JPH10299480A - 沸騰冷却式エンジン - Google Patents
沸騰冷却式エンジンInfo
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- JPH10299480A JPH10299480A JP11199997A JP11199997A JPH10299480A JP H10299480 A JPH10299480 A JP H10299480A JP 11199997 A JP11199997 A JP 11199997A JP 11199997 A JP11199997 A JP 11199997A JP H10299480 A JPH10299480 A JP H10299480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放熱器の冷却効率を高め当該放熱器を極力小
型化する。 【解決手段】 液冷ジャケット1と循環往路3aと冷却
ファン4を有する放熱器2と循環帰路3bと液冷ジャケ
ット1とを順に連通して冷媒循環経路3を構成し、液冷
ジャケット1内での沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気
を循環往路3aを介して放熱器2内に導入し、放熱器2
内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3bを介して液冷ジャ
ケット1内に還流させるように構成する。上記放熱器2
は、放熱フィン27を有する凝縮放熱部26を循環往路
3aに連通する空気溜まり部21の上側に配置して成
り、凝縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空気溜まり部
21から循環往路3aに流下させるように構成する。
型化する。 【解決手段】 液冷ジャケット1と循環往路3aと冷却
ファン4を有する放熱器2と循環帰路3bと液冷ジャケ
ット1とを順に連通して冷媒循環経路3を構成し、液冷
ジャケット1内での沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気
を循環往路3aを介して放熱器2内に導入し、放熱器2
内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3bを介して液冷ジャ
ケット1内に還流させるように構成する。上記放熱器2
は、放熱フィン27を有する凝縮放熱部26を循環往路
3aに連通する空気溜まり部21の上側に配置して成
り、凝縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空気溜まり部
21から循環往路3aに流下させるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰冷却式エンジン
に関し、特に放熱器の液冷効果を高める技術に関する。
に関し、特に放熱器の液冷効果を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰冷却式エンジンの従来技術として
は、例えば特開昭60−98118号公報に開示された
ものがある。これは図3に示すように、液冷ジャケット
101と循環往路103aと冷却ファン104を有する
放熱器102と循環帰路103bと液冷ジャケット10
1とを順に連通して冷媒循環経路103を構成し、上記
液冷ジャケット101内での沸騰によって生じた冷媒液
105の蒸気を循環往路103aを介して放熱器102
内に導入し、上記放熱器102内で凝縮した冷媒液10
5を循環帰路103bを介して上記液冷ジャケット10
1内に還流させるように構成されている。
は、例えば特開昭60−98118号公報に開示された
ものがある。これは図3に示すように、液冷ジャケット
101と循環往路103aと冷却ファン104を有する
放熱器102と循環帰路103bと液冷ジャケット10
1とを順に連通して冷媒循環経路103を構成し、上記
液冷ジャケット101内での沸騰によって生じた冷媒液
105の蒸気を循環往路103aを介して放熱器102
内に導入し、上記放熱器102内で凝縮した冷媒液10
5を循環帰路103bを介して上記液冷ジャケット10
1内に還流させるように構成されている。
【0003】この従来技術では、液冷ジャケット101
内に液温を検出する温度検出手段110と液面高さを検
出する液面検出手段128とを設け、放熱器102の下
部タンク124に第2液面検出手段129を設け、循環
帰路103bの途中にポンプ128を設け、リザーバタ
ンク108を連通路1106を介してシリンダジャケッ
ト101bに連通し、この連通路106の途中に電磁弁
109を設け、上記液冷ジャケット101内の液温と液
面高さの検出に基づいて、電磁弁109とポンプ128
とを制御し、第2液面検出手段129による液面高さの
検出に基づいて冷却ファン104を起動するように構成
されている。なお、図3(A)中の符号50は制御装置
を示す。
内に液温を検出する温度検出手段110と液面高さを検
出する液面検出手段128とを設け、放熱器102の下
部タンク124に第2液面検出手段129を設け、循環
帰路103bの途中にポンプ128を設け、リザーバタ
ンク108を連通路1106を介してシリンダジャケッ
ト101bに連通し、この連通路106の途中に電磁弁
109を設け、上記液冷ジャケット101内の液温と液
面高さの検出に基づいて、電磁弁109とポンプ128
とを制御し、第2液面検出手段129による液面高さの
検出に基づいて冷却ファン104を起動するように構成
されている。なお、図3(A)中の符号50は制御装置
を示す。
【0004】ところで、放熱器102の放熱チューブ1
22aの流路断面積はS=πr2 、単位長さ当たりの内
壁面積はA=2πrで規定されるので、半径rの変化に
対して流路断面積Sはrの二乗で変化するが、内壁面積
Aは一乗で変化することから、放熱チューブ122aの
半径rを大きくすると単位流路断面積あたりの内壁面積
が減少し、その流路断面の半径rを大きくすればするほ
ど放熱器102の放熱効率は低下する。従って、従来で
は放熱チューブ122aの流路断面の半径を小さくした
まま、その本数を増やして所要の流路断面積を確保して
いた。このため放熱器全体が大きくなるのは避けられな
かった。
22aの流路断面積はS=πr2 、単位長さ当たりの内
壁面積はA=2πrで規定されるので、半径rの変化に
対して流路断面積Sはrの二乗で変化するが、内壁面積
Aは一乗で変化することから、放熱チューブ122aの
半径rを大きくすると単位流路断面積あたりの内壁面積
が減少し、その流路断面の半径rを大きくすればするほ
ど放熱器102の放熱効率は低下する。従って、従来で
は放熱チューブ122aの流路断面の半径を小さくした
まま、その本数を増やして所要の流路断面積を確保して
いた。このため放熱器全体が大きくなるのは避けられな
かった。
【0005】また、沸騰冷却式エンジンでは、冷却すべ
き熱量に見合う冷媒蒸気が液冷ジャケット101内で発
生するが、沸騰が激しくなると、冷媒蒸気とミスト状の
冷媒液との混在流が放熱器102の上部タンク121内
に流入する。流路断面が細い放熱チューブ122a内に
ミスト状の冷媒液が流入すると、その壁面に冷媒液が付
着して流路を狭め冷媒蒸気の流下を妨げる。そこで従来
では、図3(B)(C)に示すように、上記放熱チューブ1
22aとは別の大径の冷媒液逃がしチューブ122bを
放熱器102の入口102aの下側に設け、ミスト状の
冷媒液を冷媒液逃がしチューブ122bで流下させてい
た。
き熱量に見合う冷媒蒸気が液冷ジャケット101内で発
生するが、沸騰が激しくなると、冷媒蒸気とミスト状の
冷媒液との混在流が放熱器102の上部タンク121内
に流入する。流路断面が細い放熱チューブ122a内に
ミスト状の冷媒液が流入すると、その壁面に冷媒液が付
着して流路を狭め冷媒蒸気の流下を妨げる。そこで従来
では、図3(B)(C)に示すように、上記放熱チューブ1
22aとは別の大径の冷媒液逃がしチューブ122bを
放熱器102の入口102aの下側に設け、ミスト状の
冷媒液を冷媒液逃がしチューブ122bで流下させてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、沸騰冷
却式エンジンでは、閉ループを構成する冷媒循環経路1
03の液冷ジャケット101内から空気を完全に排除す
ることはできないので、実際には冷媒蒸気とミスト状の
冷媒液と空気との混在流が放熱器102の上部タンク1
02a内に流入する。特に空気は冷媒蒸気よりも比重が
大きいため、流路断面が細い放熱チューブ122a内に
も流下する。そして冷媒蒸気と混在している空気は、冷
却されてもその体積が大きくは変化しないうえ、相変化
して冷媒循環経路103内を循環することもないので、
放熱チューブ122a内に侵入した空気は常に放熱チュ
ーブ122a内の一定容積を占める。このためその容積
相当分の冷媒蒸気が放熱チューブ122a内に進入でき
なくなり、放熱器の冷却効率を低下させる。本発明はこ
のような従来技術の難点を解消するためになされたもの
で、放熱器の冷却効率を高め、当該放熱器を極力小型化
することを技術課題とする。
却式エンジンでは、閉ループを構成する冷媒循環経路1
03の液冷ジャケット101内から空気を完全に排除す
ることはできないので、実際には冷媒蒸気とミスト状の
冷媒液と空気との混在流が放熱器102の上部タンク1
02a内に流入する。特に空気は冷媒蒸気よりも比重が
大きいため、流路断面が細い放熱チューブ122a内に
も流下する。そして冷媒蒸気と混在している空気は、冷
却されてもその体積が大きくは変化しないうえ、相変化
して冷媒循環経路103内を循環することもないので、
放熱チューブ122a内に侵入した空気は常に放熱チュ
ーブ122a内の一定容積を占める。このためその容積
相当分の冷媒蒸気が放熱チューブ122a内に進入でき
なくなり、放熱器の冷却効率を低下させる。本発明はこ
のような従来技術の難点を解消するためになされたもの
で、放熱器の冷却効率を高め、当該放熱器を極力小型化
することを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は以下のように構成される。請求項1に記載
の発明は、例えば図1に示すように、液冷ジャケット1
と循環往路3aと放熱器2と循環帰路3bと液冷ジャケ
ット1とを順に連通して冷媒循環経路3を構成し、上記
液冷ジャケット1内での沸騰によって生じた冷媒液5の
蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内に導入し、上記
放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3bを介して
上記液冷ジャケット1内に還流させるように構成した沸
騰冷却式エンジンにおいて、上記放熱器2は、放熱フィ
ン27を有する凝縮放熱部26を上記循環往路3aに連
通する空気溜まり部21の上側に配置して成り、上記凝
縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空気溜まり部21か
ら循環往路3aに流下させるように構成したことを特徴
とするものである。
に、本発明は以下のように構成される。請求項1に記載
の発明は、例えば図1に示すように、液冷ジャケット1
と循環往路3aと放熱器2と循環帰路3bと液冷ジャケ
ット1とを順に連通して冷媒循環経路3を構成し、上記
液冷ジャケット1内での沸騰によって生じた冷媒液5の
蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内に導入し、上記
放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3bを介して
上記液冷ジャケット1内に還流させるように構成した沸
騰冷却式エンジンにおいて、上記放熱器2は、放熱フィ
ン27を有する凝縮放熱部26を上記循環往路3aに連
通する空気溜まり部21の上側に配置して成り、上記凝
縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空気溜まり部21か
ら循環往路3aに流下させるように構成したことを特徴
とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した沸騰冷却式エンジンにおいて、例えば図2に示すよ
うに、前記空気溜まり部21の下側に放熱チューブ22
を有する液冷部25を付設したことを特徴とするもので
ある。
した沸騰冷却式エンジンにおいて、例えば図2に示すよ
うに、前記空気溜まり部21の下側に放熱チューブ22
を有する液冷部25を付設したことを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載した沸騰冷却式エンジンにおいて、例えば
図1又は図2に示すように、前記放熱部2に冷却ファン
4を設け、冷却風を吹き当てるように構成したことを特
徴とするものである。
求項2に記載した沸騰冷却式エンジンにおいて、例えば
図1又は図2に示すように、前記放熱部2に冷却ファン
4を設け、冷却風を吹き当てるように構成したことを特
徴とするものである。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明によれば次の作用効果を奏
する(図1参照)。 (イ)請求項1に記載の発明では、従来例と同様の基本
構成を有する沸騰冷却式エンジンにおいて、放熱フィン
27を有する凝縮放熱部26が、循環往路3aに連通す
る空気溜まり部21の上側に配置されていることから、
冷媒蒸気とミスト状の冷媒液と空気との混在流が放熱器
2を構成する空気溜まり部21内に流入すると、冷媒蒸
気よりも比重が大きい空気は、当該空気溜まり部21内
に停留し、冷媒蒸気のみが空気溜まり部21の上側に配
置した凝縮放熱部26内に上昇し、当該凝縮放熱部26
内で凝縮して復水する。そして凝縮復水した冷媒液5は
空気溜まり部21から循環往路3aに流下する。つま
り、空気溜まり部21内では冷媒蒸気と空気との比重差
による分離がなされ、凝縮放熱部26内では空気による
放熱の妨げがないので、冷媒蒸気は効率良く凝縮して復
水する。
する(図1参照)。 (イ)請求項1に記載の発明では、従来例と同様の基本
構成を有する沸騰冷却式エンジンにおいて、放熱フィン
27を有する凝縮放熱部26が、循環往路3aに連通す
る空気溜まり部21の上側に配置されていることから、
冷媒蒸気とミスト状の冷媒液と空気との混在流が放熱器
2を構成する空気溜まり部21内に流入すると、冷媒蒸
気よりも比重が大きい空気は、当該空気溜まり部21内
に停留し、冷媒蒸気のみが空気溜まり部21の上側に配
置した凝縮放熱部26内に上昇し、当該凝縮放熱部26
内で凝縮して復水する。そして凝縮復水した冷媒液5は
空気溜まり部21から循環往路3aに流下する。つま
り、空気溜まり部21内では冷媒蒸気と空気との比重差
による分離がなされ、凝縮放熱部26内では空気による
放熱の妨げがないので、冷媒蒸気は効率良く凝縮して復
水する。
【0011】(ロ)請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載した沸騰冷却式エンジンにおいて、図2に示す
ように、空気溜まり部21の下側に放熱チューブ22を
有する液冷部25を付設したことから、ほとんどの空気
は空気溜まり部21内に停留し、液冷部25の放熱チュ
ーブ22内には侵入しないので、液冷部25内に流下し
た冷媒液5が効果的に冷却される。なお、冷媒蒸気は復
水によりその体積が略1000分の1になるので、液冷
部25の放熱チューブ22の径は十分小さくできる。こ
れにより上記作用・効果(イ)の他に、液冷部25は従
来の放熱器と比較して一層小型化できる。
1に記載した沸騰冷却式エンジンにおいて、図2に示す
ように、空気溜まり部21の下側に放熱チューブ22を
有する液冷部25を付設したことから、ほとんどの空気
は空気溜まり部21内に停留し、液冷部25の放熱チュ
ーブ22内には侵入しないので、液冷部25内に流下し
た冷媒液5が効果的に冷却される。なお、冷媒蒸気は復
水によりその体積が略1000分の1になるので、液冷
部25の放熱チューブ22の径は十分小さくできる。こ
れにより上記作用・効果(イ)の他に、液冷部25は従
来の放熱器と比較して一層小型化できる。
【0012】(ハ)請求項3に記載の発明では、請求項
1又は請求項2に記載した沸騰冷却式エンジンにおい
て、図1又は図2に示すように、放熱部2に冷却ファン
4を設け、冷却風を吹き当てるように構成したことか
ら、上記作用・効果(イ)(ロ)に加えて冷却効率を一
層高めることができる。
1又は請求項2に記載した沸騰冷却式エンジンにおい
て、図1又は図2に示すように、放熱部2に冷却ファン
4を設け、冷却風を吹き当てるように構成したことか
ら、上記作用・効果(イ)(ロ)に加えて冷却効率を一
層高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る沸
騰冷却式エンジンを示し、その放熱器のみを斜視図で示
し、その他の部分を縦断面図で示してある。この沸騰冷
却式エンジンは、図1に示すように、縦形単気筒の火花
点火式汎用エンジンで、クランクケース31とシリンダ
32とを一体化したシリンダブロック33を備え、シリ
ンダ32の上部にシリンダヘッド30を組み付け、シリ
ンダヘッド30の上部にロッカアームケース34を組付
けて構成されている。クランクケース31の内底部には
潤滑油35を溜めている。
いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る沸
騰冷却式エンジンを示し、その放熱器のみを斜視図で示
し、その他の部分を縦断面図で示してある。この沸騰冷
却式エンジンは、図1に示すように、縦形単気筒の火花
点火式汎用エンジンで、クランクケース31とシリンダ
32とを一体化したシリンダブロック33を備え、シリ
ンダ32の上部にシリンダヘッド30を組み付け、シリ
ンダヘッド30の上部にロッカアームケース34を組付
けて構成されている。クランクケース31の内底部には
潤滑油35を溜めている。
【0014】この沸騰冷却式エンジンは、従来例と同様
の基本構成を備える。即ち、図1に示すように、液冷ジ
ャケット1と循環往路3aと冷却ファン4を有する放熱
器2と循環帰路3bと液冷ジャケット1とを順に連通し
て冷媒循環経路3を構成し、上記液冷ジャケット1内で
の沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気を循環往路3aを
介して放熱部2内に導入し、上記放熱部2内で凝縮した
冷媒液5を循環帰路3bを介して上記液冷ジャケット1
内に還流させる。なお、循環帰路3bの途中にはポンプ
28が設けられ、放熱器2で凝縮した冷媒液5はポンプ
28で液冷ジャケット1に圧送するように構成されてい
る。また、液冷ジャケット1は、シリンダヘッド30に
のみ設け、シリンダ32には設けていない。
の基本構成を備える。即ち、図1に示すように、液冷ジ
ャケット1と循環往路3aと冷却ファン4を有する放熱
器2と循環帰路3bと液冷ジャケット1とを順に連通し
て冷媒循環経路3を構成し、上記液冷ジャケット1内で
の沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気を循環往路3aを
介して放熱部2内に導入し、上記放熱部2内で凝縮した
冷媒液5を循環帰路3bを介して上記液冷ジャケット1
内に還流させる。なお、循環帰路3bの途中にはポンプ
28が設けられ、放熱器2で凝縮した冷媒液5はポンプ
28で液冷ジャケット1に圧送するように構成されてい
る。また、液冷ジャケット1は、シリンダヘッド30に
のみ設け、シリンダ32には設けていない。
【0015】以下、本発明に係る放熱器2の特徴構成に
ついて説明する。上記放熱器2は、循環往路3aに連通
する空気溜まり部21の上側に大径の3つの円筒状の凝
縮放熱部26を立設配置し、多数の放熱フィン27を有
するこの凝縮放熱部26に冷却ファン4による冷却風を
吹き当て、当該凝縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空
気溜まり部21の流出口2bから循環往路3aに流下さ
せるように構成されている。
ついて説明する。上記放熱器2は、循環往路3aに連通
する空気溜まり部21の上側に大径の3つの円筒状の凝
縮放熱部26を立設配置し、多数の放熱フィン27を有
するこの凝縮放熱部26に冷却ファン4による冷却風を
吹き当て、当該凝縮放熱部26で凝縮した冷媒液5を空
気溜まり部21の流出口2bから循環往路3aに流下さ
せるように構成されている。
【0016】上記放熱器2によれば、冷媒蒸気とミスト
状の冷媒液と空気との混在流が流入口2aより空気溜ま
り部21内に流入すると、冷媒蒸気よりも比重が大きい
空気は、当該空気溜まり部21内に停留し、冷媒蒸気の
みが空気溜まり部21の上側に立設配置した各凝縮放熱
部26内に上昇し、当該凝縮放熱部26内で凝縮して復
水する。そして凝縮復水した冷媒液5は空気溜まり部2
1の流出口2bから循環往路3aに流下する。つまり、
空気溜まり部21内では冷媒蒸気と空気との比重差によ
る分離がなされ、凝縮放熱部26内では空気による放熱
の妨げがないので、冷媒蒸気は効率良く凝縮して復水す
る。
状の冷媒液と空気との混在流が流入口2aより空気溜ま
り部21内に流入すると、冷媒蒸気よりも比重が大きい
空気は、当該空気溜まり部21内に停留し、冷媒蒸気の
みが空気溜まり部21の上側に立設配置した各凝縮放熱
部26内に上昇し、当該凝縮放熱部26内で凝縮して復
水する。そして凝縮復水した冷媒液5は空気溜まり部2
1の流出口2bから循環往路3aに流下する。つまり、
空気溜まり部21内では冷媒蒸気と空気との比重差によ
る分離がなされ、凝縮放熱部26内では空気による放熱
の妨げがないので、冷媒蒸気は効率良く凝縮して復水す
る。
【0017】また、この実施形態では、アキュムレータ
7の冷媒溜め室8を冷媒往復通路6を介して循環帰路3
bの途中(液相部分)に気密に連通している。このアキ
ュムレータ7は、冷媒溜め室8と調圧室42とを金属製
ダイヤフラム43で区画して構成し、冷媒循環経路3の
内圧変動を吸収してその内圧をほぼ一定に維持し、冷媒
液5の沸点がほぼ一定になるように構成されている。
7の冷媒溜め室8を冷媒往復通路6を介して循環帰路3
bの途中(液相部分)に気密に連通している。このアキ
ュムレータ7は、冷媒溜め室8と調圧室42とを金属製
ダイヤフラム43で区画して構成し、冷媒循環経路3の
内圧変動を吸収してその内圧をほぼ一定に維持し、冷媒
液5の沸点がほぼ一定になるように構成されている。
【0018】図2は本発明の第2の実施形態に係る沸騰
冷却式エンジンの縦断面図である。この実施形態では、
上記空気溜まり部21の下側に液冷部25を付設した点
が第1の実施形態とは異なり、その他の点は図1と同様
に構成されている。上記液冷部25は、空気溜まり部2
1の下側に多数の放熱フィン23を有する複数の放熱チ
ューブ22を垂下付設し、これらの放熱チューブ22の
下端部を下部連通管24を介して循環帰路3bに連通し
て成り、前記凝縮放熱部26と液冷部25とを一回り大
きな冷却ファン4で同時に冷却するように構成されてい
る。
冷却式エンジンの縦断面図である。この実施形態では、
上記空気溜まり部21の下側に液冷部25を付設した点
が第1の実施形態とは異なり、その他の点は図1と同様
に構成されている。上記液冷部25は、空気溜まり部2
1の下側に多数の放熱フィン23を有する複数の放熱チ
ューブ22を垂下付設し、これらの放熱チューブ22の
下端部を下部連通管24を介して循環帰路3bに連通し
て成り、前記凝縮放熱部26と液冷部25とを一回り大
きな冷却ファン4で同時に冷却するように構成されてい
る。
【0019】上記第2の実施形態によれば、ほとんどの
空気は空気溜まり部21内に停留し、液冷部25の放熱
チューブ22内には侵入しないので、液冷部25内に流
下した冷媒液5が効果的に冷却される。また、冷媒蒸気
は復水によりその体積が略1000分の1になるので、
液冷部25の放熱チューブ22の径は十分小さくでき
る。これにより、液冷部25は従来の放熱器と比較して
一層小型化できる。
空気は空気溜まり部21内に停留し、液冷部25の放熱
チューブ22内には侵入しないので、液冷部25内に流
下した冷媒液5が効果的に冷却される。また、冷媒蒸気
は復水によりその体積が略1000分の1になるので、
液冷部25の放熱チューブ22の径は十分小さくでき
る。これにより、液冷部25は従来の放熱器と比較して
一層小型化できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る沸騰冷却式エン
ジンを示し、その放熱器のみを斜視図で示し、その他の
部分を縦断面図で示した図である。
ジンを示し、その放熱器のみを斜視図で示し、その他の
部分を縦断面図で示した図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る沸騰冷却式エン
ジンの縦断面図である。
ジンの縦断面図である。
【図3】従来技術に係る沸騰冷却式エンジンを示し、図
3(A)はその縦断面図、図3(B)はその放熱器の正
面図、図3(C)はその放熱器のB−B線矢視断面図で
ある。
3(A)はその縦断面図、図3(B)はその放熱器の正
面図、図3(C)はその放熱器のB−B線矢視断面図で
ある。
1…液冷ジャケット、2…放熱器、3…冷媒循環経路、
3a…循環往路、3b…循環帰路、4…冷却ファン、5
…冷媒液、21…空気溜まり部、22…放熱チューブ、
25…液冷部、26…凝縮放熱部、27…放熱フィン。
3a…循環往路、3b…循環帰路、4…冷却ファン、5
…冷媒液、21…空気溜まり部、22…放熱チューブ、
25…液冷部、26…凝縮放熱部、27…放熱フィン。
Claims (3)
- 【請求項1】 液冷ジャケット(1)と循環往路(3
a)と放熱器(2)と循環帰路(3b)と液冷ジャケッ
ト(1)とを順に連通して冷媒循環経路(3)を構成
し、上記液冷ジャケット(1)内での沸騰によって生じ
た冷媒液(5)の蒸気を循環往路(3a)を介して放熱
器(2)内に導入し、上記放熱器(2)内で凝縮した冷
媒液(5)を循環帰路(3b)を介して上記液冷ジャケ
ット(1)内に還流させるように構成した、沸騰冷却式
エンジンにおいて、 上記放熱器(2)は、放熱フィン(27)を有する凝縮
放熱部(26)を上記循環往路(3a)に連通する空気
溜まり部(21)の上側に配置して成り、上記凝縮放熱
部(26)で凝縮した冷媒液(5)を空気溜まり部(2
1)から循環往路(3a)に流下させるように構成した
ことを特徴とする沸騰冷却式エンジン。 - 【請求項2】 請求項1に記載した沸騰冷却式エンジン
において、 前記空気溜まり部(21)の下側に放熱チューブ(2
2)を有する液冷部(25)を付設した、ことを特徴と
する沸騰冷却式エンジン。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した沸騰冷
却式エンジンにおいて、前記放熱器(2)に冷却ファン
(4)を設け、冷却風を吹き当てるように構成した、こ
とを特徴とする沸騰冷却式エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11199997A JPH10299480A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 沸騰冷却式エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11199997A JPH10299480A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 沸騰冷却式エンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299480A true JPH10299480A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14575423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11199997A Pending JPH10299480A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 沸騰冷却式エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299480A (ja) |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11199997A patent/JPH10299480A/ja active Pending
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