,
m),1.657(2H,quintet,J=7.5
Hz),1.840−2.000(2H,m),2.6
11(2H,t,J=7.7Hz),3.307(1
H,t,J=7.5Hz),4.183(4H,q,J
=7.1Hz),7.120−7.325(5H,
m).
【0058】実施例05−22−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸ジ
エチル(05−2)の合成 (4−フェニルブチル)マロン酸ジエチル(05−1,
585mg,2.0mmol),1−ブロモドデカン
(0.53mL,2.2mmol),60%水素化ナト
リウム(88mg,2.2mmol)および乾燥ジメチ
ルホルムアミド(4mL)を実施例01−2と同様に処
理し,2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロ
ン酸ジエチル(05−2,756mg,82%)を得
た。 NMR(CDCl3 )ppm:0.879(3H,t,
J=6.8Hz),1.216(6H,t,J=7.1
Hz),1.250(22H,s),1.629(2
H,quintet,J=7.7Hz),1.790−
1.950(4H,m),2.606(2H,t,J=
7.7Hz),4.154(4H,q,J=7.1H
z),7.110−7.310(5H,m).
【0059】実施例05−32−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸
(05−3)の合成 2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸ジ
エチル(05−2,745mg,1.62mmol),
水酸化カリウム(454mg,8.1mmol),及び
エタノール(2.3mL)を実施例01−3と同様に処
理し,2−ドデシル−2−(4−フェニルブチル)マロ
ン酸(05−3,661mg,固体,定量的)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:403[M−
H]- ,359[M−H−CO2 - . NMR(CDCl3 )ppm:0.875(3H,t,
J=6.8Hz),1.247(22H,m),1.6
36(2H,quintet,J=7.7Hz),1.
870−2.050(4H,m),2.603(2H,
t,J=7.7Hz),7.110−7.310(5
H,m),8.000−9.000(2H.b).
【0060】実施例06−12−ビスホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マ
ロン酸ジエチル(06−1)の合成 (4−フェニルブチル)マロン酸ジエチル(05−1,
146mg,0.5mmol),ヨウ化ビスホモゲラニ
ル(156mg,0.53mmol),60%水素化ナ
トリウム(22mg)および乾燥ジメチルホルムアミド
(2mL)を実施例01−2と同様に処理し,2−ビス
ホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸ジ
エチル(06−1,207mg,91%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.100−1.300
(4H,m),1.216(6H,t,J=7.1H
z),1.540−1.720(2H,m),1.58
1(3H,s),1.598(3H,s),1.678
(3H,s),1.800−2.150(10H,
m),2.603(2H,t,J=7.8Hz),4.
155(4H,q,J=7.1Hz),5.020−
5.140(2H,m),7.110−7.310(5
H,m).
【0061】実施例06−22−ビスホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マ
ロン酸(06−2)の合成 2−ビスホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マ
ロン酸ジエチル(06−1,200mg,0.44mm
ol),水酸化カリウム(200mg),及びエタノー
ル(1mL)を実施例01−3と同様に処理し,2−ビ
スホモゲラニル−2−(4−フェニルブチル)マロン酸
(06−2,170mg,97%,液体)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:399[M−
H]- ,355[M−H−CO2 - . NMR(CDCl3 )ppm:1.200−1.400
(4H,m),1.550−1.720(2H,m),
1.582(3H,s),1.593(3H,s),
1.675(3H,s),1.890−2.140(1
0H,m),2.604(2H,t,J=7.7H
z),5.020−5.140(2H,m),7.11
0−7.320(5H,m),7.400−8.600
(2H,b).
【0062】実施例07−1(5−フェニルペンチル)マロン酸ジエチル(07−1
−1)及び2,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロ
ン酸ジエチル(07−1−2)の合成 マロン酸ジエチルエステル(0.80mL,5.3mm
ol),(5−ヨードペンチル)ベンゼン(1.37
g,5.0mmol),60%水素化ナトリウム(21
0mg,5.3mmol)および無水テトラヒドロフラ
ン(10mL)を実施例01−1と同様に処理し,(5
−フェニルペンチル)マロン酸ジエチル(07−1−
1,874mg,57%)及び2,2−ビス(5−フェ
ニルペンチル)マロン酸ジエチル(07−1−2,38
%)を得た。 (5−フェニルペンチル)マロン酸ジエチル(07−1
−1): NMR(CDCl3 )ppm:1.260(6H,t,
J=7.1Hz),1.300−1.400(4H,
m),1.530−1.700(2H,m),1.80
0−1.950(2H,m),2.595(2H,t,
J=7.7Hz),3.302(1H,t,J=7.5
Hz),4.188(4H,q,J=7.1Hz),
7.120−7.320(5H,m). 2,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロン酸ジエチ
ル(07−1−2): NMR(CDCl3 )ppm:1.221(6H,t,
J=7.1Hz),1.080−1.420(8H,
m),1.530−1.700(4H,m),1.80
0−1.910(4H,m),2.581(4H,t,
J=7.7Hz),4.157(4H,q,J=7.1
Hz),7.110−7.320(10H,m).
【0063】実施例07−22,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロン酸(07
−2)の合成 2,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロン酸ジエチ
ル(07−1−2,415mg,0.92mmol),
水酸化カリウム(514mg,9.2mmol),及び
エタノール(2.5mL)を実施例01−3と同様に処
理し,2,2−ビス(5−フェニルペンチル)マロン酸
(07−2,357mg,98%)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:395[M−
H]- ,351[M−H−CO2]- ,791[2M−
H]- . NMR(CDCl3 )ppm: 1.150−1.43
5(8H,m),1.510−1.680(4H,
m),1.850−2.100(4H,m),2.56
7(4H,t,J=7.6Hz),7.110−7.3
10(10H,m),9.500−10.400(2
H,b).
