JPH10300366A - スクラップ予熱装置 - Google Patents
スクラップ予熱装置Info
- Publication number
- JPH10300366A JPH10300366A JP11655797A JP11655797A JPH10300366A JP H10300366 A JPH10300366 A JP H10300366A JP 11655797 A JP11655797 A JP 11655797A JP 11655797 A JP11655797 A JP 11655797A JP H10300366 A JPH10300366 A JP H10300366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scrap
- exhaust gas
- preheating
- tower
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Furnace Details (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲートのフィンガーの過熱およびフィンガー
へのスクラップの融着を防止するとともに、予熱後のス
クラップを溶解炉内の所望位置に装入する。 【解決手段】 スクラップ装入口22とスクラップ排出
口23をそなえた塔体21を、横行駆動装置15によ
り、溶解炉1の炉体2の上方のスクラップ投入位置Q
と、炉体2の上部側方の予熱位置Pとの間を横行自在に
支持し、塔体21内に、通気性を有し開閉自在なゲート
25を設けこのゲートの上側に予熱室を形成させ、塔体
21が予熱位置Pにあるとき溶解炉1の排ガス口11に
対向する排ガス取入口35を下端部に有するダクト31
を、前記予熱室の側壁部に接続し、排ガス排出路41に
接続される排ガス吸引口52を、予熱位置Pにある塔体
21のスクラップ排出口23に対向して配設する。
へのスクラップの融着を防止するとともに、予熱後のス
クラップを溶解炉内の所望位置に装入する。 【解決手段】 スクラップ装入口22とスクラップ排出
口23をそなえた塔体21を、横行駆動装置15によ
り、溶解炉1の炉体2の上方のスクラップ投入位置Q
と、炉体2の上部側方の予熱位置Pとの間を横行自在に
支持し、塔体21内に、通気性を有し開閉自在なゲート
25を設けこのゲートの上側に予熱室を形成させ、塔体
21が予熱位置Pにあるとき溶解炉1の排ガス口11に
対向する排ガス取入口35を下端部に有するダクト31
を、前記予熱室の側壁部に接続し、排ガス排出路41に
接続される排ガス吸引口52を、予熱位置Pにある塔体
21のスクラップ排出口23に対向して配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属溶解炉に投
入する溶解原料であるスクラップを、該金属溶解炉から
排出される排ガスに接触させて予熱するスクラップ予熱
装置に関する。
入する溶解原料であるスクラップを、該金属溶解炉から
排出される排ガスに接触させて予熱するスクラップ予熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の予熱装置としては、特開平
4−309789号公報に開示された原料予熱塔があ
る。この予熱塔は、溶解炉の天蓋上に立設する予熱塔内
に、下から順に第1予熱室と第2予熱室を設け、各予熱
室の下部には開閉自在な原料保持ダンパーを設け、予熱
塔の最上端部に設けた原料溜め置き室を経て各予熱室に
保持した原料を、溶解炉から予熱塔内を上方に向って流
れる廃ガスによって予熱し、予熱後の廃ガスは予熱塔上
部に取付けた排気ダクトから流出させるものである。そ
して原料保持ダンパの開閉により、原料は上部予熱室の
次に下部予熱室においても予熱されたのち、溶解炉に投
入される。
4−309789号公報に開示された原料予熱塔があ
る。この予熱塔は、溶解炉の天蓋上に立設する予熱塔内
に、下から順に第1予熱室と第2予熱室を設け、各予熱
室の下部には開閉自在な原料保持ダンパーを設け、予熱
塔の最上端部に設けた原料溜め置き室を経て各予熱室に
保持した原料を、溶解炉から予熱塔内を上方に向って流
れる廃ガスによって予熱し、予熱後の廃ガスは予熱塔上
部に取付けた排気ダクトから流出させるものである。そ
して原料保持ダンパの開閉により、原料は上部予熱室の
次に下部予熱室においても予熱されたのち、溶解炉に投
入される。
【0003】ところが上記従来の予熱装置をスクラップ
の予熱に適用すると、高温の廃ガスは原料保持ダンパ同
士の隙間を通って上向きに流れるため、この隙間の直上
部、すなわちスクラップ層の下面部中央部のみが局部的
に過熱され、スクラップ層の中央部以外および上部部分
の予熱は不充分で予熱効率が劣るとともに、スクラップ
が局部的に溶融してガス通路が閉塞し廃ガス流通が不調
になるなどの問題点を有するものである。
の予熱に適用すると、高温の廃ガスは原料保持ダンパ同
士の隙間を通って上向きに流れるため、この隙間の直上
部、すなわちスクラップ層の下面部中央部のみが局部的
に過熱され、スクラップ層の中央部以外および上部部分
の予熱は不充分で予熱効率が劣るとともに、スクラップ
が局部的に溶融してガス通路が閉塞し廃ガス流通が不調
になるなどの問題点を有するものである。
【0004】そこで原料保持ダンパを複数本のフィンガ
ーを並設したフォーク状のゲートとして通気性をもたせ
る構成とすれば、上記スクラップ層の局部的な過熱は避
けられるが、排ガスが上向き流として流れるため上記フ
ィンガーが過熱され、特に最下段のゲートのフィンガー
は炉内からの輻射熱や火焔による加熱も加わるため過熱
による損耗が著しく、過熱防止のため水冷構造とした場
合も水漏れ事故をおこすおそれがあり、水冷却による奪
熱量を増やすと排ガスが冷却されスクラップの予熱効率
が低下するという問題がある。さらにゲート上に支持さ
れたスクラップは下層ほど過熱されて溶融しやすく、こ
の溶融物が直接フィンガーに融着してゲートの開閉の支
障となるという問題もある。また上記原料保持ダンパあ
るいはゲートは、炉の電極を避けた位置に配置されるた
