JPH10299562A - 内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置Info
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- JPH10299562A JPH10299562A JP10795097A JP10795097A JPH10299562A JP H10299562 A JPH10299562 A JP H10299562A JP 10795097 A JP10795097 A JP 10795097A JP 10795097 A JP10795097 A JP 10795097A JP H10299562 A JPH10299562 A JP H10299562A
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- combustion
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制
御装置に関し、演算処理装置の能力に頼ることなく筒内
圧に基づき燃焼開始時期をリアルタイムで適切に把握で
き、燃料噴射時期の制御をより適切に行なうことができ
るようにする。 【解決手段】 筒内圧取込手段11で内燃機関の圧縮上
死点を中心とした所定クランク角度範囲内で所定クラン
ク角度毎に筒内圧検出情報を取り込み、減算手段12
で、この筒内圧検出情報に基づき、膨張行程の所定クラ
ンク角度の筒内圧から膨張行程の所定クランク角度に対
して圧縮上死点を境に対称位置にある圧縮行程時の所定
クランク角度における筒内圧を減算して、減算結果判定
手段13が減算結果が所定値を越えたと判定したら、燃
焼開始判定手段14が、減算結果が所定値を越えたとき
の膨張行程におけるクランク角度と前回のクランク角度
との間で燃焼が開始したと判定する。
御装置に関し、演算処理装置の能力に頼ることなく筒内
圧に基づき燃焼開始時期をリアルタイムで適切に把握で
き、燃料噴射時期の制御をより適切に行なうことができ
るようにする。 【解決手段】 筒内圧取込手段11で内燃機関の圧縮上
死点を中心とした所定クランク角度範囲内で所定クラン
ク角度毎に筒内圧検出情報を取り込み、減算手段12
で、この筒内圧検出情報に基づき、膨張行程の所定クラ
ンク角度の筒内圧から膨張行程の所定クランク角度に対
して圧縮上死点を境に対称位置にある圧縮行程時の所定
クランク角度における筒内圧を減算して、減算結果判定
手段13が減算結果が所定値を越えたと判定したら、燃
焼開始判定手段14が、減算結果が所定値を越えたとき
の膨張行程におけるクランク角度と前回のクランク角度
との間で燃焼が開始したと判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御燃料噴射
式のディーゼルエンジンに用いて好適の、内燃機関の燃
焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置に関する。
式のディーゼルエンジンに用いて好適の、内燃機関の燃
焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に、ディーゼルエンジンを
制御する場合、燃料噴射量や燃料噴射時期といった燃料
噴射制御は極めて重要であり、かかる制御はドライバビ
リティや排出ガスに大きく影響する。特に、車両用エン
ジンにおいては、ドライバビリティや排出ガスに関する
要求度が高い。
制御する場合、燃料噴射量や燃料噴射時期といった燃料
噴射制御は極めて重要であり、かかる制御はドライバビ
リティや排出ガスに大きく影響する。特に、車両用エン
ジンにおいては、ドライバビリティや排出ガスに関する
要求度が高い。
【0003】例えば排出ガス中のNOxの量は、燃焼開
始時期や燃焼速度に関係し、排出ガス中のNOxを低減
させるには、特に燃焼開始時期を制御することが効果的
である。この燃焼開始時期は、燃料噴射開始時期やEG
R(排出ガス還流装置)を調整することで制御すること
ができる。そこで、実際の燃焼開始時期を把握しなが
ら、把握した燃焼開始時期に基づいたフィードバック制
御により、燃料噴射開始時期やEGRの制御を行なっ
て、排出ガス中のNOxを低減させることが考えられて
いる。
始時期や燃焼速度に関係し、排出ガス中のNOxを低減
させるには、特に燃焼開始時期を制御することが効果的
である。この燃焼開始時期は、燃料噴射開始時期やEG
R(排出ガス還流装置)を調整することで制御すること
ができる。そこで、実際の燃焼開始時期を把握しなが
ら、把握した燃焼開始時期に基づいたフィードバック制
御により、燃料噴射開始時期やEGRの制御を行なっ
て、排出ガス中のNOxを低減させることが考えられて
いる。
【0004】したがって、燃焼開始時期を把握すること
が必要になるが、筒内圧センサを用いて筒内での熱発生
を求め、熱発生率から燃焼開始を判定することが、エン
ジンの燃焼解析手法としては広く行なわれている。ま
た、ディーゼルエンジンの分配型噴射ポンプにおける燃
料噴射時期制御は、タイマピストンを作動させて行なっ
ているが、この場合、燃料噴射時期は、一般には、ピス
トンストローク,ポンプ噴射圧立ち上がり,ニードルリ
フト時期等が参照されており、このような燃料噴射時期
制御も、燃焼開始時期に基づいて行なえばより適切な制
御を行なうことができる。
が必要になるが、筒内圧センサを用いて筒内での熱発生
を求め、熱発生率から燃焼開始を判定することが、エン
ジンの燃焼解析手法としては広く行なわれている。ま
た、ディーゼルエンジンの分配型噴射ポンプにおける燃
料噴射時期制御は、タイマピストンを作動させて行なっ
ているが、この場合、燃料噴射時期は、一般には、ピス
トンストローク,ポンプ噴射圧立ち上がり,ニードルリ
フト時期等が参照されており、このような燃料噴射時期
制御も、燃焼開始時期に基づいて行なえばより適切な制
御を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、筒内圧センサで検出した筒内圧から筒内での熱発生
率を求めて燃焼開始を判定する燃焼圧解析手法では、一
般には、まず、エンジン運転中に筒内圧力のみを計測し
て、筒内での熱発生や熱発生率を求め燃焼開始を判定す
るといった解析は、その後で行なうようにしており、エ
ンジン運転中にリアルタイムで燃焼開始を判定するもの
ではない。
に、筒内圧センサで検出した筒内圧から筒内での熱発生
率を求めて燃焼開始を判定する燃焼圧解析手法では、一
般には、まず、エンジン運転中に筒内圧力のみを計測し
て、筒内での熱発生や熱発生率を求め燃焼開始を判定す
るといった解析は、その後で行なうようにしており、エ
ンジン運転中にリアルタイムで燃焼開始を判定するもの
ではない。
【0006】このようにリアルタイムに解析を行なわな
いのは、燃焼開始の解析に時間がかかるためである。つ
まり、上述のような燃焼圧解析手法では、1°CA(ク
ランク角1°)程度毎に筒内圧を検出し、各筒内圧デー
タに基づいてアナログ演算処理により熱発生や熱発生率
を求めては燃焼開始を判定している。このような解析処
理は、極めて高速で演算処理を行なうことができなけれ
ば、リアルタイムで(少なくとも、1燃焼サイクル内
で)燃焼開始を判定することは困難である。
いのは、燃焼開始の解析に時間がかかるためである。つ
まり、上述のような燃焼圧解析手法では、1°CA(ク
ランク角1°)程度毎に筒内圧を検出し、各筒内圧デー
タに基づいてアナログ演算処理により熱発生や熱発生率
を求めては燃焼開始を判定している。このような解析処
理は、極めて高速で演算処理を行なうことができなけれ
ば、リアルタイムで(少なくとも、1燃焼サイクル内
で)燃焼開始を判定することは困難である。
【0007】一般に、エンジン制御に用いる演算処理装
置には、処理速度的に限度があり、このような高速処理
を行なうのは困難であるため、かかる燃焼圧解析手法
(即ち、筒内圧センサで筒内圧を検出しながら筒内圧に
基づいて筒内での熱発生を求め熱発生率から燃焼開始を
判定する手法)を、燃料噴射開始時期やEGRの制御の
ために適用することは極めて困難であるのが現状であ
る。
置には、処理速度的に限度があり、このような高速処理
を行なうのは困難であるため、かかる燃焼圧解析手法
(即ち、筒内圧センサで筒内圧を検出しながら筒内圧に
基づいて筒内での熱発生を求め熱発生率から燃焼開始を
判定する手法)を、燃料噴射開始時期やEGRの制御の
ために適用することは極めて困難であるのが現状であ
る。
【0008】したがって、ディーゼルエンジンの分配型
噴射ポンプにおける燃料噴射時期制御についても、燃焼
開始時期に基づいて行なうのは現状では困難である。ま
た、燃料噴射時期制御については、分配型噴射ポンプの
駆動時期と実際に燃料スピルが行なわれる時期との間の
時間差や、燃料噴射時期と燃焼開始時期との間の時間差
について考慮しなくては燃焼開始時期に基づいて適切な
燃料噴射時期制御を行なうことは困難である。
噴射ポンプにおける燃料噴射時期制御についても、燃焼
開始時期に基づいて行なうのは現状では困難である。ま
た、燃料噴射時期制御については、分配型噴射ポンプの
駆動時期と実際に燃料スピルが行なわれる時期との間の
時間差や、燃料噴射時期と燃焼開始時期との間の時間差
について考慮しなくては燃焼開始時期に基づいて適切な
燃料噴射時期制御を行なうことは困難である。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、演算処理装置の能力に頼ることなく、筒内圧に基
づいて燃焼開始時期をリアルタイムで適切に把握できる
ようにした、内燃機関の燃焼開始検出装置を提供するこ
とを目的とする。また、燃焼開始時期をリアルタイムで
適切に把握しながらタイマピストンによる燃料噴射時期
の制御をより適切に行なうことができるようにした、内
燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
ので、演算処理装置の能力に頼ることなく、筒内圧に基
づいて燃焼開始時期をリアルタイムで適切に把握できる
ようにした、内燃機関の燃焼開始検出装置を提供するこ
とを目的とする。また、燃焼開始時期をリアルタイムで
適切に把握しながらタイマピストンによる燃料噴射時期
の制御をより適切に行なうことができるようにした、内
燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の内燃機関の燃焼開始検出装置は、筒内圧取込
手段と、減算手段と、減算結果判定手段と、燃焼開始判
定手段とをそなえて構成される。筒内圧取込手段は、内
燃機関の圧縮上死点を中心とした所定のクランク角度範
囲内で所定のクランク角度毎に燃焼室内の筒内圧検出情
報を取り込み記憶し、減算手段では、該筒内圧取込手段
に取り込まれた筒内圧検出情報に基づいて、膨張行程の
所定クランク角度における筒内圧から、該膨張行程の所
定クランク角度に対して該圧縮上死点を境に対称位置に
ある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を減
算するように構成する。そして、減算結果判定手段は、
該減算手段による減算結果が所定値を越えたか否かを判
定し、燃焼開始判定手段では、この減算結果判定手段に
より該減算結果が該所定値を越えたことが判定された
ら、該減算結果が該所定値を越えたときの膨張行程にお
けるクランク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が
開始したと判定するように構成する。
の本発明の内燃機関の燃焼開始検出装置は、筒内圧取込
手段と、減算手段と、減算結果判定手段と、燃焼開始判
定手段とをそなえて構成される。筒内圧取込手段は、内
燃機関の圧縮上死点を中心とした所定のクランク角度範
囲内で所定のクランク角度毎に燃焼室内の筒内圧検出情
報を取り込み記憶し、減算手段では、該筒内圧取込手段
に取り込まれた筒内圧検出情報に基づいて、膨張行程の
所定クランク角度における筒内圧から、該膨張行程の所