【0064】実施例08−12−ビスホモゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)
マロン酸ジエチル(08−1)の合成 (5−フェニルペンチル)マロン酸ジエチル(07−1
−1,153mg,0.5mmol),ヨウ化ビスホモ
ゲラニル(175mg,0.6mmol),60%水素
化ナトリウム(22mg)および乾燥ジメチルホルムア
ミド(2mL)を実施例01−2と同様に処理し,2−
ビスホモゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)マロ
ン酸ジエチル(08−1,151mg,64%)を得
た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.100−1.450
(6H,m),1.229(6H,t,J=7.1H
z),1.500−1.720(2H,m),1.58
6(6H,s),1.677(3H,s),1.800
−2.140(10H,m),2.584(2H,t,
J=7.6Hz),4.164(4H,q,J=7.1
Hz),5.088(2H,t,J=6.6Hz),
7.110−7.320(5H,m).
【0065】実施例08−22−ビスホモゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)
マロン酸(08−2)の合成 2−ビスホモゲラニル−2−(5−フェニルペンチル)
マロン酸ジエチル(08−1,143mg,0.30m
mol),水酸化カリウム(200mg,3.6mmo
l),及びエタノール(1mL)を実施例01−3と同
様に処理し,2−ビスホモゲラニル−2−(5−フェニ
ルペンチル)マロン酸(08−2,120mg,95
%)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:413[M−
H]- ,369[M−H−CO2 - ,827[2M−
H]- . NMR(CDCl3 )ppm:1.180−1.430
(6H,m),1.500−1.720(2H,m),
1.574(3H,s),1.592(3H,s),
1.675(3H,s),1.890−2.130(1
0H,m),2.575(2H,t,J=7.5H
z),5.000−5.130(2H,m),7.12
0−7.320(5H,m).
【0066】実施例09−1(6−フェニルヘキシル)マロン酸ジエチル(09−1
−1)及び2,2−ビス(6−フェニルヘキシル)マロ
ン酸ジエチル(09−1−2)の合成 マロン酸ジエチルエステル(1.4mL,9.2mmo
l),(6−ヨードヘキシル)ベンゼン(865mg,
3.0mmol),60%水素化ナトリウム(368m
g,9.2mmol)および無水テトラヒドロフラン
(18mL)を実施例01−1と同様に処理し,(6−
フェニルヘキシル)マロン酸ジエチル(09−1−1,
555mg,58%)及び2,2−ビス(6−フェニル
ヘキシル)マロン酸ジエチル(09−1−2,212m
g,29%)を得た。 (6−フェニルヘキシル)マロン酸ジエチル(09−1
−1): NMR(CDCl3 )ppm:1.250−1.390
(6H,m),1.260(6H,t,J=7.1H
z),1.500−1.690(2H,m),1.80
0−1.950(2H,m),2.591(2H,t,
J=7.6Hz),3.301(1H,t,J=7.6
Hz),4.189(4H,q,J=7.1Hz),
7.115−7.320(5H,m). 2,2−ビス(6−フェニルヘキシル)マロン酸ジエチ
ル(09−1−2): NMR(CDCl3)ppm:1.020−1.380
(12H,m),1.224(6H,t,J=7.0H
z),1.500−1.700(4H,m),1.79
0−1.920(4H,m),2.586(4H,t,
J=7.7Hz),4.158(4H,q,J=7.0
Hz),7.115−7.330(10H,m).
【0067】実施例09−22,2−ビス(6−フェニルヘキシル)マロン酸(09
−2)の合成 2,2−ビス(6−フェニルヘキシル)マロン酸ジエチ
ル(09−1−2,203mg,0.42mmol),
水酸化カリウム(300mg),及びエタノール(1.
5mL)を実施例01−3と同様に処理し,2,2−ビ
ス(6−フェニルヘキシル)マロン酸(09−2,17
2mg,固体,96%)を得た。 MS(ESI,NEG),m/z:423[M−
H]- ,379[M−H−CO 2 - ,847[2M−
H]- . NMR(CDCl3 )ppm:1.315(12H,b
r.s),1.500−1.700(4H,m),1.
850−2.000(4H,m),2.580(4H,
t,J=7.6Hz),7.110−7.320(10
H,m),9.000−10.000(2H,b).
【0068】実施例10−16−フェニルヘキシルマロン酸ジエチル(10−1)の
合成 水素化ナトリウム(60%,368mg,9.20mm
ol),THF(18mL),マロン酸ジエチル(1.
40mL,1.477g,9.22mmol)1−ヨー
ド−6−フェニルヘキサン(0.865mg,3.00
mmmol),及びTHF(24mL)を実施例01−
1と同様に処理し,6−フェニルヘキシルマロン酸ジエ
チル(10−1,555.0mg,58%)を得た。
【0069】実施例10−22−ドデシル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸
ジエチル(10−2)の合成 水素化ナトリウム(60%,50.0mg,1.250
0mmol),6−フェニルヘキシルマロン酸ジエチル
(10−1,360.0mg,1.1235mmo
l),DMF(6mL),及び1−ブロモドデカン
(0.33mL,0.3425mg,1.3742mm
ol)を実施例01−2と同様に処理し,2−ドデシル
−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸ジエチル(1
0−2,500.0mg,91%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:0.88(3H,t,J
=6.5Hz),1.23(6H,t,J=7.1H
z),1.23〜1.37(26H,m),1.51〜
1.67(2H,m),1.81〜1.89(4H,
m),2.59(2H,t,J=7.7Hz),4.1
6(4H,q,J=7.1Hz),7.12〜7.32
(5H,m).
