JPH10299883A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH10299883A
JPH10299883A JP12154297A JP12154297A JPH10299883A JP H10299883 A JPH10299883 A JP H10299883A JP 12154297 A JP12154297 A JP 12154297A JP 12154297 A JP12154297 A JP 12154297A JP H10299883 A JPH10299883 A JP H10299883A
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健治 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビジーシフト防止モードが有効に働くように
する。 【解決手段】 走行状況検出手段7より出力される走行
状況によって通常走行モード、駆動力優先モード、ビジ
ーシフト防止モード、エンジンブレーキモードを選択す
るモード切換え手段8と、エンジン負荷検出手段2から
出力されるエンジン負荷と、車速検出手段3から出力さ
れる車速及びモード切換え手段8から出力される変速モ
ードよりギヤ段を決定して自動変速機10を制御する変
速指令手段9とを有し、かつ走行状況検出手段7より出
力される走行状況から車両の急加減速か、高速走行かを
検出して、急加減速の場合には、変速パターンの変速ア
ップ線を高速側に、また変速ダウン線を低速側へ広げた
ビジーシフト防止モードへ切換え、高速走行または小加
減速の場合は、通常走行モードに切換えることにより、
急加減速時のアップシフト及びダウンシフトが確実に防
止できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両に搭載された
自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車等の車両に搭載された自動変
速機を変速制御する変速制御装置としては、例えば特開
平4−194448号公報に記載されたものがある。
【0003】上記公報の変速制御装置は、スロットル開
度を検出するスロットル開度センサーと、これらの信号
を用いてスロットル開度の変化速度を算出するスロット
ル変化速度算出手段と、スロットル開度の変化速度と予
め設定された所定値とを比較する比較手段と、スロット
ル開度の変化速度が所定値より大きい場合にはキックダ
ウン変速領域を有する変速パターンにしたがって変速を
制御するキックダウン許容手段と、スロツトル開度の変
化速度が所定値よりも小さい場合にはキックダウン変速
領域を有しない変速パターンにしたがって変速を制御す
るキックダウン禁止手段とより構成されている。
【0004】そして上記構成により、スロットル開度が
比較的急速に増大して、スロットル開度が所定値以上に
なると、キックダウン領域に入って、変速車速が急速に
高くなり、スロットル開度の変化速度が小さい場合は、
キックダウン変速領域が存在しない変速パターンに従っ
て変速制御が行われるため、スロットル開度が所定値を
越えても、変速車速が急激に変化することなく、それま
での変速段が保持できるようになっている。
【0005】これによって登り坂で緩やかにアクセルペ
ダルを踏んでいった場合、シフトダウンすることなく、
そのままの変速段で走行が可能になるため、乗り心地が
改善されると共に、燃料消費量の改善も図れるという効
果を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の自動
変速機の変速制御装置では、オートパワー時には、変速
アップ線及び変速ダウン線をともに高速側へ移動させる
変速パターンを採用しているため、アクセルを踏込んだ
ときの加速度は得られるようになるが、アクセルオン時
ダウンシフトを防止したり、アクセルオフ時アップシフ
トを防止するビジーシフト防止機能が十分に得られず、
その結果急激な加減速をを行った場合、ダウンシフトや
アップシフトが行われて車両の乗心地に影響することと
なる。
【0007】またブレーキペダルを踏んで減速した場
合、自動的にオートパワモードが解除されるため、減速
後再び加速する場合、十分な加速が得られないこととな
る。
【0008】この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、急加減速の場合、変速パターンの変速
アップ線を高速側に、そして変速パターンの変速ダウン
線を低速側に広げるビジーシフト防止モードを採用する
ことにより、乗心地の改善と、減速後の加速性能を向上
させた自動変速機の変速制御装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、エンジン負荷の変化速度を検出
するエンジン負荷変化速度検出手段と、エンジンの負荷
を検出するエンジン負荷検出手段と、車速を検出する車
速検出手段と、車両の加減速度を検出する加減速度検出
手段と、ブレーキが操作されているか否かを検出するブ
レーキ操作検出手段と、エンジン負荷、エンジン負荷の
変化速度、車速、車両の加減速度及びブレーキ操作の有
無から走行状況を検出する走行状況検出手段と、上記走
行状況検出手段より出力される走行状況によって通常走
行モード、ビジーシフト防止モードを選択するモード切
換え手段と、上記エンジン負荷検出手段から出力される
エンジン負荷と、車速検出手段から出力される車速及び
モード切換え手段から出力される変速モードよりギヤ段
を決定して自動変速機を制御する変速指令手段を具備
し、かつ走行状況検出手段より出力される走行状況から
車両の急加減速か、高速走行かを検出して、急加減速の
場合には、変速パターンの変速アップ線と変速ダウン線
との間隙を適宜通常走行モードよりも広げたビジーシフ
ト防止モードへ切換え、高速走行または小加減速の場合
は、通常走行モードに切換えるようにしたものである。
【0010】上記構成により、急加減速をした場合、ビ
ジーシフト防止モードに切換えられて、変速パターンの
変速アップ線を高速側に、また変速ダウン線を低速側へ
広げたビジーシフト防止モード変速パターンによりアッ
プシフト及びダウンシフトが行われるため、急加減速時
のアップシフト及びダウンシフトが確実に防止できるよ
うになる。
【0011】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、上記エンジン負荷変化速度検出手段が検出したエ
ンジン負荷変化速度が負方向に所定の値を越えた場合ま
たは上記加減速度検出手段が検出した車両の減速度が所
定値を越えてから所定時間経過した場合、通常走行モー
ドからビジーシフト防止モードに切換えを行い、上記エ
ンジン負荷変化速度検出手段が検出したエンジン負荷変
化速度と上記車速検出手段が検出した車両の速度と上記
加減速度検出手段が検出した車両の加減速度とが、所定
値以内である状態が所定の時間以上経過した場合に、ビ
ジーシフト防止モードから通常走行モードへの切換えを
行うようにしたものである。
【0012】上記構成により、通常走行モードからビジ
ーシフト防止モードへの切換えまたはビジーシフト防止
モードから通常走行モードへの切換えが、車両の走行状
況に応じて円滑かつ確実に行えるようになる。
【0013】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、上記変速指令手段は、モード切換え手段が選択し
た駆動力優先モードが解除された場合に、上記エンジン
負荷変化速度検出手段が検出したエンジン負荷変化速
度、上記車速検出手段が検出した車両の速度或いは上記
加減速度検出手段が検出した車両の加減速度に応じて、
ビジーシフト防止モードまたは通常走行モードに切換え
るようにしたものである。
【0014】上記構成により、駆動力優先モードからビ
ジーシフト防止モードまたは通常走行モードの切換えが
車両の走行状況に応じて円滑かつ確実に行えるようにな
る。
【0015】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、ブレーキによる車両の減速度が一定時間所定の値
を越えた場合に、ダウンシフトして通常走行モードより
もエンジンブレーキを効かせるエンジンブレーキモード
とし、エンジンブレーキモード終了後はビジーシフト防
止モードへ切換えるようにしたものである。
【0016】上記構成により、ブレーキにより車両が急
減速された場合、エンジンブレーキモードに切換えられ
て、エンジンブレーキが有効に働くと共に、加速のため
再度アクセルを踏み込むと、エンジンブレーキモードよ
りビジーシフト防止モードへと切換えられるため、急加
速時のアップシフト及びダウンシフトが防止できるよう
になる。
【0017】上記目的を達成するために請求項5記載の
発明は、前記ビジーシフト防止モードは、変速パターン
の変速アップ線を通常走行モードよりも高速側へ広げ、
変速ダウン線を通常走行モードと同様にしたものであ
る。
【0018】上記の構成により、通常走行モード時の急
加速の場合には、通常走行パターンからビジーシフト防
止パターンに切換えて、より急加速を得ることができ、
急減速の場合は、通常走行モードパターンのままとし、
急減速による乗心地の低下と車両のスワップを防止す
る。
【0019】上記目的を達成するために請求項6記載の
発明は、前記変速指令手段が、前記駆動力優先モード時
に急減速された場合に、変速パターンの変速ダウン線を
減速側へ広げたビジーシフト防止モードへ切換え、急加
速の場合には、駆動力優先モードを維持するようにした
ものである。
【0020】上記の構成により、駆動力優先モード時の
急減速の場合には、通常走行パターンからビジーシフト
防止パターンに切換えて、急激な急減速による乗り心地
の低下を防止し、急加速の場合には、駆動力優先パター
ンのままとして、より急加速を得ることができる。
【0021】上記目的を達成するために請求項7記載の
発明は、前記変速指令手段が、前記エンジンブレーキモ
ードにおける低速域の走行時に急減速された場合に、変
速パターンの変速ダウン線を減速側へ広げたビジーシフ
ト防止モードへ切換え、前記エンジンブレーキモードに
おける高速域の走行時に急減速された場合には、エンジ
ンブレーキモードを維持するようにしたものである。
【0022】上記の構成により、より低速域の走行時に
エンジンブレーキ操作を行って急減速された場合には、
変速パターンの変速ダウン線を減速側へ広げたビジーシ
フト防止モードへ切換えて、急激な急減速による乗り心
地の低下を防止しており、より高速域の走行時にエンジ
ンブレーキ操作を行って急減速された場合には、エンジ
ンブレーキモード変速パターンにして、より急減速を得
ることができる。
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。
【0023】図1は自動変速機の変速制御装置を示すブ
ロック図で、1はエンジン負荷検出手段2により検出さ
れたエンジン負荷よりその変化速度を検出するエンジン
負荷変化速度検出手段、2はエンジンの負荷を検出する
エンジン負荷検出手段、3は車両の速度を検出する車速
検出手段、4は上記車速検出手段が検出した車速信号に
基づいて車両の加速度または減速度を検出する加減速度
検出手段、5はブレーキが操作されているか否かを検出
するブレーキ操作検出手段を示す。
【0024】そしてこれら検出手段で検出された信号
は、変速制御装置本体6へ入力されるようになってい
る。
【0025】上記変速制御装置本体6内には、エンジン
負荷変化速度検出手段1が検出したエンジン負荷の変化
速度と、エンジン負荷検出手段2が検出したエンジン負
荷、車速検出手段3が検出した車速信号、加減速度検出
手段4が検出した車両の加減速度または減速度及びブレ
ーキ操作検出手段5が検出したブレーキ操作信号より車
両の走行状況を検出する走行状況検出手段7と、走行状
況検出手段7が検出した走行状況に応じて変速モードを
選択し、変速モードを切換えるモード切換え手段8と、
走行モード切換え手段8より出力される変速モードと、
エンジン負荷検出手段2より出力されるエンジン負荷及
び車速検出手段3より出力される車速により切換えるべ
きギヤ段を決定して、決定したギヤ段となるよう自動変
速機10を制御する変速指令手段9が設けられている。
【0026】一方変速制御装置本体6のモード切換え手
段8には、通常走行モードと駆動力優先モード、ビジー
シフト防止モード及びエンジンブレーキモードの4つの
変速モードが予め設定されていて、走行状況検出手段7
が検出した走行状況に応じてこれら変速モードが選択で
きるようになっている。
【0027】上記通常走行モードの変速パターンは、ス
ロットル開度(TH開度)と車速との関係から図2に示
すように、また駆動力優先モードの変速パターンは図3
に示すように、ビジーシフト防止モードの変速パターン
は図4に示すように、そしてエンジンブレーキモードの
変速パターンは図5に示すように予め設定されている。
【0028】すなわち各変速モードとも、TH開度と車
速の関係から、加速時には変速アップ線(実線)に沿っ
てアップシフトされ、減速時には変速ダウン線(破線)
に沿ってダウンシフトされるようになっており、TH開
度が大のときや、TH閉速度が大もしくは減速度が小で
ない中低速域ではビジーシフト防止モード(急加減速の
場合に、通常走行モード、駆動力優先モード又はエンジ
ンブレーキモードの変速パターンの変速アップ線を高速
側に、また変速ダウン線を低速側へ広げるように設定さ
れている)へ切換えるようになっており、又加減速度が
小、TH開度が小で一定時間連続している場合には、ビ
ジーシフト防止モードが解除されるようになっている。
【0029】また急ブレーキにより車両が急減速された
場合は、エンジンブレーキモードに切換えられて、ダウ
ンシフトが行われる。
【0030】即ち、この実施の形態では、図2に示す通
常走行モード変速パターンに対して、図4に示すビジー
シフト防止モードパターンは、変速パターンの変速アッ
プ線(実線)を高速側へ広げたビジーシフト防止モード
にして、より急加速を得るようになっており、急減速の
場合には、通常走行モード変速パターンの変速ダウン線
(破線)と同じにして、急減速性能を維持するよう意図
している。
【0031】また、図3に示す駆動力優先モード変速パ
ターンに対して、図4に示すビジーシフト防止モードパ
ターンは、変速パターンの変速ダウン線(破線)を低速
側へ広げたビジーシフト防止モードにして、急激な急減
速による乗り心地の低下を防止しており、急加速の場合
には、駆動力優先モード変速パターンの変速アップ線
(実線)と同じにして、より急加速を得るように意図し
ている。
【0032】また、図5に示すエンジンブレーキモード
変速パターンに対して、図4に示すビジーシフト防止モ
ードパターンは、より低速域の走行時にエンジンブレー
キ操作を行って急減速された場合に、変速パターンの変
速ダウン線(破線)を減速側へ広げたビジーシフト防止
モードへ切換えて、急激な急減速による乗り心地の低下
を防止しており、より高速域の走行時にエンジンブレー
キ操作を行って急減速された場合には、エンジンブレー
キモード変速パターンの変速アップ線(実線)と同じに
して、急減速されるように意図されている。
【0033】次にその作用を図6ないし図8に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0034】車両が走行を開始すると、図6に示すフロ
ーチャートに沿ってビジーシフト防止モードかの判断が
行われる。
【0035】すなわち、図6に示すフローチャートのス
テップS1で、現在の車速は高車速かが判定され、高車
速の場合はステップS15へ、高車速でない場合はステ
ップS2へ進む。
【0036】ステップS2では、車速が低車速の場合は
ステップ9へ、低車速でない場合はステップ3へ進む。
【0037】ステップS3では、TH閉速度が大かが判
定され、大の場合はステップS8へ進んでビジーシフト
防止モードのフラグを1にセットしてフローを終了す
る。
【0038】またTH閉速度が大でない場合は、ステッ
プS4へ進んでブレーキスイッチ(SW)がオンで、か
つ減速度が大かが判定され、大の場合はステップS8へ
進んでビジーシフト防止モードのフラグを1にセットし
てフローを終了し、減速度が大でない場合は、ステップ
S5へ進む。
【0039】ステップS5では、通常走行条件が一定時
間成立(継続)しているかが判定される。
【0040】この通常走行条件とは、TH開速度絶対値
が一定値内にあり、加減速度絶対値が一定値内であり、
しかもTH開度が一定値内の条件が一定時間継続された
ときに成立する。
【0041】そして通常走行条件が一定時間成立した場
合は、ステップS7へ進んでビジーシフト防止モードの
フラグを0,エンジンブレーキモードのフラグを0にそ
れぞれセットしてフローを終了し、通常走行条件が一定
時間成立しないときは、ステップS6へ進んでビジーシ
フト防止モードのフラグを1にセットしてフローを終了
する。
【0042】一方上記ステップS9では、TH開度が大
かが判定され、大の場合はステップS13へ、大でない
場合はステップS10へ進む。
【0043】ステップ10では、アイドルスイッチ(S
W)がオフかが判定され、アイドルSWがオフの場合は
フローを終了し、オンの場合はS11へ進んでブレーキ
SWがオフかを判定する。
【0044】そしてオフの場合はフローを終了し、オン
の場合はステップS12へ進んでビジーシフト防止モー
ドのフラグを0にセットしてフローを終了する。
【0045】また上記ステップS13では、TH開度は
大かが判定され、大の場合はステップS14へ進み、大
でない場合は、ステップS10へ進んで、上述したステ
ップS10、ステップS11及びステップS12を経て
フローを終了すると共に、ステップS14へ進んだ場合
は、ビジーシフト防止モードのフラグを1にセットして
フローを終了する。
【0046】さらに上記ステップS1よりステップS1
5へ進んだ場合は、ビジーシフト防止モードのフラグを
0に、そしてエンジンブレーキモードのフラグを0にセ
ットしてフローを終了する。
【0047】また同様にして駆動力優先モードか、エン
ジンブレーキモードかの判定を図7及び図8に示すフロ
ーチャートにより行う。
【0048】まず図7に示す駆動力優先モードを判定す
るフローチャートのステップS20でTH開速度は大か
が判定され、大の場合はステップS27へ進み、大でな
い場合は、ステップS21へ進む。
【0049】ステップS21では、駆動力優先モードか
の判定が行われ、駆動力優先モードプラグ1であればス
テップS25へ、駆動力優先モードプラグ1でない場合
は、ステップS22で現在の車速は高車速かの判定が行
われる。
【0050】そして高車速の場合はステップS24へ進
み、高車速でない場合はステップS23へ進んでビジー
シフト防止モードのフラグを「1」にセットした後フロ
ーを終了する。
【0051】またステップS24では、ビジーシフト防
止モードのフラグを「0」、エンジンブレーキモードの
フラグを「0」にセットしてフローを終了する。
【0052】上記ステップS25ではTH開度小の状態
が一定時間連続しているかを判定し、連続している場合
はステップS26へ進んで駆動力優先モードのフラグを
「0」にセットした後ステップS22へ進み、TH開度
小の状態が一定時間連続していない場合は、ステップS
22へ進む。
【0053】また上記ステップS27では駆動力優先モ
ードのフラグを「1」にセットした後ステップS22へ
進む。
【0054】一方図8に示すエンジンブレーキモードを
判定するフローチャートのステップS30で、現在の車
速は高車速かが判定され、高車速の場合はステップS3
7へ進んでエンジンブレーキモードのフラグを「0」
に、エンジンブレーキタイマをそれぞれセットしてフロ
ーを終了する。
【0055】現在の車速が高車速でない場合は、ステッ
プS31へ進んで、現在の車速は低車速かを判定し、低
車速の場合はステップS37を経てフローを終了すると
共に、低車速でない場合は、ステップS32へ進んでブ
レーキSWはオフかを判定する。
【0056】そしてブレーキSWがオフの場合はステッ
プS37を経てフローを終了し、オンの場合はステップ
S33へ進む。
【0057】ステップS33では、減速度は過大かを判
定し、過大の場合はステップS37を経てフローを終了
し、過大でない場合はステップS34へ進んで、減速度
は大でないかの判定が行われる。
【0058】そして減速度が大でない場合は、ステップ
S37を経てフローを終了し、大の場合はステップS3
5へ進んでエンジンブレーキタイマは未セットかが判定
され、未セットの場合はステップS36へ進んでエンジ
ンブレーキモードのフラグを「1」にセットし、エンジ
ンブレーキタイマをセットしてフローを終了し、エンジ
ンブレーキタイマがセットされている場合はフローを終
了する。
【0059】以上のようにしてビジーシフト防止モー
ド、駆動力優先モード、エンジンブレーキモードの判定
を行ったら、予め記憶された下記の表1に示す変速モー
ド選択表に基づいて変速モードが選択される。
【0060】[表1]すなわちTH開速度が大きく、高
車速の場合は、図7のフローチャートのステップS27
で駆動力優先モードのフラグが「1」、ステップS24
でビジーシフト防止モードフラグが「0」、エンジンブ
レーキモードフラグが「0」にそれぞれセットされるの
で、モード切換え手段8は、上記変速モード選択表から
駆動力優先モードを選択して変速指令手段9へ出力する
ため、変速指令手段9は図3に示す駆動力優先モード変
速パターンによってギヤ段を決定し、自動変速機10を
制御する。
【0061】これによって駆動力を優先した走行状況が
得られるようになる。
【0062】また高速走行時に加減速度が小さい場合
は、図6に示すフローチャートのステップS15でビジ
ーシフト防止モードのフラグ及びエンジンブレーキモー
ドのフラグは何れも「0」にセットされ、駆動力優先モ
ードであってTH開度小の状態が一定時間連続した場合
は、図7のステップS26で駆動力優先モードのフラグ
が「0」にセットされるので、モード切換え手段8は、
変速モード選択表から通常走行モードを選択して変速指
令手段9へ出力するため、変速指令手段9は図2に示す
通常走行モード変速パターンによってギヤ段を決定し、
自動変速機10を制御する。
【0063】これによって燃費がよく、かつ快適な走行
状況が得られるようになる。
【0064】一方通常走行モードで走行中に車両の急加
減速が行われた場合や、エンジン負荷操作速度が負方向
に所定値を越えた場合、車両の減速度が所定時間所定値
を越えた場合は、図6に示すフローチャートによってビ
ジーシフト防止モードのフラグが「1」にセットされる
ので、モード切換え手段8は、変速モード選択表からビ
ジーシフト防止モードを選択する。
【0065】このビジーシフト防止モードの変速パター
ンは、図2に示す通常走行モード変速パターンに対し
て、変速アップ線(実線)を高速側に広げ、また変速ダ
ウン線(破線)を低速側へ広げたもので、この変速パタ
ーンによって変速指令手段9はギヤ段を決定して自動変
速機10を制御するため、アクセルオン時のダウンシフ
トと、アクセルオフ時のアップシフトが行われることが
ないので、変速により乗心地が阻害されるのを防止する
ことができるようになる。
【0066】またエンジン負荷変化速度検出手段1が検
出したエンジン負荷変化速度と上記車速検出手段3が検
出した車両の減速度と上記加減速度検出手段4が検出し
た加減速度とが、所定値以内である状態が所定の時間以
上経過した場合に、ビジーシフト防止モードより通常走
行モードへ切換えられるため、再び通常走行モードでの
走行が可能になる。
【0067】一方通常走行モードや駆動力優先モードで
走行中に、ブレーキによる減速度が一定時間所定値を越
えた場合、図8に示すフローチャートのステップS35
でエンジンブレーキのタイマがセットされているかが判
定され、未セットの場合ステップS36でエンジンブレ
ーキモードのフラグが「1」にセットされ、同時にエン
ジンブレーキタイマがセットされる。
【0068】これによってモード切換え手段8は変速モ
ード選択表からエンジンブレーキモードを選択して変速
指令手段9へ出力するため、変速指令手段9は図5に示
すエンジンブレーキモード変速パターンによってギヤ段
を決定し、自動変速機10を制御することにより、エン
ジンブレーキ状態が得られるようになる。
【0069】またエンジンブレーキモードが解除される
とビジーシフト防止モードへ切換えられて、ビジーシフ
トが防止される。
【0070】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、走行中
の車両の急加減速を検出して、急加減速の場合は変速パ
ターンの変速アップ線を高速側に、また変速ダウン線を
低速側に広げたビジーシフト防止モード変速パターンに
切換えて、この変速パターンにより自動変速機のギヤ段
を決定するようにしたことから、急加減速の際アップシ
フトやダウンシフトが防止されるため、車両の乗心地が
大幅に改善される。またビジーシフト防止モードから通
常走行モードへの切換えや、駆動力優先モードからビジ
ーシフト防止モードまたは通常走行モードへの切換えが
車両の走行状況に応じて円滑に行えるようになる。
【0071】さらにブレーキを使用して車両を急減速し
た場合、エンジンブレーキモードに切換えられてエンジ
ンブレーキが有効に働くため、車両を安全に減速できる
と共に、減速後再度アクセルペダルを踏み込んで急加速
した場合、ビジーシフト防止モードへ切換えるため、急
加速時のアップシフト、ダウンシフトが防止され、これ
により急加速時の乗心地の改善も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置がギヤ段を決定する際に使用する通常走行モー
ド変速パターンを示す線図である。
【図3】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置がギヤ段を決定する際に使用する駆動力優先モ
ード変速パターンを示す線図である。
【図4】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置がギヤ段を決定する際に使用するビジーシフト
防止モード変速パターンを示す線図である。
【図5】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置がギヤ段を決定する際に使用するエンジンブレ
ーキモード変速パターンを示す線図である。
【図6】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置によりビジーシフト防止モードを判定する際の
作用を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置により駆動力優先モードを判定する際の作用を
示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態になる自動変速機の変速
制御装置によりエンジンブレーキモードを判定する際の
作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン負荷変化速度検出手段 2 エンジン負荷検出手段 3 車速検出手段 4 加減速度検出手段 5 ブレーキ操作検出手段 6 制御装置本体 7 走行状況検出手段 8 モード切換え手段 9 変速指令手段 10 自動変速機
【表1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷
    検出手段と、このエンジン負荷検出手段が検出したエン
    ジン負荷の変化速度を検出するエンジン負荷変化速度検
    出手段と、車速を検出する車速検出手段と、車両の加減
    速度を検出する加減速度検出手段と、ブレーキが操作さ
    れているか否かを検出するブレーキ操作検出手段と、エ
    ンジン負荷、エンジン負荷の変化速度、車速、車両の加
    減速度及びブレーキ操作の有無から走行状況を検出する
    走行状況検出手段と、上記走行状況検出手段より出力さ
    れる走行状況によって通常走行モード、ビジーシフト防
    止モードを選択するモード切換え手段と、上記エンジン
    負荷検出手段から出力されるエンジン負荷と、車速検出
    手段から出力される車速及びモード切換え手段から出力
    される変速モードよりギヤ段を決定して自動変速機を制
    御する変速指令手段を具備し、かつ走行状況検出手段よ
    り出力される走行状況から車両の急加減速か、高速走行
    かを検出して、急加減速の場合には、変速パターンの変
    速アップ線と変速ダウン線との間隙を適宜通常走行モー
    ドよりも広げたビジーシフト防止モードへ切換え、高速
    走行または小加減速の場合は、通常走行モードに切換え
    ることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 上記エンジン負荷変化速度検出手段が検
    出したエンジン負荷変化速度が負方向に所定の値を越え
    た場合または上記加減速度検出手段が検出した車両の減
    速度が所定値を越えてから所定時間経過した場合、通常
    走行モードからビジーシフト防止モードに切換えを行
    い、上記エンジン負荷変化速度検出手段が検出したエン
    ジン負荷変化速度と上記車速検出手段が検出した車両の
    速度と上記加減速度検出手段が検出した車両の加減速度
    とが、所定値以内である状態が所定の時間以上経過した
    場合に、ビジーシフト防止モードから通常走行モードへ
    の切換えを行うようにしてなる請求項1記載の自動変速
    機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 上記変速指令手段は、モード切換え手段
    が選択した駆動力優先モードが解除された場合に、上記
    エンジン負荷変化速度検出手段が検出したエンジン負荷
    変化速度、上記車速検出手段が検出した車両の速度或い
    は上記加減速度検出手段が検出した車両の加減速度に応
    じて、ビジーシフト防止モードまたは通常走行モードに
    切換えるようにしてなる請求項1記載の自動変速機の変
    速制御装置。
  4. 【請求項4】 ブレーキによる車両の減速度が一定時間
    所定の値を越えた場合に、ダウンシフトして通常走行モ
    ードよりもエンジンブレーキを効かせるエンジンブレー
    キモードとし、エンジンブレーキモード終了後はビジー
    シフト防止モードへ切換えるようにしてなる請求項1記
    載の自動変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ビジーシフト防止モードは、変速パ
    ターンの変速アップ線を通常走行モードよりも高速側へ
    広げ、変速ダウン線を通常倉庫モードと同様にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記変速指令手段は、前記駆動力優先モ
    ード時に急減速された場合に、変速パターンの変速ダウ
    ン線を減速側へ広げたビジーシフト防止モードへ切換
    え、急加速の場合には、駆動力優先モードを維持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の
    変速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記変速指令手段は、前記エンジンブレ
    ーキモードにおける低速域の走行時に急減速された場合
    に、変速パターンの変速ダウン線を減速側へ広げたビジ
    ーシフト防止モードへ切り換え、前記エンジンブレーキ
    モードにおける高速域の走行時に急減速された場合に
    は、エンジンブレーキモードを維持するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御装
    置。
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