定クランク角度に対して該圧縮上死点を境に対称位置に
ある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を減
算するように構成する。そして、減算結果判定手段は、
該減算手段による減算結果が所定値を越えたか否かを判
定し、燃焼開始判定手段では、この減算結果判定手段に
より該減算結果が該所定値を越えたことが判定された
ら、該減算結果が該所定値を越えたときの膨張行程にお
けるクランク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が
開始したと判定するように構成する。
【0011】請求項2記載の本発明の内燃機関の燃焼開
始検出装置は、筒内圧取込手段と、相関値算出手段と、
相関値判定手段と、燃焼開始判定手段とをそなえて構成
される。筒内圧取込手段は、内燃機関の圧縮上死点を中
心とした所定のクランク角度範囲内で所定のクランク角
度毎に燃焼室内の筒内圧検出情報を取り込み記憶し、相
関値算出手段では、該筒内圧取込手段に取り込まれた筒
内圧検出情報に基づいて、隣接する複数の筒内圧から熱
発生率相関値を算出するように構成する。そして、相関
値判定手段は、該相関値算出手段で算出された該熱発生
率相関値が所定値を越えたか否かを判定し、燃焼開始判
定手段では、該相関値判定手段により該熱発生率相関値
が該所定値を越えたことが判定されたら、該熱発生率相
関値が該所定値を越えたときの膨張行程におけるクラン
ク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が開始したと
判定するように構成する。
始検出装置は、筒内圧取込手段と、相関値算出手段と、
相関値判定手段と、燃焼開始判定手段とをそなえて構成
される。筒内圧取込手段は、内燃機関の圧縮上死点を中
心とした所定のクランク角度範囲内で所定のクランク角
度毎に燃焼室内の筒内圧検出情報を取り込み記憶し、相
関値算出手段では、該筒内圧取込手段に取り込まれた筒
内圧検出情報に基づいて、隣接する複数の筒内圧から熱
発生率相関値を算出するように構成する。そして、相関
値判定手段は、該相関値算出手段で算出された該熱発生
率相関値が所定値を越えたか否かを判定し、燃焼開始判
定手段では、該相関値判定手段により該熱発生率相関値
が該所定値を越えたことが判定されたら、該熱発生率相
関値が該所定値を越えたときの膨張行程におけるクラン
ク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が開始したと
判定するように構成する。
【0012】請求項3記載の本発明の内燃機関の制御装
置は、プランジャポンプと、タイマピストンと、燃焼開
始時期検出手段と、目標燃料噴射時期設定手段と、制御
手段とをそなえて構成される。プランジャポンプは、デ
ィーゼル内燃機関の燃料噴射ポンプ内に設けられて燃料
を高圧に加圧し、タイマピストンは、該プランジャポン
プによる燃料の加圧時期を調整することにより燃料噴射
弁からの燃料噴射時期を制御するが、燃焼開始時期検出
手段は、該ディーゼル内燃機関の燃焼開始時期を検出
し、目標燃料噴射時期設定手段は、該燃焼開始時期検出
手段の検出結果に対して燃料の移送遅れ等を考慮した補
正を行なって目標燃料噴射時期を設定し、制御手段は、
該目標燃料噴射時期設定手段により設定された該目標燃
料噴射時期に応じて該タイマピストンの位置を制御する
ように構成する。
置は、プランジャポンプと、タイマピストンと、燃焼開
始時期検出手段と、目標燃料噴射時期設定手段と、制御
手段とをそなえて構成される。プランジャポンプは、デ
ィーゼル内燃機関の燃料噴射ポンプ内に設けられて燃料
を高圧に加圧し、タイマピストンは、該プランジャポン
プによる燃料の加圧時期を調整することにより燃料噴射
弁からの燃料噴射時期を制御するが、燃焼開始時期検出
手段は、該ディーゼル内燃機関の燃焼開始時期を検出
し、目標燃料噴射時期設定手段は、該燃焼開始時期検出
手段の検出結果に対して燃料の移送遅れ等を考慮した補
正を行なって目標燃料噴射時期を設定し、制御手段は、
該目標燃料噴射時期設定手段により設定された該目標燃
料噴射時期に応じて該タイマピストンの位置を制御する
ように構成する。
【0013】請求項4記載の本発明の内燃機関の制御装
置は、請求項3記載の装置において、高圧燃料配管と、
回転速度検出手段とをさらにそなえ、高圧燃料配管は、
該燃料噴射弁へ高圧に加圧した燃料を配送し、回転速度
検出手段は、該ディーゼル内燃機関の回転速度を検出す
るように構成し、該目標燃料噴射時期設定手段は、該高
圧燃料配管の長さと該回転速度検出手段で検出された回
転速度とに応じて該補正を行なうように構成する。
置は、請求項3記載の装置において、高圧燃料配管と、
回転速度検出手段とをさらにそなえ、高圧燃料配管は、
該燃料噴射弁へ高圧に加圧した燃料を配送し、回転速度
検出手段は、該ディーゼル内燃機関の回転速度を検出す
るように構成し、該目標燃料噴射時期設定手段は、該高
圧燃料配管の長さと該回転速度検出手段で検出された回
転速度とに応じて該補正を行なうように構成する。
【0014】請求項5記載の本発明の内燃機関の制御装
置は、請求項3又は4記載の装置において、該目標燃料
噴射時期設定手段が、該燃料噴射弁からの燃料噴射開始
からこの噴射燃料による燃焼開始までの期間に応じて該
補正を行なうように構成する。
置は、請求項3又は4記載の装置において、該目標燃料
噴射時期設定手段が、該燃料噴射弁からの燃料噴射開始
からこの噴射燃料による燃焼開始までの期間に応じて該
補正を行なうように構成する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図9は本発明の第1
実施形態にかかる内燃機関の燃焼開始検出装置及び制御
装置を示すもので、図10,図11は本発明の第2実施
形態にかかる内燃機関の制御装置を示すものである。
の形態について説明すると、図1〜図9は本発明の第1
実施形態にかかる内燃機関の燃焼開始検出装置及び制御
装置を示すもので、図10,図11は本発明の第2実施
形態にかかる内燃機関の制御装置を示すものである。
【0016】まず、第1実施形態にかかる内燃機関の燃
焼開始検出装置及び制御装置を図1を参照して説明す
る。本内燃機関は、ディーゼル内燃機関(ディーゼルエ
ンジン)であって、図1に示すように、燃料噴射ポンプ
50内には、燃料を高圧に加圧するプランジャポンプ5
1と、このプランジャポンプ51による燃料の加圧時期
を調整することにより燃料噴射弁(ニードル弁)60か
らの燃料噴射時期を制御する噴射時期制御機構52とが
そなえられている。
焼開始検出装置及び制御装置を図1を参照して説明す
る。本内燃機関は、ディーゼル内燃機関(ディーゼルエ
ンジン)であって、図1に示すように、燃料噴射ポンプ
50内には、燃料を高圧に加圧するプランジャポンプ5
1と、このプランジャポンプ51による燃料の加圧時期
を調整することにより燃料噴射弁(ニードル弁)60か
らの燃料噴射時期を制御する噴射時期制御機構52とが
そなえられている。
【0017】なお、噴射時期制御機構52は、図示しな
いフェイスカムに当接するローラ53の位置(位相角
度)をタイマピストン54の位置調整することにより、
噴射時期制御を行なうものであり、タイマピストン54
の位置調整は、タイマピストン室55内の油圧を、電磁
式のタイマコントロールバルブ(TCV)56によって
制御することにより行なわれるようになっている。
いフェイスカムに当接するローラ53の位置(位相角
度)をタイマピストン54の位置調整することにより、
噴射時期制御を行なうものであり、タイマピストン54
の位置調整は、タイマピストン室55内の油圧を、電磁
式のタイマコントロールバルブ(TCV)56によって
制御することにより行なわれるようになっている。
【0018】また、タイマピストン54の位置を制御す
るために、タイマポジションコントローラ(制御手段)
40がそなえられる。このタイマポジションコントロー
ラ40は、燃焼開始時期が目標値(目標燃焼開始時期)
となるように、目標燃焼開始時期情報及び実際の燃焼開
始時期情報に基づいてタイマピストン54の位置を調整
して燃料噴射時期を制御する。
るために、タイマポジションコントローラ(制御手段)
40がそなえられる。このタイマポジションコントロー
ラ40は、燃焼開始時期が目標値(目標燃焼開始時期)
となるように、目標燃焼開始時期情報及び実際の燃焼開
始時期情報に基づいてタイマピストン54の位置を調整
して燃料噴射時期を制御する。
【0019】このため、目標燃焼開始時期を設定する目
標燃焼開始時期設定手段30及び実際の燃焼開始時期を
検出する燃焼開始検出手段(本発明にかかる内燃機関の
燃焼開始検出装置)10及び目標燃料噴射時期設定手段
20がそなえられる。目標燃焼開始時期設定手段30
は、エンジンの運転状態、即ち、エンジン回転数Neや
燃料噴射量Qに応じて次式に示すように目標燃焼開始時
期TCOを設定する。
標燃焼開始時期設定手段30及び実際の燃焼開始時期を
検出する燃焼開始検出手段(本発明にかかる内燃機関の
燃焼開始検出装置)10及び目標燃料噴射時期設定手段
20がそなえられる。目標燃焼開始時期設定手段30
は、エンジンの運転状態、即ち、エンジン回転数Neや
燃料噴射量Qに応じて次式に示すように目標燃焼開始時
期TCOを設定する。
【0020】 TCO=f1 (Ne,Q) ・・・(1) なお、燃料噴射量Q自体は、エンジン回転数Neやエン
ジン負荷(例えばアクセルペダル踏込量)や冷却水温等
に基づいて設定される。したがって、目標燃焼開始時期
TCOは、エンジン回転数センサ81,エンジン負荷セン
サ(アクセルポジションセンサ)82等の情報に基づい
て設定される。
ジン負荷(例えばアクセルペダル踏込量)や冷却水温等
に基づいて設定される。したがって、目標燃焼開始時期
TCOは、エンジン回転数センサ81,エンジン負荷セン
サ(アクセルポジションセンサ)82等の情報に基づい
て設定される。
【0021】燃焼開始検出手段10は、本実施形態の大
きな特徴の一つであり、筒内圧情報に基づいて燃焼開始
を検出するが、まず、その原理を説明する。図2は、圧
縮上死点(クランク角が0°CA)付近における筒内圧
の変化と熱発生率とを対応させて示すものである。燃焼
の有無に係わらず圧縮行程(クランク角が0°CA以
下)ではクランク角の増大に応じて筒内圧が上昇し膨張
行程(クランク角が0°CA以上)ではクランク角の増
大に応じて筒内圧が下降する。ここで、もしも燃焼がな
ければ、筒内圧特性は、図2(A)に鎖線PL1で示す
ように、圧縮上死点を中心に対称なものになる。
きな特徴の一つであり、筒内圧情報に基づいて燃焼開始
を検出するが、まず、その原理を説明する。図2は、圧
縮上死点(クランク角が0°CA)付近における筒内圧
の変化と熱発生率とを対応させて示すものである。燃焼
の有無に係わらず圧縮行程(クランク角が0°CA以
下)ではクランク角の増大に応じて筒内圧が上昇し膨張
行程(クランク角が0°CA以上)ではクランク角の増
大に応じて筒内圧が下降する。ここで、もしも燃焼がな
ければ、筒内圧特性は、図2(A)に鎖線PL1で示す
ように、圧縮上死点を中心に対称なものになる。
【0022】つまり、圧縮上死点前α°CA(これをα
°BTDCと示す)での筒内圧PBαと圧縮上死点後α
°CA(これをα°ATDCと示す)での筒内圧PAα
とは互いに等しくなる。例えば、30°BTDCの筒内
圧PB30と30°ATDCの筒内圧PA30、20°BT
DCの筒内圧PB20と20°ATDCの筒内圧PA20、
10°BTDCの筒内圧PB10と10°ATDCとの筒
内圧PA10は、いずれも互いに等しくなる。
°BTDCと示す)での筒内圧PBαと圧縮上死点後α
°CA(これをα°ATDCと示す)での筒内圧PAα
とは互いに等しくなる。例えば、30°BTDCの筒内
圧PB30と30°ATDCの筒内圧PA30、20°BT
DCの筒内圧PB20と20°ATDCの筒内圧PA20、
10°BTDCの筒内圧PB10と10°ATDCとの筒
内圧PA10は、いずれも互いに等しくなる。
