JPH10301026A - 回折光学素子を有した光学系 - Google Patents
回折光学素子を有した光学系Info
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- JPH10301026A JPH10301026A JP12633697A JP12633697A JPH10301026A JP H10301026 A JPH10301026 A JP H10301026A JP 12633697 A JP12633697 A JP 12633697A JP 12633697 A JP12633697 A JP 12633697A JP H10301026 A JPH10301026 A JP H10301026A
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Abstract
の変形による光学特性の変化を補正した回折光学素子を
有した光学系を得ること。 【解決手段】 入射波面を所定の波面に変換する周期的
構造を有する回折格子を基板面上に設けた回折光学素子
と該回折光学素子を光学系中に配置したときの該回折光
学素子の変形後の光学特性の変化を補正する為の補正用
光学素子とを有していること。
Description
た光学系に関し、例えば回折光学素子としてバイナリ型
の回折光学素子を用い、該バイナリ型の回折光学素子
(以下「回折光学素子」ともいう。)を光学系中に配置
したときの自重変形や鏡筒おさえ変形等による光学性能
の低下を非球面を用いて補正することによって光学性能
を良好に維持するようにした各種の光学系に好適なもの
である。
素子を用いた光学系が種々と提案されている。回折光学
素子としては、例えばフレネルゾーンプレート、回折格
子、ホログラム等が知られている。
面に変換する光学素子として用いられている。この回折
光学素子は屈折型レンズにはない特長を持っている。例
えば、屈折型レンズと逆の分散値を有すること、実質的
には厚みを持たないので光学系がコンパクトになること
等の特長を持っている。
型の形状にするとその作製に半導体素子の製造技術が適
用可能となり、微細なピッチも比較的容易に実現するこ
とができる。この為、ブレーズド形状を階段形状で近似
したバイナリ型の回折光学素子に関する研究が最近盛ん
に進められている。
である。同図のバイナリ型の回折光学素子は図8(A)
に示す平凸型屈折型レンズ201の形状に対し、波長の
整数倍の光路差を与える部分を取り除き、図8(B)に
示すような断面形状を有する回折光学素子(フレネルレ
ンズ)202を、更に波長の数分の一の厚さで形状を量
子化して図8(C)のように階段状の形状構造で近似す
ることによって回折光学素子204を作製している。
であり、その表面に微細な形状を有する回折光学素子2
02,204が形成されている。
光学素子の製造方法の説明図である。図中、300は透
明なガラス基板(屈折率:n)、301はレジスト、3
02は第1の露光に用いるためのマスク、303は露光
光を表す。尚ここでは、レジスト301としてはポジ型
を仮定している。
パターンが露光光303によってレジスト301上に転
写される。プロセスBにおいてはレジスト301の現像
が行なわれ、プロセスCにおいてはガラス基板300へ
のエッチングが行われる。そしてプロセスDにおいて、
基板300上の不要なレジストを除去することによっ
て、2段構造のバイナリ型回折光学素子が完成する。
の回折光学素子を使用する際の波長をλとして、 d1=λ/2(n−1) により決定される。
が形成されたガラス基板300に対して改めてレジスト
304を塗布し、プロセスEにおいてマスク305を用
いた第2の露光を行う。マスク305上のパターンはマ
スク302のパターンの半分のピッチを有しており、そ
の遮光部の端を2段バイナリ構造の端に正確に位置合わ
せをして露光を行うことにより、プロセスFにおける現
像処理の後は図示するようなレジストパターンが形成さ
れる。
グを行ない、プロセスHにおいて不要レジストの除去を
行うことにより、4段バイナリ型の回折光学素子が完成
する。ここで2回目のエッチングにおけるエッチング深
さd2は d2=λ/4(n−1) により決定される。
が、上記のプロセスを繰り返すことで、8段,16段構
造のバイナリ型の回折光学素子が作製可能なことは周知
のとおりである。
階段の段数が2n (n:自然数)に限られてしまうが、
使用するマスクの数とパターン線幅を自由に選択するこ
とによって、任意の段数から成るバイナリ型の回折光学
素子を作製することが可能になる。
回折効率はある程度低下するが、8段の近似で約95
%、16段近似で約99%の回折効率が得られ、実用上
は問題なく使用できる。
の一部に用いると前述した各種の利点が得られる。しか
しながら、このようなバイナリ型の回折光学素子の基板
形状は製作の容易さから平行平面板を用いる場合が多
く、概してその基板の厚みは薄い、また光学系中で用い
られる場合、瞳近傍に配置されることが多く、NAの増
大等の要請により回折光学素子の有効径が非常に大きく
なる場合がある。このように回折光学素子の有効径が大
きく基板の厚さが薄い場合には、自重変形により結像性
能の劣化が起こることが懸念される。
用いたときに、該回折光学素子の変形による結像性能の
劣化を補正し、光学性能を良好に維持することができる
ようにした回折光学素子を有した光学系の提供を目的と
する。
有した光学系は、 (1-1) 入射波面を所定の波面に変換する周期的構造を有
する回折格子を基板面上に設けた回折光学素子と該回折
光学素子を光学系中に配置したときの該回折光学素子の
変形後の光学特性の変化を補正する為の補正用光学素子
とを有していることを特徴としている。
期的構造を有する回折格子を基板面上に設けた回折光学
素子と該回折光学素子の自重変形又は鏡筒おさえの変形
に伴う光学特性の変化を補正する為の補正用光学素子と
を有していることを特徴としている。
断面図である。図中、101は回折光学素子であり、透
明基板104に形成している。102は補正用光学素子
であり、回折光学素子101の自重による光学特性の変