め、最も加熱効率のよい炉の中央部へのスクラップの投
入はおこなうことができなかった。
ーを並設したフォーク状のゲートとして通気性をもたせ
る構成とすれば、上記スクラップ層の局部的な過熱は避
けられるが、排ガスが上向き流として流れるため上記フ
ィンガーが過熱され、特に最下段のゲートのフィンガー
は炉内からの輻射熱や火焔による加熱も加わるため過熱
による損耗が著しく、過熱防止のため水冷構造とした場
合も水漏れ事故をおこすおそれがあり、水冷却による奪
熱量を増やすと排ガスが冷却されスクラップの予熱効率
が低下するという問題がある。さらにゲート上に支持さ
れたスクラップは下層ほど過熱されて溶融しやすく、こ
の溶融物が直接フィンガーに融着してゲートの開閉の支
障となるという問題もある。また上記原料保持ダンパあ
るいはゲートは、炉の電極を避けた位置に配置されるた
め、最も加熱効率のよい炉の中央部へのスクラップの投
入はおこなうことができなかった。
【0005】またスクラップ層を通過した排ガス中に
は、スクラップの破片や小片が混在することが多く、こ
れらの破片や小片が排ガス排出路内に吸引されると、こ
の排出路のダクトや冷却塔のパイプ部を閉塞して吸引不
足によるCO爆発をおこすおそれがあり、また集じん装
置のフィルタを破損し、送風機の異常振動を生じるな
ど、種々のトラブルの原因となっていた。
は、スクラップの破片や小片が混在することが多く、こ
れらの破片や小片が排ガス排出路内に吸引されると、こ
の排出路のダクトや冷却塔のパイプ部を閉塞して吸引不
足によるCO爆発をおこすおそれがあり、また集じん装
置のフィルタを破損し、送風機の異常振動を生じるな
ど、種々のトラブルの原因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決しようとするもので、ゲートのフィンガー
の過熱、およびフィンガーへのスクラップの融着を防止
できるとともに、予熱後のスクラップを溶解炉の炉体内
の所望位置に装入できるスクラップ予熱装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決しようとするもので、ゲートのフィンガー
の過熱、およびフィンガーへのスクラップの融着を防止
できるとともに、予熱後のスクラップを溶解炉の炉体内
の所望位置に装入できるスクラップ予熱装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】請求項5記載の発明は、上記の目的に加え
て、予熱後の排ガス中に混在するスクラップの破片や小
片を除去して排ガス排出系におけるこれら破片や小片に
起因する事故を防止できるスクラップ予熱装置を提供す
ることを目的とする。
て、予熱後の排ガス中に混在するスクラップの破片や小
片を除去して排ガス排出系におけるこれら破片や小片に
起因する事故を防止できるスクラップ予熱装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スクラップ装入口を上端部にそなえスクラップ排出口を
下端部にそなえた塔体を、横行駆動装置により、溶解炉
の炉体の上方のスクラップ投入位置と、該炉体の上部側
方の予熱位置との間を横行自在に支持し、前記塔体内
に、閉鎖時に該塔体内に突出してスクラップを保持する
通気性を有し開閉自在なゲートを設置して前記ゲートの
上側に予熱室を形成させ、前記塔体が前記予熱位置にあ
るとき前記溶解炉の排ガス口に対向する排ガス取入口を
下端部に有するダクトを、前記予熱室の側壁部に接続
し、排ガス排出路に接続される排ガス吸引口を、前記予
熱位置にある前記塔体の前記スクラップ排出口に対向し
て配設したことを特徴とするスクラップ予熱装置であ
る。
スクラップ装入口を上端部にそなえスクラップ排出口を
下端部にそなえた塔体を、横行駆動装置により、溶解炉
の炉体の上方のスクラップ投入位置と、該炉体の上部側
方の予熱位置との間を横行自在に支持し、前記塔体内
に、閉鎖時に該塔体内に突出してスクラップを保持する
通気性を有し開閉自在なゲートを設置して前記ゲートの
上側に予熱室を形成させ、前記塔体が前記予熱位置にあ
るとき前記溶解炉の排ガス口に対向する排ガス取入口を
下端部に有するダクトを、前記予熱室の側壁部に接続
し、排ガス排出路に接続される排ガス吸引口を、前記予
熱位置にある前記塔体の前記スクラップ排出口に対向し
て配設したことを特徴とするスクラップ予熱装置であ
る。
【0009】この発明においては、前記塔体内に前記ゲ
ートを1段設けて前記予熱室を1室形成させてもよい
が、請求項2記載の発明のように、前記ゲートが前記塔
体内に上下に間隔をおいて複数段にわたって設置され、
これら各ゲートの上側にそれぞれ予熱室を形成して、前
記ダクトを少なくとも最上段の予熱室の側壁部に接続し
た構成とすれば、複数の予熱室に収容したスクラップを
順次下段側へ移送しつつ長時間にわたる排ガスとの接触
により、スクラップを充分加熱昇温させることができ、
好ましい。
ートを1段設けて前記予熱室を1室形成させてもよい
が、請求項2記載の発明のように、前記ゲートが前記塔
体内に上下に間隔をおいて複数段にわたって設置され、
これら各ゲートの上側にそれぞれ予熱室を形成して、前
記ダクトを少なくとも最上段の予熱室の側壁部に接続し
た構成とすれば、複数の予熱室に収容したスクラップを
順次下段側へ移送しつつ長時間にわたる排ガスとの接触
により、スクラップを充分加熱昇温させることができ、
好ましい。
【0010】またこの予熱室を複数室設ける場合、前記
ダクトは最上段の予熱室の側壁部のみに接続してもよい
が、請求項3記載の発明のように、前記ダクトの分岐管
部を各予熱室の側壁部に接続した構成とすれば、溶解炉
から排出された高温の排ガスをこの分岐管部を経て各予
熱室に直接供給することができ、この排ガスの各予熱室
への供給量の調整により、スクラップの量や加熱時間に
応じて効率よくスクラップを所望の予熱温度まで加熱す
ることができるので、好ましい。
ダクトは最上段の予熱室の側壁部のみに接続してもよい
が、請求項3記載の発明のように、前記ダクトの分岐管
部を各予熱室の側壁部に接続した構成とすれば、溶解炉
から排出された高温の排ガスをこの分岐管部を経て各予
熱室に直接供給することができ、この排ガスの各予熱室
への供給量の調整により、スクラップの量や加熱時間に
応じて効率よくスクラップを所望の予熱温度まで加熱す
ることができるので、好ましい。
【0011】また各分岐管部を流れ各予熱室へ供給され
る排ガスの流量は、各分岐管部の管径(サイズ)の選定
により所望の流量とすることもできるが、請求項4記載
の発明のように、前記分岐管部に風量調節用のダンパを
設けた構成とすれば、スクラップの量や予熱時間が変更
になった場合でも、前記ダンパにより排ガスの風量を自
由に調節して効率よくスクラップの予熱をおこなうこと
ができるので、特に好ましい。
る排ガスの流量は、各分岐管部の管径(サイズ)の選定
により所望の流量とすることもできるが、請求項4記載
の発明のように、前記分岐管部に風量調節用のダンパを
設けた構成とすれば、スクラップの量や予熱時間が変更
になった場合でも、前記ダンパにより排ガスの風量を自
由に調節して効率よくスクラップの予熱をおこなうこと
ができるので、特に好ましい。
【0012】また請求項1〜4に記載の発明において、
排ガス排出路に接続される排ガス吸引口は、排ガス排出
路のダクト端部の管径を前記スクラップ排出口に近い口
径に拡径して排ガス吸引口とするなど、排ガス吸引口を
直接排ガス排出路に接続してもよいが、請求項5記載の
発明のように、下部にスクラップ溜部を有し上部に排ガ
ス出口を有する容器状のスクラップキャッチャの頂部
に、前記排ガス吸引口を設け、前記排ガス出口に前記排
ガス排出路を接続した構成、すなわち排ガス排出路に接
続したスクラップキャッチャに排ガス吸引口を設ける構
成とするのが特に好ましい。
排ガス排出路に接続される排ガス吸引口は、排ガス排出
路のダクト端部の管径を前記スクラップ排出口に近い口
径に拡径して排ガス吸引口とするなど、排ガス吸引口を
直接排ガス排出路に接続してもよいが、請求項5記載の
発明のように、下部にスクラップ溜部を有し上部に排ガ
ス出口を有する容器状のスクラップキャッチャの頂部
に、前記排ガス吸引口を設け、前記排ガス出口に前記排
ガス排出路を接続した構成、すなわち排ガス排出路に接
続したスクラップキャッチャに排ガス吸引口を設ける構
成とするのが特に好ましい。
【0013】このようにすると、塔体内を下降流として
流れる排ガスと共に下降したスクラップの破片や小片を
慣性および重力分離してダストキャッチャのスクラップ
溜部に効率よく捕集することができ、上記スクラップの
破片や小片が排ガス排出路のダクトや冷却塔を閉塞した
り、集じん装置のフィルタを破損したり、吸引用送風機
のインペラに付着して異常振動を生じたりする排ガス排
出系における各種の事故を防止できるからである。
流れる排ガスと共に下降したスクラップの破片や小片を
慣性および重力分離してダストキャッチャのスクラップ
溜部に効率よく捕集することができ、上記スクラップの
破片や小片が排ガス排出路のダクトや冷却塔を閉塞した
り、集じん装置のフィルタを破損したり、吸引用送風機
のインペラに付着して異常振動を生じたりする排ガス排
出系における各種の事故を防止できるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図1〜図3によりこの発明の
実施の形態の一例を説明する。図1および図2におい
て、直流アーク炉から成る溶解炉1は、出鋼樋2aを有
する炉体2に炉蓋3を被せて成り、炉体2の底部には炉
底電極4を設け、炉蓋3を貫通して炉体2内に挿入され
る電極棒5は、公知の昇降駆動装置により昇降、旋回駆
動される電極支腕6aの先端に固設した把持器6bによ
り把持されている。炉体2の底部に固設され下面部に円
弧状の大歯車部をそなえた支脚7は、基台8上に取付け
た支持用ギヤ9により支持され、これによって炉体2は
水平軸線10のまわりに傾動できるようになっている。
炉蓋3には炉内からの排ガス排出用の排ガス口11が設
けてあるがその上部構造は後述する。
実施の形態の一例を説明する。図1および図2におい
て、直流アーク炉から成る溶解炉1は、出鋼樋2aを有
する炉体2に炉蓋3を被せて成り、炉体2の底部には炉
底電極4を設け、炉蓋3を貫通して炉体2内に挿入され
る電極棒5は、公知の昇降駆動装置により昇降、旋回駆
動される電極支腕6aの先端に固設した把持器6bによ
り把持されている。炉体2の底部に固設され下面部に円
弧状の大歯車部をそなえた支脚7は、基台8上に取付け
た支持用ギヤ9により支持され、これによって炉体2は
水平軸線10のまわりに傾動できるようになっている。
炉蓋3には炉内からの排ガス排出用の排ガス口11が設
けてあるがその上部構造は後述する。
【0015】一方15は横行駆動装置で、溶解炉1の上
方から側方にかけて基礎上に固設した支持桁16,16
上に、レール17,17を敷設し、このレール17上に
自走式の台車18を横行自在に載せて成る。スクラップ
予熱装置60の主体を構成する角筒状の塔体21は、上
端部にスクラップ装入口22を、下端部にスクラップ排
出口23をそなえ、この塔体21は上記台車18に固定
取付され、図1に実線で示す炉体上部側方の予熱位置P
と、鎖線で示す炉体2上方のスクラップ投入位置Qとの
間を、台車18と共に横行自在に移動するが、この両位
置間の範囲を越えさらに横行移動できるようにしてもよ
い。
方から側方にかけて基礎上に固設した支持桁16,16
上に、レール17,17を敷設し、このレール17上に
自走式の台車18を横行自在に載せて成る。スクラップ
予熱装置60の主体を構成する角筒状の塔体21は、上
端部にスクラップ装入口22を、下端部にスクラップ排
出口23をそなえ、この塔体21は上記台車18に固定
取付され、図1に実線で示す炉体上部側方の予熱位置P
と、鎖線で示す炉体2上方のスクラップ投入位置Qとの
間を、台車18と共に横行自在に移動するが、この両位
置間の範囲を越えさらに横行移動できるようにしてもよ
い。
【0016】また溶解炉1の炉蓋3も、図示しない切離
し可能な昇降装置により台車18に接続されており、こ
れにより炉蓋3は炉体2に被せられ、さらに台車18と
切離されて炉体2と共に傾動でき、あるいは炉体被着位
置から少量吊上げられて台車18と共に炉体2の側方へ
横行移動できるようになっている。
し可能な昇降装置により台車18に接続されており、こ
れにより炉蓋3は炉体2に被せられ、さらに台車18と
切離されて炉体2と共に傾動でき、あるいは炉体被着位
置から少量吊上げられて台車18と共に炉体2の側方へ
横行移動できるようになっている。
【0017】塔体21は、耐熱鋼製の殻体に断熱材の内
張りを施して成り、スクラップ装入口22を開閉する蓋
24を頂部にそなえ、その内部には上下に間隔をおいて
ゲート25,25を2段にわたって設け、これらのゲー
トの上側に予熱室26a,26bを形成してある。ゲー
ト25は、対向する塔体側壁に沿って配置した水平方向
に伸びる回動軸27に、小間隔をおいて複数枚並列配置
した耐熱鋼製のフィンガー28の基部を固着した一対の
フォーク状体から成り、塔体21の側壁に回動自在に支
持した回動軸27を図示しないエアシリンダにより揺動
駆動することにより、実線図示の閉鎖時に塔体21内に
突出してスクラップを保持し、鎖線29で示す開放時
(傾斜時)に上記スクラップを下方へ落下させるように
なっている。
張りを施して成り、スクラップ装入口22を開閉する蓋
24を頂部にそなえ、その内部には上下に間隔をおいて
ゲート25,25を2段にわたって設け、これらのゲー
トの上側に予熱室26a,26bを形成してある。ゲー
ト25は、対向する塔体側壁に沿って配置した水平方向
に伸びる回動軸27に、小間隔をおいて複数枚並列配置
した耐熱鋼製のフィンガー28の基部を固着した一対の
フォーク状体から成り、塔体21の側壁に回動自在に支
持した回動軸27を図示しないエアシリンダにより揺動
駆動することにより、実線図示の閉鎖時に塔体21内に
突出してスクラップを保持し、鎖線29で示す開放時
(傾斜時)に上記スクラップを下方へ落下させるように
なっている。
【0018】31は炉体2内からの排ガスを塔体21内
へ導入するダクトで、その分岐管部32a,32bを予
熱室26a,26bの側壁部(詳しくは側壁に設けた排
ガス入口33a,33b)に接続して、塔体21により
支持されている。分岐管部32a,32bには、それぞ
れ風量調節用のダンパ34a,34bが設けてある。ダ
クト31の下端部に形成した排ガス取入口35は、塔体
21が前記予熱位置Pにあるとき、前記排ガス口11に
少量のすきまをもって対向する位置関係にある。
へ導入するダクトで、その分岐管部32a,32bを予
熱室26a,26bの側壁部(詳しくは側壁に設けた排
ガス入口33a,33b)に接続して、塔体21により
支持されている。分岐管部32a,32bには、それぞ
れ風量調節用のダンパ34a,34bが設けてある。ダ
クト31の下端部に形成した排ガス取入口35は、塔体
21が前記予熱位置Pにあるとき、前記排ガス口11に
少量のすきまをもって対向する位置関係にある。
【0019】そして図3に示すように、排ガス口11の
周壁上端面および排ガス取入口35の周壁下端面は、前
記水平軸線10を中心とする円弧面状を呈し、該水平軸
線10のまわりに炉体2が傾動したとき相互に衝突・干
渉が生じないようにしてある。36はダクト31と排ガ
ス口11との間の隙間を開閉するためのシールリング
で、排ガス口11の筒体外周部に昇降自在に支持されエ
アシリンダ37により昇降駆動される。
周壁上端面および排ガス取入口35の周壁下端面は、前
記水平軸線10を中心とする円弧面状を呈し、該水平軸
線10のまわりに炉体2が傾動したとき相互に衝突・干
渉が生じないようにしてある。36はダクト31と排ガ
ス口11との間の隙間を開閉するためのシールリング
で、排ガス口11の筒体外周部に昇降自在に支持されエ
アシリンダ37により昇降駆動される。
【0020】塔体21の下端部のスクラップ排出口23
は、予熱に利用した後の排ガスの排出口を兼ねるもので
あり、塔体21が前記予熱位置Pにあるとき、排ガスを
吸引排出する排ガス排出路41に接続したスクラップキ
ャッチャ50(後述)の頂部の排ガス吸引口52が、上
記スクラップ排出口23に少量のすきまをもって対向す
るよう固定配設されている。塔体21は炉体2のように
傾動はしないので、スクラップ排出口23および排ガス
吸引口52の各端面はいずれも平面状を呈し、両者間の
すきまを開閉するために前記シールリング36と同様な
シールリング43が付設されエアシリンダ(図示しな
い)により昇降駆動されるようになっている。
は、予熱に利用した後の排ガスの排出口を兼ねるもので
あり、塔体21が前記予熱位置Pにあるとき、排ガスを
吸引排出する排ガス排出路41に接続したスクラップキ
ャッチャ50(後述)の頂部の排ガス吸引口52が、上
記スクラップ排出口23に少量のすきまをもって対向す
るよう固定配設されている。塔体21は炉体2のように
傾動はしないので、スクラップ排出口23および排ガス
吸引口52の各端面はいずれも平面状を呈し、両者間の
すきまを開閉するために前記シールリング36と同様な
シールリング43が付設されエアシリンダ(図示しな
い)により昇降駆動されるようになっている。
【0021】スクラップキャッチャ50は、基礎上に固
設した水平断面角形の容器状(この例ではホッパ状)の
本体51の頂部に、スクラップ排出口23とほぼ同サイ
ズの角形大口径の排ガス吸引口52を設け、該本体51
の下部に、スクラップ溜部53を設け、このスクラップ
溜部53の底部にスクラップ排出用の開閉蓋54を設け
て成り、その側壁51a部に設けた排ガス出口55に、
排ガス排出路41が接続されている。また排ガス排出路
41は、図示しない冷却塔を経て吸引用送風機および集
じん装置に接続されている。
設した水平断面角形の容器状(この例ではホッパ状)の
本体51の頂部に、スクラップ排出口23とほぼ同サイ
ズの角形大口径の排ガス吸引口52を設け、該本体51
の下部に、スクラップ溜部53を設け、このスクラップ
溜部53の底部にスクラップ排出用の開閉蓋54を設け
て成り、その側壁51a部に設けた排ガス出口55に、
排ガス排出路41が接続されている。また排ガス排出路
41は、図示しない冷却塔を経て吸引用送風機および集
じん装置に接続されている。
【0022】上記構成のスクラップ予熱装置60を使用
するには、予熱塔21を予熱位置Pに位置させ、スクラ
ップ装入用バケット(図示しない)によりスクラップ装
入口22から塔体21内にスクラップを装入して、上段
側のゲート25を開閉して予熱室26aにスクラップS
1 を、予熱室26bにスクラップS2 を装入するととも
に、シールリング36,43により排ガス口11および
排ガス吸引口52部のすきまを閉じておく。そして溶解
炉1にスクラップを装入して(初回の装入は常温のスク
ラップでもよいし、前回操業により後述のようにして予
熱したスクラップを装入してもよい)電極棒5と炉底電
極4間のアーク放電により溶解操業を開始すれば、高温
の排ガスGが炉内で発生する。
するには、予熱塔21を予熱位置Pに位置させ、スクラ
ップ装入用バケット(図示しない)によりスクラップ装
入口22から塔体21内にスクラップを装入して、上段
側のゲート25を開閉して予熱室26aにスクラップS
1 を、予熱室26bにスクラップS2 を装入するととも
に、シールリング36,43により排ガス口11および
排ガス吸引口52部のすきまを閉じておく。そして溶解
炉1にスクラップを装入して(初回の装入は常温のスク
ラップでもよいし、前回操業により後述のようにして予
熱したスクラップを装入してもよい)電極棒5と炉底電
極4間のアーク放電により溶解操業を開始すれば、高温
の排ガスGが炉内で発生する。
【0023】そこで排ガス排出路41の吸引用送風機を
運転すれば、排ガスGは排ガス口11,ダクト31を経
て、各予熱室26a,26bの上部へ流入し、該予熱室
26a,26b内を下降流として流れて各スクラップS
1 ,S2 を加熱する。このとき各予熱室26a,26b
へ流入する排ガスG1 ,G2 の量は、各分岐管部32
a,32bのダンパ34a,34bの操作により調節で
き、これによって各スクラップS1 ,S2 を効率よく所
望の温度に予熱できる。
運転すれば、排ガスGは排ガス口11,ダクト31を経
て、各予熱室26a,26bの上部へ流入し、該予熱室
26a,26b内を下降流として流れて各スクラップS
1 ,S2 を加熱する。このとき各予熱室26a,26b
へ流入する排ガスG1 ,G2 の量は、各分岐管部32
a,32bのダンパ34a,34bの操作により調節で
き、これによって各スクラップS1 ,S2 を効率よく所
望の温度に予熱できる。
【0024】排ガスG1 は予熱室26a内のスクラップ
S1 を加熱後、ゲート25のフィンガー28間を通過し
て予熱室26bへ流入してスクラップS2 を加熱し、ま
た排ガスG2 は排ガスG1 とともに予熱室26b内のス
クラップS2 を加熱し、これらの加熱により奪熱された
排ガスG1 ,G2 はスクラップ排出口23から排ガス吸
引口52を経てスクラップキャッチャ50内へ下降流と
して流入し、後述のようにスクラップの破片や小片を分
離除去されたのち、排ガス出口55から排ガス排出路4
1へ吸引され、図示しない冷却塔,集じん装置により冷
却・除じんされ系外へ排出される。
S1 を加熱後、ゲート25のフィンガー28間を通過し
て予熱室26bへ流入してスクラップS2 を加熱し、ま
た排ガスG2 は排ガスG1 とともに予熱室26b内のス
クラップS2 を加熱し、これらの加熱により奪熱された
排ガスG1 ,G2 はスクラップ排出口23から排ガス吸
引口52を経てスクラップキャッチャ50内へ下降流と
して流入し、後述のようにスクラップの破片や小片を分
離除去されたのち、排ガス出口55から排ガス排出路4
1へ吸引され、図示しない冷却塔,集じん装置により冷
却・除じんされ系外へ排出される。
【0025】溶解炉1内でのスクラップの溶解が進み、
スクラップ追装が必要となったら、電極棒5を昇降駆動
装置により炉蓋3の上方へ引上後、側方へ旋回移動させ
るとともに、シールリング36,43を下降させ昇降装
置により炉蓋3を少量上昇駆動して台車18に吊下げ、
台車18を横行駆動して塔体21をスクラップ投入位置
Qに移動させ、下段側のゲート25を開いて予熱ずみの
スクラップS2 を開蓋状態の炉体2内に供給する。
スクラップ追装が必要となったら、電極棒5を昇降駆動
装置により炉蓋3の上方へ引上後、側方へ旋回移動させ
るとともに、シールリング36,43を下降させ昇降装
置により炉蓋3を少量上昇駆動して台車18に吊下げ、
台車18を横行駆動して塔体21をスクラップ投入位置
Qに移動させ、下段側のゲート25を開いて予熱ずみの
スクラップS2 を開蓋状態の炉体2内に供給する。
【0026】その後台車18をもとの位置へ横行駆動し
て塔体21を予熱位置Pに位置させ、シールリング3
6,43を上昇させるとともに、炉蓋3を下降駆動して
炉体2に被せ、スクラップの溶解を続行する。そして塔
体21内では、上段側のゲート25を開いて一次予熱ず
みのスクラップS1 を下段側の予熱室26b内へ装入し
てスクラップS2 とし、新たなスクラップS1 を上段側
の予熱室26a内へ装入し、上記と同様にして排ガスG
による各スクラップS1 ,S2 の予熱と、炉体2内への
予熱ずみスクラップの追装をおこなう。
て塔体21を予熱位置Pに位置させ、シールリング3
6,43を上昇させるとともに、炉蓋3を下降駆動して
炉体2に被せ、スクラップの溶解を続行する。そして塔
体21内では、上段側のゲート25を開いて一次予熱ず
みのスクラップS1 を下段側の予熱室26b内へ装入し
てスクラップS2 とし、新たなスクラップS1 を上段側
の予熱室26a内へ装入し、上記と同様にして排ガスG
による各スクラップS1 ,S2 の予熱と、炉体2内への
予熱ずみスクラップの追装をおこなう。
【0027】塔体21からスクラップキャッチャ50内
へ流入する排ガス流中には、スクラップの破片や小片が
混入しており、特に上記のゲート25の開閉による予熱
室26aから予熱室26bへのスクラップの移送時など
に上記スクラップの破片や小片がフィンガー28間から
落下しやすいが、これらの破片や小片はスクラップキャ
ッチャ50の本体51内に下降流として流入し、慣性お
よび重力により排ガス流から効率よく分離してスクラッ
プ溜部53内に堆積する。このようにして捕集された上
記スクラップの破片や小片Sは、開閉蓋54を開いて外
部へ取出すことができる。また塔体21内でのスクラッ
プ予熱に伴い未燃のCOが発生しても、スクラップキャ
ッチャ50の本体51内の空間がCO燃焼空間として機
能し、下流の排ガス排出路41側におけるCO爆発事故
を防止できる。
へ流入する排ガス流中には、スクラップの破片や小片が
混入しており、特に上記のゲート25の開閉による予熱
室26aから予熱室26bへのスクラップの移送時など
に上記スクラップの破片や小片がフィンガー28間から
落下しやすいが、これらの破片や小片はスクラップキャ
ッチャ50の本体51内に下降流として流入し、慣性お
よび重力により排ガス流から効率よく分離してスクラッ
プ溜部53内に堆積する。このようにして捕集された上
記スクラップの破片や小片Sは、開閉蓋54を開いて外
部へ取出すことができる。また塔体21内でのスクラッ
プ予熱に伴い未燃のCOが発生しても、スクラップキャ
ッチャ50の本体51内の空間がCO燃焼空間として機
能し、下流の排ガス排出路41側におけるCO爆発事故
を防止できる。
【0028】溶解炉1におけるスクラップの溶解が終了
し溶湯を出湯する場合は、排ガス口11部のシールリン
グ36を下降させるとともに炉蓋3の昇降装置による該
炉蓋と台車18の接続を解除して炉蓋3を台車18と切
離した状態とし、炉蓋3を炉体2と共に傾動させればよ
く、炉蓋3の排ガス口11とダクト31の排ガス取入口
35とは、前述のように端面が同心円状の円弧面を呈す
るので互いに衝突・干渉することはなく、炉体2および
炉蓋3の傾動および直立位置への復帰は支障なくおこな
える。
し溶湯を出湯する場合は、排ガス口11部のシールリン
グ36を下降させるとともに炉蓋3の昇降装置による該
炉蓋と台車18の接続を解除して炉蓋3を台車18と切
離した状態とし、炉蓋3を炉体2と共に傾動させればよ
く、炉蓋3の排ガス口11とダクト31の排ガス取入口
35とは、前述のように端面が同心円状の円弧面を呈す
るので互いに衝突・干渉することはなく、炉体2および
炉蓋3の傾動および直立位置への復帰は支障なくおこな
える。
【0029】上記のように溶解炉1からの排ガスは各予
熱室26a,26b内を下降流として流れこの間に排ガ
スは温度降下するので、スクラップ層の下側にあるゲー
ト25のフィンガー28は過熱されることがなく、フィ
ンガー28の損耗は少量に抑制され、水冷構造の場合の
フィンガーの水漏れ事故も防止でき、また冷却水量は少
なくて済むので、スクラップS1 を加熱した排ガスG1
は、フィンガー28部の通過によっても大量に奪熱され
ることなく予熱室26bに流入し、スクラップS2 の加
熱に寄与するので、高いスクラップの予熱効率が得られ
る。またスクラップ層の頂部が排ガスにより過熱され溶
融しても、その溶融物はスクラップ層内に留まりフィン
ガー28部に融着することもないので、該融着によるゲ
ート25の開閉不調事故をひきおこすこともない。
熱室26a,26b内を下降流として流れこの間に排ガ
スは温度降下するので、スクラップ層の下側にあるゲー
ト25のフィンガー28は過熱されることがなく、フィ
ンガー28の損耗は少量に抑制され、水冷構造の場合の
フィンガーの水漏れ事故も防止でき、また冷却水量は少
なくて済むので、スクラップS1 を加熱した排ガスG1
は、フィンガー28部の通過によっても大量に奪熱され
ることなく予熱室26bに流入し、スクラップS2 の加
熱に寄与するので、高いスクラップの予熱効率が得られ
る。またスクラップ層の頂部が排ガスにより過熱され溶
融しても、その溶融物はスクラップ層内に留まりフィン
ガー28部に融着することもないので、該融着によるゲ
ート25の開閉不調事故をひきおこすこともない。
【0030】また予熱位置Pにある塔体21は溶解炉1
の側方にあり、[従来の技術]の項で述べた従来例とは
異なり塔体21の下部が直接炉体2内に連通していない
ので、炉体2内からの輻射熱や火焔によって下段側のゲ
ート25のフィンガー28が過熱されることもない。ま
た予熱後のスクラップの炉体2への装入は、横行駆動装
置15により塔体21を所望の位置に移動させておこな
うことができ、特に塔体21をスクラップ溶解効率上最
も望ましい炉体2の中央部付近のスクラップ投入位置Q
に位置させておこなうことができるのである。
の側方にあり、[従来の技術]の項で述べた従来例とは
異なり塔体21の下部が直接炉体2内に連通していない
ので、炉体2内からの輻射熱や火焔によって下段側のゲ
ート25のフィンガー28が過熱されることもない。ま
た予熱後のスクラップの炉体2への装入は、横行駆動装
置15により塔体21を所望の位置に移動させておこな
うことができ、特に塔体21をスクラップ溶解効率上最
も望ましい炉体2の中央部付近のスクラップ投入位置Q
に位置させておこなうことができるのである。
【0031】この発明は上記の例に限定されるものでは
なく、たとえばゲート25を揺動式のかわりに水平直動
式のものとするなど、装置各部の具体的構造は上記以外
のものとしてもよい。また炉蓋3の開閉・移動は台車1
8によらず通常の炉蓋昇降・旋回装置など別途の手段に
よってもよく、またスクラップキャッチャ50は、その
形状によっては、排ガス出口55を本体51の頂壁部に
設けるなどしてもよい。
なく、たとえばゲート25を揺動式のかわりに水平直動
式のものとするなど、装置各部の具体的構造は上記以外
のものとしてもよい。また炉蓋3の開閉・移動は台車1
8によらず通常の炉蓋昇降・旋回装置など別途の手段に
よってもよく、またスクラップキャッチャ50は、その
形状によっては、排ガス出口55を本体51の頂壁部に
設けるなどしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜5記載の
発明によれば、ゲートのフィンガーは、スクラップ層の
下流側にあるので排ガスにより過熱されることがなく、
さらに溶解炉の炉体内からの輻射熱や火焔により過熱さ
れることもなく、フィンガーの損耗は少量に抑制され、
スクラップのフィンガー部への融着および該融着による
ゲートの開閉不調事故も防止できるとともに、塔体を横
行移動させることにより予熱後のスクラップを溶解炉の
炉体内の所望位置に装入して効率のよい溶解をおこなう
ことができる。
発明によれば、ゲートのフィンガーは、スクラップ層の
下流側にあるので排ガスにより過熱されることがなく、
さらに溶解炉の炉体内からの輻射熱や火焔により過熱さ
れることもなく、フィンガーの損耗は少量に抑制され、
スクラップのフィンガー部への融着および該融着による
ゲートの開閉不調事故も防止できるとともに、塔体を横
行移動させることにより予熱後のスクラップを溶解炉の
炉体内の所望位置に装入して効率のよい溶解をおこなう
ことができる。
【0033】また上記の効果に加えて、請求項2記載の
発明によれば、複数の予熱室に収容したスクラップを順
次下段側へ移送しつつ長時間にわたる排ガスとの接触に
より、スクラップを充分加熱昇温させることができ、高
い予熱効率が得られる。
発明によれば、複数の予熱室に収容したスクラップを順
次下段側へ移送しつつ長時間にわたる排ガスとの接触に
より、スクラップを充分加熱昇温させることができ、高
い予熱効率が得られる。
【0034】また上記の効果に加えて、請求項3記載の
発明によれば、溶解炉から排出された高温の排ガスを分
岐管部を経て各予熱室に直接供給することができ、この
排ガスの各予熱室への供給量の調整により、スクラップ
の量や加熱時間に応じて効率よくスクラップを所望の予
熱温度まで加熱することができる。
発明によれば、溶解炉から排出された高温の排ガスを分
岐管部を経て各予熱室に直接供給することができ、この
排ガスの各予熱室への供給量の調整により、スクラップ
の量や加熱時間に応じて効率よくスクラップを所望の予
熱温度まで加熱することができる。
【0035】また上記の効果に加えて、請求項4記載の
発明によれば、スクラップの量や予熱時間が変更になっ
た場合でも、ダンパにより各予熱室へ供給する排ガスの
風量を自由に調節して効率よくスクラップの予熱をおこ
なうことができる。
発明によれば、スクラップの量や予熱時間が変更になっ
た場合でも、ダンパにより各予熱室へ供給する排ガスの
風量を自由に調節して効率よくスクラップの予熱をおこ
なうことができる。
【0036】また上記の効果に加えて、請求項5記載の
発明によれば、塔体から流出した予熱後の排ガス中に混
在するスクラップの破片や小片を効率よく除去して、こ
れらの破片や小片に起因する排ガス排出路のダクトや冷
却塔の閉塞事故、フィルタの破損事故、吸引用送風機の
異常振動事故などの、排ガス排出系の各種事故を防止で
き、これらの事故による運転の中断がなく稼動率が高く
保守が容易なスクラップ予熱装置が得られる。
発明によれば、塔体から流出した予熱後の排ガス中に混
在するスクラップの破片や小片を効率よく除去して、こ
れらの破片や小片に起因する排ガス排出路のダクトや冷
却塔の閉塞事故、フィルタの破損事故、吸引用送風機の
異常振動事故などの、排ガス排出系の各種事故を防止で
き、これらの事故による運転の中断がなく稼動率が高く
保守が容易なスクラップ予熱装置が得られる。
【図1】この発明の実施の形態の一例を示すスクラップ
予熱装置と溶解炉の縦断面図である。
予熱装置と溶解炉の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図(但しスクラップを除い
た状態)である。
た状態)である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
1…溶解炉、2…炉体、11…排ガス口、15…横行駆
動装置、17…レール、18…台車、21…塔体、22
…スクラップ装入口、23…スクラップ排出口、25…
ゲート、26a…予熱室、26b…予熱室、28…フィ
ンガー、31…ダクト、32a…分岐管部、32b…分
岐管部、34a…ダンパ、34b…ダンパ、35…排ガ
ス取入口、41…排ガス排出路、50…スクラップキャ
ッチャ、52…排ガス吸引口、53…スクラップ溜部、
55…排ガス出口、60…スクラップ予熱装置、P…予
熱位置、Q…スクラップ投入位置。
動装置、17…レール、18…台車、21…塔体、22
…スクラップ装入口、23…スクラップ排出口、25…
ゲート、26a…予熱室、26b…予熱室、28…フィ
ンガー、31…ダクト、32a…分岐管部、32b…分
岐管部、34a…ダンパ、34b…ダンパ、35…排ガ
ス取入口、41…排ガス排出路、50…スクラップキャ
ッチャ、52…排ガス吸引口、53…スクラップ溜部、
55…排ガス出口、60…スクラップ予熱装置、P…予
熱位置、Q…スクラップ投入位置。
Claims (5)
- 【請求項1】 スクラップ装入口を上端部にそなえスク
ラップ排出口を下端部にそなえた塔体を、横行駆動装置
により、溶解炉の炉体の上方のスクラップ投入位置と、
該炉体の上部側方の予熱位置との間を横行自在に支持
し、前記塔体内に、閉鎖時に該塔体内に突出してスクラ
ップを保持する通気性を有し開閉自在なゲートを設置し
て前記ゲートの上側に予熱室を形成させ、前記塔体が前
記予熱位置にあるとき前記溶解炉の排ガス口に対向する
排ガス取入口を下端部に有するダクトを、前記予熱室の
側壁部に接続し、排ガス排出路に接続される排ガス吸引
口を、前記予熱位置にある前記塔体の前記スクラップ排
出口に対向して配設したことを特徴とするスクラップ予
熱装置。 - 【請求項2】 前記ゲートが前記塔体内に上下に間隔を
おいて複数段にわたって設置され、これら各ゲートの上
側にそれぞれ予熱室を形成して、前記ダクトを少なくと
も最上段の予熱室の側壁部に接続した請求項1記載のス
クラップ予熱装置。 - 【請求項3】 前記ダクトの分岐管部を各予熱室の側壁
部に接続した請求項2記載のスクラップ予熱装置。 - 【請求項4】 前記分岐管部に風量調節用のダンパを設
けた請求項3記載のスクラップ予熱装置。 - 【請求項5】 下部にスクラップ溜部を有し上部に排ガ
ス出口を有する容器状のスクラップキャッチャの頂部
に、前記排ガス吸引口を設け、前記排ガス出口に前記排
ガス排出路を接続した請求項1または2または3または
4記載のスクラップ予熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11655797A JPH10300366A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | スクラップ予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11655797A JPH10300366A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | スクラップ予熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300366A true JPH10300366A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14690071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11655797A Pending JPH10300366A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | スクラップ予熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10300366A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038589A1 (de) * | 1999-11-25 | 2001-05-31 | Sms Demag Ag | Verfahren und vorrichtung zum vorwärmen und zum kontinuierlichen einbringen einer charge in einen elektrolichtbogenofen |
| CN108645208A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-10-12 | 张会强 | 一种无引风机无换向阀废钢烘烤系统 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP11655797A patent/JPH10300366A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038589A1 (de) * | 1999-11-25 | 2001-05-31 | Sms Demag Ag | Verfahren und vorrichtung zum vorwärmen und zum kontinuierlichen einbringen einer charge in einen elektrolichtbogenofen |
| CN108645208A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-10-12 | 张会强 | 一种无引风机无换向阀废钢烘烤系统 |
| CN108645208B (zh) * | 2018-07-12 | 2023-11-10 | 张会强 | 一种无引风机无换向阀废钢烘烤系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1041557C (zh) | 具有两个并列的熔炼炉熔炼设备 | |
| ES2299421T3 (es) | Precalentamiento, fusion, refinado y colada de carga continua. | |
| US7374716B2 (en) | Metallurgical oven and a material basket for a metallurgical oven | |
| CA2055841C (en) | Apparatus for continuous copper smelting | |
| JP2000516699A (ja) | アーク炉を有する製錬装置 | |
| US5390212A (en) | Installation for producing molten metal in an electric furnace | |
| CN102362137B (zh) | 电弧炉 | |
| JPH10300366A (ja) | スクラップ予熱装置 | |
| US5416792A (en) | Preheat system | |
| JPH10300365A (ja) | スクラップ予熱装置 | |
| US3604376A (en) | Electric furnace ventilation and gas cooling cleaning system | |
| JP2002526739A (ja) | 鋼を製造する直流アーク炉及びこれに対する方法 | |
| JP3826454B2 (ja) | 電気炉のスクラップ炉頂予熱装置 | |
| JPH0755362A (ja) | スクラップの装入方法 | |
| KR20170117677A (ko) | 황동의 용융 및 정련 일체형 시스템 | |
| JP2001525917A (ja) | アーク炉用装荷装置 | |
| RU2732257C1 (ru) | Роторная наклонная печь | |
| JP3536365B2 (ja) | スクラップ予熱装置 | |
| US5380353A (en) | Copper smelting apparatus | |
| RU2796999C1 (ru) | Вращающаяся барабанная плавильная печь для переработки отходов цветных металлов | |
| JPH08136138A (ja) | 直流ア−ク炉 | |
| JPH0227595B2 (ja) | Yonetsuyokaisochi | |
| JPS5922475Y2 (ja) | 製鋼用原料予熱装置 | |
| JPH1129814A (ja) | アーク炉の装入材料予熱装置 | |
| CA2115603A1 (en) | Dross processing apparatus |