【0023】したがって、燃焼がなければ、次式が成立
する。 PBα=PAα しかし、燃焼があると燃焼熱が発生し〔図2(B)参
照〕、この燃焼エネルギにより筒内圧が上昇するので、
このような対称性がくずれるが、一般に、燃焼が開始さ
れるのは、圧縮上死点後(勿論、圧縮上死点にある程度
近い期間内)と考えられるので、圧縮上死点後α°CA
(α°ATDC)以前で燃焼があれば(α°ATDCは
圧縮上死点にある程度近い時点とする)、次式が成立す
る。
する。 PBα=PAα しかし、燃焼があると燃焼熱が発生し〔図2(B)参
照〕、この燃焼エネルギにより筒内圧が上昇するので、
このような対称性がくずれるが、一般に、燃焼が開始さ
れるのは、圧縮上死点後(勿論、圧縮上死点にある程度
近い期間内)と考えられるので、圧縮上死点後α°CA
(α°ATDC)以前で燃焼があれば(α°ATDCは
圧縮上死点にある程度近い時点とする)、次式が成立す
る。
【0024】PBα<PAα そこで、本燃焼開始検出手段(燃焼開始検出装置)10
では、圧縮上死点の近傍(例えば−35°CA〜35°
CAの期間内)において所定クランク角度(例えば5°
CA毎)に筒内圧を取り込み(検出し)、圧縮上死点に
対して前後に対称なクランク角度における筒内圧PB
α,PAαの差ΔPα(=PAα−PBα)を算出し
て、この差ΔPαが、予め設定した基準値(目標圧力
差)ΔP0 に達したら、燃焼が既に開始したものと判定
し、この判定時に基づいて燃焼開始時期の検出値情報を
出力する。
では、圧縮上死点の近傍(例えば−35°CA〜35°
CAの期間内)において所定クランク角度(例えば5°
CA毎)に筒内圧を取り込み(検出し)、圧縮上死点に
対して前後に対称なクランク角度における筒内圧PB
α,PAαの差ΔPα(=PAα−PBα)を算出し
て、この差ΔPαが、予め設定した基準値(目標圧力
差)ΔP0 に達したら、燃焼が既に開始したものと判定
し、この判定時に基づいて燃焼開始時期の検出値情報を
出力する。
【0025】なお、この場合の目標圧力差ΔP0 は、初
期燃焼の適当な時点に対応して設定することができ、こ
こでは、全燃焼熱(一回の燃焼で発生する全熱量)の1
0%が発生した時点に対応して目標圧力差ΔP0 を設定
している。このような燃焼開始検出を行なうために、本
燃焼開始検出手段(燃焼開始検出装置)10は、図1に
示すように、筒内圧取込手段11,減算手段12,減算
結果判定手段13,燃焼開始判定手段14をそなえてい
る。
期燃焼の適当な時点に対応して設定することができ、こ
こでは、全燃焼熱(一回の燃焼で発生する全熱量)の1
0%が発生した時点に対応して目標圧力差ΔP0 を設定
している。このような燃焼開始検出を行なうために、本
燃焼開始検出手段(燃焼開始検出装置)10は、図1に
示すように、筒内圧取込手段11,減算手段12,減算
結果判定手段13,燃焼開始判定手段14をそなえてい
る。
【0026】筒内圧取込手段11は、筒内圧センサ83
及びクランク角センサ84からの各検出情報に基づい
て、クランク角の圧縮上死点を中心とした所定のクラン
ク角度範囲内でエンジンの燃焼室内の筒内圧を取り込み
これを記憶する。ここでは、圧縮上死点前35°CA
(35°BTDC)からθs(例えば5°CA)毎に圧
縮上死点後35°CA(35°ATDC)まで筒内圧検
出情報を取り込み、順次、図示しないメモリ内のアドレ
スi(i=1,2,3,・・・)内に記憶する。
及びクランク角センサ84からの各検出情報に基づい
て、クランク角の圧縮上死点を中心とした所定のクラン
ク角度範囲内でエンジンの燃焼室内の筒内圧を取り込み
これを記憶する。ここでは、圧縮上死点前35°CA
(35°BTDC)からθs(例えば5°CA)毎に圧
縮上死点後35°CA(35°ATDC)まで筒内圧検
出情報を取り込み、順次、図示しないメモリ内のアドレ
スi(i=1,2,3,・・・)内に記憶する。
【0027】つまり、アドレス1には35°BTDCに
おける筒内圧PB35、アドレス2には30°BTDCに
おける筒内圧PB30、アドレス3には25°BTDCに
おける筒内圧PB25、アドレス4には20°BTDCに
おける筒内圧PB20、アドレス5には15°BTDCに
おける筒内圧PB15、アドレス6には10°BTDCに
おける筒内圧PB10、アドレス7には5°BTDCにお
ける筒内圧PB5 、アドレス8にはTDC(圧縮上死
点)における筒内圧PB0 がそれぞれ記憶されている。
おける筒内圧PB35、アドレス2には30°BTDCに
おける筒内圧PB30、アドレス3には25°BTDCに
おける筒内圧PB25、アドレス4には20°BTDCに
おける筒内圧PB20、アドレス5には15°BTDCに
おける筒内圧PB15、アドレス6には10°BTDCに
おける筒内圧PB10、アドレス7には5°BTDCにお
ける筒内圧PB5 、アドレス8にはTDC(圧縮上死
点)における筒内圧PB0 がそれぞれ記憶されている。
【0028】また、アドレス9には5°ATDCにおけ
る筒内圧PA5 、アドレス10には10°ATDCにお
ける筒内圧PA10、アドレス11には15°ATDCに
おける筒内圧PA15、アドレス12には20°ATDC
における筒内圧PA20、アドレス13には25°ATD
Cにおける筒内圧PA25、アドレス14には30°AT
DCにおける筒内圧PA30、アドレス15には35°A
TDCにおける筒内圧PA35がそれぞれ記憶されてい
る。
る筒内圧PA5 、アドレス10には10°ATDCにお
ける筒内圧PA10、アドレス11には15°ATDCに
おける筒内圧PA15、アドレス12には20°ATDC
における筒内圧PA20、アドレス13には25°ATD
Cにおける筒内圧PA25、アドレス14には30°AT
DCにおける筒内圧PA30、アドレス15には35°A
TDCにおける筒内圧PA35がそれぞれ記憶されてい
る。
【0029】減算手段12は、筒内圧取込手段11によ
り取り込まれた筒内圧情報に基づいて、膨張行程の所定
クランク角度における筒内圧から、この膨張行程の所定
クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置にある
圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を減算す
る。つまり、膨張行程(即ち、圧縮上死点後)のある時
点α°CA(α°ATDC)での筒内圧PAαから、こ
の時点と圧縮上死点を境に対称位置にある、圧縮行程
(即ち、圧縮上死点前)の時点−α°CA(α°BTD
C)での筒内圧PBαを減算する。
り取り込まれた筒内圧情報に基づいて、膨張行程の所定
クランク角度における筒内圧から、この膨張行程の所定
クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置にある
圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を減算す
る。つまり、膨張行程(即ち、圧縮上死点後)のある時
点α°CA(α°ATDC)での筒内圧PAαから、こ
の時点と圧縮上死点を境に対称位置にある、圧縮行程
(即ち、圧縮上死点前)の時点−α°CA(α°BTD
C)での筒内圧PBαを減算する。
【0030】ここでは、α°=5°,10°,15°,
20°,25°,30°,35°であるから、減算手段
12では、具体的には次のように減算を行なうようにな
っている。α°=5°では、アドレス9に記憶された5
°ATDCでの筒内圧PA5 からアドレス7に記憶され
た5°BTDCでの筒内圧PB5 を減算する。
20°,25°,30°,35°であるから、減算手段
12では、具体的には次のように減算を行なうようにな
っている。α°=5°では、アドレス9に記憶された5
°ATDCでの筒内圧PA5 からアドレス7に記憶され
た5°BTDCでの筒内圧PB5 を減算する。
【0031】α°=10°では、アドレス10に記憶さ
れた10°ATDCでの筒内圧PA 10からアドレス6に
記憶された10°BTDCでの筒内圧PB10を減算す
る。α°=15°では、アドレス11に記憶された15
°ATDCでの筒内圧PA 15からアドレス5に記憶され
た15°BTDCでの筒内圧PB15を減算する。α°=
20°では、アドレス12に記憶された20°ATDC
での筒内圧PA 20からアドレス4に記憶された20°B
TDCでの筒内圧PB20を減算する。
れた10°ATDCでの筒内圧PA 10からアドレス6に
記憶された10°BTDCでの筒内圧PB10を減算す
る。α°=15°では、アドレス11に記憶された15
°ATDCでの筒内圧PA 15からアドレス5に記憶され
た15°BTDCでの筒内圧PB15を減算する。α°=
20°では、アドレス12に記憶された20°ATDC
での筒内圧PA 20からアドレス4に記憶された20°B
TDCでの筒内圧PB20を減算する。
【0032】α°=25°では、アドレス13に記憶さ
れた25°ATDCでの筒内圧PA 25からアドレス3に
記憶された25°BTDCでの筒内圧PB25を減算す
る。α°=30°では、アドレス14に記憶された30
°ATDCでの筒内圧PA 30からアドレス2に記憶され
た30°BTDCでの筒内圧PB30を減算する。α°=
35°では、アドレス15に記憶された35°ATDC
での筒内圧PA 35からアドレス1に記憶された35°B
TDCでの筒内圧PB35を減算する。
れた25°ATDCでの筒内圧PA 25からアドレス3に
記憶された25°BTDCでの筒内圧PB25を減算す
る。α°=30°では、アドレス14に記憶された30
°ATDCでの筒内圧PA 30からアドレス2に記憶され
た30°BTDCでの筒内圧PB30を減算する。α°=
35°では、アドレス15に記憶された35°ATDC
での筒内圧PA 35からアドレス1に記憶された35°B
TDCでの筒内圧PB35を減算する。
【0033】減算結果判定手段13では、減算手段12
による減算結果を、所定値(目標圧力差ΔP0 )と比較
して、減算結果が所定値(目標圧力差ΔP0 )を越えた
か否かを判定する。そして、燃焼開始判定手段14で
は、減算結果判定手段13により減算結果が所定値を越
えたことが判定されたら、この減算結果が所定値を越え
たときの膨張行程におけるクランク角度(これをθi °
CAとする)と前回(θs°CA前)のクランク角度
〔(θi −θs)°CA〕との間で燃焼が開始したと判
定して、補間法を用いて燃焼開始時期を推定する。
による減算結果を、所定値(目標圧力差ΔP0 )と比較
して、減算結果が所定値(目標圧力差ΔP0 )を越えた
か否かを判定する。そして、燃焼開始判定手段14で
は、減算結果判定手段13により減算結果が所定値を越
えたことが判定されたら、この減算結果が所定値を越え
たときの膨張行程におけるクランク角度(これをθi °
CAとする)と前回(θs°CA前)のクランク角度
〔(θi −θs)°CA〕との間で燃焼が開始したと判
定して、補間法を用いて燃焼開始時期を推定する。
【0034】つまり、膨張行程におけるクランク角度θ
i °CAにおいて減算結果がはじめて所定値ΔP0 を越
えたら、このクランク角度θi °CAの時点(アドレス
iに対応した膨張行程のある時点)で検出された圧力差
ΔPi と、この直前(5°CA前、アドレスi−1に対
応したクランク角度θ(i-1) °CAの時点)で検出され
た圧力差ΔP(i-1) と、所定値(目標圧力差)ΔP0 と
から、次式に示すように補間法を用いて燃焼開始時期θ
c を推定する。
i °CAにおいて減算結果がはじめて所定値ΔP0 を越
えたら、このクランク角度θi °CAの時点(アドレス
iに対応した膨張行程のある時点)で検出された圧力差
ΔPi と、この直前(5°CA前、アドレスi−1に対
応したクランク角度θ(i-1) °CAの時点)で検出され
た圧力差ΔP(i-1) と、所定値(目標圧力差)ΔP0 と
から、次式に示すように補間法を用いて燃焼開始時期θ
c を推定する。
【0035】 θc =θ(i-1) +θs×(ΔP0 −ΔP(i-1) )/(ΔPi −ΔP(i-1) ) ・・・(2) 目標燃料噴射時期設定手段20は、PIコントローラ2
1と、補正機能部(補正手段)22とをそなえている。
PIコントローラ21では、目標燃焼開始時期設定手段
30で設定された目標燃焼開始時期θa から、燃焼開始
検出手段(燃焼開始検出装置)10で検出された実際の
燃焼開始時期θc を減算した差分(θa −θc )又はこ
の差分(θa −θc )に対応した目標ポンプ噴射時期θ
PO及びポンプ噴射時期θP との差分Δθ(=θPO−
θP )に基づいて、PI制御処理を行なう。
1と、補正機能部(補正手段)22とをそなえている。
PIコントローラ21では、目標燃焼開始時期設定手段
30で設定された目標燃焼開始時期θa から、燃焼開始
検出手段(燃焼開始検出装置)10で検出された実際の
燃焼開始時期θc を減算した差分(θa −θc )又はこ
の差分(θa −θc )に対応した目標ポンプ噴射時期θ
PO及びポンプ噴射時期θP との差分Δθ(=θPO−
θP )に基づいて、PI制御処理を行なう。
【0036】補正手段22では、目標燃焼開始時期θa
に対して、燃料の移送遅れ等に対応して補正を施し、目
標燃焼開始時期θa を目標燃料噴射時期θajに変換して
出力する。ここで、補正手段22による補正内容を説明
する。燃料噴射時期の制御は、タイマピストン54を移
動させて行なうが、タイマピストン54で調整されるも
のは、燃料噴射ポンプ50のプランジャポンプ51によ
る燃料を高圧に加圧するタイミングである。ところが、
シリンダ内に実際に燃料を噴射するのは、この燃料噴射
ポンプ50から離隔した燃料噴射弁(ニードル弁又は噴
射ノズル)60であり、燃料噴射ポンプ50のプランジ
ャポンプ51による燃料加圧タイミングと噴射ノズル6
0による燃料噴射タイミングとの間には移送遅れが生じ
る。
に対して、燃料の移送遅れ等に対応して補正を施し、目
標燃焼開始時期θa を目標燃料噴射時期θajに変換して
出力する。ここで、補正手段22による補正内容を説明
する。燃料噴射時期の制御は、タイマピストン54を移
動させて行なうが、タイマピストン54で調整されるも
のは、燃料噴射ポンプ50のプランジャポンプ51によ
る燃料を高圧に加圧するタイミングである。ところが、
シリンダ内に実際に燃料を噴射するのは、この燃料噴射
ポンプ50から離隔した燃料噴射弁(ニードル弁又は噴
射ノズル)60であり、燃料噴射ポンプ50のプランジ
ャポンプ51による燃料加圧タイミングと噴射ノズル6
0による燃料噴射タイミングとの間には移送遅れが生じ
る。
【0037】つまり、図3に示すように、燃料噴射ポン
プ50と燃料噴射弁(ニードル弁)60との間には燃料
供給配管58が介装されており、燃料噴射ポンプ50の
プランジャポンプ51で加圧を行なうと、燃料供給配管
58内での圧力伝達時間を経て燃料噴射弁60での燃料
噴射が行なわれる。この圧力伝達時間は、次式で示すよ
うに、燃料噴射ポンプ50と燃料加圧タイミングとの間
の管路長(管長)に依存した時間だけかかる。
プ50と燃料噴射弁(ニードル弁)60との間には燃料
供給配管58が介装されており、燃料噴射ポンプ50の
プランジャポンプ51で加圧を行なうと、燃料供給配管
58内での圧力伝達時間を経て燃料噴射弁60での燃料
噴射が行なわれる。この圧力伝達時間は、次式で示すよ
うに、燃料噴射ポンプ50と燃料加圧タイミングとの間
の管路長(管長)に依存した時間だけかかる。
【0038】圧力伝達時間=管長/音速 したがって、エンジン配置が決まれば、圧力伝達時間も
一定時間に決まる。したがって、この圧力伝達に要する
クランク角は、エンジン回転数Ne(rpm)に比例し
たものになり、例えば管長0.83m程度であれば、燃
料供給配管内の音速が1355m/sであるから、圧力
伝達に要するクランク角は次のようになる。
一定時間に決まる。したがって、この圧力伝達に要する
クランク角は、エンジン回転数Ne(rpm)に比例し
たものになり、例えば管長0.83m程度であれば、燃
料供給配管内の音速が1355m/sであるから、圧力
伝達に要するクランク角は次のようになる。
【0039】 圧力伝達に要するクランク角 =〔(Ne/60)×360〕×(0.83/1355) ≒0.0037×Ne したがって、計算上では、例えばエンジン回転数Neが
1000rpmならば、3.7(°CA)程度の移送遅
れとなる。
1000rpmならば、3.7(°CA)程度の移送遅
れとなる。
【0040】一方、同様な条件での実験結果では、エン
ジン回転数Neが1000rpmの時には、約4°CA
程度の移送遅れが生じており、ほぼ理論通りに移送遅れ
が生じることがわかった。また、噴射ノズル60のリフ
ト開始と燃焼圧の立ち上がり(即ち、燃焼の開始)との
間にも遅れが生じるが、ノズルを通過する燃料質量は噴
射圧力にほぼ比例し、また、噴射圧力はエンジン回転数
Neに比例するため、この遅れはエンジン回転数Neへ
の依存度は少ないが、燃焼開始時期θC 及びエンジン回
転数Neの関数として次のように示すことができる。
ジン回転数Neが1000rpmの時には、約4°CA
程度の移送遅れが生じており、ほぼ理論通りに移送遅れ
が生じることがわかった。また、噴射ノズル60のリフ
ト開始と燃焼圧の立ち上がり(即ち、燃焼の開始)との
間にも遅れが生じるが、ノズルを通過する燃料質量は噴
射圧力にほぼ比例し、また、噴射圧力はエンジン回転数
Neに比例するため、この遅れはエンジン回転数Neへ
の依存度は少ないが、燃焼開始時期θC 及びエンジン回
転数Neの関数として次のように示すことができる。
【0041】 燃焼圧の立ち上がりの遅れ=f2 (θC ,Ne) なお、例えば図4に示す直線LL1は噴射開始時期特性
を示し、直線LL2は燃焼開始時期特性を示しており、
図示するように、燃料噴射開始から燃焼開始までは、エ
ンジン回転数に係わらずほぼ一定のクランク角対応の遅
れ期間(例えば8°CA)があることがわかる。
を示し、直線LL2は燃焼開始時期特性を示しており、
図示するように、燃料噴射開始から燃焼開始までは、エ
ンジン回転数に係わらずほぼ一定のクランク角対応の遅
れ期間(例えば8°CA)があることがわかる。
【0042】補正手段22では、このような燃料噴射ポ
ンプ50と噴射ノズル60との間での移送遅れや燃焼圧
の立ち上がりの遅れを考慮して、実際のポンプ噴射時期
θP及び目標ポンプ噴射時期θPOを次のような演算式で
算出することができる。 θP =θC −θd+Ka・Ne+f2 (θC ,Ne) ・・・(3) θPO=θCO−θd+Ka・Ne+f2 (θCO,Ne) ・・・(4) なお、θdは最大遅れ位置であり、Kaは管路長で決ま
る定数であり、例えばKa=0.0037となり、f2
は燃焼開始遅れ関数である。
ンプ50と噴射ノズル60との間での移送遅れや燃焼圧
の立ち上がりの遅れを考慮して、実際のポンプ噴射時期
θP及び目標ポンプ噴射時期θPOを次のような演算式で
算出することができる。 θP =θC −θd+Ka・Ne+f2 (θC ,Ne) ・・・(3) θPO=θCO−θd+Ka・Ne+f2 (θCO,Ne) ・・・(4) なお、θdは最大遅れ位置であり、Kaは管路長で決ま
る定数であり、例えばKa=0.0037となり、f2
は燃焼開始遅れ関数である。
【0043】タイマポジションコントローラ(制御手
段)40は、タイマストローク調整量ΔSTを算出し
て、この調整量ΔSTに応じてタイマコントロールバル
ブ駆動電流デューティTCVONを算出してタイマピストン
のストロークを調整する。上記の目標ポンプ噴射時期θ
PO及びポンプ噴射時期θP との差分Δθ(=θPO−
θP )は、タイマピストンのタイマストローク調整量
(目標タイマストロークと実タイマストロークとの差
分)ΔSTに対応するので、タイマストローク調整量Δ
STは次式のように示すことができる。
段)40は、タイマストローク調整量ΔSTを算出し
て、この調整量ΔSTに応じてタイマコントロールバル
ブ駆動電流デューティTCVONを算出してタイマピストン
のストロークを調整する。上記の目標ポンプ噴射時期θ
PO及びポンプ噴射時期θP との差分Δθ(=θPO−
θP )は、タイマピストンのタイマストローク調整量
(目標タイマストロークと実タイマストロークとの差
分)ΔSTに対応するので、タイマストローク調整量Δ
STは次式のように示すことができる。
【0044】 ΔST=θPO−θP =ΔθP ・・・(5) そして、タイマコントロールバルブ駆動電流デューティ
TCVONは、次式により算出することができる。 TCVON=kPTCV・ΔST(i) +kiTCVΣΔST(i) +TCV(θPO,Ne) ・・・(6) なお、kPTCVはフィードバックゲインであり、上式の第
1,2項はPI制御及び補正にかかるフィードバック
項、第3項は基本デューティ項であり学習制御により目
標ポンプ噴射時期θPO及びエンジン回転数Neに対応し
て決まる。
TCVONは、次式により算出することができる。 TCVON=kPTCV・ΔST(i) +kiTCVΣΔST(i) +TCV(θPO,Ne) ・・・(6) なお、kPTCVはフィードバックゲインであり、上式の第
1,2項はPI制御及び補正にかかるフィードバック
項、第3項は基本デューティ項であり学習制御により目
標ポンプ噴射時期θPO及びエンジン回転数Neに対応し
て決まる。
【0045】また、補正手段22に関して補足すれば、
燃焼開始時期の検出を燃焼圧の立ち上がりを直接検出す
るものでなくてもよく、燃焼開始時期と対応関係にある
パラメータやその操作部材の状態に基づいて検出するよ
うなものでもよい。本発明の第1実施形態としての内燃
機関の制御装置及び燃焼開始検出装置は、上述のように
構成されているので、例えば図5に示すように燃料噴射
時期θP ,θPOが設定され、これに基づいて、図6に示
すようにタイマコントロールバルブ駆動電流デューティ
TCVONが設定されて、燃料噴射時期(燃焼時期)が最適
な状態に制御される。
燃焼開始時期の検出を燃焼圧の立ち上がりを直接検出す
るものでなくてもよく、燃焼開始時期と対応関係にある
パラメータやその操作部材の状態に基づいて検出するよ
うなものでもよい。本発明の第1実施形態としての内燃
機関の制御装置及び燃焼開始検出装置は、上述のように
構成されているので、例えば図5に示すように燃料噴射
時期θP ,θPOが設定され、これに基づいて、図6に示
すようにタイマコントロールバルブ駆動電流デューティ
TCVONが設定されて、燃料噴射時期(燃焼時期)が最適
な状態に制御される。
【0046】つまり、図5に示すように、まず、実燃焼
開始時期θC を検出する(ステップA10)。この検出
は、燃焼開始検出手段(内燃機関の燃焼開始検出装置)
10により行なわれるが、これについては後述する。次
に、目標燃焼開始時期θCOを決定(設定)する(ステッ
プA20)。この設定は、目標燃焼開始時期設定手段3
0により行なわれるが、目標燃焼開始時期θ COは、前式
(1)に示すようにエンジン回転数Neや燃料噴射量Q
に応じて設定される。なお、燃料噴射量Qは、エンジン
回転数Neやエンジン負荷(例えばアクセルペダル踏込
量)や冷却水温等に基づいて設定される。
開始時期θC を検出する(ステップA10)。この検出
は、燃焼開始検出手段(内燃機関の燃焼開始検出装置)
10により行なわれるが、これについては後述する。次
に、目標燃焼開始時期θCOを決定(設定)する(ステッ
プA20)。この設定は、目標燃焼開始時期設定手段3
0により行なわれるが、目標燃焼開始時期θ COは、前式
(1)に示すようにエンジン回転数Neや燃料噴射量Q
に応じて設定される。なお、燃料噴射量Qは、エンジン
回転数Neやエンジン負荷(例えばアクセルペダル踏込
量)や冷却水温等に基づいて設定される。
【0047】ついで、ポンプ側での実燃料噴射時期θP
及びポンプ側での目標燃料噴射時期θPOを算出する(ス
テップA30)。この燃料噴射時期θP ,θPOは、目標
燃料噴射時期設定手段20により、前式(3),(4)
を用いて、上記各ステップで検出又は設定された実燃焼
開始時期θC ,目標燃焼開始時期θCO及びエンジン回転
数センサ81で検出されたエンジン回転数Neから算出
される。
及びポンプ側での目標燃料噴射時期θPOを算出する(ス
テップA30)。この燃料噴射時期θP ,θPOは、目標
燃料噴射時期設定手段20により、前式(3),(4)
を用いて、上記各ステップで検出又は設定された実燃焼
開始時期θC ,目標燃焼開始時期θCO及びエンジン回転
数センサ81で検出されたエンジン回転数Neから算出
される。
【0048】タイマポジションコントローラ(制御手
段)40では、このように設定された実燃料噴射時期θ
P 及び目標燃料噴射時期θPOに基づいて、図6に示すよ
うに、所定時間(例えば10msec)のタイマ割込に
よって、演算を行なうが、まず、タイマストローク調整
量ΔSTを算出する(ステップB10)。つまり、前式
(5)を用いて、目標ポンプ噴射時期θPO及びポンプ噴
射時期θP との差分Δθ(=θPO−θP )としてタイマ
ストローク調整量(目標タイマストロークと実タイマス
トロークとの差分)ΔSTを算出する。
段)40では、このように設定された実燃料噴射時期θ
P 及び目標燃料噴射時期θPOに基づいて、図6に示すよ
うに、所定時間(例えば10msec)のタイマ割込に
よって、演算を行なうが、まず、タイマストローク調整
量ΔSTを算出する(ステップB10)。つまり、前式
(5)を用いて、目標ポンプ噴射時期θPO及びポンプ噴
射時期θP との差分Δθ(=θPO−θP )としてタイマ
ストローク調整量(目標タイマストロークと実タイマス
トロークとの差分)ΔSTを算出する。
【0049】ついで、前式(6)を用いて、タイマコン
トロールバルブ56の駆動電流デューティTCVONを算出
する(ステップB10)。これにより、タイマコントロ
ールバルブ56の駆動電流デューティ(即ち、制御量)
TCVONは、実燃焼開始時期θC ,目標燃焼開始時期θCO
に基づいて、フィードバック制御されつつ、燃料の移送
遅れや燃料噴射から燃焼までの遅れを考慮しながら設定
されることになる。
トロールバルブ56の駆動電流デューティTCVONを算出
する(ステップB10)。これにより、タイマコントロ
ールバルブ56の駆動電流デューティ(即ち、制御量)
TCVONは、実燃焼開始時期θC ,目標燃焼開始時期θCO
に基づいて、フィードバック制御されつつ、燃料の移送
遅れや燃料噴射から燃焼までの遅れを考慮しながら設定
されることになる。
【0050】したがって、ディーゼルエンジンの分配型
噴射ポンプにおける燃料噴射時期制御を、分配型噴射ポ
ンプの駆動時期と実際に燃料スピルが行なわれる時期と
の間の時間差や、燃料噴射時期と燃焼開始時期との間の
時間差に影響されることなく、燃焼開始時期に基づいて
適切に行なうことができるのである。ところで、実燃焼
開始時期θC の検出について説明すると、実燃焼開始時
期θ C の検出にあたっては、図7,図8に示すようなク
ランク角割込ルーチンの各処理を行ないながら、図9に
示すようにして検出を行なう。
噴射ポンプにおける燃料噴射時期制御を、分配型噴射ポ
ンプの駆動時期と実際に燃料スピルが行なわれる時期と
の間の時間差や、燃料噴射時期と燃焼開始時期との間の
時間差に影響されることなく、燃焼開始時期に基づいて
適切に行なうことができるのである。ところで、実燃焼
開始時期θC の検出について説明すると、実燃焼開始時
期θ C の検出にあたっては、図7,図8に示すようなク
ランク角割込ルーチンの各処理を行ないながら、図9に
示すようにして検出を行なう。
【0051】つまり、図7に示すように、筒内圧取込手
段11により、所定のクランク角周期(サンプル間隔)
θs(ここでは、θs=5°CAとする)で処理を行な
うが、まず、クランク角が所定範囲(ここでは、圧縮上
死点前35°〜圧縮上死点後35°(即ち、圧縮上死点
を基準に−35°〜+35°)の範囲内にあるか否かが
判断される(ステップC10)。
段11により、所定のクランク角周期(サンプル間隔)
θs(ここでは、θs=5°CAとする)で処理を行な
うが、まず、クランク角が所定範囲(ここでは、圧縮上
死点前35°〜圧縮上死点後35°(即ち、圧縮上死点
を基準に−35°〜+35°)の範囲内にあるか否かが
判断される(ステップC10)。
【0052】クランク角がこの範囲内になければ処理は
行なわないが、クランク角がこの範囲内にあれば、筒内
圧センサ83から筒内圧検出値を取り込んで(ステップ
C20)、この筒内圧検出値をメモリ(i)に格納する
(ステップC30)。なお、iはメモリアドレスであ
り、図8に示すように、クランク角が圧縮上死点前35
°の時点(即ち、クランク角が−35°に達した時点)
での割込ルーチン(35°B割込ルーチン)により、i
=1にリセットされている(ステップD10)。
行なわないが、クランク角がこの範囲内にあれば、筒内
圧センサ83から筒内圧検出値を取り込んで(ステップ
C20)、この筒内圧検出値をメモリ(i)に格納する
(ステップC30)。なお、iはメモリアドレスであ
り、図8に示すように、クランク角が圧縮上死点前35
°の時点(即ち、クランク角が−35°に達した時点)
での割込ルーチン(35°B割込ルーチン)により、i
=1にリセットされている(ステップD10)。
【0053】したがって、クランク角が−35°に達す
ると、メモリアドレスi=1に、この時検出された筒内
圧検出値P1 が格納される。そして、メモリアドレスi
をi=i+1と増加させる(ステップC40)。次に、
クランク角がθs(=5°CA)だけ回転すると、再
び、ステップC10〜ステップC40の処理が繰り返さ
れる。
ると、メモリアドレスi=1に、この時検出された筒内
圧検出値P1 が格納される。そして、メモリアドレスi
をi=i+1と増加させる(ステップC40)。次に、
クランク角がθs(=5°CA)だけ回転すると、再
び、ステップC10〜ステップC40の処理が繰り返さ
れる。
【0054】つまり、クランク角が−30°に達する
と、メモリアドレスi=2にこの時検出された筒内圧検
出値P2 が格納され、クランク角が−25°に達する
と、メモリアドレスi=3にこの時検出された筒内圧検
出値P3 が格納され、クランク角が−20°に達する
と、メモリアドレスi=4にこの時検出された筒内圧検
出値P4 が格納されるというようにして、クランク角が
35°に達するまで、筒内圧検出値の格納が行なわれ
る。
と、メモリアドレスi=2にこの時検出された筒内圧検
出値P2 が格納され、クランク角が−25°に達する
と、メモリアドレスi=3にこの時検出された筒内圧検
出値P3 が格納され、クランク角が−20°に達する
と、メモリアドレスi=4にこの時検出された筒内圧検
出値P4 が格納されるというようにして、クランク角が
35°に達するまで、筒内圧検出値の格納が行なわれ
る。
【0055】この結果、メモリアドレスi=1(クラン
ク角が−35°)から、メモリアドレスi=15(クラ
ンク角が35°)まで、クランク角θs(=5°)毎の
筒内圧データが、メモリに格納される。このように、各
筒内圧データがメモリに格納されたら、図9に示すよう
にして、実燃焼開始時期θC の検出を行なう。
ク角が−35°)から、メモリアドレスi=15(クラ
ンク角が35°)まで、クランク角θs(=5°)毎の
筒内圧データが、メモリに格納される。このように、各
筒内圧データがメモリに格納されたら、図9に示すよう
にして、実燃焼開始時期θC の検出を行なう。
【0056】まず、減算手段12で、筒内圧取込手段1
1により取り込まれた筒内圧情報に基づいて、膨張行程
の所定クランク角度における筒内圧から、この膨張行程
の所定クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置
にある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を
減算する(ステップE10)。つまり、膨張行程(即
ち、圧縮上死点後)のある時点(メモリiの時点とす
る)での筒内圧Pi から、この時点と圧縮上死点を境に
対称位置にある、圧縮行程(即ち、圧縮上死点前)の時
点(メモリjの時点とする)での筒内圧Pj を減算す
る。
1により取り込まれた筒内圧情報に基づいて、膨張行程
の所定クランク角度における筒内圧から、この膨張行程
の所定クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置
にある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を
減算する(ステップE10)。つまり、膨張行程(即
ち、圧縮上死点後)のある時点(メモリiの時点とす
る)での筒内圧Pi から、この時点と圧縮上死点を境に
対称位置にある、圧縮行程(即ち、圧縮上死点前)の時
点(メモリjの時点とする)での筒内圧Pj を減算す
る。
【0057】したがって、例えば圧縮上死点後5°の筒
内噴射圧〔メモリ(i=9)に格納された筒内圧検出
値〕P9 から圧縮上死点前5°の筒内噴射圧〔メモリ
(i=7)に格納された筒内圧検出値〕P7 を減算(P
9 −P7 )する。さらに、圧縮上死点後10°の筒内噴
射圧〔メモリ(i=10)に格納された筒内圧検出値〕
P 10から圧縮上死点前10°の筒内噴射圧〔メモリ(i
=6)に格納された筒内圧検出値〕P6 を減算(P10−
P6 )する。
内噴射圧〔メモリ(i=9)に格納された筒内圧検出
値〕P9 から圧縮上死点前5°の筒内噴射圧〔メモリ
(i=7)に格納された筒内圧検出値〕P7 を減算(P
9 −P7 )する。さらに、圧縮上死点後10°の筒内噴
射圧〔メモリ(i=10)に格納された筒内圧検出値〕
P 10から圧縮上死点前10°の筒内噴射圧〔メモリ(i
=6)に格納された筒内圧検出値〕P6 を減算(P10−
P6 )する。
【0058】このようにして、減算値(P9 −P7 ),
(P10−P6 ),(P11−P5 ),(P12−P4 ),
(P13−P3 ),(P14−P2 ),(P15−P1 )をそ
れぞれ算出する(ステップE20)。そして、減算結果
判定手段13で、減算手段12による減算結果を所定値
(目標圧力差ΔP0 )と比較して、減算結果が所定値
(目標圧力差ΔP0 )を越えたか否かを判定して、越え
た時点のサンプル点を求め、この時点のクランク角θic
を求める。
(P10−P6 ),(P11−P5 ),(P12−P4 ),
(P13−P3 ),(P14−P2 ),(P15−P1 )をそ
れぞれ算出する(ステップE20)。そして、減算結果
判定手段13で、減算手段12による減算結果を所定値
(目標圧力差ΔP0 )と比較して、減算結果が所定値
(目標圧力差ΔP0 )を越えたか否かを判定して、越え
た時点のサンプル点を求め、この時点のクランク角θic
を求める。
【0059】例えば、減算値(P9 −P7 ),(P10−
P6 )は目標圧力差ΔP0 を越えないが、減算値(P11
−P5 )は目標圧力差ΔP0 を越えた場合、減算結果が
目標圧力差ΔP0 を越えたサンプル点はi=11であ
り、この時点のクランク角θ11は、15°CAとなる。
そして、燃焼開始判定手段14では、減算結果が所定値
を越えたときの膨張行程におけるクランク角度(これを
θic°CAとする)と前回(5°CA前)のクランク角
度〔(θic−5)°CA〕との間で燃焼が開始したと判
定して、補間法を用いて燃焼開始時期を推定する。
P6 )は目標圧力差ΔP0 を越えないが、減算値(P11
−P5 )は目標圧力差ΔP0 を越えた場合、減算結果が
目標圧力差ΔP0 を越えたサンプル点はi=11であ
り、この時点のクランク角θ11は、15°CAとなる。
そして、燃焼開始判定手段14では、減算結果が所定値
を越えたときの膨張行程におけるクランク角度(これを
θic°CAとする)と前回(5°CA前)のクランク角
度〔(θic−5)°CA〕との間で燃焼が開始したと判
定して、補間法を用いて燃焼開始時期を推定する。
【0060】最も簡単には1次補間を用いて、クランク
角度θic°CAの時点(アドレスicに対応した膨張行
程のある時点)で検出された圧力差ΔPicと、この直前
(5°CA前、アドレスic−1に対応したクランク角
度θ(ic-1)°CAの時点)で検出された圧力差ΔP
(ic-1)と、所定値(目標圧力差)ΔP0 とから、前式
(2)を用いて燃焼開始時期θc を算出(推定)する。
角度θic°CAの時点(アドレスicに対応した膨張行
程のある時点)で検出された圧力差ΔPicと、この直前
(5°CA前、アドレスic−1に対応したクランク角
度θ(ic-1)°CAの時点)で検出された圧力差ΔP
(ic-1)と、所定値(目標圧力差)ΔP0 とから、前式
(2)を用いて燃焼開始時期θc を算出(推定)する。
【0061】このようにして、少ないサンプリングデー
タ〔ここでは、1燃焼サイクル(クランク角720°)
について15データ〕で、燃焼開始時期θc を容易に且
つ確実に推定することができ、演算処理系に負担を与え
ることなく、演算処理能力が特別優れた処理装置を用い
なくても、機関を運転しながらリアルタイムで、燃焼の
開始を判定することができるようになる利点がある。
タ〔ここでは、1燃焼サイクル(クランク角720°)
について15データ〕で、燃焼開始時期θc を容易に且
つ確実に推定することができ、演算処理系に負担を与え
ることなく、演算処理能力が特別優れた処理装置を用い
なくても、機関を運転しながらリアルタイムで、燃焼の
開始を判定することができるようになる利点がある。
【0062】このように容易に燃焼開始を判定できるた
め、本実施形態のような燃料噴射時期(特に、燃料噴射
開始時期)の制御をはじめとして、EGRの制御等のエ
ンジンの各種制御を、燃焼開始時期リアルタイムで適切
に把握しながらこれに基づいて適切に行なうことができ
るようになる。次に、本発明の第2実施形態にかかる内
燃機関の燃焼開始検出装置について説明する。
め、本実施形態のような燃料噴射時期(特に、燃料噴射
開始時期)の制御をはじめとして、EGRの制御等のエ
ンジンの各種制御を、燃焼開始時期リアルタイムで適切
に把握しながらこれに基づいて適切に行なうことができ
るようになる。次に、本発明の第2実施形態にかかる内
燃機関の燃焼開始検出装置について説明する。
【0063】この燃焼開始検出装置は、第1実施形態の
場合と同様に、筒内圧に基づいて燃焼開始を検出する
が、本実施形態では、燃焼開始に伴って熱発生率が増大
する点に着目し、この熱発生率に直接着目して燃焼開始
の判定を行なうようになっている。つまり、筒内圧に基
づいて熱発生率(単位クランク角毎の熱発生量)dQ/
dθを算出して、この熱発生率dQ/dθが所定値dQ
0 を越えたら、燃焼開始と判定するようになっている。
場合と同様に、筒内圧に基づいて燃焼開始を検出する
が、本実施形態では、燃焼開始に伴って熱発生率が増大
する点に着目し、この熱発生率に直接着目して燃焼開始
の判定を行なうようになっている。つまり、筒内圧に基
づいて熱発生率(単位クランク角毎の熱発生量)dQ/
dθを算出して、この熱発生率dQ/dθが所定値dQ
0 を越えたら、燃焼開始と判定するようになっている。
【0064】このため、本燃焼開始検出装置は、図10
に示すように、筒内圧取込手段11,相関値算出手段1
5,相関値判定手段16,燃焼開始判定手段17をそな
えて構成される。筒内圧取込手段11は、第1実施形態
と同様に、筒内圧センサ83及びクランク角センサ84
からの各検出情報に基づいて、クランク角の圧縮上死点
を中心とした所定のクランク角度範囲内でエンジンの燃
焼室内の筒内圧を所定クランク角毎に取り込みこれを図
示しないメモリに記憶する。
に示すように、筒内圧取込手段11,相関値算出手段1
5,相関値判定手段16,燃焼開始判定手段17をそな
えて構成される。筒内圧取込手段11は、第1実施形態
と同様に、筒内圧センサ83及びクランク角センサ84
からの各検出情報に基づいて、クランク角の圧縮上死点
を中心とした所定のクランク角度範囲内でエンジンの燃
焼室内の筒内圧を所定クランク角毎に取り込みこれを図
示しないメモリに記憶する。
【0065】相関値算出手段15では、筒内圧取込手段
11に取り込まれた筒内圧検出情報に基づいて、隣接す
る複数の筒内圧から熱発生率相関値を算出するが、熱発
生率dQ/dθは、次式のように示すことができる。 dQ/dθ =〔1/(k−1)〕・〔V(dP/dθ)+kP(dV/dθ)〕 ・・・(7) ただし、k=CP /CV , CP :定圧比熱,CV :定
容比熱 V:筒内容積(ピストン位置対応),P:筒内圧 式(7)をPのi時点での微分値について近似すると、 dP/dθ|i =(Pi −Pi-1 )/Δθ dQ/dθ|i =〔A/(k−1)〕・〔Vi (Pi −Pi-1 )/Δθ) +kPi (dV/dθ|i )〕 =〔A/(k−1)〕・〔Vi /Δθ+k(dV/dθ|i )〕Pi −〔A/(k−1)〕・Vi Pi-1 /Δθ =αi Pi −βi Pi-1 ・・・(8) αi ,βi :重み係数 となり、あるサンプリング周期iにおける熱発生率dQ
/dθ|i は、このサンプリング周期iにおける筒内圧
Pi 及び前回のサンプリング周期i−1における筒内圧
Pi-1 から算出することができる。なお、以下、dQ/
dθのうちdθを省略して記載する。
11に取り込まれた筒内圧検出情報に基づいて、隣接す
る複数の筒内圧から熱発生率相関値を算出するが、熱発
生率dQ/dθは、次式のように示すことができる。 dQ/dθ =〔1/(k−1)〕・〔V(dP/dθ)+kP(dV/dθ)〕 ・・・(7) ただし、k=CP /CV , CP :定圧比熱,CV :定
容比熱 V:筒内容積(ピストン位置対応),P:筒内圧 式(7)をPのi時点での微分値について近似すると、 dP/dθ|i =(Pi −Pi-1 )/Δθ dQ/dθ|i =〔A/(k−1)〕・〔Vi (Pi −Pi-1 )/Δθ) +kPi (dV/dθ|i )〕 =〔A/(k−1)〕・〔Vi /Δθ+k(dV/dθ|i )〕Pi −〔A/(k−1)〕・Vi Pi-1 /Δθ =αi Pi −βi Pi-1 ・・・(8) αi ,βi :重み係数 となり、あるサンプリング周期iにおける熱発生率dQ
/dθ|i は、このサンプリング周期iにおける筒内圧
Pi 及び前回のサンプリング周期i−1における筒内圧
Pi-1 から算出することができる。なお、以下、dQ/
dθのうちdθを省略して記載する。
【0066】なお、相関値算出手段15では、このよう
な演算式(8)に基づいて、各サンプリング周期で取り
込まれた筒内圧Pi (i=1〜n)から、近似的な熱発
生率(熱発生率相関値)dQi を算出する。なお、重み
係数αi ,βi は、例えばテーブル値として予め記憶さ
れている。相関値判定手段16では、相関値算出手段1
5で算出された熱発生率相関値dQi が所定値dQ0 を
越えたか否かを判定する。
な演算式(8)に基づいて、各サンプリング周期で取り
込まれた筒内圧Pi (i=1〜n)から、近似的な熱発
生率(熱発生率相関値)dQi を算出する。なお、重み
係数αi ,βi は、例えばテーブル値として予め記憶さ
れている。相関値判定手段16では、相関値算出手段1
5で算出された熱発生率相関値dQi が所定値dQ0 を
越えたか否かを判定する。
【0067】そして、燃焼開始判定手段17では、相関
値判定手段16により熱発生率相関値dQi が所定値d
Q0 を越えたことが判定されたら、この熱発生率相関値
が所定値を越えたとき(このときのサンプリング周期を
icとする)の膨張行程におけるクランク角度(これを
θic°CAとする)と前回(θs°CA前)のクランク
角度〔(θic−θs)°CA〕との間で燃焼が開始した
と判定する。
値判定手段16により熱発生率相関値dQi が所定値d
Q0 を越えたことが判定されたら、この熱発生率相関値
が所定値を越えたとき(このときのサンプリング周期を
icとする)の膨張行程におけるクランク角度(これを
θic°CAとする)と前回(θs°CA前)のクランク
角度〔(θic−θs)°CA〕との間で燃焼が開始した
と判定する。
【0068】つまり、膨張行程におけるクランク角度θ
ic°CAにおいて熱発生率相関値dQicがはじめて所定
値dQ0 を越えたら、このクランク角度θic°CAの時
点(アドレスicに対応した膨張行程のある時点)で算
出された熱発生率相関値dQ icと、この直前(θs°C
A前、アドレスic−1に対応したクランク角度θ(i
c-1)°CAの時点)で算出された熱発生率相関値dQ
ic-1と、所定値dQ0 とから、次式に示すように補間法
を用いて燃焼開始時期θc を推定する。
ic°CAにおいて熱発生率相関値dQicがはじめて所定
値dQ0 を越えたら、このクランク角度θic°CAの時
点(アドレスicに対応した膨張行程のある時点)で算
出された熱発生率相関値dQ icと、この直前(θs°C
A前、アドレスic−1に対応したクランク角度θ(i
c-1)°CAの時点)で算出された熱発生率相関値dQ
ic-1と、所定値dQ0 とから、次式に示すように補間法
を用いて燃焼開始時期θc を推定する。
【0069】 θc =θ(ic-1)+θs×(dQ0 −dQic-1)/(dQic −dQic-1) ・・・(9) 本発明の第2実施形態の内燃機関の燃焼開始検出装置
は、上述のように構成されるので、燃焼開始時期θC の
検出は、以下のように行なわれる。まず、実燃焼開始時
期θC の検出にあたっては、前述の第1実施形態の場合
と同様に、図7,図8に示すようなクランク角割込ルー
チンの各処理を行ないながら、図9に示すようにして検
出を行なう。
は、上述のように構成されるので、燃焼開始時期θC の
検出は、以下のように行なわれる。まず、実燃焼開始時
期θC の検出にあたっては、前述の第1実施形態の場合
と同様に、図7,図8に示すようなクランク角割込ルー
チンの各処理を行ないながら、図9に示すようにして検
出を行なう。
【0070】つまり、筒内圧取込手段11では、図7に
示すように、クランク角が所定範囲(ここでは、圧縮上
死点前35°〜圧縮上死点後35°(即ち、圧縮上死点
を基準に−35°〜+35°)の範囲内にあるか否かが
判断され(ステップC10)、クランク角がこの範囲内
にあれば、筒内圧センサ83から筒内圧検出値を取り込
んで(ステップC20)、この筒内圧検出値をメモリ
(i)に格納する(ステップC30)。
示すように、クランク角が所定範囲(ここでは、圧縮上
死点前35°〜圧縮上死点後35°(即ち、圧縮上死点
を基準に−35°〜+35°)の範囲内にあるか否かが
判断され(ステップC10)、クランク角がこの範囲内
にあれば、筒内圧センサ83から筒内圧検出値を取り込
んで(ステップC20)、この筒内圧検出値をメモリ
(i)に格納する(ステップC30)。
【0071】メモリアドレスiは、図8に示すように、
クランク角が圧縮上死点前35°の時点(即ち、クラン
ク角が−35°に達した時点)での割込ルーチン(35
°B割込ルーチン)により、i=1にリセットされてい
る(ステップD10)。したがって、クランク角が−3
5°に達すると、メモリアドレスi=1に、この時検出
された筒内圧検出値P1 が格納される。そして、メモリ
アドレスiをi=i+1と増加させて(ステップC4
0)、次々に、所定クランク角θs(=5°CA)毎
に、ステップC10〜ステップC40の処理を繰り返
し、各メモリアドレスiに対応した筒内圧検出値Pi を
格納する。
クランク角が圧縮上死点前35°の時点(即ち、クラン
ク角が−35°に達した時点)での割込ルーチン(35
°B割込ルーチン)により、i=1にリセットされてい
る(ステップD10)。したがって、クランク角が−3
5°に達すると、メモリアドレスi=1に、この時検出
された筒内圧検出値P1 が格納される。そして、メモリ
アドレスiをi=i+1と増加させて(ステップC4
0)、次々に、所定クランク角θs(=5°CA)毎
に、ステップC10〜ステップC40の処理を繰り返
し、各メモリアドレスiに対応した筒内圧検出値Pi を
格納する。
【0072】このように、各筒内圧データがメモリに格