化を補正している。補正用光学素子102は透明基板1
06上に光軸105に対して回転対称に非球面103を
形成した構成より成っている。
力)を有する回折光学素子101(以下「回折基板」と
もいう。)が自重変形や鏡筒おさえ変形等の変形を起こ
した場合に発生する諸収差を、その近傍に配置した非球
面を有する補正用光学素子102で補正し、良好なる光
学性能を維持することにある。
学系の特徴について説明する。まず、簡単なモデルを用
いて基板の自重変形量を求める。薄い円板に対して面に
垂直な方向に一様な荷重がかかった場合の変形は、理論
的に得られる公式を用いて計算することができる。ここ
では、周辺部単純支持(滑り拘束なし)の簡単な場合に
ついて変形量を求めることとする。
薄い円板401(平行平面板)を示している。ここで、
aは光軸105からの距離、即ち円板401の半径(m
m)であり、tはその厚さ(mm)である。また図2
(B)は変形後の薄い円板404の様子を示しており、
wは厚さt方向の変形量(mm)を示している。
る変形量wは以下の式により求められることが知られて
いる。
[無次元量],p:単位面積当たりの荷重[N/mm
2 ],a:円板の半径[mm],t:厚さ[mm],
h:半径座標[mm] ここで自重変形に議論を限定すれば、単位面積当たりの
荷重pはρ[kg/mm3 ]を密度として p=9.81ρt[N/mm2 ]‥‥‥式(2) で与えられる。
関数として次のように表される。
tをt=1[mm]として式(4)の係数を求めると、
以下のようになる。
状が変化する影響のみを考慮することとし、回折光学素
子としての位相分布関数の変化については無視してい
る。その理由は、重力と直交する方向の自重変形量は通
常、重力方向の変化量に比較して無視できるレベルとな
るからである。例えば、図3(B)に示すように、自重
変形後の回折光学素子502は、図3(A)の自重変形
前の回折光学素子101の位相分布関数のピッチと略同
一のピッチを有する(例えばピッチp)ものとなってい
る。即ち、変形の前後で輪帯境界の半径方向rの位置が
不変であることに対応している。
の自重変形は考えないため、光学系中における回折光学
素子の変形の影響は、基板104の面形状の変化及び基
板104前後の面間隔の変化として現われてくる。ここ
で、図3に示すように回折光学素子101の両面をs,
s+1にて表わし、回折光学素子101はs面(本実施
形態ではs=1)に形成されているとする。さらに図1
に示すように回折光学素子101の基板104と補正用
光学素子102と面間隔をds+1で表すこととする。
以下の非球面の一般式にて表わす。
標、k,A,B‥‥は各々非球面係数である。
重変形後の面形状xは以下のように表せる。
形による最大の変位量(α1)と直接結び付けて考える
ことができる。
素子の面変形量W及び面間隔ds+1の変化量Δdsが
求められる。この面変形及び面間隔変化に伴う結像性能
変化を補正するように、回折光学素子の近傍に予め或い
は自重変形後に非球面を有する補正用光学素子102を
配置し、該非球面量を適切に設定することによって自重
変形の影響を防いでいる。
す。尚、図4は本実施形態における光学系の概略図を示
している。同図において601は回折光学素子、602
は補正用光学素子、603は光軸である。また604は
補正用光学素子602の非球面導入面である。また60
5は軸上光束を示している。
い状態での、光学系の諸データを(数値例1)に示す。
その結像性能を図5(A)に示す。同図は球面収差を表
わしている。この場合、回折光学素子601の基板は平
行平面板であり、自重のための変形は考慮されていな
い。また、補正用光学部材602の非球面も導入されて
いないものとしている。尚、数値例中の位相分布関数の
係数は、以下の式にて定義している。
・h6 +a4・h8 +‥‥ g(h)=2π/λ・f(h) ここで、f(h)は光路長関数、g(h)は位相分布関
数、 a1,a2,a3,a4,‥‥:位相多項式の係数 λ:波長 (数値例1) 物体距離=無限遠,λ=248nm i ri di 1 0 1.0 n=石英 2 0 5.0 3 0 10.0 n=石英 4 0 回折光学素子の位相分布関数の係数 i a1 a2 a3 a4 1 -0.00333 0.359917e-7 -0.74132e-12 0.140112e-16 次に、回折光学素子601に自重変形があり、その影響
による結像性能の劣化が補正用光学素子602に設けた
非球面により補正されていない状態を考える。この場合
の光学系の諸データを(数値例2)に、また結像性能を
図5(B)に示す。即ち、式(4),(8)等に従っ
て、回折光学素子601及び、面間隔ds+1が変形及
び変化している。また補正用光学素子602の非球面は
導入されていないとしている。このとき図5(B)を見
て分かるように、回折光学素子の自重変形によって球面
収差が悪化している。
その近傍に配置された補正用光学素子602の一面60
4に非球面を施して、結像性能を補正したときの光学系
の諸データを(数値例3)に、また球面収差図を図5
(C)に示す。同図から明かのように回折光学素子60
1の自重変形の影響を十分に補正できていることが分か
る。
2の要部概略図である。図6(A)は図1における補正
用光学素子102の裏面に非球面を加工したもの、図6
(B)は補正用光学素子を複数枚配置した場合の概略図
をそれぞれ示している。
ている状態の回折光学素子、802,811は補正用光
学素子を示す。また、805は光軸、803,806,
807は非球面部分、804,807,809は補正用
光学素子の基板部分を示している。
わない。又、非球面は光軸に対して回転対称であると限
定したわけではなく、回折光学素子の変形を補正する形
状であればどのような非球面形状でも構わない。また、
以上の実施形態のような構成を、ある光学系中の一部に
適用しても前述と同様の効果が得られる。例えば、ある
結像光学系中に回折光学素子が配置されている近傍に、
回折光学素子の自重変形による影響をキャンセルするよ
うな補正用光学素子を配置することにより、以上の実施
形態と同様の結像性能劣化に対する補正効果が得られ
る。
回折光学素子を取り上げたが、光学系中で負の屈折力を
有していても構わない。
学素子の変形として「自重変形」を挙げたが、回折光学
素子の基板変形(例えば鏡筒のおさえによる変形)を補
正するにも同様に適用することができる。
系を半導体素子製造用の投影露光装置に適用したときの
実施形態3の要部概略図である。同図においては、照明
系ERからの露光光で照明されたレチクルRに設けた回
路パターンを投影光学系TLによってウエハW面上に投
影している。ここで投影光学系TLは回折光学素子と補
正用光学素子とを有する光学系BOを有している。そし
てウエハWを公知の現像処理工程を介して半導体デバイ
スを製造している。
定することによって、回折光学素子を光学系の一部に用
いたときに、該回折光学素子の変形による結像性能の劣
化を補正し、光学性能を良好に維持することができるよ
うにした回折光学素子を有した光学系を達成することが
できる。
の説明図
基板
Claims (3)
- 【請求項1】 入射波面を所定の波面に変換する周期的
構造を有する回折格子を基板面上に設けた回折光学素子
と該回折光学素子を光学系中に配置したときの該回折光
学素子の変形後の光学特性の変化を補正する為の補正用
光学素子とを有していることを特徴とする回折光学素子
を有した光学系。 - 【請求項2】 入射波面を所定の波面に変換する周期的
構造を有する回折格子を基板面上に設けた回折光学素子
と該回折光学素子の自重変形又は鏡筒おさえの変形に伴
う光学特性の変化を補正する為の補正用光学素子とを有
していることを特徴とする回折光学素子を有した光学
系。 - 【請求項3】 前記補正用光学素子は非球面を有してい
ることを特徴とする請求項1又は2の回折光学素子を有
した光学系。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12633697A JP3703251B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 回折光学素子を有した光学系 |
| US09/362,698 US6829091B2 (en) | 1997-02-07 | 1999-07-29 | Optical system and optical instrument with diffractive optical element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12633697A JP3703251B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 回折光学素子を有した光学系 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10301026A true JPH10301026A (ja) | 1998-11-13 |
| JP3703251B2 JP3703251B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=14932664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12633697A Expired - Fee Related JP3703251B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-04-30 | 回折光学素子を有した光学系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3703251B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6285512B1 (en) | 1998-04-23 | 2001-09-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens barrel having deformed optical element, and projection including same |
| WO2012077350A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | パナソニック株式会社 | 回折格子レンズ、それを用いた撮像用光学系および撮像装置 |
| WO2012077351A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | パナソニック株式会社 | 回折格子レンズの設計方法および製造方法 |
| JP2019153704A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 大日本印刷株式会社 | 描画データ生成装置、レジストパターンの形成方法及び凹凸構造体の製造方法 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP12633697A patent/JP3703251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US6563652B2 (en) | 1998-04-23 | 2003-05-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens barrel and projection aligner |
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| US9103981B2 (en) | 2010-12-10 | 2015-08-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Method for designing and method for manufacturing diffraction-grating lens |
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