【0070】実施例10−32−ドデシル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸
(10−3)の合成 2−ドデシル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸
ジエチル(10−2,487.0mg,0.9964m
mol),エタノール(3mL),及び水酸化カリウム
(0.6g)を実施例01−3と同様に処理し,2−ド
デシル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸(10
−3,423.0mg,98%)を得た。 MS(ESI,NEG),m/Z:431[M−
H]- , 863[2M−H]- . NMR(CDCl3 )ppm:0.88(3H,t,J
=6.5Hz)1.14〜1.41(26H,m),
1.52〜1.67(2H,m),1.83〜2.00
(4H,m),2.58(2H,t,J=7.6H
z),7.12〜7.31(5H,m),8.87(2
H,brs).
【0071】実施例11−12−ビスホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシル)
マロン酸ジエチル(11−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,22.0mg,0.550
0mmol)をDMF(1mL),6−フェニルヘキシ
ルマロン酸ジエチル(10−1,160.0mg,0.
4993mmol),DMF(2mL),及びビスホモ
ゲラニル メシレート(156.0mg,0.6230
mmol)を実施例04−1と同様に処理し,2−ビス
ホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシル)マロン酸
ジエチル(11−1,214.0mg,88%)を得
た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.10〜1.37(8
H,m),1.23(6H,t,J=7.1Hz),
1.58(3H,brs),1.59(3H,br
s),1.60〜1.71(2H,m),1.67(3
H,brs),1.81〜2.12(10H,m),
2.59(2H,t,J=7.7Hz),4.16(4
H,q,J=7.1Hz),5.03〜5.13(2
H,m),7.14〜7.31(5H,m).
【0072】実施例11−22−ビスホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシル)
マロン酸(11−2)の合成 2−ビスホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシル)
マロン酸ジエチル(11−1,204.0mg,0.4
209mmol),エタノール(1.5mL),水酸化
カリウム(0.3g)を実施例01−3と同様の処理
し,2−ビスホモゲラニル−2−(6−フェニルヘキシ
ル)マロン酸(11−2,172.0mg,95%)を
得た。 MS(ESI,NEG),m/Z:427[M−
H]- ,855[2M−H]-。 NMR(CDCl3 )ppm:1.15〜1.38(8
H,m),1.52〜1.62(2H,m),1.58
(3H,brs),1.59(3H,brs),1.6
7(3H,brs),1.90〜2.12(10H,
m),2.58(2H,t,J=7.6Hz),5.0
2〜5.12(2H,m),7.12〜7.31(5
H,m),7.50(2H,brs).
【0073】実施例12−12,2−ジファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−
1)及びファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−
2)の合成 水素化ナトリウム(60%,4.80g,120mmo
l),マロン酸ジエチル(1.60g,9.99mmo
l),THF(16mL),及びファルネシルブロミド
(3.42g,11.99mmol)を実施例01−1
と同様に処理し,2,2−ジファルネシルマロン酸ジエ
チル(12−1−1,1.40g,25%)及びファル
ネシルマロン酸ジエチル(12−1−2,1.67g,
46%)を得た。 2,2−ジファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−
1) NMR(CDCl3 )ppm:1.23(6H,t,J
=6.1Hz),1.60(18H,brs),1.6
8(6H,brs),1.90〜2.12(16H,
m),2.60(4H,d,J=7.5Hz),4.1
5(4H,q,J=6.1Hz),4.95〜5.12
(6H,m). ファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−2) NMR(CDCl3 )ppm:1.26(6H,t,J
=7.1Hz),1.59(3H,d,J=1.0H
z),1.60(3H,brs),1.64(3H,b
rs),1.68(3H,brs),1.91〜2.1
2(8H,m),2.60(2H,t,J=7.6H
z),3.33(1H,t,J=7.7Hz),4.1
9(4H,q,J=7.1Hz),5.04〜5.14
(3H,m).
【0074】実施例12−22,2−ジファルネシルマロン酸(12−2)の合成 2,2−ジファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−
1,592.0mg,1.0406mmol),エタノ
ール(3mL),水酸化カリウム(0.6g)を実施例
01−3と同様の処理を行い,2,2−ジファルネシル
マロン酸(12−2,526.0mg,99%)を得
た。 MS(FAB,POS),m/Z:513[M+
H}+ ,535[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.58(6H,d,J
=0.8Hz),1.59(6H,d,J=0.8H
z),1.62(6H,d,J=0.8Hz),1.6
7(6H,d,J=0.7Hz),1.89〜2.12
(16H,m),2.68(4H,d,J=7.5H
z),4.99〜5.12(6H,m),8.56(2
H,brs).
【0075】実施例13−12−ファルネシル−2−{3−(2−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸ジエチル(13−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,18.0mg,0.45m
mol),ファルネシルマロン酸ジエチル(12−1−
2,136.9mg,0.3756mmol),DMF
(2mL),及び1−ヨード−3−(2−ナフチル)プ
ロパン(133.5mg,0.4508mmol)を実
施例01−2と同様に処理し, 2−ファルネシル−2
−{3−(2−ナフチル)プロピル}マロン酸ジエチル
(13−1,66.3mg,33%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.19(6H,t,J
=7.1Hz),1.58(6H,brs),1.60
(3H,brs),1.67(3H,brs),1.8
7〜2.08(10H,m),2.62(4H,d,J
=7.3Hz),2.77(2H,t,J=7.5H
z),4.13(4H,q,J=7.1Hz),4.8
8〜4.97(1H,m),5.03〜5.13(2
H,m),7.30(1H,d,J=1.7Hz),
7.36〜7.49(2H,m),7.58(1H,b
rs),7.73〜7.82(3H,m).
【0076】実施例13−22−ファルネシル−2−{3−(2−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸(13−2)の合成 2−ファルネシル−2−{3−(2−ナフチル)プロピ
ル}マロン酸ジエチル(13−1,59.0mg,0.
1107mmol),エタノール(2mL),及び水酸
化カリウム(0.4g)を実施例01−3と同様に処理
し,2−ファルネシル−2−{3−(2−ナフチル)プ
ロピル}マロン酸(13−2,51.2mg,97%)
を得た。 MS(FAB,POS),m/Z:477[M+
H]+ ,499[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.56(6H,br
s),1.59(3H,brs),1.67(3H,b
rs),1.90〜2.08(10H,m),2.68
(4H,d,J=7.5Hz),2.27(2H,t,
J=7.4Hz),4.98〜5.12(3H,m),
7.27(1H,dd,J=8.3,1.8Hz),
7.36〜7.48(2H,m),7.57(1H,b
rs),7.74(1H,d,J=8.1Hz),7.
75(1H,d,J=8.3Hz),7.78(1H,
d,J=9.7Hz).
【0077】実施例14−12−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸ジエチル(14−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,17.9mg,447.5
mmol)をDMF(1mL),ファルネシルマロン酸
ジエチル(12−1−2,135.7mg,0.372
3mmol),DMF(2mL),及び1−ヨード−4
−(3−フェノキシフェニル)ブタン(157.4m
g,0.4468mmol)を実施例01−1と同様に
処理し,2−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキ
シフェニル)ブチル}マロン酸ジエチル(14−1,1
76.7mg,81%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.11〜1.27(2
H,m),1.21(6H,t,J=7.1Hz),
1.52〜1.67(2H,m),1.58(3H,b
rs),1.59(6H,brs),1.67(3H,
brs),1.83〜2.11(10H,m),2.5
7(2H,d,J=7.3Hz),2.59(2H,
t,J=7.5Hz),4.15(4H,q,J=7.
1Hz),4.90〜4.99(1H,m),5.04
〜5.12(2H,m),6.78〜7.37(9H,
m).
【0078】実施例14−22−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸(14−2)の合成 2−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフェニ
ル)ブチル}マロン酸ジエチル(161.1mg,0.
2736mmol),エタノール(3mL),及び水酸
化カリウム(0.6g)を実施例01−3と同様に処理
し,2−ファルネシル−2−{4−(3−フェノキシフ
ェニル)ブチル}マロン酸(14−2,110.5m
g,76%)を得た。 MS(FAB,POS),m/Z:533[M+
H]+ ,555[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.25〜1.36(2
H,m),1.53〜1.67(2H,m),1.57
(3H,brs),1.59(6H,brs),1.6
7(3H,brs),1.90〜2.11(10H,
m),2.57(2H,d,J=7.7Hz),2.6
7(2H,t,J=7.7Hz),4.94〜5.12
(3H,m),6.78〜7.36(9H,m),7.
50(2H,brs).
【0079】実施例15−12−ドデシル−2−ファルネシルマロン酸ジエチル(1
5−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,19.1mg,477.5
mmol),ファルネシルマロン酸ジエチル(12−1
−2,144.9mg,0.3975mmol),DM
F(1mL),及び1−ブロモドデカン(118.9m
g,0.4771mmol)を実施例01−2と同様に
処理し,2−ドデシル−2−ファルネシルマロン酸ジエ
チル(15−1,174.1mg,84%)を得た。 NMR(CDCl3)ppm:0.88(3H,t,J
=6.6Hz),1.20〜1.27(20H,m),
1.21(6H,t,J=7.0Hz),1.59(6
H,brs),1.61(3H,brs),1.68
(3H,brs),1.89〜2.12(10H,
m),2.61(2H,t,J=7.3Hz),4.1
6(4H,q,J=7.0Hz),4.92〜5.01
(1H,m),5.04〜5.14(2H,m).
【0080】実施例15−22−ドデシル−2−ファルネシルマロン酸(15−2)
の合成 2−ドデシル−2−ファルネシルマロン酸ジエチル(1
5−1,166.8mg,0.3191mmol),エ
タノール(2mL),及び水酸化カリウム(0.4g)
を実施例01−3と同様の処理し,2−ドデシル−2−
ファルネシルマロン酸(15−2,139.5mg,9
4%)を得た。 MS(FAB,POS),m/Z:477[M+
H]+ ,499[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:0.88(3H,t,J
=6.5Hz),1.15〜1.36(20H,m),
1.58(3H,d,J=1.0Hz),1.59(3
H,d,J=1.0Hz),1.62(3H,d,J=
1.0Hz),1.68(3H,d,J=1.0H
z),1.88〜2.12(10H,m),2.69
(2H,t,J=7.6Hz),4.98〜5.13
(3H,m),9.00(2H,brs).
【0081】実施例16−12−ドデシル−2−[3−(βナフチル)プロピル]マ
ロン酸ジエチル(16−1)の合成 ドデシルマロン酸ジエチル(01−1−1,100m
g,0.304mmol),β−(3−ヨードプロピ
ル)ナフタレン(108mg,0.365mmol),
60%水素化ナトリウム(14.6mg,0.365m
mol)および無水テトラヒドロフラン(1mL)を実
施例01−2と同様に処理し,2−ドデシル−2−[3
−(βナフチル)プロピル]マロン酸ジエチル(16−
1,136g,90%)を無色シロップとして得た。 NMR(CDCl3 )ppm:0.881(3H,t,
J=6.8Hz,Me),1.189(6H,t,J=
7.4Hz,−COOCH2 CH3 x2),1.000
−1.400(20H,m,−(CH2 10),1.5
00−1.680(2H,m,−CH2 −),1.80
0−2.100(4H,m,−CH2 −x2),2.7
82(2H,t,J=7.4Hz,NpCH2 ),4.
138(4H,q,J=7.1Hz,−COOCH2
3 x2),7.296(1H,dd,J=8.4,
1.6Hz,ArH),7.350−7.500(2
H,m,ArHx2),7.595(1H,s,Ar
H),7.720−7.820(3H,m,ArHx
3).
【0082】実施例16−22−ドデシル−2−[3−(βナフチル)プロピル]マ
ロン酸(16−2)の合成 2−ドデシル−2−[3−(βナフチル)プロピル]マ
ロン酸ジエチル(16−1,118mg,0.238m
mol),85%水酸化カリウム(427mg),及び
エタノール(2mL)を実施例01−3と同様に処理
し,2−ドデシル−2−[3−(βナフチル)プロピ
ル]マロン酸(16−2,93mg,89%)を無色個
体として得た。 MS(FAB,POS)m/z:440M +・ ,88
2[2M+H]+ ,463[M+Na]+ . NMR(CDCl3 )ppm:0.875(3H,t,
J=6.0Hz,Me),1.226(20H,m,−
(CH2 10),1.580−1.800(2H,m,
−CH2 −),1.850−2.100(4H,m,−
CH2 −x2),2.778(2H,t,J=7.1H
z,NpCH2 ),7.285(1H,m,ArH),
7.350−7.490(2H,m,ArHx2),
7.582(1H,s,ArH),7.710−7.8
20(3H,m,ArHx3),6.500−8.50
0(2H,b,COOHx2).
【0083】実施例17−12−ドデシル−2−[4−(3−フェノキシフェニル)
ブチル]マロン酸ジエチル(17−1)の合成 ドデシルマロン酸ジエチル(01−1−1,100m
g,0.304mmol),フェニル[3−(4−ヨー
ドブチル)フェニル]エーテル(129mg,0.36
5mmol),60%水素化ナトリウム(14.6m
g,0.365mmol)および無水テトラヒドロフラ
ン(1mL)を実施例01−2と同様に処理し,2−ド
デシル−2−[4−(3−フェノキシフェニル)ブチ
ル]マロン酸ジエチル(17−1,153g,91%)
を無色シロップとして得た。 NMR(CDCl3 )ppm:0.877(3H,t,
J=6.7Hz,Me)1.216(6H,t,J=
7.1Hz,−COOCH2 CH3 x2),1.246
(22H,s,−(CH2 10,−CH2 −),1.6
10(2H,quint.,J=7.7Hz,−CH2
−),1.790−1.940(4H,m,−CH2
x2),2.582(2H,t,J=7.7Hz,Ar
CH2 ),4.154(4H,q,J=7.1Hz,−
COOCH2 CH3 x2),6.770−7.390
(9H,m,−PhOPh).
【0084】実施例17−22−ドデシル−2−[4−(3−フェノキシフェニル)
ブチル]マロン酸(17−2)の合成 2−ドデシル−2−[4−(3−フェノキシフェニル)
ブチル]マロン酸ジエチル(17−1,136mg,
0.246mmol),85%水酸化カリウム(433
mg,6.56mmol),及びエタノール(2mL)
を実施例01−3と同様に処理し,2−ドデシル−2−
[4−(3−フェノキシフェニル)ブチル]マロン酸
(17−2,定量的)を橙色シロップとして得た。 MS(FAB,POS)m/z:496M+・,519
[M+Na]+ . NMR(CDCl3 )ppm:0.879(3H,t,
J=6.5Hz,Me),1.248(22H,m,−
(CH2 10,−CH2 −),1.612(2H,qu
int.,J=7.5Hz,−CH2 −),1.870
−2.050(4H,m,−CH2 −x2),2.57
1(2H,t,J=7.5Hz,ArCH2 ),6.7
80−7.400(9H,m,−PhOPh),6.0
00−8.000(2H,b,COOHx2).
【0085】実施例18−12,2−ジドデシルマロン酸(18−1)の合成 2,2−ジドデシルマロン酸ジエチル(01−1−2,
745mg,1.50mmol),85%水酸化カリウ
ム(1.006g,15.2mmol),及びエタノー
ル(5mL)を実施例01−3と同様に処理し,2,2
−ジドデシルマロン酸(18−1,583mg,88
%)を無色個体として得た。 MS(FAB,POS)m/z:441[M+H]+
463[M+Na]+ ,882[2M+H]+ ,904
[2M+Na]+ . NMR(CDCl3 )ppm:0.880(6H,t,
J=6.2Hz,Mex2),1.254(40H,
s,−(CH2 10x2),1.890−2.010
(4H,m,−CH2 −x2),6.500−8.50
0(2H,b,−COOHx2).
【0086】実施例19−12−ファルネシル−2−(ターフェニルメチル)マロン
酸ジエチル(19−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,13.6mg,0.340
0mol),ファルネシルマロン酸ジエチル(12−1
−2,103.3mg,0.2834mmol),DM
F(4mL),及びターフェニルメチルクロリド(9
4.8mg,0.3401mmol)を実施例01−2
と同様に処理し,2−ファルネシル−2−(ターフェニ
ルメチル)マロン酸ジエチル(19−1,46.1m
g,27%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.25(6H,t,J
=7.1Hz),1.59(3H,d,J=1.0H
z),1.61(3H,d,J=1.0Hz),1.6
2(3H,d,J=1.0Hz),1.67(3H,
d,J=1.0Hz),1.94〜2.17(8H,
m),2.56(2H,d,J=7.0Hz),3.2
8(2H,s),4.19(4H,q,J=7.1H
z),5.06〜5.18(3H,m),7.16(2
H,d,J=8.2Hz),7.30〜7.55(5
H,m),7.61〜7.67(6H,m).
【0087】実施例19−22−ファルネシル−2−(ターフェニルメチル)マロン
酸(19−2) の合成 2−ファルネシル−2−(ターフェニルメチル)マロン
酸ジエチル(19−1,41.8mg,0.0689m
mol),エタノール(2mL),THF(2mL),
及び水酸化カリウム(0.4g)を実施例01−3と同
様の処理し,2−ファルネシル−2−(ターフェニルメ
チル)マロン酸(19−2,37.0mg,98%)を
得た。 MS(FAB,POS),m/Z:551[M+
H]+ ,573[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.59(6H,br
s),1.66(6H,brs),1.91〜2.12
(8H,m),2.79(2H,d,J=6.8H
z),3.38(2H,s),5.03〜5.15(3
H,m),5.80(2H,brs),7.24〜7.
62(13H,m).
【0088】実施例20−12−ファルネシル−2−{3−(2−ベンジル)フェノ
キシ}ベンジルマロン酸ジエチル(20−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,13.7mg,0.342
5mol),ファルネシルマロン酸ジエチル(12−1
−2,103.9mg,0.2850mmol),DM
F(4mL),及びα−クロロ−3−(2−ベンジル)
フェノキシトルエン(105.6mg,0.3420m
mol)を実施例01−2と同様に処理し,2−ファル
ネシル−2−{3−(2−ベンジル)フェノキシ}ベン
ジルマロン酸ジエチル(20−1,41.9mg,23
%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.18(6H,t,J
=7.1Hz),1.55(3H,brs),1.59
(6H,brs),1.67(3H,brs),1.9
2〜2.12(8H,m),2.49(2H,d,J=
6.7Hz),3.17(2H,s),3.95(2
H,s),4.06(2H,q,J=7.1Hz),
4.09(2H,q,J=7.1Hz),5.02〜
5.13(3H,m),6.56〜6.58(1H,
m),6.73〜6.78(2H,m),6.83〜
6.88(1H,m),7.00〜7.30(9H,
m).
【0089】実施例20−22−ファルネシル−2−{3−(2−ベンジル)フェノ
キシ}ベンジルマロン酸(20−2)の合成 ファルネシル{3−(2−ベンジル)フェノキシ}ベン
ジルマロン酸ジエチル(20−1,35.0mg,0.
0550mmol),エタノール(2mL),THF
(2mL),及び水酸化カリウム(0.4g)を実施例
01−3と同様の処理し,2−ファルネシル−2−{3
−(2−ベンジル)フェノキシ}ベンジルマロン酸(2
0−2,31.3mg,98%)を得た。 MS(FAB,POS),m/Z:581[M+
H]+ ,603[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.56(6H,br
s),1.59(3H,brs),1.67(3H,b
rs),1.89〜2.11(8H,m),2.71
(2H,d,J=7.1Hz),3.24(2H,
s),3.95(2H,s),4.98〜5.12(3
H,m),5.90(2H,brs),6.71(1
H,d,J=0.9Hz),6.80〜6.87(3
H,m),7.00〜7.31(9H,m).
【0090】実施例21−12,2−ビス(ビスホモゲラニル)マロン酸ジエチル
(21−1)の合成 水素化ナトリウム(60%,61.7mg,1.542
5mmol),マロン酸ジエチル(98.8mg,0.
6168mmol),DMF(7mL),及びビスホモ
ゲラニルイオジド(450.6mg,1.5421mm
ol)を実施例01−2と同様に処理し,2,2−ビス
(ビスホモゲラニル)マロン酸ジエチル(21−1,9
8,6mg,33%)を得た。 NMR(CDCl3 )ppm:1.83〜1.14〜
1.29(4H,m),1.24(6H,t,J=7.
1Hz),1.57(6H,brs),1.59(6
H,brs),1.68(6H,d,J=1.0H
z),2.12(16H,m),4.17(4H,q,
J=7.1Hz),5.03〜5.14(4H,m).
【0091】実施例21−22,2−ビス(ビスホモゲラニル)マロン酸(21−
2)の合成 2,2−ビス(ビスホモゲラニル)マロン酸ジエチル
(21−1,93.2mg,0.1907mmol),
エタノール(4mL),及び水酸化カリウム(0.8
g)を実施例01−3と同様に処理し,2,2−ビス
(ビスホモゲラニル)マロン酸(21−2,80.8m
g,95%)を得た。 MS(FAB,POS),m/Z:433[M+
H]+ ,455[M+Na]+. NMR(CDCl3 )ppm:1.19〜1.36(4
H,m),1.58(6H,brs),1.59(6
H,brs),1.67(6H,brs),1.90〜
2.12(16H,m),5.03〜5.13(4H,
m),5.40(2H,brs).
【0092】
【試験例】
試験例1スクアレン合成酵素阻害活性の測定 スクアレン合成酵素阻害活性は後述の試験例2,及び試
験例3で示した酵素液を使用して次のように測定した.
0.125μCi/mlの[1−3 H]ファルネシルピ
ロリン酸(NEN 15Ci/mmole),4.84
mM ファルネシルピロリン酸,1mMのNADPH
(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン
酸),5.5mM MgCl2 ,11mM KF,3m
M DTT,1mgスクアレン,50mM HEPES
緩衝液(pH7.4)及び被験薬剤(水溶液又はDMS
O溶液)を含む溶液(全量 200μl)に,試験例
2,及び試験例3で調製した酵素液(蛋白量:真菌由来
の酵素の場合 2〜5μg,哺乳類由来の酵素の場合
20〜50μg)を添加し,30゜Cで30分間反応さ
せた。 200μlのエタノ−ルを加え反応を停止し,
400μlのヘプタンを添加して混合した。遠心分離後
ヘプタン層を回収し,液体シンチレ−ションカウンタ−
にてその放射活性を測定した。スクアレン合成酵素阻害
活性の%阻害は,式: {1−(試料−ブランク)/(対照−ブランク)}×1
00 によって計算した。試験化合物の濃度対%阻害の対数を
プロットすることによりIC50値を決定した。IC50
かかるプロットから決定される50%阻害を与える阻害
物質の濃度である。結果を表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】試験例2スクアレン合成酵素の調製 真菌の酵素の調製 真菌はYPG[0.5%バクトイ−ストエキストラクト
(Bactoyeast extract, Difc
o),1%バクトペプトン(Bacto pepton
e, Difco)および2%グルコ−ス]培地で対数
期後期まで培養後,菌体を低速回転(1500×g,
5分, 4゜C)により集め,0.1Mリン酸バッファ
−(pH7.0)で洗浄した。菌体を細胞破砕用バッフ
ァ−[0.1Mリン酸バッファ−(pH7.0), 3
0nMニコチンアミド, 5mMMgCl2 , 5mM
グルタチオン]に均一に懸濁し,超音波破砕器で氷温
下,ソニケ−ション(1分× 10回)し,細胞を破砕
した。これを低速遠心にかけて未破砕の菌体を取り除い
た後,更に8000×g(4゜C)の遠心にかけてその
上清を分離した。これを酵素液とし,蛋白量を定量した
後,小分けして−80゜Cに保存した。
【0095】液体ミクロ希釈法による抗真菌活性の測定 真菌に対する活性は 96穴プレートを用いた液体ミク
ロ希釈法により求めた。化合物は DMSOに 5mg
/mlで溶解したのち DMSOにより 2倍希釈列を
作製し,マイクロプレートの各ウェルに 1μlずつ分
注した。マイクロプレートの各ウェルに RPMI培地
(0.165Mの MOPSによりpH7.0に調整し
たRPMI1640培地)または SDB(Sabou
rauddextrose broth)[1% バク
トペプトン(Bacto peptone, Difc
o)および 2%グルコ−ス]培地を 99μlずつ分
注した。カンジダ・アルビカンスは YPGA[0.5
%バクトイ−ストエキストラクト(Bacto ye
ast extract, Difco),1%バクト
ペプトン(Bacto peptone, Difc
o),1.5%バクトアガー(Bacto agar,
Difco)および 2%グルコ−ス]斜面培地で1
日または2日間培養後,菌体を RPMI培地または
SDB培地に縣濁し,2×103 細胞/mlとした。ア
スペルギルス・フミガツス胞子は十分に胞子形成された
PDA(potato dextrose aga
r)斜面培地から0.05%の Tween 80を含
む生理食塩水で回収し,接種菌5×103胞子/mlを
得るように培地で希釈した。接種菌液をそれぞれ 10
0μlずつマイクロプレートの各ウェルに分注した。試
験される最終薬剤濃度は 25〜0.2μg/mlの範
囲にあった。カンジダについてはマイクロプレートを
35゜Cで 15〜24時間インキュベーション後にマ
イクロプレートリーダーにて濁度を測定し,薬剤なしコ
ントロールに比較し増殖が 50%阻害された濃度(I
50)を求めた。アスペルギルスについては 27゜C
で 48〜36時間インキュベーション後に濁度を測定
し,IC50を求めた。結果を表2に示す。
【0096】
【表2】
【0097】試験例3ラットの酵素の調製 ラットの肝臓の酵素液調製は以下のようにした。ラット
を脱血後,肝臓を摘出し,氷冷したホモジネ−ションバ
ッファ−[50mM MOPS(pH7.4), 40
mM MgCl2 , 1mM EDTA, 10mM
2−メルカプトエタノ−ル]を肝臓5g当たり10ml
加え,はさみを用いて細かく切り刻んだ。これを氷中に
てテフロンホモジナイザ−で 50往復することによ
り,ホモジナイズした。遠心(5000×g, 10
分, 4゜C)して得られた上清をガ−ゼで濾過し,更
に 15000×g, 15分, 4゜Cの遠心を行
い,上清をガ−ゼにて濾過した。これを酵素液とし,蛋
白量を定量した後,小分けして−80゜Cに保存した。
【0098】コレステロール生合成阻害活性の測定法 コレステロール生合成阻害試験はヒト肝癌由来のHep
G2細胞株を用いて行った。6穴プレートに HepG
2細胞を 200万個/ml入れ,37゜C,5%炭酸
ガス孵卵器中にて2日間培養を行い,試験化合物の一定
量を含む溶液5μlを加え1時間培養した後,0.3μ
Ciの[14C]酢酸ナトリウムを加え,さらに 2時間
培養した。培養後の細胞を1mlのケン化溶液(15%
水酸化カリウム,50%エタノール,0.1%ピロガロ
ール)に溶解し,90゜Cで2時間ケン化を行った後,
1.5mlのヘプタンを加え,コレステロールをヘプタ
ン層に抽出し,減圧下で抽出物を乾固した。乾固物を少
量のヘプタンに再溶解し,展開溶媒(ヘプタン:ジイソ
プロピルエーテル:酢酸エチル:酢酸=60:40:3
4.7:4)を用いて薄層クロマトグラフィー上に展開
し,展開されたコレステロールの放射活性を測定するこ
とにより,薬剤を加えなかったコントロールに比較し,
コレステロール生合成が 50%阻害された濃度(IC
50)を求めた。結果を表3に示す。
【0099】
【表3】
【0100】
【発明の効果】本発明化合物は,強いスクアレン合成酵
素阻害活性を有し,真菌症治療薬等の感染症治療薬,又
は,高コレステロール血症,高脂血症,および動脈硬化
症等の循環器疾患治療薬等の医薬品として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/19 AED A61K 31/19 AED C07C 51/353 C07C 51/353 (72)発明者 池田 龍治 群馬県高崎市岩鼻町239 (72)発明者 高塩 一俊 群馬県高崎市岩鼻町239

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
    ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,各々置
    換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1
    −20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を
    示す。)で表されるマロン酸誘導体またはその医薬とし
    て許容されうる塩を有効成分として含有する医薬品。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマロン酸誘導体またはその
    医薬として許容されうる塩を有効成分とするスクアレン
    合成酵素阻害剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載のマロン酸誘導体またはその
    医薬として許容されうる塩を有効成分とする感染症治療
    剤または循環器疾患治療剤。
  4. 【請求項4】感染症が真菌症である請求項3記載の感染
    症治療剤。
  5. 【請求項5】循環器疾患が高コレステロール血症・高脂
    血症および動脈硬化症のいずれかである請求項3記載の
    循環器疾患治療剤。
  6. 【請求項6】下記一般式(1) 【化2】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
    ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,各々置
    換基を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1
    −20の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を
    示す。但し,A11 及びA2 2 が,共に炭素数1−
    3のアルキル基の場合,及び,共にベンジル基の場合を
    除く。)で表される新規マロン酸誘導体またはその医薬
    として許容されうる塩。
  7. 【請求項7】一般式(1)におけるA1 及びA2 が各々
    水素または置換基を有していても良いフェニル基もしく
    はナフチル基である請求項6記載の新規マロン酸誘導体
    またはその医薬として許容されうる塩
  8. 【請求項8】2−ドデシル−2−(5−フェニルペンチ
    ル)マロン酸,2−ドデシル−2−(4−フェニルブチ
    ル)マロン酸,2−ファルネシル−2−{3−(β−ナ
    フチル)プロピル}マロン酸,2−ファルネシル−2−
    {4−(3−フェノキシフェニル)ブチル}マロン酸か
    ら選ばれる新規マロン酸誘導体。
  9. 【請求項9】下記一般式(4) 【化3】 (式中,Rは炭素数1−10の置換または無置換のアル
    キル基,または,炭素数7−10の置換または無置換の
    アラルキル基を示す)で表される化合物,または,下記
    一般式(2) 【化4】 (式中,A1 は,水素または置換基を有していても良い
    芳香環基を示す。X1 は,置換基を有していても良い,
    直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−20の飽和又は不飽和の
    2価の脂肪族炭化水素残基を示す。Rは炭素数1−10
    の置換または無置換のアルキル基,または,炭素数7−
    10の置換または無置換のアラルキル基を示す)で表さ
    れる化合物をアルキル化して得られる,下記一般式
    (3) 【化5】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
    ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,置換基
    を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−2
    0の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を示
    す。Rは炭素数1−10の置換または無置換のアルキル
    基,または,炭素数7−10の置換または無置換のアラ
    ルキル基を示す)で表される化合物をカルボン酸に変換
    することを特徴とする,下記一般式(1) 【化6】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
    ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,置換基
    を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−2
    0の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を示
    す。)で表される化合物の製造法。
  10. 【請求項10】下記一般式(2) 【化7】 (式中,A1 は,水素または置換基を有していても良い
    芳香環基を示す。X1 は,置換基を有していても良い,
    直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−20の飽和又は不飽和の
    2価の脂肪族炭化水素残基を示す。Rは炭素数1−10
    の置換または無置換のアルキル基,または,炭素数7−
    10の置換または無置換のアラルキル基を示す)で表さ
    れる化合物。
  11. 【請求項11】下記一般式(3) 【化8】 (式中,A1 及びA2 は,各々水素または置換基を有し
    ていても良い芳香環基を示す。X1 及びX2 は,置換基
    を有していても良い,直鎖又は分岐鎖状の炭素数1−2
    0の飽和又は不飽和の2価の脂肪族炭化水素残基を示
    す。Rは炭素数1−10の置換または無置換のアルキル
    基,または,炭素数7−10の置換または無置換のアラ
    ルキル基を示す)で表される化合物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010123599A3 (en) * 2009-01-23 2011-01-20 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Anti-bacterial compositions and methods including targeting virulence factors of staphylococcus aureus
US10044066B2 (en) 2012-06-01 2018-08-07 Solvary SA Fluorinated electrolyte compositions
US10074874B2 (en) 2012-06-01 2018-09-11 Solvay Sa Additives to improve electrolyte performance in lithium ion batteries

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