納されたら、図11に示すようにして、実燃焼開始時期
θC の検出を行なう。まず、相関値算出手段15で、筒
内圧取込手段11に取り込まれた筒内圧検出情報に基づ
いて、隣接する複数の筒内圧から、式(8)により、各
検出筒内圧P i に応じて熱発生率dQi を算出する(ス
テップF10)。
納されたら、図11に示すようにして、実燃焼開始時期
θC の検出を行なう。まず、相関値算出手段15で、筒
内圧取込手段11に取り込まれた筒内圧検出情報に基づ
いて、隣接する複数の筒内圧から、式(8)により、各
検出筒内圧P i に応じて熱発生率dQi を算出する(ス
テップF10)。
【0073】 dQi =αi Pi −βi Pi-1 ・・・(8) ついで、相関値判定手段16で、相関値算出手段15で
算出された熱発生率相関値dQi が所定値dQ0 を越え
たか否かを判定する(ステップF20)。そして、燃焼
開始判定手段17で、相関値判定手段16によりic番
目の熱発生率相関値dQicが所定値dQ0 を越えたこと
が判定されたら、この熱発生率相関値が所定値を越えた
ときの膨張行程におけるクランク角度(θic°CA)と
前回(θs°CA)のクランク角度〔(θic−θs)°
CA〕との間で燃焼が開始したとして、クランク角度θ
ic°CAの時点で算出された熱発生率相関値dQicと、
この直前(θs°CA前)で算出された熱発生率相関値
dQic-1と、所定値dQ0 とから、式(9)により補間
法を用いて燃焼開始時期θc を算出する。
算出された熱発生率相関値dQi が所定値dQ0 を越え
たか否かを判定する(ステップF20)。そして、燃焼
開始判定手段17で、相関値判定手段16によりic番
目の熱発生率相関値dQicが所定値dQ0 を越えたこと
が判定されたら、この熱発生率相関値が所定値を越えた
ときの膨張行程におけるクランク角度(θic°CA)と
前回(θs°CA)のクランク角度〔(θic−θs)°
CA〕との間で燃焼が開始したとして、クランク角度θ
ic°CAの時点で算出された熱発生率相関値dQicと、
この直前(θs°CA前)で算出された熱発生率相関値
dQic-1と、所定値dQ0 とから、式(9)により補間
法を用いて燃焼開始時期θc を算出する。
【0074】このようにして、少ないサンプリングデー
タ〔ここでは、1燃焼サイクル(クランク角720°)
について15データ〕で、燃焼開始時期θc を容易に且
つ確実に推定することができ、演算処理系に負担を与え
ることなく、演算処理能力が特別優れた処理装置を用い
なくても、機関を運転しながらリアルタイムで、燃焼の
開始を判定することができるようになる利点がある。
タ〔ここでは、1燃焼サイクル(クランク角720°)
について15データ〕で、燃焼開始時期θc を容易に且
つ確実に推定することができ、演算処理系に負担を与え
ることなく、演算処理能力が特別優れた処理装置を用い
なくても、機関を運転しながらリアルタイムで、燃焼の
開始を判定することができるようになる利点がある。
【0075】このように容易に燃焼開始を判定できるた
め、本実施形態のような燃料噴射時期(特に、燃料噴射
開始時期)の制御をはじめとして、EGRの制御等のエ
ンジンの各種制御を、燃焼開始時期リアルタイムで適切
に把握しながらこれに基づいて適切に行なうことができ
るようになる。なお、各実施形態では、最も簡単な例と
して1次補間を用いているが、補間法はこれに限らな
い。
め、本実施形態のような燃料噴射時期(特に、燃料噴射
開始時期)の制御をはじめとして、EGRの制御等のエ
ンジンの各種制御を、燃焼開始時期リアルタイムで適切
に把握しながらこれに基づいて適切に行なうことができ
るようになる。なお、各実施形態では、最も簡単な例と
して1次補間を用いているが、補間法はこれに限らな
い。
【0076】また、筒内圧をサンプリングするクランク
角度の範囲は、各実施形態におけるものは一例であり、
この範囲は少なくとも燃焼開始時(一般には圧縮上死点
付近)の近傍であればよく、エンジンによってはより狭
い範囲(例えば、−15°CA〜+15°CAの範囲或
いはこれ以上に狭い範囲)に限定することも可能であ
る。
角度の範囲は、各実施形態におけるものは一例であり、
この範囲は少なくとも燃焼開始時(一般には圧縮上死点
付近)の近傍であればよく、エンジンによってはより狭
い範囲(例えば、−15°CA〜+15°CAの範囲或
いはこれ以上に狭い範囲)に限定することも可能であ
る。
【0077】また、第1実施形態の燃焼開始検出装置で
は、圧縮上死点を中心に前後に対称なクランク角におけ
る筒内圧が必要になるが、第2実施形態では、このよう
な必要はないので、第2実施形態の燃焼開始検出装置の
場合、筒内圧をサンプリングするクランク角度の範囲
を、例えば−10°CA〜+20°CAの範囲等に設定
してもよい。
は、圧縮上死点を中心に前後に対称なクランク角におけ
る筒内圧が必要になるが、第2実施形態では、このよう
な必要はないので、第2実施形態の燃焼開始検出装置の
場合、筒内圧をサンプリングするクランク角度の範囲
を、例えば−10°CA〜+20°CAの範囲等に設定
してもよい。
【0078】また、各実施形態では、筒内圧のサンプリ
ング周期θsを5°CAとしているが、これは一例であ
り、筒内圧サンプリングのクランク角度範囲を狭くした
場合や、処理装置の能力等によっては、サンプリング周
期θsをより短く(例えば2°CA)してもよい。ま
た、判定閾値ΔP0 ,dQ0 は、適宜の値を設定しうる
ものである。
ング周期θsを5°CAとしているが、これは一例であ
り、筒内圧サンプリングのクランク角度範囲を狭くした
場合や、処理装置の能力等によっては、サンプリング周
期θsをより短く(例えば2°CA)してもよい。ま
た、判定閾値ΔP0 ,dQ0 は、適宜の値を設定しうる
ものである。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の内燃機関の燃焼開始検出装置によれば、膨張行程
の所定クランク角度における筒内圧から、この膨張行程
の所定クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置
にある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を
減算することにより圧力差が算出され、この圧力差が所
定値を越えたら、燃焼があったものと見做すことがで
き、圧力差が所定値を越えたときの膨張行程におけるク
ランク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が開始し
たと判定することができる。
発明の内燃機関の燃焼開始検出装置によれば、膨張行程
の所定クランク角度における筒内圧から、この膨張行程
の所定クランク角度に対して圧縮上死点を境に対称位置
にある圧縮行程時の所定クランク角度における筒内圧を
減算することにより圧力差が算出され、この圧力差が所
定値を越えたら、燃焼があったものと見做すことがで
き、圧力差が所定値を越えたときの膨張行程におけるク
ランク角度と前回のクランク角度との間で燃焼が開始し
たと判定することができる。
【0080】したがって、クランク角度に対応して検出
される少ない筒内圧サンプルから、演算処理系に負担を
与えることなく、燃焼の開始を判定することができ、も
ちろん機関を運転しながらリアルタイムで判定すること
ができる。これにより、例えばタイマピストンによる燃
料噴射時期の制御をより適切に行なうこともできるよう
になる。
される少ない筒内圧サンプルから、演算処理系に負担を
与えることなく、燃焼の開始を判定することができ、も
ちろん機関を運転しながらリアルタイムで判定すること
ができる。これにより、例えばタイマピストンによる燃
料噴射時期の制御をより適切に行なうこともできるよう
になる。
【0081】請求項2記載の本発明の内燃機関の燃焼開
始検出装置によれば、筒内圧検出手段により検出された
隣接する複数の筒内圧から熱発生率相関値を算出して、
この熱発生率相関値が所定値を越えたら、燃焼があった
ものと見做すことができ、この熱発生率相関値が所定値
を越えたときの膨張行程におけるクランク角度と前回の
クランク角度との間で燃焼が開始したと判定することが
できる。
始検出装置によれば、筒内圧検出手段により検出された
隣接する複数の筒内圧から熱発生率相関値を算出して、
この熱発生率相関値が所定値を越えたら、燃焼があった
ものと見做すことができ、この熱発生率相関値が所定値
を越えたときの膨張行程におけるクランク角度と前回の
クランク角度との間で燃焼が開始したと判定することが
できる。
【0082】したがって、クランク角度に対応して検出
される少ない筒内圧サンプルから、演算処理系に負担を
与えることなく、燃焼の開始をより適切に判定すること
ができ、もちろん機関を運転しながらリアルタイムで判
定することができる。これにより、例えばタイマピスト
ンによる燃料噴射時期の制御をより適切に行なうことも
できるようになる。
される少ない筒内圧サンプルから、演算処理系に負担を
与えることなく、燃焼の開始をより適切に判定すること
ができ、もちろん機関を運転しながらリアルタイムで判
定することができる。これにより、例えばタイマピスト
ンによる燃料噴射時期の制御をより適切に行なうことも
できるようになる。
【0083】請求項3記載の本発明の内燃機関の制御装
置によれば、制御手段により、目標燃料噴射時期設定手
段で設定された目標燃料噴射時期に応じてタイマピスト
ンの位置が制御され、プランジャポンプによる燃料の加
圧時期が調整されるが、目標燃料噴射時期設定手段で
は、燃焼開始時期検出手段の検出結果に対して燃料の移
送遅れ等を考慮した補正を行なって目標燃料噴射時期を
設定するため、燃料の移送遅れによる燃焼時期のずれを
回避しながら、目標燃料噴射時期を設定することがで
き、燃料噴射時期の適切な制御により燃焼開始時期を適
切に制御することができるようになる利点がある。
置によれば、制御手段により、目標燃料噴射時期設定手
段で設定された目標燃料噴射時期に応じてタイマピスト
ンの位置が制御され、プランジャポンプによる燃料の加
圧時期が調整されるが、目標燃料噴射時期設定手段で
は、燃焼開始時期検出手段の検出結果に対して燃料の移
送遅れ等を考慮した補正を行なって目標燃料噴射時期を
設定するため、燃料の移送遅れによる燃焼時期のずれを
回避しながら、目標燃料噴射時期を設定することがで
き、燃料噴射時期の適切な制御により燃焼開始時期を適
切に制御することができるようになる利点がある。
【0084】請求項4記載の本発明の内燃機関の制御装
置によれば、目標燃料噴射時期設定手段が、高圧燃料配
管の長さと回転速度検出手段で検出された回転速度とに
応じて燃焼開始時期検出手段の検出結果に対する補正を
行なうので、燃料の移送遅れ分を確実に補正しながら目
標燃料噴射時期を設定することができ、燃料噴射時期の
適切な制御により、燃焼開始時期を適切に制御すること
ができるようになる利点がある。
置によれば、目標燃料噴射時期設定手段が、高圧燃料配
管の長さと回転速度検出手段で検出された回転速度とに
応じて燃焼開始時期検出手段の検出結果に対する補正を
行なうので、燃料の移送遅れ分を確実に補正しながら目
標燃料噴射時期を設定することができ、燃料噴射時期の
適切な制御により、燃焼開始時期を適切に制御すること
ができるようになる利点がある。
【0085】請求項5記載の本発明の内燃機関の制御装
置によれば、目標燃料噴射時期設定手段が、燃料噴射開
始からこの噴射燃料による燃焼開始までの期間に応じて
燃焼開始時期検出手段の検出結果に対する補正を行なう
ので、目標燃料噴射時期を適切に設定することができ、
燃料噴射時期の適切な制御により、燃焼開始時期を適切
に制御することができるようになる利点がある。
置によれば、目標燃料噴射時期設定手段が、燃料噴射開
始からこの噴射燃料による燃焼開始までの期間に応じて
燃焼開始時期検出手段の検出結果に対する補正を行なう
ので、目標燃料噴射時期を適切に設定することができ、
燃料噴射時期の適切な制御により、燃焼開始時期を適切
に制御することができるようになる利点がある。
【図1】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の燃焼
開始検出装置及び制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
開始検出装置及び制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の燃焼
開始検出装置による燃焼開始検出を説明する図であっ
て、(A)は筒内圧変化特性を示し、(B)は熱発生率
を筒内圧変化特性に対応して示す。
開始検出装置による燃焼開始検出を説明する図であっ
て、(A)は筒内圧変化特性を示し、(B)は熱発生率
を筒内圧変化特性に対応して示す。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の制御
装置による移送遅れ補正を説明する図である。
装置による移送遅れ補正を説明する図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の制御
装置による移送遅れ補正を説明する図である。
装置による移送遅れ補正を説明する図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の制御
装置による燃料噴射時期制御を説明するフローチャート
(噴射時期設定ルーチン)である。
装置による燃料噴射時期制御を説明するフローチャート
(噴射時期設定ルーチン)である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の制御
装置による燃料噴射時期制御を説明するフローチャート
(タイマ割込ルーチン)である。
装置による燃料噴射時期制御を説明するフローチャート
(タイマ割込ルーチン)である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の燃焼
開始検出装置による検出を説明するフローチャート(ク
ランク角割込ルーチン)である。
開始検出装置による検出を説明するフローチャート(ク
ランク角割込ルーチン)である。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の燃焼
開始検出装置による検出を説明するフローチャート(ク
ランク角割込ルーチン)である。
開始検出装置による検出を説明するフローチャート(ク
ランク角割込ルーチン)である。
【図9】本発明の第1実施形態にかかる内燃機関の燃焼
開始検出装置による燃焼開始検出を説明するフローチャ
ート(燃焼開始時期検出ルーチン)である。
開始検出装置による燃焼開始検出を説明するフローチャ
ート(燃焼開始時期検出ルーチン)である。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる内燃機関の燃
焼開始検出装置の構成を示すブロック図である。
焼開始検出装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる内燃機関の燃
焼開始検出装置による燃焼開始検出を説明するフローチ
ャート(燃焼開始時期検出ルーチン)である。
焼開始検出装置による燃焼開始検出を説明するフローチ
ャート(燃焼開始時期検出ルーチン)である。
10 燃焼開始検出手段(内燃機関の燃焼開始検出装
置) 11 筒内圧取込手段 12 減算手段 13 減算結果判定手段 14 燃焼開始判定手段 15 相関値算出手段 16 相関値判定手段 17 燃焼開始判定手段 20 目標燃料噴射時期設定手段 21 PIコントローラ 22 補正機能部(補正手段) 30 目標燃焼開始時期設定手段 40 タイマポジションコントローラ(制御手段) 50 燃料噴射ポンプ 51 プランジャポンプ 52 噴射時期制御機構 54 タイマピストン 56 タイマコントロールバルブ(TCV) 58 燃料供給配管 60 燃料噴射弁(ニードル弁) 81 エンジン回転数センサ 82 エンジン負荷センサ(アクセルポジションセン
サ) 83 筒内圧センサ 84 クランク角センサ
置) 11 筒内圧取込手段 12 減算手段 13 減算結果判定手段 14 燃焼開始判定手段 15 相関値算出手段 16 相関値判定手段 17 燃焼開始判定手段 20 目標燃料噴射時期設定手段 21 PIコントローラ 22 補正機能部(補正手段) 30 目標燃焼開始時期設定手段 40 タイマポジションコントローラ(制御手段) 50 燃料噴射ポンプ 51 プランジャポンプ 52 噴射時期制御機構 54 タイマピストン 56 タイマコントロールバルブ(TCV) 58 燃料供給配管 60 燃料噴射弁(ニードル弁) 81 エンジン回転数センサ 82 エンジン負荷センサ(アクセルポジションセン
サ) 83 筒内圧センサ 84 クランク角センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関の圧縮上死点を中心とした所定
のクランク角度範囲内で所定のクランク角度毎に燃焼室
内の筒内圧検出情報を取り込み記憶する筒内圧取込手段
と、 該筒内圧取込手段に取り込まれた筒内圧検出情報に基づ
いて、膨張行程の所定クランク角度における筒内圧か
ら、該膨張行程の所定クランク角度に対して該圧縮上死
点を境に対称位置にある圧縮行程時の所定クランク角度
における筒内圧を減算する減算手段と、 該減算手段による減算結果が所定値を越えたか否かを判
定する減算結果判定手段と、 該減算結果判定手段により該減算結果が該所定値を越え
たことが判定されたら、該減算結果が該所定値を越えた
ときの膨張行程におけるクランク角度と前回のクランク
角度との間で燃焼が開始したと判定する燃焼開始判定手
段とをそなえていることを特徴とする、内燃機関の燃焼
開始検出装置。 - 【請求項2】 内燃機関の圧縮上死点を中心とした所定
のクランク角度範囲内で所定のクランク角度毎に燃焼室
内の筒内圧検出情報を取り込み記憶する筒内圧取込手段
と、 該筒内圧取込手段に取り込まれた筒内圧検出情報に基づ
いて、隣接する複数の筒内圧から熱発生率相関値を算出
する相関値算出手段と、 該相関値算出手段で算出された該熱発生率相関値が所定
値を越えたか否かを判定する相関値判定手段と、 該相関値判定手段により該熱発生率相関値が該所定値を
越えたことが判定されたら、該熱発生率相関値が該所定
値を越えたときの膨張行程におけるクランク角度と前回
のクランク角度との間で燃焼が開始したと判定する燃焼
開始判定手段とをそなえていることを特徴とする、内燃
機関の燃焼開始検出装置。 - 【請求項3】 ディーゼル内燃機関の燃料噴射ポンプ内
に設けられて燃料を高圧に加圧するプランジャポンプ
と、 該プランジャポンプによる燃料の加圧時期を調整するこ
とにより燃料噴射弁からの燃料噴射時期を制御するタイ
マピストンと、 該ディーゼル内燃機関の燃焼開始時期を検出する燃焼開
始時期検出手段と、 該燃焼開始時期検出手段の検出結果に対して燃料の移送
遅れ等を考慮した補正を行なって目標燃料噴射時期を設
定する目標燃料噴射時期設定手段と、 該目標燃料噴射時期設定手段により設定された該目標燃
料噴射時期に応じて該タイマピストンの位置を制御する
制御手段とをそなえていることを特徴とする、内燃機関
の制御装置。 - 【請求項4】 該燃料噴射弁へ高圧に加圧した燃料を配
送する高圧燃料配管と、該ディーゼル内燃機関の回転速
度を検出する回転速度検出手段とをさらにそなえ、 該目標燃料噴射時期設定手段が、該高圧燃料配管の長さ
と該回転速度検出手段で検出された回転速度とに応じて
該補正を行なうこと特徴とする、請求項3記載の内燃機
関の制御装置。 - 【請求項5】 該目標燃料噴射時期設定手段が、該燃料
噴射弁からの燃料噴射開始からこの噴射燃料による燃焼
開始までの期間に応じて該補正を行なうことを特徴とす
る、請求項3又は4記載の内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10795097A JPH10299562A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10795097A JPH10299562A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299562A true JPH10299562A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14472170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10795097A Withdrawn JPH10299562A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 内燃機関の燃焼開始検出装置及び内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299562A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6840218B2 (en) * | 2001-12-21 | 2005-01-11 | Ford Global Technologies, Llc | Method for detecting and regulating the start of combustion in an internal combustion engine |
| US8529800B2 (en) | 2005-09-29 | 2013-09-10 | Massachusetts Institute Of Technology | Oxides having high energy densities |
| CN116591824A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-15 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种压燃事件判定方法及装置、发动机、存储介质 |
| CN116591824B (zh) * | 2023-06-28 | 2026-04-28 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种压燃事件判定方法及装置、发动机、存储介质 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10795097A patent/JPH10299562A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6840218B2 (en) * | 2001-12-21 | 2005-01-11 | Ford Global Technologies, Llc | Method for detecting and regulating the start of combustion in an internal combustion engine |
| US8529800B2 (en) | 2005-09-29 | 2013-09-10 | Massachusetts Institute Of Technology | Oxides having high energy densities |
| CN116591824A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-15 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种压燃事件判定方法及装置、发动机、存储介质 |
| CN116591824B (zh) * | 2023-06-28 | 2026-04-28 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种压燃事件判定方法及装置、发动机、存储介质 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |