JPH10298861A - タフティングカーペット - Google Patents
タフティングカーペットInfo
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- JPH10298861A JPH10298861A JP10618997A JP10618997A JPH10298861A JP H10298861 A JPH10298861 A JP H10298861A JP 10618997 A JP10618997 A JP 10618997A JP 10618997 A JP10618997 A JP 10618997A JP H10298861 A JPH10298861 A JP H10298861A
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Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】圧縮弾性、耐久性に優れるとともに、優れたカ
バーリング性によって軽量化を可能とし、さらに多彩な
色彩柄のカーペットをも安価に得ることのできる新規な
タフティングカーペットを提供する。 【解決手段】表糸と、この表糸をタフトした基布と、こ
の基布の裏に張り付けたバッキング材から構成されるタ
フティングカーペットにおいて、前記表糸が染色性の異
なる2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸から
なり、このうち少なくとも1種の合成繊維マルチフィラ
メント捲縮糸を構成する単糸の断面形状が、外郭形状が
外部に突起した3個以上の山部と3個以上の谷部、およ
び、1個以上の中空部によって形成される中空断面であ
り、前記中空断面単糸の中空率が5〜25%であること
を特徴とするタフティングカーペット。
バーリング性によって軽量化を可能とし、さらに多彩な
色彩柄のカーペットをも安価に得ることのできる新規な
タフティングカーペットを提供する。 【解決手段】表糸と、この表糸をタフトした基布と、こ
の基布の裏に張り付けたバッキング材から構成されるタ
フティングカーペットにおいて、前記表糸が染色性の異
なる2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸から
なり、このうち少なくとも1種の合成繊維マルチフィラ
メント捲縮糸を構成する単糸の断面形状が、外郭形状が
外部に突起した3個以上の山部と3個以上の谷部、およ
び、1個以上の中空部によって形成される中空断面であ
り、前記中空断面単糸の中空率が5〜25%であること
を特徴とするタフティングカーペット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は染色性の異なる2種
以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸を表糸として
用いたタフティングカーペットに関するものである。さ
らには詳しくは、圧縮弾性、カバーリング性、耐久性に
優れ、かつ、軽量化と多彩な表面色感を兼ね備えた安価
なタフティングカーペットに関するものである。
以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸を表糸として
用いたタフティングカーペットに関するものである。さ
らには詳しくは、圧縮弾性、カバーリング性、耐久性に
優れ、かつ、軽量化と多彩な表面色感を兼ね備えた安価
なタフティングカーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より染色性の異なる2種以上の合成
繊維フィラメントをカーペットに用いることが、特開昭
62−206041号公報等で開示されている。
繊維フィラメントをカーペットに用いることが、特開昭
62−206041号公報等で開示されている。
【0003】しかしながら、前記特開昭62−2060
41号公報で開示されている混繊糸は、ポリアミドフィ
ラメントからなる捲縮糸に20%以下のポリエステルフ
ィラメントを混繊したカーペット用原糸であり異色性は
あるものの、得られたカーペットは十分な圧縮弾性とカ
バーリング性を持つものではなかった。
41号公報で開示されている混繊糸は、ポリアミドフィ
ラメントからなる捲縮糸に20%以下のポリエステルフ
ィラメントを混繊したカーペット用原糸であり異色性は
あるものの、得られたカーペットは十分な圧縮弾性とカ
バーリング性を持つものではなかった。
【0004】さらに、中空断面糸を用いたカーペット
が、特公平5−15814号公報で開示されているが、
多彩な表面柄を得るためには非常にコストの高い撚糸・
ヒートセットとプリント染色とを組み合わせる必要があ
り、近年要求される安価なカーペットを得るものではな
い。
が、特公平5−15814号公報で開示されているが、
多彩な表面柄を得るためには非常にコストの高い撚糸・
ヒートセットとプリント染色とを組み合わせる必要があ
り、近年要求される安価なカーペットを得るものではな
い。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】本発明は、上述したよう
な従来技術における問題点を解消するため検討した結果
達成したものである。
な従来技術における問題点を解消するため検討した結果
達成したものである。
【0006】したがって、本発明の目的は、圧縮弾性、
耐久性に優れるとともに、優れたカバーリング性によっ
て軽量化を可能とし、さらに多彩な色彩柄のカーペット
をも安価に得ることのできる新規なタフティングカーペ
ットを提供するものである。
耐久性に優れるとともに、優れたカバーリング性によっ
て軽量化を可能とし、さらに多彩な色彩柄のカーペット
をも安価に得ることのできる新規なタフティングカーペ
ットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のタフティングカーペットは、表糸と、こ
の表糸をタフトした基布と、この基布の裏に張り付けた
バッキング材から構成されるタフティングカーペットに
おいて、前記表糸が染色性の異なる2種以上の合成繊維
マルチフィラメント捲縮糸からなり、このうち少なくと
も1種の合成繊維マルチフィラメントを構成する単糸の
断面形状が、外郭形状が外部に突起した3個以上の山部
と3個以上の谷部、および、1個以上の中空部によって
形成される中空断面であり、前記中空断面単糸の中空率
が5〜25%であることを特徴とする。
めに、本発明のタフティングカーペットは、表糸と、こ
の表糸をタフトした基布と、この基布の裏に張り付けた
バッキング材から構成されるタフティングカーペットに
おいて、前記表糸が染色性の異なる2種以上の合成繊維
マルチフィラメント捲縮糸からなり、このうち少なくと
も1種の合成繊維マルチフィラメントを構成する単糸の
断面形状が、外郭形状が外部に突起した3個以上の山部
と3個以上の谷部、および、1個以上の中空部によって
形成される中空断面であり、前記中空断面単糸の中空率
が5〜25%であることを特徴とする。
【0008】そして、本発明の好ましいタフティングカ
ーペットは、2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲
縮糸がいずれもポリアミド繊維であることを特徴とす
る。
ーペットは、2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲
縮糸がいずれもポリアミド繊維であることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の好ましいタフティングカー
ペットは、2種以上のポリアミド捲縮糸が保有するアミ
ノ末端基が、各々少なくとも2.0mol/105 g以
上異なることを特徴とし、さらに、前記、2種以上のポ
リアミド捲縮糸の少なくとも1種が酸性染料可染糸であ
り、かつ、他の少なくとも1種がカチオン染料可染糸で
あることを特徴とする。
ペットは、2種以上のポリアミド捲縮糸が保有するアミ
ノ末端基が、各々少なくとも2.0mol/105 g以
上異なることを特徴とし、さらに、前記、2種以上のポ
リアミド捲縮糸の少なくとも1種が酸性染料可染糸であ
り、かつ、他の少なくとも1種がカチオン染料可染糸で
あることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明のタフティングカーペットに用いる
2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸とは、各
種の熱可塑性高分子よりなる合成繊維、例えば、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニリ
デン、あるいはそれらの共重合体などから形成され、前
記2種以上の合成繊維マルチフィラメントが染色性の異
なるものであれば、実質的に同一の高分子であってもあ
るいは異なっていてもよい。
2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸とは、各
種の熱可塑性高分子よりなる合成繊維、例えば、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニリ
デン、あるいはそれらの共重合体などから形成され、前
記2種以上の合成繊維マルチフィラメントが染色性の異
なるものであれば、実質的に同一の高分子であってもあ
るいは異なっていてもよい。
【0012】染色性の異なる合成繊維を用いることは、
本発明のカーペットにおいて、多彩な表面色感による意
匠性を向上させるための重要な構成要件である。
本発明のカーペットにおいて、多彩な表面色感による意
匠性を向上させるための重要な構成要件である。
【0013】ここで、カーペットのスタイルは特に限定
されず、例えば、カットパイル、ループパイルあるいは
それらの組み合わせのスタイルを用いることができる。
されず、例えば、カットパイル、ループパイルあるいは
それらの組み合わせのスタイルを用いることができる。
【0014】また、本発明で用いるタフティングカーペ
ットは、表糸の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸の少
なくとも1種を構成する単糸の断面形状が、外郭形状が
外部に突起した3個以上の山部と3個以上の谷部、およ
び、1個以上の中空部によって形成される中空断面糸で
あり、前記中空断面単糸の中空率が5〜25%であるこ
とにある。
ットは、表糸の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸の少
なくとも1種を構成する単糸の断面形状が、外郭形状が
外部に突起した3個以上の山部と3個以上の谷部、およ
び、1個以上の中空部によって形成される中空断面糸で
あり、前記中空断面単糸の中空率が5〜25%であるこ
とにある。
【0015】図1は上述の中空断面糸の内、最も実用的
な一例を示したもので、3個の山部と3個の谷部をもっ
た略Y型の中空断面糸であり、図中の1が中空部、2が
山部、3が谷部を表している。この山部と谷部および中
空部の存在によって単糸断面の2次モーメントは大きく
なり、その結果、圧縮弾性、屈曲回復性を向上させるこ
とができ、弾力性に富んだカーペットを得ることができ
る。また、単糸1本1本の占める占有領域が増すことか
ら、表面カバーリング性を損なうことなく、パイル目付
を下げることも容易となる。
な一例を示したもので、3個の山部と3個の谷部をもっ
た略Y型の中空断面糸であり、図中の1が中空部、2が
山部、3が谷部を表している。この山部と谷部および中
空部の存在によって単糸断面の2次モーメントは大きく
なり、その結果、圧縮弾性、屈曲回復性を向上させるこ
とができ、弾力性に富んだカーペットを得ることができ
る。また、単糸1本1本の占める占有領域が増すことか
ら、表面カバーリング性を損なうことなく、パイル目付
を下げることも容易となる。
【0016】また、上述作用を堅持し、かつ、カーペッ
トの長期使用による表糸のフィブリル化等による品位劣
化を防止し、耐磨耗性を向上するために、単糸断面に占
める中空部の面積比率を示す中空率を5〜25%に特定
するものである。
トの長期使用による表糸のフィブリル化等による品位劣
化を防止し、耐磨耗性を向上するために、単糸断面に占
める中空部の面積比率を示す中空率を5〜25%に特定
するものである。
【0017】つまり、中空率が5%未満となると本発明
の効果に十分な圧縮弾性やカバーリング性を保持するこ
とができず、また25%を超えると中空部の破れや崩れ
によるカーペットの損傷を引き起こしてしまう。
の効果に十分な圧縮弾性やカバーリング性を保持するこ
とができず、また25%を超えると中空部の破れや崩れ
によるカーペットの損傷を引き起こしてしまう。
【0018】さらに、本発明の合成繊維マルチフィラメ
ント捲縮糸がいずれもポリアミド繊維である場合はポリ
アミド糸特有の弾性と弾性回復、さらには、タフネス特
性や、染色性の点で、カーペットとして特に適したもの
が得られる。ポリアミド繊維とは、ナイロン6、ナイロ
ン66等のナイロン繊維は勿論、本発明の目的や物理的
性質が損なわれない限り、共重合体、ブレンド体、さら
には慣用されている添加剤が含まれていてもよい。
ント捲縮糸がいずれもポリアミド繊維である場合はポリ
アミド糸特有の弾性と弾性回復、さらには、タフネス特
性や、染色性の点で、カーペットとして特に適したもの
が得られる。ポリアミド繊維とは、ナイロン6、ナイロ
ン66等のナイロン繊維は勿論、本発明の目的や物理的
性質が損なわれない限り、共重合体、ブレンド体、さら
には慣用されている添加剤が含まれていてもよい。
【0019】また、カーペット表面色感の意匠性をより
向上させるためには、ポリアミド捲縮糸の保有するアミ
ノ末端基が、各々2.0mol/105 g以上異なるこ
とが好ましく、さらに好ましくは各々3.0mol/1
05 g以上異なることが好ましい。
向上させるためには、ポリアミド捲縮糸の保有するアミ
ノ末端基が、各々2.0mol/105 g以上異なるこ
とが好ましく、さらに好ましくは各々3.0mol/1
05 g以上異なることが好ましい。
【0020】一般にポリアミド繊維は末端基としてアミ
ノ末端基およびカルボキシル基を保有し、また染色につ
いては主に酸性染料が用いられている。そして、酸性染
料でポリアミド繊維を染色した場合の染着量はアミノ末
端基との化学量的関係がほぼ成立する。
ノ末端基およびカルボキシル基を保有し、また染色につ
いては主に酸性染料が用いられている。そして、酸性染
料でポリアミド繊維を染色した場合の染着量はアミノ末
端基との化学量的関係がほぼ成立する。
【0021】つまり、本発明において、2種以上のポリ
アミド捲縮糸の保有するアミノ末端基を、好ましくは各
々2.0mol/105 g以上、さらに好ましくは各々
3.0mol/105 g以上相違させることで、酸性染
料染色した際のカーペットの表面コントラストを十分に
ひきだすことができ、特に色感意匠性の優れたカーペッ
トを得ることができる。
アミド捲縮糸の保有するアミノ末端基を、好ましくは各
々2.0mol/105 g以上、さらに好ましくは各々
3.0mol/105 g以上相違させることで、酸性染
料染色した際のカーペットの表面コントラストを十分に
ひきだすことができ、特に色感意匠性の優れたカーペッ
トを得ることができる。
【0022】また、本発明のカーペットにおいて、2種
以上のポリアミド捲縮糸の少なくとも1種が酸性染料可
染糸であり、かつ、少なくとも1種がアミノ末端基を実
質的に封鎖したカチオン染料可染糸であれば、異色効果
がより顕著となり意匠性を一層向上させることができ
る。
以上のポリアミド捲縮糸の少なくとも1種が酸性染料可
染糸であり、かつ、少なくとも1種がアミノ末端基を実
質的に封鎖したカチオン染料可染糸であれば、異色効果
がより顕著となり意匠性を一層向上させることができ
る。
【0023】次に、本発明のカーペットに用いる2種以
上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸はタフティング
前に事前に複数撚糸したものやエアー混繊機により混繊
したものを用いてもよいが、特に事前混繊したものが、
意匠性とコストの面で好ましい。
上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸はタフティング
前に事前に複数撚糸したものやエアー混繊機により混繊
したものを用いてもよいが、特に事前混繊したものが、
意匠性とコストの面で好ましい。
【0024】さらに、本発明のカーペットでは表糸目付
を好ましくは700g/m2 以下、さらに好ましくは5
00g/m2 以下することによりより低コストのタフテ
ィングカーペットを得ることができる。
を好ましくは700g/m2 以下、さらに好ましくは5
00g/m2 以下することによりより低コストのタフテ
ィングカーペットを得ることができる。
【0025】本発明のタフティングカーペットを得るた
めの製造方法の一例について説明する。
めの製造方法の一例について説明する。
【0026】アミノ末端基が7mol/105 gとなる
ようナイロン6のチップを略Y型の中空断面形成口金に
より溶融紡糸し、続いて紡糸糸条を冷風により冷却固化
し、さらに引き続いて油剤を付着した後、延伸・捲縮加
工を実施して800デニール、40フィラメント、断面
中空率18%のナイロン6マルチフィラメント捲縮糸
(a)を得る。
ようナイロン6のチップを略Y型の中空断面形成口金に
より溶融紡糸し、続いて紡糸糸条を冷風により冷却固化
し、さらに引き続いて油剤を付着した後、延伸・捲縮加
工を実施して800デニール、40フィラメント、断面
中空率18%のナイロン6マルチフィラメント捲縮糸
(a)を得る。
【0027】同様にして、アミノ末端基が4mol/1
05 gとなるよう繊度800デニール、フィラメント数
40本、断面中空率15%のナイロン6マルチフィラメ
ント捲縮糸(b)を得る。
05 gとなるよう繊度800デニール、フィラメント数
40本、断面中空率15%のナイロン6マルチフィラメ
ント捲縮糸(b)を得る。
【0028】さらに、3,5−スルホイソフルタル酸カ
リウムによりカチオン可染糸とした、800デニール、
40フィラメント、略Y型断面のナイロン6マルチフィ
ラメント捲縮糸(c)を溶融紡糸および捲縮加工により
得る。
リウムによりカチオン可染糸とした、800デニール、
40フィラメント、略Y型断面のナイロン6マルチフィ
ラメント捲縮糸(c)を溶融紡糸および捲縮加工により
得る。
【0029】次に、上記方法により得た3種のナイロン
6マルチフィラメント捲縮糸をエアー混繊機で混繊処理
し、繊度約2400d、フィラメント本数120本の混
繊ナイロン6マルチフィラメント捲縮糸を製造する。
6マルチフィラメント捲縮糸をエアー混繊機で混繊処理
し、繊度約2400d、フィラメント本数120本の混
繊ナイロン6マルチフィラメント捲縮糸を製造する。
【0030】この2400dの混繊ナイロン6マルチフ
ィラメント捲縮糸をゲージ1/10のレベルループタフ
ティング機によりパイル目付450g/m2 となるよう
にタフティングした後、連続染色機で酸性染料染色す
る。
ィラメント捲縮糸をゲージ1/10のレベルループタフ
ティング機によりパイル目付450g/m2 となるよう
にタフティングした後、連続染色機で酸性染料染色す
る。
【0031】さらに、上記原反の裏面にポリ塩化ビニル
によりバッキング加工を施し、レベルループスタイルの
タイルカーペットを製造する。
によりバッキング加工を施し、レベルループスタイルの
タイルカーペットを製造する。
【0032】上記方法により得られたカーペットは、優
れた圧縮弾性を有すると共に、カバーリング性も良く、
施工後の目地すきも殆ど無かった。また、酸性染料での
染色品であるにもかかわらず、前記(a)糸が濃色に、
(b)糸が淡色に、(c)糸が白地のままに残り、3色
感が適度に混ざった色感意匠性に富んだものとなり、さ
らに重歩行環境に設置したが、カーペットの損傷も殆ど
なかった。
れた圧縮弾性を有すると共に、カバーリング性も良く、
施工後の目地すきも殆ど無かった。また、酸性染料での
染色品であるにもかかわらず、前記(a)糸が濃色に、
(b)糸が淡色に、(c)糸が白地のままに残り、3色
感が適度に混ざった色感意匠性に富んだものとなり、さ
らに重歩行環境に設置したが、カーペットの損傷も殆ど
なかった。
【0033】以上本発明のタフティングカーペットの製
造方法の1例を示したが、本発明の目的、効果を損なわ
なければ表糸の繊度、フィラメント数、タフティングス
タイル、染色手法、用途についても限定するものではな
い。
造方法の1例を示したが、本発明の目的、効果を損なわ
なければ表糸の繊度、フィラメント数、タフティングス
タイル、染色手法、用途についても限定するものではな
い。
【0034】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明する。
【0035】なお、前述および以下に説明する実施例中
の特性値は次のようにして求めた値である。
の特性値は次のようにして求めた値である。
【0036】<アミノ末端基量>試料を採取しフェーノ
ールエタノールを添加後、振とう溶解し、N/50塩酸
で滴定し測定した。
ールエタノールを添加後、振とう溶解し、N/50塩酸
で滴定し測定した。
【0037】<断面中空率>単糸断面を切断後、工学顕
微鏡を用いて、中空部を含む単糸全体の断面積(A)
と、中空部の断面積(B)を求め、下記式にて算出し
た。
微鏡を用いて、中空部を含む単糸全体の断面積(A)
と、中空部の断面積(B)を求め、下記式にて算出し
た。
【0038】中空率(%)=100×(B)/(A) <繊度>試料に100mg/dの初張力を掛けて検尺
し、150℃×15時間で乾燥した後秤量し下記式にて
算出した。
し、150℃×15時間で乾燥した後秤量し下記式にて
算出した。
【0039】 D=W×(9000/L)×(1+公定水分) ただし、Dは繊度、Wは糸重、Lは検尺長、公定水分は
0.4%。
0.4%。
【0040】実施例1〜4 表1に示したように、それぞれ断面形状、断面中空率、
染色性、アミノ末端基量を変更したナイロン6フィラメ
ントを溶融紡糸・捲縮加工し800デニールのフィラメ
ントを3糸条得た後、これら3糸条を合わせてエアー混
繊機でインターミングル加工し混繊糸を得た。
染色性、アミノ末端基量を変更したナイロン6フィラメ
ントを溶融紡糸・捲縮加工し800デニールのフィラメ
ントを3糸条得た後、これら3糸条を合わせてエアー混
繊機でインターミングル加工し混繊糸を得た。
【0041】また、上記にて得られた各混繊糸を、レベ
ルループスタイルにて目付400g/m2 と目付900
g/m2 でポリエステル基布にタフティングし、ウイン
ス染色機にて染色し、裏材を張り付けてカーペットに仕
上げた。
ルループスタイルにて目付400g/m2 と目付900
g/m2 でポリエステル基布にタフティングし、ウイン
ス染色機にて染色し、裏材を張り付けてカーペットに仕
上げた。
【0042】得られたカーペットの特性として、下記基
準によりカーペット表面の圧縮弾性、カバーリング性、
耐磨耗性、色感意匠性を評価し、この結果を表1にあわ
せて示した。
準によりカーペット表面の圧縮弾性、カバーリング性、
耐磨耗性、色感意匠性を評価し、この結果を表1にあわ
せて示した。
【0043】<カーペットの評価基準> ◎・・・極めて良好 ○・・・良好 △・・・若干不良 ×・・・不良
【表1】 表1に示したとおり、本実施例1〜4のカーペットは極
めて優れた圧縮弾性、カバーリング性、耐磨耗性、色感
意匠性を全て合わせて有するものであった。
めて優れた圧縮弾性、カバーリング性、耐磨耗性、色感
意匠性を全て合わせて有するものであった。
【0044】比較例1〜4 表2に示したように、それぞれ断面形状、断面中空率、
染色性、アミノ末端基量を特定したナイロン6フィラメ
ントを溶融紡糸し捲縮加工した後、エアー混繊機でイン
ターミングル加工した。
染色性、アミノ末端基量を特定したナイロン6フィラメ
ントを溶融紡糸し捲縮加工した後、エアー混繊機でイン
ターミングル加工した。
【0045】また、上記にて得られた各混繊糸を、レベ
ルループスタイルにて目付400g/m2 と目付900
g/m2 でポリエステル基布にタフティングし前記実施
例と同様にカーペットを得た。
ルループスタイルにて目付400g/m2 と目付900
g/m2 でポリエステル基布にタフティングし前記実施
例と同様にカーペットを得た。
【0046】得られたカーペットの特性として、実施例
と同様の方法によりカーペットの評価をおこない、この
結果を表2にあわせて示した。
と同様の方法によりカーペットの評価をおこない、この
結果を表2にあわせて示した。
【0047】
【表2】 表2に示すとおり、比較例1および比較例4は、中空率
0%のY型断面糸を用いていることから、カーペットの
耐久性は良好であったが、圧縮弾性、カバーリング性が
不良で、またアミノ末端基量の差を有しないことから、
全く色感意匠性のない単純な表面色感のカーペットとな
った。
0%のY型断面糸を用いていることから、カーペットの
耐久性は良好であったが、圧縮弾性、カバーリング性が
不良で、またアミノ末端基量の差を有しないことから、
全く色感意匠性のない単純な表面色感のカーペットとな
った。
【0048】比較例2では、中空率が高いことから、カ
ーペットとして使用中に磨耗によって中空部が破れ繊維
がフィブリル化してしまい耐久性が不良であった。
ーペットとして使用中に磨耗によって中空部が破れ繊維
がフィブリル化してしまい耐久性が不良であった。
【0049】さらに比較例3は山部、谷部を有しない略
田型の中空糸であるため、圧縮弾性、カバーリング性が
良好でなく、また色感意匠性にも劣っていた。
田型の中空糸であるため、圧縮弾性、カバーリング性が
良好でなく、また色感意匠性にも劣っていた。
【0050】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のタフティ
ングカーペットは次の効果を奏する。表糸に用いる合成
繊維マルチフィラメント捲縮糸、染料染着性、アミノ末
端基、量、断面形状、中空率を特定することにより、圧
縮弾性、カバーリング性、耐久性に優れ、且つ優れた色
感意匠性を兼ね備えたカーペットが得られる。
ングカーペットは次の効果を奏する。表糸に用いる合成
繊維マルチフィラメント捲縮糸、染料染着性、アミノ末
端基、量、断面形状、中空率を特定することにより、圧
縮弾性、カバーリング性、耐久性に優れ、且つ優れた色
感意匠性を兼ね備えたカーペットが得られる。
【0051】さらに、本カーペットは表糸目付を下げる
ことが可能で、低コストのカーペットを得ることが可能
となる。
ことが可能で、低コストのカーペットを得ることが可能
となる。
【図1】本発明の表糸に用いる合成繊維マルチフィラメ
ント捲縮糸を構成する単糸を断面方向に切断し光学顕微
鏡によってスケッチしたものの一例を示す単糸の断面図
である。
ント捲縮糸を構成する単糸を断面方向に切断し光学顕微
鏡によってスケッチしたものの一例を示す単糸の断面図
である。
1・・・中空断面単糸の中空部 2・・・中空断面単糸の山部 3・・・中空断面単糸の谷部
Claims (6)
- 【請求項1】表糸と、この表糸をタフトした基布と、こ
の基布の裏に張り付けたバッキング材から構成されるタ
フティングカーペットにおいて、前記表糸が染色性の異
なる2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲縮糸から
なり、このうち少なくとも1種の合成繊維マルチフィラ
メント捲縮糸を構成する単糸の断面形状が、外郭形状が
外部に突起した3個以上の山部と3個以上の谷部、およ
び、1個以上の中空部によって形成される中空断面であ
り、前記中空断面単糸の中空率が5〜25%であること
を特徴とするタフティングカーペット。 - 【請求項2】2種以上の合成繊維マルチフィラメント捲
縮糸が、いずれもポリアミド捲縮糸であることを特徴と
する請求項1に記載のタフティングカーペット。 - 【請求項3】2種以上のポリアミド捲縮糸が保有するア
ミノ末端基が、各々2.0mol/105 g以上異なる
ことを特徴とする請求項2に記載のタフティングカーペ
ット。 - 【請求項4】2種以上のポリアミド捲縮糸の少なくとも
1種が酸性染料可染糸であり、かつ、他の少なくとも1
種がカチオン染料可染糸であることを特徴とする請求項
2または3に記載のタフティングカーペット。 - 【請求項5】2種以上のポリアミド捲縮糸が、互いに混
繊されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか
1項に記載のタフティングカーペット。 - 【請求項6】表糸の目付が700g/m2 以下であるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタ
フティングカーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10618997A JPH10298861A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | タフティングカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10618997A JPH10298861A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | タフティングカーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10298861A true JPH10298861A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14427258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10618997A Pending JPH10298861A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | タフティングカーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10298861A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101027614B1 (ko) * | 2007-02-12 | 2011-04-06 | 칼 프로이덴베르크 카게 | 터프티드 부직포, 및 그의 제조 방법과 용도 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10618997A patent/JPH10298861A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101027614B1 (ko) * | 2007-02-12 | 2011-04-06 | 칼 프로이덴베르크 카게 | 터프티드 부직포, 및 그의 제조 방법과 용도 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |